JP3859392B2 - 物品の集積供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を所定の個数ずつ集積し、この集積物品を一括してトレイに供給するための物品の集積供給装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
物品の集積には一般的に、複数のポケット群を備えた集積コンベアが使用される。各ポケット群は集積すべき物品の数に応じた複数のポケットを有し、その各ポケットに物品を順次受け取った後、排出位置に向けて移送される。そして、排出位置にて、ポケット群における各ポケット内の物品はプッシャ等により、一括にして排出、つまり、切り出され、トレイに供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した物品の集積供給にあっては排出位置にて物品を切り出す際、プッシャ等が物品と直接接触するため、損傷を受け易い物品には適用できない。
また、物品の切り出しはプッシャ等によるため、その切り出しは間欠的となり、その集積供給の高速化を図ることができない。更に、プッシャのための駆動源を必要とし、その切り出し機構が複雑化する。
【0004】
更にまた、物品の集積個数の変更に際しては、集積コンベアの各集積ポケット群を交換しなければならず、その汎用性に乏しいものとなる。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは機構的に簡単であるとともに高速化及び汎用性に優れ、しかも、損傷を受け易い物品にも適用可能な物品の集積供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は本発明により達成され、本発明の物品の集積供給装置(請求項1)は、所定の間隔で物品を搬送し、その終端が物品の搬送方向に伸縮可能な伸縮コンベアと、伸縮コンベアの終端に設けられ、この伸縮コンベアの終端から送出される物品の落下を案内する落下ガイドと、伸縮コンベアの下側に上下に分離して設けられ、搬送方向に並び且つ物品を受取り可能な複数のポケットを有した複数段の受取りホルダと、各受取りホルダ毎に全ポケットを独立して一括に開閉し、ポケット内の物品を落下させる開閉手段と、最下位の受取りホルダの下方を延び、その最下位の受取りホルダの下側に物品のためのトレイを搬送して位置付けるトレイコンベアとを備える。
【0006】
上述の集積供給装置によれば、伸縮コンベア上の物品はその搬送に伴い、伸縮コンベアの終端に到達すると、この終端から落下ガイドに案内されて落下し、その直下に位置した上段の受取りホルダ内、即ち、その1つのポケットに受け取られる。
ここで、伸縮コンベアの終端はその伸縮により、上段の受取りホルダの各ポケットに対応した位置に順次位置付けられ、これにより、伸縮コンベア上を順次搬送される物品は直下の受取りホルダの各ポケットに振り分けて受け取られることで、その受取りホルダ内に集積される。
【0007】
上段の受取りホルダ内への物品の集積が完了すると、その受取りホルダの全ポケットは一括して開かれ、各ポケット内の物品はその下側に位置する下段の受取りホルダ内、即ち、その対応するポケットにそれぞれ落下して受け取られる。この後、上段の受取りホルダの全ポケットは直ちに閉じられ、その受取りホルダ内への物品の集積が繰り返される。
【0008】
今、下段の受取りホルダが最下位のものである場合にあって、その下段の受取りホルダの下方にトレイコンベア上のトレイが位置付けられると、下段の受取りホルダの全ポケットが一括に開かれることで、その各ポケット内の物品は落下し、トレイに一括にして供給される。この後、下段の受取りホルダの全ポケットは直ちに閉じられ、上段の受取りホルダからの物品の落下に備えて待機する。
【0009】
好ましくは、各受取りホルダは一対のホルダ半体からなり、これらホルダ半体は物品の搬送方向に沿う分割ラインの両側にそれぞれ配置されている。そして、この場合、開閉手段は各受取りホルダ毎にその一対のホルダ半体を、その分割ラインを中心として互いに接離させる接離手段を含む。具体的には、接離手段は一対のホルダ半体を、前記分離ラインと平行な軸線回りにそれぞれ互いに逆向きに回動させる回動機構により実現可能である。
【0010】
更に、最下位の受取りホルダとトレイコンベア上のトレイとの間にて物品の落下距離が長い場合にあっては、これら最下位の受取りホルダとトレイコンベアとの間に物品の落下供給を案内する供給ガイドを設けることも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、物品の集積供給装置は、水平な伸縮コンベア2を備えている。伸縮コンベア2は物品供給機(図示しない)から、その始端にて略円形の物品を受取り、そして受け取った物品Pを一定の間隔を存して図中矢印方向Aに搬送する。伸縮コンベア2は後述するように、物品Pの搬送方向Aに伸縮可能な後端4を備えている。図1中、伸縮コンベア2の伸縮方向は白抜きの矢印Bで示されている。
【0012】
伸縮コンベア2の下方にはトレイコンベア6が配置されており、トレイコンベア6は伸縮コンベア2の終端4側にて、伸縮コンベア2と直交する方向に水平に延びている。トレイコンベア6の始端にはトレイ供給機8が配置されており、トレイ供給機8はトレイTを1個ずつトレイコンベア6上に供給することができ、そして、トレイコンベア6上のトレイTは図1中矢印方向Cに間欠的に搬送される。
【0013】
より詳しくは、図2に示されているようにトレイコンベア6とトレイ供給機8との間には左右一対のトレイ受け10が配置されており、これらトレイ受け10は図2中の白抜きの矢印方向Dにそれぞれ進退可能となっている。今、一対のトレイ受け10が実線の位置にあるとき、これらトレイ受け10はトレイ供給機8から払い出されたトレイTを受け取って保持することができる。この状態から、一対のトレイ受け10が2点鎖線で示すように互いに離間すると、そのトレイTは白抜きの矢印Eで示すように落下し、トレイコンベア6上に供給される。ここで、具体的には、トレイコンベア6はいわゆるバケットコンベアからなっている。
【0014】
図3にトレイTの一例が示されている。この実施例の場合、トレイTはその内部が多数の仕切室Sに仕切られ、これら仕切室SはトレイTの搬送方向Cに2列、そして、各列に7個ずつのマトリクス状に配置されている。
トレイコンベア6の終端からは排出コンベア12がトレイコンベア6と直交する方向に延びている。排出コンベア12はトレイコンベア6上のトレイTを受け取り、そして受け取ったトレイTを図1中の矢印F方向に搬送し、横ピロー包装機に向けて供給する。
【0015】
図4を参照すると、トレイコンベア6と排出コンベア12との間にてトレイTの受け渡しをなす機構が概略的に示されている。この受け渡し機構は例えば、トレイコンベア6の終端部直上に配置された排出プッシャ14と、排出コンベア12の始端部直上に配置された左右一対のガイドレール16とから構成されている。トレイコンベア6上のトレイTがその終端部に到達すると、排出プッシャ14は図4中実線で示す退避位置から2点鎖線で示す排出位置まで前進し、そのトレイTを一対のガイドレール16間に向けて押し出す。この押出しに伴い、トレイTはその一部が排出コンベア12上に乗り移ることで、排出コンベア12上を搬送される。
【0016】
図5は前述した伸縮コンベア2を概略的に示しているが、図5の伸縮コンベア2はその一例を単に示すものに過ぎず、本発明の伸縮コンベアが図5に示す構成に制約されるものではない。
図5の伸縮コンベア2は先ず固定フレーム18を備えている。固定フレーム18はフレーム基台(図示しない)に支持され、トレイコンベア6に向けて水平に延びている。固定フレーム18の一方の内側面にはリニアガイド20が水平に設けられており、リニアガイド20に可動フレーム22が摺動自在に支持されている。可動フレーム22はその一部が固定フレーム18からトレイコンベア6に向けて突出し、そして、固定フレーム18に対して突没すべくリニアガイド20に案内されながら伸縮自在である。
【0017】
固定フレーム18の基端及び可動フレーム22の先端には同一の高さレベルにベルトローラ24,26が回転自在に取り付けられている。また、可動フレーム22には反転ローラ28が回転自在に取り付けられ、一方、固定フレーム18には複数のガイドローラ30、32,34に加え、ガイドローラ32,34間に位置した駆動ドラム36がそれぞれ回転自在に取り付けられている。そして、図示されているように上述のローラ24〜34及び駆動ドラム36にはコンベアベルト38が掛け回されている。なお、ベルトローラ26は前述した伸縮コンベア2の終端4を規定している。
【0018】
更に、固定フレーム18には駆動ドラム36の近傍にサーボモータ40が設けられ、駆動ドラム36のドラム軸及びサーボモータ40の出力軸はギヤプーリ42,44及びタイミングベルト46を介して相互に接続されている。サーボモータ40が駆動されると、駆動ドラム36が回転し、この回転に伴い、コンベアベルト38は搬送方向Aに走行する。
【0019】
固定フレーム18の基端部には更に別のサーボモータ48が取付け部材50を介して取り付けられ、サーボモータ48の出力軸にフィードスクリュー52がカップリングを介して連結されている。フィードスクリュー52は可動フレーム22に向けて水平に延び、その先端部分が可動フレーム22の基端外面に固定した雌ねじ部材54内に貫通してねじ込まれている。従って、サーボモータ48の駆動を受け、フィードスクリュー52が正逆方向に回転されると、この回転に伴い、可動フレーム22はリニアガイド20に案内されながら摺動する。つまり、伸縮コンベア2はその終端4が伸縮する。
【0020】
伸縮コンベア2の終端4、即ち、ベルトローラ26の直前方には落下ガイド56が設けられている。落下ガイド56は円弧形状をなし、取付け部材58を介して可動フレーム22に連結されている。落下ガイド56とベルトローラ26との間には物品Pの通過を許容する所定の間隔が確保されており、伸縮コンベア2上の物品Pがその終端4に到達し、そして、終端4から送出されると、物品Pはその搬送方向でみて前端が落下ガイド56に案内され、その前端を下向きにして落下される。即ち、物品Pは落下ガイド56を通過する際、その搬送姿勢が伸縮コンベア2上での水平姿勢から垂直姿勢に変更されることになる。
【0021】
伸縮コンベア2の可動フレーム22とトレイコンベア6との間には集積ユニット60が配置されている。集積ユニット60は上下2段の受取りホルダ62,64を備えている。これら受取りホルダ62,64は同一の構成を有しているので、可動フレーム22の直下に位置する上段の受取りホルダ62についてのみ説明する。
【0022】
図6に示されているように受取りホルダ62はその中心線(分割ライン)に対して左右対称となる一対のホルダ半体66を有している。これらホルダ半体66は長尺な箱状をなし、互いに対向する面が開口する一方、底壁がその開口面側に向けて下向きに傾斜されている。各ホルダ半体66の内部は複数の仕切り70により、伸縮コンベア2の搬送方向Aに並ぶ7個の空所に区画されている。受取りホルダ62が図示の状態にあるとき、一方のホルダ半体66の空所は他方のホルダ半体66の対応する空所と組みをなし、物品Pを受け入れ可能なポケット72を構成する。従って、受取りホルダ62は伸縮コンベア2の搬送方向Aに並ぶ7個のポケット72を有する。
【0023】
各ホルダ半体66の基端からは回動軸74が水平に突出されており、これら回動軸74は図5に示されるように支持板76に回転自在に支持され、そして、支持板76を貫通している。なお、支持板76は基台78から立設されている。
各回動軸74にはギヤ80がそれぞれ取り付けられ、これらギヤ80は図7に示されるように互いに噛み合っている。更に、一方の回転軸74にはその突出端に回動アーム82が取り付けられており、回動アーム82はエアシリンダ84のピストンロッドに連結されている。なお、エアシリンダ84はその基部が支持板76に枢着されている。
【0024】
エアシリンダ84はその伸縮により回動アーム82、つまり、一方の回動軸74を正逆方向に回動させ、この回動はギヤ80の噛み合いを介して他方の回動軸74を同時に逆向きに回動させる。従って、受取りホルダ62の各ホルダ半体66はその回動軸74を中心とし、互いに接離する方向に回動することができる。各ホルダ半体66が図6に示す状態から下向きに回動されると、これらホルダ半体66は互いに離れ、その各ポケット72の底が開かれることになる。
【0025】
なお、受取りホルダ62の下側に位置する下段の受取りホルダ64に関しても、その一対のホルダ半体66は同様な開閉機構により回動可能である。
下段の受取りホルダ64とトレイコンベア6との間には必要に応じて供給ガイド86が配置されている。供給ガイド86は受取りホルダ64の長手方向、つまり、そのポケット72の配列方向に並ぶ複数の板材88からなり、これら板材88は取付け部材90を介して基台78側に固定されている。図8を参照すればより明らかなように板材88間は物品Pの通過を許容する通路を規定し、これら通路は、受取りホルダ62,64のポケット72に関して上下方向に整合されている。
【0026】
更に、図5に示されているように伸縮コンベア2と上段の受取りホルダ62との間には透過型の光電スイッチからなる通過感知センサ92が配置されており、通過感知センサ92は伸縮コンベア2の終端4から落下する物品Pを検出する。
次に、図9〜図13を参照しながら、上述した集積供給装置の動作を説明する。
【0027】
上下の受取りホルダ62,64が共に空であると仮定すると、伸縮コンベア2は初期位置まで伸長され、その終端4が受取りホルダ62における先頭のポケット72と対応した上方位置に位置付けられる。
このような状態にて、伸縮コンベア2上を搬送される物品Pがその終端4に到達すると、物品Pは終端4から前述した落下ガイド56(図5参照)に案内されて落下し、上段の受取りホルダ62における先頭のポケット72に受け取られる。ここで、伸縮コンベア2からの物品Pの落下は通過感知センサ92にて検出され、この検出を受け、伸縮コンベア2はその終端4が受取りホルダ62におけるポケット72間の間隔、即ち、その1ピッチ分だけ収縮される。この状態で、伸縮コンベア2から次の物品Pが落下されると、その物品Pは図9に示されるように受取りホルダ62における次のポケット72に受け取られる。
【0028】
従って、伸縮コンベア2は上述の収縮動作を繰り返すことにより、搬送する物品Pを上段の受取りホルダ62の各ポケット72に順次振り分けて落とし込み、受取りホルダ62に所定個数の物品Pを集積させることができる。
図10に示すように上段の受取りホルダ62に関し、その全てのポケット72内に物品Pが受け取られると、受取りホルダ62の一対のホルダ半体66は前述したように互いに離間する方向に回動される。この結果、全てのポケット72が一括にして開かれ、集積された物品Pは受取りホルダ62から下段の受取りホルダ64に向けて同時に落下し、そして、図11に示すように受取りホルダ64内の対応するポケット72にそれぞれ受止められる。この後、受取りホルダ62の各ホルダ半体66は逆向きに回動されて近接し、上段の受取りホルダ62は再び閉じられる。一方、上段の受取りホルダ62が開かれると同時に、伸縮コンベア2は伸長し、その終端4が前述した初期位置に復帰する。
【0029】
下段の受取りホルダ64の直下にトレイコンベア6上の空のトレイTが送り込まれ、そして、そのトレイTにおける仕切室Sの前側列が位置付けられると、これがトレイコンベア6側の到達センサ(図示しない)により検出される。到達センサでの検出を受けて、受取りホルダ64は開かれ、集積状態にある物品PをトレイTに向けて落下させる。この際、落下する個々の物品Pは前述した供給ガイド86の個々の板材88に案内され、図12に示すようにトレイTの対応する仕切室Sに確実に供給される。
【0030】
このようにしてトレイTに物品Pが供給される際にあっても、図12から明らかなように伸縮コンベア2は上段の受取りホルダ62の各ポケット72に順次物品Pを落とし込んでおり、受取りホルダ62にて、物品Pの集積が再開されている。
また、集積状態の物品Pを受け取ると、トレイTはその仕切室Sの前後列の間隔に相当する距離だけトレイコンベア6上を前進され、次にトレイTにおける仕切室Sの後側列が受取りホルダ64の直下に位置付けられる。
【0031】
即ち、図13を参照すればより明らかなように伸縮コンベア2の終端4から順次落下する物品Pは先ず上段の受取りホルダ62内にて集積された後、受取りホルダ62の開作動により下段の受取りホルダ64内に一時的に保持され、そして、受取りホルダ64からトレイTに供給されることになる。
上述の動作が繰り返され、下段の受取りホルダ64がその各ポケット72に物品Pを同様にして受け取ると、受取りホルダ64が開かれることで、トレイTの残りの空の仕切室Sにも物品Pが供給される。
【0032】
この後、トレイコンベア6は次の空のトレイTを下段の受取りホルダ64の直下に搬送して位置付け、その空のトレイTに対する物品Pの供給が同様にして繰り返される。
上述の集積供給装置によれば、伸縮コンベア2の終端4から上段の受取りホルダ62の各ポケット72に物品Pを振り分けて落とし込むようにしたから、受取りホルダ62での物品Pの集積を簡単な機構で実現できる。
【0033】
また、上段の受取りホルダ62から下段の受取りホルダ64への物品Pの移送や、下段の受取りホルダ64からトレイTへの物品Pの供給にも物品Pの落下を利用しているので、集積された物品Pをプッシャ等により直接に押圧する工程、いわゆる集積物品の切り出し工程が不要となる。従って、物品Pの集積からトレイTへの供給を高速化できるばかりでなく、物品Pの損傷をも防止することができる。
【0034】
更に、集積ユニット60は上下2段の受取りホルダ62,64を備えているので、物品Pの集積とトレイTへの物品Pの供給とを並列に実行することができ、物品Pの集積供給速度を更に高速化することができる。
集積すべき物品Pの個数に変更が生じても、この場合には上下の受取りホルダ62,64を単に交換し、伸縮コンベア2の収縮動作回数を変更するだけで容易に対処することができ、汎用性に優れたものとなる。
【0035】
一方、集積供給装置よりも後段の工程にトラブルが発生し、前述した物品供給機や伸縮コンベア2の駆動を停止する状況にあっても、伸縮コンベア2上の物品Pを受取りホルダ62,64内に回収した後に、伸縮コンベア2の駆動を停止することができ、伸縮コンベア2上に物品Pを残すことはない。このことは、集積供給装置の運転再開を容易にする。
【0036】
本発明は上述の実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、集積ユニット60は上下2段の受取りホルダ62,64に限らず、3段以上の受取りホルダから構成されていてもよい。
また、トレイTの各仕切室Sが斜めに傾斜している場合にあっては、供給ガイド86の各板材88もまたその傾斜に合わせて傾斜させるだけで、トレイTへの物品Pの供給を確実に行うことができる。この場合、供給ガイド86の各板材88はその傾斜角が一括にして可変可能であるのが望ましい。
【0037】
なお、供給ガイド86は必要不可欠なものではなく、最下位の受取りホルダとトレイTとの間の落下距離が短い場合、供給ガイド86は不要である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の物品の集積供給装置(請求項1)によれば、伸縮コンベアと、上下複数段の受取りホルダとの組み合わにより、簡単な機構で物品の集積及びトレイへの供給を高速化でき、また、物品の集積個数に変更が生じても受取りホルダの単なる交換だけで容易に対処することができる。更に、集積物品の切り出しにプッシャ等を使用しないので、物品の損傷を招くこともない。
【0039】
また、各受取りホルダが一対のホルダ半体からなる分割型であれば(請求項2)、そのホルダ半体を互いに接離させるだけの簡単な機構で、そのポケットの開閉を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の集積供給装置の概略平面図である。
【図2】トレイ供給機からトレイコンベアへのトレイの供給を説明するための図である。
【図3】トレイの一例を示す斜視図である。
【図4】トレイコンベアの終端と排出コンベアとの間でのトレイの受け渡しを説明するための図である。
【図5】伸縮コンベア及び集積ユニットの構成を示した図である。
【図6】受取りホルダの一例を示した斜視図である。
【図7】受取りホルダの開閉機構を示した概略図である。
【図8】集積ユニットを拡大して示す概略図である。
【図9】上段の受取りホルダでの物品の集積過程を示す図である。
【図10】上段の受取りホルダにて物品の集積が完了した状態を示す図である。
【図11】上段の受取りホルダから下段の受取りホルダに物品が落とし込まれた状態を示す図である。
【図12】下段の受取りホルダ内の集積物品がトレイに供給された状態を示す図である。
【図13】伸縮コンベアから上下の受取りホルダを介してトレイまで供給される物品の一連の流れを説明するための図である。
【符号の説明】
2 伸縮コンベア
6 トレイコンベア
8 トレイ供給機
12 排出コンベア
56 落下ガイド
60 集積ユニット
62 上段の受取りホルダ
64 下段の受取りホルダ
66 ホルダ半体
70 仕切り
72 ポケット
74 回動軸
80 ギヤ
82 回動アーム
84 エアシリンダ
88 供給ガイド
T トレイ
Claims (2)
- 所定の間隔で物品を搬送し、その終端が前記物品の搬送方向に伸縮可能な伸縮コンベアと、
前記伸縮コンベアの前記終端に設けられ、前記終端から送出される物品の落下を案内する落下ガイドと、
前記伸縮コンベアの下側に上下に分離して設けられ、前記搬送方向に並び且つ前記物品を受取り可能な複数のポケットを有した複数段の受取りホルダと、
前記各受取りホルダ毎に全ポケットを独立して一括に開閉し、前記ポケット内の物品を落下させる開閉手段と、
最下位の受取りホルダの下方を延び、前記最下位の受取りホルダの下側に物品のトレイを搬送して位置付けるトレイコンベアと
を具備したことを特徴とする物品の集積供給装置。 - 前記各受取りホルダは、前記搬送方向に沿う分割ラインの両側にそれぞれ配置された一対のホルダ半体を含み、
前記開閉手段は、各受取りホルダ毎に前記一対のホルダ半体を、前記分割ラインを中心として互いに接離させる接離手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の物品の集積供給装置。
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