JP2020050239A - サイドエアバッグ装置及びラッピング材 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物の侵入を抑制できるサイドエアバッグ装置及び同装置に用いられるラッピング材を提供する。【解決手段】サイドエアバッグ装置30は、エアバッグモジュール31を備える。エアバッグモジュール31は、内部にガスが充填されることで展開及び膨張するサイドエアバッグと、折り畳まれた状態のサイドエアバッグを取付対象に取り付けるためのリテーナ35とを備える。また、サイドエアバッグ装置30は、エアバッグモジュール31を収容するとともにサイドエアバッグの展開膨張時に破断されるラッピング材50を備える。ラッピング材50は、エアバッグモジュール31を収容した状態でラッピング材50の本体部53の周囲に巻き付けられる巻き付け帯60を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、乗物に衝撃が加わった場合に、サイドエアバッグを展開及び膨張させて、乗員を衝撃から保護するサイドエアバッグ装置及び同装置に用いられるラッピング材に関する。
従来、例えば自動車のサイドエアバッグ装置は、折り畳まれたサイドエアバッグと、サイドエアバッグに膨脹用ガスを供給するガス発生器とからなるエアバッグモジュールを備えている。特許文献1には、エアバッグモジュールの周囲に折り重ねられる態様で配置されるラッピング材を備えるサイドエアバッグ装置が開示されている。このサイドエアバッグ装置では、ラッピング材によって、サイドエアバッグの折り崩れの防止がなされている。
特開2017−30511号公報
ところで、サイドエアバッグ装置は、エアバッグモジュールをラッピング材に収容した状態で持ち運びされる。このとき、エアバッグモジュールとラッピング材との間に隙間があると、ラッピング材の内部に異物が侵入するおそれがある。
本発明の目的は、異物の侵入を抑制できるサイドエアバッグ装置及びラッピング材を提供することにある。
上記課題を達成するためのサイドエアバッグ装置は、内部にガスが充填されることで展開及び膨張するサイドエアバッグと、折り畳まれた状態の前記サイドエアバッグを乗物の取付対象に取り付けるためのリテーナとを含むエアバッグモジュールと、前記エアバッグモジュールを収容するとともに前記サイドエアバッグの展開膨張時に破断されるラッピング材とを備え、前記ラッピング材は、前記エアバッグモジュールを収容した状態で前記ラッピング材の周囲に巻き付けられる巻き付け帯を有している。
上記構成によれば、巻き付け帯を、ラッピング材の周囲に巻き付けることで、エアバッグモジュールとラッピング材との間の隙間を小さくすることができ、ラッピング材の内部への異物の進入を抑制することができる。
上記サイドエアバッグ装置において、前記巻き付け帯は、前記ラッピング材に一体に設けられていることが好ましい。この構成によれば、ラッピング材と巻き付け帯とを別々に設ける場合と比べて、部品点数を削減することができる。
上記サイドエアバッグ装置において、前記リテーナは、前記乗物の取付対象に取り付けられる取付突起を有し、前記巻き付け帯は、前記ラッピング材に巻き付けられた状態で前記取付突起に貫通される貫通孔を有していることが好ましい。この構成によれば、乗物の取付対象に取り付けるための取付突起を用いて、巻き付け帯をラッピング材に巻き付けた状態に保持することができる。これにより、巻き付け帯を巻き付けた状態に保持する部材を別途設けないですむので、それだけ部品点数の増加の抑制に寄与する。
上記サイドエアバッグ装置において、前記巻き付け帯は、前記サイドエアバッグが展開膨張する方向に対応する位置に、他の部分よりも脆弱な破断部を有していることが好ましい。この構成によれば、サイドエアバッグが展開膨張する際に破断部が迅速に破断される。これにより、サイドエアバッグは、迅速に展開膨張できるため、乗員を保護する機能が確保される。
上記サイドエアバッグ装置において、前記サイドエアバッグを膨張させるためのガスを発生させるインフレータを備え、前記リテーナは、前記インフレータを挿入する挿入口を有し、前記挿入口は、前記ラッピング材の外部に露出していることが好ましい。この構成によれば、ラッピング材に収容された状態のリテーナにインフレータを挿入する場合に、リテーナの挿入口が露出されているので、インフレータの挿入が容易となる。これは、サイドエアバッグ装置の組付け性の向上に寄与する。
上記サイドエアバッグ装置において、前記ラッピング材は、布片が重なり合った周縁部を接合されることにより袋状をなすとともに、前記周縁部のうち接合されていない部分に開口を有し、前記巻き付け帯は、前記ラッピング材に巻き付けられた状態で、前記開口を塞いでいることが好ましい。この構成によれば、ラッピング材に設けられた開口を通じて、エアバッグモジュールがラッピング材内に挿入される。また、巻き付け帯は、開口を塞ぐようにラッピング材に巻き付けられることで、開口から異物が侵入することを抑制する。したがって、組付け性を確保しつつ、異物の侵入抑制に寄与する。
上記課題を解決するためのラッピング材は、内部にガスを充填されることで展開及び膨張するサイドエアバッグと、折り畳まれた状態の前記サイドエアバッグを乗物の取付対象に取り付けるためのリテーナとを含むエアバッグモジュールを収容するラッピング材であって、前記エアバッグモジュールを収容した状態で前記ラッピング材の周囲に巻き付けられる巻き付け帯を備える。
上記サイドエアバッグ装置及びラッピング材によれば、異物の侵入を抑制できる。
乗物用シートに組み込まれたサイドエアバッグ装置を乗員とともに車外側から示す側面図。 シートバックの内部にサイドエアバッグ装置が組み込まれた状態を示す断面図。 ラッピング材にエアバッグモジュールを収容した状態のサイドエアバッグ装置を示す側面図。 エアバッグモジュールを収容する前のラッピング材を示す側面図。 エアバッグが折り畳まれた状態のエアバッグモジュールを示す側面図。
以下、車両用のサイドエアバッグ装置及び同装置に用いられるラッピング材の一実施形態について、図1〜図5に従って説明する。
なお、以下においては、車両の前進方向及び後進方向をそれぞれ前方及び後方として説明する。また、車幅方向の中央部を基準とし、車幅方向においてその中央部に近づく側を車内側とし、中央部から遠ざかる側を車外側として説明する。
図1に示すように、車両には、乗物の取付対象としての車両用シート10が設けられている。車両用シート10の前後方向及び幅方向は、それぞれ車両の前後方向及び車幅方向に合致している。車両用シート10は、シートクッション11、シートクッション11の後端部から起立し、かつ傾斜角度を調整可能に構成されたシートバック12、及びシートバック12の上端部に取付けられたヘッドレスト13を備えている。
図2に示すように、シートバック12の内部には、シートフレーム20が配置されている。シートフレーム20は、金属板からなり、上下方向に延在する一対のサイドフレーム部21を有している。なお、同図においては、車外側のサイドフレーム部21が示されている。
サイドフレーム部21を含むシートフレーム20の前方側には、ウレタンフォームなどの弾性材からなるシートパッド22が配置されている。また、シートフレーム20の後方側には、合成樹脂等によって形成された硬質のバックボード23が配置されている。
シートパッド22における車幅方向の両側部には、シートパッド22の他の部位よりも前方へ突出する一対のサイドサポート部24が設けられている。なお、同図においては、車外側のサイドサポート部24が示されている。
シートパッド22とバックボード23との間には、収納部25が設けられている。収納部25には、サイドエアバッグ装置30が組み込まれている。本実施形態の場合、収納部25は、シートパッド22の車外側のサイドサポート部24の後方、及びサイドフレーム部21よりも車外側に位置している。収納部25における車外側の隅部には、前側ほど車外側に位置するように傾斜して延びるスリット26が形成されている。サイドサポート部24の前部における車外側の角部24aとスリット26との間の部位は、サイドエアバッグ装置30の展開膨張時に破断される破断予定部27を構成している。
図1及び図2に示すように、サイドエアバッグ装置30は、エアバッグモジュール31を備えている。エアバッグモジュール31には、サイドエアバッグとしてのエアバッグ32とガス発生器33とを含む。エアバッグモジュール31の形状は、収納部25に収納された状態で、シートバック12の傾斜に沿って車両の略上下方向に延びた長尺状である。エアバッグ32は、1枚の布片が、その中央部分に設定された折り線L1で二つ折りされて車幅方向に重ね合わされており、その重ね合わされた部分を袋状となるように結合線L2で結合されることにより形成されている。エアバッグ32は、収納部25に折り畳まれた状態で収納され、そして、内部にガスが充填されることで展開及び膨張する。折り畳まれたエアバッグ32は、長尺状をなしており、エアバッグモジュール31の外形の大部分を構成している。
ガス発生器33は、エアバッグ32の膨張用ガスを供給するインフレータ34と、インフレータ34を保持するリテーナ35とを備えている。ガス発生器33は、折り畳まれたエアバッグ32の長手方向に沿った長尺状になっている。ガス発生器33は、収納部25に収納された状態で、エアバッグ32に対して車両の後方側に配置される。本実施形態では、インフレータ34として、火薬の燃焼により膨脹用ガスを発生させるパイロタイプのものが採用されている。すなわち、インフレータ34は、略円柱状をなす筐体の内部に膨張用ガスを発生するガス発生剤を収容している。インフレータ34は、その上端部がエアバッグ32の内部に挿入され、そこからガスを噴出する。また、インフレータ34の下端部には、インフレータ34への作動信号の入力配線となるハーネス(図示略)が接続されている。
なお、インフレータ34としては、上記パイロタイプのものに代えて、高圧ガスの充填された高圧ガスボンベの隔壁を火薬などによって破断して膨張用ガスを噴出させるハイブリッドタイプのものに変更することもできる。
リテーナ35は、インフレータ34を、エアバッグ32と共にサイドフレーム部21に取り付ける。リテーナ35は、金属板からなり、略筒状をなしている。リテーナ35の内部には、インフレータ34が挿入されている。
図2に示すように、リテーナ35の車内側の側面には、リテーナ35をサイドフレーム部21に取り付けるための取付突起としての2つの取付ボルト36が設けられている。取付ボルト36は、リテーナ35の長手方向に間隔をおいて車内側に向けて突設されている。サイドフレーム部21の各ボルト孔(図示略)に各取付ボルト36が挿通された状態において、取付ボルト36にナット37が車内側から締付けられることにより、エアバッグモジュール31がサイドフレーム部21に取り付けられている。
なお、本実施形態では、インフレータ34とリテーナ35とが別体にされたガス発生器33について例示しているが、インフレータ34とリテーナ35とが一体にされたガス発生器33であってもよい。
図1に示すように、サイドエアバッグ装置30は、加速度センサなどにより構成された衝撃センサ40と、制御装置41とを備えている。衝撃センサ40は、車両の側壁部に設けられており、同側壁部に側方から加えられる衝撃を検出する。制御装置41は、ハーネスを介してインフレータ34に接続されており、衝撃センサ40からの検出信号に基づきインフレータ34の作動を制御する。サイドエアバッグ装置30は、インフレータ34の作動により膨張用ガスをエアバッグ32に対して供給し、エアバッグ32を車両の側壁部と車両用シート10との間で展開及び膨張させることで、車両用シート10に着座している乗員Pを衝撃から保護する。エアバッグ32は、シートバック12のスリット26及び破断予定部27に沿って、シートバック12の破断を伴いながら車両の前方に向かって展開及び膨張する。
図3及び図4に示すように、サイドエアバッグ装置30は、エアバッグモジュール31を収容するラッピング材50を備えている。ラッピング材50は、布片としてのシート材51からなる。シート材51は、例えば合成樹脂繊維からなる不織布が好ましい。ラッピング材50は、折り畳まれた状態のエアバッグ32を包み込み、エアバッグモジュール31の搬送時や、収納部25への組付け前等に折り畳まれた形状が崩れる(折りがほどける)のを抑制する。また、ラッピング材50は、エアバッグ32の展開及び膨張時に破断される。
なお、図3及び図4において、サイドエアバッグ装置30がサイドフレーム部21に取り付けられたときに、紙面上方が車両の前方、紙面左方向が車両の下方、紙面に対して鉛直上向きが車内側となる。ここでは、サイドエアバッグ装置30の車両上下方向の傾き(シートバック12の傾斜)は、サイドエアバッグ装置30の長手方向が車両上下方向に沿っているものとしている。
図4に示すように、ラッピング材50は、シート材51が折り線L3で折られて重なり合った周縁部52の一部を接合されることにより長尺袋状をなす本体部53を備えている。本実施形態の場合、折り線L3は、サイドフレーム部21に取り付けられた状態で本体部53の前側に位置している。周縁部52のうち上側縁部521、下側縁部522、及び後側縁部の上側部分523が、溶着により接合されている。本体部53の形状は、エアバッグモジュール31の外形に沿っている。
本体部53は、袋状の一部が開いた開口54を有している。開口54は、本体部53の周縁のうち接合されていない部分によって形成されている(図4参照)。本実施形態の開口54は、サイドフレーム部21に取り付けられた状態で、後方を向いている。エアバッグモジュール31は、開口54を通じて本体部53に挿入される態様で収容される。
周縁部52のうち車外側に位置する部分であり、周縁部52の後側縁部の中央部には、フラップ部55が延設されている。
図3に示すように、フラップ部55は、エアバッグモジュール31を収容した状態で、開口54を塞ぐように本体部53の車内側の面に重なっている。本体部53の車内側の面に重ね合わされた状態で、フラップ部55の下部には、ラッピング材50の内外を連通させる孔からなる窓部56が設けられている。したがって、フラップ部55は、開口54を塞いでいる部分によってエアバッグモジュール31を覆いつつ、窓部56からエアバッグモジュール31を露出させている。
図3及び図4に示すように、フラップ部55及び本体部53のうちフラップ部55が重ね合わされる部分には、エアバッグモジュール31を収容したときに取付ボルト36が貫通される複数(本実施形態ではそれぞれ2つ)の貫通孔57a及び貫通孔57bが長手方向に間隔をおいて形成されている。フラップ部55は、貫通孔57aに取付ボルト36が貫通された状態で、本体部53の車内側の面に重なった状態で保持される。
周縁部52のうち車外側に位置する部分であり、後側縁部の下端部には、巻き付け帯60が延設されている。巻き付け帯60は、本体部53に一体に設けられており、延設方向の先ほど上側に位置するように本体部53の長手方向に対して傾斜して延在している。巻き付け帯60は、本体部53内にエアバッグモジュール31が収容され、フラップ部55が本体部53に重ね合わされた状態で、開口54を塞ぎつつ、本体部53の周囲に巻き付けられる。このように巻き付け帯60及びフラップ部55によって本体部53の開口54が塞がれることで、エアバッグモジュール31は、窓部56から露出する部分を除いて、ラッピング材50に覆われている。
巻き付け帯60は、ラッピング材50に巻き付けられた状態で、車内側に位置する取付ボルト36が貫通される貫通孔61を有している。巻き付け帯60は、貫通孔61に取付ボルト36が貫通されることで、本体部53の車内側の面及び車外側の面の両方に密着しつつ、ラッピング材50の周囲に巻き付けられた状態に保持される。
巻き付け帯60の延設方向の中間部分には、巻き付け帯の他の部分よりも脆弱な破断部62が設けられている。破断部62は、巻き付け帯60の延設方向に交差する方向に沿って延在するミシン目によって構成されている。巻き付け帯60が本体部53に巻き付けられた状態において、破断部62は、本体部53の前側縁部531(折り線L3)と重なり合っている。すなわち、破断部62は、エアバッグ32の展開方向に対応する位置に設けられている。また、本体部53の前側縁部531には、折り線L3に沿って延在するミシン目が形成されている。
図5に示すように、エアバッグ32には、エアバッグ32を折り畳まれた状態に保持するためのテープ65が巻かれている。
図2及び図3に示すように、リテーナ35は、エアバッグモジュール31の後方に位置する。
図3及び図5に示すように、インフレータ34は、リテーナ35の挿入口66を通じて内部に挿入されている。挿入口66の周縁部をかしめることによって、インフレータ34がリテーナ35の内部に係止されている。
図3に示すように、挿入口66は、リテーナ35がラッピング材50に収容された状態で、窓部56からラッピング材50の外部へ露出している。
次に、本実施形態のサイドエアバッグ装置及び同装置に用いられるラッピング材の作用効果を説明する。
(1)サイドエアバッグ装置30は、エアバッグモジュール31を収容するラッピング材50を備え、ラッピング材50は、エアバッグモジュール31を収容した状態で本体部53の周囲に巻き付けられる巻き付け帯60を有している。この構成によれば、巻き付け帯60を、ラッピング材50の周囲に巻き付けることで、エアバッグモジュール31とラッピング材50との間の隙間を小さくすることができ、ラッピング材50の内部への異物の進入を抑制することができる。
(2)巻き付け帯60は、ラッピング材50の本体部53に一体に設けられている。この構成によれば、ラッピング材50と巻き付け帯60とを別々に設ける場合と比べて、部品点数を削減することができる。
(3)リテーナ35は、車両用シート10に取り付けられる取付ボルト36を有し、巻き付け帯60は、本体部53に巻き付けられた状態で取付ボルト36に貫通される貫通孔61を有している。この構成によれば、車両用シート10に取り付けるための取付ボルト36を用いて、巻き付け帯60を本体部53に巻き付けた状態に保持することができる。これにより、巻き付け帯60を巻き付けた状態に保持する部材を別途設けないですむので、それだけ部品点数の増加の抑制に寄与する。
(4)巻き付け帯60は、エアバッグ32が展開膨張する方向に対応する位置に、他の部分よりも脆弱な破断部62を有している。この構成によれば、エアバッグ32が展開膨張する際に破断部62が迅速に破断される。これにより、エアバッグ32は、迅速に展開膨張できるため、乗員を保護する機能が確保される。
(5)リテーナ35は、インフレータ34を挿入する挿入口66を有し、挿入口66は、ラッピング材50の外部に露出している。この構成によれば、ラッピング材50に収容された状態のリテーナ35にインフレータ34を挿入する場合に、リテーナ35の挿入口66が露出されているので、インフレータ34の挿入が容易となる。これは、サイドエアバッグ装置30の組付け性の向上に寄与する。
(6)ラッピング材50は、長尺袋状に形成された本体部53に開口54を有する。また、巻き付け帯60は、本体部53に巻き付けられた状態で、開口54を塞いでいる。この構成によれば、ラッピング材50に設けられた開口54を通じて、エアバッグモジュールがラッピング材50内に挿入される。また、巻き付け帯60は、開口を塞ぐように本体部53に巻き付けられることで、開口54から異物が侵入することを抑制する。したがって、組付け性を確保しつつ、異物の侵入抑制に寄与する。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ラッピング材50の周縁部52の接合態様は溶着に限らず、接着であってもよいし、縫合であってもよい。
・巻き付け帯60に設けられる破断部62は、ミシン目によって構成されるものに限らず、部分的に薄くなっているなど、他の部分よりも脆弱な部分であればよい。
・破断部62を省略することもできる。
・巻き付け帯60の巻き付け状態を保持する構成は、取付ボルト36が貫通される貫通孔61に限定されない。例えば、巻き付け帯60の先端部を本体部53の外面に接着するなどして固定することもできる。また、巻き付け帯60の巻き付け状態の保持のために保持部材を別途設けてもよい。
・巻き付け帯60を、周縁部52のうち車内側に位置する部分であり、開口54を形成する後側縁部の下端部から延設してもよい。
・巻き付け帯60を、フラップ部55から延設してもよい。
・巻き付け帯60は、ラッピング材50と別体で設けられてもよい。
・取付突起は、サイドフレーム部21に取り付けできるものであればよく、取付ボルト36とは異なる部材、例えばピンやクリップ、フックなどに変更されてもよい。
・車両用シート10のシートバック12に代えて、車両の側壁部に収納部25が設けられ、そこにサイドエアバッグ装置30が組み込まれてもよい。
・サイドエアバッグ装置30は、シートバック12が車両の前方とは異なる方向、例えば側方を向く姿勢で車両用シート10が配置された車両において、その車両用シート10に対し、後方(車両の側方)から衝撃が加わった場合に、同衝撃から乗員Pの上半身を保護する態様のサイドエアバッグ装置30にも適用可能である。また、エアバッグ32の展開及び膨張方向は、仕様に応じて、車両の上下方向や、車幅方向でもよい。
・サイドエアバッグ装置30が適用される車両には、自家用車に限らず各種産業車両でもよい。
・サイドエアバッグ装置30は、車両以外の乗物、例えば航空機、船舶等における乗物にも適用可能である。
10…車両用シート、12…シートバック、20…シートフレーム、21…サイドフレーム部、24…サイドサポート部、25…収納部、26…スリット、27…破断予定部、30…サイドエアバッグ装置、31…エアバッグモジュール、32…エアバッグ、33…ガス発生器、34…インフレータ、35…リテーナ、36…取付ボルト、50…ラッピング材、51…シート材、52…周縁部、53…本体部、54…開口、55…フラップ部、56…窓部、60…巻き付け帯、61…貫通孔、62…破断部、66…挿入口。

Claims (7)

  1. 内部にガスが充填されることで展開及び膨張するサイドエアバッグと、折り畳まれた状態の前記サイドエアバッグを乗物の取付対象に取り付けるためのリテーナとを含むエアバッグモジュールと、
    前記エアバッグモジュールを収容するとともに前記サイドエアバッグの展開膨張時に破断されるラッピング材とを備え、
    前記ラッピング材は、前記エアバッグモジュールを収容した状態で前記ラッピング材の周囲に巻き付けられる巻き付け帯を有しているサイドエアバッグ装置。
  2. 前記巻き付け帯は、前記ラッピング材に一体に設けられている
    請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記リテーナは、前記乗物の取付対象に取り付けられる取付突起を有し、
    前記巻き付け帯は、前記ラッピング材に巻き付けられた状態で前記取付突起に貫通される貫通孔を有している
    請求項1又は2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記巻き付け帯は、前記サイドエアバッグが展開膨張する方向に対応する位置に、他の部分よりも脆弱な破断部を有している
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記サイドエアバッグを膨張させるためのガスを発生させるインフレータを備え、
    前記リテーナは、前記インフレータを挿入する挿入口を有し、
    前記挿入口は、前記ラッピング材の外部に露出している
    請求項1から4のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記ラッピング材は、布片が重なり合った周縁部を接合されることにより袋状をなすとともに、前記周縁部のうち接合されていない部分に開口を有し、
    前記巻き付け帯は、前記ラッピング材に巻き付けられた状態で、前記開口を塞いでいる
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
  7. 内部にガスを充填されることで展開及び膨張するサイドエアバッグと、折り畳まれた状態の前記サイドエアバッグを乗物の取付対象に取り付けるためのリテーナとを含むエアバッグモジュールを収容するラッピング材であって、
    前記エアバッグモジュールを収容した状態で前記ラッピング材の周囲に巻き付けられる巻き付け帯を備えるラッピング材。
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