JP2022145212A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手ぶれが生じる状況であっても合成画像の撮影を行い易くすることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、被写体像を撮像して、画像データを生成する撮像素子(110)と、撮像素子による複数回の撮像結果の画像データに基づいて、複数の撮像画像を合成した合成画像を示す画像データを生成する撮影動作を制御する制御部(140)と、撮像装置のぶれの状態を検出するぶれ検出部(184)と、情報を表示する表示部(120)とを備える。制御部は、合成画像の撮影動作において、撮像素子による複数回の撮像時に、ぶれ検出部によって検出された複数のぶれ状態を含むぶれ状態情報を表示するように表示部を制御する。
【選択図】図4
【解決手段】撮像装置は、被写体像を撮像して、画像データを生成する撮像素子(110)と、撮像素子による複数回の撮像結果の画像データに基づいて、複数の撮像画像を合成した合成画像を示す画像データを生成する撮影動作を制御する制御部(140)と、撮像装置のぶれの状態を検出するぶれ検出部(184)と、情報を表示する表示部(120)とを備える。制御部は、合成画像の撮影動作において、撮像素子による複数回の撮像時に、ぶれ検出部によって検出された複数のぶれ状態を含むぶれ状態情報を表示するように表示部を制御する。
【選択図】図4
Description
本開示は、複数の画像を撮影して合成する機能を有する撮像装置に関する。
特許文献1は、画素ずらしを実行しながら得られる複数組の画像信号を合成して、高精細な画像を得る撮像装置を開示している。特許文献1の撮像装置では、画素ずらし用に像を変位させるための指令により、レンズを駆動する手ぶれ補正アクチュエータが制御されている。この撮像装置は、画像合成の処理時に像振れ量の大きさ判定を行い、像振れ量が所定値以上ある場合、像振れが大きいことを示す警告表示を表示部に表示する。警告表示が行われた場合、画素ずらしによる画像の合成は行われず、原画像が記録されている。
本開示は、手ぶれが生じる状況であっても合成画像の撮影を行い易くすることができる撮像装置を提供する。
本開示における撮像装置は、被写体像を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、撮像素子による複数回の撮像結果の画像データに基づいて、複数の撮像画像を合成した合成画像を示す画像データを生成する撮影動作を制御する制御部と、撮像装置のぶれの状態を検出するぶれ検出部と、情報を表示する表示部とを備える。制御部は、合成画像の撮影動作において、撮像素子による複数回の撮像時に、ぶれ検出部によって検出された複数のぶれ状態を含むぶれ状態情報を表示するように表示部を制御する。
本開示における撮像装置によると、手ぶれが生じる状況であっても合成画像の撮影を行い易くすることができる。
以下、本開示における実施の形態を、図面を適宜参照しながら説明する。ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。
(実施形態1)
実施形態1では、撮像装置の一例として像ぶれ補正機能を有するレンズ交換式のデジタルカメラの例を説明する。
実施形態1では、撮像装置の一例として像ぶれ補正機能を有するレンズ交換式のデジタルカメラの例を説明する。
1.構成
図1は、実施形態1に係るデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、カメラ本体100とそれに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。以下の説明では、カメラ本体100内の撮像素子を移動してぶれを補正する機能を「BIS(Body Image Stabilizer)機能」という。また、交換レンズ200内の補正用レンズを移動してぶれを補正する機能を「OIS(Optical Image Stabilizer)機能」という。
図1は、実施形態1に係るデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、カメラ本体100とそれに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。以下の説明では、カメラ本体100内の撮像素子を移動してぶれを補正する機能を「BIS(Body Image Stabilizer)機能」という。また、交換レンズ200内の補正用レンズを移動してぶれを補正する機能を「OIS(Optical Image Stabilizer)機能」という。
1-1.カメラ本体
カメラ本体100(撮像装置の一例)は、画像センサ110と、液晶モニタ120と、操作部130と、カメラ制御部140と、ボディマウント150と、カードスロット170とを備える。
カメラ本体100(撮像装置の一例)は、画像センサ110と、液晶モニタ120と、操作部130と、カメラ制御部140と、ボディマウント150と、カードスロット170とを備える。
カメラ制御部140は、レリーズ釦からの指示に応じて、画像センサ110等の構成要素を制御することでデジタルカメラ1全体の動作を制御する。カメラ制御部140は、垂直同期信号をタイミング発生器112に送信する。これと並行して、カメラ制御部140は、露光同期信号を生成する。カメラ制御部140は、生成した露光同期信号を、ボディマウント150及びレンズマウント250を介して、レンズ制御部240に周期的に送信する。カメラ制御部140は、制御動作や画像処理動作の際に、DRAM141をワークメモリとして使用する。
画像センサ110は、交換レンズ200を介して入射される被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子の一例である。画像センサ110は例えばCCD、CMOSイメージセンサまたはNMOSイメージセンサである。生成された画像データは、ADコンバータ111でデジタル化される。デジタル化された画像データは、カメラ制御部140により所定の画像処理が施される。所定の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理である。
画像センサ110は、タイミング発生器112により制御されるタイミングで動作する。画像センサ110は、記録用の静止画像もしくは動画像または、スルー画像(即ちライブビュー画像)を生成する。スルー画像は、主に動画像であり、ユーザが静止画像の撮像のための構図を決めるために液晶モニタ120に表示される。
液晶モニタ120はスルー画像等の画像およびメニュー画面等の種々の情報を表示する。液晶モニタ120は、本実施形態における表示部の一例である。液晶モニタに代えて、他の種類の表示デバイス、例えば、有機ELディスプレイデバイスを使用してもよい。
操作部130は、撮影開始を指示するためのレリーズ釦、撮影モードを設定するためのモードダイアル、及び電源スイッチ等の種々の操作部材を含む。操作部130は、液晶モニタ120に重畳して配置されたタッチパネルも含む。
カードスロット170は、メモリカード171を装着可能であり、カメラ制御部140からの制御に基づいてメモリカード171を制御する。デジタルカメラ1は、メモリカード171に対して画像データを格納したり、メモリカード171から画像データを読み出したりすることができる。
ボディマウント150は、交換レンズ200のレンズマウント250と機械的及び電気的に接続可能である。ボディマウント150は、レンズマウント250を介して、交換レンズ200との間で、データを送受信可能なカメラ本体100側の通信部の一例である。ボディマウント150は、カメラ制御部140から受信した露光同期信号を、レンズマウント250を介してレンズ制御部240に送信する。また、カメラ制御部140から受信したその他の制御信号を、レンズマウント250を介してレンズ制御部240に送信する。また、ボディマウント150は、レンズマウント250を介してレンズ制御部240から受信した信号をカメラ制御部140に送信する。
また、カメラ本体100は、BIS機能を実現する構成として、カメラ本体100のぶれを検出するジャイロセンサ184(ぶれ検出部)と、ジャイロセンサ184の検出結果に基づきぶれ補正処理を制御するBIS処理部183とをさらに備える。さらに、カメラ本体100は、画像センサ110を移動させるセンサ駆動部181と、画像センサ110の位置を検出する位置センサ182とを備える。
センサ駆動部181は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。センサ駆動部181は、その他のモータ又はアクチュエータ等を含んでもよい。位置センサ182は、光学系の光軸に垂直な面内における画像センサ110の位置を検出するセンサである。位置センサ182は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。
BIS処理部183は、ジャイロセンサ184からの信号及び位置センサ182からの信号に基づき、センサ駆動部181を制御して、カメラ本体100のぶれを相殺するように画像センサ110を光軸に垂直な面内にシフトさせる。
1-2.交換レンズ
交換レンズ200は、光学系と、レンズ制御部240と、レンズマウント250とを備える。光学系は、ズームレンズ210と、OIS(Optical Image Stabilizer)レンズ220と、フォーカスレンズ230と、絞り260とを含む。
交換レンズ200は、光学系と、レンズ制御部240と、レンズマウント250とを備える。光学系は、ズームレンズ210と、OIS(Optical Image Stabilizer)レンズ220と、フォーカスレンズ230と、絞り260とを含む。
ズームレンズ210は、光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ210は、ズーム駆動部211により駆動される。ズーム駆動部211は、ユーザが操作可能なズームリングを含む。または、ズーム駆動部211は、ズームレバー及びアクチュエータまたはモータを含んでもよい。ズーム駆動部211は、ユーザによる操作に応じてズームレンズ210を光学系の光軸方向に沿って移動させる。
フォーカスレンズ230は、光学系で画像センサ110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。フォーカスレンズ230は、フォーカス駆動部233により駆動される。
フォーカス駆動部233はアクチュエータまたはモータを含み、レンズ制御部240の制御に基づいてフォーカスレンズ230を光学系の光軸に沿って移動させる。フォーカス駆動部233は、DCモータ、ステッピングモータ、サーボモータ、または超音波モータなどで実現できる。
OISレンズ220は、OIS機能において、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズ即ち補正レンズの一例である。OISレンズ220は、デジタルカメラ1のぶれを相殺する方向に移動することにより、画像センサ110上の被写体像のぶれを小さくする。OISレンズ220は1枚又は複数枚のレンズで構成される。OISレンズ220はOIS駆動部221により駆動される。
OIS駆動部221は、OIS処理部223からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でOISレンズ220をシフトする。OIS駆動部221は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ222は、光学系の光軸に垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサである。位置センサ222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。OIS処理部223は、位置センサ222の出力及びジャイロセンサ224(ぶれ検出部)の出力に基づいてOIS駆動部221を制御する。
レンズマウント250は、ボディマウント150を介して、カメラ本体100との間で、データを送受信可能な交換レンズ200側の通信部の一例である。
絞り260は画像センサ110に入射される光の量を調整する。絞り260は、絞り駆動部262により駆動され、その開口の大きさが制御される。絞り駆動部262はモータまたはアクチュエータを含む。
ジャイロセンサ184または224は、デジタルカメラ1の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、例えばヨー方向、ピッチ方向及びロール方向のうちの1つ以上のぶれ(振動)を検出する。ジャイロセンサ184または224は、検出したぶれの量(角速度)を示す角速度信号をBIS処理部183またはOIS処理部223に出力する。ジャイロセンサ184または224によって出力された角速度信号は、手ぶれやメカノイズ等に起因した幅広い周波数成分を含み得る。ジャイロセンサに代えて、デジタルカメラ1のぶれを検出できる他のセンサを使用することもできる。
カメラ制御部140及びレンズ制御部240は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。例えば、カメラ制御部140及びレンズ制御部240は、CPU、MPU、GPU、DSU、FPGAまたはASIC等の各種プロセッサで実現できる。
1-3.BIS処理部
図2を用いて、カメラ本体100におけるBIS処理部183の構成を説明する。BIS処理部183は、ADC(アナログ/デジタル変換部)/LPF(ロー・パス・フィルタ)405と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)406と、位相補償部407と、積分器408と、PID制御部410とを含む。
図2を用いて、カメラ本体100におけるBIS処理部183の構成を説明する。BIS処理部183は、ADC(アナログ/デジタル変換部)/LPF(ロー・パス・フィルタ)405と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)406と、位相補償部407と、積分器408と、PID制御部410とを含む。
ADC/LPF405は、ジャイロセンサ184からの角速度信号をアナログ形式からデジタル形式へ変換する。さらに、ADC/LPF405は、ノイズを排除してデジタルカメラ1のぶれのみを抽出するために、デジタル形式に変換された角速度信号の高周波成分を遮断する。撮影者の手ぶれの周波数が1~10Hz程度の低周波であり、この点を考慮してLPFのカットオフ周波数が設定される。ノイズが問題とならない場合はLPFの機能を省略することができる。
HPF406は、ドリフト成分を遮断するため、ADC/LPF405から受信した信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。
位相補償部407は、HPF406から受信した信号に対して、センサ駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。
積分器408は、位相補償部407から入力したぶれ(振動)の角速度を示す信号を積分して、ぶれ(振動)の角度を示す信号(以下「ぶれ検出信号」という)を生成する。積分器408からのぶれ検出信号はPID制御部410に入力される。
PID制御部410は、位置センサ182からの出力と、積分器408からの出力とに基づいて、画像センサ110をシフトさせるための駆動信号を生成してセンサ駆動部181へ出力する。センサ駆動部181は駆動信号に基づいて画像センサ110を駆動する。
BIS処理部183は、カメラ制御部140とデータ通信可能に構成される。例えばBIS処理部183は、カメラ制御部140からの制御信号に応じて、手ぶれ補正動作の開始/終了を行う。また、BIS処理部183は、手ぶれ補正動作に関する各種情報をカメラ制御部140に送信する。
OIS処理部223は、上記のようなBIS処理部183と同様の構成において、例えばセンサ駆動部181の代わりにOIS駆動部221を駆動するように構成できる。また、OIS処理部223は、例えばカメラ本体100中のジャイロセンサ184の代わりに交換レンズ200中のジャイロセンサ224の検出結果を用いて動作する。
2.動作
以上のように構成されるデジタルカメラ1の動作について説明する。
以上のように構成されるデジタルカメラ1の動作について説明する。
本実施形態のデジタルカメラ1は、ユーザに把持された状態において撮像を複数回行って、得られた複数の撮像画像を合成することにより、高解像度の合成画像を生成する動作モードを有する(以下「手持ちハイレゾ撮影モード」という)。デジタルカメラ1は、例えば設定メニュー等の操作部130のユーザ操作により、手持ちハイレゾ撮影モードに設定できる。
手持ちハイレゾ撮影モードでは、ユーザがデジタルカメラ1を把持した状態において複数回の撮像中に生じる手ぶれを利用して、1/2画素単位の位置ずれを持たせた複数の撮像画像から合成画像が生成される。この際、手ぶれが過剰に生じると、合成画像の画角が低減されたり、ひいては画像合成が失敗したりする事態が考えられる。そこで、本実施形態のデジタルカメラ1は、手持ちハイレゾ撮影モードにおける複数回の撮像中に、手ぶれの状態をユーザに可視化して、ユーザが手ぶれを抑制し易くする。本実施形態におけるデジタルカメラ1の動作の詳細を以下説明する。
2-1.手持ちハイレゾ撮影動作
本実施形態のデジタルカメラ1における手持ちハイレゾ撮影モードの動作について、図3~4を用いて説明する。
本実施形態のデジタルカメラ1における手持ちハイレゾ撮影モードの動作について、図3~4を用いて説明する。
図3は、デジタルカメラ1における手持ちハイレゾ撮影動作を例示するフローチャートである。手持ちハイレゾ撮影動作は、本実施形態における合成画像の撮影動作の一例である。図3のフローチャートに示す処理は、例えば、デジタルカメラ1にライブビュー画像を示すライブビュー画面が表示された状態で開始され、カメラ制御部140によって実行される。
まず、カメラ制御部140は、例えば操作部130におけるユーザ操作に応じて、画像撮影を開始するための指示の入力を受け付ける(S1)。ユーザは、例えば操作部130におけるレリーズ釦の押下操作により、撮影指示を入力できる。
カメラ制御部140は、撮影指示が入力されると(S1でYES)、1枚の合成画像を生成するための複数回の撮像を行いながら、例えば液晶モニタ120に手ぶれの状態を表示する処理である撮影表示処理を実行する(S2)。ステップS2における表示例を図4に示す。
図4は、本実施形態の撮影表示処理(S2)において複数回の撮像中における手ぶれ状態を可視化するための画面、すなわち手ぶれ状態画面の表示例を示す。ユーザは、手ぶれ状態画面を視認しながら、ステップS2における複数回の撮像が完了するまで、把持したデジタルカメラ1の姿勢を保持することとなる。撮影表示処理(S2)についての詳細は後述する。
次に、カメラ制御部140は、撮影表示処理(S2)の撮影結果として得られた複数の撮像画像の画像データに基づいて、合成画像を示す画像データを生成するハイレゾ合成処理を行う(S3)。ハイレゾ合成処理(S3)では、例えば1/2画素程度の位置ずれを有する複数枚の撮像画像間で、同じ被写体像が写る部分のデータに基づいて、合成画像の画素数が元の撮像画像の1枚あたりよりも多い高解像度の画像データが生成される。ハイレゾ合成処理(S3)の詳細については後述する。
カメラ制御部140は、例えばハイレゾ合成処理(S3)による合成画像の画像データをメモリカード171に記録して、本フローチャートに示す処理を終了する。
以上の手持ちハイレゾ撮影動作によると、デジタルカメラ1は、撮影表示処理(S2)中の手ぶれに応じて互いにずれて撮影される複数の撮像画像に基づいて、ハイレゾ合成処理(S3)を行って高解像度の合成画像を生成する。
ハイレゾ合成処理(S3)において、要求される複数の撮像画像間の位置ずれは、ユーザがデジタルカメラ1を把持していれば意図せずとも生じ得る程度の小ささと考えられる。一方、過剰な手ぶれにより複数の撮像画像間の位置ずれが大きくなり過ぎると、合成画像の画角が低減してしまう。
そこで、本実施形態のデジタルカメラ1は、合成前の撮像中に、例えば図4に示すように手ぶれ状態画面を表示して(S2)、ユーザが手ぶれを抑制することを補助する。
図4の例において、手ぶれ状態画面は、プレビュー画像20と、プレビュー画像20上に重畳表示されるスコープ部30と、プロット表示される複数の手ぶれポインタ40とを含む。プレビュー画像20は、例えば撮影表示処理(S2)の開始直前のライブビュー画像である。スコープ部30は、手持ちハイレゾ撮影モードの動作時における手ぶれ状態の許容範囲を示す基準領域の一例である。
各手ぶれポインタ40は、それぞれ撮影表示処理(S2)における1つの撮像画像の手ぶれ状態を示し、各回の撮像における手ぶれ量に応じてプロットされる。図4の例において、各手ぶれポインタ40は、それぞれ撮像された順番を示す番号を表示している。又、手ぶれポインタ40の形状は、例えば丸状である。
ユーザは、例えば手ぶれ状態画面においてスコープ部30に対して手ぶれポインタ40が表示された位置に応じて、撮影画像の手ぶれ状態を認識できる。図4の例では、スコープ部30が、同心円状に配置された2つの領域31,32を含む。
図4に例示するスコープ部30において、内側の領域31は、例えば合成画像の画質(或いは画角)が確保可能な手ぶれ量の許容範囲を示し、例えばハイレゾ合成処理(S3)におけるマージンの画素数に応じて設定される。外側の領域32は、例えば合成画像の画質が低減されるもののハイレゾ合成処理(S3)が実行可能な手ぶれ量の許容範囲を示し、例えば上記マージンよりも多い所定の画素数(許容値)に応じて設定される。また、本例では、スコープ部30は、手ぶれの方向の基準として十字線を領域31に付して表示している。
2-2.撮影表示処理
本実施形態の手持ちハイレゾ撮影動作における撮影表示処理(図3のS2)の詳細を、図5~7を用いて説明する。
本実施形態の手持ちハイレゾ撮影動作における撮影表示処理(図3のS2)の詳細を、図5~7を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係るデジタルカメラ1の撮影表示処理を例示するフローチャートである。図6は、本実施形態の撮影表示処理を説明するための図である。図5のフローチャートに示す処理は、例えば手持ちハイレゾ撮影モードにおいて撮影指示が入力されたとき(図3のS1でYES)に開始される。
まず、カメラ制御部140は、例えばライブビュー画面から手ぶれ状態画面に遷移するように液晶モニタ120を制御する(S10)。例えば、カメラ制御部140は、手ぶれ状態画面の初期画面として、ステップS2直前のライブビュー画像に基づくプレビュー画像20に、スコープ部30を重畳表示させる(図6(A)参照)。例えば、ステップS10の時点では、手ぶれポインタ40は特に表示されない。
又、カメラ制御部140は、例えばBIS処理部183による手ぶれ補正動作を開始させる(S11)。例えば、BIS処理部183(図2)は、ジャイロセンサ184からの信号を入力して、積分器408等によるぶれ検出信号を生成し始める。BIS処理部183において、PID制御部410は、生成されたぶれ検出信号に応じてセンサ駆動部181を制御し、画像センサ110の位置を逐次シフトさせる。
次に、カメラ制御部140は、画像センサ110において1回の撮像のための露光を開始する(S12)。画像センサ110は、予め設定された露光期間だけ入射する光を露光する。露光期間中に、BIS処理部183による手ぶれ補正動作は刻々と行われる。
この際、カメラ制御部140は、例えばBIS処理部183から撮像1回あたりの手ぶれ状態に対応した手ぶれ情報を取得する(S13)。手ぶれ情報は、例えば露光期間の開始タイミング等における手ぶれ量において、BIS処理部183の手ぶれ補正動作により補正された分を除いた残り分の手ぶれ量を示す。
例えば、BIS処理部183において、ジャイロセンサ184によって検出された角速度の積分から補正前の手ぶれ量が算出される。また、位置センサ182によって検出された画像センサ110の変位またはPID制御部410によるセンサ駆動部181の駆動量等から、実施済みの手ぶれ補正量が得られる。カメラ制御部140は、こうした補正前の手ぶれ量から手ぶれ補正量を減算した演算結果を、手ぶれ情報として取得する(S13)。
次に、カメラ制御部140は、例えば取得した手ぶれ情報に基づいて、液晶モニタ120に表示中の手ぶれ状態画面に追加で、1回分の撮像の手ぶれ状態を示す情報としての手ぶれポインタ40をプロット表示する(S14)。ステップS14における表示の一例を図6(A)に示す。ここで、表示する情報は、手ぶれ情報としたが、手ぶれ量を用いてもよく、以降の処理を手ぶれ量で行ってもよい。
図6(A)は、1回目のステップS14における手ぶれ状態画面の表示例を示す。カメラ制御部140は、例えば、1回目の撮像の手ぶれ情報を取得すると(S13)、手ぶれ状態画面におけるスコープ部30の中央等の基準位置に手ぶれポインタ40を表示させる(S14)。この際、例えば取得された手ぶれ情報が示す手ぶれ量の分だけプレビュー画像20がシフトされてもよい。
カメラ制御部140は、例えば、1回の撮像分の露光を完了する(S15)と、撮像を行った回数が所定回数に到ったか否かを判断する(S16)。所定回数は、ハイレゾ合成処理(S3)で画像合成の対象とする撮像画像の枚数以上の回数に予め設定され、例えば16回に設定される。
撮像回数が所定回数に到っていない場合(S16でNO)、カメラ制御部140は、例えばBIS処理部183を、手ぶれ補正動作を継続するように駆動制御して(S17)、ステップS12以降の処理を再び実行する。ステップS12~S15の繰り返しにより、複数回の撮像が行われると共に、手ぶれ状態画面のプロット表示が順次、更新される(S14)。2回目の撮像におけるステップS14の表示例を図6(B)に示す。
図6(B)では、図6(A)の状態から更新された手ぶれ状態画面を例示する。例えば2回目のステップS12~S15において、カメラ制御部140は、手ぶれ状態画面上で1回目の手ぶれポインタ40の位置を基準として、ステップS13で取得した手ぶれ情報が示す手ぶれ量の分だけシフトした位置に、新たな手ぶれポインタ40をプロットする(S14)。この際、例えばプレビュー画像20等は、特に手ぶれ量と連動せずに固定される。ユーザは、2回目の手ぶれポインタ40がプロットされた位置が、1回目の手ぶれポインタ40からずれた分だけ手ぶれが生じたことを把握できる。
その後の各回の撮像時も上記と同様に、カメラ制御部140は、基準の手ぶれポインタ40から手ぶれ量が生じた分だけシフトした位置に新たな手ぶれポインタ40をプロットするように逐次、手ぶれ状態画面を更新して表示させる(S14)。これにより、手ぶれ状態画面において、各回の撮像時における手ぶれ状態が可視化された手ぶれポインタ40のプロットが得られる(図4参照)。
撮像回数が所定回数に到ると(S16でYES)、カメラ制御部140は、例えば液晶モニタ120の画面表示を手ぶれ状態画面からライブビュー画面に戻して、撮影表示処理(図3のS2)を終了する。その後、カメラ制御部140は、撮影表示処理による撮像結果の画像データに基づいて、ハイレゾ合成処理(S3)を実行する。
以上の撮影表示処理(S2)によると、手持ちハイレゾ撮影動作において、合成画像を生成するための撮像を所定回数だけ実行する間に、手ぶれ状態画面において各回の撮像時における手ぶれ状態を示す手ぶれポインタ40が逐次、プロット表示される(S14)。
図6(B)では、2回目の撮像時の手ぶれ量が、スコープ部30の内側の領域31に対応するマージンを超えた場合を例示する。ユーザは、手ぶれ状態画面における手ぶれポインタ40のプロットを視認することにより、直近の撮像画像が初回の撮像画像からずれた手ぶれ状態を容易に把握することができる。図4は、図6(B)の手ぶれポインタ40を見たユーザが、その後に領域31内に手ぶれポインタ40が収まるように意識して手ぶれを抑制した場合を例示する。
上記のように、初回の撮像時から大幅な手ぶれを有する撮像画像が生じた場合であっても、ユーザはその手ぶれ状態を手ぶれポインタ40で視認して、その後の撮像時に手ぶれを改善する方向性を容易に把握できる。このように、本実施形態の撮影表示処理(S2)における手ぶれ状態画面によると、ユーザが複数の撮像画像間における相対的な手ぶれを低減し易くでき、その結果、合成画像の画質を向上できる。
こうした手ぶれ状態画面においては、例えば複数回の撮像における各回の露光期間中に刻々と変化する手ぶれ状態を、手ぶれポインタ40の軌跡として全て描画する表示も考えられる。しかし、この場合には、手ぶれ状態画面の表示が過度に煩雑となり、却ってユーザが手ぶれ状態を把握し難くなる事態が懸念される。これに対して、本実施形態の撮影表示処理(S2)によると、撮像毎に手ぶれポインタ40がプロットされる間欠的な表示により(図4参照)、手持ちハイレゾ撮影モードのような撮像が複数回行われる際の手ぶれ状態を、ユーザが把握し易くすることができる。
上記のステップS13において、取得される露光期間の開始タイミングに基づく手ぶれ情報が取得される例を説明した。手ぶれ情報はこれに限らず、露光期間の途中または完了タイミングに基づいてもよいし、露光期間中の複数のタイミングの手ぶれ量における各種の平均値を用いてもよい。
上記のステップS14において、例えば手ぶれポインタ40のプロット表示に加えて、手ぶれ状態に関するメッセージが手ぶれ状態画面に表示されてもよい。こうした変形例について、図7を用いて説明する。
図7では、図6(B)の後の撮像時において、手ぶれ量がスコープ部30の外側の領域32に対応する許容値を超えた場合の手ぶれ状態画面の表示例を示す。本変形例のカメラ制御部140は、ステップS13で取得した手ぶれ情報が示す手ぶれ量が許容値を超えるか否かを判定してもよい。手ぶれ量が許容値を超える場合、本変形邸のカメラ制御部140は、ステップS14において手ぶれポインタ40のプロットと共に、図7に例示するように、過度な手ぶれ状態により画像合成が失敗する可能性を警告するメッセージ21を表示させてもよい。
こうしたメッセージ表示によっても、ユーザは、画像合成のための複数回の撮像時における手ぶれ状態を把握し易くできる。また、図7の例と同様に、スコープ部30の内側の領域31を超える場合にも、デジタルカメラ1は、注意喚起などのメッセージを表示してもよい。
2-3.ハイレゾ合成処理
本実施形態におけるハイレゾ合成処理(図3のS3)の詳細を、図8~10を用いて説明する。
本実施形態におけるハイレゾ合成処理(図3のS3)の詳細を、図8~10を用いて説明する。
図8は、本実施形態に係るデジタルカメラ1のハイレゾ合成処理を例示するフローチャートである。図8のフローチャートに示す処理は、例えば手持ちハイレゾ撮影動作において撮影表示処理(図3のS2)が完了した状態で開始される。
まず、カメラ制御部140は、撮影表示処理(図3のS2)の撮影結果に基づいて、例えば、得られた複数枚(例えば16枚)の撮像画像の中から、合成対象として8枚の撮像画像を選出する(S21)。ステップS21の処理について、図9を用いて説明する。
図9は、ハイレゾ合成処理における合成対象の画像間の位置関係(P1~P8)を説明した図である。図9では、撮像画像の画像データにおける各色の画素5r,5g,5bの配置を例示する。赤画素5r、緑画素5g及び青画素5bは、ベイヤー配列の2次元アレイ状に配置され、画素ピッチWの2倍の周期2Wを有する。
図9では、合成対象の撮像画像のうちの基準とする撮像画像(即ち基準画像)における或る位置P1(即ち基準位置)と、他の合成対象の撮像画像において基準位置P1に対応する位置P2~P8(即ち対応位置)とを例示する。基準位置P1と各対応位置P2~P8とは、各々の撮像画像において、同じ被写体像の箇所が写る場合に互いに対応付けられる。
基準位置P1及び対応位置P2~P8は、図9に示すように、画素ピッチWの1/2倍単位で互いにずれた位置関係にある。ここで、例えば1つの対応位置P2からベイヤー配列の周期2Wの整数倍だけ離れた位置P2a,P2b,P2cに、被写体像の上記箇所が写る場合は、それぞれ撮像画像を周期2W毎にシフトする画像データの処理によって、対応位置P2の場合と同一視できる。
以上のような位置関係(P1~P8)に基づいて、カメラ制御部140は、例えば1枚目の撮像画像を基準画像として、その基準位置P1に対して各対応位置P2~P8に最も近い位置関係にある撮像画像をそれぞれ選出する(S21)。ステップS21の処理には、上述したベイヤー配列の周期2Wに基づく同一視が適用される。
例えば、ステップS21においてカメラ制御部140は、基準画像と他の各撮像画像を、適宜分割した領域毎に比較して、基準画像に対する各撮像画像の位置ずれを検出し、検出した位置ずれをベイヤー周期2Wで除算した剰余の位置ずれを算出する。カメラ制御部140は、算出した位置ずれが、基準位置P1と各対応位置P2~P8間の位置ずれに最も近い撮像画像をそれぞれ合成対象として選出する。
次に、カメラ制御部140は、例えば選出した撮像画像の画像データ間の位置ずれが、予め設定された許容値の範囲内であるか否かを判断する(S22)。ステップS22では、例えばステップS21で用いた周期2Wの剰余の位置ずれではなく、周期2W毎のシフトまで含めた位置ずれが判断対象となる。
カメラ制御部140は、選出した撮像画像間の位置ずれが、許容値の範囲内であると判断すると(S22でYES)、選出した8枚の撮像画像を合成する処理を実行する(S23)。ステップS22の処理について、図10を用いて説明する。
図10は、ハイレゾ合成処理における画像合成を説明するための図である。図10(A)は、合成対象の撮像画像の画像データ50を例示する。図10(B)は、図10(A)の画像データ50に基づく色別の合成データ6r,6g,6bを例示する。図10(C)は、図10(B)の合成データ6r,6bに対する補完データ6ra,6baを例示する。図10(D)は、図10(B),(C)の各データ6ra,6g,6baに基づく合成画像の画像データ60を例示する。
例えばステップS23において、カメラ制御部140は、まず、図10(A),(B)に示すように合成対象の画像データ50から色別の合成データ6r,6g,6bを生成する。各色の合成データ6r,6g,6bは、例えば合成対象の各画像データ50における赤画素5r、緑画素5g及び青画素5b(図9参照)について、上述した位置関係(P1~P8)に応じて、各々の画素値を色別に配列して生成される。この際、同じ位置の画素値がある場合には、例えば平均値が用いられる。
上記のように得られる各色の合成データ6r,6g,6bは、例えば図10(B)に示すように、千鳥格子状の配列となる。このため、緑色の合成データ6gは、ベイヤー配列と整合するが、赤色および青色の合成データ6r,6bは、ベイヤー配列からずれることとなる。そこで、カメラ制御部140は、赤色および青色の合成データ6r,6bについて、例えば互いに隣接する画素値に基づき、それぞれベイヤー配列に対応する位置の画素値を補完演算して、図10(C)に例示するように赤色および青色の補完データ6ra,6baを生成する。
さらに、カメラ制御部140は、図10(B)~(D)に例示するように、赤色および青色の補完データ6ra,6ba、並びに緑色の合成データ6gを組み合わせることにより、ベイヤー配列の合成画像を示す画像データ60を生成する(S23)。ステップS23において、カメラ制御部140は、RAW形式としてベイヤー配列の画像データ60を処理結果として出力してもよいし、ベイヤー配列の画像データ60を適宜、JPEG形式などの画像データに変換してもよい。
カメラ制御部140は、合成画像の画像データの生成(S23)後に、本フローチャートに示す処理を終了する。
一方、カメラ制御部140は、例えば選出した撮像画像間の位置ずれが許容値の範囲内でないと判断すると(S22でNO)、画像合成の処理(S23)を実行しない。この場合、カメラ制御部140は、例えば液晶モニタ120にハイレゾ合成処理が失敗したことを示すエラーのメッセージ等を表示させて(S24)、本フローの処理を終了する。
以上のハイレゾ合成処理(図3のS3)によると、複数の撮像画像間の位置ずれが許容値の範囲内であれば(S22でYES)、合成画像を生成することができる。また、複数の撮像画像における手ぶれが小さいほど、高品位の合成画像を得ることができる。
上記のステップS21では、合成対象の画像データが、撮影表示処理(S2)の撮影結果から選出される例を説明した。ステップS21の処理は、特に上記に限らず、例えば、撮影表示処理(S2)の撮影結果の画像データから合成対象の画像データが生成されてもよい。例えば、カメラ制御部140は、上述した合成対象の位置関係(図9のP1~P8)に従い、撮影表示処理(S2)における複数の撮像画像間の重み付け平均等により補間処理を行って、各対応位置P2~P8に応じた合成対象の画像データを生成してもよい。
ステップS21において、カメラ制御部140は適宜、検出される基準画像からの位置ずれに応じて、撮像画像をシフトまたは回転するように画像データの処理を行ってもよい。また、基準画像は、必ずしも1枚目の撮像画像に限らず、2枚目以降の撮像画像から選出されてもよいし、補間処理等により生成されてもよい。また、ステップS21の処理においては、位置ずれが許容値の範囲内の撮像画像が適宜、優先して用いられてもよい。
3.まとめ
以上のように、本実施形態における撮像装置の一例のデジタルカメラ1は、撮像素子の一例である画像センサ110と、制御部の一例であるカメラ制御部140と、ぶれ検出部の一例であるジャイロセンサ184と、表示部の一例である液晶モニタ120とを備える。画像センサ110は、被写体像を撮像して、画像データを生成する。カメラ制御部140は、撮像素子による複数回の撮像結果の画像データに基づいて、複数の撮像画像を合成した合成画像を示す画像データを生成する撮影動作を制御する。ジャイロセンサ184は、デジタルカメラ1のぶれの状態を検出する。液晶モニタ120は、情報を表示する。カメラ制御部140は、手持ちハイレゾ撮影動作などの合成画像の撮影動作において、画像センサ110による複数回の撮像時に、ジャイロセンサ184によって検出された複数のぶれ状態を含むぶれ状態情報の一例として手ぶれ状態画面を表示するように液晶モニタ120を制御する(図4参照)。
以上のように、本実施形態における撮像装置の一例のデジタルカメラ1は、撮像素子の一例である画像センサ110と、制御部の一例であるカメラ制御部140と、ぶれ検出部の一例であるジャイロセンサ184と、表示部の一例である液晶モニタ120とを備える。画像センサ110は、被写体像を撮像して、画像データを生成する。カメラ制御部140は、撮像素子による複数回の撮像結果の画像データに基づいて、複数の撮像画像を合成した合成画像を示す画像データを生成する撮影動作を制御する。ジャイロセンサ184は、デジタルカメラ1のぶれの状態を検出する。液晶モニタ120は、情報を表示する。カメラ制御部140は、手持ちハイレゾ撮影動作などの合成画像の撮影動作において、画像センサ110による複数回の撮像時に、ジャイロセンサ184によって検出された複数のぶれ状態を含むぶれ状態情報の一例として手ぶれ状態画面を表示するように液晶モニタ120を制御する(図4参照)。
以上のデジタルカメラ1によると、手ぶれ状態画面において複数回の撮像時における手ぶれ状態がユーザに可視化されることにより、手ぶれが生じる状況であっても合成画像の撮影を行い易くすることができる
本実施形態において、カメラ制御部140は、手ぶれ状態画面において、複数回の撮像のうちの各回の撮像時のぶれ状態を、別個に表示するように液晶モニタ120を制御する(S12~S16、図6参照)。これにより、ユーザにとって手ぶれ状態画面において各回の撮像時のぶれ状態を把握することを容易化できる。よって、ユーザが手ぶれを抑制し易くして、合成画像の撮影を行いやすくできる。
本実施形態において、手ぶれ状態画面は、複数回の撮像における各回の撮像時のぶれ状態に応じて配置されるポインタの一例である手ぶれポインタ40を含む。手ぶれポインタ40によると、簡潔な表示によりユーザが各回の撮像時のぶれ状態を把握し易くでき、合成画像の撮影を行いやすくできる。
本実施形態において、手ぶれ状態画面は、ぶれ状態の基準を示す基準領域の一例のスコープ部30をさらに含む。カメラ制御部140は、複数回の撮像における各回の撮像時のぶれ状態に応じて、スコープ部30において手ぶれポインタ40をプロットするように液晶モニタ120に手ぶれ状態画面を表示させる(S12~S16、図6参照)。このように、合成画像の撮影動作中に順次、プロット表示される手ぶれポインタ40により、ユーザは実行中の撮影動作における手ぶれ状態を把握し易くできる。
なお、以上のように表示の対象となる各回の撮像時のぶれ状態は、合成画像の撮像操作における毎回の撮像時のぶれ状態でなくてもよく、全ての回の撮像時のうちの一部の回を省略してもよいし、所定回数分を纏めてもよい。
本実施形態において、手ぶれ状態画面は、合成画像の撮影動作前に撮像されたプレビュー画像20を含む。カメラ制御部140は、合成画像の撮影動作において、例えば初回の撮像時に、ぶれ状態に応じてプレビュー画像20を移動させるように液晶モニタ120を制御してもよい。プレビュー画像20の移動によっても、ユーザは手ぶれ状態を把握できる。
本実施形態において、カメラ制御部140は、複数回の撮像結果の画像データに基づいて、互いに位置ずれを有する複数の撮像画像を合成して、合成画像を示す画像データを生成する(S3)。これにより、例えば高解像度の合成画像など、1枚の撮像画像よりも高精細な合成画像を得られる。こうした適度な位置ずれを持たせた複数の撮像画像を得る際に、手ぶれ状態画面をユーザに見せることで、適度な手ぶれを得やすくできる。
本実施形態において、デジタルカメラ1は、像ぶれ補正部の一例のBIS処理部183及びセンサ駆動部181を備える。カメラ制御部140は、像ぶれ補正部による補正後のぶれ状態を示す手ぶれ情報を取得して、取得したぶれ状態に応じて手ぶれ状態画面を液晶モニタ120に表示させる(S13~S14)。こうしたBIS機能を用いる際も、手ぶれ状態画面は有用である。
(実施形態2)
以下、図11~12を参照して、本開示の実施形態2を説明する。実施形態1では、手ぶれ状態画面において複数回の撮像時の手ぶれ状態をそれぞれ表示するデジタルカメラ1を説明した。実施形態2では、過去の撮像時の手ぶれ状態の表示を適時、消去するデジタルカメラ1について説明する。
以下、図11~12を参照して、本開示の実施形態2を説明する。実施形態1では、手ぶれ状態画面において複数回の撮像時の手ぶれ状態をそれぞれ表示するデジタルカメラ1を説明した。実施形態2では、過去の撮像時の手ぶれ状態の表示を適時、消去するデジタルカメラ1について説明する。
以下、実施形態1に係るデジタルカメラ1と同様の構成、動作の説明は適宜、省略して、本実施形態に係るデジタルカメラ1を説明する。
図11は、実施形態2に係るデジタルカメラ1の撮影表示処理を例示するフローチャートである。本実施形態のデジタルカメラ1において、カメラ制御部140は、実施形態1の撮影表示処理(図5)のステップS10~S17を行うことに加えて、ステップS14で表示した過去の手ぶれポインタ40を次第に消去する表示制御を行う(S18)。ステップS18の表示制御について、図12を用いて説明する。
図12は、実施形態2に係るデジタルカメラの手ぶれ状態画面を例示する。図12では、本実施形態の撮影表示処理における5回目の撮像時の手ぶれ状態画面の表示例を示す。本例では、液晶モニタ120は、カメラ制御部140の制御により、手ぶれ状態画面において5回目及び1回目の手ぶれポインタ40を表示する(S14)一方で、過去に表示した2~4回目の手ぶれポインタ40を表示していない(S18)。
例えばカメラ制御部140は、撮影表示処理における各回の撮像時(S12~S18)において、新たな手ぶれポインタ40を表示させる際(S14)、1回目の手ぶれポインタ40を除き前回の手ぶれポインタ40のプロット表示を順次、消去させる(S18)。こうしたステップS18の表示制御によると、手ぶれ状態画面において手ぶれポインタ40のプロット表示を簡素化して、ユーザが現在の手ぶれ状態を分かり易くすることができる。この際、1回目の手ぶれポインタ40の表示を残すことにより、現在の手ぶれ状態が初回の撮影時からどの程度変化したかをユーザに把握させ易くできる。
ステップS18の表示制御は、特に上記に限らず、過去の手ぶれポインタ40の表示を次第に消去する各種の表示制御であってもよい。例えば、カメラ制御部140は、前回の手ぶれポインタ40のプロット表示を維持してもよく、前回よりも所定回数分、過去の手ぶれポインタ40のプロット表示を消去してもよい(S18)。また、カメラ制御部140は、過去の手ぶれポインタ40であるほど、プロット表示の明度又は彩度といった強調表示の程度を低減したり、プロット表示の透明度を増加させたりする各種フェードアウトの表示制御を行ってもよい。また、1回目の手ぶれポインタ40の表示は、必ずしも残さなくてもよく、適宜消去されてもよい。
以上のように、本実施形態において、カメラ制御部140は、合成画像の撮影動作中に、表示された手ぶれ状態画面に含まれるぶれ状態において過去のぶれ状態を次第に消去するように、液晶モニタ120を制御する(S18)。これにより、手ぶれ状態画面の表示を簡素化して、ユーザが手ぶれ状態の把握をより行い易くすることができる。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態1~2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態1~2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態1~2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態1~2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
上記の実施形態1~2では、それぞれ手ぶれ状態画面を例示したが、手ぶれ状態画面はこれに限定されない。手ぶれ状態画面の変形例について図13~16を用いて説明する。
図13は、デジタルカメラ1の手ぶれ状態画面の変形例1を示す。上記の各実施形態では、プレビュー画像20を含む手ぶれ状態画面を例示した。本実施形態において、手ぶれ状態画面は、例えば図13に示すように、プレビュー画像20を含まなくてもよい。このように、プレビュー画像20が表示されない手ぶれ状態画面によっても、複数回の撮像時に手ぶれポインタ40の表示が順次更新されることで、上記各実施形態と同様に、ユーザが手ぶれ状態を把握し易くすることができる。
図14は、デジタルカメラ1の手ぶれ状態画面の変形例2を示す。本実施形態において、手ぶれ状態画面には、手ぶれポインタ41が、撮像中の手ぶれ状態に応じて移動するように表示されてもよい。また、本実施形態の手ぶれ状態画面には、例えば1回の撮像中に動く手ぶれポインタ41の軌跡45が表示されてもよい。例えば、カメラ制御部140は、各回の撮像中(S12~S15)に逐次、手ぶれ情報を取得して、手ぶれ情報の変化に追従して手ぶれポインタ40の表示位置を変更し、軌跡45を描画させる。例えば1回の撮像を完了する毎に、カメラ制御部140は手ぶれポインタ40をプロットし、完了した撮像分の軌跡45を消去する。
以上のように、本実施形態において、カメラ制御部140は、合成画像の撮影動作における1回の撮像中のぶれ状態に応じて、手ぶれ状態画面のスコープ部30上で手ぶれポインタ40を移動させてもよい。こうした手ぶれ状態画面の表示によっても、ユーザが手ぶれ状態を把握し易くできる。
図15は、デジタルカメラ1の手ぶれ状態画面の変形例3を示す。本実施形態の手ぶれ状態画面においては、複数回の撮像に対応して複数プロットされた手ぶれポインタ40の間に、矢印46等が表示されてもよい。例えば、カメラ制御部140は、新たな手ぶれポインタ40をプロットする際に(S14)、前回プロットした手ぶれポインタ40から今回の手ぶれポインタ40に向かう矢印46を表示させてもよい。
図16(A),(B)は、デジタルカメラ1の手ぶれ状態画面の変形例4を示す。本実施形態の手ぶれ状態画面においては、複数回の撮像時に順次、プレビュー画像20が、図16(A),(B)に例示するように移動されてもよい。例えば、カメラ制御部140は、各回の撮像時に取得される手ぶれ情報(S13)に基づき、各回の手ぶれ量の分だけ、手ぶれ状態画面においてプレビュー画像20を移動させてもよい。この際、新たな手ぶれポインタ40のプロット表示(S14)は、画面中央などの所定位置で行われ、過去にプロットされた手ぶれポインタ40及びスコープ部30は、プレビュー画像20とともに移動されてもよい。
上記の各実施形態では、手ぶれ状態画面におけるスコープ部30の一例を説明したが、スコープ部30は特にこれに限定されない。スコープ部30は、同心円状の2つの領域31,32に限らず、3つ以上の領域を含んでもよいし、1つの領域であってもよい。又、スコープ部30の各領域31,32は、特に円状に限らず、矩形状又は各種の形状であってもよい。又、スコープ部30は、特に十字線に限らない種々の方向基準を表示してもよいし、こうした方向基準を特に表示しなくてもよい。
上記の各実施形態では、手ぶれ状態画面における手ぶれポインタ40の一例を説明したが、手ぶれポインタ40は特にこれに限定されない。例えば、本実施形態において、手ぶれポインタ40の番号は、特に表示されなくてもよい。又、手ぶれポインタ40の形状は、特に丸形状に限らず、種々の形状であってもよい。例えば、手ぶれポインタ40がプロットされる向きが、ロール方向の手ぶれに応じて設定されてもよい。
上記の各実施形態では、合成画像の撮影動作の一例として、手持ちハイレゾ撮影動作について説明したが、合成画像の撮影動作は特にこれに限定されない。例えば、本実施形態の合成画像の撮影動作は、1画素単位の位置ずれを有する撮像画像を合成対象とする、所謂リアルレゾリューション撮影動作であってもよい。例えば、図9の基準位置P1に対して画素ピッチW単位でずれた位置関係にある対応位置P3,P4,P5に応じた撮像画像と基準画像を合成対象としてもよい。また、この際の画像合成の処理は、ハイレゾ合成処理(S3)のように画素数を増やす代わりに、合成画像における各画素に3色の画素値を含めてもよい。こうした場合であっても、ハイレゾ合成処理の場合と同様に、撮影表示処理(S2)において手ぶれ状態画面により手ぶれを抑制し易くすることで、高品位な合成画像を得ることができる。
また、本実施形態において、合成画像の撮影動作は、位置ずれを有しない撮像画像を合成対象としてもよい。例えば、深度合成またはHDR(ハイダイナミックレンジ)合成などの画像合成のための撮影動作において、上述した撮影表示処理(S2)の手ぶれ状態画面が適用されてもよい。
また、上記の各実施形態では、合成画像の撮影動作においてBIS処理部183が手ぶれ補正動作を行う例を説明したが、特にこれに限定されない。例えば、合成画像の撮影動作中に、BIS処理部183は手ぶれ補正動作を行わなくてもよい。また、手ぶれ補正動作に加えて、又は代えて、BIS処理部183は、例えばステップS17において1/2画素単位などの所定値だけ画素をずらす動作を行ってもよい。また、BIS処理部183の動作に代えて、又は加えて、OIS処理部223が動作してもよい。この場合、カメラ制御部140は、OIS処理部223とのデータ通信により手ぶれ情報を取得してもよい。
また、上記の各実施形態では、表示部の一例として液晶モニタ120を例示した。本実施形態において、表示部は上記に限らず、液晶モニタ以外の各種モニタであってもよいし、EVFなどのビューファインダ又はその他の各種表示デバイスであってもよい。
上記の各実施形態では、撮像装置の一例としてレンズ交換式のデジタルカメラについて説明したが、本実施形態の撮像装置は、特にレンズ交換式ではないデジタルカメラであってもよい。また、本開示の思想は、デジタルカメラのみならず、ムービーカメラであってもよいし、カメラ付きの携帯電話、スマートフォン或いはPCのような種々の撮像機能を有する電子機器にも適用可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示の思想は、合成画像の撮影機能を備えた撮像機能を有する電子装置(デジタルカメラやカムコーダ等の撮像装置、携帯電話、スマートフォン等)に適用することができる。
1 デジタルカメラ
100 カメラ本体
110 画像センサ
120 液晶モニタ
140 カメラ制御部
183 BIS処理部
184 ジャイロセンサ
100 カメラ本体
110 画像センサ
120 液晶モニタ
140 カメラ制御部
183 BIS処理部
184 ジャイロセンサ
Claims (8)
- 被写体像を撮像して、画像データを生成する撮像素子と、
前記撮像素子による複数回の撮像結果の画像データに基づいて、複数の撮像画像を合成した合成画像を示す画像データを生成する撮影動作を制御する制御部と、
自装置のぶれの状態を検出するぶれ検出部と、
情報を表示する表示部とを備え、
前記制御部は、前記合成画像の撮影動作において、前記撮像素子による前記複数回の撮像時に、前記ぶれ検出部によって検出された複数のぶれ状態を含むぶれ状態情報を表示するように前記表示部を制御する
撮像装置。 - 前記制御部は、前記ぶれ状態情報において、前記複数回の撮像のうちの各回の撮像時のぶれ状態を、別個に表示するように前記表示部を制御する
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記ぶれ状態情報は、前記複数回の撮像における各回の撮像時のぶれ状態に応じて配置されるポインタを含む
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記ぶれ状態情報は、前記ぶれ状態の基準を示す基準領域をさらに含み、
前記制御部は、前記複数回の撮像における各回の撮像時のぶれ状態に応じて、前記基準領域において前記ポインタを配置するように前記表示部に前記ぶれ状態情報を表示させる
請求項3に記載の撮像装置。 - 前記ぶれ状態情報は、前記合成画像の撮影動作前に撮像されたプレビュー画像を含み、
前記制御部は、前記合成画像の撮影動作において、前記ぶれ状態に応じて前記プレビュー画像を移動させるように前記表示部を制御する
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、前記合成画像の撮影動作中に、表示されたぶれ状態情報に含まれるぶれ状態において過去のぶれ状態を次第に消去するように、前記表示部を制御する
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、前記複数回の撮像結果の画像データに基づいて、互いに位置ずれを有する複数の撮像画像を合成して、前記合成画像を示す画像データを生成する
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記ぶれ検出部の検出結果に基づいて、前記撮像素子を駆動することにより像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部をさらに備え、
前記制御部は、前記像ぶれ補正部による補正後のぶれ状態を取得して、取得したぶれ状態に応じて前記ぶれ状態情報を前記表示部に表示させる
請求項1に記載の撮像装置。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2021046516A JP2022145212A (ja) | 2021-03-19 | 2021-03-19 | 撮像装置 |
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