JP2020170663A - コネクタカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を抑えつつ、装着時における電線の噛み込みを良好に抑制することが可能なコネクタカバーを提供すること。【解決手段】互いに突き合わされてコネクタ40及びコルゲートチューブ80を挟んで連結させる第一カバー11及び第二カバー12を有し、第一カバー11及び第二カバー12には、コルゲートチューブ80の端部が当接されることでコルゲートチューブ80を軸方向に位置決めする電線規制壁26,36がそれぞれ対向位置に設けられ、少なくとも第一カバー11の電線規制壁26は、電線41の引込方向に直交する幅方向の中央に、コネクタ40から引き込まれる電線41を収容する電線収容凹部27を有し、電線規制壁26,36同士は、電線41の引込位置Hに対して第二カバー12側に偏った位置で互いに対向する。【選択図】図8

Description

本発明は、コネクタカバーに関する。
コネクタにおける電線の引出側の端部に装着されてコネクタから引き出された電線を覆って保護する電線カバーがある。
この電線カバーとしては、互いに組み合わされて筒状に構成される第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとを有し、第2ハーフカバーに向かって突出する突起からなる電線規制突起が第1ハーフカバーの一側部に設けられ、第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとの組み付けの際に、内部に通す電線が電線規制突起によって内側に押し戻されるか外側に押し出されることで、互いの突き合わせ面での電線の挟み込みを抑えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−142899号公報
ところで、電線規制突起によって電線が外側に押し出された場合、作業者は、一旦第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとを開き、外側に押し出された電線を内側へ戻して再度第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとを閉じなければならず、手間を要する。しかも、この電線カバーでは、電線規制突起が設けられていない第1ハーフカバーと第2ハーフカバーとの連結側や、電線規制突起と保護部材であるコルゲートチューブを係止する係止壁との間で電線が挟まるおそれがある。また、この電線カバーは、電線規制突起を別途設けることで、全長が長くなり、大型化を招いてしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型化を抑えつつ、装着時における電線の噛み込みを良好に抑制することが可能なコネクタカバーを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタカバーは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) コネクタと、前記コネクタから引き出された電線が挿通される筒状の保護部材との間に装着され、前記コネクタと前記保護部材とを連結するとともに、前記コネクタから引き出された前記電線を覆うコネクタカバーであって、
互いに突き合わされて前記コネクタ及び前記保護部材を挟んで連結させる一対のカバーを有し、
前記カバーには、前記保護部材の端部が当接されることで前記保護部材を軸方向に位置決めする壁部がそれぞれ対向位置に設けられ、
少なくとも一方の前記カバーの前記壁部は、前記電線の引込方向に直交する幅方向の中央に、前記コネクタから引き込まれる前記電線を収容する電線収容凹部を有し、
前記壁部同士は、前記電線の引込位置に対して他方の前記カバー側に偏った位置で互いに対向する
ことを特徴とするコネクタカバー。
(2) 前記カバー同士の突き合わせ位置が前記保護部材の径方向の中間位置とされている
ことを特徴とする(1)に記載のコネクタカバー。
(3) 一方の前記カバーに設けられた前記壁部は、前記電線収容凹部の両側部分に、他方の前記カバー側へ延在する延在部を有する
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のコネクタカバー。
(4) 一方の前記カバーの前記壁部は、前記保護部材の外周に周方向へわたって軸方向に等ピッチで配置された複数の山部のピッチよりも大きな厚さを有している
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか一つに記載のコネクタカバー。
上記(1)の構成のコネクタカバーによれば、少なくとも一方のカバーの壁部における電線の引込方向と直交する幅方向の中央に形成された電線収容凹部に電線を収容させることで、電線を幅方向の中央に配索することができる。このため、カバー同士の突き合わせ時における電線の噛み込みを抑制することができる。また、壁部同士の対向位置がコネクタからの電線の引込位置に対して他方のカバー側に偏っているので、コネクタから引き出された電線を一方のカバーの壁部の電線収容凹部へ容易にかつ確実に収容することができる。しかも、電線を幅方向の中央に配索させる壁部は、保護部材の端部を当接させることで保護部材を軸方向へ位置決めする位置決め用の壁部である。このため、電線のはみ出しを抑制させる壁部や突起を別個に設ける場合と比べて全長の嵩張りを抑えて小型化を図ることができる。
上記(2)の構成のコネクタカバーによれば、カバー同士の突き合わせ位置が、カバー同士で保持する筒状の保護部材の径方向の中間位置とされている。このため、それぞれのカバーによる保護部材の周方向に沿う保持範囲を均等にすることができ、バランスよく保護部材を保持することができる。
上記(3)の構成のコネクタカバーによれば、一方のカバーに設けられた壁部の電線収容凹部の両側部分に、他方のカバー側へ延在する延在部を有しているので、電線収容凹部への電線の引き込み作業を容易に行うことができる。
上記(4)の構成のコネクタカバーによれば、保護部材の位置決めのための一方のカバーの壁部は、保護部材の山部のピッチよりも大きな厚さを有している。したがって、保護部材の端部が壁部を乗り越えて誤配置された場合であっても、この保護部材の山部同士の間の谷部への壁部の入り込みを抑制できる。つまり、一方のカバーに誤配置された保護部材が浮き上がった状態となり、他方のカバーの突き合わせができず、保護部材の誤配置を容易に確認することができる。
本発明によれば、大型化を抑えつつ、装着時における電線の噛み込みを良好に抑制することが可能なコネクタカバーを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るコネクタカバーが装着されたコネクタの斜視図である。 図2は、コネクタ、コネクタカバー及びコルゲートチューブの斜視図である。 図3は、コネクタカバーが装着されたコネクタを示す図であって、図3(a)は横断面図、図3(b)は縦断面図である。 図4は、コネクタカバーが装着されるコネクタの分解斜視図である。 図5は、第一カバーをコネクタに装着した状態の斜視図である。 図6は、コネクタへの組付け側から視たコネクタカバーの正面図である。 図7は、第一カバーをコネクタに組付けた状態のコネクタカバーを示す図であって、図7(a)は図3(a)におけるA−A断面図、図7(b)は図3(a)におけるB−B断面図である。 図8は、図3(b)におけるC部拡大図である。 図9は、コネクタカバーの装着作業を説明する図であって、図9(a)は図3(a)におけるA−A断面図、図9(b)は図3(a)におけるB−B断面図である。 図10は、コネクタカバーの第一カバーへのコルゲートチューブの装着作業を説明する図5におけるD−D断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るコネクタカバーが装着されたコネクタの斜視図である。図2は、コネクタ、コネクタカバー及びコルゲートチューブの斜視図である。図3は、コネクタカバーが装着されたコネクタを示す図であって、図3(a)は横断面図、図3(b)は縦断面図である。
図1から図3に示すように、本実施形態に係るコネクタカバー10は、コネクタ40における電線41の引出側に組付けられる。電線41は、筒状に形成された保護部材であるコルゲートチューブ80に通されて保護されている。コルゲートチューブ80は、樹脂製のチューブからなるもので、周方向にわたって形成された複数の山部81及び谷部82が軸方向に交互に形成されている。コルゲートチューブ80は、その端部がコネクタカバー10に係止されて保持される。これにより、コネクタ40とコルゲートチューブ80とがコネクタカバー10によって連結され、コネクタ40とコルゲートチューブ80との間において、コネクタ40から引き出された電線41がコネクタカバー10によって覆われて保護される。
図4は、コネクタカバーが装着されるコネクタの分解斜視図である。
図4に示すように、コネクタカバー10が組付けられるコネクタ40は、ハウジング43と、ハウジング43に収容される二つのメス端子44と、ハウジング43にスライドされて装着される筒状のCPA(嵌合保証部材)45と、ハウジング43に装着される環状のシール部材46と、ハウジング43に装着されるリテーナ47とを備えて構成される。コネクタ40は、相手側コネクタ(図示略)に嵌合されることで、メス端子44が相手側コネクタのオス端子(図示略)と電気的に接続される。
ハウジング43には、後方からメス端子44が挿入される2つの端子収容室51が形成されている。各端子収容室51は、ハウジング43の先端部に形成された挿入口52を介して外部に開放され、各挿入口52からタブ状のオス端子が挿入される。
端子収容室51に挿入されて収容されるメス端子44は、電線41の端部に圧着されて接続されている。メス端子44が接続された電線41には、ゴム栓53が装着されている。ゴム栓53は、端子収容室51に嵌め込まれることで、端子収容室51をシールする。ハウジング43は、前方に突出したインナーハウジング55を有しており、このインナーハウジング55の根元における外周面にシール部材46が装着される。
インナーハウジング55には、その側方からリテーナ47が装着される。リテーナ47は、合成樹脂から形成されたもので、一方の側部が開口するU状断面に形成されている。リテーナ47は、前端を覆う前板部61を有している。この前板部61には、挿入口62が形成されている。リテーナ47は、インナーハウジング55に対して、その側方から装着される。これにより、インナーハウジング55の前端がリテーナ47の前板部61によって覆われ、インナーハウジング55の挿入口52とリテーナ47の挿入口62とが連通される。互いに連通される挿入口52,62には、相手側コネクタのタブ状のオス端子が挿入され、端子収容室51に収容されたメス端子44に電気的に接続される。
ハウジング43の上部には、先端に係止爪65を有するロックアーム66が形成されている。このロックアーム66は、片持ち状に支持されている。このロックアーム66は、ハウジング43を相手側コネクタの相手側ハウジングに嵌合した際に、係止爪65が相手側ハウジングに形成された係止突起(図示略)を係止する。これにより、ハウジング43が相手側ハウジングに嵌合した状態にロックされる。
CPA45は、合成樹脂製であって、筒状に形成されている。CPA45は、ハウジング43に対して後方から被せられ、嵌合方向にスライド可能に装着される。CPA45には、幅方向に間隔をあけて立ち上がる左右1対の側壁71と、各側壁71の上端部同士を架橋する支持壁72とが形成され、支持壁72の中央部には、嵌合方向の前方へ向かって延在する係合アーム73が形成されている。係合アーム73は、支持壁72に片持ち状に支持されており、先端部には、下方に突出する係合爪74が形成されている。また、CPA45には、その後端部に、外方へ張り出す係止片75が形成されている。
CPA45は、ハウジング43に装着されると、係合アーム73の係合爪74がロックアーム66の係止爪65の後端部に当接し、相手側ハウジングに対するハウジング43の嵌合動作時には、係止爪65の後端部を嵌合方向の前方に押圧する。そして、相手側ハウジングに対してハウジング43が嵌合されてロックアーム66の係止爪65が相手側ハウジングの係止突起を係止した状態で、係合アーム73の係合爪74が、係止突起を係止しているロックアーム66の係止爪65に係合する。これにより、ロックアーム66の係止爪65による相手側ハウジングの係止突起の係止状態が、CPA45の係合アーム73によって維持され、嵌合保証状態が確保される。
次に、上記のコネクタ40に組付けられる本実施形態に係るコネクタカバー10について詳述する。
図5は、第一カバーをコネクタに装着した状態の斜視図である。図6は、コネクタへの組付け側から視たコネクタカバーの正面図である。図7は、第一カバーをコネクタに組付けた状態のコネクタカバーを示す図であって、図7(a)は図3(a)におけるA−A断面図、図7(b)は図3(a)におけるB−B断面図である。図8は、図3(b)におけるC部拡大図である。
図5から図7に示すように、コネクタカバー10は、第一カバー11と、第二カバー12とを有している。第一カバー11及び第二カバー12は、ヒンジ部13によって互いに回動可能に連結されている。第一カバー11、第二カバー12及びヒンジ部13は、合成樹脂によって一体に成形されている。コネクタカバー10は、第一カバー11と第二カバー12とが開いた状態から第一カバー11に対して第二カバー12を回動させることで、第一カバー11と第二カバー12とが互いに突き合わされた状態に組み合わされる。このコネクタカバー10は、第一カバー11と第二カバー12との突き合わせ位置が、保持するコルゲートチューブ80の径方向の中間位置とされている。
第一カバー11は、コネクタ40への組付け側の端部である一端側における両側に、係止部21を有している。係止部21は、コネクタ40を構成するCPA45に形成された係止片75を係止する。係止部21は、それぞれ係止溝22を有しており、これらの係止溝22に係止片75を入り込ませることで、係止片75によって係止部21が係止される。これにより、コネクタ40のCPA45に第一カバー11が組付けられる。
図8に示すように、第一カバー11は、第二カバー12との突き合わせ側に、断面視で円弧状に凹む保持溝部23を有している。この保持溝部23の内面には、複数の係止突条24が形成されている。これらの係止突条24は、互いに等間隔に配置されている。係止突条24は、コルゲートチューブ80の谷部82のピッチPcと同一の配列ピッチPで配列されている。この保持溝部23には、コルゲートチューブ80の端部が配置される。そして、このコルゲートチューブ80が保持溝部23の所定位置に配置されると、コルゲートチューブ80の谷部82に、係止突条24が入り込み、これにより、コルゲートチューブ80の端部が保持溝部23に保持される。なお、第一カバー11の保持溝部23に、所定位置に配置されるコルゲートチューブ80の端部を係止する係止構造を設けてもよい。
また、第一カバー11の第二カバー12との突き合わせ側には、コネクタ40のCPA45への組付け側に、電線41の引込方向と直交する幅方向に沿って形成された電線規制壁26が突設されている。電線規制壁26は、幅方向の中央に電線収容凹部27を有している。この電線収容凹部27には、コネクタ40から引き込まれる電線41が収容される。電線規制壁26は、隣接する係止突条24に対してコルゲートチューブ80の谷部82のピッチPcよりも大きな間隔をあけた位置に形成されている。この電線規制壁26は、第一カバー11をコネクタ40へ装着した状態で、コネクタ40からの電線41の引込位置Hよりも第二カバー12側へ突出されている。この電線規制壁26は、電線収容凹部27の両側部分が、第二カバー12側へ延在する延在部26aとされている。また、この電線規制壁26は、コルゲートチューブ80の山部81のピッチPmよりも大きな厚さTを有している。
第二カバー12は、コネクタ40への組付け側の端部である一端側に、U字状に形成された係止部31を有している。係止部31は、コネクタ40を構成するCPA45に形成された係止片75を係止する。係止部31は、係止溝32を有しており、この係止溝32に係止片75を入り込ませることで、係止片75によって係止部31が係止される。これにより、コネクタ40のCPA45に第二カバー12が組付けられる。
第二カバー12は、第一カバー11との突き合わせ側に、断面視で円弧状に凹む保持溝部33を有している。この保持溝部33の内面には、複数の係止突条34が形成されている。これらの係止突条34は、互いに等間隔に配置されている。係止突条34は、第一カバー11の保持溝部23に形成された係止突条24と同様に、コルゲートチューブ80の谷部82のピッチPcと同一の配列ピッチPで配列されている。この保持溝部33には、コルゲートチューブ80の端部が配置される。そして、このコルゲートチューブ80が保持溝部33の所定位置に配置されると、コルゲートチューブ80の谷部82に、係止突条34が入り込み、これにより、コルゲートチューブ80の端部が保持溝部33に保持される。なお、コルゲートチューブ80の端部は、第一カバー11と第二カバー12とが突き合わされることで係止突条24,34によって係止されることとなる。
また、第二カバー12の第一カバー11との突き合わせ側には、コネクタ40のCPA45への組付け側に、電線41の引込方向と直交する幅方向に沿って形成された電線規制壁36が突設されている。電線規制壁36は、幅方向の中央に、電線収容凹部37を有している。電線規制壁36は、第一カバー11の電線規制壁26の対向位置に形成されており、電線規制壁26に対して当接される。そして、電線規制壁26,36が互いに当接されることで、各電線規制壁26,36の電線収容凹部27,37によって、電線41が挿通される孔部が形成される。電線規制壁36は、隣接する係止突条34に対してコルゲートチューブ80の谷部82のピッチPcよりも大きな間隔をあけた位置に形成されている。また、この電線規制壁36も、コルゲートチューブ80の山部81のピッチPmよりも大きな厚さTを有している。
図7(b)に示すように、第一カバー11には、第二カバー12との連結側に、ロック孔28が形成されている。このロック孔28には、その一方側の内側面に、ロック凸部28aが形成されている。さらに、第一カバー11には、第二カバー12との連結側と反対側に、ロック片29が形成されている。このロック片29には、その先端部分に、ロック爪29aが形成されている。
第二カバー12には、第一カバー11との連結側に、ロック片38が形成されている。このロック片38には、その先端部分に、ロック爪38aが形成されている。さらに、第二カバー12には、第一カバー11との連結側と反対側に、凹部39が形成されている。この凹部39には、ロック凸部39aが形成されている。
次に、コネクタカバー10を組付ける場合について説明する。
図9は、コネクタカバーの装着作業を説明する図であって、図9(a)は図3(a)におけるA−A断面図、図9(b)は図3(a)におけるB−B断面図である。
まず、コネクタ40にコネクタカバー10の第一カバー11を装着する。具体的には、図7(a)に示すように、コネクタ40の後端における上部に第一カバー11を近づけ、第一カバー11の係止部21の係止溝22にコネクタ40のCPA45に形成された係止片75を挿し込んで係合させる。このようにすると、第一カバー11の電線規制壁26がコネクタ40の電線41の引出側の端面に対向した位置に配置され、コネクタ40から引き込まれる電線41が電線規制壁26の電線収容凹部27内に入り込む。ここで、電線規制壁26は、電線41の引込位置Hよりも突出しているので、電線規制壁26の電線収容凹部27へ電線41を円滑に入り込ませて収容させることができる。特に、電線規制壁26は、電線収容凹部27の両側部分が、第二カバー12側へ延在する延在部26aとされているので、電線41を外側へはみ出させることなく延在部26a同士の間の電線収容凹部27へ確実に入り込ませることができる。
次に、コネクタカバー10の第一カバー11にコルゲートチューブ80を装着させる。具体的には、コルゲートチューブ80をコネクタカバー10の第一カバー11が装着されたコネクタ40へ近付け、コルゲートチューブ80の端部を電線規制壁26に当接させる。このようにすると、コルゲートチューブ80が第一カバー11に対して軸方向に位置決めされる。この状態からコルゲートチューブ80を第一カバー11の保持溝部23へ入り込ませる。すると、図7(b)に示すように、コルゲートチューブ80の谷部82に保持溝部23の係止突条24が入り込み、コルゲートチューブ80の端部が保持溝部23に係止される。
その後、図9(a)及び図9(b)に示すように、第一カバー11に対して、ヒンジ部13による連結箇所を中心に第二カバー12を回動させる。そして、コネクタ40に装着されてコルゲートチューブ80が係止された第一カバー11に対して第二カバー12を突き合わせる。
すると、第二カバー12の係止部31の係止溝32にコネクタ40のCPA45に形成された係止片75が挿し込まれて係合する。そして、第二カバー12の電線規制壁36が第一カバー11の電線規制壁26に当接される。これにより、第一カバー11と第二カバー12の電線規制壁26,36の電線収容凹部27,37によって孔部が形成され、電線41が孔部に挿通された状態に保持される。また、第二カバー12の保持溝部33にコルゲートチューブ80が入り込む。これにより、コルゲートチューブ80の谷部82に保持溝部33の係止突条34が入り込み、コルゲートチューブ80の端部が第一カバー11及び第二カバー12の保持溝部23,33に係止されて保持される。
また、第一カバー11に対して第二カバー12が突き合わされると、第二カバー12のロック片38が第一カバー11のロック孔28に挿し込まれ、ロック片38のロック爪38aがロック孔28のロック凸部28aを係止する。さらに、第一カバー11のロック片29が第二カバー12の凹部39に入り込み、ロック片29のロック爪29aが凹部39のロック凸部39aを係止する。これにより、第一カバー11と第二カバー12とが、互いに突き合わされた状態でロックされる。
このように、コネクタ40にコネクタカバー10を組付け、コルゲートチューブ80をコネクタカバー10によって保持させることで、コネクタ40とコルゲートチューブ80とを連結し、コネクタ40から引き出された電線41を覆って保護することができる。
ところで、図10に示すように、コルゲートチューブ80の端部を第一カバー11の電線規制壁26に当接させて位置決めする際に、コルゲートチューブ80の端部が電線規制壁26を乗り越えてコネクタ40側へ配置されることが考えられる。
しかし、電線規制壁26は、コルゲートチューブ80の山部81のピッチPmよりも大きな厚さTを有しているので、コルゲートチューブ80の山部81同士の間の谷部82へ電線規制壁26が入り込むことがない。したがって、この場合、コルゲートチューブ80が保持溝部23に収容されずに浮き上がった状態となり、この状態で第二カバー12を第一カバー11に対して回動させると、浮き上がったコルゲートチューブ80に第二カバー12が当たる。したがって、第一カバー11に対して第二カバー12を回動させて突き合わせることができず、作業者は、コルゲートチューブ80の誤配置を容易に確認することができる。
以上、説明したように、本実施形態に係るコネクタカバー10によれば、第一カバー11の電線規制壁26における電線41の引込方向と直交する幅方向の中央に形成された電線収容凹部27に電線41を収容させることで、電線41を幅方向の中央に配索することができる。このため、第一カバー11と第二カバー12との突き合わせ時における電線41の噛み込みを抑制することができる。また、電線規制壁26,36同士の対向位置がコネクタ40からの電線41の引込位置Hに対して第二カバー12側に偏っている。このため、コネクタ40から引き出された電線41を第一カバー11の電線規制壁26の電線収容凹部27へ容易にかつ確実に収容することができる。しかも、電線41を幅方向の中央に配索させる電線規制壁26は、コルゲートチューブ80の端部を当接させることでコルゲートチューブ80を軸方向へ位置決めする位置決め用の壁部である。このため、電線41のはみ出しを抑制させる壁部や突起を別個に設ける場合と比べて全長の嵩張りを抑えて小型化を図ることができる。
また、第一カバー11と第二カバー12との突き合わせ位置が、保持するコルゲートチューブ80の径方向の中間位置とされている。このため、第一カバー11及び第二カバー12によるコルゲートチューブ80の周方向に沿う保持範囲を均等にすることができ、バランスよくコルゲートチューブ80を保持することができる。
しかも、第一カバー11に設けられた電線規制壁26の電線収容凹部27の両側部分に、第二カバー12側へ延在する延在部26aを有しているので、電線収容凹部27への電線41の引き込み作業を容易に行うことができる。
また、コルゲートチューブ80の位置決めのための電線規制壁26は、コルゲートチューブ80の山部81のピッチPmよりも大きな厚さTを有している。したがって、コルゲートチューブ80の端部が電線規制壁26を乗り越えて誤配置された場合であっても、このコルゲートチューブ80の山部81同士の間の谷部82への電線規制壁26の入り込みを抑制できる。つまり、第一カバー11に誤配置されたコルゲートチューブ80が浮き上がった状態となり、第二カバー12の突き合わせができず、コルゲートチューブ80の誤配置を容易に確認することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、第一カバー11の係止部21及び第二カバー12の係止部31の係止溝22,32にCPA45の係止片75を係止させてコネクタカバー10をコネクタ40に固定したが、第一カバー11及び第二カバー12がコネクタ40を係止する係止構造を別途備えてもよい。
また、上記実施形態では、コネクタカバー10が装着されるコネクタとして、CPA45を備えたコネクタ40を例示したが、コネクタカバー10が装着されるコネクタとしては、CPA45を備えるものに限らない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタカバーの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] コネクタ(40)と、前記コネクタ(40)から引き出された電線(41)が挿通される筒状の保護部材(コルゲートチューブ80)との間に装着され、前記コネクタ(40)と前記保護部材(コルゲートチューブ80)とを連結するとともに、前記コネクタ(40)から引き出された前記電線(41)を覆うコネクタカバー(10)であって、
互いに突き合わされて前記コネクタ(40)及び前記保護部材(コルゲートチューブ80)を挟んで連結させる一対のカバー(第一カバー11,第二カバー12)を有し、
前記カバー(第一カバー11,第二カバー12)には、前記保護部材(コルゲートチューブ80)の端部が当接されることで前記保護部材(コルゲートチューブ80)を軸方向に位置決めする壁部(電線規制壁26,36)がそれぞれ対向位置に設けられ、
少なくとも一方の前記カバー(第一カバー11)の前記壁部(電線規制壁26)は、前記電線(41)の引込方向に直交する幅方向の中央に、前記コネクタ(40)から引き込まれる前記電線(41)を収容する電線収容凹部(27)を有し、
前記壁部(電線規制壁26,36)同士は、前記電線(41)の引込位置(H)に対して他方の前記カバー(第二カバー12)側に偏った位置で互いに対向する
ことを特徴とするコネクタカバー。
[2] 前記カバー(第一カバー11,第二カバー12)同士の突き合わせ位置が前記保護部材(コルゲートチューブ80)の径方向の中間位置とされている
ことを特徴とする[1]に記載のコネクタカバー。
[3] 一方の前記カバー(第一カバー11)に設けられた前記壁部(電線規制壁26)は、前記電線収容凹部(27)の両側部分に、他方の前記カバー(第二カバー12)側へ延在する延在部(26a)を有する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のコネクタカバー。
[4] 一方の前記カバー(第一カバー11)の前記壁部(電線規制壁26)は、前記保護部材(コルゲートチューブ80)の外周に周方向へわたって軸方向に等ピッチで配置された複数の山部(81)のピッチ(Pm)よりも大きな厚さ(T)を有している
ことを特徴とする[1]から[3]のいずれか一つに記載のコネクタカバー。
10:コネクタカバー
11:第一カバー(カバー)
12:第二カバー(カバー)
26,36:電線規制壁(壁部)
26a:延在部
27,27:電線収容凹部
40:コネクタ
41:電線
80:コルゲートチューブ(保護部材)
81:山部
H:引込位置
Pm:ピッチ

Claims (4)

  1. コネクタと、前記コネクタから引き出された電線が挿通される筒状の保護部材との間に装着され、前記コネクタと前記保護部材とを連結するとともに、前記コネクタから引き出された前記電線を覆うコネクタカバーであって、
    互いに突き合わされて前記コネクタ及び前記保護部材を挟んで連結させる一対のカバーを有し、
    前記カバーには、前記保護部材の端部が当接されることで前記保護部材を軸方向に位置決めする壁部がそれぞれ対向位置に設けられ、
    少なくとも一方の前記カバーの前記壁部は、前記電線の引込方向に直交する幅方向の中央に、前記コネクタから引き込まれる前記電線を収容する電線収容凹部を有し、
    前記壁部同士は、前記電線の引込位置に対して他方の前記カバー側に偏った位置で互いに対向する
    ことを特徴とするコネクタカバー。
  2. 前記カバー同士の突き合わせ位置が前記保護部材の径方向の中間位置とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタカバー。
  3. 一方の前記カバーに設けられた前記壁部は、前記電線収容凹部の両側部分に、他方の前記カバー側へ延在する延在部を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタカバー。
  4. 一方の前記カバーの前記壁部は、前記保護部材の外周に周方向へわたって軸方向に等ピッチで配置された複数の山部のピッチよりも大きな厚さを有している
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクタカバー。
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