JP2009274618A - 車両用パワーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】レイアウト性を向上させ、車体の重心を下げて走行安定性を向上させることができ、燃料タンクの変形を抑制した車両用パワーユニットを提供する。
【解決手段】車両用パワーユニット11は車体13に取付けられ、後車輪35を駆動する。後車輪35の駆動力を発生する駆動源(電動機)22と、電動機22に連結している第1の減速機構46と、後車輪35側に連結している第2の減速機構52と、第2の減速機構52に第1の減速機構46を両端に等速ジョイントを介して連結しているドライブシャフト53と、を備えている。電動機22は、第1の減速機構46に対して車両の前方へオフセットされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動機で車輪を駆動する車両用パワーユニットに関するものである。
車両用パワーユニットには、電動モータを用いたものがあり、電動モータの回転軸に対してドライブシャフトを車両の後方へ偏心させ、電動モータと減速機構の各ギヤを車両の前後方向に並べて配置し、電動モータと各ギヤが全て駆動ケース内に納められているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−199894号公報(第8頁、図3)
しかし、特許文献1の電動車両用パワーユニットでは、減速機構を構成する全てのギヤを車両の前後方向に並べて配置すると、ギヤを覆う駆動ケースが車両の前後方向に長くなってしまうので、車両のデザインなど条件によっては、車両の前後方向における配置が困難になることがある。
また、特許文献1では、車両の平面視で、左右のパワーユニットの駆動ケースがフロントサイドフレームより内側に突出するように取付けられているので、駆動ケースが車両の前後方向に長いこともあって、車幅方向におけるレイアウトにおいて、他の部品との干渉などレイアウトが困難になることがある。
例えば、水素を燃料とする車両の場合、水素を貯蔵する水素タンク(燃料タンク)を車体に搭載する必要があるが、車室を確保するために、車両の前後方向のどちらかに寄せて水素タンクを配置すると、水素タンクの重量が影響して、車両の重量配分が水素タンクの配置されている方へ偏りやすい。走行する際に充分なトラクションを得るためには、重量配分の大きい方の車輪を駆動するのが望ましく、水素タンクを搭載した方にパワーユニットを搭載することが望ましい。しかし、特許文献1のように、パワーユニットのレイアウト性が低いと、水素タンクの取付け位置の近傍にパワーユニットを取付けるのは難しく、結果的に、トラクションを確保し難くなる。
つまり、特許文献1の電動車両用パワーユニットは、レイアウト性が低いという問題がある。
本発明は、レイアウト性を向上させ、車体の重心を下げて走行安定性を向上させることができ、燃料タンクの変形を抑制した車両用パワーユニットを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に取付けられ、前車輪及び後車輪の少なくとも一方の車輪を駆動する車両用パワーユニットであって、パワーユニットは、車輪の駆動力を発生する駆動源と、駆動源に連結している第1の減速機構と、車輪側に連結している第2の減速機構と、第2の減速機構に第1の減速機構を両端に等速ジョイントを介して連結しているドライブシャフトと、を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、駆動源は、電動機であり、電動機は第1の減速機構に対して車両の前方又は後方へオフセットされて、電動機の電動機ハウジングが車体に取付けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、電動機に供給する電気の燃料となる燃料ガスを貯蔵している燃料タンクが、第1の減速機構に対して、電動機を車両の前方又は後方へオフセットして形成した第1の減速機構の車幅方向の内側間に配置され、且つ、車両の側面視で、第1の減速機構の少なくとも一部に重なるように配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、燃料タンク及び電動機が車体のサブフレームに支持され、サブフレームの左・右フレームに第1の減速機構を挿通させる孔部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、パワーユニットは、車輪の駆動力を発生する駆動源と、駆動源に連結している第1の減速機構と、車輪側に連結している第2の減速機構と、第2の減速機構に第1の減速機構を両端に等速ジョイントを介して連結しているドライブシャフトと、を備えているので、減速する機構を第1の減速機構と第2の減速機構とに振り分けることができ、目標とする減速比を得るために必要な減速機構の構成を全て車体側に配置するよりも、パワーユニットの車体取付け部(ブラケット)のレイアウト性を向上させることができるという利点がある。
また、それに伴い、パワーユニットのレイアウトと燃料(水素)を貯蔵する燃料タンクなど他の車載部品とのレイアウトが干渉するのを抑制することができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、駆動源は、電動機であり、電動機は第1の減速機構に対して車両の前方又は後方へオフセットされて、電動機の電動機ハウジングが車体に取付けられているので、オフセットさせたことで形成された空間に、電気の燃料である水素を貯蔵する燃料タンクなど重量の重い車載物を配置することができ、車体の重心を下げることができる。従って、走行安定性を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、電動機に供給する電気の燃料となる燃料ガスを貯蔵している燃料タンクが、第1の減速機構に対して、電動機を車両の前方又は後方へオフセットして形成した第1の減速機構の車幅方向の内側間に配置され、且つ、車両の側面視で、第1の減速機構の少なくとも一部に重なるように配置されているので、電動機を前方又は後方へオフセットすることで設けられた第1の減速機構間の空間に燃料タンクを配置することができる。その結果、車両のリヤボデーに追突などの荷重が加わった場合、燃料タンク前方の電動機ハウジングが変形や下方へ変位することで、衝撃を吸収し、燃料タンクの変形を抑制することができる。
請求項4に係る発明では、燃料タンク及び電動機が車体のサブフレームに支持され、サブフレームの左・右フレームに第1の減速機構を挿通させる孔部が形成されているので、第1の減速機構をより外方へオフセットさせつつ、燃料タンクを支持するサブフレームと第1の減速機構とがレイアウト上、干渉するのを防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の車両用パワーユニット(第1実施の形態)及びそれを採用した車両の側面図である。
車両用パワーユニット11は、燃料電池車12のパワーユニットであり、車体13の後部14に配置された燃料タンク16に燃料ガスであるところ水素が充填されている。また、水素を反応させる燃料電池17と、バッテリ21と、車体13の後部14に設けた駆動源(電動機)22と、減速装置24と、を備えている。具体的には後述する。
燃料電池車(車両)12は、車室31と、前席32と、後席33と、前車輪34と、電動機22で駆動する後車輪35と、これらの車輪34,35やパワーユニット11を支持している車体13と、を有している。
車体13は、車室31の床をなすアンダボデー37と、アンダボデー37の左右のリヤサイドフレーム38と、リヤサイドフレーム38に下方から取付けられているサブフレーム41と、リヤボデー42と、を有する。サブフレーム41にパワーユニット11が搭載されている。
パワーユニット11は、燃料ガス(水素)と酸素の反応で得た電気で車両12を走行させるが、燃料ガス(水素)を反応させる燃料電池17やバッテリ21など既存の構成については説明を省略する。
図2は、本発明の車両用パワーユニットの斜視図である。
図3は、本発明の車両用パワーユニットの平面図である。図1を併用して説明する。
パワーユニット11はまた、燃料タンク16の配置位置に対して車体13の前方(矢印a1の方向)で且つ、後席33との間に電動機22が配置され、電動機22と後車輪35の間に減速装置24が配置され、車両12の車幅方向の中心軸線Cを基準にほぼ対称である。
燃料タンク16は、既存の構成で、高圧用のタンクであり、シェル部44が所定の外径で形成され、シェル部44の両端にヘッド部45が連なり、側面視(図1、図9の視点)で、ヘッド部45が減速装置24の第1の減速機構46の少なくとも一部であるところの減速機構後部47に重なるように配置されて、タンクバンド16aで固定されている。
タンクバンド16aは、シェル部44を締めて支持しているとともに、電動機22の上方に電動機22から離して、横(サブフレーム41の前フレーム91にほぼ平行)に渡したパイプ16bにバンド用前ブラケット16cで締結され、サブフレーム41の後フレーム94にバンド用後ブラケット16dで締結されている。
図4(a)、(b)は、本発明の車両用パワーユニットが備える電動機及び減速機構の平面図である。(a)は平面図、(b)は断面図である。図3を併用して説明する。
パワーユニット11は、具体的には、電動機22と、減速装置24を備え、電動機22のうち、車両12の左側に配置した第1モータ51に第1の減速機構46を連結し、第1の減速機構46に第2の減速機構52をドライブシャフト53を介して連結している。同様に、電動機22のうち、車両12の右側に配置した第2モータ55に第1の減速機構46を連結し、第1の減速機構46に第2の減速機構52をドライブシャフト53を介して連結している。
減速装置24は、第1の減速機構46と第2の減速機構52に分割したものである。具体的には、第1の減速機構46をサブフレーム41の内方に配置し、第2の減速機構52をサブフレーム41の外方に配置して車輪に内蔵しているもので、平面視で、中心軸線Cgを基準に左右対称である。
ドライブシャフト53は、左右同じものであり、ねじれが均等になる。また、両端57には、等速ジョイント58を用いている。
電動機22は、前述した左側の第1モータ51の第1出力回転軸61と右側の第2モータ55の第2出力回転軸62との間で、つまり中央に配置したデフ機構64で連結している。そして、第1モータ51の第1ロータ65と第2モータ55の第2ロータ66は、デフ機構64のデフギヤケース68に締結されいる。
デフ機構64は、既存の機構で、平面視で、中心(中心軸線Cg)が車両12の中心軸線Cに一致している。
第1の減速機構46は、車両12の後方(矢印a2の方向)へ向いている減速機構後部47が、燃料タンク16の下方、詳しくはヘッド部45の下方に位置して、平面視で、燃料タンク16に重なるように(図3、図9参照)配置されている。そして、第1モータ51の第1出力回転軸61に嵌合した第1小径歯車71に第2大径歯車72を噛み合わせたもので、第2大径歯出力軸73から等速ジョイント58を介してドライブシャフト53に力を伝えるとともに第2の減速機構52に伝える。75は軸受け、77は内側である。
第2の減速機構52は、ドライブシャフト53に等速ジョイント58を介して第3小径歯車入力軸81が連結し、第3小径歯車入力軸81に設けた第3小径歯車82に第4大径歯車83を噛み合わせ、第4大径歯車83にハブ85が形成されている。そして、第2の減速機構ケース86が後懸架装置(図に示していない)に取付けられている。
ハブ85には、後車輪35が締結されている。
図5は、本発明の車両用パワーユニット(第1実施の形態)の左前方から見た詳細斜視図である。
図6(a)、(b)は、本発明の車両用パワーユニットの右後方から見た詳細斜視図であり、(b)はサブフレームに組み付ける前の状態を示している。
図7は、本発明の車両用パワーユニット(第1実施の形態)の下方から見た詳細斜視図である。図3を併用して説明する。
サブフレーム41は、車両12の前方(矢印a1の方向)へ向け配置された前フレーム91と、前フレーム91に連なる左フレーム92、右フレーム93、後フレーム94と、を備え、角部95がリヤサイドフレーム38に締結され、内方に且つ前フレーム91に平行に電動機22が取付けられている。
電動機22は、具体的には、サブフレーム41の前フレーム91の前内壁部97に沿って配置され、前フレーム91の下壁部98に電動機ハウジング101の電動機ブラケット102が電動機用ボルト103で締結されている。電動機ブラケット102は、平面視(図4参照)で、中心軸線Cgに位置する中央に設けられている。その結果、電動機22の重心Gの近傍を支持することができる。
なお、電動機ハウジング101にはデフギヤケース68が含まれていて、デフギヤケース68に電動機ブラケット102が設けられている。
第1の減速機構46は、それぞれサブフレーム41の左フレーム92の左内壁部105、右フレーム93の右内壁部106に、第1の減速機構ケース107の減速機構後部47に設けた減速機構ブラケット108を減速機構用ボルト111で締結している。
第1の減速機構ケース107の減速機構後部47は、電動機22とは反対方向(矢印a2の方向)に位置する部位であり、電動機22とは反対方向(矢印a2の方向)に減速機構ブラケット108が形成されて、取付けられている。その結果、広いスパン(電動機ブラケット102から減速機構ブラケット108までの距離)で全体を支持することになり、第1の減速機構46の変位量を小さくすることができる。
第2の減速機構52は、具体的には、第1の減速機構46とは分割して、サブフレーム41の外方に配置されている。
第2の減速機構52の第3小径歯車82及び第1の減速機構46の出力凸部113(図8参照)はともに、側面視で(図1参照)、電動機22の回転中心(出力回転軸62)より下方に配置され、且つ、後車輪35の回転中心(ハブ85の中心)より下方に配置されている。その結果、左の第1の減速機構46から右の第1の減速機構46までの間の第1の減速機構46の上方の空き領域をより広くすることができる。従って、レイアウト性を向上させることができるとともに、車体13の重心を下げることができる。
ドライブシャフト53は、サブフレーム41の左フレーム92に設けた孔部116、右フレーム93に設けた孔部116に接触しない自由状態で、孔部116を貫通して第2の減速機構52に達している。
図8は、図6(a)の8−8線断面図(第1実施の形態)である。
図9は、図6(a)の9−9線断面図であり、車両の右側側面から見た図である。図7を併用して説明する。
孔部116は、右フレーム93に第1の減速機構46の出力凸部113より大きく、出力凸部113を挿通させるように開けた孔117と、孔117に連なり右フレーム93の下壁部98を分断してドライブシャフト53を下方から通し可能に形成した切り欠き部118と、切り欠き部118に嵌めることで分断している下壁部98を一体的に繋げる接続部材121と、からなる。
孔部116は左フレーム92にも右フレーム93と同様に設けられている。
ここで、組み付け要領を簡単に説明する。
まず、図6(b)に示したように、電動機22に減速装置24を組み付けて小ユニットを完成させる。引き続き、小ユニットをサブフレーム41に組み付ける。その際、切り欠き部118からドライブシャフト53を孔117に入れた後、切り欠き部118に接続部材121を取付ける。
次に、本発明の車両用パワーユニットの作用を説明する。
このように図3及び図9に示した車両用パワーユニット11は、減速装置24の第1の減速機構46に対して電動機22を車両12の前方へ距離E1だけオフセット(矢印a1の方向)させることで、形成された空きスペース123に水素用の燃料タンク16を配置することができるとともに、減速装置24を第1の減速機構46と第2の減速機構52とに分割し、第1の減速機構46を外方へ所定距離E2だけオフセット(矢印a3の方向)させることで、車幅方向のスペースを確保することができるので、燃料タンク16のレイアウト性を向上させることができる。
なお、所定距離E2は、第2の減速機構52を配置するのに必要となる範囲である。
また、目標とする減速比を得るために必要な減速機構の構成を全て車体13側に配置するよりも、パワーユニット11の車体取付け部(ブラケット)のレイアウト性を向上させることができる。従って、パワーユニット11のレイアウトと水素用の燃料タンク16など他の車載部品とのレイアウトが干渉するのを抑制することができる。
パワーユニット11は、第1の減速機構46に対して電動機ハウジング101を車両12の前方へ距離E1だけオフセットさせることで、形成された空間(空きスペース123)に燃料タンク16など重量の重い車載物を配置することができ、車体13の重心を下げることができるため、走行安定性を向上させることができる。
図9に示した車両用パワーユニット11は、前述の電動機ハウジング101を前方へオフセットさせることで、形成された空間に燃料タンク16を配置すると、例えば、車両12の後方からの追突などでリヤボデー42に荷重が加わる(矢印a4の方向(図1も参照))場合に、燃料タンク16で押される電動機ハウジング101が変形や下方へ変位することで、衝撃を吸収し、燃料タンク16の変形を抑制することができる。
さらに、図7、図8に示した車両用パワーユニット11では、サブフレーム41に第1の減速機構46の出力凸部113を挿通させる孔部116を設けたので、第1の減速機構46をより外方へオフセットさせつつ、燃料タンク16を支持するサブフレーム41と第1の減速機構46とがレイアウト上、干渉するのを防止することができる。
その上、図3、図4に示しているデフ機構64は、平面視で、中心(中心軸線Cg)が車両12の中心軸線Cに一致していることで、電動機22の重心Gの近傍を支持することができ、且つ、第1の減速機構ケース107の減速機構後部47は、電動機22とは反対方向(矢印a2の方向)に減速機構ブラケット108が形成されて支持されていることで、広いスパンで全体を支持することになり、第1の減速機構46の出力凸部113(第2大径歯出力軸73)の変位量を小さくすることができる。従って、サブフレーム41に設けた孔部116を小さくすることができる。
なお、図1では、駆動源(電動機)22を燃料タンク16の前方に配置する実施の形態を示しているが、燃料タンク16の後方においても(駆動源(電動機)22を燃料タンク16の後方に配置した場合でも)同様の効果を発揮することができる。
次に、別の実施の形態を説明する。
図10(a)、(b)は、第2実施の形態を説明する図であり、(a)は図8に対応する図面、(b)は(a)のb矢視図である。上記図1〜図8に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第2実施の形態の車両用パワーユニット11Bは、サブフレーム41に孔部116Bを形成していることを特徴とする。
孔部116Bは、右フレーム93に形成した切り欠き凹部131と、切り欠き凹部131に嵌合した軸受け接続部材132と、軸受け接続部材132の孔117Bに嵌めたブッシュ部材133と、からなり、軸受用ボルト134で右フレーム93に一体的に締結されている。
ブッシュ部材133は、第1の減速機構46の出力凸部113の外径部に嵌って、出力凸部113を回転自在に受けている。
孔部116Bは左フレーム92にも右フレーム93と同様に設けられている。
このような第2実施の形態の車両用パワーユニット11Bは、第1実施の形態の車両用パワーユニット11と同様の作用、効果を発揮する。つまり、燃料タンク16を支持するサブフレーム41と第1の減速機構46とがレイアウト上、干渉するのを防止することができる。
また、第2実施の形態の車両用パワーユニット11Bでは、第1の減速機構46の出力凸部113をサブフレーム41に一体的に支持することができるとともに、サブフレーム41の外側136の近傍で支持することができる。すなわち、第1の減速機構46の出力凸部113がサブフレーム41に回転自在に支持され且つ、出力凸部113の支持位置から電動機22の重心G近傍の電動機ブラケット102の位置までのスパンが広くなり、第1の減速機構46の出力凸部113(第2大径歯出力軸73)の変位量をより小さくすることができる。
本発明の車両用パワーユニットは、サブフレームに燃料タンクを搭載した車両に好適である。
本発明の車両用パワーユニット(第1実施の形態)及びそれを採用した車両の側面図である。 本発明の車両用パワーユニットの斜視図である。 本発明の車両用パワーユニットの平面図である。 本発明の車両用パワーユニットが備える電動機及び減速機構の平面図である。 本発明の車両用パワーユニット(第1実施の形態)の左前方から見た詳細斜視図である。 本発明の車両用パワーユニットの右後方から見た詳細斜視図である。 本発明の車両用パワーユニット(第1実施の形態)の下方から見た詳細斜視図である。 図6(a)の8−8線断面図(第1実施の形態)である。 図6(a)の9−9線断面図であり、車両の右側側面から見た図である。 第2実施の形態を説明する図である。
符号の説明
11…車両用パワーユニット、12…車両、13…車体、16…燃料タンク、22…駆動源、電動機、34…前車輪、35…後車輪、41…サブフレーム、46…第1の減速機構、47…第1の減速機構の少なくとも一部(減速機構後部)、52…第2の減速機構、53…ドライブシャフト、57…両端、58…等速ジョイント、77…第1の減速機構の車幅方向の内側、92…左フレーム、93…右フレーム、101…電動機ハウジング、116…孔部。

Claims (4)

  1. 車体に取付けられ、前車輪及び後車輪の少なくとも一方の車輪を駆動する車両用パワーユニットであって、
    前記パワーユニットは、前記車輪の駆動力を発生する駆動源と、該駆動源に連結している第1の減速機構と、前記車輪側に連結している第2の減速機構と、該第2の減速機構に前記第1の減速機構を両端に等速ジョイントを介して連結しているドライブシャフトと、を備えていることを特徴とする車両用パワーユニット。
  2. 前記駆動源は、電動機であり、該電動機は前記第1の減速機構に対して前記車両の前方又は後方へオフセットされて、電動機の電動機ハウジングが前記車体に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用パワーユニット。
  3. 前記電動機に供給する電気の燃料となる燃料ガスを貯蔵している燃料タンクが、前記第1の減速機構に対して、前記電動機を車両の前方又は後方へオフセットして形成した前記第1の減速機構の車幅方向の内側間に配置され、且つ、車両の側面視で、前記第1の減速機構の少なくとも一部に重なるように配置されていることを特徴とする請求項2記載の車両用パワーユニット。
  4. 前記燃料タンク及び前記電動機が前記車体のサブフレームに支持され、該サブフレームの左・右フレームに前記第1の減速機構を挿通させる孔部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の車両用パワーユニット。
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