JP2019120831A - ベルトユニット、搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルトユニット、搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】寄り止め部材41のエッジの損傷を回避することができるベルトユニットを提供する。【解決手段】ベルト内周面から突出する寄り止め部材41bを具備する無端ベルト41と、無端ベルト41をベルトループ内側で支える複数のローラと、寄り止め部材41bとの接触によって無端ベルト41の幅方向の移動を規制する規制部材42cとを有し、規制部材42cにおける寄り止め部材41bと接触する側のエッジに面取り部42c’を具備するベルトユニットにおいて、寄り止め部材41bにおける規制部材42cと接触する側のエッジに面取り部41b’を設けた。【選択図】図6

Description

本発明は、ベルトユニット及び画像形成装置に関するものである。
従来、ベルト内周面から突出する寄り止め部材を具備する無端ベルトと、無端ベルトをベルトループ内側で支える複数のローラと、寄り止め部材との接触によって無端ベルトの幅方向の移動を規制する規制部材とを有するベルトユニットが知られている。
例えば、特許文献1に記載のベルトユニットは、ベルトループ内側に配設された複数のローラによって支えながら張架している無端ベルトを、何れか一つのローラの回転駆動によって無端移動させる。その無端ベルトは、ベルト内周面から突出する寄り止め部材をベルト幅方向両端部のそれぞれに具備している。また、ベルトループ内側に配設された複数のローラにおける一つは、軸線方向の両端部のそれぞれに規制部材としてのカラーを具備している。これらのカラーは、無端ベルトがベルト幅方向における一端側又は他端側に向けて片寄り走行しようとすると、無端ベルトの寄り止め部材に接触して無端ベルトのベルト幅方向の移動を規制する。
このベルトユニットにおいては、可撓性の寄り止め部材の尖ったエッジの一部に力が集中することによる不規則なちぎれによって損傷するおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、ベルト内周面から突出する寄り止め部材を具備する無端ベルトと、前記無端ベルトをベルトループ内側で支える複数のローラと、前記寄り止め部材との接触によって前記無端ベルトの幅方向の移動を規制する規制部材とを有するベルトユニットにおいて、前記寄り止め部材における前記規制部材と接触する側のエッジに面取り部を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、寄り止め部材のエッジの損傷を回避することができるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおけるK用のトナー像形成ユニットを示す概略構成図。 同プリンタの二次転写ニップの周囲構成を示す構成図。 同プリンタの二次転写ベルト、及びこれのループ内側に配設された四本のローラを示す部分斜視図。 同二次転写ベルトの幅方向の一端部と、二次転写押圧ローラの回転軸線方向の一端部とを示す部分断面図。 同二次転写ベルトの幅方向の一端部に設けられた寄り止め部材と、二次転写押圧ローラの回転軸線方向の一端部に回転可能に支持される規制部材とを拡大して示す拡大構成図。 「H>C+G」という関係を満たしていない構成における寄り止め部材と規制部材とを示す拡大模式図。 「C<G」という関係になっている構成における寄り止め部材と規制部材とを拡大して示す拡大模式図。 感光ベルトを具備するベルトユニットに本発明を適用することが可能な画像形成装置を示す概略構成図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラープリンタ(以下、単にプリンタという)の実施形態について説明する。なお、本発明は、その適用分野がプリンタに限定されるものではなく、複写機、ファクシミリ、複写機能及びFAX機能を有する複合機などにも適用が可能である。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、実施形態に係るプリンタは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための四つのトナー像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kを備えている。また、中間転写ユニット30、光書込ユニット80、定着装置90、給送カセット100、レジストローラ対101なども備えている。
作像手段としての四つのトナー像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するためのトナー像形成ユニット1Kを例にすると、これは、図2に示されるように、潜像担持体たるドラム状の感光体2K、ドラムクリーニング装置3K、除電装置、帯電装置6K、現像装置8K等を備えている。これらの装置が共通の保持体に保持されてプリンタ本体に対して一体的に脱着することで、それらを同時に交換できるようになっている。
感光体2Kは、ドラム状の基体の表面上に有機感光層が形成されたものであって、駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される。帯電装置6Kは、帯電バイアスが印加される帯電ローラ7Kを感光体2Kに接触あるいは近接させながら、帯電ローラ7Kと感光体2Kとの間に放電を発生させることで、感光体2Kの表面をトナーの正規帯電極性と同じマイナス極性に一様帯電せしめる。帯電バイアスとしては、直流電圧に交流電圧を重畳したものを採用している。帯電ローラ7Kは、金属製の芯金の表面に導電性弾性材料からなる導電性弾性層が被覆されたものである。帯電ローラ等の帯電部材を感光体2Kに接触あるいは近接させる方式に代えて、帯電チャージャーによる方式を採用してもよい。
一様帯電せしめられた感光体2Kの表面は、後述する光書込ユニット80から発せられるレーザー光によって光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、Kトナーを用いる現像装置8Kによって現像されてKトナー像になる。そして、後述する中間転写ベルト31上に一次転写される。
ドラムクリーニング装置3Kは、一次転写工程(後述する一次転写ニップ)を経た後の感光体2K表面に付着している転写残トナーを除去する。回転駆動されるクリーニングブラシローラ4K、片持ち支持された状態で自由端を感光体2Kに当接させるクリーニングブレード5Kなどを有している。回転するクリーニングブラシローラ4Kで転写残トナーを感光体2K表面から掻き取ったり、クリーニングブレードで転写残トナーを感光体2K表面から掻き落としたりする。
上記除電装置は、ドラムクリーニング装置3Kによってクリーニングされた後の感光体2Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体2Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
現像装置8Kは、現像剤担持体たる現像ロール9Kを収容する現像部12Kと、K現像剤を撹拌搬送する現像剤搬送部13Kとを有している。そして、現像剤搬送部13Kは、第一スクリュー部材10Kを収容する第一搬送室と、第二スクリュー部材11Kを収容する第二搬送室とを有している。それらスクリュー部材は、それぞれ、軸線方向の両端部がそれぞれ軸受けによって回転自在に支持される回転軸部材と、これの周面に螺旋状に突設せしめられた螺旋羽根とを具備している。
第一スクリュー部材10Kを収容している第一搬送室と、第二スクリュー部材11Kを収容している第二搬送室とは、仕切り壁によって仕切られているが、仕切壁におけるスクリュー軸線方向の両端部には、それぞれ両搬送室を連通させる連通口が形成されている。第一スクリュー部材10Kは、螺旋羽根内に保持しているK現像剤を、回転駆動に伴って回転方向に撹拌しながら、図中の紙面に直交する方向の奥側から手前側に向けて搬送する。第一スクリュー部材10Kと、後述する現像ロール9Kとは互いに向かい合う姿勢で平行配設されているため、このときのK現像剤の搬送方向は、現像ロール9Kの回転軸線方向に沿った方向でもある。そして、第一スクリュー部材10Kは、現像ロール9Kの表面に対してK現像剤をその軸線方向に沿って供給していく。
第一スクリュー部材10Kの図中手前側端部付近まで搬送されたK現像剤は、仕切壁の図中手前側端部付近に設けられた連通開口を通って、第二搬送室内に進入した後、第二スクリュー部材11Kの螺旋羽根内に保持される。そして、第二スクリュー部材11Kの回転駆動に伴って、回転方向に撹拌されながら、図中手前側から奥側に向けて搬送されていく。
第二搬送室内において、ケーシングの下壁にはトナー濃度センサーが設けられており、第二搬送室内のK現像剤のKトナー濃度を検知する。Kトナー濃度センサーとしては、透磁率センサーからなるものが用いられている。Kトナーと磁性キャリアとを含有するK現像剤の透磁率は、Kトナー濃度と相関関係があるため、透磁率センサーは、Kトナー濃度を検知していることになる。
本プリンタは、Y,M,C,K用の現像装置の第二収容室内にY,M,C,Kトナーをそれぞれ個別に補給するためのY,M,C,Kトナー補給手段を備えている。そして、プリンタの制御部は、RAMに、Y,M,C,Kトナー濃度検知センサーからの出力電圧値の目標値であるY,M,C,K用のVtrefを記憶している。Y,M,C,Kトナー濃度検知センサーからの出力電圧値と、Y,M,C,K用のVtrefとの差が所定値を超えた場合には、その差に応じた時間だけY,M,C,Kトナー補給手段を駆動する。これにより、Y,M,C,K用の現像装置における第二搬送室内にY,M,C,Kトナーが補給され、K現像剤のKトナー濃度が所定の範囲内に維持される。
現像部12K内に収容されている現像ロール9Kは、第一スクリュー部材10Kに対向しているとともに、ケーシングに設けられた開口を通じて、感光体2Kにも対向している。また、現像ロール9Kは、回転駆動される非磁性パイプからなる筒状の現像スリーブと、これの内部にスリーブと連れ回らないように固定されたマグネットローラとを具備している。そして、第一スクリュー部材10Kから供給されるK現像剤をマグネットローラの発する磁力によってスリーブ表面に担持しながら、スリーブの回転に伴って、感光体2Kに対向する現像領域に搬送する。
現像スリーブには、トナーと同極性であって、感光体2Kの静電潜像の電位よりも絶対値が大きく、且つ感光体2Kの一様帯電電位よりも絶対値が小さな現像バイアスが印加されている。これにより、現像スリーブと感光体2Kの静電潜像との間には、現像スリーブ上のKトナーを静電潜像に向けて静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。また、現像スリーブと感光体2Kの地肌部との間には、現像スリーブ上のKトナーをスリーブ表面に向けて移動させる地肌ポテンシャルが作用する。それら現像ポテンシャル及び地肌ポテンシャルの作用により、現像スリーブ上のKトナーが感光体2Kの静電潜像に選択的に転移して、静電潜像をKトナー像に現像する。
図1において、Y,M,C用のトナー像形成ユニット1Y,M,Cにおいても、K用のトナー像形成ユニット1Kと同様にして、感光体2Y,2M,2C上にY,M,Cトナー像が形成される。トナー像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの上方には、潜像書込手段たる光書込ユニット80が配設されている。この光書込ユニット80は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてくる画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザー光により、感光体2Y,2M,2C,2Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y,2M,2C,2K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。
光書込ユニット80は、光源から発したレーザー光Lを、ポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
トナー像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの下方には、無端状の中間転写ベルト31を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写装置としての中間転写ユニット30が配設されている。中間転写ユニット30は、像担持体たる中間転写ベルト31の他に、駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、4つの一次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kなどを有している。また、ベルトクリーニング装置37、濃度センサーなども有している。
無端ベルトである中間転写ベルト31は、そのループ内側に配設された駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、及び4つの一次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kによって張架されている。そして、駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ32の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。このように、本プリンタにおいては、無端ベルトとしての中間転写ベルト31が搭載されている。
4つの一次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kは、無端移動せしめられる中間転写ベルト31を感光体2Y,2M,2C,2Kとの間に挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト31のおもて面と、感光体2Y,2M,2C,2Kとが当接するY,M,C,K用の一次転写ニップが形成されている。一次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kには、一次転写電源によってそれぞれ一次転写バイアスが印加されている。この印加により、感光体2Y,2M,2C,2K上のY,M,C,Kトナー像と、一次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kとの間に転写電界が形成される。
Y用の感光体2Y表面に形成されたYトナーは、感光体2Yの回転に伴ってY用の一次転写ニップに進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト31上に一次転写される。このようにしてYトナー像が一次転写せしめられた中間転写ベルト31は、その後、M,C,K用の一次転写ニップを順次通過する。そして、感光体2M,2C,2K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト31上には4色重ね合わせトナー像が形成される。なお、一次転写ローラ35Y,35M,35C,35Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
ベルトユニットたる中間転写ユニット30の下方には、二次転写押圧ローラ42、二次転写ベルト41などを具備する二次転写ユニット40が配設されている。無端ベルトである二次転写ベルト41は、そのループ内側に配設された二次転写押圧ローラ42などの複数のローラによって張架された状態で、二次転写押圧ローラ42の回転駆動によって図中時計回り方向に回転せしめられる。そして、二次転写押圧ローラ42により、中間転写ベルト31の周方向における全域のうち、二次転写裏面ローラ33に対する掛け回し領域に当接している。
中間転写ユニット30の二次転写裏面ローラ33と、二次転写ユニット40の二次転写押圧ローラ42とは、互いの間に中間転写ベルト31及び二次転写ベルト41を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト31のおもて面と、ニップ形成部材たる二次転写ベルト41のおもて面とが当接する二次転写ニップが形成されている。
二次転写ベルト41のループ内に配設された二次転写押圧ローラ42は接地されているのに対し、中間転写ベルト31のループ内に配設された二次転写裏面ローラ33には、二次転写電源39によって二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写裏面ローラ33と、二次転写押圧ローラ42との間に、マイナス極性のトナーを二次転写裏面ローラ33側から二次転写押圧ローラ42側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。なお、ニップ形成部材として、二次転写ベルト41の代わりに、二次転写ローラを用い、これを中間転写ベルト31に直接当接させてもよい。
中間転写ユニット30の下方には、記録シートPを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給送カセット100が配設されている。この給送カセット100は、紙束の一番上の記録シートPに給紙ローラ100aを当接させており、これを所定のタイミングで回転駆動させることで、その記録シートPを給送路に向けて送り出す。
給送路の末端付近には、レジストローラ対101が配設されている。このレジストローラ対101は、給送カセット100から送り出された記録シートPをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録シートPを二次転写ニップ内で中間転写ベルト31上の4色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録シートPを二次転写ニップに向けて送り出す。
二次転写ニップで記録シートPに密着せしめられた中間転写ベルト31上の4色重ね合わせトナー像は、二次転写電界やニップ圧の作用によって記録シートP上に一括二次転写されてフルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録シートPは、二次転写ニップを通過すると、中間転写ベルト31から曲率分離する。更に、二次転写ベルト41を掛け回している分離ローラ43の曲率によって二次転写ベルト41から曲率分離する。このように、本プリンタにおいては、無端ベルトとしての二次転写ベルト41が搭載されている。
なお、ニップ形成部材たる二次転写ベルト41を中間転写ベルト31に当接させて二次転写ニップを形成する構成に代えて、次のような構成を採用してもよい。即ち、ニップ形成部材たるニップ形成ローラを中間転写ベルト31に当接させて二次転写ニップを形成する構成である。
二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト31には、記録シートPに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト31のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置37によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト31のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ34は、ベルトクリーニング装置37によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
濃度センサーは、中間転写ベルト31のループ外側に配設されている。そして、中間転写ベルト31の周方向における全域のうち、駆動ローラ32に対する掛け回し箇所に対して、所定の間隙を介して対向している。この状態で、中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー像が自らとの対向位置に進入した際に、そのトナー像の単位面積あたりのトナー付着量(画像濃度)を測定する。
二次転写ニップよりもシート搬送方向の下流側には、定着装置90が配設されている。この定着装置90は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ91と、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ92とによって定着ニップを形成している。
定着装置90内に送り込まれた記録シートPは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ91に密着させる姿勢で、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置90内から排出された記録シートPは、定着後搬送路を経由した後、機外へと排出される。
実施形態に係るプリンタは、モノクロ画像を形成する場合に、中間転写ユニット30におけるY,M,C用の一次転写ローラ35(Y,M,C)を支持している支持板の姿勢をソレノイド等の駆動によって変化させる。これにより、Y,M,C用の一次転写ローラ35(Y,M,C)を、感光体2(Y,M,C)から遠ざけて、中間転写ベルト31のおもて面を感光体2(Y,M,C)から離間させる。このようにして、中間転写ベルト31をブラック用の感光体2Kだけに当接させた状態で、4つのトナー像形成ユニット1(Y,M,C,K)のうち、ブラック用のトナー像形成ユニット1Kだけを駆動して、Kトナー像をブラック用の感光体2K上に形成する。なお、本発明は、カラー画像を形成する画像形成装置に限らず、モノクロ画像だけを形成する画像形成装置にも適用が可能である。
図3は、二次転写ニップの周囲構成を示す構成図である。同図において、ベルトユニットとしての二次転写ユニット40は、無端ベルトたる二次転写ベルト41と、これをベルトループ内側で支える四本のローラとを有している。四本のローラは、具体的には、二次転写押圧ローラ42、分離ローラ43、支点ローラ44、及びテンションローラ45である。二次転写押圧ローラ42や分離ローラ43の役割は、既に説明した通りである。
二次転写ユニット40は、支点ローラ44の回転軸部材を中心にして揺動可能に構成されている。この揺動は、ソレノイドのオンオフによって実現される。二次転写ユニット40が支点ローラ44の回転軸部材を中心にして揺動することで、二次転写ベルト41が中間転写ベルト31に接離する。
テンションローラ45は、バネによって付勢されることで二次転写ベルト41にテンションを付与する。
二次転写ベルト41は、そのループ内側に配設された四本のローラによって支えられながら張架された状態で、分離ローラ43の回転駆動に伴って無端移動する。
二次転写ベルト41の材料としては、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などの樹脂材質を例示することができる。これら材料に限られず、弾性材料を用いてもよい。
図4は、二次転写ベルト41、及びこれのループ内側に配設された四本のローラを示す部分斜視図である。同図において、二次転写ベルト41は、寄り止め部材41bを具備している。この寄り止め部材41bは、二次転写ベルト41の無端ベルト基体の内周面(ループ内周面)におけるベルト幅方向の一端部に設けられた無端状の部材であり、内周面からベルト曲率中心に向けて突出している。同図においては、二次転写ベルト41における幅方向の両端部のうち、一端部しか示されていないが、他端部にも、同様の寄り止め部材が設けられている。なお、以下、他端部に設けられた寄り止め部材を、一端部に設けられた寄り止め部材41bと区別するために、他端部に設けられた寄り止め部材に410bという符号を付して説明する。
これらの寄り止め部材41b、410bについては、無端ベルト基体とは別体で製造したものを接着剤などによってベルト内周面に固定してもよいし、無端ベルト基体と一体成形してもよい。
寄り止め部材41b、410bの材料としては、ポリウレタンゴム、ネオプレンゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、シリコンゴムなどを例示することができる。
二次転写押圧ローラ42は、軸受けに回転可能に受けられている回転軸部材42aと、これと一体となって回転するゴム等からなるローラ部42bと、円盤状の規制部材42cとを具備している。同図に示される円盤状の規制部材42cは、回転軸部材42aの回転軸線方向(=ベルト幅方向)の一端部に回転自在に支持されていることで、回転軸部材42aを中心にして回転軸部材42a上で空転することが可能である。同図においては、二次転写押圧ローラ42の回転軸線方向の両端部のうち、一端部しか示されていないが、他端部にも、同様の規制部材が設けられている。なお、以下、他端部に設けられた規制部材を、一端部に設けられた規制部材42cと区別するために、他端部に設けられた規制部材に420cという符号を付して説明する。
図5は、二次転写ベルト41の幅方向の一端部と、二次転写押圧ローラ42の回転軸線方向の一端部とを示す部分断面図である。二次転写ベルト41が図中矢印で示されるように幅方向の他端側に向けて片寄り走行しようとすると、二次転写ベルト41の一端側に設けられた寄り止め部材41bと、二次転写押圧ローラ42の一端側に設けられた規制部材42cとが当接する。この当接により、規制部材42cは回転軸部材42a上で空転しながら、二次転写ベルト41の幅方向の他端側に向けての過剰な片寄り走行を防止(規制)する。
一方、二次転写ベルト41が幅方向の一端側に向けて片寄り走行しようとすると、二次転写ベルト41の他端側に設けられた寄り止め部材410bと、二次転写押圧ローラ42の他端側に設けられた規制部材420cとが当接する。この当接により、規制部材420cは回転軸部材42a上で空転しながら、二次転写ベルト41の幅方向の一端側に向けての過剰な片寄り走行を防止(規制)する。
規制部材42c、420cの材料としては、寄り止め部材41b、410bよりも硬質のポリアセタール、ナイロン、高密度ポリエチレンなどの樹脂材料を例示することができる。中でも、摩擦抵抗の小さなポリアセタールが好ましい。
次に、実施形態に係るプリンタの特徴的な構成について説明する。
図6は、二次転写ベルト41の幅方向の一端部に設けられた寄り止め部材41bと、二次転写押圧ローラ42の回転軸線方向の一端部に回転可能に支持される規制部材42cとを拡大して示す拡大構成図である。同図において、規制部材42cにおける寄り止め部材41bに接触する側のエッジには、面取り部42c’が設けられている。この面取り部42c’により、規制部材42cの尖ったエッジと寄り止め部材41bとが当接する場合に比べて、規制部材42cと寄り止め部材41bとの当接面積を広くする。具体的には、尖ったエッジは寄り止め部材41bに対して線接触するのに対し、面取り部42c’は寄り止め部材41bに対して面接触するので、線接触に比べて当接面積を広くする。かかる構成では、寄り止め部材41bと規制部材42cとの当接に伴って当接部において寄り止め部材41bにかかる単位面積当たりの負荷を低減して、寄り止め部材41bの摩耗を低減することができる。
寄り止め部材41bは、規制部材42cと接触する側のエッジに面取り部41b’を具備していることから、自らの尖ったエッジを規制部材42cに当接させることがない。かかる構成では、寄り止め部材41bにおいて、規制部材42cとの摺擦に伴って捲れさせるおそれがある尖ったエッジをなくしているので、尖ったエッジの捲れによる損傷を回避することができる。
同図において、Hは、寄り止め部材41bのベルト厚み方向の長さである。また、Cは、規制部材42cの面取り部42c’におけるベルト厚み方向の長さである。また、Gは、寄り止め部材41bの面取り部41b’におけるベルト厚み方向の長さである。このプリンタにおいては、図示のように、「H>C+G」という関係にしている。
図7は、前述の関係を満たしていない構成における寄り止め部材41bと規制部材42cとを示す拡大模式図である。この構成では、図示のように、寄り止め部材41bのベルト厚み方向に延在する側壁41b”と、規制部材42cのベルト厚み方向に延在する側壁42c”とを突き当てることができず、両者の面取り部同士(面取り部41b’、面取り部42c’)を当接させることになる。互いの当接領域は、斜面同士の当接になっていることから、二次転写ベルト41がベルト幅方向(矢印方向)に片寄り走行しようとすると、それに従って互いの面取り部がベルト幅方向にずれていき易くなる。そして、このずれにより、規制部材42cが寄り止め部材41bを乗り越えて規制能力を失ってしまうおそれがある。なお、同図では、H<C+G、C>Gという関係になっている。
一方、本プリンタのように、「H>C+G」という関係を満たしていると、寄り止め部材41bのベルト厚み方向に延在している側壁41b”と、規制部材42cのベルト厚み方向に延在している側壁42c”とを当接させることが可能になる。二次転写ベルト41は、二次転写押圧ローラ42上においてローラ軸線方向に沿って真っ直ぐ片寄り走行するので、二次転写ベルト41の一端部に設けられている寄り止め部材41bも規制部材42cに向けてローラ軸線方向に沿って真っ直ぐ近づいてくる。やがて、寄り止め部材41bが規制部材42cに当接することになるが、前述のような真っ直ぐな動きでは、「H>C+G」という関係が満たされていると、寄り止め部材41bの側壁41b”と、規制部材42cの側壁42c”とが当接することになる。どちらの側壁も、ベルト幅方向に直交するベルト厚み方向に延在していることから、二次転写ベルト41がベルト幅方向の他端側に片寄り走行しとうとすると、それらの側壁が互いに突き当たってその片寄り走行を確実に阻止する。つまり、二次転写ベルト41の片寄りを確実に阻止することが可能な、寄り止め部材41bの側壁41b”と規制部材42cの側壁42c”との突き当たりを実現して、規制部材42cの寄り止め部材41b乗り上げを抑えることができる。
図8は、実施形態とは異なり、「H<C+G」且つ「C<G」という関係になっている構成における寄り止め部材41bと規制部材42cとを拡大して示す拡大模式図である。この構成において、ベルトの片寄り走行に伴って寄り止め部材41bがローラ軸線方向に沿って真っ直ぐ移動して規制部材42cに当接しても、図示のように、寄り止め部材41bの側壁41b”と、規制部材42cの側壁42c”とが当接しない。図示のように、寄り止め部材41bの面取り部41b’の斜面が、規制部材42cの面取り部42c’の斜面に当接する。このとき、「C<G」であることに起因して、互いの斜面同士が面接触するのではなく、同図において点P1で示されるように、寄り止め部材41bの面取り部41b’の斜面が、規制部材42cの面取り部42c’と側壁42c”との境にあるエッジに当接することになる。寄り止め部材41bは、規制部材42cよりも柔らかい材料からなる。このため、寄り止め部材41bの面取り部41b’の斜面は、規制部材42cのエッジに対して線接触で当接することで、その線接触領域においてベルト移動方向に延在する傷を付けられる。この傷が悪化していくと、その傷の周辺部が脱落して寄り止め部材41bが正常に機能しなくなるおそれがある。
そこで、本プリンタにおいては、規制部材42cの面取り部42c’におけるベルト厚み方向の長さCと、寄り止め部材41bの面取り部41b’におけるベルト厚み方向の長さGとについては、「C≧G」という関係にしている。これに加えて、上述したように、「H>C+G」という関係にしている。これらの関係では、上述したように、ベルトの片寄り走行に伴って、寄り止め部材41bの側壁41b”を、規制部材42cの側壁42c”に当接させることになる。寄り止め部材41bの面取り部41b’の斜面を、規制部材42cのエッジに当接させることがないことから、その当接による寄り止め部材41bの面取り部41’の傷付きを回避することができる。
なお、ベルト幅方向一端側の寄り止め部材41bや規制部材42cについて説明したが、他端側の寄り止め部材410bや規制部材420cも一端側と同様の構成になっている。「H>C+G」という関係や、「C≧G」という関係については、ベルト幅方向の一端側、他端側のそれぞれで成立させている。
本プリンタにおいては、中間転写ユニット30の中間転写ベルト31及びこれを張架するローラにも本発明を適用している。具体的には、中間転写ベルト31のベルト幅方向両端部のそれぞれに寄り止め部材を設けている。また、二次転写裏面ローラ33における回転軸部材の軸線方向両端部のそれぞれに、円盤状の規制部材を空転可能に設けている。寄り止め部材において、規制部材と接触する側のエッジには面取り部を設けている。また、規制部材において、寄り止め部材と接触する側のエッジにも面取り部を設けている。それら面取り部には、「H>C+G」という関係と、「C≧G」という関係とを成立させている。
二次転写ユニット40の二次転写押圧ローラ42に本発明を適用した例について説明したが、二次転写押圧ローラ42の代わりに、二次転写ユニット40の分離ローラ43、支点ローラ44、テンションローラ45に本発明を適用してもよい。また、中間転写ユニット30の二次転写裏面ローラ33に本発明を適用した例について説明したが、二次転写裏面ローラ33の代わりに、駆動ローラ32、又はクリーニングバックアップローラ34に本発明を適用してもよい。
なお、感光体として、無端ベルトからなる感光ベルトを用いる構成においては、感光ベルトを具備するベルトユニットに本発明を適用することが可能である。
図9は、感光ベルトを具備するベルトユニットに本発明を適用することが可能な画像形成装置を示す概略構成図である。同図に示される画像形成装置は、Y,M,C,K用の現像ユニット108Y,108M,108C,108K、光書込装置180、感光ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、給紙カセット200、定着ユニット190などを備えている。
中間転写ベルトユニットは、無端ベルトである中間転写ベルト131と、これのループ内側で中間転写ベルト131を支える複数のローラとを有している。そして、それらローラの何れか一つの回転駆動に伴って、中間転写ベルト131を図中時計回り方向に無端移動させる。
感光ベルトユニットは、無端ベルトである感光ベルト102と、そのループ内側で感光ベルト102を支える複数のローラとを有している。そして、それらローラの何れか一つの回転駆動に伴って、感光ベルト102を図中反時計回り方向に無端移動させる。この無端移動に伴って帯電器との対向位置を通過する際に、感光ベルト102のおもて面が帯電器によって一様帯電せしめられる。
一様帯電後の表面は、光書込装置180による光走査で静電潜像を担持し、その静電潜像が、Y用の現像ユニット108Yによって現像されたYトナー像になる。このYトナー像は、中間転写ベルト131と感光ベルト102との当接による転写ニップで中間転写ベルト131のおもて面に転写される。
その後、感光ベルト102が約三周する間に、感光ベルト102のおもて面にMトナー像,Cトナー像,Kトナー像が順に形成されながら、中間転写ベルト131に順に重ね合わせ転写される。このようにして中間転写ベルト131のおもて面に形成された四色トナー像は、給紙カセット200から所定のタイミングで送り出された記録シートの表面に一括二次転写されてフルカラートナー像になる。
フルカラートナー像を担持した記録シートは、定着ユニット190に送り込まれてその表面にフルカラートナー像が定着せしめられる。
以上の構成の画像形成装置における感光ベルトユニットには、無端ベルトとしての感光ベルト102が搭載されている。この感光ベルトユニットに、本発明を適用することが可能である。また、無端ベルトからなる画像形成装置の他、用紙等の媒体上の画像を読み取り媒体を搬送する読取装置や用紙等の媒体を搬送する搬送装置、インクジェット方式の画像形成装置等、無端ベルト搬送システムやプラントにも適用することが可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する
[第1態様]
第1態様は、ベルト内周面から突出する寄り止め部材(例えば寄り止め部材41b)を具備する無端ベルト(例えば二次転写ベルト41、中間転写ベルト31、感光ベルト102)と、前記無端ベルトをベルトループ内側で支える複数のローラと、前記寄り止め部材との接触によって前記無端ベルトの幅方向の移動を規制する規制部材(例えば規制部材42c)とを有するベルトユニットにおいて、前記寄り止め部材における前記規制部材と接触する側のエッジに面取り部(例えば面取り部41b’)を設けたことを特徴とするものである。
第1態様においては、規制部材との摺擦に伴って捲れさせるおそれがある、寄り止め部材の尖ったエッジをなくしているので、その尖ったエッジの捲れに起因する寄り止め部材の損傷を回避することができる。
[第2態様]
第2態様は、第1態様において、前記規制部材における前記寄り止め部材と接触する側のエッジに面取り部を設けたことを特徴とするものである。かかる構成では、規制部材の面取り部のない尖ったエッジと寄り止め部材とを当接させる場合に比べて、規制部材と寄り止め部材との当接面積を広くする。これにより、寄り止め部材と規制部材との接触に伴って寄り止め部材にかける負荷を低減して、寄り止め部材のベルト基体からの剥離を防止することができる。
[第3態様]
第3態様は、第2態様において、前記寄り止め部材のベルト厚み方向の長さHと、前記規制部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さCと、前記寄り止め部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さGとを、「H>C+G」という関係にしたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、無端ベルトの片寄りを確実に阻止することが可能な、寄り止め部材の側壁と規制部材の側壁との突き当たりを実現して、規制部材の寄り止め部材乗り上げを抑えることができる
[第4態様]
第4態様は、第3態様において、前記規制部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さCと、前記寄り止め部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さGとを、「C≧G」という関係にしたことを特徴とするものである。かかる構成では、既に説明したように、規制部材の面取り部に隣接する角部を寄り止め部材の面取り部に突き当てることがないことから、その突き当てによる規制部材の傷付きを回避することができる。
[第5態様]
第5態様は、第1乃至第4態様の何れかにおいて、前記寄り止め部材を前記無端ベルトにおける幅方向の両端部のそれぞれに設けるとともに、前記規制部材を、複数の前記ローラの少なくとも一つ(例えば二次転写押圧ローラ42)における軸線方向の両端部のそれぞれに配設したことを特徴とするものである。かかる構成では、無端ベルトの幅方向における一端側への片寄り走行、他端側への片寄り走行の両方をそれぞれの側における寄り止め部材と規制部材との突き当たりによって回避することができる。
[第6態様]
第6態様は、第5態様において、前記規制部材を、前記ローラの回転軸部材(例えば回転軸部材42a)で空転可能に支持したことを特徴とするものである。かかる構成では、寄り止め部材を突き当てられた規制部材をローラの回転軸部材上で空転させることで、突き当てに伴うローラの駆動負荷上昇を抑えることができる。
[第7態様]
第7態様は、第1乃至第6態様の何れかであって、前記無端ベルトが画像形成装置に搭載される二次転写ベルト(例えば二次転写ベルト41)であることを特徴とするものである。かかる構成では、二次転写ベルトの寄り止め部材の損傷を抑えることができる。
[第8態様]
第8態様は、第1乃至第6態様の何れかであって、前記無端ベルトが画像形成装置に搭載される中間転写ベルト(例えば中間転写ベルト31)又は感光ベルト(例えば感光ベルト102)であることを特徴とするものである。かかる構成では、中間転写ベルトの寄り止め部材の損傷を抑えることができる。
[第9態様]
第9態様は、搬送装置あって、無端移動する無端ベルトを具備するベルトユニットとして、態様1乃至態様8の何れかを用いたことを特徴とするものである。
[第10態様]
第10態様は、無端移動する無端ベルトを具備するベルトユニットと、作像手段(例えばC用のトナー像形成ユニット1C、K用のトナー像形成ユニット1K、M用のトナー像形成ユニット1M、Y用のトナー像形成ユニット1Y)とを備える画像形成装置において、前記ベルトユニットとして、第1乃至第9態様の何れかベルトユニットを用いたことを特徴とするものである。
1:トナー像形成ユニット
1C:C用のトナー像形成ユニット
1K:K用のトナー像形成ユニット
1M:M用のトナー像形成ユニット
1Y:Y用のトナー像形成ユニット
2:感光体
2C:C用の感光体
2K:K用の感光体
2M:M用の感光体
2Y:Y用の感光体
8K:現像装置
30:中間転写ユニット(ベルトユニット)
31:中間転写ベルト(無端ベルト)
32:駆動ローラ
35:一次転写ローラ
40:二次転写ユニット(ベルトユニット)
41:二次転写ベルト(無端ベルト)
41b:寄り止め部材
41b’:面取り部
42:二次転写押圧ローラ
42a:回転軸部材
42b:ローラ部
42c:規制部材
42c’ :面取り部
102 :感光ベルト(無端ベルト)
特開2002−318505号公報

Claims (10)

  1. ベルト内周面から突出する寄り止め部材を具備する無端ベルトと、前記無端ベルトをベルトループ内側で支える複数のローラと、前記寄り止め部材との接触によって前記無端ベルトの幅方向の移動を規制する規制部材とを有するベルトユニットにおいて、
    前記寄り止め部材における前記規制部材と接触する側のエッジに面取り部を設けたことを特徴とするベルトユニット。
  2. 請求項1のベルトユニットにおいて、
    前記規制部材における前記寄り止め部材と接触する側のエッジに面取り部を設けたことを特徴とするベルトユニット。
  3. 請求項2のベルトユニットにおいて、
    前記寄り止め部材のベルト厚み方向の長さHと、前記規制部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さCと、前記寄り止め部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さGとを、「H>C+G」という関係にしたことを特徴とするベルトユニット。
  4. 請求項3のベルトユニットにおいて、
    前記規制部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さCと、前記寄り止め部材の前記面取り部におけるベルト厚み方向の長さGとを、「C≧G」という関係にしたことを特徴とするベルトユニット。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のベルトユニットにおいて、
    前記寄り止め部材を前記無端ベルトにおける幅方向の両端部のそれぞれに設けるとともに、前記規制部材を、複数の前記ローラの少なくとも一つにおける軸線方向の両端部のそれぞれに配設したことを特徴とするベルトユニット。
  6. 請求項5のベルトユニットにおいて、
    前記規制部材を、前記ローラの回転軸部材で空転可能に支持したことを特徴とするベルトユニット。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のベルトユニットであって、
    前記無端ベルトが画像形成装置に搭載される二次転写ベルトであることを特徴とするベルトユニット。
  8. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のベルトユニットであって、
    前記無端ベルトが画像形成装置に搭載される中間転写ベルト又は感光ベルトであることを特徴とするベルトユニット。
  9. 無端移動する無端ベルトを具備するベルトユニットとして、請求項1乃至8の何れか一項に記載のベルトユニットを用いたことを特徴とする搬送装置。
  10. 無端移動する無端ベルトを具備するベルトユニットと、作像手段とを備える画像形成装置において、
    前記ベルトユニットとして、請求項1乃至9の何れか一項に記載のベルトユニットを用いたことを特徴とする画像形成装置。
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