JP2020096539A - 真空冷却装置 - Google Patents

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Takuya Matsumoto
拓也 松本
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久美 松矢
泰三 松川
Taizo Matsukawa
泰三 松川
泰範 狩野
Yasunori Kano
泰範 狩野
雅夫 蔵野
Masao Kurano
雅夫 蔵野
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Abstract

【課題】突沸や吹きこぼれを抑制して、歩留まりを向上することができる真空冷却装置を提供する。【解決手段】食品Fが収容される処理槽2と、処理槽2内の減圧手段3と、処理槽2内の復圧手段4と、処理槽2内の圧力を検出する圧力センサ31と、処理槽2内に収容された食品Fの温度を検出する品温センサ32と、各手段3,4を制御する制御手段とを備える。パルス制御の他、たとえば温度差一定制御を実行可能とされる。温度差一定制御では、品温センサ32の検出温度と圧力センサ31の検出圧力における飽和温度との温度差が設定温度差になるように、処理槽2内の圧力を調整しつつ処理槽2内を減圧する。パルス制御では、処理槽2内を減圧する過程で、処理槽2内を設定回復圧力または設定回復時間だけ復圧することを繰り返す。【選択図】図1

Description

本発明は、処理槽内を減圧して食品を冷却する真空冷却装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、食品を収容し得る冷却庫(2)と、冷却庫に接続され冷却庫内の気体を排出し得る真空排気手段(3)と、冷却庫内の真空状態を解除する外気導入手段(21)とを備えた真空冷却装置が知られている。この装置では、冷却庫内に温度センサ(8)および圧力センサ(9)が設けられ、温度センサからの連続的検出信号に基づいて、冷却庫内の圧力を制御するように構成されている。具体的には、冷却庫内の食品の温度(品温)が、現在の品温(T1)より所定以上低い温度(T2)となるように、冷却庫内の圧力が調整される。また、冷却庫内の温度と、冷却庫内に配置された食品の温度との差が設定範囲内となるように、圧力が調整される。
特開2002−355020号公報(請求項1、段落0024、0027、図1)
真空冷却装置により液物を冷却する場合、突沸や吹きこぼれによる歩留まりの低下が問題となる。歩留まりの低下を防止するために、品温(処理槽内の食品温度)と槽内圧力換算温度(処理槽内圧力における飽和温度)との温度差を調整しつつ処理槽内を減圧する制御がある(特願2018−171722)。発明者らは、その後も鋭意研究に努め、さらに突沸や吹きこぼれのしにくい制御を求めてきた。
本発明が解決しようとする課題は、一層効果的に突沸や吹きこぼれを抑制して、歩留まりを向上することができる真空冷却装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、食品が収容される処理槽と、この処理槽内の気体を外部へ吸引排出する減圧手段と、減圧された前記処理槽内へ外気を導入する復圧手段と、前記処理槽内の圧力を検出する圧力センサと、前記処理槽内に収容された食品の温度を検出する品温センサと、前記各手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段により、徐冷制御およびパルス制御を実行可能とされ、前記徐冷制御では、前記処理槽内の圧力を調整しつつ前記処理槽内を減圧し、前記パルス制御は、所定の開始タイミングで開始され、前記パルス制御では、前記処理槽内を減圧する過程で、前記処理槽内を設定回復圧力または設定回復時間だけ復圧することを繰り返すことを特徴とする真空冷却装置である。
請求項1に記載の発明によれば、真空冷却装置は、徐冷制御とパルス制御とを実行可能とされる。徐冷制御では、処理槽内の圧力を調整しつつ処理槽内を減圧することで、食品を所望に冷却することができる。パルス制御では、処理槽内を減圧する過程で、処理槽内を一時的に所定に復圧するのを繰り返すことで、突沸や吹きこぼれを抑制することができる。すなわち、パルス制御では、圧力変動による食品の撹拌により、局所的な過熱部をなくして突沸を抑制すると共に、一時的な復圧による泡面の低下により、吹きこぼれを抑制する効果がある。このようにして、徐冷制御とパルス制御とにより、突沸や吹きこぼれを抑制して、歩留まりの向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記復圧手段として、前記処理槽内への第一給気路に開度調整可能な第一給気弁を備えると共に、前記処理槽内への第二給気路に開閉切替される第二給気弁を備え、前記パルス制御では、前記処理槽内の圧力が所定圧力下がるごとにまたは所定の時間ごとに、前記第二給気弁を一時的に開放することを繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の真空冷却装置である。
請求項2に記載の発明によれば、復圧手段として、開度調整可能な第一給気弁の他、開閉切替される第二給気弁を備える。そのため、徐冷制御では、第一給気弁の開度を調整して、処理槽内の圧力を調整することができる。一方、パルス制御では、処理槽内の圧力が所定圧力下がるごとにまたは所定の時間ごとに、第二給気弁を一時的に開放することを繰り返せばよい。このようにして、簡易な構成および制御で、徐冷制御とパルス制御を実施することができる。
請求項3に記載の発明は、前記品温センサの検出温度が所定温度以下になると、前記徐冷制御および前記パルス制御を停止して、前記処理槽内をさらに減圧することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空冷却装置である。
請求項3に記載の発明によれば、品温が所定温度以下になると、徐冷制御およびパルス制御を停止して、食品の迅速な冷却を図ることができる。冷却終盤、冷却時間が長くなると、突沸の発生リスクが大きくなるが、冷却時間の短縮を図ることで、突沸の発生を抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、前記徐冷制御として、温度差一定制御を実行可能とされ、前記温度差一定制御では、前記品温センサの検出温度と前記圧力センサの検出圧力における飽和温度との温度差が設定温度差になるように、前記処理槽内の圧力を調整しつつ前記処理槽内を減圧することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空冷却装置である。
請求項4に記載の発明によれば、徐冷制御として、温度差一定制御を実行可能とされる。温度差一定制御では、品温と槽内圧力換算温度との温度差を設定温度差に抑えることで、食品からの水分蒸発を所定の速度に制御し、突沸を抑制しつつ食品の冷却を図ることができる。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記温度差一定制御では、前記品温センサの検出温度の設定時間内の温度下降幅が設定値未満になると、前記設定温度差を増加させることを特徴とする請求項4に記載の真空冷却装置である。
請求項5に記載の発明によれば、温度差一定制御では、品温の低下具合を監視しつつ、それに応じて前記設定温度差を変化させるので、食品に応じた真空冷却を図ることができる。
本発明の真空冷却装置によれば、一層効果的に突沸や吹きこぼれを抑制して、歩留まりを向上することができる。
本発明の一実施例の真空冷却装置を示す概略図であり、一部を断面にして示している。 図1の真空冷却装置による冷却運転の一例を示すグラフであり、品温TFと槽内圧力換算温度TSとの変化を示しており、縦軸は温度T、横軸は運転開始からの経過時間tを示している。 図1の真空冷却装置による突沸防止用のパルス制御の一例を示すグラフであり、槽内圧力の変化を示しており、縦軸は圧力P、横軸は時間tを示している。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の真空冷却装置1を示す概略図であり、一部を断面にして示している。
本実施例の真空冷却装置1は、食品Fが収容される処理槽2と、この処理槽2内の気体を外部へ吸引排出する減圧手段3と、減圧された処理槽2内へ外気を導入する復圧手段4と、これら各手段3,4を制御して処理槽2内の食品Fを冷却する制御手段(図示省略)とを備える。
処理槽2は、内部空間の減圧に耐える中空容器であり、ドア(図示省略)で開閉可能とされる。処理槽2は、典型的には略矩形の箱状に形成され、正面の開口部がドアで開閉可能とされる。ドアを開けることで、処理槽2に食品Fを出し入れすることができ、ドアを閉じることで、処理槽2の開口部を気密に閉じることができる。ドアは、処理槽2の正面および背面の双方に設けられてもよい。なお、図示例では、食品Fは、液物とされ、ホテルパンや番重のような食品容器に入れられて、処理槽2内に収容されている。
減圧手段3は、処理槽2内の気体(空気や蒸気)を外部へ吸引排出して、処理槽2内を減圧する手段である。本実施例では、減圧手段3は、処理槽2内からの排気路5に、蒸気エゼクタ6、蒸気凝縮用の熱交換器7、逆止弁8、および水封式の真空ポンプ9を順に備える。
蒸気エゼクタ6は、吸引口6aが処理槽2に接続されて設けられ、入口6bから出口6cへ向けて、エゼクタ給蒸路10からの蒸気がノズルで噴出可能とされる。入口6bから出口6cへ向けて蒸気を噴出させることで、処理槽2内の気体も吸引口6aを介して出口6cへ吸引排出される。エゼクタ給蒸路10に設けたエゼクタ給蒸弁11の開閉を操作することで、蒸気エゼクタ6の作動の有無を切り替えることができる。
熱交換器7は、排気路5内の流体と冷却水とを混ぜることなく熱交換する間接熱交換器である。熱交換器7により、排気路5内の蒸気を、冷却水により冷却し凝縮させることができる。
真空ポンプ9は、本実施例では水封式であり、周知のとおり、封水と呼ばれる水が供給されつつ運転される。そのために、真空ポンプ9の給水口9aには、封水給水路12を介して水が供給される。封水給水路12には封水給水弁13が設けられており、封水給水弁13を開けることで、真空ポンプ9に封水を供給することができる。封水給水弁13を開けた状態で真空ポンプ9を作動させると、真空ポンプ9は、吸気口9bから気体を吸入し、排気口9cへ排気および排水する。真空ポンプ9は、オンオフ制御されてもよいし、出力を調整可能とされてもよい。本実施例では、真空ポンプ9は、インバータを用いて、モータの駆動周波数ひいては回転数を変更可能とされる。
熱交換器7および真空ポンプ9への給水系統について説明すると、本実施例では、熱交換器7および真空ポンプ9には、常温水と冷水とを切り替えて供給可能とされる。冷水とは、チラー(図示省略)により所定温度に冷却を図られた水であり、常温水とは、そのような冷却を図られない水である。
図示例の場合、常温水と冷水の切り替えは、常温水給水路14に設けられた常温水給水弁15と、冷水給水路16に設けられた冷水給水弁17で行われる。常温水給水弁15より下流の常温水給水路14と、冷水給水弁17より下流の冷水給水路16とは、合流して共通給水路18とされている。そして、この共通給水路18は、熱交換器7への熱交給水路19と、真空ポンプ9への封水給水路12とに分岐されている。封水給水路12には、封水給水弁13が設けられている。常温水給水弁15または冷水給水弁17を開けることで、熱交換器7に給水され、さらに封水給水弁13を開けると、真空ポンプ9に給水される。
熱交換器7は、熱交給水路19を介して水が供給され、熱交排水路20を介して水が排出される。熱交排水路20は、冷水タンク(チラーの給水源)への冷水戻し路21と、外部への排水出口路22とに分岐されており、冷水戻し路21には冷水戻し弁23が設けられ、排水出口路22には排水出口弁24が設けられている。冷水戻し弁23および排水出口弁24により、熱交換器7を通過後の水を、冷水タンクへ戻すか、排水出口路22から排出するか、あるいはいずれも行わずに熱交換器7の通水を阻止するか(つまり熱交換器7の冷却水出口側を閉じるか)を切り替えることができる。
熱交換器7に冷水を供給する場合、排水出口弁24を閉じると共に冷水戻し弁23を開けることで、熱交換器7を通過後の冷水は冷水タンクへ戻される。冷水タンク内の貯留水は、チラーで冷却されて再び冷水給水路16へ供給可能とされる。一方、熱交換器7に常温水を供給する場合、冷水戻し弁23を閉じると共に排水出口弁24を開けることで、熱交換器7を通過後の常温水は排水出口路22から排出される。
復圧手段4は、減圧された処理槽2内へ外気を導入して、処理槽2内を復圧する手段である。本実施例では、復圧手段4は、処理槽2内への第一給気路25に、第一エアフィルタ26および第一給気弁27を順に備えると共に、処理槽2内への第二給気路28に、第二エアフィルタ29および第二給気弁30を順に備える。第一給気路25および第二給気路28は、図示例では、それぞれが処理槽2に接続されているが、場合により、各給気弁27,30よりも下流側で合流して処理槽2に接続されてもよい。また、第二給気路28(たとえば第二エアフィルタ29と第二給気弁30との間)には、オリフィスを設けてもよい。
第一給気弁27は、電動弁のように、開度調整可能な弁から構成される。一方、第二給気弁30は、電磁弁のように、オンオフで開閉切替可能な弁から構成される。処理槽2内が減圧された状態で、第一給気弁27または第二給気弁30を開けると、外気がエアフィルタ26,29を介して処理槽2内へ導入され、処理槽2内を復圧することができる。その際、第一給気弁27の開度調整により、処理槽2内の圧力を調整することができ、第二給気弁30の開放により、処理槽2内を比較的短時間に復圧することができる。
処理槽2には、さらに、処理槽2内の圧力を検出する圧力センサ31と、処理槽2内に収容された食品Fの温度(品温)を検出する品温センサ32とが設けられる。図示例の場合、品温センサ32は、棒状のプローブが食品F内に差し込まれて、そのプローブの先端部にて温度を検知する。
制御手段は、前記各センサ31,32の検出信号や経過時間などに基づき、前記各手段3,4を制御する制御器(図示省略)である。具体的には、真空ポンプ9、エゼクタ給蒸弁11、封水給水弁13、常温水給水弁15、冷水給水弁17、冷水戻し弁23、排水出口弁24、第一給気弁27、第二給気弁30の他、圧力センサ31および品温センサ32などは、制御器に接続されている。そして、制御器は、以下に述べるように、所定の手順(プログラム)に従い、処理槽2内の食品Fの真空冷却を図る。
以下、本実施例の真空冷却装置1の運転方法の具体例について説明する。
本実施例の真空冷却装置1は、処理槽2内に食品Fを収容した状態で、減圧手段3により処理槽2内を減圧して、所定の終了条件を満たすまで(たとえば品温が冷却目標温度TZになるまで)冷却する。減圧手段3の作動中、各給気弁27,30を閉じて処理槽2内の圧力を迅速に低下させて食品Fを急冷してもよいし(急冷制御)、第一給気弁27の開度ひいては処理槽2内の圧力を調整して食品Fを徐冷してもよい(徐冷制御)。徐冷制御の場合、後述する温度差一定制御S2の他、たとえば次のような制御を行ってもよい。すなわち、運転開始からの経過時間と槽内圧力との関係(冷却パターン)が予め制御器に設定されており、制御器は、その冷却パターンに沿うように処理槽2内の圧力を調整しつつ、食品Fを冷却する。その際、冷却パターンとして複数種が登録されており、その内のいずれかを設定器から選択して実行可能に構成されてもよい。
なお、急冷制御後に徐冷制御を行ったり、徐冷制御後に急冷制御を行ったりするなど、両制御を適宜組み合わせて、食品Fを冷却してもよい。いずれにしても、減圧手段3の作動中、真空ポンプ9の作動、熱交換器7の通水、蒸気エゼクタ6の作動は、段階的に実行されるのがよく、その詳細は、図2の例に基づき後述する。
さらに、処理槽2内を減圧中、所定の開始タイミングで、後述する突沸防止用のパルス制御S4(図3)を実行する。特に、パルス制御S4は、徐冷制御の開始に伴い開始されるか、品温センサ32の検出温度がパルス制御開始温度以下になると開始されるのが好ましい。以下、図2および図3に基づき、具体的な運転方法の一例について、説明する。
図2は、本実施例の真空冷却装置1による冷却運転の一例を示すグラフであり、品温TFと槽内圧力換算温度TSとの変化を示しており、縦軸は温度T、横軸は運転開始からの経過時間tを示している。
運転開始前、第一給気弁27は開けられた状態にある一方、その他の前記各弁は閉じられた状態にあり、真空ポンプ9は停止している。その状態で、処理槽2内に食品Fが収容され、処理槽2のドアは気密に閉じられる。そして、スタートボタンが押されるなど運転開始が指示されると、制御器は、第一給気弁27を閉じると共に減圧手段3を作動させて、品温TFが予め設定された冷却目標温度TZになるまで、処理槽2内を減圧する。この際、本実施例では、初期減圧制御S1、温度差一定制御S2、および最終減圧制御S3を順次に実行する。また、詳細は後述するが、典型的には、温度差一定制御S2と並行して、突沸防止用のパルス制御S4(図3)も実行する。なお、初期減圧制御S1および最終減圧制御S3は、前述した急冷制御に相当し、温度差一定制御S2は、前述した徐冷制御に相当する。
初期減圧制御S1は、所定の終了条件を満たすまで行われる。たとえば、品温TFが第一設定温度TA(たとえば60℃)以下になるまで、初期減圧制御S1が行われる。初期減圧制御S1では、各給気弁27,30を閉じた状態で、減圧手段3により処理槽2内を減圧する。品温TFが第一設定温度TAに下がるまでの冷却初期は、食品Fに沸騰が生じないか、沸騰が生じても細かい沸騰となる。そのため、各給気弁27,30を全閉した状態で、減圧手段3により処理槽2内の圧力を迅速に低下させても、突沸や吹きこぼれを起こすおそれは少ない。
温度差一定制御S2は、所定の終了条件を満たすまで行われる。たとえば、品温TFが第二設定温度TB(たとえば25℃)以下になるまで、温度差一定制御S2が行われる。温度差一定制御S2では、品温TF(処理槽内の食品温度)と槽内圧力換算温度TS(処理槽内圧力における飽和温度)との温度差ΔTが設定温度差(たとえば2℃)になるように、処理槽2内の圧力を調整しつつ処理槽2内を減圧する。つまり、品温センサ32の検出温度TFと圧力センサ31の検出圧力における飽和温度TSとの温度差ΔTが設定温度差になるように、処理槽2内の圧力を調整しつつ処理槽2内を減圧する。なお、制御器は、予め登録された所定の演算式(またはテーブル)に基づき、圧力センサ31の検出圧力から飽和温度としての槽内圧力換算温度TSを求めることができる。
処理槽2内の圧力の調整は、典型的には、減圧手段3を作動させた状態で、復圧手段4による給気量を調整すればよい。具体的には、減圧手段3(少なくとも真空ポンプ9)を作動させた状態で、第一給気弁27の開度を調整すればよい。但し、これに代えてまたはこれに加えて、減圧手段3による減圧能力を調整してもよい。
温度差一定制御S2において、槽内圧力換算温度TSが品温TFよりも設定温度低くなるように、処理槽2内の圧力を調整すると、品温TFが低下してくるので、その品温TFの低下に合わせて、槽内圧力(槽内圧力換算温度TS)を低下させていけばよい。品温TFと槽内圧力換算温度TSとの温度差ΔTを設定温度差に抑えることで、食品Fからの水分蒸発を所定の速度に制御し、突沸を抑制しつつ食品Fの冷却を図ることができる。つまり、仮に前記温度差ΔTを考慮せずに減圧した場合、品温TFが槽内圧力換算温度TSに追従できず、温度差ΔT(圧力差)が大きくなると、突然一気に沸騰する突沸を生じさせるおそれがあるが、温度差ΔTを設定温度差に抑えることで、突沸の発生を抑えることができる。
温度差一定制御S2中、品温センサ32の検出温度を監視し、この検出温度の設定時間Δt内の品温の温度下降幅が設定値未満になると、前記設定温度差を所定温度(たとえば0.5〜1℃)増加させるのがよい。これにより、冷えにくい食品でも、設定温度差を増加させつつ食品Fの冷却を図ることができ、冷却が完了しなかったり、冷却時間が長くなり過ぎたりするのを防止できる。
たとえば、品温TFと槽内圧力換算温度TSとの温度差ΔTが第一温度差ΔT1(たとえば2℃)となるように圧力制御中、品温TFの低下速度が遅くなり、設定時間Δt(たとえば1分)内の品温TFの温度下降幅が設定値(たとえば1℃)未満になると、前記温度差ΔTを第一温度差ΔT1よりも大きな第二温度差ΔT2(たとえば3℃)となるように圧力制御することで、品温TFの低下を促すことができる。その後、再び、品温TFの低下速度が遅くなり、設定時間Δt内の品温TFの温度下降幅が設定値未満になると、前記温度差ΔTを第二温度差ΔT2よりも大きな第三温度差ΔT3(たとえば4℃)となるように圧力制御して、品温TFの低下を促すということを繰り返せばよい。
なお、初期減圧制御S1から温度差一定制御S2へ移行する際、真空ポンプ9の回転数を下げてもよい。たとえば、初期減圧制御S1では、真空ポンプ9の電源周波数を第一周波数(たとえば60Hz)とするが、温度差一定制御S2への移行に伴い、第一周波数よりも低い第二周波数(たとえば50Hz)とする。その後、最終減圧制御S3へ移行する際、真空ポンプ9の電源周波数を第一周波数に戻すなど、真空ポンプ9の回転数を再び上げてもよい。
初期減圧制御S1と温度差一定制御S2とを含む一連の冷却運転において、熱交換器7および真空ポンプ9への給水や、蒸気エゼクタ6の作動は、たとえば次のように制御される。すなわち、冷却運転の開始時には、熱交換器7の通水を停止した状態で、真空ポンプ9に常温水を供給しつつ、真空ポンプ9により処理槽2内を減圧する。この段階では、エゼクタ給蒸弁11は閉じられており、蒸気エゼクタ6は作動していない。その後、通水開始条件として、たとえば品温センサ32の検出温度が通水開始温度(たとえば60℃)以下になると、熱交換器7の通水を開始する。この際、熱交換器7および真空ポンプ9には、冷水が供給される。その後、エゼクタ作動条件として、たとえば品温センサ32の検出温度がエゼクタ作動温度(たとえば30℃)以下になると、エゼクタ給蒸弁11を開けて蒸気エゼクタ6を作動させる。
また、温度差一定制御S2中、パルス制御S4が並行して行われる。温度差一定制御S2では第一給気弁27を用いる一方、パルス制御S4では第二給気弁30を用いるので、両制御を並行して容易に実施することができる。パルス制御S4の詳細については後述する。温度差一定制御S2の終了時、パルス制御S4も停止(各給気弁27,30を閉鎖)して、次工程(最終減圧制御S3)へ移行する。
最終減圧制御S3は、所定の終了条件を満たすまで行われる。たとえば、品温が冷却目標温度TZ(たとえば10℃)以下になるまで、最終減圧制御S3が行われる。最終減圧制御S3では、各給気弁27,30を閉じた状態で、減圧手段3により処理槽2内を減圧する。品温が第二設定温度TBを下回った冷却終盤は、沸騰(突沸を含む)しにくいが、冷却時間が延びると突沸発生リスクが大きくなるため、急冷により冷却時間の短縮を図ることで、突沸の発生を抑制することができる。そのために、初期減圧制御S1と同様に、各給気弁27,30を全閉した状態で、減圧手段3により処理槽2内の圧力を迅速に低下させるのがよい。
そして、品温センサ32の検出温度が冷却目標温度TZ(たとえば10℃)になると、処理槽2内の減圧を停止する。具体的には、エゼクタ給蒸弁11、封水給水弁13および冷水給水弁17などを閉じて、蒸気エゼクタ6および真空ポンプ9を停止すると共に、熱交換器7の通水を停止する。その後、第一給気弁27を開けて、処理槽2内を大気圧まで復圧すればよい。この際、第一給気弁27の開度を調整しつつ、処理槽2内を徐々に復圧することができる。但し、場合により、第一給気弁27に代えてまたは加えて、第二給気弁30を開けてもよい。
次に、突沸防止用のパルス制御S4について説明する。
図3は、突沸防止用のパルス制御S4の一例を示すグラフであり、槽内圧力の変化を示しており、縦軸は圧力P、横軸は時間tを示している。なお、図3において、槽内圧力の低下は便宜上直線で示しているが、実際には図2のように緩やかな曲線となる。
パルス制御S4は、所定の開始タイミングで開始される。パルス制御S4の開始タイミングは、適宜に設定されるが、本実施例では、次にように設定される。すなわち、パルス制御S4は、温度差一定制御S2の開始に伴い開始されるか、品温センサ32の検出温度がパルス制御開始温度以下になると開始される。パルス制御S4では、処理槽2内を減圧する過程で、処理槽2内を設定回復圧力または設定回復時間だけ復圧することを繰り返す。この復圧中、減圧手段3は、作動させたままでよい。
本実施例では、処理槽2内を減圧中(典型的には温度差一定制御S2中)、パルス制御S4を開始すると、まず、初回は、圧力センサ31の検出圧力を監視して、処理槽2内の圧力が現在の圧力よりも設定回復圧力α(たとえば5hPa)だけ回復するまで、第二給気弁30を開ける。第二給気弁30は電磁弁から構成されるので、処理槽2内を比較的短時間(典型的には瞬時)に復圧することができる。そして、設定回復圧力αだけ復圧後、第二給気弁30を閉じることで、再び処理槽2内は減圧される。制御器は、この初回の復圧時、設定回復圧力αだけ復圧するのに要した復圧時間(第二給気弁30の開放時間)を計測し、この復圧時間を、以後のパルス制御の復圧時間(設定回復時間)として設定(保存)する。
第二給気弁30を閉じることで処理槽2内の圧力が下がり、直前の復圧開始時の圧力よりも設定圧力ΔP(たとえば5hPa)下がると、第二給気弁30を設定回復時間だけ開けて処理槽2内を復圧後、第二給気弁30を閉じる。以後、同様に、処理槽2内の圧力が、直前の復圧開始時の圧力よりも設定圧力ΔP下がるごとに、第二給気弁30を設定回復時間だけ開けて、処理槽2内を一時的に復圧することを繰り返す。処理槽2内の圧力を低下させる過程で、同一時間(設定回復時間)だけ第二給気弁30を開けることで、処理槽2内の減圧が進むほど、第二給気弁30を開けた際の圧力回復幅(戻り圧力)は大きくなる。つまり、減圧が進むほど、圧力の振れ幅を大きくすることができる。
パルス制御S4では、処理槽2内を減圧する過程で、処理槽2内を一時的に所定に復圧するのを繰り返すことで、突沸や吹きこぼれを抑制することができる。すなわち、パルス制御S4では、圧力変動による食品Fの撹拌(流動)により、局所的な過熱部をなくして突沸を抑制すると共に、一時的な復圧による泡面の低下により、吹きこぼれを抑制することができる。温度差一定制御S2とパルス制御S4とにより、突沸や吹きこぼれを抑制して、歩留まりの向上を図ることができる。
なお、ここでは、処理槽2内の圧力が所定圧力(設定圧力ΔP)下がるごとに、第二給気弁30を開けることを繰り返したが、処理槽2内の減圧中、所定時間ごとに、第二給気弁30を開けることを繰り返してもよい。
その他、パルス制御S4では、冷却時間に大きく影響しない範囲であれば、減圧手段3を一時的に停止するなどにより復圧状態を短時間保持してもよい。また、食品Fの撹拌(流動)や局部過熱の抑制効果が得られる程度に吸気速度を小さくして復圧時間を調整してもよい。
本発明の真空冷却装置1は、前記実施例の構成(制御を含む)に限らず適宜変更可能である。特に、(a)徐冷制御およびパルス制御S4を実行可能とされ、(b)徐冷制御では、処理槽2内の圧力を調整しつつ処理槽2内を減圧し、(c)パルス制御S4は、所定の開始タイミングで開始され、(d)パルス制御S4では、処理槽2内を減圧する過程で、処理槽2内を設定回復圧力αまたは設定回復時間だけ復圧することを繰り返すのであれば、その他の構成は適宜に変更可能である。
たとえば、前記実施例において、初期減圧制御S1と最終減圧制御S3との内、一方または双方は、省略したり、他の減圧方法に変更したりしてもよい。たとえば、吹きこぼれしやすい食品については、初期減圧制御S1を実施せずに、最初から温度差一定制御S2を実施してもよい。
また、前記実施例では、パルス制御S4における二回目以降の復圧は、処理槽2内の圧力が、直前の復圧開始時の圧力よりも設定圧力ΔP下がるごとに行ったが、この設定圧力ΔPは、毎回同じではなく、場合により変更してもよい。たとえば、処理槽2内の減圧が進むに連れて、設定圧力ΔPを小さくしていってもよい。同様に、所定時間ごとに第二給気弁30を一時的に開放することを繰り返す場合でも、第二給気弁30の開放は必ずしも等間隔で行う必要はない。
また、パルス制御S4では、減復圧を繰り返すのであれば、各回における設定回復圧力(または設定回復時間)は、同一でもよいし、異なってもよい。前記実施例では、前述したとおり、パルス制御S4における二回目以降の復圧は、同一の設定回復時間だけ第二給気弁30を開けることで実施し、これにより、圧力回復幅(戻り圧力)は処理槽2内の減圧が進むに連れて多少異なることになる。
また、前記実施例において、減圧手段3の構成は、適宜変更可能である。たとえば、前記実施例では、減圧手段3として蒸気エゼクタ6を備えたが、場合により蒸気エゼクタ6の設置を省略してもよい。
さらに、前記実施例では、真空冷却装置1は、冷却専用機として説明したが、真空冷却機能を有するのであれば、適宜に変更可能である。たとえば、蒸気による加熱手段を備えることで、蒸煮冷却装置や飽和蒸気調理装置のように構成されてもよい。あるいは、冷凍機やファンを用いた冷風冷却手段を備えることで、冷風真空複合冷却装置のように構成されてもよい。
1 真空冷却装置
2 処理槽
3 減圧手段
4 復圧手段
5 排気路
6 蒸気エゼクタ(6a:吸引口、6b:入口、6c:出口)
7 熱交換器
8 逆止弁
9 真空ポンプ(9a:給水口、9b:吸気口、9c:排気口)
10 エゼクタ給蒸路
11 エゼクタ給蒸弁
12 封水給水路
13 封水給水弁
14 常温水給水路
15 常温水給水弁
16 冷水給水路
17 冷水給水弁
18 共通給水路
19 熱交給水路
20 熱交排水路
21 冷水戻し路
22 排水出口路
23 冷水戻し弁
24 排水出口弁
25 第一給気路
26 第一エアフィルタ
27 第一給気弁
28 第二給気路
29 第二エアフィルタ
30 第二給気弁
31 圧力センサ
32 品温センサ
S1 初期減圧制御
S2 温度差一定制御
S3 最終減圧制御
S4 パルス制御

Claims (5)

  1. 食品が収容される処理槽と、この処理槽内の気体を外部へ吸引排出する減圧手段と、減圧された前記処理槽内へ外気を導入する復圧手段と、前記処理槽内の圧力を検出する圧力センサと、前記処理槽内に収容された食品の温度を検出する品温センサと、前記各手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段により、徐冷制御およびパルス制御を実行可能とされ、
    前記徐冷制御では、前記処理槽内の圧力を調整しつつ前記処理槽内を減圧し、
    前記パルス制御は、所定の開始タイミングで開始され、
    前記パルス制御では、前記処理槽内を減圧する過程で、前記処理槽内を設定回復圧力または設定回復時間だけ復圧することを繰り返す
    ことを特徴とする真空冷却装置。
  2. 前記復圧手段として、前記処理槽内への第一給気路に開度調整可能な第一給気弁を備えると共に、前記処理槽内への第二給気路に開閉切替される第二給気弁を備え、
    前記パルス制御では、前記処理槽内の圧力が所定圧力下がるごとにまたは所定の時間ごとに、前記第二給気弁を一時的に開放することを繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の真空冷却装置。
  3. 前記品温センサの検出温度が所定温度以下になると、前記徐冷制御および前記パルス制御を停止して、前記処理槽内をさらに減圧する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空冷却装置。
  4. 前記徐冷制御として、温度差一定制御を実行可能とされ、
    前記温度差一定制御では、前記品温センサの検出温度と前記圧力センサの検出圧力における飽和温度との温度差が設定温度差になるように、前記処理槽内の圧力を調整しつつ前記処理槽内を減圧する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空冷却装置。
  5. 前記温度差一定制御では、前記品温センサの検出温度の設定時間内の温度下降幅が設定値未満になると、前記設定温度差を増加させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の真空冷却装置。
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