JP2022045562A - 蓄電池システム、及び蓄電池システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
蓄電池システムは、商用電力系統への逆潮流を制限する制限機能を備える。この制限機能を実現するために、蓄電池システムは、自システムの出力の潮流を監視するための電流センサを備える。
さらに、蓄電池システムは、自システムの制御や自システムの操作者への出力のために発電装置の発電電力を監視する。このため、蓄電池システムは、発電装置の発電電力を求めるために必要な電流センサも備える。
図9は、発電装置が設置された需要家内に蓄電池システムを設置した場合の従来の構成を示した図である。図9は、発電装置をいわゆるシングル発電で運用する場合を示している。
シングル発電とは、発電装置が発電電力を交流電路へ供給しているときには蓄電池システムの放電を制限する運用形態である。
蓄電池システム100は、既設の発電装置108と負荷104との間に接続された蓄電装置110と、電力系統102と発電装置108との間に設けられた電流センサ112と、交流電路106から発電装置108へ延びる分岐路114に設けられた電流センサ116と、を備える。
電流センサ116は、発電装置108の発電電力を求めるために用いられる。電流センサ116は、分岐路114に設けられたCT116aを含む。
ダブル発電とは、発電装置が発電電力を交流電路へ供給しているときに蓄電池システムの放電を許容する運用形態である。
ダブル発電の場合、発電装置108が発電中であっても、自システムから放電することがある。このため、自システムの出力の潮流を監視する電流センサ112は、発電装置108と、蓄電装置110との間に設けられる。また、発電装置108の発電電力を求めるために用いられる電流センサ116は、電力系統102と発電装置108との間に設けられる。
つまり、発電装置の運用形態に応じた設置位置に各電流センサを設置する必要がある。そのため、各電流センサを誤った位置に設置する等の施工ミスが発生する可能性がある。この場合、各電流センサを適切な位置に設置しなおす必要があり、設置作業が煩雑化する。
[実施形態の概要]
(1)実施形態である蓄電池システムは、電力系統と負荷との間に発電装置が接続された交流電路に系統連系する蓄電池システムであって、前記交流電路における前記発電装置の接続点よりも前記電力系統側の部分の電流を計測する第1電流センサと、前記交流電路における前記発電装置の接続点よりも前記負荷側の部分の電流を計測する第2電流センサと、蓄電池と、前記交流電路における前記第1電流センサよりも負荷側の部分に接続され、前記蓄電池を充放電させる充放電部と、前記第1電流センサの計測値及び前記第2電流センサの計測値のうちのいずれか一方を、前記蓄電池の放電時における前記交流電路の潮流を監視するための計測値として選択する選択部と、を備える。
つまり、センサの配置はそのままで、第1電流センサ及び第2電流センサの役割を、発電装置の運用形態(シングル発電又はダブル発電)に応じて切り替えることができる。
この結果、発電装置の運用形態に関わらず、第1電流センサ及び第2電流センサの設置位置を画一化することができ、電流センサを誤った位置に設置する等といった施工ミスの発生を抑制することができる。
なお、シングル発電とは、発電装置が発電電力を交流電路へ供給しているときには蓄電池システムの放電を制限する運用形態であり、ダブル発電とは、発電装置が発電電力を交流電路へ供給しているときに蓄電池システムの放電を許容する運用形態である。
この場合、例えば、蓄電池システムを設置する際に、発電装置の運用形態が未知であっても、両電流センサを交流電路に設けた後に、入力部に操作入力を与えることで、発電装置の運用形態に応じて潮流の監視に適切な計測値を選択することができる。
さらに、蓄電池システムを設置した後に、発電装置の運用形態をシングル発電からダブル発電、又はダブル発電からシングル発電に変更する必要が生じた場合であっても、入力部に操作入力を与えることで、発電装置の運用形態に応じて潮流の監視に適切な計測値を選択することができる。
この場合、制御部は、第1電流センサの計測値と、第2電流センサの計測値とから得られる発電装置の発電電力をシステムの操作者へ出力することができる。
この場合、発電装置の運用形態がシングル発電であれば、第1電流センサの計測値が逆潮を示す場合、蓄電池の放電電力が逆潮していると判断することができる。
また、発電装置の運用形態がダブル発電であれば、第2電流センサの計測値が逆潮を示す場合、蓄電池の放電電力が逆潮していると判断することができる。
よって、蓄電池の放電電力が逆潮しているか否かを適切に監視することができる。
この場合、第1電流センサの計測値から得られる電力と第2電流センサの計測値から得られる電力との差分から自システムの放電電力を減算することで、発電装置の発電電力を求めることができる。よって、発電装置の発電電力と、第1電流センサの計測値とに基づいて、蓄電池の電力が逆潮しているか否かを監視することができる。
また、交流電路の潮流を監視するための計測値を第1電流センサの計測値から第2電流センサの計測値に切り替える場合、第1電流センサの配置はそのままで、第2電流センサの配置のみを変更すれば蓄電池の電力が逆潮しているか否かを監視することができる。よって、両電流センサの設置位置を混同することが無く、両電流センサを誤った位置に設置する等といった施工ミスの発生を抑制することができる。
この場合、第1電流センサ及び第2電流センサのうち、交流電路の潮流を監視するための電流センサとして用いられる電流センサについては、2つの電力線を流れる電流を検出する必要がある。
一方、発電装置の発電電力を求めるために用いられる電流センサについては、当該発電装置が接続されている、中性線以外の2つの電力線のいずれか一方にセンサ素子を設ければ発電装置の発電電力を求めることができる。この場合、中性線以外の2つの電力線の両方にセンサ素子を設けた場合と比較して、センサ素子の数を減らすことができる。
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下に記載する各実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔第1実施形態について〕
図1は、第1実施形態に係る蓄電池システムが設置された需要家内の機器構成を示す図である。
図1中、蓄電池システム1は、単相3線式の商用電力系統2と、需要家内の負荷4とを繋ぐ交流電路6に接続されている。
交流電路6は、U線、O線(中性線)、及びW線の3つの電力線を含む。
なお、以下の説明では、交流電路6において商用電力系統2側を「上流」とし、負荷4側を「下流」とする。
第1発電装置8は、例えば、太陽光発電装置であり、U-W線間に接続されている。
第2発電装置10は、例えば、燃料電池発電装置を備えた家庭用コージェネレーションシステムであり、W-O線間に接続されている。
第1発電装置8、及び第2発電装置10は、商用電力系統2に系統連系するためのパワーコンディショナ(図示省略)と、発電を行う発電部(図示省略)とを備えている。発電部が発電した電力は、交流電路6を介して負荷4へ供給するように構成されている。
第1電流センサ16及び第2電流センサ18は、交流電路6に設けられている。
第1電流センサ16は、第1発電装置8の接続点8u,8wよりも上流側(商用電力系統2側)に設けられている。つまり、第1電流センサ16は、商用電力系統2と、第1発電装置8の接続点8u,8wとの間に設けられている。よって、第1電流センサ16は、商用電力系統2と、接続点8u,8wとの間に流れる電流を検出する。
第1電流センサ16は、U線に設けられたセンサ素子16uと、W線に設けられたセンサ素子16wとを含む。センサ素子16u,16wは、U線及びW線に流れる電流を検出する。
センサ素子16u,16wは、蓄電装置14に接続されている。センサ素子16u,16wは、電流を検出した結果を示す出力(計測値)を蓄電装置14へ与える。センサ素子16u,16wの計測値は、交流電路6(U線及びW線)に流れる電流の電流値を示す情報と、その電流の潮流を示す情報とを含む。
第2電流センサ18は、U線に設けられたセンサ素子18uと、W線に設けられたセンサ素子18wとを含む。センサ素子18u,18wは、U線及びW線に流れる電流を検出する。
センサ素子18u,18wは、蓄電装置14に接続されている。センサ素子18u,18wは、電流を検出した結果を示す出力(計測値)を蓄電装置14へ与える。センサ素子18u,18wの計測値は、交流電路6(U線及びW線)に流れる電流の電流値を示す情報と、その電流の潮流を示す情報とを含む。
図2中、蓄電装置14は、蓄電池24と、電力変換部26と、制御装置28とを備える。
蓄電池24は、例えば、リチウムイオン電池である。蓄電池24は、電力変換部26を介して交流電路6に接続されている。
電力変換部26は、双方向性のインバータ回路とDC/DCコンバータとを内蔵する。電力変換部26は、交流電路6に接続されており、交流電路6に系統連系し、電力変換を行って蓄電池24に充放電を行わせる充放電部としての機能を有する。
電力変換部26は、蓄電池から電力を放電させる場合、直流から交流への電力変換を行う。また、電力変換部26は、蓄電池に電力を充電する場合、交流から直流への電力変換を行う。
制御装置28は、第1電流センサ16及び第2電流センサ18からの計測値に加え、電力変換部26からの情報に基づいて、電力変換部26を制御する。
電力変換部26からの情報には、電力変換部26と交流電路6とを繋ぐ枝線14u,14wに流れる電流の電流値や、交流電路6の電圧が含まれる。
選択部28aは、第1電流センサ16の計測値及び第2電流センサ18の計測値のうちのいずれか一方を、蓄電池24の放電時における交流電路6の潮流を監視するための計測値として選択する機能を有する。
選択部28aによって選択された計測値は、蓄電池24の電力の逆潮を監視するために用いられる。
演算部28cは、第1電流センサ16及び第2電流センサ18からの計測値や、電力変換部26からの情報に基づいて、発電装置8,10の発電電力や、売買電力等、本システム1の操作者へ出力する情報を演算する機能を有する。
図3は、リモコン20の操作パネルの一例を示す正面図である。
図3に示すように、リモコン20の操作パネル30には、操作者により操作される複数の操作スイッチを含む操作スイッチ群32と、液晶表示部34と、4つの表示切替スイッチ36とが設けられている。
入力部20a(図2)は、操作スイッチ群32と、操作スイッチ群32を制御する制御部(図示せず)を含んで構成されている。操作スイッチ群32は、操作者による操作入力を受け付ける。操作スイッチ群32の制御部は、受け付けた操作者による操作入力に対応する命令を制御装置28へ与える。
前記命令を受け付けた制御装置28は、当該命令に基づいた動作を行う。
液晶表示部34は、制御装置28による命令に基づいた表示を出力する。また、液晶表示部34は、制御装置28から与えられる電力に関する情報を受け付けると、電力に関する情報を表示する。4つの表示切替スイッチ36は、需要家内の発電電力、消費電力、売買電力、及び蓄電池10bの充放電電力に対応している。液晶表示部34は、4つの表示切替スイッチ36のうちいずれかが操作者により操作されると、操作された表示切替スイッチ36に対応する電力の値を表示出力する。
よって、発電装置の発電電力Ppvは、第1電流センサ16の計測値と第2電流センサ18の計測値とに基づいて得られる発電装置8,10の発電電流値と、電力変換部26から得られる交流電路6の電圧とから求められる。発電電力Ppvは、センサ素子16uとセンサ素子16wの両方から求められる電力の合算値から、センサ素子18uとセンサ素子18wの両方から求められる電力の合算値を減算することで求められる。
なお、発電電力Ppvは、第1発電装置8の発電電力と、第2発電装置10の発電電力との合算値である。
また、負荷4の消費電力Ploadは、下記式によって求められる。
消費電力Pload = Pgrid + Ppv + Pinv
つまり、系統電力Pgrid(売買電力)は、電流が順潮流の場合に正の値を示す。
また、発電電力Ppvは、発電している場合に正の値を示す。
また、充放電電力Pinvは、放電している場合に正の値を示す。
これにより、制御装置28は、第1電流センサ16の計測値と、第2電流センサ18の計測値とから得られる発電装置8,10の発電電力を操作者へ出力することができる。
制御装置28は、蓄電池24の充放電を状況に応じて行うが、図4では、制御装置28が、蓄電池24に電力を放電させる場合についてのみ説明する。
まず、本システム1の操作者が本システム1を停止状態から起動すると、制御装置28は、リモコン20の液晶表示部34に、発電装置8,10の運用形態がシングル発電及びダブルのいずれであるかを操作者に選択させるための選択画面を表示させ(図4中、ステップS1)、操作者による操作入力をリモコン20によって受け付ける(図4中、ステップS2)。
図5中の選択画面40は、一方の選択肢である「シングル発電」を示すシングル発電表示40aと、他方の選択肢である「ダブル発電」を示すダブル発電表示40bとを含む。両表示40a,40bのいずれか一方には、その一方が選択されていることを示す選択表示40cが表示される。
選択表示40cは、両表示40a,40bのいずれか一方の周囲を囲む矩形状の表示である。図5では、シングル発電表示40aが選択表示40cに囲まれており、シングル発電表示40aが選択されていることを示している。
選択表示40cは、操作者による操作スイッチ群32の操作により、両表示40a,40bのいずれかを選択した状態に切り替えることができる。
このように、本システム1は、発電装置8,10の運用形態がシングル発電及びダブルのいずれであるかを操作者に選択させるための選択画面を液晶表示部34に表示させ、操作者によって選択された操作入力(シングル発電又はダブル発電)を操作スイッチ群32によって受け付ける。
ここでは、シングル発電が選択された場合について説明する。
また、ダブル発電とは、発電装置8,10が発電電力を交流電路6へ供給しているときに蓄電池システム1の放電を許容する運用形態である。なお、いずれの運用形態の場合も、蓄電池24の放電電力が商用電力系統2への逆潮は制限される。
発電装置8,10の運用は、商用電力系統2を管理する電力会社との契約等によって定まる。
選択部28aは、以降の処理において、第1電流センサ16の計測値を交流電路6の潮流監視に用いる計測値として用いる。
なお、ステップS2においてダブル発電を選択する旨の操作入力を受け付けると、制御装置28の選択部28aは、交流電路6の潮流監視に用いるセンサとして第2電流センサ18を選択する。
制御装置28は、ステップS4で得た計測値や電力変換部26からの情報に基づいて、蓄電池24の放電制御を行う。
この場合、制御装置28は、選択部28aが潮流監視用センサとして選択した第1電流センサ16の計測値に基づいて蓄電池24の放電制御を行う。
ここでは、シングル発電が選択されているので、蓄電池24の放電を行う場合、発電装置8,10は原則として発電を行っていない。よって、制御装置28は、第1電流センサ16の計測値が示す潮流が逆潮流とならないように制御を行う。第1電流センサ16の計測値が示す潮流が逆潮流となる場合、蓄電池24の放電電力が逆潮していることを示すからである。
シングル発電が選択される場合において、第2電流センサ18よりも上流側である第1電流センサ16が潮流監視用センサとして選択されるので、仮に発電装置8,10が発電しているときに蓄電池24に放電させてしまったとしても、第1電流センサ16の計測値に基づいて、蓄電池24の放電電力が逆潮しているか否かを判定することができる。
このような理由から、シングル発電が選択される場合には、選択部28aによって第1電流センサ16が選択される。
このようにして、制御装置28は、電力変換部26による蓄電池24の放電を制御する。
上述したように、ステップS2においてダブル発電を選択する旨の操作入力を受け付けると、制御装置28の選択部28aは、第2電流センサ18を交流電路6の潮流監視に用いるセンサとして選択する(図4中、ステップS3)。
選択部28aは、以降の処理において、第2電流センサ18の計測値を交流電路6の潮流監視に用いる計測値として用いる。
この場合、制御装置28は、選択部28aが潮流監視用センサとして選択した第2電流センサ18の計測値に基づいて蓄電池24の放電制御を行う。
第2電流センサ18の下流側には、蓄電装置14及び負荷4が接続されている。よって、制御装置28は、第2電流センサ18が示す潮流が逆潮とならないように制御を行う。発電装置8,10の発電電力に関わらず、第2電流センサ18が示す計測値が逆潮流となる場合、蓄電池24の放電電力が逆潮していることを示すからである。
よって、ダブル発電が選択される場合には、選択部28aによって第2電流センサ18が選択される。
つまり、第1電流センサ16及び第2電流センサ18の配置はそのままで、第1電流センサ16及び第2電流センサ18の役割を、発電装置8,10の運用形態(シングル発電又はダブル発電)に応じて切り替えることができる。
この結果、発電装置8,10の運用形態に関わらず、第1電流センサ16及び第2電流センサ18の設置位置を画一化することができ、電流センサを誤った位置に設置する等といった施工ミスの発生を抑制することができる。
このため、例えば、発電装置8,10すでに設置されている需要家内に、蓄電池システム1を設置する際に、発電装置8,10の運用形態が未知であっても、両電流センサ16,18を交流電路6に設けた後、操作スイッチ群32に操作入力を与えることで、発電装置の運用形態に応じて潮流の監視に適切な計測値(電流センサ)を選択することができる。
さらに、蓄電池システムを設置した後に、発電装置の運用形態をシングル発電からダブル発電、又はダブル発電からシングル発電に変更する必要が生じた場合であっても、操作スイッチ群32に操作入力を与えることで、発電装置8,10の運用に応じて潮流の監視に適切な計測値(電流センサ)を選択することができる。
この場合、発電装置8,10の運用形態がシングル発電であれば、第1電流センサ16の計測値が逆潮を示す場合、蓄電池24の放電電力が逆潮していると判断できる。また、発電装置8,10の運用形態がダブル発電であれば、第2電流センサ18の計測値が逆潮を示す場合、蓄電池24の放電電力が逆潮していると判断できる。
よって、蓄電池24の放電電力が逆潮しているか否かを適切に監視することができる。
図6は、第2実施形態に係る蓄電池システム1が設置された需要家内の機器構成を示す図である。
本実施形態では、蓄電装置14が第2発電装置10と第2電流センサ18との間に接続されている点において、第1実施形態と相違する。
この場合、発電装置8,10の発電電力Ppvは、第1電流センサ16の計測値に基づく電流値から、第2電流センサ18の計測値に基づく電流値と、蓄電装置14から放電される電流の電流値とを減算することで得られる電流値を用いて求めることができる。
また、発電装置8,10の運用形態をシングル発電からダブル発電に変更することに応じて、交流電路6の潮流を監視するための電流センサを第1電流センサ16から第2電流センサ18に切り替える場合、第2電流センサ18の位置を蓄電装置14の下流側に配置する必要がある。
本実施形態では、第1電流センサ16の配置はそのままで、第2電流センサ18の配置を変更すれば、蓄電池24の放電電力の潮流を監視することができる。よって、両電流センサ16,18の設置位置を混同することが無く、両電流センサ16,18を誤った位置に設置する等といった施工ミスの発生を抑制することができる。
図7は、第3実施形態に係る蓄電池システム1が設置された需要家内の機器構成を示す図である。
本実施形態では、第2発電装置10がU-W線間に接続されている点、及び、第2電流センサ18が、センサ素子18uのみを含んで構成されている点において、第1実施形態と相違する。
本実施形態において、第1電流センサ16は、O線(中性線)以外の2つの電力線を流れる電流を検出する2つのセンサ素子16u,16wを含んでいる。また、発電装置8,10の発電電力を求めるために用いられる第2電流センサ18は、発電装置8,10が接続されたU線を流れる電流を検出する1つのセンサ素子18uを含んでいる。
一方、発電装置8,10の発電電力を求めるために用いられる電流センサ(第2電流センサ18)については、当該発電装置8,10が接続されている、中性線以外の2つの電力線(U線又はW線)のいずれか一方にセンサ素子を設ければ発電装置8,10の発電電力を求めることができる。
よって、本実施形態によれば、第1実施形態のように、第1電流センサ16及び第2電流センサ18の両方がU線及びW線を流れる電流を検出するセンサ素子16u,16w,18u,18wを含む場合と比較して、センサ素子の数を減らすことができる。
これに対して、本実施形態では、第1電流センサ16及び第2電流センサ18のセンサ素子18uの配置はそのままで、センサ素子18wを設ければよいので、両電流センサ16,18の設置位置を混同することが無く、両電流センサ16,18を誤った位置に設置する等といった施工ミスの発生を抑制することができる。
図8は、第4実施形態に係る蓄電池システム1が設置された需要家内の機器構成を示す図である。
本実施形態では、発電装置11がW-O線間に接続されている点、及び、第1電流センサ16が、センサ素子16wのみを含んで構成されている点において、第1実施形態と相違する。
本実施形態において、第2電流センサ18は、O線(中性線)以外の2つの電力線を流れる電流を検出する2つのセンサ素子18u,18wを含んでいる。また、発電装置11の発電電力を求めるために用いられる第1電流センサ16は、発電装置11が接続されたW線を流れる電流を検出する1つのセンサ素子16wを含んでいる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
上記各実施形態では、単相3線式の商用電力系統2に系統連系する場合を示したが、単相2線式の電力系統に系統連系するように構成することもできる。
2 商用電力系統
4 負荷
6 交流電路
8 第1発電装置
8u 接続点
8w 接続点
10 第2発電装置
10b 蓄電池
10w 接続点
11 発電装置
14 蓄電装置
14u 枝線
14w 枝線
16 第1電流センサ
16u センサ素子
16w センサ素子
18 第2電流センサ
18u センサ素子
18w センサ素子
20 リモコン
20a 入力部
20b 出力部
22 操作パネル
24 蓄電池
26 電力変換部(充放電部)
28 制御装置
28a 選択部
28c 演算部
30 操作パネル
32 操作スイッチ群
34 液晶表示部
36 表示切替スイッチ
40 選択画面
40a シングル発電表示
40b ダブル発電表示
40c 選択表示
Pgrid 系統電力
Pinv 充放電電力
Pload 消費電力
Ppv 発電電力
Claims (9)
- 電力系統と負荷との間に発電装置が接続された交流電路に系統連系する蓄電池システムであって、
前記交流電路における前記発電装置の接続点よりも前記電力系統側の部分の電流を計測する第1電流センサと、
前記交流電路における前記発電装置の接続点よりも前記負荷側の部分の電流を計測する第2電流センサと、
蓄電池と、
前記交流電路における前記第1電流センサよりも負荷側の部分に接続され、前記蓄電池を充放電させる充放電部と、
前記第1電流センサの計測値及び前記第2電流センサの計測値のうちのいずれか一方を、前記蓄電池の放電時における前記交流電路の潮流を監視するための計測値として選択する選択部と、を備える
蓄電池システム。 - 前記蓄電システムの操作者による操作入力を受け付ける入力部をさらに備え、
前記選択部は、前記操作入力に応じて、前記第1電流センサの計測値及び前記第2電流センサの計測値のうちのいずれか一方を選択する
請求項1に記載の蓄電池システム。 - 前記第1電流センサの計測値と、前記第2電流センサの計測値とに基づいて前記発電装置の発電電力を演算する演算部と、
前記発電装置の発電電力を出力する出力部と、をさらに備える
請求項1又は請求項2に記載の蓄電池システム。 - 前記出力部は、前記発電装置の発電電力を表示出力する表示部を含む
請求項3に記載の蓄電池システム。 - 前記充放電部は、前記交流電路における前記第2電流センサよりも前記負荷側の部分に接続されている
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の蓄電池システム。 - 前記充放電部は、前記交流電路における前記第1電流センサと、前記第2電流センサとの間に接続されている
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の蓄電池システム。 - 前記交流電路は、中性線を含む単相3線であり、
前記第1電流センサ及び前記第2電流センサのいずれか一方は、前記中性線以外の2つの電力線を流れる電流を検出する2つのセンサ素子を含み、
前記第1電流センサ及び前記第2電流センサのいずれか他方は、前記中性線以外の2つの電力線のうちの前記発電装置が接続された一方の電力線を流れる電流を検出する1つのセンサ素子を含む
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の蓄電池システム。 - 前記蓄電池システムは、複数の前記発電装置を含む
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の蓄電池システム。 - 電力系統と負荷との間に発電装置が接続された交流電路に系統連系される蓄電池を有する蓄電池システムの制御方法であって、
前記交流電路における前記発電装置の接続点よりも前記電力系統側の部分の電流を計測する第1電流センサの計測値、及び、前記交流電路における前記発電装置の接続点よりも前記負荷側の部分の電流を計測する第2電流センサの計測値のうちのいずれか一方を前記蓄電池の放電時における前記交流電路を監視するための計測値として選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより選択された計測値を用いて前記蓄電池の放電制御を行う放電制御ステップと、を含む
蓄電池システムの制御方法。
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JP2020151223A JP2022045562A (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 蓄電池システム、及び蓄電池システムの制御方法 |
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