JP2021085711A - 電流検出装置 - Google Patents

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竜哉 眞野
博之 網永
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博之 網永
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Abstract

【課題】低損失であり、且つ、検出可能な電流量を増やすことのできる電流検出装置を提供する。【解決手段】第2配線22は、第1配線21より第3方向(z軸方向)他方側に配置され、第1配線21と第2配線22の各一端部同士、各他端部同士は電気的に接続され、第1磁界検出部11は、第1方向(x軸方向)および第2方向(y軸方向)を含む平面の平面視において、第1往路部211の第2方向両端位置間の第1の第2方向領域R211に配置され、且つ、前記平面視において、第2往路部221の第2方向両端位置間の第2の第2方向領域R221に配置され、第2磁界検出部12は、前記平面視において、第1復路部212の第2方向両端位置間の第3の第2方向領域R212に配置され、且つ、前記平面視において、第2復路部222の第2方向両端位置間の第4の第2方向領域R222に配置される。【選択図】図11

Description

本発明は、電流検出装置に関する。
従来、1次導体に流れる電流を測定する電流センサとして、例えばホール素子を用いるもの(ホール型)や磁気抵抗効果素子を用いるもの(MR型)が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−39021号公報
しかしながら、特にホール型の電流センサは、一般的に感度が低いので、1次導体とホール素子とを近付ける必要があり、電流センサのICパッケージ内部に1次導体を設ける必要があった。すなわち、ICパッケージ内部に電流を引き込む引き込み型の電流センサとする必要があった。引き込み型の電流センサでは、1次導体の抵抗値が大きくなり、損失が大きくなる虞があった。
上記状況に鑑み、本発明は、低損失であり、且つ、検出可能な電流量を増やすことのできる電流検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る電流検出装置は、
第1方向、第2方向および第3方向は互いに直交するとして、
前記第1方向および前記第2方向を含む平面状に拡がり、前記第3方向に厚みを有する基板と、
前記基板の前記第3方向一方側表面に配置される磁界センサと、
を備え、
前記磁界センサは、第1磁界検出部と、第2磁界検出部と、を有し、
前記基板は、第1配線と、前記第1配線より前記第3方向他方側に配置される第2配線と、を有し、
前記第1配線の一端部と前記第2配線の一端部とは、電気的に接続され、
前記第1配線の他端部と前記第2配線の他端部とは、電気的に接続され、
前記第1配線は、前記第2方向に延びる第1往路部と、前記第2方向に延びる第1復路部と、を含み、
前記第1復路部は、前記第1往路部に対して前記第1方向一方側に配置され、前記第1往路部と電気的に接続され、
前記第2配線は、前記第2方向に延びる第2往路部と、前記第2方向に延びる第2復路部と、を含み、
前記第2復路部は、前記第2往路部に対して前記第1方向一方側に配置され、前記第2往路部と電気的に接続され、
前記第1磁界検出部は、前記第1方向および前記第2方向を含む平面の平面視において、前記第1往路部の前記第2方向両端位置間の第1の第2方向領域に配置され、且つ、前記平面視において、前記第2往路部の前記第2方向両端位置間の第2の第2方向領域に配置され、
前記第2磁界検出部は、前記平面視において、前記第1復路部の前記第2方向両端位置間の第3の第2方向領域に配置され、且つ、前記平面視において、前記第2復路部の前記第2方向両端位置間の第4の第2方向領域に配置される構成としている(第1の構成)。
また、上記第1の構成において、前記第1往路部の幅および前記第1復路部の幅は、同じ第1幅であり、前記第2往路部の幅および前記第2復路部の幅は、同じ第2幅であり、前記第1幅と前記第2幅と、は異なっていることとしてもよい(第2の構成)。
また、上記第1または第2の構成において、前記第1往路部と前記第1復路部との間の第1方向距離と、前記第2往路部と前記第2復路部との間の第1方向距離と、は異なっていることとしてもよい(第3の構成)。
また、上記第1から第3のいずれかの構成において、前記第1往路部と前記第1復路部との間と、前記第2往路部と前記第2復路部との間との少なくとも一方は、負荷を介した連結部により連結されることとしてもよい(第4の構成)。
また、上記目的を達成するために本発明の別態様に係る電流検出装置は、
第1方向、第2方向および第3方向は互いに直交するとして、
前記第1方向および前記第2方向を含む平面状に拡がり、前記第3方向に厚みを有する基板と、
前記基板の前記第3方向一方側表面に配置される磁界センサと、
を備え、
前記磁界センサは、第1磁界検出部と、第2磁界検出部と、を有し、
前記基板は、第1配線と、第2配線と、を有し、
前記第1配線の一端部と前記第2配線の一端部とは、電気的に接続され、
前記第1配線の他端部と前記第2配線の他端部とは、電気的に接続され、
前記第1配線は、前記第2方向に延びる第1往路部と、前記第2方向に延びる第1復路部と、を含み、
前記第1復路部は、前記第1往路部に対して前記第1方向一方側に配置され、前記第1往路部と電気的に接続され、
前記第1磁界検出部は、前記第1方向および前記第2方向を含む平面の平面視において、前記第1往路部の前記第2方向両端位置間の第1の第2方向領域に配置され、
前記第2磁界検出部は、前記平面視において、前記第1復路部の前記第2方向両端位置間の第2の第2方向領域に配置され、
前記第2配線は、前記平面視において、前記第1の第2方向領域および前記第2の第2方向領域ともに重ならない構成としている(第5の構成)。
また、上記第5の構成において、前記第1往路部と前記第1復路部との間は、負荷を介した連結部により連結されることとしてもよい(第6の構成)。
また、上記第5または第6の構成において、前記第1配線と前記第2配線は、同一層の配線に含まれることとしてもよい(第7の構成)。
また、上記第1から第7のいずれかの構成において、前記第1配線および前記第2配線のそれぞれの幅、厚み、経路長、および材質の少なくともいずれかは異なっていることとしてもよい(第8の構成)。
また、上記第1から第8のいずれかの構成において、前記第1磁界検出部および前記第2磁界検出部は、MI(磁気インピーダンス)効果素子を用いて磁界を検出することとしてもよい(第9の構成)。
本発明の電流検出装置によれば、低損失であり、且つ、検出可能な電流量を増やすことができる。
磁界センサのICパッケージをz軸方向一方側から視た平面図である。 磁界センサのブロック構成図である。 駆動電流とピックアップコイルに生じる誘起電圧の一例を示す波形図である。 比較例に係る電流検出装置のz軸方向一方側から視た平面図である。 図4におけるA−A断面図である。 図4におけるy軸方向領域を示すための平面図である。 往路部の幅および復路部の幅と、電流検出感度との相関関係の一例を示す図である。 磁界センサと配線との間のz軸方向の距離と、電流検出感度との相関関係の一例を示す図である。 往路部と復路部との間のx軸方向の距離と、電流検出感度との相関関係の一例を示す図である。 第1実施形態に係る電流検出装置のz軸方向一方側から視た平面図である。 図8におけるA−A断面図である。 図8におけるB−B断面図である。 第1実施形態におけるy軸方向領域を示すための平面図である。 第1実施形態の変形例を示す平面図である。 第2実施形態に係る電流検出装置のz軸方向一方側から視た平面図である。 第2実施形態におけるy軸方向領域を示すための平面図である。 第3実施形態に係る電流検出装置のz軸方向一方側から視た平面図である。 第1実施例に係る測定対象システムの模式図である。 第2実施例に係る測定対象システムの模式図である。 第3実施例に係る測定対象システムの模式図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面において、互いに直交するx軸方向(第1方向)、y軸方向(第2方向)、およびz軸方向(第3方向)を示す場合がある。この場合、矢印の指し示す側を一方側、その反対側を他方側と称する。
<1.磁界センサの構成>
まず、本発明の実施形態に係る電流検出装置に用いられる磁界センサの構成について説明する。図1は、磁界センサ1のICパッケージをz軸方向一方側から視た平面図である。図1では、ICパッケージ内部に設けられる第1磁界検出部11および第2磁界検出部12の位置を示している。なお、図1において、ICパッケージの紙面右上端部に示す黒丸は、ICパッケージの隅の位置を特定するために便宜上図示しており、他の図面で磁界センサ1を図示する場合も黒丸を表記している。
図1に示すように、磁界センサ1のICパッケージは、平面視(x軸方向およびy軸方向を含む平面)において、x軸方向に延びる辺およびy軸方向に延びる辺を有する矩形状である。
第1磁界検出部11のx軸方向中心位置は、ICパッケージのx軸方向中心位置x0よりx軸方向他方側に距離DX1だけ離れている。第2磁界検出部12のx軸方向中心位置は、x軸方向中心位置x0よりx軸方向一方側に距離DX2だけ離れている。そして、DX1=DX2である。
また、第1磁界検出部11のy軸方向中心位置および第2磁界検出部12のy軸方向中心位置は、ともにICパッケージのY軸方向他方側端よりy軸方向一方側に距離DYだけ離れている。
図2は、磁界センサ1のブロック構成図である。磁界センサ1は、第1磁界検出部11と、第2磁界検出部12と、第1サンプル/ホールド部141と、第2サンプル/ホールド部142と、第1アンプ部151と、第2アンプ部152と、減算部16と、発振部17と、パルス駆動部18と、を有しており、これらの構成要素は、一つのICチップに集積化される。
第1磁界検出部11および第2磁界検出部12のそれぞれは、共有の磁気インピーダンス効果素子(MI効果素子)13と、これに巻回されたコイルL1、L2を含み、コイルL1、L2のそれぞれの両端間に生じる誘起電圧をセンサ信号S11、S12として出力する。MI効果素子13は、例えば、アモルファスワイヤとして構成される。
第1サンプル/ホールド部141および第2サンプル/ホールド部142は、それぞれ、クロック信号CLKに同期して所定の位相におけるセンサ信号S11、S12の信号値(例えばピーク値)をサンプル/ホールドすることにより、サンプル/ホールド信号S21、S22を生成する。
第1アンプ部151および第2アンプ部152のそれぞれは、サンプル/ホールド信号S21、S22をそれぞれ所定のゲインで増幅することにより、増幅信号S31、S32を生成する。減算部16は、増幅信号S31から増幅信号S32を減算して出力信号S40を生成する。
発振部17は、所定周波数のクロック信号CLKを生成し、これをサンプル/ホールド部141、142とパルス駆動部18に供給する。パルス駆動部18は、クロック信号CLKに同期してパルス波状の駆動電流Ipを生成し、これをMI効果素子13に供給する。
ここで、MI効果素子13を用いた磁界検出方法の原理について述べる。MI効果素子13に通電していないときは、MI効果素子13において電子スピンは周方向に向く。なお、周方向とは、MI効果素子13の軸方向周りの方向である。そして、通電していないMI効果素子13に外部磁界が印加されると、電子スピンは傾く。ここで、MI効果素子13に通電すると、電流により生じる周方向の磁界により電子スピンが回転し、周方向の一方向に揃う。この回転の際に生じるMI効果素子13の軸方向の磁気ベクトル変化の速度に比例した誘起電圧がピックアップコイル(コイルL11、L12)に発生する。その後、通電を解除すると、電子スピンは外部磁界に応じた傾いた状態に変化し、その際のMI効果素子13の軸方向の磁気ベクトル変化の速度に比例した誘起電圧がピックアップコイルに発生する。
従って、図3に示すように、MI効果素子13に通電されていない状態から駆動電流Ipにより通電されると(パルス波の立上り)、コイルL11、L12に外部磁界に応じた誘起電圧VHが発生し、センサ信号S11、S12として出力される。また、MI効果素子13が通電された状態から駆動電流Ipによる通電が停止されると(パルス波の立下り)、コイルL11、L12に先の誘起電圧とは逆極性の誘起電圧VLが発生し、センサ信号S11、S12として出力される。なお、外部磁界の向きが逆となると、発生する誘起電圧の極性も逆となる。
すなわち、パルス波状の駆動電流Ipにより誘起電圧VH、VLが発生するので、サンプル/ホールド部141、142は、センサ信号S11、S12のピーク値を取得する場合は、誘起電圧VHのピーク値PHと誘起電圧VLのピーク値PLのうちいずれを取得してもよい。
<2.比較例>
ここで、本発明の実施形態の理解を助けるため、当該実施形態を説明する前に比較例に係る電流検出装置について説明する。
図4は、比較例に係る電流検出装置50のz軸方向一方側から視た平面図である。また、図5は、図4における磁界検出部11、12をx軸方向に横切るA−A切断線で切断した場合のA−A断面図である。
図4に示すように、比較例に係る電流検出装置50は、x軸方向およびy軸方向を含む平面状に拡がってz軸方向に厚みを有するプリント基板20と、磁界センサ1と、を含む。プリント基板20には、配線20Aが形成される。配線20Aは、例えば、銅箔により形成される。配線20Aは、測定対象電流Iが流れる経路である。
配線20Aは、y軸方向に延びる往路部201と、y軸方向に延びる復路部202と、連結部203と、を含む。往路部201と復路部202は、x軸方向に配列される。連結部203は、往路部201のy軸方向一方側端と復路部202のy軸方向一方側端とをx軸方向に連結する。これにより、図4に示すように、往路部201、復路部202、および連結部203により、平面視でコの字状が形成される。なお、連結部203を湾曲させた形状とし、往路部201、復路部202、および連結部203によりU字状を形成してもよい。
図4に示すように、測定対象電流Iは、往路部201をy軸方向一方側へ流れ、連結部203を介して復路部202に流れ込み、復路部202をy軸方向他方側へ流れる。なお、測定対象電流Iは、復路部202をy軸方向一方側へ流れた場合は、連結部203を介して往路部201に流れ込み、往路部201をy軸方向他方側へ流れる。このように、往路部201と復路部202は、測定対象電流Iが互いに逆向きに流れるよう設けられる。
また、図5に示すように、磁界センサ1は、プリント基板20のz軸方向一方側表面20Sに配置される。図6に示すように、第1磁界検出部11は、平面視において、往路部201のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R201に配置される。第2磁界検出部12は、平面視において、復路部202のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R202に配置される。図6では、y軸方向領域R201,R202ともにx軸方向に延びる2つの破線にy軸方向に挟まれる領域である。
図5に示すように、往路部201のx軸方向の幅と、復路部202のx軸方向の幅W2とは、幅Wで同じである。そして、図4に示すように、平面視において、往路部201のx軸方向中心位置は、x軸方向中心位置x0よりx軸方向他方側に距離Dx11だけ離れており、復路部202のx軸方向中心位置は、x軸方向中心位置x0よりx軸方向一方側に距離Dx12だけ離れている。Dx11=Dx12とされている。
図5に示すように、往路部201をy軸方向一方側へ流れる測定対象電流Iによって、y軸方向一方側へ視て右回りに磁界M1が発生し、復路部202をy軸方向他方側へ流れる測定対象電流Iによって、y軸方向一方側へ視て左回りに磁界M2が発生する。これにより、第1磁界検出部11に対してx軸方向一方側に向かう測定対象磁界(+b)が印加され、第2磁界検出部12に対してx軸方向他方側に向かう測定対象磁界(−b’)が印加される。ここで、bとb’とはほぼ同一となる。すなわち、第1磁界検出部11および第2磁界検出部12に対してそれぞれ印加される測定対象磁界は、逆方向且つ絶対値が略同一となる。
このとき、図2に示すように、第1磁界検出部11に対して測定対象磁界(+b)が印加され、第2磁界検出部12に対して測定対象磁界(−b’)が印加される。測定対象磁界(+b)に応じて生成されるセンサ信号S21は正値であり、測定対象磁界(−b)に応じて生成されるセンサ信号S22は負値であり、センサ信号S21とS22の絶対値は略同一となる。そして、第1アンプ部151および第2アンプ部152のゲイン値は、ゲイン値αで等しいとすると、センサ信号S21、S22をそれぞれα倍して増幅信号S31、S32が生成され、減算部16によって増幅信号S31からS32を減算され、出力信号S40が生成される。これにより、出力信号S40は、センサ信号S21をα倍した値をさらに2倍した正値となる。
すなわち、図4および図5に示すように、測定対象電流Iが往路部201をy軸方向一方側へ流れる場合に、出力信号S40は正値となる。なお、測定対象電流Iが復路部202をy軸方向一方側へ流れる場合は、第1磁界検出部11に対して測定対象磁界(−b)が印加され、第2磁界検出部12に対して測定対象磁界(+b’)が印加されるため、センサ信号S21が負値、S22が正値となり、出力信号S40は負値となる。
このように、電流検出装置50によれば、測定対象電流Iに応じた出力信号S40を生成することにより、測定対象電流Iを検出可能となる。特に、第1磁界検出部11および第2磁界検出部12はMI効果素子13を用いて磁界を検出するので、磁界検出の感度が高くなり、導体である往路部201および復路部202を第1磁界検出部11および第2磁界検出部12に近づける必要が無く、往路部201および復路部202を磁界センサ1とは別のプリント基板20に設けることができる。従って、従来のような引き込み型の電流センサよりも損失を抑えることができる。
なお、第1磁界検出部11および第2磁界検出部12には、電流検出装置50の置かれた環境に依存して外乱となる環境磁界が印加されうる。この場合、第1磁界検出部11および第2磁界検出部12に対してそれぞれ印加される環境磁界は、互いに同相(+aまたは−a)となる。図2には、一例として同相(+a)が印加される場合を示すが、この場合、減算部16により増幅信号S31、S32がキャンセルされ、出力信号S40はゼロとなる。すなわち、環境磁界の影響がキャンセルされた出力信号S40を得ることができる。
また、図5に示すプリント基板20における各パラメータを調整することで、第1磁界検出部11および第2磁界検出部12に印加する磁界を調整して、電流検出感度を調整することができる。ここで、電流検出感度とは、測定対象電流Iの1Aの変化に対する出力信号S40の変化を示す値である。
例えば、図5に示す往路部201および復路部202の幅Wと、電流検出感度との相関関係の一例を図7Aに示す。図7Aに示すように、幅Wを広くする程、電流検出感度は低くなる。また、図5に示す磁界センサ1(すなわちプリント基板20のz軸方向一方側表面20S)と配線20Aとの間のz軸方向の距離Dzと、電流検出感度との相関関係の一例を図7Bに示す。図7Bに示すように、距離Dzが長くなる程、電流検出感度は低くなる。また、図5に示す往路部201と復路部202との間のx軸方向の距離Sと、電流検出感度との相関関係の一例を図7Cに示す。図7Cに示すように、距離Sが長くなる程、電流検出感度は低くなる。
このように、電流検出装置50では、磁界センサ1は共通でプリント基板20のパラメータを調整することで電流検出感度を調整できるので、従来の引き込み型の電流センサのように電流検出感度ごとに製品を用意する必要が無い。また、引き込み型の電流センサでは、電流検出感度が製品ごととなるので、電流検出感度の細かい調整ができないが、電流検出装置50であれば、電流検出感度の細かい調整が可能となる。
しかしながら、電流検出装置50では、プリント基板20における配線20Aを単層としているので、測定対象電流Iを増加させようとすると、発熱を抑えるために配線20Aの幅を広くしたり、配線20Aの厚みを厚くする必要がある。しかしながら、配線20Aの幅を広くするとプリント基板20のコンパクト化の妨げとなったり、配線20Aの厚みを厚くするとプリント基板20が高価となる虞があった。また、増加させた測定対象電流Iに対しては、磁界センサ1が飽和する虞もあった。このように電流検出装置50には、測定対象電流の増加に際して改善の余地があった。
<3.第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態に係る電流検出装置について説明する。図8は、第1実施形態に係る電流検出装置5のz軸方向一方側から視た平面図である。図9は、図8におけるA−A切断線で切断した場合のA−A断面図である。図10は、図8におけるB−B切断線で切断した場合のB−B断面図である。
電流検出装置5は、磁界センサ1と、x軸方向およびy軸方向を含む平面状に拡がってz軸方向に厚みを有するプリント基板2と、を有する。磁界センサ1は、プリント基板2のz軸方向一方側表面2Sに配置される。プリント基板2は、1層目である第1配線21と、2層目である第2配線22と、を含む。第2配線22は、第1配線21よりz軸方向他方側に配置される。第1配線21および第2配線22は、例えば銅箔により形成される。
図8に示すように、第1配線21は、平面視において、先述した比較例に係る配線20A(図4)と同一の形状である。第1配線21は、往路部211と、復路部212と、連結部213と、を含む。第1配線21は、電流経路上に沿って一定の幅W21を有する。
第1配線21の電流流入部21A付近にz軸方向に延びるスルーホール231が形成される。スルーホールとは、内部に導体が充填された、または内壁面に導体が形成された貫通孔である。第1配線21の電流流出部21B付近にz軸方向に延びるスルーホール232が形成される。第1配線21と第2配線22とは、スルーホール231,232により接続される。
第2配線22は、スルーホール231との接続箇所が配線の開始箇所であり、スルーホール232との接続箇所が配線の終了箇所である。第2配線22は、図8に示すように、平面視において第1配線21の一部と同一形状であり、平面視で第2配線22の全部が第1配線21と重なる。第2配線22は、電流経路上に沿って一定の幅W22を有する。W21=W22である。
第2配線22は、平面視で往路部211と重なる往路部221と、平面視で復路部212と重なる復路部222と、平面視で連結部213と重なる連結部223と、を含む。
電流流入部21Aに流入した測定対象電流Iは、第1配線21を流れる第1電流I1と、スルーホール231を介して第2配線22に流れ込む第2電流I2と、に分配される。第1電流I1は、往路部211、連結部213、および復路部212を順に流れる。第2電流I2は、往路部221、連結部223、および復路部222を順に流れる。そして、2電流I2はスルーホール232を介して電流流出部21Bに流れ込み、第1電流I1と合成され、測定対象電流Iとなる。なお、電流流出部21Bに測定対象電流Iが流入し、電流流入部21Aから測定対象電流Iが流出することも可能である。その場合、第1電流I1および第2電流I2は、先述と逆方向に流れる。
これにより、図9に示すように、往路部211ではy軸方向一方側へ流れる第1電流I1によりy軸一方側へ視て右回りの磁界M11が発生する。往路部221ではy軸方向一方側へ流れる第2電流I2によりy軸一方側へ視て右回りの磁界M12が発生する。復路部212ではy軸方向他方側へ流れる第1電流I1によりy軸一方側へ視て左回りの磁界M21が発生する。復路部222ではy軸方向他方側へ流れる第2電流I2によりy軸一方側へ視て左回りの磁界M22が発生する。
ここで、図11に示すように、第1磁界検出部11は、平面視において、往路部211のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R211に配置され、且つ、平面視において、往路部221のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R221に配置される。第2磁界検出部12は、平面視において、復路部212のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R212に配置され、且つ、平面視において、復路部222のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R222に配置される。図11では、y軸方向領域R211、R221、R212、R222ともにx軸方向に延びる2つの破線にy軸方向に挟まれる領域である。
これにより、第1磁界検出部11には、磁界M11による磁界(+b1)と、磁界M12による磁界(+b2)とが印加され、第2磁界検出部112には、磁界M21による磁界(−b1’)と、磁界M22による磁界(−b2’)とが印加される。b1とb1’、b2とb2’は、それぞれほぼ等しい。
従って、図2に示す構成により、第1磁界検出部11に印加される磁界(+b1、+b2)に応じたサンプル/ホールド信号S21が生成されるとともに、第2磁界検出部12に印加される磁界(−b1’、−b2’)に応じたサンプル/ホールド信号S22が生成される。これにより、測定対象電流Iの検出信号としての出力信号S40が生成される。
このように本実施形態では、測定対象電流Iを分配した第1電流I1および第2電流I2のそれぞれにより発生する磁界を磁界センサ1に検出させることで、測定対象電流Iを検出可能としている。
特に本実施形態では、プリント基板2における配線を2層構成としているので、測定対象電流Iを増加させても、同一層配線の幅を広げるよりもプリント基板2をコンパクト化できたり、同一層配線で厚みを厚くするよりもプリント基板2を安価にすることができる。
また、図8および図9に示す構成例では、第1配線21の幅W21と第2配線22の幅W22は同一とし、第1配線21の厚みt21と第2配線22の厚みt22は同一としている。さらに、第1配線21におけるスルーホール231との接続箇所からスルーホール232との接続箇所までの経路長L21(図11)は、第2配線22におけるスルーホール231との接続箇所からスルーホール232との接続箇所までの経路長L22(図11)と同一としている。
これにより、第1配線21と第2配線22を同一の導電性材により形成した場合、第1配線21のスルーホール231、232との接続箇所間の抵抗値(以下、第1抵抗値)は、第2配線22のスルーホール231、232との接続箇所間の抵抗値(以下、第2抵抗値)とほぼ同一となる。従って、測定対象電流Iは、第1電流I1と第2電流I2とに等分配される。
しかしながら、これに限らず、幅W21とW22を異ならせてもよいし、厚みt21とt22とを異ならせてもよいし、経路長L21とL22とを異ならせてもよい。図12は、第2配線22の経路長L22を第1配線21の経路長L21よりも長くした変形例を示す平面図である。または、第1配線21と第2配線22を異なる導電性材により形成してもよい。
このようにすれば、第1抵抗値と第2抵抗値を調整することで、第1電流I1と第2電流I2との分配率を調整できる。
また、上記のように幅W21とW22とを異ならせることで、電流検出感度を調整できる。また、図9に示す第1配線21における往路部211と復路部212との間のx軸方向距離S1と、第2配線22における往路部221と復路部222との間のx軸方向距離S2と、を異ならせることでも、電流検出感度を調整できる。さらに、図9に示す磁界センサ1(すなわちプリント基板2のz軸方向一方側表面2S)と第1配線21との間のz軸方向距離Dz1と、磁界センサ1と第2配線22との間のz軸方向距離Dz2と、を調整することにより、電流検出感度を調整できる。
<4.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図13は、第2実施形態に係る電流検出装置5のz軸方向一方側から視た平面図である。
図13に示す電流検出装置5の先述した第1実施形態(図8)との相違点は、第2配線22に含まれる往路部221、復路部222、および連結部223の構成である。具体的には、平面視において、往路部211が電流経路の上流側よりy軸方向一方側へ延びて形成されるのに対し、往路部221は電流経路の上流側よりy軸方向他方側へ延びて形成される。また、平面視において、復路部212が電流経路の下流側よりy軸方向一方側へ延びて形成されるのに対し、復路部222は電流経路の下流側よりy軸方向他方側へ延びて形成される。連結部223は、往路部221のy軸方向他方側端と復路部222のy軸方向他方側端とを連結する。
これにより、図14に示すように、第1磁界検出部11は、平面視において、往路部211のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R211に配置される。第2磁界検出部12は、平面視において、復路部212のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R212に配置される。図14では、y軸方向領域R211、R212ともにx軸方向に延びる2つの破線にy軸方向に挟まれる領域である。そして、第2配線22は、平面視において、y軸方向領域R211、R212とは重ならない。
このようにすれば、往路部211および復路部212において第1電流I1により発生する磁界を第1磁界検出部11および第2磁界検出部12により検出させるとともに、往路部221および復路部222において第2電流I2により発生する磁界は第1磁界検出部11および第2磁界検出部12により検出させないようにすることができる。これにより、測定対象電流Iを増加させても、測定対象電流Iよりも少ない第1電流I1のみを磁界センサ1により検出させるので、磁界センサ1の飽和を回避できる。
なお、磁界センサ1により検出される第1電流I1と、第1電流I1と第2電流I2の分配比率に基づき、測定対象電流Iを検出することが可能となる。第1配線21および第2配線22の各幅等のパラメータ調整により、第1抵抗値と第2抵抗値を調整することで、第1電流I1と第2電流I2との分配率を調整できることは、第1実施形態と同様である。
<5.第3実施形態>
本発明の第3実施形態は、第2実施形態の変形例である。図15は、第3実施形態に係る電流検出装置5のz軸方向一方側から視た平面図である。
本実施形態では、プリント基板2に形成される配線は同一層の配線20Bであり、単層配線20Bは、分岐する第1配線2100と第2配線2200を含む。第1配線2100は、往路部211と復路部212を含む。第2配線2200は、往路部221と復路部222を含む。第1配線2100を第1電流I1が流れ、第2配線2200を第2電流I2が流れる。
図15に示すように、第1磁界検出部11は、平面視において、往路部211のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R211に配置される。第2磁界検出部12は、平面視において、復路部212のy軸方向両端位置間のy軸方向領域R212に配置される。図15では、y軸方向領域R211、R212ともにx軸方向に延びる2つの破線にy軸方向に挟まれる領域である。そして、第2配線2200は、平面視において、y軸方向領域R211、R212とは重ならない。
このような第3実施形態によっても、第2実施形態と同様の作用効果を享受できる。
<6.測定対象システム>
次に、先述した電流検出装置5を含めた測定対象システムの各種実施例について説明する。
図16は、第1実施例に係る測定対象システム1001の模式図である。図16に示す測定対象システム1001は、第1実施形態に係る電流検出装置5を含む。電源Eの正極端と負荷Zとの間の経路上に電流検出装置5を設ける。電流検出装置5は、電源Eの正極端から負荷Zへ流れる測定対象電流Iを検出する。
図17は、第2実施例に係る測定対象システム1002の模式図である。測定対象システム1002は、測定対象システム1001(図16)の変形例である。具体的には、往路部221と復路部222との間は連結部223により直接的に接続するが、往路部211と復路部212との間は図16のように連結部213により直接的に接続するのではなく、負荷Z2を介した連結部214で連結させる。これにより、第1電流I1は、往路部211から負荷Z2を介して復路部212へ流れ込む。
なお、上記第2実施例の変形例として、往路部221と復路部222との間を負荷を介した連結部によって連結してもよい。
図18は、第3実施例に係る測定対象システム1003の模式図である。図18に示す測定対象システム1003は、第2実施形態に係る電流検出装置5の変形例を含む。電源Eの正極端と負荷Z1との間の経路上に電流検出装置5を設ける。往路部221と復路部222との間は連結部223で直接的に連結するが、往路部211と復路部212との間は負荷Z2を介した連結部214で連結する。これにより、第1電流I1は、往路部211から負荷Z2を介して復路部212へ流れ込む。
なお、上記第3実施例の変形例として、往路部221と復路部222との間を負荷を介した連結部によって連結してもよい。
<7.その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変更が可能である。
例えば、プリント基板2において、3層目以降の配線を追加してもよい。この場合、3層目以降の配線は、第1実施形態の第2配線22と同様であってもよいし、第2実施形態の第2配線22と同様であってもよい。
本発明は、例えば、産業機器用の電流検出装置に利用することができる。
1 磁界センサ
11 第1磁界検出部
12 第2磁界検出部
13 MI(磁気インピーダンス)効果素子
141 第1サンプル/ホールド部
142 第2サンプル/ホールド部
151 第1アンプ部
152 第2アンプ部
16 減算部
17 発振部
18 パルス駆動部
2 プリント基板
21 第1配線
21A 電流流入部
21B 電流流出部
211 往路部
212 復路部
213、214 連結部
22 第2配線
221 往路部
222 復路部
223 連結部
231、232 スルーホール
2100 第1配線
2200 第2配線
5 電流検出装置
1001〜1003 測定対象システム
E 電源
Z、Z1、Z2 負荷

Claims (9)

  1. 第1方向、第2方向および第3方向は互いに直交するとして、
    前記第1方向および前記第2方向を含む平面状に拡がり、前記第3方向に厚みを有する基板と、
    前記基板の前記第3方向一方側表面に配置される磁界センサと、
    を備え、
    前記磁界センサは、第1磁界検出部と、第2磁界検出部と、を有し、
    前記基板は、第1配線と、前記第1配線より前記第3方向他方側に配置される第2配線と、を有し、
    前記第1配線の一端部と前記第2配線の一端部とは、電気的に接続され、
    前記第1配線の他端部と前記第2配線の他端部とは、電気的に接続され、
    前記第1配線は、前記第2方向に延びる第1往路部と、前記第2方向に延びる第1復路部と、を含み、
    前記第1復路部は、前記第1往路部に対して前記第1方向一方側に配置され、前記第1往路部と電気的に接続され、
    前記第2配線は、前記第2方向に延びる第2往路部と、前記第2方向に延びる第2復路部と、を含み、
    前記第2復路部は、前記第2往路部に対して前記第1方向一方側に配置され、前記第2往路部と電気的に接続され、
    前記第1磁界検出部は、前記第1方向および前記第2方向を含む平面の平面視において、前記第1往路部の前記第2方向両端位置間の第1の第2方向領域に配置され、且つ、前記平面視において、前記第2往路部の前記第2方向両端位置間の第2の第2方向領域に配置され、
    前記第2磁界検出部は、前記平面視において、前記第1復路部の前記第2方向両端位置間の第3の第2方向領域に配置され、且つ、前記平面視において、前記第2復路部の前記第2方向両端位置間の第4の第2方向領域に配置される、
    電流検出装置。
  2. 前記第1往路部の幅および前記第1復路部の幅は、同じ第1幅であり、
    前記第2往路部の幅および前記第2復路部の幅は、同じ第2幅であり、
    前記第1幅と前記第2幅と、は異なっている、請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記第1往路部と前記第1復路部との間の前記第1方向距離と、前記第2往路部と前記第2復路部との間の前記第1方向距離と、は異なっている、請求項1または請求項2に記載の電流検出装置。
  4. 前記第1往路部と前記第1復路部との間と、前記第2往路部と前記第2復路部との間との少なくとも一方は、負荷を介した連結部により連結される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  5. 第1方向、第2方向および第3方向は互いに直交するとして、
    前記第1方向および前記第2方向を含む平面状に拡がり、前記第3方向に厚みを有する基板と、
    前記基板の前記第3方向一方側表面に配置される磁界センサと、
    を備え、
    前記磁界センサは、第1磁界検出部と、第2磁界検出部と、を有し、
    前記基板は、第1配線と、第2配線と、を有し、
    前記第1配線の一端部と前記第2配線の一端部とは、電気的に接続され、
    前記第1配線の他端部と前記第2配線の他端部とは、電気的に接続され、
    前記第1配線は、前記第2方向に延びる第1往路部と、前記第2方向に延びる第1復路部と、を含み、
    前記第1復路部は、前記第1往路部に対して前記第1方向一方側に配置され、前記第1往路部と電気的に接続され、
    前記第1磁界検出部は、前記第1方向および前記第2方向を含む平面の平面視において、前記第1往路部の前記第2方向両端位置間の第1の第2方向領域に配置され、
    前記第2磁界検出部は、前記平面視において、前記第1復路部の前記第2方向両端位置間の第2の第2方向領域に配置され、
    前記第2配線は、前記平面視において、前記第1の第2方向領域および前記第2の第2方向領域ともに重ならない、
    電流検出装置。
  6. 前記第1往路部と前記第1復路部との間は、負荷を介した連結部により連結される、請求項5に記載の電流検出装置。
  7. 前記第1配線と前記第2配線は、同一層の配線に含まれる、請求項5または請求項6に記載の電流検出装置。
  8. 前記第1配線および前記第2配線のそれぞれの幅、厚み、経路長、および材質の少なくともいずれかは異なっている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  9. 前記第1磁界検出部および前記第2磁界検出部は、MI(磁気インピーダンス)効果素子を用いて磁界を検出する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電流検出装置。
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