JP2020537679A - 除草性ピリダジノン化合物を製造するプロセス - Google Patents

除草性ピリダジノン化合物を製造するプロセス Download PDF

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Abstract

本発明は、とりわけ、式(I):(式中、A1、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、本明細書において定義されているとおりである)の化合物を製造するプロセスを提供する。本発明は、前記プロセスにおいて用いられる中間体化合物及び前記中間体化合物を製造する方法をさらに提供する。

Description

本発明は、除草性ピリダジノン化合物を製造するプロセスに関する。このような化合物は、例えば、国際公開第2012/136703号及び国際公開第2017/178582号から公知である。これらにおいて説明されているとおり、このような化合物は、典型的には、対応するピリダジノン酸の酸塩化物を形成し、これをシクロヘキサンジオンと塩基の存在下でカップリングすることにより生成される。この反応では、まずエノールエステルが生成され、これを、例えばアセトンシアノヒドリンといった触媒量のシアン化物供給源を用いることにより式(I)の化合物に転位させることが可能である。しかしながら、得られる収率は、大規模な製造にとって理想的ではなく、製造規模における高い有毒性を有するシアン化物の使用は、望ましくない。従って、代替として、より効率的な合成方法が所望されている。
本発明は、(i)酸塩化物を生成する必要性が回避され、且つ(ii)シアン化物触媒転位が回避される代替的なカルボニル化アリール化プロセスを提供する。ハロゲン化アリールとシクロヘキサンジオン及び一酸化炭素とを塩基及びパラジウム触媒の存在下で反応させることによるエノールエステルの合成が記載されている(Negishi,E.;Liou,S.;Xu,C.;Shimoyama,I.;Makabe,H.J.Mol.Cat.A:Chem.1999,143,279)。しかしながら、この反応は、エノールエステルよりも進行せず、良好な収率で単離が可能である。意外なことに、式(II)の化合物中に存在するとおり、特定のピリダジノン基によってアリール基を置換すると、最初に生成されるエノールエステルは、実際には、反応条件下で転位して高い収率で式(I)の化合物を形成することがここで見出された。
従って、本発明によれば、式(I):
Figure 2020537679
(式中、
1は、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C3アルコキシC1〜C3アルキル−、C1〜C3アルコキシC2〜C3アルコキシC1〜C3アルキル−、アリール及び5又は6員ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、ヘテロアリールは、酸素、窒素及び硫黄からなる群からそれぞれ独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、アリール及びヘテロアリール構成要素は、任意選択により置換され得;
2は、C1〜C6アルキル又はC3〜C6シクロアルキルであり;
1は、O、C(O)及び(CR78)からなる群から選択され;及び
4、R6、R7及びR8は、水素及びC1〜C4アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
3及びR5は、水素及びC1〜C4アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか、又は一緒になってC1〜C3アルキレン鎖を形成し得る)
の化合物の製造するプロセスであって、式(II)
Figure 2020537679
(式中、Xは、ハロゲンである)
の化合物を、式(III)
Figure 2020537679
(式中、A1並びにR3、R4、R5及びR6は、上記の式(I)に関して定義されているとおりである)
の化合物とを、
(i)パラジウム触媒、
(ii)好適なホスフィンリガンド又はホスフィンリガンド塩、
(iii)好適な塩基、及び
(iv)一酸化炭素
を含む反応媒体中において反応させて、式(I)の化合物を与えるステップを含む、プロセスが提供される。
上記において参照されているC1〜C6アルキル及びC1〜C4アルキル基としては、例えば、メチル(Me、CH3)、エチル(Et、C25)、n−プロピル(n−Pr)、イソプロピル(i−Pr)、n−ブチル(n−Bu)、イソブチル(i−Bu)、sec−ブチル及びtert−ブチル(t−Bu)が挙げられる。
ハロゲン(又はハロ)としては、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素が挙げられる。
1〜C6ハロアルキルとしては、例えば、フルオロメチル−、ジフルオロメチル−、トリフルオロメチル−、クロロメチル−、ジクロロメチル−、トリクロロメチル−、2,2,2−トリフルオロエチル−、2−フルオロエチル−、2−クロロエチル−、ペンタフルオロエチル−、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル−、2,2,3,3−テトラフルオロエチル−、2,2,2−トリクロロエチル−、ヘプタフルオロ−n−プロピル及びパーフルオロ−n−ヘキシルが挙げられる。C1〜C4ハロアルキルとしては、例えば、フルオロメチル−、ジフルオロメチル−、トリフルオロメチル−、クロロメチル−、ジクロロメチル−、トリクロロメチル−、2,2,2−トリフルオロエチル−、2−フルオロエチル−、2−クロロエチル−、ペンタフルオロエチル−、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル−、2,2,3,3−テトラフルオロエチル−、2,2,2−トリクロロエチル−及びヘプタフルオロ−n−プロピル−が挙げられる。好ましいC1〜C6ハロアルキル基は、フルオロアルキル基、特にジフルオロアルキル及びトリフルオロアルキル基であり、例えばジフルオロメチル及びトリフルオロメチルである。
3〜C6シクロアルキル基としては、例えば、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルが挙げられる。
1〜C3アルコキシC1〜C3アルキル−としては、例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチル、イソプロポキシメチル又はイソプロポキシエチルが挙げられる。
1〜C3アルコキシC2〜C3アルコキシC1〜C3アルキル−としては、例えば、メトキシエトキシメチル−が挙げられる。
本明細書において用いられる場合、ニトロは、基−NO2を指す。
本明細書において用いられる場合、アリールは、単一の環(例えば、フェニル)又は少なくともその1つが芳香族(例えば、インダニル、ナフチル)である複数の縮合(condensed)(縮合(fused))環を有する、6〜10個の炭素原子を含む不飽和芳香族炭素環式基を指す。好ましいアリール基としては、フェニル、ナフチル等が挙げられる。最も好ましくは、アリール基は、フェニル基である。フェニル環は、無置換であるか、又は単置換若しくは多置換形態(この場合、置換基は、必要に応じてオルト位、メタ位及び/又はパラ位にあり得る)であり得る。
ヘテロアリールが、酸素、窒素及び硫黄からなる群からそれぞれ独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、5員又は6員ヘテロアリール基としては、例えば、フラニル、チオフェニル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル及びトリアゾリルが挙げられる。ヘテロアリール構成要素は、任意選択により、既述のとおり単置換又は多置換であり得る。
上記のアリール又はヘテロアリール構成要素が置換されている場合、好ましくは、1つ以上の置換基は、ハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、シアノ及びニトロからなる群から選択される。
本発明の一実施形態において、R1は、任意選択により置換されているヘテロアリールである。
本発明の他の実施形態において、R1は、任意選択により置換されているフェニル、好ましくは3,4−ジメトキシフェニルである。
本発明の一実施形態において、R2は、メチルである。
本発明の特に好ましい実施形態において、R1は、3,4−ジメトキシフェニルであり、且つR2は、メチルである。
本発明の好ましい実施形態において、Xは、Br又はCl、最も好ましくはBrである。
本発明の一実施形態において、A1は、CR78であり、且つR3、R4、R5、R6、R7及びR8は、水素である。従って、本発明の特に好ましい実施形態において、式(III)の化合物は、シクロヘキサンジオンである。
本発明の一実施形態において、A1は、CR78であり、且つR4、R6、R7及びR8は、水素であり、且つR3及びR5は、一緒になってエチレン鎖を形成する。
本発明の特に好ましい実施形態において、A1は、CR78であり、且つR3、R4、R5、R6、R7及びR8は、水素であり、R1は、3,4−ジメトキシフェニルであり、且つR2は、メチルである。
好適なパラジウム触媒(i)としては、これらに限定されないが、Pd(OAc)2、PdCl2、Pd/C、PdBr2、PdCl2(PhCN)2、Pd2dba2、Pd(PPh34及びPdCl2(シンナミル)2が挙げられる。最も好ましい触媒は、Pd(OAc)2である。パラジウム触媒の量は、0.0001〜0.05当量、より好ましくは0.0001〜0.001当量である。
好適なホスフィンリガンド又はホスフィンリガンド塩(ii)としては、これらに限定されないが、Ph3P、Cy3P、nBuPAd2、tBu3P.HBF4及びXPhosなどの単座ホスフィン並びにキサントホス、Josiphos、DPEPhos、dcpb、dcpp及びBINAPなどの二座リガンドが挙げられる。最も好ましいホスフィンリガンドは、X=Brである場合、キサントホス及びDPEPhosであり、且つX=Clである場合、dcpbである。ホスフィンリガンドの量は、0.0001〜0.05当量、より好ましくは0.0001〜0.001当量である。
好適な塩基(iii)としては、これらに限定されないが、K2CO3、Cs2CO3、Na2CO3、NaOHなどの無機塩基並びにトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン及びDBUなどのアミン塩基が挙げられる。最も好ましい塩基は、トリエチルアミン及びジイソプロピルエチルアミンである。
本発明のプロセスは、一酸化炭素の存在下、典型的には一酸化炭素雰囲気下で実施される。圧力は、1〜50bar、より好ましくは2〜10barである。代わりに、一酸化炭素は、好適な一酸化炭素発生剤又は前駆体を用いて、プロセス中に生成させることが可能である。
本発明の好ましい実施形態において、反応媒体は、溶剤(v)をさらに含む。好適な溶剤としては、これらに限定されないが、アセトニトリル、アニソール、ジオキサン、THF、EtOAc、MTBE、PrCNなどの極性非プロトン性溶剤が挙げられる。最も好ましい溶剤は、アセトニトリルである。
式(IIa)
Figure 2020537679
(式中、R1aは、任意選択により置換されているフェニルであり、且つR2及びXは、上記に定義されているとおりである)
の化合物がさらに提供される。
式(IIa1)
Figure 2020537679
(式中、R2及びXは、上記に定義されているとおりであり、且つR3は、ハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ−、シアノ及びニトロからなる群から選択され;及び
n=0、1、2又は3である)
の化合物がさらに提供される。
本発明は、R2がメチルであり、XがBrであり、且つR1aが3,4−ジメトキシフェニルである、式(IIa)
Figure 2020537679
の化合物(すなわち4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン/式(IIa1a)の化合物)をさらに提供する。
以下のスキームは、本発明の反応をより詳細に説明する。置換基の定義は、上記に定義されているものと同一である。
スキーム1
Figure 2020537679
典型的には、少量の式(VIII)のエノールエステルが有効大過剰量のシクロヘキサンジオン及び塩基の存在下において連続的に生成される。
ステップ(a):
式(II)の化合物は、例えば、Monnier,F.;Tailefer,M.Topics in Organomet.Chem.2013,46,173に記載されているとおり、式(IX)
Figure 2020537679
(式中、R2は、式(I)の化合物について上記に定義されているとおりである)
のピリダジノンを、式(IV)
Figure 2020537679
(式中、R1は、式(I)の化合物について上記に定義されているとおりである)
のボロン酸と塩基、銅触媒及び酸素の存在下で反応させることにより調製可能である。
好適な銅触媒としては、これらに限定されないが、CuCl、CuBr、CuI、Cu(OAc)2及びCu2Oが挙げられる。最も好ましい触媒は、Cu(OAc)2である。
好適な塩基としては、これらに限定されないが、NaOH、KOH、K2CO3及びNa2CO3などのアルカリ金属水酸化物及び炭酸塩並びにEt3N、iPr2NEt及びピリジンなどのアミン塩基が挙げられる。最も好ましい塩基は、ピリジン及びNa2CO3である。
式(IX)の化合物と(IV)の化合物との反応は、溶剤の存在下で行われることが好ましい。好適な溶剤としては、これらに限定されないが、DMF、1,2−ジクロロエタン、アセトニトリル、EtOAc、iPrOAc、ジメチルアセタミド、スルホラン及びNMPなどの極性有機溶剤が挙げられる。最も好ましい溶剤は、DMF、ジメチルアセタミド及びNMPである。
この反応は、25℃〜120℃、より好ましくは40℃〜80℃の温度で行われ得る。
好ましくは、この反応は、酸素/窒素混合物で連続的にパージしながら行われる。酸素の濃度は、5〜100%、好ましくは5〜25%、より好ましくは22%(空気)であり得る。
ステップ(b):
代わりに、式(II)の化合物は、式(IX)
Figure 2020537679
(式中、R2は、式(I)の化合物について上記に定義されているとおりであり、且つXは、クロロ、ブロモ又はヨードである)
のピリダジノンを、式(VII)
1−I(VII)
(式中、R1は、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルキル−、C1〜C3アルコキシ、C2〜C3アルコキシ、C1〜C3アルキル−、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C1〜C3アルコキシ−C1〜C3ハロアルキルからなる群から選択される)
の化合物と塩基の存在下で反応させることにより調製可能である。
ステップ(c):
代わりに、式(II)(式中、Xは、クロロであり、R1は、アリール及び5又は6員ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは、酸素、窒素及び硫黄からなる群からそれぞれ独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、アリール及びヘテロアリール構成要素は、ハロ、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、シアノ、アセチルアミノ、ニトロからなる群から選択される1つ以上の置換基によって任意選択により置換され得、且つR2は、C1〜C6アルキル又はC3〜C6シクロアルキルである)の化合物は、式(VI)
Figure 2020537679
(式中、R1は、アリール及び5又は6員ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは、酸素、窒素及び硫黄からなる群からそれぞれ独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、アリール及びヘテロアリール構成要素は、ハロ、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、シアノ、アセチルアミノ、ニトロからなる群から選択される1つ以上の置換基によって任意選択により置換され得る)
のアルデヒドを、式(V)
Figure 2020537679
(式中、Xは、クロロであり、且つR9は、C1〜C3アルキルである)
のホスホネートと塩基及びアルコール系溶剤の存在下で反応させることにより調製可能である。
好適な塩基としては、これらに限定されないが、NaOEt、NaOMe、KOtBu及びNaOtBuなどのアルカリ金属アルコキシドが挙げられる。
好適なアルコール系溶剤としては、これらに限定されないが、MeOH、EtOH、iPrOH及びtBuOHが挙げられる。
この反応は、−25℃〜40℃、好ましくは0℃〜20℃の温度で実施可能である。
代わりに、式(II)(式中、R1は、3,4−ジメトキシフェニルであり、且つR2は、式(I)において定義されているとおりであり、且つXは、Brである)の化合物は、式(IX)
Figure 2020537679
の化合物をハロゲン化剤と反応させて、式(X)
Figure 2020537679
(式中、Xは、Brであり、且つR9は、Cl、Br及びI、好ましくはClからなる群から選択される)
の化合物を与えるステップと、次いで式(X)の化合物を、式(XI)
Figure 2020537679
の化合物と、ラジカル開始剤及び塩基の存在下又は好適な増感剤及び塩基の存在下における可視光の反応混合物への照射によって反応させるステップとを含むプロセスによって調製可能である。
好適なハロゲン化試薬(塩素化試薬)としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸t−ブチル及び他の次亜塩素酸アルキル、塩素、NCS、トリクロロイソシアヌル酸が挙げられる。次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。
最初の反応は、均一条件下(次亜塩素酸t−ブチルと)又は2相系(水性次亜塩素酸ナトリウムと)下及び有機溶剤下において、次亜塩素酸ナトリウム溶液と並行して添加される中和剤(酸、緩衝剤)の存在下で行うことが可能である。
また、この反応は、単純に水(次亜塩素酸ナトリウム又は塩素と共に)中で行うことが可能であり、生成物は、ろ過により単離可能である。
好適な溶剤としては、クロロベンゼン、ジクロロメタン、トルエン及びMTBEが挙げられる。クロロベンゼン及びジクロロメタンが好ましい。
好適な酸性化剤としては、鉱酸(例えば、HCl、H2SO4)、カルボン酸(例えば、AcOH)、リン酸塩緩衝剤、重炭酸ナトリウムが挙げられる。
最初の反応は、−5℃〜80℃、好ましくは25℃〜40℃の温度で実施可能である。
化合物(X)は、反応に用いられた有機溶剤からの結晶化により、又は有機層の単純な蒸発により純粋な形態に単離可能である。化合物(X)は、その後の反応において溶液で用いることも可能である。
化合物(X)の化合物(II)への転換に関して、好適な溶剤としては、トルエン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼン、ベンゾニトリル、TBME、アセトニトリル、ブチロニトリル、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、酢酸エチル、酢酸イソプロピルが挙げられる。クロロベンゼンが好ましい。
相間移動触媒も反応の速度及び収率を向上させるために採用可能であり、例えばBu4NCl及びAliquat 336が挙げられる。
ラジカル開始剤としては、これらに限定されないが、AIBN、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ビス(t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート(DCHPC)、t−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド(CHP)、メチルエチルケトンペルオキシド(MEKP)、ペルオキソ二硫酸カリウムが挙げられる。クメンヒドロ過酸化物(CHP)及びメチルエチルケトンペルオキシド(MEKP)が好ましい。
また、式(IX)の化合物は、単一ステップの手法において式(II)の化合物に転換可能であることに注意すべきである。従って、化合物(X)は、単一ステップにおいて(IX)の(II)への変換を行うことにより、インサイチューで生成可能である(及び生成されると連続的に消費される)。また、この場合、理論量の塩基は、必要とされない。典型的には、次亜塩素酸ナトリウムの溶液を化合物(IX)、1,2−ジメトキシベンゼン、有機溶剤、緩衝剤水溶液、相間移動触媒及びラジカル開始剤の混合物に添加する。ラジカル開始剤は、次亜塩素酸ナトリウム溶液と同時に添加することも可能である。
代わりに、光化学触媒による手法が利用可能である。この態様における好適な塩基としては、これらに限定されないが、K2CO3、Cs2CO3、Na2CO3、NaHCO3、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、NaOH及びリン酸塩緩衝剤などの無機塩基が挙げられる。
反応は、20℃〜80℃、好ましくは30℃〜40℃の温度で実施可能である。
代わりに、式(II)(式中、上記に定義されているとおり、X=ブロモ及びR1=アリール(特に3,4−ジメトキシフェニル)である)の化合物は、有機溶剤中における式(XI)の化合物及び電解質の存在下でピリダジノン(IX)の電気分解から得ることが可能である。この手法は、反応が式(X)の中間体を介して進行する必要がないという利点を有する。
電気分解は、電源供給装置に接続した電極を利用することにより反応混合物に規定の電流を流すバッチ−タイプ反応モード又は電解フローセル中に反応混合物を流すフロータイプ反応モードで行うことが可能である。最も好ましい電気分解反応モードは、流動電解である。
好適な電極材料としては、これらに限定されないが、陽極材料としてグラファイト、グラッシーカーボン、DSA、Ir/Ta MOX、Ir/Ti MOX及び陰極材料としてグラファイト、グラッシーカーボン、鋼、銅、白金が挙げられる。好ましい材料は、陽極に関してIr/Ta MOX及び陰極に関して鋼(V2A)である。
好適な電解質としては、これらに限定されないが、A+-のタイプの塩であって、A+=Na+、K+、NR4 +(ここで、R=H又はアルキルである)であり、及びB-=アセテート、ピバレート、安息香酸塩、フッ化物であるものが挙げられる。さらなる電解質としては、これらに限定されないが、有機電解質、すなわちテトラメチルグアニジン、DBU、トリエチルアミン、4−N,N’−ジメチルアミノピリジン、HFIP、酢酸が挙げられる。好ましい電解質は、ピバル酸ナトリウム及びピバル酸カリウムといったカルボン酸塩である。
好適な溶剤としては、これらに限定されないが、アルコールが挙げられ、MeOH、EtOH、iPrOH、tBuOH、HFIP+MeOHが好ましい溶剤である。
電気分解は、−20℃〜60℃、好ましくは5℃〜35℃の温度で実施可能である。
従って、本発明は、式(X)
Figure 2020537679
(式中、R9は、Cl、Br及びI、好ましくはClからなる群から選択される(すなわち4−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−ピリダジン−3−オン))
の化合物をさらに提供する。
ステップ(d)
式(I)の化合物は、式(II)の化合物を式(III)の化合物と塩基、パラジウム触媒、好適なホスフィン又はホスフィン塩及び一酸化炭素の存在下で反応させることにより有利に調製可能である。
好適な塩基としては、これらに限定されないが、K2CO3、Cs2CO3、Na2CO3、NaOHなどの無機塩基並びにトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン及びDBUなどのアミン塩基が挙げられる。最も好ましい塩基は、トリエチルアミン及びジイソプロピルエチルアミンである。
好適なパラジウム触媒としては、これらに限定されないが、Pd(OAc)2、PdCl2、Pd/C、PdBr2、PdCl2(PhCN)2、Pd2dba2、Pd(PPh34及びPdCl2(シンナミル)2が挙げられる。最も好ましい触媒は、Pd(OAc)2である。パラジウム触媒の量は、0.0001〜0.05当量、より好ましくは0.0005〜0.005当量である。
好適なホスフィン及びホスフィン塩としては、これらに限定されないが、Ph3P、Cy3P、nBuPAd2、tBu3P.HBF4及びXPhosなどの単座ホスフィン並びにキサントホス、Josiphos、Dpephos、dcpb、dcpp及びBINAPの二座リガンドが挙げられる。最も好ましいホスフィンリガンドは、X=Brである場合、キサントホス及びDpephosであり、及びX=Clである場合、dcpbである。ホスフィンリガンドの量は、0.0001〜0.05当量、より好ましくは0.0005〜0.005当量である。
この反応は、一酸化炭素雰囲気下で実施される。圧力は、1〜50bar、より好ましくは2〜10barである。
式(II)の化合物及び式(III)の化合物間の反応は、溶剤の存在下で行われることが好ましい。好適な溶剤としては、これらに限定されないが、アセトニトリル、アニソール、ジオキサン、THF、EtOAc、MTBE、PrCNなどの極性非プロトン性溶剤が挙げられる。最も好ましい溶剤は、アセトニトリルである。
この反応は、20℃〜120℃、好ましくは40℃〜70℃の温度で実施可能である。
ここで、本発明の種々の態様及び実施形態を以下の非限定的な実施例によってより詳細に例示する。
以下の略語が用いられる:s=一重項;br s=幅広の一重項;d=二重項;dd=二重の二重項;dt=二重の三重項;t=三重項、tt=三重の三重項、q=四重項、quin=五重項、sept=七重項;m=多重項;RT=保持時間、MH+=分子カチオンの分子量。
1H NMRスペクトルは、特段の規定がない限り、400MHzで記録されており、化学シフトは、ppmで記録されている。
実施例1:4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンの調製。
実施例1a:4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(5.00g、24.9mmol、94%純度)の無水DMF(20ml)中の溶液にCu(OAc)2(1.15g、6.32mmol)及びピリジン(4.1ml、50mmol)を添加した。得られた懸濁液を50℃に加熱し、3,4−ジメトキシフェニルボロン酸(7.05g、37.9mmol)の無水DMF(30ml)中の溶液を、シリンジポンプを介して4.5時間かけて添加した。反応中、激しく撹拌して反応混合物に空気を通気させた。反応をさらに2時間撹拌し、次いで周囲温度に冷却した。ジクロロメタン(100ml)を添加し、続いて1M HCl(200ml)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌し、有機層を分離し、水性層をジクロロメタン(2×100ml)で抽出した。組み合わせた有機相を氷冷水(4×100ml)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、粗4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(10.21g)を茶色の固体として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、71%(88%収率)の純度を示す。粗生成物をTBME(50ml)中に懸濁させ、20分間撹拌し、TBMEを傾瀉し、同一の手法をさらに二回繰り返した。高減圧下で残渣を乾燥した後、4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(6.30g、95%純度、73%単離収率)を明るい茶色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.58(s,3H),7.16−7.12(m,2H),6.95−6.92(m,1H),3.92(s,3H),3.90(s,3H),2.39(s,3H).
実施例1b − 4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な経路。
ステップ1:4−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(20.0g、103.8mmol、98.1%純度)、ジクロロメタン(60mL)及びt−ブタノール(1mL、10.5mmol)を反応器に仕込んだ。次亜塩素酸ナトリウム溶液(80.3g、116.4mmol、10.8%)及び氷酢酸(6.67g、116.4mmol)を23〜27℃で40分間にわたって並行して添加した。この混合物をジクロロメタン(150mL)で希釈し、相を分離した。水性相をジクロロメタン(60mL)で抽出した。組み合わせた有機相を無水Na2SO4で乾燥し、溶剤を減圧下のロータリー蒸発により完全に除去して、白色の結晶性材料を得た(23.17g、99%純度(定量的NMR分析)、融点145〜148℃)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.54(s,1H),2.35(s,3H).
ステップ2:4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
4−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−ピリダジン−3−オン(2.00g、8.9mmol、99%純度)、1,2−ジメトキシベンゼン(1.48g、10.7mmol)、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート(0.19g、0.48mmol)、重炭酸ナトリウム(1.13g、13.4mmol)、塩化テトラブチルアンモニウム(52mg、0.18mmol)、クロロベンゼン(20g)及び水(9g)をフラスコに仕込んだ。混合物を2時間60℃に加熱した。有機相を分離し、水性相をクロロベンゼン(2×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥し、蒸発させて、茶色の油(2.9g)を得た。この材料を定量的HPLCにより分析した。
実施例1c − 4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な(1ステップ)経路。
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(3.0g、15.0mmol、94.5%純度)、1,2−ジメトキシベンゼン(41.4g、300mmol)、Aliquat(登録商標)336(0.61g、1.5mmol)、クロロベンゼン(47mL)及びリン酸塩緩衝剤溶液(38mL、38mmol、1M、pH=7.2)を二重ジャケット反応器中に仕込んだ。次亜塩素酸ナトリウムの溶液(10.6g、15.0mmol、10.6%)を一度に添加し、混合物を室温で10分間撹拌した。メチルエチルケトンペルオキシド(0.99g、1.5mmol、フタレートを含まない可塑剤混合物中に32%)のクロロベンゼン(9mL)中の溶液を次亜塩素酸ナトリウムの溶液(58.1g、82.0mmol、10.6%)と同時に約3時間で、温度を35℃に維持しながら添加した(次亜塩素酸ナトリウム溶液の添加は、15分早く終了した)。この間に4分量の5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(各分量は、3.0g、15.0mmol、94.5%純度であり;合計で12.0g、65.0mmolである)を連続して40分間の分量間の間隔で添加した。反応混合物を35℃で1時間撹拌した。残存する活性塩素をメタ重亜硫酸ナトリウム(5mL、10%)の溶液で消失させた。混合物を80℃に加熱し、水性の下層を分離した。溶剤及び1,2−ジメトキシベンゼンの残存量を減圧蒸留により除去した。生成物ホットメルトを1−ブタノール(73.3g)で希釈し、得られた溶液を0℃にゆっくりと冷却した。得られた懸濁液をろ過し、生成物を乾燥オーブン中において60℃、減圧下で乾燥した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.58(s,1H),7.14−7.11(m,2H),6.94−6.91(m,1H),3.91(s,3H),3.89(s,3H),2.38(s,3H).
実施例1d − 4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な経路。
Figure 2020537679
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オンのナトリウム塩(0.177g、0.78mmol)(THF中におけるNaHを伴う脱プロトン化及び反応混合物の蒸発により事前に調製した)及びPb(OAc)4(0.437g、0.936mmol)のベラトロール(2.20g、15.6mmol)中の懸濁液を100℃で19時間加熱した。得られた茶色の反応混合物を水性飽和NH4Clの添加により失活させた。次いで、混合物をDCMで抽出し、有機層を水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥した。減圧下における蒸発でベラトロール(2.45g)中の溶液として粗生成物を得た。
実施例1e − 4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な経路。
Figure 2020537679
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(1.10g、5.35mmol)及びベラトロール(1.49g、10.7mmol)の酢酸(11ml)中の溶液にPb(OAc)4(3.75g、6.77mmol)を添加した。得られた黒色の懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を周囲温度に冷却し、ほぼ乾燥するまで減圧下で蒸発させた。残渣をDCMで希釈し、水性飽和NaHCO3中に注ぎ入れた。得られた混合物をDCMで抽出し(3×)、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥した。減圧下における蒸発で粗生成物(2.50g)を得た。
実施例1f − 4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な経路。
Figure 2020537679
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(1.10g、5.35mmol)及びPhI(OAc)2(2.13g、6.45mmol)のトリフルオロエタノール(14ml)中の溶液にベラトロール(1.52g、10.8mmol)を添加し、得られた混合物を70℃で24時間撹拌した。反応混合物を周囲温度に冷却し、減圧下で蒸発させた。
実施例1g − 4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な経路。
Figure 2020537679
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(0.100g、0.503mmol)及びCuCl(0.0051g、0.050mmol)のDCM(1.5ml)中の懸濁液にトリエチルアミン(0.11ml、0.75mmol)、続いて(3,4−ジメトキシフェニル)−(2,4,6−トリメチルフェニル)ヨードニウムテトラフルオロボレート(0.302g、0.528mmol)を添加した。得られた懸濁液を周囲温度で14時間撹拌した(出発材料の完全な転換)。反応混合物をDCMで希釈し、水性飽和NH4Cl、水及び塩水で洗浄した。有機層を無水MgSO4で乾燥し、減圧下で蒸発させて粗生成物(0.279g)を得た。
実施例1h − 4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な経路 − 光化学プロセス。
変形例1 − 固形分を含まないプロセス
Figure 2020537679
4−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−ピリダジン−3−オン(5.0g、15.0mmol、94.5%純度)、1,2−ジメトキシベンゼン(5.7g、42mmol)、水(5.3g、30mmol)ルテニウム(ビピリジン)ジクロリド水和物(26mg、0.03mmol)、アセトニトリル(21g、511mmol)及び酢酸カリウム(5.8、60mmol)を反応器に仕込んだ。混合物に対し、420〜460nmの範囲(Blue Tuna Kessil Lamp光源)で2時間、室温で撹拌しながら照射を行った。水性相を抽出で除去した。溶剤及び1,2−ジメトキシベンゼンの残存量を減圧蒸留により除去した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.58(s,1H),7.14−7.11(m,2H),6.94−6.91(m,1H),3.91(s,3H),3.89(s,3H),2.38(s,3H).
変形例2 − 懸濁プロセス
Figure 2020537679
4−ブロモ−2−クロロ−6−メチル−ピリダジン−3−オン(5.0g、15.0mmol、94.5%純度)、1,2−ジメトキシベンゼン(5.7g、42mmol)、ルテニウム(ビピリジン)ジクロリド水和物(26mg、0.03mmol)、アセトニトリル(21g、511mmol)及び酢酸カリウム(5.8、60mmol)を反応器に仕込んだ。混合物に対し、420〜460nmの範囲(Blue Tuna Kessil Lamp光源)で2時間、室温で撹拌しながら照射を行った。水性相を抽出で除去した。溶剤及び1,2−ジメトキシベンゼンの残存量を減圧蒸留により除去した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.58(s,1H),7.14−7.11(m,2H),6.94−6.91(m,1H),3.91(s,3H),3.89(s,3H),2.38(s,3H).
実施例1i:4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オンへの代替的な経路 − 電気化学プロセス。
Figure 2020537679
5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(2.89g、15.0mmol、98%純度)、ベラトロール(50.2g、360mmol、99%純度)、ピバル酸カリウム(2.21g、15.0mmol、95%純度)のメタノール(104g、3.26mol、>99%純度)中の溶液を電気分解フロー反応器(連続、電極面積:80cm2、Ir/Ta MOX−陽極、ステンレス鋼−陰極、電極間距離=1mm)中に12.5mA/cm2の電流密度で送出した(500mL/min)。3時間後に出発材料の完全な転換が達成されるまで、保管タンク、ポンプ及び電気分解反応器から構成される装置中で混合物を循環させた。
上記の実施例1aにおける概要と同一の基本手順を、以下に列挙した化合物の合成に用いた。
実施例2:4−ブロモ−2−(4−メトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
粗4−ブロモ−2−(4−メトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(2.17g)は、薄い茶色の固体として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、61%の純度(88%化学収率)を示した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の0〜70%のEtOAc)により精製して、4−ブロモ−2−(4−メトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(1.10g、75%、98%純度)を白色の結晶性の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.57(s,1H),7.54−7.47(m,2H),7.09(s,1H),7.00−6.94(m,2H),3.85(s,3H),2.39(s,3H).
実施例3:4−ブロモ−6−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
粗4−ブロモ−6−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−オン(2.17g)を薄いベージュ色の固体として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、59%の純度(79%化学収率)を示した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の15〜55%のEtOAc)により精製して、4−ブロモ−6−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−オン(1.25g、77%、>99%純度)を白色の結晶性の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.80(d,J=8.4Hz,2H),7.74(d,J=8.8Hz,2H),7.61(s,1H),2.41(d,J=1.5Hz,3H).
実施例4:4−(5−ブロモ−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル)ベンゾニトリル
Figure 2020537679
粗4−(5−ブロモ−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル)ベンゾニトリル(4.56g)を白色の固体として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、33%の純度(67%化学収率)を示した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の20〜100%のEtOAc)により精製して、4−(5−ブロモ−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル)ベンゾニトリル(1.56g、60%、86%純度)を白色の結晶性の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.88−7.74(m,4H),7.61(s,1H),2.42(s,3H).
実施例5:4−ブロモ−6−メチル−2−(p−トリル)ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
粗4−ブロモ−6−メチル−2−(p−トリル)ピリダジン−3−オン(1.56g)を黄色の固体として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、78%の純度(84%化学収率)を示した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の0〜50%のEtOAc)により精製して、4−ブロモ−6−メチル−2−(p−トリル)ピリダジン−3−オン(1.1g、74%、97%純度)を白色の結晶性の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.58(s,1H),7.46(d,J=8.4Hz,2H),7.31−7.22(m,2H),2.40(s,3H),2.39(s,3H).
実施例6:4−ブロモ−6−メチル−2−(m−トリル)ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
粗4−ブロモ−6−メチル−2−(m−トリル)ピリダジン−3−オン(1.96g)を黄色の固体として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、67%の純度(90%化学収率)を示した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の20〜50%のEtOAc)により精製して、4−ブロモ−6−メチル−2−(m−トリル)ピリダジン−3−オン(1.22g、81%、97%純度)を白色の結晶性の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.59(s,1H),7.41−7.32(m,3H),7.25−7.18(m,1H),2.41(s,3H),2.39(s,3H).
実施例7:4−ブロモ−6−メチル−2−(o−トリル)ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
粗4−ブロモ−6−メチル−2−(o−トリル)ピリダジン−3−オン(3.94g)を黄色の油として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、33%の純度(59%化学収率)を示した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の5〜60%のEtOAc)により精製して、4−ブロモ−6−メチル−2−(o−トリル)ピリダジン−3−オン(1.34g、56%、91%純度)を黄色の結晶性の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.63(s,1H),7.38−7.29(m,3H),7.26−7.23(m,1H),2.39(s,3H),2.17(s,3H).
実施例8:N−[4−(5−ブロモ−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル)フェニル]アセトアミド
Figure 2020537679
粗N−[4−(5−ブロモ−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル)フェニル]アセトアミド(1.52g)を黄色の固体として得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、67%の純度(61%化学収率)を示した。粗材料をシリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の50〜100%のEtOAc)により精製して、N−[4−(5−ブロモ−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル)フェニル]アセトアミド(0.725g、40%、91%純度)を黄色の結晶性の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.60(s,1H),7.57(d,J=8.8Hz,2H),7.51(d,J=8.8Hz,2H),2.40(s,3H),2.19(s,3H).
実施例9:4−ブロモ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
パラフィン油中の水素化ナトリウム(60%、0.255g、6.66mmol)を5−ブロモ−3−メチル−1H−ピリダジン−6−オン(1.03g、5.12mmo)のDMF(7.2mL)中の溶液に0℃で添加した。20分間撹拌した後、室温でヨードメタン(6.66mmol、0.417mL)をシリンジで添加した。反応媒体をある程度まで加熱したところ、濃い紫色になった。1時間撹拌した後、反応を、水性NaHCO3及びNa223の混合物中に注ぎ入れることにより失活させた。混合物をEtOAc(2×)で抽出し、組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄した。無水Na2SO4による乾燥及び減圧下における蒸発で1.228gの粗材料を黒色の固体として得た。シリカゲルクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の0〜70%のEtOAc)による精製で4−ブロモ−2,6−ジメチル−ピリダジン−3−オン(0.736g、70.4%、>99.5%純度)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.51(s,1H),3.8(s,3H),2.32(s,3H).
実施例10:4−ブロモ−2−ブチル−6−メチル−ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
4−ブロモ−2−ブチル−6−メチル−ピリダジン−3−オンを、1−ヨードブタンから実施例9に記載のものと同様の手法により、明るい黄色の油(1.387g、93.7%、99%純度)として調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.48(s,1H),4.19−4.12(m,2H),2.32(s,3H),1.84−1.73(m,2H),1.44−1.33(m,2H),0.96(t,J=7.3,3H).
実施例11:(2Z)−2−[(3,4−ジメトキシフェニル)ヒドラゾノ]プロパナール
Figure 2020537679
5lの二重ジャケット反応器に水(1.2l)を仕込み、5℃に冷却した。温度を25℃未満に維持しながら、濃硫酸(104ml、1.90mol)をゆっくりと添加した。再度内部温度が5℃に達したら、3,4−ジメトキシアニリン(198.0g、1.27mol)を数回に分けて添加した。亜硝酸ナトリウム(88.3g、1.27mol)の水(0.25l)中の溶液を、内部温度を5℃未満に維持しながら、濃い紫色の懸濁液に40分間かけて添加した。反応混合物を0℃で90分間撹拌し、続いて内部温度を5℃未満に維持しながら、3−ジメチルアミノ−2−メチル−2−プロパナール(137.2g、1.15mol)及びNaOAc(105.0g、1.27mol)の水(0.75l)中の溶液を1時間かけて添加した。添加が完了した後、反応混合物を2.5時間かけてゆっくりと20℃に到達させた。得られた黒色の懸濁液を5lのエルレンマイヤーフラスコに移し、反応器を水(2l)で洗浄して残留する沈殿物のほとんどを取り出した。固体生成物をろ出し、ろ紙の上において水(1.5l)で洗浄し、恒量まで50℃及び高減圧で40時間乾燥して、(2Z)−2−[(3,4−ジメトキシフェニル)ヒドラゾノ]プロパナール(199g、92%純度、71%収率)を赤色の固体として得た。この材料は、次のステップにおける使用のために十分な純度のものであった。室温で16時間静置させたところ、さらなる分量の生成物が水性相から析出し、これもろ過し、洗浄し、減圧下に乾燥して、第2の生成物である(2Z)−2−[(3,4−ジメトキシフェニル)ヒドラゾノ]プロパナール(43.7g、70%純度、12%収率;両方のバッチを組み合わせて83%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 9.49(s,1H),8.10(br s,1H),7.00(d,J=2.6Hz,1H),6.86(d,J=8.4Hz,1H),6.70(dd,J=8.6,2.4Hz,1H),3.94(s,3H),3.88(s,3H),1.98(s,3H).
実施例12:4−クロロ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン
Figure 2020537679
(2Z)−2−[(3,4−ジメトキシフェニル)ヒドラゾノ]プロパナール(4.80g、96%純度、20.7mmol)をEtOH(62ml)中に懸濁させた。トリエチル2−クロロ−2−ホスホノアセテート(6.57g、24.9mmol)を0℃で添加し、続いてNaOEt(2.20g、31.1mmol)を添加した。この反応を0℃で45分間撹拌し、その後、さらなる分量のNaOEt(2.20g、31.1mmol)を添加した。さらに45分間撹拌した後、水性飽和NaHCO3の添加により反応を失活させた。得られた混合物をDCM(3×)により抽出し、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をEt2O中に懸濁させ、30分間撹拌し、沈殿物をろ出し、乾燥して、4−クロロ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(4.91g、98%純度、82%収率)をかなり茶色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.34(s,3H),7.16−7.12(m,2H),6.95−6.91(m,1H),3.91(s,3H),3.89(s,3H),2.38(s,3H)
実施例13:2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
方法A
圧力反応器(100mL)に4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(3.00g、8.9mmol)、直前に精製した1,3−シクロヘキサジオン(1.31g、11.6mmol)、酢酸パラジウム(0.00204g、0.00890mmol)及びDpephos(0.00489g、0.0890mmol)を仕込んだ。系をアルゴンでフラッシュし、次いでトリエチルアミン(2.51mL、17.8mmol)及びアセトニトリル(12.5mL)を添加した。反応混合物を10barのCO雰囲気下において60℃で4時間撹拌した。Arでフラッシュし、周囲温度に冷却した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をDCM(100mL)中にとり、1M HCl(75mL)で洗浄した。水性相をDCM(2×100ml)で抽出した。組み合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、蒸発させて、黄色〜茶色のフォームである粗2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(3.858g)を得た。トリメトキシベンゼンを標準として用いる定量的NMR分析は、81.7%の純度(化学収率92%)を示した。この材料をEtOH(7.5ml)中に懸濁させ、加熱還流し、30分間撹拌して、清透な溶液を得た。周囲温度に冷却した後、得られた沈殿物をろ出し、ろ紙の上において少量のEt2Oで洗浄し、高減圧下で乾燥して、2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(2.819g、99.2%純度、82%単離収率)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.15(s,1H),7.15−7.11(m,1H),7.10−7.08(m,2H),6.91(d,J=8.4Hz,1H),3.90(s,3H),3.89(s,3H),2.72(t,J=6.2Hz,2H),2.48−2.43(m,2H),2.41(s,3H),2.04(quin,J=6.4Hz,2H).
方法B
圧力バイアルに4−ブロモ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(0.200g、0.603mmol)、1,3−シクロヘキサンジオン(0.102g、0.905mmol)、Pd(OAc)2(0.00276g、0.0121mmol)及びビス(1−アダマンチル)−ブチル−ホスファン(0.00606g、0.0169mmol)を仕込んだ。系をアルゴンでフラッシュし、次いでジイソプロピルエチルアミン(0.21ml、1.21mmol)及びアセトニトリル(2.5ml)を添加した。反応混合物を10barのCO雰囲気下において80℃で18時間撹拌した。周囲温度に冷却し、アルゴンでフラッシュした後、反応混合物をセライトのパッドを通してろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン中に溶解し、水性飽和NH4Clで洗浄した。水性相をジクロロメタン(2×)で抽出し、組み合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.2684g)を黄色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、57.8%(67%化学収率)の純度を示した。
方法C
圧力バイアルに4−クロロ−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−ピリダジン−3−オン(0.200g、0.698mmol)、1,3−シクロヘキサンジオン(0.103g、0.91mmol)、Pd(OAc)2(0.0032g、0.014mmol)及び1,4−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)−ブタン(0.0064g、0.014mmol)を仕込んだ。系をアルゴンでフラッシュし、次いでトリエチルアミン(0.20ml、1.4mmol)及びアセトニトリル(2.5ml)を添加した。反応混合物を10barのCO雰囲気下において80℃で18時間撹拌した。周囲温度に冷却し、アルゴンでフラッシュした後、反応混合物をセライトのパッドを通してろ過した。ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン中に溶解し、水性飽和NH4Clで洗浄した。水性相をジクロロメタン(2×)で抽出し、組み合わせた有機層を無水Na2SO4で乾燥し、減圧下で濃縮して、2−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.295g)を茶色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、49%(54%化学収率)の純度を示した。
以下の化合物を、方法Aを用いて調製した。
実施例14:2−[2−(4−メトキシフェニル)−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−[2−(4−メトキシフェニル)−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.541g)を黄色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、82%の純度(95%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.14(br s,1H),7.54−7.46(m,2H),7.09(s,1H),6.99−6.93(m,2H),3.83(s,3H),2.73(t,J=6.2Hz,2H),2.47(t,J=5.9Hz,2H),2.41(s,3H),2.10−1.99(m,2H).
実施例15:2−[6−メチル−3−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−[6−メチル−3−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.531g)をオレンジ色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、76%の純度(86%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.15(s,1H),7.79(d,J=8.4Hz,2H),7.71(d,J=8.8Hz,2H),7.10(s,1H),2.75(t,J=6.4Hz,2H),2.48(t,J=6.6Hz,2H),2.43(s,3H),2.10−2.03(m,2H).
実施例16:4−[5−(2,6−ジオキソシクロヘキサンカルボニル)−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル]ベンゾニトリル
Figure 2020537679
粗4−[5−(2,6−ジオキソシクロヘキサンカルボニル)−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル]ベンゾニトリル(0.482g)を黄色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、50%の純度(58%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.16(s,1H),7.85−7.82(m,2H),7.76−7.72(m,2H),7.08(s,1H),2.76(t,J=6.2Hz,2H),2.49(m,2H),2.43(s,3H),2.11−2.03(m,2H).
実施例17:2−[6−メチル−3−オキソ−2−(p−トリル)ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−[6−メチル−3−オキソ−2−(p−トリル)ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.531g)を緑色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、81%の純度(92%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.13(s,1H),7.47−7.43(m,2H),7.25(d,J=8.1Hz,2H),7.10(s,1H),2.73(t,J=6.4Hz,2H),2.47(t,J=6.4Hz,2H),2.41(s,3H),2.38(s,3H),2.09−2.01(m,2H).
実施例18:2−[6−メチル−3−オキソ−2−(m−トリル)ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−[6−メチル−3−オキソ−2−(m−トリル)ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.528g)を黄色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、83%の純度(94%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.14(s,1H),7.39−7.31(m,2H),7.18(d,J=6.6Hz,2H),7.10(s,1H),2.73(t,J=6.4Hz,2H),2.48(t,J=6.4Hz,2H),2.42(s,3H),2.40(s,3H),2.10−2.01(m,2H).
実施例19:2−[6−メチル−3−オキソ−2−(o−トリル)ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−[6−メチル−3−オキソ−2−(o−トリル)ピリダジン−4−カルボニル]シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.525g)を黄色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、80%の純度(95%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.03(br s,1H),7.34−7.24(m,4H),7.17(s,1H),2.71(t,J=6.2Hz,2H),2.46(t,J=6.2Hz,2H),2.41(s,3H),2.23(s,3H),2.08−1.99(m,2H).
実施例20:N−[4−[5−(2,6−ジオキソシクロヘキサンカルボニル)−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル]フェニル]アセトアミド
Figure 2020537679
粗N−[4−[5−(2,6−ジオキソシクロヘキサンカルボニル)−3−メチル−6−オキソ−ピリダジン−1−イル]フェニル]アセトアミド(0.545g)を黄色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、65%の純度(83%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.19(br s,1H),7.59−7.47(m,4H),7.09(s,1H),2.74(t,J=6.2Hz,2H),2.47(t,J=6.6Hz,2H),2.41(s,3H),2.14(s,3H),2.09−2.01(m,2H).
実施例21:2−(2,6−ジメチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル)シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−(2,6−ジメチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル)シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.586g)を黄色のガムとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、78%の純度(89%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.16(s,1H),7.04(s,1H),3.74(s,1H),2.75(t,J=6.2Hz,2H),2.49(t,J=6.6Hz,2H),2.35(s,3H),2.11−2.03(m,2H).
実施例22:2−(2−ブチル−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル)シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−(2−ブチル−6−メチル−3−オキソ−ピリダジン−4−カルボニル)シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.559g)を黄色のガムとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、73%の純度(83%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.16(s,1H),7.01(s,1H),4.10(t,J=7.3,2H),2.73(t,J=6.2,2H),2.48(t,J=6.6Hz,2H),2.35(s,3H),2.11−2.02(m,2H),1.81−1.71(m,2H),1.44−1.32(m,2H),0.94(t,J=7.3Hz,3H).
実施例23:2−(3−メチル−6−オキソ−1H−ピリダジン−5−カルボニル)シクロヘキサン−1,3−ジオン
Figure 2020537679
粗2−(3−メチル−6−オキソ−1H−ピリダジン−5−カルボニル)シクロヘキサン−1,3−ジオン(1.480g)をベージュ色のフォームとして得た。内標準としてトリメトキシベンゼンを用いる定量的NMR分析は、65%の純度(79%化学収率)を示した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 16.10(br s,1H),11.44(br s,1H),7.09(s,1H),2.80−2.69(m,2H),2.55−2.45(m,2H),2.35(s,3H),2.12−2.03(m,2H).

Claims (15)

  1. 式(I):
    Figure 2020537679
    (式中、
    1は、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C3アルコキシC1〜C3アルキル−、C1〜C3アルコキシC2〜C3アルコキシC1〜C3アルキル−、アリール及び5又は6員ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、酸素、窒素及び硫黄からなる群からそれぞれ独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含有し、前記アリール及びヘテロアリール構成要素は、置換されていてもよく;
    2は、C1〜C6アルキル又はC3〜C6シクロアルキルであり;
    1は、O、C(O)及び(CR78)からなる群から選択され;及び
    4、R6、R7及びR8は、水素及びC1〜C4アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    3及びR5は、水素及びC1〜C4アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか、又は一緒になってC1〜C3アルキレン鎖を形成し得る)
    の化合物を製造するプロセスであって、式(II)
    Figure 2020537679
    (式中、Xは、ハロゲンである)
    の化合物を、式(III)
    Figure 2020537679
    (式中、A1並びにR3、R4、R5及びR6は、上記の式(I)に関して定義されているとおりである)
    の化合物と、
    (i)パラジウム触媒
    (ii)好適なホスフィンリガンド又はホスフィンリガンド塩、
    (iii)好適な塩基、及び
    (iv)一酸化炭素
    を含む反応媒体中において反応させて、式(I)の化合物を与えるステップを含む、プロセス。
  2. 1は、置換されていてもよいヘテロアリールである、請求項1に記載のプロセス。
  3. 1は、置換されていてもよいフェニルである、請求項1に記載のプロセス。
  4. 1は、ハロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、シアノ及びニトロからなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されていてもよいフェニルである、請求項3に記載のプロセス。
  5. 1は、3,4−ジメトキシフェニルである、請求項4に記載のプロセス。
  6. 2は、メチルである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. Xは、Br、Cl及びIからなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. Xは、Brである、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. 1は、CR78であり、且つR3、R4、R5、R6、R7及びR8は、水素である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のプロセス。
  10. 前記反応媒体は、(v)溶剤をさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のプロセス。
  11. 前記溶剤は、アセトニトリルである、請求項10に記載のプロセス。
  12. 式(IIa1a)
    Figure 2020537679
    の化合物。
  13. 式(X)
    Figure 2020537679
    (式中、R9は、Cl、Br及びIからなる群から選択される)
    の化合物を、式(XI)
    Figure 2020537679
    の化合物と反応させるステップを含む、式(IIa1a)の化合物を製造するプロセス。
  14. 化合物(X)及び化合物(XI)を、光化学触媒による手法を用いて反応させる、請求項13に記載のプロセス。
  15. 式(X)
    Figure 2020537679
    (式中、R9は、Cl、Br及びIからなる群から選択される)
    の化合物。
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