JP2021095149A - スリットバルブ付きキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップ基体とスリットバルブとの接着性に優れ、油性食品と接触しても油分による膨潤が抑制されたスリットバルブ付きキャップを提供すること。【解決手段】キャップ基体10と、キャップ基体10の口部12の開口部13に設けられ、容器内圧の上昇によって開口するスリットを有するスリットバルブ50とを有するスリットバルブ付きキャップ100であって、キャップ基体10が、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から構成されており、かつ、スリットバルブ50が、密度0.90g/cm3以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体から構成されている、スリットバルブ付きキャップ100。【選択図】図1

Description

本発明は、スリットバルブ付きキャップに関する。
ケチャップ、はちみつ、マヨネーズ等の粘稠な食品又は調味料を収納する容器には、スリットタイプのバルブ(スリットバルブ)を具備したスリットバルブ付きキャップが使用されることがある。スリットバルブ付きキャップは、通常、キャップの開口部に設置された弾性変形可能なフィルムに、十字状、放射状等のスリットが形成されている構成を有する。スリットバルブ付きキャップが装着された容器では、常圧下では内容物は保持されるが、容器胴部を加圧して容器内圧を高めると、スリットバルブのスリットが内容物の圧力で押し開かれ、内容物が吐出される。そして、容器胴部の加圧をやめると、スリットバルブのスリットは弾性によって閉鎖され、内容物の吐出は停止される。
スリットバルブを構成する材料としては、弾性が適当であること、内容物と反応し難いこと等の理由から、従来からシリコーン樹脂が多用されている。一方、キャップは、ポリプロピレン(PP)製であることが多い。シリコーン樹脂は、PPと融着し難いため、PP製のキャップにシリコーン樹脂製のスリットバルブを装着するには、複数の部品を嵌合させる必要があり、スリットバルブ付きキャップの製造工程が煩雑となる不都合がある。
この点、特許文献1には、キャップ基体及びスリットバルブの2部品から成るスリットバルブ付きキャップを、インサート成形又は2色成形によって製造することが記載されている。特許文献2には、2色成形が可能なスリットバルブの構成材料として、食品衛生上の観点から、スチレン系又はオレフィン系の熱可塑性エラストマーが好ましいと記載されている。
特開2015−051789号公報 特開2018−177296号公報
スリットバルブの構成材料として、スチレン系又はオレフィン系の熱可塑性エラストマーを使用すると、キャップ材料との接着性は良好であるが、油性食品(例えば、マヨネーズ、パンスプレッド等)と接触したときに、スリットバルブが油分によって膨潤することがある。スリットバルブが油分によって膨潤すると、スリット径の拡大により液切れ性が損なわれること、キャップとの接着強度が低下すること、バルブの変形により内容物の保持性が損なわれること等の問題が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、キャップ基体とスリットバルブとの接着性に優れ、油性食品と接触しても油分による膨潤が抑制されたスリットバルブ付きキャップを提供することである。
上記の課題を解決する本発明は、以下のとおりである。
《態様1》キャップ基体と、
上記キャップ基体の口部の開口部に設けられ、容器内圧の上昇によって開口するスリットを有するスリットバルブと
を有する、スリットバルブ付きキャップであって、
上記キャップ基体が、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から構成されており、かつ、
上記スリットバルブが、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体から構成されている、
スリットバルブ付きキャップ。
《態様2》上記スリットバルブを構成するエチレン−ヘキセン共重合体の引張弾性率が60MPa以下である、態様1に記載のスリットバルブ付きキャップ。
《態様3》上記キャップ基体が、ヒンジを介して連結された蓋体を備える、態様1又は2に記載のスリットバルブ付きキャップ。
《態様4》上記キャップ基体と上記スリットバルブとが、ヒートシールされている、態様1〜3のいずれか一項に記載のスリットバルブ付きキャップ。
《態様5》上記キャップ基体と上記スリットバルブとが、一体成形されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスリットバルブ付きキャップ。
《態様6》態様4に記載のスリットバルブ付きキャップの製造方法であって、
ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いて上記キャップ基体を成形すること、
密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体を用いて上記スリットバルブを成形すること、及び
上記キャップ基体と上記スリットバルブとを、ヒートシールによって一体化すること
を含む、スリットバルブ付きキャップの製造方法。
《態様7》態様5に記載のスリットバルブ付きキャップの製造方法であって、
ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いて上記キャップ基体を成形すること、及び
2色成形によって、上記キャップ基体の前記口部の前記開口部に、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体を用いて上記スリットバルブを成形すること
を含む、スリットバルブ付きキャップの製造方法。
本発明によると、キャップ基体とスリットバルブとの接着性に優れ、油性食品と接触しても油分による膨潤が抑制されたスリットバルブ付きキャップが提供される。
図1は、本発明のスリットバルブ付きキャップの実施態様の一例を説明するための概略斜視図である。 図2は、図1のA−A線断面図であり、本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるキャップ基体とスリットバルブとの位置関係の一例を示す。 本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるキャップ基体とスリットバルブとの位置関係の別の一例を示す概略断面図である。
《スリットバルブ付きキャップ》
本発明のスリットバルブ付きキャップは、
キャップ基体と、
キャップ基体の口部の開口部に設けられ、容器内圧の上昇によって開口するスリットを有するスリットバルブと
を有する、スリットバルブ付きキャップであって、
キャップ基体が、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から構成されており、かつ、
スリットバルブが、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体から構成されている、
スリットバルブ付きキャップである。
キャップ基体は、ヒンジを介して連結された蓋体を備えていてもよい。
以下、本発明のスリットバルブ付きキャップにおける、キャップ基体、及びスリットバルブの構成材料について順に説明し、次いで、スリットバルブ付きキャップの構成について説明する。
〈キャップ基体の構成材料〉
本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるキャップ基体は、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から構成される。「ポリプロピレンを主成分とする樹脂」とは、ポリプロピレンのみから成る樹脂であるか、又はポリプロピレンと他の樹脂とを含む樹脂であって、かつ、該樹脂中のポリプロピレン含量が、50質量%超、60質量%以上、70質量%以上、80質量%以上、85質量%以上、90質量%以上、95質量%以上、98質量%以上、又は99質量%以上である場合をいう。
キャップ基体を構成するポリプロピレンは、プロピレンのホモポリマーであってもよいし、プロピレンと他のモノマーとの共重合体であってもよい。他のモノマーとしては、プロピレン以外のオレフィンを好ましく使用できる。具体的には、例えば、炭素数2又は4〜10のα−オレフィンを例示でき、好ましくはエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、又は1−ヘキセンである。
ポリプロピレンが、プロピレンと他のモノマーとの共重合体である場合、共重合の形態としては、ブロック共重合体、及びランダム共重合体、並びにこれらの混合物のいずれであってもよい。
ポリプロピレンの結晶構造は、アイソタクチック、シンジオタクチック、及びアタクチックのいずれであってもよい。
キャップ基体を構成するポリプロピレンとして、特に好ましくは、プロピレンとエチレンとのランダム共重合体、又はブロック共重合体であって、ポリプロピレンの結晶構造がアイソタクチックの場合である。
キャップ基体が蓋体を備えている場合、キャップ基体の蓋体とその他の部分とは、同種の材料から構成されていてもよいし、相異なる材料から構成されていてもよい。しかしながら、これらを同種の材料から構成することが、蓋体付きのキャップ基体を一工程で製造できる観点で好ましい。
〈スリットバルブの構成材料〉
本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるスリットバルブは、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体から構成されている。
エチレン−ヘキセン共重合体は、エチレン及びヘキセン(例えば1−ヘキセン)を含むモノマーの共重合体である。エチレン−ヘキセン共重合体は、エチレン及びヘキセンの共重合によって得られる2元共重合体であってもよいし、エチレン及びヘキセンの他に他のモノマーも含むモノマー混合物の共重合体によって得られる多元共重合体であってもよい。他のモノマーとしては、エチレン及びヘキセン以外のオレフィンを好ましく使用できる。具体的には、例えば、炭素数3〜5又は7〜10のα−オレフィンを例示でき、好ましくはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、又は1−オクテンである。
エチレン−ヘキセン共重合体の共重合体の形態は、ブロック共重合体、及びランダム共重合体、並びにこれらの混合物のいずれであってもよい。
エチレン−ヘキセン共重合体は、密度が0.90g/cm以下であり、引張弾性率100MPa以下である。この要件は、当該エチレン−ヘキセン共重合体において、所定量のヘキセンが共重合されていることを示している。すなわち、本発明所定のエチレン−ヘキセン共重合体では、エチレンのホモポリマーであるポリエチレンと比較して、密度及び引張弾性率が低い。これは、エチレン−ヘキセン共重合体中で、ヘキセン単位によってエチレン連鎖が分断され、高密度かつ高引張弾性率のポリエチレン結晶を保持し得なくなったことによると考えられる。
このようなエチレン−ヘキセン共重合体では、ポリマー鎖中に、ヘキセン単位に由来する3級炭素が一定の割合で存在すると考えられ、同様にポリマー鎖中に3級炭素を多数有するポリプロピレンとの接着性が向上されていると考えられる。
したがって、このようなエチレン−ヘキセン共重合体から構成される本発明所定のスリットバルブは、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から構成されるキャップ基体との接着性に優れ、スリットバルブとの一体成形又はヒートシール接着が可能になったと推察される。
また、本発明所定のエチレン−ヘキセン共重合体は、引張弾性率が低く、スリットバルブとしたときの、内容物の吐出及び液切れ性に優れる。
更に、本発明所定のエチレン−ヘキセン共重合体は、ポリマー鎖中に3級炭素の存在により、食品中に含まれる油分(直鎖の長鎖アルケニル基を含む長鎖脂肪酸)との親和性が低減されている。そのため、食品中の油分による膨潤が抑制されていと考えられる。
本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるスリットバルブを構成するエチレン−ヘキセン共重合体の密度は、0.90g/cm以下であり、0.89g/cm以下、又は0.88g/cm以下であってもよい。エチレン−ヘキセン共重合体の密度は、JIS K7112に準拠して測定される値である。
本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるスリットバルブを構成するエチレン−ヘキセン共重合体の引張弾性率は、100MPa以下であり、90Mpa以下、80MPa以下、70MPa以下、60MPa以下、50MPa以下、45MPa以下、40MPa以下、35MPa以下、30MPa以下、25MPa以下、又は20MPa以下であってもよい。エチレン−ヘキセン共重合体の引張弾性率は、スリットバルブ材料として必要な強度及び硬度を確保する観点から、5MPa以上、又は10MPa以上であってよい。エチレン−ヘキセン共重合体の引張弾性率は、JIS K7161に準拠して、引張速度300mm/分の条件で引張試験を行って得られる引張弾性率(ヤング率)である。
本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるスリットバルブを構成するエチレン−ヘキセン共重合体の水接触角は、90°以上、92°以上、94°以上、96°以上、又は98℃以上であってよく、110°以下、108°以下、106°以下、104°以下、102°以下、又は100°以下であってよい。
本発明のスリットバルブ付きキャップにおけるスリットバルブを構成するエチレン−ヘキセン共重合体の油接触角は、15°以上、18°以上、20°以上、22°以上、又は24℃以上であってよく、40°以下、35°以下、30°以下、28°以下、又は26°以下であってよい。
一般に、水接触角及び油接触角は、試料と水及び油との馴染みやすさを示す指標と考えられている。しかしながら意外なことに、本発明においては、エチレン−ヘキセン共重合体の水接触角及び油接触角と、スリットバルブの耐油性能との関連は、あまり高くはない。すなわち、本発明所定のエチレン−ヘキセン共重合体の油接触角は、例えば、15°以上40°以下と、さほど撥油性が高いとはいえない値を示してよい。本発明所定のエチレン−ヘキセン共重合体を用いると、この範囲の油接触角を示していても、耐油性能が十分に高いスリットバルブを得ることができる。
エチレン−ヘキセン共重合体の水接触角及び油接触角は、シート状に成形した共重合体試料上に試験液3μLを滴下して接触角を測定する、液適法によって行われる。試験液としては、水接触角の測定には純水を用い、油接触角の測定にはサラダオイルを用いる。
《スリットバルブ付きキャップの構成》
本発明のスリットバルブ付きキャップは、
キャップ基体と、
キャップ基体の口部の開口部に設けられ、容器内圧の上昇によって開口するスリットを有するスリットバルブと
を有する、スリットバルブ付きキャップであって、
キャップ基体とスリットバルブとが、それぞれ、上記のような材料から構成されている。
本発明のスリットバルブ付きキャップでは、キャップ基体とスリットバルブとは、一体成形又はヒートシールされていてよい。
本発明のスリットバルブ付きキャップは、上記の要件を満たし、かつ、スリットバルブ付きキャップとしての機能を発揮し得る限り、任意の形状をとることができる。以下、本発明のスリットバルブ付きキャップの構成について、非限定的な例を示して説明する。
図1に、本発明のスリットバルブ付きキャップの構成の一例を説明するための概略斜視図を示した。
図1のスリットバルブ付きキャップ(100)は、キャップ基体(10)と、キャップ基体(10)の口部(12)の開口部(13)に設けられたスリットバルブ(50)と、を有する。
キャップ基体(10)は、キャップ基体平面部(11)と、このキャップ基体平面部(11)に保持されたキャップ基体懸垂部(15)とを有していてよい。
キャップ基体(10)は、内容物を突出させるための開口部(13)を有する口部(12)を有している。キャップ基体(10)がキャップ基体平面部(11)を有するとき、口部(12)は、キャップ基体平面部(11)の中央に突出して形成されていてよい。
スリットバルブ付きキャップ(100)は、キャップ基体(10)の裏面側(キャップ基体懸垂部(15)に囲繞された図示されていない領域)で、容器口部(図示せず)と連結されて使用されることが予定されている。キャップ基体(10)の裏面側と容器口部との連結の形式は任意であり、例えば、ネジ込み式、スナップフィット式、ビヨネット式等であってよい。
図1のスリットバルブ付きキャップ(100)のキャップ基体(10)は、ヒンジ(20)を介して連結された蓋体(30)を有する。蓋体(30)は、ヒンジ(20)によって揺動して開栓及び閉栓を行うことができる。図1では、蓋体(30)が開状態のスリットバルブ付きキャップ(100)を示している。
蓋体(30)は、ヒンジ(20)から立ち上がる蓋懸垂部(31)と、この蓋懸垂部(31)に保持された蓋平面部(32)とを有していてよい。蓋体(30)は、閉状態のときに口部(12)とともに、密閉を形成する。例えば、蓋体(30)は、閉状態のときに口部(12)と接触して密閉を形成するための蓋密閉形成部(35)を更に有していてよい。この蓋密閉形成部(35)は、密閉を形成するために、例えば、リング、フィン、ピン、インサート、スリーブ、スカート等を有していてよい。
図1のスリットバルブ付きキャップ(100)において、キャップ基体(10)の口部(12)の開口部(13)には、スリットバルブ(50)が設けられている。このスリットバルブ(50)には、スリットが設けられており、常圧下ではスリットが閉じており、内容物は保持されるが、容器胴部(図示せず)を加圧して容器内圧を高めると、スリットバルブ(50)のスリットが内容物の圧力で押し開かれ、内容物が吐出される。また、容器胴部(図示せず)の加圧をやめると、スリットはその弾性によって閉鎖され、内容物の吐出は停止される。
図1のスリットバルブ付きキャップ(100)では、スリットバルブ(50)のスリットは、十字状であるが、スリットの形状は、内容物の吐出が可能である限り任意であり、放射状等であってもよい。
図2は、図1のA−A線断面図であり、スリットバルブ付きキャップ(100)におけるキャップ基体(10)とスリットバルブ(50)との位置関係の一例を示している。スリットバルブ付きキャップ(100)において、スリットバルブ(50)は、キャップ基体(10)の口部(12)内側に形成された凹部に係合して、開口部(13)の全領域にわたって配置されている。
スリットバルブ付きキャップ(100)におけるキャップ基体(10)とスリットバルブ(50)との位置関係は、図2に示した態様に限定されるものではなく、これ以外の任意の態様であってもよい。例えば、図3に示したスリットバルブ付きキャップ(200)では、キャップ基体(10)の口部(12)の上端部上に、口部(12)を全部覆うように配置されている。
本発明のスリットバルブ付きキャップでは、
キャップ基体(10)が、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から構成されていること;及び
スリットバルブ(50)が、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体から構成されていることを要件とし;更に、
キャップ基体とスリットバルブとは、一体成形又はヒートシールされていてよい。
図1に示した形状スリットバルブ付きキャップの形状は、本発明の実施態様の一例にすぎず、本発明のスリットバルブ付きキャップの形状は、図1に示した形状に限定されるものではない。本発明のスリットバルブ付きキャップは、スリットバルブ付きキャップとしての機能を発揮し得る限り、任意の形状をとることができる。
《スリットバルブ付きキャップの製造方法》
本発明のスリットバルブ付きキャップは、上記の構成を有するものである限り、任意の方法で製造されてよい。例えば、以下のいずれかの方法で製造されてよい。
ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いてキャップ基体を成形すること(キャップ基体成形工程)、
密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体を用いてスリットバルブを成形すること(スリットバルブ成形工程)、及び
キャップ基体とスリットバルブとを、ヒートシールによって一体化すること(ヒートシール工程)
を含む、スリットバルブ付きキャップの製造方法(第1の製造方法);又は
ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いてキャップ基体を成形すること(キャップ基体成形工程)、及び
2色成形によって、キャップ基体の口部の開口部に、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体を用いてスリットバルブを成形すること(一体成形工程)
を含む、スリットバルブ付きキャップの製造方法(第2の製造方法)。
〈第1の製造方法〉
本発明のスリットバルブ付きキャップを製造するための第1の製造方法は、キャップ基体成形工程、スリットバルブ成形工程、及びヒートシール工程を含む。この第1の製造方法によると、キャップ基体とスリットバルブとの位置関係が、図3に示したように、スリットバルブが、キャップ基体の口部の上端部上に配置されているスリットバルブ付きキャップを製造するために好適である。
(キャップ基体成形工程)
キャップ基体成形工程では、ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いて、キャップ基体を成形する。ポリプロピレンを主成分とする樹脂は、キャップの所望の組成に応じて、適宜に選択されてよい。キャップ基体は、公知の方法によって成形されてよく、例えば、射出成形、圧縮成形、真空成形、圧空成形等の適宜の成形方法によって成形されてよい。
(スリットバルブ成形工程)
スリットバルブ成形工程では、所定のエチレン−ヘキセン共重合体を用いてスリットバルブを成形する。エチレン−ヘキセン共重合体は、スリットバルブの所望の特性に応じて、適宜に選択されてよい。スリットバルブは、公知の方法によって成形されてよく、例えば、射出成形、圧縮成形、真空成形、圧空成形等の適宜の成形方法によって成形されてよい。
(ヒートシール工程)
ヒートシール工程では、キャップ基体成形工程で得られたキャップ基体と、スリットバルブ成形工程で得られたスリットバルブとを、ヒートシールによって一体化して、スリットバルブ付きキャップを得る。この場合、例えば、スリットバルブを、キャップ基体の口部の上端部上に配置した後、公知の方法、例えば、によってヒートシールを行ってよい。
(スリットバルブのスリットの形成時期)
スリットバルブのスリットは、スリットバルブの成形と同時に形成されてよく、成形後、ヒートシール工程前に、形成されてよく、又は、ヒートシール工程後に形成されてよい。スリットバルブ成形工程において、エチレン−ヘキセン共重合体を所望のスリットバルブのサイズよりも大きなシート状に成形し、これをキャップ基体口部の上端部に配置してヒートシールした後、シートを所定のサイズにカットすると同時にスリットを形成することも、本発明の好ましい態様に含まれる。
〈第2の製造方法〉
本発明のスリットバルブ付きキャップを製造するための第2の製造方法は、キャップ基体成形工程、及び一体成形工程を含む。この第2の製造方法によると、キャップ基体とスリットバルブとの位置関係が、図2に示したような、スリットバルブが、キャップ基体の口部内側に形成された凹部に係合するように配置されているスリットバルブ付きキャップ、図3に示したような、スリットバルブが、キャップ基体の口部の上端部上に配置されているスリットバルブ付きキャップ等を製造するために好適である。
(キャップ基体成形工程)
キャップ基体成形工程では、ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いて、キャップ基体を成形する。ポリプロピレンを主成分とする樹脂は、キャップの所望の組成に応じて、適宜に選択されてよい。第2の製造方法におけるキャップ基体成形工程は、第1の製造方法におけるキャップ基体成形方法と同様に実施されてよい。
(一体成形工程)
次いで、一体成形工程では、2色成形によって、キャップ基体の口部の開口部に、所定のエチレン−ヘキセン共重合体を用いてスリットバルブを成形する。これにより、キャップ基体とスリットバルブとが一体化されたスリットバルブ付きキャップを得る。
ここで適用される2色成形とは、異なる種類の複数の材料を一体化させる技術であり、例えば、ベースの成形パーツに別の材料から成るパーツを追加して一体化させることによって行われてよい。本発明では、例えば、キャップ基体成形工程で得られたキャップ基体を、金型内の所定位置に配置し、該金型内でキャップ基体の口部の開口部に、所定のエチレン−ヘキセン共重合体から構成されるスリットバルブを形成する方法によってよい。エチレン−ヘキセン共重合体は、スリットバルブの所望の特性に応じて、適宜に選択されてよい。本発明所定のエチレン−ヘキセン共重合体は、ポリプロピレンを主成分とする樹脂との接着性に優れるから、この2色成形によって、キャップ基体とスリットバルブとの接着性に優れるスリットバルブ付きキャップを得ることができる。
2色成形は、当業界で、インサート成形、オーバーモールド成形、ダブルモールド成形等とも呼ばれている。
(スリットバルブのスリットの形成時期)
スリットバルブのスリットは、一体成形工程の際に形成されてよく、一体成形後に形成されてよい。所定のエチレン−ヘキセン共重合体が、キャップ基体口部の上端部又はその近傍に、スリットのないシートとして配置されるように一体成形した後、スリットを形成することも、本発明の好ましい態様に含まれる。
《実施例1》
実施例1では、スリットバルブ用樹脂として、日本ポリエチレン(株)製のメタロセン高圧法によるエチレン−ヘキセン共重合体、品名「カーネルKS560T」を用い、その諸物性を評価した。
(1)密度の評価
スリットバルブ用樹脂の密度は、JIS K7112に準拠して測定した。
(2)接触角の評価
スリットバルブ用樹脂1.0gを、2枚の剥離PET間に挟み、SUS製の0.1mmスペーサを用いて、(株)井元製作所製の熱プレス試験機による熱プレスを行って、厚み0.1mmのシート試料を作製した。協和界面科学(株)製の自動接触角計、品名「DM501Hi」を用い、得られたシート試料上に試験液3μLを滴下して、接触角を測定した。試験液としては、水接触角の測定には純水を用い、油接触角の測定には、日清オイリオグループ(株)製のサラダ油を用いた。
(3)引張弾性率の評価
スリットバルブ用樹脂1.0gを、2枚の剥離PET間に挟み、SUS製の0.1mmスペーサを用いる熱プレスによって、厚み0.1mmのシート試料を作製した。このシート試料を幅15mmの試験片にカットし、JIS K7161に準拠して、引張速度300mm/分の条件で引張試験を行い、引張弾性率(ヤング率)を求めた。
この引張弾性率が100MPa以下であれば、スリットバルブとしての使用感がよく、60MPa以下であれば、スリットバルブとしての使用感が優れていると評価できる。スリットバルブとしての使用感とは、内容物を押し出すときの容易性、及び内容物の押し出しをやめたときの液切れ性をいう。
(4)耐油性の評価
スリットバルブ用樹脂1gを、2枚の剥離PET間に挟み、SUS製の0.6mmスペーサを用いる熱プレスによって、厚み0.6mmのシート試料を作製した。このシート試料を、キユーピー(株)製の品名「キユーピーマヨネーズ」中に浸漬し、40℃において7日間(168時間)静置した。浸漬前後の試料質量を電子天秤によって測定し、質量増加分を耐油性の指標とした。この質量増加が1.0質量%未満、好ましくは0.9質量%以下であると、耐油性に優れていると評価できる。
(5)キャップ基体との接着性の評価
キャップ基体の材料としてランダムポリプロピレン(r−PP)を用い、スリットバルブ用樹脂とキャップ基体との接着性の評価を行った。ランダムポリプロピレン及びスリットバルブ用樹脂それぞれ3gを、2枚の剥離PET間に挟み、SUS製の0.3mmスペーサを用いる熱プレスによって、厚み各0.3mmのランダムPPシート及びスリットバルブ用樹脂シートを作製した。
これらのシートをそれぞれ50mm×100mmの矩形に切り出し、2枚を重ね合わせ、180℃、5MPaの条件にて30秒間の熱圧着を行い、剥離試験試料を得た。このとき、重ね合わせたシートの短辺端部から長辺方向4cmにわたって剥離PETを挟んで、引張試験時の掴み部を作った。
得られた剥離試験試料につき、JIS Z0237に準拠して、引張速度300mm/分の条件で180°剥離試験を行って剥離強度を調べ、下記の基準で評価した。
剥離強度が10N/25mm以上であったとき:接着性「良好」
剥離強度が10N/25mm未満であったとき:接着性「不良」
上記すべての測定結果は、表1に示す。
《実施例2及び比較例1〜7》
スリットバルブ用樹脂を表1に記載のとおりにそれぞれ変更した他は、実施例1と同様にして、各種評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2021095149
表1中、スリットバルブ用樹脂の名称の略称は、それぞれ、以下の意味である。
KS560T:日本ポリエチレン(株)製、メタロセン高圧法によるエチレン−ヘキセン共重合体、品名「カーネルKS560T」
KS−340T:日本ポリエチレン(株)製、メタロセン高圧法によるエチレン−ヘキセン共重合体、品名「カーネルKS340T」
RBB6650−50:ダウ・東レ(株)製、シリコーン樹脂、品名「ザイアメターRBB6650−50」
AR−850C:アロン化成(株)製、スチレンエラストマー、品名「AR−850C」
L1850K:旭化成(株)製、低密度ポリエチレン、品名「サンテックL1850K」
TPX MX002:三井化学(株)製、ポリメチルペンテン、品名「TPX MX002」
SP2520:(株)プライムポリマー製、メタロセン法によるエチレン−ヘキセン共重合体、品名「エボリューSP2520」
10100J:(株)プライムポリマー製、エチレン−ブテン共重合体、品名「ネオゼックス10100J」
r−PP:ランダムポリプロピレン
表1によると、スリットバルブ材料として一般に用いられているシリコーン樹脂は、キャップ基体材料との接着性に劣っていた(比較例1)。また、スチレンエラストマーは、引張弾性率が低く、スリットバルブの使用感には優れていたが、耐油性は劣っていた(比較例2)。更に、一般的なポリオレフィンは、耐油性には優れていたが、引張弾性率が極めて高く、スリットバルブの使用感に劣る他、キャップ基体材料との接着性に劣っていた(比較例3及び4)。
また、エチレン−ヘキセン共重合体であっても、密度が本発明所定の範囲よりも高い場合には、引張弾性率が高く、キャップ基体材料との接着性にも劣っていた(比較例5)。エチレン−ブテン共重合体も、引張弾性率が高く、キャップ基体材料との接着性に劣っていた(比較例6)。
更に、ポリプロピレンは、キャップ基体材料との接着性は優れていたものの、引張弾性率が顕著に高く、スリットバルブ材料としての使用感は劣等であると考えられる(比較例7)。
これらに対して、本発明所定の要件を満たすエチレン−ヘキセン共重合体を用いた実施例1及び2では、スリットバルブの使用感に優れる他、キャップ基体材料との接着性に優れることが明らかにされており、これらの材料が、スリットバルブ材料として好適であることが検証された。
10 キャップ基体
11 キャップ基体平面部
12 口部
13 開口部
15 キャップ基体懸垂部
20 ヒンジ
30 蓋体
31 蓋懸垂部
32 蓋平面部
35 蓋密閉形成部
50 スリットバルブ
100、200 スリットバルブ付きキャップ

Claims (7)

  1. キャップ基体と、
    前記キャップ基体の口部の開口部に設けられ、容器内圧の上昇によって開口するスリットを有するスリットバルブと
    を有する、スリットバルブ付きキャップであって、
    前記キャップ基体が、ポリプロピレンを主成分とする樹脂から構成されており、かつ、
    前記スリットバルブが、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体から構成されている、
    スリットバルブ付きキャップ。
  2. 前記スリットバルブを構成するエチレン−ヘキセン共重合体の引張弾性率が60MPa以下である、請求項1に記載のスリットバルブ付きキャップ。
  3. 前記キャップ基体が、ヒンジを介して連結された蓋体を備える、請求項1又は2に記載のスリットバルブ付きキャップ。
  4. 前記キャップ基体と前記スリットバルブとが、ヒートシールされている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスリットバルブ付きキャップ。
  5. 前記キャップ基体と前記スリットバルブとが、一体成形されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスリットバルブ付きキャップ。
  6. 請求項4に記載のスリットバルブ付きキャップの製造方法であって、
    ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いて前記キャップ基体を成形すること、
    密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体を用いて前記スリットバルブを成形すること、及び
    前記キャップ基体と前記スリットバルブとを、ヒートシールによって一体化すること
    を含む、スリットバルブ付きキャップの製造方法。
  7. 請求項5に記載のスリットバルブ付きキャップの製造方法であって、
    ポリプロピレンを主成分とする樹脂を用いて前記キャップ基体を成形すること、及び
    2色成形によって、前記キャップ基体の前記口部の前記開口部に、密度0.90g/cm以下、引張弾性率100MPa以下のエチレン−ヘキセン共重合体を用いて前記スリットバルブを成形すること
    を含む、スリットバルブ付きキャップの製造方法。
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