JPWO2020110835A1 - シート包装体 - Google Patents

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Abstract

積層された複数枚のシートと、前記シートが収容された包装袋と、前記包装袋の上面に形成され、前記シートが引き出される取出口とを有し、前記取出口は、第1方向に延びるスリットと、前記スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部とを有し、前記第1方向と交差する第2方向において、前記開口部の幅が前記スリットの幅より大きい、シート包装体。

Description

本発明は、シート包装体に関する。
ティシューペーパー等の衛生薄葉紙は、カートン(厚紙の箱)に収容されたものが普及している。ところが、カートンタイプの衛生薄葉紙は、持ち運びや保管の際に嵩張ることや、使用後の廃棄、環境負荷、コスト等の問題があることから、近年、衛生薄葉紙等のシートが可撓性のフィルム包装袋に収容されたシート包装体の需要が高まっている。例えば、特許文献1には、衛生用紙が収容された可撓性フィルムの包装袋に、衛生用紙を取り出すためのスリット(ミシン目)が形成されたフィルム包装体が開示されている(図8参照)。
特開2016−188092号公報
しかしながら、従来のシート包装体は、ミシン目等のスリットで形成された取出口が狭く、包装袋内から薄葉紙(シート)を取り出す際に、取出口が開きにくい。また、シートを取り出す際に、シートが取出口に引っかかったり、シートが破れたりすることがある(図8参照)。また、フィルム包装袋にスリットで形成された取出口では、使用中にシートの保持力が低下して、シートが包装袋内に落ち込むことがある。さらに、フィルム包装袋はカートンに比べて軽量なため、使用中に残りのシートが少なくなると、シートを取り出す際にフィルム包装袋ごと持ちあがることがある。このように、従来のシート包装体は、シートの取出しに問題がある。
本発明の課題は、シートの取出しに優れるシート包装体を提供することである。
本発明に係る第1の態様は、積層された複数枚のシートと、前記シートが収容された包装袋と、前記包装袋の上面に形成され、前記シートが引き出される取出口とを有し、前記取出口は、第1方向に延びるスリットと、前記スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部とを有し、前記第1方向と交差する第2方向において、前記開口部の幅が前記スリットの幅より大きい、シート包装体である。
本発明の一態様によれば、シートの取出しに優れるシート包装体を提供することができる。
本発明の実施形態(第1実施形態)に係るシート包装体を示す図である。 第1実施形態に係るシート包装体を、高さ方向の上方から見た図である。 図2に示すシート包装体において、取出口の一部を拡大した図である。 第1実施形態に係るシート包装体の使用状態を示す図である。 第1実施形態の変形例に係るシート包装体において、取出口の一部を拡大した図である。 第2実施形態に係るシート包装体を、高さ方向の上方から見た図である。 図6に示すシート包装体において、取出口の一部を拡大した図である。 従来のシート包装体を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す説明では、各図において共通する部分については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするため、各図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。
図1は、本発明の実施形態のうちの第1実施形態に係るシート包装体を示す図である。図2は、第1実施形態に係るシート包装体を高さ方向の上方から見た図である。図3は、図2に示すシート包装体において、取出口の一部を拡大した図である。図4は、第1実施形態に係るシート包装体の使用状態を示す図である。なお、図1〜図4に示すシート包装体100においては、長手方向(左右方向)をX方向とし、奥行方向(前後方向)をY方向とし、高さ方向(上下方向)をZ方向とする。以下、本実施形態に係るシート包装体100について説明する。
第1実施形態に係るシート包装体100は、図1に示すように、シートST、包装袋10、および取出口20を有する。シート包装体100は、本発明に係るシート包装体の一例である。また、シートST、包装袋10、および取出口20は、本発明に係るシート包装体をそれぞれ構成するシート、包装袋、および取出口の各一例である。
シートSTは、複数枚のシートSTが積層された積層体SLとして包装袋10に収容されている。シートSTの積層体SLは、シートSTの積層方向(SD方向)が高さ方向(Z方向)となるように、包装袋10に収容されている。シート積層体SLは、包装袋10に形成された取出口20(OP)を通してシートSTが1組ずつ引き出せるようになっている(図4参照)。
シートSTの積層体SLは、複数枚のシートSTが単に積層されたものに限られず、各シートSTが折り畳まれた状態で積層されていてもよく、または、各シートSTが折り込まれた状態で互い違いに積層されたもの(いわゆるポップアップ式のシート積層体SL)であってもよい。なお、シートSTの積層体SLは、シートSTを1組ずつ引き出す観点から、ポップアップ式に引き出せる積層体SLであることが好ましい。
また、シートSTの積層体SLの寸法は、シート包装体100の長手方向(X方向)の長さが80〜250mm程度、上面視でシート包装体100の長手方向(X方向)に直交する奥行方向(Y方向)の長さが50〜130mm程度、高さ方向(Z方向)が10〜90mm程度とすることができる。このような薄葉紙の積層体は、例えば、ロータリー式又はマルチスタンド式インタフォルダによって製造することができる。
シートSTの用途は、特に限定されず、例えば、ティシューペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ペーパータオル等の衛生薄葉紙に適用可能である。これらの衛生薄葉紙には、保湿成分を含んだ衛生薄葉紙(例えば、ローションティシュー等)も含まれる。また、シートSTを構成する衛生薄葉紙の用途は、特に限定されず、産業用、家庭用、携帯用のいずれも適用できる。なお、本実施形態のシート包装体100は、これらの中でも、家庭用のティシューペーパーに好適に用いられる。
シートSTのプライ数は、特に限定されないが、1プライ以上にすることができ、好ましくは2プライ(2枚重ね)である。また、シートSTの形状は、特に限定されないが、例えば、2プライのシートが折り畳まれた状態で輪郭形状が長方形のものであることが好ましい。
シートSTの材質は、特に限定されないが、例えば、紙、不織布または布等のシートを用いることができ、好ましくは紙シートである。なお、シートSTが紙シートの場合、パルプを主原料とする原紙が用いられる。パルプ組成は、紙シートにおける公知の組成を用いることができる。例えば、パルプの配合割合を50質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%とすることができる。
また、シートST(紙シート)におけるパルプ組成は、例えば、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)やNUKP(針葉樹未晒しパルプ)などの針葉樹パルプと、LBKP(広葉樹クラフトパルプ)やLUKP(広葉樹未晒しパルプ)などの広葉樹パルプとを任意の比率で使用することができる。特に、広葉樹パルプに対して針葉樹パルプの比率がより多いパルプ組成であることが好ましい。針葉樹パルプと広葉樹パルプの比は、10:90〜80:20であるのが好ましい。なお、シートST(紙シート)のパルプ組成に含まれるパルプには、古紙パルプを用いても良い。
シートSTの坪量は、特に限定されないが、プライ数に応じて、紙の場合は10g/m以上80g/m以下、不織布の場合は20g/m以上100g/m以下のものが望ましい。なお、坪量は、JIS P 8124の規定に準拠して測定される。
また、シートST(紙シート)の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、シートSTを構成する紙シートの紙厚は、2プライあたり、好ましくは50μm以上500μm以下であり、より好ましくは60μm以上330μm以下である。
なお、紙厚の測定方法は、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて2プライの状態で測定する。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、該ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせる。次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしたときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーは載せるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにする。また、紙厚測定時の荷重は、約70gfである。なお、紙厚は、測定を10回行って得られる平均値とする。
また、シートSTを構成する紙シートには、エンボス加工が施されていても良い。このようなエンボス加工は、公知のコンタクトエンボス付与方法、エッジエンボス付与方法等により、図示しないエンボスを紙シート両端に押し当て、複数枚の紙シートを積層するもの、公知のピンエンボス付与方法により、図示しないピンを紙シートに刺して、紙シートの一方の面上にピンエンボスを形成するもの、公知のエンボス付与方法により、水溶性の接着剤(デンプン等)を加熱融解して、積層された紙シート(図示せず)を接着することでエンボスを形成するもの等がある。
シート包装体100を構成する包装袋10は、可撓性フィルムで形成されている。また、包装袋10は、キャラメル包装によって製造されている。具体的には、筒状の可撓性フィルムの両端部が、折り畳まれて接着(封止)されたシール部30、40で形成されている。なお、シート包装体100の包装形態は、このようなキャラメル包装に限定されず、筒状の可撓性フィルムの両端部またはいずれか一方の端部がヒートシールでガセット状に封止されたもの(いわゆるピロー包装で封止されたもの)でもよい。
また、包装袋10を形成する可撓性フィルムの材質は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリアミド(PA)等の樹脂を用いることができる。
なお、これらの可撓性フィルムの中でも、柔軟で取扱い性に優れ、ヒートシールした場合のシール性も高いこと、安価であること等の観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等が好ましい。また、無臭であり、耐水性・耐薬品性に優れ、低コストで大量生産が可能である観点から、ポリエチレンが好ましい。ポリエチレンとしては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等を用いることができる。また、堅牢であり、成形しやすく、印刷時の発色がよく、また光沢を付与できること等の観点からは、ポリプロピレンが好ましい。
包装袋10を形成する可撓性フィルムの形態は、特に限定されず、上述の樹脂が単層で形成された単層フィルム、上述の樹脂を積層したラミネートフィルム、上述の2種類以上の樹脂の混合物で形成された混合フィルムであってもよい。
包装袋10を形成する可撓性フィルムの厚さは、特に限定されず、好ましくは20μm以上100μm以下、より好ましくは25以上70μm以下である。可撓性フィルムの厚さを20μm以上とすることで、シートSTが収容される包装袋10としての十分な強度を確保することができる。また、可撓性フィルムの厚さを100μm以下とすることで、包装袋10の柔軟性及び軽量性を確保できるとともに、コストを抑えることができる。
なお、包装袋10を形成する材質は、上述した可撓性フィルム等の樹脂材料に限定されず、紙材料を用いてもよい。また、包装袋10を形成する材質には、生分解性材料(生分解性プラスチック、生分解性紙等)、バイオマス材料(バイオマスフィルム等の再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの)を用いることができる。
本実施形態では、包装袋10は、上面11、下面12、正面13、背面14、側面15、側面16を有し、シートSTの積層体SLが収納される。なお、シート包装体100では、図1に示すように、上面11と下面12が上下方向(Z方向)に対向し、正面13と背面14が前後方向(Y方向)に対向し、側面15と側面16が左右方向(X方向)に対向する。
包装袋10において、上面11は上下方向(Z方向)の上方に設けられ、下面12は上下方向(Z方向)の下方に設けられている。また、正面13は前後方向(Y方向)の前方に設けられ、背面14は前後方向(Y方向)の後方に設けられている。さらに側面15は左右方向(Y方向)の左方に設けられ、側面16は、左右方向(Y方向)の右方に設けられている。そして、側面15および側面16は、上面11、下面12、正面13、および背面14のいずれにも連続する(図1参照)。
また、取出口20は、包装袋10の上面11に形成されている。取出口20は、シート包装体100の長手方向(X方向)における包装袋10の上面11の中央11aに配置されて、第1方向(X方向)に延びる。なお、本実施形態では、取出口20が延びる第1方向(X方向)は、シート包装体100の長手方向(X方向)に対応する。
取出口20の形態は、特に限定されず、例えば、図1、図2に示すように、包装袋10の上面11にミシン目Mを形成することにより構成することができる。図1、図2に示す例では、ミシン目Mで形成された取出口20を破ることで、包装袋10の上面11が第1方向(X方向)に開封され、破れた(開封された)取出口20がシートSTの取出口OPを構成する(図4参照)。
なお、第1方向(X方向)において、取出口20(ミシン目M)の寸法(長さL2)は、取り出されるシートSTの寸法(長さL1)に応じて、任意に定めることができる。例えば、左右方向(X方向)における取出口OPの長さL2とシートSTの幅寸法(長さL1)との差は、−100mm以上0mm以下であり、好ましくは−80mm以上0mm以下であり、より好ましくは−70mm以上−10mm以下である。これらを、左右方向(X方向)におけるシートSTの幅寸法(長さL1)に対する取出口OPの長さL2の割合に換算すると、100%以下であり、好ましくは80%以下であり、より好ましくは10%以上75%以下である。
本実施形態のシート包装体100では、取出口20が、スリット21と開口部22を有する。スリット21と開口部22とが連続するミシン目Mで形成されている。連続するミシン目Mは、ミシン目Mを構成するカット部Cとタイ部Tが交互に配置されていることを示す。ここで、カット部Cは、包装袋10の上面11が断続的にカットされた部分を示し、タイ部Tは、隣り合う2つのカット部C間のカットされていない部分を示す(図3参照)。
なお、ミシン目Mにおいて、カット部Cの長さ、及びタイ部Tの長さは、任意である。例えば、各カット部Cの長さは、0.8mm以上5mm以下とすることができ、好ましくは1.5mm以上4.5mm以下であり、より好ましくは2.5mm以上3.5mm以下である。また、各タイ部Tの長さは、0.3mm以上5mm以下とすることができ、好ましくは0.4mm以上2mm以下であり、より好ましくは0.5mm以上1.5mm以下である。
スリット21は、図1、図2に示すように、第1方向(X方向)に延びる直線で構成されている。なお、スリット21の形状は、直線に限定されず、細長い長方形等にしてもよい。なお、スリット21が直線の場合は、1本のミシン目を破ることにより形成され、スリット21が細長い長方形の場合は、第2方向(Y方向)に並ぶ2本のミシン目を破ることで形成される。また、スリット21の寸法は、特に限定されず、例えば、包装袋10の上面11において、第1方向(X方向)のスリット21の長さL3は、シートSTの寸法(長さL1)の3分の1程度を占める長さを示す。
開口部22は、スリット21の少なくとも一方の端部21aと連続(または連通)している。本実施形態では、図1、図2に示すように、開口部22がスリット21の両端部21a、21aに設けられて各端部21aと連続している。なお、スリット21の少なくとも一方の端部21aと連続する開口部22は、この形態に限定されず、開口部22がスリット21の両端部21a、21aのうちいずれか一方の端部21aに設けられて該一方の端部21aと連続する形態でもよい。なお、開口部22の形状は、特に限定されず、例えば、円形、三角形、四角形、ひし形、扇形、多角形等の形状にすることができる。
また、本実施形態では、第1方向(X方向)と交差する第2方向(Y方向)において、開口部22の幅W3がスリット21の幅W2より大きい。ここで、第2方向(Y方向)は、シート包装体100の奥行方向(Y方向)に対応する(図1、図2参照)。また、取出口20を構成するスリット21及び開口部22の各幅W2、W3は、いずれも第1方向(X方向)と交差する第2方向(Y方向)の幅を示す。
なお、スリット21の幅W2及び開口部22の幅W3は、開口部22の幅W3がスリット21の幅W2より大きいものである限り任意である。例えば、スリット21の幅W2は、シートSTの寸法(幅W1)の7%以下であり、好ましくは6%以下であり、より好ましくは5%以下である。また、開口部22の幅W3は、シートSTの寸法(幅W1)の8%以上30%以下であり、好ましくは10%以上29%以下であり、より好ましくは14%以上28%以下である。
また、本実施形態のシート包装体100は、図1〜図3に示すように、取出口20において、開口部22の幅W3が、第1方向(X方向)にスリット21から離れるにつれて大きくなる。すなわち、包装袋10の上面11に形成された取出口20は、取出口20の中央部20a(スリット21)側から取出口20の端部20b(開口部22)側に向かって徐々に幅広となっている(図2、図3参照)。具体的には、開口部22が、2つの傾斜部22aを有し、2つの傾斜部22aの第2方向(Y方向)の間隔が、取出口20の中央部20a側から取出口20の端部20b側に向かって大きくなっている。
さらに、本実施形態のシート包装体100では、図2、図3に示すように、取出口20の開口部22が、第1方向(X方向)において、スリット21から離れる方向に凸となる湾曲部22bを有する。すなわち、包装袋10の上面11に形成された取出口20において、開口部22が設けられた取出口20の端部20bが、取出口20の中央部20a(スリット21)側から取出口20の端部20b(開口部22)側に向かって凸状に湾曲している(図2、図3参照)。なお、本実施形態では、開口部22の湾曲部22bは、開口部22の一部が凸状に湾曲しているが、開口部22の全部が凸状に湾曲していてもよい。
また、本実施形態では、開口部22の湾曲部22bは、連続する切込みCCで形成されている。すなわち、開口部22の湾曲部22bは、カット部のみで形成され、タイ部は設けられていない(図3参照)。
第1実施形態のシート包装体100では、上述のように、包装袋10の上面11に形成された取出口20に、スリット21の両端部21a、21aと連続する開口部22、22が、スリット21の幅W2より大きな幅W3を持って設けられている。そのため、包装袋10内から薄葉紙(シートST)を引き出す際に、シートSTが取出口20に引っかかりにくく、またシートSTが破れにくい(図4参照)。
具体的には、取出口20がスリット21のみで構成された従来のシート包装体100では、取出口20が狭いため、シートSTが取出口20の端部20bに詰まったり、シートSTが取出口20の端部20bと擦れる傾向がある(図8参照)。これに対して、本実施形態のシート包装体100では、包装袋10の上面11に形成された取出口20の中央部20a(スリット21)に対して端部20b(開口部22)が幅広となる(図1〜図3参照)。
これにより、取出口20が狭くても、シートSTが取出口20の端部20bに詰まりにくく、取出口20の端部20bとシートSTの擦れを緩和することができる。そのため、本実施形態のシート包装体100によれば、シートSTを引き出す際に、取出口20の端部20bにシートSTが引っかかったり、シートSTが破れたりするのを防ぐことができる(図4参照)。
また、本実施形態では、スリット21の端部21a、21aと連続する開口部22が、取出口20における緩衝部を構成することができる。これにより、開封された取出口20のスリット21を指先で開ける際に、取出口20及びその周辺にかかる応力を開口部22(緩衝部)に逃がす(または散らす)ことができる。そのため、本実施形態のシート包装体100では、開封されたスリット21が指先で開け易くなり、包装袋10内からのシートSTの取出し(包装袋10に収容されたシートSTの最初の1枚目を取り出すこと等)が容易になる(図4参照)。
また、本実施形態では、上述のように、スリット21の少なくとも一方の端部21aと連続する開口部22(緩衝部)が存在する。そのため、使用時に取出口20の中央部20a(スリット21)に保持されたシートSTの自重に対して、スリット21の周辺が撓む(またはシートSTの自重に追従してスリット21が変形する)ことができる。これにより、本実施形態のシート包装体100では、取出口20におけるシートSTの保持力が維持され、使用中にシートSTが包装袋10内に落ち込むこと(以下、シートSTの落ち込みという)を防ぐことができる(図4参照)。
また、本実施形態では、上述のように取出口20の端部20bとシートSTの擦れが緩和されることで、使用時にシート包装体100の取出口20の端部20bが破れにくくなる。これにより、取出口20におけるシートSTの保持力の低下が抑制されるため、使用中にシートSTが包装袋10内に落ち込むこと(以下、シートSTの落ち込みという)を防ぐことができる(図4参照)。
また、本実施形態では、シート包装体100の使用時に取出口20のスリット21からシートSTを取り出す(または引き出す)際にスリット21にかかる摩擦力(または抵抗力)を、開口部22(緩衝部)に逃がす(または散らす)ことができる。これにより、本実施形態では、使用中に残りのシートSTが少なくなっても(すなわちシート包装体100の重量が軽くなっても)、シートSTを取り出す際に包装袋10ごと持ちあがること(以下、包装袋10の持ち上がりという)を防ぐことができる(図4参照)。
また、本実施形態では、スリット21の両端部21a、21aに、第2方向(Y方向)においてスリット21よりも幅広の開口部22を形成することにより、第1方向(X方向)における取出口20の長さL2(取出口の形成エリア)を短くしても、包装袋の持ち上がりを防ぎながら、さらにシートの落ち込みを防ぐことができる(図4参照)。
さらに、本実施形態では、取出口20においてスリット21の幅W2より大きい幅W3を有する開口部22が設けられているため、包装袋10の上面11に形成された取出口20からシート包装体100の内部の状態を目視することができる。これにより、シート包装体100のようにシートSTが包装袋10に収容されている場合でも、シートSTの残量等を確認することができる(図4参照)。
また、本実施形態のシート包装体100では、第1方向(X方向)にスリット21から離れるにつれて開口部22の幅W3が大きくなることで、取出口20の中央部20a(スリット21)及びその周辺にかかる応力を、緩衝部となる取出口20の端部20b(開口部22)に徐々に逃がす(または散らす)ことができる。また、このような構成では、取出口20の中央部20a(スリット21)等にかかる応力に対して、スリット21の周辺が適度に撓むことができる。これにより、本実施形態のシート包装体100では、シートSTの取出しを容易にしながら、シートSTの落ち込みと、包装袋10の持ち上がりをバランスよく防ぐことができる(図4参照)。
また、本実施形態では、上述のように取出口20に設けられた開口部22が湾曲部22bを有することで、取出口20の端部20bでシートSTがより詰まりにくくなり、取出口20の端部20bとシートSTの擦れをより緩和することができる。また、本実施形態では、取出口20においてこのような湾曲部22bを有する開口部22が形成された部分が摘み代を構成することができる。そのため、本実施形態では、取出口20においてスリット21の少なくとも一方の端部21aに開口部22を設けても、該開口部22に対応する摘み代によって取出口20の開封性の低下を防ぐことができる(図3参照)。
また、本実施形態では、取出口20において開口部22が形成された部分が摘み代を構成する場合、開口部22の湾曲部22bに対応して、摘み代にも湾曲部22bを構成することができる(図3参照)。これにより、取出口20を開封する際に、摘み代の湾曲部22bを摘まむことにより、摘み代が摘みやすくなる。これにより、本実施形態では、取出口20においてスリット21の端部21aと連続する開口部22を設けた場合に、取出口20の開封性を向上させることができる(図4参照)。
また、本実施形態では、開口部22の湾曲部22bが連続する切込みで形成されているため、取出口20を開封する際に、開口部22の湾曲部22bに対応して構成される摘み代の湾曲部22bに手指が掛かり易くなる(図3参照)。そのため、本実施形態では、取出口20においてスリット21の端部21aと連続する開口部22を設けた場合に、取出口20の開封性のさらに向上させることができる。
さらに、本実施形態のシート包装体100では、上述のように取出口20を構成するスリット21と開口部22が、連続するミシン目Mで形成されている。本実施形態では、この連続するミシン目Mを破ることで、スリット21と開口部22が連続する取出口20を簡単に構成することができる(図1〜図4参照)。
図5は、第1実施形態の変形例に係るシート包装体100において、取出口20の一部を拡大した図である。第1実施形態の変形例では、開口部22の湾曲部22bが、タイ部22cを有する切込みTCで形成されている。このタイ部22cを有する切込みTCは、切込みが連続して形成されていない。具体的には、開口部22の湾曲部22bに対応して構成される摘み代の湾曲部22bが、摘み代以外の包装体の上面11とタイ部22cを介して繋がっている(図5参照)。
また、第1実施形態の変形例では、取出口20の開口部22において、湾曲部22bのタイ部22cが、第1方向(X方向)におけるスリット21の延長線上に設けられている。具体的には、湾曲部22bのタイ部22cが、開口部22の湾曲部22bを構成する切込みTCにおいて第1方向(X方向)と重なる部分(摘み代の湾曲部22bの頂部)に設けられている(図5参照)。
上述した第1実施形態のように、開口部22の湾曲部22bが連続する切込みCCで形成されている場合、開口部22の湾曲部22bに対応して構成される摘み代の湾曲部22bがめくれて、シート包装体100の製造時や使用前に取出口20が開封されてしまう可能性がある(図3参照)。これに対して、第1実施形態の変形例では、湾曲部22bを構成する切込みTCがタイ部22cを有するため、このような湾曲部22bのめくれを防ぐことができる(図5参照)。
開口部22の湾曲部22bに対応して構成される摘み代の湾曲部では、第1方向(X方向)と重なる部分(摘み代の湾曲部22bの頂部)が最もめくれ易い。これに対して、第1実施形態の変形例では、湾曲部22bを構成する切込みTCのタイ部22cが、第1方向(X方向)におけるスリット21の延長線上に設けられているため、このような摘み代の湾曲部22bのめくれを防ぐことができる。
なお、切込みTCのタイ部22cは、第1方向(X方向)におけるスリット21の延長線上と重ならない位置(スリット21の延長線上からずれた位置)に設けてもよい。このようにすると、開口部22の湾曲部22bに対応して構成される摘み代の湾曲部に手指が掛かりやすくなるため、切込みTCがタイ部22cを有する場合でも、取出口20の開封性が向上する。
図6は、第2実施形態に係るシート包装体100を、高さ方向の上方から見た図である。図7は、図6に示すシート包装体において、取出口の一部を拡大した図である。第2実施形態のシート包装体100では、第2実施形態では、取出口20を構成するスリット21と開口部22とがミシン目Mで囲まれている。すなわち、取出口20は、連続するミシン目Mで閉じられた範囲に形成され、この範囲にスリット21と開口部22が配置されている。
具体的には、開口部22とともにミシン目Mで囲まれたスリット21が、第2方向(Y方向)に幅W2を有する(図6参照)。なお、スリット21の幅W2は、シートSTの寸法(幅W1)の1%以上であることが好ましい。そして、スリット21とともにミシン目Mで囲まれた開口部22は、幅W2よりも大きい幅W3を持ってスリット21の端部21aと連続している(図7参照)。
第2実施形態に係るシート包装体100では、取出口20を構成するスリット21と開口部22が、連続するミシン目Mで囲まれているため、このようなミシン目Mを破ることで、取出口20に対して1つの摘み代を構成することができる。これにより、第2実施形態では、取出口20の開封後に複数の破断片が発生するのを防ぐことができる。また、取出口20に対して1つの摘み代を摘まむだけで取出口20を開封することができるため、取出口20の開封が容易である(図6、図7参照)。
また、第2実施形態では、スリット21がこのような第2方向(Y方向)に幅W2の寸法を有する取出口20の一部を構成することで、開封された取出口20(OP)がさらに開け易くなる。このため、第2実施形態によれば、取出口OPからのシートSTの取出し(包装袋10に収容されたシートST(シート積層体SL)の最初の1枚目を取り出すこと等)がさらに容易になる。
また、第2実施形態では、使用時に取出口20(OP)からシートSTを取り出す(または引き抜く)際に取出口20の(スリット21)にかかる摩擦力(または抵抗力)が低減する。このため、第2実施形態によれば、使用中に残りのシートSTが少なくなっても、包装袋10の持ち上がりを高い精度で防ぐことができる。
また、第2実施形態では、上述のように、取出口20における開口部22の幅W3がスリット21の幅W2より大きい。すなわち、取出口20において開口部22が形成される部分に、取出口20の中央部20aに対して端部20bが幅広となる摘み代を構成することができる。これにより、第2実施形態では、取出口20においてスリット21の端部21aに開口部22を設けても、開口部22に対応する摘み代を摘んで取出口20を開封することにより、取出口20を容易に開封することができる。
以下、本発明について、さらに実施例を用いて具体的に説明する。実施例、比較例の評価は、以下の試験により行った。
[シート包装体(試験体)]
試験体として、複数枚のシートSTが積層されたシート積層体SLが包装袋10に包装されたシート包装体100を用意した(図1、図8参照)。シート積層体SLは、シートSTが交互に折り畳まれてポップアップ式に1組ずつ引き出せるように積層されたティシューペーパー(坪量:10.7g/m、紙厚:110μm、プライ数:2プライ、組数:150組(300枚)、寸法:嵩(高さ)約40mm、幅L1(横)約179mm、幅W1(縦)約101mm)を用いた。また、シート積層体SLは、積層方向(SD方向)がシート包装体100の高さ方向(Z方向)となるように包装袋10に収容した(図1、図8参照)。また、包装袋10の材質は、厚み50μmのポリエチレン(PE)を用いた。包装袋10の包装形態は、シート包装体100の両側面15、16をキャラメル包装で封止した(シール部30、40を形成した)。シート包装体100を構成する包装袋10の寸法は、長手方向(X方向)に約181mm、奥行方向(Y方向)に約101mm、高さ方向(Z方向)に約40mmとした。また、包装袋10の上面11に第1方向(X方向)に延びる取出口20(ミシン目M)を形成した。
[引き出し抵抗値]
シート包装体100の引き出し抵抗値を確認した。引き出し抵抗値の確認では、上述の試験体(シート包装体100)を平坦な載置面上に置き、包装袋10の取出口20(OP)から1組目のティシュペーパー(シートST)を半分程度引出し、引き出したシートSTの上方側の先端(シート包装体100の長手方向(X方向)における中央部分)を目玉クリップ(コクヨ株式会社製、「クリ−17」)で挟んだ。目玉クリップの持ち手部分の一方の穴にプッシュプルゲージ(株式会社イマダ製、型番:Z2−20)のフックを通し、0.4〜0.6秒の時間をかけて一定速度で、包装袋10の上面11に対して垂直方向(Z方向)にティシュペーパーを引き出した時の抵抗力(単位:gf)を測定した。なお、引き出し抵抗値の評価基準は、引き出した時の抵抗力が200gf以下の場合は良好(シートSTが取り出しやすい)ものとし、200gfを超えた場合は良好でない(シートSTが取り出しにくい)ものとした。
[取出性(初期)]
シート包装体100の初期の取出性を確認した。取出性(初期)の確認では、シート包装体100の包装袋10に収容されたシート積層体SLから、包装袋10の開封された取出口20(OP)を通じてシート積層体SLの最初の1枚目のシートSTを取り出すとき取出しやすさを評価した。取出性(初期)の評価は、以下の基準で行った。なお、取出性(初期)の評価が3以上の場合は良好である(シートSTが取り出しやすい)ものとし、3未満の場合は良好でない(シートSTが取り出しにくい)ものとした。
5:最初の1組目がとてもつまみやすい
4:最初の1組目がつまみやすい
3:最初の1組目がつまめる
2:最初の1組目がつまめるがつまみにくい
1:最初の1組目がつまめるがとてもつまみにくい
[非落ち込み性]
シート包装体100の包装袋10に収容されたシートSTの非落ち込み性を確認した。非落ち込み性の確認では、包装袋10の取出口20を通してシート積層体SLからシートSTを引き出したときに、シートSTが包装袋10内に落ち込まないか(非落ち込み性)を評価した。非落ち込み性の評価は、以下の基準で行った。なお、非落ち込み性の評価が3以上の場合は良好である(シートSTが落ち込みにくい)ものとし、3未満の場合は良好でない(シートSTが落ち込みやすい)ものとした。
5:シートSTの落ち込みがない
4:シートSTの落ち込みが1回以上3回以下
3:シートSTの落ち込みが4回以上6回以下
2:シートSTの落ち込みが7回以上9回以下
1:シートSTの落ち込みが10回以上
[非持ち上がり性]
シート包装体100のシートSTが収容された包装袋10の非持ち上がり性を確認した。非持ち上がり性の確認では、シート包装体100の取出口20を通してシート積層体SLからシートSTを引き出したときに、包装袋10が持ち上がらないか(非持ち上がり性)を評価した。非持ち上がり性の評価は、以下の基準で行った。なお、非持ち上がり性の評価が3以上の場合は良好である(シートSTが持ち上がりにくい)ものとし、3未満の場合は良好でない(シートSTが持ち上がりやすい)ものとした。
5:包装袋10の持ち上がりがない
4:シートSTが残り1組以上3組以下で包装袋10の持ち上がりがある
3:シートSTが残り4組以上6組以下で包装袋10の持ち上がりがある
2:シートSTが残り7組以上9組以下で包装袋10の持ち上がりがある
1:シートSTが残り10組以上で包装袋10の持ち上がりがある
[開封性]
シート包装体100の包装袋10の開封性を確認した。開封性の確認では、取出口20の端部20b(摘み代)を摘んで第1方向(X方向)にミシン目Mを破いたときの、開封のしやすさを評価した。開封性の評価は、以下の基準で行った。なお、開封性の評価が3以上の場合は良好である(取出口20が開封しやすい)ものとし、3未満の場合は良好でない(取出口20が開封しにくい)ものとした。
5:取出口20の端部20b(摘み代)に手指が簡単に掛けられ、開封後の破断片が1つである
4:取出口20の端部20b(摘み代)に手指が掛けられ、開封後の破断片が1つである
3:取出口20の端部20b(摘み代)に手指が掛けられるが、開封後の破断片が2つである
2:取出口20の端部20b(摘み代)に手指が掛けにくい
1:取出口20の端部20b(摘み代)に手指が掛けられない
以下、実施例及び比較例について、説明する。
[実施例1]
シート包装体100において、取出口20に、第1方向(X方向)に延びるスリット21と、スリット21の両端部21a(両端)とそれぞれ連続する開口部22(開口)を設けた。第2方向(Y方向)において、開口部22の幅W3は、スリット21の幅W2より大きくした。取出口20のスリット21の形状を直線とし、開口部22の形状をそれぞれ扇形とした。取出口20の寸法は、第1方向(X方向)の長さL2を約134mmとした。また、スリット21の寸法は、第1方向(X方向)の長さL3を約114mmとし、第2方向(Y方向)の幅W2を約0.5mmとした。さらに、開口部22の寸法は、それぞれ第1方向(X方向)の長さを10mmとし、第2方向(Y方向)の幅W3を最大で約15.5mmとした。なお、シートSTの長さL1に対する取出口20の長さL2の割合は約75%である(図1、図2参照)。この試験体について、引き出し抵抗、取出性(初期)、非落ち込み性、および非持ち上がり性を評価した。結果を表1に示す。
[実施例2]
シート包装体100において、取出口20の寸法として第1方向(X方向)の長さL2を約116mmとし、スリット21の寸法として第1方向(X方向)の長さL3を約96mmとし、シートSTの長さL1に対する取出口20の長さL2の割合を約65%とした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例3]
シート包装体100において、図6、図7に示すように、取出口20のスリット21の形状を細長い長方形とし、開口部22を扇形とし、スリット21の寸法として第1方向(X方向)の長さL3を約67mmとし、第2方向(Y方向)の幅W2を約5mmとし、開口部22の寸法としてそれぞれ第1方向(X方向)の長さを約67mmとし、第2方向(Y方向)の幅W3を最大で約15.5mmとし、開口部22の湾曲部22bを連続する切込みCCで形成した以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例4]
シート包装体100において、取出口20の寸法として第1方向(X方向)の長さL2を約116mmとし、スリット21の寸法として第1方向(X方向)の長さL3を約49mmとし、シートSTの長さL1に対する取出口20の長さL2の割合を約65%とした以外は、実施例3と同様に評価した。結果を表1に示す。
[実施例5]
シート包装体100において、図5に示すように、開口部22の湾曲部22bを、タイ部22cを有する切込みTCで形成し、約0.5mmのタイ部22c(湾曲部タイ)を第1方向(X方向)と重なる部分(摘み代の湾曲部22bの頂部)に設けた以外は、実施例3と同様に評価した。結果を表1に示す。
[比較例1]
シート包装体100において、図8に示すように、直線状の取出口20にスリット21のみ形成し(開口部22を形成せず)、取出口20(スリット21)の寸法として第1方向(X方向)の長さを約134mmとし、第2方向(Y方向)の幅を約0.5mmとした以外は、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
[参考例1]
シート包装体100において、取出口20(スリット21)の寸法として第2方向(Y方向)の幅を約5mmとした以外は、比較例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
Figure 2020110835
表1より、包装袋10の上面11に形成された取出口20が、スリット21の両端部21aとそれぞれ連続する開口部22とを有し、第2方向(Y方向)における開口部22の幅W3がスリット21の幅W2より大きいシート包装体100は、引き出し抵抗、取出性(初期)、非落ち込み性、非持ち上がり性、及び開封性がいずれも良好であった(実施例1〜5)。
一方、シート包装体100において、取出口20に第2方向(Y方向)の幅が約0.5mmのスリット21のみ形成した(開口部22を形成しなかった)シート包装体100では、引き出し抵抗、取出性(初期)、非落ち込み性、非持ち上がり性、開封性がいずれも良好でなかった(比較例1)。
また、シート包装体100において、取出口20に第2方向(Y方向)の幅が約5mmのスリット21のみ形成した(スリット21の端部21aにスリット21よりも幅広の開口部22を形成しなかった)シート包装体100では、開封性が良好でなかった(参考例1)。
また、スリット21の端部21aにスリット21よりも幅広の開口部22を形成することにより、第1方向(X方向)における取出口20の長さL2(取出口20の形成エリア)を短くしても(第1方向(X方向)における包装袋10の長さL1に対する取出口20の長さL2の割合が約75%から約65%になっても)、非持ち上がり性をほぼ維持しながら、非落ち込み性が向上した(実施例2、実施例4)。
さらに、開口部22の湾曲部22bを、タイ部22cを有する切込みTCで形成することで、湾曲部22bのめくれ(シート包装体100の製造時や使用前に取出口20が開封されること)を防ぐことができる(実施例5)。
これらの結果から、包装袋の上面に形成された取出口が、第1方向に延びるスリットと、スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部とを有し、第1方向と交差する第2方向において、開口部の幅がスリットの幅より大きいシート包装体は、シートの取出しおよび取出口の開封に優れることが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
以下、本発明の好ましい態様を付記する。
本発明に係る第1の態様は、積層された複数枚のシートと、前記シートが収容された包装袋と、前記包装袋の上面に形成され、前記シートが引き出される取出口とを有し、前記取出口は、第1方向に延びるスリットと、前記スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部とを有し、前記第1方向と交差する第2方向において、前記開口部の幅が前記スリットの幅より大きい、シート包装体である。
本明細書において、スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部とは、開口部がスリットの両端部のうちいずれか一方の端部に設けられて該一方の端部と連続する場合、または開口部がスリットの両端部に設けられて各端部と連続する場合を示す。また、取出口を構成するスリット及び開口部の各幅は、いずれも第1方向と交差する第2方向の幅を示す。
第1の態様では、包装袋の上面に形成された取出口に、スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部が、スリットの幅より大きな幅を持って設けられている。そのため、包装袋内から薄葉紙(シート)を引き出す際に、シートが取出口に引っかかりにくく、またシートが破れにくい。
特に、取出口がスリットのみで構成された従来のシート包装体では、取出口が狭いため、シートが取出口の端部に詰まったり、シートが取出口の端部と擦れる傾向がある。これに対して、第1の態様では、包装袋の上面に形成された取出口の中央部(スリット)に対して少なくとも一方の端部(開口部)が幅広となるため、取出口が狭くても、シートが取出口の端部に詰まりにくく、取出口の端部とシートの擦れを緩和することができる。そのため、第1の態様では、シートを引き出す際に、取出口の端部にシートが引っかかったり、シートが破れたりするのを防ぐことができる。
また、第1の態様では、スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部が、取出口における緩衝部を構成することができる。これにより、開封された取出口のスリットを指先で開ける際に、取出口及びその周辺にかかる応力を開口部(緩衝部)に逃がす(または散らす)ことができる。そのため、第1の態様では、開封されたスリットが指先で開け易くなり、包装袋内からのシートの取出し(包装袋に収容されたシートの最初の1枚目を取り出すこと等)が容易になる。
また、第1の態様では、スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部(緩衝部)が存在することで、使用時に取出口の中央部(スリット)に保持されたシートの自重に対して、スリットの周辺が撓む(またはシートの自重に追従してスリットが変形する)ことができる。これにより、第1の態様では、取出口におけるシートの保持力が維持され、使用中にシートが包装袋内に落ち込むこと(以下、シートの落ち込みという)を防ぐことができる。
また、第1の態様では、上述のように、取出口の端部とシートとの擦れが緩和されることで、使用時にシート包装体の取出口の端部が破れにくくなる。このような観点からも、取出口におけるシートの保持力の低下が抑制されるため、使用中にシートが包装袋内に落ち込むこと(以下、シートの落ち込みという)を防ぐことができる。
また、第1の態様では、使用時に取出口のスリットからシートを取り出す(または引き出す)際にスリットにかかる摩擦力(または抵抗力)を、開口部(緩衝部)に逃がす(または散らす)ことができる。これにより、第1の態様では、使用中に残りのシートが少なくなっても(すなわちシート包装体の重量が軽くなっても)、シートを取り出す際に包装袋ごと持ちあがること(以下、包装袋の持ち上がりという)を防ぐことができる。
また、第1の態様では、スリットの少なくとも一方の端部にスリットよりも幅広の開口部を形成することにより、第1方向における取出口の長さ(取出口の形成エリア)を短くしても、包装袋の持ち上がりを防ぎながら、さらにシートの落ち込みを防ぐことができる。
さらに、第1の態様では、取出口においてスリットの幅より大きい幅を有する開口部が設けられているため、包装袋の上面に形成された取出口からシート包装体の内部の状態を目視することができる。これにより、シート包装体のようにシートが包装袋に収容されている場合でも、シートの残量等を確認することができる。
本発明に係る第2の態様は、前記開口部の幅は、前記第1方向に前記スリットから離れるにつれて大きくなる、シート包装体である。本明細書において、第1方向にスリットから離れるにつれて開口部の幅が大きくなることは、包装袋の上面に形成された取出口が、取出口の中央部(スリット)側から取出口の端部(開口部)側に向かって徐々に幅広となることを示す。
第2の態様では、第1方向にスリットから離れるにつれて開口部の幅が大きくなることで、取出口の中央部(スリット)及びその周辺にかかる応力を、緩衝部となる取出口の端部(開口部)に徐々に逃がす(または散らす)ことができる。また、取出口の中央部(スリット)等にかかる応力に対して、スリットの周辺が適度に撓むことができる。これにより、第2の態様では、シートの取出しを容易にしながら、シートの落ち込みと、包装袋の持ち上がりをバランスよく防ぐことができる。
本発明に係る第3の態様は、前記開口部は、前記第1方向において、前記スリットから離れる方向に凸となる湾曲部を有する、シート包装体である。本明細書において、スリットから離れる方向に凸となる湾曲部は、包装袋の上面に形成された取出口において、開口部が設けられた取出口の端部が、取出口の中央部(スリット)側から取出口の端部(開口部)側に向かって凸状に湾曲していることを示す。
第3の態様では、取出口に設けられた開口部がこのような湾曲部を有することで、取出口の端部でシートがより詰まりにくくなり、取出口の端部とシートの擦れをより緩和することができる。また、第3の態様では、取出口においてこのような湾曲部を有する開口部が形成された部分が摘み代を構成することができる。これにより、第3の態様では、取出口においてスリットの少なくとも一方の端部に開口部を設けても、該開口部に対応する摘み代によって取出口の開封性の低下を防ぐことができる。
また、第3の態様では、取出口において開口部が形成された部分が摘み代を構成する場合、開口部の湾曲部に対応して、摘み代にも湾曲部を構成することができる。これにより、取出口を開封する際に、摘み代の湾曲部を摘まむことにより、摘み代が摘みやすくになる。これにより、第3の態様では、取出口においてスリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部を設けた場合に、取出口の開封性を向上させることができる。
本発明に係る第4の態様は、前記湾曲部は、連続する切込みで形成されている、シート包装体である。本明細書において、連続する切込みとは、湾曲部がカット部のみで形成されタイ部がないことを示す。
第4の態様では、開口部の湾曲部が連続する切込みで形成されているため、取出口を開封する際に、開口部の湾曲部に対応して構成される摘み代の湾曲部に手指が掛かり易くなる。そのため、第4の態様では、取出口においてスリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部を設けた場合に、取出口の開封性をさらに向上させることができる。
本発明に係る第5の態様は、前記湾曲部は、タイ部を有する切込みで形成されている、シート包装体である。本明細書において、タイ部を有する切込みとは、切込みが連続して形成されておらず、開口部の湾曲部に対応して構成される摘み代の湾曲部が、摘み代以外の包装体の上面とタイ部を介して繋がっていることを示す。
上述した第4の態様のように、開口部の湾曲部が連続する切込みで形成されている場合、開口部の湾曲部に対応して構成される摘み代の湾曲部がめくれて、シート包装体の製造時や使用前に取出口が開封されてしまう可能性がある。これに対して、第5の態様では、湾曲部を構成する切込みがタイ部を有するため、このような湾曲部のめくれを防ぐことができる。
本発明に係る第6の態様は、前記タイ部は、前記第1方向における前記スリットの延長線上に設けられている、シート包装体である。本明細書において、第1方向における前記スリットの延長線上とは、開口部の湾曲部を構成する切込みにおいて第1方向と重なる部分(摘み代の湾曲部の頂部)と重なる位置を示す。
開口部の湾曲部に対応して構成される摘み代の湾曲部では、第1方向と重なる部分(摘み代の湾曲部の頂部)が最もめくれ易い。これに対して、第6の態様では、湾曲部を構成する切込みのタイ部が、第1方向におけるスリットの延長線上に設けられているため、このような湾曲部のめくれを防ぐことができる。
なお、切込みのタイ部は、第1方向におけるスリットの延長線上と重ならない位置(スリットの延長線上からずれた位置)に設けてもよい。このようにすると、開口部の湾曲部に対応して構成される摘み代の湾曲部に手指が掛かりやすくなるため、切込みがタイ部を有する場合でも、取出口の開封性が向上する。
本発明に係る第7の態様は、前記スリットと前記開口部とが連続するミシン目で形成されている、シート包装体である。本明細書において、連続するミシン目とは、ミシン目を構成するカット部とタイ部が交互に配置されていることを示す。
第7の態様では、取出口を構成するスリットと開口部が、連続するミシン目で形成されているため、このようなミシン目を破ることでスリットと開口部が連続する取出口を簡単に構成することができる。
本発明に係る第8の態様は、前記スリットと前記開口部とが前記ミシン目で囲まれている、シート包装体である。本明細書において、ミシン目で囲まれているとは、連続するミシン目で閉じられた範囲に取出口のスリットと開口部が存在することを意味する。
第8の態様では、取出口を構成するスリットと開口部が、連続するミシン目で囲まれているため、このようなミシン目を破ることで、取出口に対して1つの摘み代を構成することができる。これにより、第8の態様では、取出口の開封後に複数の破断片が発生するのを防ぐことができる。また、取出口に対して1つの摘み代を摘まむだけで取出口を開封することができるため、取出口の開封が容易である。
また、第8の態様では、取出口における開口部の幅がスリットの幅より大きいため、取出口において開口部が形成される部分に、取出口の中央部に対して少なくとも一方の端部が幅広となる摘み代を構成することができる。そのため、第8の態様では、取出口においてスリットの少なくとも一方の端部に開口部を設けても、開口部に対応する摘み代を摘んで取出口を開封することにより取出口の開封性の低下を防ぐことができる。
本出願は、2018年11月29日に出願された日本国特許出願2018−223499号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容をここに援用する。
100 シート包装体
ST シート(衛生薄葉紙)
SL シート積層体
10 包装袋
11 上面
11a 中央
11b 端部
12 下面
13 正面
14 背面
15 側面
16 側面
20 取出口
21 スリット
21a 端部
22 開口部
22a 傾斜部
22b 湾曲部
22c タイ部
30 シール部
40 シール部

Claims (8)

  1. 積層された複数枚のシートと、
    前記シートが収容された包装袋と、
    前記包装袋の上面に形成され、前記シートが引き出される取出口とを有し、
    前記取出口は、
    第1方向に延びるスリットと、
    前記スリットの少なくとも一方の端部と連続する開口部とを有し、
    前記第1方向と交差する第2方向において、前記開口部の幅が前記スリットの幅より大きい、シート包装体。
  2. 前記開口部の幅は、前記第1方向に前記スリットから離れるにつれて大きくなる、請求項1に記載のシート包装体。
  3. 前記開口部は、前記第1方向において、前記スリットから離れる方向に凸となる湾曲部を有する、請求項1または2に記載のシート包装体。
  4. 前湾曲部は、連続する切込みで形成されている、請求項3に記載のシート包装体。
  5. 前記湾曲部は、タイ部を有する切込みで形成されている、請求項3に記載のシート包装体。
  6. 前記タイ部は、前記第1方向における前記スリットの延長線上に設けられている、請求項5に記載のシート包装体。
  7. 前記スリットと前記開口部とが連続するミシン目で形成されている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート包装体。
  8. 前記スリットと前記開口部とが前記ミシン目で囲まれている、請求項7に記載のシート包装体。
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