JP2021189163A - 弾性針を有する時計表示機構 - Google Patents

Abstract

【課題】可変幾何構造時計表示機構、このような表示機構を含む時計ムーブメント、および小型時計。【解決手段】弾性針を有する時計表示機構であって、可撓ブレードの端部で同軸のバレル２、４を駆動するための手段を含み、入力目立て１８２を含む入力フレーム１８０を有する差動機構を含み、入力フレームは自由に回転し、また、互いにかみ合っている中間車１０３および衛星１０１を支えており、この衛星は、固定カム１０４のトラック１０５を移動し、かつ、弾性針の弾性によってトラックに対して戻される偏心フィンガー１０１０を含み、入力フレームは、第１のバレル２を含む第１のキャノン−ピニオン１０２０、および第２のバレル４を含む第２のキャノン−ピニオン１０４０を同軸で支えている軸１８５を含み、そのうちの一方の目立て１０４９は、中間車の目立て１０３９とかみ合い、また、もう一方の目立て１０２９は、衛星の目立て１０１９とかみ合う。【選択図】図１

Description

本発明は可変幾何構造時計表示機構に関し、可変幾何構造時計表示機構は、可撓ブレードの第１の端部に固着された第１の駆動バレルと、前記可撓ブレードの別の端部に固着された第２の駆動バレルとを含む少なくとも１つの弾性針を含み、また、表示目盛を含み、その表示目盛は、前記第１のバレルおよび前記第２のバレルの両方に一切の応力がかからず、また、それらが互いに間隔を隔てる、前記弾性針の非拘束自由状態では、前記第１のバレルから、また、前記第２のバレルから間隔を隔て、前記弾性針のサービス位置は応力がかかった位置であり、その位置では前記第１のバレルおよび前記第２のバレルは、出力軸の周りに互いに同軸であり、前記表示機構は、前記出力軸の周りに前記第１のバレルを駆動するための手段、および前記出力軸の周りに前記第２のバレルを駆動するための第２の手段を含み、前記第１の駆動手段および第２の駆動手段は、前記出力軸の周りの前記第１のバレルの角位置に対して前記第２のバレルの角位置を変化させることによって前記可撓ブレードを変形させるようになされ、また、前記出力軸に対する前記表示目盛の半径方向の位置を変化させるようになされる。

本発明は、少なくとも１つのこのような表示機構を含む時計ムーブメントに関する。

本発明は、少なくとも１つのこのようなムーブメントおよび／または少なくとも１つのこのような表示機構を含む小型時計に関する。

本発明は、時計表示機構の分野、より詳細にはコンプリケーションを有する時計のための分野に関し、本発明による機構は寸法が小さいため、本発明は、振子時計および他の時計などの静的時計のため、および小型時計のための両方に使用することができる。

時計上の表示部材の良好な見栄えは、使用者にとって重要である。

多くの時計の文字盤は円形ではなく、また、より一層良好な表示のためには、利用可能な表面全体の占有を可能にする利用可能な解決法を有することが有利である。

可変幾何構造表示機構の設計により、表示の特定の単調性を打破することができ、また、時刻に応じて、あるいは特定の時間期間に応じて異なる外観を使用して、表示をより生き生きとしたものにすることができる。例えば可能な極めて多くのアプリケーションの中でも、とりわけ午前／午後表示は、午前の１２時間の間は第１の外観を有し、また、その日の残りの時間の間は第２の外観を有する針の形態によって単純に提供することができ、また、日中／夜間表示、球状弓形表示、等々を区別することも可能である。

欧州特許第２８６３２７４号明細書 欧州特許第３１５９７５１号明細書 欧州特許第３６０５２４４号明細書 欧州特許第３６０５２４３号明細書

弾性針、およびこのような弾性針を含む表示機構は、多数の変形態様を開示している文書欧州特許第２８６３２７４号明細書、欧州特許第３１５９７５１号明細書および欧州特許第３６０５２４４号明細書に記載されている。

本発明の目的は、このような機構をさらに単純化し、また、このような機構をより一層コンパクトにし、かつ、製造を経済的にすることである。

また、本発明の目的は、この弾性針表示機構におけるあらゆる突当りを防止して車の押しを回避し、また、取り付けられた引きずりである車を支持することである。

そのために、本発明は、請求項１に記載の可変幾何構造時計表示機構に関している。

本発明は、少なくとも１つのこのような表示機構を含む時計ムーブメントに関している。

本発明は、このようなムーブメントおよび／または少なくとも１つのこのような表示機構を含む小型時計に関している。

本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによって明らかになるであろう。

本発明による表示機構の、図には示されていない弾性針のバレルに限定された部分分解斜視図を示す略図であり、この機構は、衛星−ホルダー・フレームによって支えられた差動タイプの機構を含み、したがって示されているアセンブリは、既存のムーブメントに適合させることができる追加ユニットを構成し、弾性針の２つのバレルは、ここでは、このようなムーブメントの出力を構成するようになされたキャノン−ピニオンの周りに同軸である。 部分的に組み立てられた図１の機構の斜視図を示す略図であり、衛星−ホルダー・プレートは存在していない。 図２の機構の部分側面図を示す略図である。 楕円形の文字盤の平面図を示す略図であり、このような表示機構を含む弾性針がこの文字盤の前面を動き、前記針は、実線の１２時の位置、および破線の２時の位置の２つの異なる位置に示されている。 本発明による表示機構の部分斜視図を示す略図であり、そのバレルの上に弾性針を有している。 弾性針の先端と結合された卵形経路を図４と同様の方法で例証する図である。 弾性針の先端と結合された経路を図４と同様の方法で例証する図であり、この経路は、アーモンドおよびハートの形を連続的に採用している。 １２時の位置における差動プレートの位置および弾性針のアームの位置を図４と同様の方法で示す図である。 ４時の位置における差動プレートの位置および弾性針のアームの位置を図４と同様の方法で示す図である。 ムーブメントおよびこのような表示機構を含む時計のブロック図である。

参照により本明細書に組み込まれている、弾性針を有する可変幾何構造時計表示機構に関する出願欧州特許第３６０５２４４号明細書は、整形された目立てを有する車による起動のための第１の機構を開示している。このような実施形態によれば、高価ではあるが時計学における極めて革新的な表示を実現することができ、また、贅沢なアイテムのために取っておくことができる。

同じ出願は、第１のバレルのトレーン上の第１の差動装置、および第２のバレルのトレーン上の第２の差動装置、ならびにこのような差動装置の入力を構成している少なくとも１つのカムによる起動機構のさらに別の事例を記述している。したがって適切な（差動）遊星歯車を見出し、かつ、サイズ化する必要がある。遊星歯車は、コンパクトな方法で高トランスミッション比を達成する利点を有している。入力軸および出力軸は互いに整列している。歯車を組合わせる可能性は極めて多い。それらは、とりわけ、興味のある歯車箱の製造を可能にする。この事例の場合、それは、針の端部の各々に対する等価固有値の進み、およびそれぞれ遅れを生成するために、差動装置の入力のうちの１つを制御する事例である。また、この値がゼロである場合、１のトランスミッション比を得る必要がある（正の値は、同じく方向を全く同じにしなければならないことを示している）。

本発明の目的は、機構をさらに単純化し、また、機構をより一層コンパクトにし、かつ、製造を経済的にすることである。詳細には、弾性針を婦人用小型時計などの小さいキャリバーの上、さらに分針の上に取り付ける場合がそうである。主な困難性は、利用することができるトルクが小さいことに関連している。したがって可能な最少のエネルギー消費を有する機構を創り出す必要がある。

差動装置の通常の動作を再び導くために、本発明は衛星を制御することを提案する。衛星の中にフィーラー−スピンドルを取り付け、かつ、丸いカムによって衛星を制御することにより、１に等しい歯車比が、太陽車と、衛星を支えているフレームとの間に得られ、したがって全体が車として挙動する。

この例の丸いカムを適切な形のカムに置き換えることにより、以降、バレル上で獲得したい進みまたは遅れを制御することができる。この機構は、この機能を遂行することができる弾性針であるため、機構は、カム上のフィーラー−スピンドルの接触を維持するための戻りばねを有していないこともあることに留意されたい。

本発明の目的は、突当りのあらゆる現象を回避し、また、とりわけ衛星における押された車の使用を回避し、かつ、引きずり車の使用を支持することである。

針の特定の起動は、個々の針バレルを対称的に動作させるために、差動装置の衛星−ホルダー・プレートを基準として取ることにある。図８および図９は、針１のバレル２および４に課せられる回転の角度を例証したものである。図８では、針１は１２時を指しており、線Ａは差動プレートの位置を例証しており、このプレートは、この非制限の例では、１時間に１回転の割合で回転し、また、線ＢおよびＣは、針１のアームの位置を示している。図９では、針１は４時を指しており、差動プレートの針Ａは、文字盤上の４時のマークを指しており、また、個々のアームＢ、Ｃは、衛星キャリアに対して、進み、および同じ角度θの対称反跳を有している。

この目的のために、本発明は、より詳細には、少なくとも１つの弾性針１を含む可変幾何構造時計表示機構１０に関している。

このような弾性針、およびこのような弾性針を含む表示機構は、参照により本明細書に組み込まれている文書欧州特許第２８６３２７４号明細書、欧州特許第３１５９７５１号明細書、欧州特許第３６０５２４４号明細書および欧州特許第３６０５２４３号明細書に記載されており、それらは、多数の変形態様を開示している。

この弾性針は、可撓ブレード３の第１の端部に固着された第１の駆動バレル２、および可撓ブレード３の別の端部に固着された第２の駆動バレル４を含む。

この可撓ブレード３は、連続ブレードであっても、あるいは図５および図６から分かるように、先端６で２つずつ結合されたセグメント５の連続を含むブレードであってもよい。

この可撓ブレード３は表示目盛を含み、この表示目盛は、第１のバレル２および第２のバレル４の両方に一切の応力がかからず、また、それらが互いに間隔を隔てる、弾性針１の非拘束自由状態では、第１のバレル２から、また、第２のバレル４から間隔を隔て、弾性針１のサービス位置は拘束された位置であり、その位置では第１のバレル２および第２のバレル４は、出力軸Ｄの周りに互いに同軸である。詳細には、結合されたセグメント５を含む変形態様では、表示目盛は、先端６によって形成されることが有利であるが、その必要はない。

表示機構１０は、出力軸Ｄの周りに第１のバレル２を駆動するための第１の手段、および出力軸Ｄの周りに第２のバレル４を駆動するための第２の手段を含む。

第１のバレル２および第２のバレル４が同軸ではない変形態様はここでは説明されず、それらは、特定の特殊な表示、詳細には、逆行する表示、または同様の表示などの回転表示ではない表示のために依然として達成可能である。

第１の駆動手段および第２の駆動手段は、出力軸Ｄの周りの第１のバレル２の角位置に対して第２のバレル４の角位置を変化させることによって可撓ブレード３を変形させるようになされており、また、出力軸Ｄに対する表示目盛の半径方向の位置を変化させるようになされている。

本発明によれば、表示機構１０は、出力軸Ｄの周りを自由に回転するように取り付けられた入力フレーム１８０を含む差動タイプの機構を含む。この入力フレーム１８０は、それぞれ中間車１０３および単一の衛星１０１を支えている第１のピボット１８３および第２のピボット１８１を含み、中間車１０３および単一の衛星１０１は、それらの目立て１０３９、１０１９を介して互いにかみ合っている。この衛星１０１は、固定カム１０４のトラック１０５を移動し、かつ、弾性針１自体の弾性によってこのトラック１０５に対して戻されるようになされる偏心フィンガー１０１０を含む。この入力フレーム１８０は、入力目立て１８２および／または駆動ピニオンを含み、また、第１のバレル２を含む第１のキャノン−ピニオン１０２０、および第２のバレル４を含む第２のキャノン−ピニオン１０４０を、出力軸Ｄ上で同軸で支えている軸１８５を含み、そのうちの一方の目立て１０４９は、中間車１０３の目立て１０３９とかみ合い、また、そのうちのもう一方の目立て１０２９は、衛星１０１の目立て１０１９とかみ合う。

より詳細には、また、例証されている特定の非制限の変形態様から分かるように、トラック１０５は内部トラックである。

したがって本発明は、適用されるべき角デルタθの情報を感じ取る単一のカムを使用することによって構造を単純化する。この情報は、第１のキャノン−ピニオン１０２０に直接伝達される。第２のキャノン−ピニオン１０４０は、図２および図３から分かるように、適用されるべき角デルタθの方向を反転させる中間車１０３を介してこの情報を受け取り、衛星−ホルダー・プレート１８０によって支えられている単一の衛星１０１は、単一のカム・トラック１０５上で、カムを構成しているフランジ１０４が針１の２つのバレル２および４に適用されるべき単一の角デルタθを有していることを感じ取る。

衛星１０１は、第１のバレル２を支えている第１のキャノン−ピニオン１０２０に直接回転を加える。第２のキャノン−ピニオンに対しては、回転の方向を反転させるために、衛星１０１は、中間車１０３を介して、第２のバレル４を支えている第２のキャノン−ピニオン１０４０に回転を伝達する。

衛星１０１は、カム・トラック１０５を感じ取るフィンガー１０１０を支えている。

衛星−ホルダー・プレート１８０は、ここでは、キャノン−ピニオン１０４０および間接的に１０２０を案内するためのキャンドル１８５、および時計ムーブメントによって駆動される外部目立て１８２、および衛星１０１および中間車１０３を案内するピボット１８１および１８３を含む。衛星１０１の目立て１０１９は、最初に第１のキャノン−ピニオン１０２０の目立て１０２９とかみ合い、次に中間車１０３の目立て１０３９とかみ合い、この目立て１０３９は、第２のキャノン−ピニオン１０４０の目立て１０４９とかみ合う。

図３は、この機構が極端にコンパクトであることを示したものであり、そのほんのわずかな厚さは、小さい小型時計ケースへの収納を可能にしている。構成要素の数が少なく、何らかの特定の設計複雑性はどこにもなく、したがって全体のコストが適度である。

また、本発明は、少なくとも１つのこのような表示機構１０を含む時計ムーブメント９００に同じく関している。

また、本発明は、少なくとも１つのこのようムーブメント９００および／または少なくとも１つのこのような表示機構１０を含む小型時計１０００に同じく関している。

要するに、本発明によれば、弾性針の２つのバレル上での進みおよび／または遅れを生成することができ、それにより複雑な経路全体を極めて単純で、かつ、コンパクトな方法で生成することができ、それはトルクの点で経済的あり、したがって非常に信頼性が高い。

単一の衛星および単一のカムを有するこの構造は、実際、間違いなく利点を有している。追加円板は極めて単純である。単一の衛星は、取り付けられた引きずりであり、また、時計方向に突き当たることはできない。摩擦が小さいため、エネルギー消費が少ない。共振子における振幅の損失は極めて小さい。機構は少しの構成要素を含み、コンパクトで、かつ、組立てが容易である。

１ 針（弾性針）
２ バレル（第１の駆動バレル）
３ 可撓ブレード
４ バレル（第２の駆動バレル）
５ ブレードのセグメント
６ ブレードの先端
１０ 可変幾何構造時計表示機構
１０１ 衛星
１０３ 中間車
１０４ 固定カム（フランジ）
１０５ 固定カムのトラック
１８０ 入力フレーム（衛星−ホルダー・プレート）
１８１ 第２のピボット
１８２ 入力目立て
１８３ 第１のピボット
１８５ 軸（キャンドル）
９００ 時計ムーブメント
１０００ 小型時計
１０１０ 偏心フィンガー
１０１９ 衛星の目立て
１０２０ 第１のキャノン−ピニオン
１０２９ 第１のキャノン−ピニオンの目立て
１０３９ 中間車の目立て
１０４０ 第２のキャノン−ピニオン
１０４９ 第２のキャノン−ピニオンの目立て
Ａ 差動プレートの位置を示す線（差動プレートの針）
Ｂ、Ｃ 針のアームの位置を示す線（アーム）
Ｄ 出力軸
θ 対称反跳の角度

Claims (8)

1. 可変幾何構造時計表示機構（１０）であって、前記可変幾何構造時計表示機構（１０）は、可撓ブレード（３）の第１の端部に固着された第１の駆動バレル（２）と、前記可撓ブレード（３）の別の端部に固着された第２の駆動バレル（４）とを含む少なくとも１つの弾性針（１）を含み、また、表示目盛を含み、前記表示目盛は、前記第１のバレル（２）および前記第２のバレル（４）の両方に一切の応力がかからず、また、それらが互いに間隔を隔てる、前記弾性針（１）の非拘束自由状態では、前記第１のバレル（２）から、また、前記第２のバレル（４）から間隔を隔て、前記弾性針（１）のサービス位置は拘束された位置であり、その位置では前記第１のバレル（２）および前記第２のバレル（４）は、出力軸（Ｄ）の周りに互いに同軸であり、前記表示機構（１０）は、前記出力軸（Ｄ）の周りに前記第１のバレル（２）を駆動するための第１の手段、および前記出力軸（Ｄ）の周りに前記第２のバレル（４）を駆動するための第２の手段を含み、前記第１の駆動手段および第２の駆動手段は、前記出力軸（Ｄ）の周りの前記第１のバレル（２）の角位置に対して前記第２のバレル（４）の角位置を変化させることによって前記可撓ブレード（３）を変形させるようになされ、また、前記出力軸（Ｄ）に対する前記表示目盛の半径方向の位置を変化させるようになされる、可変幾何構造時計表示機構（１０）において、前記表示機構は、前記出力軸（Ｄ）の周りを自由に回転するように取り付けられた入力フレーム（１８０）を含む差動タイプの機構を含み、前記入力フレーム（１８０）は、それぞれ中間車（１０３）および衛星（１０１）を支えている第１のピボット（１８３）および第２のピボット（１８１）を含み、前記中間車（１０３）および前記衛星（１０１）は、それらの目立て（１０３９；１０１９）を介して互いにかみ合い、前記衛星（１０１）は、固定カム（１０４）のトラック（１０５）を移動するようになされる偏心フィンガー（１０１０）を含み、前記偏心フィンガー（１０１０）は、前記弾性針（１）の弾性によって前記トラック（１０５）に対して戻され、前記入力フレーム（１８０）は、入力目立て（１８２）および軸（１８５）を含み、前記軸（１８５）は、前記出力軸（Ｄ）に沿って同軸の、前記第１のバレル（２）を含む第１のキャノン−ピニオン（１０２０）、および前記第２のバレル（４）を含む第２のキャノン−ピニオン（１０４０）を支え、そのうちの一方の目立て（１０４９）は、前記中間車（１０３）の前記目立て（１０３９）とかみ合い、また、そのうちのもう一方の目立て（１０２９）は、前記衛星（１０１）の前記目立て（１０１９）とかみ合うことを特徴とする可変幾何構造時計表示機構（１０）。
2. 前記トラック（１０５）は内部トラックであることを特徴とする請求項１に記載の表示機構（１０）。
3. 前記カム（１０４）は唯一のカムであることを特徴とする請求項１または２に記載の表示機構（１０）。
4. 前記カム（１０４）は、適用されるべき角デルタθの情報を感じ取るようになされ、前記情報は、第１のキャノン−ピニオン（１０２０）に直接伝達され、また、前記弾性針（１）の前記第１のバレル（２）および前記第２のバレル（４）に適用されるべき前記角デルタθの方向を反転させるための中間車（１０３）を介して第２のキャノン−ピニオン（１０４０）に間接的に伝達されることを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載の表示機構（１０）。
5. 衛星−ホルダー・プレートを形成している前記入力フレーム（１８０）は、前記第１のキャノン−ピニオン（１０２０）および前記第２のキャノン−ピニオン（１０４０）を案内するためのキャンドル（１８５）、および外部目立て（１８２）または時計ムーブメントによって前記外部目立て（１８２）を駆動するためのピニオン、および前記衛星（１０１）および前記中間車（１０３）を案内するためのピボット（１８１；１８３）を含み、前記衛星（１０１）は、最初に前記第１のキャノン−ピニオン（１０２０）の第１の目立て（１０２９）とかみ合い、次に前記中間車（１０３）の中間車目立て（１０３９）とかみ合う衛星目立て（１０１９）を含み、前記中間車目立て（１０３９）は、前記第２のキャノン−ピニオン（１０４０）の第２の目立て（１０４９）とかみ合うことを特徴とする請求項４に記載の表示機構（１０）。
6. 前記衛星（１０１）は、衛星−ホルダー・プレートを形成している前記入力フレーム（１８０）によって支えられた唯一の衛星であり、また、単一の前記カム・トラック（１０５）上で、単一の前記角デルタθを感じ取るようになされることを特徴とする請求項１〜５のいずれか一項に記載の表示機構（１０）。
7. 請求項１〜６のいずれか一項に記載の少なくとも１つの表示機構（１０）を含み、前記入力フレーム（１８０）を駆動するようになされる時計ムーブメント（９００）。
8. 請求項７に記載の少なくとも１つのムーブメント（９００）、および／または請求項１〜６のいずれか一項に記載の少なくとも１つの表示機構（１０）を含む小型時計（１０００）。

Images