JP2021095070A - 電動車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動車両の駆動装置におけるケーシングの剛性を増大する。【解決手段】電動車両の駆動装置10は、車両1の動力を発生する電動機11と、電動機11の動力を変速する変速機構12と、車両の駆動輪15に連結された車軸14を通じて変速機構12からの動力を駆動輪15に伝達するデファレンシャル装置13と、を有する。この電動車両の駆動装置10は、変速機構12を収容する第一収容部22と、第一収容部22の後方部22Bにおいて車幅方向にオフセットして連結されており、デファレンシャル装置13を収容する円筒形状部28を有する第二収容部24と、第二収容部24において、円筒形状部28の下方の周縁部に円弧状に突出して形成されており、前方の端部31で第一収容部22の後方部22Bに連設された円弧状リブ30と、を備えている。【選択図】 図2

Description

本開示は、電動機を動力源として走行する電動車両の駆動装置に関する。
HEV,PHEV,電気自動車など電動モータ(電動機)を動力源として走行する電動車両では、電動モータからの動力が、減速機構を経てデファレンシャル装置(「デフ装置」ともいう)に伝達され、デフ装置を介して駆動輪に伝達される(例えば特許文献1を参照)。特許文献1では、電動モータの出力軸にトルクコンバータを設けることで、設置スペースの自由度の低下やコスト上昇を抑えつつ、電動モータから駆動輪に伝達される動力を大きくできるとされている。
特開2019−59412号公報
近年、電動車両において、電動モータ,減速機構,デフ装置などを含む動力伝達機構を一体化したユニットで構成する技術が開発されている。
この技術では、デフ装置と減速機構とがユニット化されていることから、車両の走行中に車輪を通じて路面から受けた振動の影響を受けやすい傾向がある。そのため、駆動装置におけるケーシングの剛性を増大することが望まれている。
本開示は、このような課題に鑑み案出されたもので、ケーシングの剛性が増大された電動車両の駆動装置を提供することを目的とする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)本開示は、車両の動力を発生する電動機と、前記電動機からの動力を変速する変速機構と、前記車両の駆動輪に連結された車軸を通じて前記変速機構からの動力を前記駆動輪に伝達するデファレンシャル装置と、を有する電動車両の駆動装置であって、前記変速機構を収容する第一収容部と、前記第一収容部の後方部において車幅方向にオフセットして連結されており、前記デファレンシャル装置を収容する円筒形状部を有する第二収容部と、前記第二収容部において、前記円筒形状部の下方の周縁部に円弧状に突出して形成されており、前方の端部で前記第一収容部の前記後方部に連設された円弧状リブと、を備えている。
本開示の駆動装置では、第二収容部において、円筒形状部の下方の周縁部で円弧状に形成されており、その前方の端部が第一収容部に連設された円弧状リブを設けている。この構成により、第二収容部の剛性が補強されるとともに、第一収容部に作用する第二収容部からの曲げや捩じりの力に対する剛性が補強される。
本開示の円弧状リブにより、駆動装置におけるケーシングの剛性を増大することができ、第一収容部に作用する第二収容部からの曲げや捩じりの力を抑制できる。
実施形態に係る電動車両の駆動装置と車体フレームとを車両の上方から視た説明図である。 駆動装置の一部を車両の左方(図1の矢印II)から視た説明図である。 駆動装置の一部を車両の下方(図2の矢印III)から視た説明図である。 駆動装置の一部を車両の後方(図1の矢印IV)から視た説明図である。
図面を参照して、実施形態としての電動車両の駆動装置について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
なお、以下に説明する各図面で電動車両の駆動装置は一部を誇張および簡略化されて描かれている。
[1.装置構成]
図1は、実施形態にかかる電動車両1の駆動装置10と車体フレーム2とを電動車両1の上方から視た説明図である。以下の説明では、駆動装置10が適用された電動車両を電動トラック1(以下「トラック」ともいう)に特定している。なお、図1のトラック1は一部が省略されている。
以下の説明では、駆動装置10がトラック1に搭載された状態を基準に重力の作用方向を「下」とし、この反対方向を「上」として上下方向を定める。また、車両の進行方向を「前」とし、「後」とはその反対方向であり、前方を基準に左右方向を定める。また、以下で「幅方向」とは車両の幅方向(車幅方向)であり、左右方向に対応している。
車体フレーム2はトラック1の骨格を成す構造部材である。車体フレーム2は、前後方向に延びた左右一対のサイドレール3と、左右のサイドレール3の間に横架された複数のクロスメンバ4(図1の点線を参照)とを有しており、いわゆるラダーフレームとして構成されている。
サイドレール3のそれぞれは、断面コ字型のチャンネル材により形成されており、幅方向内側に溝を向けて配設される。クロスメンバ4は左右のサイドレール3を幅方向に接続する部材であり、前後方向に間隔を空けて複数本配設されている。クロスメンバ4のそれぞれは断面コ字型のチャンネル材により形成されている。
トラック1は電動モータ(電動機)11を駆動源に持つ電動車両である。
本実施形態の駆動装置10は、この電動モータ11と、減速機構12(図1の破線を参照)と、デファレンシャル装置13(図1の破線を参照,「デフ装置」と略称する)とを含む動力伝達機構を一体化したユニットとして構成されている。
電動モータ11はバッテリー(図示せず)からの電力を使ってトラック1の動力を発生させる。電動モータ11は、その出力軸を幅方向に沿って左方に向けて配置され、電動モータ11の出力軸が減速機構12の入力側に接続されている。
減速機構12は、電動モータ11からの動力の回転速度を減速(変速)して出力する変速機構であり、図示しない複数の歯車と複数の軸とを備えた歯車装置で構成されている。デフ装置13は、トラック1の左右の駆動輪15(図1の点線を参照)の間に介装されており、左右の駆動輪15のそれぞれに連結された車軸14(図1の点線を参照)を通じて、減速機構12からの動力を各駆動輪15に伝達している。デフ装置13の入力側には減速機構12の出力軸が接続され、その出力側には車軸14(図1の点線を参照)が接続されている。
減速機構12およびデフ装置13はケーシング20に収容されている。ケーシング20は、例えばアルミ材料で形成された箱体で形成された収容部である。このケーシング20の前方部で右方に隣接して電動モータ11が配置されている。なお、ケーシング20の詳細な構造は後述する。
<駆動装置の取り付け構造>
駆動装置10は、左右のサイドレール3に取り付けられた左右一対の前側ブラケット5A,5Bと一つのクロスメンバ4Aに取り付けられた後側ブラケット6A,6Bとの四点で、車体フレーム2の下面側に支持されている。
具体的には、前側ブラケット5A,5Bのそれぞれは、サイドレール3から下方に向かって延出し、その下端部で駆動装置10の前方部を支持する構造である。後側ブラケット6A,6Bのそれぞれは、クロスメンバ4Aにおいて幅方向に離間して配置されており、クロスメンバ4Aから下方に向かって延出しており、その下端部で駆動装置10の後方部を支持する構造である。
電動モータ11の右側面部には前方に向かって延出する腕部11Aが連設されており、ケーシング20の前方部で左側面部には前方に向かって延出する腕部20Aが連設されている。また、ケーシング20の後方部(後述するミドルハウジング24)の左右両側面部には後側ブラケット6A,6Bに連結される連結部(不図示)が設けられている。
駆動装置10は、腕部11A,20Aと各連結部とのそれぞれにおいてマウントラバー(不図示)を介して前側ブラケット5A,5Bおよび後側ブラケット6A,6Bに取り付けられている。
<ケーシングの詳細な構成>
図2〜図4はケーシング20を説明する説明図であり、駆動装置10の一部が省略されている。なお、電動モータ11は図2,図4では省略されており、図3では点線で表されている。また、図2,図3で前側ブラケット5Bは二点鎖線で表されており、図4で前側ブラケット5Bと後側ブラケット6A,6Bとは二点鎖線で表されている。
ケーシング20には、幅方向の左方に配置されたレフトハウジング(第一収容部)22と、レフトハウジング22の後方部22Bにおいて右側面部22Rに連結されたミドルハウジング(第二収容部)24とが設けられている。本実施形態のケーシング20は、ミドルハウジング24がレフトハウジング22と一体成形されている場合を例に挙げている。さらに、ミドルハウジング24の右側面部24Rにはライトハウジング26が取り付けられている。
レフトハウジング22は減速機構12を収容するための収容部である。レフトハウジング22は上方(または下方)から視て前後方向に延びた箱体で形成される。ミドルハウジング24はデフ装置13を収容するための収容部である。ミドルハウジング24は上方(または下方)から視て前後方向に延びた箱体で形成される。
ミドルハウジング24は、上方から視てレフトハウジング22の後方部22Bにおいて幅方向の右側にオフセットして配置されている。このオフセットの配置により駆動装置10の前後方向の寸法がコンパクト化されている。このオフセットの配置は、具体的には、ミドルハウジング24の前方部が幅方向の外側から視てレフトハウジング22の後方部22Bに重複する配置である。
<ミドルハウジングの詳細な構成>
ミドルハウジング24は、その後方部に円筒形状部28を有している。
円筒形状部28は、レフトハウジング22よりも後方に延出しており、車軸14と同軸上に配置された略円筒形状の部位である。この円筒形状部28がデフ装置13を収容している。円筒形状部28の寸法は、デフ装置13(図1参照)を収容し得る寸法に設定される。
円筒形状部28は、幅方向の外側から視て略円形状の側面部28L,28Rを有している。側面部28L,28Rのそれぞれは、車軸14に直交(交差)する面部を成している。左側面部28Lは、図2に示すように左方から視てその前方部(一部)がレフトハウジング22の後端部に重複して配置されている。なお、右側面部28Rはミドルハウジング24の右側面部24Rの一部である。
円筒形状部28の左側面部28Lと、右側面部28Rに取り付けられたライトハウジング26とのそれぞれには、車軸14(図1,図3,図4で点線を参照)を支持するための支持部29L,29Rが設けられている。支持部29L,29Rのそれぞれは、車軸14の軸方向に沿って配置されている管部29B(図3参照)と、管部29Bの外周からつば状に延出したフランジ部29A(図3参照)とを有し、ハット型の断面形状をなす。フランジ部29A(図3参照)が左側面部28Lまたはライトハウジング26に取り付けられており、管部29B(図3参照)に対して車軸14(図3,図4で点線を参照)が装着されている。
<円弧状リブ>
円筒形状部28の左側面部28Lには、下方の周縁部に沿って円弧状リブ30が形成されている。円弧状リブ30はケーシング20の剛性を補強するための補強部材である。
円弧状リブ30は、図2に示すように左側面部28Lと同心円(つまり車軸14と同心円)状の円弧を成しており、図3,図4に示すように左側面部28Lから左方(幅方向の外側)に向かって突出した突起部である。
この円弧状リブ30の前方の端部31は、レフトハウジング22の後方部22Bに連設されている。具体的には、レフトハウジング22の後方部22Bで後方を向いた面に円弧状リブ30の前方の端部31が連設されている。円弧状リブ30の肉厚(左側面部28Lで半径方向の寸法)は所望の強度が得られるように適宜に設定されてよい。
この円弧状リブ30によってミドルハウジング24の剛性が補強されるとともに、トラック1の走行時にレフトハウジング22に作用するミドルハウジング24からの曲げや捩じりの力に対する剛性が補強されている。
本実施形態の円弧状リブ30は、左側面部28Lの中心O(図2参照)を基準にして外側寄りの箇所に設けられた外側リブ30Aと、外側リブ30Aよりも内側に設けられた内側リブ30Bとの二重構造になっている。なお、図2で中心Oは黒丸で表現されている。
外側リブ30Aと内側リブ30Bとの間には、左側面部28Lの中心Oから放射状に延びる仮想線R(図2の一点鎖線を参照)に沿う複数の直線状リブ33が設けられている。図2では一部の直線状リブ33にのみ符号を付ける。なお、外側リブ30A、内側リブ30Bおよび直線状リブ33を区別しない場合は、これらを円弧状リブ30と総称する。この構造により円弧状リブ30の強度を増している。
本実施形態で円弧状リブ30の形成された下方の周縁部とは、図2,図4に示すように、円筒形状部28の上下方向の中央部C(一点鎖線を参照)に対して下方側で、左側面部28Lの中心O(図2参照)を基準にして外側(円周部分)付近である。
本実施形態の円弧状リブ30は、左側面部28L(円筒形状部28)の下方の周縁部で略半周にわたり形成されている。
具体的には、外側リブ30Aの前方端部31Aは、中央部Cよりも下方でレフトハウジング22の後方部22Bに連設されており、後方端部32Aは中央部Cを上方に超えて直線状リブ35に突き当たっている。また、内側リブ30Bの前方端部31Bは、中央部Cよりも下方且つ外側リブ30Aの前方端部31Aよりも内側でレフトハウジング22の後方部22Bに連設されており、後方端部32Bは、外側リブ30Aの後方端部32Aよりも上方まで延びている。
また、図3,図4に示すように、円弧状リブ30は、前方の端部31A,31B(31)から後方の端部32A,32B(32)に向かって高さ寸法が漸次減少するスロープ状または山型の形状を有する。ここで、円弧状リブ30の高さ寸法とは、左側面部28Lの側面から左方への突出量(幅方向の寸法)である。
円弧状リブ30の高さ寸法は所望の強度が得られるように適宜に設定されてよい。円弧状リブ30の高さ寸法を大きくすることで、下方から視たときに、円弧状リブ30が左側の支持部29Lの下面側の一部に重複する(または覆う)ようになっている(図3を参照)。
[2.作用・効果]
上述した駆動装置10では、ミドルハウジング24(第二収容部)の左側面部28Lにおいて、円筒形状部28の下方(下方側の周縁部)に円弧状に突出して形成され、前方端部31でレフトハウジング22(第一収容部)の後方部22Bに連設された円弧状リブ30を備えている。この円弧状リブ30により、ミドルハウジング24の剛性が補強されるとともに、レフトハウジング22に作用するミドルハウジング24からの曲げや捩じりの力に対する剛性が補強される。
そのため、駆動装置10におけるケーシング20の剛性を増大することができ、ミドルハウジング24からレフトハウジング22に対して発生する曲げや捩じりの力を抑制できる。
上記の曲げや捩じりの力とは、具体的には、トラック1の走行中に車輪15を通じて路面から受けた振動がミドルハウジング24に作用した場合に、この振動の影響によりミドルハウジング24からレフトハウジング22に対して発生する力である。
上述したように、電動モータ,減速機構,デフ装置を一体化したユニットで構成する技術では、車両の走行中に車輪を通じて路面から振動の影響を受けやすい傾向がある。そのため、従来の技術ではデフ装置のケーシング(本実施形態のミドルハウジング24に相当)に路面からの振動が作用した場合に車両の振動が悪化する場合があった。
この点、本実施形態の駆動装置10では、円弧状リブ30でケーシング20の剛性が増大されるとともに、上記の曲げや捩じりの力が抑制されるので、路面からの振動の影響を受けにくくなる。
また、上述した円弧状リブ30は、前方の端部31から後方の端部32に向かって高さ寸法が漸次減少する形状となっている。
円弧状リブ30の高さ寸法を大きくすることで円弧状リブ30の強度を増大する作用が得られる。
また、高さ寸法を大きくした円弧状リブ30が円筒形状部28(ミドルハウジング24)の下方に配置される構造であるため、円筒形状部28の下方箇所で表面積が大きくなる。この円筒形状部28の下方箇所は、ミドルハウジング24の内部でのデフオイルの油面(液面)の高さ位置(オイルレベル)に相当しているので、上記の構造によりデフオイルの冷却効果を向上できる。なお、デフオイルはデフ装置13の歯車装置内の歯車や軸受けを潤滑するための潤滑オイルである。
また、本実施形態の円弧状リブ30は、下方から視たときに、左側の支持部29Lの下面側の一部に重複する構造であるため、支持部29Lやここに装着された車軸14を跳ね石などによる下方からの衝撃から保護する保護性を向上できる。
さらに、本実施形態の円弧状リブ30が、前方の端部31から後方の端部32に向かって高さ寸法が漸次減少する形状であるため、支持部29Lや車軸14へ下方から作業員がアクセスするための作業スペースを確保できる。作業員は、例えば支持部29Lと車軸14との脱着作業に際して、下方から支持部29Lや車軸14にアクセスする必要がある。
上記の形状のため、支持部29Lや車軸14の保護性の向上と、支持部29Lや車軸14への下方からのアクセス(作業スペース)の確保とを両立できる。
[3.その他]
上述した駆動装置10の構造は一例であって、上述したものに限られない。
例えば、ミドルハウジング24はレフトハウジング22と一体成形されたものに限らず、別体で形成されていてもよい。
ミドルハウジング24の後方部は円筒形状部28に限らず、車軸14と交差する面に延在する側面部28L,28Rを有し、デフ装置13の収容部として機能すればどのような形状でもよい。
上述した駆動装置10では減速機構12が変速機構の例として挙げられていたが、変速機構は、減速機構に限らず電動モータ11の回転速度を変速する機構であればよい。
円弧状リブ30は、上述した外側リブ30Aと内側リブ30Bとの二重構造に限らず、一個の円弧状リブだけ(一重構造)でもよいし、三個以上の円弧状リブを有する多重構造であってもよい。直線状リブ33の数や配置箇所は適宜に設定されてよい。また、直線状リブ33が設けられていなくてもよい。
円弧状リブ30の形成箇所は、右側面部28Lの外側(円周部分)付近に限らず、円筒形状部28の下方の周面(下方を向いた周面)など、円筒形状部28の下方の周縁部であればよい。
また、円弧状リブ30は前方の端部31から後方の端部32にわたり同一の高さ寸法であってもよい。この場合、下方からのアクセス(作業スペース)の確保はできないが、強度の増大,デフオイルの冷却効果の向上,保護性の向上といった効果が発揮される。
また、円弧状リブ30は高さ方向の寸法を大きくとらなくてもよい。
本発明の駆動装置10が適用される車両は、トラック1に限らずバスその他どのような電動車両でもよい。
1 トラック(電動車両)
2 車体フレーム
3 サイドレール
4 クロスメンバ
5A,5B 前側ブラケット
6A,6B 後側ブラケット
10 駆動装置
11 電動モータ
11A,20A 腕部
12 減速機構(変速機構)
13 デファレンシャル装置
14 車軸
15 車輪(駆動輪)
20 ケーシング
20A 腕部
22 レフトハウジング(第一収容部)
22B 後方部
22R 右側面部
24 ミドルハウジング(第二収容部)
24R 右側面部
26 ライトハウジング
28 円筒形状部
28L 左側面部(側面部)
28R 右側面部
29L,29R 支持部
29A フランジ部
29B 管部
30 円弧状リブ
30A 外側リブ
30B 内側リブ
31,32 端部
33,35 直線状リブ
C 中央部
O 中心
R 仮想線

Claims (1)

  1. 車両の動力を発生する電動機と、前記電動機からの動力を変速する変速機構と、前記車両の駆動輪に連結された車軸を通じて前記変速機構からの動力を前記駆動輪に伝達するデファレンシャル装置と、を有する電動車両の駆動装置であって、
    前記変速機構を収容する第一収容部と、
    前記第一収容部の後方部において車幅方向にオフセットして連結されており、前記デファレンシャル装置を収容する円筒形状部を有する第二収容部と、
    前記第二収容部において、前記円筒形状部の下方の周縁部に円弧状に突出して形成されており、前方の端部で前記第一収容部の前記後方部に連設された円弧状リブと、を備えたことを特徴とする電動車両の駆動装置。
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