JP2022166757A - 画像形成装置 - Google Patents

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圭太 佐藤
Keita Sato
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Abstract

【課題】FUトレイよりも下流側に記録材の搬送ができない場合におけるユーザビリティの低下を防止すること。【解決手段】記録材Sに画像形成を行う画像形成部180と、画像形成された記録材Sが排出される排出トレイ115と、画像形成部180と排出トレイ115との間に設けられ、閉じている状態では記録材Sを排出トレイ115に搬送する搬送路の一部を形成し、開いている状態では記録材Sが排出される排出トレイとなるFUトレイ116と、FUトレイ116の開閉状態を検知するFUトレイ開閉センサ117と、排出トレイ115に記録材Sを排出できない場合(S101 YES)、FUトレイ開閉センサ117が検知したFUトレイ116の開閉状態に応じて、画像形成部180により記録材Sに画像形成を行うか否かを制御する(S102~S105)CPU550と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、閉じている状態では記録材が搬送される搬送路の一部を形成し、開いている状態では記録材が排出される排出トレイとなる機能を有するトレイ(以下、FU(フェイスアップ)トレイという)を備える画像形成装置が提供されている。例えば、特許文献1に記載された画像形成装置では、上述したFUトレイが開いている状態(開放状態)の場合には、画像形成部からトナー像が転写された記録材は、トナー像が転写された印刷面が上向きになるようにFUトレイに排出される。このような記録材の排出をストレート排出やFU排出ともいう。一方、上述したFUトレイが閉じている状態の場合には、記録材が搬送される搬送路の一部を形成する。そのため、画像形成部から搬送されたトナー像が転写された記録材は、搬送路のより下流側に設けられた排出トレイに印刷面が下向きになるように排出される。このような記録材の排出を機内排出やFD排出ともいう。
特開平10-13585号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、次のような課題を有していた。すなわち、上述したFUトレイが開放状態で画像形成部から搬送された記録材を排出可能な場合でも、搬送路の下流側の排出トレイの満載状態や、下流側の搬送路での紙詰まりが発生していた場合には、画像形成装置は印刷ができない状態となっていた。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、FUトレイよりも下流側に記録材の搬送ができない場合におけるユーザビリティの低下を防止することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)記録材に画像形成を行う画像形成部と、画像形成された記録材が排出される第1の排出トレイと、前記画像形成部と前記第1の排出トレイとの間に設けられ、閉じている状態では記録材を前記第1の排出トレイに搬送する搬送路の一部を形成し、開いている状態では記録材が排出される第2の排出トレイとなる開閉部材と、前記開閉部材の開閉状態を検知する開閉検知手段と、前記第1の排出トレイに記録材を排出できない場合、前記開閉検知手段が検知した前記開閉部材の開閉状態に応じて、前記画像形成部により記録材に画像形成を行うか否かを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、FUトレイよりも下流側に記録材の搬送ができない場合におけるユーザビリティの低下を防止することができる。
実施例1、2、3の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1、2、3の画像形成装置の制御部の制御ブロック図 実施例1、2、3の画像形成装置本体のハードウェア構成図 実施例1、2、3の仕分装置のハードウェア構成図 実施例1の異常箇所判断部の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例2の異常箇所判断部の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例3の異常箇所判断部の制御シーケンスを示すフローチャート
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例1の画像形成装置本体100、仕分装置400、オプション給紙カセット200、300を備える画像形成装置の概略構成を示す断面図である。図1において、感光ドラム122は、有機感光体やアモルファスシリコン感光体でできており、図中矢印方向(時計回り方向)に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。感光ドラム122は、帯電ローラ123により周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。レーザ光学箱109からは、画像読取装置やコンピュータ等の画像信号発生装置(不図示)から入力された画像情報が変換された画素信号に対応して変調(オン/オフ変換)されたレーザ光が出射される。レーザ光学箱109から出射されたレーザ光は、スキャナモータ158(図3参照)によって回転駆動する反射ミラー108によって偏向され、感光ドラム122の表面に照射される。これにより、感光ドラム122の露光が行われ、画像情報に対応した静電潜像が感光ドラム122上に形成される。そして、感光ドラム122上に形成された静電潜像は、現像器121によってトナーが付着されることにより現像され、トナー像が形成される。なお、感光ドラム122、帯電ローラ123、現像器121は、着脱可能なプロセスカートリッジ120として一体化されている。
一方、画像形成装置本体100の記録材Sを収容する給紙部である給紙カセットからは、記録材Sが給紙ローラ102と分離ローラ103によって1枚給送され、給紙カセット搬送ローラ104、搬送ローラ105によって、転写ローラ107に搬送される。そして、転写ローラ107は、搬送された記録材Sに感光ドラム122上に形成されたトナー像を転写する。感光ドラム122上の静電潜像の形成は、搬送路上を搬送される記録材Sを検知する搬送センサ106(第1の記録材検知手段)が、記録材Sの先端を検知したタイミングに応じて開始される。転写ローラ107にトナーとは逆極性の電圧を印加することで、トナー像は感光ドラム122から記録材Sへと転写される。トナー像が転写された記録材Sは感光ドラム122から分離されて、定着装置130へと搬送される。
定着装置130は、ヒータ132によって加熱される定着スリーブ133と、定着スリーブ133に当接してニップ部を形成し、ニップ部を通過する記録材Sを加圧する加圧ローラ134と、を有している。定着装置130に搬送された記録材S上のトナー像は、ニップ部を通過する際に加熱、加圧され、記録材Sに定着される。トナー像が定着された記録材Sは、その後、DCブラシレスモータ622(図3参照)により駆動されるFUローラ111と、ステッピングモータ623(図3参照)で駆動されるFDローラ112により搬送され、排出トレイ115に排出される。
両面プリントを行う場合は、定着装置130にて表面にトナー像が定着された記録材Sの後端がセンサ110(第2の記録材検知手段)を通過してから所定時間が経過した後に、ステッピングモータ623の回転方向を反転させる。これにより、記録材Sは、FDローラ112によって両面搬送路L1へと搬送される。両面搬送路L1へ搬送された記録材Sは、両面搬送センサ113を通過し、両面搬送ローラ114によって、再度、転写ローラ107へと搬送される。そして、転写ローラ107に搬送された記録材Sは、裏面にトナー像が転写され、定着装置130において転写されたトナー像が記録材Sに定着された後、排出トレイ115に排出される。
開閉部材であるFU(フェイスアップ)トレイ116は、FUローラ111から下流方向の搬送路の一部を形成すると共に、FUローラ111から搬送される記録材Sが排出される排出トレイの2つの機能を有するトレイである。FUトレイ116は、閉じられた状態(図中、実線で表示)では、FUローラ111から搬送される記録材Sを排出トレイ115等に搬送する搬送路の一部を形成している。一方、FUトレイ116は、開かれた状態(図中、破線で表示)では、FUローラ111から搬送される記録材Sが、トナー像が定着された印刷面が上方向に向いた状態(フェイスアップ(FU))で、そのまま排出される排出トレイとなる。開閉検知手段であるFUトレイ開閉センサ117は、FUトレイ116の開閉状態を検知する。FUトレイ開閉センサ117が、FUトレイ116が開かれた状態(図中、破線で表示した状態)を検知すると、所定の切替動作が行われ、定着装置130を通過した記録材SはFUトレイ116に排出される。
また、MPトレイ140から記録材Sを給送する場合は、MPトレイ140に積載された記録材Sは、MP給紙ローラ142によりMP分離ローラ143に給送される。そして、MP分離ローラ143は給送された記録材Sを1枚になるように分離して、搬送ローラ105に搬送する。搬送ローラ105に搬送された記録材Sは、更に搬送され、転写ローラ107に搬送される。転写ローラ107に搬送された記録材Sは、給紙カセットから給送された記録材Sと同様に、感光ドラム122上のトナー像が転写される。そして、転写されたトナー像は定着装置130において記録材Sに定着され、その後、記録材Sは画像形成装置本体100の外部(例えば排出トレイ115)に排出される。
オプション給紙カセット200、300は、画像形成装置本体100に追加して増設が可能な給紙カセットである。オプション給紙カセット200、300から記録材Sを給送する場合も、給紙カセットからの給送と同様に、オプション給紙ローラ202、302によって、記録材Sはオプション分離ローラ203、303に給送される。そして、オプション分離ローラ203、303は供給された記録材Sが1枚になるように分離して、オプション搬送ローラ204、304に搬送する。オプション搬送ローラ204、304に搬送された記録材Sは、更に画像形成装置本体100に搬送される。画像形成装置本体100に搬送された後の記録材Sは、給紙カセットやMPトレイ140から給送された記録材Sと同様に、画像形成が行われる。
画像形成装置本体100は、FUトレイ116が形成する搬送路の下流側に、切替部材118、搬送ガイド127、FDローラ112、排出トレイ115、満載センサ126(図3参照)を備えている。排出トレイ115は、画像形成装置本体100の上部に設けられている。また、満載センサ126は、図中に示す満載センサフラグ125が排出トレイ115に排出された最上位の記録材Sに接触する。そして、満載センサ126は、排出された記録材Sの積載量が増えるにつれ、満載センサフラグ125の位置が図中上方向に移動することにより積載状態を検知する。満載センサ126が排出トレイ115の満載状態を検知すると、画像形成装置本体100は、排出トレイ115上に満載された記録材Sが取り除かれるまで、画像形成を中止する。なお、切替部材118は、定着装置130を通過した記録材Sを仕分装置400に搬送する位置(図中、実線で表示)と、排出トレイ115に排出する位置(図中、破線で表示)に、アクチュエータ(不図示)により切替え可能となっている。また、表示部499は、画像形成装置の状態などをユーザへ知らせるための表示部である。
[仕分装置の構成]
次に、画像形成装置本体100に設置可能に構成されている仕分装置400について説明する。搬送ガイド401は、画像形成装置本体100内の切替部材118と搬送ガイド127によりガイドされて搬送された記録材Sを受け取り、仕分装置400内を搬送させる。搬送ガイド401は複数の分岐部を有し、それぞれの分岐部には、取り外し可能な排出トレイ410、411、412が設けられている。切替部材402、403は、アクチュエータである後述するフラッパソレノイド489、491(図4参照)によって、図1に示す実線で表示した位置、又は破線で表示した位置に切替可能な構成となっている。例えば、排出トレイ410に記録材Sを排出する場合には、切替部材402、403を、それぞれ図1の実線で表示した位置に切替え、搬送ローラ対442、排出ローラ対443によって記録材Sが搬送され、排出トレイ410に記録材Sが排出される。また、排出トレイ411に記録材Sを排出する場合は、切替部材402を図中、破線の表示位置に切替え、切替部材403を図中、実線の表示位置に切替え、搬送ローラ対442、排出ローラ対444により記録材Sを搬送し、排出トレイ411に排出する。更に、排出トレイ412に記録材Sを排出する場合には、切替部材403を図中、破線で表示した位置に切替え、排出ローラ対445で記録材Sを排出トレイ412に排出する。
実装検知手段である排出トレイ有無センサ420、421、422は、それぞれ排出トレイ410、411、412が仕分装置400に取り付けられているかどうか(実装状態/未実装状態)を検知する。また、満載センサ433、434、435(図4参照)は、各排出トレイ410、411、412に積載された記録材Sの積載量が所定量以上となったことを、記録材Sに接触する満載センサフラグ430、431、432の状態によって検知する。なお、満載センサフラグ431は排出トレイ410と一体化されており、満載センサフラグ432は排出トレイ411と一体化されている。
[制御部の機能ブロック]
図2は、本実施例の画像形成装置の制御部の機能構成を説明するブロック図である。画像形成装置は、制御部として、画像形成装置本体100を制御するプリンタ制御部502、及び仕分装置400を制御する仕分装置制御部503を備えている。更に、画像形成装置は、外部機器500とプリンタ制御部502、仕分装置制御部503とのインタフェース部であるコントローラ501を備えている。
コントローラ501は、外部装置であるホストコンピュータ等の外部機器500との通信を行い、印刷要求を受信する。そして、印刷要求を受信したコントローラ501は、シリアルI/F(インタフェース)を介して、プリンタ制御部502に印刷要求に含まれるデータから作成した印刷条件を指定した印刷指示を送信する。また、表示部499は、コントローラ501から送信された表示データに基づいて、画像形成装置の状態を表示する。
プリンタ制御部502は、コントローラ501から受信した印刷指示に基づいて、各画像形成機構を制御する。具体的には、プリンタ制御部502は、給紙ローラ102、FUローラ111、切替部材118等から構成される記録材搬送機構511を制御して、記録材Sの搬送や排出を行う。また、プリンタ制御部502は、レーザ光学箱109や現像器121、感光ドラム122、転写ローラ107等から構成される画像形成部180を制御して記録材Sに画像形成を行い、定着装置130を制御して記録材Sにトナー像を定着させる。
開閉検知部516は、開閉機構515の状態を検知するFUトレイ開閉センサ117の検知結果に基づいて、開閉機構515を構成するFUトレイ116が開いている状態(図1に破線で示す状態)か、閉じている状態(図1に実線で示す状態)かを検知する。満載検知部521は、満載センサ126(図3参照)を有する満載検知機構522を制御することで、排出トレイ115への用紙の到達と排出トレイ115の満載状態を検知する。
また、コントローラ501は、シリアルI/Fを介して、仕分装置制御部503に仕分先の排出トレイの指定情報を送信する。仕分装置制御部503は、コントローラ501から受信した仕分先の指定情報に基づいて、各制御機構を制御する。具体的には、仕分装置制御部503は、コントローラ501から受信した仕分先の指定情報に基づき仕分制御部505、排出トレイ制御部506を有する記録材搬送制御部504により、搬送モータ制御部507、搬送方向切替制御部508に制御指示を送信する。記録材搬送機構512は、搬送ローラ対442、排出ローラ対443、444、445、切替部材402、403を駆動する。搬送モータ制御部507、及び搬送方向切替制御部508は、記録材搬送機構512を制御して、画像形成装置本体100から搬送された記録材Sを、仕分装置400内に搬送する。また、排出トレイ有無検知機構513は、排出トレイ有無センサ420、421、422を有している。記録材搬送制御部504は、排出トレイ有無検知部509によって、排出トレイ有無検知機構513を制御することで、排出トレイ410、411、412の有無を検知する。また、満載検知機構514は、満載センサ433、434、435(図4参照)を有している。記録材搬送制御部504は、満載検知部510によって、満載検知機構514を制御することで、排出トレイ410、411、412への記録材Sの到達と排出トレイ410、411、412の満載状態を検知する。
また、プリンタ制御部502、仕分装置制御部503は、画像形成装置内の紙詰まり(ジャムともいう)や排出トレイの満載状態、アクチュエータの故障等が生じた場合には、コントローラ501に情報通知を行う。例えば、プリンタ制御部502は、満載センサ126が排出トレイ115の満載状態を検知した場合には、コントローラ501に排出トレイ115の満載状態を通知する。同様に、仕分装置制御部503は、満載センサ433、434、435がそれぞれ排出トレイ410、411、412の満載状態を検知した場合には、コントローラ501に各排出トレイ410、411、412の満載状態を通知する。また、搬送センサ106が給紙カセットから給送された記録材Sを所定時間内に検知しない場合や、記録材Sの先端を検知してから所定の時間内に記録材Sの後端を検知しない場合には、紙詰まり(ジャムともいう)と判断される。同様に、センサ110が記録材Sの通過を検知した後、所定時間内に満載センサ126や仕分装置400の満載センサ433、434、435が記録材Sを検知しない場合には、その間の搬送路上に記録材Sが停滞している紙詰まりが生じていると判断される。
コントローラ501は、シリアルI/Fを介して、プリンタ制御部502と仕分装置制御部503から、上述した画像形成装置本体100や仕分装置400の異常状態についての情報を受信する。コントローラ501は異常箇所判断部520を有している。異常箇所判断部520は、プリンタ制御部502及び仕分装置制御部503から受信した異常状態情報に基づいて、画像形成装置の印刷の中断又は継続(印刷の可否)を判断する。そして、異常箇所判断部520は、印刷可又は印刷不可を設定するとともに、表示部499に画像形成装置の異常状態を表示する。
[プリンタ制御部の構成]
図3は、本実施例の画像形成装置本体100のプリンタ制御部502に関係するハードウェア構成を示すブロック図である。
プリンタ制御部502は、画像形成装置本体100を制御するCPU601の他に、制御タイミングを生成するタイマ(不図示)、CPU601の動作を制御する制御プログラムを格納したROM(不図示)、データ等を記憶するRAM(不図示)を有している。CPU601のI/Oポートには、定着装置130のヒータ132を駆動するヒータ駆動回路611、DCブラシレスモータ622を駆動するDCブラシレスモータ駆動回路612が接続されている。また、CPU601のI/Oポートには、ステッピングモータ623を駆動するステッピングモータ駆動回路613、スキャナモータ158を駆動するスキャナモータ駆動回路615が接続されている。更に、CPU601のI/Oポートには、FUトレイ開閉センサ117の出力を入力するFUトレイ開閉センサ入力回路614、満載センサ126の出力を入力する満載センサ入力回路616が接続されている。
CPU601は、I/Oポートに接続された各駆動回路を制御することで、ヒータ132、DCブラシレスモータ622、ステッピングモータ623、スキャナモータ158を駆動する。また、CPU601は、I/Oポートに接続された入力回路から入力される信号を取得することにより、FUトレイ開閉センサ117の状態や、満載センサ126(第1の満載検知手段)の状態を検知することができる。
[仕分装置制御部の構成]
図4は、仕分装置400の仕分装置制御部503に関係するハードウェア構成、及び仕分装置制御部503、コントローラ501、外部機器500、表示部499間で送受信される情報を示したブロック図である。
仕分装置制御部503は、仕分装置400全体を制御するCPU450の他に、制御タイミングを生成するタイマ(不図示)、CPU450の動作を制御する制御プログラムを格納したROM(不図示)、データ等を記憶するRAM(不図示)を有している。そして、CPU450のI/Oポートには、仕分装置400の搬送モータ471を駆動する搬送モータドライバ470、排出トレイ有無センサ420、421、422の出力を入力する排出トレイ有無センサ入力回路484、485、486が接続されている。また、CPU450のI/Oポートには、切替部材402、403を切り替えるアクチュエータであるフラッパソレノイド489、491を駆動するソレノイド駆動回路487、490が接続されている。更に、CPU450のI/Oポートには、満載センサ433、434、435の出力を入力する満載センサ入力回路481、482、483が接続されている。
CPU450は、I/Oポートに接続された搬送モータドライバ470を制御することにより、搬送モータ471を駆動する。搬送モータ471が駆動されることにより、搬送ローラ対442、排出ローラ対443、444、445が駆動され、画像形成装置本体100から搬送された記録材Sが、指定先の排出トレイ410、411、412へ搬送される。
CPU450は、I/Oポートに接続されたソレノイド駆動回路487を制御することにより、フラッパソレノイド489を駆動する。フラッパソレノイド489には切替部材402が接続されている。CPU450のソレノイド駆動回路487への信号出力がオン状態の場合には、フラッパソレノイド489は切替部材402を図1の破線で示される位置に切替え、記録材Sは排出トレイ411へ搬送される。一方、CPU450のソレノイド駆動回路487への信号出力がオフ状態の場合には、フラッパソレノイド489は切替部材402を図1の実線で示される位置に切替え、記録材Sは排出トレイ410へ搬送される。また、CPU450は、I/Oポートに接続されたソレノイド駆動回路490を制御することにより、フラッパソレノイド491を駆動する。フラッパソレノイド491には、切替部材403が接続されている。CPU450からソレノイド駆動回路490への信号出力がオン状態の場合には、フラッパソレノイド491は切替部材403を図1の破線で表示される位置に切替え、記録材Sは排出トレイ412へ搬送される。一方、CPU450からソレノイド駆動回路490への信号出力がオフ状態の場合には、フラッパソレノイド491は切替部材403を図1の実線で表示される位置に切替え、記録材Sは排出トレイ410、411の方へ搬送される。
CPU450は、排出トレイ有無センサ入力回路484、485、486からI/Oポートに入力される信号を取得することにより、排出トレイ有無センサ420、421、422による排出トレイ410、411、412の有無状態を確認することができる。また、CPU450は、満載センサ入力回路481、482、483からI/Oポートに入力される信号を取得することにより、満載センサ433、434、435による排出トレイ410、411、412の満載状態を確認することができる。
また、CPU450は、コントローラ501との双方向の通信を行うために、シリアル通信部467を有している。コントローラ501は、外部機器500からの印刷要求に応じて印刷した記録材Sを仕分装置400に搬送する場合には、シリアル通信部467を介して、搬送予告463、排出先情報464をCPU450に送信する。また、CPU450は、実装検知手段である排出トレイ有無センサ420、421、422が検知した排出トレイ410、411、412の有無状態に関する情報を排出トレイ有無状態465として、シリアル通信部467を介してコントローラ501に送信する。更に、CPU450は、第2の満載検知手段である満載センサ433、434、435が検知した排出トレイ410、411、412の満載状態に関する情報を満載状態466として、シリアル通信部467を介してコントローラ501に送信する。
[コントローラの構成]
コントローラ501は、コントローラ501を制御する制御手段であるCPU550を有している。また、コントローラ501は、CPU550の他に、制御タイミングを生成するタイマ(不図示)、CPU550の動作を制御する制御プログラムを格納したROM(不図示)、データ等を記憶するRAM(不図示)を有している。
コントローラ501は、外部機器500から印刷データ468を含む印刷要求を受信すると、画像形成装置本体100のCPU601(図3)へ印刷情報として画像データや記録材Sの仕分先等を送信するとともに、印刷開始を指示する。また、コントローラ501は、印刷した記録材Sの排出先が仕分装置400の排出トレイの場合には、仕分装置制御部503のCPU450に、記録材Sの搬送予告463や搬送された記録材Sの排出先情報464を送信する。画像形成装置本体100のCPU601、及び仕分装置制御部503のCPU450は、コントローラ501から受信した制御指示、及び通知された情報に基づいて、印刷動作を行う。
また、上述したように、画像形成装置本体100や仕分装置400の各装置内で発生する紙詰まりや排出トレイの満載状態、排出トレイの有無検知状況等の情報は、コントローラ501に通知される。そして、印刷を継続できない状況が発生した場合には、コントローラ501は、プリンタ制御部502のCPU601、及び仕分装置制御部503のCPU450に印刷中断を指示する。更に、コントローラ501は、プリンタ制御部502のCPU601や仕分装置制御部503のCPU450から通知された情報に基づいて、ユーザへの通知が必要な情報については、画像形成装置本体100の表示部499に表示する。
例えば、コントローラ501は、仕分装置制御部503のCPU450から排出トレイ410、411、412の排出トレイ有無状態465を受信した場合、表示部499に排出トレイ有無状態を表示するためのデータであるトレイ有無表示498を送信する。表示部499は、受信したトレイ有無表示498に基づいて、仕分装置400の排出トレイ410、411、412の状態を表示する。また、コントローラ501は、仕分装置制御部503のCPU450から排出トレイ410、411、412の満載状態466を受信した場合には、表示部499に排出トレイの満載状態を表示するためのデータである満載表示469を送信する。表示部499は、受信した満載表示469に基づいて、仕分装置400の排出トレイ410、411、412の満載状態を表示する。
[排出トレイの取り外し]
仕分装置400では、例えば紙詰まりを起こして搬送路上に滞留している記録材Sを除去するために、排出トレイ410、411、412は取り外し可能な構成となっている。しかしながら、排出トレイを取り外したままの状態では、印刷された記録材Sを排出することができないため、画像形成装置は印刷不可状態となり印刷が中断される。このような場合には、仕分装置制御部503のCPU450から、コントローラ501のCPU550に、該当の排出トレイが実装されていない情報が設定された排出トレイ有無状態465が送信される。コントローラ501のCPU550は、排出トレイ有無状態465を受信すると、表示部499に該当の排出トレイが未実装であることを表示し、画像形成装置が印刷できない状態であることを表示する。
[異常箇所判断部の制御シーケンス]
図2では、画像形成装置本体100や仕分装置400における異常状態に基づいて、画像形成装置の印刷の中断又は継続を決定するコントローラ501の異常箇所判断部520について説明した。図5は、異常箇所判断部520の画像形成装置の印刷可状態、又は印刷不可状態を判断する制御シーケンスを示すフローチャートである。図5に示す処理は、画像形成装置の電源がオンされ、コントローラ501のCPU550が起動されると起動され、CPU550により実行される。なお、異常箇所判断部520の機能は、CPU550が図5に示す処理を実行することにより実現されるものとする。
ステップ(以下、Sとする)100では、CPU550は、画像形成装置内部で画像形成動作を実行できない異常状態が発生していないかどうか(画像形成装置に異常あり?)判断する。すなわち、CPU550は、プリンタ制御部502のCPU601や仕分装置制御部503のCPU450から、画像形成装置本体100や仕分装置400の異常状態についての情報を受信しているかどうか判断する。例えば、仕分装置400の異常状態の例として、すべての排出トレイ410、411、412、あるいは、いずれかの排出トレイが取り外されている状態が挙げられる。CPU550は、プリンタ制御部502のCPU601や仕分装置制御部503のCPU450から異常状態についての情報を受信していると判断した場合には処理をS101に進め、受信していないと判断した場合には処理をS104に進める。
S101では、CPU550は、画像形成装置本体100や仕分装置400における異常状態がFUトレイ116よりも搬送路の下流側で発生しているかどうか(異常箇所はFUトレイよりも下流?)判断する。CPU550は、画像形成装置本体100や仕分装置400から受信した異常状態についての情報に基づいて、異常状態が発生している異常箇所がFUトレイ116よりも搬送路の下流側かどうかを判断する。CPU550は、異常箇所がFUトレイ116よりも搬送路の下流側であると判断した場合には処理をS102に進め、異常箇所がFUトレイ116よりも搬送路の下流側ではない(上流側である)と判断した場合には処理をS105に進める。例えば、CPU550は、受信した仕分装置400の異常状態が、排出トレイ410、411、412が取り外されている状態であった場合には、異常箇所はFUトレイ116よりも搬送路の下流側であると判断する。
S102では、CPU550は、プリンタ制御部502のCPU601に画像形成装置本体100のFUトレイ116の開閉状態についての問い合わせを行う。具体的には、CPU550は、シリアルI/Fを介してプリンタ制御部502のCPU601に画像形成装置本体100のFUトレイ116の開閉状態を問い合わせる指令を送信する。プリンタ制御部502のCPU601は、CPU550からの指令を受信すると、開閉検知部516(図2)を制御して、FUトレイ開閉センサ117によるFUトレイ116の開閉状態の検知結果を取得する。そして、プリンタ制御部502のCPU601は、取得したFUトレイ116の開閉状態の検知結果をCPU550に送信する。
S103では、CPU550は、プリンタ制御部502のCPU601から受信したFUトレイ116の開閉状態の検知結果に基づいて、FUトレイ116が開いた状態(開状態)かどうか判断する。CPU550は、FUトレイ116は開いた状態であると判断した場合には処理をS104に進め、FUトレイ116は開いた状態ではない(閉じた状態(閉状態)である)と判断した場合には処理をS105に進める。ここで、FUトレイ116は、排出トレイ115や排出トレイ410、411、412に記録材Sが搬送される搬送路の途中に設けられている排出トレイである。そのため、異常状態が仕分装置400の排出トレイ410、411、412が取り外されている状態で、かつ、FUトレイ116が開いた状態の場合には、印刷された記録材SをFUトレイ116に排出することが可能であるため、印刷を継続することができる。
S104では、CPU550は、表示部499にFUトレイ116よりも下流で生じている異常の表示(例えば仕分装置400の排出トレイ410、411、412の取り外し)を行う。そして、CPU550は、画像形成装置は印刷可能な状態であると判断して印刷可を設定し、処理をS100に戻す。S105では、CPU550は、表示部499に画像形成装置内で発生している異常の表示(例えば仕分装置400の排出トレイ410、411、412の取り外し)を行う。そして、CPU550は、画像形成装置は印刷が不可能な状態と判断して印刷不可を設定し、処理をS100に戻す。
以上説明したように、画像形成装置本体100や仕分装置400において印刷ができない異常状態が発生した場合でも、異常発生箇所がFUトレイ116よりも搬送路の下流側で、かつFUトレイ116が開いている状態の場合は、印刷を継続することができる。このように、印刷された記録材SをFUトレイ116に排出することにより、印刷動作を継続することができ、印刷できない状況を回避することによりユーザビリティの低下を防止することができる。
なお、図5では、画像形成装置本体100や仕分装置400の異常状態の例として、仕分装置400の排出トレイ410、411、412の取り外し状態を用いて説明したが、その他の異常状態の場合にも印刷が可能となる場合がある。例えば、仕分装置400の異常状態の例として、搬送モータ471の故障や、フラッパソレノイド489、491などのアクチュエータの故障でもよい。また、仕分装置400内の記録材Sが搬送される搬送路におけるジャム状態(紙詰まり)でもよいし、排出トレイ410、411、412が排出された記録材Sで満載状態であり、印刷された記録材Sが排出できないため、印刷不可となる状況でもよい。このような仕分装置400の異常状態の場合においても、FUトレイ116が開いている状態の場合は、印刷を継続することができる。更に、満載センサ126が画像形成装置本体100の排出トレイ115の満載状態を検知している場合でも、FUトレイ116が開いている状態の場合は、印刷を継続することができる。なお、搬送センサ106やセンサ110の検知結果に基づいて検知された、FUトレイ116までの搬送路上に記録材Sが滞留している紙詰まり(ジャム)の場合には、異常が発生している箇所がFUトレイ116よりも上流である。そのため、この場合はFUトレイ116の開閉状態に関係なく、印刷を継続することはできない。
以上説明したように、本実施例によれば、FUトレイよりも下流側に記録材の搬送ができない場合におけるユーザビリティの低下を防止することができる。
実施例1では、画像形成装置又は仕分装置において異常状態が発生して印刷禁止になる場合に、異常発生箇所がFUトレイよりも搬送路の下流側で、FUトレイが開いている場合には印刷可とする実施例について説明した。そして、この場合には、表示部には、FUトレイよりも搬送路の下流側で異常が発生している表示が行われている。実施例2では、実施例1のようにFUトレイが開いている状態で印刷可能な場合には、表示部に異常表示を行わない実施例について説明する。なお、本実施例における画像形成装置本体100や仕分装置400の構成については、実施例1と同様であり、同じ装置、部材には実施例1と同じ符号を用いることにより、ここでの説明は省略する。
[異常箇所判断部の制御シーケンス]
図6は、本実施例のコントローラ501の異常箇所判断部520の画像形成装置の印刷可状態、又は印刷不可状態を判断する制御シーケンスを示すフローチャートである。図6に示す処理は、画像形成装置の電源がオンされ、コントローラ501のCPU550が起動されると起動され、CPU550により実行される。なお、異常箇所判断部520の機能は、CPU550が図6に示す処理を実行することにより実現されるものとする。
S200~S202の処理は、実施例1の図5のS100~S102の処理と同様であり、ここでの説明を省略する。S203では、CPU550は、プリンタ制御部502のCPU601から受信したFUトレイ116の開閉状態の検知結果に基づいて、FUトレイ116が開いた状態かどうか判断する。CPU550は、FUトレイ116は開いた状態であると判断した場合には処理をS204に進め、FUトレイ116は開いた状態ではない(閉じた状態である)と判断した場合には処理をS206に進める。例えば、異常状態が仕分装置400の排出トレイ410、411、412が取り外されている状態の場合には、FUトレイ116が開いた状態であると、印刷された記録材SをFUトレイ116に排出することが可能であるため、印刷を継続することができる。
S204では、CPU550は、表示部499においてFUトレイ116の搬送路下流側の異常が発生していることを示す異常表示を取りやめるように、表示部499の表示を制御し、処理をS205に進める。例えば、前述したように、CPU550は、仕分装置制御部503のCPU450から排出トレイが実装されていない情報が設定された排出トレイ有無状態465を受信すると、次の処理を行う。すなわち、CPU550は、表示部499に仕分装置400の排出トレイが未実装であることを表示させ、画像形成装置が印刷できない状態であることを表示する。S204の処理では、CPU550は、表示部499に仕分装置400の排出トレイが未実装であることの表示を取りやめ、画像形成装置が印刷できない状態であることを示す表示も取りやめる。
S205では、CPU550は、画像形成装置は印刷可能な状態であると判断して、印刷可を設定し、処理をS200に戻す。S206の処理は、実施例1の図5のS105の処理と同様であり、ここでの説明を省略する。
以上説明したように、画像形成装置本体100や仕分装置400において印刷ができない異常状態が発生した場合でも、異常が発生した箇所がFUトレイ116よりも搬送路の下流側で、かつFUトレイ116が開いている状態の場合は、印刷が継続可能となる。このような場合には、表示部499における不要な異常状態の表示を取りやめることができる。
なお、図6では、画像形成装置本体100や仕分装置400の異常状態の例として、仕分装置400の排出トレイ410、411、412の取り外しによる異常状態を用いて説明したが、この場合の異常状態だけが印刷が可能となる場合ではない。上述した実施例1と同様に、他の異常状態でも印刷を継続可能な場合がある。
以上説明したように、本実施例によれば、FUトレイよりも下流側に記録材の搬送ができない場合におけるユーザビリティの低下を防止することができる。
実施例3では、画像形成装置又は仕分装置において異常状態が発生して印刷禁止になる状況の場合に、異常発生箇所がFUトレイよりも搬送路の下流側で、FUトレイが閉じている場合には、FUトレイを開けるように促す表示を行う実施例について説明する。なお、本実施例における画像形成装置本体100や仕分装置400の構成については、実施例1、2と同様であり、同じ装置、部材には実施例1、2と同じ符号を用いることにより、ここでの説明は省略する。
[異常箇所判断部の制御シーケンス]
図7は、本実施例のコントローラ501の異常箇所判断部520の画像形成装置の印刷可状態、又は印刷不可状態を判断する制御シーケンスを示すフローチャートである。図7に示す処理は、画像形成装置の電源がオンされ、コントローラ501のCPU550が起動されると起動され、CPU550により実行される。なお、異常箇所判断部520の機能は、CPU550が図7に示す処理を実行することにより実現されるものとする。
S300~S302の処理は、実施例1の図5のS100~S102の処理と同様であり、ここでの説明を省略する。S303では、CPU550は、プリンタ制御部502のCPU601から受信したFUトレイ116の開閉状態の検知結果に基づいて、FUトレイ116が開いた状態かどうか判断する。CPU550は、FUトレイ116は開いた状態であると判断した場合には処理をS305に進め、FUトレイ116は開いた状態ではない(閉じた状態である)と判断した場合には処理をS304に進める。例えば、異常状態が仕分装置400の排出トレイ410、411、412が取り外されている状態の場合には、FUトレイ116が開いた状態であれば、印刷された記録材SをFUトレイ116に排出することが可能であり、印刷を継続することができる。また、FUトレイ116は閉じた状態であれば、ユーザがFUトレイ116を開いた状態に設定することにより、印刷された記録材SをFUトレイ116に排出することが可能になるため、印刷を継続することができる。
S304では、CPU550は、表示部499の表示を次のように制御し、処理をS306に進める。前述したように、CPU550は、仕分装置制御部503のCPU450から排出トレイが実装されていない情報が設定された排出トレイ有無状態465を受信すると、次の処理を行う。すなわち、CPU550は、表示部499に仕分装置400の排出トレイが未実装であることを表示し、画像形成装置が印刷できない状態であることを表示する。更に、CPU550は、FUトレイ116を閉状態から開状態にすることにより印刷が可能になることを表示するように、表示部499の表示を制御し、処理をS306に進める。なお、CPU550は、S304の処理で表示部499にFUトレイ116を開状態にすることを促す表示を行った後に、FUトレイ116が開いた状態に設定されたことを検知した場合には、表示部499のFUトレイ116を開くことを促す表示を取りやめる。
S305の処理は、実施例1の図5のS104の処理と同様であり、ここでの説明は省略する。S306では、CPU550は、画像形成装置は印刷不可の状態であると判断して、印刷不可を設定し、処理をS300に戻す。
以上説明したように、画像形成装置本体100や仕分装置400において印刷ができない異常状態が発生した場合で、異常が発生した箇所がFUトレイ116よりも搬送路の下流側であるが、FUトレイ116が閉じている状態の場合は、印刷ができない。このような場合には、表示部499にFUトレイ116を開けた状態に設定することにより、印刷を継続することができることを表示して、ユーザに対応を促すことにより、印刷ができない状況を解消して、ユーザビリティの低下を防止することができる。
なお、図7では、画像形成装置本体100や仕分装置400の異常状態の例として、仕分装置400の排出トレイ410、411、412の取り外しによる異常状態を用いて説明したが、この場合の異常状態だけが印刷が可能となる場合ではない。上述した実施例1と同様に、他の異常状態でも印刷を継続できる場合がある。
以上説明したように、本実施例によれば、FUトレイよりも下流側に記録材の搬送ができない場合におけるユーザビリティの低下を防止することができる。
115 排出トレイ
116 FUトレイ
117 FUトレイ開閉センサ
180 画像形成部
550 CPU

Claims (11)

  1. 記録材に画像形成を行う画像形成部と、
    画像形成された記録材が排出される第1の排出トレイと、
    前記画像形成部と前記第1の排出トレイとの間に設けられ、閉じている状態では記録材を前記第1の排出トレイに搬送する搬送路の一部を形成し、開いている状態では記録材が排出される第2の排出トレイとなる開閉部材と、
    前記開閉部材の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    前記第1の排出トレイに記録材を排出できない場合、前記開閉検知手段が検知した前記開閉部材の開閉状態に応じて、前記画像形成部により記録材に画像形成を行うか否かを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の排出トレイに排出された記録材の満載状態を検知する第1の満載検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1の満載検知手段が前記第1の排出トレイの満載状態を検知した場合には、前記第1の排出トレイに記録材を排出できないと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の排出トレイの記録材の搬送方向の下流に第3の排出トレイと、
    前記第3の排出トレイに排出された記録材の満載状態を検知する第2の満載検知手段と、
    前記第3の排出トレイに設けられ、前記第3の排出トレイの実装状態を検知する実装検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第2の満載検知手段が前記第3の排出トレイの満載状態を検知した場合、又は前記実装検知手段が前記第3の排出トレイの未実装状態を検知した場合には、前記第3の排出トレイに記録材を排出できないと判断し、前記開閉検知手段が検知した前記開閉部材の開閉状態に応じて、前記画像形成部により記録材に画像形成を行うか否かを制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記開閉検知手段が前記開閉部材の開状態を検知している場合には、前記画像形成部が記録材に画像形成を行うように制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置の状態を表示する表示部を備え、
    前記制御手段は、前記表示部に、前記第1の排出トレイが満載状態の場合には前記第1の排出トレイが満載状態である表示を、前記第3の排出トレイが満載状態の場合には前記第3の排出トレイが満載状態である表示を、前記第3の排出トレイが未実装状態の場合には前記第3の排出トレイが未実装である表示を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置の状態を表示する表示部を備え、
    前記制御手段は、前記表示部に、前記第1の排出トレイが満載状態である表示、前記第3の排出トレイが満載状態である表示、前記第3の排出トレイが未実装である表示のいずれの表示も行わないことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記開閉検知手段が前記開閉部材の閉状態を検知している場合には、前記画像形成部が記録材に画像形成を行わないように制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置の状態を表示する表示部を備え、
    前記制御手段は、前記表示部に、前記第1の排出トレイが満載状態の場合には前記第1の排出トレイが満載状態である表示を、前記第3の排出トレイが満載状態の場合には前記第3の排出トレイが満載状態である表示を、前記第3の排出トレイが未実装状態の場合には前記第3の排出トレイが未実装である表示を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記表示部に、前記開閉部材を閉状態から開状態にすることを促す表示を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 記録材を収容する給紙部と前記画像形成部との間に設けられ、前記給紙部から給送される記録材を検知する第1の記録材検知手段と、
    前記画像形成部と前記開閉部材との間に設けられ、前記画像形成部から搬送される記録材を検知する第2の記録材検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の記録材検知手段が前記給紙部から給送された記録材を検知しない場合又は前記給紙部から給送された記録材の後端を検知しない場合、前記第2の記録材検知手段が前記画像形成部から搬送された記録材を検知しない場合又は前記画像形成部から搬送された記録材の後端を検知しない場合には、記録材の紙詰まりが生じ、前記第2の排出トレイとなる前記開閉部材に記録材を搬送できないと判断することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置の状態を表示する表示部を備え、
    前記制御手段は、前記表示部に、記録材の紙詰まりが生じている表示を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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