JP2019142622A - エレベーターガイドレール芯出し装置及びエレベーターガイドレール芯出し方法 - Google Patents

エレベーターガイドレール芯出し装置及びエレベーターガイドレール芯出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】昇降路内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、エレベーターガイドレールの高精度な自動位置決めを確実に実行する。【解決手段】エレベーターガイドレール芯出し装置100は、昇降路8におけるガイドレール25を据え付け可能な取付可能面(プレート9)に両端を固定する冶具受1と、冶具3と冶具受1との間に配置され、冶具受1に対する冶具3の相対位置を電動で変更し固定する、鉛直軸まわりの回転自由度と水平面内の2軸の並進自由度を持つ位置決め機構2と、位置決め機構2に固定され左右にレール把持装置21と基準検出装置22を有する冶具3と、位置決め機構2による位置決め動作を自動制御する制御装置4と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーターガイドレール芯出し装置及びエレベーターガイドレール芯出し方法に関し、エレベーターのガイドレールを昇降路内に据え付ける作業においてガイドレールを位置決めするための冶具に関するエレベーターガイドレール芯出し装置及びエレベーターガイドレール芯出し方法に適用して好適なものである。
エレベーターの昇降路の内側には、乗りかごを両側から支える2本のガイドレールがあり、このガイドレールに沿って乗りかごは上下に昇降する。ガイドレールは、1本の長さが3〜5メートルのレールを繋ぎ合わせて立設されており、ブラケットで昇降路の壁や梁等に据え付けられる。なお、エレベーターの走行中の乗り心地等を配慮して、ガイドレールは、垂直になるように高精度に位置決めして据え付けられることが求められる。
従来、ガイドレールを据え付ける際に、高精度に位置決めしてガイドレールの芯出しを行う方法として以下のような方法が知られている。まずは、ガイドレール据付位置の脇に鉛直にピアノ線を敷設して基準位置とする。そして、作業員が、ピアノ線を基準にしながら、最下段に設置する1段目のレールを据え付ける。次に、昇降路の天井部から残りのレール(最上段から2段目までのレール)を連結して吊り下げて仮止めする。その後、昇降路内を昇降する作業床に乗った作業員が、ピアノ線を基準にしながら、下段から順に、各段のレールを位置決めしブラケットでガイドレールを昇降路の壁や梁等に固定していく。しかし、このような作業員の手作業によるガイドレールの高精度な位置決めは、熟練を要し、さらに時間も掛かる作業であった。
ここで、例えば特許文献1には、ガイドレールの芯出し作業を短時間に実行し、エレベーターへの据え付け作業の短工期化及び省力化を目的としたエレベーターガイドレールの芯出し装置が開示されている。
特許文献1に開示された芯出し装置によれば、基準線に対するガイドレールの位置ずれを測定する検出機構と、検出機構によって測定された位置ずれを補正するようにガイドレールを補正移動させる補正機構と、を備えることにより、2段目以降のガイドレールの位置決めを自動で実行可能にしている。
詳しくは、特許文献1の芯出し装置において、検出機構は、センサとガイドレール把持部の位置関係と、基準線(ピアノ線)とガイドレール目標設置位置の関係とを設定しておくことによって、ピアノ線の位置検出結果からガイドレールのずれを計算できるようにしている。そして、補正機構が、ガイドレールのずれが許容値以下となるようにアクチュエータを制御して、ガイドレールを把持した冶具を動かすようにしている。このようにすることで、特許文献1の芯出し装置は、ピアノ線を基準にガイドレールの位置決めを自動で行うことができる。
特開平5−278968号公報
上述したように、特許文献1の芯出し装置は、ピアノ線を基準にガイドレールの位置決めを自動で行うことができるものであるが、芯出し装置が設置されるかご枠において十分な剛性を確保することが困難であると予想されるために、ガイドレールの位置決めが困難になり得るという課題があった。
具体的には、特許文献1の芯出し装置では、ガイドレールを把持するレール把持機構がかご枠の上部に設置されており、かご枠内の作業床に作業員が乗って、位置決め結果に基づくブラケットの固定等の作業を行う。かご枠は、かご枠下部に設置された支持機構によって、固定済みのガイドレールに固定されるようになっているが、それだけでは十分な剛性を確保することが困難であると予想される。そしてこのように十分な剛性が確保されていないと、ブラケットの固定作業で作業員が作業床上で動いた場合等にかご枠が揺れ、かご枠上部に取り付けた芯出し装置も揺れてしまうことから、ガイドレールの位置が定まらないという課題が生じる。
また、特許文献1では、変形例として、ガイドレールを把持している冶具(かご枠全体を冶具と見なす)に、アクチュエータで伸縮する支持機構を配置し、当該支持機構が昇降路壁を押しながら冶具を動かすという開示もなされている。このような昇降路壁への押し当てが確実に可能であれば、十分な剛性は確保できると想定される。
しかしながら、上記の支持機構を押し当てることのできる昇降路の梁や鉄骨の位置は、建築現場によって様々であり、また、同じ現場でも各階で異なる場合がある。したがって、上記の支持機構が取り付けられている場所に必ず梁や鉄骨が存在するという限定された現場でしか、使用することができず、結果として、ガイドレールの高精度な位置決めを確実に実行することに対して課題が残されていた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、昇降路内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、ガイドレールの高精度な自動位置決めを確実に実行することができるエレベーターガイドレール芯出し装置及びエレベーターガイドレール芯出し方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、エレベーターの昇降路内を移動する作業床に載せられて、前記昇降路の対向する側面に据え付けるガイドレールの芯出しを行うエレベーターガイドレール芯出し装置であって、1対の前記ガイドレールを両端に把持する冶具と、前記昇降路の対向する側面のうちの前記ガイドレールを据え付け可能な取付可能面に、両端を水平に押し当てて固定する冶具受と、前記冶具と前記冶具受との間に配置され、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を電動で変更し固定する位置決め機構と、前記昇降路に設置した基準に対する前記冶具の相対位置を検出する基準検出装置と、前記基準検出装置による検出結果に基づいて、前記冶具が前記基準に対して所定の相対位置をとるように、前記位置決め機構による位置決め動作を自動制御する制御装置と、を備えるエレベーターガイドレール芯出し装置が提供される。このエレベーターガイドレール芯出し装置において、前記位置決め機構は、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、鉛直軸方向に電動で相対的にねじって変位させて固定する第1の位置決め装置と、前記取付可能面または前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の1軸方向に電動で並進移動させて固定する第2の位置決め装置と、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の前記第2の位置決め装置とは異なる1軸方向に電動で並進移動させて固定する第3の位置決め装置と、を有する。
また、かかる課題を解決するため本発明においては、エレベーターの昇降路内を移動する作業床に載せられて、前記昇降路の対向する側面に据え付けるガイドレールの芯出しを行うエレベーターガイドレール芯出し装置を用いた以下のようなエレベーターガイドレール芯出し方法が提供される。ここで、前記エレベーターガイドレール芯出し装置は、1対の前記ガイドレールを両端に把持する冶具と、前記昇降路の対向する側面のうちの前記ガイドレールを据え付け可能な取付可能面に、両端を水平に押し当てて固定する冶具受と、前記冶具と前記冶具受との間に配置され、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を電動で変更し固定する位置決め機構と、前記昇降路に設置した基準に対する前記冶具の相対位置を検出する基準検出装置と、前記位置決め機構による位置決め動作を自動制御する制御装置と、を有し、前記位置決め機構は、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、鉛直軸方向に電動で相対的にねじって変位させて固定する第1の位置決め装置と、前記取付可能面または前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の1軸方向に電動で並進移動させて固定する第2の位置決め装置と、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の前記第2の位置決め装置とは異なる1軸方向に電動で並進移動させて固定する第3の位置決め装置と、を有する。そして、このエレベーターガイドレール芯出し方法は、前記冶具の両端に1対の前記ガイドレールを把持させた後に、前記位置決め機構が、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置が変更されないように前記第1乃至第3の位置決め装置を固定する開始ステップと、前記開始ステップの後に、前記基準検出装置が、前記基準に対する前記冶具の相対位置を検出する位置ずれ算出ステップと、前記位置ずれ算出ステップによる検出結果に基づいて、前記制御装置が、前記冶具が前記基準に対して所定の相対位置をとるように、前記位置決め機構による位置決め動作を自動制御する位置決めステップと、を備え、前記位置決めステップによって決定された前記位置決め動作の結果に基づいて、前記冶具の両端に把持された前記ガイドレールが前記取付可能面に据え付けられることを特徴とする。
本発明によれば、エレベーターのガイドレール芯出し作業において、昇降路内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、高精度なガイドレールの自動位置決めを確実に実行することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置の斜視図である。 図1に示したエレベーターガイドレール芯出し装置の上面図である。 回転角度位置決め装置の構造を説明するための図である。 並進方向位置決め装置の構造を説明するための図である。 レール把持装置の三角投影図である。 作業床上に設置したエレベーターガイドレール芯出し装置を説明するための図である。 第1の実施の形態におけるガイドレール芯出し作業の開始準備作業の手順例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるガイドレール芯出し作業の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置の上面図である。 第2の実施の形態におけるガイドレール芯出し作業の手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置の上面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるエレベーターガイドレール芯出し装置の動作を説明するために装置本体部分のみ取り出して変形の様子を示した上面図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置の斜視図である。また、図2は、図1に示したエレベーターガイドレール芯出し装置の上面図である。
(1−1)エレベーターガイドレール芯出し装置100の構造
図1に示すように、第1の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置100は、冶具受1、位置決め機構2、冶具3、及び制御装置4を備えて構成される。図1及び図2を参照して、エレベーターガイドレール芯出し装置100の構造を説明する。
(1−1−1)冶具受1
冶具受1は、両端の当て板5と、ビーム6と、冶具受1の各部を操作するための操作ボタン7と、を備えて構成される。
当て板5は、昇降路8のブラケット取付位置に設置されたプレート(または梁、壁)9に当てるための板であって、板を支持するロッド10を備えて構成される。
ビーム6には、ロッド10の押し出し機構が内蔵されており、操作ボタン7の操作に基づいて押し出し機構が電動でロッド10を伸縮させることで、左右の当て板5を押し出したり、収納したりする。
操作ボタン7は、当て板5の移動を操作するためのボタンであって、操作ボタン7を操作して当て板5を押し出すと、ブラケット受11bを固定する場所にあるプレート(または梁、壁)9に当たり、所定の力で突っ張ることにより、冶具受1が昇降路8に固定される。また、操作ボタン7を操作して当て板5を戻す(収納する)と、冶具受1の昇降路8への固定が解除される。
ここで、ブラケット受11bについて補足する。詳細な手順は後述するが、本実施の形態におけるガイドレール25の芯出し作業では、ガイドレール25の位置決めが行われた後、位置決め結果に基づいて、当該ガイドレール25を固定するためのブラケット11が昇降路8の壁に固定されることによって、ガイドレール25が決められた位置に固定される。
このようなブラケット11の固定についてより詳しく説明すると、図2に示したように、ブラケット11は、ブラケット本体11aとブラケット受11bとから構成される。そして、ガイドレール25の位置決めが行われると、作業員が、位置決め結果に基づいて、ブラケット受11bを昇降路8の壁に設けられたプレート(または梁、壁)9に固定する。このようにプレート9が設けられた、ブラケット受11bを取付可能な位置を「ブラケット取付位置」と称する。さらに作業員は、ブラケット本体11aをクリップでガイドレール25に取り付け、ブラケット本体11aとブラケット受11bとを溶接することによって、ガイドレール25を昇降路8に固定する。
なお、以降の説明では、このようなブラケット本体11a及びブラケット受11bの固定をまとめて、「ブラケット11の固定(ブラケット11の取り付け)」と称する。この場合、プレート9によるブラケット取付位置は、ブラケット11を取付可能な位置である、ということができる。そして、本実施の形態では、ブラケット取付位置(プレート9)に冶具受1が固定された状態でガイドレール25の位置決めが行われることによって、ブラケット取付位置以外の昇降路8内の状態(梁の位置や壁の位置等)に拘わらず、確実にブラケット取付位置(プレート9)にブラケット11を固定することができてガイドレール25の芯出しが可能となる。
また、以降の説明では、上述したようにブラケット11を介してガイドレール25が昇降路8の取付位置(プレート9)に固定されることについて、広義で「ガイドレール25の昇降路8(取付位置、プレート9)への固定」等の表記を行うことがある。
また、図7を参照して後述するように、ガイドレール芯出し作業の開始準備作業において、エレベーターガイドレール芯出し装置100は作業床34の手すり部分に載せられるが、このときに冶具受1を手すりにセットする(置く)ためのジョイント12が、ビーム6の左右に取り付けられている。ジョイント12は、手すりを固定する部分とビーム6を固定する部分との間にばねを入れて構成されることで、冶具受1を手すりから浮かせた状態で支持する。エレベーターガイドレール芯出し装置100は、このようなジョイント12を介して手すりに載せられることにより、作業床34が揺れても、冶具受1、及び冶具受1よりも上方に位置する冶具3への影響をなくすことができる。より具体的には、ジョイント12のばねによって、作業床34の上下方向への揺れだけでなく、前後左右方向への揺れも吸収することができるため、冶具受1及び冶具3への影響を遮断することができる。
(1−1−2)位置決め機構2
位置決め機構2は、冶具受1に対する冶具3の相対位置を電動で変更し固定する「冶具3の位置決め」を行うことができる機構であって、冶具受1のビーム6に取り付けられる。図1及び図2に示すように、位置決め機構2は、1軸の回転角度位置決め装置13と、直交する2軸の並進方向位置決め装置14,15と、回転角度位置決め装置13及び並進方向位置決め装置14(及び並進方向位置決め装置15)が取り付けられたバー16と、バー16に設けられて位置決め機構2の各部を操作するための操作ボタン17と、を備える。
なお、本説明では、各軸の位置決め装置の詳細を説明するために、昇降路8の正面から見て左右方向をx軸、上下方向をy軸、前後方向をz軸とする。このとき、位置決め機構2を構成する各軸の位置決め装置は、y軸周りの回転角度位置決め装置13、z軸方向の並進方向位置決め装置14、及びx軸方向の並進方向位置決め装置15となる。
まず、回転角度位置決め装置13の構造について詳述する。
図3は、回転角度位置決め装置の構造を説明するための図である。回転角度位置決め装置13は、冶具受1に対する冶具3の相対位置を鉛直軸方向(y軸周り)に相対的にねじって位置決めする電動の位置決め装置であって、図3等に示したように、回転軸を中心に回転可能なウォームホイール(回転テーブル)131と、回転角度を制御するためのアクチュエータ132と、回転テーブル131の回転軸を固定(ロック)またはフリーにするためのクラッチ133と、を備えて構成される。
アクチュエータ132は、モータ134及びウォームギヤ(減速機)135で構成される。アクチュエータ132では、減速機135による減速比を比較的高く(例えば100程度)しておくことにより、モータ134を停止させるだけで回転テーブル131の回転軸を固定(ロック)することができる。
クラッチ133は、ディスク136及びブレーキ137で構成される。操作ボタン17の操作に基づいて電磁ソレノイドに通電すると、クラッチ133が繋がり、モータ軸(モータ134の回転軸)と回転軸(回転テーブル131の回転軸)とが結合する。一方、操作ボタン17の操作に基づいて電磁ソレノイドの通電を遮断すると、クラッチ133が切れ、モータ軸及び回転軸は回転自由になる。
また、図3に示すように、回転角度位置決め装置13は、バー16に取り付けられたステー138にクラッチ133のブレーキ137が固定され、クラッチ133のディスク136がウォームホイール(回転テーブル)131に固定され、ウォームホイール131の回転軸やウォームホイール131に噛合するアクチュエータ132がビーム6に固定されることによって、バー16及びビーム6に接続される。
以上のような構造を有することにより、回転角度位置決め装置13において、ブレーキ137がフリーのとき(すなわち、クラッチ133が切れているとき)、バー16はビーム6に対して自由に回転可能となり、ブレーキ137がロックしたとき(すなわち、クラッチ133が繋がっているとき)、バー16はモータ134によってy軸回りの回転角度が位置決めされる。
次に、並進方向位置決め装置14の構造について詳述する。並進方向位置決め装置14は、冶具受1に対する冶具3の相対位置を水平面上の1軸方向(z軸方向)に、相対的な並進移動によって位置決めする電動の位置決め装置であって、回転テーブル131の上に固定されてz軸方向に伸びたバー16の後方上面に配置される。したがって、並進方向位置決め装置14の配置は、回転テーブル131が回転した角度だけ、昇降路8上に設定した座標系のz軸方向からずれる(図2参照)。
図4は、並進方向位置決め装置の構造を説明するための図である。図4等に示したように、並進方向位置決め装置14は、z軸方向に移動可能なスライダを有する上下2段のスライダユニットが接続されてz軸方向に並進可能な構造となっている。
具体的には、1段目(下側)のスライダユニットは、リニアガイド(直動ガイド)141、スクリュー軸143の回転によって移動可能なスライダ142、及び、スクリュー軸143の回転を制御することによってスライダ142の移動を制御するアクチュエータ144を備える。
1段目のスライダユニットでは、アクチュエータ144がスクリュー軸143を回転させてスライダ142を動かすことによって、スクリュー軸143の方向(z軸方向)に位置決めをすることができる。このような1段目のスライダユニットの上に、ロック機構149の付いた2段目のスライダユニットが支持される。
2段目(上側)のスライダユニットは、リニアガイド(直動ガイド)145、スライダ146(スライダ部分146a,メインボディ146b)、及びブレーキ147を備える。
なお、図4に示した各ブラケット151〜153は、以下のような役割を有する。ブラケット151は、バー16に取り付けられ、1段目のリニアガイド141をバー16に固定する役割を有する。ブラケット152は、1段目のスライダ142に2段目のリニアガイド145を取り付ける役割を有する。ブラケット153は、2段目のリニアガイド145にx軸方向の並進方向位置決め装置15を取り付ける役割を有する。
ここで、2段目のスライダユニットでは、ブレーキ147とリニアガイド145におけるブレーキ147側の面(ブレーキ摺動面148)とによって、スライダ146に対するロック機構149が形成されている。
ロック機構149は、操作ボタン17の操作に基づいて電磁ソレノイドに通電した場合に、電動ソレノイドでブレーキ147を作動させ、ブレーキ147は2段目のリニアガイド145のブレーキ摺動面148を把持し、2段目のスライダ146を2段目のリニアガイド145に固定するとともに1段目のスライダ142に固定する(1段目及び2段目のスライダ142,146の固定)。また、ロック機構149は、操作ボタン17の操作に基づいて電磁ソレノイドの通電を遮断した場合に、1段目及び2段目のスライダ142,146の固定を解除する。
上記のようにロック機構149によって1段目及び2段目のスライダ142,146が固定された状態では、1段目のスライダ142の位置決め機構によって2段目のスライダ146のz軸方向の位置が定まる。一方、ロック機構149によって1段目及び2段目のスライダ142,146の固定が解除された状態では、1段目のスライダ142の動きに関わらず、2段目のスライダ146はz軸方向に自由に並進移動できる。
次に、並進方向位置決め装置15の構造について詳述する。並進方向位置決め装置15は、冶具受1に対する冶具3の相対位置を、並進方向位置決め装置14とは異なる水平面上の別の1軸方向(x軸方向)に、相対的な並進移動によって位置決めする電動の位置決め装置である。x軸方向の並進方向位置決め装置15の構造は、前述したz軸方向の並進方向位置決め装置14の構造(図3,図4参照)と同一でよく、詳細な説明を省略する。
x軸方向の並進方向位置決め装置15は、冶具3とz軸方向の並進方向位置決め装置14との間に、y軸回りに90度回転させた位置(すなわち、x軸方向に並進可能な位置)に配置される。x軸方向の並進方向位置決め装置15の下側は、z軸方向の並進方向位置決め装置14におけるリニアガイド141とブラケット151との固定と同様に、ブラケット153によって1段目のスライダユニットのリニアガイドが固定されることによって、z軸方向の並進方向位置決め装置14と接続される。また、x軸方向の並進方向位置決め装置15の上側は、2段目のスライダ(または当該スライダに固定されるブラケット)が冶具3の後述するアーム18に固定されることによって、冶具3に接続される。
上記のように構成されることによって、x軸方向の並進方向位置決め装置15は、操作ボタン17の操作に基づいてロック機構による固定がされていない(解除されている)状態では、1段目及び2段目のスライダがx軸方向に自由に並進移動でき、ロック機構によって固定された状態では、1段目及び2段目のスライダの位置を固定する。
以上に説明したように、位置決め機構2では、回転角度位置決め装置13によるy軸周りの位置決め、並進方向位置決め装置14によるz軸方向の位置決め、及び並進方向位置決め装置15によるx軸方向の位置決めが可能である。そして、このような電動の位置決め装置を有する位置決め機構2が冶具受1と冶具3との間に配置されることによって、冶具受1に対する冶具3の位置を自在に変更して位置決めすることができる。
(1−1−3)冶具3
図1及び図2に示したように、冶具3は、x軸方向の並進方向位置決め装置15の2段目のスライダに固定されるアーム18と、アーム18の傾斜を測定する姿勢センサ19と、アーム18の左右に取り付けられたスペーサ20と、スペーサ20を介してアーム18の左右に取り付けられたレール把持装置21と、レール把持装置21の上面に取り付けられた基準検出装置22と、冶具3の各部を操作するための操作ボタン23と、姿勢センサ19によるアーム18の傾斜の測定結果を表示する表示器24と、を備えて構成される。
アーム18は、x軸方向に配置される棒状の部材であって、アーム18の中央付近に、姿勢センサ19とx軸方向の並進方向位置決め装置15の2段目のスライダに固定するための取付部(ブラケット)とが配置される。また、レール把持装置21によって把持される左右のガイドレール25の距離が所定の間隔となるよう調整する部材として、アーム18の左右にスペーサ20が取り付けられる。補足すると、乗りかごの幅寸法によってガイドレール25の間隔が異なるため、寸法の異なるスペーサ20をアーム18に付け替え可能とすることで、乗りかごの幅寸法に基づくガイドレール25の所定の間隔(長さ)に対応できるようにしている。そして、それぞれのスペーサ20の外側にレール把持装置21が取り付けられる。
図5は、レール把持装置の三角投影図である。図5には、図1に示したレール把持装置21の1つ(具体的には、図1においてアーム18の左側に取り付けられたレール把持装置21)について、y軸正方向及びz軸正方向からの投影図が示されている。
図5に示すように、レール把持装置21は、所謂「T字型」の形状を有するガイドレール25をx軸方向及びz軸方向に挟んで把持する。
具体的には、レール把持装置21は、ガイドレール25の頂部を当てる頂部側のローラ26と、ガイドレール25の底部を裏側から押さえる底部側のローラ27との組によって、ガイドレール25をx軸方向に把持する。ここで例えば、頂部側のローラ26は固定式とし、一方、底部側のローラ27は可動式として、直動アクチュエータ28によってアーム18側に引き寄せる構造とする。この場合、ガイドレール25の底部に接触させたローラ27を、ガイドレール25の頂部がローラ26に十分に接触するまでアーム18側に引き寄せることにより、レール把持装置21はガイドレール25をx軸方向に把持することができる。
なお、ローラ26及びローラ27における固定式/可動式に関する上記の組合せは本実施の形態の一例であって、入れ替えた組合せとしても良いし、あるいは、それぞれで固定/解除が可能な可動式のローラを採用する等してもよい。
特に、頂部側のローラ26については、通常は固定式として使用するとしても、ガイドレール25を移動させるときには可動式の(より内側に移動可能な)構造にすることが好ましい。このような構造にすることで、アーム18の両側のレール把持装置21においてローラ26が常に固定されている場合に比べて、レール把持装置21によって把持可能な寸法(ガイドレール25間の距離)の範囲が広がるため、昇降路8の壁幅が比較的狭い場合でも作業可能といったように、エレベーターガイドレール芯出し装置100によるガイドレール芯出し作業の適用対象を広げることができる。
また、レール把持装置21は、ガイドレール25の両側面に当てるローラ30及びローラ31の組によって、ガイドレール25をz軸方向に把持する。図5に示したように、ローラ30は、頂部側のローラ26が取り付けられた固定ローラ取付部材29に、当該ローラ26に直交する向きにガイドレールの一側面を当てるように配置されている。また、ローラ31は、ローラ30が当たる面とは逆側のガイドレール25の側面に当たるように配置されている。ここでは例えば、ローラ30を固定式とする一方で、ローラ31を可動式にして、直動アクチュエータ32によってガイドレール25を両側から挟む構造にすることで、レール把持装置21はガイドレール25をz軸方向に把持することができる。なお、ローラ30及びローラ31における固定式/可動式に関する上記の組合せは本実施の形態の一例であって、入れ替えた組合せとしても良いし、あるいは各自で固定/解除が可能なロック機構を有する可動式のローラを採用する等してもよい。
以上のようにレール把持装置21は、ガイドレール25をx軸方向及びz軸方向に挟んで把持することができ、このようなレール把持装置21がスペーサ20を介してアーム18の両端側に設けられることにより、冶具3は、アーム18に取り付けられた操作ボタン23の操作に基づいて、左右のガイドレール25を把持したり解除したりすることができる。
基準検出装置22は、ガイドレール25の位置決めを行う際に基準とするピアノ線33の位置(基準位置)を検出するためのセンサ装置である。基準検出装置22は、頂部側のローラ26が取り付けられた固定ローラ取付部材29に取り付けられることによって、ガイドレール25との位置関係を固定化することができる。また、例えば図1に示したように、ピアノ線33は、ガイドレール25の脇に設置されている(後述する図6も参照)。
基準検出装置22は、従来知られた基準検出装置(例えば、特許文献1に開示された検出機構4)を利用することができる。その具体的な構造についての説明は特許文献1(例えば図4)に開示されているために省略する。ここで、基準検出装置22のセンサとガイドレール25の頂部との位置関係は、当該センサが取り付けられた固定ローラ取付部材29の寸法から既知となるため、目標とするガイドレール25の位置とピアノ線33の位置関係との差分より、ガイドレール25のずれを求めることができる。
そして、制御装置4が、従来知られた補正制御(例えば、特許文献1に開示された補正機構5の動作に相当する制御)を実行可能とすることによって、基準検出装置22の算出結果(ガイドレール25のずれ)に基づいて、ガイドレール25の位置決めを行うことができる。具体的には図8のステップS25でも後述するが、制御装置4は、基準検出装置22によって算出されたガイドレール25のずれが許容値以下となるように、位置決め機構2のアクチュエータを制御して、ガイドレール25を把持した冶具3を動かすことによって、ガイドレール25の位置決め(冶具3の位置決めとも言える)を行う。
姿勢センサ19は、アーム18に取り付けられており、冶具3を取り付ける際に、アーム18の傾斜(すなわち、冶具3の傾斜に相当)を測定し、何れの方向に何度傾いているかの測定結果を表示器24に表示する。姿勢センサ19は、従来知られた傾斜センサを利用可能であって、その具体的な構造についての説明は省略する。また、姿勢センサ19の代わりに、水平器等を用いてもよい。
(1−2)エレベーターガイドレールの設置作業
本実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置100を用いたエレベーターガイドレールの設置作業について説明する。
図6は、作業床上に設置したエレベーターガイドレール芯出し装置を説明するための図である。図6には、昇降路8に立設された2本のガイドレール25と、ガイドレール25に沿って上下する作業床34と、作業床34の上に設置したエレベーターガイドレール芯出し装置100と、が示されている。
なお、前述したように、乗りかごを両側から支える2本のガイドレール25はそれぞれ、複数のレールを継ぎ合わせて立設される。図4では、このように継ぎ合わされる複数のレールについて、一番下の1段目から上に向かって順に、レール25a,25b,・・・,25zと表記する。すなわち、レール25aは、ガイドレール25の最下段に設置されるレールであり、レール25zは、ガイドレール25の最上段に設置されるレール(トップレールとも呼ぶ)である。
本実施の形態において、エレベーターガイドレールの設置作業を行う作業員は、複数段のレール25a〜25zによるガイドレール25を仮止めして昇降路8内に立設する等の準備作業(開始準備作業)を行った後に(図7参照)、エレベーターガイドレール芯出し装置100を用いてガイドレール25(各レール25a〜25z)の芯出し作業を行う(図8参照)。以下に、開始準備作業及び芯出し作業の具体的な手順を説明する。
(1−2−1)開始準備作業
図7は、第1の実施の形態におけるガイドレール芯出し作業の開始準備作業の手順例を示すフローチャートである。
図7によればまず、ステップS11において、作業員が、昇降路8の頂部からピアノ線33を鉛直に下ろし、ガイドレール25から所定の距離に設置する。
次に、ステップS12において、作業員は、ステップS11で設置したピアノ線33を基準にして、ガイドレール25の一番下に設置する1段目のレール25aを据え付ける。
次いで、ステップS13において、作業員は、昇降路8の天井部に取り付けた揚重機35を使って、昇降路8下部のピット(不図示)に取り込んだトップレール(レール25z)の上部を吊り下げ、レール25zの下端に次のレール(最上段の一段下に設置するレール)を連結して継ぎ足す。さらに、このレールの継ぎ足し作業を、下から2段目のレール25bを連結するまで繰り返す。
そして、次のステップS14において、作業員は、ステップS13でトップレールから数珠繋ぎに連結されたレール群の下端(すなわち、2段目のレール25bの下端)と、ステップS12で固定した1段目のレール25aの上端とを連結し、さらに、トップレール(レール25z)を昇降路8に仮止めする。これによって、仮止めによるガイドレール25が昇降路8内に立設される。
次に、ステップS15において、作業員は、揚重機35を使って、ガイドレール25に沿って昇降路8内を昇降する作業床34を組み立てる。
次いで、ステップS16において、作業員は、ステップS15で組み立てた作業床34の手すりの部分に、エレベーターガイドレール芯出し装置100を載せる。
そして、次のステップS17において、作業員は、作業床34に乗り、揚重機35を使って、作業床34を、所定のブラケット取付位置まで移動させる。より具体的には、2段目のレール25bに対応するブラケット11を取付可能な「ブラケット取付位置」の高さ(昇降路8に設けられた対応するプレート9)に冶具受1が位置するように、作業床34を移動させる。
以上のステップS11〜S17が行われることによって開始準備作業が完了し、その後、作業員は、エレベーターガイドレール芯出し装置100を用いてガイドレール25(各レール25a〜25z)の芯出し作業を行うことができる。
(1−2−2)芯出し作業
図8は、第1の実施の形態におけるガイドレール芯出し作業の手順例を示すフローチャートである。なお、図8に示す各ステップの作業のうち、ステップS21,S22,S26,S30の作業は、作業員が行う作業である。一方、ステップS23〜S25及びステップS27〜S29の作業は、作業員による操作(例えば、操作ボタン7,17,23の操作)に基づいてエレベーターガイドレール芯出し装置100が自動で行う作業である。また、ステップS23の作業は、エレベーターガイドレール芯出し装置100による自動作業とせずに、作業員による作業としてもよい。
図8によればまず、ステップS21において、作業員が、冶具3の操作ボタン23を操作して、ガイドレール25(例えば、1回目の芯出し作業の場合は、レール25b)を把持する。(1−1−3)で前述したように、冶具3は、レール把持装置21によって、左右のガイドレール25をx軸方向及びz軸方向に挟んで把持する。
次のステップS22では、作業員は、姿勢センサ19による冶具3(アーム18)の傾斜の測定結果を表示器24で確認しながら、冶具3が水平になるように支持する。
次に、ステップS23において、作業員が冶具受1の操作ボタン7を操作することに基づいて、エレベーターガイドレール芯出し装置100が、冶具受1を昇降路8(プレート9)に固定する。なお、ステップS23で冶具受1が固定されたときの初期状態では、位置決め機構2の回転軸及び並進スライダは固定されていない。より具体的には、回転角度位置決め装置13の回転軸(回転テーブル131)は、アクチュエータ132から切り離されており、直交する2軸の並進方向位置決め装置14,15における各スライダ(例えば、スライダ142,146等)も固定されていない。
次いで、ステップS24では、エレベーターガイドレール芯出し装置100は、上記の初期状態で固定されていなかった位置決め機構2の回転軸及び並進スライダを固定する。
そしてステップS25では、作業員による冶具3の操作ボタン23の操作に基づいて、エレベーターガイドレール芯出し装置100がガイドレール25の位置決め動作を行う。より具体的には、制御装置4が、基準検出装置22によって基準とするピアノ線33の位置を検出し、基準位置に基づくガイドレール25の位置のずれを算出する。そして制御装置4は、上記算出したずれが許容値以下になるように、位置決め機構2のアクチュエータを制御する。すなわち、位置決め機構2の各位置決め装置(回転角度位置決め装置13、並進方向位置決め装置14,15)を制御することによって、レール把持装置21によって把持されたガイドレール25の位置のずれが許容値以下になるようにする。
上記のステップS25によって、レール把持装置21によって把持されたガイドレール25は適切な位置に位置決めされるため、ステップS26では、作業員が、位置決め結果に基づいて、ブラケット取付位置(プレート9)にブラケット11を取り付け、昇降路8に当該ガイドレール25(例えば、1回目の芯出し作業の場合は、レール25b)を固定する。
上記のステップS26によって、把持していたガイドレール25(例えばレール25b)の芯出しが完了したので、ステップS27〜S29において、エレベーターガイドレール芯出し装置100は、次段のレールの芯出しに移るために初期状態に戻す動作を行う。
具体的には、ステップS27では、作業員による操作ボタン17の操作に基づいて、エレベーターガイドレール芯出し装置100は、ステップS24において固定した位置決め機構2の回転軸及び並進スライダの固定状態を解除する。
そして、ステップS28では、作業員による操作ボタン23の操作に基づいて、エレベーターガイドレール芯出し装置100は、ステップS21において冶具3(レール把持装置21)によって把持したガイドレール25(例えばレール25b)の把持を解除する。
そして、ステップS29では、エレベーターガイドレール芯出し装置100は、全てのアクチュエータ(アクチュエータ132,144、直動アクチュエータ28,32)をホームポジション(初期位置)に戻す。
以上のステップS27〜S29の動作によって、エレベーターガイドレール芯出し装置100は初期状態に戻る。なお、ステップS27〜S29における各動作は、必ずしも、対応する操作ボタンの操作が作業員によって行われることに基づいて実行されるとしなくてもよく、例えば、ステップS26におけるガイドレール25(例えばレール25b)の固定が完了した後に、固定完了を示す所定の操作が作業員によって行われたことに基づいて、制御装置4が自動的にステップS27〜S29の処理を連続して行うようにしてもよい。また、ステップS27〜S29の動作順序を入れ替えてもよい。
最後に、ステップS30において、作業員は、揚重機35を使って、次のブラケット取付位置まで作業床34を移動させる。より具体的には、ガイドレール25の次に芯出しする段のレールに対応するブラケット11を取付可能な「ブラケット取付位置」の高さに冶具受1が位置するように、作業床34を上昇させる。
ここで、ステップS30の作業時には、事前にステップS27〜S29の動作が行われていることから、作業床34に載せられたエレベーターガイドレール芯出し装置100はガイドレール25に対してフリーなので(具体的には、位置決め機構2の回転軸及び並進スライダは固定されておらず、冶具3によるガイドレール25の把持も行われていない)、作業床34の移動に伴って、冶具3もガイドレール25に沿って移動することができる。
したがって、本実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置100を用いたガイドレール芯出し作業では、ある段のガイドレール25の芯出しを行った後、冶具3を冶具受1から取り外すことなく、そのまま作業床34を移動させて、次の段のガイドレール25の芯出しに移ることができ、作業効率を大きく高める効果に期待できる。
以上に説明したように、本実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置100によれば、昇降路8に設けられたプレート(または梁、壁)9に固定される冶具受1と、両側で2本のガイドレール25を把持する冶具3との間に、電動で複数軸方向に位置決め可能な位置決め機構2(回転角度位置決め装置13、並進方向位置決め装置14,15)を備え、制御装置4が位置決め機構2を自動制御することによって、昇降路8内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、冶具3が基準位置(ピアノ線33の位置)から所定の相対位置となるように、自動で位置決めすることができる。この結果、ブラケット取付位置以外の昇降路8内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、ブラケット取付位置(プレート9)において、位置決め結果に基づく適切な位置に確実にブラケット11を取り付けることができ、ガイドレール25の芯出しを行うことができる。すなわち、昇降路8内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、2本のガイドレール25を垂直かつ所定の間隔に保ちながら、各段のガイドレール25(レール25b〜25z)の位置決めを自動で行うことができるため、作業床34を移動(上昇)させて最上段までこのような作業を繰り返すことによって、ガイドレール25の高精度な芯出しを順次行っていくことができる。
また、上記のエレベーターガイドレール芯出し装置100は、ジョイント12を介して作業床34の手すりに載せられるように構成される。このように構成されることで、ジョイント12がエレベーターガイドレール芯出し装置100の重量を分散するため、作業員は、作業床34においてエレベーターガイドレール芯出し装置100を動かしやすくなる。また、ジョイント12のばねが揺れを吸収するため、作業員の動き等に伴って作業床34が上下方向または前後左右に揺れても、冶具受1や冶具3への影響を遮断することができる。かくして、揺れやすい作業床34の上でも、ガイドレール25の芯出しを安定して行うことができ、作業効率を高める効果に期待できる。
以上に説明してきたことから、第1の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し100によれば、昇降路8内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、ガイドレール25の高精度な自動位置決めを確実に実行することができる。
(2)第2の実施の形態
図9は、本発明の第2の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置の上面図である。
(2−1)エレベーターガイドレール芯出し装置200の構造
図9に示したエレベーターガイドレール芯出し装置200は、第1の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置100(図1参照)と比較したとき、冶具受1の当て板5を押し出す機構がx軸方向の並進方向位置決め装置15を兼ねている点と、冶具受1と冶具3の間に接続されている2本の直動アクチュエータ160a,160b(直動アクチュエータ160)が、回転角度位置決め装置13とz軸方向の並進方向位置決め装置14を兼ねている点が異なる。
直動アクチュエータ160は、第1の実施の形態で説明した並進方向位置決め装置14と同じ2段構造(図4参照)にしても良いが、ここでは、1段構造として説明する。すなわち、リニアガイド141、スクリュー軸143、スライダ142、アクチュエータ144(ブレーキ付)で構成された、一般的な直動アクチュエータ160とする。
当て板5を押し出す機構は、上記と同じ構造の直動アクチュエータ160c,160d(直動アクチュエータ160)と、ばね161で構成する。直動アクチュエータ160c,160dを冶具受1のビーム6両端に取り付け、直動アクチュエータ160c,160dのロッド161は、内包するばね162を介して当て板5を押し出す。ロッド161を伸ばしてプレート9に押し当て、所定の押付力でばね162が縮むと、ロッド161の縁が直接、当て板5を押して位置決めできる。ここで、図示しない力センサまたはリミットスイッチを、当て板5とロッド161の間に配置し、当て板5がプレート9に接触するのを検出する手段と、ばね162が縮んでロッド161と当て板5が接触するのを検出する手段を設けておく。これら検出手段の用途、目的については、後述する設置作業の内容と併せて説明をする。
冶具3の中央には第1のピン163を設け、第1のピン163の左右に第2のピン164a,164bを設ける。冶具受1と冶具3は、冶具3に設けたピン163,164との係合により、連結される。
冶具受1のビーム6には、ブラケット165をボルト166で固定する。ブラケット165の先端は、ビーム6に直行する向きの第1の長穴168が付いており、ここに冶具3の中央に取り付けた第1のピン163を係合する。第1の長穴168により、冶具3は冶具受1に対してx方向に拘束され、冶具受1が直動アクチュエータ160c,160dによってx軸方向に位置決めされると、これに連動して冶具3がx軸方向に位置決めされる。ただし、長穴状のため、冶具3は第1のピン163の位置でz軸方向には自由に動ける。
冶具受1上には、ブラケット165を挟んで左右に、直動アクチュエータ160a,160bを、冶具受1に直行する向きに固定する。直動アクチュエータ160a,160bのロッド167a,167bの先端に、冶具受1に平行な向きの第2の長穴169a,169bを付けて、これに冶具3の第2のピン164a,164bを係合する。第2の長穴169a,169bにより、冶具3は第2のピン164a,164bのそれぞれの位置で、z軸方向に拘束される。
このような直動アクチュエータ160a,160bの構成により、ロッド167a,167bを同じ方向に同じ量だけ動かすと、冶具3はz軸方向に並進移動する。また、ロッド167a,167bを逆方向に同じ量だけ動かすと、冶具3は第1のピン163を中心にy軸周りに回転し、冶具3は冶具受1に対して、鉛直軸方向に相対的にねじれる。このように、直動アクチュエータ160a,160bの相対的な動作によって、冶具3を冶具受1に対してz軸方向の並進1自由度と、y軸周りの回転1自由度の位置決めができる。
(2−2)エレベーターガイドレールの設置作業
第2の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置200を用いたエレベーターガイドレールの設置作業について説明する。
まず、ガイドレール芯出し作業を行う前の開始準備作業については、第1の実施の形態で図7に示したのと同様の手順で作業員によって行われるので、説明を省略する。
図10は、第2の実施の形態におけるガイドレール芯出し作業の手順例を示すフローチャートである。なお、図10に示す各ステップの作業のうち、ステップS31,S32,S35,S38の作業は、作業員が行う作業である。一方、ステップS33,S34,S37の作業は、作業員による操作(例えば、操作ボタン等の操作)に基づいてエレベーターガイドレール芯出し装置200が自動で行う作業である。その他のステップの作業は、上記のいずれかを問わない作業である。
以下、図10を参照して、第2の実施の形態におけるガイドレール芯出し作業の手順を説明する。
図10によればまず、ステップS31において、作業員が冶具3を使って左右のガイドレール25を把持する。第1の実施の形態においては、冶具3の操作ボタン23を操作して電動でガイドレール25を把持するものとしたが、従来の冶具のように、作業員が手でハンドルを回して締め付けフックを引っ掛けてガイドレール25を把持するようにしても良い。その場合は、冶具受1のブラケット165を外すなどして、冶具3を冶具受1や直動アクチュエータ160から分離し、作業員が手で持つ負荷を軽くして作業しても良い。
次のステップS32では、作業員は、水準器など用いて、冶具3が水平になるように支持する。ここで、ステップS31とS32の作業は並行して行っても良く、例えば、冶具3に片側のガイドレール25を把持した後に、冶具3を水平に支持し、その状態を維持しながら他方のガイドレール25を冶具3で把持するといった具合である。冶具3を冶具受1や直動アクチュエータ160から分離して上記作業を行った場合は、作業後に再び冶具3を冶具受1に接続する。
次に、ステップS33において、作業員が冶具受1の操作ボタン7を操作することに基づいて、エレベーターガイドレール芯出し装置200が、冶具受1を、昇降路8(プレート9)に固定する。制御装置4は、ボタン操作に基づき冶具受1の左右に取り付けた直動アクチュエータ160c,160dを駆動する。制御装置4は、先に述べたセンサにより、いずれか一方の当て板5が昇降路8に接触したことを検知すると、接触した方の直動アクチュエータ160を停止させ、他方の当て板5が昇降路8に接触するのを検知するまで、他方の直動アクチュエータ160のみを駆動する。これにより、昇降路と作業床の左右の隙間が不均一の場合に片側の当て板5が先に昇降路8に接触したときに、ガイドレール25が反対側に押され中心からずれることを防止する。
そして制御装置4は、両方の当て板5が昇降路8に接触したことを検知すると、再び両側の直動アクチュエータ160c,160dを駆動する。制御装置4は、先に述べたセンサにより、それぞれの直動アクチュエータ160c,160dのロッド161の縁が当て板4に直接当たるまで、それぞれの直動アクチュエータ160c,160dを駆動し続ける。これにより、当て板5は所定の押付力(ばね162によって付与される)で昇降路8を押し付けると同時に、冶具受1を昇降路8に固定する。
次のステップS34では、作業員による冶具3の操作ボタン23の操作に基づいて、エレベーターガイドレール芯出し装置200がガイドレール25の位置決めを行う。第1の実施の形態と同様に、制御装置4は、基準位置に基づくガイドレール25のずれを算出し、ずれが許容値以下になるように直動アクチュエータ160a〜160dを制御する。
次のステップS35では、作業員が、位置決め結果に基づきブラケット取付位置(プレート9)にブラケット11を取り付け、昇降路8にガイドレール25を固定する。
上記ステップS35により、ガイドレール25の芯出しと固定が終了するので、次のステップS36では、作業員が、ガイドレール25を把持している冶具3をガイドレール25から取り外す。このとき、冶具3を冶具受1や直動アクチュエータ160から分離して、冶具3を左右のガイドレール25に接触しない離れた位置に移動しても良い。
次のステップS37では、すべての直動アクチュエータ160をホームポジションに戻す。通常、直動アクチュエータのホームポジションは移動量ゼロの位置を指すが、本発明では効率良く作業を行うためのホームポジションを設定しておく。例えば、直動アクチュエータ160c,160dについては、昇降路壁面と当て板5の隙間が100mmになる位置をホームポジションに設定すれば良い。また、直動アクチュエータ160a,160bについては、プレート9とガイドレール25の位置関係を図面から割り出して、冶具1が理想的な位置になるようなホームポジションを与えればよい。
最後に、ステップS38において、作業員は従来の作業床移動方法により、次段のレールの芯出し作業をするために作業床を移動する。
(3)第3の実施の形態
図11は、本発明の第3の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置の上面図である。図11に示したエレベーターガイドレール芯出し装置300は、第2の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置200(図9参照)と比較したとき、冶具受1と冶具3の間に配置される2本の直動アクチュエータ160a,160bの接続方法が異なる。一方、冶具受1の当て板5を押し出す機構がx軸方向の並進方向位置決め装置15を兼ねている点と、冶具受1と冶具3の間に接続されている2本の直動アクチュエータ160a,160bが、回転角度位置決め装置13とz軸方向の並進方向位置決め装置14を兼ねている点は、第2の実施の形態と同じである。
図11によれば、冶具受1に2つの回転軸170a,170b(回転軸170)を設けており、2本の直動アクチュエータ160a,160bを軸支している。一方の直動アクチュエータ160aは、回転軸170aよりも先端側に、回転軸170aから所定の距離に連結軸171aを設けている。他方の直動アクチュエータ160bは、回転軸170bよりも後端側に、回転軸170bから所定の距離に連結軸171bを設けている。2つの連結軸171a,171bは、連結ロッド172で連結されている。
冶具3には2つの回転軸173a,173b(回転軸173)が設けられ、直動アクチュエータ160a,160bのロッド167a,167bの先端に軸支される。冶具受1と冶具3および2本の直動アクチュエータ160a,160bは、4節リンク構造となるが、連結ロッド172が筋交いとなり、それぞれの位置が拘束される。よって、直動アクチュエータ160a,160bの伸縮が無ければ、回転軸170,173における回転は生じない。直動アクチュエータ160a,160bの相対的な動作により、4節リンクの形状が変化して、冶具受1と冶具3の相対位置が変化し、冶具3のy軸まわりの回転角度の位置決めとz軸方向の並進方向の位置決めを行う。
図12は、上記第3の実施の形態について、図11に示すエレベーターガイドレール芯出し装置により、鉛直なy軸まわりの回転角度を位置決めする動作を説明するために、昇降路8やブラケット11の部分を省略して装置本体部分のみ取り出し、4節リンクの変形の様子を示した上面図である。
図12を参照しながら、冶具3の中心点Pの位置を変えずに、y軸まわりに冶具3を回転させる場合のエレベーターガイドレール芯出し装置300の動作について説明する。冶具受1と冶具3に連結された一方の直動アクチュエータ160aを伸ばし、他方の直動アクチュエータ160bを縮めると、冶具3はy軸まわりに回転する。このとき、冶具3の回転に伴い、回転軸173aと173bは中心線174に近づくので、2本の直動アクチュエータ160a,160bは、相互に先端が近づくように、回転軸170を支点に回転して向きが変わる。連結ロッド172の働きにより、直動アクチュエータ160a,160bが、回転軸170a,170bで同じ回転量(角度の大きさが同じで向きは逆)で回転する。このように、構造的に直動アクチュエータ160a,160bの回転軸170における回転量一致の制約があるため、冶具3の中心Pはわずかにx軸方向に移動する。これをキャンセルするためには、冶具受1の左右に取り付けた直動アクチュエータ160c,160dを動かして冶具受1ごと全体的にx方向の位置を補正する必要がある。
一方、上記にて冶具3を回転させた角度を維持しながらz軸方向に冶具3を並進移動する場合、直動アクチュエータ160a,160bを単に同じ長さだけ伸ばしたり縮めたりするだけでは目的の位置に冶具3を位置決めできない。構造的に直動アクチュエータ160a,160bの回転軸170における回転量一致の制約があるため、直動アクチュエータ160a,160bの長さが異なる状態にある場合は、直動アクチュエータ160a,160bをその状態から同じ長さだけ伸び縮みさせても、冶具3の中心Pはわずかにx軸方向に移動してしまう。
以上のことから、エレベーターガイドレール芯出し装置300では、直動アクチュエータ160a,160b,160c,160dの相対的な動作により、冶具3の回転角度の位置決めとz軸方向の並進方向の位置決めを行う。制御装置4は、各部の長さ寸法を考慮して幾何学計算を行い、冶具3を目標のx−z座標の位置、y軸回転角度に位置決めするために必要な直動アクチュエータ160a〜160dの動作量を計算する。
なお、第3の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置300を用いたエレベーターガイドレールの設置作業については、第2の実施の形態で図10に示したものと同様の手順で行われるので、説明を省略する。
以上に説明したように、第2の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置200(または第3の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置300)によれば、第1の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置100と同様に、昇降路8内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、冶具43が基準位置(ピアノ線33の位置)から所定の相対位置となるように、自動制御によって位置決めすることができる。このため、第1の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置100によって得られる効果と同様の効果を得ることができる。
具体的には例えば、エレベーターガイドレール芯出し装置200は、昇降路8内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、2本のガイドレール25を垂直かつ所定の間隔に保ちながら、各段のガイドレール25(レール25b〜25z)の位置決めを自動で行うことができるため、作業床34を移動(上昇)させて最上段までこのような作業を繰り返すことによって、ガイドレール25の高精度な芯出しを順次行っていくことができる。
また例えば、エレベーターガイドレール芯出し装置200は、ジョイント12を介して作業床34の手すりに載せられることによって、作業床34の揺れの影響を遮断することができ、揺れやすい作業床34の上でも、ガイドレール25の芯出しを安定して行うことができ、作業効率を高める効果に期待できる。
以上に説明してきたことから、第2の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し200(または第3の実施の形態に係るエレベーターガイドレール芯出し装置300)によれば、昇降路8内の梁の位置や壁の位置に拘わらず、ガイドレール25の高精度な自動位置決めを確実に実行することができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1,41 冶具受
2,42 位置決め機構
3,43 冶具
4 制御装置
5 当て板
6 ビーム
7 操作ボタン
8 昇降路
9 プレート
10 ロッド
11 ブラケット
11a ブラケット本体
11b ブラケット受
12 ジョイント
13 回転角度位置決め装置
14 並進方向位置決め装置(z軸方向)
15 並進方向位置決め装置(x軸方向)
16,52 バー
17 操作ボタン
18 アーム
19 姿勢センサ
20 スペーサ
21 レール把持装置
22 基準検出装置
23 操作ボタン
24 表示器
25 ガイドレール
25a〜25z レール
26 ローラ(頂部側,固定式)
27 ローラ(底部側,可動式)
28 直動アクチュエータ(x軸方向)
29 固定ローラ取付部材
30 ローラ(側面側,固定式)
31 ローラ(側面側,可動式)
32 直動アクチュエータ(z軸方向)
33 ピアノ線
34 作業床
35 揚重機
44 ジャッキベース
45 単管
46 ハンドル
47 位置決め装置(y軸周り)
48 位置決めステージ(x軸方向)
49 位置決めステージ(z軸方向)
50 直動アクチュエータ(y軸方向)
51(51a,51b) ジョイント
100,200,300 エレベーターガイドレール芯出し装置
131 ウォームホイール(回転テーブル)
132 アクチュエータ
133 クラッチ
134 モータ
135 ウォームギヤ(減速機)
136 ディスク
137 ブレーキ
138 ステー
141 リニアガイド(直動ガイド)
142 スライダ
143 スクリュー軸
144 アクチュエータ
145 リニアガイド(直動ガイド)
146 スライダ
146a スライダ部分
146b メインボディ
147 ブレーキ
148 ブレーキ摺動面
149 ロック機構149
151,152,153 ブラケット
160(160a〜160d) 直動アクチュエータ
161 ロッド
162 ばね
163 第1のピン
164a,164b 第2のピン
165 ブラケット
166 ボルト
167a,167b ロッド
168 第1の長穴
169a,169b 第2の長穴
170(170a,170b) 回転軸
171a,171b 連結軸
172 連結ロッド
173(173a,173b) 回転軸
174 中心線

Claims (13)

  1. エレベーターの昇降路内を移動する作業床に載せられて、前記昇降路の対向する側面に据え付けるガイドレールの芯出しを行うエレベーターガイドレール芯出し装置であって、
    1対の前記ガイドレールを両端に把持する冶具と、
    前記昇降路の対向する側面のうちの前記ガイドレールを据え付け可能な取付可能面に、両端を水平に押し当てて固定する冶具受と、
    前記冶具と前記冶具受との間に配置され、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を電動で変更し固定する位置決め機構と、
    前記昇降路に設置した基準に対する前記冶具の相対位置を検出する基準検出装置と、
    前記基準検出装置による検出結果に基づいて、前記冶具が前記基準に対して所定の相対位置をとるように、前記位置決め機構による位置決め動作を自動制御する制御装置と、
    を備え、
    前記位置決め機構は、
    前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、鉛直軸方向に電動で相対的にねじって変位させて固定する第1の位置決め装置と、
    前記取付可能面または前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の1軸方向に電動で並進移動させて固定する第2の位置決め装置と、
    前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の前記第2の位置決め装置とは異なる1軸方向に電動で並進移動させて固定する第3の位置決め装置と、
    を有する
    ことを特徴とするエレベーターガイドレール芯出し装置。
  2. 前記第1乃至第3の位置決め装置は、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置の電動による固定を解除する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
  3. 作業員による所定の操作に基づいて、前記制御装置は、前記位置決め機構による位置決め動作の自動制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
  4. 作業員による所定の操作に基づいて、前記第1乃至第3の位置決め装置は、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置の電動による固定を解除する
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
  5. 前記位置決め機構における前記第1の位置決め装置は、前記冶具受と前記冶具との間に接続されて水平方向に直動可能な2つの電動アクチュエータによる相互に逆向きの動作によって、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を鉛直軸方向に相対的にねじって変位させて固定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
  6. エレベーターの昇降路内を移動する作業床に載せられて、前記昇降路の対向する側面に据え付けるガイドレールの芯出しを行うエレベーターガイドレール芯出し装置を用いたエレベーターガイドレール芯出し方法であって、
    前記エレベーターガイドレール芯出し装置は、
    1対の前記ガイドレールを両端に把持する冶具と、
    前記昇降路の対向する側面のうちの前記ガイドレールを据え付け可能な取付可能面に、両端を水平に押し当てて固定する冶具受と、
    前記冶具と前記冶具受との間に配置され、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を電動で変更し固定する位置決め機構と、
    前記昇降路に設置した基準に対する前記冶具の相対位置を検出する基準検出装置と、
    前記位置決め機構による位置決め動作を自動制御する制御装置と、
    を有し、
    前記位置決め機構は、
    前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、鉛直軸方向に電動で相対的にねじって変位させて固定する第1の位置決め装置と、
    前記取付可能面または前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の1軸方向に電動で並進移動させて固定する第2の位置決め装置と、
    前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を、水平面上の前記第2の位置決め装置とは異なる1軸方向に電動で並進移動させて固定する第3の位置決め装置と、
    を有し、
    前記冶具の両端に1対の前記ガイドレールを把持させた後に、
    前記位置決め機構が、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置が変更されないように前記第1乃至第3の位置決め装置を固定する開始ステップと、
    前記開始ステップの後に、前記基準検出装置が、前記基準に対する前記冶具の相対位置を検出する位置ずれ算出ステップと、
    前記位置ずれ算出ステップによる検出結果に基づいて、前記制御装置が、前記冶具が前記基準に対して所定の相対位置をとるように、前記位置決め機構による位置決め動作を自動制御する位置決めステップと、
    を備え、
    前記位置決めステップによって決定された前記位置決め動作の結果に基づいて、前記冶具の両端に把持された前記ガイドレールが前記取付可能面に据え付けられる
    ことを特徴とするエレベーターガイドレール芯出し方法。
  7. 前記冶具の両端に1対の前記ガイドレールを把持させた後に作業員による所定の操作が行われたことに基づいて、前記開始ステップ、前記位置ずれ算出ステップ、及び前記位置決めステップを実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載のエレベーターガイドレール芯出し方法。
  8. 前記第1乃至第3の位置決め装置は、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置の電動による固定を解除する機能を有し、
    前記冶具の両端に把持された前記ガイドレールが前記取付可能面に据え付けられた後、次の前記ガイドレールの据え付けのために前記作業床を移動する前に、
    作業員による所定の操作が行われたことに基づいて、前記第1乃至第3の位置決め装置は、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置の電動による固定を解除する
    ことを特徴とする請求項6に記載のエレベーターガイドレール芯出し方法。
  9. 前記第1の位置決め装置は、前記冶具受または前記冶具に固定された回転角度位置決め装置で構成され、
    前記第2の位置決め装置は、前記回転角度位置決め装置により回転する部材に固定された第1の並進方向位置決め装置で構成され、
    前記第3の位置決め装置は、前記第1の並進方向位置決め装置により並進移動する部材に、前記第1の並進方向位置決め装置とは異なる向きに取り付けられた第2の並進方向位置決め装置で構成され、
    前記第2の並進方向位置決め装置により並進移動する部材に、前記冶具または前記冶具受を取り付けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
  10. 前記冶具受の左右両端に取り付けられた当て板の、左右の突き出し量を電動アクチュエータで調整することにより、前記第2の位置決め装置の機能を持たせ、
    前記冶具受と前記冶具との間に水平方向に直動可能な2つの電動アクチュエータを配置し、前記2つの電動アクチュエータによる逆方向の動作と同一方向の動作とを組み合わせることにより、前記第1の位置決め装置と前記第3の位置決め装置の機能を持たせた
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
  11. 前記冶具の長手軸上に第1のピン、第2のピン、及び第3のピンが設けられ、
    前記冶具受と前記冶具は、前記冶具受の長手軸に直交する向きの長穴により前記第1のピンで係合され、
    前記2つの電動アクチュエータは、それぞれ前記冶具受の長手軸に直交する向きに、前記冶具受に固定された、第1及び第2の電動アクチュエータであり、前記第1及び第2の電動アクチュエータは、前記冶具の長手軸に一致する向きの長穴で、前記冶具の前記第2のピンまたは前記第3のピンに係合される
    ことを特徴とする請求項10に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
  12. エレベーターの昇降路内を移動する作業床に載せられて、前記昇降路の対向する側面に据え付けるガイドレールの芯出しを行うエレベーターガイドレール芯出し装置を用いたエレベーターガイドレール芯出し方法であって、
    前記エレベーターガイドレール芯出し装置は、
    1対の前記ガイドレールを両端に把持する冶具と、
    前記昇降路の対向する側面のうちの前記ガイドレールを据付可能な取付可能面に、両端の当て板を押し当てて水平に固定される冶具受と、
    前記冶具受と前記冶具との間に水平方向に直動可能な2つの電動アクチュエータを配置し、前記2つの電動アクチュエータの逆向きの動作により、前記冶具受に対する前記冶具の相対位置を鉛直軸方向に相対的にねじって変位させる第1の位置決め手段と、
    前記冶具受両端の当て板の、左右の突き出し量を電動で調整することにより、前記冶具受に連動して前記冶具を前記取付可能面に対して並進移動させる第2の位置決め手段と、
    前記2つの電動アクチュエータの同じ向きの動作により、前記冶具受に対して前記冶具を前記第2の位置決め手段とは異なる方向に並進移動させる第3の位置決め手段と、
    前記昇降路に設置した基準に対する前記冶具の相対位置を検出する基準検出装置と、
    前記位置決め機構による位置決め動作を自動制御する制御装置と、
    を有し、
    前記冶具の両端に1対のガイドレールを把持させた後に、
    前記冶具受の両端の当て板を突き出して所定の力で前記取付可能面を押して前記冶具受及び前記冶具を前記昇降路に固定するステップと、
    前記基準検出装置が、前記基準に対する前記冶具の相対位置を検出する位置ずれ算出ステップと、
    前記位置ずれ算出ステップによる検出結果に基づいて、前記制御装置が、前記冶具が前記基準に対して所定の相対位置をとるように、前記位置決め手段による位置決め動作を自動制御する位置決めステップと、
    を備え、
    前記位置決めステップによって決定された前記位置決め動作の結果に基づいて、前記冶具の両端に把持された前記ガイドレールが前記取付可能面に据え付けられる
    ことを特徴とするエレベーターガイドレール芯出し方法。
  13. 前記冶具受の長手軸上に第1及び第2の軸が設けられ、
    前記2つの電動アクチュエータは、それぞれ前記第1及び第2の軸で前記冶具受に回転自在に軸支された第1及び第2の電動アクチュエータであり、
    前記第1の電動アクチュエータ上に前記第1の軸よりも先端側に所定の距離を隔てて第3の軸を設け、
    前記第2の電動アクチュエータ上には、前記第2の軸よりも後端側に前記所定の距離を隔てて第4の軸を設け、
    前記第3の軸と前記第4の軸が棒材で連結され、
    前記第1及び第2の電動アクチュエータの先端は、それぞれ前記冶具の長手軸上に設けられた第5及び第6の軸に回転自在に軸支される
    ことを特徴とする請求項10に記載のエレベーターガイドレール芯出し装置。
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