JP6382314B2 - ヘルメット対応空調服 - Google Patents

ヘルメット対応空調服 Download PDF

Info

Publication number
JP6382314B2
JP6382314B2 JP2016537677A JP2016537677A JP6382314B2 JP 6382314 B2 JP6382314 B2 JP 6382314B2 JP 2016537677 A JP2016537677 A JP 2016537677A JP 2016537677 A JP2016537677 A JP 2016537677A JP 6382314 B2 JP6382314 B2 JP 6382314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helmet
air
guide sheet
clothing
attachment means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016537677A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016016996A1 (ja
Inventor
市ヶ谷 弘司
弘司 市ヶ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SFT Laboratory Co Ltd
Original Assignee
SFT Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SFT Laboratory Co Ltd filed Critical SFT Laboratory Co Ltd
Publication of JPWO2016016996A1 publication Critical patent/JPWO2016016996A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6382314B2 publication Critical patent/JP6382314B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/002Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with controlled internal environment
    • A41D13/0025Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with controlled internal environment by means of forced air circulation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • A41D1/002Garments adapted to accommodate electronic equipment
    • A41D1/005Garments adapted to accommodate electronic equipment with embedded cable or connector
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/003Helmet covers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/28Ventilating arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2200/00Components of garments
    • A41D2200/20Hoods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/28Ventilating arrangements
    • A42B3/286Ventilating arrangements with forced flow, e.g. by a fan

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

本発明は、身体又は下着の表面に略平行な空気の流れを発生させることにより身体を冷却すると共にヘルメットの着用時に空気をそのヘルメット内に送り込んでヘルメット内を換気するためのヘルメット対応空調服に関するものである。
近年、身体又は下着の表面と略平行に大量の外気を流通させることにより身体から出た汗を蒸発させる空調服が実用化されている。空調服の原理や構造についての詳しい説明は、例えば特許文献1に詳細に記載されている。また、空調服を着用する者の多くはヘルメットも着用しているが、この場合、空調服を着用することにより、身体の蒸れは解消されるが、ヘルメット着用時の頭部の蒸れは解消することはできない。
また、近年、安全規格を満たした既存の作業用ヘルメットに送風機能を付加するための装置が実用化されている。かかる装置は、ヘルメットの外側の縁に送風機を取り付け、その送風機により取り込んだ外気を導入管によりヘルメット内に送り込むように構成されている。
特開2005−54299号公報
しかしながら、上記の作業用ヘルメットに送風機能を付加するための装置には、次のような性能上の大きな問題がある。第一に、当該装置はヘルメットに直接取り付けられるものであるため、重量の点であまり大きな送風機を有するものを用いることができない。このため、大量の空気をヘルメット内に送り込むことができず、頭部の蒸れを十分に解消することはできない。第二に、導入管はヘルメットと頭部との隙間に設けられるため、その導入管の断面積はあまり大きくすることができない。このため、ヘルメット内を十分に換気するには、風速を大きくして、大量の空気をヘルメット内に送り込む必要がある。しかし、消費電力は風速の二乗に比例するので、風速を大きくすれば、たちまち電池を消費してしまう。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、身体の蒸れのみならず、ヘルメット着用時における使用者の頭部の蒸れも十分に解消することができるヘルメット対応空調服を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための本発明は、ヘルメットの着用時と非着用時との双方で使用することができるヘルメット対応空調服であって、身体のうち少なくとも上半身を覆う服本体と、服本体に取り付けられた、空気を外部から取り込むことにより服本体と身体又は下着との間に空気流通路を形成し、その空気流通路内に空気の流れを強制的に生じさせる一又は複数の送風手段と、使用者の首後部と服本体の襟後部との間に形成された、空気流通路内を流通してきた空気を噴出する噴出部と、服本体の襟後部に連なるように設けられた、噴出部から噴出する空気を使用者の首後部及び後頭部に沿って案内してヘルメットに導くための案内シートと、案内シートの先端部に設けられた、案内シートをヘルメットに取り付けるための取付手段と、を備え、送風手段を用いて空気流通路内に空気を流通させることによりその流通する空気が身体から出た汗を気化させる際にその気化熱により身体を冷却すると共に、ヘルメットの着用時に、噴出部から噴出する空気を、案内シートによりヘルメットに導いて、ヘルメットの内縁と使用者の頭部との間に形成される空気導入口からヘルメット内に導入することにより、ヘルメット内を換気することを特徴とするものである。
本発明に係るヘルメット対応空調服では、送風手段を用いて空気流通路内に空気を流通させることにより、その流通する空気が身体から出た汗を気化させ、その汗が気化する際の気化熱により使用者の身体を冷却することができる。しかも、案内シートを服本体の襟後部に連なるように設けていることにより、ヘルメットの着用時には、噴出部から噴出する空気を、案内シートの内側において使用者の首後部及び後頭部に沿ってヘルメットに導くことができる。このため、案内シートの内側を流通する空気により使用者の首後部及び後頭部から出た汗を気化して、その首後部及び後頭部を冷却することができると共に、ヘルメットに導かれた空気をヘルメット内に効率よく導入して、ヘルメット内を換気することができるので、使用者の頭部の蒸れを十分に解消することができる。
本発明に係るヘルメット対応空調服によれば、ヘルメットの着用時に、案内シートの内側を流通する空気により使用者の首後部及び後頭部から出た汗を気化して、その首後部及び後頭部を冷却することができると共に、ヘルメットに導かれた空気をヘルメット内に効率よく導入して、ヘルメット内を換気することができるので、使用者の頭部の蒸れを十分に解消することができる。
図1(a)は本発明の第一実施形態であるヘルメット対応空調服の概略背面図、図1(b)はそのヘルメット対応空調服の概略側面図、図1(c)はそのヘルメット対応空調服の概略A−A矢視方向概略部分断面図である。 図2はそのヘルメット対応空調服における空気の流れを説明するための図である。 図3はそのヘルメット対応空調服における噴出部を説明するための図である。 図4は使用者が一般的な作業用のヘルメットを着用したときの様子を示す概略側面図である。 図5は第一実施形態のヘルメット対応空調服における取付手段の変形例を示す概略正面図である。 図6(a)は本発明の第二実施形態であるヘルメット対応空調服の概略背面図、図6(b)はそのヘルメット対応空調服の概略側面図、図6(c)はそのヘルメット対応空調服の概略B−B矢視方向概略部分断面図である。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための形態について説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。図1(a)は本発明の第一実施形態であるヘルメット対応空調服の概略背面図、図1(b)はそのヘルメット対応空調服の概略側面図、図1(c)はそのヘルメット対応空調服の概略A−A矢視方向概略部分断面図である。また、図2はそのヘルメット対応空調服における空気の流れを説明するための図、図3はそのヘルメット対応空調服における噴出部を説明するための図である。
第一実施形態のヘルメット対応空調服は、ヘルメットの着用時と非着用時の双方で使用することができる。このヘルメット対応空調服1は、図1、図2及び図3に示すように、服本体10と、二つの送風手段20,20と、空気排出部30と、電源手段(不図示)と、電源ケーブル(不図示)と、噴出部60と、案内シート70と、案内シート70をヘルメット110に取り付けるための取付手段80とを備える。尚、図1にはヘルメット110を着用しているときのヘルメット対応空調服1の使用態様が示され、図2及び図3にはヘルメットを着用していないときのヘルメット対応空調服1の使用態様が示されている。
服本体10は、通気性の小さな又は通気性の無いシート状素材で、上半身及び腕部を覆うような形状に形成されている。この服本体10の裾部11には、例えばゴム等、伸縮性のある部材が取り付けられている。これにより、服本体10の裾部11は絞り込まれて身体又は下着に密着するようになる。また、服本体10の前側には、開閉手段としてのファスナー(不図示)が設けられている。このファスナーは、服本体10を着用する際にその前部を開閉するためのものである。
送風手段20は、空気を外部から取り込むことにより服本体10と身体又は下着との間に空気流通路を形成し、その空気流通路内に空気の流れを強制的に生じさせるものである。二つの送風手段20,20は、服本体10の下部であって左右の側部に取り付けられる。ここで、送風手段20としては、プロペラを有するファンを用いている。
また、服本体10の内側には、電源手段を収納するための内ポケット(不図示)が設けられている。電源手段は、二つの送風手段20,20に電力を供給するためのものである。電源手段としては、例えばバッテリーを内蔵した電源装置を用いている。電源手段と二つの送風手段20,20とは電源ケーブルにより電気的に接続されている。
空気排出部30は、服本体10と身体又は下着との間の空間(空気流通路)内を流通する空気を外部に排出するためのものである。具体的には、服本体10における袖口部と首周り部とが空気排出部30の役割を果たしている。
第一実施形態のヘルメット対応空調服1は、ヘルメットの着用時に使用するだけでなく、ヘルメットを着用していないときにも使用することができる。ヘルメットを着用しない場合、使用者が、服本体10を着用し、ファスナーを閉じた後、二つの送風手段20,20を作動させると、図2に示すように、外部の空気が二つの送風手段20,20から服本体10内に取り込まれる。そして、その取り込まれた空気は、空気流通路内を身体と略平行に上方に流通し、空気排出部30である首周り部と袖口部から排出される。かかる空気が空気流通路内を流通する間に身体から出た汗を気化させ、その汗が気化する際の気化熱により体表面の温度を下げることができる。したがって、ヘルメット対応空調服1がその冷却機能を効率よく作用することができるようにするには、空気流通路内を流通してくる空気が空気排出部30から受ける抵抗を小さくし、大量の空気を身体と略平行に流通させる必要がある。そのための一つの手段として、服本体10には、図3に示すように、使用者の首後部と服本体10の襟後部12との間隔を広げたり狭めたりするための一組の調整紐13が設けられている。各調整紐13の端部は、服本体10の襟後部12の内表面に取り付けられている。一組の調整紐13を結び、その長さを適正に調整することにより、首後部と襟後部12との間に形成される開口部の大きさを適正なものとすることができる。この大きな開口部から、空気流通路内を流通してきた大量の空気を上方に噴出させることができる。首後部と襟後部12との間に形成される開口部は空気排出部30の一つであるが、本発明における噴出部60でもある。
ヘルメット対応空調服1を着用して一般的な作業を行う場合、調整紐13の長さを調整して、噴出部60の面積を約10cmに設定している。また、二つの送風手段20,20の回転速度を調整して、約20リットル/秒の空気を外部から服本体10内に取り込むことにしている。このとき、二つの送風手段20,20から取り込まれた約20リットル/秒の空気のうち、約12リットル/秒の空気が袖口部や首前部から排出され、残り約8リットル/秒の空気が噴出部60から排出されることになる。
ヘルメット対応空調服1を着用する者の大半はヘルメットの着用者でもある。したがって、服本体10の噴出部60から噴出する空気を有効にヘルメット内に取り込めれば、ヘルメット対応空調服1を着用する者はヘルメットの蒸れの問題からも開放され、さらに噴出した空気は首後部に沿って流れるため、首後部及び後頭部も冷却することができる。第一実施形態のヘルメット対応空調服1は、案内シート70及び取付手段80を備えることにより、服本体10の噴出部60から上方に噴出する空気を首後部に沿ってヘルメット内に取り込むことができるようになっている。すなわち、このヘルメット対応空調服1は、ヘルメット内を換気する機能を備えている。
尚、ヘルメット対応空調服1は、服本体10内に取り込んだ空気が服本体10を膨らませ、服本体10が膨らむことにより服本体10と身体又は下着との間に空気流通路が形成されるように設計されている。このため、特に、服本体10の背部においては身体からかなり離れた部分にも空気が流通し、この空気は身体から出た汗を蒸発させるのにあまり寄与していない。したがって、噴出部60から噴出する空気は、温湿度の点であまり劣化しておらず、身体から出た汗を蒸発させるのに未だ十分に有効な状態にある。
案内シート70は、噴出部60から噴出する空気を使用者の首後部及び後頭部に沿って案内してヘルメット110に導くためのものである。この案内シート70の一端は服本体10の襟後部12に連なっている。すなわち、服本体10と案内シート70とは一体化されている。実際、案内シート70の形状は、図1に示すように、レインコート等に設けられているフードから頭の上部を覆う部分を除去したような形状になっている。
一方、案内シート70の先端部には取付手段80が取り付けられている。この取付手段80は、案内シート70をヘルメット110に取り付けるためのものである。ここでは、取付手段80として、図2及び図3に示すように、伸縮性を有するループ状のベルトを用いている。図4は使用者が一般的な作業用のヘルメット110を着用したときの様子を示す概略側面図である。図4に示すように、一般的な作業用のヘルメット110には鍔111がある。取付手段80であるループ状のベルトは、図1(b)に示すように、ヘルメット110の鍔111に沿った側周部112に嵌め込まれる。
ところで、図4に示すように、ヘルメット110の外表面には通常、当該ヘルメット110を着用する者の名前、会社名、作業内容等の表記情報113が記されており、これらの表記情報113は安全作業等の点で重要である。第一実施形態では、取付手段80であるベルトの幅をなるべく小さくすることにより、ベルトができるだけ表記情報113を覆い隠さないようにしている。具体的には、取付手段80をヘルメット110に取り付けたときに取付手段80がヘルメット110の外表面を覆う割合が大きくてもヘルメット110の全外表面の20%であるように、取付手段80であるベルトのサイズを設計している。
上述したように、噴出部60は、使用者の首後部と服本体10の襟後部12との間に形成された開口部であり、空気流通路内を流通してきた空気は、この噴出部60を介して案内シート70の側に噴出することになる。第一実施形態では、服本体10と案内シート70とが一体化されているため、噴出部60の位置を明確に特定することはできないが、定義上は、使用者の首後部に対応する服本体10の部位を噴出部60として捉えることができる。
また、図1に示すように、服本体10の背上部であって送風手段20から噴出部60に至る部分には、服本体10の生地に弛みを持たせて形成された弛み部14が設けられている。ここで、弛み部14が設けられている部分は、図1(a)に示すように、服本体10の背上部において上下方向に長く伸びた範囲、すなわち服本体10の背中央部から案内シート70の中央部に至る範囲に及んでいる。具体的に、弛み部14の両端部は5本の弛み形成紐141により服本体10に縫い付けられている。これにより、送風手段20により外部の空気が服本体10内に取り込まれると、その取り込まれた空気により弛み部14は服本体10の外側に膨らむようになる。
次に、ヘルメット110の着用時におけるヘルメット対応空調服1の使用方法を説明する。
使用者は、まず、服本体10を着用し、次に、ヘルメット110をかぶる。その後、使用者は、ヘルメット対応空調服1における案内シート70を、首後部及び後頭部を覆うように持ち上げ、取付手段80であるループ状のベルトをヘルメット110の側周部112に嵌め込む。このように、使用者は案内シート70を簡単にヘルメット110に取り付けることができる。
送風手段20,20を作動させると、外部の空気が送風手段20,20からヘルメット対応空調服1の空気流通路内に取り込まれ、袖口部(空気排出部30)や噴出部60に向かって流通する。第一実施形態では、服本体10の背上部であって送風手段20から噴出部60に至る部分に弛み部14を設けているので、送風手段20,20を作動させたとき、弛み部14が膨らんで、この弛み部14に大量の空気を集めることができる。すなわち、弛み部14は、図1(c)に示すように、他の空気流通部の断面よりも大きな断面を有する導風路となる。このため、その集められた大量の空気を導風路としての弛み部14から噴出部60に導くことができる。また、案内シート70が服本体10の襟後部12に連なっているので、噴出部60から噴出される大量の空気を案内シート70に沿って効率よくヘルメット110に導いて、ヘルメット110の内縁と使用者の頭部との間に形成される空気導入口114(図4参照)からヘルメット110内に導入することができる。このように空気をヘルメット110内に導入することにより、ヘルメット110内を換気することができる。
尚、第一実施形態では、服本体10の背上部に弛み部14を設けたことにより、送風手段20,20を作動させたときに、噴出部20の面積として十分大きな面積を確保することができるので、ヘルメット対応空調服1には必ずしも調整紐13を設ける必要はない。
第一実施形態のヘルメット対応空調服では、送風手段を用いて空気流通路内に空気を流通させることにより、その流通する空気が身体から出た汗を気化させ、その汗が気化する際の気化熱により使用者の身体を冷却することができる。しかも、案内シートを服本体の襟後部に連なるように設けていることにより、ヘルメットの着用時に、噴出部から噴出する空気を、案内シートの内側において使用者の首後部及び後頭部に沿ってヘルメットに導くことができる。このため、案内シートの内側を流通する空気により使用者の首後部及び後頭部から出た汗を気化して、その首後部及び後頭部を冷却することができると共に、ヘルメットに導かれた空気をヘルメット内に効率よく導入して、ヘルメット内を換気することができるので、使用者の頭部の蒸れを十分に解消することができる。
また、第一実施形態では、服本体の背上部であって送風手段から噴出部に至る部分に、生地に弛みを持たせて形成された弛み部を設けていることにより、送風手段を作動して空気流通路内に空気を流通させると、弛み部が膨らんで、大量の空気を弛み部に集めることができるので、その集められた大量の空気を弛み部から噴出部に導いて、ヘルメット内に導入される空気量を増加させることができる。
更に、第一実施形態では、取付手段をヘルメットに取り付けたとき、取付手段がヘルメットの外表面を覆う割合が大きくてもヘルメットの全外表面の20%であることにより、ヘルメットの外表面に記された、当該ヘルメットを着用する者の名前や会社名等の表記情報が取付手段によって完全に覆い隠され、他者がその表示情報を認識することができないという事態を回避することができる。
尚、第一実施形態では、取付手段として伸縮性を有するループ状のベルトを用いた場合について説明したが、一般に、取付手段は、上記構成のものに限らず、ヘルメットの側周部に取り付けられ且つその側周部を締め付けることができるものであれば、どのような構成のものであってもよい。図5は第一実施形態のヘルメット対応空調服における取付手段の変形例を示す概略正面図である。この変形例の取付手段800は、図5に示すように、案内シート70の先端部においてその先端と略平行に配されたベルト810と、そのベルト81の両端部に設けられた二つの面状ファスナー(相互取着手段)820,820とを有する。ベルト810としては、透明な軟質塩化ビニル製のものを用いている。軟質塩化ビニル製のベルト810はヘルメットの表面によくなじんで密着するので、取付手段800をヘルメットに着実に装着することができる。しかも、ベルト810は透明であるので、取付手段800をヘルメットに装着したときにベルト810が表示情報に重なったとしても、他者はその表示情報を認識することができる。この点で、一般に、本発明のヘルメット対応空調服における取付手段は透明であることが望ましい。
また、取付手段としては、案内シートの先端部に設けられた、伸縮性を有する紐と、その紐の先端に取り付けられた二つのフック(相互取着手段)とを有するものを用いてもよい。この場合、紐をヘルメットの側周部に巻き付け、二つのフックを互いに取着することにより、案内シートをヘルメットに取り付けることができる。更に、取付手段としては、案内シートの先端部に設けられた、伸縮性を有するループ状の紐を用いてもよい。
また、上記図5に示す取付手段の変形例において、取付手段のベルトの長さを短くしてもよい。この場合には、ヘルメットの側部においてベルトの両端部に設けた面状ファスナーと対向する位置に予め面状ファスナーを設けておき、ベルトの端部に設けた面状ファスナーとヘルメットに設けた面状ファスナーとを取着することにより、案内シートをヘルメットに取り付けることができる。このように、取付手段の長さは必ずしもヘルメットの側周部を一周するような長さである必要はない。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態であるヘルメット対応空調服について説明する。図6(a)は本発明の第二実施形態であるヘルメット対応空調服の概略背面図、図6(b)はそのヘルメット対応空調服の概略側面図、図6(c)はそのヘルメット対応空調服の概略B−B矢視方向概略部分断面図である。尚、第二実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
第二実施形態のヘルメット対応空調服1aは、図6に示すように、服本体10と、二つの送風手段20,20と、空気排出部30と、電源手段(不図示)と、電源ケーブル(不図示)と、噴出部60と、案内シート70と、案内シート70をヘルメット110に取り付けるための取付手段80aとを備える。ここで、服本体10の背上部であって送風手段20から噴出部60に至る部分には、生地に弛みを持たせて形成された弛み部14aが設けられている。
この第二実施形態のヘルメット対応空調服1aが第一実施形態のものと異なる第一の点は、取付手段80aとして、案内シート70の先端に連なる、ヘルメットの着用時にヘルメットの略全体を覆う略半球面状の被覆部を用いた点である。したがって、取付手段80aと案内シート70とは全体としてフードを構成することになる。
ここで、このフードの端縁部には、図6(b)に示すように、フードの開口度を調整するフード調整紐91が設けられている。使用者は、ヘルメット110の上からフードを被った後、フード調整紐91を締める。フード調整紐91を適正に締めることにより、フードをヘルメット110に強固に取り付けることができると共に、ヘルメット110とフードとの間隔を狭めることができる。このため、ヘルメット110とフードとの間から空気が排出される量を減少させることができるので、噴出部60から噴出した空気をヘルメット110内に効率的に導入することができる。尚、フード調整紐91は省略可能である。
また、第二実施形態のヘルメット対応空調服1aが第一実施形態のものと異なる第二の点は、弛み部14aの縦の長さと略同一の縦の長さを有する略長方形状の弛み形成布142を服本体10に縫い付けることにより、弛み部14aを形成している点である。ここで、弛み形成布142の素材としては、目の粗いメッシュ素材を用いている。このように略長方形状の弛み形成布142を用いて弛み部14aを形成したことにより、弛み部14aが連続的に膨らんだ形状となるため、ヘルメット対応空調服1aの外観上の見栄えが向上する。
第二実施形態のヘルメット対応空調服は、上記第一実施形態のヘルメット対応空調服と同様の作用・効果を奏する。
[他の実施形態]
尚、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施形態では、服本体に二つの送風手段を設けた場合について説明したが、ヘルメットに導入する風量を増加させるため、服本体には、三つ以上の送風手段を設けるようにしてもよい。また、送風手段を一つだけ設けるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、服本体が上半身を覆う形状に形成されている場合について説明したが、例えば、服本体は上半身及び下半身を覆う形成に形成されていてもよい。一般に、服本体は、身体のうち少なくとも上半身を覆うものであれば、どのような形状のものであってもよい。
尚、上記の各実施形態では、主にヘルメットの着用時にヘルメット対応空調服を使用する場合について説明したが、当然、ヘルメットを着用しないときにも本発明のヘルメット対応空調服を使用することができる。この場合には、案内シートや取付手段を襟後部に垂らした状態で本発明のヘルメット対応空調服を使用すればよい。
以上説明したように、本発明に係るヘルメット対応空調服によれば、ヘルメットの着用時に、案内シートの内側を流通する空気により使用者の首後部及び後頭部から出た汗を気化して、その首後部及び後頭部を冷却することができると共に、ヘルメットに導かれた空気をヘルメット内に効率よく導入して、ヘルメット内を換気することができるので、使用者の頭部の蒸れを十分に解消することができる。したがって、本発明のヘルメット対応空調服は、特に作業現場等においてヘルメットを着用して作業を行う場合に使用するのに好適である。
1,1a ヘルメット対応空調服
10 服本体
11 裾部
12 襟後部
13 調整紐
14,14a 弛み部
141 弛み形成紐
142 弛み形成布
20 送風手段
30 空気排出部
60 噴出部
70 案内シート
80,80a,800 取付手段
810 ベルト
820 面状ファスナー(相互取着手段)
91 フード調整紐
110 ヘルメット
111 鍔
112 側周部
113 表記情報
114 空気導入口

Claims (7)

  1. ヘルメットの着用時と非着用時との双方で使用することができるヘルメット対応空調服であって、
    身体のうち少なくとも上半身を覆う服本体と、
    前記服本体に取り付けられた、空気を外部から取り込むことにより前記服本体と身体又は下着との間に空気流通路を形成し、その空気流通路内に空気の流れを強制的に生じさせる一又は複数の送風手段と、
    使用者の首後部と前記服本体の襟後部との間に形成された、前記空気流通路内を流通してきた空気を噴出する噴出部と、
    前記服本体の襟後部に連なるように設けられた、前記噴出部から噴出する空気を使用者の首後部及び後頭部に沿って案内して前記ヘルメットに導くための案内シートと、
    前記案内シートの先端部に設けられた、前記案内シートを前記ヘルメットに取り付けるための取付手段と、
    を備え、
    前記送風手段を用いて前記空気流通路内に空気を流通させることによりその流通する空気が身体から出た汗を気化させる際にその気化熱により身体を冷却すると共に、前記ヘルメットの着用時に、前記噴出部から噴出する空気を、前記案内シートにより前記ヘルメットに導いて、前記ヘルメットの内縁と使用者の頭部との間に形成される空気導入口から前記ヘルメット内に導入することにより、前記ヘルメット内を換気することを特徴とするヘルメット対応空調服。
  2. 前記取付手段は、前記案内シートの先端部に設けられた、伸縮性を有するループ状のベルト又は紐であることを特徴とする請求項1記載のヘルメット対応空調服。
  3. 前記取付手段は、前記案内シートの先端部においてその先端と略平行に配されたベルトと、前記ベルトの両端部に設けられた二つの相互取着手段とを有するものであることを特徴とする請求項1記載のヘルメット対応空調服。
  4. 前記取付手段を前記ヘルメットに取り付けたとき、前記取付手段が前記ヘルメットの外表面を覆う割合は大きくても前記ヘルメットの全外表面の20%であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のヘルメット対応空調服。
  5. 前記取付手段は透明であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のヘルメット対応空調服。
  6. 前記取付手段は、前記案内シートの先端に連なる、前記ヘルメットの着用時に前記ヘルメットの略全体を覆う被覆部であることを特徴とする請求項1記載のヘルメット対応空調服。
  7. 前記服本体の背上部であって前記送風手段から前記噴出部に至る部分には、前記服本体の生地に弛みを持たせて形成された弛み部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載のヘルメット対応空調服。
JP2016537677A 2014-07-31 2014-07-31 ヘルメット対応空調服 Active JP6382314B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/070215 WO2016016996A1 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 ヘルメット対応空調服

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018144688A Division JP6664443B2 (ja) 2018-08-01 2018-08-01 ヘルメット対応空調衣服の服本体及びヘルメット対応空調衣服

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016016996A1 JPWO2016016996A1 (ja) 2017-05-25
JP6382314B2 true JP6382314B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=55216936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016537677A Active JP6382314B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 ヘルメット対応空調服

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10306934B2 (ja)
EP (3) EP4218472A1 (ja)
JP (1) JP6382314B2 (ja)
CN (1) CN106659253B (ja)
ES (1) ES2953813T3 (ja)
WO (1) WO2016016996A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9999270B2 (en) * 2016-07-15 2018-06-19 Earl James Washingon Personal head and neck cooling cap
JP7097112B2 (ja) * 2017-08-24 2022-07-07 株式会社サンエス 冷却衣服
JP6380964B1 (ja) * 2017-12-28 2018-08-29 株式会社サンエス 冷却衣服
JP2020094302A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 ライターム株式会社 空調被服
CN210644878U (zh) * 2020-03-19 2020-06-02 深圳北极之光科技有限公司 一种主动净化防护服
JP7503793B2 (ja) 2021-08-06 2024-06-21 株式会社セフト研究所 ファン付きウェア

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE704407C (de) 1939-02-01 1941-03-29 Gerold Pfister Arbeiterschutzkleidung
US3468299A (en) * 1967-12-20 1969-09-23 Carl D Amato Air-conditioned garment
JPH0688488B2 (ja) * 1990-10-23 1994-11-09 豊治 藤本 ペルチェ電子素子型の可搬式エアコン及び換気性衣服
JPH10280211A (ja) * 1997-04-07 1998-10-20 Kandenko Co Ltd 活線作業用全天候型防護服及び装置
JP4329118B2 (ja) * 2003-08-01 2009-09-09 株式会社セフト研究所 冷却衣服
WO2005063065A1 (ja) 2003-12-25 2005-07-14 Seft Development Laboratory Co.,Ltd. 空調衣服
JP2005298986A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Seiko Epson Corp 表面圧力維持装置
JP2006132040A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Seft Dev Lab Co Ltd 空調衣服
JP4389110B2 (ja) 2006-08-29 2009-12-24 日本エアーテック株式会社 高濃度有害汚染物質防護服用清浄空気供給装置
CN201226848Y (zh) * 2008-04-22 2009-04-29 李政江 自动调温鞋、自动调温衣、自动调温帽
JP2009215695A (ja) * 2009-05-12 2009-09-24 Shogo Tsuchida 極小型エアコン
US9220306B2 (en) * 2010-12-07 2015-12-29 Anthony E. Majoros Apparel liner
CN202496428U (zh) * 2012-03-13 2012-10-24 上海电力学院 一种太阳能环保蓄能半导体制冷和保暖衣
HK1176506A2 (en) * 2013-02-26 2013-07-26 Lau Ming Kin Air-conditioned cap and clothing
CN203633536U (zh) * 2013-11-06 2014-06-11 西南石油大学 一种智能调节的空调服
CN103637429A (zh) * 2013-12-05 2014-03-19 吴江市社翊纺织有限公司 一种多功能安全服装

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016016996A1 (ja) 2016-02-04
JPWO2016016996A1 (ja) 2017-05-25
EP4218472A1 (en) 2023-08-02
EP3175726B1 (en) 2019-09-11
ES2953813T3 (es) 2023-11-16
EP3581044A1 (en) 2019-12-18
US10306934B2 (en) 2019-06-04
CN106659253A (zh) 2017-05-10
CN106659253B (zh) 2018-02-02
EP3175726A4 (en) 2018-04-04
EP3175726A1 (en) 2017-06-07
EP3581044B1 (en) 2023-05-24
US20170231293A1 (en) 2017-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6382314B2 (ja) ヘルメット対応空調服
JP5181142B2 (ja) 重ね着用の衣服、重ね着用の衣服に用いられるアウターウェアおよび内層ウェア
JP6568611B2 (ja) 衣服
JP6158675B2 (ja) 空調服の空気排出口調整機構、空調服の服本体及び空調服
JP6327778B1 (ja) 体温上昇抑制手段
JP3213394U (ja) 空調被服及び保水シート装着装置
JP6191028B1 (ja) 空調衣服
JP7090906B2 (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP6545543B2 (ja)
JP6664443B2 (ja) ヘルメット対応空調衣服の服本体及びヘルメット対応空調衣服
JP6236749B2 (ja) 帽子内換気装置
JP2021167494A (ja) 空調服の空気排出口調整機構、空調服の服本体及び空調服
JP2023175913A (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP2024051008A (ja) 空調服
EP3841900B1 (en) Garment and air-conditioned garment
JP2020133007A (ja) ファン付き衣服
JP2021059798A (ja) 送風機付き衣服
JP2021152243A (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP5397828B2 (ja) 防護服用冷却装置
JP7349686B2 (ja) ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェア
JP2020193416A (ja) 空調衣服
JP2018178301A (ja) 人体用頭部冷却具
JP2020084336A (ja) 頭部冷却構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6382314

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250