JP2020007881A - ボルト軸用の連結金具 - Google Patents
ボルト軸用の連結金具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020007881A JP2020007881A JP2018132643A JP2018132643A JP2020007881A JP 2020007881 A JP2020007881 A JP 2020007881A JP 2018132643 A JP2018132643 A JP 2018132643A JP 2018132643 A JP2018132643 A JP 2018132643A JP 2020007881 A JP2020007881 A JP 2020007881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- connection
- fitting
- shaft
- bolt shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
Description
本願発明の第1の課題解決手段におけるボルト軸用の連結金具は、所定の連結部材の一端を上下方向に延びるボルト軸の所定の位置に連結固定するためのボルト軸用の連結金具であって、上記ボルト軸を挿通するU状部の側部に上記ボルト軸を横から嵌入するボルト軸嵌入口を有し、該ボルト軸嵌入口を介して上記ボルト軸を嵌挿する連結金具係止ホルダーと、該連結金具係止ホルダー内にあって上記嵌挿されたボルト軸に向けてスライド可能に軸支され、左右一対の側壁部の先端に上記ボルト軸のネジ溝に係合する上下方向の係合部を備えたU状の係合部材と、上記連結係止ホルダーの左右両側に相対回転可能に軸着されたU状のボルト連結金具と、該ボルト連結金具の基端に設けられた連結ボルト螺合孔と、該連結ボルト螺合孔を介して先端側押圧部を上記係合部材のU状部基端に衝合する連結ボルトと、上記ボルト軸に対して連結される連結部材の一端側に取り付けられ、上記連結ボルトの基端側を保持する連結ボルト保持部材とを備え、上記連結ボルト螺合孔に螺合され、上記連結部材の回動操作によって回動される連結ボルトにより上記係合部材が押圧されて、その先端側左右一対の係合部が各々上記ボルト軸外周のネジ溝に係合すると共に、該係合時に何れか一方側の側壁部の先端が上記ボルト軸嵌入口を狭くするように構成されていることを特徴としている。
また、係合部材は、断面U状構造をなし、同係合部材の上下方向の係合面を有する左右一対の側壁部の先端(開放端側先端)が所定の間隔をおいて吊りボルト等ボルト軸外周面(円弧面)のネジ溝部分に左右2カ所で係合して連結金具係止ホルダーのU状の基端部との間で吊りボルト等ボルト軸を確実かつ強固に挟着保持するので、従来のようなボルト軸挿通孔形成用(押圧用)の係止ギヤホルダーは不要となり、部品点数が減少して、構造も簡単になり、より軽量化されて、製品価格も安価になる。
(2)第2の課題解決手段
本願発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段において、連結ボルト保持部材は、一定の回動トルク以上の回動トルクで相対回転可能に連結ボルトを連結保持していることを特徴としている。
(3)第3の課題解決手段
本願発明の第3の課題解決手段は、上記第1または第2の課題解決手段において、上記嵌挿されたボルト軸に向けてスライド可能に軸支されたU状の係合部材は、左右一対の側壁部に上記ボルト軸方向に延びる長穴を備え、該長穴を介して連結金具係止ホルダー内に軸支されていることを特徴としている。
(4)第4の課題解決手段
本願発明の第4の課題解決手段は、上記第1,第2または第3の課題解決手段において、上記連結金具係止ホルダーの吊りボルト嵌挿部の他端には、ボルト連結金具を介して相対回転可能に連結された連結ボルトを所定の回転角位置に位置決めする位置規制部材が設けられていることを特徴としている。
この課題解決手段の構成では、吊りボルトに対して嵌合され、吊りボルトのボルト軸部分を嵌挿する連結金具係止ホルダーの吊りボルト嵌挿部の他端に、螺合状態で介装され、連結金具係止ホルダーに対して相対回転可能に支持された連結ボルトを、たとえば対角線方向45度の最大回転角位置などの所定回転角位置に位置決めする位置規制部材が設けられている。したがって、吊りボルトへの連結部材を連結保持するボルト連結金具が、同位置規制部材によって位置規制された最大回転角連結位置に位置決めされることは勿論、同位置規制部材によって位置規制されるまでの所定回転角位置において所望に連結されるようになり、連結部材の連結作業が著しく容易になる。
(5)第5の課題解決手段
本願発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2,第3または4の課題解決手段において、ボルト軸が天上枠吊り下げ用の吊りボルトであり、連結部材が吊りボルト上端と天上枠との間に連結されるブレース材であることを特徴としている。
<吊りボルト2,2・・の構成および天井スラブ1における吊りボルト2,2・・係止部の構成について>
本実施の形態における天井枠の構成は、先に述べた従来の特許文献のものと同様のものであり(野縁および野縁受けにより構成)、そのような天井枠を天井スラブ1に吊り下げる吊りボルト2,2・・も、たとえば図1および図2に示されるように、その上端から下端までの外周面全体に所定の深さおよび所定の溝幅のネジ溝を有し、所定の軸径で上下方向にストレートに延びるボルト部材(頭部のないネジ溝付ロッド部材)により構成されている。そして、その上端側は、天井スラブ1中にインサートされた状態で強固に埋設(固定)されているスリーブ状の吊りボルト係止部材9の吊りボルト連結孔9a内に螺合されることにより連結係止されている。
この発明の実施の形態では、上述のように、複数本の野縁および野縁受けにより構成される天井枠における所定の野縁受けと複数本の吊りボルト2,2・・の内の所定の吊りボルト2の上端2aとの間に位置してブレース材(斜め補強材)5が連結され、吊りボルト2と野縁受けとの間で所定の内角関係の直角三角形を形成することによって、強固な天井下地トラス構造を実現し、有効に耐震強度を向上させるようになっている。
この実施の形態の場合、ブレース材5の上端5aと吊りボルト2の上端2aとは、たとえば図1および図2に示すように、ブレース材5,5・・による吊りボルト2の上端2aと天上枠側野縁受けとの対角線方向の連結長さおよび吊りボルト2とブレース材5との間の連結角度の調整、さらには連結されるブレース材5の軸周り方向の回動調整が可能なようにボルト軸用の連結金具(ブレース材連結金具)10を用いて強固に連結されるようになっている。
連結金具係止ホルダー11は、全体として所定の板厚の金属プレートよりなる金具本体11aの前端部11d部分が上記吊りボルト2の外周に嵌合(外嵌)される平面視U状の円弧形状、後端部11c部分が平面視コ状の方形状で、全体として前後方向に長い薄型の金属製の筒体構造となっている。
係合部材13は、平面視U状の金具本体13aよりなり、左右一対の側壁13b,13bは、上記連結金具係止ホルダー11の左右一対の側壁11b,11bの連結部がない円弧形状部分に対応した部分が逆に連結部(連結ボルト53の押圧部)13cがある円弧形状に形成されている。
そして、このようにして連結係止ホルダー11前端部11d内側の吊りボルト嵌挿部12に吊りボルト2を嵌合し、さらに上述のように連結ボルト53を螺合、回動してゆくと、上記ボルト連結金具51および連結ボルト53が45度傾斜方向に回動されるとともに、係合部材13が長穴13dを介して次第に吊りボルト嵌挿部12側に突出して行き、その前端側の係合部(凹凸部)13e、13eの全体を上記吊りボルト嵌挿部12内に嵌挿されている吊りボルト2のネジ溝に係合させた状態で押圧され、吊りボルト2を吊りボルト嵌挿部12部分に確実に固定する(図1および図2の状態を参照)。
吊りボルト2に対して連結されるブレース材5の上端5a部分には、たとえば図1および図2に示されるように、上記のようにして係合部材13を吊りボルト2の外周面に係合、圧着させる連結ボルト53の保持部材(連結ボルト53を保持し、かつ連結ボルト53とブレース材5とをトルクリミッター機能を有して連結保持する連結ボルト保持部材52が設けられている。
なお、上記ブレース材5の連結角度は、上述した45度の角度に限らず、それよりも小さい途中の連結角度に調整することもできる。
以上のように、本願発明に係るボルト軸用の連結金具、および該連結金具を用いた連結構造は、上述したような天井下地構造におけるボルト軸とブレース材の連結の場合だけでなく、その要旨を変更しない範囲で、同様のボルト軸に対して何らかの連結部材を連結する場合などに、広く適用できるものである。
2は、吊りボルト
5は、ブレース材
10は、連結金具
11は、連結金具係止ホルダー
12は、吊りボルト嵌挿部
12aは、吊りボルト嵌入口
13は、係合部材
13bは、側壁
13cは、連結部
13dは、長穴
13eは、係合部
51は、ボルト連結金具
52は、連結ボルト保持部材
53は、連結ボルト
53aは、連結ボルト53のボルト軸先端
54は、軸着ボルト
Claims (5)
- 所定の連結部材の一端を上下方向に延びるボルト軸の所定の位置に連結固定するためのボルト軸用の連結金具であって、上記ボルト軸を挿通するU状部の側部に上記ボルト軸を横から嵌入するボルト軸嵌入口を有し、該ボルト軸嵌入口を介して上記ボルト軸を嵌挿する連結金具係止ホルダーと、該連結金具係止ホルダー内にあって上記嵌挿されたボルト軸に向けてスライド可能に軸支され、左右一対の側壁部の先端に上記ボルト軸のネジ溝に係合する上下方向の係合部を備えたU状の係合部材と、上記連結係止ホルダーの左右両側に相対回転可能に軸着されたU状のボルト連結金具と、該ボルト連結金具の基端に設けられた連結ボルト螺合孔と、該連結ボルト螺合孔を介して先端側押圧部を上記係合部材のU状部基端に衝合する連結ボルトと、上記ボルト軸に対して連結される連結部材の一端側に取り付けられ、上記連結ボルトの基端側を保持する連結ボルト保持部材とを備え、上記連結ボルト螺合孔に螺合され、上記連結部材の回動操作によって回動される連結ボルトにより上記係合部材が押圧されて、その先端側左右一対の係合部が各々上記ボルト軸外周のネジ溝に係合すると共に、該係合時に何れか一方側の側壁部の先端が上記ボルト軸嵌入口を狭くするように構成されていることを特徴とするボルト軸用の連結金具。
- 連結ボルト保持部材は、一定の回動トルク以上の回動トルクで相対回転可能に連結ボルトを連結保持していることを特徴とする請求項1記載のボルト軸用の連結金具。
- 嵌挿されたボルト軸に向けてスライド可能に軸支されたU状の係合部材は、左右一対の側壁部に上記ボルト軸方向に延びる長穴を備え、該長穴を介して連結金具係止ホルダー内に軸支されていることを特徴とする請求項1又は2記載のボルト軸用の連結金具。
- 連結係止ホルダーの吊りボルト嵌挿部の他端には、ボルト連結金具を介して相対回転可能に連結された連結ボルトを所定の回転角位置に位置決めする位置規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1,2または3記載のボルト軸用の連結金具。
- ボルト軸が天上枠吊り下げ用の吊りボルトであり、連結部材が吊りボルト上端と天上枠との間に連結されるブレース材であることを特徴とする請求項1,2,3または4記載のボルト軸用の連結金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018132643A JP7132776B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | ボルト軸用の連結金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018132643A JP7132776B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | ボルト軸用の連結金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020007881A true JP2020007881A (ja) | 2020-01-16 |
JP7132776B2 JP7132776B2 (ja) | 2022-09-07 |
Family
ID=69150882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018132643A Active JP7132776B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | ボルト軸用の連結金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7132776B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183507A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 株式会社オクオ | ブレース上部取付金具 |
JP2015212503A (ja) * | 2014-05-07 | 2015-11-26 | 株式会社佐藤型鋼製作所 | 斜め補強部材用取付金具 |
JP2016056601A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | 株式会社サワタ | 筋交いの取付装置 |
JP2017133354A (ja) * | 2017-01-30 | 2017-08-03 | 株式会社佐藤型鋼製作所 | ボルト軸用の連結金具 |
-
2018
- 2018-07-12 JP JP2018132643A patent/JP7132776B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015183507A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 株式会社オクオ | ブレース上部取付金具 |
JP2015212503A (ja) * | 2014-05-07 | 2015-11-26 | 株式会社佐藤型鋼製作所 | 斜め補強部材用取付金具 |
JP2016056601A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | 株式会社サワタ | 筋交いの取付装置 |
JP2017133354A (ja) * | 2017-01-30 | 2017-08-03 | 株式会社佐藤型鋼製作所 | ボルト軸用の連結金具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7132776B2 (ja) | 2022-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7959140B2 (en) | Magnetic positioning device | |
JPS58191878A (ja) | トルク・ロッド調整装置 | |
US8250822B2 (en) | Wall framing system, method and product | |
KR101664803B1 (ko) | 공동주택용 배관 지지장치 | |
US20230265873A1 (en) | Strut and Clip Assembly for Stiffening a Hanger Rod | |
JP7202111B2 (ja) | ブレース材連結金具 | |
KR102017180B1 (ko) | 건축용 외장패널 고정장치 | |
EP2216575B1 (de) | Befestigungselement, Vorrichtung sowie Verfahren zum Befestigen eines flexiblen Rohres | |
JP2020007881A (ja) | ボルト軸用の連結金具 | |
JP6609275B2 (ja) | ボルト軸用の連結金具 | |
KR101582617B1 (ko) | 비계 파이프용 클램프 | |
JP6097121B2 (ja) | ブレース取付金具 | |
US20130223952A1 (en) | Wall mounted anchor assembly with reinforcing insert | |
KR20170111220A (ko) | 비계 파이프용 클램프 | |
JP6307371B2 (ja) | 穴吊りクランプ | |
JP3181057U (ja) | パイプクランプ | |
JP6693758B2 (ja) | ボルト軸用の連結金具 | |
JP7452858B2 (ja) | ブレース連結金具 | |
JP2014125850A (ja) | 連結金具、および連結方法 | |
JP5916182B1 (ja) | 控え金具 | |
KR102405317B1 (ko) | 파일절단장치 | |
KR20080004207U (ko) | 인삼밭용 차광막 골조 연결구 | |
US20050002753A1 (en) | Rotary fastener, fastenable material, fastener system, and storage system | |
JP5528265B2 (ja) | 固定具 | |
JP7124244B1 (ja) | パイプ用ジョイント部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220524 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220823 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7132776 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |