JP2017212099A - コネクタカバー - Google Patents

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正憲 長澤
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正憲 長澤
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Abstract

【課題】端子収容室の防水性能を高めることができるコネクタカバーを提供すること。【解決手段】複数の端子収容室62aに収容された端子91に接続された電線90が端子収容室62aに繋がる電線引き出し口63aから電線90の外周に取り付けられた防水シール部材93によって防水可能に引き出されるコネクタハウジング61の一端部に装着され、かつ、複数の電線引き出し口63aから引き出された複数の電線90が所定の方向に屈曲されるようにガイドするコネクタカバー1において、端子収容室62aへの端子91の挿入方向と平行、かつ、電線引き出し口63aから引き出された電線90の屈曲方向に並んで配置され、電線引き出し口63aから引き出された電線90を電線引き出し口63aの近傍から端子の挿入方向に平行に矯正したい区間だけ電線引き出し口63aの近傍から延在された仕分壁22が、複数の電線引き出し口63aに対応して複数設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタハウジングの一端部に設けられた複数の電線引き出し口から引き出された複数の電線を所定の方向に屈曲されるようにガイドするコネクタカバーに関する。
従来、電線の端末部に端子が取り付けられた端子付き電線の端子がコネクタハウジング内に設けられた端子収容室内に収容されたコネクタは、コネクタハウジングの後端部に端子収容室に連続された電線引き出し口が設けられ、この電線引き出し口から電線が引き出されるようになっている。
このため、端子付き電線は、電線の外周にゴム栓等の防水シール部材が取り付けられ、この防水シール部材によって電線引き出し口を防水可能に封止した状態で端子収容室内に端子が収容されるようになっている。
このようなコネクタは、電線引き出し口から引き出される電線を所定の方向に屈曲させる場合、コネクタハウジングの端部に取り付けられるコネクタカバーによって引き出される電線の向きをガイドするようになっている。
例えば、特許文献1および特許文献2には、コネクタハウジングの電線引き出し口側の端部に取り付けられ、コネクタハウジングの各端子収容室に繋がる各電線引き出し口から引き出された複数の電線を所定の方向に屈曲して誘導するようしたコネクタカバーが記載されている。
特開2013−187060号公報 特開平9−199220号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載されたコネクタカバーは、電線引き出し口から引き出された電線が屈曲されると、電線引き出し口周辺で電線が斜めになり、それにともなって電線の外周に取り付けされた防水シール部材が変形され、端子収容室の内壁面から離れることによって隙間が生じるため、端子収容室の防水性能が低下してしまう問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、端子収容室の防水性能を高めることができるコネクタカバーを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタカバーは、コネクタハウジングの複数の端子収容室に収容された端子に接続された電線が前記端子収容室に繋がる電線引き出し口から前記電線の外周に取り付けられた防水シール部材によって防水可能に引き出される前記コネクタハウジングの一端部に装着され、かつ、複数の前記電線引き出し口から引き出された複数の前記電線が所定の方向に屈曲されるようにガイドするコネクタカバーにおいて、前記端子収容室への前記端子の挿入方向と平行、かつ、前記電線引き出し口から引き出された前記電線の屈曲方向に並んで配置され、前記電線引き出し口から引き出された前記電線を前記電線引き出し口の近傍から前記端子の挿入方向に平行に矯正したい区間だけ前記電線引き出し口の近傍から延在された仕分壁が、前記複数の電線引き出し口に対応して複数設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るコネクタカバーは、前記コネクタカバーは、前記電線引き出し口から引き出された前記電線を前記電線引き出し口から離間した位置まで屈曲方向にガイドするカバー本体部と、前記カバー本体部にヒンジ部を介して回動可能に連結され、かつ、前記複数の仕分壁が立設され、前記ヒンジ部を介して前記カバー本体部が回動されることによって、前記複数の仕分壁が対応する前記電線から離れた電線仕分解除位置と、前記複数の仕分壁が対応する前記電線に並んで配置される電線仕分位置との間で移動可能とされるサブカバー部と、を有し、前記複数の仕分壁は、前記サブカバー部が前記ヒンジ部を介して前記電線仕分解除位置から前記電線仕分位置に回動されることによって、壁の上端部が、対応する前記電線に取り付けられた前記防水シール部材の前記電線引き出し口側の端部近傍から隣り合う前記電線の間に挿入開始されるように前記上端部の回動軌跡が調整されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るコネクタカバーは、前記複数の仕分壁は、前記上端部がC面取り加工を施されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に係るコネクタカバーは、前記複数の電線引き出し口に対応して設けられた前記複数の仕分壁が、前記端子収容室への前記端子の挿入方向と平行、かつ、前記電線引き出し口から引き出された前記電線の屈曲方向に並んで配置され、前記電線引き出し口から引き出された前記電線を前記電線引き出し口の近傍から前記端子の挿入方向に平行に矯正したい区間だけ前記電線引き出し口の近傍から延在されているので、前記複数の電線引き出し口から引き出された前記電線が屈曲された状態で屈曲方向に引っ張られると、前記電線引き出し口の周辺部分の前記電線が、前記仕分壁に押し当てられ、前記電線引き出し口の近傍から前記端子の挿入方向に平行に矯正したい区間だけ前記仕分壁に沿って前記端子の挿入方向に平行になるように矯正され、これによって、前記電線が屈曲方向に引っ張られて前記防水シール部材が前記端子の挿入方向に対して傾くことを阻止することができるため、前記電線引き出し口と前記防水シール部材との間に隙間が発生することを防止し、結果的に、端子収容室の防水性能を高めることができる。
本発明の請求項2に係るコネクタカバーは、前記複数の仕分壁が、前記サブカバー部が前記ヒンジ部を介して前記電線仕分解除位置から前記電線仕分位置に回動されることによって、壁の前記上端部が、対応する前記電線に取り付けられた前記防水シール部材の前記電線引き出し口側の端部近傍から隣り合う前記電線の間に挿入開始されるように、前記上端部の回動軌跡が調整されているので、隣り合う前記電線の間に配置される前記仕分壁が、前記防水シール部材の端部近傍の前記防水シール部材の厚みによる影響で、隣り合う前記電線の隙間が確保され易い部分に挿入開始され、結果的に、前記仕分壁によって前記複数の電線を仕分けし易くすることができる。
本発明の請求項3に係るコネクタカバーは、前記上端部がC面取り加工を施されているので、隣り合う前記電線の間に前記上端部が挿入され易くなるので、前記仕分壁によって前記複数の電線をより仕分けし易くすることができる。
図1は、本発明の実施例に係るコネクタカバーを組み込んだ車載カメラの分解斜視図である。 図2は、(a)が図1に示した車載カメラの側面図であり、(b)が(a)に示した車載カメラのA−A線断面図である。 図3は、図1に示した第二コネクタの断面図である。 図4は、図1に示した第二コネクタハウジングを第二嵌合部側から斜視図である。 図5は、サブカバー部が電線仕分け解除位置にある状態のカバー内側から視たコネクタカバーの斜視図である。 図6は、サブカバー部を3つの仕分壁が設けられた端面側から視た図である。 図7は、サブカバー部が電線仕分解除位置のコネクタカバーを第二コネクタハウジングに取り付け可能な向きにした状態を説明するための図である。 図8は、(a)が図7に示したコネクタカバーと、コネクタカバーを取り付ける前の第二コネクタとを異なる方向から視た図であり、(b)がコネクタカバーを取り付ける前の第二コネクタハウジングから引き出される電線を(a)の状態よりも大きく屈曲させた状態を示した図である。 図9は、(a)がサブカバー部が電線仕分解除位置のコネクタカバーを第二コネクタハウジングに取り付けた状態を説明するための図であり、(b)が(a)に示した第二コネクタを電線が屈曲される方向から視た図である。 図10は、サブカバー部を電線仕分位置にすることによってサイドカバー部を第二コネクタハウジングに組み付け完了した状態の第二コネクタを示した図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るコネクタカバーの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコネクタカバー1を組み込んだ車載カメラ100の分解斜視図である。図2は、(a)が図1に示した車載カメラ100の側面図であり、(b)が(a)に示した車載カメラ100のA−A線断面図である。図3は、図1に示した第二コネクタ60の断面図である。図4は、図1に示した第二コネクタハウジング61を第二嵌合部62側から斜視図である。図5は、サブカバー部20が電線仕分け解除位置P1にある状態のカバー内側から視たコネクタカバー1の斜視図である。図6は、サブカバー部20を3つの仕分壁22が設けられた端面側から視た図である。
本発明の実施例に係るコネクタカバー1は、車載カメラ100に組み込まれるものである。
以下、車載カメラ100の説明をしつつ、コネクタカバー1の詳細構成について説明する。
車載カメラ100は、不図示のカメラ機能部品が設けられた第一コネクタ50と、電線90を介してカメラ機能部品を外部に電気的に接続させる第二コネクタ60とが、防水パッキン94を介してコネクタ嵌合されるようになっている。
コネクタカバー1は、第二コネクタ60の後述する第二コネクタハウジング61に装取り付けられることによって、6つの電線引き出し口63aから引き出された6本の電線90が所定の方向に屈曲されるようにガイドするようになっている。
まず、第一コネクタ50について説明する。
第一コネクタ50は、カメラ機能部品の電気的接続部分となる第一端子54が設けられ、カメラ筐体53の端縁面が当接するフランジ部51aを有してカメラ筐体53が組み付けられる第一コネクタハウジング51を有してなる。
第一コネクタハウジング51は、第一端子54としての複数の雄端子が内部に収容され、第二コネクタハウジング61に嵌合される部分となる第一嵌合部52と、カメラ筐体53と合わせてカメラ機能部品の収容空間を構成するケース部52と、を有し、フランジ部51aが、ケース部52の外周面に沿ってカメラ筐体53の端縁面が当接される当接面を形成するように設けられている。
第一嵌合部52は、第一コネクタハウジング51と第二コネクタハウジング61との嵌合方向に直交する断面外形が略矩形状である筒状をなし、嵌合口に先端を向けるようにして複数の第一端子54が保持収容されている。
各第一端子54は、圧入、あるいは、インサート成形によって第一嵌合部内の所定位置に保持されている。
この第一嵌合部52は、外面に第二コネクタハウジング61の後述するロックアーム部64がロックされるロック突起52aが設けられている。
次に、第二コネクタ60について説明する。
第二コネクタ60は、第一端子54に接続される第二端子91が電線90の端部に取り付けられた状態で収容され、第一コネクタハウジング51と嵌合される第二コネクタハウジング61と、第二コネクタハウジング61の前端に装着されることによって、第二コネクタハウジング61の後述する端子収容室62aを画成するとともに、第一コネクタハウジングの51内部前端面に突き当てられる突き当て面が設けられた保持部材70と、第二コネクタハウジング61に取り付けられることによって、端子収容室62a内に収容された第二端子91を係止する係止部材80と、を有してなる。
第二コネクタハウジング61は、絶縁性樹脂材からなるブロック状をなし、第一嵌合部52と嵌合される部分である第二嵌合部62と、端子収容室62aに収容された第二端子91に接続された電線90が端子収容室62a外に引き出される側の第二コネクタハウジング61の端部を構成する電線引き出し部63と、第一コネクタハウジング51に設けられたロック突起52aにロックするロックアーム部64と、係止部材80が装着される係止部材装着部65と、を有してなる。
第二嵌合部62は、6つの第二端子91がそれぞれ収容される6つの端子収容室62aが、2行3列に並んで設けられ、保持部材70が装着された状態で保持部材70とともに第一嵌合部52内終端位置まで嵌め込まれる内側嵌合部62cと、第二嵌合部62の外壁を形成し第一嵌合部52の外側に重なるようにして第一嵌合部52と嵌め合う外側嵌合壁62dとを有してなる。
このように、第二嵌合部62は、内側嵌合部62cと外側嵌合壁62dとの二重の嵌合構造になっており、第一コネクタハウジング51と第二コネクタハウジング61とが嵌合された状態で、内側嵌合部62cと外側嵌合壁62dとの間に第一嵌合部52の嵌合口端部周辺が配置され、かつ、内側嵌合部62cと第一嵌合部52との間が防水パッキン94によって防水可能に封止されるようになっている。
電線引き出し部63は、第二嵌合部62内の端子収容室62aに電線90の端末部に接続された第二端子91を挿入する開口であり、端子収容室62aに収容された第二端子91に接続された電線90が引き出される開口でもある6つの電線引き出し口63aと、コネクタカバー1の後述する4つの係止爪部13が係止される一対の被係止舌片部63bと、を有し、第二嵌合部62に設けられた6つの端子収容室62aを電線引き出し口63aまで連続させるように第二嵌合部62の嵌合口とは逆方向に突出されるように本体部分63dが設けられている。
6つの電線引き出し口63aは、6つの端子収容室62aにそれぞれ繋がるため、6つの端子収容室62aの配置と等しく2行3列に並んで設けられている。
一対の被係止舌片部63bは、電線引き出し部63の本体部分63dの両側部から舌片状に突出された部分であり、本体部分63dの電線引き出し口63aが設けられる側の端面63e(以下、「電線引き出し側端面」という。)と略面一になるように設けられている。
コネクタカバー1は、第二コネクタハウジング61の6つの端子収容室62aに収容された6つの第二端子91に接続された電線90が端子収容室62aに繋がる電線引き出し口63aから電線90の外周に取り付けられた防水シール部材93によって防水可能に引き出される第二コネクタハウジング61の一端部に装着され、かつ、6つの電線引き出し口63aから引き出された6本の電線90が所定の方向に屈曲されるようにガイドする。
このコネクタカバー1は、端子収容室62aへの第二端子91の挿入方向D(以下、単に「端子挿入方向」という。)と平行、かつ、電線引き出し口63aから引き出された電線90の屈曲方向に並んで配置され、電線引き出し口63aから引き出された電線90を電線引き出し口63aの近傍から端子挿入方向に平行に矯正したい区間だけ電線引き出し口63aの近傍から延在された仕分壁22が、2行3列に並ぶ6つの電線引き出し口63aの3列の電線引き出し口63aに対応して3つ設けられている。
より具体的には、コネクタカバー1は、電線引き出し口63aから引き出された電線90を電線引き出し口63aから離間した位置まで屈曲方向にガイドするカバー本体部10と、カバー本体部10にヒンジ部26を介して回動可能に連結され、かつ、3つの仕分壁22が立設され、ヒンジ部26を介してサブカバー本体部21を回動させることによって、3つの仕分壁22が対応する電線90から離れた電線仕分解除位置P1と、3つの仕分壁22が対応する電線90に並んで配置される電線仕分位置P2との間で移動可能とされるサブカバー部20と、を有してなる。
カバー本体部10は、第二コネクタハウジング61への取り付け部分となる取付部11と、各電線引き出し口63aから引き出される6本の電線90を屈曲方向にガイドするガイドカバー部14と、を有してなる。
取付部11は、電線引き出し部63の電線引き出し側端面63eに突き当てられる突き当て面12aが設けられた取付本体部12と、取付本体部12の突き当て面12aに突設され、一対の被係止舌片部63bに係止される4つの係止爪部13と、を有してなる。
係止爪部13は、被係止舌片部63bの板厚に略等しい幅で突き当て面12aから起立された起立壁部13aと、起立壁部13aから内側に向けて略直角に屈曲するように突出された爪部13bと、を有してなる。
4つの係止爪部13は、一対の被係止舌片部63bの各被係止舌片部63bを2つの係止爪部13の起立壁部13aによって側方から挟み込み、かつ、爪部13bに引っ掛けることができるように、2つの係止爪部13ごとに互いの起立壁部13aを対向させて配置されている。
コネクタカバー1は、取付部11の突き当て面12aが電線引き出し部63の電線引き出し側端面63eに突き当てられ、4つの係止爪部13が2つの係止爪部13ごとに対で各被係止舌片部63bに係止されることによって、第二コネクタハウジング61に取り付けられる。
ガイドカバー部14は、6つの電線引き出し口63aから引き出された各電線90が電線引き出し口63a周辺で端子挿入方向Dと平行に電線90が引き出される部分を許容する電線非屈曲許容部15と、電線非屈曲許容部15を間にして電線引き出し部63から離間された位置で6本の電線90を屈曲させる方向に沿って延びる壁を含む電線屈曲方向ガイド部16と、を有してなる。
電線非屈曲許容部15は、列の並びで屈曲方向内側の電線90が配置される側には電線90を屈曲方向にガイドする壁は設けられず、列の並びで屈曲方向外側の電線90が配置される側に電線90の屈曲方向に向けて緩やかな曲面を形成されて電線屈曲方向ガイド部16に連続される壁が設けられている。
このため、電線非屈曲許容部15は、各電線引き出し口63aから引き出された電線90に対して屈曲されない状態で端子挿入方向Dに平行に延びた部分をもたせる空間が確保されるようになっている。
電線屈曲方向ガイド部16は、断面が半円形状になっておりその軸方向が電線90の屈曲方向に平行になっている。
このため、各電線引き出し口63aから引き出された電線90は、この電線屈曲方向ガイド部16によって屈曲方向に方向付けられるようになっている。
このような、カバー本体部10を構成する壁の一部がサブカバー部20のサブカバー本体部21になっており、サブカバー部20が、電線仕分位置P2に配置された状態でカバー本体部10の壁が電線非屈曲許容部15および電線屈曲方向ガイド部16として連続的に繋がる壁を構成するようになっている。
このため、カバー本体部10には、サブカバー部20が電線仕分解除位置P1に配置された状態でカバー本体部10の壁がサブカバー本体部21に対応した領域でくり抜かれたサブカバー嵌め込み開口10aが設けられている
サブカバー本体部21は、電線非屈曲許容部15および電線屈曲方向ガイド部16の両領域に渡って電線引き出し口63aから真直ぐに延びる方向に沿って連続された壁からなり、電線屈曲方向ガイド部16側の一端部がヒンジ部26に連結され、電線非屈曲許容部16側の自由端となる他端部に3つの仕分壁22が並設されている。
このサブカバー本体部21は、3つの仕分壁22がサブカバー本体部21の内壁面に3つ並んで立設されている。
各仕分壁22は、上端部がC面取り加工を施されている。
また、3つの仕分壁22は、並び方向で両側の2つの仕分壁22がサブカバー本体部21の両端面に沿って設けられている。
このサブカバー本体部21の両端面側に設けられた2つの仕分壁22の外側面22aには、サブカバー本体部21がヒンジ部26を介して過大に回動されないようにサブカバー本体部21のヒンジ部26を介した回動範囲を規制する過大回動防止リブ23と、カバー本体部21が電線仕分位置P2でサブカバー嵌め込み開口10aに嵌め込めこまれた状態でロックするためのロック突起24が設けられている。
過大回動防止リブ23は、外面がサブカバー本体部21の外面に面一になるように片状に突出され、サブカバー嵌め込み開口10aの縁面に沿って設けられた凹部25に嵌め込まれつつ、内面が凹部25の底面25aに当接されることによってサブカバー本体部21が過大に回動されることが阻止されるようになっている。
3つの仕分壁22は、サブカバー本体部21が電線仕分位置P2に配置されると、各仕分壁22が、対応する端子収容室62aへの端子挿入方向Dと平行、かつ、電線引き出し口62aから引き出された電線90の屈曲方向に並んで配置される。
このため、3つの仕分壁22は、電線引き出し口62aから引き出された電線90を電線引き出し口62aの近傍から所定の区間だけ端子挿入方向Dに平行になるように矯正できるようになっている。
より具体的には、仕分壁22は、電線90の屈曲方向に並んで配置されるので、電線90が屈曲された状態で電線90が屈曲方向に引っ張られると、電線引き出し口62aの周辺部分の電線90が仕分壁22に押し当てられる。
このため、電線90は、仕分壁22に押し当てられた部分、すなわち、仕分壁22が設けられた電線引き出し口62aの近傍から端子挿入方向Dに平行に矯正したい区間だけ仕分壁22に沿って端子挿入方向Dに平行になるように矯正される。
また、3つの仕分壁22は、サブカバー部20がヒンジ部26を介して電線仕分解除位置P1から電線仕分位置P2に回動されることによって、壁の上端部22bが、対応する電線の外周に取り付けられた防水シール部材93の電線引き出し口63a側の端部近傍から隣り合う電線90の間に挿入開始されるように上端部22bの回動軌跡Lが調整されている。
このため、列方向で隣り合う電線90の間に配置される2つの仕分壁22が、防水シール部材93の端部近傍の隣り合う電線90の隙間が確保し易い部分に挿入開始される。
これにより、並んで配置された電線90の間を仕分壁22によって仕分け易くすることができるようになっている。
しかも、各仕分壁22は、上端部22bがC面取り加工を施されているので、並んで配置された電線90の間をより仕分けし易くなっている。
次に、図7−図10を用いて、第二コネクタ60の第二コネクタハウジング61へのコネクタカバー1の組み付け手順について説明する。
図7は、サブカバー部20が電線仕分解除位置P1のコネクタカバー1を第二コネクタハウジング61に取り付け可能な向きにした状態を説明するための図である。図8は、(a)が図7に示したコネクタカバー1と、コネクタカバー1を取り付ける前の第二コネクタ60とを異なる方向から視た図であり、(b)がコネクタカバー1を取り付ける前の第二コネクタハウジング61から引き出される電線90を(a)の状態よりも大きく屈曲させた状態を示した図である。図9は、(a)がサブカバー部20が電線仕分解除位置P1のコネクタカバー1を第二コネクタハウジング61に取り付けた状態を説明するための図であり、(b)が(a)に示した第二コネクタ60を電線90が屈曲される方向から視た図である。図10は、サブカバー部20を電線仕分位置P2にすることによってサイドカバー部20を第二コネクタハウジング61に組み付け完了した状態の第二コネクタ60を示した図である。
まず、作業者は、サブカバー部20が電線仕分解除位置P1のコネクタカバー1を第二コネクタハウジング61に取り付け可能な向きにする(図7、図8(a)参照)。
ここで、作業者は、各電線引き出し口63aから引き出された6本の電線90を屈曲方向に屈曲させることによって屈曲方向への癖をつけておく。
この状態で、電線90が屈曲されると、電線90が屈曲方向に引っ張られて端子収容室62a内の防水シール部材93に負荷がかかる。
なお、この状態で電線90を大きく屈曲させたとしても、電線引き出し口62aの近傍、すなわち、防水シール部材93の電線引き出し口62a側の端部近傍では電線の外周に取り付けられた防水シール部材93の厚みによる影響で、隣り合う電線90の間の隙間が確保されている(図8(b)参照)。
次に作業者は、サブカバー部20が電線仕分解除位置P1のコネクタカバー1を第二コネクタハウジング61に取り付ける(図9参照)。
ここで、コネクタカバー1の突き当て面12aが電線引き出し部63の電線引き出し側端面63eに突き当てられ、4つの係止爪部13が2つの係止爪部13ごと対で各被係止舌片部63bが係止されることによって、第二コネクタハウジング61に取り付けられる。
このようにしてコネクタカバー1が第二コネクタハウジング61に取り付けられると、電線仕分解除位置P1のサブカバー本体部21がヒンジ部26を支点として図9(b)に示した回動軌跡Lに沿って回動可能となる。
最後に、作業者は、サブカバー部20を電線仕分位置P2にすることによってコネクタカバー1を第二コネクタハウジング61に組み付け完了する(図10参照)。
ここで、電線仕分解除位置P1のサブカバー本体部21がヒンジ部26を支点として図9(b)に示した回動軌跡Lに沿って回動される。
これによって、サブカバー部20が電線仕分解除位置P1から電線仕分位置P2に回動され、3つの仕分壁22は、壁の上端部22bが、対応する電線90に取り付けられた防水シール部材93の電線引き出し口63a側の端部近傍から電線仕分位置P2への位置決めが開始される。
このため、3つの仕分壁22は、防水シール部材93の端部近傍の隣り合う電線の隙間が確保し易い部分に挿入開始され、しかも、上端部22bがC面取り加工を施されているため、隣り合う電線90の間に容易に挿入される。
また、サブカバー部20が電線仕分位置P2に回動完了されると、各仕分壁22が端子挿入方向Dと平行、かつ、電線引き出し口63aから引き出された電線の屈曲方向に並んで配置されるので、電線90が屈曲されて屈曲方向に引っ張られた場合でも、各仕分壁22が電線引き出し口63a近傍から壁が延在された区間で電線90が端子挿入方向に平行に矯正される。
本発明の実施例に係るコネクタカバー1は、3列に並ぶ3つ電線引き出し口63aに対応して設けられた3つの仕分壁22が、端子収容室62aへの端子挿入方向Dと平行、かつ、電線引き出し口63aから引き出された電線90の屈曲方向に並んで配置され、電線引き出し口63aから引き出された電線90を電線引き出し口63aの近傍から端子挿入方向Dに平行に矯正したい区間だけ電線引き出し口63aの近傍から延在されているので、2行3列に並ぶ6つの電線引き出し口63aから引き出された電線90が屈曲された状態で屈曲方向に引っ張られると、電線引き出し口63aの周辺部分の各電線90が、各仕分壁22に押し当てられ、電線引き出し口63aの近傍から端子挿入方向Dに平行に矯正したい区間だけ仕分壁22に沿って端子挿入方向Dに平行になるように矯正され、これによって、各電線90が屈曲方向に引っ張られて防水シール部材93が端子挿入方向Dに対して傾くことを阻止することができるため、電線引き出し口63aと防水シール部材93との間に隙間が発生することを防止し、結果的に、端子収容室62aの防水性能を高めることができる。
特に、車載カメラ100が車両に搭載され電線90が配索された状態において、隙間の発生を防止することにもなる。
また、本発明の実施例に係るコネクタカバー1は、3つの仕分壁22が、サブカバー部20がヒンジ部26を介して電線仕分解除位置P1から電線仕分位置P2に回動されることによって、壁の上端部22bが、対応する電線90に取り付けられた防水シール部材93の電線引き出し口63a側の端部近傍から隣り合う電線90の間に挿入開始されるように、上端部22bの回動軌跡Lが調整されているので、隣り合う電線90の間に配置される仕分壁22が、防水シール部材93の端部近傍の防水シール部材93の厚みによる影響で、隣り合う電線90の隙間が確保され易い部分に挿入開始され、結果的に、仕分壁22によって複数の電線90を仕分けし易くすることができる。
また、本発明の実施例に係るコネクタカバー1は、上端部22bがC面取り加工を施されているので、隣り合う電線90の間に上端部22bが挿入され易くなるので、仕分壁22によって複数の電線90をより仕分けし易くすることができる。
なお、本発明の実施例に係るコネクタカバー1は、車載カメラ100に組み込まれるものを例示したが、これに限らず、その他の機器に組み込まれるものであっても構わない。
また、本発明の実施例に係るコネクタカバー1は、3列に並ぶ電線90に対応して3つの仕分壁22が配置されるものを例示したが、仕分壁22は、並んで配置される複数の電線90に対応して複数配置されるようになっていれば3つに限らない。
また、本発明の実施例に係るコネクタカバー1は、仕分壁22が電線引き出し口の列の並び方向に設けられるものを例示したが、これに限らず、電線引き出し口の行の並び方向に設けてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 コネクタカバー
10 カバー本体部
10a サブカバー嵌め込み開口
11 取付部
12 取付本体部
12a 突き当て面
13 係止爪部
13a 起立壁部
13b 爪部
14 ガイドカバー部
15 電線非屈曲許容部
16 電線屈曲方向ガイド部
20 サブカバー部
21 サブカバー本体部
22 仕分壁
22a 外面
22b 上端部
23 過大回動防止リブ
24 ロック突起
25 凹部
25a 底面
26 ヒンジ部
50 第一コネクタ
51 第一コネクタハウジング
51a フランジ部
52 第一嵌合部
52a ロック突起
53 カメラ筐体
54 第一端子
60 第二コネクタ
61 第二コネクタハウジング(コネクタハウジング)
62 第二嵌合部
62a 端子収容室
62c 内側嵌合部
62d 外側嵌合壁
63 電線引き出し部
63a 電線引き出し口
63b 被係止舌片部
63d 本体部分
63e 端面
64 ロックアーム部
65 係止部材装着部
70 保持部材
80 係止部材
90 電線
91 第二端子(端子)
93 防水シール部材
94 防水パッキン
100 車載カメラ
P1、P2 位置
D 端子挿入方向

Claims (3)

  1. コネクタハウジングの複数の端子収容室に収容された端子に接続された電線が前記端子収容室に繋がる電線引き出し口から前記電線の外周に取り付けられた防水シール部材によって防水可能に引き出される前記コネクタハウジングの一端部に装着され、かつ、複数の前記電線引き出し口から引き出された複数の前記電線が所定の方向に屈曲されるようにガイドするコネクタカバーにおいて、
    前記端子収容室への前記端子の挿入方向と平行、かつ、前記電線引き出し口から引き出された前記電線の屈曲方向に並んで配置され、前記電線引き出し口から引き出された前記電線を前記電線引き出し口の近傍から前記端子の挿入方向に平行に矯正したい区間だけ前記電線引き出し口の近傍から延在された仕分壁が、前記複数の電線引き出し口に対応して複数設けられている
    ことを特徴とするコネクタカバー。
  2. 前記コネクタカバーは、
    前記電線引き出し口から引き出された前記電線を前記電線引き出し口から離間した位置まで屈曲方向にガイドするカバー本体部と、
    前記カバー本体部にヒンジ部を介して回動可能に連結され、かつ、前記複数の仕分壁が立設され、前記ヒンジ部を介して前記カバー本体部が回動されることによって、前記複数の仕分壁が対応する前記電線から離れた電線仕分解除位置と、前記複数の仕分壁が対応する前記電線に並んで配置される電線仕分位置との間で移動可能とされるサブカバー部と、
    を有し、
    前記複数の仕分壁は、
    前記サブカバー部が前記ヒンジ部を介して前記電線仕分解除位置から前記電線仕分位置に回動されることによって、壁の上端部が、対応する前記電線に取り付けられた前記防水シール部材の前記電線引き出し口側の端部近傍から隣り合う前記電線の間に挿入開始されるように前記上端部の回動軌跡が調整されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタカバー。
  3. 前記複数の仕分壁は、
    前記上端部がC面取り加工を施されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111479419A (zh) * 2020-04-10 2020-07-31 安阳师范学院 一种基于物联网的网络安全传输装置
CN114447688A (zh) * 2020-10-30 2022-05-06 好庆科技企业股份有限公司 电连接器

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