JP2019194061A - 人力駆動車用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搭乗者が快適にペダリングできる人力駆動車用制御装置を提供する。【解決手段】人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで前記モータによるアシスト力を増加させるように前記モータを制御し、前記予め定める上限値は、前記人力駆動車に入力される荷重情報に応じて設定される。【選択図】図4

Description

本発明は、人力駆動車用制御装置に関する。
特許文献1には、人力駆動車の推進をアシストするモータと、人力駆動車の変速比を変更する電動変速機とを備える人力駆動車が開示されている。
特開2001−280464号公報
人力駆動車の搭乗者に応じて快適と感じるペダリング状態が異なるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリング状態となるようにモータまたは変速機を制御することが好ましい。
本発明の目的の1つは、搭乗者が快適にペダリングできるように人力駆動車を制御する人力駆動車用制御装置を提供することである。
本開示の第1側面に従う人力駆動車用制御装置は、人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで前記モータによるアシスト力を増加させるように前記モータを制御し、前記予め定める上限値は、前記人力駆動車に入力される荷重情報に応じて設定される。
第1側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車の搭乗者に対応する荷重情報に応じて予め定められる上限値を設定できるので、搭乗者にとって快適と感じるペダリング状態となるようにモータを制御できる。
本開示の第2側面の人力駆動車用制御装置において、人力駆動車の変速機を制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで変速比を小さくするように前記変速機を制御し、前記予め定める上限値は、前記人力駆動車に入力される荷重情報に応じて設定される。
第2側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車の搭乗者に対応する荷重情報に応じて予め定められる上限値を設定できるので、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるように変速機を制御できる。
本開示の第1または第2側面に従う第3側面の人力駆動車用制御装置において、前記荷重情報は、前記人力駆動車の搭乗者の体重情報を含む。
第3側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者の体重情報に応じて予め定められる上限値が設定されることによって、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第3側面に従う第4側面の人力駆動車用制御装置において、前記体重情報を入力する入力部をさらに含む。
第4側面の人力駆動車用制御装置によれば、入力部によって搭乗者の体重情報を好適に入力できる。
本開示の第3または第4側面に従う第5側面の人力駆動車用制御装置において、前記荷重情報は、前記搭乗者の前記体重情報から推定される前記搭乗者の脚の重量に応じたペダル荷重情報を含む。
第5側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者の脚の重量に応じて予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第1または第2側面に従う第6側面の人力駆動車用制御装置において、前記人力駆動車のペダルに設けられ、前記ペダルに与えられる荷重を検出する第1荷重センサをさらに含み、前記第1荷重センサによって前記荷重情報が検出される。
第6側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者がペダルに実際に与える荷重情報に応じて予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第6側面に従う第7側面の人力駆動車用制御装置において、搭乗者が前記人力駆動車に搭乗中において検出される前記荷重情報に応じて、前記予め定める上限値が設定される。
第7側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者が人力駆動車に搭乗した状態で、荷重情報に応じて予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第6または第7側面に従う第8側面の人力駆動車用制御装置において、前記人力駆動車のクランクが予め定める角度範囲に位置する状態において、前記第1荷重センサによって検出される前記荷重情報に応じて、前記予め定める上限値が設定される。
第8側面の人力駆動車用制御装置によれば、クランクが予め定める角度範囲に位置する状態で、荷重情報に応じて予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第1または第2側面に従う第9側面の人力駆動車用制御装置において、前記人力駆動車の搭乗部に設けられ、前記搭乗部に与えられる荷重を検出する第2荷重センサをさらに含み、前記第2荷重センサによって前記荷重情報が検出される。
第9側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者の体重情報を検出し、検出された体重情報に応じて予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第9側面に従う第10側面の人力駆動車用制御装置において、前記搭乗部は、サドルおよびシートポストの少なくとも一方を含む。
第10側面の人力駆動車用制御装置によれば、サドルおよびシートポストの少なくとも一方において、搭乗者の体重情報を検出できる。
本開示の第9または第10側面に従う第11側面の人力駆動車用制御装置において、前記荷重情報は、前記第2荷重センサによって検出される前記荷重情報から推定される搭乗者の脚の重量に応じたペダル荷重情報を含む。
第11側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者の脚の重量を推定し、推定された体重情報に応じて予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第1または第2側面に従う第12側面の人力駆動車用制御装置において、前記荷重情報は、前記人力駆動車のペダルに与えられる荷重を示すペダル荷重情報を含み、前記人力駆動車のクランクの長さと、重力加速度と、前記ペダル荷重情報と、を乗算することによって、前記予め定める上限値が設定される。
第12側面の人力駆動車用制御装置によれば、ペダル荷重情報から演算される搭乗者の入力トルクによって予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第1または第2側面に従う第13側面の人力駆動車用制御装置において、前記人力駆動車に入力される人力駆動力を検出するトルクセンサをさらに含み、前記トルクセンサの検出結果に応じて前記荷重情報が設定される。
第13側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者の入力トルクに応じて予め定める上限値が設定されるため、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示の第13側面に従う第14側面の人力駆動車用制御装置において、前記トルクセンサは、前記人力駆動車のクランクに与えられるトルクを検出する。
第14側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動車のクランクに与えられるトルクを好適に検出できる。
本開示の第1〜第14側面のいずれか一つに従う第15側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動車の搭乗者の疲労度に応じて、前記予め定める上限値および前記人力駆動車に入力される荷重情報の少なくとも一方を補正する。
第15側面の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値および荷重情報の少なくとも一方を補正することによって、搭乗者にとって常に快適と感じるペダリングとなるようにモータまたは変速機を制御できる。
本開示に従う第16側面の人力駆動車用制御装置において、人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで前記モータによるアシスト力を増加させるように前記モータを制御し、前記予め定める上限値は、前記人力駆動車のクランクが予め定める角度に位置する状態において、前記クランクに与えられる前記人力駆動力に応じて設定される。
第16側面の人力駆動車用制御装置によれば、クランクが予め定める角度範囲に位置する状態で、荷重情報に応じて予め定められる上限値が設定されることによって、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるようにモータを制御できる。
本開示に従う第17側面の人力駆動車用制御装置において、人力駆動車の変速機を制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで変速比を小さくするように前記変速機を制御し、前記予め定める上限値は、前記人力駆動車のクランクが予め定める角度に位置する状態において、前記クランクに与えられる前記人力駆動力に応じて設定される。
第17側面の人力駆動車用制御装置によれば、クランクが予め定める角度範囲に位置する状態で、クランクに与えられる人力駆動力に応じて予め定められる上限値が設定されることによって、搭乗者にとって快適と感じるペダリングとなるように変速機を制御できる。
本開示の第1または第16側面に従う第18側面の人力駆動車用制御装置において、前記制御部は、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になった後、前記人力駆動力が予め定める下限値以下になると、前記モータによる前記アシスト力を減少させるように前記モータを制御する。
第18側面の人力駆動車用制御装置によれば、人力駆動力が低下すると、アシスト力も低下させることによって、搭乗者にとってより快適と感じるペダリングとなるようにモータを制御できる。
本開示の人力駆動車用制御装置によれば、搭乗者が快適にペダリングできるように人力駆動車を制御することができる。
第1実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の側面図。 人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 (a)は体重情報と予め定める上限値との関係の一例を示すグラフ、(b)は体重情報と予め定める下限値との関係の一例を示すグラフ。 人力駆動車用制御装置の制御部が実行するアシスト処理の処理手順を示すフローチャート。 制御部が実行する搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値を補正する処理の処理手順を示すフローチャート。 搭乗時間と疲労度との関係の一例を示すグラフ。 搭乗者の心拍数と疲労度との関係の一例を示すグラフ。 疲労度と予め定める上限値との関係の一例を示すグラフ。 制御部が実行する搭乗者の疲労度に応じて荷重情報を補正する処理の処理手順を示すフローチャート。 疲労度と荷重情報を補正する係数との関係の一例を示すグラフ。 第2実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 図11の人力駆動車用制御装置の制御部が実行する予め定める上限値を設定する処理の処理手順を示すフローチャート。 第3実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 図13の人力駆動車用制御装置の制御部が実行する予め定める上限値を設定する処理の処理手順を示すフローチャート。 第4実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 第5実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 図16の制御部が実行する予め定める上限値を設定する処理の処理手順を示すフローチャート。 第6実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の制御部が実行する予め定める上限値を設定する処理の処理手順を示すフローチャート。 第7実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 図19の人力駆動車用制御装置の制御部が実行する変速比変更処理の処理手順を示すフローチャート。 第8実施形態の人力駆動車用制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 変形例の人力駆動車用制御装置のブロック図。 別の変形例の人力駆動車用制御装置のブロック図。
(第1実施形態)
図1〜図10を参照して、第1実施形態の人力駆動車用制御装置40について説明する。以下、人力駆動車用制御装置40を、単に制御装置40と記載する。制御装置40は、人力駆動車10に設けられる。人力駆動車10は、少なくとも人力駆動力によって駆動することができる車両である。人力駆動車10は、車輪の数が限定されず、例えば1輪車および3輪以上の車輪を有する車両も含む。人力駆動車10は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、および、リカンベントなどの種々の種類の自転車、ならびに、電動アシスト自転車(E−bike)を含む。以下、実施形態において、人力駆動車10を、自転車として説明する。
図1に示されるとおり、人力駆動車10は、クランク12と、駆動輪14と、モータ16と、を含む。人力駆動車10は、フレーム18をさらに含む。クランク12には、人力駆動力が入力される。クランク12は、フレーム18に対して回転可能なクランク軸12Aと、クランク軸12Aの軸方向の両端部にそれぞれ設けられるクランクアーム12Bとを含む。各クランクアーム12Bには、ペダル20が連結される。駆動輪14は、クランク12が回転することによって駆動される。駆動輪14は、フレーム18に支持される。クランク12と駆動輪14とは、駆動機構22によって連結される。駆動機構22は、クランク軸12Aに結合される第1回転体24を含む。クランク軸12Aと第1回転体24とは、第1ワンウェイクラッチを介して結合されていてもよい。第1ワンウェイクラッチは、クランク12が前転した場合に、第1回転体24を前転させ、クランク12が後転した場合に、第1回転体24を後転させないように構成される。第1回転体24は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。駆動機構22は、連結部材26と、第2回転体28とをさらに含む。連結部材26は、第1回転体24の回転力を第2回転体28に伝達する。連結部材26は、例えば、チェーン、ベルト、または、シャフトを含む。
第2回転体28は、駆動輪14に連結される。第2回転体28は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。第2回転体28と駆動輪14との間には、第2ワンウェイクラッチが設けられていることが好ましい。第2ワンウェイクラッチは、第2回転体28が前転した場合に、駆動輪14を前転させ、第2回転体28が後転した場合に、駆動輪14を後転させないように構成される。
人力駆動車10は、前輪および後輪を含む。フレーム18には、フロントフォーク18Aを介して前輪が取り付けられている。フロントフォーク18Aには、ハンドルバー10Hがステム18Bを介して連結されている。以下の実施形態では、後輪を駆動輪14として説明するが、前輪が駆動輪14であってもよい。
図2に示されるとおり、人力駆動車10は、モータ16の駆動回路30、バッテリ32、トルクセンサ34、疲労検出部36、および、制御装置40をさらに含む。
モータ16および駆動回路30は、同一のハウジングに設けられることが好ましい。駆動回路30は、バッテリ32からモータ16に供給される電力を制御する。駆動回路30は、制御装置40の制御部42と有線または無線によって通信可能に接続される。駆動回路30は、例えばシリアル通信によって制御部42と通信可能である。駆動回路30は、制御部42からの制御信号に応じてモータ16を駆動させる。駆動回路30は、制御装置40に含まれていてもよく、制御部42に含まれていてもよい。モータ16は、人力駆動車10の推進をアシストするように構成される。モータ16は、電気モータを含む。モータ16は、ペダル20から後輪までの人力駆動力の伝達経路、または、前輪に回転を伝達するように設けられる。モータ16は、人力駆動車10のフレーム18、後輪、または、前輪に設けられる。本実施形態では、モータ16は、クランク軸12Aから第1回転体24までの動力伝達経路に結合される。モータ16とクランク軸12Aとの間の動力伝達経路には、クランク軸12Aを人力駆動車10が前進する方向に回転させた場合にクランク12の回転力によってモータ16が回転しないようにワンウェイクラッチが設けられるのが好ましい。モータ16および駆動回路30が設けられるハウジングには、モータ16および駆動回路30以外の構成が設けられてもよく、例えばモータ16の回転を減速して出力する減速機が設けられてもよい。駆動回路30は、インバータ回路を含む。
バッテリ32は、1または複数のバッテリセルを含む。バッテリセルは、充電池を含む。バッテリ32は、人力駆動車10に設けられ、バッテリ32と有線で電気的に接続されている他の電気部品、例えば、モータ16および制御装置40に電力を供給する。バッテリ32は、制御部42と有線または無線によって通信可能に接続される。バッテリ32は、例えばPLC(Power Line Communication)によって制御部42と通信可能である。バッテリ32は、フレーム18の外部に取り付けられてもよく、少なくとも一部がフレーム18の内部に収容されてもよい。
トルクセンサ34は、モータ16が設けられるハウジングに設けられる。トルクセンサ34は、人力駆動車10に入力される人力駆動力を検出する。一例では、トルクセンサ34は、人力駆動車10のクランク12に与えられるトルクを検出する。トルクセンサ34は、例えば、動力伝達経路に第1ワンウェイクラッチが設けられる場合、動力伝達経路において第1ワンウェイクラッチよりも上流側に設けられる。トルクセンサ34は、歪センサまたは磁歪センサなどを含む。歪センサは、歪ゲージを含む。トルクセンサ34が歪センサを含む場合、歪センサは、例えば、動力伝達経路に含まれる回転体の外周部に設けられる。トルクセンサ34は、無線または有線の通信部を含んでいてもよい。トルクセンサ34の通信部は、制御装置40の制御部42と通信可能に構成される。
疲労検出部36は、人力駆動車10の走行時間を測定する第1センサ、および、人力駆動車10の搭乗者の心拍数に関する情報を検出する第2センサの少なくとも一方を含む。疲労検出部36は、第1センサを含み、かつ第2センサを含まない構成であってもよいし、第2センサを含み、かつ第1センサを含まない構成であってもよいし、第1センサおよび第2センサの両方を含む構成であってもよい。第1センサの一例は、タイマである。タイマは、有線または無線によって制御部42と通信可能に接続される。疲労検出部36に第1センサが用いられる場合、疲労検出部36は制御部42に含まれてもよい。図2では、制御部42と疲労検出部36とが個別に設けられる構成を例示している。第1センサは、例えばクランク回転センサ(図示略)によってクランク12が前転したことを検出したとき、タイマのカウントを開始する。第1センサは、クランク12が前転しない場合、タイマのカウントを停止する。第1センサは、所定時間にわたりクランク12が前転していない場合、タイマのカウントをリセットする。第2センサの一例は、搭乗者の手首に装着され、搭乗者の手首の脈波を測定する脈波センサである。脈波センサは、有線または無線によって制御装置40の制御部42と通信可能に接続される。
制御装置40は、人力駆動車10の推進をアシストするモータ16を制御する制御部42を含む。一例では、制御装置40は、記憶部44をさらに含む。制御部42は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御部42は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。制御部42は、複数の場所に離れて配置される複数の演算処理装置を含んでいてもよい。記憶部44には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部44は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。制御部42および記憶部44は、例えばモータ16が設けられるハウジングに設けられる。
制御部42は、モータ16を、人力駆動車10に入力される人力駆動力に応じて制御する。本実施形態では、人力駆動力はトルク(Nm)によって示される。制御部42は、人力駆動力が第1所定値TX1以上になると、モータ16の駆動を開始し、人力駆動力が第2所定値TX2以下になると、モータ16の駆動を停止する。第1所定値TX1の一例は、5Nmである。第2所定値TX2の一例は、3Nmである。制御部42は、人力駆動車10の搭乗者が適切な人力駆動力で人力駆動車10を走行できるようにモータ16を制御するアシスト処理を実行する。アシスト処理において、制御部42は、人力駆動車10に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、人力駆動車10が予め定める上限値未満になるまでモータ16によるアシスト力を増加させるようにモータ16を制御する。予め定める上限値は、人力駆動車10に入力される荷重情報に応じて設定される。荷重情報は、人力駆動車10の搭乗者の体重情報を含む。体重情報は、人力駆動車10に実際に搭乗する搭乗者の体重、または、搭乗すると推定される複数の搭乗者の平均体重を含む。搭乗すると推定される複数の搭乗者の平均体重は、一家族の平均体重であってもよいし、予め定める国または地域における性別ごとの平均体重であってもよい。制御部42は、人力駆動力に対するモータ16によるアシスト力の比率が、予め定める比率となるように、モータ16を制御可能に構成される。
アシスト処理において、制御部42は、人力駆動力が予め定める上限値未満になった後、人力駆動力が予め定める下限値以下になると、モータ16によるアシスト力を減少させるようにモータ16を制御する。本実施形態では、予め定める上限値および下限値はそれぞれ、トルク(Nm)によって示される。予め定める上限値および下限値はそれぞれ、第1および第2所定値TX1,TX2よりも大きい。
制御装置40は、体重情報を入力する入力部46を含む。入力部46は、制御部42と有線または無線によって通信可能に接続される。制御部42は、入力部46からの人力駆動車10の搭乗者の体重情報を記憶部44に記憶する。記憶部44には、予め定める国または地域および性別ごとの体重情報が予め記憶されていてもよい。この場合、ユーザは、例えば入力部46を操作して、予め定める国または地域および性別を選択することによって、体重情報を制御部42に通信してもよい。
記憶部44には、人力駆動車10の搭乗者の体重と予め定める上限値との関係を示す情報と、人力駆動車10の搭乗者の体重と予め定める下限値との関係を示す情報とが記憶されている。人力駆動車10の搭乗者の体重と予め定める上限値との関係を示す情報は、図3(a)に示すようにグラフとして記憶部44に記憶されていてもよく、関係式として記憶部44に記憶されていてもよく、図3(a)に示すように体重と予め定める上限値との対応関係を示すデータが演算用テーブルとして記憶部44に記憶されていてもよい。人力駆動車10の搭乗者の体重と予め定める下限値との関係を示す情報は、図3(b)に示すようにグラフとして記憶部44に記憶されていてもよく、関係式として記憶部44に記憶されていてもよく、図3(b)に示すように体重と予め定める下限値との対応関係を示すデータが演算用テーブルとして記憶部44に記憶されていてもよい。搭乗者が入力部46を操作して搭乗者の体重情報を入力した場合、制御部42は、例えば図3(a)のグラフを用いて、入力された体重から予め定める上限値を設定し、例えば図3(b)のグラフを用いて、入力された体重から予め定める下限値を設定する。
図4を参照して、アシスト処理の処理手順について説明する。制御部42は、制御部42にバッテリ32から電力が供給されると、処理を開始して図4に示すフローチャートのステップS11に移行する。制御部42は、電力が供給されている限り、所定時間毎にステップS11からの処理を繰り返し実行する。
制御部42は、ステップS11においてトルクセンサ34の検出情報から人力駆動力を取得して、ステップS12に移行する。制御部42は、ステップS12において人力駆動力が第1所定値TX1以上か否かを判定する。制御部42は、ステップS11で取得した人力駆動力と第1所定値TX1とを比較する。制御部42は、ステップS12において人力駆動力が第1所定値TX1以上であると判定すると、ステップS13に移行する。制御部42は、ステップS12において人力駆動力が第1所定値TX1以上ではないと判定すると、ステップS11に移行する。
制御部42は、ステップS13において人力駆動力が予め定める上限値以上か否かを判定する。制御部42は、ステップS13においてステップS11で取得した人力駆動力と予め定める上限値とを比較する。
制御部42は、ステップS13において人力駆動力が予め定める上限値以上であると判定すると、ステップS14においてモータ16によるアシスト力を増加させた後、ステップS18に移行する。制御部42は、ステップS14において、人力駆動力に対するモータ16によるアシスト力が予め定める比率よりも大きくなるように、モータ16によるアシスト力を増加させる。モータ16によってアシスト力を増加させる方法としては、次の第1の例〜第5の例が挙げられる。第1の例では、制御部42は、予め定める比率を増加することによって、モータ16によるアシスト力を増加させる。第2の例では、制御部42は、モータ16によるアシスト力に予め決められた所定値を加算することによってモータ16によるアシスト力を増加させる。第3の例では、モータ16によるアシスト力に予め定める第1の係数を乗算することによってモータ16によるアシスト力を増加させる。第1の係数は、1よりも大きい値である。第4の例では、制御部42は、人力駆動力と予め定める上限値との差分を演算し、演算された差分に応じた値をモータ16によるアシスト力に加算することによってモータ16によるアシスト力を増加させる。第5の例では、人力駆動力と予め定める上限値との差分を演算し、演算された差分に応じた第2の係数をモータ16によるアシスト力に乗算することによってモータ16によるアシスト力を増加させる。第2の係数は、1よりも大きい値である。制御部42は、予め定める比率が、法規で定められる上限比率以下の範囲内において、モータ16によるアシスト力を増加可能である。
制御部42は、ステップS13において人力駆動力が予め定める上限値未満であると判定すると、ステップS15に移行する。制御部42は、ステップS15において人力駆動力が予め定める下限値以下か否かを判定する。制御部42は、ステップS15において、ステップS11で取得した人力駆動力と予め定める下限値とを比較する。
制御部42は、ステップS15において人力駆動力が予め定める下限値以下であると判定すると、ステップS16においてモータ16によるアシスト力を減少させて、ステップS18に移行する。制御部42は、ステップS16において、人力駆動力に対するモータ16によるアシスト力が予め定める比率よりも小さくなるように、モータ16によるアシスト力を減少させる。モータ16によるアシスト力の減少方法としては、次の第1の例〜第5の例が挙げられる。第1の例では、制御部42は、予め定める比率を減少することによって、モータ16によるアシスト力を減少させる。第2の例では、制御部42は、モータ16によるアシスト力に予め決められた所定値を減算することによってモータ16によるアシスト力を減少させる。第3の例では、モータ16によるアシスト力に予め定める第3の係数を乗算することによってモータ16によるアシスト力を減少させる。第3の係数は、0よりも大きく1よりも小さい値である。第4の例では、制御部42は、人力駆動力と予め定める下限値との差分を演算し、演算された差分に応じた値をモータ16によるアシスト力に減算することによってモータ16によるアシスト力を減少させる。第5の例では、人力駆動力と予め定める下限値との差分を演算し、演算された差分に応じた第4の係数をモータ16によるアシスト力に乗算することによってモータ16によるアシスト力を減少させる。第4の係数は、0よりも大きく1よりも小さい値である。
制御部42は、ステップS15において人力駆動力が予め定める下限値以下ではないと判定すると、ステップS17に移行する。制御部42は、ステップS17において、人力駆動力に対するモータ16によるアシスト力が、予め定める比率となるようにモータ16を制御して、ステップS18に移行する。
制御部42は、ステップS18において人力駆動力が第2所定値TX2以下か否かを判定する。制御部42は、ステップS11で取得した人力駆動力と第2所定値TX2とを比較する。制御部42は、ステップS18において人力駆動力が第2所定値TX2以下であると判定すると、ステップS19に移行する。制御部42は、ステップS19においてモータ16を停止して、処理を終了する。制御部42は、ステップS18において人力駆動力が第2所定値TX2以下ではないと判定すると、処理を終了する。
次に、図5〜図10を参照して、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じたモータ16のアシスト力の補正処理について説明する。
制御部42は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて、予め定める上限値および荷重情報の少なくとも一方を補正する。これによって、予め定める上限値と荷重情報との関係が疲労度に応じて変更されるため、モータ16のアシスト力が変更される。制御部58は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて荷重情報を補正し、予め定める上限値を補正しなくてもよい。制御部58は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値および荷重情報をそれぞれ補正してもよい。
制御部42は、疲労検出部36の検出情報に応じて人力駆動車10の搭乗者の疲労度を演算する。疲労検出部36が第2センサを含む場合、記憶部44には、人力駆動車10の搭乗時間と疲労度との関係を表す情報が記憶されている。人力駆動車10の搭乗時間と疲労度との関係を表す情報は、図6に示されるようなグラフとして記憶部44に記憶されていてもよく、関係式として記憶部44に記憶されていてもよい。図6では、人力駆動車10の搭乗時間が長くなるにつれて疲労度が高くなる場合について示している。制御部42は、第2センサから検出された人力駆動車10の搭乗時間から搭乗者の疲労度を演算する。疲労検出部36が第1センサを含む場合、記憶部44には、心拍数と疲労度との関係を表す情報が記憶されている。心拍数と疲労度との関係を表す情報は、図7に示されるように、グラフとして記憶部44に記憶されていてもよく、関係式として記憶部44に記憶されていてもよい。図7では、搭乗者の心拍数が高くなるにつれて疲労度が高くなる場合について示している。制御部42は、第1センサから検出された搭乗者の心拍数に応じて搭乗者の疲労度を演算する。
図5は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値を補正する場合の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、アシスト処理が実行される期間において所定時間毎に繰り返し実行される。
制御部42は、ステップS21において人力駆動車10の搭乗者の疲労度が閾値以上か否かを判定する。制御部42は、疲労検出部36の検出情報に応じて疲労度を演算し、演算した疲労度と閾値とを比較する。閾値は、試験等によって予め設定される。
制御部42は、ステップS21において人力駆動車10の搭乗者の疲労度が閾値以上であると判定すると、ステップS22において予め定める上限値を補正する。制御部42は、ステップS21において人力駆動車10の搭乗者の疲労度が閾値未満であると判定すると、一旦処理を終了する。この場合、予め定める上限値は補正されない。
予め定める上限値を補正する場合、記憶部44には、疲労度と予め定める上限値との関係を表す情報が記憶されている。疲労度と予め定める上限値との関係を表す情報は、図8に示されるように、グラフとして記憶部44に記憶されていてもよく、関係式として記憶部44に記憶されていてもよい。図8では、疲労度が高くなるにつれて予め定める上限値が小さくなる場合について示している。制御部42は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度が高くなるにつれて、モータ16によるアシスト力が大きくなるように、モータ16を制御する。制御部42は、演算した疲労度から予め定める上限値を演算する。予め定める上限値を変更する場合、制御部42は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度が閾値以上であると判定すると、予め定める上限値から所定値分だけ減算した値、または、予め定める上限値に予め定める第5の係数を乗算した値を新たな上限値として設定してもよい。第5の係数は、0よりも大きく1よりも小さい値である。
図9は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて荷重情報を補正する場合の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、アシスト処理が実行される期間において所定時間毎に繰り返し実行される。
制御部42は、ステップS31において人力駆動車10の搭乗者の疲労度が閾値以上か否かを判定する。この判定は、図5のステップS21と同じである。
制御部42は、ステップS31において人力駆動車10の搭乗者の疲労度が閾値以上である判定すると、ステップS32において荷重情報を補正する。制御部42は、ステップS31において人力駆動車10の搭乗者の疲労度が閾値未満であると判定すると、一旦処理を終了する。この場合、荷重情報は補正されない。
荷重情報を補正する場合、記憶部44には、疲労度と、荷重情報を補正するための係数との関係を表す情報が記憶されている。疲労度と、荷重情報を補正するための係数との関係を表す情報は、図10に示されるように、グラフとして記憶部44に記憶されていてもよく、関係式として記憶部44に記憶されていてもよい。図10では、疲労度が高くなるにつれて荷重情報を補正するための係数が小さくなる場合について示している。荷重情報を補正するための係数は、0よりも大きくかつ1以下である。一例では、係数は、疲労度が低い場合が1であり、疲労度が高くなるにつれて1から徐々に小さくなる。制御部42は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度が高くなるにつれて、モータ16によるアシスト力が大きくなるように、モータ16を制御する。制御部42は、演算した疲労度から、荷重情報を補正するための係数を演算する。制御部42は、荷重情報を補正するための係数と荷重情報とを乗算して、新たな荷重情報を取得する。制御部42は、例えば図3(a)のグラフを用いて取得した新たな荷重情報から予め定める上限値を取得する。
本実施形態では、制御部42は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値を補正し、荷重情報は補正しない。制御部42は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて荷重情報を補正し、予め定める上限値を補正しなくてもよい。制御部42は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値および荷重情報をそれぞれ補正してもよい。
(第2実施形態)
図11および図12を参照して、第2実施形態の制御装置40について説明する。第2実施形態の制御装置40は、第1実施形態の制御装置40と比較して、荷重情報の取得方法が主に異なる。以下の説明では、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11に示されるように、制御装置40は、人力駆動車10のペダル20に設けられ、ペダル20に与えられる荷重を検出する第1荷重センサ48をさらに含む。第1荷重センサ48によって荷重情報が検出される。第1荷重センサ48は、制御部42と有線または無線によって通信可能に接続される。第1荷重センサ48は、第1荷重センサ48の検出情報を制御部42に出力する。第1荷重センサ48は、所定のサンプリング周期毎にペダル20に与えられる荷重を検出する。
制御装置40は、操作スイッチ50をさらに含む。操作スイッチ50は、1または複数のスイッチを含む。操作スイッチ50は、制御部42と有線または無線によって通信可能に接続される。制御部42は、時間を計測するためのカウンタ42Aを含む。制御部42は、操作スイッチ50が操作されたときにカウンタ42Aによるカウントを開始する。第1実施形態の入力部46は、操作スイッチ50を含んでもよい。
本実施形態では、搭乗者が人力駆動車10に搭乗中において検出される荷重情報に応じて予め定める上限値が設定される。一例では、制御部42は、通常モードと、予め定める上限値を設定するキャリブレーションモードとを含む。操作スイッチ50が操作された場合、制御部42はキャリブレーションモードに設定する。一例では、通常モードは、キャリブレーションモードに設定されていない場合のモードであって、第1実施形態の制御を実行可能なモードである。制御部42は、キャリブレーションモードにおいて第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて予め定める上限値を設定する。
図12は、キャリブレーションモードにおいて、予め定める上限値を設定する処理の処理手順を示すフローチャートである。本実施形態では、制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態で操作スイッチ50が操作されると、処理を開始して図12に示すフローチャートのステップS41に移行する。制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態か否かは、例えば第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて判定可能である。一例では、制御部42は、第1荷重センサ48によって検出される荷重情報が所定値以上の場合、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態であると判定する。
制御部42は、ステップS41においてカウンタ42Aによるカウントを開始し、ステップS42において荷重情報を取得し、ステップS43に移行する。制御部42は、第1荷重センサ48によって検出される、ペダル20に与えられる荷重を荷重情報として取得する。
制御部42は、ステップS43において積算したカウント数が閾値以上か否かを判定する。閾値は、例えばキャリブレーションモードにおいてカウントを開始してから搭乗者がクランク12を1回転させるために必要な時間の最大値となるようなカウント数であり、試験等によって予め設定される。
制御部42は、ステップS43において積算したカウント数が閾値未満であると判定すると、ステップS42に移行する。これによって、カウント数が閾値に達するまで第1荷重センサ48によって検出される荷重情報を取得し続ける。取得した荷重情報は、記憶部44に記憶される。制御部42は、ステップS43において積算したカウント数が閾値以上であると判定すると、ステップS44において取得した荷重情報のうちの最大値に応じて予め定める上限値を設定する。制御部42は、カウントを開始してからカウント数が閾値に達するまでの期間において取得した複数の荷重情報を、記憶部44を通じて参照し、複数の荷重情報のうちの最大値に応じて予め定める上限値を設定する。一例では、荷重情報は、人力駆動車10のペダル20に与えられる荷重を示すペダル荷重情報を含み、人力駆動車10のクランク12の長さと、重力加速度と、ペダル荷重情報と、を乗算することによって、予め定められる上限値が設定される。本実施形態においてペダル荷重情報は、ペダルに与えられる最大の荷重を表す。クランク12の長さは、例えばクランク軸12Aの中心軸心からクランクアーム12Bのペダル軸の軸心までの長さによって規定される。クランク12の長さおよび重力加速度は、記憶部44に記憶されている。制御部42は、ステップS44において取得した荷重情報のうちの最大値と、記憶部44に記憶されたクランク12の長さと、重力加速度とを乗算することによって演算したトルクを予め定める上限値に設定する。制御部42は、予め定める上限値が設定された後、ステップS45においてカウント数をリセットする。制御部42は、ステップS44において人力駆動車10のクランク12の長さと、ペダル荷重情報とを乗算することによって、予め定められる上限値が設定されてもよい。
(第3実施形態)
図13および図14を参照して、第3実施形態の制御装置40について説明する。第3実施形態の制御装置40は、第2実施形態の制御装置40と比較して、荷重情報の取得方法が主に異なる。以下の説明では、第2実施形態と共通する構成については、第2実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
人力駆動車10は、クランク回転センサ52をさらに含む。クランク回転センサ52は、クランクアーム12Bの回転位相位置、回転量、および、回転方向の少なくとも1つを検出する。クランク回転センサ52は、クランクアーム12Bの回転位相位置、回転量、および、回転方向のうちの回転位相位置を検出し、かつ回転量および回転方向を検出しなくてもよい。クランク回転センサ52は、クランクアーム12Bの回転量を検出し、かつ回転位相位置および回転方向を検出しなくてもよい。クランク回転センサ52は、クランクアーム12Bの回転方向を検出し、かつ回転量および回転位相位置を検出しなくてもよい。クランク回転センサ52は、クランクアーム12Bの回転位相位置、回転量、および、回転方向のうちの任意の2つの組み合わせについて検出し、残りの1つを検出しなくてもよい。クランク回転センサ52は、クランクアーム12Bの回転位相位置、回転量、および、回転方向の全てを検出してもよい。クランク回転センサ52は、人力駆動車10のフレーム18またはモータ16が設けられるハウジングに取り付けられる。クランク回転センサ52は、磁界の強度に応じた信号を出力する磁気センサを含んで構成される。周方向に磁界の強度が変化する環状の磁石が、クランク軸12Aまたはクランク軸12Aから第1回転体24までの間の動力伝達経路に設けられる。
クランク回転センサ52は、クランク軸12Aから第1回転体24までの人力駆動力の伝達経路において、クランク軸12Aと一体に回転する部材に設けられてもよい。例えば、クランク回転センサ52は、クランク軸12Aと第1回転体24との間にワンウェイクラッチが設けられない場合、第1回転体24に設けられてもよい。
本実施形態では、人力駆動車10のクランク12が予め定める角度範囲に位置する状態において、第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて、予め定める上限値が設定される。一例では、制御部42は、キャリブレーションモードにおいて、人力駆動車10のクランク12が予め定める角度範囲に位置する場合に第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて予め定める上限値を設定する。予め定める角度範囲は、搭乗者が任意に変更可能である。予め定める角度範囲は、好ましくは、クランク12のクランクアームが上死点および下死点から90°回転した位置を含む。
図14は、キャリブレーションモードにおいて、予め定める上限値を設定する処理の処理手順を示すフローチャートである。制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態で操作スイッチ50が操作されると、処理を開始して図14に示すフローチャートのステップS51に移行し、クランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度範囲内から角度範囲外になるまで行われる。制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態か否かは、例えば第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて判定可能である。一例では、制御部42は、第1荷重センサ48によって検出される荷重情報が所定値以上の場合、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態であると判定する。
制御部42は、ステップS51においてクランクアーム12Bの回転位相位置を取得し、ステップS52に移行する。制御部42は、ステップS52においてクランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度範囲内か否かを判定する。
制御部42は、ステップS52においてクランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度範囲内であると判定すると、ステップS53において第1荷重センサ48によって検出される荷重情報を取得し、ステップS51に移行する。制御部42は、ステップS52においてクランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度範囲外であると判定すると、ステップS54において予め定める角度範囲内の全体にわたり荷重情報を取得したか否かを判定する。一例では、制御部42は、クランクアーム12Bが予め定める角度範囲を通過する場合、予め定める角度範囲内の全体にわたり荷重情報を取得したと判定する。制御部42は、ステップS54において予め定める角度範囲内の全体にわたり荷重情報を取得していないと判定すると、ステップS51に移行する。制御部42は、ステップS54において予め定める角度範囲内の全体にわたり荷重情報を取得したと判定すると、ステップS55において取得した荷重情報のうちの最大値に応じて予め定める上限値を設定する。ステップS55における予め定める上限値の設定方法は、第2実施形態の図12のステップS44における予め定める上限値の設定方法と同様である。
図14のフローチャートにおいて、ステップS54およびステップS55を省略してもよい。この場合、制御部42は、ステップS52において、クランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度範囲内ではないと判定すると、ステップS52を繰り返すように構成される。また制御部42は、ステップS53において、第1荷重センサ48によって検出される荷重情報を取得した後、取得した荷重情報に応じて予め定める上限値を設定し、処理を終了する。
(第4実施形態)
図1および図15を参照して、第4実施形態の制御装置40について説明する。第4実施形態の制御装置40は、第1実施形態の制御装置40と比較して、荷重情報の取得方法が主に異なる。以下の説明では、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、制御装置40は、人力駆動車10の搭乗部10Xに設けられ、搭乗部10Xに与えられる荷重を検出する第2荷重センサ54をさらに含む。第2荷重センサ54によって荷重情報が検出される。本実施形態における荷重情報は、人力駆動車10の搭乗者の体重情報を含む。搭乗部10Xは、サドル10Sおよびシートポスト10Pの少なくとも一方を含む。搭乗部10Xは、少なくともサドル10Sを含む。搭乗部10Xは、シートポスト10Pをさらに含んでいてもよい。一例では、第2荷重センサ54は、サドル10Sに設けられる。第2荷重センサ54は、例えば圧力センサまたは歪ゲージを含む。図15に示されるように、第2荷重センサ54は、制御部42と有線または無線によって通信可能に接続される。第2荷重センサ54は、検出した荷重情報を制御部42に出力する。
制御部42は、第2荷重センサ54によって検出された荷重情報から体重情報を取得し、例えば第1実施形態の図3(a)のグラフを用いて、予め定めた上限値を設定し、例えば第1実施形態の図3(b)のグラフを用いて、予め定めた下限値を設定する。
(第5実施形態)
図16および図17を参照して、第5実施形態の制御装置40について説明する。第5実施形態の制御装置40は、第1実施形態の制御装置40と比較して、荷重情報の取得方法が主に異なる。以下の説明では、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
図16に示されるように、本実施形態の制御装置40は、人力駆動車10に入力される人力駆動力を検出するトルクセンサ34をさらに含む。トルクセンサ34の検出結果に応じて荷重情報が設定される。一例では、制御部42は、通常モードと、予め定める上限値を設定するキャリブレーションモードとを含む。操作スイッチ50が操作された場合、制御部42はキャリブレーションモードに設定する。通常モードでは、制御部42は、トルクセンサ34の検出結果である、クランク12に与えられるトルクに応じて荷重情報を演算する。制御部42は、荷重情報に応じてモータ16によるアシスト力を設定する。キャリブレーションモードでは、制御部42は、第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて予め定める上限値を設定する。
図17は、キャリブレーションモードにおいて、予め定める上限値を設定する処理の処理手順を示すフローチャートである。制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態で操作スイッチ50が操作されると、処理を開始して図17に示すフローチャートのステップS71に移行する。制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態か否かは、例えばトルクセンサ34によって検出されるトルクに応じて判定可能である。一例では、制御部42は、トルクセンサ34によって検出されるトルクが所定値以上の場合、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態であると判定する。
制御部42は、ステップS71においてカウンタ42Aによるカウントを開始する。制御部42は、ステップS72においてトルクセンサ34によって検出されるトルクを取得し、ステップS73において検出されたトルクから荷重情報を取得し、ステップS74に移行する。
制御部42は、ステップS74において積算したカウント数が閾値以上か否かを判定する。閾値は、第2実施形態のステップS43の閾値と同じである。
制御部42は、ステップS74において積算したカウント数が閾値未満であると判定すると、ステップS72に移行する。これによって、カウント数が閾値に達するまでトルクセンサ34によって検出されるトルクを取得し続ける。取得したトルクは、記憶部44に記憶される。制御部42は、ステップS74において積算したカウント数が閾値以上であると判定すると、ステップS75において取得した荷重情報のうちの最大値を予め定める上限値に設定する。制御部42は、記憶部44からカウント数が閾値に達するまでに取得した複数の荷重情報を参照し、複数の荷重情報のうちの最大値を予め定める上限値に設定する。制御部42は、予め定める上限値が設定された後、ステップS76においてカウント数をリセットする。
(第6実施形態)
図18を参照して、第6実施形態の制御装置40について説明する。第6実施形態の制御装置40は、第3実施形態の制御装置40と比較して、上限値の設定方法が主に異なる。以下の説明では、第3実施形態と共通する構成については、第3実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
本実施形態の制御装置40は、人力駆動車10の推進をアシストするモータ16を制御する制御部42を含む。制御部42は、人力駆動車10に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、人力駆動力が予め定める上限値未満になるまでモータ16によるアシスト力を増加させるようにモータ16を制御する。予め定める上限値は、人力駆動車10のクランク12が予め定める角度に位置する状態において、クランク12に与えられる人力駆動力に応じて設定される。一例では、制御部42は、キャリブレーションモードにおいて、人力駆動車10のクランク12が予め定める角度に位置する場合にトルクセンサ34によって検出されるトルクに応じて予め定める上限値を設定する。予め定める角度は、搭乗者が任意に変更可能である。
図18は、キャリブレーションモードにおいて、予め定める上限値を設定する処理の一例の処理手順を示すフローチャートである。制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態で操作スイッチ50が操作されると、処理を開始して図18に示すフローチャートのステップS81に移行する。制御部42は、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態か否かは、例えば第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて判定可能である。一例では、制御部42は、第1荷重センサ48によって検出される荷重情報が所定値以上の場合、搭乗者が人力駆動車10に搭乗した状態であると判定する。
制御部42は、ステップS81においてクランクアーム12Bの回転位相位置を取得し、ステップS82に移行する。制御部42は、ステップS82においてクランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度か否かを判定する。
制御部42は、ステップS82においてクランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度ではないと判定すると、ステップS81に移行する。制御部42は、キャリブレーションモードにおいて、クランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度に達するまでクランクアーム12Bの回転位相位置を取得し続ける。
制御部42は、ステップS82においてクランクアーム12Bの回転位相位置が予め定める角度であると判定すると、ステップS83においてトルクセンサ34によって検出されるトルクを取得し、ステップS84に移行する。制御部42は、ステップS84において取得したトルクを予め定める上限値に設定する。制御部42は、例えばステップS84において、取得したトルクに所定の係数を乗算した値を、予め定める上限値に設定してもよいし、取得したトルクに所定値を加算した値を、予め定める上限値に設定してもよい。予め定める角度は、好ましくは、クランク12のクランクアームが上死点および下死点から90°回転した位置を含む。
(第7実施形態)
図19および図20を参照して、第7実施形態の制御装置40について説明する。第7実施形態の制御装置40は、第1実施形態の制御装置40と比較して、モータ16に代えて、変速機56によって人力駆動力を予め定められた上限値未満にする点が主に異なる。以下の説明では、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図19に示されるように、本実施形態の人力駆動車用制御装置40は、人力駆動車10の変速機56を制御する制御部58を含む。人力駆動車10は、変速機56を制御するアクチュエータ62をさらに含む。アクチュエータ62が変速機56を動作させることによって、変速比が変更される。変速比は、クランク12の回転速度に対する駆動輪14の回転速度の比率である。制御部58には、トルクセンサ34および疲労検出部36が有線または無線によって通信可能に接続される。変速機56は、例えば内装変速機およびディレイラの少なくとも一方を含む。変速機56は、内装変速機を含み、ディレイラを含まない構成であってもよいし、ディレイラを含み、内装変速機を含まない構成であってもよいし、内装変速機およびディレイラの両方を含む構成であってもよい。
一例では、制御装置40は、記憶部60をさらに含む。制御部58は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御部58は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。制御部58は、複数の場所に離れて配置される複数の演算処理装置を含んでいてもよい。記憶部60には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部60は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。制御部58および記憶部60は、例えばモータ16が設けられるハウジングに設けられてもよいし、アクチュエータ62のハウジングに設けられてもよい。
アクチュエータ62は、制御部58と有線または無線によって通信可能に接続される。制御部58は、アクチュエータ62を制御する。バッテリ32は、制御部58を通じてアクチュエータ62に電力を供給する。バッテリ32は、アクチュエータ62に直接的に電力を供給してもよい。
人力駆動車10は、操作部64をさらに含む。操作部64は、有線または無線によって制御部58と通信可能に接続される。操作部64は、アクチュエータ62の動作を操作する信号を制御部58に出力する。制御部58は、操作部64の信号に応じてアクチュエータ62を制御する。
制御部58は、操作部64が操作されていない状態において、人力駆動車10の搭乗者が適切な人力駆動力で人力駆動車10を走行できるように変速機56を制御する変速比変更処理を実行する。変速比変更処理において、制御部58は、人力駆動車10に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、人力駆動力が予め定める上限値未満になるまで変速比を小さくするように変速機56を制御する。予め定める上限値は、人力駆動車10に入力される荷重情報に応じて設定される。本実施形態では、荷重情報は、人力駆動車10の搭乗者の体重情報を含む。一例では、制御部58は、変速比変更処理が実行されている期間において操作部64が操作された場合には操作部64の操作に応じて変速比を変更する。
変速比変更処理において、制御部58は、人力駆動力が予め定める上限値未満になった後、人力駆動力が予め定める下限値以下になると、変速機56による変速比を大きくするように変速比を制御してもよい。予め定める上限値および下限値はそれぞれ、各所定値TX1,TX2よりも大きい。
図20を参照して、変速比変更処理の処理手順について説明する。制御部58は、制御部58にバッテリ32から電力が供給されると、処理を開始して図20に示すフローチャートのステップS91に移行する。制御部58は、電力が供給されている限り、所定時間毎にステップS91からの処理を繰り返し実行する。
制御部58は、ステップS91において人力駆動力が予め定める上限値以上か否かを判定する。ステップS91の判定は、第1実施形態のステップS11と同様である。
制御部58は、ステップS91において人力駆動力が予め定める上限値以上であると判定すると、ステップS92において変速比を小さくするように変速機56を制御し、ステップS93に移行する。制御部58は、ステップS92において変速比が最小変速比の場合には、現在の変速比を変速機56に維持させて、ステップS93に移行する。変速機56による変速比を小さくする方法としては、次の第1の例および第2の例が挙げられる。第1の例では、制御部58は、変速機56によるアシスト力に予め決められた所定の変速比を減算することによって変速機56による変速比を小さくする。第2の例では、制御部58は、人力駆動力と予め定める上限値との差分を演算し、演算された差分に応じた変速比を減算することによって変速機56による変速比を小さくする。
制御部58は、ステップS91において人力駆動力が予め定める上限値未満であると判定すると、ステップS93に移行する。制御部58は、ステップS93において人力駆動力が予め定める下限値以下か否かを判定する。制御部58は、ステップS91において取得した人力駆動力と予め定める下限値とを比較する。
制御部58は、ステップS93において人力駆動力が予め定める下限値以下であると判定すると、ステップS94において変速機56による変速比を大きくして、処理を一旦終了する。制御部58は、ステップS94において変速比が最大変速比の場合には、現在の変速比を変速機56に維持させて、処理を終了する。変速機56による変速比を大きくする方法としては、次の第1の例および第2の例が挙げられる。第1の例では、制御部58は、変速機56によるアシスト力に予め決められた所定の変速比を加算することによって変速機56による変速比を大きくする。第2の例では、制御部58は、人力駆動力と予め定める下限値との差分を演算し、演算された差分に応じた変速比を加算することによって変速機56による変速比を大きくする。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、制御部58は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて、予め定める上限値および荷重情報の少なくとも一方を補正してもよい。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、制御部58は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値を補正し、荷重情報を補正しなくてもよい。制御部58は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて荷重情報を補正し、予め定める上限値を補正しなくてもよい。制御部58は、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値および荷重情報をそれぞれ補正してもよい。
(第8実施形態)
図21を参照して、第8実施形態の制御装置40について説明する。第8実施形態の制御装置40は、第7実施形態の制御装置40と比較して、予め定められた上限値の設定方法が主に異なる。以下の説明では、第7実施形態と共通する構成については、第7実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の人力駆動車用制御装置40は、人力駆動車10の変速機56を制御する制御部58を含む。制御部58は、人力駆動車10に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、人力駆動力が予め定める上限値未満になるまで変速比を小さくするように変速機56を制御する。予め定める上限値は、人力駆動車10のクランク12が予め定める角度に位置する状態において、クランク12に与えられる人力駆動力に応じて設定される。一例では、制御部58は、第7実施形態の変速比変更処理と同様に変速比を制御する。
制御装置40は、第1荷重センサ48をさらに含む。人力駆動車10は、クランク回転センサ52をさらに含む。第1荷重センサ48およびクランク回転センサ52はそれぞれ、有線または無線によって制御部58と通信可能に接続される。
予め定める上限値の設定方法の一例では、制御部58は、キャリブレーションモードにおいて、人力駆動車10のクランク12が予め定める角度に位置する場合にトルクセンサ34によって検出されるトルクに応じて予め定める上限値を設定する。予め定める角度は、搭乗者が任意に変更可能である。一例では、予め定める上限値は、第6実施形態の図18に示すフローチャートと同様に設定される。
(変形例)
各実施形態に関する説明は、本発明に従う人力駆動車用制御装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う人力駆動車用制御装置は、例えば以下に示される各実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合せられた形態を取り得る。以下の変形例において、各実施形態の形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・第1および第7実施形態において、荷重情報は、搭乗者の体重情報から推定される搭乗者の脚の重量に応じたペダル荷重情報を含んでもよい。一例では、図22に示されるとおり、制御部42は、推定部42Bおよび荷重演算部42Cを含む。推定部42Bは、入力部46によって入力された搭乗者の体重情報から搭乗者の脚の重量を推定する。例えば記憶部44には、搭乗者の体重情報と搭乗者の脚の重量との関係を表す情報が記憶されている。推定部42Bは、搭乗者の体重情報と搭乗者の脚の重量との関係を表す情報を用いて、搭乗者の体重情報から搭乗者の脚の重量を演算する。搭乗者の体重情報と搭乗者の脚の重量との関係を表す情報は、搭乗者の性別や年齢によって区分された種々のテーブルまたはグラフとして記憶されていてもよい。
荷重演算部42Cは、搭乗者の脚の重量からペダル荷重情報を演算する。例えば記憶部44には、搭乗者の脚の重量とペダル荷重情報との関係が記憶されている。荷重演算部42Cは、搭乗者の脚の重量とペダル荷重情報との関係を用いて、搭乗者の脚の重量からペダル荷重情報を演算する。
・第4実施形態において、荷重情報は、第2荷重センサ54によって検出される荷重情報から推定される搭乗者の脚の重量に応じたペダル荷重情報を含んでもよい。一例では、図23に示されるとおり、制御部42は、推定部42Dおよび荷重演算部42Eを含む。推定部42Dは、第2荷重センサ54によって検出された荷重情報から搭乗者の脚の重量を推定する。例えば記憶部44には、第2荷重センサ54によって検出された荷重情報と搭乗者の脚の重量との関係を表す情報が記憶されている。推定部42Dは、第2荷重センサ54によって検出された荷重情報と搭乗者の脚の重量との関係を表す情報を用いて、第2荷重センサ54によって検出された荷重情報から搭乗者の脚の重量を演算する。第2荷重センサ54によって検出された荷重情報と搭乗者の脚の重量との関係は、搭乗者の性別や年齢によって区分された種々のテーブルまたはグラフとして記憶されていてもよい。荷重演算部42Eは、荷重演算部42Cと同様に、搭乗者の脚の重量からペダル荷重情報を演算する。
・第1実施形態、第2実施形態、およびその変形例において、予め定める上限値は、荷重情報とともに搭乗者の性別に応じて設定されてもよい。
・第1〜第6実施形態およびその変形例におけるアシスト処理において、制御部42は、人力駆動力が予め定める下限値以下の場合にモータ16によるアシスト力を減少する制御を省略してもよい。この場合、図4のステップS15およびステップS16を省略し、ステップS13において人力駆動力が予め定める上限値以上ではないと判定すると、ステップS17に移行する。
・第7実施形態において、制御装置40は、人力駆動車10のペダル20に与えられる荷重を検出する第1荷重センサ48をさらに含んでもよい。第1荷重センサ48は、ペダル20に設けられる。荷重情報は、第1荷重センサ48によって検出される。この場合、予め定める上限値の設定方法の第1例として、搭乗者が人力駆動車10に搭乗中において第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて、予め定める上限値が設定されてもよい。第2例として、人力駆動車10のクランク12予め定める角度範囲に位置する状態において、第1荷重センサ48によって検出される荷重情報に応じて、予め定める上限値が設定されてもよい。
・第7実施形態において、制御装置40は、人力駆動車10の搭乗部10Xに与えられる荷重を検出する第2荷重センサ54をさらに含んでもよい。第2荷重センサ54は、搭乗部10Xに設けられる。荷重情報は、第2荷重センサ54によって検出される。搭乗部10Xは、サドル10Sおよびシートポスト10Pの少なくとも一方を含む。搭乗部10Xは、少なくともサドル10Sを含む。搭乗部10Xは、シートポスト10Pをさらに含んでいてもよい。荷重情報は、第2荷重センサ54によって検出される荷重情報から推定される搭乗者の脚の重量に応じたペダル荷重情報を含んでもよい。この場合、人力駆動車10のクランク12の長さと、重力加速度と、ペダル荷重情報と、を乗算することによって、予め定める上限値が設定されてもよい。人力駆動車10のクランク12の長さとペダル荷重情報とを乗算することによって、予め定める上限値が設定されてもよい。
・第7実施形態において、荷重情報は、トルクセンサ34の検出結果に応じて設定されてもよい。
・第7および第8実施形態の変速比変更処理において、制御部58は、人力駆動力がめ定める下限値以下の場合にアクチュエータ62による変速比を減少する制御を省略してもよい。この場合、図20のステップS93およびステップS94を省略する。
・第1〜第8実施形態およびその変形例において、人力駆動車10の搭乗者の疲労度に応じて予め定める上限値および荷重情報の少なくとも一方を補正する制御を省略してもよい。この場合、第1〜第8実施形態およびその変形例において、疲労検出部36は省略される。
10…人力駆動車、10X…搭乗部、10S…サドル、10P…シートポスト、12…クランク、16…モータ、20…ペダル、34…トルクセンサ、40…制御装置(人力駆動車用制御装置)、42…制御部、46…入力部、48…第1荷重センサ、54…第2荷重センサ、56…変速機、58…制御部。

Claims (18)

  1. 人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、
    前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで前記モータによるアシスト力を増加させるように前記モータを制御し、
    前記予め定める上限値は、前記人力駆動車に入力される荷重情報に応じて設定される、人力駆動車用制御装置。
  2. 人力駆動車の変速機を制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、
    前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで変速比を小さくするように前記変速機を制御し、
    前記予め定める上限値は、前記人力駆動車に入力される荷重情報に応じて設定される、人力駆動車用制御装置。
  3. 前記荷重情報は、前記人力駆動車の搭乗者の体重情報を含む、請求項1または2に記載の人力駆動車用制御装置。
  4. 前記体重情報を入力する入力部をさらに含む、請求項3に記載の人力駆動車用制御装置。
  5. 前記荷重情報は、前記搭乗者の前記体重情報から推定される前記搭乗者の脚の重量に応じたペダル荷重情報を含む、請求項3または4に記載の人力駆動車用制御装置。
  6. 前記人力駆動車のペダルに設けられ、前記ペダルに与えられる荷重を検出する第1荷重センサをさらに含み、
    前記第1荷重センサによって前記荷重情報が検出される、請求項1または2に記載の人力駆動車用制御装置。
  7. 搭乗者が前記人力駆動車に搭乗中において検出される前記荷重情報に応じて、前記予め定める上限値が設定される、請求項6に記載の人力駆動車用制御装置。
  8. 前記人力駆動車のクランクが予め定める角度範囲に位置する状態において、前記第1荷重センサによって検出される前記荷重情報に応じて、前記予め定める上限値が設定される、請求項6または7に記載の人力駆動車用制御装置。
  9. 前記人力駆動車の搭乗部に設けられ、前記搭乗部に与えられる荷重を検出する第2荷重センサをさらに含み、
    前記第2荷重センサによって前記荷重情報が検出される、請求項1または2に記載の人力駆動車用制御装置。
  10. 前記搭乗部は、サドルおよびシートポストの少なくとも一方を含む、請求項9に記載の人力駆動車用制御装置。
  11. 前記荷重情報は、前記第2荷重センサによって検出される前記荷重情報から推定される搭乗者の脚の重量に応じたペダル荷重情報を含む、請求項9または10に記載の人力駆動車用制御装置。
  12. 前記荷重情報は、前記人力駆動車のペダルに与えられる荷重を示すペダル荷重情報を含み、
    前記人力駆動車のクランクの長さと、重力加速度と、前記ペダル荷重情報と、を乗算することによって、前記予め定める上限値が設定される、請求項1または2に記載の人力駆動車用制御装置。
  13. 前記人力駆動車に入力される人力駆動力を検出するトルクセンサをさらに含み、
    前記トルクセンサの検出結果に応じて前記荷重情報が設定される、請求項1または2に記載の人力駆動車用制御装置。
  14. 前記トルクセンサは、前記人力駆動車のクランクに与えられるトルクを検出する、請求項13に記載の人力駆動車用制御装置。
  15. 前記制御部は、前記人力駆動車の搭乗者の疲労度に応じて、前記予め定める上限値および前記荷重情報の少なくとも一方を補正する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の人力駆動車用制御装置。
  16. 人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、
    前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで前記モータによるアシスト力を増加させるように前記モータを制御し、
    前記予め定める上限値は、前記人力駆動車のクランクが予め定める角度に位置する状態において、前記クランクに与えられる前記人力駆動力に応じて設定される、人力駆動車用制御装置。
  17. 人力駆動車の変速機を制御する制御部を含む人力駆動車用制御装置であって、
    前記制御部は、前記人力駆動車に入力される人力駆動力が予め定める上限値以上になると、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になるまで変速比を小さくするように前記変速機を制御し、
    前記予め定める上限値は、前記人力駆動車のクランクが予め定める角度に位置する状態において、前記クランクに与えられる前記人力駆動力に応じて設定される、人力駆動車用制御装置。
  18. 前記制御部は、前記人力駆動力が前記予め定める上限値未満になった後、前記人力駆動力が予め定める下限値以下になると、前記モータによる前記アシスト力を減少させるように前記モータを制御する、請求項1または16に記載の人力駆動車用制御装置。
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