JPH10336885A - 感震センサユニット - Google Patents
感震センサユニットInfo
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- JPH10336885A JPH10336885A JP9157392A JP15739297A JPH10336885A JP H10336885 A JPH10336885 A JP H10336885A JP 9157392 A JP9157392 A JP 9157392A JP 15739297 A JP15739297 A JP 15739297A JP H10336885 A JPH10336885 A JP H10336885A
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- JP
- Japan
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- circuit
- microcomputer
- breaker
- earthquake
- sensor unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大地震が発生した時、電気火災を未然に防止
するため電気ヒータ等の回路を瞬時に遮断し、また、避
難等が容易にできるように照明回路等には一定の時間継
続して通電する機能を持たせると共に、安価で高品質の
感震センサユニットを提供することを目的とする。 【構成】 電源回路と、バッテリー回路と、電圧判定回
路と、地震センサと、マイクロコンピュータと、リレー
回路１と、時延回路と、リレー回路２とによって構成さ
れ、大地震が発生した時ブレーカを瞬時あるいは一定の
時間をもって遮断動作させる感震センサユニット。ま
た、該感震センサユニットに音声回路と、スピーカと、
電源表示・停電表示・動作表示のための回路と、テスト
スイッチと、リセットスイッチと、故障表示回路とを内
蔵した感震センサユニット。
するため電気ヒータ等の回路を瞬時に遮断し、また、避
難等が容易にできるように照明回路等には一定の時間継
続して通電する機能を持たせると共に、安価で高品質の
感震センサユニットを提供することを目的とする。 【構成】 電源回路と、バッテリー回路と、電圧判定回
路と、地震センサと、マイクロコンピュータと、リレー
回路１と、時延回路と、リレー回路２とによって構成さ
れ、大地震が発生した時ブレーカを瞬時あるいは一定の
時間をもって遮断動作させる感震センサユニット。ま
た、該感震センサユニットに音声回路と、スピーカと、
電源表示・停電表示・動作表示のための回路と、テスト
スイッチと、リセットスイッチと、故障表示回路とを内
蔵した感震センサユニット。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、大地震発生時二次的に
発生する電気火災等の災害を未然に防止するための感震
センサユニット、および、分電盤に組み込んだ前記感震
センサユニットに関する。
発生する電気火災等の災害を未然に防止するための感震
センサユニット、および、分電盤に組み込んだ前記感震
センサユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、感震センサをブレーカに内蔵した
感震ブレーカや該感震ブレーカを組み込んだ分電盤はあ
った。
感震ブレーカや該感震ブレーカを組み込んだ分電盤はあ
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分電盤
の主幹ブレーカとして感震ブレーカを使用した場合、夜
間に大地震が発生するとブレーカが瞬時に遮断して室内
あるいは建物全体が停電して避難するときなどに支障が
あった。
の主幹ブレーカとして感震ブレーカを使用した場合、夜
間に大地震が発生するとブレーカが瞬時に遮断して室内
あるいは建物全体が停電して避難するときなどに支障が
あった。
【０００４】また、分電盤の分岐ブレーカとして感震ブ
レーカを使用する場合、電気火災の原因になり得る全て
の回路に使用しなければ意味がないので、数多くの感震
ブレーカが必要となり費用が高くかかる欠点があった。
レーカを使用する場合、電気火災の原因になり得る全て
の回路に使用しなければ意味がないので、数多くの感震
ブレーカが必要となり費用が高くかかる欠点があった。
【０００５】さらに、従来の方法には機能をチェックす
る機能がないので、故障したものがそのまま取り付けら
れていて、いざ地震発生と言うとき役に立たない可能性
もあった。
る機能がないので、故障したものがそのまま取り付けら
れていて、いざ地震発生と言うとき役に立たない可能性
もあった。
【０００６】
【発明の目的】そこで本発明では、大地震が発生した
時、二次的に発生する電気火災を未然に防止するため電
気ヒータ等の回路を瞬時に遮断させ、避難等が容易にで
きるように照明回路等には一定の時間通電を継続させる
機能を有すると共に、安価で高品質の感震センサユニッ
トおよび該感震センサユニットを組み込んだ分電盤を提
供することを目的とした。
時、二次的に発生する電気火災を未然に防止するため電
気ヒータ等の回路を瞬時に遮断させ、避難等が容易にで
きるように照明回路等には一定の時間通電を継続させる
機能を有すると共に、安価で高品質の感震センサユニッ
トおよび該感震センサユニットを組み込んだ分電盤を提
供することを目的とした。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の感震センサユニットは、商用電源からサージ電
圧等を除去して直流に変換する電源回路と、停電時の電
源となるバッテリー回路と、前記電源回路の電圧の有無
を判別して無電圧のときに前記バッテリー回路に切り替
える電圧判定回路と、地震の大きさ（震度の大きさ）に
対してリニアに出力を発生する地震センサと、前記電圧
判定回路および前記地震センサなどからの情報を判別・
制御して必要情報を出力するマイクロコンピュータ（以
下マイコンと呼ぶ）と、前記マイコンからの出力を受け
て分電盤の分岐ブレーカを遮断させるための回路へ接続
されるリレー回路１と、前記マイコンからの出力を受け
あらかじめ設定された時間後に出力する時延回路と、前
記時延回路からの出力を受けて分電盤の主幹ブレーカを
遮断させるための回路へ接続されるリレー回路２とによ
って構成され、地震が発生してその大きさが所定の値を
超えたとき分電盤の分岐ブレーカを瞬時に遮断させ、さ
らに大きな地震の場合分電盤の分岐ブレーカを瞬時に遮
断させると共に一定の時間後に分電盤の主幹ブレーカを
遮断させる構造としている。
本発明の感震センサユニットは、商用電源からサージ電
圧等を除去して直流に変換する電源回路と、停電時の電
源となるバッテリー回路と、前記電源回路の電圧の有無
を判別して無電圧のときに前記バッテリー回路に切り替
える電圧判定回路と、地震の大きさ（震度の大きさ）に
対してリニアに出力を発生する地震センサと、前記電圧
判定回路および前記地震センサなどからの情報を判別・
制御して必要情報を出力するマイクロコンピュータ（以
下マイコンと呼ぶ）と、前記マイコンからの出力を受け
て分電盤の分岐ブレーカを遮断させるための回路へ接続
されるリレー回路１と、前記マイコンからの出力を受け
あらかじめ設定された時間後に出力する時延回路と、前
記時延回路からの出力を受けて分電盤の主幹ブレーカを
遮断させるための回路へ接続されるリレー回路２とによ
って構成され、地震が発生してその大きさが所定の値を
超えたとき分電盤の分岐ブレーカを瞬時に遮断させ、さ
らに大きな地震の場合分電盤の分岐ブレーカを瞬時に遮
断させると共に一定の時間後に分電盤の主幹ブレーカを
遮断させる構造としている。
【０００８】次に、本発明の感震センサユニットには、
地震の発生事実や震度の大きさあるいはブレーカの遮断
情報などを上記のマイコンが音声語句を選択して音声合
成ＬＳＩに音声語句の番号を出力しこの前記マイコンか
らの出力を受けて前記音声合成ＬＳＩがあらかじめ録音
された音声語句に相当する番号のデジタル音声信号を選
択してアナログ音声波形に変換する音声回路と、前記ア
ナログ音声波形を音声に変換して発するスピーカとが内
蔵され、また必要に応じて外部スピーカを取付できるよ
うに外部スピーカ端子が設けられている。
地震の発生事実や震度の大きさあるいはブレーカの遮断
情報などを上記のマイコンが音声語句を選択して音声合
成ＬＳＩに音声語句の番号を出力しこの前記マイコンか
らの出力を受けて前記音声合成ＬＳＩがあらかじめ録音
された音声語句に相当する番号のデジタル音声信号を選
択してアナログ音声波形に変換する音声回路と、前記ア
ナログ音声波形を音声に変換して発するスピーカとが内
蔵され、また必要に応じて外部スピーカを取付できるよ
うに外部スピーカ端子が設けられている。
【０００９】第３に、本発明の感震センサユニットには
上記のマイコンからの出力により電源表示・停電表示・
動作表示のための回路が内蔵され、音声を発すると共に
ランプあるいはＬＥＤなどによりそれぞれの状態を表示
させている。
上記のマイコンからの出力により電源表示・停電表示・
動作表示のための回路が内蔵され、音声を発すると共に
ランプあるいはＬＥＤなどによりそれぞれの状態を表示
させている。
【００１０】第４に、本発明の感震センサユニットには
器体表面にテストスイッチが設けられており、該テスト
スイッチは上記のマイコンに接続され、前記テストスイ
ッチをＯＮ操作したとき前記マイコンに保有させた自己
機能チェック機能によって自己機能チェックが行われ、
回路などに故障があれば音声を発すると同時にランプ等
によって器体表面に表示させている。
器体表面にテストスイッチが設けられており、該テスト
スイッチは上記のマイコンに接続され、前記テストスイ
ッチをＯＮ操作したとき前記マイコンに保有させた自己
機能チェック機能によって自己機能チェックが行われ、
回路などに故障があれば音声を発すると同時にランプ等
によって器体表面に表示させている。
【００１１】第５に、本発明の感震センサユニットには
器体表面にリセットスイッチが設けられて、該リセット
スイッチは上記のマイコンに接続され、商用電源通電時
に前記リセットスイッチをＯＮ操作したとき前記マイコ
ンに保有させた機能によって前記マイコンの全ての機能
を初期状態に戻し、また、停電時に前記リセットスイッ
チをＯＮ操作したとき前述のリレー回路１およびリレー
回路２の状態はそのままとして他の機能は初期状態に戻
すと共に状態を意味する音声を発しＬＥＤ等によって器
体表面に表示（消灯）させている。
器体表面にリセットスイッチが設けられて、該リセット
スイッチは上記のマイコンに接続され、商用電源通電時
に前記リセットスイッチをＯＮ操作したとき前記マイコ
ンに保有させた機能によって前記マイコンの全ての機能
を初期状態に戻し、また、停電時に前記リセットスイッ
チをＯＮ操作したとき前述のリレー回路１およびリレー
回路２の状態はそのままとして他の機能は初期状態に戻
すと共に状態を意味する音声を発しＬＥＤ等によって器
体表面に表示（消灯）させている。
【００１２】第６に、本発明の感震センサユニットに
は、地震による振動以外の過大な振動や衝撃が加わって
地震センサ等に異常が発生したとき、上記マイコンに保
有させた機能により、故障を意味する音声を発すると同
時にＬＥＤ等によって器体表面に故障表示する機能があ
る。
は、地震による振動以外の過大な振動や衝撃が加わって
地震センサ等に異常が発生したとき、上記マイコンに保
有させた機能により、故障を意味する音声を発すると同
時にＬＥＤ等によって器体表面に故障表示する機能があ
る。
【００１３】
【実施例の説明】以下に本件発明の感震センサユニット
について、図１の回路ブロック図および図２の分電盤へ
の組み込み図を用いて詳細に説明する。
について、図１の回路ブロック図および図２の分電盤へ
の組み込み図を用いて詳細に説明する。
【００１４】電源回路は、商用電源回路から後述する主
幹ブレーカを通さず直接電路から接続され、サージ吸収
素子・チョークコイル等によってサージ電圧を除去した
後、低圧トランスによって低圧（９Ｖ）に落とした電圧
を直流に変換して各回路に供給するものである。バッテ
リー回路は、停電時に前記の電源回路のからの電源供給
が出来なくなったとき、それに替わって各回路に電源を
供給するもので、正常時には前記電源回路によって充電
されている。（図２の３０７に図示） 電圧判定回路は、停電等によって前記電源回路の電圧が
無くなったときや電圧が一定レベル以下になったとき、
それを検知判定して前記電源回路から前記バッテリー回
路に切り替え、また、電源が復帰したときは、逆に前記
バッテリー回路から前記電源回路に切り替えると共に、
それらの情報を後に説明するマイコンに対して出力する
ものである。地震センサは、例えば公開特許公報（特開
平８ー１４５７７６）により公知の特徴量抽出手段・デ
ータ信憑性判断手段・推論手段を設けた高精度のもの
で、地震の大きさ（震度の大きさ）に対してリニアに出
力を発生するものである。リセットスイッチは、図２の
３に図示する器体表面に取り付けられた押し釦式のスイ
ッチで、接点の両端は後述のマイコンの端子に接続され
ている。（図２の３０６に図示） テストスイッチは、前記の器体表面に取り付けられた押
し釦式の別のスイッチで、接点の両端は後述のマイコン
の別の端子に接続されている。（図２の３０５に図示） マイコンは、前記電圧判定回路・前記地震センサ・前記
リセットスイッチ・前記テストスイッチからの情報、お
よび、前記マイコン自体に保有させた機能によって、後
に説明する音声回路・表示回路・時延回路・リレー回路
に対応して出力するマイクロコンピュータである。音声
回路は、前記マイコンにあらかじめ録音され、同じマイ
コンから選択・出力される音声信号を音声波形に変換
し、増幅して出力する回路である。スピーカは、前記音
声波形を変換し、音声として発するものである。本発明
では、スピーカを内蔵させているが外部にも取付ができ
るように図２の３０９に図示する外部スピーカ端子を設
けてある。（図２の３０１に図示） 表示回路は、前記マイコンからの出力を受けてランプや
ＬＥＤを点灯させるための回路である。図２の３０２は
表示ランプで、３０３は電源表示ＬＥＤで、３０４は故
障表示ＬＥＤである。時延回路は、前記マイコンからの
出力を受けてあらかじめ設定された時間が経過した後に
出力する回路である。リレー回路２は、前記時延回路か
らの出力によって第二のリレーコイルに電圧を印加し、
第二のリレー接点を閉路させる回路である。主幹ブレー
カは、図２の１に図示する分電盤内部に組み込まれ、前
記第二のリレー接点が閉路したとき図２の３０８に図示
する配線用コネクターからの接続線を通してブレーカ内
部に設けられた電磁トリップ装置に電圧が印加されて遮
断動作するものである。前記主幹ブレーカが遮断動作す
ると、負荷機器への電圧供給が停止されて全停電とな
る。（図２の２に図示） リレー回路１は、前記マイコンからの出力によって第一
のリレーコイルに電圧を印加し、第一のリレー接点を閉
路させる回路である。分岐ブレーカは、前記分電盤内部
に組み込まれ、前記第一のリレー接点が閉路したとき前
記配線用コネクターからの接続線を通してブレーカ内部
に設けられた電磁トリップ装置に電圧が印加されて遮断
動作するものである。前記分岐ブレーカが遮断動作する
と、該分岐ブレーカに接続された負荷機器（例えば電気
ヒータ等）のみ電圧供給が停止される。（図２の４に図
示）
幹ブレーカを通さず直接電路から接続され、サージ吸収
素子・チョークコイル等によってサージ電圧を除去した
後、低圧トランスによって低圧（９Ｖ）に落とした電圧
を直流に変換して各回路に供給するものである。バッテ
リー回路は、停電時に前記の電源回路のからの電源供給
が出来なくなったとき、それに替わって各回路に電源を
供給するもので、正常時には前記電源回路によって充電
されている。（図２の３０７に図示） 電圧判定回路は、停電等によって前記電源回路の電圧が
無くなったときや電圧が一定レベル以下になったとき、
それを検知判定して前記電源回路から前記バッテリー回
路に切り替え、また、電源が復帰したときは、逆に前記
バッテリー回路から前記電源回路に切り替えると共に、
それらの情報を後に説明するマイコンに対して出力する
ものである。地震センサは、例えば公開特許公報（特開
平８ー１４５７７６）により公知の特徴量抽出手段・デ
ータ信憑性判断手段・推論手段を設けた高精度のもの
で、地震の大きさ（震度の大きさ）に対してリニアに出
力を発生するものである。リセットスイッチは、図２の
３に図示する器体表面に取り付けられた押し釦式のスイ
ッチで、接点の両端は後述のマイコンの端子に接続され
ている。（図２の３０６に図示） テストスイッチは、前記の器体表面に取り付けられた押
し釦式の別のスイッチで、接点の両端は後述のマイコン
の別の端子に接続されている。（図２の３０５に図示） マイコンは、前記電圧判定回路・前記地震センサ・前記
リセットスイッチ・前記テストスイッチからの情報、お
よび、前記マイコン自体に保有させた機能によって、後
に説明する音声回路・表示回路・時延回路・リレー回路
に対応して出力するマイクロコンピュータである。音声
回路は、前記マイコンにあらかじめ録音され、同じマイ
コンから選択・出力される音声信号を音声波形に変換
し、増幅して出力する回路である。スピーカは、前記音
声波形を変換し、音声として発するものである。本発明
では、スピーカを内蔵させているが外部にも取付ができ
るように図２の３０９に図示する外部スピーカ端子を設
けてある。（図２の３０１に図示） 表示回路は、前記マイコンからの出力を受けてランプや
ＬＥＤを点灯させるための回路である。図２の３０２は
表示ランプで、３０３は電源表示ＬＥＤで、３０４は故
障表示ＬＥＤである。時延回路は、前記マイコンからの
出力を受けてあらかじめ設定された時間が経過した後に
出力する回路である。リレー回路２は、前記時延回路か
らの出力によって第二のリレーコイルに電圧を印加し、
第二のリレー接点を閉路させる回路である。主幹ブレー
カは、図２の１に図示する分電盤内部に組み込まれ、前
記第二のリレー接点が閉路したとき図２の３０８に図示
する配線用コネクターからの接続線を通してブレーカ内
部に設けられた電磁トリップ装置に電圧が印加されて遮
断動作するものである。前記主幹ブレーカが遮断動作す
ると、負荷機器への電圧供給が停止されて全停電とな
る。（図２の２に図示） リレー回路１は、前記マイコンからの出力によって第一
のリレーコイルに電圧を印加し、第一のリレー接点を閉
路させる回路である。分岐ブレーカは、前記分電盤内部
に組み込まれ、前記第一のリレー接点が閉路したとき前
記配線用コネクターからの接続線を通してブレーカ内部
に設けられた電磁トリップ装置に電圧が印加されて遮断
動作するものである。前記分岐ブレーカが遮断動作する
と、該分岐ブレーカに接続された負荷機器（例えば電気
ヒータ等）のみ電圧供給が停止される。（図２の４に図
示）
【００１５】
【作用】以下に本件発明の感震センサユニットを分電盤
に組み込んだ場合においての操作および動作について、
図１の回路ブロック図および図２を用いて説明する。
に組み込んだ場合においての操作および動作について、
図１の回路ブロック図および図２を用いて説明する。
【００１６】まず、主幹ブレーカに商用電源が印加さ
れ、主幹および分岐のブレーカが投入（０Ｎ）状態にあ
ることを確認（この時、感震センサユニット表面の電源
表示のＬＥＤが点灯）後、テストスイッチを押し操作す
ると、マイコンに保有させた機能によって自己チェック
を行い、前記マイコンからの出力によりリレー回路１の
第一のリレー接点を閉路させて分岐ブレーカを遮断動作
させ、前記マイコンからの出力を時延回路によって一定
時間遅延させた後リレー回路２の第二のリレー接点を閉
路させて前記主幹ブレーカを遮断動作させると共にテス
ト開始・チェック結果および刻々のブレーカの状態を内
部あるいは外部に設けられたスピーカの音声によって確
認される。ここで、分岐ブレーカを遮断動作させる震度
（例えば：震度４以上）、主幹ブレーカを遮断動作させ
る震度（例えば：震度５以上）および遅延時間（例え
ば：５分）、音声の大きさ（例えば：７０デシベル）を
調節する。また、商用電源が停電の場合は、電源回路が
無電圧になるので、電圧判定回路がそれを検知して電源
をバッテリー回路に切り替え、電源表示のＬＥＤが消灯
すると同時に表示ランプが点灯する。
れ、主幹および分岐のブレーカが投入（０Ｎ）状態にあ
ることを確認（この時、感震センサユニット表面の電源
表示のＬＥＤが点灯）後、テストスイッチを押し操作す
ると、マイコンに保有させた機能によって自己チェック
を行い、前記マイコンからの出力によりリレー回路１の
第一のリレー接点を閉路させて分岐ブレーカを遮断動作
させ、前記マイコンからの出力を時延回路によって一定
時間遅延させた後リレー回路２の第二のリレー接点を閉
路させて前記主幹ブレーカを遮断動作させると共にテス
ト開始・チェック結果および刻々のブレーカの状態を内
部あるいは外部に設けられたスピーカの音声によって確
認される。ここで、分岐ブレーカを遮断動作させる震度
（例えば：震度４以上）、主幹ブレーカを遮断動作させ
る震度（例えば：震度５以上）および遅延時間（例え
ば：５分）、音声の大きさ（例えば：７０デシベル）を
調節する。また、商用電源が停電の場合は、電源回路が
無電圧になるので、電圧判定回路がそれを検知して電源
をバッテリー回路に切り替え、電源表示のＬＥＤが消灯
すると同時に表示ランプが点灯する。
【００１７】次に、震度３の地震が発生した場合、地震
センサが地震を検知し震度に対応した信号をマイコンに
出力し、該マイコンはあらかじめ保有させた機能によっ
てその情報を判断し、あらかじめ録音された音声の中か
ら選択して音声信号として音声回路に出力し、該音声回
路は音声信号を音声波形に変換して内部あるいは外部に
設けたスピーカに出力し、該スピーカから震度３の地震
が発生した旨の音声が発せられる。
センサが地震を検知し震度に対応した信号をマイコンに
出力し、該マイコンはあらかじめ保有させた機能によっ
てその情報を判断し、あらかじめ録音された音声の中か
ら選択して音声信号として音声回路に出力し、該音声回
路は音声信号を音声波形に変換して内部あるいは外部に
設けたスピーカに出力し、該スピーカから震度３の地震
が発生した旨の音声が発せられる。
【００１８】震度４の地震が発生した場合、地震センサ
が地震を検知し震度に対応した信号をマイコンに出力
し、該マイコンはあらかじめ保有させた機能によってそ
の情報を判断し、リレー回路１の第一のリレーコイルに
電圧を印加して第一のリレー接点を閉路させて分岐ブレ
ーカを遮断動作させ、また前記マイコンは音声語句を選
択して音声合成ＬＳＩに音声語句の番号を出力し、前記
音声合成ＬＳＩはあらかじめ録音された音声語句に相当
する番号のデジタル音声信号を選択してアナログ音声波
形に変換してスピーカに出力し、該スピーカから震度４
の地震が発生し前記分岐ブレーカが遮断動作した旨の音
声が発せられる。
が地震を検知し震度に対応した信号をマイコンに出力
し、該マイコンはあらかじめ保有させた機能によってそ
の情報を判断し、リレー回路１の第一のリレーコイルに
電圧を印加して第一のリレー接点を閉路させて分岐ブレ
ーカを遮断動作させ、また前記マイコンは音声語句を選
択して音声合成ＬＳＩに音声語句の番号を出力し、前記
音声合成ＬＳＩはあらかじめ録音された音声語句に相当
する番号のデジタル音声信号を選択してアナログ音声波
形に変換してスピーカに出力し、該スピーカから震度４
の地震が発生し前記分岐ブレーカが遮断動作した旨の音
声が発せられる。
【００１９】震度５の地震が発生した場合、地震センサ
が地震を検知し震度に対応した信号をマイコンに出力
し、該マイコンはあらかじめ保有させた機能によってそ
の情報を判断し、リレー回路１の第一のリレーコイルに
電圧を印加して第一のリレー接点を閉路させて分岐ブレ
ーカを遮断動作させ、また時延回路は前記マイコンから
の出力を例えば５分間遅延させて出力し、リレー回路２
の第二のリレーコイルに電圧を印加して第二のリレー接
点を閉路させて主幹ブレーカを遮断動作させ、さらに前
記マイコンは音声語句を選択して音声合成ＬＳＩに音声
語句の番号を出力し、前記音声合成ＬＳＩはあらかじめ
録音された音声語句に相当する番号のデジタル音声信号
を選択してアナログ音声波形に変換してスピーカに出力
し、該スピーカから震度５の地震が発生し分岐ブレーカ
が遮断動作し５分後に主幹ブレーカが遮断動作して停電
する旨の音声が発せられる。前記主幹ブレーカが遮断動
作すると、マイコンに保有させた機能によって前記スピ
ーカから主幹ブレーカが遮断したことを知らせる音声が
発せられる。
が地震を検知し震度に対応した信号をマイコンに出力
し、該マイコンはあらかじめ保有させた機能によってそ
の情報を判断し、リレー回路１の第一のリレーコイルに
電圧を印加して第一のリレー接点を閉路させて分岐ブレ
ーカを遮断動作させ、また時延回路は前記マイコンから
の出力を例えば５分間遅延させて出力し、リレー回路２
の第二のリレーコイルに電圧を印加して第二のリレー接
点を閉路させて主幹ブレーカを遮断動作させ、さらに前
記マイコンは音声語句を選択して音声合成ＬＳＩに音声
語句の番号を出力し、前記音声合成ＬＳＩはあらかじめ
録音された音声語句に相当する番号のデジタル音声信号
を選択してアナログ音声波形に変換してスピーカに出力
し、該スピーカから震度５の地震が発生し分岐ブレーカ
が遮断動作し５分後に主幹ブレーカが遮断動作して停電
する旨の音声が発せられる。前記主幹ブレーカが遮断動
作すると、マイコンに保有させた機能によって前記スピ
ーカから主幹ブレーカが遮断したことを知らせる音声が
発せられる。
【００２０】地震がおさまって商用電源が復旧（表示ラ
ンプが消灯し電源表示ＬＥＤが点灯すると共に音声を発
する）したとき、リセットスイッチを押し操作すると、
マイコンに保有させた機能により、前記マイコンの全て
の機能を初期状態に戻すことができると共に音声によっ
て状態を知らせる。そこで、負荷機器等の安全を確認し
て主幹および分岐のブレーカを投入（ＯＮ）すると電気
回路を復旧することができる。商用電源がまだ復旧して
いないときには、リセットスイッチを押し操作した後主
幹ブレーカを投入（ＯＮ）操作しても、前記マイコンに
保有させた機能により商用電源が復旧したとき、主幹ブ
レーカが瞬時に遮断動作して再送電によって二次的に発
生する電気火災を防止することができる。
ンプが消灯し電源表示ＬＥＤが点灯すると共に音声を発
する）したとき、リセットスイッチを押し操作すると、
マイコンに保有させた機能により、前記マイコンの全て
の機能を初期状態に戻すことができると共に音声によっ
て状態を知らせる。そこで、負荷機器等の安全を確認し
て主幹および分岐のブレーカを投入（ＯＮ）すると電気
回路を復旧することができる。商用電源がまだ復旧して
いないときには、リセットスイッチを押し操作した後主
幹ブレーカを投入（ＯＮ）操作しても、前記マイコンに
保有させた機能により商用電源が復旧したとき、主幹ブ
レーカが瞬時に遮断動作して再送電によって二次的に発
生する電気火災を防止することができる。
【００２１】
【効果】本発明の感震センサユニットを組み込んだ分電
盤を使用すれば、大地震が発生したとき、電気ヒータな
ど二次的に電気火災を発生する可能性のある回路を瞬時
に遮断するので地震による被害を最小限にとどめること
ができ、特に夜間においては電灯回路等に引続き電圧が
印加されているので照明によって避難が容易にできる利
点がある。また、再送電による二次的に発生する電気火
災についても防止できる利点もある。次に、分電盤に使
用するブレーカは電磁遮断装置を取り付けるだけである
ので安価であり、トータル的にも費用は安くて済む。第
三に、本発明には、機能をチェックする機能を設けてい
るので、定期的にテストすることにとって、不良品がそ
のまま取り付けられていることがなく、安心して使用で
きる効果がある。第四に、感震センサユニット内部ある
いは外部に設けられたスピーカからの音声情報によって
適切な行動がとれるので大変便利である。
盤を使用すれば、大地震が発生したとき、電気ヒータな
ど二次的に電気火災を発生する可能性のある回路を瞬時
に遮断するので地震による被害を最小限にとどめること
ができ、特に夜間においては電灯回路等に引続き電圧が
印加されているので照明によって避難が容易にできる利
点がある。また、再送電による二次的に発生する電気火
災についても防止できる利点もある。次に、分電盤に使
用するブレーカは電磁遮断装置を取り付けるだけである
ので安価であり、トータル的にも費用は安くて済む。第
三に、本発明には、機能をチェックする機能を設けてい
るので、定期的にテストすることにとって、不良品がそ
のまま取り付けられていることがなく、安心して使用で
きる効果がある。第四に、感震センサユニット内部ある
いは外部に設けられたスピーカからの音声情報によって
適切な行動がとれるので大変便利である。
【図１】本発明の実施例を示す回路ブロック説明図。
【図２】本発明を分電盤に組み込んだ実施例の正面図。
１ 分電盤ケース ２ 主幹ブレーカ ３ 感震センサユニット ３０１ スピーカ部 ３０２ 表示ランプ ３０３ 電源表示ＬＥＤ ３０４ 故障表示ＬＥＤ ３０５ テストスイッチ ３０６ リセットスイッチ ３０７ バッテリー収納部 ３０８ 配線用コネクター ３０９ 外部スピーカ用端子 ４ 分岐ブレーカ
Claims (6)
- 【請求項１】 ブレーカと共に分電盤に組み込まれ大地
震発生時に前記ブレーカに遮断信号を発してブレーカを
遮断させて電気火災等の二次災害を防止するための感震
センサユニットにおいて、商用電源からサージ電圧等を
除去して直流に変換する電源回路と、停電時の電源とな
るバッテリー回路と、前記電源回路の電圧の有無を判別
して無電圧のときに前記バッテリー回路に切り替える電
圧判定回路と、地震の大きさ（震度の大きさ）に対して
リニアに出力を発生する地震センサと、前記電圧判定回
路および前記地震センサなどからの情報を判別・制御し
て必要情報を出力するマイクロコンピュータ（以下マイ
コンと呼ぶ）と、前記マイコンからの出力を受けて分電
盤の分岐ブレーカを遮断させるための回路へ接続される
リレー回路１と、前記マイコンからの出力を受けあらか
じめ設定された時間後に出力する時延回路と、前記時延
回路からの出力を受けて分電盤の主幹ブレーカを遮断さ
せるための回路へ接続されるリレー回路２とによって構
成され、地震が発生してその大きさが所定の値を超えた
とき分電盤の分岐ブレーカを瞬時に遮断させ、さらに大
きな地震の場合分電盤の分岐ブレーカを瞬時に遮断させ
ると共に一定の時間後に分電盤の主幹ブレーカを遮断さ
せる構造とすることを特徴とする感震センサユニット。 - 【請求項２】 地震の発生事実や震度の大きさあるいは
ブレーカの遮断情報などを上記のマイコンが音声語句を
選択して音声合成ＬＳＩに音声語句の番号を出力しこの
前記マイコンからの出力を受けて前記音声合成ＬＳＩが
あらかじめ録音された音声語句に相当する番号のデジタ
ル音声信号を選択してアナログ音声波形に変換する音声
回路と、前記アナログ音声波形を音声に変換して発する
スピーカとを内蔵したことを特徴とし、また必要に応じ
て外部スピーカを取り付けできるように外部スピーカ端
子を設けることを可能とした請求項１の感震センサユニ
ット。 - 【請求項３】 上記のマイコンからの出力により電源表
示・停電表示・動作表示のための回路を内蔵し、音声を
発すると共にランプあるいはＬＥＤなどにより表示する
ことを特徴とする請求項１および請求項２の感震センサ
ユニット。 - 【請求項４】 器体表面にテストスイッチを設けて該テ
ストスイッチを上記のマイコンに接続し、前記テストス
イッチをＯＮ操作したとき、前記マイコンに保有させた
自己機能チェック機能によって自己機能チェックを行
い、回路などに故障があれば音声を発すると同時にラン
プ等によって器体表面に表示することを特徴とする請求
項１、請求項２および請求項３の感震センサユニット。 - 【請求項５】 器体表面にリセットスイッチを設けて該
リセットスイッチを上記のマイコンに接続し、商用電源
通電時に前記リセットスイッチをＯＮ操作したとき前記
マイコンに保有させた機能によって前記マイコンの全て
の機能を初期状態に戻し、また、停電時に前記リセット
スイッチをＯＮ操作したとき前述のリレー回路１および
リレー回路２の状態はそのままとして他の機能は初期状
態に戻すと共に状態を意味する音声を発しＬＥＤ等によ
って器体表面に表示（消灯）することを特徴とする請求
項１、請求項２および請求項３の感震センサユニット。 - 【請求項６】 地震による振動以外の過大な振動や衝撃
が加わって地震センサ等に異常が発生したとき、上記マ
イコンに保有させた機能により、故障を意味する音声を
発しＬＥＤ等によって器体表面に故障表示することを特
徴とする請求項１、請求項２および請求項３の感震セン
サユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15739297A JP3777452B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 感震センサユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15739297A JP3777452B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 感震センサユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10336885A true JPH10336885A (ja) | 1998-12-18 |
| JP3777452B2 JP3777452B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=15648637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15739297A Expired - Lifetime JP3777452B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 感震センサユニット |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3777452B2 (ja) |
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| JP2006313728A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-11-16 | Sanyo Noritsu Denki Kk | ブレーカ制御システム及びブレーカ |
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| JP2015190887A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日東工業株式会社 | 感震器 |
| JP2015190870A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 日東工業株式会社 | 感震器 |
| JP2015198478A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | テンパール工業株式会社 | 分電盤 |
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| JP2015207387A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 日東工業株式会社 | 開閉器の自動操作装置 |
| JP2015213420A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-26 | 八朗 河野 | 停電時における切換スイッチ自動切断装置並びに停電時又は地震時における切換スイッチ自動切断装置 |
| JP2016039714A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 日東工業株式会社 | 障害情報評価システム |
| JP2016200574A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 河村電器産業株式会社 | 感震遮断システム |
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| JP2016220381A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 河村電器産業株式会社 | 感震遮断システム |
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| JP2019187044A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | 河村電器産業株式会社 | 遮断通知システム |
| JP2020074665A (ja) * | 2017-12-29 | 2020-05-14 | テンパール工業株式会社 | 分電盤 |
| JP2020089243A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 感震システム、分電盤、方法及びプログラム |
| WO2020129843A1 (ja) * | 2018-12-20 | 2020-06-25 | 公義 山本 | 分電盤 |
| JP2020198766A (ja) * | 2019-06-05 | 2020-12-10 | 河村電器産業株式会社 | 電源切替システム |
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|---|---|---|---|---|
| KR101629906B1 (ko) * | 2013-08-09 | 2016-06-13 | (주)서전기전 | 지진감지 기능을 구비한 전력차단 시스템이 내장된 배전반 및 그 구동방법 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP15739297A patent/JP3777452B2/ja not_active Expired - Lifetime
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