JP2022139858A - ニップ形成部材、加熱装置、定着装置、画像形成装置 - Google Patents

ニップ形成部材、加熱装置、定着装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2022139858000001
【課題】簡易な構成により、高熱伝導部材と基材とを組み付けできるニップ形成部材を提供することを課題とする。
【解決手段】基材41と、基材41よりも熱伝導率の高い高熱伝導部材42と、弾性変形可能に設けられ、基材41を間に挟んで高熱伝導部材42に取り付けられる取付部材43とを備え、定着ベルト20にその内側から当接し、当該定着ベルト20を介して加圧ローラ22との間にニップ部を形成するニップ形成部材24であって、取付部材43の弾性変形により、高熱伝導部材42の一方側と他方側との間に取付部材43を配置して、取付部材43を高熱伝導部材42に取り付けることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ニップ形成部材、加熱装置、定着装置および画像形成装置に関する。
ベルト部材としての定着ベルトを備えた定着装置には、定着ベルトにその内側から当接し、定着ベルトを介して加圧ローラなどの対向部材との間に定着ニップを形成するニップ形成部材が設けられる。
このニップ形成部材では、熱伝導率の高い高熱伝導部材を定着ベルト側に設けて、定着ベルトの長手方向の温度を均一化する構成が既に知られている。そして、高熱伝導部材をニップ形成部材の基材に固定して一体的に設け、高熱伝導部材の位置ズレや脱落を防止している。
例えば特許文献1(特開2017-181841号公報)の定着装置では、板状のニップ部材と板バネと、これらの表裏を覆うようにして設けられる摺動シートとが設けられ、摺動シートの裏側から押さえ部材を介して、摺動シート、ニップ部材および板バネがネジ止めにより一体的に設けられている。
しかし、ネジ止めにより固定する方法では、部品数の増加やネジによる切り屑が発生して定着ベルトを傷つけるという問題があった。
簡易な構成により、高熱伝導部材と基材とを組み付けできるニップ形成部材を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、基材と、前記基材よりも熱伝導率の高い高熱伝導部材と、弾性変形可能に設けられ、前記高熱伝導部材に取り付けられる取付部材とを備え、ベルト部材にその内側から当接し、当該ベルト部材を介して対向部材との間にニップ部を形成するニップ形成部材であって、前記取付部材の弾性変形により、前記基材を前記高熱伝導部材との間に挟んで、前記取付部材が前記高熱伝導部材に取り付けられることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成により高熱伝導部材と基材とを組み付けできる。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す側面断面図である。 ニップ形成部材を構成する各部材を示す分解斜視図である。 ニップ形成部材に組み付けられた取付部材を示す斜視図である。 ニップ形成部材の側面断面図である。 ニップ形成部材の組み立ての様子を示す側面断面図である。 ニップ形成部材の組み立ての様子を示す側面断面図である。 ニップ形成部材の組み立ての様子を示す側面断面図である。 上記と異なる実施形態のニップ形成部材を示す側面断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の説明では、ニップ形成部材を有する加熱装置の一例として、記録媒体としての用紙上のトナーを加熱して定着させる定着装置を説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すカラー画像形成装置1の中央には、画像形成部2が配置されている。画像形成部2には、4つのプロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkが着脱可能に設けられる。各プロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的な各プロセスユニット9としては、感光体ドラム10と、帯電ローラ11と、現像ローラを有する現像装置12等を備えている。感光体ドラム10は、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である。帯電ローラ11は、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる。現像ローラは、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する。
プロセスユニット9の下方には、露光部3が配置されている。露光部3は、画像データに基づいて、レーザ光を発する。
画像形成部2の上方には転写部4が配置されている。転写部4は、駆動ローラ14、従動ローラ15、中間転写ベルト16、一次転写ローラ13等で構成されている。中間転写ベルト16は無端状のベルト部材であり、駆動ローラ14および従動ローラ15に周回走行可能に張架されている。一次転写ローラ13は、各プロセスユニット9の感光体ドラム10に対して、中間転写ベルト16を挟んだ対向位置に配置されている。各一次転写ローラ13はそれぞれの位置で中間転写ベルト16の内周面を押圧している。中間転写ベルト16の一次転写ローラ13によって押圧された部分と各感光体ドラム10とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。
画像形成部2および転写部4は、画像形成装置1において、用紙に画像を形成する画像形成手段を構成する。
また、中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ14に対向した位置には二次転写ローラ17が配設されている。二次転写ローラ17は中間転写ベルト16の外周面を押圧しており、二次転写ローラ17と中間転写ベルト16とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
給紙部5は、給紙カセット18や、給紙ローラ19等からなっている。給紙カセット18は、画像形成装置1の下部に位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容する。給紙ローラ19は給紙カセット18に収容された用紙Pを搬出する。
搬送路7は、給紙部5から搬出された用紙Pを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ30の他、後述する排紙部8に至るまで、搬送ローラ対が搬送路7の途中に適宜配置されている。
定着装置6は、定着ベルト21、加圧ローラ22等を有している。定着ベルト21は加熱部材によって加熱される。加圧ローラ22は定着ベルト21を加圧する。
排紙部8は、画像形成装置1の搬送路7の最下流に設けられる。この排紙部8には、一対の排紙ローラ31と、排紙トレイ32とが配設されている。排紙ローラ31は用紙Pを画像形成装置1の筐体外部へ排出する。排紙トレイ32は排出された用紙Pをストックする。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkの感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム10に露光部3によって露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。各感光体ドラム10上には静電潜像が形成される。各現像装置12に蓄えられたトナーが、ドラム状の現像ローラによって感光体ドラム10に供給されることにより、感光体ドラム10上の静電潜像が顕像であるトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
転写部4では、駆動ローラ14の回転駆動により中間転写ベルト16が図の矢印Aの方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ13には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成され、各感光体ドラム10に形成されたトナー画像は一次転写ニップにて中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて転写される。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部5の給紙ローラ19が回転駆動することによって、給紙カセット18に収容された用紙Pが搬送路7に送り出される。搬送路7に送り出された用紙Pは、レジストローラ30によってタイミングを計られて、二次転写ローラ17と駆動ローラ14との間の二次転写ニップに送られる。このとき、中間転写ベルト16上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、二次転写ニップに転写電界が形成されている。二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置6へと搬送され、定着ベルト21と加圧ローラ22とによって用紙Pが加熱および加圧されてトナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ベルト21から分離され、搬送ローラ対によってさらに下流側へ搬送される。そして用紙Pは、排紙部8において、排紙ローラ31によって排紙トレイ32へと排出される。
以上の説明は、用紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニット9を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、図2に基づき、上記定着装置6の基本構成について説明する。
図2に示すように、定着装置6は、ベルト部材(あるいは定着部材)としての定着ベルト21と、対向部材としての加圧ローラ22と、加熱部材としてのハロゲンヒータ23と、ニップ形成部材24と、支持部材としてのステー25と、加圧手段等を備えている。定着ベルト21は回転可能に設けられる。加圧ローラ22は定着ベルト21に対向して回転可能に設けられる。ハロゲンヒータ23は定着ベルト21を加熱する。ニップ形成部材24は定着ベルト21の内側に配設される。ステー25はニップ形成部材24にその背面側から当接して支持する。加圧手段は加圧ローラ22を定着ベルト21へ加圧する。
定着ベルト21、加圧ローラ22、ハロゲンヒータ23、ニップ形成部材24、そしてステー25は図2の紙面に直交する方向に延在する。以下、この方向を定着ベルト21等の長手方向と呼ぶ。この長手方向は定着装置6に通紙される用紙Pの幅方向でもある。
上記定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状のベルト部材(フィルムも含む)で構成されている。詳しくは、定着ベルト21は、内周側に設けられた基材と、外周側に設けられた離型層によって構成されている。また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等のゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。定着ベルト21の基材はニッケルもしくはSUS等の金属材料又はポリイミド(PI)などの樹脂材料で形成される。定着ベルト21の離型層はテトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などで形成される。
上記加圧ローラ22は、芯金22aと、芯金22aの表面に設けられた弾性層22bと、弾性層22bの表面に設けられた離型層22cによって構成されている。弾性層22bは発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等からなる。離型層22cはPFA又はPTFE等からなる。加圧ローラ22は、加圧手段によって定着ベルト21側へ加圧され、定着ベルト21を介してニップ形成部材24に当接している。この加圧ローラ22と定着ベルト21とが圧接する箇所では、加圧ローラ22の弾性層22bが押しつぶされることで、所定の幅のニップ部としての定着ニップNが形成されている。また、加圧ローラ22は、プリンタ本体に設けられたモータ等の駆動源によって回転駆動するように構成されている。加圧ローラ22が回転駆動すると、その駆動力が定着ニップNで定着ベルト21に伝達され、定着ベルト21が従動回転するようになっている。
本実施形態では、加圧ローラ22を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。その場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータ等の加熱源を配設してもよい。また、加圧ローラ22に弾性層が無い場合は、熱容量が小さくなり定着性が向上するが、未定着トナーを押しつぶして定着させるときに定着ベルト21表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に光沢ムラが生じる可能性がある。これを防止するには、加圧ローラ22に厚さ100μm以上の弾性層を設けることが望ましい。加圧ローラ22に厚さ100μm以上の弾性層を設けることで、弾性層の弾性変形により定着ベルト21表面の微小な凹凸を吸収することができる。従って、用紙上の画像における光沢ムラの発生を回避することができるようになる。弾性層22bはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ22の内部に加熱源が無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト21の熱が奪われにくくなるのでより望ましい。また、定着部材と対向部材は、互いに圧接する場合に限らず、加圧を行わず単に接触させるだけの構成とすることも可能である。
上記ハロゲンヒータ23は、その両端部が定着装置6の側板に固定されている。ハロゲンヒータ23は、プリンタ本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されており、その出力制御は、温度センサによる定着ベルト21の表面温度の検知結果に基づいて行われる。このようなヒータ23の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定できるようになっている。また、定着ベルト21を加熱する加熱部材として、ハロゲンヒータ以外に、IH、抵抗発熱体、又はカーボンヒータ等を用いてもよい。
上記ニップ形成部材24は、ステー25によって背面側から固定支持されている。これにより、加圧ローラ22による圧力でニップ形成部材24に撓みが生じるのを防止し、長手方向にわたって均一なニップ幅が得られるようにしている。ニップ形成部材24の詳細な構成については後述する。
上記ステー25は、ニップ形成部材24にその背面側から長手方向にわたって当接し、加圧ローラ22の圧接力に抗してニップ形成部材24を支持している。これにより、ニップ形成部材24の主に長手方向の撓みを抑制できる。ニップ形成部材24の撓み防止機能を満足するために、ステー25をステンレスや鉄等の機械的強度が高い金属材料で形成することが望ましいが、ステー25を樹脂製とすることも可能である。
また、本実施形態に係る定着装置6は、さらなる省エネ性及びファーストプリントタイムなどの向上のために、種々の構成上の工夫が施されている。具体的には、ハロゲンヒータ23によって定着ベルト21を定着ニップN以外の箇所において直接加熱できるようにしている(直接加熱方式)。本実施形態では、ハロゲンヒータ23と定着ベルト21の図2の左側の部分の間に何も介在させないようにし、その部分においてハロゲンヒータ23からの輻射熱を定着ベルト21に直接与えるようにしている。
また、定着ベルト21の低熱容量化を図るために、定着ベルト21を薄くかつ小径化している。具体的には、定着ベルト21を構成する基材、弾性層、離型層のそれぞれの厚さを、20~50μm、100~300μm、10~50μmの範囲に設定し、全体としての厚さを1mm以下に設定している。また、定着ベルト21の直径は、20~40mmに設定している。さらに低熱容量化を図るためには、望ましくは、定着ベルト21全体の厚さを0.2mm以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16mm以下の厚さとするのがよい。また、定着ベルト21の直径は、30mm以下とするのが望ましい。
なお、本実施形態では、加圧ローラ22の直径を20~40mmに設定しており、定着ベルト21の直径と加圧ローラ22の直径を同等となるように構成している。ただし、この構成に限定されるものではない。例えば、定着ベルト21の直径が加圧ローラ22の直径よりも小さくなるように形成してもよい。その場合、定着ニップNにおける定着ベルト21の曲率が加圧ローラ22の曲率よりも大きくなるため、定着ニップNから排出される記録媒体が定着ベルト21から分離されやすくなる。
以下、図2を参照しつつ、本実施形態に係る定着装置の基本動作について説明する。
プリンタ本体の電源スイッチが投入されると、ハロゲンヒータ23に電力が供給されると共に、加圧ローラ22が図2中の時計回り(矢印B1参照)に回転駆動を開始する。これにより、定着ベルト21は、加圧ローラ22との摩擦力によって、図2中の反時計回り(矢印B2参照)に従動回転する。
その後、上述の画像形成工程により未定着のトナー画像Tが担持された用紙Pが、ガイド板に案内されながら図2の矢印C1方向に搬送されて定着ニップNに送入される。そして、ハロゲンヒータ23によって加熱された定着ベルト21による熱と、定着ベルト21と加圧ローラ22との間の加圧力とによって、用紙Pの表面にトナー画像Tが定着される。
トナー画像Tが定着された用紙Pは、定着ニップNから図2中の矢印C2方向に搬出される。このとき、用紙Pの先端が分離部材の先端に接触することにより、用紙Pが定着ベルト21から分離される。その後、分離された用紙Pは、上述のように、排紙ローラによって機外に排出され、排紙トレイにストックされる。
次に、ニップ形成部材24のより詳細な構成について、図2および図3を用いて説明する。なお、図3の両矢印X方向がニップ形成部材24の長手方向である。また、この長手方向に交差する方向(特に本実施形態では直交する方向)で、ニップ形成部材24の厚み方向と異なる方向をニップ形成部材24の短手方向Yである。
図2および図3に示すように、ニップ形成部材24は、基材41と、高熱伝導部材42と、取付部材43とを備えている。基材41および高熱伝導部材42は、ニップ形成部材24の長手方向に延在している。
基材41は、耐熱性を有した部材により構成され、例えばセラミック、ガラス、アルミニウムなどの無機物、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどのゴム類、PTFE(四フッ化エチレン)、PFA(四フッ化エチレン・ペルフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体)、ETFE(エチレン・四フッ化エチレン共重合体)、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)などのフッ素樹脂、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、LCP(液晶プラスチック,液晶ポリマー)、フェノール樹脂、ナイロン、アラミドなどの樹脂、またはこれらを組み合わせたものを用いることができる。
本実施形態では、基材41を耐熱性と成形性に優れた液晶ポリマー(LCP)で形成しており、熱伝導率は例えば0.54W/m・Kに設定される。
基材41は、その長手方向中央側に、取付部材43を基材41に対して位置決めする位置決め突起41aを有する。位置決め突起41aは、ステー25側(図2の左側)へ突出したボスである。また位置決め突起41aがステー25に挿入されることで、基材41の(あるいはニップ形成部材24の)ステー25に対する位置決めがなされる。例えば、位置決め突起41aがステー25の孔部に挿入されることにより、ニップ形成部材24のステー25に対する長手方向及び短手方向の移動が規制される。つまり、ニップ形成部材24の定着装置9に対する長手方向及び短手方向の位置決めがされる。
図3に示すように、基材41は、位置決め突起41aとは別に、ステー25の側へ突出する複数の突起部41bを有する。突起部41bは、基材41の長手方向に複数配設されたものが、短手方向に2列で設けられている。突起部41bは、ステー25に当接する。これにより、ニップ形成部材24のステー25に対するその厚み方向(図2の左右方向)の位置決めがされる。
図2に示すように、基材41は、高熱伝導部材42の側に凹部41cを有する。これにより、基材41の高熱伝導部材42に対する接触面積を減らし、定着ベルト21から高熱伝導部材42を介して基材41側へ流出する熱量を減らすことができる。
高熱伝導部材42は、定着ベルト21にその内周面側から当接する部材である。高熱伝導部材42は基材41よりも熱伝導率の高い部材によって構成される。高熱伝導部材42の材料として、本実施形態ではアルミニウムが用いられ、例えばその熱伝導率は236W/m・K程度に設定される。また、高熱伝導部材42にSUS(熱伝導率は16.7~20.9W/m・K)や銅系材質(例えば熱伝導率381W/m・K)を用いることもできる。
次に、上記の熱伝導率の算出方法について説明する。熱伝導率を算出する際には、まず、対象の物体の熱拡散率を測定し、この熱拡散率を用いて熱伝導率を算出する。
熱拡散率の計測は、熱拡散率・熱伝導率測定装置(商品名:ai-Phase Mobile 1u、株式会社アイフェイズ性)を用いた。
上記熱拡散率を熱伝導率に換算するためには、密度と比熱容量の値が必要である。 密度の計測には、乾式自動密度計(商品名:Accupyc 1330、株式会社島津製作所製)を用いた。 また、比熱容量の計は、示差走査型熱量測定装置(商品名:商品名:DSC-60 株式会社島津製作所製)を用い、比熱容量が既知の基準物質としてサファイアを用いて測定した。本実施例では比熱容量測定を5回行い、50℃における平均値を用いた。密度および比熱容量をそれぞれρ、Cとすると、上記熱拡散率測定で得られた熱拡散率αとから、熱伝導率λは、以下の式(1)により得ることができる。
Figure 2022139858000002
また、高熱伝導部材42を定着ベルト21に対して長手方向にわたって当接させることで、定着ベルト21の熱をその長手方向に移動させて均一化できる。これにより、定着ベルト21の長手方向の温度ムラを抑制できる。
高熱伝導部材42は、その短手方向両側に、長手方向にわたって設けられた曲げ部42aを有する。本実施形態では、曲げ部42aを有する高熱伝導部材42は、金属板をその短手方向両側(図2の上側および下側)で、短手方向に略垂直な方向(図2の左方向で、定着ニップNと反対の方向)へ曲げ加工することにより成形される。
図3に示すように、高熱伝導部材42には、上記両曲げ部42a、42aの長手方向中央側で短手方向の両側に、挿入孔42b1、42b2(図5参照)が設けられる。曲げ部42aの挿入孔42b1、42b2が設けられる部分は、曲げ部42aのその他の部分と比較して曲げ方向へ部分的に飛び出した形状をしている。また図3に示すように、高熱伝導部材42には、その長手方向両端側に、端部側へ向けてその短手方向の幅が小さくなっていく絞り部42eが設けられる。絞り部42eにより、基材41の高熱伝導部材42に対する長手方向の移動が規制されるが、完全に長手方向に規制はされておらず、基材41の長手方向への熱膨張が許容される構成をしている。
取付部材43は弾性変形可能に設けられる。本実施形態では、取付部材43はSUSからなる板バネである。
取付部材43は、基材41の位置決め突起41aが位置決めされる位置決め孔43aを有する。また、取付部材43はその両端に挿入部43b1、43b2(図5参照)を有する。
図4に取付部材43を取り付けた状態のニップ形成部材24の斜視図、図5に断面図を示す。
図4および図5に示すように、取付部材43は、挿入部43b1、43b2がそれぞれ高熱伝導部材42の挿入孔42b1、42b2に挿入されることにより、高熱伝導部材42に取り付けられる。取付部材43は、基材41を高熱伝導部材42との間に挟み込んだ状態で、高熱伝導部材42に取り付けられる。これにより、基材41を高熱伝導部材42と取付部材43との間で保持できる。
また、取付部材43の長さB(より詳細には、挿入部43b1の端部から挿入部43b2の端部までの長さで、本実施形態では特に、取付部材43の全長B)は、高熱伝導部材42の挿入孔42b1、42b2が設けられる部分の曲げ部42a同士の隙間Cよりも大きく設けられる。また取付部材43は、取付部材43の延在方向に対して交差する方向(本実施形態では直交する方向で、図5の左右方向)に伸びる曲げ部43cを有する。曲げ部43cは、後述する取付部材43の高熱伝導部材42に対する取り付け時に、作業者が把持する部分である。
図4に示すように、基材41の位置決め突起41aは、取付部材43の位置決め孔43a上部に挿入される。これにより、取付部材43が基材41に対して位置決めされる。位置決め孔43aは、位置決め突起41aが挿入される部分だけでなく、その下方にわたって孔部が設けられる。このように位置決め孔43aの範囲を広げることで、取付部材43の剛性を小さくし、弾性変形しやすい構成とすることができる。
次に、ニップ形成部材24を組み立てる手順について説明する。
まず、図6に示すように、高熱伝導部材42の両曲げ部42aの間の凹部に基材41を配置する。そして、図7に示すように、取付部材43を高熱伝導部材42の上方から近づけ(矢印D1方向参照)、高熱伝導部材42に対して斜め方向へ差し入れる(矢印D2方向参照)。これにより、一方の挿入部43b1を挿入孔42b1に挿入すると共に、基材41の位置決め突起41aを取付部材43の位置決め孔43aに挿入する。
そして、図8に示すように、挿入部43b1を挿入孔42b1に挿入した状態で、取付部材43を弾性変形させ、もう一方の挿入部43b2を挿入孔42b2に挿入する。より詳細には、挿入部43b1が挿入孔42b1の内壁に当接している部分を支点にして、作業者が、取付部材43の挿入部43b2側に矢印D3方向の力を加えることにより(例えば曲げ部43cを把持して矢印D3方向へ押し込むことにより)、取付部材43を弾性変形させて挿入部43b2を挿入孔42b2に挿入する。
挿入部43b2を挿入孔42b2に挿入させた後、取付部材43に対する押圧力を解除することにより、取付部材43は弾性復帰する。これにより、図5に示すように、取付部材43が高熱伝導部材42に取り付けられ、ニップ形成部材24が組み立てられる。なお、以上の説明では、挿入部43b1を先に挿入孔42b1に挿入して、その後、挿入部43b2を挿入孔42b2に挿入した場合を示したが、これは逆であってもよい。
以上のように本実施形態では、取付部材43の弾性変形により、取付部材43を高熱伝導部材42に対して取り付けることができる。より詳細には、取付部材43の一方の挿入部43b1を挿入孔42b1に挿入した状態で、他方の挿入部43b2を曲げ部42aの内側に配置できる。つまり、取付部材43を高熱伝導部材42の両曲げ部42aの間の凹部に配置でき(ただし、厳密には取付部材43の全てが凹部内に配置されるとは限らず、挿入部43b1の端部側は挿入孔42b1を介して凹部よりも外側に配置されてもよい)、他方の挿入部43b2を挿入孔42b2に挿入できる。従って、ネジによる締結など、別の部材を用いることなく、簡易な構成により取付部材43を高熱伝導部材42(ニップ形成部材24)に対して取り付けることができる。
取付部材43をネジ止めしてニップ形成部材24に取り付ける構成の場合、あるいは、基材41と高熱伝導部材42とを直にネジ止めして固定する構成の場合、ネジ止めによって発生した切り屑や雌ネジ部から脱落したネジによって定着ベルト21を傷つけ、異常画像発生の原因になってしまうおそれがある。これに対して本実施形態では、上記のようにネジなどの別部材を設けることなく取付部材43を高熱伝導部材42に取り付けることができ、定着ベルト21の破損を防止できる。また、ニップ形成部材24の部品点数を減らすことができる。
そして、取付部材43の取り付けにより、基材41と高熱伝導部材42とを互いに脱落させずに組み付けることができ、基材41と高熱伝導部材42とを位置決めできる。具体的には、基材41は、位置決め部41aが取付部材43の位置決め孔43aに嵌め込まれることで、取付部材43に対する長手方向の移動が規制される。また、挿入部43b1、43b2が、挿入孔42b1、42b2内で移動を規制されることで、取付部材43の高熱伝導部材42に対する長手方向の位置決めがされている。これらにより、基材41が高熱伝導部材42に対して長手方向の位置決めがされる。
また基材41は、高熱伝導部材42の両曲げ部42aの間に保持されることで、その短手方向の位置決めがされている。また、取付部材43の位置決め孔43aを構成する内壁部が基材41の位置決め突起41aに当接することにより、取付部材43の基材41に対する図5の下方向への移動が規制される。これらにより、取付部材43の高熱伝導部材42に対する図5の下方向の移動が規制され、挿入部43b1が挿入孔42b1から脱落することを防止できる。また、取付部材43の上側の端縁43d(図3参照)が高熱伝導部材42の曲げ部42aに下側から当接することにより、取付部材43の高熱伝導部材42に対する図5の上方向への移動が規制される。これにより、挿入部43b2が挿入孔42b2から脱落することを防止できる。
また挿入部43b1、43b2が挿入孔42b1、42b2内でその移動を規制されることにより、取付部材43の高熱伝導部材42に対する厚み方向(図5の左右方向)の移動が規制される。また基材41は、取付部材43と高熱伝導部材42とに挟み込まれることにより、その厚み方向の移動が規制されている。これらにより、基材41の高熱伝導部材42に対する厚み方向の移動が規制されている。
このように本実施形態では、取付部材43の高熱伝導部材42に対する取り付けにより、基材41と高熱伝導部材42とが、それぞれ各方向(長手方向、短手方向、厚み方向)に対して位置決めされているが、基材41と高熱伝導部材42とは完全に固定されていない構成をしている。これにより、基材41や高熱伝導部材42の熱膨張による部材の反り等の変形を防止できる。つまり、基材41と高熱伝導部材42はその材料が異なっており、その熱膨張率が異なるため、定着ベルト21からの伝熱などによる変形量も異なっている。従って、例えばネジ止めや接着剤による取り付けなどで基材41を高熱伝導部材42に対して固定すると、両者の熱膨張率の差によって部材の反りなどの変形を生じてしまうが、本実施形態では、このような部材の変形を防止できる。
また、図5に示すように、挿入部43b1の端部から挿入部43b2の端部までの長さBを、隙間Cよりも大きく設けることにより、取付部材43の取り付け時には、弾性変形により容易に取付部材43を高熱伝導部材42に対して取り付け可能な構成とすると共に、取り付け後は、前述のように、挿入部43b1、43b2が挿入孔42b1、42b2から容易に外れない構成とすることができる。つまり、取付部材43が高熱伝導部材42から容易に外れず、基材41と高熱伝導部材42とが互いに脱落せずに組み付けられた構成とすることができる。
さらに本実施形態では、前述のように、基材41の位置決め突起41aにより、基材41を、取付部材43を介して高熱伝導部材42に対して位置決めできると共に、基材41をステー25に対して位置決めできる。つまり、一つの位置決め突起41aにより、基材41を高熱伝導部材42に位置決めすると共に、ニップ形成部材24をステー25に対して位置決めできるため、簡易な構成を実現できると共に各部材の位置決めの精度が向上する。また、ニップ形成部材24の高熱伝導部材42をステー25に対して長手方向に位置決めすることにより、定着ベルト21の狙いの位置でその熱伝導効率を向上させることができる。さらに、ニップ形成部材24をステー25に対して長手方向に位置決めすることにより、定着ベルト21の狙いの位置で定着ニップNを形成できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
図9に、上記実施形態と基材41の形状が異なる構成のニップ形成部材24を示す。
図9に示すように、本実施形態の基材41は、高熱伝導部材42との接触面積をより小さくしている。具体的には、基材41は、高熱伝導部材42側に複数の凹部41cを有し、定着ベルト21側での高熱伝導部材42との接触面積を減らしている。また基材41は、高熱伝導部材42に対してその短手方向(図9の上下方向)の幅が小さく設けられ、基材41の短手方向の両側に、高熱伝導部材42に対して隙間Dを設けた構成をしている。これにより、定着ベルト21から高熱伝導部材42を介して基材41へ流出する熱量を最小限に留めることができる。つまり、定着装置6が定着ベルト21を効率的に加熱できる。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
また、本発明は、上記の実施形態で説明したような定着装置に限らず、用紙に塗布されたインクを乾燥させる乾燥装置、さらには、被覆部材としてのフィルムを用紙等のシートの表面に熱圧着するラミネータや、包材のシール部を熱圧着するヒートシーラーなどの熱圧着装置のような加熱装置に設けられたニップ形成部材も適用可能である。このような装置にも本発明を適用することで、簡易な構成により高熱伝導部材と基材とを組み付け可能な構成とすることができる。
1 画像形成装置
6 定着装置(加熱装置)
21 定着ベルト(ベルト部材あるいは定着部材)
22 加圧ローラ(対向部材)
24 ニップ形成部材
25 ステー(支持部材)
41 基材
41a 位置決め突起
42 高熱伝導部材
42b1、42b2 挿入孔
43 取付部材
43a 位置決め孔
43b1、43b2 挿入部
N 定着ニップ(ニップ部)
X ニップ形成部材の長手方向
Y ニップ形成部材の短手方向
特開2017-181841号公報

Claims (7)

  1. 基材と、
    前記基材よりも熱伝導率の高い高熱伝導部材と、
    弾性変形可能に設けられ、前記高熱伝導部材に取り付けられる取付部材とを備え、
    ベルト部材にその内側から当接し、当該ベルト部材を介して対向部材との間にニップ部を形成するニップ形成部材であって、
    前記取付部材の弾性変形により、前記基材を前記高熱伝導部材との間に挟んで、前記取付部材が前記高熱伝導部材に取り付けられることを特徴とするニップ形成部材。
  2. 前記高熱伝導部材は、その両側に一対の挿入孔を有し、
    前記取付部材は、その両側に一対の挿入部を有し、
    前記挿入部を前記挿入孔に挿入することにより、前記取付部材を前記高熱伝導部材に取り付ける請求項1記載のニップ形成部材。
  3. 前記取付部材は板バネである請求項1または2記載のニップ形成部材。
  4. 請求項1から3いずれか1項に記載のニップ形成部材と、
    回転可能な前記ベルト部材と、
    前記対向部材とを備えた加熱装置。
  5. 前記ニップ形成部材を支持する支持部材をさらに備えた請求項4記載の加熱装置であって、
    前記基材は位置決め突起を有し、
    前記取付部材は、前記位置決め突起が挿入されて前記取付部材を前記基材に対して位置決めする位置決め孔を有し、
    前記位置決め突起が前記基材の前記支持部材に対する位置決めを兼ねる加熱装置。
  6. 前記ベルト部材としての定着部材を備え、
    熱によりトナーを記録媒体上に定着させる定着装置である請求項4または5記載の加熱装置。
  7. 請求項6記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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