JP2020118144A - 車両用制御装置及び車両用制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンフードが一時的に開状態となる誤判定が生じても意図しないエンジンの強制停止を防止する。【解決手段】ECU6は、所定の自動停止条件が成立した場合にエンジン2を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合にエンジン2を再始動させる。ECU6は、エンジン2を覆うエンジンフード5の開閉状態を検出するフードセンサ7の出力に基づいてエンジンフード5の開判定を実施し、エンジン2の自動停止中にエンジンフード5の開判定が所定時間の間継続した場合、エンジン2を強制停止させる強制停止制御を実施する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用制御装置及び車両用制御システムに関する。
車両用の制御装置にあっては、従来より、交差点で自動車が停止した場合等の所定の停止条件下でエンジンを自動停止させる一方、アクセルペダルを踏み込む等の所定の再始動条件下でエンジンを再始動させる、いわゆるアイドリングストップ制御(以下、IS制御と呼ぶことがある)が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1で採用されているIS制御では、エンジンの自動停止中においてエンジンフード(ボンネット)が開いている場合、エンジンの再始動を禁止する。すなわち、停止時のIS制御実施中にエンジンフードを開けると、エンジンが自動停止から強制停止に移行する。この制御により、エンジンルーム内を整備するユーザーがIS制御実施中であることを気づかずに作業をしても、エンジンが再始動することはなくユーザーへの危険を回避することが可能である。
特開2004−251220号公報
ところで、上記の特許文献1においては、エンジンフードの開閉状態を検知するフードセンサーが採用されており、フードセンサーの出力に基づいてエンジンの制御(IS制御)が実施される。しかしながら、何らかの理由によりフードセンサーに不具合が生じ、エンジンフードの開閉判定に誤判定が発生してしまうことが想定される。例えば、エンジンフードが開いていないにもかかわらず、誤って開状態と一時的に判定されることで、エンジンが強制停止する可能性があった。このような誤判定が生じた場合、信号待ちや渋滞等で停止中のユーザーが意図しないエンジンの強制停止に疑問を抱く可能性がある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、エンジンフードが一時的に開状態となる誤判定が生じても意図しないエンジンの強制停止を防止できる車両用制御装置及び車両用制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の車両用制御装置は、所定の自動停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に前記内燃機関を再始動させる車両用制御装置であって、前記内燃機関を覆うエンジンフードの開閉状態を検出するフード検出手段の出力に基づいて前記エンジンフードの開判定を実施し、前記内燃機関の自動停止中に前記エンジンフードの開判定が所定時間の間継続した場合、前記内燃機関を強制停止させる強制停止制御を実施することを特徴とする。
本発明の一態様の車両用制御システムは、内燃機関と、前記内燃機関を覆うエンジンフードと、前記エンジンフードの開閉状態を検出するフード検出手段と、所定の自動停止条件が成立した場合に前記内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に前記内燃機関を再始動させる車両用制御装置と、を備え、前記車両用制御装置は、前記フード検出手段の出力に応じて前記エンジンフードの開判定を実施し、前記内燃機関の自動停止中に前記エンジンフードの開判定が所定時間の間継続した場合、前記内燃機関を強制停止させる強制停止制御を実施することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンフードが一時的に開状態となる誤判定が生じても意図しないエンジンの強制停止を防止できる。
本実施の形態に係る車両用制御システムの全体構成図である。 本実施の形態に係る制御フローの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る車両用制御システムが適用される車両として、四輪車を例にして説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明を他のタイプの車両に適用してもよい。
図1を参照して、本実施の形態に係る車両用制御システムについて説明する。図1は、本実施の形態に係る車両用制御システムの全体構成図である。なお、車両用制御システムは、以下に示す構成に限定されず、適宜変更が可能である。
本実施の形態に係る車両用制御システム1は、内燃機関としてのエンジン2を所定条件に基づいて自動停止又は再始動させるものである。図1に示すように、本実施の形態に係る車両用制御システム1が適用される車両は、エンジン2、エンジン2を始動させるISG(Integrated Starter Generator)3、車両の状態を表示する表示器4、及びエンジン2を覆うエンジンフード5、及び上記したエンジン2等の車両内の構成を統括制御するECU6を含んで構成される。なお、車両は、これらの構成に限らず、クランクシャフトや車輪等、車両が当然に備えている構成は備えているものとし、それらについては説明を省略する。
エンジン2は、例えばガソリンエンジンで構成される。なお、エンジン2は、ガソリンエンジンに限らず、ディーゼルエンジンで構成されてもよい。
ISG3は、クランクシャフトを回転駆動する電動モータであり、エンジン2に設けられている。ISG3は、ベルト(不図示)を介して、その駆動力をクランクシャフト(不図示)に伝達可能に構成される。ISG3は、クランクシャフトを回転駆動するモータとしての機能と、クランクシャフトの回転によって発電するジェネレータとしての機能とを兼ね備えている。詳細は後述するが、ISG3は、ECU6によってその作動が制御される。また、電動モータは、ISG3に限らず、クランクシャフトを回転駆動する電動機であれば、適宜変更が可能である。
表示器4は、運転席の正面に配置されるメータである。表示器4は、車両の情報として、車速やエンジン回転数、その他の各種情報を表示する。
エンジンフード5は、外装カバーの一部を構成し、主としてエンジン2を覆うものである。
ECU6は、エンジン2及びエンジン2内外の各種構成を含む車両全体の動作を統括制御する。ECU6は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成されている。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶媒体で構成される。メモリには、上記した各種構成を制御する制御プログラム等が記憶されている。
また、車両内の各所には、車両内の所定状態を検出するセンサが配置されている。例えば、上記したエンジンフード5の開閉状態を検出するフード検出手段として、フードセンサ7がエンジンフード5の内側に配置されている。また、ドライバが車両を運転していることを検出するドライバ検出手段として、シートベルトセンサ8、ドアセンサ9、着座センサ10、及びブレーキセンサ11が車両内に配置されている。
シートベルトセンサ8は、ドライバのシートベルト(不図示)の装着状態を検出するシートベルト検出手段を構成する。ドアセンサ9は、運転席のドアの開閉状態を検出するドア検出手段を構成する。着座センサ10は、ドライバの着座状態を検出する着座検出手段を構成する。ブレーキセンサ11は、ドライバのブレーキ踏み込み量を検出するブレーキ検出手段を構成する。また、車両には、アクセルセンサ12、車速センサ13が所定箇所に配置されている。アクセルセンサ12は、ドライバのアクセル踏み込み量を検出するアクセル検出手段を構成する。車速センサ13は、車両の速度を検出する車速検出手段を構成する。
上記した各種センサの検出値は、ECU6に出力される。なお、センサの種類は、上記した例に限定されず、適宜変更追加が可能である。また、フードセンサ7は、フェールセーフの観点から2つのセンサを組み合わせて構成されてもよい。例えば、一方のセンサは、エンジンフード5が開いている場合にオンとなり、エンジンフード5が閉じている場合にオフとなる。他方のセンサは、エンジンフード5が開いている場合にオフとなり、エンジンフード5が閉じている場合にオンとなる。詳細は後述するが、2つのセンサの出力を組み合わせることでフードセンサ7の故障を検出することが可能である。
ECU6は、ブレーキセンサ11、アクセルセンサ12、及び車速センサ13の出力に基づいて所定の自動停止条件が成立した場合に燃料噴射や点火を停止してエンジン2を自動停止させる、いわゆるアイドリングストップ制御を実施する。また、ECU6は、上記したセンサの出力に基づいて所定の再始動条件が成立した場合に燃料噴射や点火を再開、又はISG3を駆動してエンジン2を再始動させる、再始動制御を実施する。また、詳細は後述するが、ECU6は、フードセンサ7の出力に基づいてエンジンフード5の開閉を判定する。
ところで、従来の車両用制御装置においては、エンジンの自動停止中にエンジンルームを覆うエンジンフードが開放された場合、エンジンを強制停止して停止させ続けるものが提案されている。しかしながら、信号待ちや渋滞等でエンジンが自動停止中にフードセンサの異常等によりエンジンフードが開放されたと誤判定された場合には、ドライバの意図しないエンジンの強制停止が発生してしまうという問題があった。
そこで、本件発明者等は、フードセンサの出力に着目し本発明に想到した。具体的に本実施の形態においてECU6は、フードセンサ7(フード検出手段)の出力に基づいてエンジンフード5の開判定を実施し、エンジン2(内燃機関)の自動停止中にエンジンフード5の開判定が所定時間の間継続した場合、エンジン2を強制停止させる強制停止制御を実施する。
この構成によれば、エンジン2の自動停止中に、エンジンフード5が閉じているにもかかわらずフードセンサ7が何らかの不具合により一時的に開信号を出力したとしても、ECU6は、エンジンフード5の開判定が所定時間の間継続されない限り、強制停止制御を実施しない。すなわち、エンジンフード5の開状態に誤判定が一時的に生じても意図しないエンジン2の強制停止を防止することが可能である。
また、ECU6は、上記したドライバ検出手段の出力に基づいてドライバが車両を運転中か否かを判定し、ドライバが車両を運転中であると判定した場合に強制停止制御を実施する。この構成によれば、強制停止制御を実施するケースをドライバが運転している場合に限定することで、ドライバの意図しないエンジン2の強制停止をより正確に防止することが可能である。
また、ECU6は、フードセンサ7の出力に基づいてフードセンサ7の故障判定を実施し、フードセンサ7の故障状態を示す出力が所定時間より短い確定時間の間継続した場合、フードセンサ7が故障したと判定する。ECU6は、エンジン2の自動停止中にフードセンサ7が故障したと判定した場合、エンジン2を再始動させ自動停止を禁止する。この構成によれば、所定時間の経過によりエンジン2が強制停止される前にフードセンサ7の故障判定を実施することが可能である。そして、ECU6は、エンジン2が強制停止される前にエンジン2を再始動させ、その後の自動停止を禁止することで、ドライバの意図しないエンジン2の強制停止を未然に防ぐことが可能である。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る制御フローについて説明する。図2は、本実施の形態に係る制御フローの一例を示す図である。なお、以下に示すフローでは、特に明示が無い限り、動作(算出(演算)や判定等)の主体はECU6とする。
図2に示すように、制御が開始されると、ステップST101において、ECU6は、エンジン2が自動停止中であるか否かを判定する。すなわち、ECU6は、ブレーキセンサ11、アクセルセンサ12、車速センサ13等の出力に基づいてエンジン2を自動停止させ、自動停止の信号等の有無に応じてエンジン2が自動停止中であるか否かを判定する。エンジン2が自動停止中である場合(ステップST101:YES)、ステップST102の処理に進む。エンジン2が自動停止中でない場合(ステップST101:NO)、本制御を終了する。
ステップST102において、ECU6は、ドライバのシートベルトが装着されているか否かを判定する。ECU6は、シートベルトセンサ8の出力に基づいてシートベルトの装着の有無を判定する。例えば、シートベルトセンサ8は、シートベルトが適切に装着されている場合にオンされ、シートベルトが適切に装着されていない場合はオフされる。ECU6は、シートベルトセンサ8からのオン信号を受信したらシートベルトが適切に装着されていると判定する。一方、ECU6は、シートベルトセンサ8からのオフ信号を受信したら(若しくは何も受信しなかったら)シートベルトが適切に装着されていないと判定する。シートベルトが適切に装着されている場合(ステップST102:YES)、ドライバが車両を運転中であると判定してステップST103の処理に進む。シートベルトが適切に装着されていない場合(ステップST102:NO)、ドライバが車両を運転中でないと判定してステップST111の処理に進む。詳細は後述するが、ステップST111では、エンジン2が再始動される。
ステップST103において、ECU6は、ドライバ側のドアが閉まっているか否かを判定する。ECU6は、ドアセンサ9の出力に基づいてドアの開閉を判定する。例えば、ドアセンサ9は、ドアが適切に閉まっている場合にオンされ、ドアが適切に閉まっていない場合はオフされる。ECU6は、ドアセンサ9からのオン信号を受信したらドアが適切に閉まっていると判定する。一方、ECU6は、ドアセンサ9からのオフ信号を受信したら(若しくは何も受信しなかったら)ドアが開いていると判定する。ドアが適切に閉まっている場合(ステップST103:YES)、ドライバが車両を運転中であると判定してステップST104の処理に進む。ドアが適切に閉まっていない、すなわち、ドアが開いている場合(ステップST103:NO)、ドライバが車両を運転中でないと判定してステップST111の処理に進む。
ステップST104において、ECU6は、ブレーキがオンしているか否かを判定する。ECU6は、ブレーキセンサ11の出力に基づいてブレーキの有無を判定する。例えば、ブレーキセンサ11は、ブレーキペダルが操作されている場合にオンされ、ブレーキペダルが操作されていない場合はオフされる。ECU6は、ブレーキセンサ11からのオン信号を受信したらブレーキが操作されていると判定する。一方、ECU6は、ブレーキセンサ11からのオフ信号を受信したら(若しくは何も受信しなかったら)ブレーキが操作されていないと判定する。ブレーキがオンされている場合(ステップST104:YES)、ドライバが車両を運転中であると判定してステップST105の処理に進む。ブレーキが操作されていない場合(ステップST104:NO)、ドライバが車両を運転中でないと判定してステップST111の処理に進む。
ステップST105において、ECU6は、ドライバの着座センサ10がオンしているか否かを判定する。ECU6は、着座センサ10の出力に基づいて着座センサ10のオンオフを判定する。例えば、着座センサ10は、ドライバのシート(不図示)の下方に配置されており、シートに加わる荷重を検出する。着座センサ10は、シートに荷重が加わっている場合にオンされ、シートに荷重が加わっていない場合はオフされる。ECU6は、着座センサ10からのオン信号を受信したらドライバがシートに着座していると判定する。一方、ECU6は、着座センサ10からのオフ信号を受信したら(若しくは何も受信しなかったら)ドライバがシートに着座していないと判定する。着座センサ10がオンされている場合(ステップST105:YES)、ドライバが車両を運転中であると判定してステップST106の処理に進む。着座センサ10がオンされていない(オフされている)場合(ステップST105:NO)、ドライバが着座状態にない(ドライバが車両を運転中でない)と判定してステップST111の処理に進む。
ステップST106において、ECU6は、エンジンフード5が開いているか否かを判定する。ECU6は、フードセンサ7の出力に基づいてエンジンフード5の開閉状態を判定する。例えば、フードセンサ7は、エンジンフード5が開いている場合にオンされ、エンジンフード5が閉じている場合はオフされる。ECU6は、フードセンサ7からのフード開の信号を受信したらエンジンフード5が開いていると判定する。一方、ECU6は、フードセンサ7からのフード閉の信号を受信したら(若しくは何も受信しなかったら)エンジンフード5が閉じていると判定する。エンジンフード5が開いていると判定した場合(ステップST106:YES)、ステップST107の処理に進む。エンジンフード5が閉じていると判定した場合(ステップST106:NO)、本制御を終了する。
ステップST107において、ECU6は、エンジンフード5の開判定が所定時間の間継続したか否かを判定する。ここで所定時間とは、ECU6がエンジン2を強制停止させるか否かを判定するための時間を表している。エンジンフード5の開判定が所定時間の継続した場合(ステップST107:YES)、ステップST108の処理に進む。エンジンフード5の開判定が所定時間の間継続しなかった、すなわち、所定時間を経過する前にエンジンフード5の閉判定がなされた場合、ステップST109に処理に進む。この場合、フードセンサ7に何らかの不具合、もしくは誤作動があったものと予測することができる。
ステップST108において、ECU6は、エンジン2を強制停止させる。エンジンフード5の開判定が所定時間継続されたことで、フードセンサ7は正常に機能しており、エンジンフード5が開状態であると確定されるためである。これにより、仮にエンジンルール内を整備中であっても、エンジン2が再始動することを防止できる。そして本制御が終了する。
ステップST109において、ECU6は、フードセンサ7が故障したか否かを判定する。具体的にECU6は、フードセンサ7の故障状態を示す出力がステップST107の所定時間より短い確定時間の間継続したか否かを判定する。
ここでフードセンサ7の故障状態を示す出力について説明する。上記したようにフードセンサ7は、フェールセーフの観点から2つのセンサを組み合わせて構成される。一方のセンサは、エンジンフード5が開いている場合にオンとなり、エンジンフード5が閉じている場合にオフとなる。他方のセンサは、エンジンフード5が開いている場合にオフとなり、エンジンフード5が閉じている場合にオンとなる。
例えば、エンジンフード5が閉じているにもかかわらず、2つのセンサの出力が共にオン又はオフになっているというように、双方のセンサが共に同じ出力となる場合がある。この場合、いずれか一方のセンサに何らかの異常が発生してエンジンフード5の開閉状態が誤検出されていると予測することができる。ECU6は、本来2つのセンサから異なる出力を取得すべきところを、2つのセンサから同じ出力を取得した場合、フードセンサ7の故障状態を示す出力を取得したといえる。すなわち、フードセンサ7の故障状態を示す出力とは、複数のセンサから正常に出力される信号(出力)の組み合わせとは異なる信号(出力)の組み合わせを表す。上記の例でいえば、2つのセンサの出力の組み合わせがオンとオフで異なっていれば正常な出力であり、2つのセンサの出力の組み合わせが共にオン又はオフで同じであれば故障状態を示す出力である。
ECU6は、フードセンサ7の故障状態を示す出力が上記の所定時間より短い確定時間の間継続した場合、フードセンサ7が故障したと判定し、ステップST110の処理に進む。一方、ECU6は、フードセンサ7の故障状態を示す出力が確定時間の間継続しなかった、すなわち、確定時間を経過する前にフードセンサ7の正常な出力を取得した場合、フードセンサ7に異常はないとして、本制御を終了する。このように確定時間とは、ECU6がフードセンサ7の故障を判定(確定)するための時間を表している。また、確定時間は、エンジン2を再始動させるか否かを判定する時間でもある。
ステップST110において、ECU6は、エンジン2を再始動させると共に、以後のエンジン2の自動停止を禁止にする。そして、本制御を終了する。
上記したように、ステップST111において、ECU6は、エンジン2を再始動させ、本制御を終了する。ステップST102−104において、ドライバが車両を運転中でないと判定した場合にエンジン2を強制的に再始動させることで、エンジン2が自動停止中にドライバが車外に出たとしても、エンジン2が駆動していることをドライバに認識させることが可能である。よって、ドライバがエンジン2の自動停止中であることを気づかずにエンジンルームを覗き込むような事態を未然に防止することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態においては、エンジンフード5の開判定を確定するために所定時間を設けたことで、エンジンフード5が閉じているにもかかわらずフードセンサ7から瞬間的に開信号をECU6が受信(取得)しても、即座にエンジン2を強制停止させない。すなわち、ECU6は、エンジンフード5の開判定が所定時間の間継続されない限り、強制停止制御を実施しない。よって、エンジンフード5の開状態に誤判定が一時的に生じても意図しないエンジン2の強制停止を防止することが可能である。
また、フードセンサ7を複数のセンサで構成し、ECU6は、フードセンサ7の出力に基づいてフードセンサ7の故障判定を実施する。その際、フードセンサ7の故障状態を示す出力が所定時間より短い確定時間の間継続した場合、フードセンサ7が故障したと判定する。この構成によれば、所定時間の経過によりエンジン2が強制停止される前にフードセンサ7の故障判定を実施することが可能である。
また、ECU6は、エンジン2の自動停止中にフードセンサ7が故障したと判定した場合、エンジン2を再始動させ自動停止を禁止することで、ドライバの意図しないエンジン2の強制停止を未然に防ぐことが可能である。よって、フードセンサ7が一時的に開状態と誤判定した場合に強制停止となることなく、フードセンサ7が故障した場合には再始動させ自動停止を禁止するとともに、フードセンサ7が正常に機能している状態で、エンジンフード5が開状態となった場合には強制停止とする構成とすることで、各車両状態に基づき、最適な制御を実行できる。
なお、上記した実施の形態では、フードセンサ7が複数のセンサで構成される場合について説明したが、これに限定されない。フードセンサ7は、単一のセンサで構成されてもよい。この場合、図2に示す故障判定のステップST109以降の処理は省略してもよい。
また、上記した実施の形態では、フードセンサ7を構成する2つのセンサの出力が異なる場合は正常で、異なる場合はフードセンサ7の故障状態を示す出力である例について説明したが、これに限定されない。2つのセンサの出力が同じ場合を正常とし、異なる場合に故障状態を示す出力としてもよい。
また、上記の実施形態において、ドライバ検出手段を構成する各種センサの出力は、オンオフが逆であってもよい。例えば、シートベルトセンサ8は、シートベルトが適切に装着されている場合にオフされ、シートベルトが適切に装着されていない場合にオンされ手もよい。他のドライバ検出手段も同様である。
また、上記の実施形態において、ドライバ検出手段として、シートベルトセンサ8、シートベルトセンサ8、ドアセンサ9、着座センサ10、及びブレーキセンサ11を例に挙げて説明したが、この構成に限定されない。ドライバ検出手段は、これらのうち少なくとも1つによって構成されればよく、更に異なる検出手段を備えてもよい。
また、上記の実施形態において、ステップST102−105の処理は、全てが実施されなくてもよい。また、これらの処理の順序は適宜変更が可能である。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。更には、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。従って、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、エンジンフードが一時的に開状態となる誤判定が生じても意図しないエンジンの強制停止を防止できるという効果を有し、特に、車両用制御装置及び車両用制御システムに有用である。
1 :車両用制御システム
2 :エンジン(内燃機関)
4 :表示器
5 :エンジンフード
6 :ECU(車両用制御装置)
7 :フードセンサ(フード検出手段)
8 :シートベルトセンサ(シートベルト検出手段:ドライバ検出手段)
9 :ドアセンサ(ドア検出手段:ドライバ検出手段)
10 :着座センサ(着座検出手段:ドライバ検出手段)
11 :ブレーキセンサ(ブレーキ検出手段:ドライバ検出手段)
12 :アクセルセンサ
13 :車速センサ

Claims (6)

  1. 所定の自動停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に前記内燃機関を再始動させる車両用制御装置であって、
    前記内燃機関を覆うエンジンフードの開閉状態を検出するフード検出手段の出力に基づいて前記エンジンフードの開判定を実施し、前記内燃機関の自動停止中に前記エンジンフードの開判定が所定時間の間継続した場合、前記内燃機関を強制停止させる強制停止制御を実施することを特徴とする車両用制御装置。
  2. ドライバが車両を運転していることを検出するドライバ検出手段の出力に基づいてドライバが車両を運転中か否かを判定し、ドライバが車両を運転中であると判定した場合に前記強制停止制御を実施することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記ドライバ検出手段は、
    ドライバのシートベルトの装着状態を検出するシートベルト検出手段、
    運転席のドアの開閉状態を検出するドア検出手段、
    ドライバの着座状態を検出する着座検出手段、
    及びドライバのブレーキ踏み込み量を検出するブレーキ検出手段、のうち少なくとも1つによって構成されることを特徴とする請求項2に記載の車両用制御装置。
  4. 前記フード検出手段の出力に基づいて前記フード検出手段の故障判定を実施し、前記フード検出手段の故障状態を示す出力が前記所定時間より短い確定時間の間継続した場合、前記フード検出手段が故障したと判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用制御装置。
  5. 前記内燃機関の自動停止中に前記フード検出手段が故障したと判定した場合、前記内燃機関を再始動させ自動停止を禁止することを特徴とする請求項4に記載の車両用制御装置。
  6. 内燃機関と、
    前記内燃機関を覆うエンジンフードと、
    前記エンジンフードの開閉状態を検出するフード検出手段と、
    所定の自動停止条件が成立した場合に前記内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に前記内燃機関を再始動させる車両用制御装置と、を備え、
    前記車両用制御装置は、前記フード検出手段の出力に応じて前記エンジンフードの開判定を実施し、前記内燃機関の自動停止中に前記エンジンフードの開判定が所定時間の間継続した場合、前記内燃機関を強制停止させる強制停止制御を実施することを特徴とする車両用制御システム。
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