JP2019187044A - 遮断通知システム - Google Patents

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見紀 吉田
由加里 森
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Abstract

【課題】 所定震度以上の地震発生を受けて感震装置が遅延遮断動作を開始したら、停電するまでの時間を居住者に報知すると共に、簡易な操作で遅延遮断動作を停止できる遮断通知システムを提供する。【解決手段】 地震を感知したら警報信号を外部に送信する通信部28、及び警報信号の送信後に遮断器を遮断動作させるための遮断信号を遅延出力する遅延出力部25を備えた感震装置2と、感震装置2と通信して電路が遮断されることを居住者に通知するガイド装置3とを備え、ガイド装置3はマイク31aが集音した音声を認識する音声認識部37と、感震装置2の遮断信号の遅延遮断動作を停止させる機能を有し、ガイド装置CPU38は、音声認識部37がマイク31aから集音した音声に遮断動作を停止させる所定の文言が含まれていたら、感震装置2の遅延遮断動作を停止させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、所定の震度以上の地震が発生したら電源を遮断する感震装置を備えて、この感震装置の動作状況を居住者に知らせる機能を備えた遮断通知システムに関する。
従来より、所定の震度以上の地震が発生したら、電力の供給を停止させる即ち電源を遮断する遮断通知システムがある。このようなシステムでは、地震発生を感知しても居住者の速やかな避難を可能とするために一定時間通電を継続させ、その後地震火災の発生を防ぐために遮断動作する遅延遮断動作を行うよう構成されている。
例えば特許文献1では、設定された震度以上の地震が発生したらそれを感知する感震リレーを分電盤に設置する一方で、メッセージを報音通知する通知ユニットを設け、感震リレーが地震を感知して間もなく電源を停止することをメッセージで報知させることで、停電することに対する居住者の不安の解消をはかった。
特開2016−200574号公報
上記特許文献1では、通知ユニットを設けることで、居住者に対して地震発生後の電源遮断動作に対する不安をある程度和らげることはできたが、居住者は通知により間もなく電源が遮断されることを認識できても、遮断するまでの時間が把握できなかった。
また、安全が確保できているため電源の遮断動作は必要無いと居住者が感じても、どのような操作をすれば遅延遮断動作が停止するのか咄嗟に判断できず、慌てている間に遮断動作してかえって危険な状態が発生することがあった。更に、地震発生を受けて先ず何をすべきか的確な判断ができず、とりあえず外へ出てしまうといった安全上好ましくない行動をとってしまい、折角電源の遮断を遅延して実施しても、その目的を十分発揮できていなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、所定震度以上の地震発生を受けて感震装置が遅延遮断動作を開始したら、停電するまでの時間を居住者に報知すると共に、簡易な操作で遅延遮断動作を停止でき、更に居住者に対して取るべき行動をアナウンスする機能を備えた遮断通知システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明に係る遮断通知システムは、分電盤に設置されて所定震度以上の地震を感知したら警報信号を外部に送信する通知部、及び警報信号の送信後に遮断器を遮断動作させるための遮断信号を遅延出力する遅延出力部を備えた感震装置と、当該感震装置と通信して警報信号を受信したら、間もなく電路が遮断されることを居住者に通知するための報音通知動作をするガイド装置とを備え、ガイド装置は、アナウンス音声を報音するスピーカ及び居住者の音声を集音するマイクと、スピーカから報音するメッセージを記憶するメッセージ記憶部及びメッセージの報音を制御する報音制御部と、
マイクが集音した音声を認識する音声認識部と、感震装置の遮断信号を遅延出力させる遅延遮断動作を停止させる遅延動作停止部とを有し、報音制御部は、感震装置から警報信号を受信したら、合わせて送信される遮断信号を出力するまでの残時間情報を基に、電路が遮断されるまでの残時間をスピーカから報音させる一方、遅延動作停止部は、残時間がスピーカから報音されている最中に、マイクから集音した音声から遮断動作を停止させる所定の文言を音声認識部が認識したら、感震装置の遅延遮断動作を停止させ、遮断信号を出力させないことを特徴とする。
この構成によれば、地震が発生して感震装置による遅延遮断動作が開始されたら、ガイド装置が停電になるまでの時間を音声で通知するので、居住者は冷静な対処が可能となる。また、その間に所定の文言、例えば「大丈夫」「遮断しないで」「リセット」などの登録されたワードの文言をガイド装置が認識したら遅延遮断動作が停止する。よって、停電させたくないため慌ててリセットスイッチを探して操作する等の厄介な操作をすることなく停止させることができ利便性が良い。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、ガイド装置と感震装置の通知部とは無線により通信を実施すると共に、ガイド装置は、自立移動を可能とする移動機構部と、ガイド装置を駆動する蓄電池部と、警報信号を受信したら移動を開始させる移動制御部を有し、移動しながら電路が遮断されるまでの残時間を報音することを特徴とする。
この構成によれば、ガイド装置は自立移動可能であって、地震が発生したら移動しながら報音動作するため、地震発生時に居住者がガイド装置から離れた場所に居ても状況を把握し易い。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、ガイド装置は、商用電力系統から分電盤に供給される受電電力を計測するスマートメータと無線通信して受電電力情報を入手するスマートメータ通信部と、スマートメータから受信した受電電力情報を表示する表示部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、地震発生の無い殆どの時間帯では、ガイド装置が警報を発したり動き回ることが無いが、商用電力の使用電力情報を表示するため、居住者は使用電力を把握でき、節電を意識できるしガイド装置が動作していることを認識でき利便性が良い。
請求項4の発明は、請求項3に記載の構成において、分電盤には、少なくとも一部の分岐電路に通電される使用電力を計測して、無線によりガイド装置に通知する電力計測装置が設けられている一方、ガイド装置は、電力計測装置と通信する電力計測装置通信部を有し、表示部は、電力計測装置から受信した使用電力情報を表示することを特徴とする。
この構成によれば、少なくとも一部の分岐電路の使用電力情報をガイド装置から把握できるため、例えば節電したい電気機器の使用電力を把握し易く、節電対策し易い。
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載の構成において、分電盤には、ガスメータ、水道メータのうちの少なくともガスメータの計測値を入手してガイド装置に無線通知するパルス計測装置が設けられている一方、ガイド装置は、パルス計測装置と通信するパルス計測装置通信部を有し、表示部は、パルス測装置から受信した使用量情報を表示することを特徴とする。
この構成によれば、ガイド装置には電力情報に加えてガスの使用量或いは水道の使用量が表示されるため、居住者は従来確認し辛かった情報まで容易に把握でき、利便性が良い。
請求項6の発明は、請求項5に記載の構成において、ガイド装置は、パルス計測装置から送信されたガス使用量情報からガスが使用中であるか判断するガス判断手段を有し、報音制御部は、感震装置から警報信号が送信された際にガス判断手段がガス使用中であると判断したら、ガスを止めるメッセージを報音させることを特徴とする。
この構成によれば、居住者の安全を確保するためのアナウンスを報音できる。
請求項7の発明に係る遮断通知システムは、分電盤に設置されて所定震度以上の地震を感知したら警報信号を外部に送信する通知部、及び警報信号の送信後に遮断器を遮断動作させるための遮断信号を遅延出力する遅延出力部を備えた感震装置と、通信ネットワーク上に配置されて、感震装置と通信ネットワークを介して通信するクラウドサーバと、アナウンス音声を報音するスピーカ及び居住者の音声を集音するマイクを有すると共に、クラウドサーバと通信して感震装置が送信する警報信号を受信して、間もなく電路が遮断されることを居住者に通知するための報音通知動作をするガイド装置と、を備えて、クラウドサーバは、スピーカから報音するメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、ガイド装置が報音するメッセージを制御する報音制御部と、ガイド装置が集音した音声を認識する音声認識部と、感震装置の遮断信号を遅延出力させる遅延遮断動作を停止させる遅延動作停止部とを有し、報音制御部は、感震装置から警報信号を受信したら、合わせて送信される遮断信号を出力するまでの残時間情報を基に、電路が遮断されるまでの残時間をスピーカから報音するメッセージを生成してガイド装置に送信して報音させ、遅延動作停止部は、残時間がスピーカから報音されている最中に、マイクから集音した音声から遮断動作を停止させる所定の文言を音声認識部が認識したら、感震装置の遅延遮断動作を停止させ、遮断信号を出力させないことを特徴とする。
この構成によれば、地震が発生して感震装置による遅延遮断動作が開始されたら遮断されるまでの時間が音声で通知されるので、居住者は冷静な対処が可能となるし、その間に「大丈夫」「遮断しなくていいよ」「リセット」等登録されたワードの文言が認識されたら遅延遮断動作がリセットされて停止される。よって、停電させたくないため慌ててリセットスイッチを探して操作する等の厄介な操作をすることなく停止させることができ利便性が良い。加えて、音声認識部、遅延動作停止部はクラウドサーバに設けられているため、ガイド装置の構成を簡略化できコストダウンを図ることができる。
請求項8の発明は、請求項7に記載の構成において、ガイド装置は、クラウドサーバと無線による通信を実施すると共に、自立移動を可能とする移動機構部と、ガイド装置全体を駆動する蓄電池部と、警報信号を受信したら移動を開始させる移動制御部とを有し、移動しながら電路が遮断されるまでの残時間をアナウンスすることを特徴とする。
この構成によれば、ガイド装置は自立移動可能であって、地震が発生したら移動しながら報音動作するため、地震発生時に居住者がガイド装置から離れた場所に居ても状況を把握し易い。
請求項9の発明は、請求項7又は8に記載の構成において、クラウドサーバは、商用電力系統から分電盤に供給される受電電力を計測するスマートメータと通信ネットワークを介して通信して受電電力情報を入手すると共に、入手した受電電力情報をガイド装置に送信し、ガイド装置は、スマートメータから受信した受電電力情報を表示する表示部を有することを特徴とする。
この構成によれば、地震発生の無い殆どの時間帯では、ガイド装置が警報を発したり動き回ることが無いが、商用電力の使用電力情報を表示するため、居住者は使用電力を把握できるし、ガイド装置が動作していることを認識でき利便性が良い。
請求項10の発明は、請求項9に記載の構成において、分電盤には、少なくとも一部の分岐電路に通電される使用電力を計測して、通信ネットワークを介してクラウドサーバに通知する電力計測装置が設けられており、クラウドサーバは、電力計測装置から入手した使用電力情報をガイド装置に送信し、ガイド装置は、クラウドサーバから受信した使用電力情報を表示部に表示することを特徴とする。
この構成によれば、少なくとも一部の分岐電路の使用電力情報をガイド装置から把握できるため、例えば節電したい電気機器の使用電力を把握し易く、節電対策し易い。
請求項11の発明は、請求項8乃至10の何れかに記載の構成において、分電盤には、ガスメータ、水道メータのうちの少なくとも一つの計測値を入手して、通信ネットワークを介してクラウドサーバに通知するパルス計測装置が設けられており、ガイド装置は、クラウドサーバから受信した使用量情報を表示部に表示することを特徴とする。
この構成によれば、ガイド装置には電力情報に加えてガスの使用量或いは水道の使用量が表示されるため、居住者は従来確認し辛かった情報まで容易に把握でき、利便性が良い。
請求項12の発明は、請求項11に記載の構成において、クラウドサーバは、パルス計測装置から送信されたガス使用量情報からガスが使用中であるか判断するガス判断手段を有し、報音制御部は感震装置から警報信号が送信された際に、ガス判断手段がガス使用中であると判断したら、ガスを止めるメッセージをガイド装置のスピーカから報音させることを特徴とする。
この構成によれば、居住者の安全を確保するためのアナウンスを報音できる。
請求項13の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の構成において、報音制御部は、警報信号を受信すると、居住者がすべき行動を促す所定のメッセージをガイド装置のスピーカから報音させることを特徴とする。
この構成によれば、地震により居住者が慌てている状況でも、「火を消して下さい」、「怪我をしないように靴を履いて下さい」、「頭を保護して下さい」等のメッセージを報音させることで、居住者に対して適切な行動を促すことができる。
本発明によれば、地震が発生して感震装置による遅延遮断動作が開始されたら、ガイド装置が遮断されるまでの時間を音声で通知するので、居住者は冷静な対処が可能となるし。また、その間に所定の文言、例えば「大丈夫」「遮断しないで」「リセット」などの登録されたワードの文言が認識されたら遅延遮断動作が停止する。よって、停電させたくないため慌ててリセットスイッチを探して操作する等の厄介な操作をすることなく停止させることができ利便性が良い。
本発明に係る遮断通知システムの第1の実施形態を示す構成図であり、ガイド装置を機能ブロック図で示している。 感震装置の機能ブロック図である。 遮断通知システムの第2に実施形態を示す構成図である。 遮断通知システムの第3の実施形態を示す構成図である。 遮断通知システムの第4の実施形態を示す構成図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る遮断通知システムの第1の実施形態を示す構成図であり、1は分電盤、2は分電盤内に設置された感震装置、3はリビング等に設置されたガイド装置を示している。感震装置2とガイド装置3とは互いに無線により通信を実施する。
図2は感震装置2の機能ブロック図を示している。図2に示すように、感震装置2は地震の大きさを判定するための加速度センサ21、遮断操作する震度閾値を記憶する設定震度記憶部22、地震発生から遮断操作するまでの遅延時間を記憶する遅延時間記憶部23、遅延時間及び震度閾値等を設定する設定部24、接続された分電盤1内の漏電遮断器4を遅延遮断動作させる遅延出力部25、警報音を発する報音部26、加速度センサ21の出力情報を基に震度を算出し、警報信号及び遅延出力部25から遮断信号の出力を制御し、更に感震装置2全体を制御する感震装置CPU27、ガイド装置3と通信するアンテナを備えた通信部28等を備えている。
感震装置CPU27は、算出した震度が予め設定された震度閾値以上であったら、即警報信号を通信部28から出力させる。また、警報信号を出力してから予め設定された一定時間が経過したら、遮断信号を遅延出力部25から出力させて漏電遮断器4を遮断動作させる。この遅延出力部25には、電路に擬似漏電を発生させるトリップ回路が接続され、擬似漏電を発生させて電路上に配置されている漏電遮断器4を漏電遮断動作させる。
ガイド装置3は、図1に示すように、マイク31a及びスピーカ31b、マイク31aが集音した音声のA/D変換を実施すると共にスピーカ31bから報音する音声を生成する音声処理部31、震度情報等を表示したりメッセージを表示するLCDから成る表示部32、報音するメッセージを記憶するメモリ33、各種設定を行うための操作部34、障害物を感知するセンサ35、車輪等を有してガイド装置3を移動させる移動機構部36、マイク31aが集音した音声から特定の文言を認識する音声認識部37を有して、音声による制御を実施すると共に、ガイド装置3全体を制御するガイド装置CPU38、アンテナを有して感震装置2と無線通信する通信部39、ガイド装置3の駆動電源である蓄電池40、電源(コンセント)に接続する電源プラグ41等を備えている。
上記の如く構成された遮断通知システムの動作は以下の様である。
まず、初期設定として、分電盤1内の電路を遮断する震度閾値及び地震が発生してから遮断動作するまでの遅延時間が設定される。この設定は感震装置2の設定部24を直接操作しても設定できるが、ガイド装置3の操作部34からも設定できる。
具体的に、ガイド装置3の操作部34を所定の表示操作することで、感震装置2と通信して現在の感震装置2の設定状態を表示部32に表示させ、その数値を増減させて設定される。こうして、警報信号を出力する震度(遮断動作する震度)が、例えば”震度5弱”に設定される。また、警報信号を出力してから遮断動作するまでの時間が、例えば”5分”に設定される。
またガイド装置3は、電源プラグ41が図示しない電源コンセントに接続されて蓄電池40が充電状態にあるものとする。
初期設定が終了すると感震装置2は待受状態となり、地震感知動作を開始する。この待受状態で地震が発生したら、感震装置CPU27が加速度センサ21が出力する加速度情報をもとに震度を演算する。そして、演算した震度が6であったとすると、感震装置2の設定震度が5弱であるため、感震装置CPU27は震度閾値以上であると判断して、直ぐに警報信号を出力させる。また、報音部26から間もなく停電する(電路を遮断する)ことを知らせる警報音を報音させる。尚、発生した地震が震度閾値に達しない地震である場合は、感震装置2は待受状態を継続する。
また感震装置CPU27は、通信部28を介してガイド装置3に警報信号を送信すると共に、遮断信号を出力するまでの残時間情報を送信する。
警報信号を受信したガイド装置3は、ガイド装置CPU38の制御により、スピーカ31bから警報音を報音すると共に、その後受信する残時間情報を受けて電路が遮断するまでの残時間が音声で報音される。
また、警報信号を受けて移動機構部36及びセンサ35が起動して、ガイド装置3は移動を開始する。移動は任意の方向に行われ、センサ35が障害物を感知したら、或いは衝突して停止したら、移動方向を変更して移動が継続される。
こうして部屋内或いは部屋間を移動し、移動が可能なエリア内全体を移動する。移動しながら警報音を報音すると共に、遮断信号が出力されるまでに残時間がアナウンスされ、例えば「2分後停電します」等のメッセージが報音される。
更に、移動しながら次のようなメッセージが報音される。メモリ33に記憶されている「火を消して下さい」、「怪我をしないように靴を履いて下さい」、「頭を保護して下さい」等のアナウンス音声が報音され、居住者に対して安全な避難を誘導する。
但し、この間、即ち警報を発してから遮断信号が出力されるまでの間、安全な状態を確保でき電路の遮断操作が必要無いと判断した居住者が、遅延遮断を停止させるための特定の文言を含む言葉をガイド装置3に対して発したら、ガイド装置CPU38は遅延遮断を停止する制御を実施する。
例えば、マイク31aが集音した音声に「大丈夫」「停電させないで」「遮断しないで」「リセット」などの登録されたワードが含まれていたら、音声認識部37がそれを認識して、感震装置2に対して遅延遮断停止信号が送信される。
遅延遮断停止信号を受信した感震装置2は、遅延遮断動作を停止する。即ち所定時間経過後の遮断信号の出力を停止する。この結果、遅延出力部25は動作せず、漏電遮断器4は遮断動作しない。
一方、遅延遮断停止信号を受けて遮断信号の出力を停止した感震装置2は、警報停止信号をガイド装置3に返信する。この警報停止信号を受信したガイド装置3は、警報音及び残時間情報のアナウンスを終了すると共に、「遮断操作を停止しました」のアナウンス音声を報音する。
このように、地震が発生して感震装置2による遅延遮断動作が開始されたら、ガイド装置3が停電になるまでの時間を音声で通知するので、居住者は冷静な対処が可能となる。また、その間に居住者が発した文言から登録されたワードの文言をガイド装置3が認識したら遅延遮断動作が停止する。よって、ガイド装置3に話しかけることで遅延遮断動作を停止させることができ、停電させたくないため慌ててリセットスイッチを探して操作する等の厄介な操作をする必要がなく、利便性が良い。
更に、地震が発生したら移動しながら報音動作するため、地震発生時に居住者がガイド装置3の近くに居なくても、居住者は状況を把握し易い。
加えて、地震で居住者が慌てている状況でも、「火を消して下さい」、「怪我をしないように靴を履いて下さい」、「頭を保護して下さい」等のメッセージを報音させることで、居住者に対して安全な避難のための適切な行動を促すことができる。
尚、上記実施形態では、ガイド装置3は移動機構部36を有して部屋の中或いは部屋を跨いで移動可能に構成されているが、移動機構部36がなく固定設置であっても良い。そして、この場合は、感震装置2との間の通信を無線でなく伝送線を介して実施することもできる。
また、警報信号を受けて報音するメッセージに、避難経路や避難場所を加えてアナウンスさせても良い。
図3は遮断通知システムの第2の実施形態を示す構成図であり、上記実施形態とは、ガイド装置3と感震装置2との間にクラウドサーバ5が介在されている点が相違している。以下、相違点を中心に説明する。
クラウドサーバ5は、インターネット通信等が実施される通信ネットワークN上に配置され、複数の感震装置2と、それぞれ個々の感震装置2に関連付けられている複数のガイド装置3と通信を可能としている。そして、ガイド装置3のマイク31aが集音した音声情報から特定のワードを認識する音声認識部51、ガイド装置3が報音するアナウンス音声を記憶すると共に、対を成す(同一の住戸に設置されている)感震装置2とガイド装置3の組を記憶するメモリ53、ガイド装置3が報音する音声を制御すると共にクラウドサーバ5を制御するサーバCPU52等を備えている。
そして、クラウドサーバ5は、感震装置2から送信された警報信号等を対を成すガイド装置3に送信するし、ガイド装置3から送信された制御信号を対を成す感震装置2に送信する。このように、クラウドサーバ5は、複数の住戸に設置されている感震装置2及びガイド装置3を管理するもので、例えば地域の防災センタに設置される。
感震装置2は、通信部28がクラウドサーバ5と通信するクラウド接続IF(図示せず)を有している以外は上記図2と同様の構成を有している。
ガイド装置3は、上記図1のガイド装置と同様に、マイク31a、スピーカ31b、音声処理部31、表示部32、操作部34、センサ35、移動機構部36、通信部39a(39)、蓄電池40、電源プラグ41を有している。但し、このガイド装置3はアナウンス音声を記憶するメモリを持たないし、ガイド装置CPU38aには音声認識部が無い。クラウドサーバ5がその機能を具備し、ガイド装置3の音声制御、感震装置2に対する遅延動作停止制御等を実施する。
また、ガイド装置3の通信部39aは、住戸内に設置されて通信ネットワークNに接続された無線ルータ6と通信を行い、この無線ルータ6を介してクラウドサーバ5と通信を行う。
この図3に示す構成の遮断通知システムの動作は以下の様である。まず、上記形態と同様に初期設定が成され、警報信号を出力する震度閾値、遮断信号を出力する遅延時間等が設定される。
設定が終了すると地震感知動作を開始し、設定された震度閾値以上の揺れを感知したら、感震装置CPU27の制御により直ぐに警報信号が出力される。警報信号は、クラウドサーバ5を介して感震装置2に関連付けられているガイド装置3が受信し、報音部26から間もなく停電する(電路遮断する)ことを知らせる警報音を報音させる。
また感震装置CPU27は、通信部28を介してクラウドサーバ5に警報信号を送信すると共に、遮断動作するまでの残時間情報を送信する。この警報信号及び残時間情報を受信したクラウドサーバ5は、ガイド装置3に警報信号を送信すると共に、残時間情報に基づくアナウンス音声情報を送信する。
警報信号及びアナウンス音声情報を受信したガイド装置3は、警報音を報音すると共に受信したアナウンス音声をスピーカ31bから報音する。
そして、上記形態と同様に、ガイド装置3は警報信号を受けて移動機構部36及びセンサ35が起動して移動を開始し、移動しながら警報音を報音すると共に、残時間をアナウンスする。更に、移動しながら「火を消して下さい」、「怪我をしないように靴を履いて下さい」、「頭を保護して下さい」等のクラウドサーバ5から送信されたアナウンス音声を報音する。
また、この間ガイド装置3の近くで居住者が発した音声はマイク31aが集音してクラウドサーバ5に送信され、クラウドサーバ5の音声認識部51が、音声から特定の文言、例えば「大丈夫」「停電させないで」「遮断しないで」「リセット」などの登録されたワードを検知したら、サーバCPU52が感震装置2に対して遅延遮断停止信号を送信する。
遅延遮断停止信号を受信した感震装置2は遅延遮断動作を停止し、警報停止信号をクラウドサーバ5に対して返信する。警報停止信号を受信したクラウドサーバ5は、ガイド装置3に対して、警報停止信号を送信すると共に、終了をアナウンスするための「遮断操作を停止しました」等のメッセージ情報を送信する。
ガイド装置3は、警報停止信号及びメッセージ情報を受けて、警報音の発報を停止して受信した「遮断操作を停止しました」等のメッセージを報音し、動作を停止する。
このように、地震が発生して感震装置2による遅延遮断動作が開始されたら、ガイド装置3から遮断されるまでの時間が音声で通知されるので、居住者は冷静な対処が可能となるし、その間に「大丈夫」「遮断しなくていいよ」「リセット」等登録されたワードの文言が認識されたら遅延遮断動作がリセットされて停止される。よって、停電させたくないため慌ててリセットスイッチを探して操作する等の厄介な操作をすることなく停止させることができ利便性が良い。加えて、音声認識部51、感震装置2の遅延動作停止の制御部はクラウドサーバ5に設けられているため、ガイド装置3の構成を簡略化できコストダウンを図ることができる。
図4は遮断通知システムの第3の実施形態を示す構成図である。上記第1の実施形態とは、ガイド装置3が商用電力系統から分電盤1に引き込まれる受電電力を計測する電力量計としてのスマートメータ7と通信して受電電力情報を入手する機能、及び分電盤1に備えられている電力・パルス計測装置8と通信する機能を有している点が相違している。以下相違点を中心に説明する。
分電盤1には、個々の分岐電路(分岐ブレーカ)に電流センサを設けて分岐電路毎の使用電力を計測する電力計測部(図示せず)に加えて、ガスメータ及び水道メータからパルスで送られて来る使用量情報からそれぞれの使用量を計測するパルス計測部(図示せず)を備え、計測した電力情報、ガス使用量情報、水道使用量情報をガイド装置3に無線送信する電力・パルス計測装置8が設けられている。
一方、ガイド装置3は、上記図1に示す構成に加えてスマートメータ7と通信するスマートメータ通信部42、電力・パルス計測装置8と通信する計測装置通信部43を有し、スマートメータ7との通信は、例えばWi−Sun通信が実施される。
この通信により、ガイド装置3は、スマートメータ7から入手した受電電力情報、電力・パルス計測装置8から入手した使用電力情報、ガス使用量情報、水道使用量情報を表示部32に表示する。また、所定条件によりスピーカ31bからもアナウンスされる。
加えて、上記形態と同様に、地震が発生して感震装置2から警報信号が送信されたら、警報を発すると共に、電路遮断までの残時間をアナウンスするし、遅延遮断動作の停止を判断する所定の文言の音声が入力されたら、電路の遅延遮断動作を中止する。
そして、この第3の実施形態では更に以下のような動作を実施する。
ガイド装置CPU38は、電力・パルス計測装置8から送信されるガスの使用量情報から、ガスが現在使用状態にあるかどうか判断し、使用状態にあると認識したら、地震発生を受けたアナウンスを報音する際に、「ガスがついています。止めてください」等のアナウンスを追加させる。このアナウンスの報音により、居住者の安全を確保するためのアナウンスを実施できる。
尚、次のような報音を実施しても良い。電力・パルス計測装置8から送信される使用電力情報の中に、エアコンが接続された分岐電路の使用電力情報を具備させ、ガイド装置3が別途備えている図示しない温度/湿度センサの情報と合わせてアナウンスするメッセージを選択しても良い。例えば温度/湿度が所定値以上であるにも関わらず、使用電力情報からエアコンがオフ状態にあると判断したら、「暑いのでエアコンを入れることをお勧めします」を選択してアナウンスさせても良い。このような報音動作は、居住者の熱中症対策に有効なものとなる。
このように、ガイド装置3は、地震が発生したら遮断されるまでの時間を音声で通知するので、居住者は冷静な対処が可能となるし、その間に特定のワードの文言が認識されたら遅延遮断動作がリセットされて停止されるので、居住者にとって地震に対して冷静な対応が可能となる。
一方で、地震の無い殆どの場合、ガイド装置3はその機能を生かせず警報を発したり動き回ることが無いが、電力の使用状況やガス/水道の使用状況が表示され、また報音されるため、居住者は使用電力の状況を把握できるし、ガイド装置3が動作していることを認識でき利便性が良い。
また、少なくとも一部の分岐電路の使用電力情報をガイド装置3から把握できるため、例えば節電したい電気機器の使用状況を把握可能とすれば、節電対策がし易い。
更に、ガイド装置3には電力情報に加えてガスの使用量或いは水道の使用量が表示されるため、居住者は従来確認し辛かった情報まで容易に把握でき、利便性が良い。
特に、地震の発生を受けて感震装置の制御対象外であるガスが使用中であれば、停止を促す等の複数の要素から報音するメッセージを選択することも可能であり、適切なメッセージを居住者に通知して安全を図ることができる。
図5は遮断通知システムの第4の実施形態を示す構成図である。上記第3の実施形態とは、ガイド装置3と感震装置2、スマートメータ7、そして電力・パルス計測装置8との間に通信ネットワークN上に配置されたクラウドサーバ5が介在されている点が相違している。また、ガイド装置3、及びクラウドサーバ5は同様にクラウドサーバ5を備えた上記第2の実施形態と同様であるため、同一の符号を使用しており、説明を省略する。
但し、この第4の実施形態では、感震装置2に加えて、スマートメータ7及び電力・パルス計測装置8もクラウドサーバ5と通信するためのクラウド接続IF(図示せず)を有している。
そして、ガイド装置3の通信部39aは、住戸内に設置されて通信ネットワークNに接続された無線ルータ6を介してクラウドサーバ5と通信を行い、感震装置2、スマートメータ7、電力・パルス計測装置8がそれぞれ送信する情報を入手する。
こうして、上記第3の実施形態と同様の作用を奏し、例えば地震発生時にガスが使用されていたら「ガスがついています。止めてください」等のアナウンスが追加されるため、居住者の安全を確保するためのアナウンスを実施できる。
また、例えば温度/湿度が所定値以上であるにも関わらず、使用電力情報からエアコンがオフ状態にあると判断したら、「暑いのでエアコンを入れることをお勧めします」を選択してアナウンスすることで、居住者の熱中症対策を図ることができる。
このように、通信ネットワーク上に配置したクラウドサーバ5を介することで、音声認識部51、感震装置2の遅延動作停止の制御、更にはガスの使用状況の監視をクラウドサーバ5が行うため、ガイド装置CPU38aの負担を軽減できるし、ガイド装置3は通信部39aが無線ルータ6と通信する1つで済むため、ガイド装置3の構成を簡略化できコストダウンを図ることができる。
尚、上記第3,4の実施形態では、分岐電路の使用電力情報とガス/水道の使用量情報を一括して電力・パルス計測装置8で送信しているが、分岐電路の使用電力の送信とガス/水道の使用量情報の送信を分離しても良く、使用電力のみガイド装置3に送信しても良い。
1・・分電盤、2・・感震装置、3・・ガイド装置、4・・漏電遮断器、5・・クラウドサーバ、7・・スマートメータ、8・・電力・パルス計測装置(電力計測装置、パルス計測装置)、21・・加速度センサ、24・・設定部、25・・遅延出力部、26・・報音部、27・・感震装置CPU、28・・通信部(通知部)、31a・・マイク、31b・・スピーカ、32・・表示部、33・・メモリ(メッセージ記憶部)、36・・移動機構部、37・・音声認識部、38・・ガイド装置CPU(報音制御部、遅延動作停止部、移動制御部、ガス判断手段)、38a・・ガイド装置CPU(移動制御部)、39,39a・・通信部、40・・蓄電池部、42・・スマートメータ通信部、43・・計測装置通信部(電力計測装置通信部、パルス計測装置通信部)、51・・音声認識部、52・・サーバCPU(報音制御部、遅延動作停止部、ガス判断手段)、53・・メモリ(メッセージ記憶部)、7・・スマートメータ、N・・通信ネットワーク。

Claims (13)

  1. 分電盤に設置されて所定震度以上の地震を感知したら警報信号を外部に送信する通知部、及び前記警報信号の送信後に遮断器を遮断動作させるための遮断信号を遅延出力する遅延出力部を備えた感震装置と、
    当該感震装置と通信して前記警報信号を受信したら、間もなく電路が遮断されることを居住者に通知するための報音通知動作をするガイド装置とを備え、
    前記ガイド装置は、アナウンス音声を報音するスピーカ及び居住者の音声を集音するマイクと、
    前記スピーカから報音するメッセージを記憶するメッセージ記憶部及びメッセージの報音を制御する報音制御部と、
    前記マイクが集音した音声を認識する音声認識部と、
    前記感震装置の前記遮断信号を遅延出力させる遅延遮断動作を停止させる遅延動作停止部とを有し、
    前記報音制御部は、前記感震装置から警報信号を受信したら、合わせて送信される前記遮断信号を出力するまでの残時間情報を基に、電路が遮断されるまでの残時間を前記スピーカから報音させる一方、
    前記遅延動作停止部は、前記残時間が前記スピーカから報音されている最中に、前記マイクから集音した音声から遮断動作を停止させる所定の文言を前記音声認識部が認識したら、前記感震装置の前記遅延遮断動作を停止させ、前記遮断信号を出力させないことを特徴とする遮断通知システム。
  2. 前記ガイド装置と前記感震装置の通知部とは無線により通信を実施すると共に、
    前記ガイド装置は、自立移動を可能とする移動機構部と、
    前記ガイド装置を駆動する蓄電池部と、
    前記警報信号を受信したら移動を開始させる移動制御部を有し、
    移動しながら電路が遮断されるまでの残時間を報音することを特徴とする請求項1記載の遮断通知システム。
  3. 前記ガイド装置は、商用電力系統から前記分電盤に供給される受電電力を計測するスマートメータと無線通信して受電電力情報を入手するスマートメータ通信部と、
    前記スマートメータから受信した受電電力情報を表示する表示部とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の遮断通知システム。
  4. 分電盤には、少なくとも一部の分岐電路に通電される使用電力を計測して、無線により前記ガイド装置に通知する電力計測装置が設けられている一方、
    前記ガイド装置は、前記電力計測装置と通信する電力計測装置通信部を有し、
    前記表示部は、前記電力計測装置から受信した使用電力情報を表示することを特徴とする請求項3記載の遮断通知システム。
  5. 前記分電盤には、ガスメータ、水道メータのうちの少なくともガスメータの計測値を入手して前記ガイド装置に無線通知するパルス計測装置が設けられている一方、
    前記ガイド装置は、前記パルス計測装置と通信するパルス計測装置通信部を有し、
    前記表示部は、前記パルス測装置から受信した使用量情報を表示することを特徴とする請求項3又は4記載の遮断通知システム。
  6. 前記ガイド装置は、前記パルス計測装置から送信されたガス使用量情報からガスが使用中であるか判断するガス判断手段を有し、
    前記報音制御部は、前記感震装置から警報信号が送信された際に、前記ガス判断手段がガス使用中であると判断したら、ガスを止めるメッセージを報音させることを特徴とする請求項5記載の遮断通知システム。
  7. 分電盤に設置されて所定震度以上の地震を感知したら警報信号を外部に送信する通知部、及び前記警報信号の送信後に遮断器を遮断動作させるための遮断信号を遅延出力する遅延出力部を備えた感震装置と、
    通信ネットワーク上に配置されて、前記感震装置と前記通信ネットワークを介して通信するクラウドサーバと、
    アナウンス音声を報音するスピーカ及び居住者の音声を集音するマイクを有すると共に、前記クラウドサーバと通信して前記感震装置が送信する前記警報信号を受信して、間もなく電路が遮断されることを居住者に通知するための報音通知動作をするガイド装置と、を備えて、
    前記クラウドサーバは、前記スピーカから報音するメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、前記ガイド装置が報音するメッセージを制御する報音制御部と、前記ガイド装置が集音した音声を認識する音声認識部と、前記感震装置の前記遮断信号を遅延出力させる遅延遮断動作を停止させる遅延動作停止部とを有し、
    前記報音制御部は、前記感震装置から前記警報信号を受信したら、合わせて送信される前記遮断信号を出力するまでの残時間情報を基に、電路が遮断されるまでの残時間を前記スピーカから報音するメッセージを生成して前記ガイド装置に送信して報音させ、
    前記遅延動作停止部は、前記残時間が前記スピーカから報音されている最中に、前記マイクから集音した音声から遮断動作を停止させる所定の文言を前記音声認識部が認識したら、前記感震装置の前記遅延遮断動作を停止させ、遮断信号を出力させないことを特徴とする遮断通知システム。
  8. 前記ガイド装置は、前記クラウドサーバと無線による通信を実施すると共に、自立移動を可能とする移動機構部と、
    前記ガイド装置を駆動する蓄電池部と、
    前記警報信号を受信したら移動を開始させる移動制御部とを有し、
    移動しながら電路が遮断されるまでの残時間をアナウンスすることを特徴とする請求項7記載の遮断通知システム。
  9. 前記クラウドサーバは、商用電力系統から前記分電盤に供給される受電電力を計測するスマートメータと前記通信ネットワークを介して通信して受電電力情報を入手すると共に、
    入手した受電電力情報を前記ガイド装置に送信し、
    前記ガイド装置は、前記スマートメータから受信した受電電力情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項7又は8記載の遮断通知システム。
  10. 分電盤には、少なくとも一部の分岐電路に通電される使用電力を計測して、前記通信ネットワークを介して前記クラウドサーバに通知する電力計測装置が設けられており、
    前記クラウドサーバは、前記電力計測装置から入手した使用電力情報を前記ガイド装置に送信し、
    前記ガイド装置は、前記クラウドサーバから受信した使用電力情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項9記載の遮断通知システム。
  11. 分電盤には、ガスメータ、水道メータのうちの少なくとも一つの計測値を入手して、前記通信ネットワークを介して前記クラウドサーバに通知するパルス計測装置が設けられており、
    前記ガイド装置は、前記クラウドサーバから受信した使用量情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の遮断通知システム。
  12. 前記クラウドサーバは、前記パルス計測装置から送信されたガス使用量情報からガスが使用中であるか判断するガス判断手段を有し、
    前記報音制御部は、前記感震装置から警報信号が送信された際に、前記ガス判断手段がガス使用中であると判断したら、ガスを止めるメッセージを前記ガイド装置のスピーカから報音させることを特徴とする請求項11記載の遮断通知システム。
  13. 前記報音制御部は、前記警報信号を受信すると、居住者がすべき行動を促す所定のメッセージを前記ガイド装置のスピーカから報音させることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の遮断通知システム。
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