JP2020138749A - シート包装体 - Google Patents
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Abstract
Description
試験体として、複数枚のシートSTが積層されたシート積層体SLが包装袋10に包装されたシート包装体100を用意した(図1、図8参照)。シート積層体SLは、シートSTが交互に折り畳まれてポップアップ式に1組ずつ引き出せるように積層されたティシューペーパー(坪量:10.7g/m2、紙厚:110μm、プライ数:2プライ、組数:150組(300枚)、寸法:嵩(高さ)約40mm、長さ(横)約198mm、幅(縦)約100mm)を用いた。また、シート積層体SLは、積層方向(SD方向)がシート包装体100の高さ方向(Z方向)となるように包装袋10に収容した(図1、図8参照)。また、包装袋10の材質は、厚み50μmのポリエチレン(PE)を用いた。包装袋10の包装形態は、シート包装体100の両側面15、16をキャラメル包装で封止した(シール部30、40を形成した)。シート包装体100の寸法は、包装袋10の上面11の長さL1(X方向の長さ)約200mm、幅W1(Y方向の幅)約100mm、高さ(Z方向の高さ)約40mmとした。また、包装袋10の上面11に第1方向(X方向)に延びる取出口20(スリットM)をミシン目で形成した。スリットM(ミシン目)は、各カット部Cの長さを約3.0mm、タイ部Tの長さを約1.0mmとした。
シート包装体100の引き出し抵抗値を確認した。引き出し抵抗値の確認では、上述の試験体(シート包装体100)を平坦な載置面上に置き、包装袋10の取出口20(OP)から1組目のティシュペーパー(シートST)を半分程度引出し、引き出したシートSTの上方側の先端(シート包装体100の長手方向(X方向)における中央部分)を目玉クリップ(コクヨ株式会社製、「クリ−17」)で挟んだ。目玉クリップの持ち手部分の一方の穴にプッシュプルゲージ(株式会社イマダ製、型番:Z2−20)のフックを通し、0.4〜0.6秒の時間をかけて一定速度で、収容体の上面に対して垂直方向にティシュペーパーを引き出したときの抵抗力(単位:kgf)を測定した。なお、引き出し抵抗値の評価基準は、引き出したときの抵抗力が0.2kgf以下の場合は良好(シートSTが取出しやすい)ものとし、0.2kgfを超えた場合は良好でない(シートSTが取り出しにくい)ものとした。
シート包装体100の初期の取出性を確認した。取出性の確認では、シート包装体100の包装袋10に収容されたシート積層体SLから、包装袋10の開封された取出口20(OP)を通じてシート積層体SLの最初の1枚目のシートSTを取り出すとき取出しやすさを評価した。取出性(初期)の評価は、以下の基準で行った。
5:最初の1組目がとてもつまみやすい
4:最初の1組目がつまみやすい
3:最初の1組目がつまめる
2:最初の1組目がつまめるがつまみにくい
1:最初の1組目がつまめるがとてもつまみにくい
シート包装体100の包装袋10に収容されたシートSTの非落ち込み性を確認した。非落ち込み性の確認では、包装袋10の取出口20を通してシート積層体SLからシートSTを引き出したときに、シートSTが包装袋10内に落ち込まないか(非落ち込み性)を評価した。非落ち込み性の評価は、以下の基準で行った。
5:シートSTの落ち込みがない
4:シートSTの落ち込みが1回以上3回以下
3:シートSTの落ち込みが4回以上6回以下
2:シートSTの落ち込みが7回以上9回以下
1:シートSTの落ち込みが10回以上
シート包装体100のシートSTが収容された包装袋10の非持ち上がり性を確認した。非持ち上がり性の確認では、シート包装体100の取出口20を通してシート積層体SLからシートSTを引き出したときに、包装袋10が持ち上がらないか(非持ち上がり性)を評価した。非持ち上がり性の評価は、以下の基準で行った。
5:包装袋10の持ち上がりがない
4:シートSTが残り1組以上3組以下で包装袋10の持ち上がりがある
3:シートSTが残り4組以上6組以下で包装袋10の持ち上がりがある
2:シートSTが残り7組以上9組以下で包装袋10の持ち上がりがある
1:シートSTが残り10組以上で包装袋10の持ち上がりがある
シート包装体100の引張強度を確認した。引張強度の確認では、厚み50μmのポリエチレン(PE)フィルムを幅(縦)約60mm、長さ(横)約50mmに切り取った試験片を用意した。試験片の中央には、所定のタイカット(カット:約3.0mm、タイ:約1.0mm)で試験片の長さ方向に約40mmの間隔で延びるミシン目を形成した。ミシン目の形状は、実施例1では曲線形状とし、比較例1では直線形状とした。ミシン目の位置は、実施例1では試験片の幅方向の両端から約25mmの位置とし、比較例1ではミシン目の両端部が試験片の幅方向の両端から約25mmの位置で、ミシン目の中央部(湾曲部の頂部)が試験片の幅方向の一方の端部から約10mmの位置とした。引張強度の測定は、計測スタンド(IMADA社製 MX−500N)にセットしたプッシュプルゲージ(IMADA社製、Z2−20)にフィルムクリップ(IMADA社製、FC−40)を取付け、試験片の幅方向の一方の端部の略中央をフィルムクリップで挟み、試験片の幅方向の他方の端部の略中央を計測スタンドに固定し、100mm/minの速度で試験片を引っ張り、破断時の強度(引張強度、単位:gf)を測定した。
シート包装体100において、図1〜図3に示すように、包装袋10の上面11に形成される取出口20を、全体が波線形状のスリットMで形成した。取出口20(スリットM)の波線形状は、第1方向(X方向)に山部21と谷部22が交互に並び、山部21の頂部21a及び谷部22の頂部22aが全て丸まった形状(略正弦波の形状)にした。取出口20(スリットM)の第1方向(X方向)の長さL2は、約185mmとした。取出口20(スリットM)の波線形状は、波高W2を約10mm(包装袋10の上面11の幅W1に対して約10%)とし、波長L3を約46mm(取出口20の長さL2に対して約25%)とした。この試験体について、引き出し抵抗、取出性(初期)、非落ち込み性、および非持ち上がり性を評価した。結果を表1に示す。
シート包装体100において、図5に示すように、取出口20(スリットM)の波線形状を、山部21の頂部21a及び谷部22の頂部22aが全て角張った形状(略三角波の形状)にした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
シート包装体100において、図6に示すように、取出口20(スリットM)の波線形状が2つの波高W2、W3を有し、波高W2よりも大きい波高W3を有する部分を取出口20の中央部20aに配置した以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
シート包装体100において、図7示すように、取出口20(スリットM)の波線形状が2つの波高W2、W3を有し、波高W2よりも大きい波高W3を有する部分を取出口20の中央部20aに配置した以外は、実施例3と同様に評価した。結果を表1に示す。
シート包装体100において、図8、図9に示すように、取出口20を直線形状のスリットMで形成し、取出口20(スリットM)の第1方向(X方向)の長さL2を約185mmとした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
ST シート(衛生薄葉紙)
SL シート積層体
10 包装袋
11 上面
11a 中央
11b 端部
12 下面
13 正面
14 背面
15 側面
16 側面
20 取出口
M スリット
C カット部
T タイ部
21 山部
21a 頂部
22 谷部
22a 頂部
23 山部
23a 頂部
24 谷部
24a 頂部
Claims (9)
- 積層された複数枚のシートと、
前記シートが収容された包装袋と、
前記包装袋の上面に形成され、前記シートが引き出される取出口とを有し、
前記取出口は、第1方向に延びるスリットで形成され、
前記スリットの少なくとも一部が波線形状である、シート包装体。 - 前記波線形状が、前記第1方向に山部と谷部が交互に並ぶ形状である、請求項1に記載のシート包装体。
- 前記波線形状を有する前記一部が、前記取出口の中央部である、請求項1または2に記載のシート包装体。
- 前記波線形状を有する前記一部が、前記取出口の少なくとも一方の端部である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート包装体。
- 前記波線形状の波高は、前記上面の前記第1方向と交差する第2方向の幅に対して1〜20%である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート包装体。
- 前記波線形状は、2つ以上の波高を有し、
前記2つ以上の波高のうち最も大きい波高を有する部分が、前記取出口の中央部に配置されている、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート包装体。 - 前記最も大きい波高は、前記上面の前記第1方向と交差する第2方向の幅に対して200〜40%である、請求項6に記載のシート包装体。
- 前記波線形状の波長は、前記取出口の前記第1方向の長さに対して10〜40%である、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート包装体。
- 前記波線形状の波長は、前記上面の前記第1方向の長さに対して5〜45%である、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート包装体。
Priority Applications (1)
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JP2019034454A JP7221730B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | シート包装体 |
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JP7513536B2 (ja) | 2021-01-27 | 2024-07-09 | 大王製紙株式会社 | シート包装体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6053357A (en) * | 1997-10-08 | 2000-04-25 | Irving Tissue Inc. | Pop-up tissue and sheet dispenser |
CN102633062A (zh) * | 2012-04-01 | 2012-08-15 | 全利机械股份有限公司 | 抽取式纤维制品的包装构造 |
-
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- 2019-02-27 JP JP2019034454A patent/JP7221730B2/ja active Active
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