JP5145974B2 - カメラ、および画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラおよび画像表示装置に関する。
人物を含む画像から笑顔などの特定の表情の顔を検出した場合に本撮像を実行させる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−213378号公報
従来技術では、特定した顔についての指標値が判定閾値以上でない場合には、他の顔について指標値が判定閾値以上か否かの判定処理を繰り返すので、本撮像前に行う処理の負担が大きくなるという問題があった。
(1)請求項1に記載の発明によるカメラは、被写体像を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、前記画像データに基づいて、前記撮像した画像に含まれる顔を検出する顔検出手段と、識別すべき顔を複数設定する顔設定手段と、前記顔検出手段で検出された顔の中から前記顔設定手段で設定された前記複数の顔を識別する顔識別手段と、前記顔識別手段で顔が識別された場合には、前記顔識別手段で識別された前記複数の顔を笑顔判定対象とし、前記顔識別手段で顔が識別されなかった場合には、前記顔検出手段で検出された全ての顔を笑顔判定対象とする対象決定手段と、前記対象決定手段で決定された笑顔判定対象の前記複数の顔が笑顔に変わったか否かを判定する変化判定手段と、前記顔識別手段で顔が識別された場合には、前記変化判定手段で前記複数の顔が全て笑顔に変わったことが判定された場合に前記撮像手段が撮像して出力する画像データを記憶媒体に記録するように撮影制御し、前記顔識別手段で顔が識別されなかった場合には、前記全ての顔のうち少なくとも1つが笑顔に変わったことが前記変化判定手段で判定された場合に前記撮像手段が撮像して出力する画像データを前記記憶媒体に記録する撮影制御手段と、撮影開始を指示するための操作部材と、を備え、前記撮影制御手段は、前記操作部材からの操作信号を受けた場合、前記変化判定手段による笑顔変化判定にかかわらず前記撮像手段が撮像して出力する画像データを前記記憶媒体に記録することを特徴とする。
(2)請求項1に記載のカメラはさらに、顔検出手段で顔が検出されていることを報知する報知手段を備えてもよい。
(3)請求項1に記載のカメラはさらに、変化判定手段による笑顔変化判定に基づいて撮影を行う第1撮影モード、および撮影開始を指示するための操作部材からの操作信号に基づいて撮影を行う第2撮影モードを含む、複数の撮影モード間で撮影モードの切替え設定を行う撮影モード設定手段と、撮像手段に対する電力の供給および供給停止を制御する撮像電源制御手段と、第1の時間を計時する第1計時手段と、第1の時間より長い第2の時間を計時する第2計時手段と、第2撮影モードにおいて、無操作時に第1計時手段によって第1の時間が計時されたことに基づいて、電力供給の停止を撮像電源制御手段へ指示する指示手段と、第1の時間が所定時間より短い場合にモード設定手段によって第2撮影モードから第1撮影モードへ切替え設定されると、無操作時に第2計時手段によって第2の時間が計時されたことに基づいて、電力供給の停止を撮像電源制御手段へ指示するように指示手段を制御する制御手段とを備えてもよい。
(4)請求項3に記載のカメラはさらに、表示手段と、表示手段に対する電力の供給および供給停止を制御する表示電源制御手段と、第2の時間より短い第3の時間を計時する第3計時手段と、第2の時間以上の第4の時間を計時する第4計時手段と、操作部材からの操作信号に応じて第3の計時手段または第4の計時手段を選択する選択手段と、無操作時に、選択手段によって選択されている計時手段によって第3の時間または第4の時間が計時されたことに基づいて、電力供給の停止を表示電源制御手段へ指示する第2指示手段とを備えてもよい。
(5)請求項1に記載のカメラにおいて、撮影制御手段は、撮像手段が撮像して出力する静止画像データを記憶媒体に記録するように撮影制御することもできる。
(6)請求項5に記載のカメラはさらに、変化判定手段で判定された笑顔の程度を判定する笑顔程度判定手段を備えてもよい。この場合の記録手段は、笑顔程度判定手段によって判定された笑顔の程度を示す情報を、画像データとともに画像ファイルに含めて、または画像データを含む画像ファイルに関連づけて、記憶媒体に記録することもできる。
(7)請求項6に記載のカメラはさらに、記憶媒体の記憶内容に基づいて、記憶媒体が記憶する画像ファイルから笑顔の程度が所定値以上である画像ファイルを特定する特定手段と、特定された画像ファイルに含まれる画像データによる画像を表示装置に再生表示させる表示制御手段とを備えてもよい。
(8)請求項6に記載のカメラはさらに、変化判定手段によって判定された笑顔の画像における位置情報を、画像データとともに画像ファイルに含めて、または画像データを含む画像ファイルに関連づけて、記憶媒体に記録する記録手段を備えてもよい。
(9)請求項8に記載のカメラはさらに、記憶媒体の記憶内容に基づいて、記憶媒体が記憶する画像ファイルに含まれる画像データのうち、位置情報が示す画像データによる笑顔画像を表示装置に拡大表示させる表示制御手段を備えてもよい。
(10)請求項1に記載のカメラはさらに、顔設定手段が識別すべき顔を設定するための顔画像を撮像手段が出力する画像データに基づいて生成する顔画像生成手段と、顔画像生成手段で生成された顔画像を人物ごとに登録する登録手段とを備えてもよい。この場合の顔設定手段は、登録されている顔画像の中から識別すべき顔を設定することを特徴とするカメラ。
(11)請求項10に記載のカメラはさらに、登録手段に対して複数の顔画像を同一人物として登録する指示が行われたことを検出する指示検出手段と、指示検出手段が検出をしたことを報知する報知手段とを備えてもよい。
(12)請求項1に記載のカメラにおいて、撮影制御手段は、撮像手段が撮像して出力する動画像データを記憶媒体に記録するように撮影制御することもできる。
(13)請求項13に記載の発明による画像表示装置は、画像を表示する表示手段と、請求項6に記載のカメラによって記録された記憶媒体の記憶内容に基づいて、記憶媒体が記憶する画像ファイルから笑顔の程度が所定値以上である画像ファイルを特定する特定手段と、特定された画像ファイルに含まれる画像データによる画像を表示手段に再生表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
(14)請求項14に記載の発明による画像表示装置は、画像を表示する表示手段と、請求項8に記載のカメラによって記録された記憶媒体の記憶内容に基づいて、記憶媒体が記憶する画像ファイルに含まれる画像データのうち、位置情報が示す画像データによる笑顔画像を表示装置に拡大表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、笑顔撮影に要する処理を軽減できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による電子カメラ1の構成例を説明するブロック図である。図1において、電子カメラ1は、撮影光学系11と、撮像素子12と、AFE(Analog front end)回路13と、画像処理回路14と、スピーカ駆動回路15と、スピーカ16と、LCDモニタ17と、RAM18と、フラッシュメモリ19と、CPU20と、メモリカードインターフェース(I/F)21と、電源制御回路22と、操作部材23と、LED25とを備える。
CPU20、RAM18、フラッシュメモリ19、メモリカードインターフェース21、電源制御回路22、画像処理回路14、スピーカ駆動回路15およびLCDモニタ17は、それぞれがバス24を介して接続されている。
撮影光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、撮影光学系11を単レンズとして図示している。
撮像素子12は、受光素子が受光面に二次元配列されたCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子12は、撮影光学系11を通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。アナログ画像信号は、AFE回路13に入力される。
AFE回路13は、アナログ画像信号に対して相関二重サンプリングやゲイン調整などのアナログ処理を行うとともに、アナログ処理後の画像信号をデジタル画像データに変換する。デジタル画像データは画像処理回路14に入力される。画像処理回路14は、デジタル画像データに対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整処理、画像圧縮処理、画像伸張処理など)を施す。
スピーカ駆動回路15は、CPU20から送出された音声データに基づいて、たとえば操作音、注意音、音声メッセージなどの音声再生信号を生成する。スピーカ16は、音声再生信号に基づいて音声再生を行う。
LCDモニタ17は液晶パネルによって構成され、CPU20からの指示に応じて画像や操作メニュー画面などを表示する。RAM18はCPU20のワークメモリとして使用される。また、RAM18は、画像処理回路14による画像処理の前工程や後工程でのデジタル画像データを一時的に記憶する。フラッシュメモリ19は、CPU20に実行させるプログラムを記憶する他に、後述する参照用データを記憶する。
CPU20は、フラッシュメモリ19が記憶するプログラムを実行することによって電子カメラ1が行う動作を統括的に制御する。CPU20は、AF(オートフォーカス)動作制御や、自動露出(AE)演算も行う。AF動作は、たとえば、スルー画像のコントラスト情報に基づいてフォーカシングレンズ(不図示)の合焦位置を求めるコントラスト検出方式を用いる。スルー画像は、撮影指示前に撮像素子12によって所定の時間間隔(たとえば30コマ/毎秒)で繰り返し取得されるモニタ用画像のことをいう。
メモリカードインターフェース21はコネクタ(不図示)を有し、該コネクタにメモリカードなどの記憶媒体51が接続される。メモリカードインターフェース21は、接続された記憶媒体51に対するデータの書き込みや、記憶媒体51からのデータの読み込みを行う。記憶媒体51は、半導体メモリを内蔵したメモリカード、またはハードディスクドライブなどで構成される。
電源制御回路22は、CPU20からの指示に応じて撮像素子12、LCDモニタ17、およびLCDモニタ17のバックライト(不図示)へ供給する電力の供給/遮断を制御する。撮像素子12へ供給する電力と、LCDモニタ17およびそのバックライトへ供給する電力とは、それぞれ独立して供給/遮断の制御が可能に構成されている。
操作部材23は、後述するレリーズボタン23a、ズームスイッチ23b 23c、十字スイッチ23g、メニュースイッチ23eなどを含む。操作部材23は、モード切替え操作やメニュー選択操作など、各操作に応じた操作信号をCPU20へ送出する。
LED25は、CPU20からの指示に応じて点灯または点滅する。LED25は、セルフタイマー撮影時にセルフタイマーの作動を知らせるために使用される他、後述する顔検出を知らせるためにも使用される。
本実施形態の電子カメラ1は、撮影時に被写体人物が笑ったか否かを判定し、笑顔を判定した場合に撮影を行う。笑顔の判定対象とすべき「顔」は、あらかじめ電子カメラ1に登録可能である。さらに、電子カメラ1に登録した複数の「顔」の中から選択された一部の「顔」についてのみ、笑顔の判定対象とすることも可能である。
すなわち、電子カメラ1は撮影画像に含まれる「顔」を検出し、その「顔」が所定人物の「顔」か否かを識別する機能を備える。電子カメラ1は、撮影画像に含まれる「顔」のうち、識別した「顔」のみについて笑ったか否かを判定し、笑顔を判定した場合に撮影を行う。
一方、電子カメラ1は、撮影画像に含まれる「顔」が所定人物の「顔」でない場合は、撮影画像に含まれる「顔」の全てについて笑ったか否かを判定し、1人でも笑顔を判定した場合に撮影を行う。
笑顔を判定した場合に撮影を行う撮影モード、すなわち、笑顔レリーズモードと、笑顔判定を行わずにレリーズボタン23aからの操作信号に応じて撮影を行う通常の撮影モードとは、切替え可能に構成されている。この撮影モードの切替えは、たとえば、モードスイッチ23dの押下操作に応じて切替えてもよいし、メニュースイッチ23eの押下操作に応じて表示する「操作メニュー」画面の中で切替えを行うようにしてもよい。本説明では、笑顔レリーズモードに切替えられている場合の電子カメラ1の動作を中心に説明する。
<笑顔判定人物設定>
電子カメラ1が「顔」の識別に用いる参照用データは、あらかじめフラッシュメモリ19内に記録(登録)されている。登録手順については後述する。フラッシュメモリ19内に登録されている複数の「顔」の中から一部の「顔」を選択する操作は、以下のように行われる。図2は、電子カメラ1の背面図である。電子カメラ1の背面には、LCDモニタ17と、ズームスイッチ23b(T)と、ズームスイッチ23c(W)と、モードスイッチ23dと、メニュースイッチ23eと、削除スイッチ23fと、十字スイッチ23gと、OKスイッチ23hとが設けられている。
CPU20は、メニュースイッチ23eが押下操作されると、図3に例示する「操作メニュー」画面をLCDモニタ17に表示させる。「操作メニュー」には、「登録撮影」項目178と、「笑顔判定人物設定」項目174と、「タイマー設定」項目175とが含まれる。CPU20は、「操作メニュー」画面を表示中に十字スイッチ23gが上下方向に押下操作されると、操作信号に応じて選択項目を上下に変更する。CPU20は、「笑顔判定人物設定」項目174を選択した状態で十字スイッチ23gが右方向に押下操作されると、図2に例示する「笑顔判定人物設定」画面をLCDモニタ17に表示させる。
CPU20は、フラッシュメモリ19内に記録(登録)されている全ての参照用データの中から「顔」のサムネイル画像データを読み出し、当該サムネイル画像を表示する。参照用データは、「顔」のサムネイル画像データと、当該画像データに基づいて生成された特徴量データとを含む。特徴量データは、後述する顔識別に用いられる。図2において、人物A、人物B、および人物Cについての「顔」のサムネイル画像がそれぞれ表示されている。各サムネイル画像の左側には、それぞれチェックボックスが表示される。たとえば、サムネイル画像171の左側にはチェックボックス172が表示される。
CPU20は、「笑顔判定人物設定」画面を表示中に十字スイッチ23gが上下方向に押下操作されると、操作信号に応じてカーソル173の表示位置を上下に移動させる。CPU20は、OKスイッチ23hが押下操作された場合、カーソル173で囲まれているチェックボックス内にチェックマークを表示させる。CPU20は、チェックボックスにチェックマークを表示した状態でOKスイッチ23hが押下操作されると、当該チェックボックスのチェックマークを消す。CPU20は、「笑顔判定人物設定」画面の中でチェックマークで示されるサムネイル画像の「顔」を、笑顔か否かの判定対象とする。
<笑顔撮影処理>
笑顔判定人物設定が行われた電子カメラ1のCPU20が笑顔レリーズモード時に実行する処理の流れについて、図4および図5のフローチャートを参照して説明する。CPU20は、笑顔レリーズモード時においてレリーズボタン23aが半押し操作された場合に図4の処理を行うためのプログラムを起動する。半押し操作は、全押し操作時の略半分の押し下げ量で行われる押下げ操作である。
図4のステップS101において、CPU20は、スリープタイマーおよびLCDタイマーの計時時間をそれぞれリセットしてステップS102へ進む。スリープタイマーおよびLCDタイマーはともに、電子カメラ1に対する操作が何も行われない時間(無操作時間)を計時するタイマーである。CPU20は、スリープタイマーが所定時間を計時した場合に、撮像素子12への電力供給を自動的に遮断して電子カメラ1を省電力状態にするように構成されている。
また、CPU20は、LCDタイマーが所定時間を計時した場合にLCDモニタ17およびそのバックライトへの電力供給を自動的に遮断して電子カメラ1を省電力状態にするように構成されている。スリープタイマーおよびLCDタイマーはともに、操作部材23を構成するいずれかのスイッチなどが操作された場合、それぞれの計時時間がリセットされる。
ステップS102において、CPU20は、スリープタイマーおよびLCDタイマーをそれぞれスタートさせてステップS103へ進む。これにより、スリープタイマーおよびLCDタイマーは、それぞれが設定されている時間の計時を開始する。
ここで、スリープタイマーおよびLCDタイマーによる計時時間の設定手順について図6〜図8を参照して説明する。CPU20は、LCDモニタ17に表示中の「操作メニュー画面」(図3)において「タイマー設定」項目175を選択した状態で、十字スイッチ23gが右方向に押下操作されると、図6に例示する「タイマー設定」画面をLCDモニタ17に表示させる。「タイマー設定」画面には、「スリープタイマー」項目176と、「笑顔レリーズモード時LCDタイマー」項目177とが含まれる。
CPU20は、LCDモニタ17に表示中の「タイマー設定画面」(図6)において「スリープタイマー」項目176を選択した状態で十字スイッチ23gが右方向に押下操作されると、図7に例示する「スリープタイマー」画面をLCDモニタ17に表示させる。「スリープタイマー」画面には、「30秒」項目71と、「1分」項目72と、「5分」項目73と、「30分」項目74とが含まれる。
CPU20は、LCDモニタ17に表示中の「スリープタイマー」画面(図7)において項目71〜項目74のいずれか1つを選択した状態で十字スイッチ23gが右方向に押下操作されると、選択項目に対応する時間をスリープタイマーとして設定する。
CPU20は、LCDモニタ17に表示中の「タイマー設定画面」(図6)において「笑顔レリーズモード時LCDタイマー」項目177を選択した状態で十字スイッチ23gが右方向に押下操作されると、図8に例示する「笑顔レリーズモード時LCDタイマー」画面をLCDモニタ17に表示させる。「笑顔レリーズモード時LCDタイマー」画面には、「常時オン」項目81と、「30秒」項目82と、「1分」項目83とが含まれる。「常時オン」はLCDタイマーオフ(設定時間を無制限にすることと等価)に対応する項目である。
CPU20は、LCDモニタ17に表示中の「笑顔レリーズモード時LCDタイマー」画面(図8)において項目81〜項目83のいずれか1つを選択した状態で十字スイッチ23gが右方向に押下操作されると、選択項目に対応する時間を笑顔レリーズモード時LCDタイマーとして設定する。
本実施形態では、「スリープタイマー」画面(図7)において「30秒」に設定されている場合、および「1分」に設定されている場合のそれぞれにおいて、通常の撮影モードから笑顔レリーズモードに切替えられると、スリープタイマーを「5分」に自動変更する。具体的には、上述したリセット時(ステップS101)にスリープタイマーを「5分」に変更する。なお、自動変更する時間は「5分」に限らず、たとえば「10分」に自動変更しても構わない。
図4のステップS103において、CPU20は、笑顔レリーズモードをキャンセルする操作が行われたか否かを判定する。CPU20は、通常の撮影モードへ切替える操作信号を受けた場合はステップS103を肯定判定して図4による処理を終了する。CPU20は、通常の撮影モードへ切替える際、上述したリセット時(ステップS101)にスリープタイマーを「5分」に自動変更した場合には、自動変更する前の設定時間(「30秒」または「1分」)に自動的に戻す。CPU20は、通常の撮影モードへ切替える操作信号を受けない場合にはステップS103を否定判定し、ステップS104へ進む。
ステップS104において、CPU20は笑顔レリーズモード時LCDタイマーがタイムアップしたか否かを判定する。CPU20は、笑顔レリーズモード時LCDタイマーによる計時時間が設定時間に達した場合にステップS104を肯定判定してステップS105へ進む。CPU20は、笑顔レリーズモード時LCDタイマーによる計時時間が設定時間に達しない場合にはステップS104を否定判定し、ステップS106へ進む。
ステップS105において、CPU20は電源制御回路22へ指示を送り、LCDモニタ17およびそのバックライトへ供給する電力を遮断させてステップS106へ進む。これにより、電子カメラ1が省電力状態になる。
ステップS106において、CPU20はスリープタイマーがタイムアップしたか否かを判定する。CPU20は、スリープタイマーによる計時時間が設定時間に達した場合にステップS106を肯定判定してステップS108へ進む。CPU20は、スリープタイマーによる計時時間が設定時間に達しない場合にはステップS106を否定判定し、ステップS107へ進む。
ステップS108において、CPU20は電源制御回路22へ指示を送り、撮像素子12へ供給する電力を遮断させて、図4による処理を終了する。これにより、撮像素子12の駆動が止まって電子カメラ1が省電力状態になる。
ステップS107において、CPU20は、レリーズスイッチがオンしたか否かを判定する。CPU20は、レリーズボタン23aが全押し操作された場合にステップS107を肯定判定してステップS109へ進む。CPU20は、レリーズボタン23aが全押し操作されない場合にはステップS107を否定判定し、ステップS111へ進む。
ステップS109において、CPU20は、撮影処理を行ってステップS110へ進む。この撮影処理は、レリーズボタン23aの操作に基づいて行う撮影である。ステップS110において、CPU20は、撮影処理前の情報および撮影処理で取得した画像データに基づいて、画像データおよび撮影情報を含むExif形式の画像ファイルを生成する。Exif形式の画像ファイルは、JPEG画像フォーマットの画像データ内にサムネイル画像や撮影情報などのデータを埋め込むようにしたものである。CPU20は、画像ファイルを記憶媒体51へ記録してステップS111へ進む。
ステップS111において、CPU20はスルー画像データが入力されたか否かを判定する。CPU20は、RAM18に新たなスルー画像データを記憶した場合にステップS111を肯定判定してステップS112へ進む。CPU20は、RAM18に新たなスルー画像データを記憶していない場合にはステップS111を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS112において、CPU20は、スルー画像データに基づいて顔検出処理を行うことにより、スルー画像内に含まれる人物の顔を検出する。顔検出処理は、公知の技術であるため説明を省略する。なお、スルー画像データのサイズは、LCDモニタ17の表示解像度に合わせて決定されるため、撮影処理で取得する撮影画像データのサイズに比べて小さく抑えられている。
ステップS113において、CPU20は顔検出できたか否かを判定する。CPU20は、ステップS112において顔を検出した場合にステップS113を肯定判定してステップS114へ進む。CPU20は、ステップS112において顔を検出していない場合にはステップS113を否定判定してステップS115へ進む。
ステップS114において、CPU20はLED25を点滅させてステップS116へ進む。これにより、電子カメラ1が顔検出したことが被写体人物に報知される。ステップS115において、CPU20はLED25を消灯させてステップS103へ戻る。ステップS103へ戻る場合は上述した処理を繰り返す。
ステップS116において、CPU20は、ステップS112において検出した顔の領域の画像データと、「笑顔判定人物設定」画面の中でチェックされている「顔」に対応する参照用データとに基づいて顔識別処理を行うことにより、検出されている人物の顔と、上述した「笑顔判定人物設定」画面の中で設定した人物の顔とが同人物のものであるか否かを識別する。顔識別処理は、公知の技術であるため説明を省略する。
図5のステップS117において、CPU20は、設定人物の顔を1つ以上識別しているか否かを判定する。CPU20は、顔識別処理によって識別した人物の顔が存在する場合にステップS117を肯定判定してステップS118へ進む。CPU20は、設定した人物の顔を1つも識別していない場合にはステップS117を否定判定し、ステップS126へ進む。
ステップS118において、CPU20は、識別した人物全員を笑顔判定対象としてステップS119へ進む。ステップS119において、CPU20は、対象人物の顔のうち1つを特定してステップS120へ進む。ステップS120において、CPU20は特定された対象人物の顔が笑顔であるか否かを判定する。CPU20は、スルー画像データのうち特定した人物の顔の領域に対応するデータに基づいて、笑顔であると判定した場合にステップS120を肯定判定してステップS121へ進む。CPU20は、笑顔でないと判定した場合にはステップS120を否定判定してステップS124へ進む。笑顔判定処理は、公知の技術であるため説明を省略する。
ステップS121において、CPU20は、特定した人物の顔に関して笑顔フラグを1にセットしてステップS122へ進む。ステップS122において、CPU20は、笑顔レベルを判定する。笑顔レベルは、たとえば、2(大笑い)と、1(中笑い)と、0(微笑み)との3段階に分ける。CPU20は、笑顔判定で得られている笑顔の度合いを示す情報に基づいて、特定した人物の顔に関して笑顔レベルを判定してステップS123へ進む。
ステップS123において、CPU20は、ステップS122で判定した笑顔レベルを示すデータをフラッシュメモリ19に記録してステップS124へ進む。ステップS124において、CPU20は、対象人物の全員の顔について判定処理をしたか否かを判定する。CPU20は、ステップS116で識別した人物の顔の全てについて笑顔判定処理をした場合にステップS124を肯定判定してステップS125へ進む。CPU20は、ステップS116で識別した人物の顔の全てについて笑顔判定処理をしていない場合にはステップS124を否定判定し、ステップS119へ戻る。ステップS119へ戻る場合は、対象人物の顔のうち他の1つを特定して上述した処理を繰り返す。
ステップS125において、CPU20は、対象人物の全員について笑顔フラグ=1か否かを判定する。CPU20は、対象人物の顔の全てが笑顔フラグ=1の場合にステップS125を肯定判定してステップS132へ進む。CPU20は、対象人物の顔の全てが笑顔フラグ=1でない場合(即ち、ステップS116で識別した対象人物の顔のうち1つでも笑顔フラグ=0の顔が存在する場合)にはステップS125を否定判定し、図4のステップS103へ戻る。ステップS103へ戻る場合は、上述した処理を繰り返す。
ステップS117を否定判定して進むステップS126において、CPU20は、ステップS112で検出した顔の人物全員を笑顔判定対象としてステップS127へ進む。ステップS127において、CPU20は、対象人物の顔のうち1つを特定してステップS128へ進む。ステップS128において、CPU20は特定された対象人物の顔が笑顔であるか否かを判定する。CPU20は、スルー画像データのうち特定した顔の領域に対応するデータに基づいて、笑顔であると判定した場合にステップS128を肯定判定してステップS129へ進む。CPU20は、笑顔でないと判定した場合にはステップS128を否定判定してステップS131へ進む。
ステップS129において、CPU20は、笑顔判定で得られているレベル情報に基づいて、特定した人物の顔に関して笑顔レベルを判定してステップS130へ進む。ステップS130において、CPU20は、ステップS129で判定した笑顔レベルを示すデータをフラッシュメモリ19に記録してステップS132へ進む。
ステップS128を否定判定して進むステップS131において、CPU20は、対象人物の全員の顔について判定処理をしたか否かを判定する。CPU20は、ステップS112で検出した人物の顔の全てについて笑顔判定処理をした場合にステップS131を肯定判定して図4のステップS103へ戻る。ステップS103へ戻る場合は、上述した処理を繰り返す。CPU20は、ステップS112で検出した人物の顔の全てについて笑顔判定処理をしていない場合にはステップS131を否定判定し、ステップS127へ戻る。ステップS127へ戻る場合は、対象人物の顔のうち他の1つを特定して上述した処理を繰り返す。
図9は、上述したステップS117〜ステップS124を処理中におけるLCDモニタ17の表示例を説明する図である。CPU20は、ステップS111において入力されRAM18が記憶しているスルー画像データに基づく画像をLCDモニタ17に表示させるとともに、顔検出処理で検出した人物の顔を囲む枠を表示中の画像に重ねて表示する。CPU20はさらに、検出されている人物の顔を囲む枠のうち、顔識別処理で識別した人物の顔を囲む枠を他の枠と異なる態様で表示する。
図9において、識別した人物Aの顔を囲む枠P1と、識別した人物Bの顔を囲む枠P2とが2重枠で示されている。識別していない人物Cの顔を囲む枠P3は、枠P1およびP2と異なる態様の1重枠で示されている。図9の例では2重枠と1重枠とを使って表示する例を示したが、1重枠のまま表示色を変えたり、実線や破線を使って枠の表示態様を異ならせるようにしても構わない。図9に例示した画像を表示中の場合、識別した人物Aおよび人物Bの双方の顔が笑顔になるのを待って撮影を行う。
図10は、上述したステップS126〜ステップS131を処理中におけるLCDモニタ17の表示例を説明する図である。CPU20は、スルー画像データに基づく画像をLCDモニタ17に表示させるとともに、顔検出処理で検出した人物の顔を囲む枠を表示中の画像に重ねて表示する。顔識別処理で識別していない場合は、各顔を囲む枠P1〜P3は、それぞれ1重枠で示される。図10に例示した画像を表示中の場合、顔検出した人物A、人物B、人物Cのうちいずれか1つの顔が笑顔になるのを待って撮影を行う。
図5のステップS132において、CPU20は、撮影処理を行ってステップS133へ進む。この撮影処理は、笑顔判定に基づいて行う撮影である。撮影処理では、スルー画像データのサイズより大きいサイズの記録用の撮影画像データが出力される。ステップS133において、CPU20は、撮影処理前の情報およびステップS132における撮影処理で取得した画像データに基づいて、画像データおよび撮影情報を含むExif形式の画像ファイルを生成する。この画像ファイル構造は、画像の付属情報を記録するヘッダ領域と撮影画像データを記録する画像データ領域とを有する。CPU20は、画像ファイル内のヘッダ領域(タグ領域)に笑顔情報を記録する。笑顔情報は、撮影画像における笑顔の位置を示す情報、笑顔の人物を示す情報を含む。
この笑顔情報は、画像ファイルのヘッダ領域に記録する代わりに、画像ファイルに関連付けた別ファイルとして記録しても構わない。
CPU20は、画像ファイルを記憶媒体51へ記録してステップS134へ進む。ステップS134において、CPU20は、ステップS122で判定した笑顔レベルが1以上か否かを判定する。CPU20は、たとえば、笑顔レベルが2の場合、1の場合にはそれぞれステップS134を肯定判定してステップS135へ進む。CPU20は、笑顔レベルが0の場合にはステップS134を否定判定し、ステップS136へ進む。
ステップS135において、CPU20は、当該画像ファイルの名称、笑顔レベルを示す情報を笑顔ファイルリスト情報として記憶媒体51へ記録してステップS136へ進む。笑顔ファイルリスト情報は、画像ファイルに関連付けた別ファイルとして記録される。
ステップS136において、CPU20は、撮影画像データによる画像を所定時間LCDモニタ17に表示させて図4のステップS103へ戻り、以上説明した処理を繰り返す。
<登録撮影処理>
「顔」の識別に用いる参照用データをフラッシュメモリ19内に記録(登録)する処理について、図11に例示するフローチャートを参照して説明する。CPU20は、LCDモニタ17に表示中の「操作メニュー画面」(図3)において「登録撮影」項目178を選択した状態で十字スイッチ23gが右方向に押下操作されると、図11の登録撮影処理を行うためのプログラムを起動する。
図11のステップS301において、CPU20は、LCDモニタ17にアシスト枠Gを表示させてステップS302へ進む。図12は、LCDモニタ17の表示例を説明する図である。CPU20は、RAM18が記憶している直近のスルー画像データに基づく画像をLCDモニタ17に表示させるとともに、アシスト枠Gを表示中の画像に重ねて表示させる。撮影者は、登録しようとする被写体人物の顔がアシスト枠G内に収まるように電子カメラ1を構える。
ステップS302において、CPU20は、登録撮影モードをキャンセルする操作が行われたか否かを判定する。CPU20は、登録撮影処理を終了させる操作信号(たとえば、メニュースイッチ23eからの操作信号)を受けた場合にステップS302を肯定判定してステップS312へ進む。ステップS312において、CPU20は、アシスト枠Gの表示を終了させて図11による処理を終了する。一方、CPU20は、登録撮影処理を終了させる操作信号(たとえば、メニュースイッチ23eからの操作信号)を受けない場合には、ステップS302を否定判定してステップS303へ進む。
ステップS303において、CPU20は、レリーズスイッチがオンしたか否かを判定する。CPU20は、レリーズボタン23aが全押し操作された場合にステップS303を肯定判定し、撮影処理を行ってステップS304へ進む。CPU20は、レリーズボタン23aが全押し操作されない場合にはステップS303を否定判定し、ステップS302へ戻る。
ステップS304において、CPU20は撮影処理で取得した画像データが顔識別に使えるか否かを判定する。CPU20は、画像データのうちアシスト枠G内に対応するデータに基づいて顔検出処理を行い、顔を検出した場合にステップS304を肯定判定してステップS305へ進む。CPU20は、顔を検出していない場合にはステップS304を否定判定してステップS310へ進む。
ステップS310において、CPU20は、LCDモニタ17にメッセージを表示させてステップS301へ戻る。メッセージの内容は、たとえば、「顔が小さすぎます」とする。この場合は、取得済みの画像データを無効にして新たな登録撮影に備える。
ステップS305において、CPU20は、ステップS304で検出した顔が登録されている顔か否かを判定する。具体的には、ステップS304で検出した顔の領域の画像データと、フラッシュメモリ19内に登録されているサムネイル画像の「顔」に対応する参照用データとに基づいて顔識別処理を行うことにより、検出されている人物の顔と、参照用データに含まれている人物の顔とが同一人物のものであるか否かを識別する。
CPU20は、既に登録されている顔の場合にステップS305を肯定判定してステップS306へ進み、登録されている顔でない場合にはステップS305を否定判定してステップS309へ進む。
ステップS309において、CPU20は、新たな人物の「顔」として参照用データをフラッシュメモリ19に記録(登録)してステップS301へ戻る。具体的には、アシスト枠G内に対応する画像データに基づいてサムネイル画像データを生成し、上記画像データに基づいて特徴量データを生成する。そして、サムネイル画像データおよび特徴量データを含む参照用データをフラッシュメモリ19に記録する。これにより、笑顔判定人物設定画面(図2)における人物Bのように、参照用データが登録される。
ステップS306において、CPU20は、LCDモニタ17にメッセージを表示させてステップS307へ進む。メッセージの内容は、たとえば、「既に登録されています」とする。
ステップS307において、CPU20は、追加記録(登録)のための実行操作が行われたか否かを判定する。CPU20は、OKスイッチ23hが押下操作された場合にステップS307を肯定判定してステップS308へ進む。CPU20は、OKスイッチ23hが押下操作されない場合にはステップS307を否定判定し、ステップS311へ進む。
ステップS308において、CPU20は、登録済み人物の「顔」として参照用データをフラッシュメモリ19に追加記録(登録)してステップS301へ戻る。具体的には、アシスト枠G内に対応する画像のデータに基づいてサムネイル画像データを生成し、上記画像データに基づいて特徴量データを生成する。そして、サムネイル画像データおよび特徴量データを含む参照用データをフラッシュメモリ19に追加記録する。これにより、笑顔判定人物設定画面(図2)における人物Aおよび人物Cのように、同人物の「顔」として複数の参照用データが登録される。
ステップS307を否定判定して進むステップS311において、CPU20は、参照用データの追加記録をキャンセルする操作が行われたか否かを判定する。CPU20は、追加記録をキャンセルさせる操作信号(たとえば、十字スイッチ23gの左方向への押下操作を示す信号)を受けた場合にステップS311を肯定判定してステップS301へ戻る。ステップS301へ戻る場合は、取得済みの画像データを無効にして新たな登録撮影に備える。
一方、CPU20は、追加記録をキャンセルさせる操作信号(たとえば、十字スイッチ23gの左方向への押下操作を示す信号)を受けない場合には、ステップS311を否定判定してステップS307へ戻る。ステップS307へ戻る場合は、追加記録(登録)のための実行操作、追加記録をキャンセルするための実行操作を待つ。
<参照用データの削除>
フラッシュメモリ19に記録(登録)された参照用データは、以下のように削除可能である。LCDモニタ17に笑顔判定人物設定画面(図2)を表示した状態で削除スイッチ23fが押下操作されると、CPU20は、カーソル173で示される人物に関する参照用データを削除対象とする。
CPU20は、カーソル173で囲まれている人物Bについてサムネイル画像が1つの場合は、たとえば、「人物Bのデータを削除しますか?」というメッセージをLCDモニタ17に表示する。CPU20は、再度削除スイッチ23fが押下操作されると、表示中のサムネイル画像データ、および対応する特徴量データを含む参照用データをフラッシュメモリ19から消去する。これにより、笑顔判定人物設定画面(図2)から人物Bについての表示が削除される。
CPU20は、カーソル173で囲まれている人物Aについてサムネイル画像が2つ以上の場合は、たとえば、「全て削除」ボタンと「選択削除」ボタンとをLCDモニタ17に表示する。CPU20は、十字スイッチ23gからの操作信号に応じて「全て削除」ボタンおよび「選択削除」ボタンのうちいずれか一方のボタンを選択する。そして、「全て削除」ボタンを選択した状態で削除スイッチ23fが押下操作されると、たとえば、「人物Aのデータを全て削除しますか?」というメッセージをLCDモニタ17に表示する。CPU20は、再度削除スイッチ23fが押下操作されると、人物Aについて表示中のサムネイル画像データ、および対応する特徴量データを含む参照用データをフラッシュメモリ19から全て消去する。これにより、笑顔判定人物設定画面(図2)から人物Aについての表示が削除される。
CPU20は、「選択削除」ボタンを選択した状態で削除スイッチ23fが押下操作されると、たとえば、「削除したいデータを選んで削除スイッチを押して下さい」というメッセージをLCDモニタ17に表示する。そして、十字スイッチ23gが左右方向に押下操作されると、操作信号に応じてサムネイル画像上のカーソルの表示位置を左右に移動させる。
CPU20は、再度削除スイッチ23fが押下操作されると、その時点でカーソルが位置するサムネイル画像データ、および対応する特徴量データを含む参照用データをフラッシュメモリ19から消去する。これにより、笑顔判定人物設定画面(図2)における人物Aについての表示からサムネイル画像が個別に削除される。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ1は、撮影時に被写体人物の「顔」が笑顔に変わったことを判定した場合(ステップS125を肯定判定)に撮影処理(ステップS132)を行うようにしたので、その笑顔を撮影できる。
(2)「顔」をあらかじめ電子カメラ1に登録しておき、画像中から検出した「顔」の中から登録されている「顔」を識別した上で、識別した「顔」についてのみ笑顔の判定対象とするようにした。これにより、電子カメラ1に登録していない「顔」を判定対象に含める場合に比べて、CPU20の処理の負担を軽くすることができる。つまり、スルー画像データのうち、判定対象とすべき「顔」の領域に対応するデータのみに基づいて笑顔を判定すればよい。さらに、たとえば撮影者と親しい人物の「顔」を登録しておけば、当該人物の顔が笑顔に変わったタイミングで撮影できる。
(3)電子カメラ1に登録した複数の「顔」の中から一部の「顔」を選択可能に構成し、画像中から検出した「顔」の中から選択されている「顔」を識別した上で、識別した「顔」についてのみ笑顔の判定対象とするようにした。これにより、電子カメラ1に登録している「顔」の全てを判定対象に含める場合に比べて、CPU20の処理の負担を軽くすることができる。つまり、スルー画像データのうち、選択された「顔」の領域に対応するデータのみに基づいて笑顔を判定すればよい。
(4)上記(3)で識別した「顔」の全てについて笑顔を判定した場合に撮影処理(ステップS132)を行うようにしたので、識別した「顔」の人物全員の笑顔を撮影できる。
(5)レリーズボタン23aからの操作信号に応じて直ちに撮影処理(ステップS109)を行えるようにしたので、笑顔判定を待つことなく撮影を行うこともできる。これにより、笑顔レリーズモードでありながら、急な撮影指示に応じた撮影が可能である。
(6)顔を検出した場合にLED25を点滅させたので、笑顔レリーズの準備ができていることを被写体人物に知らせることができる。そして、セルフタイマーの作動を知らせるためのLED25を共用したので、新たなLEDを設けなくてもよい。
(7)笑顔の判定対象とする「顔」がスルー画像中に含まれていない場合は、上記(3)の代わりに、スルー画像に含まれる「顔」の全てを対象に笑顔判定するようにした。これにより、スルー画像に含まれる全ての「顔」を対等に扱って笑顔か否かを判定できる。
(8)上記(7)で判定対象とした「顔」の少なくとも1つが笑顔に変わったことを判定した場合に撮影処理(ステップS132)を行うようにしたので、全ての「顔」が笑顔に変わるまで待って撮影を行う場合に比べて、早く撮影を行うことができる。とくに、多人数の集合写真撮影の場合は有効である。
(9)笑顔を判定した場合には、撮影処理(ステップS132)で取得した画像データに基づいて生成した画像ファイルに笑顔判定したことを示す笑顔情報を含めるようにした(ステップS133)。これにより、撮影後に、笑顔が含まれている画像ファイルを特定することが容易になる。笑顔情報は、撮影画像における笑顔の位置を示す情報、笑顔の人物を示す情報を含む。
(10)判定した笑顔の度合いを示す笑顔レベルが1以上の場合、当該画像ファイルの名称を含む笑顔ファイルリスト情報を画像ファイルに関連付けて記憶媒体51へ記録するようにした(ステップS135)。これにより、撮影後に、所定レベル以上の笑顔を含む画像ファイルを特定することが容易になる。
(11)電子カメラ1にあらかじめ登録する「顔」は、当該電子カメラ1で撮影するようにしたので、他のカメラで撮影する場合に比べて使い勝手がよい。また、当該電子カメラ1で撮影した「顔」を人物ごとに登録するようにしたので、誰の「顔」を登録したかについて管理しやすくなる。
(12)同じ人物として複数の「顔」を登録可能に構成し、複数の「顔」を登録しようとする場合にこの旨を知らせるようにした。これにより、誤って重複登録するおそれを低減できる。
(13)「スリープタイマー」の設定が「30秒」に設定されている場合、および「1分」に設定されている場合には、通常の撮影モードから笑顔レリーズモードに切替えられると、「スリープタイマー」の設定をそれぞれ「5分」に自動変更するようにした。笑顔レリーズモードでは、電子カメラ1に自動的に撮影を行わせてセルフ撮影させる使用場面が想定される。この場合に、1分以内に撮像素子12の駆動が停止してしまうのは適切でない。スリープタイマーおよびLCDタイマーの計時時間をそれぞれリセット(ステップS101)してから、被写体人物が笑って笑顔判定(ステップS125を肯定判定)するまでに1分以上かかることがあり得るからである。本実施形態では、「スリープタイマー」の設定を「5分」に自動変更したことにより、笑顔レリーズモードにおける使い勝手を向上できる。
(変形例1)
上述した説明では、笑顔か否かの判定対象とする「顔」がスルー画像に含まれている場合は(ステップS117を肯定判定)、スルー画像に含まれる判定対象の「顔」の全てについて笑顔か否かを判定するようにした。この代わりに、1人の「顔」のみについて笑顔か否かを判定するようにしてもよい。これにより、CPU20の処理の負担を軽くすることができる。また、全ての「顔」が笑顔に変わるまで待って撮影を行う場合に比べて、早く撮影を行うことができる。1人の「顔」のみ判定する場合は、たとえば、画面の中央寄りの顔とする。
(変形例2)
上述した説明では、笑顔か否かの判定対象とする「顔」がスルー画像に含まれていない場合は(ステップS117を否定判定)、当該スルー画像に含まれる「顔」の全てについて笑顔か否かを判定するようにした。この代わりに、1人の「顔」のみについて笑顔か否かを判定するようにしてもよい。これにより、CPU20の処理の負担を軽くすることができる。1人の「顔」のみ判定する場合は、たとえば、画面の中央寄りの顔とする。
(変形例3)
以上の説明では、静止画撮影する場合を例に説明したが、動画撮影する場合にも本発明を適用してよい。動画撮影する場合は、笑顔か否かの判定対象とする「顔」が笑顔になった場合に記録(録画)を開始させる。録画の終了は、(A)録画開始後所定時間(たとえば5分)が経過したら終了する。あるいは、(B)録画開始後、笑顔か否かの判定対象とする「顔」が笑顔でなくなって所定時間(たとえば1分)が経過したら終了する。上記(A)および(B)は、切替え可能に構成してよい。
(変形例4)
以上の説明では、顔を検出した場合にLED25を点滅して撮影者に報知したが、電子音声によって報知するようにしてもよい。あるいはLED25の点滅と電子音声の両方により報知するようにしてもよい。
(変形例5)
撮影時に被写体人物の「顔」が笑顔に変わったことを判定した(ステップS125を肯定判定)ことに基づいて撮影処理(ステップS132)を行った場合にも、スリープタイマーの計時時間をリセットさせてもよい。電子カメラ1に自動的に撮影を行わせてセルフ撮影させる使用場面では、被写体人物が笑っている場合にはスリープタイマーの計時時間にかかわらず撮影を続けたいという要望も想定される。この場合に、たとえば5分で撮像素子12の駆動が停止してしまうのは適切でない。変形例5では、スリープタイマーによる計時時間を撮影処理(ステップS132)を行うごとにリセットすることにより、笑顔レリーズモードにおける使い勝手を向上できる。
(変形例6)
笑顔レベルを示す情報を、笑顔ファイルリスト情報として画像ファイルに関連付けた別ファイルとして記憶媒体51に記録する例を説明したが、撮影処理(ステップS132)で取得した画像データに基づいて生成した画像ファイルに笑顔レベルを示す情報を含めるようにしてもよい。この場合にも、撮影後に、所定レベル以上の笑顔を含む画像ファイルを特定することが容易である。
(第二の実施形態)
上述した第一の実施形態による電子カメラ1によって記録された記憶媒体51内の画像ファイル内の画像データに基づいて、LCDモニタ17に画像を表示する場合について説明する。
<笑顔再生処理>
電子カメラ1のCPU20は、笑顔レリーズモード時にモードスイッチ23dが押下操作されると、笑顔レリーズモードから笑顔再生モードへ切替える。以下、CPU20が笑顔再生モード時に実行する処理の流れについて、図13のフローチャートを参照して説明する。CPU20は、笑顔再生モードへ切替えた場合に図13の笑顔再生モード処理を行うためのプログラムを起動する。
図13のステップS201において、CPU20は、記憶媒体51に記録されている笑顔ファイルリスト情報を読み出してステップS202へ進む。ステップS202において、CPU20は、笑顔画像の一覧をLCDモニタ17に表示させてステップS203へ進む。具体的には、笑顔ファイルリスト情報に基づいて、記憶媒体51に記録されている画像ファイルのうち、笑顔(本実施形態の場合は笑顔レベルが1以上)を含む画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルによるサムネイル画像を並べて表示する。
図14は、笑顔画像の一覧表示を例示する図である。CPU20は、十字スイッチ23gが上下左右方向に押下操作されると、操作信号に応じてカーソル131の表示位置を上下左右に移動させる。カーソル131は、いずれか1つのサムネイル画像を囲む。
図13のステップS203において、CPU20はズームスイッチ(T)が操作されたか否かを判定する。CPU20は、ズームスイッチ23bが押下操作された場合、ステップS203を肯定判定してステップS204へ進む。CPU20は、ズームスイッチ23bが押下操作されない場合には、ステップS203を否定判定してステップS211へ進む。
ステップS204において、CPU20は、カーソル131が位置する1コマの撮影画像をLCDモニタ17に表示させてステップS205へ進む。具体的には、カーソル131で囲まれているサムネイル画像と同じ画像ファイル内に記録されている画像データを読み出し、当該画像データに基づく画像を表示させる。図15は、1コマ表示を例示する図である。図15において、人物Aと人物Cの顔が含まれている。
ステップS205において、CPU20はズームスイッチ(T)が操作されたか否かを判定する。CPU20は、ズームスイッチ23bが押下操作された場合、ステップS205を肯定判定してステップS206へ進む。CPU20は、ズームスイッチ23bが押下操作されない場合には、ステップS205を否定判定してステップS213へ進む。
ステップS213において、CPU20はズームスイッチ(W)が操作されたか否かを判定する。CPU20は、ズームスイッチ23cが押下操作された場合にステップS213を肯定判定してステップS202へ戻る。ステップS202へ戻ったCPU20は、1コマ表示から笑顔画像の一覧表示(図14)に戻す。一方CPU20は、ズームスイッチ23cが押下操作されない場合はステップS213を否定判定し、ステップS205へ戻る。ステップS205へ戻る場合は、上述した処理を繰り返す。
ステップS206において、CPU20は笑顔座標の1つを選択してステップS207へ進む。具体的には、笑顔領域(笑顔を構成する画像データ)の所定位置(たとえば顔領域の中心座標)を拡大中心とする。笑顔の位置を示す情報は、笑顔情報に含まれている。ステップS207において、CPU20は、LCDモニタ17に表示中の画像のうち、拡大中心の周囲を引き延ばしてズームアップ表示(拡大表示)する。表示倍率は、たとえば、顔の表示サイズをLCDモニタ17の表示域の短辺の略1/3にする倍率とする。なお、ズームアップ表示する前の画像(元画像と呼ぶ)で顔領域の表示サイズがLCDモニタ17の表示域の短辺の1/3を超えている場合は、表示倍率を1.2倍とする。また、元画像で顔領域が画像の端部に位置する場合など、顔領域の中心座標を拡大中心にできない場合には、可能な範囲で拡大中心を顔領域の中心座標に寄せる。
図16は、ズームアップ表示後の表示画面を例示する図である。CPU20は、図15に例示した表示画像を元画像とし、元画像のファイルに人物Aと人物Cの笑顔情報が含まれていれば、元画像において上側に位置する人物Cの顔を先にズームアップ表示する。なお、元画像において上下方向の同位置に複数の顔が存在する場合には、左側に位置する人物の顔を先にズームアップ表示する。笑顔の人物を示す情報は、笑顔情報に含まれている。
図13のステップS208において、CPU20は、十字スイッチ23gが左右方向に押下操作されたか否かを判定する。CPU20は、十字スイッチ23gから左右方向の操作信号を受けた場合にステップS208を肯定判定してステップS209へ進む。CPU20は、十字スイッチ23gから左右方向の操作信号を受けない場合にはステップS208を否定判定してステップS214へ進む。
ステップS209において、CPU20は笑顔座標が複数あるか否かを判定する。CPU20は、LCDモニタ17に表示中のコマの画像ファイルに複数の笑顔が含まれている場合にステップS209を肯定判定してステップS210へ進む。CPU20は、LCDモニタ17に表示中のコマの画像ファイルに複数の笑顔が含まれていない場合にはステップS209を否定判定し、ステップS208へ戻る。
ステップS210において、CPU20は、十字スイッチ23gからの操作信号に応じて笑顔座標を選択してステップS207へ戻る。具体的には、十字スイッチ23gからの操作信号が示す方向に位置する他の顔領域(顔を構成する画像データ)の所定位置(たとえば顔領域の中心座標)を拡大中心とする。これにより、ステップS207へ戻ったCPU20は、新たな拡大中心の周囲を引き延ばしてズームアップ表示する。
図17は、ズームアップ表示後の表示画面を例示する図である。表示倍率の決定は、上述した図16の場合と同様に行われる。
ステップS208を否定判定して進むステップS214において、CPU20はズームスイッチ(W)が操作されたか否かを判定する。CPU20は、ズームスイッチ23cが押下操作された場合にステップS214を肯定判定してステップS204へ戻る。ステップS204へ戻ったCPU20は、ズームアップ表示から1コマ表示(図15)に戻す。一方CPU20は、ズームスイッチ23cが押下操作されない場合はステップS214を否定判定し、ステップS208へ戻る。ステップS208へ戻る場合は、上述した処理を繰り返す。
ステップS203を否定判定して進むステップS211において、CPU20は笑顔再生モードをキャンセルする操作が行われたか否かを判定する。CPU20は、笑顔再生処理を終了させる操作信号(たとえば、モードスイッチ23dからの操作信号)を受けた場合にステップS211を肯定判定してステップS212へ進む。ステップS212において、CPU20は、一覧表示を終了させて図13による処理を終了する。一方、CPU20は、笑顔再生処理を終了させる操作信号(たとえば、モードスイッチ23dからの操作信号)を受けない場合には、ステップS211を否定判定してステップS203へ戻る。
以上説明した第二の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)笑顔再生モード処理では、記憶媒体51に記録されている画像ファイルの中から、笑顔の度合いが所定レベル以上の笑顔を含む画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルに記録されている撮影画像の一覧をLCDモニタ17に表示させるようにした。これにより、撮影者は、所定レベルの笑顔が含まれている撮影画像をまとめて確認することができる。
(2)撮影画像の一覧をLCDモニタ17に表示中にズームスイッチ(T)が押下操作された場合、カーソル131で囲まれている表示画像をLCDモニタ17に1コマ表示するようにした(図15)。撮影者は、笑顔が含まれている撮影画像を1コマずつ確認することができる。
(3)LCDモニタ17に1コマ表示中(図15)にズームスイッチ(T)が押下操作された場合、笑顔領域の中心座標を拡大中心として笑顔をズームアップ表示した。笑顔領域の中心座標は、撮影画像における笑顔の位置を示す情報として笑顔情報に含まれ、この笑顔情報は画像ファイルに含められている。笑顔がズームアップ画像の中央に位置するので、撮影者にとって笑顔の確認がしやすい。
(変形例7)
笑顔レベル1以上の笑顔を含む画像ファイルを読み出すようにしたが、笑顔レベル2以上の笑顔を含む画像ファイルを読み出すように構成してもよい。また、たとえば笑顔レベル1の笑顔を含む画像ファイルのみを読み出すように、笑顔レベル単位で読み出させるようにしてもよい。
(変形例8)
ステップS202において笑顔を含む撮影画像の一覧をLCDモニタ17に表示させ(図14)、その後にズームスイッチ(T)23bが押下操作された場合に1コマ表示(図15)に表示切替えを行った。一覧表示する代わりに、常に1コマ表示するように構成してもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。電子カメラ1を例に説明したが、たとえば、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)、フォトビューワなどの電子機器にも本発明を適用できる。また、第二の実施形態において説明した記憶媒体51内の画像ファイルを表示するものは、上述した電子機器の他、コンピュータ装置で構成しても構わない。
本発明の第一の実施形態による電子カメラの構成例を説明するブロック図である。 電子カメラの背面図である。 操作メニュー画面を例示する図である。 笑顔レリーズモード時の撮影処理の流れを説明するフローチャートである。 笑顔レリーズモード時の撮影処理の流れを説明するフローチャートである。 タイマーによる計時時間の設定手順について説明する図である。 タイマーによる計時時間の設定手順について説明する図である。 タイマーによる計時時間の設定手順について説明する図である。 画像の表示例を説明する図である。 画像の表示例を説明する図である。 登録撮影処理の流れを説明するフローチャートである。 画像の表示例を説明する図である。 笑顔再生モード時の処理の流れについて説明するフローチャートである。 笑顔画像の一覧表示を例示する図である。 1コマ表示を例示する図である。 ズームアップ表示を例示する図である。 ズームアップ表示を例示する図である。
符号の説明
1…電子カメラ
12…撮像素子
13…AFE回路
14…画像処理回路
15…スピーカ駆動回路
16…スピーカ
17…LCDモニタ
18…メモリ
19…フラッシュメモリ
20…CPU
21…メモリカードインターフェース
22…電源制御回路
23…操作部材
25…LED
51…記憶媒体

Claims (14)

  1. 被写体像を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記画像データに基づいて、前記撮像した画像に含まれる顔を検出する顔検出手段と、
    識別すべき顔を複数設定する顔設定手段と、
    前記顔検出手段で検出された顔の中から前記顔設定手段で設定された前記複数の顔を識別する顔識別手段と、
    前記顔識別手段で顔が識別された場合には、前記顔識別手段で識別された前記複数の顔を笑顔判定対象とし、前記顔識別手段で顔が識別されなかった場合には、前記顔検出手段で検出された全ての顔を笑顔判定対象とする対象決定手段と、
    前記対象決定手段で決定された笑顔判定対象の前記複数の顔が笑顔に変わったか否かを判定する変化判定手段と、
    前記顔識別手段で顔が識別された場合には、前記変化判定手段で前記複数の顔が全て笑顔に変わったことが判定された場合に前記撮像手段が撮像して出力する画像データを記憶媒体に記録するように撮影制御し、前記顔識別手段で顔が識別されなかった場合には、前記全ての顔のうち少なくとも1つが笑顔に変わったことが前記変化判定手段で判定された場合に前記撮像手段が撮像して出力する画像データを前記記憶媒体に記録する撮影制御手段と、
    撮影開始を指示するための操作部材と、を備え、
    前記撮影制御手段は、前記操作部材からの操作信号を受けた場合、前記変化判定手段による笑顔変化判定にかかわらず前記撮像手段が撮像して出力する画像データを前記記憶媒体に記録することを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記顔検出手段で顔が検出されていることを報知する報知手段を、さらに備えることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記変化判定手段による笑顔変化判定に基づいて撮影を行う第1撮影モード、および撮影開始を指示するための操作部材からの操作信号に基づいて撮影を行う第2撮影モードを含む、複数の撮影モード間で撮影モードの切替え設定を行う撮影モード設定手段と、
    前記撮像手段に対する電力の供給および供給停止を制御する撮像電源制御手段と、
    第1の時間を計時する第1計時手段と、
    前記第1の時間より長い第2の時間を計時する第2計時手段と、
    前記第2撮影モードにおいて、無操作時に前記第1計時手段によって前記第1の時間が計時されたことに基づいて、前記電力供給の停止を前記撮像電源制御手段へ指示する指示手段と、
    前記第1の時間が所定時間より短い場合に前記モード設定手段によって前記第2撮影モードから前記第1撮影モードへ切替え設定されると、無操作時に前記第2計時手段によって前記第2の時間が計時されたことに基づいて、前記電力供給の停止を前記撮像電源制御手段へ指示するように前記指示手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするカメラ。
  4. 請求項3に記載のカメラにおいて、
    表示手段と、
    前記表示手段に対する電力の供給および供給停止を制御する表示電源制御手段と、
    前記第2の時間より短い第3の時間を計時する第3計時手段と、
    前記第2の時間以上の第4の時間を計時する第4計時手段と、
    操作部材からの操作信号に応じて前記第3の計時手段または前記第4の計時手段を選択する選択手段と、
    無操作時に、前記選択手段によって選択されている計時手段によって前記第3の時間または前記第4の時間が計時されたことに基づいて、前記電力供給の停止を前記表示電源制御手段へ指示する第2指示手段と、をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記撮影制御手段は、前記撮像手段が撮像して出力する静止画像データを前記記憶媒体に記録するように撮影制御することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記変化判定手段で判定された笑顔の程度を判定する笑顔程度判定手段をさらに備え、
    前記記録手段は、前記笑顔程度判定手段によって判定された笑顔の程度を示す情報を、前記画像データとともに画像ファイルに含めて、または前記画像データを含む画像ファイルに関連づけて、前記記憶媒体に記録することを特徴とするカメラ。
  7. 請求項6に記載のカメラにおいて、
    前記記憶媒体の記憶内容に基づいて、前記記憶媒体が記憶する画像ファイルから前記笑顔の程度が所定値以上である画像ファイルを特定する特定手段と、
    前記特定された画像ファイルに含まれる画像データによる画像を表示装置に再生表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とするカメラ。
  8. 請求項6に記載のカメラにおいて、
    前記変化判定手段によって判定された笑顔の画像における位置情報を、前記画像データとともに画像ファイルに含めて、または前記画像データを含む画像ファイルに関連づけて、前記記憶媒体に記録する記録手段を、さらに備えることを特徴とするカメラ。
  9. 請求項8に記載のカメラにおいて、
    前記記憶媒体の記憶内容に基づいて、前記記憶媒体が記憶する画像ファイルに含まれる画像データのうち、前記位置情報が示す画像データによる笑顔画像を表示装置に拡大表示させる表示制御手段を備えることを特徴とするカメラ。
  10. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記顔設定手段が識別すべき顔を設定するための顔画像を前記撮像手段が出力する画像データに基づいて生成する顔画像生成手段と、
    前記顔画像生成手段で生成された顔画像を人物ごとに登録する登録手段と、をさらに備え、
    前記顔設定手段は、前記登録されている顔画像の中から識別すべき顔を設定することを特徴とするカメラ。
  11. 請求項10に記載のカメラにおいて、
    前記登録手段に対して複数の顔画像を同一人物として登録する指示が行われたことを検出する指示検出手段と、
    前記指示検出手段が前記検出をしたことを報知する報知手段と、を備えることを特徴とするカメラ。
  12. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記撮影制御手段は、前記撮像手段が撮像して出力する動画像データを前記記憶媒体に記録するように撮影制御することを特徴とするカメラ。
  13. 画像を表示する表示手段と、
    請求項6に記載のカメラによって記録された記憶媒体の記憶内容に基づいて、前記記憶媒体が記憶する画像ファイルから前記笑顔の程度が所定値以上である画像ファイルを特定する特定手段と、
    前記特定された画像ファイルに含まれる画像データによる画像を前記表示手段に再生表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  14. 画像を表示する表示手段と、
    請求項8に記載のカメラによって記録された記憶媒体の記憶内容に基づいて、前記記憶媒体が記憶する画像ファイルに含まれる画像データのうち、前記位置情報が示す画像データによる笑顔画像を表示装置に拡大表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
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