JP2003009399A - 系統連系発電システム - Google Patents

系統連系発電システム

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JP2003009399A
JP2003009399A JP2001192561A JP2001192561A JP2003009399A JP 2003009399 A JP2003009399 A JP 2003009399A JP 2001192561 A JP2001192561 A JP 2001192561A JP 2001192561 A JP2001192561 A JP 2001192561A JP 2003009399 A JP2003009399 A JP 2003009399A
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Chukichi Mukai
忠吉 向井
Hiroaki Yuasa
裕明 湯浅
Hiromichi Inoue
浩道 井上
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商用電源に系統連系させる発電設備の出力制御
に際して幹線の線間電圧を正確に反映させた系統連系発
電システムを提供する。 【解決手段】パワーコンディショナ20は太陽電池SB
の出力を電力変換して交流電圧を出力する。パワーコン
ディショナ20の出力は住宅分電盤10の中で幹線Lm
に印加され、パワーコンディショナ20は商用電源AC
に系統連系される。幹線Lmの線間電圧は住宅分電盤1
0に設けた電圧上昇検出部26bにより監視され、線間
電圧が正常範囲を逸脱して上昇すると、電圧上昇検出部
26bがパワーコンディショナ20に設けた系統保護部
26に対してパワーコンディショナ20の出力を抑制す
るように指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系統連系発電シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、商用電源の電力系統に小規模
の発電設備を系統連系させる系統連系発電システムが提
案されている。一般住宅用として需要が増加している発
電設備には、住宅の屋根などに設置した太陽電池から出
力される直流電圧をインバータ回路により正弦波交流電
圧に電力変換し、商用電源と系統連系運転させるように
した発電設備がある。
【0003】この種の発電設備を用いた系統連系システ
ムでは、たとえば、図4に示すように、分電盤としての
住宅分電盤10において太陽電池SBを電源とした発電
設備と商用電源ACとの連系点を設けてあり、商用電源
ACと住宅分電盤10との間には、売電用電力量計M1
および売電用電力量計M2を挿入してある。住宅分電盤
10の内部には商用電源ACの受電点Prに漏電ブレー
カである主幹開閉器11が接続され、主幹開閉器11の
負荷側には3本の幹線Lmが接続される。幹線Lmには
分岐線Lbを介して複数の分岐開閉器12が接続され、
各分岐開閉器12に負荷回路が接続される。また、幹線
Lmには発電設備用開閉器13も接続されている。太陽
電池SBから出力される直流電圧は、発電設備の出力を
管理するパワーコンディショナ20により交流電圧に変
換され、パワーコンディショナ20から出力される交流
電圧が発電設備用開閉器13を通して幹線Lmに印加さ
れる。したがって、発電設備用開閉器13の負荷側が連
系点になる。また、この構成では太陽電池SBとパワー
コンディショナ20とにより発電設備が構成されてい
る。
【0004】ところで、パワーコンディショナ20は、
太陽電池SBから出力された直流電圧を昇圧するチョッ
パ回路21と、チョッパ回路21から出力された直流電
圧を正弦波交流電圧に変換するインバータ回路22とを
備え、インバータ回路22の出力が2個の解列開閉器2
3a,23bを介してパワーコンディショナ20から出
力される。ここに、インバータ回路22の出力は単相2
線であり、住宅分電盤10では幹線Lmが単相3線であ
るから、解列開閉器23bの出力側において2個のチョ
ークコイルL1,L2の直列回路によってインバータ回
路22の出力を分圧し、両チョークコイルL1,L2の
接続点を幹線Lmの中性線に接続するようにしてある。
【0005】パワーコンディショナ20には、チョッパ
回路21、インバータ回路22を制御するためにチョッ
パ制御回路24およびインバータ制御回路25が設けら
れる。インバータ制御回路25は、インバータ回路22
に設けたスイッチング素子をオンオフさせるとともに1
回のオンオフの平均電圧が正弦波状に変化するようにオ
ン期間を時間経過に伴って変化させるPWM制御を行
う。さらに、インバータ制御回路25は、商用電源AC
の異常やインバータ回路22の出力電圧の過上昇に対応
してチョッパ制御回路24およびインバータ制御回路2
5に指示を与えたり、解列開閉器23a,23bの開閉
を制御したりするために系統保護部26が設けられる。
系統保護部26はインバータ制御回路25に指示を与え
ることによって、パワーコンディショナ20から出力さ
れる電圧の位相を商用電源ACの電圧位相に合わせる機
能も備える。しかして、解列開閉器23a,23bがオ
ンのときに系統連系が行なわれ、解列開閉器23a,2
3bが解列された状態では系統分離がなされる。
【0006】系統保護部26は、チョークコイルL1,
L2の両端電圧を監視しており、監視している電圧が正
常範囲の下限値を下回ると異常と判定する系統異常検出
部26aと、監視している電圧が正常範囲の上限値を上
回ると異常と判定する電圧検出部としての電圧上昇検出
部26bとを備える。系統異常検出部26aでは異常を
検出すると、解列開閉器23a,23bを解列させて系
統分離するとともにインバータ回路22の動作を停止さ
せる。また、電圧上昇検出部26bでは異常を検出する
と、チョッパ制御回路24およびインバータ制御回路2
5に指示を与えて出力電圧を低下させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成では、パワーコンディショナ20にチョッパ回路21
およびインバータ回路22を設けており、太陽電池SB
とパワーコンディショナ20との間では直流電流が流れ
るから、損失を増加させないためには太陽電池SBとパ
ワーコンディショナ20との間の配線を短くすることが
望ましい。したがって、住宅分電盤10とパワーコンデ
ィショナ20との間の配線長が比較的大きくなることが
多い。
【0008】一方、商用電源ACの電圧はパワーコンデ
ィショナ20の系統異常検出部26bにおいて監視して
いるものであるから、住宅分電盤10とパワーコンディ
ショナ20との間には電圧降下ΔVがあり、系統異常検
出部26bにおいて商用電源ACの電圧として検出され
る電圧は、受電点Prの電圧に対して少なくとも電圧降
下ΔVの分だけ低い電圧になる。電圧降下ΔVの程度
は、住宅分電盤10とパワーコンディショナ20との間
の配線長や配線の種類によって変化するものであるか
ら、一般には電圧降下ΔVを無視して系統異常検出部2
6aの動作を規定している。つまり、受電点Prの許容
電圧範囲を101±6Vあるいは202±20Vに設定
しているものとすれば、系統保護部26においても正常
範囲を101±6Vあるいは202±20Vに設定する
ことになる(正常範囲は、「系統連系技術要件ガイドラ
イン」に示されている)。
【0009】このような設定であると、以下のような問
題が生じる。いま、電圧降下ΔVが0.5Vであるもの
とし、たとえばインバータ回路22の出力電圧が10
7.5Vになったとする。この場合に、受電点Prの電
圧は電圧降下ΔVによって107Vであるから、幹線L
mの線間電圧は正常範囲ということになる。しかしなが
ら、電圧上昇検出部26bにおいては107.5Vが検
出されて異常と判断され、パワーコンディショナ20の
出力電圧が抑制されてしまうことになる。
【0010】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、商用電源と系統連系させる発電設備
の出力制御に際して幹線の線間電圧を正確に反映させる
ようにした系統連系発電システムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、分電
盤に収納され商用電源に接続される主幹開閉器と、主幹
開閉器とともに分電盤に収納され主幹開閉器の負荷側に
幹線を介して接続される分岐開閉器と、分電盤とは別体
に設けられ分電盤の幹線に電気的に接続されることによ
り商用電源と系統連系運転される出力制御が可能な発電
設備とを備え、発電設備は外部からの指示により発電設
備の出力電圧を制御する連系保護部を備え、前記幹線の
線間電圧を検出するとともにこの線間電圧をあらかじめ
規定した正常範囲に保つように発電設備の連系保護部に
指示を与える電圧検出部が前記分電盤に収納されている
ことを特徴とする。この構成によれば、電圧検出部にお
いて分電盤の幹線の線間電圧を監視しているから、分電
盤と発電設備との間の配線長が比較的大きく発電設備と
分電盤との間で比較的大きな電圧降下を生じることによ
って、分電盤内の幹線の線間電圧が正常範囲であるにも
かかわらず発電設備の出力電圧が正常範囲を逸脱してい
るような場合に、不必要に発電設備の出力を制御してし
まうのを防止することができる。とくに、発電設備が高
出力であるときに発電設備の出力を抑制すると商用電源
に逆潮流によって売電する電力が低減される可能性があ
るのに対して、発電設備の出力を不必要に抑制すること
がないから売電電力の損失が抑制されることになる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記主幹開閉器と前記分岐開閉器との間で前記幹線
を通過する電力を検出する電力検出部が付加され、前記
発電設備は電力検出部により検出された電力を表示する
モニタ装置を備えることを特徴とする。この構成によれ
ば、電力検出部を分電盤の受電点に近い部位に設けるこ
とによって売買電力を比較的正確に求めることができ、
しかも売買電力を表示するモニタ装置を発電設備に設け
たことにより、電力量計とは別に売買電力を監視するこ
とが可能になる。さらに、電力検出部は幹線の電流と電
圧とを検出するから、電圧検出部と一部構成を共用する
ことができ、電力検出部と電圧検出部との一部構成を共
用することによって分電盤内での占有スペースを比較的
小さくすることができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記発電設備を複数備え、各発電設
備には各発電設備に設けた前記連系保護部の間で通信を
可能とするインタフェースが付加され、いずれか1つの
発電設備に設けた連系保護部において前記電圧検出部か
らの指示を受け、この指示がインタフェースを通して他
の発電設備の連系保護部に転送されることを特徴とす
る。この構成によれば、複数台の発電設備を連動させる
際に1つの電圧検出部からの指示を各発電設備に転送す
るから、すべての発電設備を同様の動作になるように連
動させることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、図1に示すように、基本的な構成は図4に示した従
来構成と同様であるが、従来構成では、インバータ回路
22の出力電圧を監視する電圧上昇検出部26bをパワ
ーコンディショナ20に設けていたのに対して、本実施
形態では住宅分電盤10の中に電圧上昇検出部26bを
設けてある。したがって、本実施形態では電圧上昇検出
部26bにより幹線Lmの線間電圧を検出することにな
る。電圧上昇検出部26bにおいて検出された幹線Lm
の線間電圧は、パワーコンディショナ20の系統保護部
26に入力され、従来構成と同様にインバータ制御回路
26の制御に用いられる。
【0015】上述のように、住宅分電盤10に設けた電
圧上昇検出部26bにより幹線Lmの線間電圧を検出
し、検出した線間電圧によってパワーコンディショナ2
0の出力制御を行うから、従来構成のように幹線Lmの
線間電圧が正常範囲であるにもかかわらず、電圧上昇検
出部26bにより検出した電圧が正常範囲を逸脱してい
ると判断されることがなく、住宅分電盤10とパワーコ
ンディショナ20との間の配線での電圧降下ΔVによる
誤動作を防止することができる。なお、電圧検出部26
bは主幹開閉器11と分岐開閉器12との間に接続する
のが望ましく、この位置であれば受電点Prに近い部位
で幹線Lmの線間電圧を検出することが可能になる。こ
こに、電圧上昇検出部26bでは正常範囲の上限値を超
えているか否かのみの2値信号を伝送すればよいから、
電圧上昇検出部26bとパワーコンディショナ20との
間の電圧降下は無視できる。他の構成および動作は従来
構成と同様である。
【0016】(第2の実施の形態)本実施形態は、図2
に示すように、電圧上昇検出部26bに加えて電力検出
部26cを住宅分電盤10に内蔵させたものである。電
力検出部26cは、主幹開閉器11と分岐開閉器12と
の間を流れる電流を電流センサCTにより検出するとと
もに幹線Lmの線間電圧を検出しており、電流センサC
Tにより検出した電流値と幹線Lmの線間電圧との積に
よって売買電力の瞬時値を求める。また、電力検出部2
6cでは求めた売買電力をパワーコンディショナ20に
伝送する。電力検出部26cでは電圧上昇検出部26b
と同様に幹線Lmの線間電圧を検出するから、電圧上昇
検出部26bと電力検出部26cとの一部の機能は兼用
することが可能になり、電圧上昇検出部26bと電力検
出部26cとの一部を共用化することによって2つの機
能を持ちながらも住宅分電盤10の中での占有スペース
を比較的小さくすることが可能になる。ここで、電力検
出部26cの出力をアナログ値としてパワーコンディシ
ョナ20に伝送すると電圧降下が無視できなくなるか
ら、デジタル値に変換して伝送することが望ましい。
【0017】パワーコンディショナ20に設けた電力演
算部26dでは、電力検出部26cから受け取った電力
の瞬時値を売買電力の瞬時値の目安とし、さらに積算電
力を演算し、瞬時値および積算電力をRS485のよう
な通信用のインタフェース27を介して外部に出力す
る。インタフェース27を通して外部に出力するデータ
は、電力の瞬時値だけではなく電力の積算値も合わせて
出力することが可能である。電力の積算値をインタフェ
ース27から外部に出力する場合には、系統保護部26
において電力の積算値を求めればよいが、電力検出部2
6cにおいて電力の積算値を求めるようにすることも可
能である。
【0018】インタフェース27にはモニタ装置30が
接続され、モニタ装置30に設けた表示部31に電力の
瞬時値あるいは電力の積算値を表示することが可能にな
っている。モニタ装置30は、運転スイッチや停止スイ
ッチのようなスイッチ群32も備え、系統保護部26に
モニタ装置30から指示を与えることによって、パワー
コンディショナ20の運転や停止の指示が可能になって
いる。スイッチ群32には表示部31の表示内容の切替
を行うものも含まれる。また、系統保護部26ではイン
バータ回路22の出力を監視しているから、発電電力を
求めることが可能であって、本実施形態の構成では発電
電力についてもモニタ装置30に表示させることが可能
である。さらに、電力検出部26cにおいて主幹開閉器
11から幹線Lmに向かう電流が検出され、かつ発電電
力が得られていれば、電力検出部26cで検出した電力
と発電電力との和が負荷での消費電力に相当し、電力検
出部26cにおいて幹線Lmから主幹開閉器11に向か
う電流が検出され、かつ発電電力が得られていれば、発
電電力から電力検出部26cで検出した電力を減算した
差が負荷での消費電力に相当し、発電電力が検出されて
いなければ電力検出部26cで検出した電力が負荷での
消費電力に相当することになる。したがって、モニタ装
置30に負荷での消費電力も表示させることが可能であ
る。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0019】(第3の実施の形態)本実施形態は、図3
に示すように、図2に示した第2の実施の形態に用いた
パワーコンディショナ20を2台併用したものである。
パワーコンディショナ20が2台になることによって、
住宅分電盤10の中に収納される発電設備用開閉器13
は、各パワーコンディショナ20に対応させて2台必要
になるが、電圧上昇検出部26bおよび電力検出部26
cの出力は1台のパワーコンディショナ20にのみ与え
るようにし、このパワーコンディショナ20のインタフ
ェース27にモニタ装置30を接続してある。
【0020】電圧上昇検出部26bおよび電力検出部2
6cで得られた情報は、他のパワーコンディショナ20
に対してはインタフェース27を通して転送される。ま
た、他のパワーコンディショナ20の系統保護部26に
おいて得られた情報は、インタフェース27を介してモ
ニタ装置30に転送される。したがって、2台のパワー
コンディショナ20を電圧上昇検出部26bの出力によ
り連動させ、かつ2台のパワーコンディショナ20の動
作を1台のモニタ装置20で監視することが可能にな
る。ここに、モニタ装置30では各パワーコンディショ
ナ20の動作を切り換えて監視可能にしておくことが必
要である。
【0021】本実施形態の構成は3台以上のパワーコン
ディショナ20を並列運転する場合にも適用可能であ
り、複数台のパワーコンディショナ20において電圧上
昇検出部26bを共用することによって、各パワーコン
ディショナ20を連動させることが可能になっている。
他の構成および動作は第2の実施の形態と同様である。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明は、分電盤に収納され商
用電源に接続される主幹開閉器と、主幹開閉器とともに
分電盤に収納され主幹開閉器の負荷側に幹線を介して接
続される分岐開閉器と、分電盤とは別体に設けられ分電
盤の幹線に電気的に接続されることにより商用電源と系
統連系運転される出力制御が可能な発電設備とを備え、
発電設備は外部からの指示により発電設備の出力電圧を
制御する連系保護部を備え、前記幹線の線間電圧を検出
するとともにこの線間電圧をあらかじめ規定した正常範
囲に保つように発電設備の連系保護部に指示を与える電
圧検出部が前記分電盤に収納されているものであり、電
圧検出部において分電盤の幹線の線間電圧を監視してい
るから、分電盤と発電設備との間の配線長が比較的大き
く発電設備と分電盤との間で比較的大きな電圧降下を生
じることによって、分電盤内の幹線の線間電圧が正常範
囲であるにもかかわらず発電設備の出力電圧が正常範囲
を逸脱しているような場合に、不必要に発電設備の出力
を制御してしまうのを防止することができる。とくに、
発電設備が高出力であるときに発電設備の出力を抑制す
ると商用電源に逆潮流によって売電する電力が低減され
る可能性があるのに対して、発電設備の出力を不必要に
抑制することがないから売電電力の損失が抑制されるこ
とになる。
【0023】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記主幹開閉器と前記分岐開閉器との間で前記幹線
を通過する電力を検出する電力検出部が付加され、前記
発電設備は電力検出部により検出された電力を表示する
モニタ装置を備えるものであり、請求項1の発明の効果
に加えて、電力検出部を分電盤の受電点に近い部位に設
けることによって売買電力を比較的正確に求めることが
でき、しかも売買電力を表示するモニタ装置を発電設備
に設けたことにより、電力量計とは別に売買電力を監視
することが可能になる。さらに、電力検出部は幹線の電
流と電圧とを検出するから、電圧検出部と一部構成を共
用することができ、電力検出部と電圧検出部との一部構
成を共用することによって分電盤内での占有スペースを
比較的小さくすることができる。
【0024】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記発電設備を複数備え、各発電設
備には各発電設備に設けた前記連系保護部の間で通信を
可能とするインタフェースが付加され、いずれか1つの
発電設備に設けた連系保護部において前記電圧検出部か
らの指示を受け、この指示がインタフェースを通して他
の発電設備の連系保護部に転送されるものであり、請求
項1または請求項2の発明の効果に加えて、複数台の発
電設備を連動させる際に1つの電圧検出部からの指示を
各発電設備に転送するから、すべての発電設備を同様の
動作になるように連動させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 住宅分電盤 11 主幹開閉器 12 分岐開閉器 20 パワーコンディショナ 26 連系保護部 26b 電圧上昇検出部 26c 電力検出部 27 インタフェース 30 モニタ装置 AC 商用電源 Lm 幹線 SB 太陽電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 浩道 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G066 HA13 HA30 HB06 5H007 AA05 AA17 BB07 CA01 CB04 CB05 CC03 CC12 DA06 DB01 DC05 FA01 GA09 5H420 BB02 BB12 CC03 DD03 DD09 DD10 EA11 EA39 EA45 EA49 EB09 EB16 EB39 FF03 FF24 FF25 LL02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分電盤に収納され商用電源に接続される
    主幹開閉器と、主幹開閉器とともに分電盤に収納され主
    幹開閉器の負荷側に幹線を介して接続される分岐開閉器
    と、分電盤とは別体に設けられ分電盤の幹線に電気的に
    接続されることにより商用電源と系統連系運転される出
    力制御が可能な発電設備とを備え、発電設備は外部から
    の指示により発電設備の出力電圧を制御する連系保護部
    を備え、前記幹線の線間電圧を検出するとともにこの線
    間電圧をあらかじめ規定した正常範囲に保つように発電
    設備の連系保護部に指示を与える電圧検出部が前記分電
    盤に収納されていることを特徴とする系統連系発電シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記主幹開閉器と前記分岐開閉器との間
    で前記幹線を通過する電力を検出する電力検出部が付加
    され、前記発電設備は電力検出部により検出された電力
    を表示するモニタ装置を備えることを特徴とする請求項
    1記載の系統連系発電システム。
  3. 【請求項3】 前記発電設備を複数備え、各発電設備に
    は各発電設備に設けた前記連系保護部の間で通信を可能
    とするインタフェースが付加され、いずれか1つの発電
    設備に設けた連系保護部において前記電圧検出部からの
    指示を受け、この指示がインタフェースを通して他の発
    電設備の連系保護部に転送されることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の系統連系発電システム。
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