JP2020016785A - 現像剤搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃トナーを垂直に下方から上方に向かって搬送する場合においても、十分なトナー搬送量を得ることができること。【解決手段】廃トナー搬送路11内の廃トナーを搬送する現像剤搬送手段17、18と、現像剤搬送手段17、18を駆動する廃トナー搬送駆動部14とを備え、現像剤搬送手段17、18は、廃トナー搬送駆動部14によって駆動され、線材をコイル状に巻いた搬送スパイラル17と、搬送スパイラル17の内側に配設され、廃トナー搬送駆動部14によって駆動されるとともに搬送スパイラル17による廃トナーの搬送を補助する内挿スパイラル18とを具備する。【選択図】図3

Description

本発明は、現像剤を搬送する現像剤搬送装置及び現像剤搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、トナーなどの現像剤を用いて画像を形成し、印刷を行うプリンタ等の画像形成装置においては、印刷に使用されなかった廃トナーを回収し、トナー収容部に搬送する現像剤搬送装置を備えている。この現像剤搬送装置の現像剤搬送路は、画像形成装置内に配設する各ユニットの保守及び交換等を容易に行うために各ユニットを回避して湾曲して配設する。このため、湾曲して配設しても耐久性が低下しないように、線材をコイル状に巻いた搬送スパイラルを回転させて廃トナーを搬送する構成を採用している(例えば、特開2009−80433号公報(特許文献1)参照)。
図8は、従来の現像剤搬送装置における現像剤搬送路の説明図である。なお、図8(a)は、内部を明確にするために搬送チューブ316の紙面手前側半分を切欠いた現像剤搬送路の一部を示す側面図であり、図8(b)は、搬送チューブ316の紙面手前側半分を切欠いてない現像剤搬送路における図8(a)のX−X断面図である。
図8に示すように、従来の現像剤搬送装置おける現像剤搬送路311は、搬送チューブ316内にコイル状に巻かれた搬送スパイラル317が配設される。そして、この搬送スパイラル317をモータ等によって矢印CW方向に回転させ、搬送チューブ316内の廃トナーを搬送していた。
特開2009−80433号公報
しかしながら、上記従来の現像剤搬送装置では、図8に示すように現像剤搬送路311の中心近傍に廃トナー滞留エリア390が発生し、廃トナーが搬送されずに滞留する場合があった。その結果、廃トナーを搬送する搬送力が低下し、特に、廃トナーを垂直方向である下方から上方に向かって搬送する場合、十分なトナー搬送量を得ることができないことがあった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、廃トナーを下方から上方に向かって搬送する場合においても、十分なトナー搬送量を得ることができる現像剤搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する現像剤搬送装置は、現像剤搬送路内の現像剤を搬送する現像剤搬送装置であって、前記現像剤搬送路内の前記現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤搬送手段を駆動する搬送駆動手段とを備え、前記現像剤搬送手段は、前記搬送駆動手段によって駆動され、線材をコイル状に巻いた搬送スパイラルと、前記搬送スパイラルの内側に配設され、前記搬送駆動手段によって駆動されるとともに前記搬送スパイラルによる前記現像剤の搬送を補助する搬送補助部材とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤搬送路内の現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤搬送手段を駆動する搬送駆動手段とを備え、前記現像剤搬送手段は、前記搬送駆動手段によって駆動され、線材をコイル状に巻いた搬送スパイラルと、前記搬送を補助する搬送補助部材としての内挿スパイラル又は芯線を具備するようにしたので、現像剤搬送路の中心近傍に廃トナーが滞留する廃トナー滞留エリアが発生することがなく、その結果、廃トナーを搬送する搬送力が低下せず、下方から上方に垂直に向かって現像剤を搬送する場合においても、十分なトナー搬送量を得ることができる。
第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置を備える画像形成装置の説明図である。 第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置周辺の説明図である。 第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送路の説明図である。 第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送駆動部及び廃トナー搬送路の説明図である。 第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置のトナー搬送量の評価結果である。 第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送路の説明図である。 第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送駆動部及び廃トナー搬送路の説明図である。 従来の現像剤搬送装置における現像剤搬送路の説明図である。
(第1の実施の形態)
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態について、現像剤搬送装置としての廃トナー搬送装置100及び画像形成装置200の構成を説明する。各図面に共通な要素には同一の符号を付す。なお、以下の説明では現像剤としてトナーを一例として説明するがその他の現像剤であってもよい。
最初に、廃トナー搬送装置100を備える画像形成装置200の構成を説明する。図1は、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置を備える画像形成装置の説明図である。画像形成装置200は、現像剤によって画像を形成し、用紙Pに印刷を行うものである。以下、紙面右側を「装置正面側」といい、紙面左側を「装置背面側」という。
図1に示すように、第1の実施の形態に関する画像形成装置200は、下部に用紙カセット40を備え、そして、装置正面側に図示しないオプショントレイを外部から装着できるオプショントレイ装着部50を備える。このように画像形成装置200は、用紙カセット40及びオプショントレイ装着部50を用紙Pの搬送上流側に備え、更に、搬送下流側に画像形成ユニット13及び定着ユニット30を備える。
用紙カセット40は、用紙Pの先端を押し上げてピックアップローラ34に押圧する昇降板42を備える。昇降板42は、用紙カセット40が装着されたときに上昇し、取外されたときに下降する。用紙カセット40の搬送下流側には用紙Pを搬送する搬送ローラ対35、36、37が配設される。オプショントレイ装着部50の搬送下流側には、オプショントレイから用紙Pを繰出すオプショントレイピックアップローラ38及び繰出された用紙Pを更に搬送するオプショントレイ搬送ローラ対39が配設される。
用紙カセット40及びオプショントレイ装着部50の搬送下流には、複数色、例えば、ブラック(k)、イエロー(y)、マゼンダ(m)及びシアン(c)のトナー画像を形成する画像形成手段としての画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cが矢印Cで示す用紙Pの搬送方向に沿って順に配設される。
この内、最も搬送上流側の画像形成ユニット13kは、ブラック(k)のトナーによって画像を形成する。画像形成ユニット13kは、上部にブラック(k)のトナー及び現像を行うための現像ローラ等が配設される。下部には、感光体ドラム20k、クリーニングブレード21k及び廃トナー移送機構22kが配設される。感光体ドラム20kは、ブラック(k)のトナー画像をドラム表面に形成する。クリーニングブレード21kは、画像形成に使用されないで感光体ドラム20k上に残留したトナーを掻き落とすようにして除去する。廃トナー移送機構22kは、クリーニングブレード21kにより除去された廃トナーを用紙Pの搬送方向に対して左端方向としての紙面手前方向へ移送して集める。そして、廃トナー移送機構22kは、廃トナーを、図4を用いて後述する現像剤搬送路としての廃トナー搬送路11の受け口25kに落下させる。
画像形成ユニット13y、13m及び13cについても同様の構成となっている。簡略化のためにその詳細な説明は省略する。以下、画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cを総称するときは、「画像形成ユニット13」という。
画像形成ユニット13の下側には転写ローラ23が破線で示すように配設される。転写ローラ23は、画像形成ユニット13によって形成されたトナー画像を用紙Pに転写する。画像形成ユニット13の搬送下流側には、用紙Pに転写されたトナー画像を定着する定着ユニット30が配設される。
定着ユニット30は、加圧ローラ30a及び内部に加熱部を備えた加熱ローラ30bからなる。定着ユニット30は、転写ローラ23によってトナー像が転写された用紙Pを加圧ローラ30aによって押圧し、加圧ローラ30aによって加熱してトナー像を定着する。
定着ユニット30の搬送下流側には、排出ローラ対31、32が配設され、更に、搬送下流側に排出スタッカ33が配設される。また、画像形成ユニット13の下側には、両面印刷を行う場合に戻し搬送する用紙反転機構60が備えられている。
更にまた、第1の実施の形態に関する画像形成装置200は、上部に現像剤収容部としてのトナーカートリッジ12を備える。また、その下方には、現像剤搬送装置としての廃トナー搬送装置100を備える。廃トナー搬送装置100は、画像形成に使用されなかった現像剤、即ち使用済み現像剤としての廃トナーを搬送する搬送駆動手段としての廃トナー搬送駆動部14と、内部にある廃トナーを搬送する現像剤搬送路としての廃トナー搬送路11とを含む。
トナーカートリッジ12には、用紙Pの搬送方向に対して左側としての紙面手前側には廃トナーを収容する廃トナー収容部12xが配設され、用紙Pの搬送方向に対して右側としての紙面奥側には未使用トナーを収容するトナー収容部12k(ブラック)が配設される。
トナーカートリッジ12の下側には後述するトナー搬送ユニット15が配設される。現像剤搬送路としてのトナー搬送ユニット15は、画像形成に使用する各色の未使用トナーをトナー収容部12k(ブラック)等から各画像形成ユニット13へと搬送し供給する。
次に、トナーカートリッジ12及び現像剤搬送装置としての廃トナー搬送装置100の構成を説明する。図2は、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置周辺の説明図である。図2は、図1における装置背面側の斜め上方から見た装置内部の画像形成ユニット13を示す。廃トナー搬送装置100は、廃トナー搬送路11と、廃トナー搬送路11内の廃トナーを搬送する現像剤搬送手段と、現像剤搬送手段を駆動する廃トナー搬送駆動部14とを備える。これにより、廃トナー搬送装置100は、廃トナーを廃トナー搬送駆動部14からトナーカートリッジ12の廃トナー収容部12xへ搬送することができる。ここで現像剤搬送手段は、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18からなる。
前述のようにトナーカートリッジ12は、トナー収容部12k(ブラック)及び廃トナー収容部12xを備える。トナー収容部12k(ブラック)は、画像形成ユニット13kに供給する未使用トナーを収容する。廃トナー収容部12xは、廃トナー搬送路11の末端と連結されており、廃トナー搬送駆動部14から廃トナー搬送路11を介して搬送されてくる廃トナーを収容する。
廃トナー搬送装置100は、前述のように廃トナー搬送駆動部14と、廃トナー搬送路11とを含む。廃トナー搬送駆動部14は、画像形成ユニット13の下側に配設される。廃トナー搬送駆動部14は、クリーニングブレード21k、21y、21m及び21cによって除去され、かつ廃トナー移送機構22k、22y、22m及び22cによって集められた廃トナーを、現像剤搬送手段によって廃トナー収容部12xへと搬送させる。
前述のように画像形成手段としての画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cは、矢印Cで示す用紙Pの搬送方向に沿って順に配設される。トナー収容部12k(ブラック)並びに他の色のトナー収容部(これら12y、12m及び12cは図示していない)は、画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cに未使用トナーを供給するために、画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cの上部に配設される。一方、廃トナーを集める廃トナー移送機構22k、22y、22m及び22c並びに廃トナーを搬送する廃トナー搬送駆動部14は、画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cの下部に設けられる。
廃トナー搬送路11は、先端が廃トナー搬送駆動部14に接続され、廃トナー搬送駆動部14から末端にあるトナーカートリッジ12の廃トナー収容部12xまで延在して配設され、画像形成ユニット13から回収される廃トナーを廃トナー収容部12xまで搬送するために設けられる。言い換えれば、廃トナー搬送装置100は、画像形成手段としての画像形成ユニット13及び現像剤収容部としてのトナーカートリッジ12と間を連結し、使用された現像剤としての廃トナーをトナーカートリッジ12まで搬送する。従って、廃トナー搬送路11は、図2の破線a部の矢印Fで示すように廃トナーを下方から上方へ垂直方向に搬送する必要がある。
一方、トナー収容部12k(ブラック)の未使用のトナーは、図1を用いて説明したようにトナーカートリッジ12の下側に配設されるトナー搬送ユニット15によって、トナー収容部12k(ブラック)から画像形成ユニット13kへと搬送され供給される。また、その他の色イエロー(y)、マゼンダ(m)及びシアン(c)のトナーについても、トナー搬送ユニット15によって、図示しない各色のトナーカートリッジからそれぞれの画像形成ユニット13へと搬送され供給される。
次に、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100の廃トナー搬送路11の構成を説明する。図3は、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送路の説明図である。なお、図3(a)は、内部を明確にするために搬送チューブ16の紙面手前側半分を切欠いた廃トナー搬送路11の一部を示す側面図であり、図3(b)は、搬送チューブ16の紙面手前側半分を切欠いてない廃トナー搬送路11における図3(a)のX−X断面図である。図3(b)において、搬送スパイラル17のX−X断面は楕円であるが、便宜上、真円で表している。
図3に示すように、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送路11は、現像剤搬送手段を収容する搬送チューブ16、現像剤搬送手段としての搬送スパイラル17及び搬送補助部材としての内挿スパイラル18を有する。搬送チューブ16は、ゴム等の柔軟な弾性材料、例えば、シリコンゴム等の管状のチューブで構成され、内部に搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18を収容し、廃トナーを先端としての廃トナー搬送駆動部14から末端としてのトナーカートリッジ12の廃トナー収容部12xへ搬送するものである。
搬送スパイラル17は線材をコイル状に巻いたものであり、廃トナー搬送駆動部14によって回転駆動されることにより、搬送チューブ16内の廃トナーを搬送する。搬送スパイラル17の材料は、例えば、SUS304から構成する。
内挿スパイラル18は、同様に、線材をコイル状に巻いたものであり、廃トナー搬送駆動部14によって回転駆動されることにより、搬送チューブ16内の廃トナーを搬送する。内挿スパイラル18の回転数は、搬送スパイラル17の回転数と同じとする。内挿スパイラル18は、その外径が搬送スパイラル17の内径より小さく、搬送スパイラル17の内側に配設する。即ち、内挿スパイラル18は、搬送スパイラル17の内側に設けられ、搬送スパイラル17による廃トナーの搬送を補助するものである。内挿スパイラル18の材料についても、例えば、SUS304から構成する。
このように、第1の実施の形態における現像剤搬送手段は、廃トナー搬送駆動部14によって駆動され、線材をコイル状に巻いた搬送スパイラル17と、搬送を補助する内挿スパイラル18とを具備するものである。
図3(a)において、p1は搬送スパイラル17の巻きピッチを示し、p2は内挿スパイラル18の巻きピッチを示す。以下、これらをそれぞれ「搬送スパイラルピッチp1」、「内挿スパイラルピッチp2」という。図3(b)において、dtiは搬送チューブ16の内径を示す。以下、これを「搬送チューブ内径dti」という。
ds1は搬送スパイラル17の線径を示す。以下、これを「搬送スパイラル線径ds1」という。ds1oは搬送スパイラル17の外径を示し、ds1iは搬送スパイラル17の内径を示す。以下、これらをそれぞれ「搬送スパイラル外径ds1o」及び「搬送スパイラル内径ds1i」という。
ds2は内挿スパイラル18の線径を示す。以下、これを「内挿スパイラル線径ds2」という。ds2oは内挿スパイラル18の外径を示し、ds2iは内挿スパイラル18の内径を示す。以下、これらをそれぞれ「内挿スパイラル外径ds2o」及び「内挿スパイラル内径ds2i」という。
図4は、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送駆動部及び廃トナー搬送路の説明図である。図4に示すように、廃トナー搬送駆動部14には、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18を回転駆動する駆動部70が設けられている。駆動部70は、駆動モータ71、モータシャフトギヤ72、スパイラル駆動ギヤ73、回転軸74及び端部固定孔75を備える。
駆動モータ71は、画像形成装置200の図示しない制御部の制御により、所定の回転速度で搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18をCCW(反時計)方向に回転駆動する駆動源である。駆動モータ71は、DCモータであってもよいし、ステッピングモータであってもよい。なお、搬送スパイラル17を図4に示す巻き方向に対して逆方向に巻いた場合では、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18をCW(時計)方向に回転駆動する。
モータシャフトギヤ72及びスパイラル駆動ギヤ73は噛合って回転軸74を回転駆動する。回転軸74には端部固定孔75が設けられており、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18の一方端部が端部固定孔75に嵌め込まれて固定される。
以上の構成とすることにより、回転軸74に固定された搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18は、駆動モータ71を回転駆動することによって矢印CCW方向に同時に回転する。
一方、廃トナー搬送駆動部14内の搬送チューブ16には四カ所の受け口25(この内、受け口25k及び25yのみ図示する)が設けられている。
前述のように画像形成ユニット13k、13y、13m及び13c(図1参照)は、用紙Pの搬送方向に沿って順に配設される。画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cの感光体ドラム20k、20y、20m及び20cに残留したトナーは、クリーニングブレード21k、21y、21m及び21cによって除去され、そして廃トナー移送機構22k、22y、22m及び22cによって用紙Pの搬送方向の左側としての紙面手前側に集められ、更に矢印Yで示す方向に落下する。廃トナー搬送路11の受け口25は、この廃トナーを受ける開口部である。
各色の画像形成ユニット13k、13y、13m及び13c(図1参照)に対向して四カ所の受け口25(前述のように、受け口25k及び25yのみ図示する)が、用紙Pの搬送方向左側に順に配設される。廃トナー搬送駆動部14も用紙Pの搬送方向左側に設けられる。
また、廃トナー搬送路11は、装置内の各ユニットを回避しながらS字状に湾曲し、トナーカートリッジ12の廃トナー収容部12xに連結される排出口26まで延在する。
以上の構成により、第1の実施の形態に関する画像形成装置200及び廃トナー搬送装置100は以下のように動作する。最初に、図1を用いて、用紙Pに印刷を行う第1の実施の形態に関する画像形成装置200の動作を説明する。先ず、図示しないパーソナルコンピュータ等の上位装置からユーザによって選出された画像データがUSBケーブル等を経由して画像形成装置200に送信される。
画像データが送信されてくると、画像形成装置200は、画像形成装置200の図示しない制御部によって各部の駆動を開始する。画像形成装置200は、矢印Aで示す方向にピックアップローラ34により用紙カセット40の用紙Pを繰り出し、搬送ローラ対35、36、37により画像形成ユニット13へと搬送する。
オプショントレイ装着部50に図示しないオプショントレイが装着されているときは、矢印Bで示す方向にオプショントレイピックアップローラ38によりオプショントレイの用紙Pを繰り出し、オプショントレイ搬送ローラ対39により画像形成ユニット13へと搬送する。
用紙Pが矢印Cで示す方向に画像形成ユニット13まで搬送されると、画像形成ユニット13により各色のトナーを用いて感光体ドラム20k、20y、20m及び20c上に静電潜像を形成する。画像形成ユニット13は、感光体ドラム20k、20y、20m及び20c上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成する。このとき、画像形成に使用されないで感光体ドラム20k、20y、20m及び20c上に残留したトナーは、クリーニングブレード21k、21y、21m及び21cによって廃トナーとして掻き落とされるようにして除去される。
更に、転写ローラ23及び転写ベルト24は、感光体ドラム20k、20y、20m及び20c上のトナー画像を搬送されてきた用紙P上に転写する。トナー画像が転写された用紙Pは、定着ユニット30に搬送され、転写されたトナー画像が用紙Pに定着される。この定着は、所定の温度に加熱された加熱ローラ30bと加圧ローラ30a間に用紙Pを挟持し搬送することにより行われる。トナー画像が定着された用紙Pは、排出ローラ対31、32により搬送され、矢印Dで示す方向に排出スタッカ33へと排出される。両面印刷が行われる場合には、上記工程により用紙Pの表側に印刷された用紙Pを用紙反転機構60によって戻し搬送し、用紙Pの表裏を反転して画像形成ユニット13へと搬送し、用紙Pの裏側に印刷を行う。オプショントレイ装着部50のオプショントレイから繰出される用紙Pに印刷を行う場合も、同様の印刷動作が行われる。簡略化のためのその詳細な説明は省略する。
次に、図4を用いて廃トナー搬送装置100の動作について詳細に説明する。前述のように画像形成装置200の印刷動作において、画像形成に使用されないで感光体ドラム20k、20y、20m及び20c上に残留したトナーは、クリーニングブレード21k、21y、21m及び21cによって廃トナーとして除去される。この廃トナーは、廃トナー移送機構22k、22y、22m及び22cにより移送されて用紙Pの搬送方向左側としての紙面手前方向に集められ、廃トナー搬送路11の先端に設けられた受け口25(25k及び25yのみ図示する)に矢印Yで示すように落下し、廃トナー搬送路11内に回収される。
廃トナー搬送路11内に回収された廃トナーは、CCW方向に同時に回転する搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18によって矢印Eで示す水平方向に搬送される。更に、廃トナーは、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18によって、破線a部の矢印Fで示す垂直方向を下方から上方へ所定の高さまで搬送され、次いで矢印Gで示す水平方向に搬送される。最後に、廃トナーは、矢印Hで示す水平方向に搬送され、廃トナー搬送路11の末端としての排出口26まで搬送され、トナーカートリッジ12内に設けた廃トナー収容部12xに収容される。
このように、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100では、廃トナーを、廃トナー搬送路11内に回収し、搬送スパイラル17及びその内側に配設した内挿スパイラル18によって搬送する。特に、廃トナーを破線a部の矢印Fで示す垂直方向を下方から上方へ搬送する場合において、廃トナー搬送路11の中心近傍の廃トナー滞留エリア390(図8参照)に入り込んで滞留する廃トナーを内挿スパイラル18によって搬送することができる。
以上の構成により、廃トナー搬送装置100のトナー搬送量を評価した結果を説明する。図5は、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置のトナー搬送量の評価結果である。
評価は、搬送スパイラルピッチp1、内挿スパイラルピッチp2等を変化させてトナー搬送量の評価を行った。なお、評価に用いたトナーは、ブラック(k)を使用し、ポリエステル樹脂、着色剤、帯電制御剤及び離型剤を成分とし、外添剤として疎水シリカを添加し、粉砕法により得られた粉砕形状の平均粒径7μmの現像剤を用いた。搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18の材料は、SUS304とした。
搬送チューブ内径dtiは8mmとし、搬送スパイラル線径ds1は0.6mmとした。搬送スパイラル外径ds1oは7.4mm、搬送スパイラル内径ds1iは6.2mmとした。また、内挿スパイラル線径ds2は0.5mmとし、内挿スパイラル外径ds2oは5.5mm、内挿スパイラル内径ds2iは4.5mmとした。
また、搬送スパイラルピッチp1は、5.0mmとした。内挿スパイラルピッチp2は、「ピッチ大」の場合を10.0mmとし、「ピッチ小」の場合を3.0mmとした。
なお、内挿スパイラルピッチp2を5mmとして搬送スパイラルピッチp1=内挿スパイラルピッチp2とすると、内挿スパイラル18が搬送スパイラル17の隙間から外側に飛び出すことがあるためにこの条件での評価は除いている。
そして、実験1では、上記搬送スパイラル17を配設し、内挿スパイラルピッチp2を「ピッチ大」とした。実験2では、上記搬送スパイラル17を配設し、内挿スパイラルピッチp2を「ピッチ小」とした。実験3では、上記搬送スパイラル17を配設し、内挿スパイラル18を配設しない場合とした。実験4では、搬送スパイラル17を配設せずに内挿スパイラルピッチp2を「ピッチ大」とした。実験5では、搬送スパイラル17を配設せずに内挿スパイラルピッチp2を「ピッチ小」とした。
そして、搬送方向及び距離は、垂直方向170mm(傾斜角度90度で上方向に搬送)とし、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18の回転速度は300rpmとした。これらの条件において、80秒間、トナー搬送を行ったときに搬送されたトナー量の総計をトナー搬送量Mとして測定し評価した。
評価基準は、トナー搬送量M>0.5g/秒の場合に「○」、0.5g/秒≧トナー搬送量M≧0.3g/秒の場合に「△」、トナー搬送量M<0.3g/秒の場合に「×」とした。
その結果、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100では、図5に示すように実験1の場合のみ「○」と評価された。即ち、搬送スパイラルピッチp1が5.0mmの搬送スパイラル17を配設し、且つ内挿スパイラルピッチp2が「ピッチ大」の場合のみ、トナーの搬送基準を満足した。言い換えれば、トナーの搬送基準を満足するには、内挿スパイラルピッチp2は、搬送スパイラルピッチp1より大きくする必要があり、式1の条件とする必要があることが判明した。
内挿スパイラルピッチp2 > 搬送スパイラルピッチp1 (式1)
この理由としては、実験1のように、内挿スパイラルピッチp2を搬送スパイラルピッチp1より大きくすれば、搬送スパイラル17の進行速度よりも内挿スパイラル18の進行速度の方が速くなる。このために、廃トナー搬送路11の中心近傍に滞留するトナーをより少なくすることができ、十分なトナー搬送量を得ることができたものと思料する。
逆に、実験2のように、内挿スパイラルピッチp2を搬送スパイラルピッチp1より小さくした場合では、搬送スパイラル17の進行速度より内挿スパイラル18の進行速度が遅くなる。このために、廃トナー搬送路11の中心近傍に滞留するトナーが多くなり、十分なトナー搬送量を得ることができなかったものと思料する。
また、実験3のように内挿スパイラル18を配設しない場合及び実験4及び実験5のように搬送スパイラル17を配設しない場合では、内挿スパイラル18の有無又は内挿スパイラルピッチp2に関係なく、十分なトナー搬送量を得ることができない結果となり、本評価の妥当性も確認された。
以上のように、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100及び画像形成装置200によれば、廃トナー搬送路11の搬送スパイラル17の内側に内挿スパイラル18を配設するようにしたので、廃トナー搬送路11の中心近傍の廃トナー滞留エリア390に入り込んで滞留する廃トナーを内挿スパイラル18によって搬送することができる。その結果、廃トナーを下方から上方へ垂直に向かって搬送する場合においても、十分なトナー搬送量を得ることができる。同時に、十分なトナー搬送量を得るために搬送スパイラル線径ds1を大きくする必要がないので、搬送スパイラル17の負荷を低減でき、装置寿命を向上させることもできる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100及び画像形成装置200では、廃トナー搬送路11の構成を、搬送チューブ16、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18を有する構成として説明したが、次のような構成としてもよい。即ち、第1の実施の形態の廃トナー搬送路11の内挿スパイラル18に替えて、芯線19を配設した構成としてもよい。その他の構成は、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100及び画像形成装置200の構成と同様とする。
以下、第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100の現像剤搬送路としての廃トナー搬送路11の構成を説明する。図6は、第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送路の説明図である。なお、図6(a)は、内部を明確にするために搬送チューブ16の紙面手前側半分を切り欠いた廃トナー搬送路11の一部を示す側面図であり、図6(b)は、搬送チューブ16の紙面手前側半分を切欠いてない廃トナー搬送路11における図3(a)のX−X断面図である。図6(b)において搬送スパイラル17のX−X断面は楕円となるが、便宜上、真円で表している。
図6に示すように、第2の実施の形態に関する現像剤搬送路としての廃トナー搬送路11は、現像剤搬送手段を収容する搬送チューブ16、現像剤搬送手段としての搬送スパイラル17及び搬送補助部材としての芯線19を有する。搬送チューブ16は、第1の実施の形態の廃トナー搬送装置100と同様に、ゴム等の柔軟な弾性材料、例えば、シリコンゴム等の管状のチューブで構成され、内部に搬送スパイラル17及び芯線19を収容し、廃トナーを先端から末端へ搬送するものである。
搬送スパイラル17は、線材をコイル状に巻いたものであり、搬送駆動手段としての廃トナー搬送駆動部14によって回転駆動されることにより、搬送チューブ16の内壁と芯線19の外径の間に回収された廃トナーを搬送する。搬送スパイラル17の材料は、例えばSUS304から構成される。
芯線19は、搬送スパイラル17の内側の廃トナー搬送路11の中心近傍、即ち搬送チューブ16の中心近傍に延在させる。これにより芯線19は、廃トナー搬送路11の中心近傍の廃トナー滞留エリア(図8参照)から廃トナーを排除する作用をする。廃トナーは、搬送チューブ16の内壁と芯線19の外径の間に回収されることになる。そこで芯線19は、廃トナー搬送駆動部14によって回転駆動されることにより、搬送チューブ16内の廃トナーを搬送スパイラル17の方向へ移動する。
芯線19の回転数は、搬送スパイラル17の回転数と同じとする。芯線19は、その外径が搬送スパイラル17の内径より小さく、搬送スパイラル17の内側に配設する。即ち、芯線19は、搬送スパイラル17の内側に設けられ、搬送スパイラル17による廃トナーの搬送を補助するものである。なお、廃トナー搬送路11は所々湾曲して配設されるために、芯線19についてもシリコンゴム等の弾性部材で構成するのがよい。
このように、第2の実施の形態における現像剤搬送手段は、廃トナー搬送駆動部14によって駆動され、線材をコイル状に巻いた搬送スパイラル17と、搬送スパイラル17による廃トナーの搬送を補助する芯線19とを具備するものである。
また、図6(a)において、pは搬送スパイラル17の巻きピッチを示し、例えば、第1の実施の形態と同様に5mm程度とする。図6(b)において、dtiは搬送チューブ16の内径を示し、例えば、8mm程度とする。
dsは搬送スパイラル17の線径を示し、例えば、0.6mm程度とする。dsoは搬送スパイラル17の外径を示し、例えば、7.4mm程度とし、dsiは搬送スパイラル17の内径を示し、例えば、6.2mm程度とする。dcは芯線19の外径を示し、例えば、4mm程度とする。
図7は、第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置の廃トナー搬送駆動部及び廃トナー搬送路の説明図である。図7に示すように、廃トナー搬送駆動部14には、搬送スパイラル17及び芯線19を回転駆動する駆動部70が設けられている。駆動部70は、第1の実施の形態と同様に、駆動モータ71、モータシャフトギヤ72、スパイラル駆動ギヤ73、回転軸74及び端部固定孔75を備える。
駆動モータ71は、画像形成装置200の図示しない制御部の制御により、所定の回転速度で搬送スパイラル17及び芯線19をCCW方向に回転駆動する駆動源である。モータシャフトギヤ72及びスパイラル駆動ギヤ73は噛合って回転軸74を回転駆動する。回転軸74は、芯線19に固定される。また、搬送スパイラル17の一方端部が端部固定孔75に嵌め込まれて固定される。このような構成とすることにより、回転軸74に固定された搬送スパイラル17及び芯線19は、駆動モータ71を回転駆動することによって矢印CCW方向に同時に回転する。
一方、廃トナー搬送駆動部14内の搬送チューブ16には、第1の実施の形態と同様に、四カ所の受け口25(25k及び25yのみ図示する)が設けられている。画像形成手段としての画像形成ユニット13k、13y、13m及び13cの感光体ドラム20k、20y、20m及び20cに残留したトナーは、クリーニングブレード21k、21y、21m及び21cによって除去され、廃トナー移送機構22k、22y、22m及び22cによって廃トナーとして、用紙Pの搬送方向の左側としての紙面手前側に集められ矢印Yで示す方向に落下する。
廃トナー搬送路11の四カ所の受け口25(25k及び25yのみ図示する)は、この廃トナーを受ける開口部である。各色の画像形成手段としての画像形成ユニット13k、13y、13m及び13c(図1参照)に対向して四カ所の受け口25(25k及び25yのみ図示する)が用紙Pの搬送方向左側に順に配設される。廃トナー搬送駆動部14も用紙Pの搬送方向左側に設けられる。
また、廃トナー搬送路11は、装置内の各ユニットを回避しながらS字状に湾曲し、末端がトナーカートリッジ12の廃トナー収容部12xに連結される排出口26まで延在する。
なお、搬送スパイラル17及び芯線19を同時に回転駆動するように説明したが、搬送スパイラル17のみを駆動部70によって回転させ、芯線19は搬送スパイラル17の回転によって連れ回りする構成としてもよい。
以上の構成により、第2の実施の形態に関する画像形成装置200及び廃トナー搬送装置100は以下のように動作する。なお、第2の実施の形態では、廃トナー搬送駆動部14及び廃トナー搬送路11の動作が第1の実施の形態と異なり、その他の動作は、第1の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100及び画像形成装置200の動作と同様であるので、簡略化のために同様の動作についてはその説明を省略する。
以下、図7を用いて第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100の動作について説明する。画像形成装置200の印刷動作において、画像形成に使用されないで感光体ドラム20k、20y、20m及び20c上に残留したトナーは、クリーニングブレード21k、21y、21m及び21cによって廃トナーとして除去される。この廃トナーは、廃トナー移送機構22k、22y、22m及び22cにより移送されて用紙Pの搬送方向左側に集められ、廃トナー搬送路11の先端に設けられた受け口25(25k及び25yのみ図示する)に矢印Yで示す方向に落下し、搬送チューブ16の内壁と芯線19の外径の間に回収される。
搬送チューブ16の内壁と芯線19の外径の間に回収された廃トナーは、芯線19と同時にCCW方向に回転する搬送スパイラル17によって矢印Eで示す方向に搬送される。更に、廃トナーは、搬送スパイラル17によって破線a部の矢印Fで示す垂直方向を下方から上方へ所定の高さまで搬送され、次いで矢印Gで示す水平方向に搬送される。最後に、廃トナーは、矢印Hで示す水平方向に、廃トナー搬送路11の末端としての排出口26まで搬送され、トナーカートリッジ12内に設けた廃トナー収容部12xに収容される。
このように、第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100では、搬送チューブ16の内壁と芯線19の外径間に廃トナーを回収し、搬送スパイラル17によって搬送する。
従って、廃トナーを、破線a部の矢印Fで示す垂直方向を下方から上方に搬送する場合においても、廃トナーが廃トナー搬送路11の中心近傍の廃トナー滞留エリア390(図8参照)に入り込んで滞留することがなく、搬送スパイラル17によって十分なトナー搬送量を得ることができる。
以上のように、第2の実施の形態に関する廃トナー搬送装置100及び画像形成装置200によれば、廃トナー搬送路11の搬送スパイラル17の内側に芯線19を配設するようにしたので、廃トナー搬送路11の中心近傍の廃トナー滞留エリア390に廃トナーが入り込んで滞留することがなく、搬送効率を向上させることができる。その結果、廃トナーを下方から上方へ垂直に向かって搬送する場合においても、搬送スパイラル17によって十分なトナー搬送量を得ることができる。同時に、十分なトナー搬送量を得るために搬送スパイラル線径dsを大きくする必要がないので、搬送スパイラル17の負荷を低減でき、装置寿命を向上させることもできる。
(変形例1)
本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものでもない。例えば、以上の実施の形態の説明では、画像形成装置200としてプリンタを一例として説明したが、複写機、ファクシミリ及び複合機であってもよい。また、以上の実施の形態の説明では、電子写真方式の画像形成装置を一例として説明したが、静電記録方式、静電印刷方式及びトナージェット方式の画像形成装置であってもよい。
(変形例2)
また、以上の実施の形態の説明では、画像形成装置200内部に廃トナー搬送装置100を備える形態として説明したが、画像形成装置200の装置外部に廃トナー搬送装置100を設ける形態としてもよい。
(変形例3)
また、以上の実施の形態の説明では、廃トナー搬送駆動部14及び廃トナー搬送路11によって構成される廃トナー搬送装置100を一例として説明したが、画像形成ユニット13に未使用トナーを供給する現像剤搬送装置としてのトナー搬送ユニット15(図1参照)に本発明を適用するようにしてもよい。この場合、現像剤搬送路としてのトナー搬送ユニット15は、現像剤としての未使用トナーが収容されるトナー収容部12k及び未使用トナーを使用して画像を形成する画像形成ユニット13の間に配設される。そして、現像剤搬送手段は、トナー収容部12kから画像形成ユニット13に未使用トナーを搬送する。
(変形例4)
また、第1の実施の形態の説明では、搬送スパイラル17及び内挿スパイラル18によって廃トナーを搬送する実施の形態を説明したが、内挿スパイラル18の内側に更に図示しない内挿スパイラルを設けるようにしてもよいし、内挿スパイラル18の内側に第2の実施の形態において説明した芯線19を設けるような形態としてもよい。
11 廃トナー搬送路
12 トナーカートリッジ
12x 廃トナー収容部
13 画像形成ユニット
14 廃トナー搬送駆動部
16 搬送チューブ
17 搬送スパイラル
18 内挿スパイラル(搬送補助部材)
19 芯線(搬送補助部材)
20 感光体ドラム
21 クリーニングブレード
22 廃トナー移送機構
100 廃トナー搬送装置(現像剤搬送装置)
200 画像形成装置

Claims (8)

  1. 現像剤搬送路内の現像剤を搬送する現像剤搬送装置であって、
    前記現像剤搬送路内の前記現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、
    前記現像剤搬送手段を駆動する搬送駆動手段とを備え、
    前記現像剤搬送手段は、前記搬送駆動手段によって駆動され、線材をコイル状に巻いた搬送スパイラルと、
    前記搬送スパイラルの内側に配設され、前記搬送駆動手段によって駆動されるとともに前記搬送スパイラルによる前記現像剤の搬送を補助する搬送補助部材とを具備することを特徴とする現像剤搬送装置。
  2. 前記現像剤搬送路は、前記現像剤が収容される現像剤収容部と、
    前記現像剤を使用して画像を形成する画像形成手段との間に設けられることを特徴とする請求項1記載の現像剤搬送装置。
  3. 前記搬送補助部材は、前記搬送スパイラルの内側に配設するコイル状に巻かれた内挿スパイラルであることを特徴とする請求項2記載の現像剤搬送装置。
  4. 前記内挿スパイラルの巻きピッチは、前記搬送スパイラルの巻きピッチより大きいことを特徴とする請求項3記載の現像剤搬送装置。
  5. 前記搬送補助部材は、前記搬送スパイラルの内側に配設する芯線であることを特徴とする請求項2記載の現像剤搬送装置。
  6. 前記現像剤は前記画像形成手段により画像形成に使用されなかった廃トナーであり、
    前記現像剤搬送手段は、前記画像形成手段から前記現像剤収容部に前記廃トナーを搬送することを特徴とする請求項3乃至5いずれか一記載の現像剤搬送装置。
  7. 前記現像剤は前記画像形成手段により画像形成に使用される未使用トナーであり、
    前記現像剤搬送手段は、前記現像剤収容部から前記画像形成手段に前記未使用トナーを搬送することを特徴とする請求項3乃至5いずれか一記載の現像剤搬送装置。
  8. 請求項1乃至7いずれか一記載の現像剤搬送装置を有する画像形成装置。
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