JP2022085132A - 郵便受け - Google Patents

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Abstract

【課題】フラップを投函口の閉鎖方向に戻す付勢力を小さくしやすくなり、かつ、防犯性を高くできる郵便受けを提供する。【解決手段】郵便受け12は、投函物を収容するポスト本体19と、ポスト本体19に回動可能に支持され投函口22を開閉するフラップ組32とを含む。フラップ組32は、対向して2列に配列された第1フラップ33及び第2フラップ35により形成される。第1フラップ33及び第2フラップ35の少なくとも一方は、複数の可動片を有し、かつ、投函口22の閉鎖方向に付勢されている。投函口22、各フラップ33,35を投函方向に見た状態で投函口22の内側範囲内で、各フラップ33,35の投函口22の幅方向についての長さは、投函口22の幅より小さい。【選択図】図3

Description

本開示は、郵便受けに関する。
従来から、郵便受けには、郵便物や配達物等の投函物が投函される投函口が設けられる。また、特許文献1には、投函物を盗もうとする者が郵便受けの投函口に手を入れて、投函口から投函物を引き抜くことを防止することにより、投函物の盗難を防止する構成が記載されている。
特許文献1に記載された構成では、投函物を収容する本体部の上部に投函口が形成され、投函口の内側にはフラップが配置される。フラップは、投函口の横方向に一列に配置された複数の小フラップからなり、それぞれの小フラップが投函口の内側に回転自在に配置されている。特許文献1には、横方向に交互に配置された複数の第1小フラップと複数の第2小フラップとが、投函口の上側の軸と下側の軸とでそれぞれ回転自在に支持される構成も記載されている。
特開2006-174880号公報
近年、郵便受けに配送される商品が多様化し、厚みの大きい郵便物も投函可能となってきている。これにより、投函口の幅を大きくすることが望まれるが、投函口の幅を大きくした場合には、外部から人が投函口に入れた手で投函物を引き抜きやすくなる。特許文献1に記載された構成によれば、この場合でも投函物を内部から引き抜きにくくして防犯性を高くできる。一方、各小フラップの投函口の幅方向についての長さが投函口の幅全体に及んでいる場合には、小フラップを投函口の閉鎖方向に戻す付勢力を大きくしないと、小フラップの戻りが悪くなる可能性がある。
本開示の目的は、フラップを投函口の閉鎖方向に戻す付勢力を小さくしやすくなり、かつ、防犯性を高くできる郵便受けを提供することにある。
本開示の郵便受けは、投函口から投函された投函物を収容するポスト本体と、ポスト本体に回動可能に支持され投函口を開閉するフラップ組と、を備える郵便受けであって、フラップ組は、対向して2列に配列された第1フラップ及び第2フラップにより形成され、第1フラップは、投函口の幅方向一方側に配置された第1軸を中心に回動可能であり、第2フラップは、投函口の幅方向他方側に配置された第2軸を中心に回動可能であり、第1フラップ及び第2フラップの少なくとも一方は、複数の可動片を有し、かつ、投函口の閉鎖方向に付勢されており、投函口、第1フラップ及び第2フラップを投函方向に見た状態で投函口の内側範囲内で、第1フラップ及び第2フラップのそれぞれの投函口の幅方向についての長さは、投函口の幅より小さい、郵便受けである。
本開示に係る郵便受けによれば、外部から人が投函口に手を入れてポスト本体内の投函物を引き抜こうとしたときに、手で押し込んでいるフラップの可動片とは異なる可動片は閉鎖したままの状態となるので、投函物は閉じた可動片に突き当たって投函口からの取り出しが防止される。さらに、各フラップを投函方向に見た状態で投函口の内側範囲内で、各フラップの投函口の幅方向についての長さは、投函口の幅より小さい。これにより、フラップを閉鎖方向に戻す付勢力を小さくしやすくなり、かつ、防犯性を高くできる。
実施形態の郵便受けを正面側から見た斜視図である。 図1の郵便受けにおいて、第1前扉及び第2前扉を取り外して示す斜視図である。 図1の郵便受けにおいて、蓋扉を開けた状態を上側から見た斜視図である。 図3の郵便受けから投函口及びフラップ組を有する上部ユニットを取り出して示す斜視図である。 図4の上部ユニットを上側から見た図である。 図4の上部ユニットの分解斜視図である。 図6から上枠及び下枠を省略して、下側から見た斜視図である。 実施形態において、投函口に投函物を入れるときの各フラップの複数の可動片の動きを示す斜視図である。 実施形態の別例の郵便受けにおいて、蓋扉を開けた状態を上側から見た斜視図である。 実施形態の別例の郵便受けにおいて、切り換え機構の概略図である。
以下、図面を用いて本開示の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材料及び個数は、説明のための例示であって、郵便受けの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
以下の説明及び図面で、Rは、郵便受けの正面側から見た場合の右側であり、Lは、同じく左側であり、Fは、郵便受けの正面側であり、Bは、郵便受けの裏側である。R及びLを結ぶ方向と、F及びBを結ぶ方向とは、互いに直交する。
図1は、実施形態の郵便受け12を正面側から見た斜視図である。図2は、郵便受け12において、第1前扉14及び第2前扉16を取り外して示す斜視図である。図3は、郵便受け12において、蓋扉18を開けた状態を上側から見た斜視図である。郵便受け12は、例えば戸建住宅等で使用される。例えば、郵便受け12は、住宅等の玄関の壁面、または門柱、または外塀の壁面に配置した状態で固定され、郵便物等の投函物100(図8)を受け取り可能である。投函物100の配達員は、郵便受け12の上部に設けられた蓋扉18を開けた状態で、投函口30(図3)から内側に投函物100を投函可能である。
郵便受け12は、略直方体状で上方及び正面側Fが開口したポスト本体19と、ポスト本体19の上部に回動可能に取り付けられた蓋扉18と、ポスト本体19の前側に回動可能に取り付けられた第1前扉14及び第2前扉16と、ポスト本体19の上部に取り付けられた上部ユニット20(図3)とを備える。ポスト本体13は、例えば金属板により形成され、内側に収容部19aを有する。収容部19aは、投函口22から投函された投函物100を収容する略直方体の箱状である。
蓋扉18は、ポスト本体19の上部に、後述の上部ユニット20(図3)の上側を覆うように回動可能に取り付けられる。第1前扉14は、ポスト本体19の正面側Fの開口19b(図2)の上下方向中間部から下端部にわたる部分を塞ぐように、ポスト本体19に、正面側F端で左右方向に沿った軸(図示せず)を中心に回動可能に取り付けられる。第2前扉16は、ポスト本体19の正面側Fの開口19bの上端部を塞ぐように、ポスト本体19に、正面側F端の上端部で左右方向に沿った軸(図示せず)を中心に回動可能に取り付けられる。
第1前扉14及び第2前扉16の閉鎖状態で、第1前扉14の上端部の裏側B部分は、第2前扉16の下端部で覆われる。第1前扉14の上端部で、第2前扉16の閉鎖時に第2前扉16で覆われる部分には、ダイヤル錠(図示せず)が設置されている。ダイヤル錠の施錠状態では、ダイヤル錠の裏側B端部に設けられ、回転可能な突起が、後述の上部ユニット20の正面側F端部の下端に係合する。これにより、第1前扉14は、正面側Fへの回動が禁止される。投函物100の受取人が郵便受け12から投函物100を取り出す場合には、第2前扉16を上げて、ダイヤル錠を露出させた状態で、ダイヤル錠を操作してダイヤル錠を解錠する。この状態で、ダイヤル錠の突起と上部ユニット20との係合が解除される。この状態で、受取人は第1前扉14を正面側Fに回動させて、収容部19aから投函物を取り出す。
蓋扉18は、ポスト本体19に、裏側B端部の上端部で左右方向に沿った軸(図示せず)を中心に回動可能に取り付けられる。図3のように蓋扉18を持ち上げるように回動した状態で、投函口22及びフラップ組32を有する後述の上部ユニット20が露出する。上部ユニット20は、ポスト本体19の上部で蓋扉18より内側に、ポスト本体19の上部の開口を塞ぐように取り付けられる。
図4は、郵便受け12から上部ユニット20を取り出して示す斜視図である。図5は、図4の上部ユニット20を上側から見た図である。図6は、上部ユニット20の分解斜視図である。図7は、図6から上枠21及び下枠26を省略して、下側から見た斜視図である。
上部ユニット20は、上枠21と、上枠21の下側に組付けられた下枠26と、第1軸40、第2軸42、及びフラップ組32とを含む。上枠21及び下枠26は、それぞれ全体が略矩形枠状に形成される。上枠21には、上下方向に貫通し左右方向に長い矩形状の投函口22が形成される。投函口22は、例えば長さが24cm、厚みが7cm、幅が17cm程度の大きい直方体状の投函物を通過可能な大きさである。上枠21は、ポスト本体19に固定される。上枠21の幅方向一端部(正面側F端部)の長手方向(左右方向)複数位置には、後述の第1付勢部材44の係止用の孔23が形成される。上枠21の幅方向他端部(裏側B端部)の下端面の長手方向複数位置には、後述の第2付勢部材46の係止用の溝24が形成される。上枠21の長手方向両端部の幅方向両側に離れた位置には、後述の第1軸40及び第2軸42を貫通させて支持する支持孔25a、25bが形成される。上枠21の下側面には矩形枠状の凹部21aが形成される。
下枠26の幅方向他端部(裏側B端部)の上端面の長手方向複数位置には、第2付勢部材46の係止用の溝27が形成される。上枠21の凹部21aに下枠26を嵌め込んだ状態で、下枠26は上枠21にねじ止めにより結合される。
さらに、上枠21には、フラップ組32が支持される。フラップ組32は、対向して2列に配列された第1フラップ33及び第2フラップ35により形成される。具体的には、上枠21の正面側Fの2つの支持孔25aには第1軸40の両端部が貫通して支持される。第1軸40の長手方向複数位置には、複数の第1可動片34が左右方向に並んで回動可能に支持される。複数の第1可動片34は、第1フラップ33を形成する。第1可動片34は、略三角形の板状であり、基端部の幅広部34aから先端に向かって左右方向長さが小さくなっている。
第1可動片34の基端部の左右方向両端部には第1軸40が貫通する。第1軸40の複数位置で第1可動片34の基端部の左右方向中間部の下側には、コイルばねである第1付勢部材44が支持される。第1付勢部材44の一端部は上枠21の孔23に係止され、第1付勢部材44の他端部は、第1可動片34の下面に押し付けられる。第1可動片34に外力が加わらない状態で第1可動片34は上枠21の投函口22の下側で投函口22の幅方向に延びて、後述の第2可動片36と共に投函口22を開閉可能に塞ぐ。これにより、第1可動片34は、投函口22の閉鎖方向に付勢される。すなわち、第1可動片34は、外力が加わらない状態で、投函口22の閉鎖を維持するように第1付勢部材44により付勢される。
一方、上枠21の裏側Bの2つの支持孔25bには、第2軸42の両端部が貫通して支持される。第2軸42の長手方向複数位置には、複数の第2可動片36が左右方向に並んで回動可能に支持される。複数の第2可動片36は、第2フラップ35を形成する。第2可動片36の形状は、第1可動片34と同様であり、基端から先端に向かう方向が第1可動片34とは逆である。第2可動片36の基端部の左右方向両端部には第2軸42が貫通する。第2軸42の複数位置で第2可動片36の基端部の左右方向中間部の下側には、コイルばねである第2付勢部材46が支持される。第2付勢部材46の一端部は上枠21の溝24と下枠26の溝27とに上下方向両側から挟まれるように係止される。第2付勢部材46の他端部は、第2可動片36の下面に押し付けられる。第2可動片36に外力が加わらない状態で第2可動片36は上枠21の投函口22の下側で投函口22の幅方向に延びて、第1可動片34と共に投函口22を開閉可能に塞ぐ。これにより、第2可動片36は、投函口22の閉鎖方向に付勢される。この状態で、第2可動片36は、隣り合う2つの第1可動片34の間に形成される三角形の谷部状の空間に差し込まれる。これにより、第1可動片34と第2可動片36とは、投函口22よりポスト本体19の内側である投函口22の下側で、投函口22の長手方向に交互に配置され、外力が加わらない状態で、全体で略水平方向に沿った平板状となる。
さらに、複数の第1可動片34は、基端部の幅広部34aが左右方向に連続するように、左右方向に並んでいる。複数の第2可動片36も、基端部の幅広部36aが左右方向に連続するように、左右方向に並んでいる。これにより、フラップ組32は、ポスト本体19に回動可能に支持され、投函口22を開閉する。また、第1フラップ33及び第2フラップ35は、投函口22の幅方向に対向して2列に配列される。さらに、第1フラップ33は、投函口22の幅方向一方側に配置された第1軸40を中心に回動可能であり、第2フラップ35は、投函口22の幅方向他方側に配置された第2軸42を中心に回動可能である。さらに、図5のように、投函口22、第1フラップ33及び第2フラップ35を投函方向に見た状態で投函口22の内側範囲内で、第1フラップ33及び第2フラップ35のそれぞれの投函口22の幅方向(図5の上下方向)についての長さL1,L2は、投函口22の幅Wより小さい。さらに、第1軸40及び第2軸42は、投函口22より下側で、投函口22の内側範囲と投函方向に重ならない位置に配置される。
さらに、複数の第1可動片34、及び、複数の第2可動片36はそれぞれ独立して回動可能である。また、複数の第1可動片34及び複数の第2可動片36のそれぞれは、投函口22の長手方向(図5の左右方向)についての長さが先端に向かうほど小さくなる形状である。
図8は、実施形態において、投函口22(図3)に投函物100を入れるときの各フラップ33,35の複数の可動片34,36の動きを示す斜視図である。図8に示すように、配達員による投函口22への投函物100の投函時に、フラップ組32が上側から投函物100によって押されると、各可動片34,36が第1軸40または第2軸42を中心に収容部19a側に回動する。そして、図8の状態から各可動片34,36がさらに収容部19a側に回動した状態で投函物100を収容部19aに落下させることができる。投函物100が落下した後、各可動片34,36は、各付勢部材44、46(図7)によって閉鎖方向に回動して略水平状態となる。
一方、投函物100を盗もうとする者が外部から投函口22に手を入れて、収容部19aから投函物100を引き抜こうとした場合には、手で押し込んでいるフラップ33,35の可動片34,36とは異なる可動片34,36は閉鎖したままの状態となるので、手より大きな投函物100は、閉じた可動片34,36に突き当たって、投函口22からの投函物100の取り出しが防止される。さらに、各フラップ33,35を投函方向に見た状態で投函口22の内側範囲内で、各フラップ33,35の投函口22の幅方向についての長さL1,L2は、投函口22の幅Wより小さい。これにより、各フラップ33,35を閉鎖方向に戻す付勢力を小さくしやすくなり、かつ、防犯性を高くできる。
さらに、第1軸40及び第2軸42は、投函口22より下側で、投函口22の内側範囲と投函方向に重ならない位置に配置される。これにより、投函口22内で投函物100が通過可能な部分の大きさが、第1軸40及び第2軸42の存在によって小さくなることがない。このため、郵便受け12に投函可能な投函物100を大きくしやすくなる。
さらに、複数の第1可動片34、及び、複数の第2可動片36はそれぞれ独立して回動可能であるので、第1フラップ33及び第2フラップ35のそれぞれで、投函物100の引き抜き時に、手で押し込むことにより下側に開いている可動片と、閉鎖状態の可動片とが混在する。これにより、投函物100を収容部19aから、より引き抜きにくくなるので、防犯性をより高くできる。
さらに、複数の第1可動片34及び複数の第2可動片36のそれぞれは、投函口22の長手方向についての長さL1,L2が先端に向かうほど小さくなる形状である。これにより、投函口22の投函方向に見た各可動片34,36の面積が小さくなるので、投函口22から収容部19a内の投函物100をより引き抜きにくくなる。
なお、上記では、付勢部材44,46としてコイルバネを用いた場合を説明したが、これに限定するものではなく、付勢部材は、フラップの可動片を投函口22の閉鎖方向に付勢する板バネや、ゴム等の弾性部材としてもよい。
図9は、実施形態の別例の郵便受け12aにおいて、蓋扉18を開けた状態を上側から見た斜視図である。図10は、切り換え機構50の概略図である。本例の構成では、フラップ組60を形成する第1フラップ61は、投函口22の幅方向一方側(正面側F)に配置された第1軸40(図6)を中心に回動可能な複数の第1可動片62により形成される。複数の第1可動片62は略矩形板状であり、独立して回動可能である。複数の第1可動片62は、コイルバネ等の第1付勢部材(図示せず)により、投函口22の閉鎖方向に付勢される。一方、フラップ組60を形成する第2フラップ63は、投函口22の幅方向他方側(裏側B)に配置された第2軸42(図10)を中心に回動可能である。第2フラップ63は、投函口22の長手方向に長い略矩形板状であり、複数の第1可動片62と投函口22の幅方向に対向する。第2フラップ63は、コイルバネ等の第2付勢部材(図示せず)により、投函口22の閉鎖方向に付勢される。これにより、第1フラップ61及び第2フラップ63は、投函口22の幅方向に対向して2列に配列される。
さらに、上枠64には、第2フラップ63の回動許可及び回動禁止を切り換える切り換え機構50が支持される。例えば、第2フラップ63は、第2軸42に幅方向一端部(裏側B端部)が固定される。図10に示すように、切り換え機構50は、例えば第2軸42の両端部に固定された2つの歯車51と、歯車51に外周側から係合した爪部52と、爪部52に形成された腕部53の先端部に、一端部が回動可能に連結された軸部54とを含んで構成される。図10では、第2軸42の一端側の切り換え機構50を示しているが、第2軸42の他端側の切換機構も同様である。
切り換え機構50を形成する2つの軸部54は、上枠64の投函口22の長手方向両端より長手方向の外側の下側に、投函口22の幅方向と平行な方向に沿って配置される。各軸部54は、長手方向にのみ移動可能に、上枠64に支持される。軸部54は、投函口22の幅方向一方側(正面側F)に、軸付勢部材55により付勢される。そして、軸部54に外力が加わらない状態で、爪部52が軸付勢部材55の付勢力に応じて、腕部53の先端部を中心に回動して、歯車51に係合することで、第2軸42に固定された第2フラップ63の回動が禁止される。軸部54の爪部52とは反対側の端部(正面側F端部)の上側には操作部56が形成される。操作部56は、上枠21に形成され、投函口22の幅方向に長い開口57から上側に突出する。これにより、投函口22の長手方向両端より長手方向外側の2つの位置には、互いに所定距離以上、離れて配置された2つの操作部56が配置される。2つの操作部56の距離は、人が両手を使わないと同時に操作できない距離であり、例えば所定距離は20cmである。これにより、切り換え機構50は、2つの操作部56が同時に操作されている場合にのみ、各歯車51から爪部52が退避して、第2フラップ63の回動を許可する。さらに、各フラップ63を投函方向に見た状態で投函口22の内側範囲内で、各フラップ61,63の投函口22の幅方向についての長さは、投函口22の幅より小さい。
本例の構成により、投函物を郵便受け12aに入れる場合には、投函物をフラップ組60の上に置いた状態で、配達員が両手を使って2つの操作部56を同時に操作することで、第2フラップ63の回動を許可し、投函物の重みによって各フラップ61,63を郵便受け12aの内側に回動させて、投函物を郵便受け12aの収容部19aに落下させる。一方、投函物を盗もうとする者が外部から投函口22に手を入れて、収容部19aから投函物を引き抜こうとした場合には、2つの操作部56を両手で同時に操作して第2フラップ63の回動を許可しなければならないので、投函口22に手を入れることすらできなくなる。これにより、防犯性をより高くできる。本例において、その他の構成及び作用は、図1~図8の構成と同様である。
なお、本例では、2つの操作部56の操作によって、機構的に切り換え機構50を切り換える場合を説明したが、2つの操作部を通常時にオフされるオンオフスイッチとし、2つの操作部が同時にオン操作された場合にのみ、切り換え機構が第2軸42の回動を許可するように、制御部により切り換え機構の動作を制御してもよい。この場合、例えば切り換え機構を切り換えるための動力にモータが用いられる。
また、切り換え機構は、2つの操作部が同時に操作されている場合と、第2フラップ63に上側から力が加わる場合とのいずれかが生じた場合のみに回動が許可されるようにしてもよい。例えば、第2フラップ63の下側に荷重を検知する荷重センサを設けて、第2フラップ63の上側から荷重が加わったことが荷重センサによって検知された場合に、制御部によって切り換え機構が第2軸42の回動を許可するようにしてもよい。これにより、配達員が投函物を配達するときに、投函物を第2フラップ63の上に載せて第2フラップ63を下に押すと、荷重センサが下側への荷重を検出して、第2フラップ63の回動が許可されるので、2つの操作部を操作することなく、郵便受けに投函物を入れることができる。
また、図9、図10の構成において、第1フラップ61及び第2フラップ63の両方、または第1フラップ61のみの回動許可及び回動禁止が切り換え機構によって切り換えられるようにしてもよい。また、図1~図8の構成において、第1フラップ及び第2フラップの少なくとも一方のフラップの回動許可及び回動禁止を切り換える切り換え機構を有し、切り換え機構は、互いに所定距離以上、離れて配置された2つの操作部が同時に操作されている場合に少なくとも一方のフラップの回動を許可する構成としてもよい。
また、上記の各例において、第1フラップ及び第2フラップは、上下方向について異なる位置に配置され、投函方向に一部、例えば先端部が重なるように配置されてもよい。この場合には、第1フラップ及び第2フラップは、投函方向に対向する。
また、上記の各例では、フラップ組を支持する第1軸及び第2軸を、ポスト本体に固定した上枠に支持する場合を説明したが、第1軸及び第2軸は、ポスト本体に直接支持されてもよい。このとき、ポスト本体の上部に直接に投函口が形成されてもよい。
12,12a 郵便受け、13 ポスト本体、14 第1前扉、16 第2前扉、18 蓋扉、19 ポスト本体、19a 収容部、19b 開口、20 上部ユニット、21 上枠、21a 凹部、22 投函口、23 孔、24 溝、25a,25b 支持孔、26 下枠、27 溝、30 投函口、32 フラップ組、33 第1フラップ、34 第1可動片、34a 幅広部、35 第2フラップ、36 第2可動片、36a 幅広部、40 第1軸、42 第2軸、44 第1付勢部材、46 第2付勢部材、50 切り換え機構、51 歯車、52 爪部、53 腕部、54 軸部、55 軸付勢部材、56 操作部、57 開口、60 フラップ組、61 第1フラップ、62 第1可動片、63 第2フラップ、64 上枠、100 投函物。

Claims (5)

  1. 投函口から投函された投函物を収容するポスト本体と、
    前記ポスト本体に回動可能に支持され前記投函口を開閉するフラップ組と、を備える郵便受けであって、
    前記フラップ組は、対向して2列に配列された第1フラップ及び第2フラップにより形成され、前記第1フラップは、前記投函口の幅方向一方側に配置された第1軸を中心に回動可能であり、前記第2フラップは、前記投函口の幅方向他方側に配置された第2軸を中心に回動可能であり、
    前記第1フラップ及び前記第2フラップの少なくとも一方は、複数の可動片を有し、かつ、前記投函口の閉鎖方向に付勢されており、
    前記投函口、前記第1フラップ及び前記第2フラップを投函方向に見た状態で前記投函口の内側範囲内で、前記第1フラップ及び前記第2フラップのそれぞれの前記投函口の幅方向についての長さは、前記投函口の幅より小さい、
    郵便受け。
  2. 請求項1に記載の郵便受けにおいて、
    前記第1軸及び前記第2軸は、前記投函口より前記ポスト本体の内側で、前記投函口の内側範囲と投函方向に重ならない位置に配置される、
    郵便受け。
  3. 請求項1または請求項2に記載の郵便受けにおいて、
    前記第1フラップは、前記複数の可動片として、独立して回動可能な複数の第1可動片を有し、
    前記第2フラップは、前記複数の可動片として、独立して回動可能な複数の第2可動片を有する、
    郵便受け。
  4. 請求項3に記載の郵便受けにおいて、
    前記複数の第1可動片及び前記複数の第2可動片のそれぞれは、前記投函口の長手方向についての長さが先端に向かうほど小さくなる形状である、
    郵便受け。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の郵便受けにおいて、
    前記第1フラップ及び前記第2フラップの少なくとも一方のフラップの回動許可及び回動禁止を切り換える切り換え機構を有し、
    前記切り換え機構は、互いに所定距離以上、離れて配置された2つの操作部が同時に操作されている場合に前記少なくとも一方のフラップの回動を許可する、
    郵便受け。
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