JP2020094543A - 車両のアイドリングストップ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃費性能と応答性能とを両立しつつ乗員の違和感を緩和することができる車両のアイドリングストップ制御装置を提供する。【解決手段】クラッチペダル8と、アイドリング運転中に所定の停止条件成立によりエンジン1を自動停止させ、エンジン1の停止後において所定の再始動条件成立によりエンジン1を再始動させる制御手段10と、クラッチペダル8の状態を検出可能なクラッチセンサ34を備え、制御装置10は、少なくとも、クラッチセンサ34によってクラッチペダル8が乗員による踏込位置Pfから予め設定された第1設定位置L1まで踏み戻された状態若しくは乗員による踏戻位置Pbが第1設定位置L1以上であっても踏込位置Pfに基づき設定された第2設定位置L2まで踏み戻された状態の検出を含む第1再始動条件を有し、エンジン1の停止後、第1再始動条件の成立によりエンジン1を再始動させている。【選択図】 図3

Description

本発明は、車両のアイドリングストップ制御装置に関し、特に、乗員の操作によりエンジンと手動変速機との間の動力伝達経路を遮断及び連結可能なクラッチ手段を備えた車両のアイドリングストップ制御装置に関する。
従来より、エンジンの燃費低減等を狙いとして、アイドル運転時に所定の停止条件の成立によりエンジンを自動停止させると共に、エンジンの停止後において所定の再始動条件の成立によりエンジンを再始動させる、所謂アイドリングストップ制御が知られている。
このアイドリングストップ制御は、自動変速機車両(AT車)だけでなく、手動変速機車両(MT車)にも導入されている。
通常、MT車のアイドリングストップ制御では、乗員によるクラッチペダルの踏込操作をエンジンの再始動条件のトリガにすることが行われている。
特許文献1のエンジン自動停止始動装置は、クラッチペダルの踏込操作を検知するクラッチセンサ(スイッチ)と、エンジンの回転数センサ等クラッチセンサ以外の車両動作センサと、この車両動作センサからの信号を受けたときに検知信号を出力する優先順位回路とを備え、クラッチセンサからの信号が発生したとき優先順位回路の出力が発生しているときのみエンジンの始動を行っている。これにより、乗員の意図しないエンジンの再始動を防止している。
実公平4−13395号
更なる燃費低減を図るために、乗員によるクラッチペダルの踏戻操作をエンジンの再始動条件のトリガとすることが考えられる。
図8のタイムチャートに示すように、点線で示す第1設定位置L1、例えば、クラッチペダルの踏込方向において最大ストロークの80%相当位置を予め設定し、エンジンの停止後、ブレーキペダルの踏込操作(時刻t0)、クラッチペダルの踏込操作(時刻t1)、シフト位置をニュートラルから発進用の別の変速段に設定するギヤイン操作(時刻t2)を経て、クラッチペダルの踏戻操作により踏戻位置が第1設定位置L1に到達した時刻t5でエンジンの再始動を行う。これにより、エンジンの再始動タイミングを従来に比べて遅くすることができる。
しかし、前述のように、乗員によるクラッチペダルの踏戻操作をエンジンの再始動条件のトリガとした場合、乗員が違和感を覚える虞が有る。
図8の実線に示すように、クラッチペダルの踏込操作が浅い浅踏操作の場合、最終的な最大踏込位置から第1設定位置L1までの離間距離が短く、乗員の踏戻開始からエンジン再始動までの時間間隔(t4−t5)は短い。
これに対し、図8の破線に示すように、クラッチペダルの踏込操作が深い深踏操作の場合、最終的な最大踏込位置から第1設定位置L1までの離間距離が長く、乗員の踏戻開始からエンジン再始動までの時間間隔(t3−t5)は長い。
即ち、乗員の発進意思を反映したクラッチペダルの踏戻操作が行われたにも拘らず、クラッチペダルの踏込深さに起因して踏戻開始からエンジン再始動までの経過時間にばらつきが生じる。特に、深踏操作の場合には、エンジンの始動遅れが懸念され、応答性低下を招く虞もある。
本発明の目的は、燃費性能と応答性能とを両立しつつ乗員の違和感を緩和可能な車両の表示装置等を提供することである。
請求項1の車両のアイドリングストップ制御装置は、乗員の操作によりエンジンと手動変速機との間の動力伝達経路を遮断及び連結可能なクラッチ手段と、前記エンジンのアイドリング運転中において所定の停止条件が成立したときに前記エンジンを自動停止させると共に、前記エンジンの停止後において所定の再始動条件が成立したときに前記エンジンを再始動させる制御手段とを備えた車両のアイドリングストップ制御装置において、乗員による前記クラッチ手段の踏込及び踏戻状態を検出可能なクラッチ状態検出手段を備え、前記制御手段は、少なくとも、前記クラッチ状態検出手段によって前記クラッチ手段が乗員による踏込位置から予め設定された第1設定位置まで踏み戻された状態若しくは乗員による踏戻位置が前記第1設定位置以上であっても前記クラッチ手段が前記踏込位置から前記踏込位置に基づき設定された第2設定位置まで踏み戻された状態の検出を含む第1再始動条件を有し、前記エンジンの停止後、前記第1再始動条件の成立により前記エンジンを再始動させることを特徴としている。
この車両のアイドリングストップ制御装置では、乗員による前記クラッチ手段の踏込及び踏戻状態を検出可能なクラッチ状態検出手段を備えたため、乗員の発進意思をクラッチ手段の踏込及び踏戻状態を介して検出することができる。
前記制御手段は、少なくとも、前記クラッチ状態検出手段によって前記クラッチ手段が乗員による踏込位置から予め設定された第1設定位置まで踏み戻された状態若しくは乗員による踏戻位置が前記第1設定位置以上であっても前記クラッチ手段が前記踏込位置から前記踏込位置に基づき設定された第2設定位置まで踏み戻された状態の検出を含む第1再始動条件を有し、前記エンジンの停止後、前記第1再始動条件の成立により前記エンジンを再始動させるため、クラッチ手段の踏戻操作に基づきエンジンを再始動させることができ、踏込操作に基づきエンジンを再始動させるときに比べて燃費性能を向上することができる。乗員による踏込操作が第1設定位置に近い浅踏操作の場合、第1設定位置によってエンジンを再始動させることができ、乗員による踏込操作が第1設定位置から遠い深踏操作の場合、第2設定位置によってエンジンを再始動させることができるため、踏込深さに拘らず、乗員の踏戻開始からエンジン再始動までの経過時間を揃えることができ、乗員の違和感を緩和することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第2設定位置は、前記クラッチ手段が前記第1設定位置以上まで踏み込まれたとき、前記踏込位置に基づき設定されることを特徴としている。
この構成によれば、乗員の発進意思を反映した適正な第2設定位置を設定することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、乗員によるブレーキ手段の操作状態を検出可能なブレーキ状態検出手段と、前記手動変速機の操作状態を検出する変速位置検出手段とを備え、前記第1再始動条件は、前記ブレーキ状態検出手段によって前記ブレーキ手段の踏込状態の検出と、前記変速位置検出手段によって前記手動変速機の変速段が設定されている状態の検出とを含むことを特徴としている。
この構成によれば、乗員の発進意思を的確に判定することができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記クラッチ状態検出手段によって前記クラッチ手段が前記踏込位置から前記第1設定位置まで踏み戻された状態と前記踏戻位置が前記第1設定位置以上であっても前記第2設定位置まで踏み戻された状態の何れか早い方の状態に基づいて前記第1再始動条件の成立とすることを特徴としている。
この構成によれば、乗員の発進意思の判定後、早期にエンジンを再始動させることができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、乗員によるブレーキ手段の操作状態を検出可能なブレーキ状態検出手段と、前記手動変速機の操作状態を検出する変速位置検出手段とを備え、前記制御手段は、前記クラッチ状態検出手段によって前記クラッチ手段の踏込位置が前記第1設定位置以上の状態の検出と、前記ブレーキ状態検出手段によって前記ブレーキ手段の踏戻状態の検出と、前記変速位置検出手段によって前記手動変速機の変速段が設定されている状態の検出を含む第2再始動条件を有し、前記エンジンの停止後、前記第2再始動条件の成立により前記第1再始動条件に優先して前記エンジンを再始動させることを特徴としている。
この構成によれば、エンジンの停止後、クラッチ手段の踏戻操作よりもブレーキ手段の踏戻操作を早く行う乗員に対してエンジン再始動時の応答性能を確保することができる。
本発明の車両のアイドリングストップ制御装置によれば、クラッチ手段の踏戻操作に応じたエンジンの再始動条件を設定することにより、燃費性能と応答性能とを両立しつつ乗員の違和感を緩和することができる。
実施例1に係るアイドリングストップ制御装置を備えた車両の概略構成図である。 エンジン停止から再始動までの乗員による操作手順の説明図である。 エンジン再始動に係る各動作の一例を示すタイムチャートである。 エンジン再始動に係る各動作の別の例を示すタイムチャートである。 エンジン再始動に係る各動作の更に別の例を示すタイムチャートである。 アイドリングストップ制御処理のフローチャートである。 第2設定位置演算処理のフローチャートである。 課題を説明するためのエンジン再始動に係る各動作のタイムチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下、本発明の実施例1について図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例1に係るアイドリングストップ制御装置を備えた多段手動変速機付車両は、駆動源としてのエンジン1と、このエンジン1を直接的に駆動可能なモータジェネレータ5(電動機)と、クラッチ装置2を介してエンジン1に連結された有段式の手動変速機(Manual Transmission)3と、制御装置10等を備えている。
まず、全体構成について説明する。
エンジン1は、例えば、多気筒ガソリンエンジン又はディーゼルエンジンである。
このエンジン1は、クランクシャフト1aと、燃料供給装置1bと、スタータモータ(以下、スタータと略す)4等を備えている。
スタータ4は、メインバッテリ21(例えば、12V鉛バッテリ)に電気的に接続され、車両停車時、乗員が始動スイッチ等の操作を行った際、エンジン1のクランクシャフト1aを強制的に回転駆動することによりエンジン1を停止状態から稼動状態に始動(クランキング)するように構成されている。
図1に示すように、メインバッテリ21は、DC/DCコンバータ23を介してメインバッテリ21よりも高電圧の補助バッテリ22(例えば、24Vリチウムイオンバッテリ)に電気的に接続されている。補助バッテリ22は、モータジェネレータ5に電力を供給する一方、モータジェネレータ5によって回生された電力を蓄積可能に構成されている。
DC/DCコンバータ23は、メインバッテリ21の充電率(State Of Charge:SOC)が所定の判定閾値よりも低下した際、補助バッテリ22に蓄積された電力を12Vに降圧してメインバッテリ21に供給する。
車室に設置された運転席前方には、運転席に着座した乗員が踏込及び踏戻操作可能なアクセルペダル6、ブレーキペダル7(ブレーキ手段)、及びクラッチペダル8(クラッチ手段)が右から順に装備されている。運転席と助手席の間に設置されたセンターコンソール(図示略)の上部には、運転席に着座した乗員が所望の変速段を選択するために手動操作可能なシフトレバー9が配設されている。
クラッチ装置2は、クランクシャフト1aに接続されたフライホイールと、変速機3の入力軸に接続されたクラッチディスクとを備え、ブレーキペダル7の踏込又は踏戻操作によりクラッチディスク等の接触及び離隔状態を切替可能に構成されている。
クラッチペダル8の踏込操作により、エンジン1から変速機3への動力伝達が遮断され、クラッチペダル8の踏戻操作により、エンジン1から変速機3に動力が伝達される。
変速機3は、乗員によるシフトレバー9の手動操作により変速比を切替可能に構成されている。この変速機3は、複数段の前進ギヤと、後退ギヤと、ニュートラルギヤ等を備え(何れも図示略)、シフトレバー9の操作によって選択された変速比によりトランスミッションの入力軸の回転をトランスミッションの出力軸の回転に変換している。
トランスミッションの出力軸には、デファレンシャルギヤやドライブシャフトを介して駆動輪となる車輪が装着されている。各車輪には、油圧回路を介して駆動可能なブレーキアクチュエータが設けられ、ブレーキペダル7の踏込操作に連動して車輪に制動力が付与される。
図1に示すように、モータジェネレータ5の回転軸5aは、巻掛け伝動機構を介してクランクシャフト1aに直接的に連結されている。巻掛け伝動機構は、クランクシャフト1aの変速機3とは反対側端部に設けられたプーリと、モータジェネレータ5の回転軸5aの先端部に設けられたプーリと、両方のプーリ間に巻き掛けられたベルトとを備えている。
モータジェネレータ5を電動機として作動させる場合、モータジェネレータ5の動力は巻掛け伝動機構を介してクランクシャフト1aに伝達される。モータジェネレータ5の電動機的作動は、基本的に、アイドリングストップ制御の実行中にエンジン1を再始動するとき、或いは、車両発進時又は加速走行時のトルクアシストを行うとき等に行われる。
また、エンジン1が駆動中で且つモータジェネレータ5が停止している場合、エンジン1によってモータジェネレータ5のロータが駆動されるため、モータジェネレータ5は、発電機として作動する。特に、車両の減速走行時には、減速回生制御を行っている。
モータジェネレータ5の発電機的作動(減速回生制御)は、駆動輪側からクランクシャフト1aを介して伝達された運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。この変換された電気エネルギーは、補助バッテリ22に蓄積される。
次に、制御システムについて説明する。
図1に示すように、各種動作を制御する制御装置10は、各入力信号に基づいて燃料供給装置1bに作動指令信号を出力し、エンジン1の燃焼を制御している。
例えば、燃料供給装置1bが吸気量制御バルブを備える場合、このバルブの開度を制御することにより、吸気量と燃料噴射量とが調整され、エンジン1の燃焼状態が制御される。
この制御装置10は、マイクロプロセッサを主体として構成され、CPU、RAM、ROM、及び入出力インターフェース回路等を有している。
制御装置10は、車両の走行速度を検出する車速センサ31と、アクセルペダル6の踏込量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ32と、ブレーキペダル7の踏込及び踏戻(オンオフ状態)を検出するブレーキスイッチ33(ブレーキ状態検出手段)と、クラッチペダル8の踏込量(踏込位置及び踏戻位置)を検出するクラッチセンサ34(クラッチ状態検出手段)と、乗員によって操作されたシフトレバー9のシフト位置を検出するシフト位置センサ35(変速位置検出手段)と、メインバッテリ21の充電率を検出するSOCセンサ36等と電気的に接続されている。
この制御装置10には、各センサ31〜36の出力信号が夫々入力されている。
制御装置10は、エンジン1の運転を停止させる停止制御部11と、エンジン停止後においてエンジン1を始動させる再始動制御部12等を備えている。
停止制御部11は、以下の停止条件であるアイドリングストップ条件(a)〜(d)が全て成立したとき、燃料供給装置1bからエンジン1への燃料供給を停止する。
(a)車速が零であること
(b)クラッチペダル8がオフ状態であること
(c)シフト位置がニュートラル位置であること
(d)メインバッテリ21の充電率が判定閾値以上であること
アイドリングストップ制御の実行により、駆動力が不要な停車中においてエンジン1の燃焼が停止され、燃料の消費が抑制される。
尚、クラッチペダル8のオン状態とは、動力伝達機能を完全に発揮できない状態(例えば、踏込方向において最大ストロークの80%以上踏み込まれた状態)であり、オフ状態とは、動力伝達機能を完全に発揮できる状態である。
次に、再始動制御部12について説明する。
再始動制御部12は、アイドリングストップ制御の実行後、再始動条件が成立したとき、燃料供給装置1bからエンジン1への燃料供給を開始する。この再始動制御部12は、第1再始動条件と第2再始動条件の2つの条件を用いて乗員の発進意思を判定している。
本実施例では、アイドリングストップ制御の実行中における乗員の発進操作手順を、以下の3パターンに分類している。
ここで、エンジン停止後の乗員による発進の操作手順について説明する。
図2(a−1)に示すように、アイドリングストップ制御の実行中、通常、アクセルペダル6は踏戻状態(オフ状態)、ブレーキペダル7は踏込状態(オン状態)、クラッチペダル8は踏戻状態(オフ状態)、ギヤはニュートラル状態に操作されている。
また、図2(a−2)に示すように、アイドリングストップ制御により車両が停車中であるため、ニュートラルを維持した状態でブレーキペダル7を踏戻操作して踏戻状態(オフ状態)にする乗員も存在する。
尚、ブレーキペダル7のオン状態とは、制動機能を完全に発揮できる状態であり、オフ状態とは、制動機能を完全に発揮できない状態である。
発進準備を行うに当り、乗員は、ニュートラルを維持した状態でクラッチペダル8をオン状態にした後(図2(b−1)及び図2(b−2))、シフトレバー9を発進用変速段にシフト操作(ギヤイン)する(図2(c−1)及び図2(c−2))。
ブレーキ先戻手順の場合、図2(c−2)に示すギヤイン後、クラッチペダル8を踏戻操作することで、車両を発進することが可能な準備完了段階である。
このブレーキ先戻手順((a−1)→(a−2)→(b−2)→(c−2))のことを、第3手順とする。
クラッチ先踏手順の場合、図2(c−1)に示すギヤイン後、乗員の好みにより、クラッチ先戻し(図2(d−1))、又はブレーキ先戻し(図2(d−2))に分かれる。
図2(d−1)に示すクラッチ先戻し後、ブレーキペダル7を踏戻操作することで、車両を発進することが可能な準備完了段階である。このクラッチ後ブレーキ踏戻手順((a−1)→(b−1)→(c−1)→(d−1))のことを、第1手順とする。
図2(d−2)に示すクラッチ先戻し後、クラッチペダル8を踏戻操作することで、車両を発進することが可能な準備完了段階である。このブレーキ後クラッチ踏戻手順((a−1)→(b−1)→(c−1)→(d−2))のことを、第2手順とする。
第2,第3手順では、最終的に、アクセルペダル6(オフ状態)、ブレーキペダル7(オフ状態)、クラッチペダル8(オン状態)が同じ状態である。
再始動制御部12の説明に戻る。
第1再始動条件は、第1手順によって準備を行う乗員を対象とした発進意思判定条件である。再始動制御部12は、アイドリングストップ制御の実行中において、以下の再始動条件(a)〜(d)の条件が全て成立したとき、アイドリングストップ制御を終了し、燃料供給装置1bからの燃料供給を再開する。
(a)アクセルペダル6がオフ状態であること
(b)ブレーキベダル7がオン状態であること
(c)クラッチペダル8の踏戻位置Pbが第1設定位置L1若しくは第2設定位置L2であること
(d)シフト位置がニュートラル以外の変速段(ギヤイン状態)であること
第2再始動条件は、第2,第3手順によって準備を行う乗員を対象とした発進意思判定条件である。再始動制御部12は、アイドリングストップ制御の実行中において、以下の再始動条件(a)〜(d)の条件が全て成立したとき、アイドリングストップ制御を終了し、燃料供給装置1bからの燃料供給を再開する。
(a)アクセルペダル6がオフ状態であること
(b)ブレーキベダル7がオフ状態であること
(c)クラッチペダル8がオン状態であること
(d)シフト位置がニュートラル以外の変速段(ギヤイン状態)であること
再始動制御部12は、第1再始動条件が未成立であっても、第2再始動条件が成立した場合、第1再始動条件に優先してエンジン1の再始動を実行する。
再始動制御部12は、第1再始動条件の成否を判定するに当り、第1,第2設定位置L1,L2を用いている。
第1設定位置L1は、クラッチペダル8の構造に基づく絶対基準値である。
図3の点線に示すように、第1設定位置L1は、例えば、クラッチペダル8の踏込方向において、オン状態と同様に、最大ストロークの80%相当位置に設定されている。
第2設定位置L2は、クラッチペダル8の踏込操作量に基づく相対基準値である。
図3の一点鎖線に示すように、第2設定位置L2は、例えば、アイドリングストップ制御の実行中、第1設定位置L1以上の位置に設定されている。この第2設定位置L2は、クラッチペダル8の最大の踏込位置Pfを最大踏込位置Pfmaxとして順次更新登録し、この最大踏込位置Pfmaxから3%踏み戻された位置に設定されている。また、登録された最大踏込位置Pfmaxは、シフト位置がニュートラル(ギヤアウト状態)に切替えられた場合、一旦、リセットされ、第2設定位置L2は、キャンセルされている。
尚、クラッチペダル8の位置説明では、便宜上、踏込方向を正方向、踏戻方向を負方向として説明する。
クラッチペダル8を浅踏操作及び深踏操作した場合について具体的に説明する。
クラッチペダル8を浅踏操作した場合は、図3の実線に示すように、エンジン1の停止後、ブレーキペダル7の踏込操作(時刻t0)、クラッチペダル8の踏込操作(時刻t1)、ギヤイン操作(時刻t2)を経て、時刻t4からのクラッチペダル8の踏戻操作により踏戻位置Pbが第1設定位置L1以下になった時点、換言すれば、第1設定位置L1に到達した時刻t5でエンジン1が再始動される。
また、クラッチペダル8を深踏操作した場合は、図3の破線に示すように、エンジン1の停止後、ブレーキペダル7の踏込操作(時刻t0)、クラッチペダル8の踏込操作(時刻t1)、ギヤイン操作(時刻t2)を経て、時刻t3からのクラッチペダル8の踏戻操作により踏戻位置Pbが第2設定位置L2に到達した時刻t6でエンジン1が再始動される。
エンジン停止中にクラッチペダル8を繰り返し操作した場合について具体的に説明する。
図4の実線に示すように、エンジン1の停止後、ブレーキペダル7の踏込操作(時刻t0)後、クラッチペダル8の踏込操作が行われる(時刻t1)。
踏込位置Pfが第1設定位置L1以上になった時刻t2から最大踏込位置Pfmaxが登録され、第2設定位置L2が設定される。クラッチペダル8の踏込操作が一旦終了し(時刻t3)、時刻t4から踏戻及び踏込操作が行われるが、踏込位置Pfが時刻t3で設定された最大踏込位置Pfmaxを超えないため、第2設定位置L2は維持される。
時刻t5からの踏込操作で踏込位置Pfが以前の最大踏込位置Pfmaxを超えるため、最大踏込位置Pfmaxを順次更新登録すると共に第2設定位置L2を更新する。
時刻t6からの踏戻操作で踏戻位置Pbが第2設定位置L2に到達した時刻t7でエンジン1が再始動される。
エンジン停止中にニュートラルに切替えられた場合について具体的に説明する。
図5の実線に示すように、エンジン1の停止後、ブレーキペダル7の踏込操作(時刻t0)後、クラッチペダル8の踏込操作が行われる(時刻t1)。
踏込位置Pfが第1設定位置L1以上になった時刻t2から最大踏込位置Pfmaxが登録され、第2設定位置L2が設定される。クラッチペダル8の踏込操作が一旦終了した後(時刻t3)、シフト位置がニュートラルに切替えられると、最大踏込位置Pfmaxはリセットされ、第2設定位置L2がキャンセルされる(時刻t4)。
シフト位置がニュートラルの間(時刻t4〜t5)、クラッチペダル8の踏込及び踏戻操作が行われても、最大踏込位置Pfmaxが登録されないため、第2設定位置L2は設定されない。そして、再度、ギヤイン状態に切替えられると、最大踏込位置Pfmaxが登録され、第2設定位置L2が設定される(時刻t6)。
時刻t7からの踏戻操作で踏戻位置Pbが第2設定位置L2に到達した時刻t8でエンジン1が再始動される。
次に、図6に示すフローチャートを参照しながら、制御装置10によるアイドリングストップ制御動作の一例について説明する。尚、図中、Si(i=1,2,…)は、各ステップを示す。
図6のフローチャートに示すように、S1にて、各センサ31〜36からの出力信号及び各種情報を読み込み、S2に移行する。
S2では、アイドリングストップ制御が実行中か否か判定する。S2の判定の結果、アイドリングストップ制御が実行中の場合、S3に移行し、アイドリングストップ制御が実行中ではない場合、リターンする。
尚、アイドリングストップの実行可否については、本アイドリングストップ制御処理と並行して別途処理されている。
S3では、クラッチペダル8がオン状態か否か判定する。
S3の判定の結果、クラッチペダル8がオン状態の場合、S4に移行し、クラッチペダル8がオン状態ではない場合、ギヤイン操作の準備がないため、リターンする。
S4では、ギヤイン状態か否か判定する。S4の判定の結果、ギヤイン状態の場合、S5に移行し、ギヤイン状態ではない場合、リターンする。
S5では、ブレーキペダル7がオフ状態か否か判定する。
S5の判定の結果、ブレーキペダル7がオフ状態の場合、S6に移行する。
アイドリングストップ制御が実行中であり、ブレーキペダル7がオフ状態且つクラッチペダル8がオン状態は、乗員の発進操作手順のうち第2,第3手順に該当する(図2(c−2)及び(d−2)参照)。この状態は、車両を発進することが可能な準備完了段階であり、乗員の発進意思を反映ししているため、燃料供給装置1bからの燃料供給を再開して(S6)、リターンする。
S5の判定の結果、ブレーキペダル7がオフ状態ではない場合、S7に移行する。
S7では、クラッチペダル8の踏戻操作の有無を判定する。
S7の判定の結果、クラッチペダル8のオン状態から乗員による踏戻操作が有る場合、乗員の発進操作手順のうち第1手順に該当する(図2(d−1)参照)ため、S8に移行し、クラッチペダル8のオン状態から乗員による踏戻操作が無い場合、リターンする。
S8では、クラッチペダル8の踏戻位置Pbが第1設定位置L1に到達したか否かを判定する。S8の判定の結果、クラッチペダル8の踏戻位置Pbが第1設定位置L1に到達した場合、浅踏操作に適合したエンジン始動タイミングであるため、S6に移行してエンジン1を再始動する。S8の判定の結果、クラッチペダル8の踏戻位置Pbが第1設定位置L1に到達していない場合、S9に移行する。
S9では、クラッチペダル8の踏戻位置Pbが第2設定位置L2に到達したか否かを判定する。S9の判定の結果、クラッチペダル8の踏戻位置Pbが第2設定位置L2に到達した場合、深踏操作に適合したエンジン始動タイミングであるため、S6に移行してエンジン1を再始動する。S9の判定の結果、クラッチペダル8の踏戻位置Pbが第2設定位置L2に到達していない場合、前段階でクラッチペダル8が深く踏み込まれたことが予想されることから、更に踏戻操作を進行させるため、リターンする。
次に、図7のフローチャートに基づいて、第2設定位置演算処理内容について説明する。
尚、第2設定位置演算処理は、所定の周期で繰り返し実行されると共に、図6に示したアイドリングストップ制御処理と並行して実行される。つまり、アイドリングストップ制御処理が行われている最中に、第2設定位置L2が随時演算されている。
図7のフローチャートに示すように、S11にて、乗員がシフトレバー9を操作してニュートラル以外の変速段を選択したギヤイン状態か否か判定する。
S11の判定の結果、ギヤイン状態である場合、S12に移行する。S11の判定の結果、ギヤイン状態ではない場合、現在保有している第2設定位置L2をキャンセルした後(S16)、リターンする。
S12では、踏込位置Pfが第1設定位置L1以上か否か判定する。
S12の判定の結果、踏込位置Pfが第1設定位置L1以上の場合、S13に移行する。
S12の判定の結果、踏込位置Pfが第1設定位置L1未満の場合、クラッチペダル8の踏込操作が継続中であるため、リターンする。
S13では、今回の踏込位置Pfが前回の踏込位置Pf以上か否か判定する。
S13の判定の結果、今回の踏込位置Pfが前回の踏込位置Pf以上の場合、S14に移行する。S13の判定の結果、今回の踏込位置Pfが前回の踏込位置Pf未満の場合、クラッチペダル8の踏込操作が停止、踏戻操作、又は踏戻後の踏込操作の何れかが行われているため、リターンする。
S14では、今回の踏込位置Pfを最大踏込位置Pfmaxとして登録した後、S15に移行する。S15では、最大踏込位置Pfmaxから3%踏み戻された位置を第2設定位置L2として登録した後、リターンする。
次に、上記車両のアイドリングストップ制御装置の作用、効果について説明する。
本実施例1の車両のアイドリングストップ制御装置によれば、乗員によるクラッチペダル8の踏込及び踏戻状態を検出可能なクラッチセンサ34を備えたため、乗員の発進意思をクラッチペダル8の踏込及び踏戻状態を介して検出することができる。
制御装置10は、少なくとも、クラッチセンサ34によってクラッチペダル8が乗員による踏込位置Pfから予め設定された第1設定位置L1まで踏み戻された状態若しくは乗員による踏戻位置Pbが第1設定位置L1以上であってもクラッチペダル8が踏込位置Pfから踏込位置Pfに基づき設定された第2設定位置L2まで踏み戻された状態の検出を含む第1再始動条件を有し、エンジン1の停止後、第1再始動条件の成立によりエンジン1を再始動させるため、クラッチペダル8の踏戻操作に基づきエンジン1を再始動させることができ、踏込操作に基づきエンジン1を再始動させるときに比べて燃費性能を向上することができる。乗員の踏込位置Pfが第1設定位置L1に近い浅踏操作の場合、第1設定位置L1によってエンジン1を再始動させることができ、乗員の踏込位置Pfが第1設定位置L1から遠い深踏操作の場合、第2設定位置L2によってエンジン1を再始動させることができるため、踏込深さに拘らず、乗員の踏戻開始からエンジン再始動までの経過時間を揃えることができ、乗員の違和感を緩和することができる。
第2設定位置L2は、クラッチペダル8が第1設定位置L1以上まで踏み込まれたとき、踏込位置Pfに基づき設定されるため、乗員の発進意思を反映した適正な第2設定位置L2を設定することができる。
乗員によるブレーキペダル7の操作状態を検出可能なブレーキスイッチ33と、変速機3の操作状態を検出するシフト位置センサ35とを備え、第1再始動条件は、ブレーキスイッチ33によってブレーキペダル7のオン状態の検出と、シフト位置センサ35によって変速機3の変速段が設定されているギヤイン状態の検出とを含むため、乗員の発進意思を的確に判定することができる。
クラッチセンサ34によってクラッチペダル8が踏込位置Pfから第1設定位置L1まで踏み戻された状態と踏戻位置Pbが第1設定位置L1以上であっても第2設定位置L2まで踏み戻された状態の何れか早い方の状態に基づいて第1再始動条件の成立としているため、乗員の発進意思の判定後、早期にエンジン1を再始動させることができる。
乗員によるブレーキペダル7の操作状態を検出可能なブレーキスイッチ33と、変速機3の操作状態を検出するシフト位置センサ35とを備え、制御装置10は、クラッチセンサ34によってクラッチペダル8の踏込位置Pfが第1設定位置L1以上の状態の検出と、ブレーキスイッチ33によってブレーキペダル7のオフ状態の検出と、シフト位置センサ35によって変速機3の変速段が設定されているギヤイン状態の検出を含む第2再始動条件を有し、エンジン1の停止後、第2再始動条件の成立により第1再始動条件に優先してエンジン1を再始動させている。これにより、エンジン1の停止後、クラッチペダル8の踏戻操作よりもブレーキペダル7の踏戻操作を早く行う乗員に対してエンジン再始動時の応答性能を確保することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、踏込方向において最大ストロークの80%以上踏み込まれた状態をクラッチペダルのオン状態とした例を説明したが、これは、クラッチ装置の仕様によって変更され、最大ストロークの75%以上踏み込まれた状態をクラッチペダルのオン状態としても良い。
2〕前記実施例においては、第1設定位置をクラッチペダルのオン状態と同じ位置とした例を説明したが、少なくとも乗員の発進意思を検出できれば良く、クラッチペダルのオン状態と異なる位置に設定しても良い。例えば、クラッチペダルのオン状態が最大ストロークの80%以上の場合、復帰を早くする仕様では、最大ストロークの85%にしても良く、復帰を遅くする仕様では、最大ストロークの75%にしても良い。
3〕前記実施例においては、第2設定位置を最大踏込位置から3%踏み戻した位置に設定した例を説明したが、少なくとも第1設定位置よりも高い位置に設定できれば良く、例えば、最大踏込位置から5%踏み戻した位置に設定しても良い。
4〕前記実施例においては、エンジンとモータジェネレータとを備えたハイブリッド自動車の例を説明したが、モータジェネレータを備えていない一般的な内燃機関付MT車にも適用可能である。
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 エンジン
3 変速機
7 ブレーキペダル
8 クラッチペダル
10 制御装置
33 ブレーキスイッチ
34 クラッチセンサ
35 シフト位置センサ

Claims (5)

  1. 乗員の操作によりエンジンと手動変速機との間の動力伝達経路を遮断及び連結可能なクラッチ手段と、前記エンジンのアイドリング運転中において所定の停止条件が成立したときに前記エンジンを自動停止させると共に、前記エンジンの停止後において所定の再始動条件が成立したときに前記エンジンを再始動させる制御手段とを備えた車両のアイドリングストップ制御装置において、
    乗員による前記クラッチ手段の踏込及び踏戻状態を検出可能なクラッチ状態検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    少なくとも、前記クラッチ状態検出手段によって前記クラッチ手段が乗員による踏込位置から予め設定された第1設定位置まで踏み戻された状態若しくは乗員による踏戻位置が前記第1設定位置以上であっても前記クラッチ手段が前記踏込位置から前記踏込位置に基づき設定された第2設定位置まで踏み戻された状態の検出を含む第1再始動条件を有し、前記エンジンの停止後、前記第1再始動条件の成立により前記エンジンを再始動させることを特徴とする車両のアイドリングストップ制御装置。
  2. 前記第2設定位置は、前記クラッチ手段が前記第1設定位置以上まで踏み込まれたとき、前記踏込位置に基づき設定されることを特徴とする請求項1に記載の車両のアイドリングストップ制御装置。
  3. 乗員によるブレーキ手段の操作状態を検出可能なブレーキ状態検出手段と、
    前記手動変速機の操作状態を検出する変速位置検出手段とを備え、
    前記第1再始動条件は、前記ブレーキ状態検出手段によって前記ブレーキ手段の踏込状態の検出と、前記変速位置検出手段によって前記手動変速機の変速段が設定されている状態の検出とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のアイドリングストップ制御装置。
  4. 前記クラッチ状態検出手段によって前記クラッチ手段が前記踏込位置から前記第1設定位置まで踏み戻された状態と前記踏戻位置が前記第1設定位置以上であっても前記第2設定位置まで踏み戻された状態の何れか早い方の状態に基づいて前記第1再始動条件の成立とすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両のアイドリングストップ制御装置。
  5. 乗員によるブレーキ手段の操作状態を検出可能なブレーキ状態検出手段と、
    前記手動変速機の操作状態を検出する変速位置検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記クラッチ状態検出手段によって前記クラッチ手段の踏込位置が前記第1設定位置以上の状態の検出と、前記ブレーキ状態検出手段によって前記ブレーキ手段の踏戻状態の検出と、前記変速位置検出手段によって前記手動変速機の変速段が設定されている状態の検出を含む第2再始動条件を有し、前記エンジンの停止後、前記第2再始動条件の成立により前記第1再始動条件に優先して前記エンジンを再始動させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両のアイドリングストップ制御装置。
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