JP2019131363A - ピッチ変更装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配列された複数の物品のピッチを変更しながら、それら物品を順次移載できるようにする。【解決手段】ピッチ変更装置(10)は、外周面(41A - 41M)と、外周面(41A - 41M)の周方向に一定ピッチで配列されるともに物品を吸着する複数の吸着口(42A - 42M)と、を有する複数の吸引ホイール(40A - 40M)と、吸引ホイール(40A - 40M)を回転駆動することによって吸着口(42A - 42M)を周方向に移動させるホイール駆動機構(95)と、を備える。吸引ホイール(40A - 40M)が一列に配列され、吸引ホイール(40A - 40M)の隣同士は外周面(41A - 41M)が互いに近接し、吸着口(42A - 42M)のピッチは吸引ホイール(40A - 40M)の配列の順に短く、吸着口(42A - 42M)の周速度は吸引ホイール(40A - 40M)の配列の順に遅く、吸着口(42A)と吸着口(42B)とは互いに同期して対向する。【選択図】図6

Description

本発明は、配列された複数の物品のピッチを変更しながら、それら物品を順次移載するピッチ変更装置に関する。
従来、電子部品の保管及び在庫管理等のために、電子部品がラミネートされたキャリアテープ及びカバーテープに包装されている。キャリアテープには複数のポケットが長さ方向に配列されており、各ポケットに電子部品が収容され、カバーテープがポケットを覆うようにしてキャリアテープに貼り付けられている。
特許文献1には、電子部品である物品をキャリアテープから搬送機に順次移載するとともに、移載に際してそれら物品のピッチを変更する装置が開示されている。以下、特許文献1に用いられた符号を括弧書きで表記し、特許文献1に記載の装置について説明する。
リール(1)に巻回されたテープ(2)は、キャリアテープ(3)にカバーテープ(4)が貼り付けられたものである。リール(1)から引き出されたテープ(2)は、ローラー(32)、ローラー(33)、ローラー(34)の順に、こられローラー(32〜34)によって案内される。テープ(2)のうちカバーテープ(4)が、ローラー(34)の上に設けられた剥離板によって折り返される。これにより、カバーテープ(4)がキャリアテープ(3)から剥離される。
剥離されたカバーテープ(4)は巻取リール(49)に巻き取られる。剥離されたキャリアテープ(3)は、ローラー(34)からローラー(35)に掛け渡されて、巻取リール(39)に巻き取られる。
装置の後部には、ベルトコンベヤ型の搬送機(50)が設けられている。この搬送機(50)のベルト(53)には、複数の吸着ノズル(54)がベルトの長さ方向に等間隔で配列されている。これら吸着ノズル(54)のピッチは、キャリアテープ(3)のポケット(5)のピッチよりも広い。吸着ノズル(54)の移動方向はキャリアテープ(3)の搬送方向とは逆向きであり、吸着ノズル(54)の移動速度がキャリアテープ(3)の搬送速度よりも速い。
キャリアテープ(3)と搬送機(50)との間の上方には、回転盤(71)が設けられている。この回転盤(71)は、回転駆動機(80)によって中心軸周りに回転駆動される。吸着ノズルである奇数個のピックアップ部(72)は、回転盤(71)から下方に向けて設けられている。これらピックアップ部(72)は、周方向に沿って等間隔で配列されている。ピックアップ部(72)がキャリアテープ(3)によって搬送される物品(6)の上に重なった時、その物品(6)がピップアップ部(72)に吸着されて、取り出される。一方、ピックアップ部(72)が、搬送機(50)のベルト(53)によって移動される吸着ノズル(54)の上に重なった時、物品(6)がピックアップ部(72)から吸着ノズル(54)に受け渡される。
物品(6)がピックアップ部(72)によって順次吸着される周期と、物品(6)がピックアップ部(72)から吸着ノズル(54)に順次受け渡される周期とが等しい。また、上述のように吸着ノズル(54)のピッチがキャリアテープ(3)のポケット(5)のピッチよりも広く、吸着ノズル(54)の移動速度がキャリアテープ(3)の搬送速度よりも速い。それゆえ、物品(6)がキャリアテープ(3)から搬送機(50)に移載されるに際して、それら物品(6)のピッチが変更される。
特開2016−204105号公報
特許文献1に記載の技術とは異なる手法で、配列された複数の物品のピッチを変更しながらそれら物品を順次移載できるようにすることを目的とする。
ピッチ変更装置は、外周面と、前記外周面の周方向に一定ピッチで配列されるともに物品を吸着する複数の吸着口と、を有する複数の吸引ホイールと、前記複数の吸引ホイールを回転駆動することによって前記複数の吸着口を周方向に移動させるホイール駆動機構と、を備え、前記複数の吸引ホイールが一列に配列され、前記複数の吸引ホイールの隣同士は前記外周面が互いに近接し、前記複数の吸着口のピッチは前記複数の吸引ホイールの配列の順に短く、前記複数の吸着口の周速度は前記複数の吸引ホイールの配列の順に遅く、前記複数の吸引ホイールの隣同士の一方の前記複数の吸着口と他方の前記複数の吸着口とは互いに同期して対向する。
複数の吸引ホイールが回転駆動されるので、配列された物品が前記複数の吸引ホイールのうち先頭の吸引ホイールの吸着口に順次吸着される。前記先頭の吸引ホイールの回転によって、前記先頭の吸引ホイールの吸着口に吸着された物品が旋回する。
また、前記先頭の吸引ホイールの外周面とその隣りの吸引ホイールの外周面が近接しており、前記先頭の吸引ホイールの吸着口と前記隣りの吸引ホイールの吸着口が互いに同期して対向するので、前記先頭の吸引ホイールの吸着口に吸着された物品が前記隣りの吸引ホイールの吸着口に受け渡される。前記先頭の吸引ホイールの吸着口のピッチが前記隣りの吸引ホイールの吸着口のピッチよりも短いので、前記隣りの吸引ホイールの吸着口に吸着された物品のピッチは、前記先頭の吸引ホイールの吸着口に吸着された物品のピッチよりも広い。また、前記先頭の吸引ホイールの吸着口の周速度が前記隣りの吸引ホイールの吸着口の周速度よりも遅いので、前記隣りの吸引ホイールの吸着口に吸着された物品の周速度は、前記先頭の吸引ホイールの吸着口に吸着された物品の周速度よりも速い。
同様に、物品が列後方の吸引ホイールの吸着口に次々受け渡される。よって、物品が最後尾の吸引ホイールの吸着口に受け渡されるまでの間に、物品のピッチが段々広がるとともに物品の速度が段々上昇する。
そして、最後尾の吸引ホイールの吸着口に吸着された物品が後段に順次移載される。
前記複数の吸着口の周速度は前記複数の吸引ホイールの配列の順に遅いので、隣同士のうち一方の吸引ホイールの吸着口の周速度と他方の吸引ホイールの吸着口の周速度との差が小さい。よって、物品が前記一方の吸引ホイールの吸着口から前記他方の吸引ホイールの吸着口に受け渡されやすい。
本発明の実施態様によれば、物品が先頭の吸引ホイールの吸着口から最後尾の吸引ホイールの吸着口まで順に受け渡されるまでの間に、物品のピッチが段々広がるとともに、物品の速度が段々上昇する。また、物品が隣同士の吸引ホイールの吸着口間で受け渡される際に、物品が脱落しにくい。
ピッチ変更装置の平面図である。 ピッチ変更装置の正面図である。 ピッチ変更装置の右側面図である。 切断面IV−IVの断面図である。 切断面V−Vの断面図である。 切断面VI−VIの断面図である。 図6の一部を拡大して示した図面である。 図6の一部を拡大して示した図面である。 図6の一部を拡大して示した図面である。 図6の一部を拡大して示した図面である。 図6の一部を拡大して示した図面である。 図6の一部を拡大して示した図面である。 切断面XIII−XIIIの断面図である。 ラミネートテープ及びリールの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1. テープ及び供給源のリール
図15は、ラミネートテープ1及びリール20の斜視図である。図15に示すようにラミネートテープ1がリール20に巻回され、そのリール20が図1に示すピッチ変更装置10に装着される。
図15に示すように、このラミネートテープ1は細長い帯状の包装体であり、内容物としての複数の物品6がラミネートテープ1の長さ方向に配列された状態でラミネートテープ1に包装されている。ラミネートテープ1はキャリアテープとも称し、物品6を搬送するためのテープである。そのため、以下、ラミネートテープ1をキャリアテープ1と称する。また、物品6がICチップであるので、以下、物品6をICチップという。
キャリアテープ1は、ベーステープ2、カバーテープ3及び複数のICチップ6を有する。ベーステープ2及びカバーテープ3は、一定幅で細長く帯状に形成された樹脂製又は紙製のものである。ベーステープ2には、複数の送り穴(perforations)5がベーステープ2の長さ方向に等間隔で配列されるように形成されている。ベーステープ2には、凹状の複数のポケット4がベーステープ2の長さ方向に等間隔で配列されるように形成されている。ポケット4はエンボス加工によって形成されるので、ベーステープ2はエンボステープとも称する。ポケット4には、ICチップ6が収容されている。カバーテープ3がこれらポケット4を覆うようにしてベーステープ2に貼り付けられることによって、これらICチップ6がキャリアテープ1に包装される。
2. ピッチ変更装置の概要
図1は、ピッチ変更装置10の平面図である。図2は、ピッチ変更装置10の正面図である。図3は、ピッチ変更装置10の右側面図である。図4は、図1において切断箇所をIV−IVによって表した切断面の断面図である。図5は、図1において切断箇所をV−Vによって表した切断面の断面図である。図6は、図3において切断箇所をVI−VIによって表した切断面の断面図である。図7〜図12は、図6の一部を拡大して示した図面である。図13は、図3において切断箇所をXIII−XIIIによって表した切断面の断面図である。
このピッチ変更装置10は、ベーステープ2からカバーテープ3を剥離しつつ、ICチップ6をベーステープ2から搬送機100に順次移載する。ピッチ変更装置10は、ICチップ6を移載するに際して、それらICチップ6のピッチを変更する。
このピッチ変更装置10は、機枠11、ガイド12、剥離部材13、押さえ部材16、テープ送り機19、吸引ホイール列40、ホイール駆動機構95及び搬送機100を備える。
3. キャリアテープの搬送及び剥離
図2に示すように、テープ送り機19は、キャリアテープ1を長さ方向に送ることによって取出口15の直前においてベーステープ2からカバーテープ3を剥離するとともに、剥離されたベーステープ2に取出口15の下を左から右へ通過させる。ベーステープ2が取出口15の下を通過するので、ICチップ6が取出口15の下に順次供給される。従って、テープ送り機19は、ICチップ6を取出口15の下に順次供給する供給機でもある。
テープ送り機19は、供給源リール20、繰出モーター21、ガイドプーリー22、スプロケット23、ドライブモーター24、第1の巻取リール25、第1の巻取モーター26、ガイドプーリー27、第2の巻取リール28及び第2の巻取モーター29を有する。供給源リール20、繰出モーター21、ガイドプーリー22、スプロケット23、ドライブモーター24、第1の巻取リール25、第1の巻取モーター26、ガイドプーリー27及び第2の巻取リール28の回転軸は何れも水平に設けられている。
ガイドプーリー22が機枠11の前部に回転可能に取り付けられている。ガイドプーリー22の右方において、ドライブモーター24が機枠11に固定されている。ドライブモーター24にはスプロケット23が連結されて、ドライブモーター24によってスプロケット23が回転駆動される。
ガイドプーリー22とスプロケット23との間において、ガイド12が機枠11に取り付けられている。ガイド12の上には剥離部材13及び押さえ部材16が設けられている。剥離部材13と押さえ部材16は左右に離間しており、これらの間に取出口15が形成されている。剥離部材13の左上において、ガイドプーリー27が機枠11の前部に回転可能に取り付けられている。
リール20は、ガイドプーリー22の下方において繰出モーター21に連結されている。キャリアテープ1は、リール20から繰り出されて、ガイドプーリー22に案内される。このキャリアテープ1は、ガイドプーリー22からガイド12と剥離部材13の間の隙間を通って、取出口15の下にまで水平に案内される。カバーテープ3が取出口15の縁となる剥離部材13の端部14によって折り返されており、これによりカバーテープ3がベーステープ2から剥離される。
剥離されたカバーテープ3は、ガイドプーリー27を経由して第2の巻取リール28にまで案内される。
剥離されたベーステープ2は、剥離部材13の端部14の下からガイド12と押さえ部材16の間の隙間を通って、スプロケット23に水平に案内される。更に、ベーステープ2は、スプロケット23から第1の巻取リール25にまで案内される。
スプロケット23の歯がベーステープ2の送り穴5に噛み合う。スプロケット23がドライブモーター24によって回転駆動されることによって、キャリアテープ1、ベーステープ2及びカバーテープ3が搬送される。供給源リール20が繰出モーター21によって回転駆動されることによって、キャリアテープ1が供給源リール20から引き出される。第1の巻取リール25が第1の巻取モーター26によって回転駆動されることによって、ベーステープ2が第1の巻取リール25に巻き取られる。第2の巻取リール28が第2の巻取モーター29によって回転駆動されることによって、カバーテープ3が第2の巻取リール28に巻き取られる。
キャリアテープ1、ベーステープ2及びカバーテープ3が搬送されることによって、ポケット4及びそれらの内側のICチップ6が取出口15の下を順次通過する。ドライブモーター24が制御部110によって定速制御され、ドライブモーター24の回転速度が一定である。そのため、キャリアテープ1、ベーステープ2及びカバーテープ3の搬送速度が一定であるとともに、ICチップ6が取出口15の下に一定周期で順次供給される。
取出口15の下に供給されたICチップ6は、後述の吸引ホイール列40によって搬送機100に順次移載される。
4. 搬送機
図1に示すように、搬送機100は、移載されたICチップ6を左方へ搬送する。搬送機100は、歯付きの無端ベルト101を用いた搬送機である。無端ベルト101は、機枠11の後部に取り付けられた左右一対の歯付きスプロケットに掛け渡されている。無端ベルト101がそれらスプロケットに掛け渡されることによって、後ろから見て、無端ベルト101が左右方向に長尺なオーバル形状に設けられている。
無端ベルト101の外周面には、ICチップ6の移載先となる複数の吸着部102が設けられている。これら吸着部102は、無端ベルト101の長手方向に沿って等間隔で配列される。隣り合う吸着部102間の間隔は、ベーステープ2において隣り合うポケット4間の間隔よりも広い。吸着部102は吸着ノズルである。吸着部102には空圧機器によって負圧が付与され、これにより吸着部102がICチップ6を吸い寄せる。
スプロケットがモーター103によって回転駆動される。これにより、無端ベルト101が周回するように駆動され、吸着部102が無端ベルト101によって牽引されて周回する。モーター103が制御部110によって定速制御され、モーター103の回転速度が一定である。そのため、吸着部102の移動速度が一定であるとともに、吸着部102が受渡箇所18の下を一定周期で通過する。
5. 吸引ホイール列及びホイール駆動機構
図1及び図6〜図12に示すように、吸引ホイール列40は、上から見て、折れ線に沿って一列に配列された複数の吸引ホイール40A〜40Mからなる。吸引ホイール列40においては、隣り同士が隣接している。
吸引ホイール40Aは列の先頭である。吸引ホイール40Bは吸引ホイール40Aの後ろ隣りに配置されている。吸引ホイール40B〜40Dはこれらの順に左から右へ隣接して配列されている。吸引ホイール40D〜40Fはこれらの順に前から後ろへ隣接して配列されている。吸引ホイール40F〜40Lはこれらの順に右から左へ隣接して配列されている。吸引ホイール40Mは吸引ホイール40Lの後ろ隣りに配置されている。吸引ホイール40Mは列の最後尾である。
図1及び図4に示すように、吸引ホイール40Aは、機枠11の上面の前端部から前に向かって下りに傾斜している。
吸引ホイール40B〜40Lは、機枠11の上面の上において、同一平面上に配置されている。また、吸引ホイール40B〜40Lは、取出口15内のベーステープ2よりも高い位置に配置されている。また、吸引ホイール40B〜40Lは、ベーステープ2の長さ方向及び幅方向に対して平行である。
吸引ホイール40Mは、機枠11の上面の後端部から後ろに向かって下りに傾斜している。
従って、吸引ホイール40Aの周を通る平面は吸引ホイール40B〜40Lの周を通る平面に対して傾斜するとともに、吸引ホイール40Mの周を通る平面は吸引ホイール40B〜40Lの周を通る平面に対して傾斜する。
吸引ホイール列40の吸引ホイール40A〜40Mは、図13等に示すホイール駆動機構95によって回転駆動される。ホイール駆動機構95は、シャフト31A〜31M、第1の巻掛伝動機構60、第2の巻掛伝動機構70、傘歯車34A,34B,34L,34M及びモーター90を備える。
図6に示すように、シャフト31A〜31Mは吸引ホイール40A〜40Mの中心にそれぞれ取り付けられている。吸引ホイール40Aの中心軸とシャフト31Aの中心軸は同軸となっている。吸引ホイール40B〜40Mの中心軸と吸引ホイール40B〜40Mにそれぞれ取り付けられたシャフト31B〜41Mの中心軸とについても同様である。
図4に示すように、吸引ホイール40Aに取り付けられたシャフト31Aは、2体のベアリング32Aによって取出口15の後ろ側において機枠11に回転可能に支持されている。吸引ホイール40A及びシャフト31Aの中心軸は、鉛直方向から取出口15側へ45°に傾斜している。つまり、吸引ホイール40A及びシャフト31Aの中心軸は、ベーステープ2に対して垂直な方向からベーステープ2側へ45°に傾斜しているとともに、ベーステープ2の幅方向に対して45°に傾斜している。
吸引ホイール40Bに取り付けられたシャフト31Bは、ベアリング32Bによって取出口15の後ろ側において機枠11に回転可能に支持されている。吸引ホイール40C〜40Lにそれぞれ取り付けられたシャフト31C〜31Lについても、同様である。
シャフト31Bの中心軸は鉛直に設けられているとともに、シャフト31Aの中心軸に対して45°に傾斜する。シャフト31C〜31Lの中心軸も鉛直に設けられている。そのため、シャフト31B〜31Lの中心軸が互いに平行に設けられ、吸引ホイール40B〜40Lが水平に設けられている。
図5に示すように、吸引ホイール40Mに取り付けられたシャフト31Mは、2体のベアリング32Mによって受渡箇所18の前側において機枠11に回転可能に支持されている。吸引ホイール40M及びシャフト31Mの中心軸は、鉛直方向から受渡箇所18側へ45°に傾斜している。つまり、吸引ホイール40M及びシャフト31Mの中心軸は、無端ベルト101の上面に対して垂直な方向から無端ベルト101の上面側へ45°に傾斜しているとともに、無端ベルト101の幅方向に対して45°に傾斜している。
シャフト31A,31Bの中心軸は、同一の鉛直面に、つまり図4に示す断面に配置されている。シャフト31B〜31Dの中心軸は、同一の鉛直面に配置されている。シャフト31D〜31Fの中心軸は、同一の鉛直面に配置されている。シャフト31F〜31Lの中心軸は、同一の鉛直面に配置されている。シャフト31L,31Mの中心軸は、同一の鉛直面に、つまり図5に示す断面に配置されている。
図13に示すように、モーター90のトルクが第1の巻掛伝動機構60によってシャフト31B〜31Dに伝達される。第1の巻掛伝動機構60はドライブプーリー61、プーリー62B〜62D、テンショナー63,64及びタイミングベルト65を有する。ドライブプーリー61はモーター90の出力軸に取り付けられている。プーリー62B〜62Dはそれぞれシャフト31B〜31Dに取り付けられている。タイミングベルト65はドライブプーリー61、プーリー62B〜62D及びテンショナー63,64に掛け渡されている。
モーター90のトルクが第2の巻掛伝動機構70によってシャフト31E〜31Lに伝達される。第2の巻掛伝動機構70はドライブプーリー71、プーリー72、二段プーリー73、テンショナー74、タイミングベルト75、プーリー76E〜76L、テンショナー77〜80及びタイミングベルト81を有する。ドライブプーリー71はモーター90の出力軸に取り付けられている。タイミングベルト75はドライブプーリー71、プーリー72、二段プーリー73及びテンショナー74に掛け渡されている。プーリー76E〜76Lはそれぞれシャフト31E〜31Lに取り付けられている。タイミングベルト81は二段プーリー73、プーリー76E〜76L及びテンショナー77〜80に掛け渡されている。
図4に示すように、シャフト31Aに傘歯車34Aが設けられ、シャフト31Bに傘歯車34Bが設けられ、傘歯車34Aと傘歯車34Bが噛み合う。図5に示すように、シャフト31Lに傘歯車34Lが設けられ、シャフト31Mに傘歯車34Mが設けられ、傘歯車34Lと傘歯車34Mが噛み合う。
以上のように巻掛伝動機構60,70及び傘歯車34A,34B,34L,34Mが設けられているので、吸引ホイール40A〜40Mがモーター90によって回転駆動される。モーター90が制御部110によって定速制御され、モーター90の回転速度が一定である。そのため、吸引ホイール40A〜40Mの回転速度が一定である。
図1及び図6〜図12に示すように、吸引ホイール40A〜40Mの外周面41A〜41Mの周速度は、吸引ホイール40A,吸引ホイール40B,吸引ホイール40C,吸引ホイール40D,吸引ホイール40E,吸引ホイール40F,吸引ホイール40G,吸引ホイール40H,吸引ホイール40I,吸引ホイール40J,吸引ホイール40K,吸引ホイール40L,吸引ホイール40Mの順に遅い。また、吸引ホイール40A,40C,40E,40G,40I,40K,40Mの回転の向きは何れも同じである。また、吸引ホイール40A,40C,40E,40G,40I,40K,40Mの回転の向きは、吸引ホイール40B,40D,40F,40H,40J,40Lの回転の向きの反対向きである。
図4に示すように、吸引ホイール40Aに取り付けられたシャフト31Aの中心軸が傾斜しているので、吸引ホイール40Aをベーステープ2の長さ方向に見た場合、吸引ホイール40Aは、ベーステープ2の長さ方向に対して平行な且つベーステープ2に対して垂直な基準面に対して傾斜している。つまり、吸引ホイール40Aの周を通る平面が前記基準面に対して傾斜している。その基準面は鉛直面であり、その基準面に対する吸引ホイール40Aの傾斜角は45°に設定されている。なお、この傾斜角をキャンバー角と称することもある。
吸引ホイール40Aの外周面41Aは、頂点41Aaの頂角が90°の裁頭円錐面状に形成されている。つまり、吸引ホイール40Aの外周面41Aは、吸引ホイール40Aの中心軸から径方向外側に離れるとともにその中心軸に対して45°に傾斜する線分を、吸引ホイール40Aの中心軸回りに回転することによって形作られた回転面形状に形成されている。その線分は母線ともいい、その線分の延長線と吸引ホイール40Aの中心軸は取出口15の後ろ側において交差する。また、ベーステープ2を幅方向に延長させた延長面2aは、裁頭円錐面の頂点41Aaを通る。
吸引ホイール40Aの外周面41Aは、取出口15において、ベーステープ2の上面に近接する。吸引ホイール40Aの中心軸を通る鉛直面と外周面41Aとの下側交線は、ベーステープ2の幅方向に対して平行である。吸引ホイール40Aの中心軸を通る鉛直面と外周面41Aとの上側交線は、ベーステープ2に対して垂直である。
図4及び図7に示すように、吸引ホイール40Aの外周面41Aには、複数の吸着口42Aが形成されている。これら吸着口42Aは、吸引ホイール40Aの中心軸周りの周方向に等間隔で配列されている。吸引ホイール40Aの回転による吸着口42Aの軌跡は円形となり、図4に示す断面は吸着口42Aの軌跡の最下点と最上点を通る。
吸引ホイール40Aの回転による吸着口42Aの周速度は、ベーステープ2の搬送速度に等しい。また、吸着口42Aのピッチは、ベーステープ2に配列されたポケット4のピッチに等しい。
吸引ホイール40Aの回転中及びベーステープ2の搬送中、吸着口42Aが軌跡の最下点を通過するタイミングと、ポケット4がシャフト31Aの中心軸を通る鉛直面に交差するタイミングとは、同期する。そのため、その同期タイミングにおいて吸着口42Aが取出口15内のポケット4に対向する。
図4及び図7に示すように、吸引ホイール40Aの下面には、吸着口42Aと同数の通気口43Aが形成されている。これら通気口43Aは、吸引ホイール40Aの中心軸周りの周方向に等間隔で配列されている。
吸引ホイール40Aの内部には、吸着口42A及び通気口43Aと同数の流路44Aが形成されている。流路44Aが通気口43Aから吸着口42Aにかけて径方向に延在して、流路44Aの一端が通気口43Aとして開口し、流路44Aの他端が吸着口42Aとして開口する。
吸引ホイール40Aはリング状のベース体50A上に配置されている。ベース体50Aがシャフト31Aの周囲に配置されているとともに、機枠11に固定されている。そのため、吸引ホイール40Aが回転しても、ベース体50Aが回転しない。
ベース体50Aの上面には円弧状の負圧溝51Aが形成されている。吸引ホイール40Aが負圧溝51Aに被さっており、吸引ホイール40Aの下面がベース体50Aの上面に気密に接触している。負圧溝51Aは配管を介して真空ポンプ等の空圧機器に接続され、この空圧機器によって負圧溝51Aには負圧が付与される。
負圧溝51Aは、シャフト31Aの中心軸を中心にして、取出口15側から吸引ホイール40Aの回転の向きに取出口15の反対側まで円弧状に形成されている。シャフト31Aの中心軸から負圧溝51Aまでの径は、シャフト31Aの中心軸から通気口43Aまでの径に等しい。そのため、吸引ホイール40Aの回転によって通気口43Aが負圧溝51Aに沿って周方向に移動する。通気口43Aが負圧溝51Aに重なると、流路44A及び吸着口42Aに負圧が付与される。吸着口42Aが取出口15の上に位置している場合、その吸着口42Aに通じる通気口43Aは負圧溝51Aに重なっているので、取出口15内にあるICチップ6がその吸着口42Aに吸着される。
ベース体50Aには、正圧ポート52Aが形成されている。この正圧ポート52Aは配管を介してコンプレッサ等の空圧機器に接続され、この空圧機器によって正圧ポート52Aには正圧が付与される。
正圧ポート52Aは、負圧溝51Aの一端部(その一端部は、取出口15側とは反対側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。また、正圧ポート52Aは、シャフト31A,31Bの中心軸を通る鉛直面を通る。シャフト31Aの中心軸から正圧ポート52Aまでの径は、シャフト31Aの中心軸から通気口43Aまでの径に等しい。そのため、吸引ホイール40Aの回転によって通気口43Aが正圧ポート52Aの上を周方向に通過する。通気口43Aが正圧ポート52Aに重なると、流路44A及び吸着口42Aに正圧が付与される。そのため、ICチップ6が正圧によって吸着口42Aから離脱する。
図4及び図7に示すように、吸引ホイール40Bの外周面41Bは円柱面状に形成されている。吸引ホイール40C〜40Lの外周面41B〜41Lについても同様である。
吸引ホイール40Bの外周面41Bは、吸引ホイール40Aの中心軸を通る鉛直面と外周面41Aとの上側交線に近接する。吸引ホイール40B〜40Lの中心軸は、吸引ホイール40Aの中心軸を通る鉛直面と外周面41Aとの上側交線に対して平行である。
図5に示すように、吸引ホイール40Lの外周面41Lは、吸引ホイール40Mの中心軸を通る鉛直面と外周面41Mとの上側交線に近接する。吸引ホイール40B〜40Lの中心軸は、吸引ホイール40Mの中心軸を通る鉛直面と外周面41Mとの上側交線に対して平行である。
吸引ホイール40Mに取り付けられたシャフト31Mの中心軸が傾斜しているので、吸引ホイール40Mを搬送機100の搬送方向に見た場合、吸引ホイール40Mは、搬送機100の無端ベルト101の上面に対して垂直な基準面に対して傾斜している。つまり、吸引ホイール40Mの周を通る平面が前記基準面に対して傾斜している。その基準面は鉛直面であり、その基準面に対する吸引ホイール40Mの傾斜角は45°に設定されている。
吸引ホイール40Mの外周面41Mは、頂点41Maの頂角が90°の裁頭円錐面状に形成されている。つまり、吸引ホイール40Mの外周面41Mは、吸引ホイール40Mの中心軸から径方向外側に離れるとともにその中心軸に対して45°に傾斜する線分を、吸引ホイール40Mの中心軸回りに回転することによって形作られた回転面形状に形成されている。その線分の延長線と吸引ホイール40Mの中心軸は受渡箇所18の前側において交差する。また、吸着部102の上端から前側へ無端ベルト101の上面と平行に延長させた延長面102aは、裁頭円錐面の頂点41Maを通る。
吸引ホイール40Mの外周面41Mは、受渡箇所18において、吸着部102の上端に近接する。吸引ホイール40Mの中心軸を通る鉛直面と外周面41Mとの下側交線は無端ベルト101の幅方向に対して平行であり、吸引ホイール40Mの中心軸を通る鉛直面と外周面41Mとの上側交線は無端ベルト101の上面に対して垂直である。
図6〜図12に示すように、吸引ホイール40Aに吸着口42A、通気口43A及び流路44Aが形成されているのと同様にして、吸引ホイール40B〜40Mにも吸着口42B〜42M、通気口43B〜43M及び流路44B〜44Mが形成されている。
吸着口42A〜42Mのピッチは、吸引ホイール40A〜40Mの列の順に短い。つまり、吸着口42A〜42Mのピッチは、吸着口42A,吸着口42B,吸着口42C,吸着口42D,吸着口42E,吸着口42F,吸着口42G,吸着口42H,吸着口42I,吸着口42J,吸着口42K,吸着口42L,吸着口42Mの順に短い。
また、吸着口42A〜42Mの周速度は、吸引ホイール40A〜40Mの列の順に遅い。つまり、吸着口42A〜42Mの周速度は、吸着口42A,吸着口42B,吸着口42C,吸着口42D,吸着口42E,吸着口42F,吸着口42G,吸着口42H,吸着口42I,吸着口42J,吸着口42K,吸着口42L,吸着口42Mの順に遅い。
また、吸着口42A〜42Mの周運動の周波数は何れも等しい。ここで、吸着口42Aの周運動の周波数とは、吸着口42Aの周速度を吸着口42Aのピッチにより除することによって得られた値をいう。吸着口42Aの周運動の周波数は、吸着口42Aが吸着口42Aの1ピッチ分だけ移動する周期の逆数である。吸着口42B〜42Mの周運動の周波数及び周期についても同様である。
吸着口42Mのピッチは吸着部102のピッチに等しく、吸着口42Mの周速度は吸着部102の移動速度に等しい。吸引ホイール40Mの回転中及び搬送機100の動作中、吸着口42Mが軌跡の最下点を通過するタイミングと、吸着部102がシャフト31Mを通る鉛直面に交差するタイミングとは、同期する。そのため、その同期タイミングにおいて吸着口42Mが受渡箇所18において吸着部102に対向する。
リング状のベース体50Aが吸引ホイール40Aの下に設けられるのと同様にして、リング状のベース体50B〜50Mが吸引ホイール40B〜40Mの下にそれぞれ設けられている。
また、これらベース体50B〜50Mには、負圧溝51B〜51Mがそれぞれ形成されている。負圧溝51B〜51Mは配管を介して真空ポンプ等の空圧機器に接続され、この空圧機器によって負圧溝51Aには負圧が付与される。
また、これらベース体50B〜50Mには、正圧ポート52B〜52Mがそれぞれ形成されている。正圧ポート52B〜52Mは配管を介してコンプレッサ等の空圧機器に接続され、この空圧機器によって正圧ポート52B〜52Mには負圧が付与される。
ベース体50Bの負圧溝51Bは、シャフト31Bの中心軸を中心にして、正圧ポート52A側から吸引ホイール40Bの回転の向きにシャフト31C側まで円弧状に形成されている。吸引ホイール40Bの回転によって通気口43Bが負圧溝51Bに沿って周方向に移動する。ベース体50Bの正圧ポート52Bは、負圧溝51Bの一端部(その一端部は、シャフト31C側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。吸引ホイール40Bの回転によって通気口43Bが正圧ポート52Bの上を周方向に通過する。
ベース体50Cの負圧溝51Cは、シャフト31Cの中心軸を中心にして、正圧ポート52B側から吸引ホイール40Cの回転の向きにシャフト31D側まで円弧状に形成されている。ベース体50Cの正圧ポート52Cは、負圧溝51Cの一端部(その一端部は、シャフト31D側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。なお、正圧ポート52B,52Cは、シャフト31B〜31Dの中心軸を通る鉛直面に配置されている。
ベース体50Dの負圧溝51Dは、シャフト31Dの中心軸を中心にして、正圧ポート52C側から吸引ホイール40Dの回転の向きにシャフト31E側まで円弧状に形成されている。ベース体50Dの正圧ポート52Dは、負圧溝51Dの一端部(その一端部は、シャフト31E側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。
ベース体50Eの負圧溝51Eは、シャフト31Eの中心軸を中心にして、正圧ポート52D側から吸引ホイール40Eの回転の向きにシャフト31F側まで円弧状に形成されている。ベース体50Eの正圧ポート52Eは、負圧溝51Eの一端部(その一端部は、シャフト31F側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。なお、正圧ポート52D,52Eは、シャフト31D〜31Eの中心軸を通る鉛直面に配置されている。
ベース体50Fの負圧溝51Fは、シャフト31Eの中心軸を中心にして、正圧ポート52E側から吸引ホイール40Fの回転の向きにシャフト31G側まで円弧状に形成されている。ベース体50Fの正圧ポート52Fは、負圧溝51Fの一端部(その一端部は、シャフト31G側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。
ベース体50Gの負圧溝51Gは、シャフト31Gの中心軸を中心にして、正圧ポート52F側から吸引ホイール40Gの回転の向きにシャフト31H側まで円弧状に形成されている。ベース体50Gの正圧ポート52Gは、負圧溝51Gの一端部(その一端部は、シャフト31H側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。
ベース体50Hの負圧溝51Hは、シャフト31Hの中心軸を中心にして、正圧ポート52G側から吸引ホイール40Hの回転の向きにシャフト31I側まで円弧状に形成されている。ベース体50Hの正圧ポート52Hは、負圧溝51Hの一端部(その一端部は、シャフト31I側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。
ベース体50Iの負圧溝51Iは、シャフト31Iの中心軸を中心にして、正圧ポート52H側から吸引ホイール40Iの回転の向きにシャフト31J側まで円弧状に形成されている。ベース体50Iの正圧ポート52Iは、負圧溝51Iの一端部(その一端部は、シャフト31J側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。
ベース体50Jの負圧溝51Jは、シャフト31Jの中心軸を中心にして、正圧ポート52I側から吸引ホイール40Jの回転の向きにシャフト31K側まで円弧状に形成されている。ベース体50Jの正圧ポート52Jは、負圧溝51Jの一端部(その一端部は、シャフト31K側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。
ベース体50Kの負圧溝51Kは、シャフト31Kの中心軸を中心にして、正圧ポート52J側から吸引ホイール40Kの回転の向きにシャフト31L側まで円弧状に形成されている。ベース体50Kの正圧ポート52Kは、負圧溝51Kの一端部(その一端部は、シャフト31L側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。なお、正圧ポート52F〜52Kは、シャフト31F〜31Lの中心軸を通る鉛直面に配置されている。
ベース体50Lの負圧溝51Lは、シャフト31Lの中心軸を中心にして、正圧ポート52K側から吸引ホイール40Lの回転の向きにシャフト31M側まで円弧状に形成されている。ベース体50Lの正圧ポート52Lは、負圧溝51Lの一端部(その一端部は、シャフト31M側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。
ベース体50Mの負圧溝51Mは、シャフト31Mの中心軸を中心にして、正圧ポート52L側から吸引ホイール40Mの回転の向きに搬送機100側まで円弧状に形成されている。ベース体50Mの正圧ポート52Mは、負圧溝51Mの一端部(その一端部は、搬送機100側の端部である。)に周方向に隣接した位置に配置されている。なお、正圧ポート52L,52Mは、シャフト31K,31Mの中心軸を通る鉛直面に配置されている。
スクレーパ59Aが吸引ホイール40Aに隣接して、機枠11に設けられている。スクレーパ59Aは、吸引ホイール40Aの中心軸と吸引ホイール40Bの中心軸を通る鉛直面から吸引ホイール40Aの回転の向きに離れた位置において吸引ホイール40Aの外周面41Aに近接する。
同様に、スクレーパ59B〜59Mがそれぞれ吸引ホイール40B〜40Mに隣接して、機枠11の上面に設けられている。
6. ピッチ変更装置の動作
モーター90によって吸引ホイール40A〜40Mが回転駆動される。吸引ホイール40A〜40Mの回転中は、負圧溝51A〜51Mに負圧が付与され、正圧ポート52A〜52Mに正圧が付与される。通気口43A〜43Mが負圧溝51A〜51Mに重なると、流路44A〜44M及び吸着口42A〜42Mに負圧が付与される。通気口43A〜43Mが正圧ポート52A〜52Mに重なると、流路44A〜44M及び吸着口42A〜42Mに正圧が付与される。
吸引ホイール40A〜40Mの回転中、スプロケット23がドライブモーター24によって回転駆動される。これにより、キャリアテープ1、ベーステープ2及びカバーテープ3が搬送される。キャリアテープ1が搬送されることによって、カバーテープ3が剥離部材13の端部14によってベーステープ2から剥離される。剥離されたベーステープ2は第1の巻取モーター26によって第1の巻取リール25に巻き取られる。剥離されたカバーテープ3は第2の巻取モーター29によって第2の巻取リール28に巻き取られる。
吸引ホイール40A〜40Mの回転中、無端ベルト101がモーター103によって駆動され、吸着部102が周回する。これにより、吸着部102が受渡箇所18の下を順次左へ通過する。
カバーテープ3の搬送によって、ポケット4が、シャフト31A,31Bの中心軸を通る鉛直面を、つまり図4の断面を順次通過する。吸引ホイール40Aの回転によって、吸着口42Aが軌道の最下点を順次通過する。吸着口42Aが軌道の最下点を通過するタイミングとポケット4が図4の断面を通過するタイミングとが同期する。従って、吸着口42Aとポケット4が図4の断面に通過する時には、吸着口42Aとポケット4が対向する。そうすると、ポケット4内のICチップ6が吸着口42Aの負圧によって吸着口42Aに吸着されて、これによりICチップ6がポケット4から取り出される。このように順次取り出されたICチップ6は吸引ホイール40Aの回転によって旋回される。
シャフト31Aの中心軸を中心にして取出口15から180°の位置においては、吸着口42Aが軌道の最上点を通過するタイミングと、吸着口42Bが図4の断面を通過するタイミングとが同期する。従って、吸引ホイール40A,40Bの外周面41A,41Bが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Aと吸着口42Bが互いに同期して対向する。そうすると、吸引ホイール40Aによって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Aの正圧によって吸着口42Aから離脱するとともに、吸着口42Bの負圧によって吸着口42Bに吸着される。これにより、ICチップ6が吸着口42Aから吸着口42Bに受け渡される(図7参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Bの回転によって旋回される。吸引ホイール40Bによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Aによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
なお、吸着口42Aから吸着口42BへのICチップ6の受け渡しミスが発生したら、ICチップ6が吸引ホイール40Aの回転によって更に旋回すると、ICチップ6がスクレーパ59Aに当たる。これにより、ICチップ6が吸着口42Aから離脱して、吸着口42Aが開放される。そのため、その吸着口42Aが次に取出口15に到達する際には、その吸着口42AによるICチップ6の吸着が可能となる。
吸引ホイール40B,40Cの外周面41B,41Cが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Bと吸着口42Cが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Bの回転によって270°旋回したICチップ6は、吸着口42Bから吸着口42Cに受け渡される(図7参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Cの回転によって旋回される。
吸引ホイール40C,40Dの外周面41C,41Dが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Cと吸着口42Dが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Cの回転よって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Cから吸着口42Dに受け渡される(図8参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Dの回転によって旋回される。吸引ホイール40Cによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Bによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40D,40Eの外周面41D,41Eが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Dと吸着口42Eが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Dの回転によって90°旋回したICチップ6は、吸着口42Dから吸引ホイール40Eの吸着口42Eに受け渡される(図8参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Eの回転によって旋回される。吸引ホイール40Eによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Dによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40E,40Fの外周面41E,41Fが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Eと吸着口42Fが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Eの回転によって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Eから吸着口42Fに受け渡される(図9参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Fの回転によって旋回される。吸引ホイール40Fによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Eによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40F,40Gの外周面41F,41Gが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Fと吸着口42Gが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Fの回転によって90°旋回したICチップ6は、吸着口42Fから吸着口42Gに受け渡される(図9参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Gの回転によって旋回される。吸引ホイール40Gによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Fによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40G,40Hの外周面41G,41Hが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Gと吸着口42Hが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Gの回転によって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Gから吸着口42Hに受け渡される(図10参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Hの回転によって旋回される。吸引ホイール40Hによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Gによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40H,40Iの外周面41H,41Iが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Hと吸着口42Iが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Hの回転によって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Hから吸着口42Iに受け渡される(図10参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Iの回転によって旋回される。吸引ホイール40Iによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Hによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40I,40Jの外周面41I,41Jが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Iと吸着口42Jが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Iの回転によって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Iから吸引ホイール40Iの吸着口42Jに受け渡される(図11参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Jの回転によって旋回される。吸引ホイール40Jによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Iによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40J,40Kの外周面41J,41Kが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Jと吸着口42Kが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Jの回転によって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Jから吸着口42Kに受け渡される(図11参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Kの回転によって旋回される。吸引ホイール40Kによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Jによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40K,40Lの外周面41K,41Lが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Kと吸着口42Lが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Kの回転によって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Kから吸着口42Lに受け渡される(図12参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Lの回転によって旋回される。吸引ホイール40Lによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Kによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
吸引ホイール40L,40Mの外周面41L,41Mが互いに最も近接する箇所では、吸着口42Lと吸着口42Mが互いに同期して対向する。従って、吸引ホイール40Lの回転によって270°旋回したICチップ6は、吸着口42Lから吸着口42Mに受け渡される(図12参照)。順次受け渡されたICチップ6は吸引ホイール40Mの回転によって旋回される。吸引ホイール40Mによって旋回されるICチップ6の間隔は、吸引ホイール40Lによって旋回されるICチップ6の間隔よりも広い。
受渡箇所18においては、吸着口42Mが軌道の最下点を通過するタイミングと、吸着部102が図5の断面を通過するタイミングとが同期する。従って、吸着口42Mと吸着部102が図5の断面に通過する時には、吸着口42Mと吸着部102が対向する。そうすると、吸引ホイール40Mの回転よって180°旋回したICチップ6は、吸着口42Mから吸着部102に受け渡される。順次受け渡されたICチップ6は搬送機100によって搬送される。搬送機100によって搬送されるICチップ6の間隔は、カバーテープ2に収容されたICチップ6の間隔よりも広い。
7. 有利な効果
(1) 吸引ホイール40Aの吸着口42Aの周速度がベーステープ2の搬送速度に等しい。よって、ICチップ6が吸着口42Aに吸着されやすく、ICチップ6がポケット4から取り出されない確率が低くなる。
(2) 吸着口42A〜42Mのピッチは、吸着口42A,吸着口42B,吸着口42C,吸着口42D,吸着口42E,吸着口42F,吸着口42G,吸着口42H,吸着口42I,吸着口42J,吸着口42K,吸着口42L,吸着口42Mの順に短い。よって、ICチップ6がベーステープ2のポケット4から吸着部102に移載されるまでの間に、ICチップ6の間隔が段々広がる。
(3) 吸着口42A〜42Mの周速度は、吸着口42A,吸着口42B,吸着口42C,吸着口42D,吸着口42E,吸着口42F,吸着口42G,吸着口42H,吸着口42I,吸着口42J,吸着口42K,吸着口42L,吸着口42Mの順に遅い。よって、ICチップ6がベーステープ2のポケット4から吸着部102に移載されるまでの間に、ICチップ6の周速度が段々上昇する。
(4) 吸着口42Aのピッチは吸着口42Bのピッチに等しくないものの、それらの差は小さい。特に、吸着口42Aのピッチと吸着口42Bのピッチの差は、ポケット4のピッチと吸着部102のピッチの差よりも小さい。また、吸着口42Aの周速度は吸着口42Bの周速度に等しくないものの、それらの差は小さい。特に、吸着口42Aの周速度と吸着口42Bの周速度との差は、ポケット4の移動速度と吸着部102の移動速度の差よりも小さい。このようになるのは、複数の吸引ホイール40A〜40Mを用いてICチップ6をポケット4から吸着部102に移載するためである。
吸着口42Aのピッチと吸着口42Bのピッチの差が小さく、更に吸着口42Aの周速度と吸着口42Bの周速度との差が小さいため、ICチップ6が吸着口42Aから吸着口42Bに受け渡されやすく、ICチップ6が脱落しにくい。同様に、ICチップ6が吸引ホイール40B〜40Mに順に受け渡される際も、その受け渡しが容易になるとともに、ICチップ6の脱落が発生しにくい。
吸着口42Aの周速度と吸着口42Bの周速度との差が小さいので、ICチップ6が吸着口42Aから吸着口42Bに受け渡された時にはICチップ6の周速度の変化が緩やかである。そのため、ICチップ6が吸着口42Aから吸着口42Bに受け渡された時には、周速度の変化に伴うICチップ6の脱落を抑制できる。同様に、ICチップ6が吸引ホイール40B〜40Mに順に受け渡される際も、その受け渡しが容易になるとともに、ICチップ6の脱落が発生しにくい。
(5) 吸引ホイール40Mの吸着口42Mの周速度が吸着部102の移動速度に等しい。よって、ICチップ6が吸着口42Mから吸着部102に受け渡されやすい。
(6) 吸引ホイール40A〜40Mの回転速度が一定であり、その速度制御を簡単に行える。
(7) ICチップ6が吸着口42Aに吸着されている間は、ICチップ6の周速度が一定であるので、ICチップ6に作用する慣性力の大きさが変化しない。よって、ICチップ6が吸着口42Aに安定して吸着される。ICチップ6が吸着口42B〜42Mに吸着される場合についても同様である。
(8) 吸引ホイール40A,40Bの回転速度が一定である。そのため、吸着口42Aが吸引ホイール40A,40Bの中心軸を通る鉛直面を通過するタイミングと、吸着口42Bが吸引ホイール40A,40Bの中心軸を通る鉛直面を通過するタイミングとを簡単に同期させることができる。よって、ICチップ6が吸着口42Aから吸着口42Bに受け渡されやすい。同様に、ICチップ6が吸引ホイール40B〜40Mに順に受け渡される際も、その受け渡しが容易になる。
(9) シャフト31Aの中心軸は、ベーステープ2に対して垂直な方向からベーステープ2側に傾斜している。これにより、吸引ホイール40Aは、図4に示すように、ベーステープ2の長さ方向に対して平行な且つベーステープ2に対して垂直な基準面に対して傾斜している。
そのため、図2のように吸引ホイール40Aをベーステープ2の幅方向に見た場合、吸引ホイール40Aの周は、上下方向を短径とし、ベーステープ2の長さ方向を長径とした楕円状となる。つまり、図2のように吸引ホイール40Aをベーステープ2の幅方向に見た場合、吸着口42Aの軌跡が楕円状となる。
それゆえ、吸着口42Aは、ベーステープ2の長さ方向を基準として浅い角度で最下点を周方向に通過する。つまり、吸着口42Aとポケット4が対向する際に、吸着口42Aの上下方向の変位の時間的変化率が小さくなる。よって、ICチップ6が吸着口42Aに吸着されやすくなり、ICチップ6がポケット4から取り出されない確率が低くなる。
吸引ホイール40Mも同様な有利な効果に貢献する。つまり、ICチップ6が吸着口42Mから吸着部102に受け渡されない確率が低くなる。
(10) 吸引ホイール40Aの外周面41Aが裁頭円錐面に形成されている。また、ベーステープ2を幅方向に延長させた延長面2aは、その裁頭円錐面の頂点41Aaを通る。
そのため、吸着口42Aが軌道の最下点を通過する時、その吸着口42Aがポケット4に正対する。よって、ICチップ6に吸着口42Aに吸着されやすくなり、ICチップ6がポケット4から取り出されない確率が低くなる。
吸引ホイール40Mの外周面41Mも同様に裁頭円錐面に形成されているので、吸着口42Mが軌道の最下点を通過する時、その吸着口42Mが吸着部102に正対する。よって、ICチップ6が吸着口42Mから吸着部102に受け渡されない確率が低くなる。
(11) シャフト31Aの中心軸は、ベーステープ2に対して垂直な方向からベーステープ2側に45°に傾斜するとともに、ベーステープ2の幅方向に対して45°に傾斜する。更に、外周面41Aの形状たる裁頭円錐面の頂点41Aaの頂角が90°である。
そのため、吸着口42Aが軌道の最下点を通過する時、その吸着口42Aが下方に向くと共に、ポケット4に正対する。よって、ICチップ6に吸着口42Aに吸着されやすくなり、ICチップ6がポケット4から取り出されない確率が低くなる。
一方、吸着口42Aが軌道の最上点を通過する時、その吸着口42Aが後方に向く。よって、吸着口42Aが軌道の最上点を通過する時、ICチップ6を後方へ受け渡しやすくなる。特に吸引ホイール40Bの外周面41Bが円柱面状であるので、吸着口42Aが軌道の最上点を通過する時、吸着口42Aと吸着口42Bが正対する。よって、ICチップ6が吸着口42Aから吸着口42Bに受け渡されない確率が低くなる。
8. 変形例
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
(1) 吸着口42A〜42Mのピッチは、吸着口42A,吸着口42B,吸着口42C,吸着口42D,吸着口42E,吸着口42F,吸着口42G,吸着口42H,吸着口42I,吸着口42J,吸着口42K,吸着口42L,吸着口42Mの順に長くてもよい。この場合、吸着口42A〜42Mの周速度は、吸着口42A,吸着口42B,吸着口42C,吸着口42D,吸着口42E,吸着口42F,吸着口42G,吸着口42H,吸着口42I,吸着口42J,吸着口42K,吸着口42L,吸着口42Mの順に速い。こうした場合、ICチップ6がベーステープ2のポケット4から吸着部102に移載されるまでの間に、ICチップ6の間隔が段々狭まる。
(2) キャリアテープ1のポケット4に収容されたものはICチップ6に限るものではない。例えば、能動素子、受動素子その他の電子部品がポケット4に収容されてもよいし、電子部品以外の小片がポケット4に収容されてもよい。
6…ICチップ(物品)
10…ピッチ変更装置
40…吸引ホイール列
40A〜40M…吸引ホイール
41A〜41M…外周面
42A〜42M…吸着口
95…ホイール駆動機構

Claims (3)

  1. 外周面と、前記外周面の周方向に一定ピッチで配列されるともに物品を吸着する複数の吸着口と、を有する複数の吸引ホイールと、
    前記複数の吸引ホイールを回転駆動することによって前記複数の吸着口を周方向に移動させるホイール駆動機構と、を備え、
    前記複数の吸引ホイールが一列に配列され、前記複数の吸引ホイールの隣同士は前記外周面が互いに近接し、前記複数の吸着口のピッチは前記複数の吸引ホイールの配列の順に短く、前記複数の吸着口の周速度は前記複数の吸引ホイールの配列の順に遅く、前記複数の吸引ホイールの隣同士の一方の前記複数の吸着口と他方の前記複数の吸着口とは互いに同期して対向する
    ピッチ変更装置。
  2. 外周面と、前記外周面の周方向に一定ピッチで配列されるともに物品を吸着する複数の吸着口と、を有する複数の吸引ホイールと、
    前記複数の吸引ホイールを回転駆動することによって前記複数の吸着口を周方向に移動させるホイール駆動機構と、を備え、
    前記複数の吸引ホイールが一列に配列され、前記複数の吸引ホイールの隣同士は前記外周面が互いに近接し、前記複数の吸着口のピッチは前記複数の吸引ホイールの配列の順に長く、前記複数の吸着口の周速度は前記複数の吸引ホイールの配列の順に速く、前記複数の吸引ホイールの隣同士の一方の前記複数の吸着口と他方の前記複数の吸着口とは互いに同期して対向する
    ピッチ変更装置。
  3. 前記複数の吸引ホイールの隣同士は前記ホイール駆動機構によって逆向きに回転される
    請求項1又は2に記載のピッチ変更装置。
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