JP2020102540A - 半導体装置 - Google Patents

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圭一 近藤
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【課題】アバランシェ耐量を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】半導体基板の一方の主面に設けられている第1主面電極と他方の主面に設けられている第2主面電極の間を電流が縦方向に流れる縦型の半導体装置であって、前記半導体基板は、トランジスタ構造が形成されている素子領域と、前記素子領域の周囲に位置する周辺領域と、に区画されており、前記半導体基板の前記素子領域は、前記半導体基板内に設けられているドリフト領域の厚みが薄く形成されている複数のアバランシェ降伏部を有しており、前記複数のアバランシェ降伏部が、前記素子領域内に亘って分散して配置されている。【選択図】図2

Description

本明細書が開示する技術は、半導体装置に関する。
半導体基板の一方の主面に設けられている第1主面電極と他方の主面に設けられている第2主面電極の間を電流が縦方向に流れる縦型の半導体装置の開発が進められている。このような半導体装置の半導体基板は、トランジスタ構造が形成されている素子領域と、素子領域の周囲に位置する周辺領域と、に区画されている。半導体基板の素子領域には、トランジスタ構造の構成要素であるトレンチゲート部が設けられている。半導体基板の周辺領域には、例えば周辺耐圧構造が設けられている。
このような半導体装置では、スイッチング動作時のアバランシェ耐圧を向上させる技術の開発が望まれている。特許文献1は、素子領域と周辺領域の境界部分に、ドリフト領域の厚みを薄くしたアバランシェ降伏部(特許文献1では、「弱耐圧領域」という)を形成するとともに、そのアバランシェ降伏部の表面に設けられているトレンチゲート部のゲート絶縁膜の膜厚を厚くする技術を開示する。特許文献1の技術は、半導体基板内においてアバランシェ降伏が発生する領域をアバランシェ降伏部に限定することを特徴としている。これにより、アバランシェ降伏部でアバランシェ降伏が発生したとしても、そのアバランシェ降伏部の表面に設けられているゲート絶縁膜の膜厚が厚く形成されていることから、ゲート絶縁膜の破壊が抑制されるとしている。
特開2017−79292号公報
特許文献1の技術では、アバランシェ降伏部の表面に設けられているゲート絶縁膜の膜厚を厚くする必要がある。このため、このトレンチゲート部の閾値電圧が増加するという問題がある。このような閾値電圧の増加を顕在化しないようにするためには、アバランシェ降伏部の面積を小さくする必要がある。しかしながら、アバランシェ降伏部の面積を小さくすると、小面積のアバランシェ降伏部でアバランシェエネルギーを受け止める必要があり、アバランシェ耐量が低下してしまう。本明細書は、アバランシェ耐量を向上させることができる技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、半導体基板の一方の主面に設けられている第1主面電極と他方の主面に設けられている第2主面電極の間を電流が縦方向に流れる縦型の半導体装置に適用され得る。本明細書が開示する半導体装置では、前記半導体基板が、トランジスタ構造が形成されている素子領域と、前記素子領域の周囲に位置する周辺領域と、に区画されている。前記半導体基板の前記素子領域は、前記半導体基板内に設けられているドリフト領域の厚みが薄く形成されている複数のアバランシェ降伏部を有している。前記複数のアバランシェ降伏部が、前記素子領域内に亘って分散して配置されている。
上記半導体装置では、スイッチング動作時にアバランシェ降伏が発生する場合、まずは前記複数のアバランシェ降伏部のいずれか1つでアバランシェ降伏が発生する。アバランシェ降伏が発生すると、そのアバランシェ降伏部の温度が上昇する。半導体は負の温度係数を有していることから、温度が上昇したアバランシェ降伏部の電流が減少する。すると次に、他のアバランシェ降伏部でアバランシェ降伏が発生する。その領域でも、温度が上昇して電流が減少する。すると次に、他のアバランシェ降伏部でアバランシェ降伏が発生する。このように、複数のアバランシェ降伏部でアバランシェ降伏が次々にリレーされる現象(カレントフィラメント)が生じる。上記半導体装置では、前記複数のアバランシェ降伏部が前記素子領域内に亘って分散して配置されているので、前記素子領域の全体でアバランシェエネルギーを受け止めることができる。これにより、上記半導体装置は、高いアバランシェ耐量を有することができる。なお、上記半導体装置では、表面のゲート構造を何ら限定するものではない。したがって、上記半導体装置では、閾値電圧の増加を抑制しながら、アバランシェ耐量を向上させることができる。
本実施形態の半導体装置の平面図を模式的に示す。 本実施形態の半導体装置の素子領域の要部断面図の一例を模式的に示しており、図1のII−II線に対応した断面である。 本実施形態の半導体装置の平面図を模式的に示しており、アバランシェ降伏部の位置を重ねて示している。 本実施形態の半導体装置の素子領域の要部断面図の他の一例を模式的に示しており、図1のII−II線に対応した断面である。 本実施形態の半導体装置の素子領域の要部断面図の他の一例を模式的に示しており、図1のII−II線に対応した断面である。 本実施形態の半導体装置の素子領域の要部断面図の他の一例を模式的に示しており、図1のII−II線に対応した断面である。
図1に、本実施形態に係る半導体装置1の平面図を模式的に示す。半導体装置1は、半導体基板10を用いて製造されている。半導体基板10は、素子領域10Aと、素子領域10Aの周囲に位置する周辺領域10Bに区画されている。この例では、一対の矩形状の素子領域10Aが半導体基板10に区画されている。半導体基板10の素子領域10Aには、後述するように、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)構造を構成するトランジスタ構造が形成されている。半導体基板10のうちの素子領域10A以外の領域が周辺領域10Bとして区画されている。周辺領域10Bに対応する半導体基板10内には、ガードリング等の周辺耐圧構造が形成されている。さらに、半導体基板10の周辺領域10B上には、複数の小信号パッド26が設けられている。小信号パッド26の種類としては、例えばゲート信号を入力するためのゲートパッド、温度センス信号を出力するための温度センスパッド及び電流センス信号を出力するための電流センスパッドが挙げられる。
図2に、図1のII−II線に対応した断面図を模式的に示す。図2に示されるように、半導体装置1は、シリコン基板である半導体基板10、半導体基板10の裏面上に設けられているコレクタ電極22、半導体基板10の表面上に設けられているエミッタ電極24、及び、半導体基板10の表層部に設けられている複数のトレンチゲート部30を備えている。なお、半導体基板10の材料は、シリコンに代えて他の半導体(例えば、炭化珪素、窒化ガリウム)でもよい。
複数のトレンチゲート部30の各々は、ゲート電極32及びゲート絶縁膜34を有している。ゲート電極32は、ゲート絶縁膜34によって半導体基板10から絶縁されている。この例では、複数のトレンチゲート部30の各々は、半導体基板10の素子領域10Aにおいて、x方向に沿って伸びているとともに、所定間隔を置いてy方向に沿って並んでいる。このように、複数のトレンチゲート部30は、半導体基板10の表面に対して直交する方向から見たときに(以下、「平面視したときに」という)、ストライプ状のレイアウトを有している。なお、複数のトレンチゲート部30のレイアウトは特に限定されるものではない。この例に代えて、複数のトレンチゲート部30は、平面視したときに格子状のレイアウトを有していてもよい。
半導体基板10は、p+型のコレクタ領域11、n型のバッファ領域12、n-型のドリフト領域13、p型のボディ領域14、p+型のボディコンタクト領域15、及び、n+型のエミッタ領域16を有している。
コレクタ領域11は、半導体基板10の裏層部に配置されており、半導体基板10の裏面に露出するように設けられている。コレクタ領域11は、半導体基板10の裏面を被覆するコレクタ電極22にオーミック接触している。コレクタ領域11は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の裏面に向けてボロンをイオン注入し、半導体基板10の裏層部に形成される。
バッファ領域12は、コレクタ領域11上に設けられており、コレクタ領域11とドリフト領域13の間に配置されており、ドリフト領域13よりもn型不純物の濃度が濃い領域である。バッファ領域12は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の裏面に向けてリンをイオン注入して形成される。
ドリフト領域13は、バッファ領域12上に設けられており、バッファ領域12とボディ領域14の間に配置されている。ドリフト領域13は、半導体基板10内に他の半導体領域を形成した残部である。
ボディ領域14は、ドリフト領域13上に設けられており、半導体基板10の表層部に配置されている。ボディ領域14は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表面に向けてボロンをイオン注入し、半導体基板10の表層部に形成される。
ボディコンタクト領域15は、ボディ領域14上に設けられており、半導体基板10の表層部に配置されており、半導体基板10の表面に露出しており、ボディ領域14よりもp型不純物の濃度が濃い領域である。ボディコンタクト領域15は、エミッタ電極24にオーミック接触している。これにより、ボディ領域14は、ボディコンタクト領域15を介してエミッタ電極24に電気的に接続されている。ボディコンタクト領域15は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表面に向けてボロンイオン注入し、半導体基板10の表層部に形成される。
エミッタ領域16は、ボディ領域14上に設けられており、半導体基板10の表層部に配置されており、半導体基板10の表面に露出している。エミッタ領域16は、ボディ領域14によってドリフト領域13から隔てられているとともにトレンチゲート部30の側面に接している。エミッタ領域16は、エミッタ電極24にオーミック接触している。エミッタ領域16は、イオン注入技術を利用して、半導体基板10の表面に向けてリンをイオン注入し、半導体基板10の表層部に形成される。
図2に示されるように、半導体装置1では、半導体基板10が複数のアバランシェ降伏部100を有している。アバランシェ降伏部100は、半導体基板10に設けられているドリフト領域13の厚みが、周囲のドリフト領域13の厚みよりも薄く形成されている領域である。この例では、一部のバッファ領域12が厚く形成されることにより、対応する位置のドリフト領域13の厚みが薄く形成されている。このようにドリフト領域13の厚みが薄く形成されたアバランシェ降伏部100では、他の領域よりも耐圧が低下し、スイッチング動作時に優先的にアバランシェ降伏が発生するようになる。
図3に、半導体基板10の素子領域10A内に配置されている複数のアバランシェ降伏部100の位置を重ねて示す。ドットが施された領域が、半導体基板10の素子領域10Aに形成されているアバランシェ降伏部100の位置に対応している。図3に示されるように、複数のアバランシェ降伏部100は、半導体基板10の素子領域10A内に亘って分散して配置されている。この例では、複数のアバランシェ降伏部100は、x方向とy方向の各々に沿って等間隔で繰り返し配置されている。より詳細には、複数のアバランシェ降伏部100は、半導体基板10の素子領域10Aのうちのx方向の一方の端部、半導体基板10の素子領域10Aのうちのx方向の他方の端部、さらに、これら両端部の間に複数個が配置されるように、半導体基板10の素子領域10A内に分散して配置されている。さらに、複数のアバランシェ降伏部100は、半導体基板10の素子領域10Aのうちのy方向の一方の端部、半導体基板10の素子領域10Aのうちのy方向の他方の端部、さらに、これら両端部の間に複数個が配置されるように、半導体基板10の素子領域10A内に亘って分散して配置されている。
図2を参照し、アバランシェ降伏部100をさらに詳細に説明する。ここで、トレンチゲート部30のピッチを「P1」とする。トレンチゲート部30のピッチP1は、トレンチゲート部30の長手方向(x方向)に直交する短手方向(y方向)における単位セルの幅である。
アバランシェ降伏部100の最小幅W1は、トレンチゲート部30のピッチP1の2倍以上であり、且つ、10倍以下である。アバランシェ降伏部100の最小幅W1は、突出するバッファ領域12の幅を用いて特定される。また、この例では、アバランシェ降伏部100の最小幅W1として計測される方向が、トレンチゲート部30の短手方向(y方向)に一致する。なお、x方向におけるアバランシェ降伏部100の幅も、この最小幅W1と同一の長さであってもよい。アバランシェ降伏部100の最小幅W1がトレンチゲート部30のピッチP1の2倍以上であると、アバランシェ降伏部100でアバランシェ降伏が発生したときに、トレンチゲート部30の電界集中を抑えることができる。また、アバランシェ降伏部100の最小幅W1がトレンチゲート部30のピッチP1の10倍以下であると、より多くのアバランシェ降伏部100を半導体基板10の素子領域10A内に分散して配置することができる。
隣り合うアバランシェ降伏部100の間の最小長さL1は、トレンチゲート部30のピッチP1の10倍以上であり、且つ、20倍以下である。アバランシェ降伏部100間の最小長さL1は、隣り合って突出しているバッファ領域12の共通の側面の間の長さを用いて特定される。この例では、アバランシェ降伏部100間の最小長さL1として計測される方向が、トレンチゲート部30の短手方向(y方向)に一致する。なお、x方向におけるアバランシェ降伏部100間の長さも、この最小長さL1と同一の長さであってもよい。アバランシェ降伏部100間の最小長さL1がトレンチゲート部30のピッチP1の10倍以上であると、アバランシェ降伏部100でアバランシェ降伏が発生したときに、そのアバランシェ降伏部100の発熱が他のアバランシェ降伏部100に伝わるのを抑えることができる。これにより、後述するカレントフィラメントを効率的に生じさせることができる。また、アバランシェ降伏部100間の最小長さL1がトレンチゲート部30のピッチP1の20倍以下であると、半導体基板10の素子領域10Aに占めるアバランシェ降伏部100の面積を十分に確保することができ、アバランシェ降伏時のアバランシェエネルギーを十分に受け止めることができる。
次に、半導体装置1の動作を説明する。トレンチゲート部30のゲート電極32の電位をゲート閾値より高い電位まで上昇させると、ドリフト領域13とエミッタ領域16を隔てる部分のボディ領域14にチャネルが形成され、半導体装置1がターンオンする。一方、トレンチゲート部30のゲート電極32の電位をゲート閾値より低い電位まで下降させると、ドリフト領域13とエミッタ領域16を隔てる部分のボディ領域14のチャネルが消失し、半導体装置1がターンオフする。このように、半導体装置1は、トレンチゲート部30のゲート電極32の電位に基づいて、コレクタ電極22とエミッタ電極24の間を縦方向に流れる電流を制御することができる。
半導体装置1がターンオフするときに、半導体基板10内でアバランシェ降伏が発生する。半導体装置1では、半導体基板10の素子領域10A内に複数のアバランシェ降伏部100が設けられているので、まずこの複数のアバランシェ降伏部100のいずれか1つでアバランシェ降伏が発生する。アバランシェ降伏が発生すると、そのアバランシェ降伏部100の温度が上昇する。半導体は負の温度係数を有していることから、温度が上昇したアバランシェ降伏部100の電流が減少する。すると次に、他のアバランシェ降伏部100でアバランシェ降伏が発生する。その領域でも、温度が上昇して電流が減少する。すると次に、他のアバランシェ降伏部100でアバランシェ降伏が発生する。このように、複数のアバランシェ降伏部100でアバランシェ降伏が次々にリレーされる現象(カレントフィラメント)が生じる。半導体装置1では、複数のアバランシェ降伏部100が半導体基板10の素子領域10A内に亘って分散して配置されているので、素子領域10Aの全体でアバランシェエネルギーを受け止めることができる。これにより、半導体装置1は、高いアバランシェ耐量を有することができる。さらに、半導体装置1では、半導体基板10の素子領域10A内に設けられている複数のトレンチゲート部30は共通形状である。半導体装置1では、複数のアバランシェ降伏部100が素子領域10A内に設けられていても、表面構造を変更する必要がない。このため、半導体装置1は、閾値電圧の増加を抑制しながら、アバランシェ耐量を向上させることができる。
図4に示す変形例の半導体装置2は、アバランシェ降伏部100に対応した位置のコレクタ領域11の膜厚が厚く形成されていることを特徴とする。これにより、バッファ領域12の厚みが、半導体基板10の素子領域10Aの全体に亘って概ね均一にすることができる。これにより、コレクタ領域11からの正孔注入量が半導体基板10の素子領域10Aの全体に亘って均一となり、半導体装置2がオンしているときにドリフト領域13を流れる電流分布を均一とすることができる。
図5に示す変形例の半導体装置3は、アバランシェ降伏部100に対応した位置のコレクタ電極の膜厚が厚く形成されていることを特徴とする。図4に示す半導体装置2のように、一部のコレクタ領域11及び一部のバッファ領域12の厚みを変更しようとすると、イオン注入用のマスクが複数必要となり、製造工数が多くなる。図5に示す半導体装置5では、アバランシェ降伏部100に対応した位置の半導体基板10の裏面にトレンチを予め形成しておくことで、コレクタ領域11とバッファ領域12をマスクなしで形成することができる。製造工数が大幅に削減される。
図6に示す変形例の半導体装置4は、ドリフト領域13とボディ領域14の間に、ドリフト領域13よりもn型不純物の濃度が濃いバリア層17が設けられていることを特徴とする。本明細書が開示する技術は、このようなバリア層17を有する半導体装置4にも有用である。
上記実施形態では、半導体基板10の素子領域10AにIGBT構造のみが形成されている例を例示した。この例に代えて、素子領域10AにIGBT構造とダイオード構造で構成された逆導通IGBT構造が形成されていてもよい。この場合、アバランシェ降伏部100は、素子領域10AのうちのIGBT構造の範囲に形成される。また、素子領域10AにMOSFET構造が形成されていてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :半導体装置
10 :半導体基板
11 :コレクタ領域
12 :バッファ領域
13 :ドリフト領域
14 :ボディ領域
15 :ボディコンタクト領域
16 :エミッタ領域
22 :コレクタ電極
24 :エミッタ電極
30 :トレンチゲート部
32 :ゲート電極
34 :ゲート絶縁膜
100 :アバランシェ降伏部

Claims (1)

  1. 半導体基板の一方の主面に設けられている第1主面電極と他方の主面に設けられている第2主面電極の間を電流が縦方向に流れる縦型の半導体装置であって、
    前記半導体基板は、トランジスタ構造が形成されている素子領域と、前記素子領域の周囲に位置する周辺領域と、に区画されており、
    前記半導体基板の前記素子領域は、前記半導体基板内に設けられているドリフト領域の厚みが薄く形成されている複数のアバランシェ降伏部を有しており、
    前記複数のアバランシェ降伏部が、前記素子領域内に亘って分散して配置されている、半導体装置。
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