JP2019129855A - 縦型洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動の低減と良好な脱水立上がり性を実現する縦型洗濯機を提供することを課題とする。【解決手段】洗濯槽4の周縁部に配設され、内部に液体17が封入された流体バランサー13は、内部に、半径方向に対して脱水の回転方向に所定の角度を付けた複数の仕切り板18を設けて複数の区画室21を形成する構成とすることにより、脱水時の振動が安定すると共に、水槽ユニット2の振れが最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果が得られる。【選択図】図1
Description
本発明は、洗濯槽内に収容した洗濯物を洗濯する縦型洗濯機に関する。
従来、この種の縦型洗濯機は、振動を抑制するために、水槽ユニットを防振用のダンパーにより支持すると共に、洗濯槽の上部周縁部に液体を封入した流体バランサーを配設している(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の縦型洗濯機の流体バランサーの一部を破断した平面図、図9は、同縦型洗濯機の流体バランサーの要部拡大断面図、図10は、同縦型洗濯機の流体バランサーの要部拡大断面図である。
図8〜図10において、洗濯機本体内には、水槽が配設され、水槽は、複数のサスペンションによって防振的に吊り下げられている。水槽内部には、洗濯槽31が回転自在に支持されている。
洗濯槽31の上部周縁には、流体バランサー32が配設されている。流体バランサー32は、径方向に2層に分離している。流体バランサー32の内部には、放射状に仕切り板33を設けており、仕切り板33間で囲まれる区画室34に液体が封入される。仕切り板33には、液体が区画質34間を移動する流路を設けている。
洗濯槽31内で偏心荷重が生じた状態で回転すると、流体バランサー32内の液体が偏心荷重の反対側に移動し、アンバランスを解消する。
しかしながら、前記従来の構成では、水槽は、防振バネにより吊り下げられた状態になっているので、2次共振点近傍になると、洗濯槽31の回転方向だけでなく、上下方向への移動も含めた三次元的な振動が生じる。これにより、2次共振点付近においては、流体バランサー32の液体は、洗濯槽31の回転に対して位相が遅れる方向(図9に示す矢印A方向)のみならず、洗濯槽31の回転方向(図9に示す矢印B方向)にも移動する。
流体バランサー32の液体は、図10に示すように、仕切り板33に衝突する。なお、図10には、流体バランサー32の液体と仕切り板33との関係を説明するために、便宜上、流体バランサー32の液体の液面を仕切り板33の上端より低い状態を記載しているが、偏心荷重が生じた状態で、偏心荷重の反対側においては、液体が移動して液面が仕切り板33の上端より高くなる場合もある。仕切り板33は、半径方向に延設されているため、液体は、仕切り板33に衝突し、仕切り板33を乗り越えて、隣接する区画室34に流れ込む。
流れ込んだ区画室34が偏心荷重と逆位相側の位置であれば、振動抑制効率に対する影響は生じない。しかしながら、流れ込んだ区画室34が偏心荷重側の位置であれば、振動抑制効率に対して悪影響を与えることになり、振動抑制効率が低下する。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、脱水時の振動が安定すると共に、十分な振動抑制効果が得られる縦型洗濯機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る縦型洗濯機は、洗濯槽と、前記洗濯槽を回転自在に内包する水槽と、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記洗濯槽、水槽、モータ等からなる振動系の水槽ユニットと、前記水槽ユニットを揺動自在に弾性支持した洗濯機本体と、前記洗濯槽の周縁部に配設され、内部に液体が封入された環状の流体バランサーとを備え、前記流体バランサーは、内部に、半径方向に対して、脱水の回転方向に所定の角度を付けて、脱水時の前記洗濯槽の回転方向側への液体の動きを規制する複数の仕切り板を設けて、複数の区画室を形成したものである。
これによって、脱水時の振動が安定すると共に、十分な振動抑制効果が得られる。
本発明の縦型洗濯機は、脱水時の振動が安定すると共に、十分な振動抑制効果を得ることができる。
第1の発明は、洗濯槽と、前記洗濯槽を回転自在に内包する水槽と、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記洗濯槽、水槽、モータ等からなる振動系の水槽ユニットと、前記水槽ユニットを揺動自在に弾性支持した洗濯機本体と、前記洗濯槽の周縁部に配設され、内部に液体が封入された環状の流体バランサーとを備え、前記流体バランサーは、内部に、半径方向に対して、脱水の回転方向に所定の角度を付けて、脱水時の前記洗濯槽の回転方向側への液体の動きを規制する複数の仕切り板を設けて、複数の区画室を形成したものである。
これにより、脱水の脱水時の振動が安定すると共に、水槽ユニットの振れが最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果が得られる。
第2の発明は、特に、第1の発明の流体バランサーの仕切り板は、洗濯槽の脱水運転時に、外周側が先行するように構成したものである。
これにより、脱水の脱水時の振動が安定すると共に、水槽ユニットの振れが最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果が得られる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の流体バランサーは、仕切り板に流路を形
成し、少なくとも相対向する位置に形成した一対の流路の外周側を閉塞した形状に形成したものである。
成し、少なくとも相対向する位置に形成した一対の流路の外周側を閉塞した形状に形成したものである。
これにより、脱水の脱水時の振動が安定すると共に、水槽ユニットの振れが最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における縦型洗濯機の縦断面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における縦型洗濯機の縦断面図である。
図1において、洗濯機本体1内には、有底円筒状に形成された水槽3が配設され、水槽3内には、洗濯槽4が回転自在に収納されている。洗濯槽4は、回転軸5を水槽3底面に設けた軸受で軸支され、軸方向が垂直方向になるように支持されている。洗濯槽4の回転軸5には、水槽3の底面に配設したモータ7が連結されている。
水槽ユニット2は、洗濯槽4、水槽3、モータ7等により構成される振動系である。水槽ユニット2は、水槽3の下部に固定された支持金具11と洗濯機本体1の上部との間に設けた防振バネ12により揺動自在に弾性的に防振支持されている。
洗濯槽4の上部周縁部には、振動低減用として、内部に液体が封入された密閉円環状の流体バランサー13が配設されている。流体バランサー13については、図2以降で詳述する。
洗濯機本体1の上面部には、扉体14を開閉自在に軸支しており、使用者は、扉体14を開放して洗濯槽4内に洗濯物を出し入れする。
また、洗濯機本体1内上部には、マイクロコンピュータ等により構成した制御部15が配設されている。制御部15は、操作表示部16の入力設定手段(図示せず)および表示手段(図示せず)などと信号伝達を行うと共に、モータ7の回転制御などを行い、洗い、すすぎ、脱水等の一連の工程を制御する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における縦型洗濯機の一部を破断した流体バランサーの平面図、図3は、同縦型洗濯機の流体バランサーの断面図、図4は、同縦型洗濯機の流体バランサーの断面図である。
図2〜図4において、流体バランサー13は、円環状に形成され、洗濯槽4の上部に配設されている。流体バランサー13は、合成樹脂からなる下ケースと上ケースから構成され、下ケースと上ケースは、超音波溶着等により水密に接続される。流体バランサー13は、環状リブ20により内部を径方向に2層に形成し、それぞれの層に液体を封入している。本実施の形態では、流体バランサー13を2層に形成しているが、 2層に限定するものではない。
本実施の形態では、脱水工程時には、洗濯槽4は、図2に示す矢印A方向である、時計方向に回転するように設定している。洗濯槽4の脱水工程時の回転方向は、時計方向に限定するものではなく、反時計方向に回転させるようにしてもよい。
流体バランサー13の各層には、内部に径方向に複数の仕切り板18を形成しており、仕切り板18によって、円周方向に複数の区画室21を区画形成している。図3に示すよ
うに、仕切り板18は、上仕切り板18aと、下仕切り板18bとからなり、上仕切り板18aと下仕切り板18bとの間に液体17が区画室21間を移動するための流路19が形成される。
うに、仕切り板18は、上仕切り板18aと、下仕切り板18bとからなり、上仕切り板18aと下仕切り板18bとの間に液体17が区画室21間を移動するための流路19が形成される。
上仕切り板18aは、上ケースと一体に形成され、上仕切り板18aにより上ケースを補強している。下仕切り板18bは、下ケースと一体に形成され、下仕切り板18bにより下ケースを補強している。
なお、図4に示すように、本実施の形態では、仕切り板18は、180度対向する位置の一対の仕切り板18が、各層の外周側において上仕切り板18aと下仕切り板18bとが連結されている。これにより、液体17の移動を抑制し、液体17に移動によるアンバランスの発生を抑制している。
図2及び図5に示すように、仕切り板18は、半径方向に対して洗濯槽4の脱水工程時の回転方向に略45°の角度傾斜している。仕切り板18の傾斜方向は、洗濯槽4の脱水工程時の回転方向に対して、外周側が内周側よりも先行する方向に設定している。
種々実験の結果、仕切り板18は、周方向に7.5°程度の狭い間隔に配設することにより液体17の動きが安定することが判明した。周方向に7.5°の間隔で仕切り板18を配設した場合、仕切り板18は、周方向に48枚配設することになる。
なお、洗濯槽4の脱水工程時の回転方向を反時計方向にする場合には、仕切り板18の傾斜方向を本実施の形態とは、90°異なる方向に傾斜させることが好ましい。
本実施の形態では、流体バランサー13は、円周状に環状リブ20を形成して、径方向に2層構造としているが、層の数、層の構造、仕切り板18の数等は、洗濯槽4の直径、洗濯槽4の容量などに応じて、適切に設定されるものであって、本実施の形態に限定されるものではない。
流路19は、液体17に流動抵抗をもたせつつ液体を流す大きさに形成される。仕切り板18の面積に対する流路19の割合である開口率(=流路面積/仕切り板面積)を最適化する必要がある。
本実施の形態では、CAE解析及び実験的に得られた最適値として、仕切り板18の面積に対する流路19の開口率(流路面積/仕切り板面積)は、略45%(±5%)としている。
以上のように構成した縦型洗濯機において、以下、その動作、作用を説明する。
図5は、本発明の実施の形態における縦型洗濯機の流体バランサーの脱水工程の動作説明図である。図6は、同縦型洗濯機の水槽ユニットの振動波形の比較図である。
洗濯運転にて、洗い工程が終了して洗濯水を排水すると、脱水工程に移行する。
全自動洗濯機は、洗い工程から脱水工程までの洗濯工程を自動的に行なうため、洗濯槽4内に洗濯物の偏りが発生しても修正することなく、脱水工程に移行する。脱水工程において洗濯物の偏りが生じていた場合には、大きな振動が生じ、この振動の低減が重要な課題となる。
脱水工程では、洗濯槽4が起動を始めると、洗濯物が遠心力によって洗濯槽4の内壁に
張り付く回転数(約60r/min)で偏心荷重が発生する。そして、そして、洗濯槽4の回転数が水槽ユニット2の1次共振点(約100r/min)付近に到達する。
張り付く回転数(約60r/min)で偏心荷重が発生する。そして、そして、洗濯槽4の回転数が水槽ユニット2の1次共振点(約100r/min)付近に到達する。
水槽ユニット2の一次共振点付近では、洗濯槽4は、主に洗濯槽4の回転方向に振動する。
従って、洗濯槽4の回転数が約100r/min付近では、流体バランサー13の液体17は、偏心荷重の反対側へ移動する。洗濯槽4は、時計方向に回転しているため、液体17は、図5に矢印Aにて示すように、反時計方向に移動し、仕切り板18に当接する。仕切り板18は、約45°傾斜しているため、液体17は、仕切り板18の傾斜によって流体バランサー13の内周側に案内され、隣接する区画室21に導かれる。仕切り板18は、傾斜して形成しているので、液体17を隣接する区画室21に効率よく導くことができ、偏心荷重の反対側へ効率よく導くことができる。これにより、一次共振点の振動を抑制し、一次共振点をスムーズに通過することができる。
さらに洗濯槽4の回転数が上昇すると、2次共振点(約200r/min)付近に達する。流体バランサー13の液体17は、洗濯槽4の回転に対して位相が遅れる方向(図5に示す矢印A方向)に移動して、偏心荷重と逆位相側に移動を始める。
水槽ユニット2は、防振バネ12により吊り下げられた状態になっているので、2次共振点近傍になると、洗濯槽4の回転方向だけでなく、上下方向への移動も含めた三次元的な振動となる。
従って、流体バランサー13の液体17は、洗濯槽4の回転に対して位相が遅れる方向(図5に示す矢印A方向)のみならず、洗濯槽4の回転方向(図5に示す矢印B方向)にも移動する。
本実施の形態では、流体バランサー13の仕切り板18は、傾斜して形成しており、仕切り板18の傾斜方向は、洗濯槽4の脱水工程時の回転方向に対して、外周側が内周側よりも先行する方向に設定している。
本実施の形態では、洗濯槽4の回転に対して遅れる方向に移動する液体17(図5に示す矢印A方向)は、仕切り板18に接触し、仕切り板18によって内周側に導かれる。流体バランサー13の内周側に導かれた液体17は、仕切り板18の傾斜に沿って仕切り板18を乗り越えて、隣接する区画室21に流れ込む。この動作を繰り返すことにより、液体17は、偏心加重と逆位相側の位置に移動し、振動を抑制する。
一方、洗濯槽4の回転方向側に移動する液体17(図5に示す矢印B方向)は、仕切り板18に接触し、仕切り板18の傾斜によって流体バランサー13の外周側に導かれる。流体バランサー13の外周側では、漸次面積が狭くなるので、液体17の移動が妨げられ、隣接する区画室21への移動が抑制される。
これにより、液体17は、大部分が洗濯槽4の回転に対して遅れる方向(図5に示す矢印A方向)への移動になり、偏心荷重の方向にスムーズに移動することができ、水槽ユニット2に振動を低減することができる。
さらに回転数が上がり、定常回転数(約800r/min)になっても、液体17は、偏心荷重に対して逆位相に移動したままの状態を維持し、水槽ユニット2の振動を低減することができる。
一般的に、水槽ユニット2の共振点付近において、液体17のスロッシング(共振)現象が課題となる場合がある。本実施の形態では、仕切り板18を法線方向に対して、脱水工程時の回転方向A側に略45°傾斜して形成している。このため、仕切り板18は、洗濯槽4の回転に対して、液体17の動作として位相が進む方向には大きな流動抵抗となると共に、非対称な形状であるため、スロッシング(共振)現象は発生し難い。
仕切り板18の流路19は、上述の1次共振点(約100r/min)での液体17の均等な分布と2次共振点での逆位相への移動の促進の役割を効果的に発揮するための重要なパラメータとなる。
本実施の形態では、図3に示すように、CAE解析及び実験的に得られた最適値として、仕切り板18の面積に対する流路19の開口率(=流路面積/仕切り板面積)は、略45%(±5%)としている。この数値は、流体バランサー13の内部層の形状(体積、縦横比など)及び液体17の液量には因らないことを確認している。
図6は、洗濯槽4の内部に、模擬偏心荷重として固形のアンバランス体500gを配置して脱水回転させた時の水槽ユニット2の振動を表しており、縦軸に水槽ユニット2の振幅、横軸に脱水回転数を示す。図6(a)が従来の水槽ユニット2の振動を示し、図6(b)が本実施の形態の水槽ユニットの振動を示している。
図6に示すように、従来の縦型洗濯機と比較して、特に2次共振点(200r/min)付近において、水槽ユニット2の振幅が低減されており、大きく振動抑制効果が得られていることが分かる。
なお、仕切り板18の流路19は、開口率が小さいと、上記の振動抑制効果が得られず、また、開口率を大きくし過ぎると、液体のスロッシング(共振)現象により挙動が不安定になることが、CAE解析及び実験的に得られている。したがって、流路19は、開口率(流路面積/仕切り板面積)の設定が重要である。
以上のように、本実施の形態1において、洗濯槽4に配設した流体バランサー13は、内部に、半径方向に対して脱水の回転方向側に所定の角度に傾斜して形成した複数の仕切り板18を設けて、複数の区画室21を形成する構成としている。これにより、脱水の脱水起動時の振動が安定すると共に、水槽ユニット2の振れが最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果が得られる。
また、流体バランサー13は、仕切り板18に、各々の区画室21を連通する流路19を形成するとともに、仕切り板18の面積に対する流路19面積の割合である開口率を略45%とする構成としている。これにより、脱水の脱水起動時の振動が安定すると共に、水槽ユニット2の振れが最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果が得られる。
(実施の形態2)
図7は、発明の第2の実施の形態における縦型洗濯機の流体バランサーの断面図である。流体バランサーの流路形状以外は、第1の実施の形態と同じであり、同一部品は同一符号を付して説明を省略する。
図7は、発明の第2の実施の形態における縦型洗濯機の流体バランサーの断面図である。流体バランサーの流路形状以外は、第1の実施の形態と同じであり、同一部品は同一符号を付して説明を省略する。
図7において、流体バランサー23の仕切り板28の流路29は、孔の洗濯槽4内周壁面側及び上方壁面側まで開口している。これにより、仕切り板28の面積に対する流路29の割合である開口率(流路面積/仕切り板面積)は、略45%(±5%)としている。
流路29を内周壁面側及び上方壁面側まで開口して、開口率を略45%とすることにより、液体17の移動がスムーズになるので、仕切り板28部に遠心力と表面張力に起因して、逆位相へ移動せずにロスとなる液体17の残留が起きにくくなり、定常回転数(約800r/min)域においても、より効果的に水槽ユニット2の振動を抑制できる。
以上のように、本実施の形態2においては、水槽ユニット2の振れが最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、脱水の回転起動時の振動が安定すると共に、水槽ユニットの最も大きな2次共振点(約200r/min)付近で十分な振動抑制効果が得られるので、液体を封入した流体バランサーを有する他の洗濯機の用途に適用できる。
1 洗濯機本体
2 水槽ユニット
3 水槽
4 洗濯槽
5 回転軸
7 モータ
13 流体バランサー
15 制御部
17 液体
18 仕切り板
19 流路
21 区画室
23 流体バランサー
28 仕切り板
29 流路
2 水槽ユニット
3 水槽
4 洗濯槽
5 回転軸
7 モータ
13 流体バランサー
15 制御部
17 液体
18 仕切り板
19 流路
21 区画室
23 流体バランサー
28 仕切り板
29 流路
Claims (3)
- 洗濯槽と、前記洗濯槽を回転自在に内包する水槽と、前記洗濯槽を駆動するモータと、前記洗濯槽、水槽、モータ等からなる振動系の水槽ユニットと、前記水槽ユニットを揺動自在に弾性支持した洗濯機本体と、前記洗濯槽の周縁部に配設され、内部に液体が封入された環状の流体バランサーとを備え、前記流体バランサーは、内部に、半径方向に対して、脱水の回転方向に所定の角度を付けて、脱水時の前記洗濯槽の回転方向側への液体の動きを規制する複数の仕切り板を設けて、複数の区画室を形成した縦型洗濯機。
- 前記流体バランサーの前記仕切り板は、前記洗濯槽の脱水運転時に、外周側が先行するように構成した請求項1に記載の縦型洗濯機。
- 前記流体バランサーは、仕切り板に流路を形成し、少なくとも相対向する位置に形成した一対の流路の外周側を閉塞した形状に形成した請求項1または2に記載の縦型洗濯機。
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