JP2017125721A - 自動分析装置及び通知情報表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが必要とする通知情報を容易に探して確認できるようにする。【解決手段】生化学分析装置が備える表示グループ選択部31aは、ユーザー操作に基づき、通知情報を性質別に分類するための表示グループを選択する。一覧表示制御部31bは、表示グループ選択部31aによって選択された表示グループに紐付けられた通知情報リストに従って通知情報記憶部32bから通知情報を抽出し、抽出した通知情報を表示部に一覧表示するように制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、検体と試薬とを反応させて検体の成分を分析するための自動分析装置及び通知情報表示方法に関する。
自動分析装置として、血液や尿等の検体に含まれる各種成分を分析する生化学分析装置が知られている。この生化学分析装置では、血清、尿等の検体を一定の条件で希釈した後、反応容器に分注して、分析項目に応じた試薬と、検体とを反応容器(キュベット)内で混合して反応させている。そして、生化学分析装置は、反応容器に分注された希釈検体の吸光度を測定し、吸光度を濃度に換算することによって、検体に含まれる測定対象物質の分析を行っている。
従来の自動分析装置では、測定対象物質の分析に際して様々な情報を蓄積し、表示装置に情報を表示していた。ここで、従来の通知情報一覧表示画面の構成を説明する。
図14は、従来の通知情報一覧表示画面100の例を示すユーザー・インターフェイス図である。
通知情報一覧表示画面100は、通知情報一覧表示領域101、エラー種別選択領域102を備える。通知情報一覧表示領域101には、自動分析装置で発生した様々な通知情報が、通知情報の発生日時、モード、検体ID、項目名、通知情報ナンバー、通知情報の内容、エラー処理といった各種の情報と共に表示される。エラー種別選択領域102は、ユーザーが、通知情報一覧表示領域101に表示される通知情報の警告レベルを選択するために用いられる。エラー種別選択領域102には、通知情報の警告レベルに応じて複数のエラー種別選択ボタン102aが表示される。通知情報の警告レベルには、「ERROR」、「WARNING」、「LOG」が含まれる。「ERROR」、「WARNING」は、発生した通知情報の重要度を示す。「LOG」は、自動分析装置で発生した通知情報のログを示す。ユーザーによって押下されたエラー種別選択ボタン102aは、表示色を変えて強調表示される。図14では、全てのエラー種別選択ボタン102aが選択された状態が示されている。
このように通知情報を表示する技術として、特許文献1に開示された技術が知られている。この特許文献1には、標準液試料又は精度管理試料の少なくともいずれかの測定状況を識別できる識別情報を表示し、かつ、標準試料又は精度管理試料毎に測定状況の変化に追従して識別情報の表示を切り替える技術が開示されている。
特開2010−151707号公報
従来の自動分析装置では、警告レベルで通知情報を抽出し、この抽出した通知情報の表示可否を切り替えていた。通知情報には、警告レベル以外にも様々な項目の情報が含まれているものの、従来は警告レベル毎に様々な項目が混在した状態でしか通知情報を表示することができなかった。例えば、「ERROR」が選択された場合には、重要度の高い通知情報が表示されるが、この通知情報には、設定系、データの異常、ハードウェア異常、自動分析装置内の洗剤や試薬等の液不足等の情報が混ざっていた。このため、例えば、ユーザーは試薬や洗剤が不足している容器の位置や、交換時期が到来した装置の部品を素早く知ることができなかった。
また、ユーザーが分析結果のデータ異常だけを確認したり、液不足になった洗剤、試薬だけを確認したりする際には、通知情報の一覧をスクロールしながら目視で探していた。しかし、大量の通知情報の一覧から特定の通知情報を漏れなく探す作業は、ユーザーに負担がかかり、必要とする通知情報を見落とすおそれがあった。このように従来の自動分析装置では、通知情報の発生状況を調べたり、検索したりすることが容易でなく、ユーザーが必要とする通知情報を探す作業には時間と労力が必要であった。また、特許文献1に開示された技術を用いても、ユーザーが必要とする通知情報を探すには手間がかかっていた。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、ユーザーが必要とする情報を容易に探して確認できるようにすることを目的とする。
本発明に係る自動分析装置は、表示部と、自装置で発生した通知情報を記憶する通知情報記憶部と、通知情報を性質別に分類するための表示グループを選択する表示グループ選択部と、表示グループに紐付けられた通知情報リストを記憶する通知情報リスト記憶部と、表示グループ選択部によって選択された表示グループに紐付けられた通知情報リストに従って通知情報記憶部から通知情報を抽出し、抽出した通知情報を表示部に一覧表示するように制御する一覧表示制御部と、を備える。
本発明によれば、ユーザーは、自動分析装置で発生した通知情報の中から必要な通知情報を素早く探しだし、発生した通知情報を確認することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の自動分析装置の第1の実施の形態例を模式的に示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る計算機の内部構成例を示すハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る計算機の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る表示グループの例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る全ての表示グループが選択された状態における通知情報一覧表示画面の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る「データ系」の表示グループが選択された場合における通知情報一覧表示画面の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る計算機の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例に係る計算機の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るボタン設定画面の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る表示グループ選択ボタンの名称が変更された表示グループ選択領域を拡大視した表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る通知情報設定画面の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る計算機の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る通知情報一覧表示画面の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。 従来の通知情報一覧表示画面の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。
以下、本発明の第1の実施の形態例に係る自動分析装置について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[1.第1の実施の形態例]
<1−1.自動分析装置の構成>
まず、本例の自動分析装置について図1を参照して説明する。
図1は、本例の自動分析装置を模式的に示す説明図である。
図1に示す生化学分析装置1は、本発明の自動分析装置の一例として適用する生化学分析装置である。生化学分析装置1は、血液や尿等の生体試料に含まれる特定の成分の量を自動的に測定する装置である。
図1に示すように、生化学分析装置1は、サンプルターンテーブル2と、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4と、第2試薬ターンテーブル5と、反応ターンテーブル6と、を備えている。また、生化学分析装置1は、サンプル希釈ピペット7と、サンプリングピペット8と、希釈撹拌装置9と、希釈洗浄装置11と、第1試薬ピペット12と、第2試薬ピペット13と、第1反応撹拌装置14と、第2反応撹拌装置15と、多波長光度計16と、恒温槽17と、反応容器洗浄装置18と、計算機30とを備えている。
サンプルターンテーブル2(検体容器保持部の一例)は、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。このサンプルターンテーブル2には、複数の検体容器21と、複数の希釈液容器22が収容されている。検体容器21には、血液や尿等からなる検体(サンプル)が収容される。希釈液容器22には、通常の希釈液である生理食塩水以外の特別な希釈液が収容される。
複数の検体容器21は、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。また、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた検体容器21の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21の列よりもサンプルターンテーブル2の半径方向の内側に配置されている。複数の希釈液容器22は、複数の検体容器21と同様に、サンプルターンテーブル2の周方向に所定の間隔を開けて並べて配置されている。そして、サンプルターンテーブル2の周方向に並べられた希釈液容器22の列は、サンプルターンテーブル2の半径方向に所定の間隔を開けて2列セットされている。
なお、複数の検体容器21及び複数の希釈液容器22の配列は、2列に限定されるものではなく、1列でもよく、あるいはサンプルターンテーブル2の半径方向に3列以上配置してもよい。
サンプルターンテーブル2は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持されている。そして、サンプルターンテーブル2は、不図示の駆動機構により、周方向に所定の角度範囲ごとに、所定の速度で回転する。また、サンプルターンテーブル2の周囲には、希釈ターンテーブル3(希釈容器保持部の一例)が配置されている。
希釈ターンテーブル3、第1試薬ターンテーブル4、第2試薬ターンテーブル5及び反応ターンテーブル6(反応容器保持部の一例)は、サンプルターンテーブル2と同様に、軸方向の一端が開口した略円筒状をなす容器状に形成されている。希釈ターンテーブル3及び反応ターンテーブル6は、不図示の駆動機構により、その周方向に所定の角度範囲ずつ、所定の速度で回転する。なお、反応ターンテーブル6は、一回の移動で半周以上回転するように設定されている。
希釈ターンテーブル3には、複数の希釈容器23が希釈ターンテーブル3の周方向に並べて収容されている。希釈容器23には、サンプルターンテーブル2に配置された検体容器21から吸引され、希釈された検体(以下、「希釈検体」という)が収容される。
第1試薬ターンテーブル4には、複数の第1試薬容器24が第1試薬ターンテーブル4の周方向に並べて収容されている。また、第2試薬ターンテーブル5には、複数の第2試薬容器25が第2試薬ターンテーブル5の周方向に並べて収容されている。そして、第1試薬容器24には、濃縮された第1試薬が収容され、第2試薬容器25には、濃縮された第2試薬が収容される。
さらに、第1試薬ターンテーブル4、第1試薬容器24、第2試薬ターンテーブル5及び第2試薬容器25は、不図示の保冷機構によって所定の温度に保たれている。そのため、第1試薬容器24に収容された第1試薬と、第2試薬容器25に収容された第2試薬は、所定の温度で保冷される。
反応ターンテーブル6は、希釈ターンテーブル3と、第1試薬ターンテーブル4及び第2試薬ターンテーブル5の間に配置されている。反応ターンテーブル6には、複数の反応容器26が反応ターンテーブル6の周方向に並べて収容されている。反応容器26には、希釈ターンテーブル3の希釈容器23からサンプリングした希釈検体と、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24からサンプリングした第1試薬と、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25からサンプリングした第2試薬が注入される。そして、この反応容器26内において、希釈検体と、第1試薬及び第2試薬が撹拌され、反応が行われる。
サンプル希釈ピペット7(第1分注部の一例)は、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の周囲に配置される。サンプル希釈ピペット7は、不図示の希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の軸方向(例えば、上下方向)に移動可能に支持されている。また、サンプル希釈ピペット7は、希釈ピペット駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の開口と略平行をなす水平方向に沿って回動可能に支持されている。そして、サンプル希釈ピペット7は、水平方向に沿って回動することで、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を往復運動する。なお、サンプル希釈ピペット7がサンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間を移動する際、サンプル希釈ピペット7は、不図示の洗浄装置を通過する。
ここで、サンプル希釈ピペット7の動作について説明する。
サンプル希釈ピペット7がサンプルターンテーブル2における開口の上方の所定位置に移動した際、サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って下降し、その先端に設けたピペットを検体容器21内に挿入する。このとき、サンプル希釈ピペット7は、不図示のサンプル用ポンプが作動して検体容器21内に収容された検体を所定量吸引する。次に、サンプル希釈ピペット7は、サンプルターンテーブル2の軸方向に沿って上昇してピペットを検体容器21内から抜き出す。そして、サンプル希釈ピペット7は、水平方向に沿って回動し、希釈ターンテーブル3における開口の上方の所定位置に移動する。
次に、サンプル希釈ピペット7は、希釈ターンテーブル3の軸方向に沿って下降して、ピペットを所定の希釈容器23内に挿入する。そして、サンプル希釈ピペット7は、吸引した検体と、サンプル希釈ピペット7自体から供給される所定量の希釈液(例えば、生理食塩水)を希釈容器23内に吐出する。その結果、希釈容器23内で、検体が所定倍数の濃度に希釈される。その後、サンプル希釈ピペット7は、洗浄装置によって洗浄される。
サンプリングピペット8(第2分注部の一例)は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間に配置されている。サンプリングピペット8は、不図示のサンプリングピペット駆動機構により、サンプル希釈ピペット7と同様に、希釈ターンテーブル3の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、サンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
このサンプリングピペット8は、希釈ターンテーブル3の希釈容器23内にピペットを挿入して、所定量の希釈検体を吸引する。そして、サンプリングピペット8は、吸引した希釈検体を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
第1試薬ピペット12は、反応ターンテーブル6と第1試薬ターンテーブル4の間に配置され、第2試薬ピペット13は、反応ターンテーブル6と第2試薬ターンテーブル5の間に配置されている。第1試薬ピペット12は、不図示の第1試薬ピペット駆動機構により、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
第1試薬ピペット12は、第1試薬ターンテーブル4の第1試薬容器24内にピペットを挿入して、所定量の第1試薬を吸引する。そして、第1試薬ピペット12は、吸引した第1試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
また、第2試薬ピペット13は、不図示の第2試薬ピペット駆動機構により、第1試薬ピペット12と同様に、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。そして、第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5と反応ターンテーブル6の間を往復運動する。
第2試薬ピペット13は、第2試薬ターンテーブル5の第2試薬容器25内にピペットを挿入して、所定量の第2試薬を吸引する。そして、第2試薬ピペット13は、吸引した第2試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。
希釈撹拌装置9及び希釈洗浄装置11は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈撹拌装置9は、不図示の撹拌子を希釈容器23内に挿入し、検体と希釈液を撹拌する。
希釈洗浄装置11は、サンプリングピペット8によって希釈検体が吸引された後の希釈容器23を洗浄する装置である。この希釈洗浄装置11は、複数の希釈容器洗浄ノズルを有している。複数の希釈容器洗浄ノズルは、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプに接続されている。希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルを希釈容器23内に挿入し、廃液ポンプを駆動させて挿入した希釈容器洗浄ノズルによって希釈容器23内に残留する希釈検体を吸い込む。そして、希釈洗浄装置11は、吸い込んだ希釈検体を不図示の廃液タンクに排出する。
その後、希釈洗浄装置11は、洗剤ポンプから希釈容器洗浄ノズルに洗剤を供給し、希釈容器洗浄ノズルから希釈容器23内に洗剤を吐出する。この洗剤によって希釈容器23内を洗浄する。その後、希釈洗浄装置11は、洗剤を希釈容器洗浄ノズルによって吸引し、希釈容器23内を乾燥させる。
第1反応撹拌装置14、第2反応撹拌装置15及び反応容器洗浄装置18は、反応ターンテーブル6の周囲に配置されている。第1反応撹拌装置14は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈検体と第1試薬を撹拌する。これにより、希釈検体と第1試薬との反応が均一かつ迅速に行われる。なお、第1反応撹拌装置14の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
第2反応撹拌装置15は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈検体と、第1試薬と、第2試薬とを撹拌する。これにより、希釈検体と、第1試薬と、第2試薬との反応が均一かつ迅速に行われる。なお、第2反応撹拌装置15の構成は、希釈撹拌装置9と同一であるため、ここではその説明は省略する。
反応容器洗浄装置18は、検査が終了した反応容器26内を洗浄する装置である。この反応容器洗浄装置18は、複数の反応容器洗浄ノズルを有している。複数の反応容器洗浄ノズルは、希釈容器洗浄ノズルと同様に、不図示の廃液ポンプと、不図示の洗剤ポンプに接続されている。なお、反応容器洗浄装置18における洗浄工程は、上述した希釈洗浄装置11と同様であるため、その説明は省略する。
また、多波長光度計16は、反応ターンテーブル6の周囲における反応ターンテーブル6の外壁と対向するように配置されている。多波長光度計16は、反応容器26内に注入され、第1試薬及び第2試薬と反応した希釈検体に対して光学的測定を行って、検体中の様々な成分の量を「吸光度」という数値データとして出力し、希釈検体の反応状態を検出するものである。多波長光度計16には、計算機30が接続されている。
さらに、反応ターンテーブル6の周囲には、恒温槽17が配置されている。この恒温槽17は、反応ターンテーブル6に設けられた反応容器26の温度を常時一定に保持するように構成されている。
<1−2.計算機の構成例>
次に、計算機30の構成例について、図2と図3を参照して説明する。
図2は、計算機30の内部構成例を示すハードウェア構成図である。
計算機30は、バス36に接続された、制御部31と、記憶部32と、表示部33と、入力部34と、インターフェイス部35とを備える。
制御部31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等によって構成されており、生化学分析装置1内の各部の動作を制御する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard disk drive)等の大容量の記録装置によって構成されており、制御部31のプログラム、パラメータ、検量線、希釈異常の検出結果、入力部34によってなされた入力操作等を記録する。
表示部33は、例えば、液晶ディスプレイ装置によって構成されており、後述する図5、図6に示す表示画面を表示する。
入力部34は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等によって構成されており、ユーザーによって行われる生化学分析装置1に対する操作入力を受け付け、入力信号を制御部31に出力する。
インターフェイス部35は、多波長光度計16が測定した希釈検体の測定結果が入力されると、制御部31に測定結果を渡すために用いられる。なお、図2では、インターフェイス部35に多波長光度計16だけを接続した例を示しているが、生化学分析装置1内の各部についても同様にインターフェイス部35に接続され、制御部31による制御が行われる。
図3は、計算機30の機能ブロック図である。
制御部31は、表示グループ選択部31aと一覧表示制御部31bを備える。
記憶部32は、通知情報リスト記憶部32aと通知情報記憶部32bを備える。
通知情報リスト記憶部32aは、予め表示グループに紐付けられた通知情報リストを記憶する。通知情報リストは、一覧表示制御部31bが通知情報記憶部32bから通知情報を取得する際に、特定の通知情報だけを抽出するために用いられる。表示グループとは、通知情報を性質別に分類するために用いられる表示単位であり、ある表示グループに紐付けられた通知情報リストには、複数種類の通知情報が含まれる(後述する図4を参照)。
通知情報記憶部32bは、生化学分析装置1で発生した全ての通知情報を記憶する。通知情報は、例えば、通知情報の発生日時、モード、検体ID、項目名、通知情報ナンバー、通知情報の内容、エラー処理といった各種の情報を含む。また、通知情報には、生化学分析装置1の動作時に発生するエラーだけでなく、計算機30の制御部31にて実行されるアプリケーションプログラムの処理エラー等も含まれる。
表示グループ選択部31aは、通知情報リスト記憶部32aを参照して、後述する図5と図6に示す通知情報一覧表示画面40の表示グループ選択領域43に表示された表示グループ選択ボタン43aを選択する。表示グループ選択ボタン43aの選択操作は、ユーザーが入力部34を操作することによって行われる。そして、表示グループ選択部31aは、ユーザーによって選択された表示グループの情報を、一覧表示制御部31bに渡す。
一覧表示制御部31bは、表示グループ選択部31aによって選択された表示グループに紐付けられた通知情報リストを通知情報リスト記憶部32aから取得し、この通知情報リストに従って通知情報記憶部32bから通知情報を抽出する。そして、一覧表示制御部31bは、通知情報記憶部32bから抽出した通知情報を表示部33に一覧表示するように制御する。この通知情報は、後述する図5に示す通知情報一覧表示画面40に一覧表示される。
次に、表示グループについて説明する。
図4は、表示グループの例を示す説明図である。
上述したように通知情報の種類は性質別に複数の表示グループに分類される。表示グループは、大きく、システム系、メンテナンス系、ハードウェア系、試薬・洗剤系、ユーザー設定系に分けられる。システム系はさらにデータ系、設定系に分けられる。
データ系には、例えば、生化学分析装置1が分析したデータに発生した異常に関する通知情報が含まれる。
設定系には、例えば、生化学分析装置1の稼働時における設定異常等に関する通知情報が含まれる。
メンテナンス系には、例えば、生化学分析装置1の保守期限等に関する通知情報が含まれる。
ハードウェア系には、例えば、生化学分析装置1を構成するユニットが正常に稼働しなかったことに関する通知情報が含まれる。
試薬・洗剤系には、例えば、生化学分析装置1に設置される試薬の試薬量が少なくなったこと、又は試薬がなくなったことに関する通知情報が含まれる。
ユーザー設定系には、例えば、ユーザーが任意に設定することが可能な通知情報が含まれる。
なお、データ系の表示グループには、「A1、A2、A3、…」のように通知情報の項目が含まれる。これらの通知情報が通知情報リストとして通知情報リスト記憶部32aに記憶されている。他の系の表示グループについても、データ系の表示グループと同様に、通知情報リストが紐付けられている。
<1−3.表示画面の例>
次に、表示部33に表示される表示画面の例について、図5と図6を参照して説明する。
図5は、全ての表示グループが選択された状態における通知情報一覧表示画面40の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。
表示部33に表示される通知情報一覧表示画面40は、通知情報一覧表示領域41、エラー種別選択領域42、表示グループ選択領域43を備える。
通知情報一覧表示領域41には、生化学分析装置1で発生した様々な通知情報が発生日時、検体ID、通知情報番号、通知情報の内容、エラー処理といった情報と共に一連表示される。
エラー種別選択領域42は、警告レベル毎に通知情報を通知情報一覧表示領域41に表示するために用いられる。ユーザーによって押下されたエラー種別選択ボタン42aは、表示色を変えて強調表示される。図5において、エラー種別選択領域42に表示される「ERROR」、「WARNING」、「LOG」のエラー種別選択ボタン42aが全て押下された状態が示される。
表示グループ選択領域43は、表示グループ毎に選択した通知情報を通知情報一覧表示領域41に表示するために用いられる。表示グループ選択領域43には、表示グループを選択するための複数の表示グループ選択ボタン43aが表示される。ユーザーによって押下された表示グループ選択ボタン43aは、表示色を変えて強調表示される。図5では、「データ系」、「設定系」、「メンテナンス」、「ハード系」、「試薬・洗剤」、「ユーザー」の表示グループ選択ボタン43aが全て選択された状態がグレー表示されている。
図6は、「データ系」の表示グループが選択された場合における通知情報一覧表示画面40の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。
エラー種別選択ボタン42aは、「ERROR」、「WARNING」、「LOG」が全て選択された状態である。そして、表示グループ選択領域43に表示される表示グループ選択ボタン43aは、「データ系」だけが選択された状態である。このため、一覧表示制御部31bは、「データ系」の表示グループに紐付けられた通知情報リストに含まれる通知情報を通知情報一覧表示領域41に一覧表示するように制御する。
<1−4.計算機の処理例>
次に、計算機30の処理例について、図7を参照して説明する。
図7は、計算機30の処理例を示すフローチャートである。このフローチャートは、第1の実施の形態例に係る計算機30が行う通知情報表示方法を示すものである。
始めに、通知情報記憶部32bは、生化学分析装置1で発生した通知情報を記憶する(S1)。次に、通知情報リスト記憶部32aは、表示グループに紐付けられた通知情報リストを記憶する(S2)。なお、ステップS2における通知情報リストの記憶処理は、本処理以前に予め実行されていてもよい。また、次のステップS3により表示グループが選択されるまで、ステップS1にて行われる通知情報を記憶する処理が繰り返される。
ユーザーによって表示グループ選択ボタン43aが押下されると、表示グループ選択部31aは、通知情報を性質別に分類するための表示グループを選択する(S3)。
次に、一覧表示制御部31bは、ユーザーにより選択された表示グループに紐付けられた通知情報リストに従って通知情報記憶部32bから通知情報を抽出し(S4)、抽出した通知情報を表示部33に一覧表示するように制御する(S5)。
以上説明した第1の実施の形態例に係る生化学分析装置1では、ユーザーが選択した特定の表示グループに含まれる通知情報だけを性質別に分類して通知情報一覧表示画面40の通知情報一覧表示領域41に一覧表示することが可能となる。このため、ユーザーは、多数の通知情報の中から目的とする通知情報を目視で探さなくてもよく、特定の表示グループに含まれる通知情報だけを容易に探すことができる。また、ユーザーによって選択された表示グループに含まれる通知情報だけが一覧表示されるため、ユーザーが通知情報を探すときの視認性が向上し、ユーザーの作業時間、労力が軽減される。
なお、生化学分析装置1では、ユーザーがエラー種別選択ボタン42aを押下することで、従来行われていた警告レベル(ERROR、WARNING、LOG)に応じて通知情報の表示可否を切り替える操作を併用可能である。このため、ユーザーにより選択された表示グループ内の通知情報のうち、特定の警告レベルの通知情報だけを一覧表示することが可能となり、生化学分析装置1で発生した異常の原因分析に役立てることができる。
また、通知情報一覧表示画面40には、通知情報の発生期間を指定するための発生期間指定領域が設けられていてもよい。この場合、ユーザーは、発生期間指定領域に通知情報の発生期間を指定することにより、指定期間内に発生した通知情報だけを抽出して確認することも可能となる。
[2.第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る計算機について説明する。
上述した第1の実施の形態例に係る計算機30では、ユーザーが表示グループ選択領域43に表示される表示グループ選択ボタン43aを押下することで、ユーザーの目的とする表示グループを選択することが可能であった。しかし、予め保存されている表示グループ以外にも、ユーザーが独自に設定した通知情報の発生を知りたいという要望がある。このため、第2の実施の形態例に係る計算機30Aでは、ユーザーが通知情報リストの内容を任意に変更可能とする。以下に計算機30Aの機能構成について説明する。
図8は、計算機30Aの機能ブロック図である。
計算機30Aにおいて、制御部31は、表示グループ選択部31aと一覧表示制御部31bに加えて、表示グループ設定部31cを備える。表示グループ設定部31cは、表示グループ選択部31aの前段に設けられる。
記憶部32は、第1の実施の形態例に係る計算機30と同様に、通知情報リスト記憶部32aと通知情報記憶部32bを備える。
表示グループ設定部31cは、通知情報リスト記憶部32aにアクセスして、表示グループ選択ボタン43aの名称を設定する。また、表示グループ設定部31cは、名称が設定された表示グループ選択ボタン43aに対応する表示グループに紐付けられた通知情報リストに保存される通知情報の追加又は削除を設定する。
図9は、ボタン設定画面50の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。
図10は、表示グループ選択ボタン43aの名称が変更された表示グループ選択領域43を拡大視した表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。
表示部33に表示されるボタン設定画面50は、例えば、図5と図6に示された表示グループ選択ボタン43aの名称のうち「ユーザー」を変更する際に表示される。表示グループ選択ボタン43aの「ユーザー」は、ユーザー自身が任意のボタン名称、通知情報リストに保存される通知情報を設定するために用いられる。図9Aには、ユーザーボタンの名称を変更する前におけるボタン設定画面50の表示例が示される。ボタン設定画面50には、「ユーザーボタン名称」とタイトルが付けられたテキストボックス51が表示される。このテキストボックス51には、予め「ユーザー」と設定されている。
そして、図9Bには、ユーザーボタンの名称が変更された後におけるボタン設定画面50の表示例が示される。ユーザーは、入力部34を操作して、テキストボックス51を選択し、図9Bに示すように「ユーザー」から「キャリブエラー」に変更することが可能である。変更後のボタン名称は、通知情報リスト記憶部32aに保存される。その後、一覧表示制御部31bは、通知情報リスト記憶部32aから読出した通知情報リストに従って、通知情報一覧表示画面40を表示する際、図10に示すように表示グループ選択領域43に含まれる表示グループ選択ボタン43aのボタン名称の「ユーザー」を「キャリブエラー」に変えて表示する。
また、表示グループ設定部31cは、ユーザー設定ボタンが選択されたときに通知情報記憶部32bから抽出する通知情報の種類を通知情報リストに設定することもできる。ここで、通知情報リストに通知情報の種類を設定する画面について、図11を参照して説明する。
図11は、通知情報設定画面60の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。
表示部33に表示される通知情報設定画面60は、選択可能通知情報リスト61、選択済み通知情報62、選択指示矢印63、選択解除矢印64を備える。
選択可能通知情報リスト61には、生化学分析装置1で発生しうる全ての通知情報が、通知情報を特定するために一意に割り当てられる通知情報ナンバー61aと共に表示される。ユーザーは、選択可能通知情報リスト61に表示された通知情報の一覧から、特定の通知情報を選択した後、右向きの選択指示矢印63を押すと、選択済み通知情報62に選択された通知情報が選択済み通知情報62に選択される。そして、ユーザーは、選択可能通知情報リスト61から選択した通知情報を選択済み通知情報62に選択する操作を複数回にわたって繰り返し行うことができる。
また、ユーザーは、選択済み通知情報62に選択された通知情報から1つの通知情報を選択し、左向きの選択解除矢印64を押すと、選択済み通知情報62から選択された通知情報が削除される。これによりユーザーは、不要となった通知情報を選択済み通知情報62から削除することができる。
ユーザーは、選択済み通知情報62に通知情報を選択した後、保存ボタンを押すと、選択済み通知情報62に選択された通知情報が、通知情報リストとして通知情報リスト記憶部32aに保存される。このため、通知情報一覧表示画面40が表示された状態で、ユーザーが、図10に示した「キャリブエラー」が表示される表示グループ選択ボタン43aを押下すると、「キャリブエラー」に対応付けて保存された通知情報が通知情報一覧表示領域41に表示される。
以上説明した第2の実施の形態例に係る計算機30Aによれば、表示グループにユーザーが任意の通知情報を設定可能なユーザー設定系の表示グループ選択ボタン43aを用意することにより、既存の表示グループ以外の通知情報を任意に追加することが可能となる。このとき、ユーザーは、ユーザー用に設けられた表示グループを選択するための表示グループ選択ボタン43aの名称を任意に設定することができる。また、ユーザーは、ユーザー設定系の表示グループ選択ボタン43aに対応する通知情報リストに、任意の通知情報を追加又は削除することができる。このため、ユーザーがボタン設定画面50にて設定した表示グループ選択ボタン43aを選択すると、ユーザーが通知情報設定画面60にて設定した通知情報リストに含まれる通知情報だけが通知情報一覧表示領域41に表示される。そして、ユーザーは、ユーザー設定系の表示グループを選択するだけで目的とする通知情報を素早く確認することが可能となる。
[3.第3の実施の形態例]
次に、本発明の第3の実施の形態例に係る計算機について説明する。
従来は、通知情報リストに表示された通知情報を集計するためには、通知情報をテキストファイルに出力し、このテキストファイルを表計算ソフトで読み込んで、並べ替えをしていた。また、このテキストファイルをテキストエディターで読み込み、欲しい情報をキーワードで検索することもあった。しかし、このような方法では目的とする通知情報の集計が完了するまで時間がかかっていた。このため、第3の実施の形態例に係る計算機30Bでは、発生した通知情報の集計を簡単にできるようにする。
図12は、計算機30Bの機能ブロック図である。
計算機30Bにおいて、制御部31は、表示グループ選択部31aと一覧表示制御部31bに加えて、詳細表示制御部31dを備える。詳細表示制御部31dは、一覧表示制御部31bの後段に設けられる。
記憶部32は、第1の実施の形態例に係る計算機30と同様に、通知情報リスト記憶部32aと通知情報記憶部32bを備える。
詳細表示制御部31dは、通知情報記憶部32bにアクセスして、一覧表示制御部31bによって通知情報一覧表示領域41に表示された選択された通知情報の詳細情報を含む通知情報詳細表示画面70(後述する図13を参照)を表示部33に表示する。ここで、第3の実施の形態例に係る通知情報一覧表示画面40について説明する。
図13は、通知情報一覧表示画面40の表示例を示すユーザー・インターフェイス図である。
通知情報一覧表示画面40に示す通知情報一覧表示領域41には、生化学分析装置1で発生した通知情報が一覧表示されている。ここで、通知情報一覧表示領域41の任意の通知情報をダブルクリック等により選択すると、選択された通知情報を示す選択通知情報41aが表示色を変えて表示される。そして、通知情報詳細表示画面70が通知情報一覧表示画面40に重ねて表示される。
このとき、詳細表示制御部31dは、通知情報の詳細情報と共に、予め設定された所定の集計期間内に発生した通知情報を集計した集計情報を通知情報詳細表示画面70に表示する。表示部33に表示される通知情報詳細表示画面70は、通知情報詳細内容表示領域71と、集計情報表示領域72とを備える。
通知情報詳細内容表示領域71には、通知情報一覧表示領域41にてダブルクリックされた通知情報の詳細な内容が表示される。
集計情報表示領域72に表示される集計情報には、通知情報を集計する集計期間、通知情報一覧表示領域41にてダブルクリックされた通知情報の集計期間内に発生した通知情報の発生件数、通知情報毎の発生日時が含まれる。この集計情報表示領域72の表示位置は、通知情報詳細表示画面70の下側であるが、右側等であってもよい。
図12に示す詳細表示制御部31dは、通知情報一覧表示領域41にてダブルクリックされた通知情報を特定する通知情報ナンバーを用いて、通知情報記憶部32bから指定した期間に発生した通知情報を検索する。図13では、通知情報ナンバーとして、例えば、「15112」が選択されている。そして、詳細表示制御部31dは、通知情報記憶部32bから検索した通知情報の件数、発生日を一覧表示したリストを集計情報表示領域72に出力する。これにより、ユーザーは、指定した通知情報が、いつからいつまでの間に、何件発生したのか、また、通知情報の発生時間を直ちに知ることができる。
以上説明した第3の実施の形態例に係る計算機30Bでは、通知情報一覧表示領域41に一覧表示された通知情報をユーザーがダブルクリック等による操作だけで、通知情報の詳細情報と、通知情報ナンバーの集計結果が合わせて表示される。このため、ユーザーは、簡単な操作だけで、生化学分析装置1の状態、すなわち通知情報の発生状況を素早く確認することができる。また、従来のように通知情報をテキストファイルに出力して集計するような手間がかからないため、通知情報の集計が完了するまでの作業時間及びユーザーの労力が軽減される。また、通知情報をテキストファイルに出力して集計するための表計算ソフトやテキストエディターを用意する必要がない。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…生化学分析装置、30…計算機、31…制御部、31a…表示グループ選択部、31b…一覧表示制御部、32…記憶部、32a…通知情報リスト記憶部、32b…通知情報記憶部、33…表示部、40…通知情報一覧表示画面、41…通知情報一覧表示領域、42…エラー種別選択領域

Claims (6)

  1. 表示部と、
    自装置で発生した通知情報を記憶する通知情報記憶部と、
    前記通知情報を性質別に分類するための表示グループに紐付けられた通知情報リストを記憶する通知情報リスト記憶部と、
    前記表示グループを選択する表示グループ選択部と、
    前記表示グループ選択部によって選択された前記表示グループに紐付けられた前記通知情報リストに従って前記通知情報記憶部から前記通知情報を抽出し、抽出した前記通知情報を前記表示部に一覧表示するように制御する一覧表示制御部と、を備える
    自動分析装置。
  2. 前記表示部は、前記表示グループを選択するための表示グループ選択領域と、前記通知情報を一覧表示する通知情報一覧表示領域とを含む通知情報一覧表示画面を表示し、
    前記一覧表示制御部は、前記表示グループ選択領域に含まれ、前記表示グループを選択するための選択ボタンが選択された場合に、前記選択ボタンに対応する前記表示グループに紐付けられた前記通知情報リストに従って抽出した前記通知情報を前記通知情報一覧表示領域に一覧表示する
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. さらに、前記通知情報リスト記憶部に記憶された前記選択ボタンの名称を読出して、前記選択ボタンの名称を設定し、かつ、前記選択ボタンに対応する前記表示グループに紐付けられた前記通知情報リストに保存される前記通知情報の追加又は削除を設定する表示グループ設定部を備える
    請求項2に記載の自動分析装置。
  4. さらに、前記通知情報一覧表示領域に一覧表示された前記通知情報から選択された前記通知情報の詳細情報が表示される通知情報詳細表示画面を前記表示部に表示する詳細表示制御部を備え、
    前記詳細表示制御部は、前記通知情報の詳細情報と共に、所定の集計期間内に発生した前記通知情報を集計した集計情報を前記通知情報詳細表示画面に表示する
    請求項3に記載の自動分析装置。
  5. 前記集計情報には、前記集計期間、前記集計期間内に発生した前記通知情報の発生件数、及び前記通知情報毎の発生日時が含まれる
    請求項4に記載の自動分析装置。
  6. 自動分析装置で発生した通知情報を通知情報記憶部に記憶するステップと、
    前記通知情報を性質別に分類するための表示グループに紐付けられた通知情報リストを通知情報リスト記憶部に記憶するステップと、
    選択された前記表示グループに紐付けられた前記通知情報リストに従って前記通知情報記憶部から前記通知情報を抽出し、抽出した前記通知情報を表示部に一覧表示するように制御するステップと、を含む
    通知情報表示方法。
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