JP2021093245A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】シールド効果を向上させる。【解決手段】コネクタ10は、回路基板11に載置されるハウジング12と、ハウジング12に保持される信号端子50と、ハウジング12を覆い、ノイズを遮蔽するシェル80と、を備えている。信号端子50は、回路基板11と接続される第1基板接続部50C2を有しており、上記のシェル80は、信号端子50の第1基板接続部50C2を覆う第1被覆部112を有している。これにより、第1基板接続部50C2がシェル80に覆われずに外部に露出している構成と比較して、ノイズに対するシールド効果を向上させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関し、特にハウジングがシェルで覆われるコネクタに関する。
下記特許文献1に記載されたコネクタは、プリント基板上に配置されるレセプタクル側ハウジングと、該レセプタクル側ハウジングに保持されるレセプタクル側コンタクトと、レセプタクル側ハウジングを覆うシェル(シールド材)とを備えている。このコネクタでは、外部からのノイズや、レセプタクル側コンタクトから放射されるノイズに対して、上記のシェルによりシールド効果を得ることができる。
特開2008−218095号公報
しかしながら、上記のコネクタでは、レセプタクル側コンタクトにおいて、プリント基板に半田付けされる端子部(基板接続部)が、シェルに覆われずに外部に露出しているため、シールド効果を十分に得ることができない。
本発明は上記事実を考慮し、シールド効果を向上させることができるコネクタを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係るコネクタは、基板に載置されるハウジングと、前記基板と接続される第1基板接続部を有し、前記ハウジングに保持される第1端子と、前記ハウジングを覆い、ノイズを遮蔽するシェルと、を備え、前記シェルは、前記第1基板接続部を覆う第1被覆部を有している。
請求項1に記載の発明では、基板に載置されるハウジングに保持される第1端子が、基板と接続される第1基板接続部を有しており、上記のハウジングを覆うシェルによってノイズが遮蔽(シールド)される。このシェルは、第1端子の第1基板接続部を覆う第1被覆部を有しているので、第1基板接続部がシェルに覆われずに外部に露出している構成と比較して、ノイズに対するシールド効果(遮蔽効果)を向上させることができる。なお、請求項1に記載の「第1基板接続部を覆う」は、第1基板接続部の全部が覆われることを要するものではなく、第1基板接続部の少なくとも一部(好ましくは大部分)が覆われるものであればよい。
請求項2に記載の発明に係るコネクタは、請求項1において、前記シェルは、前記基板に対する前記ハウジングの載置前に前記ハウジングに保持されるように構成されている。
請求項2に記載の発明によれば、基板に対するハウジングの載置前に当該ハウジングにシェルが保持されるので、基板に対するハウジングの載置後にシェルの組付作業を行う必要がなく、基板に対する組付工程を簡素化することができる。なお、請求項2に記載の「保持」には、例えばハウジングに対してシェルの一部が圧入されることによるものや、インサート成型によりシェルがハウジングと一体化されるものなどが含まれる。
請求項3に記載の発明に係るコネクタは、請求項1又は請求項2において、前記第1被覆部は、前記シェルにおいて前記ハウジングを覆うシェル本体部から延出されている。
請求項3に記載の発明では、シェルにおいてハウジングを覆うシェル本体部から延出された第1被覆部によって、第1端子の第1基板接続部が覆われる。このため、第1基板接続部の形状や位置に合わせて第1被覆部をシェル本体部から延出させることにより、第1基板接続部を十分にシールドすることが可能となる。
請求項4に記載の発明に係るコネクタは、請求項3において、前記第1基板接続部は、前記ハウジングに対して前記基板の板面方向に突出しており、前記第1被覆部は、前記シェル本体部から前記第1基板接続部の突出方向に屈曲した第1屈曲部を有している。
請求項4に記載の発明では、端子の第1基板接続部は、ハウジングに対して基板の板面方向に突出している。そして、上記の第1基板接続部を覆うシェルの第1被覆部は、シェル本体部から第1基板接続部の突出方向に屈曲した第1屈曲部を有している。この第1屈曲部の屈曲角度を変更することにより、第1被覆部の延出方向を変更することができる。その結果、第1基板接続部のより広い範囲を第1被覆部によって覆うことが可能となる。
請求項5に記載の発明に係るコネクタは、請求項1〜請求項4の何れか1項において、前記基板と接続される第2基板接続部を有し、前記ハウジングに保持される第2端子を更に備え、前記シェルは、前記第2基板接続部を覆う第2被覆部を有している。
請求項5に記載の発明によれば、ハウジングに保持される第2端子の第2基板接続部が、シェルに設けられた第2被覆部によって覆われるので、第2基板接続部がシェルに覆われずに外部に露出している構成と比較して、ノイズに対するシールド効果(遮蔽効果)を向上させることができる。
請求項6に記載の発明に係るコネクタは、請求項5において、前記第2被覆部は、前記シェルにおいて前記ハウジングを覆うシェル本体部から延出されている。
請求項6に記載の発明では、シェルにおいてハウジングを覆うシェル本体部から延出された第2被覆部によって、第2端子の第2基板接続部が覆われる。このため、第2基板接続部の形状や位置に合わせて第2被覆部をシェル本体部から延出させることにより、第2基板接続部を十分にシールドすることが可能となる。
請求項7に記載の発明に係るコネクタは、請求項6において、前記第2基板接続部は、前記ハウジングに対して前記基板の板面方向に突出しており、前記第2被覆部は、前記シェル本体部から前記第2基板接続部の突出方向に屈曲した第2屈曲部を有している。
請求項7に記載の発明では、端子の第2基板接続部は、ハウジングに対して基板の板面方向に突出している。そして、上記の第2基板接続部を覆うシェルの第2被覆部は、シェル本体部から第2基板接続部の突出方向に屈曲した第2屈曲部を有している。この第2屈曲部の屈曲角度を変更することにより、第2被覆部の延出方向を変更することができる。その結果、第2基板接続部のより広い範囲を第2被覆部によって覆うことが可能となる。
請求項8に記載の発明に係るコネクタは、請求項5〜請求項7の何れか1項において、前記第1被覆部と前記第2被覆部とは、隣り合って配置されており、前記第1被覆部と前記第2被覆部との間には、スリットが形成されている。
請求項8に記載の発明では、隣り合って配置された第1被覆部と第2被覆部との間にスリットが形成されているため、例えば第1被覆部と第2被覆部との設計自由度が高くなる。
請求項9に記載の発明に係るコネクタは、請求項3又は請求項4を引用する請求項6又は請求項7において、前記第1被覆部と前記第2被覆部とは、前記基板に対して異なる角度で配置される。
請求項9に記載の発明によれば、第1被覆部と第2被覆部とが基板に対して異なる角度で配置されるので、例えば基板と接続される第1基板接続部及び第2基板接続部の形状や大きさ等が異なる場合でも、各基板接続部を各被覆部によって良好に覆うことが可能となる。
請求項10に記載の発明に係るコネクタは、請求項5〜請求項9の何れか1項において、前記第2被覆部は、前記シェルにおける順送加工用キャリアへの接続部の一部である。
請求項10に記載の発明では、シェルにおける順送加工用キャリアへの接続部の一部が第2被覆部として利用されるので、上記の接続部と第2被覆部とを別々に設ける場合と比較して、効率的である。
請求項11に記載の発明に係るコネクタは、請求項10において、前記第2被覆部は、前記基板の板面方向に対して平行に延出されている。
請求項11に記載の発明によれば、シェルの第2被覆部が基板の板面方向に対して平行に延出されているため、シェルを順送金型で製造する際に、第2被覆部をキャリアへの接続部の一部として利用し易い。特に、請求項8に記載の発明のように、第1被覆部と第2被覆部との間にスリットが形成されている場合、シェルをキャリアから切り離す際に、上記の接続部をカットすることが容易になる。
請求項12に記載の発明に係るコネクタは、請求項1〜請求項11の何れか1項において、前記シェルにおいて前記ハウジングを覆うシェル本体部は、前記ハウジングに対して当接可能に配置されている。
請求項12に記載の発明では、シェルにおいて前記ハウジングを覆うシェル本体部がハウジングに当接可能に配置されているため、シェルの変形を防止又は抑制することができる。その結果、シェルの変形に起因して、第1端子の第1基板接続部等に対するシールド効果が不十分になることを防止又は抑制できる。
以上説明したように、本発明に係るコネクタでは、シールド効果を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。 同コネクタを示す分解斜視図である。 可動ハウジングを示す斜視図である。 固定ハウジングを示す斜視図である。 信号端子(第1端子)を示す斜視図である。 電源端子(第2端子)を示す斜視図である。 可動シェルを示す斜視図である。 固定シェルを示す斜視図である。 同コネクタの部分的な構成を示す斜視図である。 同コネクタの部分的な構成を示す断面図である。 同コネクタの部分的な構成を示す平面図である。 同コネクタの部分的な構成を示す断面図である。 同コネクタの部分的な構成を示す断面図である。 同コネクタの部分的な構成を示す斜視図である。 固定シェルとキャリアとの接続について説明するための平面図である。 同コネクタの部分的な構成を示す断面図である。 同コネクタの部分的な構成を示す断面図である。
以下、図1〜図17を用いて、本発明の一実施形態に係るコネクタ10について説明する。なお、説明の便宜上、各図中に適宜記す矢印FRをコネクタ10の前方とし、矢印LHをコネクタ10の左方とし、矢印UPをコネクタ10の上方とする。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、コネクタ10に対する方向を示すものとする。これらの方向は、コネクタ10の使用状態での方向とは無関係である。また、各図においては、図面を見易くする関係から一部の符号を省略している場合がある。
(構成)
図1には、本実施形態に係るコネクタ10が斜視図にて示されている。このコネクタ10は、所謂可動(フローティング)コネクタであり、回路基板11(図12、図16、図17参照)に載置されるハウジング12(図1及び図2参照)を備えている。このハウジング12は、接続対象物である図示しない相手側コネクタが挿抜される可動ハウジング14(図3参照)と、回路基板11に固定される固定ハウジング30(図4参照)とによって構成されている。固定ハウジング30は、可動ハウジング14に対して相手側コネクタの挿抜方向(矢印Z方向)と直交する架渡方向(矢印Y方向)の両側に配置された一対の側壁部30A、30Bを有している。上記の回路基板11は、本発明における「基板」に相当しており、この回路基板11の板厚方向は、上記の挿抜方向Zと一致する。この回路基板11の板面方向は、上記に挿抜方向Zに直交する方向である。
また、このコネクタ10は、可動ハウジング14と一対の側壁部30A、30Bとの間に架渡方向Yに沿って架け渡され、挿抜方向Z及び架渡方向Yと直交する端子配列方向(矢印X方向)に配列された複数の信号端子50(図2及び図5参照)と、複数の信号端子50に対して端子配列方向Xの両側に配置され、可動ハウジング14と一対の側壁部30A、30Bとの間に架渡方向Yに沿って架け渡された複数の電源端子70(図2及び図6参照)とを備えている。信号端子50は、本発明における「第1端子」に相当し、電源端子70は、本発明における「第2端子」に相当する。
さらに、このコネクタ10は、ハウジング12を覆い、ノイズを遮蔽するシェル80を備えている。このシェル80は、シールド部材であり、可動ハウジング14を覆う可動シェル82(図7参照)と、固定ハウジング30を覆う固定シェル90(図8参照)とによって構成されている。このシェル80は、信号端子50が有する後述の第1基板接続部50C2を覆う第1被覆部112と、電源端子70が有する後述の第2基板接続部70C2を覆う第2被覆部114とを有している。
このコネクタ10は、基板対基板接続用コネクタのプラグ(雄型)を構成しており、レセプタクル(雌型)である相手側コネクタは、回路基板11とは別の相手側回路基板に固定される構成になっている。この相手側コネクタには、複数の信号端子50と電気的に接続される図示しない複数の相手側信号端子と、複数の電源端子70と電気的に接続される図示しない複数の相手側電源端子とが設けられている。
なお、コネクタ10の接続対象物は、レセプタクル(コネクタ)に限らず、バスバーや角ピンであってもよい。また、本実施形態において、上記の挿抜方向Zは、コネクタ10の上下方向と一致しており、上記の架渡方向Yは、コネクタ10の左右方向と一致しており、上記の端子配列方向Xは、コネクタ10の前後方向と一致している。以下の説明では、挿抜方向Zを「上下方向」と称し、架渡方向Yを「左右方向」と称し、端子配列方向Xを「前後方向」と称する場合がある。このコネクタ10は、前後方向及び左右方向に対称な形状に形成されている。
(可動ハウジングについて)
図3に示されるように、可動ハウジング14は、上方へ向けて開口した矩形の有底孔16を有して有底の略矩形筒状(略直方体状)に形成されている。この可動ハウジング14は、左右方向に対向した左右一対の側壁部14A、14Bと、左右の側壁部14A、14Bの前後両端部を左右方向に繋いだ前後一対の連結壁部14C、14Dと、左右の側壁部14A、14Bを左右方向に繋ぐと共に前後の連結壁部14C、14Dを前後方向に繋いだ底壁部14E(図11参照)と、を一体に備えている。左右の側壁部14A、14Bは、前後方向に延在しており、前後の連結壁部14C、14Dは、左右方向に延在している。底壁部14Eは、可動ハウジング14の略下半部に設けられており、上下方向に厚く形成されている。この可動ハウジング14は、例えば合成樹脂等の絶縁性材料によって製造されたものである。なお、本実施形態に係る可動ハウジング14は、前後方向を長手とする長尺状に形成されているが、可動ハウジング14における前後方向の寸法は、信号端子50の数によって適宜変更される構成になっている。
前後の連結壁部14C、14D(可動ハウジング14の前後両端部)の下端部には、前後方向外側(端子配列方向Xの外側)へ向けて突出した前後一対の係合凸部18が形成されている。前後の係合凸部18は、直方体状に形成されている。
左右の側壁部14A、14Bにおける有底孔16側の面には、上下方向に延びる複数の信号端子挿入溝20が前後方向に等間隔に並んで形成されている。これらの信号端子挿入溝20は、有底孔16側及び上方側へ向けて開口している。また、これらの信号端子挿入溝20は、底壁部14Eを上下方向に貫通した複数の信号端子挿入孔21(図11参照)に連通されている。
前後の連結壁部14C、14Dには、前後方向外側へ向けて開口した左右一対の収容凹部22がそれぞれ形成されている。左右の収容凹部22は、上下方向に延びており、係合凸部18の基端部に形成された左右一対の貫通孔24に連通されている。これらの貫通孔24は、係合凸部18の基端部を上下方向に貫通している。また、左右の収容凹部22の下端部は、可動ハウジング14の下面に形成された図示しない左右一対の弾性部挿入溝に連通されている。左右の弾性部挿入溝は、左右方向に延びており、左右方向両側へ向けて開口している。また、前後の連結壁部14C、14Dの略下半部における左右方向両側には、それぞればね収容凹部28が形成されている。左右一対のばね収容凹部28は、前後方向外側及び左右方向外側へ向けて開口している。さらに、左右のばね収容凹部28の上方で前後の連結壁部14C、14Dには、それぞれ下方側に開口したシェル保持孔29が形成されている。
(固定ハウジングについて)
図4に示されるように、固定ハウジング30は、上下方向に貫通した矩形の貫通孔32を有して略矩形枠状に形成されている。この固定ハウジング30は、左右方向に対向した左右一対の側壁部30A、30Bと、左右の側壁部30A、30Bの前後方向両端部を左右方向に繋いだ前後一対の連結壁部30C、30Dとを一体に備えている。左右の側壁部30A、30Bは、前後方向に延在しており、前後の連結壁部30C、30Dは、左右方向に延在している。左右の側壁部30A、30Bの前後方向中間部は、左右の側壁部30A、30Bの前後方向両端部よりも上方側に突出している。左右の側壁部30A、30Bの前後方向両端部と、前後の連結壁部30C、30Dとは、上下方向の寸法が同等に設定されている。この固定ハウジング30は、例えば合成樹脂等の絶縁性材料によって製造されたものである。なお、本実施形態に係る固定ハウジング30は、前後方向を長手とする長尺状に形成されているが、固定ハウジング30における前後方向の寸法は、信号端子50の数によって適宜変更される構成になっている。
固定ハウジング30の貫通孔32の内側には、可動ハウジング14の略下半部が挿入されており、可動ハウジング14の略上半部は、固定ハウジング30の上方側(外側)に配置されている。固定ハウジング30の貫通孔32の内周面と、可動ハウジング14の略下半部の外周面との間には、上下方向から見て略矩形環状の隙間(符号省略)が形成されている。
左右の側壁部30A、30Bの前後方向中間部には、上下方向に延びる複数の信号端子挿入溝36が前後方向に等間隔に並んで形成されている。複数の信号端子挿入溝36は、左右方向中央側及び下方側に開放されている。また、左右の側壁部30A、30Bにおいて、複数の信号端子挿入溝36に対する前後方向の両側には、上下方向に貫通した電源端子挿入孔38がそれぞれ形成されている。さらに、左右の側壁部30A、30Bにおいて、電源端子挿入孔38に対する前後方向の両側には、固定シェル保持溝39がそれぞれ形成されている。固定シェル保持溝39は、左右方向外側及び上下方向両側に開放されている。また、左右の側壁部30A、30Bにおいて、固定シェル保持溝39に対する左右方向中央側には、図示しない可動シェル保持溝が形成されている。可動シェル保持溝と固定シェル保持溝39とは互いに連通されている。
前後の連結壁部30C、30Dの左右方向中間部の下部には、上方側へ凹んだ係合凹部40がそれぞれ形成されている。前後の係合凹部40内には、可動ハウジング14に形成された前後の係合凸部18が配置されている。各係合凸部18の上面は、各係合凹部40の上面に対して接触又は近接して対向している。これらの係合凸部18及び係合凹部40は、可動ハウジング14が固定ハウジング30に対して上方側へ脱落することを防止する抜止として機能する。また、各係合凸部18の左右両側面と、各係合凹部40の左右両側面との間には、固定ハウジング30に対する可動ハウジング14の相対移動を許容するための隙間がそれぞれ形成されている。
(信号端子について)
図5に示されるように、複数の信号端子50は、導電性を有する金属板が所定の形状に打ち抜ぬかれて製造されたものであり、左右一対の端子列52A、52B(図2参照)を構成している。左右の端子列52A、52Bは、それぞれ複数の信号端子50が前後方向に等間隔に並べられた構成になっている。左側の端子列52Aが有する複数の信号端子50と、右側の端子列52Bが有する複数の信号端子50とは、同一の形状に形成されているが、互いに左右方向に反対向きの姿勢で配置されている。左側の端子列52Aが有する複数の信号端子50は、固定ハウジング30の左側の側壁部30Aと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されており、右側の端子列52Bが有する複数の信号端子50は、固定ハウジング30の右側の側壁部30Bと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されている。なお、図5には、左側の端子列52Aが有する一の信号端子50と、右側の端子列52Bが有する一の信号端子50とが図示されている。
各信号端子50は、可動ハウジング14に保持され、相手側コネクタに設けられた相手側信号端子と電気的に接触されて左右方向外側へ弾性変形する第1接触部50Aと、第1接触部50Aから左右方向外側へ延出され、弾性変形可能とされた第1弾性部50Bと、第1弾性部50Bにおける第1接触部50Aとは反対側の端部から左右方向外側へ延出されて固定ハウジング30に保持され、回路基板11に固定される第1接続部50Cと、を有している。
第1接触部50Aは、左右方向を板厚方向とし且つ上下方向を長手方向とする長尺板状に形成されており、可動ハウジング14の信号端子挿入溝20及び図示しない信号端子挿入孔に対して下方側から挿入されている。この第1接触部50Aの略下半部は、可動ハウジング14の信号端子挿入孔21内に挿入(圧入)された第1保持部50A1とされている。この第1保持部50A1には、前後方向両側へ突出した複数の爪部54が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部54が信号端子挿入孔21の内周面に食い込むことで、第1保持部50A1が可動ハウジング14に保持されている。
第1接触部50Aの略上半部は、第1接点弾性部50A2とされている。第1接点弾性部50A2は、可動ハウジング14の信号端子挿入溝20内に挿入されており、左右方向に弾性変形可能とされている。第1接点弾性部50A2の上部には、可動ハウジング14の有底孔16内へ突出した第1接点部56が形成されている。第1接点部56は、相手側コネクタに設けられた相手側信号端子と接触される。これにより、信号端子50が相手側信号端子と電気的に接続される構成になっている。
第1接続部50Cは、固定ハウジング30の信号端子挿入溝36に対して下方側から挿入(圧入)された第1圧入部50C1と、第1圧入部50C1の下端から左右方向外側へ延出された第1基板接続部50C2とを有しており、前後方向視で略L字状に形成されている。第1圧入部50C1には、前後方向両側へ突出した爪部60が形成されている。これらの爪部60が信号端子挿入溝36の内周面に引っ掛かることで、第1圧入部50C1が固定ハウジング30に保持されている。第1基板接続部50C2は、固定ハウジング30に対して回路基板11の板面方向(ここでは、左右方向の外方)へ突出している。この第1基板接続部50C2は、基端側の部分(第1圧入部50C1側の部分)が左右方向の内側へ向かって上り勾配に傾斜しており、先端側の部分が回路基板11の板面に平行に形成されている。この第1基板接続部50C2の先端側の部分は、半田付け等の手段によって回路基板11に固定(電気的に接続)される構成になっている。
第1弾性部50Bは、信号端子50の左右方向中間部を構成しており、第1接触部50Aの下端から左右方向外側かつ上方側へ一体に延出されている。この第1弾性部50Bにおける第1接触部50Aとは反対側の端部からは、上記の第1接続部50Cが一体に延出されている。
(電源端子について)
図6に示されるように、複数の電源端子70は、導電性を有する金属板が打ち抜かれると共に、曲げ加工を施されて製造されたものである。本実施形態では、可動ハウジング14の前後方向両側に、それぞれ左右一対の電源端子70が配置されている。左右の電源端子70は、互いに左右方向において対称な形状に形成されている。また、可動ハウジング14の前側に配置された左右の電源端子70と、可動ハウジング14の後側に配置された左右の電源端子70とは、互いに前後方向に反対向きの姿勢で配置されている。左側の電源端子70は、固定ハウジング30の左側の側壁部30Aと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されており、右側の電源端子70は、固定ハウジング30の右側の側壁部30Bと、可動ハウジング14との間に左右方向に沿って架け渡されている。
各電源端子70は、可動ハウジング14に保持され、相手側コネクタに設けられた相手側電源端子と電気的に接触されて前後方向内側へ弾性変形する第2接触部70Aと、第2接触部70Aから左右方向外側へ延出され、弾性変形可能とされた第2弾性部70Bと、第2弾性部70Bにおける第2接触部70Aとは反対側の端部から左右方向外側へ延出されて固定ハウジング30に保持され、回路基板11に固定される第2接続部70Cと、を有している。
第2接触部70Aは、前後方向を板厚方向とし且つ上下方向を長手方向とする長尺板状に形成されており、可動ハウジング14の貫通孔24及び収容凹部22及びに対して下方側から挿入されている。この第2接触部70Aの略下半部は、可動ハウジング14の貫通孔24内に挿入(圧入)された第2保持部70A1とされている。この第2保持部70A1には、左右方向両側へ突出した複数の爪部72が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部72が貫通孔24の内周面に食い込むことで、第2保持部70A1が可動ハウジング14に保持されている。
第2接触部70Aの略上半部は、第2接点弾性部70A2とされている。第2接点弾性部70A2は、可動ハウジング14の収容凹部22内に挿入されており、前後方向に弾性変形可能とされている。第2接点弾性部70A2の上部には、可動ハウジング14よりも前後方向外側へ突出した第2接点部71が形成されている。第2接点部71は、相手側コネクタに設けられた相手側電源端子と接触される。これにより、電源端子70が相手側電源端子と電気的に接続される構成になっている。
第2接続部70Cは、固定ハウジング30の電源端子挿入孔38に対して下方側から挿入(圧入)された第2圧入部70C1と、第2圧入部70C1の下端から左右方向外側へ延出された第2基板接続部70C2とを有しており、前後方向視で略L字状に形成されている。第2圧入部70C1には、左右方向中央側へ突出した爪部78が形成されている。この爪部78が電源端子挿入孔38の内周面に引っ掛かることで、第2圧入部70C1が固定ハウジング30に保持されている。第2基板接続部70C2は、固定ハウジング30に対して回路基板11の板面方向(ここでは、左右方向の外方)へ突出している。この第2基板接続部70C2は、半田付け等の手段によって回路基板11に固定(電気的に接続)される構成になっている。
第2弾性部70Bは、電源端子70の左右方向中間部を構成しており、第2接触部70Aの下端から左右方向外側へ一体に延出されている。この第2弾性部70Bにおける第2接触部70Aとは反対側の端部からは、上記の第2接続部70Cが一体に延出されている。第2弾性部70Bの左右方向中間部は、上方側へ逆U字状をなして曲がった第2ばね部70B1とされている。この第2ばね部70B1における左右方向中央側の部位は、可動ハウジング14の左右のばね収容凹部28に収容されている。
(可動シェルについて)
図7に示されるように、可動シェル82は、金属板が打ち抜かれると共に、曲げ加工を施されて製造されたものである。本実施形態では、可動ハウジング14の左右方向両側に、それぞれ可動シェル82が配置されている。左右の可動シェル82は、同一の形状に形成されているが、互いに左右方向に反対向きの姿勢で配置されている。この可動シェル82は、回路基板11に対するハウジング12の載置前に、圧入によって可動ハウジング14に保持されると共に、一部が固定ハウジング30に対しても圧入によって保持されるように構成されている。
各可動シェル82は、可動ハウジング14の左右の側面を覆う可動シェル本体82Aと、可動シェル本体82Aの前後方向両端部から前後方向両側へそれぞれ延出された前後一対の可動側保持部82Bと、前後の可動側保持部82Bからそれぞれ下方側に延出された前後一対の下方延出部82Cと、前後の下方延出部82Cの下端部からそれぞれ左右方向外側に延出された前後一対のばね部82Dと、前後のばね部82Dにおける下方延出部82Cとは反対側の端部からそれぞれ延出された前後一対の固定側保持部82Eと、前後の固定側保持部82Eにおけるばね部82Dとは反対側から延出された前後一対の固定側接続部82Fと、を一体に備えている。
可動シェル本体82Aは、前後方向を長手とし、左右方向を板厚方向とする長尺矩形板状をなしており、可動ハウジング14の左右の側面に重ね合わされている。前後の可動側保持部82Bは、可動シェル本体82Aの前後方向両端部の下部から前後方向外側かつ左右方向中央側へ斜めに延出された後に前後方向外側かつ上方側へ延出されている。これらの可動側保持部82Bにおいて上方側に延びる上延部82B1は、可動ハウジング14に形成された前後のシェル保持孔29に対して下方側から差し込まれている。各上延部82B1には、前後方向中央側へ突出した上下一対の爪部84が形成されている。これらの爪部84がシェル保持孔29の内周面に食い込むことで、前後の可動側保持部82Bが可動ハウジング14に保持されており、これらの可動側保持部82Bを介して可動シェル本体82Aが可動ハウジング14に保持されている。
前後の下方延出部82Cは、前後の可動側保持部82Bの下端部からそれぞれ直線状に下方側へ延出されており、下端部が回路基板11の上方近傍に配置されている。前後のばね部82Dは、前後の下方延出部82Cの下端部から左右方向外側かつ上方側に延出された後に下方側へ屈曲しており、前後方向視で略逆U字状をなしている。前後のばね部82D及び下方延出部82Cは、ばね性を有している。
前後の固定側保持部82Eは、前後のばね部82Dにおける左右方向外側の端部から前後方向外側に延出された後に上方側に延出されている。これらの固定側保持部82Eにおいて上方側に延びる上延部82E1は、固定ハウジング30の前後両端部に形成された図示しない可動シェル保持溝に対して下方側から差し込まれている。各上延部82E1には、前後方向両側へ突出した複数の爪部86が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部86が上記の可動シェル保持溝の内周面に食い込むことで、前後の固定側保持部82Eが固定ハウジング30に保持されている。前後の固定側接続部82Fは、前後の固定側保持部82Eの上端部から左右方向外側かつ下方側へ延出されている。これらの固定側接続部82Fの先端部は、固定シェル90の後述するハウジング保持部92Eに対して弾性的に圧接されている。これにより、可動シェル82と固定シェル90とが電気的に接続される構成になっている。
(固定シェルについて)
図8に示されるように、固定シェル90は、金属板が打ち抜かれると共に、曲げ加工を施されて製造されたものである。この固定シェル90は、順送加工(順送プレス加工)によって製造されたものである。この固定シェル90は、固定ハウジング30を覆うシェル本体部92と、信号端子50の第1基板接続部50C2を覆う左右一対の第1被覆部112と、電源端子70の第2基板接続部70C2を覆う複数(ここでは4つ)の第2被覆部114と、を一体に備えている。この固定シェル90は、回路基板11に対するハウジング12の載置前に、圧入によって固定ハウジング30に保持されるように構成されている。
シェル本体部92は、固定ハウジング30の左右の側壁部30A、30Bを覆う左右一対の側壁被覆部92A、92Bと、前後の連結壁部30C、30Dを覆う前後一対の連結壁被覆部92C、92Dと、固定ハウジング30に保持される複数(ここでは4つ)のハウジング保持部92Eと、各ハウジング保持部92Eからそれぞれ延出された複数(ここでは4つ)の基板接続部92Fとを備えている。
左右の側壁被覆部92A、92Bは、側壁部30A、30Bを左右方向外側から覆う側壁94と、側壁94の上端部から左右方向中央側へ延出されて側壁部30A、30Bを上方側から覆う上壁96と、側壁94の前端部の上部から左右方向中央側へ延出されて側壁部30A、30Bの前後方向外側から覆う前壁98及び後壁100とを備えている。
前後の連結壁被覆部92C、92Dは、連結壁部30C、30Dを前後方向外側から覆う縦壁102と、縦壁102の上端部から前後方向中央側へ延出されて連結壁部30C、30Dを上方側から覆う上壁104とを備えている。縦壁102は、上壁104よりも左右方向外側に張り出している。
4つのハウジング保持部92Eは、左右の側壁被覆部92A、92Bに対する前後方向両側に配置されている。各ハウジング保持部92Eは、左右方向を板厚方向とする板状をなしており、固定ハウジング30に形成された4つの固定シェル保持溝39に対してそれぞれ上方側から差し込まれている。各ハウジング保持部92Eには、前後方向両側へ突出した複数の爪部106が上下方向に並んで形成されている。これら複数の爪部106が各固定シェル保持溝39の内周面に食い込むことで、各ハウジング保持部92Eが固定ハウジング30に保持されている。そして、これらのハウジング保持部92Eに対して、可動シェル82の固定側接続部82Fが左右方向中央側から圧接されている。
各ハウジング保持部92Eの上端部からは、前後方向視で円弧状をなす上壁連結部108が延出されている。上壁連結部108は、上方側かつ左右方向中央側へ延びており、連結壁被覆部92C又は92Dの左右方向端部に繋がっている。また、各ハウジング保持部92Eの前後方向中央側端部の上部からは、平面視(上下方向視)でクランク状をなす側壁連結部110が延出されている。側壁連結部110は、左右方向外側へ延びた後に前後方向中央側へ屈曲しており、側壁被覆部92A又は92Bの前後方向端部に繋がっている。
4つの基板接続部92Fは、上下方向を板厚方向とする板状をなしており、各ハウジング保持部92Eの下端部から左右方向外側へ延出されている。これらの基板接続部92Fは、半田付け等の手段によって回路基板11に固定(電気的に接続)される構成になっている。
左右の第1被覆部(第1延出部)112は、シェル本体部92の左右の側壁被覆部92A、92Bにおける側壁94の下端部(回路基板11側の端部)からそれぞれ延出されている。各第1被覆部112は、複数の信号端子50が配置された前後方向の領域において、各側壁94の下端部から左右方向外側かつ下方側に向けて斜めに延出されており、複数の信号端子50の第1基板接続部50C2よりも左右方向の外側へ延びている(図9〜図14参照)。これらの第1被覆部112は、複数の信号端子50の第1基板接続部50C2を回路基板11とは反対側(ここでは上方側かつ左右方向外側)から覆っている。
また、本実施形態では、図11に示されるように、各信号端子50の第1基板接続部50C2は、固定ハウジング30に対して回路基板11の板面方向(ここでは左右方向の外方)に突出している。そして、図12に示されるように、第1被覆部112は、側壁94の下端部から第1基板接続部50C2が突出した側(ここでは左右方向外側)に屈曲した第1屈曲部112Aを有している。
上記各第1被覆部112に対する前後方向外側の近傍には、それぞれ第2被覆部(第2延出部)114が配置されている。各第2被覆部114は、シェル本体部92の左右の側壁被覆部92A、92Bにおける側壁94の下端部(回路基板11側の端部)からそれぞれ延出されている(図9、図11、図13、図14参照)。各第2被覆部114は、電源端子70が配置された前後方向の領域において、各側壁94の下端部から左右方向外方に向けて延出されており、電源端子70の第2基板接続部70C2を回路基板11とは反対側(ここでは上方側)から覆っている。各第2被覆部114の先端と、各第2基板接続部70C2の先端とは、一例として、左右方向における位置を揃えて配置されている。
また、本実施形態では、図13に示されるように、電源端子70の第2基板接続部70C2は、ハウジング12に対して回路基板11の板面方向(ここでは左右方向の外方)に突出している。そして、第2被覆部114は、シェル本体部92における回路基板11側の端部から第2基板接続部70C2の突出方向に屈曲した第2屈曲部114Aを有している。
また、図9及び図14に示されるように、第1被覆部112と第2被覆部114とは、隣り合って配置されており、第1被覆部112と第2被覆部114との間には、スリット116が形成されている。第1被覆部112は、左右方向外側から下方側に向けて斜めに延出されているが、第2被覆部114は、回路基板11の板面方向に対して平行に延出されている。つまり、第1被覆部112と第2被覆部114とは、回路基板11に対して異なる角度で配置されている。この第2被覆部114は、固定シェル90における順送加工用キャリア118(図15参照)への接続部118Aの一部とされている。
また、上記のように、第1被覆部112及び第2被覆部114が延出されたシェル本体部92の側壁94は、図12に示されるように、固定ハウジング30に対して僅かな隙間を隔てて対向して配置されており、固定ハウジング30に対して当接可能とされている。つまり、側壁94に対して左右方向中央側への外力が加えられた際には、側壁94が固定ハウジング30の側壁部30A又は30Bに当接するように構成されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のコネクタ10では、固定ハウジング30の一対の側壁部30A、30Bと可動ハウジング14との間に、複数の信号端子50及び一対の電源端子70が架け渡されている。複数の信号端子50は、上下方向(挿抜方向Z)及び左右方向(架渡方向Y)と直交する前後方向(端子配列方向X)に配列されており、架渡方向Yの中間部に弾性変形可能な第1弾性部50Bを有している。一対の電源端子70は、複数の信号端子50に対して端子配列方向Xの両側に配置され、一対の側壁部30A、30B間に架け渡されている。これらの電源端子70は、架渡方向Yの中間部が可動ハウジング14における端子配列方向Xの端部に保持されており、一対の側壁部30A、30Bと可動ハウジング14との間に位置する部位にそれぞれ弾性変形可能な第2弾性部70Bを有している。
このコネクタ10では、各信号端子50が有する第1弾性部50Bと、各電源端子70が有する一対の第2弾性部70Bとが弾性変形可能とされており、固定ハウジング30に対する可動ハウジング14の相対移動が許容される。これにより、コネクタ10と相手側コネクタとの嵌合ずれを吸収することができる。
また、このコネクタ10では、回路基板11に載置されるハウジング12に保持される信号端子50が、回路基板11と接続される第1基板接続部50C2を有しており、上記のハウジング12を覆うシェル80によってノイズが遮蔽(シールド)される。このシェル80は、可動ハウジング14を覆う左右の可動シェル82と、固定ハウジング30を覆う固定シェル90とによって構成されており、可動シェル82が有するばね部82Dの弾性変形によって上記の相対移動が許容される。
このコネクタ10では、上記の固定シェル90は、信号端子50の第1基板接続部50C2を覆う第1被覆部112を有している。このため、第1基板接続部50C2がシェル80に覆われずに外部に露出している構成と比較して、ノイズに対するシールド効果(遮蔽効果)を向上させることができる。
また、このコネクタ10では、上記の固定シェル90は、回路基板11に対するハウジング12の載置前に固定ハウジング30に保持されるように構成されている。このため、回路基板11に対するハウジング12の載置後に固定シェル90の組付作業を行う必要がなく、回路基板11に対する組付工程を簡素化することができる。
また、このコネクタ10では、固定シェル90において固定ハウジング30を覆うシェル本体部92から延出された第1被覆部112によって、信号端子50の第1基板接続部50C2が覆われる。このため、第1基板接続部50C2の形状や位置に合わせて第1被覆部112をシェル本体部92から延出させることにより、第1基板接続部50C2を十分にシールドすることが可能となる。
しかも、このコネクタ10では、信号端子50の第1基板接続部50C2は、固定ハウジング30に対して回路基板11の板面方向に突出している。そして、第1基板接続部50C2を覆う固定シェル90の第1被覆部112は、シェル本体部92における回路基板11側の端部から第1基板接続部50C2の突出方向に屈曲した第1屈曲部112Aを有している。この第1屈曲部112Aの屈曲角度を変更することにより、第1被覆部112の延出方向を変更することができる。その結果、第1基板接続部50C2のより広い範囲を第1被覆部112によって覆うことが可能となる。
また、このコネクタ10では、ハウジング12に保持される電源端子70の第2基板接続部70C2が、固定シェル90に設けられた第2被覆部114によって覆われる。このため、第2基板接続部70C2が固定シェル90に覆われずに外部に露出している構成と比較して、ノイズに対するシールド効果を向上させることができる。
しかも、このコネクタ10では、固定シェル90において固定ハウジング30を覆うシェル本体部92から延出された第2被覆部114によって、電源端子70の第2基板接続部70C2が覆われる。このため、第2基板接続部70C2の形状や位置に合わせて第2被覆部114をシェル本体部92から延出させることにより、第2基板接続部70C2を十分にシールドすることが可能となる。
また、このコネクタ10では、電源端子70の第2基板接続部70C2は、固定ハウジング30に対して回路基板11の板面方向に突出している。そして、上記の第2基板接続部70C2を覆う固定シェル90の第2被覆部114は、固定ハウジング30に当接可能に配置されたシェル本体部92における回路基板11側の端部から第2基板接続部70C2の突出方向に屈曲した第2屈曲部114Aを有している。この第2屈曲部114Aの屈曲角度を変更することにより、第2被覆部114の延出方向を変更することができる。その結果、第2基板接続部70C2のより広い範囲を第2被覆部114によって覆うことが可能となる。
また、このコネクタ10では、隣り合って配置された第1被覆部112と第2被覆部114との間にスリット116が形成されているため、第1被覆部112と第2被覆部114との設計自由度が高くなる。
また、このコネクタ10では、第1被覆部112と第2被覆部114とが回路基板11に対して異なる角度で配置されているので、本実施形態のように、回路基板11に接続されている第1基板接続部50C2及び第2基板接続部70C2の形状や大きさ等が異なる場合でも、各基板接続部50C2、70C2を各被覆部112、114によって良好に覆うことができる。
また、このコネクタ10では、固定シェル90における順送加工用キャリア118(図15参照)への接続部118Aの一部が第2被覆部114として利用されているので、接続部118Aと第2被覆部114とを別々に設ける場合と比較して、効率的である。
しかも、このコネクタ10では、上記の第2被覆部114が回路基板11の板面方向に対して平行に延出されている。このため、固定シェル90を順送プレス加工で製造する際に、第2被覆部114をキャリア118への接続部118Aの一部として利用し易い。特に、このコネクタ10では、この第2被覆部114と第1被覆部112との間にスリット116が形成されているため、固定シェル90をキャリア118から切り離す際に、接続部118Aをカットすることが容易になる。
また、このコネクタ10では、固定シェル90のシェル本体部92の側壁94が固定ハウジング30に当接可能に配置されているため、側壁94の変形を防止又は抑制することができる。その結果、側壁94の変形による第1被覆部112及び第2被覆部114の変位に起因して、信号端子50の第1基板接続部50C2や、電源端子70の第2基板接続部70C2等に対するシールド効果が不十分になることを防止又は抑制できる。
なお、図16に二点鎖線で示されるように、第1被覆部112を回路基板11と平行に形成することも考えられるが、回路基板11と電気的に接続する第1基板接続部50C2は、もとよりインピーダンスが低くなりやすい。このため、図16に二点鎖線で示される第1被覆部112では、第1基板接続部50C2との距離が狭くなり、さらにインピーダンスが低下してしまうことになる。よって、本実施形態のように第1被覆部112を斜めに延出させることが好ましい。その場合でも、図16に二点鎖線で示される第1被覆部112と比較して、シールド性能に大きな違いは生じない。
また、図17に二点鎖線で示されるように、シェル本体部92の側壁94を固定ハウジング30から離して配置し、当該側壁94の下端部を第1被覆部及び第2被覆部とすることも考えられる。しかしながら、その場合、側壁94の変形に起因して第1被覆部及び第2被覆部等が変位することにより、第1基板接続部50C2及び第2基板接続部70C2等に対するシールド効果が不十分になる可能性がある。よって、本実施形態のように、側壁94(シェル本体部92)を固定ハウジング30に当接可能に配置させることが好ましい。
<実施形態の補足説明>
上記実施形態では、第1被覆部112及び第2被覆部114がシェル本体部92から延出された構成にしたが、これに限らず、図17に二点鎖線で示されるように、側壁94の下端部すなわちシェル本体部92における回路基板11側の端部が、第1基板接続部50C2及び第2基板接続部70C2を覆う第1被覆部及び第2被覆部とされた構成にしてもよい。なお、図17に示される構成においても、第1被覆部と第2被覆部との間にスリットを形成することが好ましい。それにより、第1被覆部と第2被覆部との設計自由度が高くなる。その結果、例えば第1被覆部と第2被覆部との回路基板11からの配置高さを個別に変更し易くなり、第1被覆部と第1基板接続部50C1との間の距離、及び第2被覆部と第2基板接続部70C2との間の距離を個別に調整し易くなる。これにより、例えば第1基板接続部50C1及び第2基板接続部70C2のインピーダンスの低下を防止又は抑制し易くなる。
また、上記実施形態では、第1被覆部112及び第2被覆部114がシェル本体部92における回路基板11側の端部から延出された構成にしたが、これに限るものではない。例えば、シェル本体部92を構成する金属板の一部が切り起されて第1被覆部112及び第2被覆部114が形成される構成にしてもよい。また例えば、シェル本体部92を構成する金属板とは別の金属板からなる第1被覆部112及び第2被覆部114が、溶接等の手段でシェル本体部92に取り付けられる構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、第1被覆部112及び第2被覆部114が固定シェル90に別々に設けられた構成にしたが、これに限らず、第1被覆部及び第2被覆部が一体に繋がった構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、第1端子である信号端子50と、第2端子である電源端子70とを備えた構成にしたが、これに限らず、第2端子が省略された構成にしてもよい。或いは、第2端子が信号端子50とは別の信号端子とされた構成にしてもよいし、第1端子がデジタル用の端子とされ、第2端子がアナログ用の端子とされた構成にしてもよい。また或いは、第1端子と第2端子とが、互いに規格が異なる信号用の端子とされた構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、可動コネクタであるコネクタ10において、固定ハウジング30を覆う固定シェル90に第1被覆部112及び第2被覆部114が設けられた構成にしたが、本発明に係るコネクタは、可動コネクタには限定されない。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 コネクタ
11 回路基板(基板)
12 ハウジング
14 可動ハウジング
30 固定ハウジング
50 信号端子(第1端子)
50C2 第1基板接続部
70 電源端子(第2端子)
70C2 第2基板接続部
80 シェル
92 シェル本体部
112 第1被覆部
112A 第1屈曲部
114 第2被覆部
114A 第2屈曲部
116 スリット

Claims (12)

  1. 基板に載置されるハウジングと、
    前記基板と接続される第1基板接続部を有し、前記ハウジングに保持される第1端子と、
    前記ハウジングを覆い、ノイズを遮蔽するシェルと、
    を備え、
    前記シェルは、前記第1基板接続部を覆う第1被覆部を有しているコネクタ。
  2. 前記シェルは、前記基板に対する前記ハウジングの載置前に前記ハウジングに保持されるように構成されている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1被覆部は、前記シェルにおいて前記ハウジングを覆うシェル本体部から延出されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1基板接続部は、前記ハウジングに対して前記基板の板面方向に突出しており、
    前記第1被覆部は、前記シェル本体部から前記第1基板接続部の突出方向に屈曲した第1屈曲部を有している請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記基板と接続される第2基板接続部を有し、前記ハウジングに保持される第2端子を更に備え、
    前記シェルは、前記第2基板接続部を覆う第2被覆部を有している請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記第2被覆部は、前記シェルにおいて前記ハウジングを覆うシェル本体部から延出されている請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記第2基板接続部は、前記ハウジングに対して前記基板の板面方向に突出しており、
    前記第2被覆部は、前記シェル本体部から前記第2基板接続部の突出方向に屈曲した第2屈曲部を有している請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記第1被覆部と前記第2被覆部とは、隣り合って配置されており、
    前記第1被覆部と前記第2被覆部との間には、スリットが形成されている請求項5〜請求項7の何れか1項に記載のコネクタ。
  9. 前記第1被覆部と前記第2被覆部とは、前記基板に対して異なる角度で配置される請求項3又は請求項4を引用する請求項6又は請求項7に記載のコネクタ。
  10. 前記第2被覆部は、前記シェルにおける順送加工用キャリアへの接続部の一部である請求項5〜請求項9の何れか1項に記載のコネクタ。
  11. 前記第2被覆部は、前記基板の板面方向に対して平行に延出されている請求項10に記載のコネクタ。
  12. 前記シェルにおいて前記ハウジングを覆うシェル本体部は、前記ハウジングに対して当接可能に配置されている請求項1〜請求項11の何れか1項に記載のコネクタ。
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