JP2012019321A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影直後に画像表示を行うクイックレビューにおいて、撮影画像を適切なタイミングで適切な時間の間だけ表示する撮像装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ100では、画像が撮影されると、撮影された画像がメモリ130に記憶され(S305)、撮影直後に予め定められた表示時間の間、メモリ130に記憶された画像が画像表示部124の表示面に表示され(S308)、表示時間が経過したときにデジタルカメラ100の本体の姿勢が検知され(S313)、検知された本体の姿勢が判定され(S314)、表示面が上向きとなる姿勢であると判定された場合に、表示時間が延長される(S315)。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置に関し、特にクイックレビュー時に画像を適切なタイミングで表示し、画像表示を延長させる撮像装置及びその制御方法、その制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、そのプログラムを格納した記憶媒体に関する。
近時、デジタルカメラのように、撮影レンズで被写体の光を集めてCCD等の撮像素子に結像させ、記憶媒体に画像データを保存する撮像装置が広く用いられている。このような撮像装置は、被写体を確認したり、記憶した画像を再生したり等するための画像表示部を有している。
画像表示部を通して被写体を確認するために、被写体をリアルタイムで画像表示部に表示するライブビュー撮影モードを搭載している撮像装置が知られている。光学ファインダを備えていない撮像装置でも、ライブビュー撮影モードを用いることで、画像表示部を通して構図を確認しながら撮影することができる。
また、撮影直後に撮影画像を確認するために、画像表示部に撮影画像を一定時間表示するクイックレビュー機能を備えた撮像装置が知られている。従来、クイックレビューの表示時間は、ユーザによって予め設定された時間とするか、又は、ユーザによってクイックレビューを終了するための操作が行われるまで継続するように設定可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
クイックレビュー機能に関しては、その他にも、クイックレビュー機能の実行時に、ズームレバーを作動させると、画像表示がそのまま保持される技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。セルフタイマやリモコンを用いて静止画撮影を行なった際、任意の操作キーを押すまでの間、画像表示をそのまま保持する技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−186386号公報 特開2005−223763号公報 特開2007−013472号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術のように、所定時間でクイックレビューを終了する構成の場合、ユーザが撮影画像を入念に確認したいにもかかわらず、その途中でクイックレビューが消えてしまう場合がある。一方、クイックレビューの表示時間を極端に長く設定してしまうと、確認しなくてもよい画像も表示され続けることになるため、電力消費が増大するという問題がある。
特許文献2に開示された技術の場合、ユーザはクイックレビュー中にわざわざズームレバーを操作する必要があり、操作が煩わしいという問題がある。また、特許文献3に開示された技術の場合、クイックレビュー中に任意の操作キーを押す必要があり、それまでの間は撮影画像が表示され続けるため、電力消費が増大するという問題がある。
本発明は、撮影直後に画像表示を行うクイックレビューにおいて、撮影画像を適切なタイミングで適切な時間の間だけ表示する撮像装置を提供することを目的とする。また、本発明は、この撮像装置の制御方法、その制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、そのプログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る撮像装置は、画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置であって、前記撮像手段により撮影された画像の記憶手段への記憶を指示する指示手段と、表示面を有し、前記記憶手段に記憶された画像を前記表示面に表示する表示手段と、当該撮像装置の本体の姿勢を検知する姿勢検知手段と、予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を前記画像の撮影直後に前記表示面に表示するクイックレビューの際に、前記表示面への前記画像の表示を制御するクイックレビュー制御手段と、を備え、前記クイックレビュー制御手段は、前記表示時間が経過したときに前記本体の姿勢が前記表示面が上向きとなる姿勢であると前記姿勢検知手段により検知された場合、前記表示時間の延長を行うことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る撮像装置は、画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置であって、前記撮像手段により撮影された画像の記憶手段への記憶を指示する指示手段と、前記指示手段により前記記憶手段に記憶された画像を表示する表示手段と、当該撮像装置の本体の姿勢を検知する姿勢検知手段と、予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を前記画像の撮影直後に前記表示手段に表示するクイックレビューの際の前記表示手段への前記画像の表示を制御するクイックレビュー制御手段と、を備え、前記クイックレビュー制御手段は、前記撮像手段により撮影された画像が前記記憶手段へ記憶された際に前記姿勢検知手段により検知された前記本体の姿勢と前記表示時間が経過したときに前記姿勢検知手段により検知された前記本体の姿勢との間に差異がある場合、前記表示時間の延長を行うことを特徴とする。
本発明によれば、撮影直後に画像表示を行うクイックレビューにおいて、撮影画像を適切なタイミングで適切な時間の間だけ表示することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの背面図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの第1実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 図3及び図4に示したフローチャートに従うデジタルカメラの本体の動作と画像表示部の動作との関係を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの第3実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの第4実施形態に係る動作を示すフローチャートである。 図6及び図7に示したフローチャートに従うデジタルカメラの本体の動作と画像表示部の動作との関係を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ100では、被写体からの光は撮影レンズ111によって撮像部116に結像され、撮像部116において電気信号へと変換される。撮像部116は、具体的には、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子である。撮像部116の手前には、後述する露光制御手段134からの指示により動作する機械式シャッタ115が配置されている。機械式シャッタ115は、被写体光束の光路から待避して露光を開始させる先幕(不図示)と、被写体光束の光路から待避しており、先幕の走行開始後、所定のタイミングで被写体光束を遮光する後幕(不図示)とを有するフォーカルプレーンシャッタである。
撮像部116から出力される電気信号はアナログ信号であるため、このアナログ信号はA/D変換器120によってデジタル信号に変換される。A/D変換器120から出力されるデジタル信号と後述のメモリ制御回路123から出力されるデータに対して、画像処理回路122によって、画素補間処理や色変換処理等の所定の演算処理が行われる。システム制御回路140は、画像処理回路122により得られた演算結果に基づいて、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ制御回路123は、A/D変換器120、画像処理回路122、画像表示メモリ132、D/A変換器121、メモリ130及び計時回路131を制御する。A/D変換器120から出力される画像データは、画像処理回路122とメモリ制御回路123とを介して、又は直接にメモリ制御回路123を介して、画像表示メモリ132やメモリ130に書き込まれる。
画像表示部124は、例えばTFT−LCD等であり、画像表示メモリ132に書き込まれた表示用の画像データが、D/A変換器121を通して画像表示部124に表示される。メモリ130は、撮影された静止画像や動画像のデータを格納し、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データを格納するのに十分な記憶容量を備えている。これにより、デジタルカメラ100は、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の際にも、メモリ130に対して大量の画像データの書き込みを高速で行うことができる。
計時回路131は、クイックレビュー表示時間、クイックレビュー表示延長時間等の予め設定された時間の計時を行う。露光制御手段134は、システム制御回路140の指示により、機械式シャッタ115の先幕と後幕の走行の制御、先幕と後幕を元の位置に戻すシャッタチャージ及び絞り(不図示)の制御を行う。測距制御手段135は、撮影レンズ111のフォーカシングを制御する。露光制御手段134と測距制御手段135はTTL方式を用いて制御されており、システム制御回路140が、画像処理回路122による演算結果に基づいて、露光制御手段134と測距制御手段135に対して制御を行う。
システム制御回路140は、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御回路140は、CPUを備えており、不揮発性メモリ141に記憶されたプログラムを実行することで、デジタルカメラ100における各種の処理を実現させる。表示部142は、システム制御回路140によるプログラムの実行に応じて、文字や画像、音声等を用いて、デジタルカメラ100の動作状態やメッセージ等を表示する。なお、表示部142は、デジタルカメラ100の操作部近傍の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されており、その一部の機能は光学ファインダ(後述する図2参照)内に設置されている。
物体検知手段143は、例えば赤外光を投光し、その反射光から物体の有無を検知する。物体検知手段143を光学ファインダの下部に配置すると、撮影者が光学ファインダに顔を近づけているか否かを検知することができ、撮影後であっても撮影者が顔を光学ファインダに近づけている限りは、画像表示部124にクイックレビューは表示されない。よって、撮影者が引き続いて撮影しようとしている場合、画像表示部124の明るさによって、撮影行為が妨げられないという効果が得られる。
姿勢検知手段144は、デジタルカメラ100の姿勢を検知し、例えば角速度センサや重力センサ、加速度センサ等の公知のセンサを用いることができる。三脚モード設定手段146は、三脚使用の有無を判断し、三脚使用の有無はデジタルカメラ100の三脚部(不図示)に検知スイッチや検知センサを用いることによって検知することができる。なお、画像表示部124に設定画面を表示させて、撮影者が三脚使用の有無の設定を行うように構成されていてもよい。
クイックレビュー制御手段145は、クイックレビュー実行時に画像表示部124に撮影画像を適切なタイミングで表示する制御を行い、予め撮影者によって設定される等して定められたクイックレビュー表示時間を延長させる制御を行う。このようなクイックレビュー制御手段145による制御は、物体検知手段143及び姿勢検知手段144による検知結果と、三脚モード設定手段146による設定情報とに基づいて行われる。なお、本実施形態では、クイックレビュー制御手段145を独立したブロックとしたが、システム制御回路140がクイックレビュー制御手段145の機能を兼ねるものとしてもよい。
シャッタボタン150は、シャッタスイッチSW1,SW2の2段スイッチで構成されている。撮影準備動作指示手段151は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の撮影準備動作を指示する。本実施形態では、撮影準備動作指示手段151は、シャッタボタン150の第1ストロークでONとなるシャッタスイッチSW1で構成される。
撮影動作指示手段152は、撮影動作開始(すなわち、撮影処理)を指示する。すなわち、撮影動作指示手段152はまず、撮像部116から読み出した信号をA/D変換器120、メモリ制御回路123を介してメモリ130に画像データを書き込む露光処理の動作開始を指示する。撮影動作指示手段152はまた、画像処理回路122やメモリ制御回路123での演算を用いた現像処理を指示する。撮影動作指示手段152は更に、メモリ130から画像データを読み出し、圧縮伸長回路133で圧縮を行い、つまり、撮影した画像を記憶するために記憶媒体180に画像データを書き込むという一連の処理を指示する。本実施形態では、撮影動作指示手段152は、シャッタボタン150の第2ストローク(第2ストローク>第1ストローク)でONとなるシャッタスイッチSW2で構成される。
電源ボタン164の押下により、デジタルカメラ100の駆動のON/OFFが切り替えられる。電源制御手段160は、電池等の電源手段163の装着の有無、電源手段163の種類、電源手段163が電池である場合の電池残量の検知等を行い、その検知結果とシステム制御回路140の指示に基づいて、必要な電圧を必要な期間、必要な部位に供給する。電源制御手段160と電源手段とはコネクタ161,162を介して電気的に接続される。電源手段163は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等である。
インタフェース170は、記憶媒体180とシステム制御回路140との情報のやり取りを仲介する。コネクタ171は、インタフェース170と記憶媒体180との接続を行う。記憶媒体180は、具体的には、メモリカードやハードディスク等である。記憶媒体180は、半導体メモリや磁気ディスク等で構成される記憶部175と、記憶部175とデジタルカメラ100の本体との情報のやり取りを仲介するインタフェース172と、デジタルカメラ100の本体に対する接続を行うコネクタ173とを備えている。記憶媒体着脱検知手段74はコネクタ171に記憶媒体180が装着されているか否かを検知する。
なお、本実施形態に係るデジタルカメラ100は、記憶媒体180を取り付けるための1系統のインタフェース170及びコネクタ171を備えているとした。しかし、これに限定されず、記憶媒体180を取り付けるための複数系統のインタフェース及びコネクタを備える構成としてもよい。また、その場合、異なる規格のインタフェース及びコネクタを備える構成としても構わない。
インタフェース170及びコネクタ171としては、PCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成することがして構わない。記憶媒体180がPCMCIA規格のカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の場合、性能が記されている情報記憶回路を内蔵していることがある。なお、コネクタ171に各種通信カードを接続することにより、他機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合う構成とすることができる。
図1に示されるライブビューボタン153、画像再生ボタン154及び選択決定ボタン155については、次に図2を参照して説明する。
図2は、デジタルカメラ100の背面図である。図2に示されるように、デジタルカメラ100において、Y軸方向を光軸(撮像面に垂直な方向)と平行な方向とする。X軸方向とZ軸方向とは直交しており、共に画像表示部124の表示面に平行であり、共にY軸方向とも直交する。
シャッタボタン150を上にしてデジタルカメラ100を構えたときのデジタルカメラ100の姿勢を正位置姿勢とし、このときにデジタルカメラ100において重力方向と平行な方向をZ軸方向とする。換言すれば、Z軸方向は、デジタルカメラ100を正位置姿勢で構えた場合の縦方向(画像表示部124の表示面が横長のアスペクト比である場合の表示面の短辺方向)である。
デジタルカメラ100を正位置姿勢からY軸回りに90度回転(右回転と左回転を問わない)させて構えたときのデジタルカメラ100の姿勢を縦位置姿勢とし、このときにデジタルカメラ100において重力方向と平行な方向をX軸方向とする。換言すれば、X軸方向は、デジタルカメラ100を正位置姿勢で構えた場合の横方向(画像表示部124の表示面が横長のアスペクト比である場合は表示面の長手方向)である。姿勢検知手段144は、これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向のそれぞれについて、重力方向に対してどれだけ傾いているかを検知する。
デジタルカメラ100の背面に設けられているライブビューボタン153は、ライブビュー撮影モードの開始を指示するための操作手段である。ライブビューボタン153の押下によって、通常撮影モードとライブビュー撮影モードとを切り替えることができるようになっている。画像再生ボタン154は、画像表示メモリ132に記憶された画像データを読み出して、画像表示部124に表示させるための操作手段である。選択決定ボタン155は、画像表示部124の表示面に表示されるメニュー画面において、選択や決定を行うための操作手段であり、ここでは、十字形状の4方向ボタンが用いられている。選択決定ボタン155は、これに限定されず、例えば、8方向の移動ボタンやタッチパネル等の他の機構を用いても構わない。
《デジタルカメラ100の撮影時動作の第1実施形態》
図3は、デジタルカメラ100の撮影時の第1実施形態に係る動作を示すフローチャートである。デジタルカメラ100の本体の電源がOFFの状態で電源ボタン164が押されると(スタート)、システム制御回路140を介して電源がON状態となり、通常撮影モードが設定される(ステップS301)。なお、ライブビューボタン153を押すことによって、ライブビュー撮影モードに切り替えることができる。第1実施形態では、撮影モードは、通常撮影モードとライブビュー撮影モードのどちらであってもよい。
続いて、シャッタスイッチSW1が押下されたか否かが判定される(ステップS302)。シャッタスイッチSW1が押下されていない場合(S302で“NO”)、シャッタスイッチSW1が押下されるのを待つ状態に維持される。シャッタスイッチSW1が押下された場合(S302で“YES”)、システム制御回路140により、オートフォーカスが駆動し、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の撮影準備動作の開始が指示される(ステップS303)。
ステップS303の後、シャッタスイッチSW2が押下されたか否かが判定される(ステップS304)。シャッタスイッチSW2が押下された場合(S304で“YES”)、処理はステップS305に進められる。一方、シャッタスイッチSW2が押下されていない場合(S304で“NO”)は、シャッタスイッチSW1を押下した状態が保持されているか否かが判定される(ステップS306)。シャッタスイッチSW1が保持されている場合(S306で“YES”)、処理はステップS304に戻され、シャッタスイッチSW1が保持されていない場合(S306で“NO”)、処理はステップS302へ戻される。
ステップS305では、撮影の動作開始が指示され、撮影が行われる。具体的には、システム制御回路140により、撮像部116から読み出された信号が、A/D変換器120とメモリ制御回路123を介して、メモリ130に画像データを書き込む露光処理の動作開始が指示される。システム制御回路140はまた、画像処理回路122やメモリ制御回路123での演算を用いた現像処理、メモリ130から読み出した画像データの圧縮伸長回路133での圧縮、記憶媒体180への画像データの書き込みという一連の処理の動作開始を指示する。
その後、物体検知手段143によって物体(すなわち、撮影者)が検知されているか否かが検知される(ステップS307)。撮影者が検知されている場合(S307で“YES”)、画像表示部124が消灯され(ステップS309)、その後、処理はステップS307へ戻される。撮影者が検知されていない場合(S307で“NO”)、撮影した画像データが画像表示部124にクイックレビューとして表示される(ステップS308)。
画像表示部124にクイックレビューが表示されることで、撮影者は構図やピントずれがないか否かを確認することができる。画像表示部124にクイックレビューを表示し続ける必要はないため、クイックレビューが表示されると、計時回路131により、予め設定されたクイックレビュー表示時間の計時が開始される。
計時回路131による計時開始と共に、シャッタスイッチSW1が押下されたか否かが判定される(ステップS310)。シャッタスイッチSW1が押下された場合(S310で“YES”)、撮影者が再撮影を行うものと推測されるため、クイックレビューを終了し(ステップS312)、処理はステップS303に戻される。シャッタスイッチSW1が押下されていない場合(S310で“NO”)、ステップS308において予め設定されたクイックレビュー表示時間の計時が開始されているので、そのクイックレビュー表示時間が経過した否かが判定される(ステップS311)。
クイックレビュー表示時間が経過していない場合(S311で“NO”)、処理はステップS310に戻される。クイックレビュー表示時間が経過した場合(S311で“YES”)、デジタルカメラ100の本体の姿勢に関する情報が姿勢検知手段144により取得される(ステップS313)。そして、デジタルカメラ100の姿勢が予め設定された姿勢か否かが判定される(ステップS314)。
第1実施形態では、ステップS314にて判定される「予め設定された姿勢」とは、「画像表示部124の表示面が上を向いている姿勢」である。例えば、Y軸方向と重力方向とのなす角θを、撮影レンズ111が真下、且つ、画像表示部124の表示面が真上の状態では0度、撮影レンズ111が真上、且つ、画像表示部124の表示面が真下の状態では180度とする。Y軸方向と重力方向とのなす角θが、例えば、−70度≦θ≦70度のときに、「画像表示部124の表示面が上を向いている姿勢」と判断することができる。この判断基準は、撮影者がデジタルカメラ100を正位置姿勢で保持している場合と縦位置姿勢で保持している場合のいずれの場合にも用いることができる。
撮影者がデジタルカメラ100を正位置姿勢で保持している場合、画像表示部124の表示面を上に向ける動作は、撮影レンズ111が下を向くように、デジタルカメラ100をX軸回りに回転させる動作となる。正位置姿勢においては、Z軸方向と重力方向とのなす角ηは0度である。よって、撮影レンズ111が下を向くようにデジタルカメラ100を回転させ、Z軸方向と重力方向とのなす角ηが20≦η≦160度(η=90度から±70度の範囲)の状態を、「画像表示部124の表示面が上を向いている姿勢」と判断することができる。
撮影者がデジタルカメラ100を縦位置姿勢で保持している場合、画像表示部124の表示面を上に向ける動作は、撮影レンズ111が下を向くように、デジタルカメラ100をZ軸回りに回転させる動作となる。縦位置姿勢においては、X軸方向と重力方向とのなす角ζは0度である。よって、撮影レンズ111が下を向くようにデジタルカメラ100を回転させ、X軸方向と重力方向とのなす角ζが20≦ζ≦160度(ζ=90度から±70度の範囲)の状態を、「画像表示部124の表示面が上を向いている姿勢」と判断することができる。
上述の通りにステップS314で行われる判定を、以下の説明において「上向き判定」と称し、「画像表示部124の表示面が上を向いている姿勢」を「表示面上向き姿勢」と称する。
表示面上向き姿勢ではない場合(S314で“NO”)、クイックレビューは終了され(ステップS318)、その後、処理はステップS302へ戻される。表示面上向き姿勢の場合(S314で“YES”)、クイックレビュー表示時間の延長が行われる(ステップS315)。クイックレビューの表示延長時間の設定方法としては、設定されているクイックレビュー表示時間のN倍(N=2,3,4,・)とする方法や、予め用意された延長可能時間を撮影者が選択し、設定する方法等が挙げられる。ステップS315においてクイックレビューの表示時間が延長されると同時に、クイックレビューの表示延長時間の計時が開始される。
ステップS315によりクイックレビューの表示時間が延長された後、シャッタスイッチSW1が押下されたか否かが判定される(ステップS316)。シャッタスイッチSW1が押下された場合(S316で“YES”)、処理はステップS312へ戻されてクイックレビューの終了となり、その後、処理はステップS303に戻される。シャッタスイッチSW1が押下されていない場合(S316で“NO”)、クイックレビュー表示延長時間が経過したか否かが判定される(ステップS317)。
クイックレビュー表示延長時間が経過していない場合(S317で“NO”)、処理はステップS316に戻される。クイックレビュー表示延長時間が経過した場合(S317で“YES”)、クイックレビューは終了され(ステップS318)、その後、処理はステップS302に戻される。
例えば、デジタルカメラ100がライブビュー撮影モードに設定されている場合には、ステップS318でクイックレビューが終了すると、撮影のためのライブビューが再開されることになる。一方、通常撮影モードの場合には、ステップS318でクイックレビューが終了すると、画像表示部124は消灯されるか又は画像表示部124に現在の撮影設定に関する表示が行われる。
上述したステップS315では、クイックレビュー表示時間を一定時間延長したが、延長の方法として、クイックレビューがホールドされるようにしてもよい。この場合、クイックレビューを終了させるためのタイマーはカウントされず、クイックレビューを終了させるための操作があるか、オートパワーオフやオートディスプレイオフ等の省電機能が発動するまでの間、クイックレビューが保持される。クイックレビューを終了させるための操作としては、シャッタスイッチSW1の押下、デジタルカメラ100の電源オフ操作、撮影モードの変更操作等が挙げられる。
第1実施形態では、デジタルカメラ100が、画像表示部124の表示面が上を向いている表示面上向き姿勢となっている場合に、クイックレビューが延長される構成とした。これは、撮影者が撮影直後にクイックレビューを確認する場合には、撮影時に正位置姿勢又は縦位置姿勢としていたデジタルカメラ100の姿勢を、画像表示部124の表示面が上向きとなるように変更することが多いことを考慮したものである。すなわち、デジタルカメラ100が表示面上向き姿勢にある間は、撮影者による撮影画像の確認中であるとみなして、クイックレビューを延長する。これにより、撮影者は、クイックレビューの表示時間を意識することなく、必要に応じて適切な時間だけ、クイックレビューを確認することができる。
なお、クイックレビューの確認時にデジタルカメラ100を表示面上向き姿勢にすることが多いのは、次のような理由による。すなわち、特に一眼レフカメラ等のレンズ交換型デジタルカメラではレンズ部が重いために、レンズ部を下向きにすることでデジタルカメラを安定して保持することができるために、クイックレビューの確認が容易となるからである。よって、第1実施形態は、特にレンズ交換型のデジタルカメラ等の撮像装置に適用されることで、上記効果をより効果的に得ることができる。
ステップS314では、表示面上向き姿勢か否かを判定したが、これに代えて、撮影レンズ111を含むレンズ部が下方向(重力方向)を向いたか否かで判定してもよい。この場合の角度設定は、表示面上向き姿勢の場合の角度設定に準ずる。
また、クイックレビューの表示時間の延長中に、デジタルカメラ100の姿勢が「表示面上向き姿勢」でなくなった場合に、撮影者によるクイックレビューの確認が済んだとみなしてクイックレビューを終了する構成としてもよい。具体的には、ステップS317で設定時間が経過してないと判定しても、デジタルカメラ100の姿勢が「表示面上向き姿勢」でないと判定すると、ステップS318に進む構成としてもよい。
《デジタルカメラ100の撮影時動作の第2実施形態》
図4は、デジタルカメラ100の撮影時の第2実施形態に係る動作を示すフローチャートである。図4のフローチャートについて以下に説明するが、図4のフローチャートに示される処理のうち、図3のフローチャートを参照して説明した処理と同じ処理については、その旨を記すこととして詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る動作におけるステップS401〜S406の処理は、第1実施形態に係る動作におけるステップS301〜S306の処理と同じである。第2実施形態に係る動作では、ステップS405の撮影処理の際に(つまり、撮影動作指示手段152により撮影処理が指示された際に)、デジタルカメラ100の本体の姿勢が検知される(ステップS407)。このステップS407を、以下、適宜、「第1の検知ステップ」という。第1の検知ステップで検知された姿勢に関するデータは、メモリ130に記憶され、後述するステップS415においてメモリ130から読み出されて、ステップS415の処理で用いられる。
第2実施形態に係る動作におけるステップS408〜S414の処理は、第1実施形態に係る動作におけるステップS307〜S313の処理と同じである。ステップS407にて、一度、デジタルカメラ100の本体の姿勢を検知しているので、ステップS414でのデジタルカメラ100の本体の姿勢の検知は、第2の検知ステップとなる。
第1実施形態では、ステップS313の後に、デジタルカメラ100が表示面上向き姿勢か否かを判定した。これに対して第2実施形態では、ステップS414の後のステップS415において、ステップS407(第1の検知ステップ)とステップS414(第2の検知ステップ)でそれぞれ取得したデジタルカメラ100の姿勢との間の差異の有無が判定される。
デジタルカメラ100の姿勢に差異がある場合(S415で“YES”)、処理はステップS416に進められ、デジタルカメラ100の姿勢に差異がない場合(S415で“NO”)、処理はステップS419に進められる。第2実施形態に係る動作におけるステップS416〜S419の処理は、第1実施形態に係る動作におけるステップS315〜S318の処理と同じである。
第2実施形態では、デジタルカメラ100の姿勢について、撮影時とクイックレビューの確認時とで差異が有るか否かによって、クイックレビューの確認中か否かが判定され、クイックレビューを自動的に延長するか否かが決定される。よって、撮影者が撮影時にデジタルカメラ100を正位置姿勢(又は縦位置姿勢)で使用していなかった場合でも、クイックレビューの確認中であれば、クイックレビューが自動的に延長される。正位置姿勢(又は縦位置姿勢)以外の姿勢としては、例えば、撮影者が寝そべってデジタルカメラ100を使用していたときの姿勢等が挙げられる。
なお、クイックレビューの表示時間の延長中に、デジタルカメラ100の姿勢がS407で検知した姿勢と同じ姿勢に戻った場合に、撮影者によるクイックレビューの確認が済んだとみなしてクイックレビューを終了する構成としてもよい。具体的には、ステップS418で設定時間が経過してないと判定しても、その際のデジタルカメラ100の姿勢とステップS407で検知した姿勢との差異が閾値以下であると判定すると、ステップS419に進む構成としてもよい。
《第1実施形態及び第2実施形態におけるデジタルカメラ100の本体の動作と画像表示部124の動作との関係の模式的図示》
図5は、図3及び図4に示したフローチャートに従うデジタルカメラ100の本体の動作と画像表示部124の動作との関係を模式的に示す側面図である。通常撮影モード時、撮影者は光学ファインダ210を覗いて、構図を確認しながら撮影する。撮影後の光学ファインダ210の下部に設けられた物体検知手段143により、撮影者が顔を光学ファインダ210に近づけている限り、画像表示部124にはクイックレビューは行われない(図5(a))。
その後、物体検知手段143が撮影者の顔を検知しなくなると、画像表示部124に撮影画像のクイックレビューが行われ(図5(b))、同時に計時回路131により、予め設定されたクイックレビュー表示時間の計時が開始される。クイックレビュー表示時間が例えば「2秒」に設定されていた場合、第1実施形態では、2秒後にデジタルカメラ100が表示面上向き姿勢か否かが判定され、表示面上向き姿勢であればクイックレビュー表示時間が延長される(図5(c))。一方、第2実施形態では、撮影時のデジタルカメラ100の姿勢とクイックレビューの開始から2秒後のデジタルカメラ100の姿勢との差異の有無が判定され、差異があればクイックレビュー表示時間が延長される(図5(c))。クイックレビュー表示時間の延長により、撮影者は撮影毎に十分に画像を確認することができる。
クイックレビューは、撮影された画像を確認するために用いられるので、表示し続ける必要はない。よって、クイックレビュー表示延長時間が経過すると、クイックレビューは終了となる(図5(d))。なお、クイックレビュー表示延長時間の経過中にシャッタスイッチSW1が押下されると、撮影準備動作に移行するために、クイックレビューは終了される。
《デジタルカメラ100の撮影時動作の第3実施形態》
第1実施形態及び第2実施形態では、クイックレビュー表示時間を延長するか否かをデジタルカメラ100の姿勢に基づいて判定したが、第3実施形態では、クイックレビューを開始するか否かをデジタルカメラ100の姿勢に基づいて判定する。図6は、デジタルカメラ100の撮影時の第3実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
ステップS601の撮影は、図3のフローチャートに示されるステップS305の撮影と同じであり、ここでは、ステップS601の撮影は、ステップS301〜S306の処理を含むものとする。よって、これらの処理の詳細については既に詳細に説明済みであるので、ここでの説明を省略する。
次に、三脚モード設定手段146により、三脚使用の有無(つまり、三脚モードが設定されているか否か)が判定される(ステップS602)。三脚使用有りの場合(S602で“YES”)、ステップS606の処理へ進み、三脚使用無しの場合(S602で“NO”)、姿勢検知手段144により、デジタルカメラ100の姿勢情報が取得される(ステップS603)。
ステップS603の後、ステップS601の撮影の終了(つまり、撮影された画像がメモリ130に記憶された時点)から一定時間が経過したかが判定される(ステップS604)。ステップS604で計時する一定時間は、例えば、デジタルカメラ100にデフォルト設定されていてもよいし、撮影者により予め設定されていてもよい。一定時間が経過した場合(S604で“YES”)、処理はステップS609に進められ、ステップS609ではデジタルカメラ100は撮影待機状態にて維持される。一定時間が経過していない場合(S604で“NO”)、ステップS703で取得されたデジタルカメラ100の姿勢情報に基づいて、デジタルカメラ100が表示面上向き姿勢であるか否かが判定される(ステップS605)。
ステップS605の処理は、図3を参照して説明したステップS314の処理と同じであり、表示面上向き姿勢の場合(S605で“YES”)、クイックレビューが画像表示部124に表示される(ステップS606)。一方、表示面上向き姿勢でない場合(S605で“NO”)、処理はステップS603に戻される。
ステップS606の処理は、図3を参照して説明したステップS308の処理と同じであり、ステップS606によりクイックレビューが表示された際に、計時回路131により、予め設定されたクイックレビュー表示時間の計時が開始される。ステップS607以降の処理は、図3を参照して説明したステップS309以降の処理と同じであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
このように第3実施形態によれば、デジタルカメラ100がクイックレビューを確認するための姿勢となるまではクイックレビューを行わない。これにより、連続撮影を行いたい場合等に、余計なクイックレビューが行われることを防止されるので、撮影者は煩わしさを感じることなく連続した撮影を行うことができ、また、電池の無駄な消費を防ぐこともできる。
なお、ステップS604で一定時間が経過したと判定する前にシャッタスイッチSW1の操作があった場合は、すぐに撮影待機動作に移るものとする。また、図6の処理において、ステップS607以降の処理を、図4に示したステップS411以降の処理に置換した構成とすることもできる。また、第1実施形態と同様に、クイックレビューの表示時間の延長中に、デジタルカメラ100の姿勢が「表示面上向き姿勢」でなくなった場合に、撮影者によるクイックレビューの確認が済んだとみなしてクイックレビューを終了する構成としてもよい。
《デジタルカメラ100の撮影時動作の第4実施形態》
第4実施形態では、クイックレビューを開始するか否かを、デジタルカメラ100の姿勢が撮像時から変わったか否かによって判定する。図7は、デジタルカメラ100の撮影時の第4実施形態に係る動作を示すフローチャートである。
ステップS701の撮影は、図3のフローチャートに示されるステップS305の撮影と同じであり、ここでは、ステップS701の撮影は、ステップS301〜S306の処理を含むものとする。これらの処理の詳細については既に詳細に説明済みであるので、ここでの説明を省略する。
次に、三脚モード設定手段146により、三脚使用の有無が判定される(ステップS702)。三脚使用有りの場合(S702で“YES”)、後述するステップS706の処理へ進み、三脚使用無しの場合(S702で“NO”)、姿勢検知手段144により、デジタルカメラ100の姿勢情報が取得される(ステップS703)。
ステップS703の後、計時回路131によりステップS701の撮影の終了から一定時間が経過したかが判定される(ステップS704)。ステップS704で計時する一定時間は、例えば、デジタルカメラ100にデフォルト設定されていてもよいし、撮影者により予め設定されていてもよい。一定時間が経過した場合(S704で“YES”)、処理はステップS709に進められ、ステップS709ではデジタルカメラ100は撮影待機状態にて維持される。一定時間が経過していない場合(S704で“NO”)、デジタルカメラ100の姿勢がステップS703で検知した姿勢から変化したか否かが判定される(ステップS705)。
ステップS705の判定は、ステップS703で姿勢検知手段144が検知した物理量に対してステップS705で姿勢検知手段144が検知する物理量に予め定められた一定値以上の変化が有るか否かにより行うことができる。デジタルカメラ100の姿勢に変化がある場合(S705で“YES”)、クイックレビューが画像表示部124に表示される(ステップS706)。一方、デジタルカメラ100の姿勢に変化がない場合(S705で“NO”)、処理はステップS703に戻される。
ステップS706の処理は、図3を参照して説明したステップS308の処理と同じであり、ステップS706によりクイックレビューが表示された際に、計時回路131により、予め設定されたクイックレビュー表示時間の計時が開始される。ステップS706以降の処理は、図4のステップS409以降の処理と同じであるので、ここでの詳細な説明を省略する。なお、ステップS704で一定時間が経過したと判定する前にシャッタスイッチSW1の操作があった場合は、すぐに撮影待機動作に移るものとする。
このように第4実施形態によれば、デジタルカメラ100の姿勢が撮影時から変化しなければ、クイックレビューを行わない。これにより、連続撮影を行いたい場合等に、余計なクイックレビューが行われることを防止されるので、撮影者は煩わしさを感じることなく連続した撮影を行うことができ、また、電池の無駄な消費を防ぐこともできる。第4実施形態では、撮影者がデジタルカメラ100を正位置姿勢又は縦位置姿勢で使用していない撮影に対応することができる。
なお、第2実施形態と同様に、クイックレビューの表示時間の延長中に、デジタルカメラ100の姿勢がステップS703で検知した姿勢と同じ姿勢に戻った場合に、撮影者によるクイックレビューの確認が済んだとみなしてクイックレビューを終了する構成としてもよい。
《第3実施形態及び第4実施形態におけるデジタルカメラ100の本体の動作と画像表示部124の動作との関係の模式的図示》
図8は、図6及び図7に示したフローチャートに従うデジタルカメラ100の本体の動作と画像表示部124の動作との関係を模式的に示す側面図である。通常撮影モード時、撮影者は光学ファインダ210を覗いて、構図を確認しながら撮影する。その際、画像表示部124には、クイックレビューは表示されない(図8(a))。その後、第3実施形態では、デジタルカメラ100が表示面上向き姿勢と判定される姿勢になれば、画像表示部124にクイックレビューが表示される(図7(b))。一方、第4実施形態では、撮影時のデジタルカメラ100の姿勢に対して、クイックレビューのタイミングにおけるデジタルカメラ100の姿勢に変化があると、画像表示部124にクイックレビューが表示される(図8(b))。
第3実施形態及び第4実施形態によれば、撮影後に撮影者が光学ファインダ210から顔を離して、デジタルカメラ100を傾けた時に、クイックレビューの表示が開始される。これにより、物体検知手段143を備えていないデジタルカメラであっても、十分にクイックレビューにより画像を確認することができる。
また、画像確認が不要な場合、姿勢検知手段144の検知結果に基づいてクイックレビューは表示されないので、電力消費を低減させ、撮影準備動作を短縮することができる。更に、クイックレビュー表示時間の延長も可能なので、撮影者は撮影毎に十分に撮影画像を確認することができる。
《その他の実施形態》
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。例えば、システム制御回路140が行う制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担して行うようにしてもよい。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像装置に供給し、その撮像装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
100 デジタルカメラ
116 撮像部
124 画像表示部
140 システム制御回路
145 クイックレビュー制御部
144 姿勢検知手段
152 撮影動作指示手段
210 ファインダ

Claims (10)

  1. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置であって、
    前記撮像手段により撮影された画像の記憶手段への記憶を指示する指示手段と、
    表示面を有し、前記記憶手段に記憶された画像を前記表示面に表示する表示手段と、
    当該撮像装置の本体の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を前記画像の撮影直後に前記表示面に表示するクイックレビューの際に、前記表示面への前記画像の表示を制御するクイックレビュー制御手段と、を備え、
    前記クイックレビュー制御手段は、前記表示時間が経過したときに前記本体の姿勢が前記表示面が上向きとなる姿勢であると前記姿勢検知手段により検知された場合、前記表示時間の延長を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置であって、
    前記撮像手段により撮影された画像の記憶手段への記憶を指示する指示手段と、
    前記指示手段により前記記憶手段に記憶された画像を表示する表示手段と、
    当該撮像装置の本体の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を前記画像の撮影直後に前記表示手段に表示するクイックレビューの際の前記表示手段への前記画像の表示を制御するクイックレビュー制御手段と、を備え、
    前記クイックレビュー制御手段は、前記撮像手段により撮影された画像が前記記憶手段へ記憶された際に前記姿勢検知手段により検知された前記本体の姿勢と前記表示時間が経過したときに前記姿勢検知手段により検知された前記本体の姿勢との間に差異がある場合、前記表示時間の延長を行うことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記撮像手段により撮影された画像が前記記憶手段へ記憶されてから予め定められた一定時間が経過したときに、前記本体の姿勢が前記表示面が上向きとなる姿勢であると前記姿勢検知手段により検知された場合、前記クイックレビュー制御手段は前記画像のクイックレビューを開始することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段により撮影された画像が前記記憶手段へ記憶されてから予め定められた一定時間が経過したときに、前記画像が前記記憶手段へ記憶された際に前記姿勢検知手段により検知された前記本体の姿勢と前記一定時間が経過したときに前記姿勢検知手段により検知された前記本体の姿勢との間に差異がある場合、前記クイックレビュー制御手段は前記画像のクイックレビューを開始することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  5. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置で実行される制御方法であって、
    前記撮像手段により撮影された画像を記憶手段に記憶する撮影ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影直後に、予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を表示手段の表示面に表示する表示ステップと、
    前記表示時間が経過したときに当該撮像装置の本体の姿勢を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにて検知された前記本体の姿勢を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記表示面が上向きとなる姿勢であると判定された場合に、前記表示時間の延長を行う延長ステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置で実行される制御方法であって、
    前記撮像手段により撮影された画像を記憶手段に記憶する撮影ステップと、
    前記撮影ステップの際に当該撮像装置の本体の姿勢を検知する第1の検知ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影直後に、予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示時間が経過したときに前記本体の姿勢を検知する第2の検知ステップと、
    前記第1の検知ステップと前記第2の検知ステップにてそれぞれ検知された前記本体の姿勢に差異が有るか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記差異があると判定された場合に、前記表示時間の延長を行う延長ステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記制御方法は、
    前記撮像手段により撮影された画像を記憶手段に記憶する撮影ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影直後に、予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を表示手段の表示面に表示する表示ステップと、
    前記表示時間が経過したときに当該撮像装置の本体の姿勢を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにて検知された前記本体の姿勢を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記表示面が上向きとなる姿勢であると判定された場合に、前記表示時間の延長を行う延長ステップと、を有することを特徴とするプログラム。
  8. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記制御方法は、
    前記撮像手段により撮影された画像を記憶手段に記憶する撮影ステップと、
    前記撮影ステップの際に当該撮像装置の本体の姿勢を検知する第1の検知ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影直後に、予め定められた表示時間の間、前記記憶手段に記憶された画像を表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示時間が経過したときに前記本体の姿勢を検知する第2の検知ステップと、
    前記第1の検知ステップと前記第2の検知ステップにてそれぞれ検知された前記本体の姿勢に差異が有るか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記差異があると判定された場合に、前記表示時間の延長を行う延長ステップと、を有することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項7記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
  10. 請求項8記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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