JP2020101651A - 光学素子、光学モジュール、プロジェクター、および光学素子の製造方法 - Google Patents

光学素子、光学モジュール、プロジェクター、および光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】投射機能と撮像機能とを備えた小型のプロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明の光学素子は、第1プリズム、第2プリズム、第3プリズムおよび第4プリズムを含む複数のプリズムから構成されたプリズム組立体と、互いに交差して設けられた第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜と、各ダイクロイック膜と交差して設けられた反射膜と、を備える。プリズム組立体は、第1の光を入射させる第1面と、第1面と交差し、第2の光を入射させる第2面と、第1面と対向し、第3の光を入射させる第3面と、第2面と対向し、合成光を射出させ、第4の光を入射させる第4面と、第1面、第2面、第3面および第4面と交差し、反射膜で反射した第4の光を射出させる第5面と、を有する。第2面は、第1プリズムの一面と第2プリズムの一面とから構成され、第4面は、第3プリズムの一面と第4プリズムの一面とから構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学素子、光学モジュール、プロジェクター、および光学素子の製造方法に関する。
近年、保安警備、商業、医療等の各種分野において、撮像機能を備え、撮像した画像に加えて他の情報を重ね合わせて投射する機能を有するプロジェクターが利用されている。また、プロジェクターから投射される画像等によるメッセージに対して、使用者が指やペン等の指示体を用いて指示情報を入力し、各種操作を進める機能、いわゆるインタラクティブ機能を備えたプロジェクターが利用されている。この種のプロジェクターにおいては、投射光学系を介して被投射面の様子を撮像する手段を備える必要がある。
上記の撮像手段を備えたプロジェクターの一例として、下記の特許文献1には、赤色光用液晶パネルと、緑色光用液晶パネルと、青色光用液晶パネルと、撮像素子と、第1偏光ビームスプリッターと、第2偏光ビームスプリッターと、第3偏光ビームスプリッターと、を備えたプロジェクターが開示されている。このプロジェクターにおいては、第1偏光ビームスプリッターの互いに異なる面に緑色光用液晶パネルと撮像素子とが配置され、第2偏光ビームスプリッターの互いに異なる面に赤色光用液晶パネルと青色光用液晶パネルとが配置され、第3偏光ビームスプリッターによって3色の色光が合成されるとともに、投射光学系を介して入射した光が分離される。
特開2011−154159号公報
特許文献1のプロジェクターにおいては、投射機能と撮像機能とを実現するために、3つの偏光ビームスプリッターが用いられている。そのため、3色の色光を合成するととともに被投射面からの光を画像光から分離するための光学系の構成が複雑になり、光学系が大型化する。その結果、プロジェクターの小型化が困難になるという課題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光学素子は、第1プリズム、第2プリズム、第3プリズム、および第4プリズムを含む複数のプリズムから構成されたプリズム組立体と、前記プリズム組立体に互いに交差して設けられ、第1波長帯の第1の光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2の光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3の光と、を合成して合成光を生成する第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜と、前記プリズム組立体に前記第1ダイクロイック膜および前記第2ダイクロイック膜と交差して設けられ、第4の光を反射する反射膜と、を備えている。前記プリズム組立体は、前記第1の光を入射させる第1面と、前記第1面と交差し、前記第2の光を入射させる第2面と、前記第1面と対向し、前記第3の光を入射させる第3面と、前記第2面と対向し、前記合成光を射出させるとともに前記第4の光を入射させる第4面と、前記第1面、前記第2面、前記第3面および第4面と交差し、前記反射膜で反射した前記第4の光を射出させる第5面と、を有している。前記第2面は、前記第1プリズムの一面と前記第2プリズムの一面とから構成され、前記第4面は、前記第3プリズムの一面と前記第4プリズムの一面とから構成されている。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記プリズム組立体は、前記第1プリズムの前記一面とは異なる面と前記第2プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第1貼り合わせプリズムと、前記第3プリズムの前記一面とは異なる面と前記第4プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第2貼り合わせプリズムと、を含む複数の貼り合わせプリズムから構成され、前記反射膜は、前記複数の貼り合わせプリズムの貼り合わせ面に設けられていてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記反射膜は、入射した光の一部を反射し、他の一部を透過するハーフミラーから構成されていてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記第4の光は、非可視光であり、前記反射膜は、可視光を透過し、前記非可視光を反射するダイクロイック膜から構成されていてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記非可視光は、赤外光もしくは紫外光であってもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記第4の光は、第1偏光方向の直線偏光を含み、前記反射膜は、第1偏光方向の直線偏光を反射し、前記第1偏光方向とは異なる第2偏光方向の直線偏光を透過する偏光分離膜から構成されていてもよい。
本発明の一つの態様の光学モジュールは、本発明の一つの態様の光学素子と、前記第1面に対向して設けられ、画像情報に応じて変調した前記第1の光を前記第1面に向けて射出する第1光変調素子と、前記第2面に対向して設けられ、画像情報に応じて変調した前記第2の光を前記第2面に向けて射出する第2光変調素子と、前記第3面に対向して設けられ、画像情報に応じて変調した前記第3の光を前記第1面に向けて射出する第3光変調素子と、前記第5面に対向して設けられ、前記反射膜で反射して前記光学素子から射出された前記第4の光を受光する撮像素子と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光学モジュールと、前記第1の光、前記第2の光、および前記第3の光を含む光を射出する光源装置と、前記光学モジュールから射出された前記合成光を被投射面に投射する投射光学系と、を備え、前記投射光学系および前記光学素子を介して前記被投射面からの反射光を前記撮像素子に入射させることにより、前記撮像素子が前記被投射面上の被写体を撮像する。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、非可視光からなる前記第4の光を前記被投射面上に投射する投射装置をさらに備えていてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子の製造方法は、第1プリズム、第2プリズム、第3プリズム、および第4プリズムを含む複数のプリズムから構成されたプリズム組立体と、前記プリズム組立体に互いに交差して設けられた第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜と、前記プリズム組立体に前記第1ダイクロイック膜および前記第2ダイクロイック膜と交差して設けられた反射膜と、を備え、前記プリズム組立体は、第1の光を入射させる第1面と、前記第1面と交差し、第2の光を入射させる第2面と、前記第1面と対向し、第3の光を入射させる第3面と、前記第2面と対向し、前記第1の光、前記第2の光および前記第3の光の合成光を射出させるとともに第4の光を入射させる第4面と、前記第1面、前記第2面、前記第3面および第4面と交差し、前記反射膜で反射した前記第4の光を射出させる第5面と、を有する光学素子の製造方法であって、前記第1ダイクロイック膜の一部、前記第2ダイクロイック膜の一部、および前記反射膜の一部をそれぞれ形成した前記第1プリズム、前記第2プリズム、前記第3プリズム、および前記第4プリズムを含む複数のプリズムを作製する工程と、前記第1プリズムの一面と前記第2プリズムの一面とを同一平面上に配置して前記第2面を構成し、前記第3プリズムの一面と前記第4プリズムの一面とを同一平面上に配置して前記第4面を構成するように、前記第1プリズム、前記第2プリズム、前記第3プリズムおよび前記第4プリズムを含む複数のプリズム同士を貼り合わせる工程と、を備える。
本発明の一つの態様の光学素子の製造方法において、前記複数のプリズム同士を貼り合わせる工程では、前記第1プリズムの一面と前記第2プリズムの一面とを同一平面上に配置し、前記第3プリズムの一面と前記第4プリズムの一面とを同一平面上に配置するための位置決め部材を用いてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子の製造方法において、前記プリズム組立体は、前記第1プリズムの前記一面とは異なる面と前記第2プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第1貼り合わせプリズムと、前記第3プリズムの前記一面とは異なる面と前記第4プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第2貼り合わせプリズムと、を含む複数の貼り合わせプリズムから構成され、前記複数の貼り合わせプリズムの貼り合わせ面に前記反射膜を設ける工程をさらに備えていてもよい。
第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 光学モジュールの斜視図である。 クロスダイクロイックプリズムの斜視図である。 3つの色光が合成される作用を示す光学モジュールの平面図である。 反射光が分離される作用を示す光学モジュールの側面図である。 第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の反射特性を示す図である。 第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の透過特性を示す図である。 クロスダイクロイックプリズムの製造方法における一つの工程を示す図である。 他の工程を示す図である。 さらに他の工程を示す図である。 図8Cに示す工程の変形例を示す図である。 第2実施形態において、3つの色光が合成される作用を示す光学モジュールの平面図である。 反射光が分離される作用を示す光学モジュールの側面図である。 第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の反射特性を示す図である。 第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の透過特性を示す図である。 第2実施形態の変形例において、第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の反射特性を示す図である。 第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の透過特性を示す図である。 第3実施形態において、3つの色光が合成される作用を示す光学モジュールの平面図である。 反射光が分離される作用を示す光学モジュールの側面図である。 第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の反射特性を示す図である。 第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の透過特性を示す図である。 比較例のクロスダイクロイックプリズムの問題点を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図9を用いて説明する。
第1実施形態のプロジェクターは、3枚の液晶パネルを備えたプロジェクター、いわゆる3板式の液晶プロジェクターの一例である。
図1は、第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。図2は、光学モジュールの斜視図である。図3は、クロスダイクロイックプリズムの斜視図である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装筐体2と、制御部15と、光学ユニット3と、を備えている。また、図示した構成要素の他に、外装筐体2の内部には、光源装置31と制御部15とに電力を供給する電源装置、各種の光学部品を冷却するファン等の構成要素が配置されている。プロジェクター1は、光源装置31から射出された光を画像情報に応じて変調し、スクリーンSC等の被投射面に画像を拡大投射する。
外装筐体2は、詳細な説明を省略するが、外装筐体2の上部を構成する上ケース、外装筐体2の下部を構成する下ケース等の複数のケースを有しており、これらのケースがネジ等の固定部材によって固定されている。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の電子部品を備えている。制御部15は、プロジェクター1の各部の動作の制御、例えば画像の投射に関わる制御を行う。特に本実施形態の場合、制御部15は、後述する撮像素子が得た画像情報に基づいて画像を制御する。
光学ユニット3は、制御部15による制御の下、光源装置31から射出された光を光学的に処理して投射する。光学ユニット3は、光源装置31と、均一照明光学系32と、色分離光学系33と、リレー光学系34と、光学モジュール4と、投射光学系36と、光学部品用筐体38と、を備えている。光源装置31、均一照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学モジュール4、および投射光学系36を構成する光学部品は、光学部品用筐体38内の所定の位置に固定されている。
以下では、説明の便宜上、光源装置31から射出される光の中心軸と平行な軸をX軸とし、光源装置31から光が射出される方向をX軸の+X方向とする。また、投射光学系36から射出される光の中心軸と平行な軸をY軸とし、投射光学系36からスクリーンSCに向けて光が射出される方向をY軸の+Y方向とする。また、プロジェクター1が机上に据え置かれた据え置き姿勢における上下方向をZ軸とし、上方をZ軸の+Z方向とする。
図1に示すように、光学ユニット3は、Z軸方向から見て、略L字状の形状を有している。光源装置31は、光学ユニット3の一方の端部に着脱可能に設けられている。投射光学系36は、光学ユニット3の他方の端部に設けられている。
光源装置31は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の放電ランプからなる光源311と、リフレクター312と、を備えている。光源311から射出された光のうち、均一照明光学系32とは反対側に向かって進む光は、リフレクター312で反射され、進行方向が+X方向に変わる。このように、光源装置31は、均一照明光学系32に向けて光を射出する。光源装置31は、赤色光LR(第1色光)と緑色光LG(第2色光)と青色光LB(第3色光)とを成分として含む白色光を射出する。
均一照明光学系32は、第1レンズアレイ321と、第2レンズアレイ322と、偏光変換素子323と、重畳レンズ324と、を備えている。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光を複数の部分光束に分割する。第1レンズアレイ321は、照明光軸AX1と直交する面内にマトリクス状に配列された複数のレンズから構成されている。照明光軸AX1は、光源装置31から射出された光の中心軸である。
第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と同様、照明光軸AX1に直交する面内にマトリクス状に配列された複数のレンズから構成されている。複数のレンズは、第1レンズアレイ321の複数のレンズに対応して設けられている。第2レンズアレイ322は、重畳レンズ324とともに、第1レンズアレイ321の各レンズの像を、赤色光用光変調素子(第1光変調素子)52R、緑色光用光変調素子(第2光変調素子)52G、および青色光用光変調素子(第3光変調素子)52Bの画像形成領域の近傍に結像させる。
偏光変換素子323は、第1レンズアレイ321により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する。偏光変換素子323は、図示しない偏光分離層と反射層と位相差板とを有する。偏光分離層は、光源装置31からの光に含まれる偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸AX1に垂直な方向に反射する。反射層は、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸AX1に平行な方向に反射する。位相差板は、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する。
重畳レンズ324は、偏光変換素子323からの各部分光束を集光して赤色光用光変調素子52R、緑色光用光変調素子52G、および青色光用光変調素子52Bの画像形成領域近傍に重畳させる。
第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322および重畳レンズ324は、光源装置31からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離光学系33は、第1ダイクロイックミラー331と、第2ダイクロイックミラー332と、第1反射ミラー333と、を備えている。第1ダイクロイックミラー331は、赤色光LRおよび緑色光LGを含む光を透過し、青色光LBを反射する。第2ダイクロイックミラー332は、第1ダイクロイックミラー331を透過した光のうち、赤色光LRを透過し、緑色光LGを反射する。このようにして、色分離光学系33は、均一照明光学系32から射出された光束を赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの3色の色光に分離する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341と、リレーレンズ343と、第2反射ミラー342と、第3反射ミラー344と、を備えている。リレー光学系34は、色分離光学系33によって分離された赤色光LRを赤色光用光変調素子52Rまで導く。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34が赤色光LRを赤色光用光変調素子52Rに導く構成としているが、これに限らず、リレー光学系34が青色光LBを青色光用光変調素子52Bに導く構成としてもよい。
図2に示すように、光学モジュール4は、複数の電気光学装置5と、色合成素子41と、撮像素子44と、を備えている。複数の電気光学装置5は、赤色光LRに対応した電気光学装置5Rと、緑色光LGに対応した電気光学装置5Gと、青色光LBに対応した電気光学装置5Bと、を備えている。光学モジュール4は、色分離光学系33で分離された各色光LR,LG,LBを画像情報に応じて変調し、変調した各色光LR,LG,LBを合成して合成光LWを射出する。以下の説明において、各色光用の電気光学装置5R,5G,5Bを区別する必要がない場合には、電気光学装置5と称する。
図1に示すように、電気光学装置5は、入射側偏光板51と、各色光用の光変調素子52R,52G,52Bと、射出側偏光板54と、を備えている。以下の説明において、各色光用の光変調素子52R,52G,52Bを区別する必要がない場合には、光変調素子52と称する。また、図2においては、電気光学装置5のうち、入射側偏光板51および射出側偏光板54の図示を省略する。
入射側偏光板51は、光変調素子52の光入射側に配置されている。入射側偏光板51は、色分離光学系33で分離された各色光のうち、偏光変換素子323で揃えられた偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して光変調素子52に射出する。
光変調素子52は、詳細な図示は省略するが、一対のガラス基板の間に液晶が封入された液晶パネルから構成されている。光変調素子52は、複数の画素がマトリクス状に配置された矩形状の画像形成領域(図示略)を有している。光変調素子52は、パネル枠(図示略)に外周部が保持され、フレキシブル基板(図示略)を介して制御部15に接続されている。光変調素子52は、制御部15から入力された駆動信号に応じて液晶の配向状態が制御され、光変調素子52に入射された各色光LR,LG,LBを画像情報に応じて変調する。
射出側偏光板54は、光変調素子52の光射出側に配置されている。射出側偏光板54は、入射側偏光板51と略同様の機能を有し、光変調素子52において変調された色光LR,LG,LBのうち、一定方向の偏光光を吸収し、その偏光光と異なる偏光方向の偏光光を透過して色合成素子41に向けて射出する。
図2および図3に示すように、色合成素子41は、クロスダイクロイックプリズム411(光学素子)で構成されている。クロスダイクロイックプリズム411は、赤色光LR(第1波長帯の第1の光)を入射させる第1面411aと、第1面411aと交差し、緑色光LG(第2波長帯の第2の光)を入射させる第2面411bと、第1面411aと対向し、青色光LB(第3波長帯の第3の光)を入射させる第3面411cと、第2面411bと対向し、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBが合成された合成光LWを射出させるとともにスクリーンSCからの反射光LF(第4の光)を入射させる第4面411dと、第1面411a、第2面411b、第3面411cおよび第4面411dと交差し、後述する反射膜415で反射した反射光LFを射出させる第5面411eと、第5面411eに対向する第6面411fと、を有している。
したがって、赤色光用光変調素子52Rは、クロスダイクロイックプリズム411の第1面411aに対向して設けられている。赤色光用光変調素子52Rは、画像情報に応じて変調した赤色光LRを第1面411aに向けて射出する。緑色光用光変調素子52Gは、クロスダイクロイックプリズム411の第2面411bに対向して設けられている。緑色光用光変調素子52Gは、画像情報に応じて変調した緑色光LGを第2面411bに向けて射出する。青色光用光変調素子52Bは、クロスダイクロイックプリズム411の第3面411cに対向して設けられている。青色光用光変調素子52Bは、画像情報に応じて変調した青色光LBを第3面411cに向けて射出する。撮像素子44は、クロスダイクロイックプリズム411の第5面411eに対向して設けられている。撮像素子44は、後述する反射膜415で反射してクロスダイクロイックプリズム411から射出された反射光LFを受光する。
撮像素子44は、CCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサー等の固体撮像素子から構成されている。撮像素子44は、スクリーンSCからの反射光が投射光学系36および色合成素子41を介して入射され、スクリーンSCに投射された画像を含むスクリーンSC上の被写体を撮像する。
図3に示すように、クロスダイクロイックプリズム411は、プリズム組立体412と、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414と、反射膜415と、を備えている。
プリズム組立体412は、直方体状の形状をなすガラスブロック等の硝材から構成されている。プリズム組立体412において、X軸方向に平行な1辺の長さDxとY軸方向に平行な1辺の長さDyとは等しく、Z軸方向に平行な1辺の長さDzはX軸方向およびY軸方向に延びる1辺の長さDx,Dyよりも長い。すなわち、プリズム組立体412の形状はZ軸方向に長い直方体であって、第1面411a、第2面411b、第3面411cおよび第4面411dの形状は長方形であり、第5面411eおよび第6面411fの形状は正方形である。ただし、長さDzは、長さDx,Dyよりも短くてもよいし、長さDx,Dyと等しくてもよい。
プリズム組立体412は、8個のプリズムが組み合わされて直方体状の形状をなしている。具体的には、プリズム組立体412は、直方体状のガラスブロックが、Z軸方向に平行な交差軸Kを中心として互いに90°の角度で交差した2つの平面で4つに分割され、さらに、4つに分割されたプリズムの各々がXY平面に対して45°の角度で傾いた1つの平面で2つに分割された8個のプリズム416で構成されている。
説明の都合上、8個のプリズム416のうち、Y軸方向から見て、図3の手前側に位置する2個のプリズム416をそれぞれ第1プリズム416A、第2プリズム416Bと称し、図3の奥側に位置する2個のプリズムをそれぞれ第3プリズム416C、第4プリズム416Dと称する。すなわち、プリズム組立体412は、第1プリズム416A、第2プリズム416B、第3プリズム416C、および第4プリズム416Dを含む8個のプリズム416から構成されている。
第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414は、プリズム組立体412の内部に互いに交差して設けられている。より具体的には、第1ダイクロイック膜413と第2ダイクロイック膜414とは、Z軸方向に平行な交差軸Kを中心として互いに略90°の角度で交差している。第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414のZ軸方向に平行な端辺は、プリズム組立体412の角部のZ軸方向に平行な稜線に一致する。第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414のZ軸方向に垂直な端辺は、第5面411eおよび第6面411fから見て、X字状の形状を呈する。第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414は、誘電体多層膜から構成され、赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとを合成して合成光LWを生成する。
反射膜415は、プリズム組立体412の内部に第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414と交差して設けられている。より具体的には、反射膜415は、プリズム組立体412の中心を通り、XY平面に平行な面を、プリズム組立体412の中心を通り、X軸方向に平行な軸Mを中心として45°回転させた面に沿って設けられている。本実施形態において、反射膜415は、入射した光の一部を反射し、他の一部を透過するハーフミラー417から構成されている。ハーフミラー417は、誘電体多層膜、金属膜等の膜から構成されている。
本実施形態の場合、緑色光用光変調素子52Gに対向する第2面411bは、第1プリズム416Aの一面416A1と、第2プリズム416Bの一面416B1と、から構成されている。また、合成光LWを射出させ、反射光LFを入射させる第4面411dは、第3プリズム416Cの一面416C1と第4プリズム416Dの一面416D1とから構成されている。すなわち、プリズム組立体412の形状が立方体ではないため、第1プリズム416Aと第2プリズム416Bとの互いに当接する辺は、プリズム組立体412の角部の稜線上に位置することはなく、第2面411b上に位置する。同様に、第3プリズム416Cと第4プリズム416Dとで互いに当接する辺は、プリズム組立体412の角部の稜線上に位置することはなく、第4面411d上に位置する。
また、プリズム組立体412は、第1プリズム416Aの一面416A1とは異なる面と第2プリズム416Bの一面416B1とは異なる面とが貼り合わされた第1貼り合わせプリズム416ABと、第3プリズム416Cの一面416C1とは異なる面と第4プリズム416Dの一面416D1とは異なる面とが貼り合わされた第2貼り合わせプリズム416CDと、を含む複数の貼り合わせプリズムから構成されている。反射膜415は、複数の貼り合わせプリズムの貼り合わせ面に設けられている。すなわち、貼り合わせプリズムは、プリズム組立体412が第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414によって4分割されたうちの一つの三角柱状プリズムである。プリズム組立体412は、4つの貼り合わせプリズムから構成されている。
本実施形態の光学モジュール4において、各光変調素子52とスクリーンSCとは共役であり、かつ、撮像素子44とスクリーンSCとは共役である。
以下、クロスダイクロイックプリズム411の製造方法について説明する。
図8Aは、クロスダイクロイックプリズム411の製造方法における一つの工程を示す図である。図8Bは、他の工程を示す図である。図8Cは、さらに他の工程を示す図である。図9は、図8Cに示す工程の変形例を示す図である。
ここでは、複数のクロスダイクロイックプリズム411を一括して製造する方法を説明する。
最初に、4本の長尺の直角プリズム421を準備し、いずれか一つの直角プリズム421における他の直角プリズム421との貼合面に、例えば第1ダイクロイック膜413となる誘電体多層膜を形成する。その後、誘電体多層膜が形成された一つの直角プリズム421と他の直角プリズム421とを接着材等を用いて貼り合わせる。上記と同様の三角柱状プリズム422を2本作製する。
次に、2本の三角柱状プリズム422のうち、1本の三角柱状プリズム422の他方の三角柱状プリズム422との貼合面に、第2ダイクロイック膜414となる誘電体多層膜を形成する。
次に、図8Aに示すように、誘電体多層膜が形成された一つの三角柱状プリズム422と他の三角柱状プリズム422とを接着材等を用いて貼り合わせることにより、複数のプリズム組立体412が一列に連なった長さのプリズム組立体423を作製する。
次に、図8Bに示すように、長尺のプリズム組立体423の側面に対して45°の角度をなすように斜めに切断して、一方の切断面に反射膜415となるハーフミラー417を形成した後、再度貼り合わせる。このように、斜めに切断した切断面は、貼り合わせ面でもある。
次に、前工程での斜めの切断面から離れた位置において長尺のプリズム組立体423を側面に対して垂直に切断し、個々のプリズム組立体412に個片化する。
なお、上記の工程においては、長尺のプリズム組立体423を個々のプリズム組立体412に個片化した後、個々のプリズム組立体412を斜めに切断し、ハーフミラー417を形成した後で貼り合わせる手順を採用してもよい。
ハーフミラー417を形成した後、斜めに切断されたプリズム組立体同士を再度貼り合わせる工程においては、図8Cに示すように、斜めに切断されたプリズム組立体412S同士を位置決めするための位置決め部材62を用いることが望ましい。位置決め部材62は、第1面411a、第2面411b、第3面411cおよび第4面411dのうち、互いに隣り合う2つの面の角部に対応する溝部62mを有している。したがって、プリズム組立体412Sの角部に位置決め部材62を当接させた状態でこれらプリズム組立体412S同士を貼り合わせる。これにより、斜めに切断された2つのプリズム組立体412Sの位置決め作業を容易に行うことができる。
なお、貼り合わせ作業が完了した後、位置決め部材62をプリズム組立体412から取り外してもよい。もしくは、貼り合わせ作業が完了した後も、位置決め部材62をプリズム組立体412に取り付けたままにしておき、プリズム組立体412の支持部材として用いてもよい。また、この例では、2つの位置決め部材62を用いているが、位置決め部材62の個数は特に限定されない。
ただし、位置決め部材62をプリズム組立体412に取り付けたままにする場合には、位置決め部材62がクロスダイクロイックプリズム411の第4面411dに配置されていると、合成光LWが第4面411dから射出される際に合成光LWが遮られ、合成光LWの損失が生じて画像の明るさが低下するおそれがある。この問題を回避するためには、例えば図9に示すように、第1面411aと第2面411bとが隣り合う角部、第2面411bと第3面411cとが隣り合う角部に位置決め部材62を配置し、第4面411dと他の面とが隣り合う角部には位置決め部材62を配置しないことが望ましい。
以上、複数のクロスダイクロイックプリズム411を一括して製造する方法の例を説明したが、1個のクロスダイクロイックプリズム411を製造する方法として説明すると、以下の工程を有していればよい。クロスダイクロイックプリズム411の製造方法は、第1ダイクロイック膜413の一部、第2ダイクロイック膜414の一部、および反射膜415の一部をそれぞれ形成した第1プリズム416A、第2プリズム416B、第3プリズム416C、および第4プリズム416Dを含む複数のプリズム416を作製する工程と、第1プリズム416Aの一面416A1と第2プリズム416Bの一面416B1とを同一平面上に配置して第2面411bを構成し、第3プリズム416Cの一面416C1と第4プリズム416Dの一面416D1とを同一平面上に配置して第4面411dを構成するように、第1プリズム416A、第2プリズム416B、第3プリズム416Cおよび第4プリズム416Dを含む複数のプリズム416同士を貼り合わせる工程と、を備えている。さらに、クロスダイクロイックプリズム411の製造方法は、反射膜415を、複数の貼り合わせプリズムの貼り合わせ面に設ける工程をさらに備えていてもよい。
以下、本実施形態の光学モジュール4の作用について説明する。
図4は、3つの色光LR,LG,LBが合成される作用を示す光学モジュール4の平面図である。図5は、反射光LFが分離される作用を示す光学モジュール4の側面図である。図4において、紙面に垂直な偏光方向の光を垂直偏光と称し、紙面に平行な偏光方向の光を水平偏光と称する。図6は、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414の反射特性を示す図である。図6において、符号Rs1で示す曲線は第1ダイクロイック膜413に対するS偏光Lsの反射率を示し、符号Rs2で示す曲線は第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsの反射率を示す。図7は、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414の透過特性を示す図である。図7において、符号Tpで示す曲線は第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対するP偏光Lpの透過率を示す。
図4に示すように、赤色光用光変調素子52Rおよび青色光用光変調素子52Bは、色合成素子41に向けて垂直偏光を射出するように入射側偏光板および射出側偏光板の向きが設定されている。また、緑色光用光変調素子52Gは、色合成素子41に向けて水平偏光を射出するように入射側偏光板および射出側偏光板の向きが設定されている。
ここで、赤色光用光変調素子52Rから射出された赤色光LRは、垂直偏光、すなわち第1ダイクロイック膜413に対するS偏光Lsであるから、図6の反射特性Rs1に従って、第1ダイクロイック膜413で反射する。また、青色光用光変調素子52Bから射出された青色光LBは、垂直偏光、すなわち第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsであるから、図6の反射特性Rs2に従って、第2ダイクロイック膜414で反射する。
これに対し、緑色光用光変調素子52Gから射出された緑色光LGは、水平偏光、すなわち第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対するP偏光Lpであるから、図7の透過特性Tpに従って、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414を透過する。このようにして、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBが合成され、合成光LWが色合成素子41から射出される。
また、反射膜415は、ハーフミラー417から構成され、入射した光の偏光方向に係わらず、一部の光を反射し、他の一部の光を透過する。そのため、図5に示すように、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBの一部は、反射膜415を透過して合成光LWとなり、画像表示に寄与し、他の一部の光は反射膜415で反射する。また、投射光学系36を介して色合成素子41に入射した反射光LFの一部は、反射膜415で反射し、撮像素子44に入射する。このようにして、撮像素子44は、スクリーンSC上の被写体を撮像することができる。
ハーフミラー417の反射率および透過率は、特に限定されることなく、任意の値に設定されればよい。ただし、ハーフミラー417の反射率が大きいと、撮像素子44に入射する反射光LFの量が増える反面、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBの反射光量も増えるため、スクリーンSC上の投射画像が暗くなるおそれがある。そのため、プロジェクター1の用途にもよるが、感度の高い撮像素子44を用い、ハーフミラー417の反射率を大き過ぎないように設定することが望ましい。
従来の3板式の液晶プロジェクターにおいては、撮像素子用の光路を確保することができず、投射空間の画像を撮像することが困難であった。また、反射型のプロジェクターを転用した場合には、撮像用の光路を分離するためのプリズムが必要になり、投射レンズのバックフォーカスを伸ばす必要が生じていた。そのため、投射レンズの設計が困難になり、必要投射仕様を実現できずに、所望の明るさ、投写距離、解像性能等を実現することが困難であった。
これに対して、本実施形態によれば、上記のような光学モジュール4の作用により、投射光学系36が被投射面上の被写体を撮像する撮像光学系としても機能するため、撮像光学系を別途備える必要がない。そのため、小型化やコスト低減が可能な撮像機能を備えたプロジェクター1を実現することができる。
さらに、投射光学系が撮像光学系として兼用でき、同軸で撮像と投射が可能になるため、撮像画像を基に位置検出を行う場合の位置検出精度が向上する、制御部15における撮像情報から意図する投射位置への変換が円滑かつ高速に行える、撮像光学系と投射光学系との間での光線干渉が無くなり、広角系のレンズを用いることができる、等の種々の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクター1は、上記の種々の利点を有することから、様々な用途に用いることができる。例えば、動いている多くの物の中から特定の物を識別し、その物に光を投射する必要のあるシーン、具体的には、人物の動きや表情から不審者を特定してその人物へメッセージを投影する空港検査や警備所、バーチャル試着や顧客志向のフィードバックを行う店舗、人や物の動きに合わせて演出光を重ねる舞台装置、手術時の補助ツールとして患部へのマッピングを行う医療分野等に、本実施形態のプロジェクター1を適用することができる。
図20は、比較例のクロスダイクロイックプリズム511の問題点を示す図である。
図20に示すように、比較例のクロスダイクロイックプリズム511は、立方体の形状を有し、第1ダイクロイック膜513および第2ダイクロイック膜514に交差する反射膜515は、プリズム組立体512の稜線を通るように設けられている。この構成においては、上述の製造工程において、反射膜515を形成した後に分割したプリズム組立体512S同士を貼り合わせる際に角と角とを合わせるように位置合わせする必要があった。ところが、このような位置合わせは難しく、プリズム組立体512Sのずれが生じるおそれがあった。その場合、クロスダイクロイックプリズム511の特性が低下するという問題があった。
これに対して、本実施形態の場合、位置決め部材62の使用、不使用に係わらず、第1プリズム416Aの一面416A1と第2プリズム416Bの一面416B1とを同一平面上に配置し、第3プリズム416Cの一面416C1と第4プリズム416Dの一面416D1とを同一平面上に配置して位置決めを行えば、プリズム組立体412S同士のずれを最小限に抑えることができる。そのため、所望の特性を有するクロスダイクロイックプリズム411を実現することができ、投射機能と撮像機能を備えた本実施形態のプロジェクター1に好適に用いることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図10〜図13を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの基本構成は第1実施形態と同様であり、光学モジュールの構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
図10は、第2実施形態において、3つの色光が合成される作用を示す光学モジュールの平面図である。図11は、反射光が分離される作用を示す光学モジュールの側面図である。
図10および図11において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10および図11に示すように、第2実施形態の光学モジュール7は、赤色光用光変調素子52Rと、緑色光用光変調素子52Gと、青色光用光変調素子52Bと、色合成素子45と、撮像素子44と、を備えている。
本実施形態のプロジェクターは、被投射面に投射する画像光とは別に、赤外光を投射する赤外光投射装置(図示略)を備えている。これにより、プロジェクターは、人間には見えないが、プロジェクター自身が検出できる画像等の検出用パターンを投射することができる。したがって、使用者が被投射面を見る限り、可視光による画像しか見えないが、プロジェクターは、被投射面からの赤外光の反射光LFを撮像素子44に導くことによって、赤外光による撮像を行うことができる。あるいは、プロジェクターとは別個に、赤外光投射装置が設けられていてもよい。あるいは、プロジェクターが必ずしも赤外光投射装置を備えていなくてもよく、プロジェクターが被写体から放射される赤外光を撮像素子に取り込むことによって、赤外光による撮像を行う構成であってもよい。
色合成素子45は、プリズム組立体412と、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414と、反射膜431と、を備えたクロスダイクロイックプリズム451から構成されている。上述したように、本実施形態の場合、投射光学系36を介して色合成素子45に入射する反射光LF(第4の光)は赤外光(非可視光)である。これに対応して、反射膜431は、可視光を透過し、赤外光(非可視光)を反射するダイクロイック膜432から構成されている。また、撮像素子44として、赤外領域に感度を有する撮像素子が用いられる。
光学モジュール7およびプロジェクターのその他の構成は、第1実施形態と同様である。
図12は、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414の反射特性を示す図である。図12において、符号Rs1で示す曲線は第1ダイクロイック膜413に対するS偏光Lsの反射率を示し、符号Rs2で示す曲線は第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsの反射率を示す。図13は、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414の透過特性を示す図である。図13において、符号Tpで示す曲線は第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対するP偏光Lpの透過率を示す。
図10に示すように、各光変調素子52R,52G,52Bから射出された赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBの第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対する振る舞いは、図4で示した第1実施形態と同様である。また、反射膜431は、可視光を透過する特性を有しているため、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBは、反射膜431を透過し、合成光LWとして色合成素子45から射出される。
一方、図11に示すように、投射光学系36を介して色合成素子45に入射した赤外光からなる反射光LFは、図12の反射特性Rs1,Rs2および図13の透過特性Tpに従って、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414を透過し、反射膜431で反射し、撮像素子44に入射する。このようにして、撮像素子44は、スクリーンSC上の被写体を撮像することができる。
本実施形態においても、小型化やコスト低減が可能な撮像機能を備えたプロジェクターを実現できる、位置検出精度が向上する、所望の特性を有するクロスダイクロイックプリズム451を実現できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
さらに本実施形態の場合、反射膜431が可視光を透過するため、画像表示に寄与する赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBは反射膜431を透過する。そのため、本実施形態のプロジェクターにおいては、反射膜431による合成光LWの損失が最小限に抑えられ、第1実施形態に比べてスクリーンSC上の投射画像を明るくすることができる。
[変形例]
本実施形態では、赤外光による撮像を行う例を挙げたが、赤外光に代えて、紫外光による撮像を行ってもよい。すなわち、クロスダイクロイックプリズムの反射膜は、可視光を透過し、紫外光(非可視光)を反射するダイクロイック膜から構成されていてもよい。この場合、撮像素子として、紫外領域に感度を有する撮像素子が用いられる。本変形例では、光学モジュールの図示を省略する。
図14は、第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の反射特性を示す図である。図14において、符号Rs1で示す曲線は第1ダイクロイック膜に対するS偏光の反射率を示し、符号Rs2で示す曲線は第2ダイクロイック膜に対するS偏光の反射率を示す。図15は、第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜の透過特性を示す図である。図15において、符号Tpで示す曲線は第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜に対するP偏光の透過率を示す。
本変形例においては、投射光学系を介して色合成素子に入射した紫外光は、図14の反射特性Rs1,Rs2および図15の透過特性Tpに従って、第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜を透過し、反射膜で反射し、撮像素子に入射する。このようにして、撮像素子は、紫外光によりスクリーン上の被写体を撮像することができる。
本変形例においても、第2実施形態と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図16〜図19を用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターの基本構成は第1実施形態と同様であり、光学モジュールの構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
図16は、第3実施形態において、3つの色光が合成される作用を示す光学モジュールの平面図である。図17は、反射光が分離される作用を示す光学モジュールの側面図である。
図16および図17において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図16および図17に示すように、第2実施形態の光学モジュール8は、赤色光用光変調素子52Rと、緑色光用光変調素子52Gと、青色光用光変調素子52Bと、色合成素子47と、撮像素子44と、を備えている。
色合成素子47は、プリズム組立体412と、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414と、反射膜433と、を備えたクロスダイクロイックプリズム471から構成されている。本実施形態の場合、投射光学系36を介して色合成素子47に入射する反射光LF(第4の光)は、反射膜433に対するS偏光Ls(第1偏光方向の直線偏光)とP偏光Lpとを含む可視光である。反射膜433は、反射膜433に対するS偏光Lsを反射し、反射膜433に対するP偏光Lp(第1偏光方向とは異なる第2偏光方向の直線偏光)を透過する偏光分離膜434から構成されている。また、撮像素子44として、可視光領域に感度を有する撮像素子が用いられる。
図18は、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414の反射特性を示す図である。図18において、符号Rs1で示す曲線は第1ダイクロイック膜413に対するS偏光Lsの反射率を示し、符号Rs2で示す曲線は第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsの反射率を示す。図19は、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414の透過特性を示す図である。図19において、符号Tsで示す曲線は第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsの透過率を示す。
本実施形態の場合、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414は、図18に示すように、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対する赤色領域および青色領域のS偏光Lsを反射するとともに、第1実施形態と異なり、図19に示すように、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対する緑色領域のS偏光Lsを透過する特性を有している。
これに伴い、図16に示すように、緑色光用光変調素子52Gは、赤色光用光変調素子52Rおよび青色光用光変調素子52Bと同様、色合成素子47に向けて垂直偏光、すなわち第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsを射出するように、入射側偏光板および射出側偏光板の向きが設定されている。
図16に示すように、赤色光用光変調素子52Rから射出された赤色光LRは、垂直偏光、すなわち第1ダイクロイック膜413に対するS偏光Lsであるから、図18の反射特性Rs1に従って、第1ダイクロイック膜413で反射する。同様に、青色光用光変調素子52Bから射出された青色光LBは、垂直偏光、すなわち第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsであるから、図18の反射特性Rs2に従って、第2ダイクロイック膜414で反射する。
また、緑色光用光変調素子52Gから射出された緑色光LGは、垂直偏光、すなわち第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対するS偏光Lsであるから、図19の透過特性Tsに従って、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414を透過する。
さらに、図17に示すように、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBの各々は、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に対してはS偏光Lsであるが、第1ダイクロイック膜413および第2ダイクロイック膜414に交差する反射膜433に対してはP偏光Lpである。反射膜433を構成する偏光分離膜434は、P偏光Lpを透過する特性を有しているため、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBは、全ての成分が反射膜433を透過する。このようにして、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBからなる合成光LWが色合成素子47から射出される。
一方、投射光学系36を介して色合成素子47に入射した反射光LFは、反射膜433に対するS偏光LsおよびP偏光Lpを含んでいるため、S偏光Lsが偏光分離膜434で反射し、撮像素子44に入射する。このようにして、撮像素子44は、スクリーンSC上の被写体を撮像することができる。
本実施形態においても、小型化やコスト低減が可能な撮像機能を備えたプロジェクターを実現できる、位置検出精度が向上する、所望の特性を有するクロスダイクロイックプリズム471を実現できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
さらに本実施形態の場合、反射膜433が偏光分離膜434で構成されているため、偏光分離膜434を透過する偏光方向に調整されている赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBの多くは反射膜433を透過でき、反射膜433で反射する成分がほとんど存在しない。そのため、本実施形態のプロジェクターにおいては、第2実施形態のような非可視光を利用することなく、反射膜433による合成光の損失が最小限に抑えられる。これにより、本実施形態のプロジェクターによれば、第1実施形態に比べてスクリーンSC上の投射画像を明るくすることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、透過型のプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型のプロジェクターにも適用することも可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過する形態であることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射する形態であることを意味する。なお、光変調装置は、液晶ライトバルブに限られず、例えばデジタルマイクロミラーデバイスが用いられてもよい。
上記実施形態では、放電ランプからなる光源装置を用いた例を挙げたが、その他、蛍光体を含む波長変換素子と励起光源とを有する光源装置、レーザー光源を有する光源装置などが用いられてもよい。
また、プロジェクターの各構成要素の形状、大きさ、数、配置、材料等の具体的な構成については、上記実施形態に限定されることなく、適宜変更が可能である。
1…プロジェクター、4,7,8…光学モジュール、31…光源装置、36…投射光学系、44…撮像素子、52R…赤色光用光変調素子(第1光変調素子)、52G…緑色光用光変調素子(第2光変調素子)、52B…青色光用光変調素子(第3光変調素子)、62…位置決め部材、411,451,471…クロスダイクロイックプリズム(光学素子)、411a…第1面、411b…第2面、411c…第3面、411d…第4面、411e…第5面、411f…第6面、412,412S…プリズム組立体、413…第1ダイクロイック膜、414…第2ダイクロイック膜、415,431,433…反射膜、416…プリズム、416A…第1プリズム、416B…第2プリズム、416C…第3プリズム、416D…第4プリズム、417…ハーフミラー、432…ダイクロイック膜、434…偏光分離膜、416A1,416b1,416c1,416d1…(プリズムの)一面。

Claims (12)

  1. 第1プリズム、第2プリズム、第3プリズム、および第4プリズムを含む複数のプリズムから構成されたプリズム組立体と、
    前記プリズム組立体に互いに交差して設けられ、第1波長帯の第1の光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2の光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3の光と、を合成して合成光を生成する第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜と、
    前記プリズム組立体に前記第1ダイクロイック膜および前記第2ダイクロイック膜と交差して設けられ、第4の光を反射する反射膜と、を備え、
    前記プリズム組立体は、前記第1の光を入射させる第1面と、前記第1面と交差し、前記第2の光を入射させる第2面と、前記第1面と対向し、前記第3の光を入射させる第3面と、前記第2面と対向し、前記合成光を射出させるとともに前記第4の光を入射させる第4面と、前記第1面、前記第2面、前記第3面および第4面と交差し、前記反射膜で反射した前記第4の光を射出させる第5面と、を有し、
    前記第2面は、前記第1プリズムの一面と前記第2プリズムの一面とから構成され、
    前記第4面は、前記第3プリズムの一面と前記第4プリズムの一面とから構成されている、光学素子。
  2. 前記プリズム組立体は、前記第1プリズムの前記一面とは異なる面と前記第2プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第1貼り合わせプリズムと、前記第3プリズムの前記一面とは異なる面と前記第4プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第2貼り合わせプリズムと、を含む複数の貼り合わせプリズムから構成され、
    前記反射膜は、前記複数の貼り合わせプリズムの貼り合わせ面に設けられている、請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記反射膜は、入射した光の一部を反射し、他の一部を透過するハーフミラーから構成されている、請求項1または請求項2に記載の光学素子。
  4. 前記第4の光は、非可視光であり、
    前記反射膜は、可視光を透過し、前記非可視光を反射するダイクロイック膜から構成されている、請求項1または請求項2に記載の光学素子。
  5. 前記非可視光は、赤外光もしくは紫外光である、請求項4に記載の光学素子。
  6. 前記第4の光は、第1偏光方向の直線偏光を含み、
    前記反射膜は、第1偏光方向の直線偏光を反射し、前記第1偏光方向とは異なる第2偏光方向の直線偏光を透過する偏光分離膜から構成されている、請求項1または請求項2に記載の光学素子。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の光学素子と、
    前記第1面に対向して設けられ、画像情報に応じて変調した前記第1の光を前記第1面に向けて射出する第1光変調素子と、
    前記第2面に対向して設けられ、画像情報に応じて変調した前記第2の光を前記第2面に向けて射出する第2光変調素子と、
    前記第3面に対向して設けられ、画像情報に応じて変調した前記第3の光を前記第1面に向けて射出する第3光変調素子と、
    前記第5面に対向して設けられ、前記反射膜で反射して前記光学素子から射出された前記第4の光を受光する撮像素子と、
    を備えた、光学モジュール。
  8. 請求項7に記載の光学モジュールと、
    前記第1の光、前記第2の光、および前記第3の光を含む光を射出する光源装置と、
    前記光学モジュールから射出された前記合成光を被投射面に投射する投射光学系と、を備え、
    前記投射光学系および前記光学素子を介して前記被投射面からの反射光を前記撮像素子に入射させることにより、前記撮像素子が前記被投射面上の被写体を撮像する、プロジェクター。
  9. 非可視光からなる前記第4の光を前記被投射面上に投射する投射装置をさらに備えた、請求項8に記載のプロジェクター。
  10. 第1プリズム、第2プリズム、第3プリズム、および第4プリズムを含む複数のプリズムから構成されたプリズム組立体と、
    前記プリズム組立体に互いに交差して設けられた第1ダイクロイック膜および第2ダイクロイック膜と、
    前記プリズム組立体に前記第1ダイクロイック膜および前記第2ダイクロイック膜と交差して設けられた反射膜と、を備え、
    前記プリズム組立体は、第1の光を入射させる第1面と、前記第1面と交差し、第2の光を入射させる第2面と、前記第1面と対向し、第3の光を入射させる第3面と、前記第2面と対向し、前記第1の光、前記第2の光および前記第3の光の合成光を射出させるとともに第4の光を入射させる第4面と、前記第1面、前記第2面、前記第3面および第4面と交差し、前記反射膜で反射した前記第4の光を射出させる第5面と、を有する光学素子の製造方法であって、
    前記第1ダイクロイック膜の一部、前記第2ダイクロイック膜の一部、および前記反射膜の一部をそれぞれ形成した前記第1プリズム、前記第2プリズム、前記第3プリズム、および前記第4プリズムを含む複数のプリズムを作製する工程と、
    前記第1プリズムの一面と前記第2プリズムの一面とを同一平面上に配置して前記第2面を構成し、前記第3プリズムの一面と前記第4プリズムの一面とを同一平面上に配置して前記第4面を構成するように、前記第1プリズム、前記第2プリズム、前記第3プリズムおよび前記第4プリズムを含む複数のプリズム同士を貼り合わせる工程と、を備えた、光学素子の製造方法。
  11. 前記複数のプリズム同士を貼り合わせる工程において、前記第1プリズムの一面と前記第2プリズムの一面とを同一平面上に配置し、前記第3プリズムの一面と前記第4プリズムの一面とを同一平面上に配置するための位置決め部材を用いる、請求項10に記載の光学素子の製造方法。
  12. 前記プリズム組立体は、前記第1プリズムの前記一面とは異なる面と前記第2プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第1貼り合わせプリズムと、前記第3プリズムの前記一面とは異なる面と前記第4プリズムの前記一面とは異なる面とが貼り合わされた第2貼り合わせプリズムと、を含む複数の貼り合わせプリズムから構成され、
    前記複数の貼り合わせプリズムの貼り合わせ面に前記反射膜を設ける工程をさらに備えた、請求項10または請求項11に記載の光学素子の製造方法。
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