JP2022159584A - 洗濯機 - Google Patents

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JP2022159584A
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圭佑 網代
Keisuke AJIRO
道太 菅原
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Abstract

【課題】衣類の量に応じた無駄がなく、乾燥仕上がりの良い洗濯機を提供する。【解決手段】衣類が収容された洗濯槽と、洗濯槽の底部に設けられた回転翼盤と、洗濯槽を内包し洗濯水を溜める外槽と、洗濯槽と回転翼盤とを回転駆動する駆動機構と、洗濯槽内に吹出部から温風を吹き出す乾燥機構と、吹出部を駆動する吹出駆動部と、洗濯運転を制御する制御部と、を有し、吹出駆動部は、洗濯槽内に収容された衣類量に応じて吹出部を駆動する構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は衣類を洗濯する洗濯機に関する。
一般的に縦型洗濯乾燥機は、衣類を収容する洗濯槽の底部に回転翼を設け、洗濯槽及び回転翼を回転支持する外槽に水を溜めた状態で、回転翼を正逆回転させて洗いを行う。そして、洗濯槽を高速回転させて脱水を終了した後の乾燥工程では、ヒータで加熱された温風を送風ファンにより衣類に吹付ける。温風により衣類に含まれた水分は蒸発し、水分を含んだ空気は循環経路に導かれ、この循環経路に設けられた除湿機構により水分が取り除かれる。
特許文献1では、縦型洗濯乾燥機で洗濯槽上部から高速で温風を吹き付けることによりしわの発生を抑制して乾燥仕上りの良くできることが開示されている。
特開2020-10863号公報
特許文献1ではノズルから下方向に高速風を吹き出しているが、衣類の量とノズルとの距離については考慮されていない。
本発明の目的は、衣類の量に応じた無駄がなく、乾燥仕上がりの良い洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の洗濯機は、衣類が収容された洗濯槽と、洗濯槽の底部に設けられた回転翼盤と、洗濯槽を内包し洗濯水を溜める外槽と、洗濯槽と回転翼盤とを回転駆動する駆動機構と、洗濯槽内に吹出部から温風を吹き出す乾燥機構と、吹出部を駆動する吹出駆動部と、洗濯運転を制御する制御部と、を有し、吹出駆動部は、洗濯槽内に収容された衣類量に応じて吹出部を駆動する構成とする。
本発明によれば、衣類の量に応じた無駄がなく、乾燥仕上がりの良い洗濯機を提供することができる。
本発明に係る洗濯機の縦断面を示す図である。 本発明に係る洗濯機の吹出駆動部の詳細構造を説明する図である。 本発明に係る洗濯機の制御装置の一構成例を示す図である。 本発明の制御装置が実行する乾燥工程のフローチャートを示す図である。 本発明の制御装置が実行する乾燥工程のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施例に係る洗濯機の縦断面の槽内風路部分を示す図である。 本発明の他の実施例の制御装置が実行する乾燥工程のフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施例の制御装置が実行する乾燥工程のフローチャートを示す図である。
本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥を行うことができる洗濯機S(いわゆる、縦型の洗濯乾燥機)を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る乾燥フィルタ装置が搭載される洗濯機を示す右側縦断面図である。 図1に示すように、洗濯機Sは、筐体の外枠1、洗濯水を貯留する外槽2、洗濯槽3、回転翼盤4および駆動モータ(駆動部)10を備えている。
外枠1は、板金(鉄板)をプレス加工等によって四角筒状に形成したものである。また、外枠1の下部には、合成樹脂製のベース32が設けられている。また、外枠1の上部には、合成樹脂製のトップカバー(上板)6が設けられている。なお、図示していないが、外枠1の内部は、補強部材を用いて外枠1が補強されている。また、ベース32は、内部に格子状のリブなどを設けて補強されている。
外槽2は、合成樹脂製であり、有底略円筒状を呈し、外枠1内の中央において、防振装置(不図示)を介して支持されている。防振装置は、バネや弾性ゴムからなり、外枠1内の上部から外槽2を吊り下げ支持している。
洗濯槽(洗濯兼脱水槽)3は、洗濯、脱水、乾燥される洗濯物(衣類)を収容する有底円筒形状を有する。また、洗濯槽3は、回転軸が略鉛直方向を向いている。また、洗濯槽3は、外槽2の内部中央に設けられ、外槽2内において回転自在に支持される。また、洗濯槽3は、その外周壁に通水および通風のための多数の小さな貫通孔3a(図1では一部のみ図示)を有している。また、洗濯槽3は、その底壁に通水および通風のための複数の貫通孔3bを有している。また、洗濯槽3の上縁部には流体バランサー3cを備えている。また、洗濯槽3の底部には、洗濯水を攪拌し、て、洗いやすすぎなどを行う回転翼盤4が回動自在に設けられている。
回転翼盤4は、洗濯運転時および乾燥運転時に、正転/逆転を繰り返す動作が行われる。また、回転翼盤4は、脱水運転時に、洗濯槽3と一緒に洗濯槽3内の洗濯物とともに高速回転し、洗濯物に含まれる水分を遠心力で脱水する。
駆動モータ10は、外枠1内に設けられ、回転翼盤4および洗濯槽3を選択的に回転駆動する。また、駆動モータ10は、例えばDCブラシレスモータが使用される。DCブラシレスモータは、ベクトル制御によって制御が行われる。また、駆動モータ10は、回転翼盤4および洗濯槽3をダイレクトドライブするものであってもよく、ベルトなどの減速機構を用いて駆動してもよい。
外枠1の上部には、開閉自在な外蓋5が設けられている。外蓋5は、外枠1の上部に設けられたトップカバー6に後側が軸支持されている。外槽2の上部には、外蓋5の下方に、内蓋34が後側の軸周りに開閉自在に設けられている。洗濯槽3に対する洗濯物の出し入れは、外蓋5および内蓋34を開くことで行われる。
外枠1内には、トップカバー6の外蓋5の後側に、給水ユニット7が設けられている。給水ユニット7は、内部に複数の水路を有する給水ボックス(図示せず)を有している。給水ユニット7は、トップカバー6から上方に突き出る給水ホース接続口8から供給される。この給水ホース接続口8から水道水や風呂水が供給され、外槽2の内部に注がれる。また、トップカバー6の前側には、洗剤、仕上剤の投入装置35が設けられている。洗剤、仕上剤は、投入ホース36により、外槽2と洗濯槽3との間に注がれる。
また、洗濯機Sは、洗濯物を乾かす乾燥機構9を備えている。乾燥機構9は、洗濯槽3内の洗濯物を乾燥する乾燥用空気の循環送風や除湿を行う。乾燥機構9は、大部分が乾燥用空気循環路で占められている。乾燥用空気循環路は、外槽2の底部に連通する底部循環路20と、底部循環路20から上向きに延びる除湿用縦通路21(乾燥ダクト)とを備える。除湿用縦通路21は、外枠1にねじ固定されるものではなく、外槽2と一体に構成されている。
また、乾燥機構9は、洗濯機Sの乾燥工程において、乾燥風を作る送風機22およびヒータ(不図示)を有する。送風機22の下部の吸込側は、除湿用縦通路21の上端部に接続される。送風機22と除湿用縦通路21の間には乾燥フィルタ装置45が配置され、送風機22に異物が流入しないようになっている。
送風機22の前部の排出側は、戻り接続循環路25と接続されている。戻り接続循環路25は、その一部の上部蛇腹ホース23を介して、吹出部26に連通する。戻り接続循環路25には、乾燥風を洗濯槽3内に吐出する吹出部26が形成されている。吹出部26は洗濯槽3の上部に取り付けらえた吹出駆動部27によって図1に示すように上下方向に駆動される。吹出駆動部27の詳細については後述する。
底部循環路20は、外槽2の底側の側面(周面)と連通している。また、外槽2の底部に設けられた底落込部31は、排水時のみ開弁される常閉型の排水弁44を介して、排水用の洗濯水排水路42に連通している。
排水弁44は、洗濯運転時や乾燥運転時には閉じられている。排水弁44は、洗濯水を排水する排水時に開いて、外槽2に溜まっている洗濯水やすすぎ水を、洗濯水排水路42から洗濯機Sの外部(機外)に排出する。
外槽2に溜まる洗濯水やすすぎ水は、循環水路11a、12aから循環水路11b、12bに流入し、循環水路11b、12b内を上方へ向かって流れる。循環水路11b、12bを上昇した洗濯水は、糸屑が糸屑フィルタ33で取り除かれ、洗濯槽3内に入る。
次に、図2を用いて、本発明に係る洗濯機の吹出駆動部の構造の詳細を説明する。
吹出駆動部27は吹出部26をを駆動するものである。吹出駆動部27は、吹出部26を可動する可動機構と、その可動機構を駆動する可動機構駆動部と、を備える。具体的には、リンクb、サーボモータc、リンクd、リンクe、リンクf、を備え、可動機構駆動部であるサーボモータcにより可動部であるリンクfを駆動し、リンクe、リンクd、を介してリンクbを搖動させることによりリンクbに取り付けられた吹出部26を上下動させる。上側の図は、衣類量が少ない場合、吹出部26を洗濯槽3側(下方)へ動かした位置であり、下側の図は、衣類量が多い場合、吹出部26を上方へ動かした位置である。
つまり、衣類量が所定より多い場合は少ない場合に比べて吹出部26の位置が高く、衣類量が所定より少ない場合は多い場合に比べて吹出部26の位置が低くする。
本発明では、後述するが、吹出駆動部27でによって、洗濯槽3内に収容された衣類量に応じて吹出部26を駆動することとする。
図3は、本発明に係る洗濯機の制御装置の一構成例を示すブロック図である。
制御部であるマイクロコンピュータ40は、ガラスタッチパネル16、各スイッチ17に接続される操作ボタン入力回路41や水位センサ21、温度センサ26、振動センサ27と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータ40からの出力は駆動回路42に接続され、給水ユニット7、クラッチ48、排水弁15、電動機10、送風機22、ヒータ28などに接続され、これらの開閉や回転、通電を制御する。また、使用者に洗濯機の動作状態を知らせるためのブザー43、ガラスタッチパネル上の7セグメント発光ダイオード表示器25や発光ダイオード7に接続される。
このような構成を備えた洗濯乾燥機において、次に本発明の特徴的な動作を説明する。
図4、5は、図1に示した洗濯機において、図3の制御装置のマイクロコンピュータ40が実行する乾燥工程における制御処理の一例を示す制御フローを示したフローチャートである。以下その制御フリーについて図4、5を用いて説明する。
≪ステップS100≫
衣類量検出処理を実行する。洗濯槽3を静止させた状態で回転翼盤4を一方向に回転させたときに、回転翼盤4に作用する回転負荷量に基づいて衣類56の布量を検出する。
≪ステップS101≫
乾燥工程では、更に衣類の脱水を行うために高速で洗濯槽3を回転させる。
≪ステップS102≫
ステップS101を所定時間行うための処理であり、決められた規定時間を経過するまで脱水/攪拌を実行する。
≪ステップS103≫
乾燥運転1を実行する。送風機22は低速回転、ヒータ28強モード、吹出部は上方位置で運転を行い、ヒータ28よって加熱された温風51aを吹出部26衣類56に向けて衣類56吹付ける。
≪ステップS104≫
洗濯槽3と回転翼盤4を一体的に緩速回転する。または、洗濯槽3を静止させた状態で回転翼盤4を正逆回転することにより、衣類56全体を撹拌しながら加熱させ乾燥を行う。
≪ステップS105≫
乾燥開始からの経過時間が既定の時間になったかどうかを確認して処理を分岐する。規定の時間は、衣類の乾燥度(=乾布の質量/湿布の質量)が0.9に達するより前に設定する。
乾燥は、次のように進行する。乾燥の初期は、衣類の温度を上昇させる予熱期間で、衣類の温度を速く上昇させるために、極力多くの熱量を衣類に与えることが重要である。予熱期間中は、衣類からの水分の蒸発は少ない。
衣類の温度が上昇するに従い、衣類からの水分の蒸発が多くなるため、気化熱により衣類の温度上昇は鈍くなり、やがて加熱と気化熱がバランスし、衣類の温度はほとんど一定となる(恒率乾燥)。衣類の水分量が少なくなると気化熱が減少し、衣類の温度が再び上昇を始め、衣類の水分がなくなると温風とほぼ同一の温度となり乾燥が終了する(減率乾燥)。衣類の温度が上昇を始めるのは、乾燥度が0.9付近になった時である。
衣類に水分が多く含まれている時点では、衣類にしわがついたとしても簡単に直すことができる(しわがついた衣類に霧吹きやスチームで水分を与えるとしわがとれることからも分かる)。しかし、しわが付いたままの状態で乾燥度0.9以上に乾燥が進むとしわが固定化する。一度固定化したしわをそれ以降の工程でとることは、ほとんどできない。従って、乾燥度が0.9になる前にしわを伸ばすことが重要となる。
実際の乾燥時には、材質や厚さが異なる衣類を同時に乾燥するので、乾燥度が0.9になる時間も衣類により様々である。従って、本実施の形態例では、最もしわになりやすい薄手の綿衣類の乾燥度が0.8から0.85程度になる時間に設定してある。また、布量によって乾燥度が0.9になる時間は異なるため、布量に応じて時間を設定する必要があることはもちろんである。
≪ステップS106≫
ステップ100でセンシングした衣類量のセンシング値を読み出す。衣類量が多い場合はステップ107-1へ衣類量が少ない場合はステップ107-2へ進む。
≪ステップS107-1≫
衣類量が多いため吹出部26をより衣類56の遠くに駆動させる。
≪ステップS107-2≫
衣類量が少ないため吹出部26をより衣類56の近くに駆動させる。
≪ステップS108≫
乾燥運転2を実行する。送風機22を高速回転し、ヒータ28を停止にして洗濯槽3内の衣類に高速の風を吹き付け、しわを伸ばしながら乾燥を行う。送風機22を高速回転した時に、ヒータ28を停止させるのは、許容電流値を越えないようにするためである。
本ステップでは、ヒータ20が停止状態となるため、ステップS103に比べ温風51aの温度が低下する。特に乾燥度が0.9を越すと衣類の温度が上昇し、温風温度に近づいてゆくが、温風温度が低いため、衣類の温度を低く抑えることができ、衣類へのダメージを軽減できるメリットもある。
≪ステップS109≫
温度センサ29により温風の温度を監視しながら実行し、温度変化の割合が所定の値になったときに乾燥終了と判断する。
≪ステップS110≫
ヒータ28を停止状態にし、更に送風機22を停止させ、洗濯槽3と回転翼盤4の回転を停止させて乾燥工程を終了する。
以上のように、ステップS106でセンシングした衣類量に応じて、ステップS107にて、吹出駆動部27により吹出部26を上下方向に駆動することで、衣類の量に応じた無駄がなく、乾燥仕上がりの良い洗濯機を提供することができる。
次に、本発明の他の実施例に係る洗濯機について図6を用いて説明する。本実施例の洗濯機の構成は図1の構成と比べて主として洗濯槽3内部の構造が異なるが、他の洗濯機の構成は同様であるため説明を省略する。
洗濯槽3内部に図6に示す槽内風路61を有し、槽内風路61は洗濯槽3に固定され一体となって回転する。洗濯槽3を位置制御することにより槽内風路61の受け口61aと吹出部26を鉛直方向に並ぶ位置(対向位置)に配置する。槽内風路61の受け口61aと吹出部26が鉛直方向に並んでいる時、吹出駆動部27を駆動させ吹出部26と槽内風路61を連結させる。吹出部26と槽内風路61を連結させることにより槽内風路61内部を温風52が吹き込み、槽内風路吹出口61bから衣類56の側面から温風51bを吹き付ける。
槽内風路61と吹出部26の連結は、吹出駆動部27により切り離し可能であるため、槽内風路61の受け口61aを吹出部26の対向位置にすることにより、衣類56の上方から温風51aを吹き付けることができる。
温風51aの上面吹出しと温風51bの側面吹出しの切り替えが可能となる。側面吹出しにより、個々の衣類に吹付けられる風量と風速が増加するため、衣類のしわを低減して乾燥仕上りの良い、且つ、上方から衣類全体に温風51aを吹き付けることにより乾燥効率が向上して消費電力量を低減することができる。
このような構成を備えた洗濯乾燥機において、次に本発明の特徴的な動作を説明する。
図7、8は図1に示した洗濯機の制御装置内の制御部のマイクロコンピュータが実行する乾燥工程における制御処理の一例を示す制御フローを示したフローチャートである。以下、乾燥工程の詳細な制御フローを説明する。
≪ステップS101≫
乾燥工程では、更に衣類の脱水を行うために高速で洗濯槽3を回転させる。
≪ステップS102≫
ステップS101を所定時間行うための処理であり、決められた規定時間を経過するまで脱水/攪拌を実行する。
≪ステップS103≫
洗濯槽3の回転を停止させて、吹出部26と槽内風路61が対向した位置で静止させる。
≪ステップS104≫
乾燥運転1を実行する。送風機22は低速回転、ヒータ28は強モード、吹出部は上方位置で運転を行い、ヒータ28によって加熱された温風51aを吹出部26から衣類56に向けて衣類56全体に吹付ける。
≪ステップS105≫
洗濯槽3を静止させた状態で回転翼盤4を正逆回転することにより、衣類56全体を撹拌しながら加熱させ乾燥を行う。
≪ステップS106≫
乾燥開始からの経過時間が既定の時間になったかどうかを確認して処理を分岐する。規定の時間は、衣類の乾燥度(=乾布の質量/湿布の質量)が0.9に達するより前に設定する。
乾燥は、次のように進行する。乾燥の初期は、衣類の温度を上昇させる予熱期間で、衣類の温度を速く上昇させるために、極力多くの熱量を衣類に与えることが重要である。予熱期間中は、衣類からの水分の蒸発は少ない。
衣類の温度が上昇するに従い、衣類からの水分の蒸発が多くなるため、気化熱により衣類の温度上昇は鈍くなり、やがて加熱と気化熱がバランスし、衣類の温度はほとんど一定となる(恒率乾燥)。衣類の水分量が少なくなると気化熱が減少し、衣類の温度が再び上昇を始め、衣類の水分がなくなると温風とほぼ同一の温度となり乾燥が終了する(減率乾燥)。衣類の温度が上昇を始めるのは、乾燥度が0.9付近になった時である。
衣類に水分が多く含まれている時点では、衣類にしわがついたとしても簡単に直すことができる(しわがついた衣類に霧吹きやスチームで水分を与えるとしわがとれることからも分かる)。しかし、しわが付いたままの状態で乾燥度0.9以上に乾燥が進むとしわが固定化する。一度固定化したしわをそれ以降の工程でとることは、ほとんどできない。従って、乾燥度が0.9になる前にしわを伸ばすことが重要となる。
実際の乾燥時には、材質や厚さが異なる衣類を同時に乾燥するので、乾燥度が0.9になる時間も衣類により様々である。従って、本実施の形態例では、最もしわになりやすい薄手の綿衣類の乾燥度が0.8から0.85程度になる時間に設定してある。また、布量によって乾燥度が0.9になる時間は異なるため、布量に応じて時間を設定する必要があることはもちろんである。
≪ステップS107≫
回転翼盤4を停止させ、洗濯槽3を回転させ吹出部26と槽内風路61が鉛直方向に並んだ位置で静止させる。
≪ステップS108≫
吹出部26を駆動させ、槽内風路61と吹出部26を連結させる。
≪ステップS109≫
乾燥運転2を実行する。送風機22を高速回転し、ヒータ28を停止にして洗濯槽3内の衣類に高速の風を吹き付け、しわを伸ばしながら乾燥を行う。送風機22を高速回転した時に、ヒータ28を停止させるのは、許容電流値を越えないようにするためである。
吹出部26から槽内風路61へ送られた温風52は、槽内風呂61吹出し口から衣類へ吹付けられる。また、回転翼11を回転させると回転翼のなだらかな傾斜面11hにより衣類が持ち上げられる。持ち上げられた衣類に高速の温風51bが吹付けられることにより、衣類が押し広げられ、乾燥中に発生するしわが低減する。また、吹出された高速の温風51bを集中して個々の衣類に吹付けることにより、温風51aを分散させる従来例と比較して衣類に当たる風速、風量が大きくなるため、より衣類が押し広げられ乾燥中に発生するしわが低減される。また、衣類からの蒸発が促進されて乾燥効率が向上するため、乾燥時の消費電力量を低減することが出来る。
≪ステップS110≫
温度センサ29により温風の温度を監視しながら実行し、温度変化の割合が所定の値になったときに乾燥終了と判断する。
≪ステップS111≫
ヒータ28を停止状態にし、更に送風機22を停止させ、洗濯槽3と回転翼盤4の回転を停止させて乾燥工程を終了する。
以上のように、槽内風路61を設けることで、風を上方から下方に吹き出すのではなく、衣類の側方から、または下方からあてることができ、さらに乾燥効率が向上して消費電力量を低減することができるる。
2 外槽
3 洗濯槽
4 回転翼盤
9 乾燥機構
21 除湿用縦通路
22 送風機
23 上部蛇腹ホース
25 戻り接続循環路
26 吹出部
27 吹出駆動部
61 槽内風路

Claims (7)

  1. 衣類が収容された洗濯槽と、
    前記洗濯槽の底部に設けられた回転翼盤と、
    前記洗濯槽を内包し洗濯水を溜める外槽と、
    前記洗濯槽と前記回転翼盤とを回転駆動する駆動機構と、
    前記洗濯槽内に吹出部から温風を吹き出す乾燥機構と、
    前記吹出部を駆動する吹出駆動部と、
    洗濯運転を制御する制御部と、を有し、
    前記吹出駆動部は、前記洗濯槽内に収容された衣類量に応じて前記吹出部を駆動することを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1記載の洗濯機であって
    前記吹出駆動部は、乾燥工程内において前記吹出部を駆動し、衣類と前記吹出部との距離を変更する洗濯機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記吹出駆動部は、前記吹出部を可動する可動機構と、前記可動機構を駆動する可動機構駆動部と、を備える洗濯機。
  4. 請求項1または請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記吹出駆動部は、衣類量が所定より多い場合は少ない場合に比べて前記吹出部の位置が高い洗濯機。
  5. 請求項1または請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記吹出駆動部は、衣類量が所定より少ない場合は多い場合に比べて前記吹出部の位置が低い洗濯機。
  6. 請求項1または請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記吹出部は、前記洗濯槽上方に設けられ、前記洗濯槽底部に向けて風を吹き出す洗濯機。
  7. 請求項1または請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記吹出部と接続可能であって、前記洗濯槽内に設けられた槽内風路を有し、
    前記吹出部から吹き出された温風は、前記槽内風路を介して、前記洗濯槽内の衣類に温風を吹きつける洗濯機。
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