JP2022014122A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブ用の金属パッドとキャパシタ用の金属パッドとを基板表面で接続する配線を有する配線基板において、配線側へのハンダの流出を抑制する。【解決手段】検査用配線基板1は、絶縁基板11と、少なくとも一つのプローブパッド21と、少なくとも一つのキャパシタパッド22とを備えている。プローブパッド21は、絶縁基板11の表面(第1面)11a上に形成され、電子部品の電気特性検査において検査用プローブが当接する。キャパシタパッド22は、絶縁基板11の表面11a上でキャパシタと接続される。絶縁基板11の表面11aには、プローブパッド21とキャパシタパッド22とを電気的に接続する接続ライン31が設けられている。接続ライン31上には、堰き止め部(非導電性の凸部)41が接続ライン31に跨るように設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品の電気特性検査に用いられる配線基板に関する。
半導体チップ等の電子部品は、その製造工程において電気特性検査が行われる。この電気特性検査には、例えば、特許文献1に開示されているようなプローブカード(PROBE CARD)が用いられる。
特許文献1に開示されているプローブカード用の基板構造は、基板、接触パッド、複数のプローブ、第1および第2の信号線、およびキャパシタ(コンデンサ)を含んでいる。接触パッドは基板の上面に配置されている。プローブは、基板の下面に配置され、少なくとも1つの検査対象と接触する。第1の信号線は、接触パッドに接続され、基板を貫通する。第2の信号線は、第1の信号線から分岐してプローブに接続される。キャパシタは、第1および第2の電極と、第1および第2の電極の間に挿入された誘電体ユニットとを含む。キャパシタの第1の電極は、第1の信号線に電気的に接続されている。
国際公開第2008/105608号公報
このようなプローブカードでは、検査の精度をより向上させるために、プローブとキャパシタとの間の電気特性の向上(すなわち、インダクタンスの低減)を図ることが望ましい。そこで、プローブ用の金属パッドとキャパシタ用の金属パッドとを基板の内部で接続する内部配線に加えて、これらの金属パッド同士を基板の表面で接続する表層配線を設けることが検討されている。
しかし、プローブ用の金属パッドとキャパシタ用の金属パッドとを基板表面で接続する表層配線を設けると、キャパシタ用の金属パッド上にハンダ層を形成する際に、ハンダが表層配線側へ流れてしまう可能性がある。
そこで、本発明では、プローブ用の金属パッドとキャパシタ用の金属パッドとを基板表面で接続する配線を有する配線基板において、配線側へのハンダの流出を抑制することを目的とする。
本発明の一局面にかかる配線基板は、絶縁基板と、前記絶縁基板の第1面上に形成され、電子部品の電気特性検査において検査用プローブが当接する少なくとも一つのプローブパッドと、前記絶縁基板の前記第1面上に配置されるキャパシタと接続される少なくとも一つのキャパシタパッドと、前記絶縁基板の前記第1面上に形成され、前記プローブパッドと前記キャパシタパッドとを電気的に接続する接続ラインと、前記接続ライン上において当該接続ラインに跨るように設けられている非導電性の凸部とを備えている。
上記の構成によれば、プローブパッドとキャパシタパッドとを電気的に接続する接続ラインが、絶縁基板の第1面上に設けられていることで、プローブパッドとキャパシタパッドとの間のインダクタンスを低減させることができる。これにより、プローブパッドに接続されるプローブとキャパシタパッドに接続されるキャパシタとの間の電気特性を向上させることができる。
また、接続ライン上において非導電性の凸部が接続ラインに跨るように設けられていることで、キャパシタパッド上にコンデンサをハンダ付けする際に、プローブパッド側へのハンダの流出を堰き止めることができる。
上記の本発明の一局面にかかる配線基板において、前記凸部は、前記プローブパッドよりも前記キャパシタパッドにより近い位置に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、キャパシタパッド上に滴下されるハンダ材料のプローブパッド側への流出量を低減させることができる。
上記の本発明の一局面にかかる配線基板において、前記キャパシタパッドと前記凸部との間には、隙間が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、キャパシタパッド上にキャパシタを接続する際に、凸部がキャパシタ載置の障害となることを回避することができる。すなわち、隙間が設けられていることで、キャパシタパッド上にキャパシタの配置領域を確保することができる。
上記の本発明の一局面にかかる配線基板は、前記絶縁基板の前記第1面上における前記プローブパッドと前記キャパシタパッドとの間に配置され、前記接続ラインを介して前記プローブパッドおよび前記キャパシタパッドと電気的に接続されている少なくとも一つのカバーパッドと、前記第1面と反対側の第2面上に形成されており、前記カバーパッドと接続ビアを介して電気的に接続されている裏面側パッドとをさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、第1面と反対側の第2面に形成されている裏面側パッドと電気的に接続されているカバーパッドを利用して、配線基板内の導通検査を行うことができる。
上記の本発明の一局面にかかる配線基板において、前記凸部は、前記キャパシタパッドと前記カバーパッドとの間に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、前記キャパシタパッドと前記カバーパッドとの間に凸部が配置されていることで、キャパシタパッド上にコンデンサをハンダ付けする際に、カバーパッド側へのハンダの流出を堰き止めることができる。
本発明の一局面によれば、プローブ用の金属パッドであるプローブパッドとキャパシタ用の金属パッドであるキャパシタパッドとを基板表面で接続する接続ラインを有する配線基板において、接続ライン側へのハンダの流出を抑制することができる。
第1の実施形態にかかる配線基板の構成を示す平面図である。 図1に示す配線基板の内部構成を示す断面図である。 第2の実施形態にかかる配線基板の構成を示す平面図である。 第3の実施形態にかかる配線基板の構成を示す平面図である。 従来の配線基板の構成を示す平面図である。 図5に示す配線基板の内部構成を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
本実施形態では、本発明にかかる配線基板の一例として、電子部品の電気特性検査に用いられる検査用配線基板1を例に挙げて説明する。この検査用配線基板1は、複数の半導体素子が形成されたウエハの電気検査を一括して行うためのプローブカードなどの試験治具の一部品として用いられる。本実施形態にかかる検査用配線基板1は、複数の半導体素子が高密度に配置された高精細のウエハの電気検査を行うためのプローブカードに好適に用いられる。
図1には、検査用配線基板1の一部分の表面11a(第1面)上の構成を示す。本実施形態では、便宜上、略平板状の検査用配線基板1におけるプローブパッド21などが形成されている側の面を表面11aとし、その反対側の面を裏面(第2面)11bとする。但し、検査用配線基板1の表面および裏面の定義はこれに限定はされず、任意に決めることができる。
図2には、検査用配線基板1の図1に示す部分の内部構成を示す。
検査用配線基板1は、絶縁基板11を有している。絶縁基板11は、複数のセラミックシートを積層して形成されている。セラミックシートは、例えば、アルミナ(Al)を主成分とする高温焼成セラミックで形成することができる。また、別の態様では、セラミックシートは、ガラス-セラミックなどの中温焼成セラミック(MTCC)で形成されていてもよい。
絶縁基板11の表面11aには、例えば、プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、接続ライン31(具体的には、接続ライン31aおよび31b)、および堰き止め部(凸部)41などが設けられている。
プローブパッド21は、電気特性検査時に、検査対象となる半導体ウエハなどの電子部品の検査用プローブを当接させる導電性のパッドである。通常、検査用配線基板1には、複数のプローブパッド21が設けられている。検査用配線基板1の表面11a上におけるプローブパッド21の個数および配置位置は、検査対象となる電子部品の検査用プローブの構成に応じて決められる。図1に示すように、プローブパッド21は、例えば、略円形の形状を有している。プローブパッド21は、接続ライン31を介してカバーパッド25と電気的に接続されている。
キャパシタパッド22は、コンデンサ(キャパシタ)接続用の導電性のパッドである。キャパシタパッド22上には、チップコンデンサが接続される。キャパシタパッド22へのチップコンデンサの接続は、ハンダ付けによって行われる。図1に示すように、キャパシタパッド22は、例えば、略四角形の形状を有している。
キャパシタパッド22は、接続ライン31を介してプローブパッド21と電気的に接続されている。なお、本実施形態では、キャパシタパッド22は、カバーパッド25を間に挟んだ状態で、接続ライン31を介してプローブパッド21と接続されている。また、キャパシタパッド22は、絶縁基板11内を貫通するいくつかの接続ビア(例えば、接続ビア24、28、29など)を介して、絶縁基板11の裏面11b側に設けられている裏面側パッド23と電気的に接続されている(図2参照)。
カバーパッド25は、略円形の形状を有する導電性のパッドである。カバーパッド25は、プローブパッド21とキャパシタパッド22との間に配置されており、接続ライン31を介してプローブパッド21およびキャパシタパッド22と電気的に接続されている。図1に示すように、カバーパッド25は、プローブパッド21よりもやや大きな直径(例えば、プローブパッド21の約1.5倍から2.5倍の直径)を有している。
また、カバーパッド25は、絶縁基板11内を貫通するいくつかの接続ビア(例えば、接続ビア26,28,29など)を介して、絶縁基板11の裏面11b側に設けられている裏面側パッド23と電気的に接続されている。カバーパッド25は、検査用配線基板1の出荷前の導通検査時に、検査用のピンを当接させる箇所などとして利用される。カバーパッド25は、キャプチャーパッドとも呼ばれる。
なお、別の実施態様では、検査用配線基板1は、カバーパッド25を有していなくてもよい。この場合には、プローブパッド21とキャパシタパッド22とは、接続ライン31を介して直接接続されている。
接続ライン31は、導電性の線状の部分である。接続ライン31は、プローブパッド21、キャパシタパッド22、およびカバーパッド25などの各素子を、絶縁基板11の表面11aで電気的に接続させている。すなわち、一つのプローブパッド21、一つのカバーパッド25、および一つのキャパシタパッド22が、一本の接続ライン31を介して互いに電気的に接続されている。図1では、接続ライン31のうち、プローブパッド21とカバーパッド25とを接続しているものを接続ライン31aとし、キャパシタパッド22とカバーパッド25とを接続しているものを接続ライン31bとして示している。
プローブパッド21とキャパシタパッド22とが、接続ライン31aおよび31bを介して絶縁基板11の表面11aで接続されていることで、プローブパッド21に当接されるプローブとキャパシタパッド22に接続されるコンデンサとの間のインダクタンスが低減される。これにより、プローブとキャパシタとの間の電気特性が向上し、検査用配線基板1の検査の精度を向上させることができる。
プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、および接続ライン31は、導電性の材料で形成されている。プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、および接続ライン31は、同一の導電性材料を用いて、同一の工程で形成することができる。
プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、および接続ライン31などを形成している導電パターンは、例えば、銅(Cu)、チタン(Ti)、タングステン(W)、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、金(Au)、白金(Pt)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、またはマンガン(Mn)などの金属材料、あるいはこれらの金属材料を主成分とする合金材料によって形成することができる。
導電パターンの形成には、例えば、薄膜形成法(例えば、フォトリソグラフィなど)、印刷ペーストによるメタライズ法、金属層をエッチングしてパターン化する方法、パターン状の金属層を転写する方法などの従来公知の方法が用いられる。これらの各方法の中でも、例えば、フォトリソグラフィなどの薄膜形成法を用いることが好ましい。これにより、より微細な導電パターンを形成することができる。
プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、および接続ライン31の表面は、メッキ層(図示せず)で覆われている。
本実施形態にかかる検査用配線基板1は、プローブパッド21、キャパシタパッド22、およびカバーパッド25などで構成される図1および図2に示す回路構造を複数個有している。これにより、複数の検査用プローブを検査用配線基板1に同時に当接させて、半導体ウエハなどの電子部品の電気特性の検査を行うことができる。
堰き止め部41は、非導電性の樹脂材料で形成されている。このような樹脂材料としては、例えば、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられる。これらの中でも、耐熱性、強度などに優れているポリイミド樹脂を好適に用いることができる。
図1に示すように、堰き止め部41は、キャパシタパッド22とカバーパッド25とを接続する接続ライン31(具体的には、接続ライン31b)に跨るように配置されている。ここで、堰き止め部41が接続ライン31に跨るように設けられているとは、接続ライン31上に設けられている堰き止め部41が、接続ライン31の延伸方向と直交する幅方向の全領域を越えて配置されていることを意味する。
また、図2に示すように、堰き止め部41は、接続ライン31上に凸状に設けられている。
堰き止め部41がこのような構成を有していることで、キャパシタパッド22上にコンデンサをハンダ付けする際に、カバーパッド25側へのハンダの流出を堰き止めることができる。すなわち、堰き止め部41が設けられていることで、キャパシタパッド22上に溶融した金属(ハンダ材料)を乗せたときに、キャパシタパッド22とつながる接続ライン31をつたってハンダ材料がカバーパッド25の方へ流れることを抑制することができる。
図2に示すように、絶縁基板11の内部には、導電パターン27が設けられている。導電パターン27は、絶縁基板11を構成する複数のセラミックシートの間に形成されている。導電パターン27は、絶縁基板11の表面11a上に形成されているプローブパッド21などの導電パターンと同様の金属材料などで形成することができる。
導電パターン27は、最終的に得られる検査用配線基板1の用途に応じて任意の形状となるように各セラミックシート上に形成される。導電パターンの形成には、例えば、薄膜形成法(例えば、フォトリソグラフィなど)、印刷ペーストによるメタライズ法、金属層をエッチングしてパターン化する方法、パターン状の金属層を転写する方法などの従来公知の方法が用いられる。これらの各方法の中でも、例えば、フォトリソグラフィなどの薄膜形成法を用いることが好ましい。これにより、より微細な導電パターンを形成することができる。
また、絶縁基板11の内部には、各セラミックシートを貫通する複数の接続ビア24,26,28,29が設けられている。接続ビア24は、キャパシタパッド22と、その下層のセラミックシート上に形成されている導電パターン27とを電気的に接続する。接続ビア26は、カバーパッド25と、その下層のセラミックシート上に形成されている導電パターン27とを電気的に接続する。接続ビア28は、異なるセラミックシート上に形成されている導電パターン27同士を電気的に接続する。接続ビア29は、裏面側パッド23と、その上層のセラミックシート上に形成されている導電パターン27とを電気的に接続する。
ここで、比較のために、従来の検査用配線基板901の構成について、図5および図6を参照しながら説明する。図5には、検査用配線基板901の一部分の表面11a(第1面)上の構成を示す。図6には、検査用配線基板901の図5に示す部分の内部構成を示す。
検査用配線基板901は、絶縁基板11を有している。絶縁基板11の表面11aには、例えば、プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、および接続ライン931などが設けられている。プローブパッド21、キャパシタパッド22、およびカバーパッド25の構成は、図1に示す検査用配線基板1と同様である。
接続ライン931は、プローブパッド21とカバーパッド25とを、絶縁基板11の表面11aで電気的に接続させている。なお、検査用配線基板901の表面11aには、キャパシタパッド22とカバーパッド25とを接続する接続ラインは設けられていない。
図6に示すように、キャパシタパッド22とカバーパッド25とは、絶縁基板11の内層に形成されている接続ビア24および26、並びに導電パターン27などを介して電気的に接続される。検査用配線基板901における絶縁基板11の内部の構成については、図1に示す検査用配線基板1と同様である。
このように、従来の検査用配線基板901では、プローブパッド21とカバーパッド25とは、絶縁基板11の表面11aでは接続されておらず、絶縁基板11の内部においてのみ電気的に接続されている。図6では、プローブパッド21およびキャパシタパッド22からカバーパッド25の方へ流れる電流を矢印で模式的に示している。
これに対して、本実施形態にかかる検査用配線基板1では、キャパシタパッド22とカバーパッド25とは、絶縁基板11の内層に形成されている配線だけでなく、表面11a上に形成されている接続ライン31bを介しても電気的に接続されている(図1参照)。
このように、本実施形態にかかる検査用配線基板1では、プローブパッド21、カバーパッド25、およびキャパシタパッド22は、絶縁基板11の表面11aに形成されている接続ライン31aおよび31bで電気的に接続されている。この構成により、プローブパッド21からカバーパッド25を経由してキャパシタパッド22へと流れる電流の大部分は、表面11aに形成されている接続ライン31を介して伝達される(図1中の矢印参照)。
そのため、絶縁基板11の内層に形成されている配線のみでカバーパッド25とキャパシタパッド22とが接続されている構成(例えば、図6参照)と比較して、プローブパッド21とキャパシタパッド22との間のインダクタンスを低減させることができる。これにより、プローブパッド21に接続されるプローブとキャパシタパッド22に接続されるキャパシタとの間の電気特性が向上し、検査用配線基板1の検査の精度を向上させることができる。
また、キャパシタパッド22とカバーパッド25とが、絶縁基板11の表面11a上で接続ライン31bによって連結されていることで、キャパシタパッド22上にコンデンサをハンダ付けする際に、キャパシタパッド22上に滴下されたハンダ材料が接続ライン31bをつたってカバーパッド25の方へ流れる可能性がある。
そこで、本実施形態にかかる検査用配線基板1には、キャパシタパッド22上に滴下されたハンダ材料を堰き止めるための堰き止め部41が設けられている。これにより、キャパシタパッド22上に乗せられたハンダ材料が接続ライン31bをつたってカバーパッド25の方へ流れることを抑制することができる。
なお、堰き止め部41は、キャパシタパッド22の近傍に設けられている。そして、キャパシタパッド22と堰き止め部41との間には、隙間Gが設けられている。
このように、堰き止め部41がキャパシタパッド22の近傍(例えば、カバーパッド25よりもキャパシタパッド22により近い位置の接続ライン31b上)に設けられていることで、キャパシタパッド22上に滴下されたハンダ材料のカバーパッド25側への流出量をより低減させることができる。また、隙間Gが設けられていることで、キャパシタパッド22上にキャパシタを接続する際に、上方へ突出した堰き止め部41がキャパシタ載置の障害となることを回避することができる。すなわち、隙間Gが設けられていることで、キャパシタパッド22上にキャパシタの配置領域を確保することができる。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる検査用配線基板1は、絶縁基板11と、少なくとも一つのプローブパッド21と、少なくとも一つのキャパシタパッド22とを備えている。プローブパッド21は、絶縁基板11の表面(第1面)11a上に形成され、電子部品の電気特性検査において検査用プローブが当接する。キャパシタパッド22は、絶縁基板11の表面11a上でキャパシタと接続される。
また、絶縁基板11の表面11aにおけるプローブパッド21とキャパシタパッド22との間には、少なくとも一つのカバーパッド25が備えられている。カバーパッド25は、絶縁基板11の表面11aに形成されている接続ライン31を介してプローブパッド21およびキャパシタパッド22と電気的に接続されている。また、カバーパッド25は、絶縁基板11の裏面(第2面)11b上に形成されている裏面側パッド23と、接続ビア26および29などを介して電気的に接続されている。
このような検査用配線基板1において、接続ライン31上には、堰き止め部(非導電性の凸部)41が接続ライン31に跨るように設けられている。より具体的には、堰き止め部41は、キャパシタパッド22とカバーパッド25とを接続する接続ライン31b上に設けられている。
上記の構成によれば、プローブパッド21からカバーパッド25を経由してキャパシタパッド22へと流れる電流の大部分を、表面11aに形成されている接続ライン31を介して供給することができる。そのため、カバーパッド25とキャパシタパッド22とが絶縁基板11の内層に形成されている配線のみで接続されている構成(例えば、図6参照)と比較して、プローブパッド21とキャパシタパッド22との間のインダクタンスを低減させることができる。これにより、プローブパッド21に接続されるプローブとキャパシタパッド22に接続されるキャパシタとの間の電気特性が向上し、検査用配線基板1の検査の精度を向上させることができる。
また、上記の構成によれば、接続ライン31b上にハンダ材料を堰き止めるための堰き止め部41が設けられているため、キャパシタパッド22上に滴下されたハンダ材料が接続ライン31bをつたってカバーパッド25の方へ流れることを抑制することができる。キャパシタパッド22上に滴下されたハンダ材料の流出が抑制されることで、キャパシタパッド22上に形成されるハンダ層の平坦性を維持することができる。また、複数のキャパシタパッド22を有する検査用配線基板1において、各キャパシタパッド22の近傍の接続ライン31b上に堰き止め部41が設けられていることで、各キャパシタパッド22上に滴下されるハンダ材料の流出量のバラツキを抑えることができる。そのため、各キャパシタパッド22上に形成されるハンダ層の厚さの均一化を図ることができる。
〔第2の実施形態〕
続いて、第2の実施形態にかかる検査用配線基板1について、図3を参照しながら説明する。図3には、第2の実施形態にかかる検査用配線基板1の一部分の表面11a(第1面)上の構成を示す。
第1の実施形態と同様に、検査用配線基板1は、絶縁基板11を有している。絶縁基板11の表面11aには、例えば、プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、接続ライン31(具体的には、接続ライン31aおよび31b)、および堰き止め部(凸部)141などが設けられている。プローブパッド21、キャパシタパッド22、カバーパッド25、および接続ライン31については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
堰き止め部141は、第1の実施形態の堰き止め部41と同様に、非導電性の樹脂材料で形成されている。なお、堰き止め部141の形状および配置領域は、第1の実施形態の堰き止め部41とは異なっている。
図3に示すように、堰き止め部141は、接続ライン31bの一部、カバーパッド25の一部、および接続ライン31aの一部を覆うように設けられている。堰き止め部141は、接続ライン31a・31bおよびカバーパッド25上に、盛り上がるように(すなわち、凸状に)設けられている。
また、堰き止め部141は、キャパシタパッド22とカバーパッド25とを接続する接続ライン31などに跨るように配置されている。すなわち、接続ライン31上に設けられている堰き止め部141は、接続ライン31の延伸方向と直交する幅方向の全領域を越えて配置されている。
なお、カバーパッド25の上面の一部(図3に示す例では、カバーパッド25の中央部)には、堰き止め部141は形成されていない。すなわち、カバーパッド25の上面の一部は、カバーパッド25の表面が露出した露出部141aとなっている。これにより、検査用配線基板1の出荷前の導通検査時などに、検査用のピンをカバーパッド25の露出部141aに当接させることができる。
堰き止め部141が上記のような構成を有していることで、キャパシタパッド22上にコンデンサをハンダ付けする際に、ハンダの流出を堰き止めることができる。すなわち、堰き止め部141が設けられていることで、キャパシタパッド22上に溶融した金属(ハンダ材料)を乗せたときに、キャパシタパッド22とつながる接続ライン31をつたってハンダ材料がカバーパッド25およびプローブパッド21の方へ流れることを抑制することができる。
また、堰き止め部141が接続ライン31bの一部、カバーパッド25の一部、および接続ライン31aの一部を覆うように設けられていることで、接続ライン31b、カバーパッド25、および接続ライン31aを保護することもできる。
〔第3の実施形態〕
続いて、第3の実施形態にかかる検査用配線基板1について、図4を参照しながら説明する。図4には、第3の実施形態にかかる検査用配線基板1の一部分の表面11a(第1面)上の構成を示す。
第1の実施形態と同様に、検査用配線基板1は、絶縁基板11を有している。絶縁基板11の表面11aには、例えば、プローブパッド21、キャパシタパッド22、接続ライン31、および堰き止め部(凸部)41などが設けられている。プローブパッド21、およびキャパシタパッド22については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
なお、プローブパッド21とキャパシタパッド22との間には、カバーパッド25は設けられていない。この点が、第1の実施形態とは異なる。このように、プローブパッド21とキャパシタパッド22とは、一つの接続ライン31によって直接接続されていてもよい。
堰き止め部41は、第1の実施形態と同様に、非導電性の樹脂材料で形成されている。図4に示すように、堰き止め部41は、プローブパッド21とキャパシタパッド22とを接続する接続ライン31に跨るように配置されている。ここで、堰き止め部41が接続ライン31に跨るように設けられているとは、接続ライン31上に設けられている堰き止め部41が、接続ライン31の延伸方向と直交する幅方向の全領域を越えて配置されていることを意味する。また、堰き止め部41は、接続ライン31上に凸状に設けられている。
堰き止め部41がこのような構成を有していることで、キャパシタパッド22上にコンデンサをハンダ付けする際に、プローブパッド21側へのハンダの流出を堰き止めることができる。すなわち、堰き止め部41が設けられていることで、キャパシタパッド22上に溶融した金属(ハンダ材料)を乗せたときに、キャパシタパッド22とつながる接続ライン31をつたってハンダ材料がプローブパッド21の方へ流れることを抑制することができる。
なお、堰き止め部41は、キャパシタパッド22の近傍に設けられている。すなわち、堰き止め部41は、プローブパッド21よりもキャパシタパッド22により近い位置の接続ライン31上に設けられている。これにより、キャパシタパッド22上に滴下されたハンダ材料のプローブパッド21側への流出量をより低減させることができる。
また、キャパシタパッド22と堰き止め部41との間には、隙間Gが設けられている。この隙間Gが設けられていることで、キャパシタパッド22上にキャパシタを接続する際に、上方へ突出した堰き止め部41がキャパシタ載置の障害となることを回避することができる。すなわち、隙間Gが設けられていることで、キャパシタパッド22上にキャパシタの配置領域を確保することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :検査用配線基板(配線基板)
11 :絶縁基板
11a :(検査用配線基板または絶縁基板の)表面(第1面)
21 :プローブパッド
22 :キャパシタパッド
23 :裏面側パッド
24 :接続ビア
25 :カバーパッド
26 :接続ビア
27 :導電パターン
31 :接続ライン
41 :堰き止め部(非導電性の凸部)
141 :堰き止め部(非導電性の凸部)
G :隙間

Claims (5)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板の第1面上に形成され、電子部品の電気特性検査において検査用プローブが当接する少なくとも一つのプローブパッドと、
    前記絶縁基板の前記第1面上に配置されるキャパシタと接続される少なくとも一つのキャパシタパッドと、
    前記絶縁基板の前記第1面上に形成され、前記プローブパッドと前記キャパシタパッドとを電気的に接続する接続ラインと、
    前記接続ライン上において当該接続ラインに跨るように設けられている非導電性の凸部と
    を備えている配線基板。
  2. 前記凸部は、前記プローブパッドよりも前記キャパシタパッドにより近い位置に設けられている、請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記キャパシタパッドと前記凸部との間には、隙間が設けられている、請求項1または2に記載の配線基板。
  4. 前記絶縁基板の前記第1面上における前記プローブパッドと前記キャパシタパッドとの間に配置され、前記接続ラインを介して前記プローブパッドおよび前記キャパシタパッドと電気的に接続されている少なくとも一つのカバーパッドと、
    前記第1面と反対側の第2面上に形成されており、前記カバーパッドと接続ビアを介して電気的に接続されている裏面側パッドと
    をさらに備えている、請求項1から3の何れか1項に記載の配線基板。
  5. 前記凸部は、前記キャパシタパッドと前記カバーパッドとの間に配置されている、請求項4に記載の配線基板。
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