JP2020136932A - 撮像装置、撮像方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法およびプログラム Download PDF

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恵二 国重
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Abstract

【課題】撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができる撮像装置、撮像方法およびプログラムを提供する。【解決手段】撮像装置100は、ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号と、タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号と、を出力するタッチ操作部121aと、タッチ操作部121aから第1の信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成する画像データを第1の記憶方式によってメモリ110に順次記憶し、かつ、タッチ操作部121aから第2の信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成する画像データを第2の記憶方式によってメモリ110に記憶するシステム制御部129と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、被写体を撮像することによって画像データを生成する撮像装置、撮像方法およびプログラムに関する。
デジタルカメラ等の撮像装置において、表示モニタの表示領域上にタッチ操作部121aを設け、1回目のタッチ操作で順次撮影することによって生成された複数の画像データをバッファに順次記録するバッファリングを開始し、2回目のタッチ操作から所定時間経過後にバッファリングを終了することによって記録を停止する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2015−192335号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、タッチ操作した後に、再度、タッチ操作しなければならないため、撮影継続中であるにも関わらず、タッチ操作による振動が撮像装置に加わることで、撮影画像にブレが生じてしまうという問題点があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができる撮像装置、撮像方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る撮像装置は、被写界を連続的に撮像することによって画像データを順次生成する撮像部と、前記撮像部によって生成された前記画像データを順次記憶するメモリと、ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号と、前記タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号と、を出力するタッチ操作部と、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合、前記撮像部が順次生成する前記画像データを第1の記憶方式によって前記メモリに順次記憶し、かつ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力された場合、前記撮像部が順次生成する前記画像データを第2の記憶方式によって前記メモリに記憶する制御部と、を備える。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記メモリは、少なくとも、第1の記憶領域と、第2の記憶領域と、を有し、前記制御部は、前記第1の記憶領域に前記第1の記憶方式による前記画像データを順次記憶し、前記第2の記憶領域に前記第2の記憶方式による前記画像データを順次記憶する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記制御部は、前記第1の記憶方式によって前記第1の記憶領域に前記画像データを記憶する場合において、前記第1の記憶領域の空き領域が満杯となったとき、前記第1の記憶領域に記憶された最も古い前記画像データから順次空き領域として開放することによって最新の前記画像データを記憶できるようにし、前記第2の記憶方式によって前記第2の記憶領域に前記画像データを記憶する場合、前記第2の記憶領域の空き領域が満杯となるまで前記画像データを記憶する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記制御部は、前記第1の記憶領域に空き領域がある場合において、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されたとき、前記第2の記憶領域に前記画像データを順次記憶した後に、前記第1の記憶領域の空き領域に前記画像データを順次記憶する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記制御部は、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に前記画像データが記憶されている場合、当該撮像装置に挿脱することができる記録媒体に対して、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に記憶された前記画像データを順次記録し、かつ、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に記憶された全ての前記画像データが前記記録媒体に記録された場合、前記画像データを前記メモリから削除する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記画像データに対応する画像を表示する表示部をさらに備え、前記タッチ操作部は、前記表示部の表示領域上に重畳することによって設けられ、ユーザが指をタッチしたタッチ位置から離した場合、前記第2の信号を出力する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記撮像部は、2次元マトリクス状に配置された複数の画素を含み、有効領域の全画素の画像信号を前記画像データとして出力する第1の駆動モードと、前記有効領域における所定の画素列を間引きすることによって前記第1の駆動モードによって出力する前記画像データよりも画素数が少ない前記画像データを出力する第2の駆動モードと、を有し、前記制御部は、少なくとも前記第1の信号および前記第2の信号のいずれか一方が前記タッチ操作部から入力された場合、前記撮像部を前記第1の駆動モードによって駆動する一方、前記タッチ操作部から前記第1の信号および前記第2の信号が入力されていない場合、前記撮像部を前記第2の駆動モードによって駆動する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、計時することによって予め設定された時間になった場合、完了信号を出力する計時部をさらに備え、前記制御部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合において、前記計時部に計時を開始させ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されるよりも前に前記計時部から前記完了信号が入力されたとき、前記第2の記憶領域に前記第2の記憶方式によって前記画像データを順次記憶する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、計時することによって予め設定された時間になった場合、完了信号を出力する計時部をさらに備え、前記制御部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合において、前記計時部に計時を開始させ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されるよりも前に前記計時部から前記完了信号が入力されたとき、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域の各々に記憶した前記画像データを削除する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、画像取り込み回数を計数し、前記画像取り込み回数が予め設定された回数になった場合、完了信号を出力する計数部をさらに備え、前記制御部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合において、前記計数部に計数を開始させ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されるよりも前に前記計数部から前記完了信号が入力されたとき、前記第2の記憶領域に前記第2の記憶方式によって前記画像データを順次記憶、または削除する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後の前記タッチ操作によるタッチ位置を示す位置信号を順次出力し、前記制御部は、前記タッチ操作部から順次入力される前記位置信号に基づいて、前記タッチ位置が時間の経過とともに前記タッチ操作部による検出領域外へ移動した場合、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域の各々に記憶した前記画像データを削除する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後のスライド操作に応じて、前記撮像部による撮影パラメータの変更を指示する変更信号を出力し、前記制御部は、前記変更信号に基づいて、前記撮影パラメータを変更する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記制御部は、前記メモリに記憶する前記画像データの記憶間隔を変更することによって前記撮影パラメータを擬似的に変更する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後のスライド操作に応じて、前記第1の記憶領域および前記第1の記憶領域の各々に記憶する前記画像データの割合の変更を指示する変更信号を出力し、前記制御部は、前記変更信号に基づいて、前記第1の記憶領域および前記第1の記憶領域の各々に記憶する前記画像データの割合を変更する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後のスライド操作に応じて、前記メモリに記憶された複数の前記画像データを記録媒体に記録する複数の記録方式のいずれか指示する指示信号を出力し、前記制御部は、前記指示信号に基づいて、前記メモリに記憶された複数の前記画像データを前記指示信号に応じた記録方式によって前記記録媒体に記録する。
また、本開示に係る撮像方法は、被写界を連続的に撮像することによって画像データを順次生成し、ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号を出力し、前記第1の信号が入力された場合、前記画像データを第1の記憶方式によってメモリに順次記憶し、前記タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号を出力し、前記第2の信号が入力された場合、前記画像データを第2の記憶方式によって前記メモリに記憶する。
また、本開示に係るプログラムは、撮像装置が実行するプログラムであって、被写界を連続的に撮像することによって画像データを順次生成し、ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号を出力し、前記第1の信号が入力された場合、前記画像データを第1の記憶方式によってメモリに順次記憶し、前記タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号を出力し、前記第2の信号が入力された場合、前記画像データを第2の記憶方式によって前記メモリに記憶する。
本開示によれば、撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図2Aは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Bは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Cは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Dは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Eは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Fは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Gは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Hは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図2Iは、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図3Aは、実施の形態1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図3Bは、実施の形態1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図3Cは、実施の形態1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図3Dは、実施の形態1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図3Eは、実施の形態1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図4は、実施の形態1に係る撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図5は、実施の形態1に係るProCap準備処理の概要を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態1に係る撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1に係る撮影状態処理の概要を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1に係る撮影データ記録処理の概要を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1に係るタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態1の変形例1に係る撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態1の変形例1に係るタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態1の変形例2に係る撮影データ記録処理の概要を示すフローチャートである。 図13Aは、実施の形態2に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図13Bは、実施の形態2に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図13Cは、実施の形態2に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図14Aは、実施の形態2に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図14Bは、実施の形態2に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図14Cは、実施の形態2に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図15は、実施の形態2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態2に係るスピード変更処理の概要を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態2に係る撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。 図18Aは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。 図18Bは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。 図18Cは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。 図18Dは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。 図18Eは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。 図18Fは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。 図18Gは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。 図19Aは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図19Bは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図19Cは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図19Dは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図19Eは、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が画像データをメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図20は、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。 図21は、実施の形態2の変形例1に係る枚数割り振り変更処理の概要を示すフローチャートである。 図22は、実施の形態2の変形例1に係る撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。 図23は、実施の形態2の変形例1に係る撮影状態処理の概要を示すフローチャートである。 図24Aは、実施の形態2の変形例2に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図24Bは、実施の形態2の変形例2に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図25は、実施の形態2の変形例2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。 図26は、実施の形態2の変形例2に係る記録形式切換処理の概要を示すフローチャートである。 図27は、実施の形態2の変形例2に係る撮影データ記録処理の概要を示すフローチャートである。 図28Aは、実施の形態1,2に係る変形例1に係る撮像装置がメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図28Bは、実施の形態1,2に係る変形例1に係る撮像装置がメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図28Cは、実施の形態1,2に係る変形例1に係る撮像装置がメモリに記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。 図29Aは、実施の形態1,2の変形例2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を示す図である。 図29Bは、実施の形態1,2の変形例2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を示す図である。 図29Cは、実施の形態1,2の変形例2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を示す図である。 図30は、実施の形態1,2の変形例3に係る撮像装置の概略構成を示す図である。 図31は、実施の形態1,2の変形例3に係る撮像装置の装着状態を模式的に示す図である。
以下、本開示を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものでない。さらに、以下の説明では、タッチ操作部121aを備えた撮像装置を例に説明するが、撮像装置以外にも、携帯電話、カムコーダ、撮影機能付きICレコーダ、ビデオマイクロスコープや生物顕微鏡等の顕微鏡、工業用または医療用の内視鏡、タブレット型端末装置およびパーソナルコンピュータ等のタッチパネルやタッチパッド等のタッチ操作部を備える装置に適用することができる。
(実施の形態1)
〔撮像装置の構成〕
図1は、実施の形態1に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示す撮像装置100は、被写界を撮像することによって画像データを生成する。撮像装置100は、光学系101と、レンズ制御部102と、絞り103と、絞り制御部104と、シャッタ105と、シャッタ制御部106と、撮像素子107と、撮像制御部108と、A/D変換部109と、メモリ110と、画像処理部111と、露出制御部112と、AF処理部113と、不揮発性メモリ114と、第1の外部メモリ115と、第2の外部メモリ116と、表示部117と、接眼表示部118と、接眼検出部119と、外部インターフェース120と、操作部121と、電源部122と、電源制御部123と、フラッシュ発光部124と、フラッシュ充電部125と、フラッシュ制御部126と、メモリコントローラ127と、計時部128と、システム制御部129と、を備える。
光学系101は、被写体像を撮像素子107の受光面に結像する。光学系101は、1または複数のレンズおよび、これらのレンズを光軸方向に沿って移動させるステッピングモータやボイスコイルモータ等の駆動部を用いて構成される。光学系101は、レンズ制御部102の制御のもと、光軸方向に沿って移動することによってピント位置および焦点距離(画角)を変更する。なお、図1では、光学系101が撮像装置100と一体的に形成されているが、例えば撮像装置100に対して着脱自在であってもよいし、例えば無線通信によって接続できるようになっていてもよい。また、光学系101の外周側に、ピント位置を調整するピントリング、焦点距離を変更するズームリングおよび所定の操作の機能を割り当てることができるファンクションボタンやコントロールリング等を設けてもよい。
レンズ制御部102は、光学系101に電圧を印加する駆動ドライバや制御回路を用いて構成される。レンズ制御部102は、システム制御部129の制御のもと、光学系101に電圧を印加することによって光学系101を光軸方向に移動させて光学系101のピント位置や画角を変更させる。
絞り103は、絞り制御部104の制御のもと、光学系101が集光した光の入射光量を制限することで露出の調整を行う。
絞り制御部104は、絞り103に電圧を印加する駆動ドライバや制御回路を用いて構成される。絞り制御部104は、システム制御部129の制御のもと、絞り103に電圧を印加することによって絞り103のF値を制御する。
シャッタ105は、シャッタ制御部106の制御のもと、撮像素子107の状態を露光状態または遮光状態に切り替える。シャッタ105は、例えばフォーカルプレーンシャッタおよび駆動モータ等を用いて構成される。
シャッタ制御部106は、シャッタ105に電圧を印加する駆動ドライバや制御回路を用いて構成される。シャッタ制御部106は、システム制御部129の制御のもと、シャッタ105に電圧を印加することによってシャッタ105を駆動する。
撮像素子107は、撮像制御部108の制御のもと、光学系101が集光した被写体像を受光して光電変換を行うことによって画像データ(RAWデータ)を生成し、この画像データをA/D変換部109へ出力する。撮像素子107は、複数の画素が2次元マトリクス状に配置され、各画素が画像信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを用いて構成される。また、撮像素子107は、撮像制御部108の制御のもと、光学系101が集光した被写体を連続的に受光して時間的に連続する画像データを順次生成し、この順次生成した画像データをA/D変換部109へ出力する。さらに、撮像素子107は、第1の駆動モードと、第2の駆動モードと、を有する。ここで、第1の駆動モードとは、撮像素子107の有効領域の全画素から画像信号を読み出すことによって生成した画像データを出力するモードである。また、第2の駆動モードとは、撮像素子107の有効領域から所定の画素列から画素信号を読み出すことによって画像データ(データ量が少ない画像データ)を出力するモードである。なお、実施の形態1では、撮像素子107が撮像部として機能する。また、撮像素子107の画素に、AF検出用の位相差画素を用いてもよい。
撮像制御部108は、システム制御部129の制御のもと、撮像素子107の撮影タイミングを制御するタイミングジェネレータ等を用いて構成される。撮像制御部108は、撮像素子107を所定のタイミングで撮影させる。また、撮像制御部108は、システム制御部129の制御のもと、撮像素子107を第1の駆動モードまたは第2の駆動モードに切り替える。
A/D変換部109は、撮像素子107から入力されたアナログの画像データに対して、A/D変換を行うことによってデジタルの画像データに変換し、このデジタルの画像データをメモリ110へ出力する。A/D変換部109は、例えばA/D変換回路等を用いて構成される。
メモリ110は、VRAM(Video Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のフレームメモリやバッファメモリを用いて構成される。メモリ110は、A/D変換部109から入力された画像データおよび画像処理部111が画像処理を施した画像データを一時的に記憶するとともに、記憶した画像データを画像処理部111またはシステム制御部129へ出力する。また、メモリ110は、第1の記憶領域と、第2の記憶領域と、を有する。ここで、第1の記憶領域とは、予め設定された枚数の画像データを記憶し、予め設定された枚数を超えた場合、古い画像データを空き領域としてメモリ110として開放するメモリ領域である。また、第2の記憶領域とは、メモリ110から第1の記憶領域分の容量を引いた残りのメモリ領域であり、予め設定された枚数の画像データだけを記憶するメモリ領域でもある。
画像処理部111は、メモリと、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processing)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを有するプロセッサを用いて構成される。画像処理部111は、システム制御部129の制御のもと、メモリ110に記録された画像データを取得し、取得した画像データに対して画像処理を行ってメモリ110またはシステム制御部129へ出力する。ここで、画像処理としては、デモザイキング処理、ゲインアップ処理、ホワイトバランス調整処理、ノイズ低減処理およびRAWデータからJPEG(Joint Photographic Experts Group)データを生成する現像処理等である。
露出制御部112は、システム制御部129を経由して入力された画像データに基づいて、撮像装置100の露出を制御する。具体的には、露出制御部112は、システム制御部129を経由して絞り制御部104およびシャッタ制御部106に撮像装置100の露出が適正露出となるように制御パラメータを出力する。
AF処理部113は、システム制御部129を経由して入力された画像データに基づいて、撮像装置100のピント位置を制御する。AF処理部113は、位相差方式、コントラスト方式および位相差方式とコントラスト方式とを組み合わせたハイブリット方式のいずれか1つを用いて撮像装置100のピント位置に関する制御パラメータを、システム制御部129を経由してレンズ制御部102へ出力する。
不揮発性メモリ114は、撮像装置100に関する各種情報やプログラムを記録する。不揮発性メモリ114は、撮像装置100が実行する複数のプログラムを記録するプログラム記録部114aを有する。
第1の外部メモリ115は、撮像装置100の外部から着脱自在に装着される。第1の外部メモリ115は、システム制御部129から入力された画像データ(RAWデータ
やJPEGデータ等)を含む画像ファイルを記録する。第1の外部メモリ115は、例えばメモリカード等の記録媒体を用いて構成される。
第2の外部メモリ116は、撮像装置100の外部から着脱自在に装着される。第2の外部メモリ116は、システム制御部129から入力された画像データを含む画像ファイルを記録する。第2の外部メモリ116は、例えばメモリカード等の記録媒体を用いて構成される。
表示部117は、システム制御部129から入力された画像データに対応する画像および撮像装置100に関する各種情報を表示する。表示部117は、液晶や有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネルおよび表示ドライバ等を用いて構成される。
接眼表示部118は、電子ビューファインダ(EVF)として機能し、システム制御部129から入力された画像データに対応する画像および撮像装置100に関する各種情報を表示する。接眼表示部118は、液晶や有機EL等の表示パネルおよび接眼レンズ等を用いて構成される。
接眼検出部119は、赤外センサまたはアイセンサ等を用いて構成される。接眼検出部119は、接眼表示部118に接近する物体やユーザを検出し、この検出結果をシステム制御部129へ出力する。接眼検出部119は、接眼表示部118の近傍に設けられる。
外部インターフェース120は、システム制御部129から入力された画像データを所定の通信規格に従って外部表示装置200へ出力する。
操作部121は、複数の操作部材、例えばスイッチ、ボタン、ジョイスティック、ダイヤルスイッチ、レバースイッチおよびタッチパネルのいずれかを用いて構成される。操作部121は、ユーザの操作の入力を受け付け、受け付けた操作に応じた信号をシステム制御部129へ出力する。操作部121は、タッチ操作部121aと、撮影モード操作部121bと、レリーズ操作部121cと、を有する。
タッチ操作部121aは、ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号(以下、「撮影準備指示信号」という)と、前記タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号(以下、「撮影指示信号」という)と、をシステム制御部129へ出力する。タッチ操作部121aは、表示部117の表示領域上に重畳することによって設けられる。タッチ操作部121aは、ユーザがタッチしたタッチ位置を検出し、検出したタッチ位置を示す信号をシステム制御部129へ出力する。なお、以下の説明では、タッチ操作部121aをタッチパネルによって説明するが、例えばタッチパッドを用いて構成してもよい。
撮影モード操作部121bは、撮像装置100の各種のモードを選択する選択信号の入力を受け付ける。例えば、撮影モード操作部121bは、撮像装置100の静止画撮影モード、絞り優先撮影モード、シャッタ速度優先撮影モード等の撮影モードを選択する選択信号の入力を受け付ける。撮影モード操作部121bは、例えばダイヤルスイッチ等を用いて構成される。
レリーズ操作部121cは、撮像装置100に撮影準備を指示する1stレリーズ信号および撮影を指示する2ndレリーズ信号の入力を受け付ける。例えば、レリーズ操作部121cは、半押しされた場合、1stレリーズ信号をシステム制御部129へ出力し、全押しされた場合、2ndレリーズ信号をシステム制御部129へ出力する。
電源部122は、撮像装置100に対して着脱自在である。電源部122は、電源制御部123の制御のもと、撮像装置100を構成する各部へ所定の電圧を供給する。電源部122は、例えばリチウムイオン充電池やニッケル水素充電池等を用いて構成される。
電源制御部123は、システム制御部129の制御のもと、電源部122が供給する電圧を所定の電圧に調整する。電源制御部123は、レギュレータ(Regulator)等を用いて構成される。
フラッシュ発光部124は、フラッシュ制御部126の制御のもと、撮像装置100の撮像領域に向けて光を発光する。フラッシュ発光部124は、例えばLED(Light Emitting Diode)ランプ等を用いて構成される。
フラッシュ充電部125は、フラッシュ発光部124が光を発光するための電力を充電する。
フラッシュ制御部126は、システム制御部129の制御のもと、フラッシュ発光部124を所定のタイミングで発光させる。
メモリコントローラ127は、システム制御部129の制御のもと、メモリ110に記憶される画像データを管理する。
計時部128は、計時機能を有し、撮像装置100を構成する各部の動作の基準となるタイミングを生成する。また、計時部128は、撮像素子107が生成した画像データに日時情報を付加する。さらに、計時部128は、計時することによって予め設定された時間になった場合、完了信号を出力する。計時部128は、クロックジェネレータ等を用いて構成される。
システム制御部129は、撮像装置100を構成する各部を統括的に制御する。システム制御部129は、メモリと、CPU(Central Processing Unit)、ASIC、FPGAおよびDSP等のハードウェアと、を用いて構成される。
システム制御部129は、タッチ操作部121aから撮影準備信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成する画像データを第1の記憶方式によってメモリ110に順次記憶し、かつ、タッチ操作部121aから撮影指示信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成する画像データを第2の記憶方式によってメモリ110に記憶する。ここで、第1の記憶方式とは、リングバッファ方式である。また、第2の記憶方式とは、シーケンシャルバッファ方式である。システム制御部129は、メモリ110の第1の記憶領域に第1の記憶方式による画像データを順次記憶し、メモリ110の第2の記憶領域に第2の記憶方式による画像データを順次記憶する。また、システム制御部129は、第1の記憶方式によってメモリ110の第1の記憶領域に画像データを記憶する場合において、メモリ110の第1の記憶領域の空き領域が満杯となったとき、メモリ110の第1の記憶領域に記憶された最も古い画像データから順次空き領域として開放することによって最新の前記画像データを記憶する。さらに、システム制御部129は、第2の記憶方式によってメモリ110の第2の記憶領域に画像データを記憶する場合、メモリ110の第2の記憶領域の空き領域が満杯となるまで画像データを記憶する。また、システム制御部129は、メモリ110の第1の記憶領域に空き領域がある場合において、タッチ操作部121aから撮影指示信号が入力されたとき、メモリ110の第1の記憶領域の空き領域から画像データを順次記憶する。また、システム制御部129は、メモリ110の第1の記憶領域および第2の記憶領域に画像データが記憶されている場合、撮像装置100に挿脱することができる第1の外部メモリ115、もしくは第2の外部メモリ116に対して、メモリ110の第1の記憶領域および第2の記憶領域に記憶された画像データを順次記憶し、かつ、メモリ110の第1の記憶領域および第2の記憶領域に記憶された全ての画像データが第1の外部メモリ115、もしくは第2の外部メモリ116に記録された場合、全ての画像データをメモリ110から削除する。また、システム制御部129は、少なくとも撮影準備信号および撮影指示信号のいずれか一方がタッチ操作部121aから入力された場合、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107を第1の駆動モードによって駆動する一方、タッチ操作部121aから撮影準備指示信号および撮影指示信号が入力されていない場合、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107を第2の駆動モードによって駆動する。なお、実施の形態1では、システム制御部129が制御部として機能する。
〔撮像装置の動作処理〕
次に、撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。図2A〜図2Iは、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。図3A〜図3Eは、撮像装置100が画像データをメモリ110に記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。また、図2A〜図2Iおよび図3A〜図3Eにおいて、撮像装置100は、ProCaptureモードについて説明する。ここで、ProCaptureモードとは、撮影準備信号あるいは1stレリーズ信号が入力された時点からメモリ110の第1の記憶領域に順次記憶させ、撮影指示信号あるいは2ndレリーズ信号が入力された場合、予め設定された所定の枚数だけ撮影を行ってメモリ110の第2の記憶領域に順次記憶させるモードである。なお、図2A〜図2Iおよび図3A〜図3Eにおいては、ProCaptureモードを実行する動作処理に含まれるタッチProCap動作処理について説明する。即ち、タッチProCap動作処理とは、タッチ操作に応じて、撮影準備信号が入力された時点からメモリ110の第1の記憶領域に順次記憶させ、かつ、撮影指示信号が入力された場合、予め設定された所定の枚数だけ撮影を行ってメモリ110の第2の記憶領域に順次記憶させる処理である。
従来のProCaptureモードでは、レリーズ操作部121cに対して、まず、(1)半押し操作(撮影準備動作)、(2)全押し操作(決定的瞬間の撮影指示)、(3)全押し放し操作(撮影終了)、(4)半押し状態から放し操作(撮影キャンセル)を一つの部材で実現しているが、これらの機能を、それぞれ個別のタッチ操作で実現することは、即写性を棄損する上に、むやみにタッチ操作パターンを増やすことになり、ユーザに分かり難くなると共に、誤操作の誘発、もしくは操作時のブレ発生などが懸念される。また、長時間、本露光画像取込み状態(第1の駆動モードによって駆動している状態)に保持され続ける事ができるような操作は、熱および消費電力上好ましくない。さらに、タッチProCap動作処理では、従来のタッチ単写(タッチで撮影)、タッチ連写(タッチで連写開始、タッチアップ(タッチ操作を解除する解除操作)で連写停止)とのタッチ操作上の関連性および整合性があり、かつ、シンプルなタッチ操作系であることで判り易く、かつ、間違えにくい事が求められる。そのため、本実施例におけるタッチProCap動作処理では、1回のタッチ操作部121aに対するタッチ操作によって、上述した(1)〜(4)の機能を実現することにより、上記問題点の解決をできるようにしている。
さらに、以下においては、撮像装置100が表示部117にライブビュー画像を表示している際の動作処理について説明するが、接眼表示部118においても同様の動作処理を実行する。もちろん、外部インターフェース120を経由して、ユーザの携帯機器に画像データを送信する際の動作処理においても同様の動作処理を実行する。
図2Aに示すように、まず、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107を第2の駆動モードに切り換えることによって撮像素子107に生成させたライブビュー画像データに対応するライブビュー画像LV1を表示部117に表示させる撮影待機状態(以下、単に「撮影待機状態」という)に遷移させる。この場合において、図2Aに示すように、システム制御部129は、ライブビュー画像LV1上または表示部117の表示領域上にレリーズ前用バッファ情報W1およびアイコンA1を表示部117に表示させる。レリーズ前用バッファ情報W1は、メモリ110のレリーズ前の撮影用バッファのメモリ容量を示す。アイコンA1は、タッチProCaptureによる撮影を指示する信号の入力を受け付けるアイコンで、表示部117に表示される。図2Aに示す状況下では、レリーズ前用バッファ情報W1は、メモリ110において撮影済み画像データが空の状態を示す。この場合、図3Aに示すように、メモリ110は、撮影済み画像データが空の状態である。また、アイコンA1は、ユーザのタッチ操作に応じて、タッチ操作部121aを経由して撮影準備指示信号の入力を受け付ける。
続いて、図2Bに示すように、システム制御部129は、ユーザの指U1がアイコンA1をタッチ操作(矢印Y1)することによってタッチ操作部121aから撮影準備指示信号が入力された場合(図2B→図2C)、撮像制御部108を制御することによって撮像素子107のモードを撮影待機状態から第1の駆動モードの撮影状態に切り換える。ここで、撮影状態とは、撮像素子107が有効領域の全画素から画素信号を読み出すことによって画像データを生成する状態である。このとき、システム制御部129は、メモリコントローラ127を制御することによって、撮像素子107によって順次生成された複数の画像データを時間に沿ってメモリ110の第1の記憶領域R1に順次記憶させる。具体的には、図3Bに示すように、システム制御部129は、メモリコントローラ127を制御することによって、ユーザがアイコンA1をタッチした時点T1から、メモリ110の記憶方式を第1の記憶方式によるリングバッファ方式によって第1の記憶領域R1に撮像素子107によって順次生成された最新の画像データD1を時系列に沿って順次記憶させる(矢印Q1)。さらに、図2Cに示すように、システム制御部129は、メモリ110の第1の記憶領域R1に記憶された画像データのデータ量を示すバーB1をレリーズ前用バッファ情報W1に重畳することによって表示部117に表示させる。これにより、ユーザは、現在のメモリ110のバッファ容量を直感的に把握することができる。
その後、図2Dに示すように、システム制御部129は、ユーザがアイコンA1に対してタッチ操作をし続けている期間、撮像素子107が生成した画像データをメモリ110に順次記録する。この期間において、システム制御部129は、メモリ110における第1の記憶領域R1の規定容量分のメモリ容量の全てが記憶された場合、バーB1がレリーズ前用バッファ情報W1上で満杯で表示される。この場合、図3Cおよび図3D(図3C→図3D)に示すように、システム制御部129は、メモリ110の第1の記憶領域R1の規定容量分の複数の画像データが格納された状態を維持するようにメモリコントローラ127を制御する。
続いて、図2Eに示すように、システム制御部129は、メモリ110におけるリングバッファ方式による第1の記憶領域R1の規定容量分のメモリ容量が全て記憶された場合において、ユーザがアイコンA1に対してタッチ操作をし続けているとき、撮像素子107が画像データを生成する毎に、メモリ110の第1の記憶領域R1の規定容量分のメモリ領域に記憶された最も古い画像データを空き領域に開放することによって最新の画像データを記憶できるようにしている。具体的には、図3D(a)に示すように、システム制御部129は、撮像素子107が画像データを生成する毎に、メモリ110の第1の記憶領域R1の規定容量分のメモリ領域に記憶された最も古い画像データを空き領域に開放することによって最新の画像データを記憶できるようにし、メモリ110の第1の記憶領域R1の規定容量分のメモリ容量が一定となるように維持するようにメモリコントローラ127を制御する。
その後、図2Fに示すように、システム制御部129は、ユーザがアイコンA1から指U1を離すタッチ解除操作を行った場合において(矢印Y2)、タッチ操作部121aから撮影指示信号が入力されたとき、メモリ110の記憶方式を第1の記憶方式のリングバッファ方式から第2の記憶方式のシーケンシャルバッファ方式に切り替えるようにメモリコントローラ127を制御しメモリ110の第1の記憶領域R1の規定容量以外の空き領域を第2の記憶領域R2とし、かつ、レリーズ後の撮影用バッファのメモリ容量を示すレリーズ後用バッファ情報W2を表示部117に表示させる(図2F→図2G)。具体的には、システム制御部129は、図3D(b)に示すように、メモリ110の記憶方式をリングバッファ方式からシーケンシャルバッファ方式に切り換え、撮像素子107によって順次生成される最新の画像データD1をシーケンシャルバッファ方式の第2の記憶領域R2に順次記憶する。この場合において、図3Dに示すように、システム制御部129は、第1の記憶領域R1に空き領域R11があり、かつ、タッチ操作部121aから撮影指示信号が入力されたとき、シーケンシャルバッファ方式の第2の記憶領域R2に画像データを順次記憶した後に、第1の記憶領域R1の空き領域R11に画像データを順次記憶するように割り当てる。
続いて、図2Hに示すように、システム制御部129は、メモリ110のシーケンシャルバッファ方式として割り当てられたメモリ容量(第2の記憶領域R2+空き領域R11)が満杯となるまで、撮像素子107に画像データを順次生成させる。このとき、システム制御部129は、撮像素子107が画像データを生成する毎に、レリーズ後用バッファ情報W2のメモリ状態を増加させる(図2G→図2H)。そして、システム制御部129は、図3Eに示すように、メモリ110のシーケンシャルバッファ方式のメモリ容量が満杯となった場合、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107の状態を撮影状態から撮影待機状態に切り替える。その後、システム制御部129は、メモリ110に記憶された複数の画像データを第1の外部メモリ115および第2の外部メモリ116の少なくとも一方に記録する。
また、図2Cに示す状況下において、図2Iに示すように、ユーザがタッチ操作部121aからタッチ位置を時間とともに連続的に移動させながらスライド操作を行ってタッチ操作部121a外へ移動させるスライド操作(矢印Y3)、あるいはタッチ操作部121a外へ移動するフリック操作を行った場合、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107の状態を撮影準備状態から撮影待機状態に切り替える。さらに、システム制御部129は、撮像素子107が撮影準備状態において順次生成しメモリ110に記憶された複数の画像データを削除する。
このように、撮像装置100によれば、ユーザがタッチ操作部121aに対してタッチ操作を行った場合、システム制御部129が撮像素子107を撮影待機状態から撮影準備状態に切り替え、かつ、メモリ110のリングバッファに撮像素子107が順次生成した画像データを時系列に沿って順次記憶する。そして、撮像装置100は、ユーザがタッチ操作部121aから指を離すタッチ解除操作を行った場合、メモリ110のリングバッファ方式からシーケンシャルバッファ方式に切り換え、撮像素子107が順次生成する画像データによってメモリ110のメモリ容量が満杯となるまで、撮像素子107に画像データを順次生成させる。これにより、ユーザは、タッチ操作部121aからタッチを離させるだけで、メモリ110のメモリ容量が満杯となるまで、撮像素子107が順次画像データを生成するので、ユーザのタッチ操作による画像のブレを低減することができる。
〔撮像装置の処理〕
次に、撮像装置100が実行する処理について説明する。図4は、撮像装置100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。図4においては、撮像装置100の撮影モードがProCaptureモードに設定されている場合について説明する。
図4に示すように、まず、システム制御部129は、撮像装置100の電源がオン状態となった場合、撮像装置100の初期化および撮影モードを確定する(ステップS1)。
続いて、システム制御部129は、ProCaptureモードにおけるProCapパラメータの初期化を行う(ステップS2)。具体的には、システム制御部129は、レリーズ前撮影枚数の設定をA枚(A=1以上の整数)、レリーズ後撮影枚数の設定をB枚(B=1以上の整数)、撮影スピードをα枚/Sec、撮影準備状態で実際に撮影した枚数をn枚(n=1以上の整数)、撮影状態で実際に撮影した枚数をm枚(m=1以上の整数)、レリーズ前の画像データF(n)、レリーズ後の画像データG(m)をProCapパラメータの初期化として設定する。
その後、システム制御部129は、撮像装置100の状態を撮影待機状態に遷移する(ステップS3)。具体的には、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107を第2の駆動モードによりライブビュー画像データを生成させ、かつ、撮像素子107が生成したライブビュー画像データに対応するライブビュー画像を表示部117に表示させる。
続いて、ユーザが操作部121のレリーズ操作部121cに対して半押しする1stレリーズ操作を行った場合(ステップS4:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS5へ移行する。これに対して、ユーザが操作部121のレリーズ操作部121cに対して半押しする1stレリーズ操作を行っていない場合(ステップS4:No)、撮像装置100は、後述するステップS14へ移行する。
ステップS5において、撮像装置100は、ProCaptureモードの撮影を行うためのProCap準備処理を実行する。
〔ProCap準備処理〕
次に、上述した図4におけるステップS5のProCap準備処理の概要について説明する。図5は、ProCap準備処理の概要を示すフローチャートである。
図5に示すように、システム制御部129は、第1の外部メモリ115、もしくは第2の外部メモリ116のメモリ容量に記録することができる撮影枚数(Z)(以下、単に「撮影枚数(Z)」という)を確認する(ステップS51)。
続いて、システム制御部129は、撮影枚数(Z)がレリーズ前撮影枚数のA枚とレリーズ後撮影枚数のB枚とを加算した枚数より少ない(Z<A+B)場合(ステップS52:Yes)、第1の外部メモリ115、もしくは第2の外部メモリ116のメモリ容量に対してProCaptureモードによって生成される画像データを記録するための空き容量が不足することを示す空き容量警告を表示部117に表示させる(ステップS55)。ステップS55の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS10へ移行する。
ステップS52において、撮影枚数(Z)がレリーズ前撮影枚数のA枚とレリーズ後撮影枚数のB枚とを加算した枚数より少なくない(Z≧A+B)場合(ステップS52:No)、システム制御部129は、被写体を撮影するための撮影準備を行う(ステップS53)。例えば、システム制御部129は、露出制御部112にAE処理およびAF処理部113にAF処理等を実行させる。もちろん、システム制御部129は、ホワイトバランスを調整したり、光学系101の連携確認を行ったりしてもよい。
続いて、システム制御部129は、撮像装置100にエラーが生じているか否かを判断する(ステップS54)。例えば、システム制御部129は、AF処理部113によるAF処理が非合焦である場合、撮像装置100の温度が警告温度になっている場合、光学系101との通信にエラーが生じている場合、直前に行われた別撮影の処理が完了しておらず、メモリ110の空き容量がないとき、撮像装置100にエラーが生じていると判断する。システム制御部129によって撮像装置100にエラーが生じていると判断された場合(ステップS54:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS56へ移行する。これに対して、システム制御部129によって撮像装置100にエラーが生じていないと判断された場合(ステップS54:No)、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS6へ移行する。
ステップS56において、システム制御部129は、撮像装置100にエラーが生じていることを示すエラー警告を表示部117に表示させる。ステップS56の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS10へ移行する。
図4に戻り、ステップS6以降の説明を続ける。
ステップS6において、撮像装置100は、撮像素子107が順次生成する画像データをメモリ110のリングバッファに順次記憶する撮影準備状態処理を実行する。
〔撮影準備状態処理〕
次に、上述した図4におけるステップS6の撮影準備状態処理の概要について説明する。図6は、撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。
図6に示すように、撮像装置100の状態がまだ撮影待機状態である場合(ステップS61:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS62へ移行する。これに対して、撮像装置100の状態が既に撮影待機状態でない場合(ステップS61:No)、撮像装置100は、後述するステップS64へ移行する。
ステップS62において、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107の駆動モードを、第2の駆動モードから第1の駆動モードに切り換えることによって撮像素子107の有効領域の全画素から画像信号を読み出す本露光読み出し方式に切り替える。
続いて、システム制御部129は、撮影枚数の初期化(n=0)を行う(ステップS63)。
その後、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107に撮影動作(n=n+1)を実行させて画像データを生成させ(ステップS64)、撮像素子107が生成した画像データをメモリ110のリングバッファ(F(n))に記憶する(ステップS65)。
続いて、システム制御部129は、撮像素子107による撮影枚数のn枚数がレリーズ前撮影枚数のA枚を超えたか否かを判断する(ステップS66)。システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のn枚数がレリーズ前撮影枚数のA枚を超えた(n>A)と判断された場合(ステップS66:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS67へ移行する。これに対して、システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のn枚数がレリーズ前撮影枚数のA枚を超えていない(n≦A)と判断された場合(ステップS66:No)、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS7へ移行する。
ステップS67において、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ(F(n−A))の画像データを消去する(ステップS67)。具体的には、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファに記憶された最も古い画像データをメモリ110から消去し、その分の容量を空き領域とする。ステップS67の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS7へ移行する。
図4に戻り、ステップS7以降の説明を続ける。
ステップS7において、ユーザがレリーズ操作部121cに対して全押しする2ndレリーズ操作を行った場合(ステップS7:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS8へ移行する。これに対して、ユーザがレリーズ操作部121cに対して全押しする2ndレリーズ操作を行っていない場合(ステップS7:No)、撮像装置100は、後述するステップS12へ移行する。
ステップS8において、撮像装置100は、メモリ110の記憶方式をリングバッファ方式(第1の記憶方式)からシーケンシャルバッファ方式(第2の記憶方式)に切り替え、所定の枚数だけ画像データを記憶する撮影状態処理を実行する。
〔撮影状態処理〕
次に、上述した図4におけるステップS8の撮影状態処理の概要について説明する。図7は、撮影状態処理の概要を示すフローチャートである。
図7に示すように、システム制御部129は、メモリコントローラ127を制御することによって、メモリ110の記憶方式をリングバッファ方式からシーケンシャルバッファ方式に切り換え(ステップS81)、撮影枚数の初期化(m=0)を行う(ステップS82)。
続いて、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107に撮影動作(m=m+1)を実行させて画像データを生成させ(ステップS83)、撮像素子107が生成した画像データをメモリ110のシーケンシャルバッファ(G(m))に記憶する(ステップS84)。
続いて、システム制御部129は、撮像素子107による撮影枚数のm枚数がレリーズ後撮影枚数のB枚と一致するか否かを判断する(ステップS85)。システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のm枚数がレリーズ後撮影枚数のB枚と一致する(m=B)と判断された場合(ステップS85:Yes)、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS9へ移行する。これに対して、システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のm枚数がレリーズ後撮影枚数のB枚と一致しない(m=B)と判断された場合(ステップS85:No)、撮像装置100は、上述したステップS83へ戻る。
図4に戻り、ステップS9以降の説明を続ける。
ステップS9において、撮像装置100は、メモリ110に記憶した複数の画像データを第1の外部メモリ115、もしくは第2の外部メモリ116に記憶する撮影データ記録処理を実行する。
〔撮影データ記録処理〕
次に、上述した図4におけるステップS9の撮影データ記憶処理の詳細について説明する。図8は、撮影データ記録処理の概要を示すフローチャートである。
図8に示すように、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファから読み出す画像データのカウント値pを「1」(p=1)に設定する(ステップS91)。
続いて、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファに記録された画像データの枚数に基づいて、実際に撮影した画像データの撮影枚数のn枚が設定した画像データの撮影枚数のA枚より大きいか否か(n<A)を判断する(ステップS92)。システム制御部129によって実際に撮影した画像データの撮影枚数のn枚が設定した画像データの撮影枚数のA枚より大きいと判断された場合(ステップS92:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS93へ移行する。これに対して、システム制御部129によって実際に撮影した画像データの撮影枚数のn枚が設定した画像データの撮影枚数のA枚より大きくないと判断された場合(ステップS92:No)、撮像装置100は、後述するステップS101へ移行する。
ステップS93において、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ(F(n−A+p))における画像データの静止画ファイル化を行って第1の外部メモリ115に記録する。
続いて、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pをインクリメント(p=p+1)する(ステップS94)。
その後、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pが設定した画像データの撮影枚数のA枚より大きいか否か(p>A)を判断する(ステップS95)。システム制御部129によってメモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pが設定した画像データの撮影枚数のA枚より大きいと判断された場合(ステップS95:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS96へ移行する。これに対して、システム制御部129によってメモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pが設定した画像データの撮影枚数のA枚より大きくないと判断された場合(ステップS95:No)、撮像装置100は、上述したステップS93へ戻る。
ステップS96において、システム制御部129は、メモリ110のシーケンシャルバッファから読み出す画像データのカウント値pに「1」を設定する(p=1)。
続いて、システム制御部129は、メモリ110のシーケンシャルバッファ(G(p))における画像データの静止画ファイル化を行って第1の外部メモリ115に記録する(ステップS97)。
その後、システム制御部129は、メモリ110のシーケンシャルバッファから画像データを読み出すカウント値pをインクリメント(p=p+1)する(ステップS98)。
その後、システム制御部129は、メモリ110のシーケンシャルバッファから画像データを読み出すカウント値pが設定した画像データの撮影枚数のm枚より大きいか否か(p>m)を判断する(ステップS99)。システム制御部129によってメモリ110のシーケンシャルバッファから画像データを読み出すカウント値pが設定した画像データの撮影枚数のm枚より大きいと判断された場合(ステップS99:Yes)、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS10へ移行する。これに対して、システム制御部129によってメモリ110のシーケンシャルバッファから画像データを読み出すカウント値pが設定した画像データの撮影枚数のm枚より大きくないと判断された場合(ステップS99:No)、撮像装置100は、上述したステップS97へ戻る。
ステップS101において、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ(F(p))における画像データの静止画ファイル化を行って第1の外部メモリ115に記録する。
続いて、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pをインクリメント(p=p+1)する(ステップS94)。
その後、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pが撮影した画像データの撮影枚数のn枚より大きいか否か(p>n)を判断する(ステップS95)。システム制御部129によってメモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pが撮影した画像データの撮影枚数のn枚より大きいと判断された場合(ステップS103:Yes)、撮像装置100は、ステップS96へ移行する。これに対して、システム制御部129によってメモリ110のリングバッファから画像データを読み出すカウント値pが撮影した画像データの撮影枚数のn枚より大きくないと判断された場合(ステップS103:No)、撮像装置100は、上述したステップS101へ戻る。
図4に戻り、ステップS10以降の説明を続ける。
ステップS10において、撮像装置100がパワーオフとなった場合(ステップS10:Yes)、システム制御部129は、撮像装置100に設定された各種のパラメータを初期状態に設定するパワーオフ動作を実行する(ステップS11)。ステップS11の後、撮像装置100は、本処理を終了する。これに対して、撮像装置100がパワーオフとなっていない場合(ステップS10:No)、撮像装置100は、上述したステップS2へ戻る。
ステップS12において、ユーザが操作部121のレリーズ操作部121cから指を離すことによって1stレリーズ操作をオフした場合(ステップS12:Yes)、システム制御部129は、メモリ110に記憶された画像データの撮影バッファを削除する初期化を実行する(ステップS13)。ステップS13の後、撮像装置100は、ステップS10へ移行する。これに対して、ユーザが操作部121のレリーズ操作部121cから指を離すことによって1stレリーズ操作をオフしていない場合(ステップS12:No)、撮像装置100は、上述したステップS6へ戻る。
ステップS14において、ユーザがタッチ操作部121aをタッチすることによってタッチレリーズ(タッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号)がオン状態となった場合(ステップS14:Yes)、撮像装置100は、上述した図5のProCap準備処理を実行する(ステップS15)。ステップS15の後、撮像装置100は、後述するステップS16へ移行する。これに対して、ユーザがタッチ操作部121aをタッチすることによってタッチレリーズがオン状態となっていない場合(ステップS14:No)、撮像装置100は、ステップS10へ移行する。
続いて、撮像装置100は、ユーザのタッチ操作に応じて、撮像素子107に画像データを順次生成させ、かつ、メモリ110に順次記憶するタッチProCap動作処理を実行する(ステップS16)。
〔タッチProCap動作処理〕
次に、上述した図4のステップS16のタッチProCap動作処理について説明する。図9は、タッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。
図9に示すように、撮像装置100は、撮像素子107が順次生成する画像データをメモリ110のリングバッファに順次記憶する撮影準備状態処理を実行する(ステップS151)。なお、撮影準備状態処理は、上述した図6の処理と同様である。このため、撮影準備状態処理の詳細な説明は、省略する。
続いて、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力されるタッチ信号に基づいて、ユーザがタッチ操作部121aからタッチを離すことによってタッチレリーズがオフとなったか否かを判断する(ステップS152)。具体的には、システム制御部129は、ユーザがタッチ操作部121aからタッチを離すことによって、タッチ操作部121aからタッチ位置を示すタッチ信号の入力が停止したか否か(タッチ操作を解除する解除操作)を判断する。システム制御部129によってタッチレリーズがオフとなったと判断された場合(ステップS152:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS153へ移行する。これに対して、システム制御部129によってタッチレリーズがオフとなっていないと判断された場合(ステップS152:No)、撮像装置100は、後述するステップS155へ移行する。
ステップS153において、撮像装置100は、メモリ110の記憶方式をリングバッファ方式からシーケンシャルバッファ方式に切り替え、所定の枚数だけ画像データを記憶する撮影状態処理を実行する。なお、撮影状態処理は、上述した図7の処理と同様である。このため、撮影状態処理の詳細な説明は、省略する。
続いて、撮像装置100は、メモリ110に記憶した複数の画像データを第1の外部メモリ115、もしくは第2の外部メモリ116に記憶する撮影データ記録処理を実行する(ステップS154)。なお、撮影データ記録処理は、上述した図8の処理と同様である。このため、撮影データ記録処理の詳細な説明は、省略する。ステップS154の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS10へ移行する。
ステップS155において、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力されるタッチ信号に基づいて、ユーザがタッチ操作部121aからタッチをスワイプさせながら表示部117の表示領域外へ移動させるスワイプアウトを行ったか否かを判断する。具体的には、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力されるタッチ位置を示すタッチ信号に基づいて、ユーザが時間の経過とともにタッチ操作部121aにタッチしたタッチ位置からタッチ位置を表示部117の表示領域外へ移動したか否かを判断する。システム制御部129によってユーザがタッチ操作後のスワイプアウトを行ったと判断された場合(ステップS155:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS156へ移行する。これに対して、システム制御部129によってユーザがタッチ操作後のスワイプアウトを行っていないと判断された場合(ステップS155:No)、撮像装置100は、上述したステップS151へ移行する。
ステップS156において、システム制御部129は、メモリ110に記憶された画像データの撮影バッファを削除する初期化を実行する(ステップS156)。即ち、システム制御部129は、メモリ110の第1の記憶領域および第2の記憶領域の各々に記憶した画像データを削除することによって撮影を中止する。ステップS156の後、撮像装置100は、図4のメインルーチンへ戻り、ステップS10へ移行する。
以上説明した実施の形態1によれば、システム制御部129がタッチ操作部121aから第1の信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成する画像データを第1の記憶方式であるリングバッファ方式によってメモリ110の第1の記憶領域R1に順次記憶し、かつ、タッチ操作部121aから第2の信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成する画像データを第2の記憶方式であるシーケンシャルバッファ方式によってメモリ110の第2の記憶領域R2に記憶するので、撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができる。
また、実施の形態1によれば、一回のタッチ操作部121aへの接触で上述した(1)〜(4)の機能を実現することができるため、複数のタッチ操作に伴う撮像装置100のブレの増加を防止することができるうえ、また、タッチアップ操作は、その操作性の簡単さゆえ操作タイミングを取り易く、かつ、誤操作を防止することができる。
また、実施の形態1によれば、ユーザが指をタッチしたタッチ位置から離した場合、タッチ操作部121aが第2の信号を出力するので、一番タイミング取りに重要となる、撮影準備状態から撮影記録状態への移行操作が、「指を放す」操作であるため、誤操作の発生防止と、狙い通りのタイミング取りができる。
また、実施の形態1によれば、指を放す操作は、指を付ける操作と比べて撮像装置100本体に与える衝撃によるブレの軽減ができるようになるので、撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができる。
また、実施の形態1によれば、システム制御部129が少なくとも第1の信号および第2の信号のいずれか一方がタッチ操作部121aから入力された場合、撮像素子107を第1の駆動モードによって駆動する一方、タッチ操作部121aから第1の信号および第2の信号が入力されていない場合、撮像素子107を第2の駆動モードによって駆動するので、タイミングを取るためにある程度の時間確保が必要になる撮影準備状態だが、安易に状態固定ができるような操作体系では、本露光状態である第1の駆動モードに伴う高発熱状態が継続してしまう事になるが、タッチダウンからタッチアップと言う操作系ならば、そのような安易な状態固定を防止することができる。
(実施の形態1の変形例1)
次に、実施の形態1の変形例1について説明する。実施の形態1の変形例1は、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同様の構成を有し、撮像装置が実行するタッチProCap動作処理が異なる。具体的には、実施の形態1の変形例1では、ユーザがタッチ操作部121aに対してタッチを所定の時間を超えて維持し続けた場合、メモリ110に記憶された複数の画像データを削除する初期化を行うとともに、撮影準備状態処理を終了することによって、ProCaptureモードの撮影動作を中止する。以下においては、実施の形態1の変形例1に係る撮像装置が実行する撮影準備状態処理およびProCap動作処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮影準備状態処理〕
まず、実施の形態1の変形例1に係る撮像装置が実行する撮影準備状態処理について説明する。図10は、実施の形態1の変形例1に係る撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。図10において、撮像装置100は、上述した図6のステップS63に換えて、ステップS63Aを実行する。
ステップS63Aにおいて、システム制御部129は、撮影枚数の初期化(n=0)を行い、かつ、レリーズ前タイマーにより計時を開始する。ステップS63Aの後、撮像装置100は、ステップS64へ移行する。
〔タッチProCap動作処理〕
次に、実施の形態1の変形例1に係る撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理について説明する。図11は、実施の形態1の変形例1に係るタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。図11において、撮像装置100は、上述した図9のステップS155に換えて、ステップS157を実行し、かつ、ステップS158を実行する。以下においては、ステップS157およびステップS158について説明する。
ステップS157において、システム制御部129によってユーザがタッチレリーズスワイプアウトを行ったと判断された場合(ステップS157:Yes)、撮像装置100は、ステップS156へ移行する。これに対して、システム制御部129によってユーザがタッチレリーズスワイプアウトを行っていないと判断された場合(ステップS157:No)、撮像装置100は、後述するステップS158へ移行する。
ステップS158において、システム制御部129は、タイマーから入力される計時情報に基づいて、タッチ操作部121aにタッチされた時から計時を開始するレリーズ前タイマーが所定の時間を超えることによってタイムアウトとなったか否かを判断する。システム制御部129によってタッチ操作部121aにタッチされた時から計時を開始するレリーズ前タイマーが所定の時間を超えることによってタイムアウトになったと判断された場合(ステップS158:Yes)、撮像装置100は、ステップS156へ移行する。これに対して、システム制御部129によってタッチ操作部121aにタッチされた時から計時を開始するレリーズ前タイマーが所定の時間を超えずタイムアウトとなっていないと判断された場合(ステップS158:No)、撮像装置100は、ステップS151へ戻る。
以上説明した実施の形態1の変形例1によれば、上述した実施の形態1と同様の効果を有するとともに、タッチ操作部121aから第1の信号が入力された場合、計時部128に計時を開始させ、タッチ操作部121aから第2の信号が入力されるよりも計時部128から完了信号が入力された場合、撮影準備状態処理を終了する事になるので、撮像装置100が自動的に動作を解除する事により、無駄なエネルギー消費および発熱による不具合の発生などを防止するため、予期せぬタッチ状態継続(意識していない指以外の物が接触していた、など)時でも無駄な発熱などを防止できる。
なお、実施の形態1の変形例1では、計時部128が計時することによって予め設定された時間になった場合、完了信号を出力していたが、これに限定されることなく、例えば、メモリコントローラ127が画像取り込み回数を計数し、前記画像取り込み回数が予め設定された回数になった場合、完了信号を出力するようにしてもよい。この状況において、システム制御部129、タッチ操作部121aから第1の信号が入力された場合において、メモリコントローラ127に計数を開始させ、タッチ操作部121aから第2の信号が入力されるよりも前にメモリコントローラ127から完了信号が入力されたとき、第2の記憶領域に第2の記憶方式によって画像データを順次記憶するようにしてもよい。なお、実施の形態1の変形例1では、メモリコントローラ127が計数部として機能するようにしてもよい。
(実施の形態1の変形例2)
次に、実施の形態1の変形例2について説明する。実施の形態1の変形例2は、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同様の構成を有し、撮像装置が実行する撮影データ記録処理が異なる。具体的には、実施の形態1の変形例2では、メモリに記憶した複数の画像データを静止画ファイルでなく、動画ファイルによって第1の外部メモリに記録する。以下においては、実施の形態1の変形例2に係る撮像装置が実行する撮影データ記録処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮影データ記録処理〕
図12は、実施の形態1の変形例2に係る撮影データ記録処理の概要を示すフローチャートである。図12において、撮像装置100は、上述した図8のステップS93,ステップS97およびステップS101に換えて、ステップS93A,ステップS97AおよびステップS101Aを実行する。以下において、ステップS93A、ステップS97AおよびステップS101Aについて説明する。
ステップS93Aにおいて、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ(F(n−A+p))における画像データの動画ファイル化を行って少なくとも第1の外部メモリ115または第2の外部メモリ116に記録する。ステップS93Aの後、撮像装置100は、ステップS94へ移行する。
ステップS97Aにおいて、システム制御部129は、メモリ110のシーケンシャルバッファ(G(p))における画像データの動画ファイル化を行って少なくとも第1の外部メモリ115または第2の外部メモリ116に記録する。ステップS97Aの後、撮像装置100は、ステップS98へ移行する。
ステップS101Aにおいて、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ(F(p))における画像データの動画ファイル化を行って少なくとも第1の外部メモリ115または第2の外部メモリ116に記録する。ステップS101Aの後、撮像装置100は、ステップS102へ移行する。
以上説明した実施の形態1の変形例2によれば、動画撮影においても、動画を録画スタートするタイミングの少し前のシーンから保存することができるため、動作の最初が切れてしまうと言うような事故を防止する事が出来る。
また、実施の形態1の変形例2によれば、タッチ操作のみで撮影指示信号の前の画像データを動画データとして記録することができるので、動画データに操作音が録音されることを防止することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成を有し、撮像装置が実行するタッチProCap動作処理が異なる。具体的には、実施の形態2では、ユーザのスライド操作に応じて撮影パラメータを切り替える。以下においては、実施の形態2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明した後に、実施の形態2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の詳細な処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮像装置の動作処理〕
まず、実施の形態2に係る撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の概要について説明する。図13A〜図13Cは、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。図14A〜図14Cは、撮像装置100が画像データをメモリ110に記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。なお、図13A〜図13Cおよび図14A〜図14Cにおいて、撮像装置100は、ProCaptureモード時におけるタッチProCap動作処理について説明する。さらに、以下においては、撮像装置100が表示部117にライブビュー画像を表示している際の動作処理について説明するが、接眼表示部118においても同様の動作処理を実行する。
図13Aに示すように、まず、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107を撮影待機状態に遷移させる。この場合、レリーズ前用バッファ情報W1は、メモリ110において撮影済み画像データが空の状態を示す。具体的には、図14Aに示すように、メモリ110における第1の記憶領域R1において、撮影済み画像データが空の状態を示す。
続いて、図13Bに示すように、システム制御部129は、ユーザがアイコンA1をタッチ操作することによってタッチ操作部121aから撮影準備指示信号が入力された場合、撮像制御部108を制御することによって撮像素子107のモードを撮影待機状態(第2の駆動モード)から第1の駆動モードの撮影状態に切り換える。この場合、システム制御部129は、メモリコントローラ127を制御することによって、撮像素子107によって順次生成された複数の画像データを時間に沿ってメモリ110の第1の記憶領域に順次記憶させる。具体的には、図14Bに示すように、システム制御部129は、メモリコントローラ127を制御することによって、ユーザがアイコンA1をタッチした時点T1から、メモリ110のモードを第1の記憶方式によるリングバッファ方式によってメモリ110の第1の記憶領域R1に画像データD1を順次記憶させる。さらに、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ方式による第1の記憶領域R1に記憶された画像データのデータ量を示すバーB1をレリーズ前用バッファ情報W1、およびスライド操作に応じて撮影パラメータの撮影スピードの変更を示すアイコンA10を表示部117に表示させる。ここで、アイコンA10には、撮像素子107が生成する画像データをメモリ110に記憶する撮影fpsが含まれる。例えば、アイコンA10には、撮像素子107が64fpsによって生成する64枚の画像データをメモリ110のリングバッファに全て記憶する指示信号の入力を受け付けるアイコンおよび撮像素子107が64fpsによって生成する64枚の画像データの内、2枚に1枚をメモリ110に記憶する事により32fps相当の画像データをメモリ110のリングバッファに記憶する指示信号の入力を受け付けるアイコンなどが含まれる。これにより、ユーザは、直感的に操作で撮像素子107の撮影パラメータを変更することと同等の変更操作ができる。
その後、図13Cに示すように、システム制御部129は、ユーザによるアイコンA10上におけるスライド操作に応じてタッチ操作部121aから入力される信号に基づいて、撮像素子107が生成する画像データをメモリ110へ記憶する動作を制御して、記憶する画像データの記憶間隔を変える事により、疑似的に撮影間隔を変更する制御を行うことによって撮像素子107の撮影パラメータを変更する。この場合、図14Cに示すように、システム制御部129は、ユーザによるアイコンA10上におけるスライド操作に応じて変更された疑似的な撮影fpsでメモリ110に画像データを順次記憶する。これにより、ユーザは、タッチを維持しながらスライド操作を行うことによって所望の撮影fpsでメモリ110に画像データを記憶することができる。
〔タッチProCap動作処理〕
次に、撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理について説明する。図15は、実施の形態2に係る撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。
図15に示すように、まず、システム制御部129は、撮像素子107の撮影パラメータの撮影スピードを選択することができるアイコンA10を表示部117に表示させる(ステップS201)。
ステップS202において、撮像装置100は、撮像素子107が順次生成する画像データをメモリ110のリングバッファに順次記憶する撮影準備状態処理を実行する。ステップS202の後、撮像装置100は、ステップS203へ移行する。なお、撮影準備状態処理の詳細は、後述する。ステップS203〜ステップS208は、上述した図11のステップS152〜ステップS154、ステップS157およびステップS156それぞれに対応する。
ステップS208において、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力される信号に基づいて、ユーザがタッチ位置からスライド操作を行っているか否かを判断する。システム制御部129によってユーザがタッチ位置からスライド操作を行っていると判断された場合(ステップS208:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS209へ移行する。これに対して、システム制御部129によってユーザ位置からスライド操作を行っていないと判断された場合(ステップS208:No)、撮像装置100は、上述したステップS202へ戻る。
ステップS209において、撮像装置100は、撮像素子107の撮影スピードを変更するスピード変更処理を実行する。
〔スピード変更処理〕
図16は、上述した図15のステップS209におけるスピード変更処理の概要を示すフローチャートである。
図16に示すように、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力された位置信号に基づいて、タッチ操作部121a上におけるユーザのタッチ位置を検出する(ステップS301)。
その後、システム制御部129は、ユーザのタッチ位置に基づいて、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107の撮影スピードを示す現在の撮影スピード値αを、タッチ位置に応じた新しい撮影スピード値βに変更する(ステップS302)。例えば、システム制御部129は、撮像素子107の現在の撮影スピード値αが64fpsの場合、新しい撮影スピード値βを1fpsに、αが32fpsの場合、βを2fpsに、αが16fpsの場合、βを4fpsに、αが8fpsの場合、βを8fpsに、αが4fpsの場合、βを16fpsに、αが2fpsの場合、βを32fpsに、αが1fpsの場合、βを64fpsに、αが0fpsの場合、βを0fps(停止時)に変更する。このようにαとβの間には、互いを掛けることで所定値になるような関係がある。停止時としてαが0の場合にはβを0にする特別なケースが存在する。ステップS302の後、撮像装置100は、上述した図15のサブルーチンへ戻り、ステップS202へ戻る。
〔撮影準備状態処理〕
次に、図15におけるステップS202の撮影準備状態処理の詳細について説明する。図17は、撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。ステップS401およびステップS402は、上述した図6のステップS61およびステップS62それぞれに対応する。
ステップS403において、システム制御部129は、撮影枚数の初期化(n=0)を行い、レリーズ前タイマーにより計時を開始し、かつ、現在の撮影スピード値αを「1」に設定する(α=1)。
続いて、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107に撮影動作(n=n+1)を実行させて画像データを生成させる(ステップS404)。
その後、システム制御部129は、現在の撮影スピード値αが「1」であるか否か(α=1)を判断する(ステップS405)。システム制御部129によって現在の撮影スピード値αが「1」であると判断された場合(ステップS405:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS406へ移行する。これに対して、システム制御部129によって現在の撮影スピード値αが「1」でないと判断された場合(ステップS405:No)、撮像装置100は、ステップS411へ移行する。
ステップS406〜ステップS408は、上述した図6のステップS65〜ステップS67それぞれに対応する。ステップS408の後、撮像装置100は、図15のサブルーチンへ戻り、ステップS203へ移行する。
ステップS409において、システム制御部129は、現在の撮影スピード値αと新しい撮影スピード値βとが異なっているか否か(α≠β)を判断する。システム制御部129によって現在の撮影スピード値αと新しい撮影スピード値βとが異なっていると判断された場合(ステップS409:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS410へ移行する。これに対して、システム制御部129によって現在の撮影スピードαと新しい撮影スピード値βとが異なっていないと判断された場合(ステップS409:Yes)、撮像装置100は、ステップS404へ移行する。
ステップS410において、システム制御部129は、現在の撮影スピード値αに新しい撮影スピード値βを設定し(α=β)、かつ、撮影間隔sに現在の撮影スピード値αを設定する。ステップS410の後、撮像装置100は、ステップS404へ移行する。
ステップS411において、システム制御部129は、現在の撮影スピード値αが1より大きい(α>1)か否かを判断する。システム制御部129によって現在の撮影スピード値αが1より大きいと判断された場合(ステップS411:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS412へ移行する。これに対して、システム制御部129によって現在の撮影スピード値αが1より大きくないと判断された場合(ステップS411:No)、撮像装置100は、後述するステップS415へ移行する。
ステップS412において、システム制御部129は、撮影間隔sをデクリメントする(s=s−1)。
続いて、システム制御部129は、撮影間隔sが0であるか否かを判断する(ステップS413)。システム制御部129によって撮影間隔sが0であると判断された場合(ステップS413:Yes)、撮影間隔sに現在の撮影スピード値αを設定する(s=α)(ステップS414)。ステップS414の後、撮像装置100は、ステップS406へ移行する。これに対して、システム制御部129によって撮影間隔sが0でないと判断された場合(ステップS413:No)、撮影枚数nをデクリメントする(n=n−1)(ステップS415)。ステップS415の後、撮像装置100は、ステップS406へ移行する。
以上説明した実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様に、撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができる。
また、実施の形態2によれば、タッチ操作部121aに対するスライド操作によって所望の撮影スピードで撮影したのと同等の結果を得ることができるので、撮影動作は維持したまま、撮影パラメータを変更したのと同等のことができる。
(実施の形態2の変形例1)
次に、実施の形態2の変形例1について説明する。実施の形態2の変形例1では、ユーザのスライド操作に応じてメモリのリングバッファおよびシーケンシャルバッファに記憶する画像データの枚数を変更する。以下においては、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明した後に、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の詳細な処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔タッチProCap動作処理〕
まず、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の概要について説明する。図18A〜図18Gは、撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明する模式図である。図19A〜図19Eは、撮像装置100が画像データをメモリ110に記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。なお、図18A〜図18Gおよび図19A〜図19Eにおいて、撮像装置100は、ProCaptureモード時におけるタッチProCap動作処理について説明する。さらに、以下においては、撮像装置100が表示部117にライブビュー画像を表示している際の動作処理について説明するが、接眼表示部118においても同様の動作処理を実行する。
図18Aに示すように、まず、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107を撮影待機状態に遷移させる。この場合、レリーズ前用バッファ情報W1は、メモリ110において撮影済み画像データが空の状態を示す。具体的には、図19Aに示すように、メモリ110における第1の記憶領域R1において、撮影済み画像データが空の状態を示す。
続いて、図18Bに示すように、システム制御部129は、ユーザがアイコンA1をタッチ操作することによってタッチ操作部121aから撮影準備指示信号が入力された場合、撮像制御部108を制御することによって撮像素子107のモードを撮影待機状態から第1の駆動モードの撮影状態に切り替えさせる。この場合、システム制御部129は、メモリコントローラ127を制御することによって、撮像素子107によって順次生成された複数の画像データを時間に沿ってメモリ110に順次記憶させる。具体的には、図19Aに示すように、システム制御部129は、メモリコントローラ127を制御することによって、ユーザがアイコンA1をタッチした時点T1から、メモリ110のモードを第1の記憶方式によるリングバッファ方式によって画像データを第1の記憶領域R1に順次記憶させる。さらに、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ方式によって記憶された画像データのデータ量を示すバーB1をレリーズ前用バッファ情報W1、およびスライド操作に応じてメモリ110のリングバッファのメモリ容量を変更することができるバー状のアイコンA20を表示部117に表示させる。
その後、図18Cもしくは図18Dに示すように、システム制御部129は、ユーザによるバーB3上におけるスライド操作に応じてタッチ操作部121aから入力される信号に基づいて、撮影順次状態におけるメモリ110のリングバッファ方式によって記憶する画像データの枚数を変更する。具体的には、図19Bおよび図19Cに示すように、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ方式によるメモリ容量が満杯でない場合、メモリ110のバッファリミットR100を移動する変更を行う。例えば、図18Cおよび図19Bに示すように、システム制御部129は、ユーザがアイコンA20上を左側(矢印J1方向)にスライド操作した場合、メモリ110のリングバッファ方式によるメモリ容量が拡大されるようにメモリ110のバッファリミットR100をバッファリミットR101に移動することによって拡大する(矢印W1)。これに対して、図18Fおよび図19Cに示すように、システム制御部129は、ユーザがアイコンA20上を右側(矢印J2方向)にスライド操作した場合、メモリ110のメモリ容量が縮小されるようにメモリ110のバッファリミットR100をバッファリミットR101に移動させることによって縮小する(矢印W2)。
また、図18Eに示すように、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファのメモリ容量が満杯である場合において、ユーザがアイコンA20上を左側(矢印J1方向)にスライド操作したとき、図19Dに示すように、メモリ110のリングバッファ方式によるメモリ容量が拡大されるようにメモリ110のバッファリミットR100をバッファリミットR101に移動させることによって拡大する(矢印W1)。さらにシステム制御部129は、メモリ110のリングバッファのバーB1の表示を切り替える(図18E→図18F)。
また、図18Gおよび図19Eに示すように、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファのメモリ容量が満杯である場合において、ユーザがアイコンA20上を右側(矢印J2方向)にスライド操作したとき、メモリ110のリングバッファに記憶された古い撮影時刻の画像データを、スライド操作に応じた枚数だけ削除して空き領域とすることによって、リングバッファのバッファリミットR100をバッファリミットR101に移動することにより、リングバッファ方式によるメモリ容量以外を拡大する(矢印W2)。
〔タッチProCap動作処理〕
次に、撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の詳細について説明する。図20は、実施の形態2の変形例1に係る撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。図20において、撮像装置100は、上述した図15のステップS202、ステップS204およびステップS209に換えて、ステップS202A、ステップS204AおよびステップS209Aを実行し、それ以外は、上述した図15と同様の処理を実行する。このため、以下においては、ステップS202A、ステップS204AおよびステップS209Aについて説明する。さらに、以下においては、ステップS209A、ステップS202AおよびステップS204Aの順に説明する。
ステップS209Aにおいて、撮像装置100は、メモリ110のリングバッファおよびシーケンシャルバッファに記憶させる画像データの枚数の割り振りを変更する枚数割り振り変更処理を実行する。
〔枚数割り振り変更処理〕
図21は、図20におけるステップS209Aの枚数割り振り変更処理の概要を示すフローチャートである。
図21に示すように、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力された位置信号に基づいて、タッチ操作部121a上におけるユーザのタッチ位置を検出する(ステップS310)。
続いて、システム制御部129は、ユーザのタッチ位置に基づいて、メモリ110のリングバッファおよびシーケンシャルバッファの各々に新しい枚数の割り振り値を変更する(ステップS312)。具体的には、システム制御部129は、新しいレリーズ前撮影枚数を「C」、新しいレリーズ後撮影枚数を「D」、メモリ110に記憶することができる枚数を「20」とした場合、スライド操作に応じて、新しいレリーズ前撮影枚数Cと新しいレリーズ後撮影枚数Dとを合算した値が20以下となるように枚数の割り振りを変更する。例えば、新しいレリーズ前撮影枚数「C」の値が4の場合には、新しいレリーズ後撮影枚数「D」の値は16となり(左端値)、新しいレリーズ前撮影枚数「C」の値が10の場合には、新しいレリーズ後撮影枚数「D」の値は10となり(中央値)、新しいレリーズ前撮影枚数「C」の値が16の場合には、新しいレリーズ後撮影枚数「D」の値は4となる(右端値)。ステップS312の後、撮像装置100は、図20のサブルーチンへ戻り、ステップS202Aへ移行する。
図20に戻り、ステップS202A以降の説明を続ける。
ステップS202Aにおいて、撮像装置100は、撮像素子107が順次生成する画像データをメモリ110のリングバッファに順次記憶する撮影準備状態処理を実行する。
〔撮影準備状態処理〕
図22は、図20におけるステップS202Aの撮影準備状態処理の概要を示すフローチャートである。
図22に示すように、撮像装置100の状態が撮影待機状態である場合(ステップS501:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS502へ移行する。これに対して、撮像装置100の状態が撮影待機状態でない場合(ステップS501:No)、撮像装置100は、後述するステップS508へ移行する。
ステップS502において、システム制御部129は、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107の撮影モードである読み出し方式を、間引き読み出し方式から本露光読み出し方式に切り替える。
続いて、システム制御部129は、撮影枚数の初期化(n=0)、レリーズ前タイマーの計時を開始と、レリーズ前撮影枚数tにA枚を設定し(ステップS503)、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107に撮影動作(n=n+1)を実行させて画像データを生成させ(ステップS504)、かつ、撮像素子107が生成した画像データをメモリ110のリングバッファ(F(n))に記憶する(ステップS505)。
その後、システム制御部129は、撮像素子107による撮影枚数のn枚数がレリーズ前撮影枚数のt枚を超えたか否かを判断する(ステップS506)。システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のn枚数がレリーズ前撮影枚数のt枚を超えた(n>t)と判断された場合(ステップS506:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS507へ移行する。これに対して、システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のn枚数がレリーズ前撮影枚数のt枚を超えていない(n>t)と判断された場合(ステップS506:No)、撮像装置100は、図20のサブルーチンへ戻り、ステップS204へ移行する。
ステップS507において、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ(F(n−t))の画像データを消去する。具体的には、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファに記憶された最も古い画像データをメモリ110から消去する。ステップS507の後、撮像装置100は、図20のサブルーチンへ戻り、ステップS203へ移行する。
ステップS508において、システム制御部129は、予め設定したレリーズ前撮影枚数Aと新たに設定されたレリーズ前撮影枚数Cとが異なる(C≠A)か否かを判断する。システム制御部129によって予め設定したレリーズ前撮影枚数Aと新たに設定されたレリーズ前撮影枚数Cとが異なると判断された場合(ステップS508:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS509へ移行する。これに対して、システム制御部129によって予め設定されたレリーズ前撮影枚数Aと新たに設定されたレリーズ前撮影枚数Cとが異ならないと判断された場合(ステップS508:No)、撮像装置100は、後述するステップS514へ移行する。
ステップS510において、システム制御部129は、撮影枚数nから新たに設定されたレリーズ前撮影枚数Cを減算した値を「w」(w=n−C)に設定する。
続いて、システム制御部129は、メモリ110のリングバッファ(F(w))の画像データをメモリ110から消去し(ステップS511)、値Wをデクリメント(w=w−1)する(ステップS512)。
その後、システム制御部129は、値Wが0(w=0)または値Wが撮影枚数nから予め設定したレリーズ前撮影枚数Aを減算した値(w=n−A)と一致するか否かを判断する(ステップS513)。システム制御部129によって値Wが0(w=0)または値Wが撮影枚数nから予め設定したレリーズ前撮影枚数Aを減算した値(w=n−A)と一致すると判断された場合(ステップS513:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS514へ移行する。これに対して、システム制御部129によって値Wが0(w=0)または値Wが撮影枚数nから予め設定したレリーズ前撮影枚数Aを減算した値(w=n−A)となっていないと判断された場合(ステップS513:No)、撮像装置100は、上述したステップS511へ移行する。
ステップS514において、システム制御部129は、新たに設定したレリーズ前撮影枚数Aと予め設定されたレリーズ前撮影枚数tのそれぞれに、レリーズ前撮影枚数を新たに設定したレリーズ前撮影枚数に設定する(A=C,t=C)ステップS514の後、撮像装置100は、ステップS504へ移行する。
ステップS515において、システム制御部129は、予め設定されたレリーズ前撮影枚数tにレリーズ前撮影枚数Aを設定する(t=A)。ステップS515の後、撮像装置100は、ステップS504へ移行する。
図20に戻り、ステップS204Aについて説明する。
ステップS204Aにおいて、撮像装置100は、メモリ110の記憶方式をリングバッファ方式からシーケンシャルバッファ方式に切り替え、所定の枚数だけ画像データを記憶する撮影状態処理を実行する。
〔撮影状態処理〕
図23は、図20におけるステップS204Aの撮影状態処理の概要を示すフローチャートである。
図23に示すように、システム制御部129は、メモリ110の記憶方式をリングバッファ方式からシーケンシャルバッファ方式に切り替える(ステップS601)。
続いて、システム制御部129は、予め設定したレリーズ後撮影枚数Bと新たに設定されたレリーズ後撮影枚数Dとが異なる(B≠D)か否かを判断する(ステップS602)。システム制御部129によって予め設定したレリーズ後撮影枚数Bと新たに設定されたレリーズ後撮影枚数Dとが異なると判断された場合(ステップS602:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS603へ移行する。これに対して、システム制御部129によって予め設定されたレリーズ後撮影枚数Bと新たに設定されたレリーズ後撮影枚数Dとが異ならないと判断された場合(ステップS602:No)、撮像装置100は、後述するステップS604へ移行する。
ステップS603において、システム制御部129は、予め設定したレリーズ後撮影枚数Bに新たに設定されたレリーズ後撮影枚数Dを設定する(B=D)。
続いて、システム制御部129は、撮影枚数の初期化(m=0,u=B)を行い(ステップS604)、撮像制御部108を制御することによって、撮像素子107に撮影動作(m=m+1)を実行させて画像データを生成させ(ステップS605)、撮像素子107が生成した画像データをメモリ110のシーケンシャルバッファ(G(m))に記憶する(ステップS606)。
続いて、システム制御部129は、撮像素子107による撮影枚数のm枚数がレリーズ後撮影枚数のB枚と一致するか否かを判断する(ステップS607)。システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のm枚数がレリーズ後撮影枚数のu枚と一致する(m=u)と判断された場合(ステップS607:Yes)、撮像装置100は、図20のサブルーチンへ戻り、ステップS205へ移行する。これに対して、システム制御部129によって撮像素子107による撮影枚数のm枚数がレリーズ後撮影枚数のu枚と一致しない(m≠u)と判断された場合(ステップS607:No)、撮像装置100は、上述したステップS605へ戻る。
以上説明した実施の形態2の変形例1によれば、タッチ操作部121aに対するスライド操作と言うタッチ状態を維持したままの操作によって所望の撮影スピードで撮影し続けることができると同時にパラメータの変化操作ができるので、撮影動作は維持したまま、メモリ110の記憶方法を容易に切り換えることができる。
(実施の形態2の変形例2)
次に、実施の形態2の変形例2について説明する。実施の形態2の変形例2では、ユーザのスライド操作に応じて記録方式を変更する。以下においては、実施の形態2の変形例2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の概要を説明した後に、実施の形態2の変形例2に係る撮像装置が実行するタッチProCap動作処理の詳細な処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮像装置の動作処理〕
まず、実施の形態2の変形例2に係る撮像装置100が実行する動作処理の一部であるタッチProCap動作処理の概要について説明する。図24Aおよび図24Bは、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。なお、図24および図24Bにおいて、撮像装置100は、ProCaptureモード時におけるタッチProCap動作処理について説明する。さらに、以下においては、撮像装置100が表示部117にライブビュー画像を表示している際の動作処理について説明するが、接眼表示部118においても同様の動作処理を実行する。
図24Aに示すように、システム制御部129は、ユーザがアイコンA1をタッチ操作することによってタッチ操作部121aから撮影準備指示信号が入力された場合、撮像制御部108を制御することによって撮像素子107のモードを撮影待機状態から第1の駆動モードの撮影状態に切り替えさせる。この場合、図24Bに示すように、システム制御部129は、表示部117に撮像素子107が生成した画像データの記録方式を変更する複数のアイコンA10、アイコンA11、アイコンA12を表示部117に表示させる。アイコンA10は、撮像素子107が生成した複数の画像データを動画データとして記録する指示信号の入力を受け付ける。アイコンA11は、撮像素子107が生成した画像データを静止画データとして記録する指示信号の入力を受け付ける。アイコンA12は、撮像素子107が生成した画像データを動画データおよび静止画データの各々として記録する指示信号の入力を受け付ける。
〔タッチProCap動作処理〕
次に、撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の詳細について説明する。図25は、実施の形態2の変形例2に係る撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の概要を示すフローチャートである。図25において、撮像装置100は、上述した図15のステップS205およびステップS209に換えて、ステップS205BおよびステップS209Bを実行し、それ以外は、上述した図15と同様の処理を実行する。このため、以下においては、ステップS205BおよびステップS209Bについて説明する。さらに、以下においては、ステップS209BおよびステップS205Bの順に説明する。
ステップS209Bにおいて、撮像装置100は、撮像素子107が生成する画像データの記録方式を切り換える記録形式切換処理を実行する。
〔記録形式切換処理〕
図26は、図25におけるステップS209Bの記録形式切換処理の概要を示すフローチャートである。
図26に示すように、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力された位置信号に基づいて、タッチ操作部121a上におけるユーザのタッチ位置を検出する(ステップS321)。
続いて、システム制御部129は、ユーザのタッチ位置に基づいて、撮像素子107が生成する画像データの記録方式xを変更する(ステップS322)。具体的には、システム制御部129は、ユーザのタッチ位置に基づいて、撮像素子107が生成する画像データの記録方式xを、「静止画」、「動画」および「静止画と動画」のいずれか一つの記録方式に変更する。ステップS322の後、撮像装置100は、図25のサブルーチンへ戻り、ステップS202へ戻る。
ステップS205Bにおいて、撮像装置100は、予め設定された記録方式によってメモリ110に記憶された画像データを記録する撮影データ記録処理を実行する。
〔撮影データ記録処理〕
図27は、図25におけるステップS205Bの撮影データ記録処理の概要を示すフローチャートである。
図27に示すように、メモリ110から第1の外部メモリ115に記録する記録方式が静止画である場合(ステップS701:Yes)、撮像装置100は、メモリ110に記憶された画像データを静止画ファイルとして記録する撮影データ記録処理(静止画)を実行する(ステップS702)。なお、撮影データ記録処理(静止画)は、上述した図8の実施の形態1の撮影データ記録処理と同様のため、詳細な説明は省略する。ステップS702の後、撮像装置100は、図25のサブルーチンへ戻り、ステップS206へ移行する。
ステップS701において、メモリ110から第1の外部メモリ115に記録する記録方式が静止画でない場合(ステップS701:No)、撮像装置100は、後述するステップS703へ移行する。
続いて、メモリ110から第1の外部メモリ115に記録する記録方式が動画である場合(ステップS703:Yes)、撮像装置100は、メモリ110に記憶された複数の画像データを動画ファイルとして記録する撮影データ記録処理(動画)を実行する(ステップS704)。なお、撮影データ記録処理(動画)は、上述した図12の実施の形態1の変形例2に係る撮影データ記録処理と同様のため、詳細な説明は省略する。ステップS704の後、撮像装置100は、図25のサブルーチンへ戻り、上述した図4のメインルーチンへ戻る。
ステップS703において、メモリ110から第1の外部メモリ115に記録する記録方式が「動画」でない場合(ステップS703:No)、撮像装置100は、ステップS705へ移行する。
続いて、撮像装置100は、メモリ110に記憶された画像データを静止画ファイルとして記録する撮影データ記録処理(「静止画」)を実行し(ステップS705)、メモリ110に記憶された複数の画像データを動画ファイルとして記録する撮影データ記録処理(「動画」)を実行する(ステップS706)。なお、撮影データ記録処理(「静止画」)および撮影データ記録処理(「動画」)は、上述したステップS702およびステップS704と同様のため、詳細な説明は省略する。ステップS706の後、撮像装置100は、図25のサブルーチンへ戻り、ステップS206へ移行する。
以上説明した実施の形態2の変形例2によれば、タッチ操作部121aに対するスライド操作によって既に撮影動作を開始した後からでも画像データの記録方法を簡易な操作によって変更することができる。
(実施の形態1,2に係る変形例1)
次に、実施の形態1,2に係る変形例1について説明する。上述した実施の形態1,2に係る撮像装置100では、システム制御部129がタッチ操作部121aから撮影指示信号が入力された場合、メモリ110の記憶方式をリングバッファ方式からシーケンシャルバッファ方式に切り換えていたが、メモリ110のメモリ領域全体をリングバッファ領域とシーケンシャルバッファ領域に最初から分けて制御を行ってもよい。
図28A〜図28Cは、実施の形態1,2に係る変形例1に係る撮像装置100がメモリ110に記憶する際の動作処理を模式的に示す図である。
図28Aに示すように、システム制御部129は、タッチ操作部121aから撮影順次指示信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成した画像データをリングバッファ領域H1に順次記憶し、所定のメモリ領域に到達した場合、最初のリングバッファ領域に移動して古い画像データを最新の画像データに順次書き換える(矢印Y100)。
また、図28Bに示すように、システム制御部129は、タッチ操作部121aから撮影指示信号が入力された場合、撮像素子107が順次生成した画像データをシーケンシャルバッファ領域H2に順次記憶し、所定のメモリ領域に到達した場合、撮像素子107の撮影を停止する。
また、図28Cに示すように、システム制御部129は、タッチ操作部121aから入力されるスライド操作に応じて、タッチ操作部121aから入力される時間の経過とともにタッチ位置が移動する信号に基づいて、メモリ110におけるリングバッファ領域H1およびシーケンシャルバッファ領域H2の割り当て(比率)を変更する。
以上説明した実施の形態1,2の変形例1によれば、撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができる。
(実施の形態1,2の変形例2)
次に、実施の形態1,2の変形例2について説明する。上述した実施の形態1,2では、ユーザがアイコンA1をタッチした場合において、撮像装置100がタッチProCap動作処理を実行していたが、実施の形態1,2の変更例2では、画像処理部111によって検出された被写体の顔を含む領域を示す検出枠がタッチされた場合、タッチProCap動作処理を実行する。
図29A〜図29Cは、実施の形態1,2の変形例2に係る撮像装置100が実行するタッチProCap動作処理の概要を示す図である。図29Aに示すように、システム制御部129は、画像処理部111がライブビュー画像LV1から被写体の顔を検出した場合、被写体の顔を含む領域に検出枠K1〜K3を表示部117に表示させる。このとき、図29Bに示すように、ユーザが所望の検出枠K1に対してタッチ操作を行った場合、撮像装置100は、上述したタッチProCap動作処理を実行する。その後、ユーザが他の検出枠、例えば検出枠K2にタッチ領域をスライドした場合、システム制御部129は、メモリ110に記憶した複数の画像データを削除し、新たにタッチProCap動作処理を実行する。
以上説明した実施の形態1,2の変形例2によれば、所望の顔に対してProCaptureモードによる複数の画像を得ることができる。
(実施の形態1,2の変形例3)
次に、実施の形態1,2の変形例3について説明する。上述した実施の形態1,2に係る撮像装置100は、撮像素子107と表示部117とが一体的に形成されていたが、これに限定されることなく、別体であってもよい。図30は、実施の形態1,2の変形例3に係る撮像装置の概略構成を示す図である。図31は、実施の形態1,2の変形例3に係る撮像装置の装着状態を模式的に示す図である。
図30および図31に示すように、撮像装置100Aは、無線通信または有線通信により互いに情報の送受信することができる撮像部301および携帯機器302と、撮像部301および携帯機器302とを接続するためのアタッチメント303と、を備える。
撮像部301は、画像データを生成し、この画像データを携帯機器302へ無線送信する。撮像部301は、少なくとも上述した光学系101と撮像素子107と、備え、さらにWi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)などの無線送出できるような複数の無線モジュールを備える。
携帯機器302は、撮像部301から受信した画像データに対応する画像を表示する。携帯機器302は、少なくとも表示部117およびタッチ操作部121aを備える。携帯機器302は、タッチ操作部121aが入力を受け付けた信号を撮像部301へ無線送信する。
以上説明した実施の形態1,2の変形例3によれば、撮像部301と携帯機器302とが無線通信によって接続されている場合において、撮像部301が撮影継続中であっても、タッチ操作によって撮影画像にブレが生じることを防止することができる。
(その他の実施の形態)
本開示の実施の形態1,2に係る撮像装置に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の形態を形成することができる。例えば、上述した本開示の実施の形態に係る撮像装置に記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、上述した本開示の実施の形態に係る撮像装置で説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本開示の実施の形態1,2に係る撮像装置では、上述してきた「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、システム制御部は、システム制御手段やシステム制御回路に読み替えることができる。
また、本開示の実施の形態1,2に係る撮像装置に実行させるプログラムは、インストールを行うことができる形式または実行することができる形式のファイルデータでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取りすることができる記録媒体に記録されて提供される。
また、本開示の実施の形態1,2に係る撮像装置に実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本開示を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
以上、本願の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、本発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することができる。
100,100A・・・撮像装置;101・・・光学系;102・・・レンズ制御部;103・・・絞り;104・・・絞り制御部;105・・・シャッタ;106・・・シャッタ制御部;107・・・撮像素子;108・・・撮像制御部;109・・・A/D変換部;110・・・メモリ;111・・・画像処理部;112・・・露出制御部;113・・・AF処理部;114・・・不揮発性メモリ;114a・・・プログラム記録部;115・・・第1の外部メモリ;116・・・第2の外部メモリ;117・・・表示部;118・・・接眼表示部;119・・・接眼検出部;120・・・外部インターフェース;121・・・操作部;121a・・・タッチ操作部;121b・・・撮影モード操作部;121c・・・レリーズ操作部;122・・・電源部;123・・・電源制御部;124・・・フラッシュ発光部;125・・・フラッシュ充電部;126・・・フラッシュ制御部;127・・・メモリコントローラ;128・・・計時部;129・・・システム制御部;200・・・外部表示装置;301・・・撮像部;302・・・携帯機器;303・・・アタッチメント;

Claims (17)

  1. 被写界を連続的に撮像することによって画像データを順次生成する撮像部と、
    前記撮像部によって生成された前記画像データを順次記憶するメモリと、
    ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号と、前記タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号と、を出力するタッチ操作部と、
    前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合、前記撮像部が順次生成する前記画像データを第1の記憶方式によって前記メモリに順次記憶し、かつ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力された場合、前記撮像部が順次生成する前記画像データを第2の記憶方式によって前記メモリに記憶する制御部と、
    を備える撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記メモリは、少なくとも、第1の記憶領域と、第2の記憶領域と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第1の記憶領域に前記第1の記憶方式による前記画像データを順次記憶し、前記第2の記憶領域に前記第2の記憶方式による前記画像データを順次記憶する撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記第1の記憶方式によって前記第1の記憶領域に前記画像データを記憶する場合において、前記第1の記憶領域の空き領域が満杯となったとき、前記第1の記憶領域に記憶された最も古い前記画像データから順次空き領域として開放することによって最新の前記画像データを記憶できるようにし、前記第2の記憶方式によって前記第2の記憶領域に前記画像データを記憶する場合、前記第2の記憶領域の空き領域が満杯となるまで前記画像データを記憶する撮像装置。
  4. 請求項2または3に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記第1の記憶領域に空き領域がある場合において、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されたとき、前記第2の記憶領域に前記画像データを順次記憶した後に、前記第1の記憶領域の空き領域に前記画像データを順次記憶する撮像装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に前記画像データが記憶されている場合、当該撮像装置に挿脱することができる記録媒体に対して、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に記憶された前記画像データを順次記録し、かつ、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域に記憶された全ての前記画像データが前記記録媒体に記録された場合、前記画像データを前記メモリから削除する撮像装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記画像データに対応する画像を表示する表示部をさらに備え、
    前記タッチ操作部は、前記表示部の表示領域上に重畳することによって設けられ、ユーザが指をタッチしたタッチ位置から離した場合、前記第2の信号を出力する撮像装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記撮像部は、2次元マトリクス状に配置された複数の画素を含み、有効領域の全画素の画像信号を前記画像データとして出力する第1の駆動モードと、前記有効領域における所定の画素列を間引きすることによって前記第1の駆動モードによって出力する前記画像データよりも画素数が少ない前記画像データを出力する第2の駆動モードと、
    を有し、
    前記制御部は、少なくとも前記第1の信号および前記第2の信号のいずれか一方が前記タッチ操作部から入力された場合、前記撮像部を前記第1の駆動モードによって駆動する一方、前記タッチ操作部から前記第1の信号および前記第2の信号が入力されていない場合、前記撮像部を前記第2の駆動モードによって駆動する撮像装置。
  8. 請求項2〜7のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    計時することによって予め設定された時間になった場合、完了信号を出力する計時部をさらに備え、
    前記制御部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合において、前記計時部に計時を開始させ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されるよりも前に前記計時部から前記完了信号が入力されたとき、前記第2の記憶領域に前記第2の記憶方式によって前記画像データを順次記憶する撮像装置。
  9. 請求項2〜7のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    計時することによって予め設定された時間になった場合、完了信号を出力する計時部をさらに備え、
    前記制御部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合において、前記計時部に計時を開始させ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されるよりも前に前記計時部から前記完了信号が入力されたとき、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域の各々に記憶した前記画像データを削除する撮像装置。
  10. 請求項2〜7のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    画像取り込み回数を計数し、前記画像取り込み回数が予め設定された回数になった場合、完了信号を出力する計数部をさらに備え、
    前記制御部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された場合において、前記計数部に計数を開始させ、前記タッチ操作部から前記第2の信号が入力されるよりも前に前記計数部から前記完了信号が入力されたとき、前記第2の記憶領域に前記第2の記憶方式によって前記画像データを順次記憶、または削除する撮像装置。
  11. 請求項2〜10のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後の前記タッチ操作によるタッチ位置を示す位置信号を順次出力し、
    前記制御部は、
    前記タッチ操作部から順次入力される前記位置信号に基づいて、前記タッチ位置が時間の経過とともに前記タッチ操作部による検出領域外へ移動した場合、前記第1の記憶領域および前記第2の記憶領域の各々に記憶した前記画像データを削除する、
    撮像装置。
  12. 請求項2〜10のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後のスライド操作に応じて、前記撮像部による撮影パラメータの変更を指示する変更信号を出力し、
    前記制御部は、前記変更信号に基づいて、前記撮影パラメータを変更する撮像装置。
  13. 請求項12に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記メモリに記憶する前記画像データの記憶間隔を変更することによって前記撮影パラメータを擬似的に変更する撮像装置。
  14. 請求項2〜10のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後のスライド操作に応じて、前記第1の記憶領域および前記第1の記憶領域の各々に記憶する前記画像データの割合の変更を指示する変更信号を出力し、
    前記制御部は、前記変更信号に基づいて、前記第1の記憶領域および前記第1の記憶領域の各々に記憶する前記画像データの割合を変更する撮像装置。
  15. 請求項2〜10のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記タッチ操作部は、前記タッチ操作部から前記第1の信号が入力された後のスライド操作に応じて、前記メモリに記憶された複数の前記画像データを記録媒体に記録する複数の記録方式のいずれか指示する指示信号を出力し、
    前記制御部は、前記指示信号に基づいて、前記メモリに記憶された複数の前記画像データを前記指示信号に応じた記録方式によって前記記録媒体に記録する撮像装置。
  16. 被写界を連続的に撮像することによって画像データを順次生成し、
    ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号を出力し、
    前記第1の信号が入力された場合、前記画像データを第1の記憶方式によってメモリに順次記憶し、
    前記タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号を出力し、
    前記第2の信号が入力された場合、前記画像データを第2の記憶方式によって前記メモリに記憶する撮像方法。
  17. 撮像装置が実行するプログラムであって、
    被写界を連続的に撮像することによって画像データを順次生成し、
    ユーザのタッチ操作によって撮影準備を指示する第1の信号を出力し、
    前記第1の信号が入力された場合、前記画像データを第1の記憶方式によってメモリに順次記憶し、
    前記タッチ操作を解除する解除操作によって撮影を指示する第2の信号を出力し、
    前記第2の信号が入力された場合、前記画像データを第2の記憶方式によって前記メモリに記憶するプログラム。
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