JP2022155259A - ワイヤハーネス及びコネクタ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases

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Abstract

Figure 2022155259000001
【課題】シール部材の誤組み付けを抑制できるワイヤハーネス及びコネクタを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスは、コネクタと、第1電線21と、第1電線21とは外径が異なる第2電線22とを備える。第1電線21と第2電線22とは、コネクタから第1方向Xに引き出される。コネクタは、第1電線21及び第2電線22を収容するハウジング40と、第1方向Xに沿ってハウジング40に挿入可能に構成されるとともに、ハウジング40と第1電線21及び第2電線22との間をシールするシール部材60とを備える。シール部材60は、第1電線21が挿通される第1孔67と、第2電線22が挿通される第2孔68とを有する。第2方向Yにおける第1孔67と第1端64との距離は、第2方向Yにおける第2孔68と第2端65との距離と異なる。
【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤハーネス及びコネクタに関する。
特許文献1には、ワイヤハーネスを構成するコネクタが開示されている。このコネクタは、ハウジングと、4つの電線と、4つの端子と、シール部材とを有している。
ハウジングは、4つの端子を収容している。
4つの端子は、4つの電線の端部に接続されている。
4つの電線は、2つの第1電線と、第1電線よりも外径の小さい2つの第2電線とにより構成されている。
シール部材は、4つの電線がそれぞれ挿通される4つのシール孔を有している。4つのシール孔は、2つの第1電線が挿通される2つの第1シール孔と、2つの第2電線が挿通される2つの第2シール孔とにより構成されている。第1シール孔の内径は、第2シール孔の内径よりも大きい。シール部材は、ハウジングの内部に挿入して組み付けられている。シール部材は、ハウジングと4つの電線との間をシールする。
特開2019-3807号公報
例えば1つの第1電線と、1つの第2電線とを備えるコネクタがある。この場合、シール部材は、1つの第1シール孔と、1つの第2シール孔とを有する。このため、作業者が、第1シール孔と第2シール孔とを判別できずに、電線及びハウジングに対してシール部材を正規の姿勢とは180度回転させた姿勢で組み付ける、所謂誤組み付けをするおそれがある。
本開示の目的は、シール部材の誤組み付けを抑制できるワイヤハーネス及びコネクタを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、コネクタと、第1電線と、前記第1電線とは外径が異なる第2電線と、を備え、前記第1電線と前記第2電線とは、前記コネクタから第1方向に引き出されており、前記コネクタは、前記第1電線及び前記第2電線を収容するハウジングと、前記第1方向に沿って前記ハウジングに挿入可能に構成されるとともに、前記ハウジングと前記第1電線及び前記第2電線との間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材は、前記第1電線が挿通される第1孔と、前記第2電線が挿通される第2孔と、を有し、前記第1孔から前記第2孔に向かう方向を第2方向とし、前記第2方向における前記シール部材の2つの端のうち前記第1孔から近い側の端を第1端とし、前記第1孔から遠い側の端を第2端とするとき、前記第2方向における前記第1孔と前記第1端との距離は、前記第2方向における前記第2孔と前記第2端との距離と異なる。
本開示のコネクタは、第1電線と前記第1電線とは外径が異なる第2電線とが第1方向に引き出されるコネクタであって、前記第1電線及び前記第2電線を収容するハウジングと、前記第1方向に沿って前記ハウジングに挿入可能に構成されるとともに、前記ハウジングと前記第1電線及び前記第2電線との間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材は、前記第1電線が挿通される第1孔と、前記第2電線が挿通される第2孔と、を有し、前記第1孔から前記第2孔に向かう方向を第2方向とし、前記第2方向における前記シール部材の2つの端のうち前記第1孔から近い側の端を第1端とし、前記第1孔から遠い側の端を第2端とするとき、前記第2方向における前記第1孔と前記第1端との距離は、前記第2方向における前記第2孔と前記第2端との距離と異なる。
本開示によれば、シール部材の誤組み付けを抑制できる。
図1は、ワイヤハーネスの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1のワイヤハーネスを分解して示す分解斜視図である。 図3は、同実施形態について、ハウジングを示す背面図である。 図4は、同実施形態について、シール部材を示す正面図である。 図5は、図1の5-5線に沿った断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]コネクタと、第1電線と、前記第1電線とは外径が異なる第2電線と、を備え、前記第1電線と前記第2電線とは、前記コネクタから第1方向に引き出されており、前記コネクタは、前記第1電線及び前記第2電線を収容するハウジングと、前記第1方向に沿って前記ハウジングに挿入可能に構成されるとともに、前記ハウジングと前記第1電線及び前記第2電線との間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材は、前記第1電線が挿通される第1孔と、前記第2電線が挿通される第2孔と、を有し、前記第1孔から前記第2孔に向かう方向を第2方向とし、前記第2方向における前記シール部材の2つの端のうち前記第1孔から近い側の端を第1端とし、前記第1孔から遠い側の端を第2端とするとき、前記第2方向における前記第1孔と前記第1端との距離は、前記第2方向における前記第2孔と前記第2端との距離と異なる。
同構成によれば、シール部材の第1孔に対して第2電線が挿通されるとともに第2孔に対して第1電線が挿通された場合において、シール部材を第1方向に沿ってハウジングに挿入すると、シール部材の第1端または第2端がハウジングに干渉するようになる。詳しくは、第1端及び第2端のうち、第2方向における第1孔と第1端との距離と、第2方向における第2孔と第2端との距離とのうち大きい方の距離に対応する端が、ハウジングに干渉するようになる。これにより、作業者は、電線及びハウジングに対してシール部材が誤った姿勢で組み付けられたことに気付きやすくなる。したがって、シール部材の誤組み付けを抑制できる。
[2]前記シール部材及び前記ハウジングの一方は、逃がし部を有し、前記シール部材及び前記ハウジングの他方は、規制凸部を有し、前記規制凸部は、前記シール部材が正規の姿勢で前記ハウジングに挿入される場合には、前記逃がし部によって逃がされることで前記ハウジングへの前記シール部材の挿入を許容するとともに、前記シール部材が前記正規の姿勢とは異なる姿勢で前記ハウジングに挿入される場合には、前記シール部材または前記ハウジングと干渉することで前記ハウジングへの前記シール部材の挿入を規制することが好ましい。
シール部材の第1孔に対して第2電線が挿通されるとともに第2孔に対して第1電線が挿通された場合であっても、シール部材を第1方向に沿ってハウジングに挿入する際に、電線の撓み変形などによりシール部材がハウジングに対して誤った姿勢で挿入されるおそれがある。
この点、上記構成によれば、シール部材が正規の姿勢とは異なる姿勢でハウジングに挿入される場合には、ハウジングまたはシール部材に設けられた規制凸部がシール部材またはハウジングと干渉することでハウジングへのシール部材の挿入が規制されるようになる。これにより、作業者は、電線及びハウジングに対してシール部材が誤った姿勢で組み付けられたことに一層気付きやすくなる。したがって、シール部材の誤組み付けを一層抑制できる。
なお、シール部材が正規の姿勢でハウジングに挿入される場合には、シール部材またはハウジングに設けられた逃がし部によってハウジングまたはシール部材に設けられた規制凸部が逃がされることでハウジングへのシール部材の挿入が許容される。
[3]前記逃がし部は、前記シール部材に設けられるとともに、前記シール部材を前記第1方向に貫通する貫通孔又は前記第1方向に開口する凹部であり、前記規制凸部は、前記ハウジングに設けられていることが好ましい。
同構成によれば、シール部材が正規の姿勢とは異なる姿勢でハウジングに挿入される場合には、ハウジングに設けられた規制凸部がシール部材と干渉することでハウジングへのシール部材の挿入が規制されるようになる。これにより、作業者は、電線及びハウジングに対してシール部材が誤った姿勢で組み付けられたことに一層気付きやすくなる。したがって、シール部材の誤組み付けを一層抑制できる。
なお、シール部材が正規の姿勢でハウジングに挿入される場合には、シール部材に設けられた逃がし部によってハウジングに設けられた規制凸部が逃がされることでハウジングへのシール部材の挿入が許容される。
また、上記構成によれば、規制凸部がシール部材に比べて剛性の高いハウジングに設けられている。このため、規制凸部をシール部材に設ける場合に比べて、逃がし部を構成する貫通孔又は凹部に対して規制凸部を挿入しやすい。したがって、組み付けの作業性を向上させることができる。
[4]前記第1端は、湾曲面状であり、前記第2端は、平面状であることが好ましい。
シール部材の第1端と第2端とが同一の形状を有する場合、作業者は、シール部材の第1端と第2端とを判別しにくい。そのため、作業者は、シール部材を正規の姿勢とは180度回転させた姿勢で電線及びハウジングに対して組み付けるおそれがある。
この点、上記構成によれば、シール部材の第1端と第2端とが異なる形状を有するため、作業者は、シール部材の第1端と第2端とを判別しやすくなる。したがって、シール部材の誤組み付けをより一層抑制することができる。
また、上記構成によれば、シール部材の第1端が湾曲面状であるため、第1端とハウジングとの間には均一なシール圧が作用するようになる。したがって、シール部材のシール性を向上できる。
[5]前記第1電線と前記第2電線とにより構成される電線対を複数備え、前記コネクタは、前記複数の電線対に対応して複数の前記シール部材を備えることが好ましい。
同構成によれば、ハウジングと複数の電線対との間を一括してシールするシール部材を1つ設ける場合に比べて、シール部材を電線及びハウジングに対して組み付ける際の作業性を向上させることができる。
[6]前記コネクタは、前記ハウジングの外側から装着されるとともに、前記シール部材を保持するリテーナを有することが好ましい。
同構成によれば、リテーナによってハウジングからのシール部材の脱落を抑制することができる。
[7]前記第1電線及び前記第2電線は、第1端子及び第2端子をそれぞれ有し、前記コネクタは、前記ハウジングの内部に設けられるとともに、前記第1端子及び前記第2端子の外周を覆う金属製筒状のシールド部材を有することが好ましい。
同構成によれば、ハウジングの内部に設けられるシールド部材によって、第1電線の第1端子及び第2電線の第2端子を電磁シールドすることができる。
[8]前記コネクタは、前記ハウジングに回動可能に支持されるレバーを備えるとともに、前記レバーの回動に伴って相手側コネクタに対して着脱可能であることが好ましい。
同構成によれば、レバーの回動に伴って、コネクタを相手側コネクタに対して着脱させることができる。したがって、相手側コネクタへのコネクタの着脱を容易に行うことができる。
本開示のコネクタは、
[9]第1電線と、前記第1電線とは外径が異なる第2電線と、が第1方向に引き出されるコネクタであって、前記第1電線及び前記第2電線を収容するハウジングと、前記第1方向に沿って前記ハウジングに挿入可能に構成されるとともに、前記ハウジングと前記第1電線及び前記第2電線との間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材は、前記第1電線が挿通される第1孔と、前記第2電線が挿通される第2孔と、を有し、前記第1孔から前記第2孔に向かう方向を第2方向とし、前記第2方向における前記シール部材の2つの端のうち前記第1孔から近い側の端を第1端とし、前記第1孔から遠い側の端を第2端とするとき、前記第2方向における前記第1孔と前記第1端との距離は、前記第2方向における前記第2孔と前記第2端との距離と異なる。
同構成によれば、上記ワイヤハーネスと同様の作用効果を奏することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネス及びコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本明細書における「直交」は厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。
<ワイヤハーネスの全体構成>
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネスは、コネクタ10と、第1電線21と、第2電線22とを備えている。
コネクタ10は、端子保持部30、筒状のハウジング40、シール部材60、リテーナ70、金属製筒状のシールド部材80、及びレバー90を備えている。
なお、以降において、ハウジング40の軸線方向を第1方向X、第1方向Xと直交する方向を第2方向Y、第1方向X及び第2方向Yの双方に直交する方向を第3方向Zとして説明する。
第1電線21及び第2電線22は、本実施形態では2本ずつ設けられている。第1電線21の外径は、第2電線22の外径よりも小さい。
第1電線21及び第2電線22は、ともにコネクタ10から第1方向Xに引き出されている。第1電線21及び第2電線22は、第2方向Yに並んでいる。詳しくは、図2の上側から第2電線22、第1電線21の順に並んでいる。また、第1電線21同士及び第2電線22同士は、互いに第3方向Zに並んでいる。
図2及び図5に示すように、2本の第1電線21の一方の端部には、それぞれ第1端子23が接続されている。2本の第2電線22の一方の端部には、それぞれ第2端子24が接続されている。第1端子23及び第2端子24は、ともに端子保持部30に保持されている。
端子保持部30は、1本の第1端子23及び1本の第2端子24を一括して保持する。本実施形態では、端子保持部30は2つ設けられている。
第1電線21及び第2電線22の他方の端部(図示略)には、端子及びコネクタ(いずれも図示略)が取り付けられている。第1電線21及び第2電線22は、例えば、車両に搭載されるインバータやモータ装置等の機器(ともに図示略)同士を電気的に接続する。
<ハウジング40>
図1及び図2に示すように、ハウジング40は、2本の第1電線21及び2本の第2電線22を収容する。
ハウジング40は、フード部41及び端部43を備えている。
フード部41は、2つの端子保持部30を収容している。フード部41は、第3方向Zに長い扁平筒状である。フード部41は、一対の側壁41aと、側壁41a同士を連結する一対の連結壁41bを有している。側壁41a同士は、第3方向Zにおいて互いに対向している。連結壁41b同士は、第2方向Yにおいて互いに対向している。フード部41は、相手側コネクタのハウジング(図示略)が挿入される開口部41cを有している。開口部41cは、一対の側壁41a及び一対の連結壁41bの端縁によって構成されている。
図5に示すように、ハウジング40は、内筒部42を備えている。内筒部42は、フード部41と端子保持部30との間に位置している。内筒部42は、フード部41と端部43との連結部分から開口部41cに向かって延びている。内筒部42の内周面42aは、周方向の全体に亘って端部43の内周面43dに連なっている。
図2及び図3に示すように、端部43は、フード部41において開口部41cとは反対側に連結されている。端部43は、一対の側壁43aと、側壁43a同士を連結する一対の連結壁43bとを有している。側壁43a同士は、第3方向Zにおいて互いに対向している。連結壁43b同士は、第2方向Yにおいて互いに対向している。端部43は、第1電線21及び第2電線22が挿入される挿入口43cを有している。挿入口43cは、一対の側壁43a及び一対の連結壁43bの端縁によって構成されている。
図3に示すように、ハウジング40は、内筒部42及び端部43の内部空間を二分割する仕切壁44を有している。仕切壁44は、第1方向X及び第2方向Yに沿って延びている。仕切壁44と、内筒部42の内周面42a及び端部43の内周面43dとによって、2つの収容部45が構成されている。収容部45同士は、互いに第3方向Zに並んでいる。
図3及び図5に示すように、収容部45は、シールド部材80が収容される第1収容部45aと、シール部材60が収容される第2収容部45bを有している。第2収容部45bは、端部43の挿入口43c側の内周面43dと仕切壁44とによって構成されている。
第2収容部45bは、第1収容部45aよりも第2方向Yの一側(図5の下側)に向けて延びた形状を有している。より詳しくは、第2収容部45bにおける第2方向Yの一側の端部は、湾曲面状である。
ハウジング40は、第1収容部45aと第2収容部45bとの間に、段差部45cを有している。段差部45cには、挿入口43cに向かって延びる規制凸部50が設けられている。規制凸部50は、円柱状である。
図1から図3に示すように、ハウジング40は、連結部46、支持軸47、突部48、及び係合部49を有している。
図3に示すように、連結部46は、端子保持部30と、内筒部42及び仕切壁44とを連結する。本実施形態では、連結部46は1つの端子保持部30に対して4つ設けられている。4つの連結部46のうち2つの連結部46は、端子保持部30と内筒部42とを連結している。残りの2つの連結部46は、端子保持部30と仕切壁44とを連結している。
図2及び図3に示すように、一対の支持軸47は、側壁41aの外面から互いに反対側に向かって突出している。支持軸47同士は、互いに第3方向Zに沿う同一直線上に位置している。
複数の突部48は、端部43における側壁43aの外面から突出している。本実施形態では、各側壁43aに2つの突部48が設けられている。突部48同士は、第2方向Yに並んでいる。
係合部49は、端部43の連結壁43bのうち第2方向Yの他側(図3の上側)の連結壁43bの外面から突出している。
ハウジング40は、端子保持部30、フード部41、内筒部42、端部43、仕切壁44、収容部45、連結部46、支持軸47、突部48、係合部49、及び規制凸部50が一体に成形されたものである。ハウジング40の材料としては、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を用いることができる。
<シール部材60>
図2及び図5に示すように、シール部材60は、挿入口43c側から第1方向Xに沿ってハウジング40に挿入可能に構成されている。シール部材60は、第2収容部45b内に収容されている。本実施形態では、各第2収容部45bに1つのシール部材60が設けられている。シール部材60同士は、互いに同一の形状を有している。
図2、図4、及び図5に示すように、シール部材60は、第1面61と、第1面61とは第1方向Xにおいて反対側に設けられる第2面62と、第1面61及び第2面62とを連結する側面63とを有している。第1面61はハウジング40の内部を向いており、第2面62はハウジング40の外部を向いている。シール部材60は、第2面62が第1面61の位置に来るように反転させても、同一の形状となるように構成されている。
側面63は、第1端64と、第2端65とを有している。第1端64は、第2方向Yの一側(図4の下側)に位置している。第1端64は、湾曲面状である。第2端65は、第2方向Yの他側(図4の上側)に位置している。第2端65は、平面状である。
シール部材60は、側面63から突出する複数(本実施形態では3つ)のリップ部66を有している。3つのリップ部66は、第1方向Xに互いに間隔をおいて設けられている。リップ部66は、側面63の全周に亘って設けられている。リップ部66が端部43の内周面43dに圧接されている。
シール部材60は、第1電線21が挿通される1つの第1孔67と、第2電線22が挿通される1つの第2孔68とを有している。第1孔67の内径は、第2孔68の内径よりも小さい。第1孔67と第2孔68とは、第2方向Yに並んでいる。詳しくは、第2方向Yの他側(図4の上側)から第2孔68、第1孔67の順に並んでいる。第1孔67の内周面は、第1電線21の外周面に圧接されている。第2孔68の内周面は、第2電線22の外周面に圧接されている。シール部材60は、ハウジング40と第1電線21及び第2電線22との間をシールする。
第2方向Yにおける第1孔67と第1端64との距離L1は、第2方向Yにおける第2孔68と第2端65との距離L2よりも大きい(図4参照)。ここで、距離L1は、第2方向Yにおいて第1孔67の最も一側(図4の下側)の部分と、第2方向Yにおいて第1端64の最も一側(図4の下側)の部分との距離である。距離L2は、第2方向Yにおいて第2孔68の最も他側(図4の上側)の部分と、第2方向Yにおいて第2端65の最も他側(図4の上側)の部分との距離である。
図5に示すように、シール部材60の第1面61には、第1方向Xに開口する第1凹部51が設けられている。シール部材60の第2面62には、第1凹部51とは反対方向に開口する第2凹部52が設けられている。凹部51,52は、第1端64と第1孔67との間に設けられている。凹部51,52及び規制凸部50は、第1方向Xに沿う同一軸線上に並んでいる。第1凹部51は、シール部材60が正規の姿勢でハウジング40に挿入された際に、規制凸部50を逃がす。なお、第1凹部51が[本開示の実施形態の説明]に記載の逃がし部に相当する。
シール部材60の材料としては、例えば、ゴムやエラストマなどの弾性材料を用いることができる。
<リテーナ70>
図1及び図2に示すように、リテーナ70は、ハウジング40の端部43に装着されている。リテーナ70は、筒状であり、端部43を外側から覆うとともに、シール部材60を保持する。
リテーナ70は、一対の側壁部71と、側壁部71同士を連結する一対の連結壁部72と、挿入口43cと対向する底壁部73とを有している。
底壁部73は、2本の第1電線21が挿通される2つの第1挿通孔74と、2本の第2電線が挿通される2つの第2挿通孔75とを有している。
図2及び図5に示すように、底壁部73には、挿入口43cに向かって延びる規制凸部53が形成されている。規制凸部53は、円柱状である。本実施形態では、規制凸部53は、2つのシール部材60に対応して2つ設けられている。規制凸部53は、規制凸部50及び凹部51,52と、第1方向Xに沿う同一軸線上に並んでいる。第2凹部52は、リテーナ70が正規の姿勢でハウジング40に装着された際に、規制凸部53を逃がす。
図1及び図2に示すように、側壁部71には、端部43の突部48に係止する係止孔76が設けられている。各側壁部71には、2つの突部48に対応して2つの係止孔76が形成されている。
連結壁部72のうち、第2方向Yの他側(図2の上側)に位置する連結壁部72の外面には、肉抜き部77が設けられている。肉抜き部77は、連結壁部72を第2方向Yに貫通している。肉抜き部77は、リテーナ70をハウジング40に対して組み付ける際に、端部43の係合部49を逃がす。
リテーナ70の材料としては、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を用いることができる。
<シールド部材80>
図2及び図5に示すように、シールド部材80は、第1方向Xに沿って延びる金属製筒状であり、第1収容部45aに収容されている。シールド部材80は、ハウジング40の内部において、端子保持部30の外周、すなわち、シールド部材80は、第1端子23及び第2端子24の外周を覆っている。本実施形態では、各第1収容部45aに1つのシールド部材80が設けられている。シールド部材80同士は、互いに同一の形状を有している。シールド部材80の断面形状は、第2方向Yに長い矩形状である。
シールド部材80は、一対の側壁部81と、側壁部81同士を連結する一対の連結壁部82とを有している。
各側壁部81には、2つの切欠部83が形成されている。切欠部83は、シールド部材80をハウジング40に挿入する際に、ハウジング40の連結部46を逃がすように構成されている。
<レバー90>
図1及び図2に示すように、レバー90は、一対の腕部91と、腕部91同士を連結する操作部92とを有している。レバー90は、一対の腕部91と、操作部92とが連続して一体に成形されたものであり、門形である。レバー90は、自身の回動に伴ってコネクタ10を相手側コネクタに着脱可能にするように構成されている。
腕部91は、ハウジング40の側壁41aを外側から覆っている。腕部91は、支持孔93を有している(図2参照)。支持孔93は、腕部91を板厚方向に貫通している。支持孔93にハウジング40の支持軸47が挿通されることで、レバー90は、ハウジング40に回動可能に支持される(図1参照)。
操作部92は、係合孔(図示略)を有している。ハウジング40の係合部49は、係合孔(図示略)に挿入されて係合することで、レバー90を保持するように構成されている。
レバー90の材料としては、例えば、合成樹脂材料などの絶縁材料を用いることができる。
本実施形態の作用について説明する。
シール部材60の第1孔67に対して第2電線22が挿通されるとともに第2孔68に対して第1電線21が挿通される場合がある。この場合、シール部材60を第1方向Xに沿ってハウジング40に挿入すると、第2方向Yにおける第1孔67と第1端64との距離L1と、第2方向Yにおける第2孔68と第2端65との距離L2とのうち大きい方の距離に対応する第1端64が、ハウジング40に干渉する。これにより、作業者は、電線21,22及びハウジング40に対してシール部材60が誤った姿勢で組み付けられたことに気付きやすくなる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)シール部材60は、第1電線21が挿通される第1孔67と、第2電線22が挿通される第2孔68とを有している。第2方向Yにおける第1孔67と第1端64との距離L1は、第2方向Yにおける第2孔68と第2端65との距離L2よりも大きい。
こうした構成によれば、上述した作用を奏する。したがって、シール部材60の誤組み付けを抑制できる。
(2)シール部材60は、逃がし部としての第1凹部51を有している。ハウジング40は、規制凸部50を有している。
シール部材60の第1孔67に対して第2電線22が挿通されるとともに第2孔68に対して第1電線21が挿通された場合であっても、シール部材60を第1方向Xに沿ってハウジング40に挿入する際に、電線21,22の撓み変形などによりシール部材60がハウジング40に対して誤った姿勢で挿入されるおそれがある。
この点、上記構成によれば、シール部材60が正規の姿勢とは異なる姿勢でハウジング40に挿入される場合には、ハウジング40に設けられた規制凸部50がシール部材60と干渉することでハウジング40へのシール部材60の挿入が規制されるようになる。これにより、作業者は、電線21,22及びハウジング40に対してシール部材60が誤った姿勢で組み付けられたことに一層気付きやすくなる。したがって、シール部材60の誤組み付けを一層抑制できる。
なお、シール部材60が正規の姿勢でハウジング40に挿入される場合には、シール部材60に設けられた逃がし部としての第1凹部51によってハウジング40に設けられた規制凸部50が逃がされることでハウジング40へのシール部材60の挿入が許容される。
(3)逃がし部は、シール部材60に設けられるとともに、第1方向Xに開口する第1凹部51である。規制凸部50は、ハウジング40に設けられている。
こうした構成によれば、シール部材60が正規の姿勢とは異なる姿勢でハウジング40に挿入される場合には、ハウジング40に設けられた規制凸部50がシール部材60と干渉することでハウジング40へのシール部材60の挿入が規制されるようになる。これにより、作業者は、電線21,22及びハウジング40に対してシール部材60が誤った姿勢で組み付けられたことに一層気付きやすくなる。したがって、シール部材60の誤組み付けを一層抑制できる。
なお、シール部材60が正規の姿勢でハウジング40に挿入される場合には、シール部材60に設けられた第1凹部51によってハウジング40に設けられた規制凸部50が逃がされることでハウジング40へのシール部材60の挿入が許容される。
また、上記構成によれば、規制凸部50がシール部材60に比べて剛性の高いハウジング40に設けられている。このため、規制凸部50をシール部材60に設ける場合に比べて、第1凹部51に対して規制凸部50を挿入しやすい。したがって、組み付けの作業性を向上させることができる。
(4)第1端64は、湾曲面状である。第2端65は、平面状である。
シール部材60の第1端64と第2端65とが同一の形状を有する場合、作業者は、シール部材60の第1端64と第2端65とを判別しにくい。そのため、作業者は、シール部材60を正規の姿勢とは180度回転させた姿勢で電線21,22及びハウジング40に対して組み付けるおそれがある。
この点、上記構成によれば、シール部材60の第1端64と第2端65とが異なる形状を有するため、作業者は、シール部材60の第1端64と第2端65とを判別しやすくなる。したがって、シール部材60の誤組み付けをより一層抑制することができる。
また、上記構成によれば、シール部材60の第1端64が湾曲面状であるため、第1端64とハウジング40との間には均一なシール圧が作用するようになる。したがって、シール部材60のシール性を向上できる。
(5)第1電線21と第2電線22とにより構成される電線対を複数備え、コネクタ10は、複数の電線対に対応して複数のシール部材60を備える。
こうした構成によれば、ハウジング40と複数の電線対との間を一括してシールするシール部材60を1つ設ける場合に比べて、シール部材60を電線21,22及びハウジング40に対して組み付ける際の作業性を向上させることができる。
(6)コネクタ10は、ハウジング40の外側から装着され、シール部材60を保持するリテーナ70を有する。
こうした構成によれば、リテーナ70によってハウジング40からのシール部材60の脱落を抑制することができる。
(7)第1電線21及び第2電線22は、第1端子23及び第2端子24をそれぞれ有している。コネクタ10は、ハウジング40の内部に設けられるとともに、第1端子23及び第2端子24の外周を覆う金属製筒状のシールド部材80を有する。
こうした構成によれば、ハウジング40の内部に設けられるシールド部材80によって、第1電線21の第1端子23及び第2電線22の第2端子24を電磁シールドすることができる。
(8)コネクタ10は、ハウジング40に回動可能に支持されるレバー90を備えるとともに、レバー90の回動に伴って相手側コネクタに対して着脱可能である。
こうした構成によれば、レバー90の回動に伴って、コネクタ10を相手側コネクタに対して着脱させることができる。したがって、相手側コネクタへのコネクタ10の着脱を容易に行うことができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・端子保持部30は、本実施形態で例示したように、内筒部42に連結されるものでなくてもよく、例えば、フード部41の内面に連結されるものであってもよい。この場合、内筒部42を省略することができる。
・支持軸47は、ハウジング40の側壁41aから突出するものに限定されず、例えば、レバー90における腕部91に設けるようにしてもよい。この場合、支持孔93に対応する支持凹部をハウジング40の側壁41aに設けるようにすればよい。
・レバー90を省略することができる。この場合、コネクタ10は、例えば、ボルト締結によって相手側コネクタに着脱されるものであってもよい。また、この場合、ハウジング40の支持軸47及び係合部49と、リテーナ70の肉抜き部77とを省略することができる。
・シールド部材80は省略することができる。
・ハウジング40の突部48の数は、本実施形態で例示したように各側壁43aに2つ設けられるものに限定されず、例えば、1つであってもよいし、3つ以上設けるようにしてもよい。この場合、リテーナ70の係止孔76の数を突部48の数に合わせて適宜変更すればよい。
・規制凸部53は省略することができる。
・シール部材60は、本実施形態で例示したように、複数の電線対に対応して複数設けられるものに限定されず、複数の電線対を一括して覆うものであってもよい。
・第1端64及び第2端65の形状は、本実施形態で例示したものに限定されず、例えば、第1端64及び第2端65の双方が平面状であってもよいし、また双方が湾曲面状であってもよい。
・逃がし部は、本実施形態で例示したような第1凹部51に限定されず、例えば、シール部材60を第1方向Xに貫通する貫通孔であってもよい。すなわち、第1凹部51と第2凹部52とを貫通させればよい。
・規制凸部50は、本実施形態で例示したようにハウジング40に設けられるものに限定されず、シール部材60に設けるようにしてもよい。この場合、逃がし部をハウジング40に設けるようにすればよい。
・規制凸部50及び逃がし部は省略することができる。
・シール部材60は、本実施形態で例示したように、第2方向Yにおける第1孔67と第1端64との距離L1が第2方向Yにおける第2孔68と第2端65との距離L2より大きいものに限定されず、距離L1が距離L2よりも小さいものであってもよい。
・第1電線21及び第2電線22の数は、本実施形態で例示したように2本ずつに限定されず、1本ずつであってもよいし、3本ずつ以上であってもよい。この場合、電線21,22の本数に伴って、端子保持部30に保持される端子23,24の数と、シール部材60の孔67,68の数と、リテーナ70の挿通孔74,75の数を適宜変更すればよい。
・第1電線21及び第2電線22の配置は、本実施形態で例示したものに限定されず、例えば、第1電線21と第2電線22とが第2方向Yに沿って、本実施形態とは逆順に並ぶようにしてもよい。この場合、電線21,22の配置に伴って、端子保持部30に保持される端子23,24の配置と、シール部材60の孔67,68の配置と、リテーナ70の挿通孔74,75の配置を適宜変更すればよい。
<参考例>
・上記実施形態及び変形例においては、第2電線22の外径が、第1電線21の外径と異なる構成を例示したが、第2電線22の外径が、第1電線21の外径と同じ構成であってもよい。この場合であっても、上記実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向
L1 距離
L2 距離
10 コネクタ
21 第1電線
22 第2電線
23 第1端子
24 第2端子
30 端子保持部
40 ハウジング
41 フード部
41a 側壁
41b 連結壁
41c 開口部
42 内筒部
42a 内周面
43 端部
43a 側壁
43b 連結壁
43c 挿通口
43d 内周面
44 仕切壁
45 収容部
45a 第1収容部
45b 第2収容部
45c 段差部
46 連結部
47 支持軸
48 突部
49 係合部
50 規制凸部
51 第1凹部
52 第2凹部
53 規制凸部
60 シール部材
61 第1面
62 第2面
63 側面
64 第1端
65 第2端
66 リップ部
67 第1孔
68 第2孔
70 リテーナ
71 側壁部
72 連結壁部
73 底壁部
74 第1挿通孔
75 第2挿通孔
76 係止孔
77 肉抜き部
80 シールド部材
81 側壁部
82 連結壁部
83 切欠部
90 レバー
91 腕部
92 操作部
93 支持孔

Claims (9)

  1. コネクタと、
    第1電線と、
    前記第1電線とは外径が異なる第2電線と、を備え、
    前記第1電線と前記第2電線とは、前記コネクタから第1方向に引き出されており、
    前記コネクタは、前記第1電線及び前記第2電線を収容するハウジングと、前記第1方向に沿って前記ハウジングに挿入可能に構成されるとともに、前記ハウジングと前記第1電線及び前記第2電線との間をシールするシール部材と、を備え、
    前記シール部材は、前記第1電線が挿通される第1孔と、前記第2電線が挿通される第2孔と、を有し、
    前記第1孔から前記第2孔に向かう方向を第2方向とし、前記第2方向における前記シール部材の2つの端のうち前記第1孔から近い側の端を第1端とし、前記第1孔から遠い側の端を第2端とするとき、
    前記第2方向における前記第1孔と前記第1端との距離は、前記第2方向における前記第2孔と前記第2端との距離と異なる、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記シール部材及び前記ハウジングの一方は、逃がし部を有し、
    前記シール部材及び前記ハウジングの他方は、規制凸部を有し、
    前記規制凸部は、前記シール部材が正規の姿勢で前記ハウジングに挿入される場合には、前記逃がし部によって逃がされることで前記ハウジングへの前記シール部材の挿入を許容するとともに、前記シール部材が前記正規の姿勢とは異なる姿勢で前記ハウジングに挿入される場合には、前記シール部材または前記ハウジングと干渉することで前記ハウジングへの前記シール部材の挿入を規制する、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記逃がし部は、前記シール部材に設けられるとともに、前記シール部材を前記第1方向に貫通する貫通孔又は前記第1方向に開口する凹部であり、
    前記規制凸部は、前記ハウジングに設けられている、
    請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記第1端は、湾曲面状であり、
    前記第2端は、平面状である、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記第1電線と前記第2電線とにより構成される電線対を複数備え、
    前記コネクタは、前記複数の電線対に対応して複数の前記シール部材を備える、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記コネクタは、前記ハウジングの外側から装着されるとともに、前記シール部材を保持するリテーナを有する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記第1電線及び前記第2電線は、第1端子及び第2端子をそれぞれ有し、
    前記コネクタは、前記ハウジングの内部に設けられるとともに、前記第1端子及び前記第2端子の外周を覆う金属製筒状のシールド部材を有する、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記コネクタは、前記ハウジングに回動可能に支持されるレバーを備えるとともに、前記レバーの回動に伴って相手側コネクタに対して着脱可能である、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  9. 第1電線と、前記第1電線とは外径が異なる第2電線と、が第1方向に引き出されるコネクタであって、
    前記第1電線及び前記第2電線を収容するハウジングと、
    前記第1方向に沿って前記ハウジングに挿入可能に構成されるとともに、前記ハウジングと前記第1電線及び前記第2電線との間をシールするシール部材と、を備え、
    前記シール部材は、前記第1電線が挿通される第1孔と、前記第2電線が挿通される第2孔と、を有し、
    前記第1孔から前記第2孔に向かう方向を第2方向とし、前記第2方向における前記シール部材の2つの端のうち前記第1孔から近い側の端を第1端とし、前記第1孔から遠い側の端を第2端とするとき、
    前記第2方向における前記第1孔と前記第1端との距離は、前記第2方向における前記第2孔と前記第2端との距離と異なる、
    コネクタ。
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