JP3066508U - レインウエア - Google Patents

レインウエア

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JP3066508U
JP3066508U JP1999006041U JP604199U JP3066508U JP 3066508 U JP3066508 U JP 3066508U JP 1999006041 U JP1999006041 U JP 1999006041U JP 604199 U JP604199 U JP 604199U JP 3066508 U JP3066508 U JP 3066508U
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rainwear
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勇 辰野
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MONTBELL CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リュックサックを背負っても、前身頃に形成
したポケットの使用を妨げることがないレインウエアを
提供する。 【解決手段】 使用者が着用した状態でリュックサック
6を背負った際に、リュックサック6のウエストベルト
7が装着される位置より上側に、胸ポケット8R及び8
Lを配置した。また、胸ポケット8R及び8Lの入口9
R及び9Lを、リュックサック6のショルダーベルト1
0R及び10Lが装着される位置より前中心側に配置し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、レインウエアに係り、特に、登山やハイキングなどのアウタースポ ーツで、あるいは日常的に屋外で使用されるレインウエアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、雨や雪の日であっても快適に登山やハイキングなどのアウタースポ ーツを楽しんだり、または登山やハイキング中の不意の雨や雪から身体を守るた めにレインウエアが使用されている。また、雨や雪の日に自転車に乗るなど傘を さすことが困難な場合や、その他の水に濡れないようにするなど、様々な状況で レインウエアが使用されている。
【0003】 このようなレインウエアは、例えば、使用者が着ている衣服が雨や雪、その他 の水から濡れないように冬のオーバーコートのようにロングの形態になっている もの、ジャケット(上着)とズボン型のボトムからなるものなどがある。
【0004】 このようなレインウエアには、頭も濡れないようにするため、レインウエアの 襟元にフード(帽子)を直接溶着したり、あるいはホックで連設している。この ようなフードは、葉頭の大きさに対し比較的サイズを大きくしているので、顔の 前にフードが被さるような状態になることがある。したがって、フードの開口周 縁部に沿って紐を挿通し、この紐の両側を手で引っ張ることによりフードの開口 縁部を絞り、使用者にとってフードが大きくても目の前を塞がないようにしてい る。
【0005】 また、ズボン型のボトムを備えたレインウエアでは、ボトムの裾にゴムを通し たり、裾に形成したスリーブに通した紐を絞り、この紐を結ぶなどして使用者の 足首付近に裾周りを密着させ、ここから水が浸入することや、歩行の妨げになる ことを防止している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記レインウエアは、登山やハイキングなどの際に、使用者が リュックサックを背負うことを考慮したデザインを有していなかった。したがっ て、レインウエアを着た状態でリュックサックを背負った際に、レインウエアの 前身頃に形成されているポケットの上からリュックサックのウエストベルトが装 着され、ポケットの使用が困難になる虞があった。また、ポケットの入口に、リ ュックサックのショルダーベルトが干渉し、物の出し入れがし難くなるという虞 もあった。
【0007】 また、従来のレインウエアのフードは、前記紐の両側を手で引っ張ることによ りフードの開口縁部を絞り、この部分を使用者の顔の輪郭に密着させることはで きるが、フード自身の大きさを調節して使用者の頭のサイズに合わせることはで きなかった。したがって、フードがだぶついたり、風にあおられるなどの不都合 があった。
【0008】 さらにまた、ボトムの裾にゴムを入れたレインウエアは、ゴムの伸縮性によっ て、ボトムの裾周りの大きさを調節しているため、使用者が登山靴やブーツ、長 靴など、足首を覆うデザインの靴を履いた場合と、使用者の足首を覆わない靴を 履いた場合の両方で、ボトムの裾を使用者の足首付近に良好に密着させることが 困難である。
【0009】 また、ボトムの裾に配置した紐を絞って結ぶものは、使用者の履いている靴に 合わせて、ボトムの裾周りのサイズを調節することができるが、いちいち紐を結 ばなくてならず、面倒である。また、歩行中に紐が解ける虞もあった。
【0010】 本考案は、このような従来の問題点を解決することを目的とするものであり、 リュックサックを背負っても、前身頃に形成したポケットの使用を妨げることが ないレインウエアを提供するものである。
【0011】 また、本考案の第2の目的は、使用者の頭の形状にフィットするようにフード のサイズを調節を片手で行うことが可能なレインウエアを提供することである。
【0012】 さらにまた、本考案の第3の目的は、使用者の履いている靴の種類にかかわら ず、ボトムの裾周りのサイズを片手で簡単に調節可能なレインウエアを提供する ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、胸ポケットが形成されたレインウエア であって、使用者が着用した状態でリュックサックを背負った際に、当該リュッ クサックのウエストベルトが装着される位置より上側に、前記胸ポケットを配置 したレインウエアを提供するものである。
【0014】 また、前記胸ポケットの入口は、前記リュックサックのショルダーベルトが装 着される位置より前中心側に配置することができる。
【0015】 そしてまた、本考案に係るレインウエアは、使用者の頭を覆うフードをさらに 有し、当該フードは、使用者の顔の輪郭に合わせてサイズ調節を行う輪郭部調節 機構と、使用者の頭の大きさに合わせてサイズ調節を行う頭部調節機構と、を備 えることができる。 また、前記フードには、使用者の頭の動きに対する追従性を付与する追従性付与 機構をさらに設けることができる。
【0016】 前記輪郭調節機構は、紐状部材と、前記フードの使用者の輪郭に対応する部分 の少なくとも一部に形成されかつ前記紐状部材が挿通されるスリーブと、当該ス リーブ内に挿通される前記紐状部材の長さを決定するストッパと、を備え、前記 スリーブを前記紐状部材によって絞り、この状態を前記ストッパによって維持す ることで前記サイズ調節を行うことができる。また、前記紐状部材は、ゴム紐で あってもよい。この輪郭部調節機構は、使用者が片手で紐状部材を引くことによ り、簡単に調節することができる。
【0017】 前記頭部調節機構は、後頭部の上側と、後頭部の下側に、互いに係合し合う一 対のベルクロファスナを備え、当該ベルクロファスナの係合位置を変えることに よって前記サイズを調節することができる。
【0018】 前記追従性付与機構は、紐状部材と、前記フードの後頭部の右側から左側に亘 って形成されかつ前記紐状部材が挿通されるスリーブと、当該スリーブ内に挿通 される前記紐状部材の長さを決定するストッパと、を備え、前記スリーブを前記 紐状部材によって絞り、この状態を前記ストッパによって維持することで前記追 従性を付与することができる。
【0019】 前記胸ポケットの内側は、落とし縫いを施すことができる。この構成により、 ポケットの縫い目が表布に出なくなるため、ポケットに収納した物が濡れること を防止することができる。
【0020】 前記ストッパは、前記スリーブを絞る方向に前記紐状部材が移動する際には当 該紐状部材を解放し、前記スリーブの絞りを広げる方向に前記紐状部材が移動す る際には当該紐状部材を係止することができる。
【0021】 また、本考案に係るレインウエアは、ズボン型のボトムをさらに有し、当該ボ トムは、裾周りのサイズ調節を行うことが可能な裾調節機構を備えることもでき る。
【0022】 前記裾調節機構は、紐状部材と、前記ボトムの裾に形成されかつ前記紐状部材 が挿通されるスリーブと、を備え、前記スリーブを前記紐状部材によって絞り、 この状態を維持することで前記サイズ調節を行うことができる。
【0023】 また、前記紐状部材をゴム紐から構成し、前記スリーブ内に挿通される前記ゴ ム紐の長さを決定するストッパをさらに備えることもできる。
【0024】 前記ストッパは、前記スリーブを絞る方向に前記ゴム紐が移動する際には当該 ゴム紐を解放し、前記スリーブの絞りを広げる方向に前記ゴム紐が移動する際に は当該ゴム紐を係止することもできる。
【0025】 そしてまた、本考案は、ズボン型のボトムからなるレインウエアであって、前 記ボトムは、紐状部材と、前記ボトムの裾に形成されかつ前記紐状部材が挿通さ れるスリーブと、を備え、前記スリーブを前記紐状部材によって絞り、この状態 を維持することで、前記裾周りのサイズ調節を行う裾調節機構を備えたレインウ エアを提供するものである。
【0026】 前記紐状部材をゴム紐から構成し、前記スリーブ内に挿通される前記ゴム紐の 長さを決定するストッパをさらに備え、前記ストッパは、前記スリーブを絞る方 向に前記ゴム紐が移動する際には当該ゴム紐を解放し、前記スリーブの絞りを広 げる方向に前記ゴム紐が移動する際には当該ゴム紐を係止することができる。
【0027】 前記スリーブから延出した紐状部材は、前記裾より上側に位置するよう誘導さ れることもできる。
【0028】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る実施の形態について図面を参照して説明する。 (実施の形態1) 図1は、本考案の実施の形態1に係るレインウエアを着用した使用者がリュッ クサックを背負った状態の上半身を示す正面図、図2は、図1に示すレインウエ アを着用した使用者の上半身を示す側面図、図3は、図1に示すレインウエアを 着用した使用者の上半身を示す背面図、図4は、図1に示すレインウエアのフー ドの一部を示す拡大図、図5は、図1に示すレインウエアの胸ポケット部分を示 す断面図、図6は、本考案の実施の形態1に係るレインウエアを着用した使用者 の下上半身を示す側面図、図7及び図8は、図6の一部拡大図、図9は、図8の IX−IX線に沿った断面図である。
【0029】 図1〜図9に示すように、本考案に係るレインウエア1は、上着2とボトム3 から構成されている。
【0030】 上着2は、前中心で右前身頃4Rと左前身頃4Lを図示しないファスナと、ホ ック5によって留めるデザインを有している。この右前身頃4Rと左前身頃4L との合わせ部分には、前フラップ2Aが形成されている。
【0031】 この右前身頃4R及び左前身頃4Lには、特に図1に示すように、使用者がレ インウエア1を着用し、かつリュックサック6を背負った際に、リュックサック 6のウエストベルト7が装着される位置より上側に、胸ポケット8R及び8Lが 形成されている。この胸ポケット8R及び8Lの入口9R及び9Lは、前記リュ ックサック6のショルダーベルト10R及び10Lが装着される位置より前中心 側に、すなわち、ショルダーベルト10R及び10Lに干渉されない位置に配設 されている。
【0032】 胸ポケット8R及び8Lは、特に図5(図5では、便宜上、胸ポケット8Rの みを示す)に示すように、2枚のメッシュ状の布14A及び14Bから構成され 、落とし縫いされている。この胸ポケット8R及び8Lは、左右の前身頃4R及 び4Lを構成する布に対して浮かせた状態で形成されている。また、胸ポケット 8R及び8Lには、入口9R及び9Lを覆う蓋15R及び15Lが各々設けられ ている。また、入口9R及び9Lには、胸ポケット8R及び8Lを開閉するファ スナ16R及び16Lが各々設けられている。
【0033】 この構成により、使用者がリュックサック6を背負った状態でも、胸ポケット 8R及び8Lの使用に支障を来すことなく、物の出し入れを行うことができる。 また、胸ポケット8R及び8Lは、メッシュ状の布14A及び14Bから構成さ れているため、通気性がよく、胸ポケット8R及び8Lの中が蒸れることを防止 することができる。また、胸ポケット8R及び8Lは、落とし縫いされている( 落としポケットとなっている)ため、ポケットの縫い目が表布に出なくなる。こ のため、胸ポケット8R及び8Lに収容した物が、雨や雪などによって濡れるこ とを防止することができる。
【0034】 上着2の裾には、紐12が挿通されるスリーブ11が形成されている。スリー ブ11から延出した紐12には、スリーブ11内に挿通される紐12の長さを調 節するストッパ13が設けられている。この紐12を引っ張り、ストッパ13で この状態を維持することで、スリーブ11を絞り、上着2の裾周りのサイズを調 節することができる。
【0035】 また、上着2には、使用者の頭を覆うフード17が設けられる。このフード1 7は、ホック18などの係合部材によって、上着2に対し設けられている。
【0036】 フード17には、使用者の顔が露出する開口部21が形成されている。フード 17の開口部21を画定する縁部の両サイド部分には、使用者の顔の輪郭に合わ せて、開口部21の開口状態を調節する輪郭部調節機構19が設けられている。 この輪郭部調節機構19は、フード17の開口部21を画定する縁部の両サイド 部分に形成されたスリーブ22と、スリーブ22に挿通される紐20と、スリー ブ22から延出した紐20に設けられ、スリーブ22内に挿通される紐20の長 さを調節し、その長さを維持するストッパ23と、を備えて構成されている(図 4参照)。
【0037】 紐20は、図4に示すように、縫い止め部26にて、その一端がフード17に 縫い止めされている。
【0038】 ストッパ23は、スリーブ22を絞る(縮める)方向に紐20を引っ張る(移 動させる)際には、紐20を解放し、紐20を自由に引っ張れるようにしている が、紐20をスリーブ22の絞りを拡大させる方向に引っ張る(移動させる)際 には、紐20を拘束して係止し、紐20を自由に引っ張れないようにしている。 このストッパ23は、スリーブ22の絞りを拡大させたい場合には、ある程度の 力を入れて引くことによって移動させ、紐20を開放させることができる。
【0039】 フード17の使用者の顎部に対応する部分は、前開きとなっており、ホック2 4によって開閉可能に留められている。
【0040】 フード17の後頭部には、特に図2及び図3に示すように、使用者の頭の大き さに応じてフード17の大きさを調節する頭部調節機構25が設けられている。 この頭部調節機構25は、後頭部の上側に設けられた係合テープ27と、後頭部 の下側に設けられ、係合テープ27と係合する被係合テープ28から構成されて いる。これらの係合テープ27と被係合テープ28は、ベルクロファスナ(商標 )を構成する。
【0041】 この頭部調節機構25は、係合テープ27と被係合テープ28との係合位置を 変える(ずらす)ことにより、フード17の大きさを調節し、フード17を使用 者の頭の大きさに合わせるものである。
【0042】 また、フードの後頭部には、特に図2及び図3に示すように、使用者の頭の動 きに対する追従性を付与する追従性付与機構45が設けられている。この追従性 付与機構45は、紐46と、フード17の後頭部の右側から左側に亘って形成さ れかつ紐46が挿通されるスリーブ47と、スリーブ47内に挿通される紐46 の長さを決定するストッパ48と、を備えて構成されている。
【0043】 この追従性付与機構45は、スリーブ47を紐46によって絞り、この状態を ストッパ48によって維持することで前記追従性を付与する構成を備えている。
【0044】 このように、フード17は、輪郭部調節機構19、頭部調節機構25、及び追 従性付与機構45によって、使用者の頭や顔の形状にフィットさせ、かつ頭の動 きに追従させることができる。したがって、従来のように、フード17がだぶつ くことがなく、フード17が風などによってあおられてバタつくことを防止する ことができ、またフード17が目の前を覆うことがないことは、勿論のこと、使 用者の頭の動きに合わせて動かすことができ、装着性を向上することができる。
【0045】 なお、特に図示しないが、上着2の前身頃の合わせ部分には、フラップが形成 されている。このフラップの裏面は、身頃とは別布によって構成することができ る。また、上着2の裾の裏側や、袖口の裏側も、身頃と別布によって構成するこ とができる。
【0046】 ボトム3は、特に図7〜図9に示すように、その両方の裾に、裾周りのサイズ を調節する裾調節機構29が設けられている。この裾調節機構29は、裾周りに 形成されたスリーブ31と、スリーブ31に挿通される紐30と、スリーブ31 から延出した紐30に設けられ、スリーブ31内に挿通される紐30の長さを調 節し、その長さを維持するストッパ32と、を備えて構成されている。
【0047】 ボトム3の両サイドは、裾から膝部近傍までファスナ33によって開放可能と なっている。この構成によって、例えば、登山靴やブーツ、長靴などを履いてい ても、靴の履き替えなどを簡単に行うことができる。また、靴を履いたままでも ボトム3を簡単に着たり脱いだりすることができる。この部分には、ファスナ3 3を覆うようにフラップ36及び37が形成されている。
【0048】 ボトム3には、このファスナ33に沿って3カ所、金属ハトメ34A、34B 及び34Cによって画定された開口孔35A、35B及び35Cが形成されてい る。これらの開口孔35A、35B及び35Cに、スリーブ31から延出した紐 30が挿通され、紐30の先端が裾より上側に位置するよう誘導される。この構 成によって、スリーブ31から延出した紐30が、歩行の邪魔になることを防止 することができると共に、紐30を片手で上方に引っ張るだけで簡単にスリーブ 31を絞り、ボトム3の裾周りのサイズを調節することができる。
【0049】 ボトム3の両サイドのフラップ36の裏面には、係合テープ38が設けられて いる。一方、フラップ37の表面には、係合テープ38と係合する被係合テープ (図示せず)が設けられている。これらの係合テープ38と被係合テープは、ベ ルクロファスナ(商標)を構成している。また、フラップ36及び37の裾端に は、互いに係合し合うホック39が設けられている。これらのベルクロファスナ 及びホック39を係合させることで、図6に示すように、ファスナ33が内側に 隠されて、この部分が閉鎖される。
【0050】 ボトム3のウエスト部分には、紐40が挿通されるスリーブ41が形成されて いる。スリーブ41から延出した紐40には、ストッパ42が設けられている。 ウエスト部も、紐40を引っ張り、ストッパ42でこの状態を維持することで、 スリーブ41を絞り、サイズを調節することができるようになっている。
【0051】 なお、特に図示しないが、ボトム3のウエスト部の裏面は、ボトム3とは別布 で構成することができる。また、フラップ36及び37の裏面も、ボトム3とは 別布で構成することができる。
【0052】 また、本実施の形態1では、紐状部材として、紐を用いた場合について説明し たが、これに限らず、例えば、紐の代わりに、ゴム紐などであってもよい。
【0053】 そしてまた、実施の形態1に係るレインウエア1は、上着2の裾の調節を、例 えば、図14に示すように、紐12にストッパ13を設けずに、紐12のみで調 節する構成とすることもできる。なお、符号61は、フロントファスナである。
【0054】 また、実施の形態1に係るボトム3の裾調節機構29は、例えば、図15に示 すように、紐30にストッパ32を設けずに、紐30のみで調節する構成とする こともできる。
【0055】 そしてまた、ボトム3のウエスト部の調整は、例えば、図16に示すように、 紐40にストッパ42を設けずに、紐40のみで調節する構成とすることもでき る。なお、図16は、ボトム3を内側から見た図面である。 (実施の形態2) 次に、本考案の実施の形態2に係るレインウエアについて図面を参照して説明 する。
【0056】 図10は、実施の形態2に係るレインウエアのフードの一部を示す拡大図、図 11は、図10に示すXI-XI線に沿った断面図、図12は、図10のXII-XII線に 沿った断面図、図13は、前身頃の内側の一部を示す平面図である。
【0057】 なお、実施の形態2では、実施の形態1に係るレインウエア1と同様の部材に は、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0058】 実施の形態2に係るレインウエア50の、実施の形態1に係るレインウエア1 と異なる点は、紐に代えてゴム紐を使用した点と、フードに設けた輪郭部調節機 構の構成と、上着の裾周りのサイズを調節する機構の構造である。
【0059】 図10〜図12に示すように、実施の形態2に係るレインウエア50の輪郭部 調節機構51は、フード17の開口部21を画定する縁部の両サイド部分に形成 されたスリーブ22と、スリーブ22に挿入されるゴム紐52と、ゴム紐52に 設けられたストッパ53と、を備えて構成されている。
【0060】 ゴム紐52は、その一端が、スリーブ22内の首部分に対応する位置に縫い止 めされており(図11参照)、他端が、スリーブ22内のこめかみ部分近傍に縫 い止めされている。このゴム紐52は、特に図10及び図11に示すように、ス リーブ22の下端に形成された穴55から一部が露出されており、この部分を使 用者が下方に向けて引っ張ることで、スリーブ22を絞る(縮める)ことができ るように構成されている。
【0061】 ストッパ53は、スリーブ22を絞る(縮める)方向にゴム紐52を引っ張る 際には、ゴム紐52を解放し、ゴム紐52を自由に引っ張れるようにしているが 、ゴム紐52をスリーブ22の絞りを拡大させる方向に引っ張る際には、ゴム紐 52を拘束して係止し、ゴム紐52を自由に引っ張れないようにしている。この ストッパ53は、スリーブ22の絞りを拡大させたい場合には、手でつまむこと によって、ゴム紐52を開放させることができる。
【0062】 この構成により、使用者は、スリーブ22から露出されているゴム紐52を片 手で引っ張ることで、フード17を輪郭に合わせることができる。このフード1 7の輪郭部は、ゴム紐52を使用したことから、一層使用者に良好にフィットさ せることができる。
【0063】 なお、符号56は、金属ハトメであり、符号57は、カン止め部分である。
【0064】 図13に示すように、上着2の裾には、紐12が挿通されるスリーブ11が形 成されている。スリーブ11には、紐12を外側に延出するための穴59が、そ れぞれ左右両方の前身頃4R及び4Lに開口されている。それぞれの穴59から 延出した紐12には、スリーブ11内に挿通される紐12の長さを調節するスト ッパ13が各々設けられている。このストッパ13は、固定用の紐58によって 上着2の裾に固定されている。また、穴59から延出した紐12の先端は、それ ぞれ胸ポケット8R及び8L内に誘導されている。
【0065】 このように、実施の形態2に係る上着2は、両ストッパ13を裾に固定したた め、胸ポケット8R及び8L内に配置された紐12を、胸ポケット8R及び8L 内で片手で引っ張ることで、裾の調節を行うことができる。
【0066】 また、前フラップ2Aには、特に図示しないが、雨替えしが確実に機能するよ うに、等間隔にカン止めを行うこともできる。
【0067】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るレインウエアは、使用者が着用した状態で リュックサックを背負った際に、当該リュックサックのウエストベルトが装着さ れる位置より上側に、胸ポケットを配置した構成を有している。したがって、リ ュックサックを背負っても、胸ポケットの使用が妨げられることがなく、胸ポケ ットに対する物の出し入れを自由に行うことができる。
【0068】 また、使用者の顔の輪郭に合わせてサイズ調節を行う輪郭部調節機構と、使用 者の頭の大きさに合わせてサイズ調節を行う頭部調節機構とを備えたフードを備 えることで、フードを使用者にフィットさせることができ、さらに追従性付与機 構を設けることで、より一層フードを使用者にフィットさせることができる。
【0069】 そしてまた、裾周りのサイズ調節を行うことが可能な裾調節機構が設けられた ボトムを備えることで、使用者の履いている靴の種類にかかわらず、ボトムの裾 周りのサイズを簡単に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1に係るレインウエアを着
用した使用者がリュックサックを背負った状態の上半身
を示す正面図である。
【図2】図1に示すレインウエアを着用した使用者の上
半身を示す側面図である。
【図3】図1に示すレインウエアを着用した使用者の上
半身を示す背面図である。
【図4】図1に示すレインウエアのフードの一部を示す
拡大図である。
【図5】図1に示すレインウエアの胸ポケット部分を示
す断面図である。
【図6】本考案の実施の形態1に係るレインウエアを着
用した使用者の下上半身を示す側面図である。
【図7】図6の一部拡大図である。
【図8】図6の一部拡大図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿った断面図である。
【図10】本考案の実施の形態2に係るレインウエアの
フードの一部を示す拡大図である。
【図11】図10に示すXI-XI線に沿った断面図であ
る。
【図12】図10のXII-XII線に沿った断面図である。
【図13】前身頃の内側の一部を示す平面図である。
【図14】本考案に係る他の実施の形態を示す図であ
る。
【図15】本考案に係る他の実施の形態を示す図であ
る。
【図16】本考案に係る他の実施の形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、50 レインウエア 2 上着 3 ボトム 6 リュックサック 7 ウエストベルト 8R、8L 胸ポケット 9R、9L 入口 10R、10L ショルダーベルト 11、22、31、41 スリーブ 12、20、30、40 紐 13、23、32、42、53 ストッパ 17 フード 19、51 輪郭部調節機構 25 頭部調節機構 29 裾調節機構 52 ゴム紐
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月16日(1999.9.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // A41D 1/06 M

Claims (17)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胸ポケットが形成されたレインウエアで
    あって、 使用者が着用した状態でリュックサックを背負った際
    に、当該リュックサックのウエストベルトが装着される
    位置より上側に、前記胸ポケットを配置したレインウエ
    ア。
  2. 【請求項2】 前記胸ポケットの入口を、前記リュック
    サックのショルダーベルトが装着される位置より前中心
    側に配置した請求項1記載のレインウエア。
  3. 【請求項3】 使用者の頭を覆うフードをさらに有し、
    当該フードは、使用者の顔の輪郭に合わせてサイズ調節
    を行う輪郭部調節機構と、使用者の頭の大きさに合わせ
    てサイズ調節を行う頭部調節機構と、を備えた請求項1
    または請求項2記載のレインウエア。
  4. 【請求項4】 前記フードに、使用者の頭の動きに対す
    る追従性を付与する追従性付与機構をさらに設けた請求
    項3記載のレインウエア。
  5. 【請求項5】 前記輪郭調節機構は、紐状部材と、前記
    フードの使用者の輪郭に対応する部分の少なくとも一部
    に形成されかつ前記紐状部材が挿通されるスリーブと、
    当該スリーブ内に挿通される前記紐状部材の長さを決定
    するストッパと、を備え、前記スリーブを前記紐状部材
    によって絞り、この状態を前記ストッパによって維持す
    ることで前記サイズ調節を行う請求項3記載のレインウ
    エア。
  6. 【請求項6】 前記紐状部材がゴム紐である請求項5記
    載のレインウエア。
  7. 【請求項7】 前記頭部調節機構は、後頭部の上側と、
    後頭部の下側に、互いに係合し合う一対のベルクロファ
    スナ(商標)を備え、当該ベルクロファスナの係合位置
    を変えることによって前記サイズを調節する請求項3記
    載のレインウエア。
  8. 【請求項8】 前記追従性付与機構は、紐状部材と、前
    記フードの後頭部の右側から左側に亘って形成されかつ
    前記紐状部材が挿通されるスリーブと、当該スリーブ内
    に挿通される前記紐状部材の長さを決定するストッパ
    と、を備え、前記スリーブを前記紐状部材によって絞
    り、この状態を前記ストッパによって維持することで前
    記追従性を付与する請求項4記載のレインウエア。
  9. 【請求項9】 前記胸ポケットの内側は、落とし縫いさ
    れてなる請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載
    のレインウエア。
  10. 【請求項10】 前記ストッパは、前記スリーブを絞る
    方向に前記紐状部材が移動する際には当該紐状部材を解
    放し、前記スリーブの絞りを広げる方向に前記紐状部材
    が移動する際には当該紐状部材を係止する請求項5また
    は請求項8記載のレインウエア。
  11. 【請求項11】 ズボン型のボトムをさらに有し、当該
    ボトムは、裾周りのサイズ調節を行うことが可能な裾調
    節機構を備えた請求項1ないし請求項10のいずれか一
    項に記載のレインウエア。
  12. 【請求項12】 前記裾調節機構は、紐状部材と、前記
    ボトムの裾に形成されかつ前記紐状部材が挿通されるス
    リーブと、を備え、前記スリーブを前記紐状部材によっ
    て絞り、この状態を維持することで前記サイズ調節を行
    う請求項112記載のレインウエア。
  13. 【請求項13】 前記紐状部材がゴム紐からなり、前記
    スリーブ内に挿通される前記ゴム紐の長さを決定するス
    トッパをさらに備えた請求項12記載のレインウエア。
  14. 【請求項14】 前記ストッパは、前記スリーブを絞る
    方向に前記ゴム紐が移動する際には当該ゴム紐を解放
    し、前記スリーブの絞りを広げる方向に前記ゴム紐が移
    動する際には当該ゴム紐を係止する請求項13記載のレ
    インウエア。
  15. 【請求項15】 ズボン型のボトムからなるレインウエ
    アであって、 前記ボトムは、紐状部材と、前記ボトムの裾に形成され
    かつ前記紐状部材が挿通されるスリーブと、を備え、前
    記スリーブを前記紐状部材によって絞り、この状態を維
    持することで、前記裾周りのサイズ調節を行う裾調節機
    構を備えたレインウエア。
  16. 【請求項16】 前記紐状部材がゴム紐からなり、前記
    スリーブ内に挿通される前記ゴム紐の長さを決定するス
    トッパをさらに備え、前記ストッパは、前記スリーブを
    絞る方向に前記ゴム紐が移動する際には当該ゴム紐を解
    放し、前記スリーブの絞りを広げる方向に前記ゴム紐が
    移動する際には当該ゴム紐を係止する請求項15記載の
    レインウエア。
  17. 【請求項17】 前記スリーブから延出した紐状部材
    は、前記裾より上側に位置するよう誘導されている請求
    項13または請求項16記載のレインウエア。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010174402A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Shimano Inc 頭部被覆体
JP2011117121A (ja) * 2011-03-05 2011-06-16 Hamure Co Ltd 通気性作業用ウェア
JP2017128823A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 株式会社ビー・エム・シー フード付き上着
JP7461666B2 (ja) 2022-04-28 2024-04-04 ▲高▼一 中村 雨着ズボンおよび該雨着ズボンを含む雨着

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