JP2018156036A - 撮像装置 - Google Patents

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幹夫 櫻井
裕之 小島
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裕之 小島
道郎 岸場
Michio Kishiba
道郎 岸場
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Abstract

【課題】アナモルフィックレンズのような回転非対称の像を結像するレンズが装着された場合に自然な像振れ補正を実現できる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置(10、100)は、レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子(110)と、撮像素子を、光軸と垂直な面内において、直交する二方向における並進移動と光軸を中心とした回転移動させることにより、像振れ補正を行う素子駆動部(181)と、自装置のぶれ量を示すぶれ情報を取得し、ぶれ情報に基づき素子駆動部を制御する補正処理部(183)とを備える。補正処理部(183)は、回転非対称の像を結像する特定レンズを介して撮像素子に被写体像が形成されるときに使用される特定モードを有し、特定モードにおいて、像振れ補正時に撮像素子の回転移動を禁止するように素子駆動部を制御する。【選択図】図3

Description

本開示は、撮像素子の駆動による像振れ補正機能を有するとともに、アナモルフィックレンズのような回転非対称な像が結像されるレンズを介して被写体像を撮像可能な撮像装置に関する。
アナモルフィックレンズは、被写体像のアスペクト比を1:1から1:kに変換して結像することができるレンズである。
特許文献1は、アナモルフィックレンズを用いて、様々なアスペクト比の画像を撮影でき、どのようなアスペクト比の画像を撮像しても、常に一定レベルの制御能力を維持できる撮像装置を開示する。具体的には、特許文献1は、光学像を電気的信号に変換し、画像信号として出力する撮像手段と、撮像画像のアスペクト比を変換する変換手段と、画像信号を得る際に関わる制御手段のパラメータを変換手段の変換特性に応じて補正する補正手段とを有する撮像装置を開示する。この構成により、アスペクト比に基づき、画像信号を得る際に関わる制御手段のパラメータを補正するため、どのようなアスペクト比の画像を撮像しても、常に一定レベルの制御能力を維持できる。
また、特許文献1の撮像装置は、画像の動きベクトルを検出し、その動きベクトルの検出の際、水平方向成分のベクトルを、アナモルフィックレンズのアスペクト比変換特性を示す係数kに基づき1/k倍して補正する。そして補正した動きベクトルに応じて像振れ補正を行っている。
特許第3278206号公報
本開示は、撮像素子の駆動による像振れ補正機能を有する撮像装置において、アナモルフィックレンズのような回転非対称な像が結像されるレンズが装着された場合に適切な像振れ補正を実現する撮像装置を提供する。
本開示の撮像装置は、レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、撮像素子を、光軸と垂直な面内において、直交する二方向における並進移動と光軸を中心とした回転移動させることにより、像振れ補正を行う素子駆動部と、自装置のぶれ量を示すぶれ情報を取得し、ぶれ情報に基づき素子駆動部を制御する補正処理部とを備える。補正処理部は、回転非対称の像を結像する特定レンズを介して撮像素子に被写体像が形成されるときに使用される特定モードを有する。補正処理部は、特定モードにおいては、像振れ補正時に撮像素子の回転移動を禁止するように素子駆動部を制御する。
本開示によれば、撮像素子の駆動による像振れ補正機能を有する撮像装置において、アナモルフィックレンズのような回転非対称な像が結像されるレンズが装着された場合に、撮像素子の回転による像振れ補性を禁止する。これにより、回転非対称な像が結像されるレンズが装着された場合に、適切な像振れ補正機能を実現することができる。
実施の形態1の、アナモルフィックレンズが取り付けられた状態のデジタルカメラの斜視図 アナモルフィックレンズの機能を説明するための図 デジタルカメラの内部構成を示すブロック図 実施の形態1のデジタルカメラにおけるBIS処理部の構成(ヨー方向の像振れ補正機能に関する構成)を示すブロック図 実施の形態1のデジタルカメラにおけるBIS処理部の構成(ピッチ方向の像振れ補正機能に関する構成)を示すブロック図 実施の形態1のデジタルカメラにおけるBIS処理部の構成(ロール方向の像振れ補正機能に関する構成)を示すブロック図 3Dレンズの機能を説明するための図 特殊レンズ(例えば、アナモルフィックレンズ)の取り付け態様の例を説明するための図
以下、本開示における実施の形態を、図面を適宜参照しながら説明する。ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1のデジタルカメラの斜視図である。デジタルカメラ10は、交換レンズ200とカメラボディ100とを備える。交換レンズ200の先端には、アナモルフィックレンズ300が取り付けられている。デジタルカメラ10及びカメラボディ100は本開示の撮像装置の一例である。アナモルフィックレンズ300は特定レンズの一例である。
アナモルフィックレンズとは、被写体像のアスペクト比を変換して像を結像するレンズである。図2(A)に示すような被写体を通常のレンズで結像した場合、図2(B)に示すように、被写体のアスペクト比は変化せずに結像される。これに対して、アナモルフィックレンズで被写体を結像した場合、図2(C)に示すように、水平方向が1/k倍(本実施の形態では1/2倍)に圧縮された像が結像される。すなわち、アスペクト比が1:k(本例では、k=2)に変換された像が結像される。このようなアナモルフィックレンズは一般にシネマ映像を生成する際に利用されている。
本実施の形態のデジタルカメラ10は、後述するように、交換レンズ200およびカメラボディ100のそれぞれにおいて、撮像画像へのカメラのぶれの影響を低減するぶれ補正機能を有する。具体的には、交換レンズ200においては、ジャイロセンサのようなぶれ検出部により検出されたぶれに応じて、ぶれ補正用のレンズを光学系の光軸に垂直な面内を移動させることでぶれの影響を低減することができる。以下この交換レンズ内の補正用レンズをシフトしてぶれを補正する機能を「OIS(Optical Image Stabilizer)機能」という。一方、カメラボディ100においては、ぶれ検出部により検出されたぶれのうち低周波領域のぶれに応じて、CCD等の画像センサを光学系の光軸に垂直な面内を移動させることでぶれの影響を低減することができる。以下このカメラボディ内の撮像素子をシフトしてぶれを補正する機能を「BIS(Body Image Stabilizer)機能」という。
本実施の形態のデジタルカメラ10は、アナモルフィックレンズのような特殊レンズが装着されたときに、適切な像振れ補正効果が得られるように特別な制御を行う(詳細は後述)。
なお、以下の説明において、X方向、Y方向とは、デジタルカメラ内の画像センサの水平方向及び垂直方向に対応する(図1参照)。ヨー方向とはX方向における回転方向であり、ピッチ方向はY方向における回転方向であり、ロール方向は光軸を中心軸とした回転の回転方向である(図1参照)。
[1.構成]
図3は、本開示の実施の形態1に係るデジタルカメラ10の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ10は、カメラボディ100とそれに装着可能な交換レンズ200とから構成される。
[1−1.カメラボディ]
カメラボディ100は、CCD110と、液晶モニタ120と、カメラコントローラ140と、ボディマウント150と、電源160と、カードスロット170とを備える。
カメラコントローラ140は、レリーズ釦130からの指示に応じて、CCD110等の構成要素を制御することでデジタルカメラ全体の動作を制御する。カメラコントローラ140は、垂直同期信号をタイミング発生器112に送信する。これと並行して、カメラコントローラ140は、露光同期信号を生成する。カメラコントローラ140は、生成した露光同期信号を、ボディマウント150及びレンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に周期的に送信する。カメラコントローラ140は、制御動作や画像処理動作の際に、DRAM141をワークメモリとして使用する。カメラコントローラ140は、CPU、MPU、FPGA、ASIC等で構成される。
CCD110は、交換レンズ200を介して入射される被写体像を撮像して画像データを生成する。生成された画像データは、ADコンバータ111でデジタル化される。デジタル化された画像データは、カメラコントローラ140により所定の画像処理が施される。所定の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理である。
CCD110は、タイミング発生器112により制御されるタイミングで動作する。CCD110の動作としては、静止画像の撮像動作、スルー画像の撮像動作等が挙げられる。スルー画像は、主に動画像であり、ユーザが静止画像の撮像のための構図を決めるために液晶モニタ120に表示される。
液晶モニタ120は、カメラコントローラ140で画像処理された表示用画像データが示す画像を表示する。液晶モニタ120は、動画像も静止画像も選択的に表示可能である。
カードスロット170は、メモリカード171を装着可能であり、カメラコントローラ140からの制御に基づいてメモリカード171を制御する。デジタルカメラ10は、メモリカード171に対して画像データを格納したり、メモリカード171から画像データを読み出したりすることができる。
電源160は、デジタルカメラ10内の各要素に電力を供給する。
ボディマウント150は、交換レンズ200のレンズマウント250と機械的及び電気的に接続可能である。カメラボディ100と交換レンズ200は、ボディマウント150とレンズマウント250に設置されたコネクタを介して、データを送受信可能である。ボディマウント150は、カメラコントローラ140から受信した露光同期信号を、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。また、カメラコントローラ140から受信したその他の制御信号を、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。また、ボディマウント150は、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240から受信した信号をカメラコントローラ140に送信する。また、ボディマウント150は、電源160からの電力を、レンズマウント250を介して交換レンズ200全体に供給する。
また、カメラボディ100は、BIS機能(CCD110のシフトにより像振れを補正する機能)を実現する構成として、カメラボディ100のぶれを検出するジャイロセンサ184(ぶれ検出手段)と、加速度センサ185と、ジャイロセンサ184と加速度センサ185の出力に基づきぶれ補正処理を制御するBIS処理部183と、をさらに備える。さらに、カメラボディ100は、CCD110を移動させるCCD駆動部181と、CCD110の位置を検出する位置センサ182とを備える。
CCD駆動部181は、CCD110をその撮像面と平行な面内において、X方向、Y方向及びロール方向に移動させることができる。このため、CCD駆動部181は、CCD110をX方向、Y方向及びロール方向に移動させるためのアクチュエータを備える。アクチュエータは、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。
位置センサ182は、光学系の光軸に垂直な面内におけるCCD110の位置を検出するセンサである。位置センサ182は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。例えば、3つの位置センサを用いることで、X方向、Y方向、回転方向の移動量を検出可能となる。
ジャイロセンサ184は、デジタルカメラ10の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、ヨー方向、ピッチ方向及びロール方向のカメラボディ100のぶれを検出する。ジャイロセンサ184は、検出したぶれ量(角速度)を示す角速度信号を出力する。加速度センサ185は、デジタルカメラ10のX方向及びY方向における加速度を検出する。
BIS処理部183は、ジャイロセンサ184、加速度センサ225及び位置センサ182からの信号に基づき、CCD駆動部181を制御して、カメラボディ100のぶれを相殺するようにCCD110を光軸に垂直な面内で3軸方向にシフトさせるための制御回路である。ここで、カメラボディ100に備える画像センサはCCDとしたが、CMOSセンサ等別の画像センサを用いてもよい。また、CCD駆動部181は、ステッピングモータ、超音波モータ、その他のアクチュエータを用いても構わない。尚、アクチュエータにステッピングモータを用いた場合、オープン制御が可能となり、それに伴って、位置センサを不要とすることも可能である。
[1−2.交換レンズ]
交換レンズ200は、光学系とレンズコントローラ240とレンズマウント250とを備える。光学系はズームレンズ210、OIS(Optical Image Stabilizer)レンズ220、フォーカスレンズ230を含む。
ズームレンズ210は、光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ駆動部211は、使用者が操作可能なズームリング等を含み、使用者による操作をズームレンズ210に伝え、ズームレンズ210を光学系の光軸方向に沿って移動させる。
フォーカスレンズ230は、光学系でCCD110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。
フォーカスレンズ駆動部233はモータを含み、レンズコントローラ240の制御に基づいてフォーカスレンズ230を光学系の光軸に沿って移動させる。フォーカスレンズ駆動部233は、DCモータ、ステッピングモータ、サーボモータ、または超音波モータなどで実現できる。
OISレンズ220は、OIS機能(OISレンズ220のシフトにより像振れを補正する機能)において、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズである。OISレンズ220は、デジタルカメラ10のぶれを相殺する方向に移動することにより、CCD110上の被写体像のぶれを小さくする。OISレンズ220は1枚又は複数枚のレンズで構成される。OIS駆動部221は、OIS処理部223からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でOISレンズ220をシフトする。
OIS駆動部221は、OISレンズ220を、光軸に垂直な面内において、X方向、Y方向に移動させることができる。OIS駆動部221は、OISレンズ220をX方向、Y方向に移動させるためのアクチュエータを備える。アクチュエータは例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。なお、OIS駆動部221は超音波モータ、その他のアクチュエータを用いても構わない。
位置センサ222は、光学系の光軸に垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサである。位置センサ222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。例えば、2つの位置センサを用いることで、X方向、Y方向の移動量を検出可能となる。
OIS処理部223は、位置センサ222、加速度センサ225及びジャイロセンサ224の出力に基づいてOIS駆動部221を制御するための制御回路である。
ジャイロセンサ224は、デジタルカメラ10の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、ヨー方向、ピッチ方向のズームレンズ210のぶれを検出する。ジャイロセンサ224は、検出したぶれ量(角速度)を示す角速度信号を出力する。本実施の形態では、角速度検出手段としてジャイロセンサを使用するが、ジャイロセンサに代えて、デジタルカメラ10のぶれを検出できるものであれば他のセンサを使用することもできる。加速度センサ225は、デジタルカメラ10のX方向及びY方向における加速度を検出する。
カメラコントローラ140及びレンズコントローラ240は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。レンズコントローラ240は、CPU、MPU、FPGA、ASIC等で構成される。
[1−3.BIS処理部]
図4〜6を用いて、カメラボディ100におけるBIS処理部183の機能的な構成を説明する。BIS処理部183では、ジャイロセンサ184からの検出信号に基づきデジタルカメラ10のヨー、ピッチ、ロール方向の角度ぶれを検出し、さらに加速度センサ185からの検出信号に基づきX、Y方向における並進ぶれを検出する。そして、これらの角度ぶれ及び並進ぶれの検出値に基づきCCD110をX方向、Y方向およびロール方向に移動させることで、デジタルカメラ10(すなわち、カメラボディ100)のぶれに起因する像ぶれをキャンセルする。
図4は、X方向の振れ補正に関するBIS処理部183の構成を示すブロック図である。X方向の振れ補正に関し、BIS処理部183は、ジャイロセンサ184からの検出信号に基づきヨー方向の角度ぶれを検出する系として、HPF(ハイ・パス・フィルタ)301と、積分器302と、位相補償部303と、乗算器304と、を備える。また、BIS処理部183は、加速度センサ185からの検出信号に基づき並進ぶれを検出する系として、HPF311と、積分器312、313と、位相補償部314と、を備える。さらに、BIS処理部183は、加算器305と、乗算器306と、PID制御部307とを含む。すなわち、X方向の振れ補正は、ジャイロセンサ184のヨー方向のぶれの検出信号と、加速度センサ185のX方向のぶれの検出信号とに基づき制御される。
図5は、Y方向の振れ補正に関するBIS処理部183の構成を示すブロック図である。Y方向の振れ補正に関し、BIS処理部183は、乗算器306を備えていない点が、図4に示す構成と異なる。すなわち、Y方向の振れ補正は、ジャイロセンサ184のピッチ方向のぶれの検出信号と、加速度センサ185のY方向のぶれの検出信号とに基づき制御される。
図6は、ロール方向の振れ補正に関するBIS処理部183の構成を示すブロック図である。ロール方向の振れ補正に関し、BIS処理部183は、ジャイロセンサ184のロール方向の検出信号に基づきロール方向の角度ぶれを検出する系として、HPF301と、積分器302と、位相補償部303と、を備える。しかし、BIS処理部183は、加速度センサ185の検出信号に基づき並進ぶれを検出する系は備えていない。すなわち、ロール方向の振れ補正は、ジャイロセンサ184のロール方向のぶれの検出信号に基づき制御される。
[2.動作]
以上のように構成されるデジタルカメラ10におけるぶれ補正処理について説明する。なお、以下の動作説明では、説明の便宜上、デジタルカメラ10のぶれ補正は、カメラボディ100側のぶれ補正機能(BIS機能)により行い、交換レンズ200におけるぶれ補正機能(OIS機能)は作動させないとして説明する。また、カメラボディ100内に設けられたジャイロセンサ184及び加速度センサ185からの信号に基づき、デジタルカメラ10すなわちカメラボディ100のぶれが検出されるとする。
図1に示すように、デジタルカメラ10においてアナモルフィックレンズ300が装着されている場合、CCD110上に結像される像は図2(C)に示すようにX方向(水平方向)が1/2倍に縮小された画像となる。このとき、デジタルカメラ10のぶれによって生じる、CCD110上の像におけるX方向(水平方向)のぶれ量も1/2になる。このため、通常のジャイロセンサ及び加速度センサからの検出信号に基づきX方向のぶれ補正を実行すると、過度にCCD110が移動されてしまい、不自然な動画が生成されてしまう。
この問題を解決するため、本実施の形態のデジタルカメラ10は、アナモルフィックレンズ300が装着された状態で設定されるモードとして、特別な動作モード(以下「アナモルフィックレンズモード」という)を有する。アナモルフィックレンズモードの設定は、例えば、メニュー画面上でユーザにより手動で設定される。デジタルカメラ10に設定されているモードはモード設定信号により認識できる。
アナモルフィックレンズモードにおいて、デジタルカメラ10は、通常とは異なるぶれ補正処理を実行する。具体的には、アナモルフィックレンズモードにおいて、CCD110のロール方向の補正を行わないように制御する。また、CCD110のX方向の移動量を示す制御信号に対するゲインを、アナモルフィックレンズのアスペクト比(1:k)に応じて設定する。このように、アナモルフィックレンズが装着されている場合に、特別なぶれ補正を行うことにより、アナモルフィックレンズにより結像される像に適したぶれ補正を行うことができる。
以下、BIS処理部183によるX方向、Y方向及びロール方向の補正処理を説明する。
[2−1.X方向におけるぶれ補正処理]
図4を参照して、X方向(水平方向)のぶれ補正に関するBIS処理部183の動作を説明する。
ジャイロセンサ184からのヨー方向のぶれの角速度を示す検出信号は、HPF301に入力される。HPF301は、入力した検出信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。これにより、ジャイロセンサ184から入力したヨー方向のぶれ(振動)の角速度を示す検出信号におけるドリフト成分を遮断する。
積分器302は、HPF301から入力したヨー方向のぶれの角速度を示す信号を積分し、ヨー方向のぶれの角度を示す信号を生成する。
位相補償部303は、積分器302から入力した信号に対して、CCD駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。
乗算器304は、位相補償部303から入力した信号に対して第1のゲインαを乗算する。第1のゲインαは焦点距離等に応じて決定される。
一方、加速度センサ185からX方向の加速度を示す信号は、HPF311に入力される。HPF311は、ドリフト成分を遮断するため、入力した加速度信号において所定の低周波成分を遮断する。積分器312は、HPF311から入力した加速度を示す信号を積分し、X方向の速度を示す信号を生成する。さらに、積分器313は、積分器312から入力した速度を示す信号を積分し、X方向の位置を示す信号を生成し、位相補償部314に出力する。
位相補償部314は、積分器313から入力した信号に対して、CCD駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。これにより、X方向の並進ぶれを示す信号が生成される。
乗算器315は、位相補償部314から入力した信号に対して、像倍率等に起因するゲインγを乗算する。
加算器305は、乗算器304から入力した、ヨー方向の角度ぶれを示す信号と、乗算器315から入力した、X方向の並進ぶれを示す信号とを加算し、CCD110のX方向のぶれ補正量を示す信号(以下「第1ぶれ補正信号」という)を生成する。
第1ぶれ補正信号は乗算器306に入力される。乗算器306は、加算器305からの第1ぶれ補正信号に対して第2のゲインβを乗算する。ここで、第2のゲインβは、モード設定信号が「アナモルフィックレンズモード」を示す場合、アナモルフィックレンズのX方向の圧縮率(1/k)に設定される。本実施の形態では、アナモルフィックレンズ300のX方向の圧縮率が1/2であるため、第2のゲインβは1/2に設定される。これにより、ぶれ補正のためのCCD110のX方向の移動量が制限され、過度な補正を抑制できる。一方、モード設定信号が「アナモルフィックレンズモード」を示していない場合、乗算器306は、加算器305からのぶれ補正信号に対して係数βを1に設定される。これにより、加算器305からの出力がそのまま出力される。
乗算器306からの第1ぶれ補正信号はPID制御部307に入力される。PID制御部307は、第1ぶれ補正信号と、位置センサ182から入力したCCD110の現在位置の情報との差分に基づきPID制御を行ない、CCD駆動部181に対する駆動信号を生成する。CCD駆動部181は、その駆動信号に基づいてCCD110をX方向に駆動する。
以上のように、BIS処理部183は、モードが「アナモルフィックレンズモード」に設定されているときは、X方向のぶれ補正量を規定するぶれ補正信号に対して、アナモルフィックレンズの圧縮率に応じてゲインβを設定する。これにより、アナモルフィックレンズが装着されたデジタルカメラ10において、水平方向における過度な補正がされることがなくなり、適切なぶれ補正が実現される。
[2−2.Y方向におけるぶれ補正処理]
図5を参照して、Y方向(垂直方向)のぶれ補正機能に関するBIS処理部183の動作を説明する。
ジャイロセンサ184からピッチ方向のぶれの角速度を示す検出信号はHPF301に入力される。HPF301は、入力した検出信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。これにより、ジャイロセンサ184から入力したピッチ方向のぶれ(振動)の角速度を示す検出信号におけるドリフト成分を遮断する。
積分器302は、HPF301から入力したピッチ方向のぶれの角速度を示す信号を積分し、ピッチ方向のぶれの角度を示す信号を生成する。
位相補償部303は、積分器302から入力した信号に対して、CCD駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。
乗算器304は、位相補償部303から入力した信号に対して第1のゲインαを乗算する。第1のゲインαは焦点距離等に応じて決定される。
一方、加速度センサ185からY方向の加速度を示す信号は、HPF311に入力される。HPF311は、ドリフト成分を遮断するため、入力した加速度信号において所定の低周波成分を遮断する。積分器312は、HPF311から入力した加速度を示す信号を積分し、Y方向の速度を示す信号を生成する。さらに、積分器313は、積分器312から入力した速度を示す信号を積分し、Y方向の位置を示す信号を生成し、位相補償部314に出力する。
位相補償部314は、積分器313から入力した信号に対して、CCD駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。これにより、Y方向の並進ぶれを示す信号が生成される。
乗算器315は、位相補償部314から入力した信号に対して、像倍率等に起因するゲインγを乗算する。
加算器305は、乗算器304から入力したピッチ方向の角度ぶれを示す信号と、乗算器315から入力したY方向の並進ぶれを示す信号とを加算し、Y方向のぶれ補正量を示す信号(以下「第2ぶれ補正信号」という)を生成する。
第2ぶれ補正信号はPID制御部307に入力される。PID制御部307は、入力した第2ぶれ補正信号と、位置センサ182から入力したCCD110の現在位置の情報との差分に基づきPID制御を行ない、CCD駆動部181に対する駆動信号を生成する。CCD駆動部181は、その駆動信号に基づいてCCD110をY方向に駆動する。
このように、CCD110のY方向の補正については、アナモルフィックレンズモードであるときと、その他のモードとの間で同一の補正処理が行われる。
[2−3.ロール方向におけるぶれ補正処理]
図6を参照して、ロール方向のぶれ補正に関するBIS処理部183の動作を説明する。
ジャイロセンサ184からのロール方向のぶれの角速度を示す検出信号は、HPF301に入力される。HPF301は、入力した検出信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。
積分器302は、HPF301から入力したロール方向のぶれの角速度を示す信号を積分し、ロール方向のぶれの角度を示す信号を生成する。
位相補償部303は、積分器302から入力した信号に対して、CCD駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。
位相補償部303からの信号はPID制御部307に入力される。PID制御部307は、入力した信号と、位置センサ182から入力したCCD110の現在位置の情報との差分に基づきPID制御を行ない、CCD駆動部181に対する駆動信号を生成する。このとき、PID制御部307は、モード設定信号が「アナモルフィックレンズモード」を示していない場合、CCD駆動部181に対して、CCD110をロール方向に移動させるための駆動信号を生成する。しかし、モード設定信号が「アナモルフィックレンズモード」を示す場合、PID制御部307は、CCD駆動部181に対して、CCD110をロール方向に移動させるための駆動信号を生成しない、もしくは駆動信号自体に0を乗算することで、駆動信号自体を0とする。すなわち、ロール方向における補正を行わない。
このように、アナモルフィックレンズモードである場合は、ぶれ補正時において、CCD110をロール方向に移動(回転)させないように制御する。これは、アナモルフィックレンズにより結像される像は回転非対称な像となることから、回転させる補正を行った場合、却って歪んだ像が形成されてしまうからである。
以上のように、本実施の形態では、アナモルフィックレンズモードに設定された場合、X方向(水平方向)におけるぶれ補正の補正量をアナモルフィックレンズの圧縮率に応じて変化させる。また、ロール方向におけるぶれ補正は行わないようにする。これにより、アナモルフィックレンズが装着された場合であっても、適切なぶれ補正が実現できる。
なお、信号処理についての演算順、フィルタ構成に関しては、これら構成に限らず、ほかのフィルタ、構成を用いてもかまわない。
[3.効果、等]
本実施形態のデジタルカメラ10またはカメラボディ100(撮像装置の一例)は、交換レンズ200を介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成するCCD110(撮像素子の一例)と、CCD11110を、光軸と垂直な面内において、X、Y方向における並進移動と光軸を中心とした回転移動させることにより、像振れ補正を行うCCD駆動部181(素子駆動部の一例)と、デジタルカメラ10またはカメラボディ100のぶれ量を示すぶれ情報(例えば、ジャイロセンサ184及び加速度センサ185の出力)を取得し、ぶれ情報に基づきCCD駆動部181を制御するBIS処理部183(補正処理部の一例)と、を備える。BIS処理部183は、アナモルフィックレンズ300(特定レンズの一例)を介してCCD110に被写体像が形成されるときに使用されるアナモルフィックレンズモード(特定モードの一例)を有する。BIS処理部183は、アナモルフィックレンズモードにおいては、像ぶれ補正時に、CCD110の回転移動を禁止するようにCCD駆動部181を制御する。
この構成により、アナモルフィックレンズのような、回転非対称の像を結像するレンズを介してCCD110上に像が結像される場合に、適切な像振れ補正を行うことができる。
また、BIS処理部183は、ジャイロセンサ184と加速度センサ185からの検出信号から、像ぶれ補正のための、CCD110のX方向における並進移動の移動量を算出する。BIS処理部183は、アナモルフィックレンズモード以外のモードにおいては、算出した移動量を1倍に設定し、アナモルフィックレンズモードにおいては、算出した移動量を1/k倍に設定する(kは、アナモルフィックレンズにより結像された像のアスペクト比)。これにより、アナモルフィックレンズが装着された場合には、X方向における過度な像振れ補正を抑制できる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態の思想は、以上で説明された実施の形態に限定されない。種々の実施の形態が考えられてもよい。以下、上記実施の形態の思想を適用できる他の実施の形態について説明する。
上記の実施の形態では、撮像素子の一例としてCCDを用いたが、他の種類の撮像素子(例えば、CMOSイメージセンサ)でもよい。
上記の実施の形態では、カメラボディ100内のジャイロセンサ184と加速度センサ185により、デジタルカメラ10(すなわち、カメラボディ100)のぶれを検出したが、交換レンズ200内のジャイロセンサ184と加速度センサ185により、デジタルカメラ10(すなわち、カメラボディ100)のぶれを検出してもよい。
上記の実施の形態では、アナモルフィックレンズモードの設定は、メニュー画面上でユーザにより手動で設定することにより実現した。この時、圧縮率(1/k)を示す情報は、k=1以上の値を任意に入力できるようにしても良い。これにより、圧縮率が(1/2)以外の交換レンズにも対応できる。また、別途自動取得モードを設け、アナモルフィックレンズモードの設定は、交換レンズが装着された場合、レンズコントローラ140が、レンズマウント250及びボディマウント150を介して、カメラコントローラ140に送信することで、自動的に行ってもよい。また、自動取得モードでは、カメラコントローラ140は、レンズコントローラ140に装着されたレンズが、アナモルフィックレンズであるかどうかを尋ね、自動的に認識するようにしても良い。さらに、自動取得モードにおいて、アナモルフィックレンズの圧縮率(1/k)を示す情報を交換レンズから自動的に取得しても良い。なお、自動取得モードにおいて、圧縮率(1/k)を示す情報を交換レンズから取得できない場合は、k=2を設定する。
上記の実施の形態では、カメラボディ100側のBIS処理部183のみにより像振れ補正機能を実現した。像振れ補正機能を、BIS処理部183とOSI処理部221とで分担して実現してもよい。例えば、交換レンズ側のOSI処理部221によりOISレンズ220をX、Y方向に移動させ、カメラボディ側のBIS処理部183によりCCD110をロール方向に移動させることで像振れ補正を行ってもよい。この場合、OIS処理部221は、デジタルカメラのぶれ量に基づき算出されたOISレンズ220のX方向の駆動信号のゲインを、アナモルフィックレンズモード以外のモードにおいては「1」に設定し、アナモルフィックレンズモードにおいては1/kに設定する。
上記の実施の形態では、ぶれ検出部をジャイロセンサ184と加速度センサ185で構成したが、いずれか一方のみでぶれ検出部を構成してもよい。例えば、ぶれ検出部をジャイロセンサ184のみで構成してもよい。
上記の実施の形態では、ジャイロセンサは、アナログ形式の信号を出力するセンサに限定されず、デジタル形式の信号を出力するセンサであってもよい。また、検出素子に関しては、水晶等に限らず、どのような検出手段の素子であってもよい。また、ジャイロセンサ、加速度センサに関しては、検出軸ごとに個別のセンサを用いてもよい。
上記の実施の形態では、特定レンズの例としてアナモルフィックレンズを使用したが、特殊レンズはこれに限定されない。特定レンズは、回転非対称な像を結像するレンズであればよい。例えば3Dレンズであっても良い。ここで、3Dレンズとは、並列に配置された2つの光学系を有し、図7に示すように、同一被写体50に対して視差を有する2つの被写体像を並べた像55を結像するレンズである。この場合、第2のゲインβは1に設定する。
上記の実施の形態では、図8(A)に示すようにアナモルフィックレンズ300を交換レンズ200の先端に装着した構成を説明したが、アナモルフィックレンズ300を、図8(B)に示すように、交換レンズとしてカメラボディ100に直接装着してもよい。この場合、通信によりアナモルフィックレンズからレンズ情報を取得できる場合、カメラコントローラ140は、レンズ情報から、カメラボディ100に装着されたレンズがアナモルフィックレンズであることを認識し、動作モードをアナモルフィックレンズに自動で設定してもよい。
上記の実施の形態では、像振れ補正機能において、アナモルフィックレンズ300のアクペクト比に基づき水平方向の補正量を制御する構成を説明したが、本開示の思想は、像振れ補正の制御に限定されない。3Dレンズのような特殊レンズを介して画像を撮像した場合にも、通常の制御と同様に撮像素子を駆動すると、水平方向における結像位置が所望の位置からずれてしまい、適切な画像が得られないという問題が生じる。すなわち、回転非対称の像を結像する特殊レンズを介して画像を撮像する場合には、上記の実施の形態と同様に、画像撮像時に、撮像素子の回転移動を禁止するように撮像素子の駆動を制御することが好ましい。また、特殊レンズの光学特性に基づき、撮像素子の水平方向の移動量を1/k倍に設定することが好ましい(kは、アナモルフィックレンズにより結像された像のアスペクト比。3Dレンズの場合はk=1。)。このように、撮像素子の駆動を制限することで、特殊レンズの光学特性に応じて結像位置が所望の位置に制御されるため、所望の画質の画像を得ることが可能となる。
上記の実施の形態では、撮像装置の例としてデジタルカメラ(またはカメラボディ)を用いたが、撮像装置はこれらに限定されない。撮像装置は、カムコーダ、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等、像振れ補正機能を有し、かつ、アナモルフィックレンズのような回転非対称な像が結像される特殊レンズを介して被写体像を撮像可能な電子装置であればよい。
上記の実施の形態では、アナモルフィックモードとして、動画撮影中の効果を説明したが、モードはこれに限定されない。ライブビューをスルー表示、転送するモードや、静止画撮影モードといったモードでも、効果が期待できるモードならばどのモードでもよい。
(本開示)
以上より、上記の実施の形態は以下の思想を開示している。
(1)レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子(110)と、
撮像素子を、光軸と垂直な面内において、直交する二方向における並進移動と光軸を中心とした回転移動させることにより、像振れ補正を行う素子駆動部(181)と、
自装置のぶれ量を示すぶれ情報を取得し、ぶれ情報に基づき素子駆動部を制御する補正処理部(183)と、
を備えた撮像装置(10、100)。
補正処理部(183)は、回転非対称の像を結像する特定レンズを介して撮像素子に被写体像が形成されるときに使用される特定モードを有し、特定モードにおいては、像振れ補正時に撮像素子の回転移動を禁止するように素子駆動部を制御する。
(2)(1)の撮像装置において、特定レンズは、例えば、被写体像のアスペクト比を1:kに変換して結像するアナモルフィックレンズである。
(3)(2)の撮像装置において、補正処理部は、ぶれ情報が示すぶれ量から、像振れ補正のための、特定方向における撮像素子の並進移動の移動量を算出してもよい。補正処理部は、特定モード以外のモードにおいては、算出した移動量を1倍に設定し、特定モードにおいては、算出した移動量を1/k倍に設定してもよい。
(4)(1)の撮像装置において、特定レンズは、特定方向において並べて配置された2つの光学系を備え、隣接する2つの領域にそれぞれの光学系からの像が結像される3Dレンズであってもよい。
(5)(4)の撮像装置において、補正処理部は、ぶれ情報が示すぶれ量から、像振れ補正のための、特定方向における撮像素子の並進移動の移動量を算出してもよい。補正処理部は、特定モード以外のモードにおいては、算出した移動量を1倍に設定し、特定モードにおいては、算出した移動量を1/2倍に設定してもよい。
(6)(1)の撮像装置において、撮像装置は、自装置のぶれを検出するぶれ検出部(184、185)をさらに備えてもよい。
(7)(1)〜(6)のいずれかの撮像装置において、撮像装置(100)は、交換レンズを装着するためのマウント(150)をさらに備えてもよい。
(8)(7)の撮像装置において、撮像装置(10)は、マウントに装着可能な交換レンズ(200)をさらに備えてもよい。
以上、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、詳細な説明および添付の図面を開示した。よって、詳細な説明および添付の図面に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須でない構成要素が含まれることがある。したがって、それらの必須でない構成要素が、詳細な説明および添付の図面に記載されているからといって、それらの必須でない構成要素が必須であると直ちに認定されるべきではない。
上記実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものである。よって、上記実施の形態は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加および/または省略等を行なわれてもよい。
本開示の思想は、撮像素子の駆動による像振れ補正機能を有するとともに、アナモルフィックレンズのような回転非対称な像が結像されるレンズを介して被写体像を撮像可能な電子装置(デジタルカメラやカムコーダ等の撮像装置、カメラボディ、携帯電話、スマートフォン等)に広く適用することができる。
10 デジタルカメラ
100 カメラボディ
110 CCD
140 カメラコントローラ
150 ボディマウント
184、224 ジャイロセンサ
181 CCD駆動部
182、222 位置センサ
183 BIS処理部
200 交換レンズ
220 OISレンズ
221 OIS駆動部
223 OIS処理部
240 レンズコントローラ
250 レンズマウント

Claims (8)

  1. レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
    前記撮像素子を、光軸と垂直な面内において、直交する二方向における並進移動と光軸を中心とした回転移動させることにより、像振れ補正を行う素子駆動部と、
    自装置のぶれ量を示すぶれ情報を取得し、前記ぶれ情報に基づき前記素子駆動部を制御する補正処理部と、を備え、
    前記補正処理部は、
    回転非対称の像を結像する特定レンズを介して前記撮像素子に被写体像が形成されるときに使用される特定モードを有し、
    前記特定モードにおいては、像振れ補正時に前記撮像素子の回転移動を禁止するように前記素子駆動部を制御する、
    撮像装置。
  2. 前記特定レンズは、被写体像のアスペクト比を1:kに変換して結像するアナモルフィックレンズである、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正処理部は、前記ぶれ情報が示すぶれ量から、像振れ補正のための、前記特定方向における前記撮像素子の並進移動の移動量を算出し、
    前記補正処理部は、前記特定モード以外のモードにおいては、前記算出した移動量を1倍に設定し、前記特定モードにおいては、前記算出した移動量を1/k倍に設定する
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記特定レンズは、特定方向において並べて配置された2つの光学系を備え、隣接する2つの領域にそれぞれの光学系からの像が結像される3Dレンズである、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記補正処理部は、前記ぶれ情報が示すぶれ量から、像振れ補正のための、前記特定方向における前記撮像素子の並進移動の移動量を算出し、
    前記補正処理部は、前記特定モード以外のモードにおいては、前記算出した移動量を1倍に設定し、前記特定モードにおいては、前記算出した移動量を1/2倍に設定する
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 自装置のぶれ量を示すぶれ情報を検出するぶれ検出部をさらに備えた、請求項1に記載の撮像装置。
  7. 交換レンズを装着するためのマウントをさらに備えた、請求項1ないし6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記マウントに装着可能な交換レンズをさらに備えた請求項7に記載の撮像装置。
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