JP2022141021A - 自動分析装置及びデータ出力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生化学分析装置を使用する施設の運用に合わせた内容で、ユーザーが外部記憶媒体等への測定データの出力を行えるようにする。【解決手段】本発明の自動分析装置の一態様は、検体の分析により得られる情報と、検体の分析により得られる情報に対応する、検体の属性に関する情報を少なくとも含む付帯情報と、を記憶部に記憶させる制御部210と、記憶部220に記憶された情報のうちの、ユーザーによって定義された特定の情報を用いて、所定の期間毎にテキストファイルを生成して記憶部220に記憶させるテキストファイル生成部230と、記憶部220に記憶されたテキストファイルFを所定のタイミングで外部の記憶部300に出力するテキストファイル出力部240と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、検体に含まれる成分を分析する自動分析装置、及び、データ出力方法に関する。
自動分析装置として、血液や尿などの検体に含まれる各種成分を分析する生化学分析装置が知られている。この生化学分析装置では、反応容器に分注された検体及び試薬の反応が測光され、吸光度が算出される。そして、反応時間として予め設定された所定の時間範囲における吸光度の変化率に基づいて、検体中に含まれる特定の成分(以下、「測定項目」とも称する)の量(濃度)が分析され、濃度が測定結果として出力される。
吸光度や濃度等の、分析により得られた測定データは、生化学分析装置内の記憶部に記憶される。測定データには、患者検体の測定データ、精度管理検体の測定データ、標準検体の測定データ等の種類があり、また、近年では、データトレーサビリティの観点から、測定データに対して関連する情報を紐づけて記憶することも求められている。したがって、これらのデータをより多く、また、より長く記憶するためには、記憶部のデータ容量を増やす必要がある。
しかしながら、生化学分析装置内の記憶部のデータ容量を増やすことはコストアップにつながるため、データ容量を際限なく増やすことは難しい。つまり、記憶部の容量には限りがある。このため、ユーザーは、古いデータは削除する等の対応を行う必要がある。
生化学分析装置内に記憶できる期間を超えた分のデータを、外部記憶媒体に記憶させることも行われているが、操作者が定期的に外部記憶媒体へのデータの出力操作を行う必要がある。また、出力操作の手順が煩雑である場合もあり、操作者の手間を要していた。
特許文献1には、試薬の情報の管理および運用、試薬情報、標準試料情報、項目定義ファイルなどを、分析装置へ取り込みあるいはFD(Floppy Disk(登録商標))に取り出す技術が開示されている。
特開2001-281258号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ユーザーが注視したいデータもそうでないデータも区別されることなく外部記憶媒体に記憶されてしまう。したがって、生化学分析装置を使用する施設の運用に合わせた内容で、外部記憶媒体等への測定データの出力を行うことなどができなかった。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、生化学分析装置を使用する施設の運用に合わせた内容で、ユーザーが外部記憶媒体等への測定データの出力を行えるようにすることを目的とする。
本発明の一態様の自動分析装置は、検体の分析により得られる情報と、検体の分析により得られる情報に対応する、検体の属性に関する情報を少なくとも含む付帯情報とを記憶部に記憶させる制御部と、記憶部に記憶された情報のうちの、ユーザーによって定義された特定の情報を用いて、所定の期間毎にテキストファイルを生成して記憶部に記憶させるテキストファイル生成部と、記憶部に記憶されたテキストファイルを所定のタイミングで外部の記憶部に出力するテキストファイル出力部と、を備える。
本発明の一態様の自動分析装置によれば、ユーザーは、生化学分析装置を使用する施設の運用に合わせた内容で、外部記憶媒体等に測定データを出力することができる。
本発明の一実施形態に係る自動分析装置を模式的に示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るデータファイリング設定画面の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキストファイルの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキストファイルに出力するデータの測定項目を選択可能に構成されたデータファイリング設定画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る出力データのカスタマイズダイアログの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキストファイル出力設定画面の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキストファイル手動出力設定画面の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテキストファイル生成部によるテキストファイル生成処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るテキストファイル出力部によるテキストファイル出力処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<自動分析装置の構成>
まず、図1を参照して、本発明の自動分析装置が適用される生化学分析装置1について説明する。生化学分析装置1は、血液や尿等の患者の生体試料に含まれる特定の成分の量を自動的に測定する装置である。図1は、本発明の一実施形態に係る生化学分析装置を模式的に示す説明図である。
図1に示すように、生化学分析装置1は、分析部100と、制御装置200と、を備える。また、生化学分析装置1には、外部記憶装置300が接続されている。
[分析部]
分析部100は、サンプルターンテーブル2と、希釈ターンテーブル3(希釈機構の一例)と、第1試薬ターンテーブル4と、第2試薬ターンテーブル5と、反応ターンテーブル6と、を備える。また、分析部100は、サンプル希釈ピペット7と、サンプリングピペット8と、希釈撹拌装置9と、希釈洗浄装置11と、第1試薬ピペット12と、第2試薬ピペット13と、第1反応撹拌装置14と、第2反応撹拌装置15と、多波長光度計16と、恒温槽17と、反応容器洗浄装置18と、を備える。
サンプルターンテーブル2は、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成される。このサンプルターンテーブル2には、複数の検体容器21と、複数の希釈液容器22と、が収容される。検体容器21には、血液や尿などからなる検体(サンプル)が収容される。希釈液容器22には、通常の希釈液である生理食塩水以外の特別な希釈液や、標準検体、精度管理検体、洗浄液などが収容される。
複数の検体容器21は、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置される。また、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた検体容器21の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされる。
複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21の列よりもサンプルターンテーブル2の半径方向の内側に配置される。複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21と同様に、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置される。そして、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた希釈液容器22の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされる。
なお、複数の検体容器21及び複数の希釈液容器22の配列は、2列に限定されるものではなく、1列でもよく、3列以上であってもよい。
サンプルターンテーブル2は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持される。そして、サンプルターンテーブル2は、駆動機構により、周方向に所定の角度範囲ごとに、所定の速度で回転する。サンプルターンテーブル2の周囲には、希釈ターンテーブル3が配置される。
希釈ターンテーブル3、第1試薬ターンテーブル4、第2試薬ターンテーブル5及び反応ターンテーブル6は、サンプルターンテーブル2と同様に、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成される。希釈ターンテーブル3及び反応ターンテーブル6は、不図示の駆動機構により、その周方向に所定の角度範囲ずつ、所定の速度で回転する。なお、反応ターンテーブル6は、例えば、分析部100の動作サイクル毎に約1/3周回転するように駆動される。
希釈ターンテーブル3には、複数の希釈容器23が希釈ターンテーブル3の周方向に並べて収容される。希釈容器23には、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器21から吸引されて希釈された検体(以下、「希釈検体」と称する)が収容される。
第1試薬ターンテーブル4には、複数の第1試薬容器24が第1試薬ターンテーブル4の周方向に並べて収容される。また、第2試薬ターンテーブル5には、複数の第2試薬容器25が第2試薬ターンテーブル5の周方向に並べて収容される。そして、第1試薬容器24には、第1試薬が収容され、第2試薬容器25には、第2試薬が収容される。
なお、第1試薬ターンテーブル4、第1試薬容器24、第2試薬ターンテーブル5及び第2試薬容器25の温度は、不図示の保冷機構によって所定の温度に保たれる。これにより、第1試薬容器24に収容された第1試薬の温度、及び、第2試薬容器25に収容された第2試薬の温度も、所定の温度に保たれる。
反応ターンテーブル6は、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4及び第2試薬ターンテーブル5と、の間に配置される。反応ターンテーブル6には、複数の反応容器26が反応ターンテーブル6の周方向に並べて収容される。反応容器26には、まず、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24からサンプリングした第1試薬が分注され、次に、希釈ターンテーブル3の希釈容器23からサンプリングした希釈検体が分注される。これにより、反応容器26内で第1試薬と希釈検体とが予備反応する。次に、第1試薬と希釈検体とが収容された反応容器26に、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25からサンプリングした第2試薬が分注される。これにより、この反応容器26内において、第1試薬と予備反応した希釈検体と、第2試薬と、の反応(本反応)が開始される。
サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の周囲に配置される。サンプル希釈ピペット7は、不図示の希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の軸方向(例えば、上下方向)に移動可能に支持される。また、サンプル希釈ピペット7は、希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の開口と略平行をなす水平方向に沿って回動可能に支持される。そして、サンプル希釈ピペット7は、水平方向に沿って回動することにより、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3との間を往復運動する。
このサンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2の検体容器21内にピペットを挿入して、所定量の検体を吸引する。そして、サンプル希釈ピペット7は、吸引した検体を希釈ターンテーブル3の希釈容器23内に吐出する。この希釈容器23には、サンプル希釈ピペット7の内部の生理食塩水、又は、サンプルターンテーブル2上の希釈液容器22内の希釈液も分注される。なお、サンプル希釈ピペット7がサンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3との間を移動する際、サンプル希釈ピペット7は、不図示の洗浄装置を通過する。
サンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6との間に配置される。サンプリングピペット8は、不図示のサンプリングピペット駆動機構により、サンプル希釈ピペット7と同様に、希釈ターンテーブル3の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持される。そして、サンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6との間を往復運動する。
このサンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3の希釈容器23内にピペットを挿入して、所定量の希釈検体を吸引する。そして、サンプリングピペット8は、吸引した希釈検体を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
第1試薬ピペット12は、反応ターンテーブル6と第1試薬ターンテーブル4との間に配置され、第2試薬ピペット13は、反応ターンテーブル6と第2試薬ターンテーブル5との間に配置される。第1試薬ピペット12は、不図示の第1試薬ピペット駆動機構により、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持される。そして、第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4と反応ターンテーブル6との間を往復運動する。
第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24内にピペットを挿入して、所定量の第1試薬を吸引する。そして、第1試薬ピペット12は、吸引した第1試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
また、第2試薬ピペット13は、不図示の第2試薬ピペット駆動機構により、第1試薬ピペット12と同様に、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持される。そして、第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25内にピペットを挿入して、所定量の第2試薬を吸引する。そして、第2試薬ピペット13は、吸引した第2試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
希釈撹拌装置9及び希釈洗浄装置11は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置される。希釈撹拌装置9は、不図示の撹拌子を希釈容器23内に挿入し、希釈容器23内の検体と希釈液とを撹拌する。そして、希釈容器23内の検体と希釈液とが撹拌されることにより、希釈検体が調製される。
希釈洗浄装置11は、サンプリングピペット8によって希釈検体が分注された後、分析が終了した希釈検体を収容する希釈容器23を洗浄する装置である。この希釈洗浄装置11は、複数の希釈容器洗浄ノズルを有する。複数の希釈容器洗浄ノズルは、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプと、に接続される。希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルを希釈容器23内に挿入し、廃液ポンプを駆動させて挿入した希釈容器洗浄ノズルによって希釈容器23内に残留する希釈検体を吸い込む。そして、希釈洗浄装置11は、吸い込んだ希釈検体を不図示の廃液タンクに排出する。
その後、希釈洗浄装置11は、洗剤ポンプから希釈容器洗浄ノズルに洗剤を供給し、希釈容器洗浄ノズルから希釈容器23内に洗剤を吐出する。そして、希釈洗浄装置11は、この洗剤によって希釈容器23内を洗浄する。その後、希釈洗浄装置11は、洗剤を希釈容器洗浄ノズルによって吸引し、希釈容器23内を乾燥させる。
第1反応撹拌装置14、第2反応撹拌装置15及び反応容器洗浄装置18は、反応ターンテーブル6の周囲に配置される。第1反応撹拌装置14は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、反応容器26内の希釈検体と第1試薬とを撹拌する。これにより、希釈検体と第1試薬との反応が均一かつ迅速に行われる。なお、第1反応撹拌装置14の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
第2反応撹拌装置15は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、反応容器26内の希釈検体と、第1試薬と、第2試薬と、を撹拌する。これにより、反応容器26内における希釈検体と、第1試薬と、第2試薬との反応が、均一かつ迅速に行われる。なお、第2反応撹拌装置15の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
反応容器洗浄装置18は、分析が終了した反応容器26内を洗浄する装置である。この反応容器洗浄装置18は、複数の反応容器洗浄ノズルを有する。複数の反応容器洗浄ノズルは、希釈容器洗浄ノズルと同様に、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプと、に接続される。なお、反応容器洗浄装置18における洗浄工程は、上述した希釈洗浄装置11と同様であるため、その説明は省略する。
多波長光度計16は、反応ターンテーブル6の周囲における反応ターンテーブル6の外壁と対向するように配置される。多波長光度計16は、ランプによって光が照射された反応容器26内の、希釈検体と試薬との反応液の吸光度を一定時間ごとに測定し、測定した吸光度を測光データとして後述する制御装置200に出力する。多波長光度計16は、一の反応容器26内の反応液に対して、一度に複数の波長の吸光度を測定する。
反応ターンテーブル6の周囲には、恒温槽17が配置される。この恒温槽17は、反応ターンテーブル6に設けられた反応容器26の温度を常時一定に保持する。
なお、図1には図示していないが、生化学分析装置1は、電解質測定機構を有する。電解質測定機構は、イオン選択性電極(ISE:Ion Selective Electrode)から出力される基準電極に対する電位差の情報に基づいて、電解質項目(ISE項目)の測定データを生成する機構である。生化学分析装置1による測定項目が比色項目である場合、サンプル希釈ピペット7によって吸引された検体は希釈容器23に吐出されるが、測定項目がISE項目である場合には、サンプル希釈ピペット7によって吸引された検体は、電解質測定機構に設けられた不図示の検体希釈槽に吐出される。
<制御装置の構成>
次に、図2を参照して、制御装置200の構成例を説明する。図2は、制御装置200の内部構成例を示すブロック図である。制御装置200は、制御部210と、記憶部220と、テキストファイル生成部230と、テキストファイル出力部240と、表示部250と、操作入力部260と、インタフェース部(図においてはI/F部と表記)270と、を備える。制御装置200を構成する各部は、バスBを介して互いに通信可能に接続される。
制御部210は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等によって構成され、生化学分析装置1内の各部の動作を制御する。例えば、制御部210は、分析部100の多波長光度計16(図1参照)から送信された測光データのうち、所定の時間範囲に測定された測光データを演算処理することで演算吸光度を求め、演算吸光度を検量線に当てはめることにより、測定項目の濃度を算出する。また、制御部210は、濃度や、該濃度に付帯する情報を、記憶部220に記憶させる制御を行う。また、制御部210は、ユーザーによる操作入力部260に対する操作を受け付けた場合に、表示部250に後述するテキストファイルF、及び、該テキストファイルFの出力状況情報Iを表示させる制御も行う。さらに、制御部210は、テキストファイルに出力する情報の種類を示す選択肢を含む各種設定画面を、表示部250に表示させる制御を行う。
記憶部220は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記録装置によって構成され、メイン記憶領域221及びサブ記憶領域222を備える。メイン記憶領域221(第1の記憶領域の一例)には、患者検体の測定データD1、精度管理検体の測定データD2、標準検体の測定データD3等の、検体の分析により得られる情報が記憶される。また、記憶部220には、測定データに付帯させる情報(付帯情報)も記憶される。測定データに付帯させる情報には、例えば、検体の属性情報(後述の図3の「検体属性情報)」)や、検体の分析に用いられる情報(測定方式、希釈条件等)がある。
サブ記憶領域222(第2の記憶領域の一例)には、後述するテキストファイル生成部230によって生成されたテキストファイルFが記憶される。また、サブ記憶領域222には、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力状況を示す出力状況情報Iも記憶される。テキストファイルFと出力状況情報Iとは、日付情報等の不図示のユニークなID等によって対応付けてられて管理される。このように、テキストファイルFがメイン記憶領域221とは異なる記憶領域であるサブ記憶領域222に記憶されることにより、テキストファイルFを外部記憶装置300に出力しやすくなる。
なお、図2に示す例では、テキストファイルFがメイン記憶領域221とは異なるサブ記憶領域222に記憶される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。テキストファイルFは、メイン記憶領域221に記憶されてもよい。
テキストファイル生成部230は、メイン記憶領域221に記憶されたデータのうち、ユーザーによって指定(定義)された所定の出力内容及び出力範囲のデータを抽出してテキストファイルFを生成し、該テキストファイルFをサブ記憶領域222に記憶させる。ユーザーによる出力内容及び出力範囲の設定は、例えば、表示部250に表示したデータファイリング設定画面Sc1(図3参照)を介して行われる。このように、ユーザーによる出力内容及び出力範囲の設定が可能なように構成されることにより、ユーザーは、生化学分析装置1が使用される施設での運用に合わせて、保存が必要となった情報のみを必要最小限のデータ容量として保管できる、という効果が得られる。
テキストファイルFは、例えばCSV(Comma Separated Value)形式、TSV(Tab-Separated Values)形式等で生成される。テキストファイルFがこれらのファイル形式で生成されることにより、ユーザーは、生成されたデータを表計算ソフトウエア等のツールで容易に扱えるようになる。例えば、統計処理等も容易に行えるようになる。
テキストファイル生成部230は、テキストファイルFをヘッダー情報及びデータ情報で構成することができる。ヘッダー情報には、テキストファイルFの内容の概要を示す情報を含めることができる。例えば、ヘッダー情報には、テキストファイルFの出力操作を行ったオペレーター(ユーザー)の名前、生化学分析装置1のシステムの番号やバージョン情報などを含めることができる。データ情報には、ユーザーによって選択された出力内容及び出力範囲の情報が含まれる。
テキストファイル出力部240は、サブ記憶領域222に記憶されたテキストファイルFを、ユーザーによって設定された所定のタイミング、もしくは、予め設定された所定のタイミングの到来時に読み出して、外部記憶装置300に出力する。
また、テキストファイル出力部240は、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力が失敗した際には、後述する表示部250の画面等にエラーメッセージを表示させる。なお、表示部250に対して、エラーメッセージとともに、次にとるべきアクションの指示を仰ぐUI(User Interface)等も一緒に表示させてもよい。また、エラーの通知方法は、表示部250へのメッセージの表示によるものに限定されず、生化学分析装置1が有するステータス通知用のランプの点灯又は点滅や、不図示のスピーカーを介した音声によって行われてもよい。
また、テキストファイル出力部240は、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力状況を示す出力状況情報Iを生成し、該出力状況情報Iを、テキストファイルFと対応付けて記憶部220のサブ記憶領域222に記憶させる。
出力状況情報Iには、「外部出力成功」、「外部出力失敗」、「外部未出力」がある。「外部出力成功」は、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力及び書き込みが成功したことを示す。「外部出力失敗」は、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力が失敗したことを示す。「外部未出力」は、テキストファイルFがまだ外部記憶装置300に出力されていないことを示す。
また、テキストファイル出力部240は、予め定められた所定のタイミング、又は、ユーザーによって設定された所定のタイミングの到来時に、出力状況情報Iが「外部出力失敗」又は「外部未出力」のテキストファイルFをサブ記憶領域222から読み出し、外部記憶装置300に出力する。
ユーザーによる出力タイミングの設定は、例えば、表示部250に表示したテキストファイル出力設定画面Sc2(図7参照)等を介して行われる。なお、本実施形態では、出力状況情報Iの種類が「外部出力成功」、「外部出力失敗」、「外部未出力」の3つである例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。「外部出力失敗」と「外部未出力」とを、外部記憶装置300への出力が終わっていないことを示す情報としてひとまとめにし、出力状況情報Iの種類を「外部出力成功」と「外部未出力」との2つにしてもよい。もしくは、出力状況情報Iの種類は4つ以上であってもよい。
さらに、テキストファイル出力部240は、ユーザーにより出力状況情報Iの確認の要求があった場合には、出力状況情報を、対応するテキストファイルFとともに表示部250の画面に表示させる制御も行う。テキストファイル出力部240によってこのような制御が行われることにより、ユーザーは、正常に外部記憶装置300に書き込まれたか否かを確認したいテキストファイルFについて、その書き込みの成否を、テキストファイルFの内容とともに確認することができる。
表示部250は、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、制御部210による制御に基づいて、患者検体の測定結果や、エラーなどを表示する。
操作入力部260は、例えば、マウス、キーボード等で構成され、ユーザーによって行われる生化学分析装置1に対する操作入力を受け付け、操作入力に対応する入力信号を制御部210に出力する。なお、表示部250及び操作入力部260は、タッチパネルとして一体に形成されてもよい。
インタフェース部270は、外部記憶装置300と接続され、外部記憶装置300との間で行われるデータの送受信動作を制御する。
外部記憶装置300(外部の記憶部の一例)は、例えば、CD-ROM、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray(登録商標)ディスク、メモリカード等の不揮発性の記憶媒体に対して、データの書き込みや読み出しを行う装置である。外部記憶装置300には、制御装置200から出力されたテキストファイルFが記憶される。
なお、外部記憶装置300は、不図示の外部のコンピュータに設けられた外部記憶装置であってもよく、外部のコンピュータ内の所定のディスクであってもよい。もしくは、外部記憶装置300は、不図示の臨床検査情報システム(LIS:Laboratory Information System)やクラウド上の記憶領域であってもよい。
<データファイリング設定画面の構成>
次に、図3を参照して、データファイリング設定画面の構成について説明する。図3は、データファイリング設定画面の構成例を示す図である。
図3に示すように、データファイリング設定画面Sc1は、「出力期間」を設定するためのプルダウンメニューPm1と、「ファイリング設定」を行うためのプルダウンメニューPm2と、を有する。また、データファイリング設定画面Sc1は、「出力内容」の「出力対象」を設定するためのラジオボタン群Rb1と、「検体属性情報」を設定するためのラジオボタン群Rb2と、「項目情報」を設定するためのラジオボタン群Rb3と、OKボタンB1と、キャンセルボタンB2と、を有する。
「出力期間」は、テキストファイル生成部230がテキストファイルFを生成する期間を設定するための設定項目である。プルダウンメニューPm1を開いた場合に表示される選択肢には、例えば、「週毎」、「月毎」、「XX日毎」等がある。「XX日毎」の「XX」には、「10」等の値が入る。ユーザーは、「出力期間」のプルダウンメニューPm1から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイル生成部230がテキストファイルFを生成する期間を所望の期間に設定することができる。
「ファイリング設定」は、テキストファイル生成部230がテキストファイルFを生成するタイミングを設定するための設定項目である。プルダウンメニューPm2を開いた場合に表示される選択肢には、例えば、「システム終了時」、「TT時」等がある。「TT時」の「TT」には、「18」等の値が入る。ユーザーは、「ファイリング設定」のプルダウンメニューPm2から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイル生成部230がテキストファイルFを生成するタイミングを所望のタイミングに設定することができる。
「出力内容」の「出力対象」は、テキストファイル生成部230がテキストファイルFに抽出する対象の検体のカテゴリーを設定するための設定項目である。図3に示す例では、「出力対象」として選択可能な設定項目として、「患者検体」、「精度管理検体」及び「標準検体」の3つが示されている。「患者検体」は患者検体測定データを示し、「精度管理検体」は精度管理検体測定データを示し、「標準検体」は標準検体測定データを示す。
ユーザーは、これらの選択肢の中から1つ以上を選択することができる。すなわち、複数を選択することも可能である。ユーザーは、「出力対象」のラジオボタン群Rb1から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイルFに抽出される対象の検体のカテゴリーとして、患者検体測定データ、精度管理検体測定データ及び標準検体測定データの中から1つ以上を選択することができる。
「出力内容」の「検体属性情報」は、各測定データの検体の属性に関する情報の中から、テキストファイルFに抽出する情報を設定するための設定項目である。図3に示す例では、「検体属性情報」として選択可能な設定項目として、「検体ID」、「測定日時」、「性別」、「年齢」、「検***置」、「材料」、「測定条件」、「コメント」が示されている。
「検体ID」は、各検体に割り振られるIDであり、「測定日時」は、測定が行われた日時を示す。「性別」は、患者の性別を示し、「年齢」は、患者の性別を示す。なお、「性別」及び「年齢」の情報は、検体が患者検体である場合にのみ存在する情報である。したがって、検体のカテゴリーとして「精度管理検体」又は「標準検体」が選択されている場合において、「性別」及び/又は「年齢」が選択され場合、テキストファイルFには何の情報も出力されない。もしくは、検体のカテゴリーとして「精度管理検体」又は「標準検体」が選択されている場合、「性別」及び「年齢」の選択肢は選択できないように、該当するラジオボタンはグレーアウトされてもよい。
「検***置」は測定が行われた検体が置かれたサンプルターンテーブル2(図1参照)上の位置を示し、「材料」は、例えば、「血清」、「血漿」、「尿」、「髄液」等の、測定された検体の種別を示す。「測定条件」は、測定が行われた条件を示す。具体的には、生化学分析装置1の外で検体が希釈された場合における希釈条件、希釈倍率等の情報や、特殊な測定モードで測定が行われた場合にそのことを識別するための情報などがある。「コメント」は、測定を行ったユーザーによって記入されたコメントを示す。
ユーザーは、「検体属性情報」のラジオボタン群Rb2から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイルFに抽出される検体属性情報として、上記選択項目の中から1つ以上を選択することができる。
「出力内容」の「項目情報」は、各測定データの測定項目毎に記憶される情報の中から、テキストファイルFに抽出する情報を設定するための設定項目である。図3に示す例では、「項目情報」として選択可能な設定項目として、「濃度」、「データフラグ」、「吸光度」、「ばらつき」、「容器」、「検量線情報」、「希釈条件」が示されている。
「濃度」は、検体に含まれる各測定項目の濃度を示す。濃度は、標準検体測定データにおいては検量線の勾配を示すファクターの値を示し、患者検体測定データ及び精度管理検体測定データにおいては濃度値を示す。
「データフラグ」は、測定データに付与されたフラグの種類を示す。データフラグには、例えば、異常な濃度値であることを示すフラグ、再検が必要であることを示すフラグがある。「吸光度」は、多波長光度計16(図1参照)で測定された吸光度(測光データ)のうち、所定の時間範囲に測定された測光データを演算処理した演算吸光度を示す。「ばらつき」は、多波長光度計16で測定された吸光度(測光データ)のうち、所定の時間範囲に測定された測光データのばらつきの程度を示す。「容器」は、測定に使用された希釈容器23および反応容器26の番号に関する情報を示す。「検量線情報」は、検量線の作成日や検量線作成に用いられた標準検体および試薬のロット番号などの、検量線に関する情報を示す。「希釈条件」は、検体の希釈倍率などの希釈条件を示す。
ユーザーは、「項目情報」のラジオボタン群Rb3から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイルFに抽出される項目情報として、上記選択項目の中から1つ以上を選択することができる。このように、本実施形態によれば、測定データ等の分析により得られる情報だけでなく、例えば、「検体属性情報」に示される検体の属性に関する情報や、「項目情報」に示される「希釈条件」等の分析に用いられる情報等の、測定データに付帯して記憶される情報も、テキストファイルFに含めることができる。
例えば、図3の設定内容でOKボタンB1が押下された場合、テキストファイル生成部230は、OKボタンB1が押下された日から1週間毎に、システム終了時において、1週間の間にメイン記憶領域221に記憶された、患者検体及び精度管理検体の「検体ID」、「検***置」、「測定日時」、「性別」、「コメント」、「濃度」、「データフラグ」に関するデータを含めたテキストファイルFを生成する。なお、図3に示した「検体属性情報」の設定項目及び「項目情報」の選択肢として示した設定項目は一例であり、設定項目の内容は、これらに限定されない。
<テキストファイルの構成>
次に、図4を参照して、テキストファイル生成部230によって生成されたテキストファイルFの構成について説明する。図4は、テキストファイルFの構成例を示す図である。図4には、テキストファイルFを表計算ソフトウエアで開いたイメージを示す。図4に示すように、テキストファイルFは、ヘッダー情報Hd及びデータ情報Dtで構成される。
図4に示す例では、ヘッダー情報Hdには、測定データ出力範囲、テキストファイルFが出力された日時、生化学分析装置1のシステムの番号、テキストファイルFの出力操作を行ったユーザーの名前(オペレーター名)、システムのバージョンの各情報が表示されている。測定データ出力範囲は、テキストファイルFに含まれる測定データの測定日の範囲を示す。
データ情報Dtには、データ出力範囲に含まれる測定データの測定日時である“2020/10/01”の出力データと、“2020/10/02”の出力データとが表示されている。各出力データは、「検体ID」、「測定日時」、「コメント」、「濃度」及び「データフラグ」の各表示項目で構成される。これらの表示項目は、図3に示したデータファイリング設定画面Sc1の「検体属性情報」および「項目情報」で選択された項目である。
図4に示す例では、「濃度」及び「データフラグ」の各情報として、「AST」、「ALT」、「γ-GTP」及び「Cl(U)」の各測定項目が表示されている。図3に示したデータファイリング設定画面Sc1は、測定項目の種類を選択する設定項目を持たないものであるため、予め設定された測定項目の情報が表示される。しかしながら、データファイリング設定画面は、テキストファイルFに出力するデータの測定項目の種類をユーザーが選択できるUIとして構成されてもよい。
<データファイリング設定画面のその他の構成>
図5は、測定項目の測定方式の種類に応じてテキストファイルFに出力するデータを選択可能に構成されたデータファイリング設定画面の例を示す図である。図5に示すデータファイリング設定画面Sc1′が図3に示したデータファイリング設定画面Sc1と異なる点は、検体属性情報のラジオボタン群Rb2と項目情報のラジオボタン群Rb3の代わりに、「出力データのカスタマイズ」を行うためのボタン群Bn1が設けられている点である。
「出力データのカスタマイズ」のボタン群Bn1は、「検体属性」、「比色項目」、「ISE項目」、「血清情報」及び「演算項目」の各ボタンで構成される。「検体属性」は検体の属性に関する情報を意味し、図3の「検体属性情報」に相当する。「比色項目」、「ISE項目」は測定項目の測定方式の種類を意味する。「比色項目」は、多波長光度計によって測定された反応液の吸光度変化から濃度値を算出する測定項目であり、「ISE項目」は、イオン選択性電極から出力される基準電極に対する電位差の情報に基づいて濃度値を算出する測定項目である。なお、同じ測定項目について、複数の測定方式で測定が可能なものもある。例えば、「比色」でも「ISE」でも測定が可能な測定項目がある。
「演算項目」は、複数の測定項目の濃度値を演算処理して濃度値を算出する測定項目である。「血清情報」は、検体の混濁、溶血、黄疸の程度を示す測定項目である。血清情報は、特定の波長の測光データを演算処理することで、生化学分析装置1が算出する。
これらのボタンのいずれかが選択された場合、次の図6に示す出力データのカスタマイズダイアログが起動される。各ボタンの押下後に表示されるカスタマイズダイアログに含まれる、選択肢としての設定項目の内容は、「出力データのカスタマイズ」のボタン群Bn1の中から選択されたボタンの種類に応じて変わる。なお、図5に示した「出力データのカスタマイズ」を行うためのボタン群Bn1を構成する各設定項目は一例であり、設定項目はこれら以外の情報で構成されてもよい。
図6は、出力データのカスタマイズダイアログDgの構成例を示す図である。図6Aには、図5のデータファイリング設定画面Sc1′の「比色項目」が選択された場合に表示されるダイアログDg1を示し、図6Bには、図5のデータファイリング設定画面Sc1′の「ISE項目」が選択された場合に表示されるダイアログDg2を示す。
図6Aに示すダイアログDg1には、「比色項目」が選択された場合に選択可能な出力情報として、「多重回数」、「濃度」、「単位」、「定性」、「データフラグ」、「希釈条件」、「吸光度」の各設定項目が表示されている。「多重回数」は、多重測定した場合の回数を示す。「単位」は、濃度の単位に関する情報を示す。「定性」は、濃度と予め設定された閾値とを比較して判定される、陽性、陰性等の定性判定情報を示す。一方、図6Aに示すダイアログDg1には、「ISE項目」が選択された場合に選択可能な出力情報として、「多重回数」、「濃度」、「データフラグ」、「S電位」、「B電位」、「検量線作成日時」及び「測定日時」の各設定項目が表示されている。「S電位」は、検体を測定した電位を示す。「B電位」は、内部標準液や緩衝液を測定した電位を示す。つまり、「比色項目」が選択された場合と、「ISE項目」が選択された場合とで、選択可能な出力情報(選択肢)の種類が異なっている。
ユーザーは、ダイアログDg1やダイアログDg2に選択肢として表示された設定項目の中から、所望の設定項目を選択することにより、測定項目の測定方式の種類毎にテキストファイルFに出力する設定項目を任意のものに設定することができる。測定方式が変わると、分析によって得られる情報も異なったものとなるが、このような構成にすることにより、ユーザーは、テキストファイルFとして出力するデータを、詳細にカスタマイズすることができる。測定方式が変わると、分析によって得られる情報も異なったものとなる例には、例えば、比色項目では吸光度に関する情報が得られ、ISE項目では電位に関する情報が得られる、等がある。また、このように構成することにより、ユーザーは、生化学分析装置1が使用される施設での運用に合わせて、保存が必要となった情報のみを必要最小限のデータ容量として保管できる。
<テキストファイル出力設定画面の構成>
次に、図7を参照して、ユーザーがテキストファイルFの出力タイミングを設定するためのテキストファイル出力設定画面Sc2の構成について説明する。図7は、テキストファイル出力設定画面Sc2の構成例を示す図である。
図7に示すように、テキストファイル出力設定画面Sc2は、「出力先」を設定するためのプルダウンメニューPm3と、「出力期間」を設定するためのプルダウンメニューPm4と、「ファイリング設定」を設定するためのプルダウンメニューPm5と、「自動出力」の設定をON又はOFFするためのプルダウンメニューPm6と、OKボタンB1と、キャンセルボタンB2と、を有する。
「出力先」のプルダウンメニューPm3を開いた場合に表示される選択肢には、例えば、「Fドライブ」等の、テキストファイルFが出力される先の情報が表示される。ユーザーは、「出力先」のプルダウンメニューPm3から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイル出力部240がテキストファイルFを出力する先を所望の場所に設定することができる。
「出力期間」のプルダウンメニューPm4を開いた場合に表示される選択肢には、例えば、「週毎」、「XXヵ月毎」等がある。「XXヵ月毎」の「XX」には、「2」等の値が入る。ユーザーは、「出力期間」のプルダウンメニューPm4から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイル出力部240がテキストファイルFを外部記憶装置300に出力する期間を所望の期間に設定することができる。
「ファイリング設定」のプルダウンメニューPm5を開いた場合に表示される選択肢には、例えば、「システム終了時」、「○○の処理後」等の、テキストファイルFが外部記憶装置300に出力されるタイミングを示す情報が表示される。「○○の処理後」の「○○」には、システムが終了する際に行われる所定の処理等が入る。ユーザーは、「出力先」のプルダウンメニューPm5から任意の選択肢を選択することにより、テキストファイル出力部240がテキストファイルFを出力するタイミングを所望のタイミングに設定することができる。
「自動出力」のプルダウンメニューPm6を開いた場合に表示される選択肢は、「ON」及び「OFF」である。「ON」が選択された場合、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力は、「出力期間」のプルダウンメニューPm4及び「ファイリング設定」のプルダウンメニューPm5を介してユーザーによって設定された出力タイミングにおいて、自動で行われる。「OFF」が選択された場合、テキストファイルFの外部記憶装置300への自動出力は行われず、ユーザーによって手動で行われる。
ユーザーは、「自動出力」のプルダウンメニューPm6において「ON」又は「OFF」を選択することにより、テキストファイルFの外部記憶装置300への自動出力機能を有効にするか無効にするかを選択することができる。ユーザーによるテキストファイルFの手動出力は、例えば、テキストファイル手動出力設定画面Sc3(図8参照)への操作を介して行うことができる。例えば、図7の設定内容でOKボタンB1が押下された場合、テキストファイル出力部240は、OKボタンB1が押下された日から1ヵ月毎に、システム終了時において、サブ記憶領域222に記憶された、出力状況情報が「外部未出力」又は「外部出力失敗」のテキストファイルFを、外部記憶装置300に出力する。
<テキストファイルの手動出力設定画面>
図8は、テキストファイル手動出力設定画面Sc3の構成例を示す図である。図8に示すように、テキストファイル手動出力設定画面Sc3は、「出力先」を設定するためのプルダウンメニューPm7と、「ファイル選択」を行うためのリストLtと、出力ボタンB3と、キャンセルボタンB2と、を有する。
「出力先」のプルダウンメニューPmは、図7に示したテキストファイル出力設定画面Sc2における「出力先」のプルダウンメニューPm3と同様に、テキストファイルFの出力先を設定するためのプルダウンメニューである。
「ファイル選択」を行うためのリストLtは、チェックボックスCbと、ステータス表示欄Fd1と、テキストファイル名表示欄Fd2と、で構成される。チェックボックスCb1に対してユーザーによってチェックが入れられることにより、チェックが入ったテキストファイルFが、外部記憶装置300に出力するテキストファイルとして選択される。
ステータス表示欄Fd1には、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力が済んでいるか否かを示す情報、すなわち、出力状況情報Iに表される情報が示される。テキストファイルFの外部記憶装置300への出力が済んでいる場合には、ステータス表示欄Fd1に「済」と表示される。まだ出力されていないテキストファイルFのステータス表示欄Fd1は、空白となり、外部出力が失敗したテキストファイルFのステータス表示欄FD1は、「-」となる。なお、ユーザーは、ステータス表示欄Fd1が空白又は「-」のテキストファイルFだけでなく、「済」であるテキストファイルFも選択することができる。
テキストファイル名表示欄Fd2には、テキストファイルFの名称が表示される。例えば、図8に示すように、テキストファイルFが生成された年月日(YYYY-MM-DD)及び時刻(HH.MM)の情報が、テキストファイルFの名称に設定される。ユーザーは、リストLtにおいて、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力状況を確認しつつ、出力させたいテキストファイルFを適切に選択することができる。ユーザーによって出力ボタンB3が押下されることにより、ユーザーによって選択されたテキストファイルFが、テキストファイル出力部240によって外部記憶装置300に出力される。
<生化学分析装置によるデータ出力方法>
[テキストファイル生成方法]
次に、図9を参照して、本実施形態に係る生化学分析装置1によるデータ出力方法に含まれる、テキストファイル生成方法の手順について説明する。図9は、テキストファイル生成部230によるテキストファイル生成処理の手順の例を示すフローチャートである。
まず、テキストファイル生成部230は、テキストファイルFの生成タイミングが訪れたか否かを判定する(ステップS1)。テキストファイルFの生成タイミングは、予め設定された所定のタイミング、もしくは、図3に示したデータファイリング設定画面Sc1への操作を介して、ユーザーによって設定されたタイミングである。
ステップS1で、テキストファイルFの生成タイミングは訪れていないと判定された場合(ステップS1がNO判定の場合)、テキストファイル生成部230は、ステップS1の判定を繰り返す。一方、ステップS1で、テキストファイルFの生成タイミングが訪れたと判定された場合(ステップS1がYES判定の場合)、テキストファイル生成部230は、データファイリング設定画面Sc1を介して設定された出力内容及び出力範囲に基づいて、テキストファイルFを生成し、記憶部220のサブ記憶領域222に記憶させる(ステップS2)。
次いで、テキストファイル生成部230は、テキストファイルFに対応する出力状況情報(「外部未出力」)を生成するとともに、生成したテキストファイルFを記憶部220のサブ記憶領域222に記憶させる(ステップS3)。ステップS3の処理後、テキストファイル生成部230は処理をステップS1に戻す。
[テキストファイル出力方法]
次に、本実施形態に係る生化学分析装置1によるデータ出力方法に含まれる、テキストファイル出力方法について説明する。図10は、テキストファイル出力部240によるテキストファイル出力処理の手順を示すフローチャートである。
まず、テキストファイル出力部240は、テキストファイルFの出力タイミングが訪れたか否かを判定する(ステップS11)。テキストファイルFの出力タイミングは、予め設定された所定のタイミング、もしくは、図7に示したテキストファイル出力設定画面Sc2への操作を介してユーザーによって設定されたタイミングである。
ステップS11で、テキストファイルFの出力タイミングは訪れていないと判定された場合(ステップS11がNO判定の場合)、テキストファイル出力部240は、ステップS11の判定を繰り返す。一方、ステップS11で、テキストファイルFの出力タイミングが訪れたと判定された場合(ステップS11がYES判定の場合)、テキストファイル出力部240は、出力状況情報が「外部未出力」又は「外部出力失敗」のテキストファイルFを、外部記憶装置300に出力する(ステップS12)。
なお、出力状況情報「外部未出力」のファイルにおいては、テキストファイル出力設定画面Sc2への操作を介してユーザーによって設定された出力期間内のテキストファイルFが、外部記憶装置300に出力されるテキストファイルFとして選択される。
次いで、テキストファイル出力部240は、外部記憶装置300へのテキストファイルFの出力は成功したか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13における判定は、出力だけでなく、外部記憶装置300へのテキストファイルFの書き込みが成功したか否かも判定される。テキストファイル出力部240は、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力及び書き込みが成功した場合に、テキストファイルFの出力は成功したと判定する。
ステップS13で、外部記憶装置300へのテキストファイルFの出力は成功したと判定された場合(ステップS13がYES判定の場合)、テキストファイル出力部240は、出力状況情報Iを「外部出力成功」に書き換える(ステップS14)。ステップS14の処理後、テキストファイル出力部240によるテキストファイル出力処理は終了する。
一方、ステップS13で、外部記憶装置300へのテキストファイルFの出力は失敗したと判定された場合(ステップS13がNO判定の場合)、テキストファイル出力部240は、外部記憶装置300への出力が失敗したテキストファイルFの出力状況情報を「外部出力失敗」に書き換える(ステップS15)。
次いで、テキストファイル出力部240は、表示部250に、外部記憶装置300へのテキストファイルFの出力が失敗したことを示すエラーを表示させる(ステップS16)。ステップS16の処理後、テキストファイル出力部240は処理をステップS11に戻す。
<各種効果>
上述した本実施形態では、テキストファイル生成部230は、記憶部220に記憶された情報のうち、ユーザーによって定義された特定の情報、例えば、データファイリング設定画面Sc1(図3参照)を介して選択された設定項目に関する情報を、所定の期間毎にテキストファイルFとして生成する。そして、テキストファイル出力部240は、テキストファイル生成部230によって生成されたテキストファイルFを、所定のタイミングで外部記憶装置300に出力する。
したがって、本実施形態によれば、ユーザーは、生化学分析装置1が使用される施設の運用に応じて必要となる情報を選択してテキストファイルF化し、テキストファイルFとして外部記憶装置300に出力させることができる。これにより、ユーザーは、例えばISO(International Organization for Standardization)において記録を要求される情報や、各種エラーの原因分析時に使用する情報などの所望の情報を選択して、該情報を、テキストファイルFとして外部記憶装置300に記憶させることができる。
また、ユーザーは、例えば、各種エラーの原因分析時に使用する情報として「吸光度」の情報を選択することにより、エラーが濃度を算出する前及び後のいずれのタイミングで起こったのかを、テキストファイルF内の「吸光度」の情報を確認することにより判定できる。つまり、本実施形態によれば、ユーザーは、生化学分析装置を使用する施設の運用に合わせた内容で、外部記憶媒体等に測定データを出力することができる。
また、本実施形態によれば、ユーザーは、テキストファイルFを構成する設定項目を適切に選択することにより、テキストファイルFのデータ量を、外部記憶装置300の容量や、テキストファイルFの出力期間の長さなどにより求まる適切なデータ量に収めることができる。
また、本実施形態では、生化学分析装置1の制御装置200においてテキストファイルFが自動的に生成され、自動的に外部記憶装置300に送信される。それゆえ、本実施形態によれば、ユーザーにかかる手間を軽減できるとともに、外部記憶装置300への情報の保存し忘れ等が発生することを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、ユーザーによって選択された出力対象及び出力範囲の情報が、テキストファイルFとして外部記憶装置300に記憶されるため、その分、生化学分析装置1内の記憶部220の容量を減らすことができる。つまり、本実施形態によれば、すべての情報を記憶させることを目的として、記憶部220の容量を増やす必要がなくなるため、生化学分析装置1のコストが不要に増大することを防ぐことができる。
また、上述した実施形態では、テキストファイル出力部240は、テキストファイルFの外部記憶装置への出力状況を示す出力状況情報Iと、テキストファイルFとを対応付けて、記憶部220に記憶させる。したがって、本実施形態によれば、ユーザーは、テキストファイルFが問題なく外部記憶装置300に出力(及び記憶)されたか否か等の情報を、出力状況情報Iを見ることにより確認することができる。
また、上述した実施形態では、記憶部220は、検体の分析により得られる情報と、検体の分析により得られる情報に対応した、検体の属性に関する情報を少なくとも含む付帯情報と、が記憶されるメイン記憶領域221と、ユーザーによって任意に選択された設定項目に関する情報が抽出されたテキストファイルFが記憶されるサブ記憶領域222と、を有する。つまり、本実施形態によれば、テキストファイルFは、外部記憶装置300に出力され易い形態で記憶部220に記憶されるため、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力操作が容易になるとともに、外部記憶装置300への出力時に間違いが生じる確率も低減することができる。
また、上述した実施形態の出力状況情報Iには、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力が成功したことを示す「外部出力成功」、及び、テキストファイルFが外部記憶装置300に出力されていないこと、又は、出力が失敗したことを示す「外部未出力」の各情報が含まれる。したがって、本実施形態によれば、ユーザーは、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力の成否の情報を容易に確認することができる。
また、上述した実施形態では、テキストファイル出力部240は、出力状況情報Iが「外部未出力」又は「外部出力失敗」のテキストファイルFを外部記憶装置300に出力する。したがって、本実施形態によれば、外部記憶装置300に出力されていない、又は、出力が失敗したテキストファイルFが、生化学分析装置1のサブ記憶領域222内に記憶されたままとなることを防ぐことができる。
また、上述した実施形態では、テキストファイル出力部240は、テキストファイルFの外部記憶装置300への出力が失敗した場合には、表示部250を介してユーザーにエラーを通知する。それゆえ、本実施形態によれば、ユーザーは、テキストファイルFが外部記憶装置300に出力されなかった(記憶されなかった)ことを、間違いなく把握することができる。これにより、ユーザーは、テキストファイルFを手動で出力したり、次回出力するタイミングを指定したりする等の、適切な対応をとることが可能となる。
さらに、上述した実施形態では、制御部210は、表示部250にテキストファイルF及び出力状況情報Iを表示させる。また、テキストファイル出力部240は、表示部250に表示されたテキストファイルFのうち、ユーザーによって選択された所定のテキストファイルFを、ユーザーによって指定された所定のタイミングで外部記憶装置300に出力する。それゆえ、本実施形態によれば、ユーザーは、出力状況情報Iを確認しつつ、必要なテキストファイルFを選択して外部記憶装置300に出力させることができる。
<変形例>
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、応用例を取り得ることは勿論である。
例えば、生化学分析装置1の制御装置200は、外部記憶装置300よりデータ容量の情報を取得し、該データ容量が少なくなったことを検知した場合に、その旨を、表示部250等を介してユーザーに通知してもよい。もしくは、制御装置200は、外部記憶装置300の空き容量が少なくなったことを検知した場合に、テキストファイルFの出力先を、空き容量に余裕のある他の外部記憶装置、又は、外部記憶領域に変更してもよい。
また、上述した実施形態では、希釈容器23において検体が希釈液によって希釈される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。検体が希釈されずに希釈容器23に分注されてもよい。
また、上述した実施形態では、生化学分析装置1が希釈ターンテーブル3(希釈機構)を備える例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。本発明の自動分析装置は、希釈機構を備えず、元検体が反応容器26に直接分注される生化学分析装置に適用されてもよい。
また、本発明に係る自動分析装置は、免疫分析装置、尿分析装置などの様々な分析装置に適用されてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップ(手順)は、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくともよく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
さらに、上述した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために装置(生化学分析装置1)の構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、図2中に実線で示した制御線や情報線などは、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線などを示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…生化学分析装置、100…分析部、200…制御装置、210…制御部、220…記憶部、221…メイン記憶領域、222…サブ記憶領域、230…テキストファイル生成部、240…テキストファイル出力部、250…表示部、260…操作入力部、300…外部記憶装置、Sc1、Sc1′…データファイリング設定画面、Sc2…テキストファイル出力設定画面、Sc3…テキストファイル手動出力設定画面

Claims (10)

  1. 検体の分析により得られる情報と、前記検体の分析により得られる情報に対応する、前記検体の属性に関する情報を少なくとも含む付帯情報と、を記憶部に記憶させる制御部と、
    前記記憶部に記憶された情報のうちの、ユーザーによって定義された特定の情報を用いて、所定の期間毎にテキストファイルを生成して前記記憶部に記憶させるテキストファイル生成部と、
    前記記憶部に記憶された前記テキストファイルを所定のタイミングで外部の記憶部に出力するテキストファイル出力部と、を備える
    自動分析装置。
  2. 表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記テキストファイルに出力する情報の種類を示す選択肢を含む設定画面を表示部に表示し、
    前記テキストファイル生成部は、前記設定画面において選択された前記選択肢に基づく情報を用いてテキストファイルを生成する
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記記憶部は、前記検体の分析により得られる情報と、該情報に対応する前記付帯情報と、が記憶される第1の記憶領域と、前記テキストファイルが記憶される第2の記憶領域と、を有する
    請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記テキストファイル出力部は、前記テキストファイルの前記外部の記憶部への出力の成否を示す出力状況情報と前記テキストファイルとを対応付けて前記記憶部に記憶させる
    請求項2または3に記載の自動分析装置。
  5. 前記出力状況情報には、前記テキストファイルの前記外部の記憶部への出力が成功したことを示す外部出力成功、及び、前記テキストファイルが前記外部の記憶部に出力されていないことを示す外部未出力の各情報が含まれる
    請求項4に記載の自動分析装置。
  6. 前記テキストファイル出力部は、前記出力状況情報が外部未出力の前記テキストファイルを前記外部の記憶部に出力する
    請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記テキストファイル出力部は、前記テキストファイルの前記外部の記憶部への出力が失敗した場合には、前記表示部を介してユーザーにエラーを通知する
    請求項2~6のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  8. 前記制御部は、前記表示部に前記テキストファイルの名称及び前記出力状況情報を表示させ、
    前記テキストファイル出力部は、前記表示部に表示された前記テキストファイルの名称のうち、ユーザーによって選択された所定のテキストファイルを前記外部の記憶部に出力する
    請求項2~7のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  9. 前記付帯情報は、前記検体が分析されることにより測定される測定項目、及び、該測定項目の測定方式の情報を含み、
    前記制御部は、前記測定方式の種類に応じた前記選択肢を前記設定画面に表示させ、
    前記テキストファイル生成部は、前記設定画面において選択された前記選択肢に基づき、前記測定方式の種類に応じた情報を用いて前記テキストファイルを生成する
    請求項2~8のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  10. 検体の分析に用いられる情報と、前記検体の分析により得られる情報に対応する、前記検体の属性に関する情報を少なくとも含む付帯情報と、を記憶部に記憶させる手順と、
    前記記憶部に記憶された情報のうちの、ユーザーによって定義された特定の情報を用いて、所定の期間毎にテキストファイルを生成して前記記憶部に記憶させる手順と、
    前記記憶部に記憶された前記テキストファイルを所定のタイミングで外部の記憶部に出力する手順と、を含む
    データ出力方法。
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