JP2019115019A - プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークフロー設定の手間と、ワークフロー実行の誤りのおそれとを低減できる手段を提供する。【解決手段】MFCの装置プログラムは、ワークフロー登録処理とワークフロー実行処理とを実行する。ワークフロー登録処理は、取得された第1ワークフローパラメータが複数の対象ワークフローパラメータのうちに追加され、第1スキャンデータを対象として取得された第1特徴量データが選択基準に反映されるよう、選択基準データを更新する選択基準データ更新処理を含む。ワークフロー実行処理は、第2スキャンデータが生成されるときに、第2スキャンデータを対象として取得された特徴量データである第2特徴量データを選択手順の入力データとすることで、第2ワークフローパラメータを取得する第3取得処理を含む。ワークフロー実行処理は、第2スキャンデータを対象にして、第2ワークフローパラメータに従って処理をする。【選択図】図4

Description

本発明は、スキャンデータに処理を施すプログラムに関する。
例えば特許文献1には、スキャナ装置を操作するユーザが選択したワークフロー番号によりワークフローを特定し、特定されたワークフローにて指定されるスキャン処理や文字認識処理、採番処理などを、スキャナが生成したスキャンデータに対して施すシステムが開示されている。
特開2014−179816号公報
特許文献1のシステムでは、用紙等をスキャナ装置に読み取らせる都度、ユーザがワークフロー番号を入力する必要がある。そうすると、番号入力の手間がかかるという問題がある上に、ユーザの入力間違いにより、誤ったワークフローが実行されてしまう可能性がある。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワークフロー設定の手間と、ワークフロー実行の誤りのおそれとを低減できる手段を提供することにある。
本明細書では様々な開示を行う。開示例の一例であるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能である。コンピュータは、スキャナと、メモリと、入力インタフェースと接続している。プログラムは、コンピュータに、スキャナにスキャンデータを生成させる生成処理と、生成処理によって生成されるスキャンデータの複数種類の特徴をそれぞれ示す複数種類の特徴量データを取得する第1取得処理と、ワークフロー登録処理と、スキャナが生成するスキャンデータを対象にした、ワークフローパラメータに従った処理であるワークフロー実行処理と、メモリに記憶されている選択基準データを更新する選択基準データ更新処理とを実行させる。選択基準データは、選択手順において選択基準として用いられるデータである。選択手順は、スキャンデータの特徴量データを入力データとされた場合に、複数の対象ワークフローパラメータのうちから、選択基準データを用いていずれかのワークフローパラメータを選択する手順である。ワークフロー登録処理は、生成処理によって第1スキャンデータが生成されるときに、入力インタフェースを通じて、第1スキャンデータを対象としたワークフローパラメータである第1ワークフローパラメータを取得する第2取得処理と、選択基準データ更新処理とを含む。選択基準データ更新処理は、第2取得処理によって第1ワークフローパラメータが取得された場合に、取得された第1ワークフローパラメータが複数の対象ワークフローパラメータのうちに追加され、第1スキャンデータを対象として第1取得処理が取得した特徴量データである第1特徴量データが選択基準に反映されるよう、選択基準データを更新する。ワークフロー実行処理は、生成処理によって第2スキャンデータが生成されるときに、第2スキャンデータを対象として第1取得処理が取得した特徴量データである第2特徴量データを選択手順の入力データとすることで、第2ワークフローパラメータを取得する第3取得処理を含む。ワークフロー実行処理は、第2スキャンデータを対象にして、第3取得処理で取得された第2ワークフローパラメータに従って処理をする。
プログラムは、第2特徴量データを選択手順の入力データとすることで、第2ワークフローパラメータを取得し、該第2スキャンデータを対象にして、第3取得処理で取得された第2ワークフローパラメータに従って処理をする。したがって、ワークフロー設定の手間と、ワークフロー実行の誤りのおそれとを低減することができる。
図1は、実施形態に係るシステム100のブロック図である。 図2は、メイン処理のフローチャートである。 図3は、ワークフロー登録処理のフローチャートである。 図4は、ワークフロー実行処理のフローチャートである。 図5は、ワークフロー実行登録処理のフローチャートである。 図6は、ワークフローパラメータ選択処理のフローチャートである。 図7は、第2実施形態のワークフロー登録処理のフローチャートである。 図8は、第2実施形態のワークフロー実行処理のフローチャートである。 図9は、第2実施形態のワークフロー実行登録処理のフローチャートである。 図10は、第2実施形態の重み係数生成更新処理のフローチャートである。 図11は、第2実施形態のワークフローパラメータ選択処理のフローチャートである。 図12は、変形例の重み係数生成更新処理のフローチャートである。 図13(A)は、モード選択画面を示す図であり、図13(B)は、優先特徴量入力画面を示す図であり、図13(C)は、設定決定画面を示す図である。 図14(A)は、設定選択画面を示す図であり、図14(B)は、ワークフロー登録受付画面を示す図である。 図15は、決定木構造100の説明図である。 図16(A)は、スキャナ12が読み取る原稿の例を示す図であり、図16(B)は特徴量の例を示す表である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述する各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るシステム100の概略図である。図1に示されるシステム100は、MFP(Multi-Function Peripheralの略)10と、PC50とで構成されている。また、システム100は、MFP10に代えて、スキャン単能機を含んでもよい。MFP10及びPC50は、通信ネットワーク101を通じて相互に通信可能に構成されている。通信ネットワーク101の具体例は特に限定されないが、例えば、インターネット、有線LAN、無線LAN、或いはこれらの組み合わせであってもよい。または、MFP10及びPC50は、USBケーブル等によって接続されていてもよい。
MFP10は、図1に示されるように、プリンタ11と、スキャナ12と、ディスプレイ23と、入力I/F24と、ネットワークI/F25と、CPU31と、メモリ32と、通信バス33とを主に備える。MFP10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。
プリンタ11は、画像データで示される画像をシートに記録するプリント動作を実行する。プリンタ11の記録方式としては、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ12は、原稿に記録された画像を読み取って画像データ(以下、「スキャンデータ」と表記する。)を生成するスキャン動作を実行する。但し、プリンタ11は、省略可能である。
ディスプレイ23は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であり、各種情報を表示する表示画面を備える。
入力I/F24は、ユーザによる入力操作を受け付けるユーザインタフェースである。具体的には、入力I/F24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、入力I/F24は、ディスプレイ23の表示面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。ディスプレイ23の表示面に表示されたオブジェクトを指定する操作、文字列或いは数字列を入力する操作は、ユーザ操作の一例である。「オブジェクト」とは、例えば、ディスプレイ23に表示された文字列、アイコン、ボタン、リンク、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー等である。
タッチセンサとして実現される入力I/F24は、ユーザがタッチした表示面上の位置を示す位置情報を出力する。なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示面に接触させる操作全般を含む。また、入力媒体が表示面に触れていなくても、表示面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させる「ホバー」或いは「フローティングタッチ」を、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。ディスプレイ23に表示されたオブジェクトの位置のタップするユーザ操作は、当該オブジェクトを指定する操作入力の一例である。
ネットワークI/F25は、通信ネットワーク101を通じて外部装置と通信可能なインタフェースである。すなわち、MFP10は、ネットワークI/F25を通じて外部装置に各種情報を送信し、ネットワークI/F25を通じて外部装置から各種情報を受信する。ネットワークI/F25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(登録商標)を採用することができる。また、MFP10及びPC50がUSBケーブルで接続される場合、ネットワークI/F25は、USBケーブルを着脱可能なUSBインタフェースであってもよい。
CPU31は、MFP10の全体動作を制御するものである。CPU31は、入力I/F24から出力される各種情報、ネットワークI/F25を通じて外部装置から受信した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムをメモリ32から取得して実行する。CPU31は、コンピュータの一例である。
メモリ32は、OS34と、装置プログラム35と、選択基準データとを記憶している。装置プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。また、メモリ32は、装置プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報等を記憶する。メモリ32は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、HDD、MFP10に着脱されるUSBメモリ等の可搬記憶媒体、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
選択基準データは、選択手順において選択基準として用いられるデータである。選択手順は、スキャンデータの特徴量データを入力データとされた場合に、複数の対象ワークフローパラメータのうちから、選択基準データを用いていずれかのワークフローパラメータを選択する手順である。選択基準データは、複数の対象ワークフローパラメータを含むデータである。
特徴量データは、スキャンデータの特徴である特徴量を示すデータである。特徴量は、スキャンデータの特徴を示す情報であり、スキャンデータを解析して得られる情報である。特徴量は例えば、用紙のサイズ、地色のRGB値、輝度値のヒストグラム、エッジベクトルのヒストグラム、スキャンデータに含まれる文字、当該文字の数、SIFT特徴量、SURF特徴量、HOG特徴量等である。特徴量は数値であってもよいし、複数の数値の組、ベクトル、複数のベクトルの組、文字列等であってもよい。本実施形態では、スキャンデータから複数の種類の特徴量が取得される。
図16によりスキャンデータから取得される特徴量の例を説明する。例えば、図16(A)に示される原稿がスキャナ12に読み取られたものとする。生成されるスキャンデータは、文字“請求書”、“○×株式会社 御中”等が青色の地色上に合成された画像を示す。このスキャンデータを解析して、例えば図16(B)に示される特徴量、すなわち
種類“用紙サイズ”の特徴量“高さ:297mm、幅:210mm、A4”、種類“地色”の特徴量“R:76、G:172、B:255、青”、種類“文字数 ”の特徴量“98”、種類“輝度値ヒストグラム”の特徴量としての輝度値ごとの画素数が得られる。輝度値ごとの画素数とは、画像における、ある輝度を有する画素の数である。図16(B)の例では、輝度値ごとの画素数は、輝度値0から輝度値255までの各々の画素数の集合であり、複数の数値の組である。図16(B)では、輝度値を横軸とし画素数を縦軸とした棒グラフにより、輝度値ごとの画素数が表されている。
ワークフローパラメータは、スキャンデータに対して施す処理の内容を定める情報である。ワークフローパラメータは例えば、解像度、カラー/モノクロ、片面/両面、サイズ等のスキャンの基本設定、ドロップアウトカラー、罫線除去等のスキャンの詳細設定、OCR処理、バーコード読取り等の画像処理の設定、保存するファイル形式や保存場所の設定を含む。対象ワークフローパラメータは、選択手順において選択される候補として登録されたワークフローパラメータである。
本実施形態では、選択基準データが示す選択基準は決定木構造である。決定木構造の例である決定木構造110が図15に示される。決定木構造110は、ノード111乃至113と、リンク121乃至126とを有する。ノード111は開始ノードである。リンクは、ノードとノード、又はノードと対象ワークフローパラメータとを接続する。ノードは、1つの種類の特徴量に基づいて、接続されたリンクのうちいずれを選ぶかを決定する条件を示している。そして決定木構造110では、複数のノードが、開始ノードを頂点とする階層構造を形成している。
ノード111の示す条件は「用紙サイズがA4なら左、B5なら右」である。左のリンク121は、ノード112に接続されている。右のリンク122は、対象ワークフローパラメータ131に接続されている。
ノード112の示す条件は「地色が白なら左、青なら右」である。左のリンク123は、対象ワークフローパラメータ132に接続されている。右のリンク124は、ノード113に接続されている。
ノード113の示す条件は「文字数が200未満なら左、200以上なら右」である。左のリンク125は、対象ワークフローパラメータ133に接続されている。右のリンク126は、対象ワークフローパラメータ134、135に接続されている。
決定木構造で示される選択基準では、開始ノードに対するリンク選択作業から開始して終了作業を行うまでノード移行作業とリンク選択作業とを繰り返し行う。リンク選択作業では、入力データが含む特徴量をノードが示す条件と照らして、ノードに接続されたリンクのうちいずれかを選択する。ノード移行作業では、選択されたリンクの接続先がノードである場合に、当該ノードについてノード選択作業を行う。終了作業では、選択されたノードの接続先が対象ワークフローパラメータである場合に、当該対象ワークフローパラメータを選択する。そして終了作業で選択された対象ワークフローパラメータを、選択基準に合致するワークフローパラメータであるものとする。
なお終了作業において、選択されたノードの接続先が複数の対象ワークフローパラメータである場合には、当該複数の対象ワークフローパラメータを選択する。すなわち、選択基準に合致するとして選択手順で選択されるワークフローパラメータは、複数であってもよい。
すなわち装置プログラム35は、スキャンデータの特徴量データを選択手順の入力データとして、選択基準データが示す決定木構造の選択基準を用いて、複数の対象ワークフローパラメータのうちからワークフローパラメータを選択し、取得することができる。
選択基準データは、優先度を示す優先度データを含んでいてもよい。優先度は、特定の対象ワークフローパラメータが選択手順において優先して選択されることを示す度合いである。例えば優先度は、それぞれの対象ワークフローパラメータについて優先されるか否かを示すものであってもよい。優先度は、複数の対象ワークフローパラメータの間の優先順位を示すものであってもよい。
選択手順において複数の対象ワークフローパラメータが選択される場合に、優先度データの示す優先度に従って、1つまたは複数の対象ワークフローパラメータが選択される。例えば図15に示される決定木構造110では、リンク126は2つの対象ワークフローパラメータ134、135に接続されている。優先度データに、対象ワークフローパラメータ134を優先する旨が示されている場合、対象ワークフローパラメータ134が選択手順において最終的に選択される。なお、対象ワークフローパラメータ134、135の優先度が同等の場合、あるいは優先度が設定されていない場合、対象ワークフローパラメータ133、134の両方が選択手順において最終的に選択されてもよい。
選択基準データは、ワークフローパラメータ群ごとに作成され、メモリ32に記憶される。ワークフローパラメータ群は、複数の対象ワークフローパラメータをグループ化した群である。ワークフローパラメータ群は、例えば、システム100を「経理グループ」や「総務グループ」等の複数の業務グループで使用する場合に、一つの業務グループが使用する対象ワークフローパラメータの群として、ユーザにより設定される。あるワークフローパラメータ群についての選択基準データにおいて、該ワークフローパラメータ群に属する対象ワークフローパラメータが、選択手順における選択の対象となる。なおワークフローパラメータ群がユーザにより設定されない場合は、全ての対象ワークフローパラメータを対象とする選択基準データが作成される。
メモリ32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。後述するPC50のメモリ62についても同様である。
PC50は、図1に示されるように、ディスプレイ53と、入力I/F54と、ネットワークI/F55と、CPU61と、メモリ62と、通信バス63とを主に備える。PC50に含まれるディスプレイ53、入力I/F54、ネットワークI/F55、CPU61、メモリ62、及び通信バス63は、MFP10に含まれるディスプレイ23、入力I/F24、ネットワークI/F25、CPU31、メモリ32、及び通信バス33と同様の構成であるので、説明は省略する。CPU61は、コンピュータの一例である。PC50は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。
図2〜図6を参照して、本実施形態に係るシステム100の動作を説明する。
本明細書のフローチャートは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU31、61の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「制御」等の処理は、CPU31、61の処理を表している。CPU31、61による処理は、OS34、64を介したハードウェア制御も含む。なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPUが要求することなくデータを受信するという処理も、「CPUがデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「命令」「応答」「要求」等の処理は、「命令」「応答」「要求」等を示す情報を通信することにより行われる。また、「命令」「応答」「要求」等の文言を、「命令」「応答」「要求」等を示す情報そのものという意味で記載してもよい。
また、プログラムに記述された命令に従ったCPUの処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU31が行う」「装置プログラム35が行う」のように記載することがある。CPU61及びPCプログラム65についても同様である。
また、CPUによる、情報Aは事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。CPUによる、情報Aが事柄Bであることを示しているか、事柄Cであるかを示しているかを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか事柄Cであるかを判断する」のように概念的に記載することがある。
図2を参照してメイン処理について説明する。まず、MFP10の装置プログラム35は、ユーザによって起動されると、モード選択画面(図13(A))をディスプレイ23に表示させる(S101)。モード選択画面は、「実行する処理を選択してください」の文字と、「ワークフロー登録」アイコン70と、「自動スキャン」アイコン71と、「マニュアルスキャン」アイコン72とを有する。装置プログラム35は、ユーザによるアイコンの選択を監視する。
装置プログラム35は、ユーザがアイコンを選択したと判断すると、ユーザが選択したアイコンを判断する。装置プログラム35は、ユーザが「ワークフロー登録」アイコン70を選択したと判断すると(S102:ワークフロー登録)、ワークフロー登録処理を実行する(S103)。 S102の処理は、第1受付処理の一例である。
図3を参照してワークフロー登録処理について説明する。まず、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、ワークフローパラメータ(第1ワークフローパラメータの一例)を取得する(S201)。S201の処理は、第2取得処理の一例である。
例えば装置プログラム35は、モード選択画面に代えてワークフロー設定入力画面(不図示)をディスプレイ23に表示させて、プルダウンメニュー等によるワークフローパラメータの入力を受け付ける。装置プログラム35は、ワークフローパラメータの入力を受け付けたと判断すると、入力されたワークフローパラメータをメモリ32に一時記憶させる。
なお装置プログラム35は、プリセットのワークフローパラメータをメモリ32から読み出して、該プリセットのワークフローパラメータ及び「決定」アイコンをディスプレイ23に表示させてもよい。装置プログラム35は、ユーザが「決定」アイコンを選択したと判断すると、該プリセットのワークフローパラメータをメモリ32に一時記憶させる。
次に、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、スキャナ12にスキャン動作を実行させる(S202)。スキャナ12は、不図示のコンタクトガラス或いはADFにセットされた原稿に記録された画像を読み取って、当該画像を示すスキャンデータを生成する。装置プログラム35は、スキャナ12が生成したスキャンデータをメモリ32に一時記憶させる。S202の処理は、生成処理の一例である。S202の処理で生成されるスキャンデータは、第1スキャンデータの一例である。
なおS202のスキャン動作は、S201で取得されたワークフローパラメータにかかわらず、所定の設定に従って行われる。例えばS202のスキャン動作は、スキャナ12において最も高精細な解像度や色の設定、及び最も大きな用紙サイズの設定にて実行される。
次に、装置プログラム35は、S202で生成されたスキャンデータを解析して特徴量データを取得する(S203)。装置プログラム35は、取得した特徴量データ(第1特徴量データの例)をメモリ32に一時記憶させる。S203の処理は、第1取得処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、S201で取得されたワークフローパラメータと、S203で取得された特徴量データとが、互いに関連づけられた状態で選択基準データに含められるよう、メモリ32に記憶されている選択基準データを更新する(S204)。ワークフローパラメータは、対象ワークフローパラメータのうちに追加される。特徴量データは、対象特徴量データのうちに追加される。対象特徴量データは、対象ワークフローパラメータと関連づけられた特徴量データである。S204の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
以上のS201からS204までの処理によって、選択基準データが更新され、1組のワークフローパラメータと特徴量とがシステム100に登録される。
次に、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、ワークフローパラメータ群設定を取得する(S205)。例えば装置プログラム35は、ワークフロー設定入力画面に代えてワークフローパラメータ群作成画面(不図示)をディスプレイ23に表示させて、テキストボックスによるワークフローパラメータ群の名称、及び該ワークフローパラメータ群に登録する対象ワークフローパラメータの入力を受け付ける。装置プログラム35は、ワークフローパラメータ群設定の入力を受け付けたと判断すると、入力されたワークフローパラメータ群設定を示すデータをメモリ32に記憶させる。
次に、装置プログラム35は、ユーザにより登録終了を示す指示が入力I/F24を通じて入力されたか否かを判断する(S206)。登録終了を示す指示が入力されていないと判断すると(S206:No)、S201からS205までの処理が繰り返される。ステップS206の判断は、例えば、ユーザによる「登録終了」アイコンの選択の有無によって行われる。
装置プログラム35は、登録終了を示す指示が入力されたと判断すると(S206:Yes)、決定木の生成・更新の処理を行う(S207)。S207の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
決定木の生成・更新の処理は、特徴量データを入力データとした場合に、上述したリンク選択作業、ノード移行作業、及び終了作業によって複数の対象ワークフローパラメータのうちからいずれかのワークフローパラメータを選択できるように、選択基準データを更新する処理である。具体的には、ノードが示すリンクの選択条件、リンクの接続元と接続先を決定し、複数のノードの階層構造を構築して、構築された決定木構造が選択基準データにより示されるよう、選択基準データを更新する処理である。決定僕構造の構築は、選択基準データが対象とする対象ワークフローパラメータと、それらに関連づけられた対象特徴量データを用いて、公知のアルゴリズムにより行うことができる。
S207の決定木の生成・更新の処理は、S201〜S204において新たにシステム100に登録された対象ワークフローパラメータが、選択手順において選択の対象となるよう、選択基準データを更新する処理である。またS207の決定木の生成・更新の処理は、S206において作成されたワークフローパラメータ群について、決定木構造を生成し、選択基準データを作成する処理である。またS207の決定木の生成・更新の処理は、S206において変更されたワークフローパラメータ群について、決定木構造を変更し、選択基準データを更新する処理である。
次に、装置プログラム35は、優先特徴量入力画面(図13(B))をディスプレイ23に表示させる(S208)。優先特徴量入力画面は、「優先する特徴量を入力してください」の文字と、特徴量プルダウンメニュー73と、「決定」アイコン74と、「入力しない」アイコン75とを有する。
装置プログラム35は、優先特徴量入力画面において、特徴量プルダウンメニューにおける入力と、「決定」アイコン74の選択とを受け付ける。図示例(図13(B))では、特徴量プルダウンメニューにおいて「地色」が選択されている。
装置プログラム35は、優先特徴量入力画面において、ユーザによるアイコンの選択を監視する。装置プログラム35は、ユーザによって「入力しない」アイコン75が選択されたと判断すると(S208:No)、ワークフロー登録処理を終了しメイン処理へ戻る。
装置プログラム35は、ユーザによって「決定」アイコン74が選択されたと判断すると(S208:Yes)、特徴量プルダウンメニューにおいて選択されている特徴量の種類を取得し、メモリ32に一時保存する(S209)。S208及びS209の処理は、第5取得処理の一例である。優先特徴量入力画面において入力される「地色」は、第5取得処理で取得される特徴量の種類の一例である。
次に、装置プログラム35は、S209において取得された特徴量の種類が、選択基準に基づく選択手順において優先されるよう選択基準データを更新する(S210)。詳しくは装置プログラム35は、S209において取得された特徴量の種類をリンクを選ぶ条件とするノードが、階層構造において上位の階層に移動するように選択基準データを更新する。図14に示される決定木構造110の例では、S209において取得された特徴量の種類「地色」は、ノード112においてリンクを選ぶ条件とされている。装置プログラム35は、ノード112を上位の階層であるノード111の位置に移動するように、すなわちノード112が開始ノードとなるように、決定木の更新の処理を行う。そして装置プログラム35は、ワークフロー登録処理を終了しメイン処理へ戻る。S210の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
装置プログラム35は、メイン処理(図2)のS102において、ユーザが「自動スキャン」アイコン71を選択したと判断すると(S104:ワークフロー実行)、ワークフロー実行処理を実行する(S104)。
図4を参照してワークフロー実行処理について説明する。まず、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、使用ワークフローパラメータ群設定を取得する(S301)。使用ワークフローパラメータ群設定は、ワークフロー実行処理において使用されるワークフローパラメータ群を指定する設定である。例えば装置プログラム35は、モード選択画面(図13(A))に代えて使用ワークフローパラメータ群設定画面(不図示)をディスプレイ23に表示させて、プルダウンメニューによる、使用ワークフローパラメータ群設定の入力を受け付ける。装置プログラム35は、使用ワークフローパラメータ群設定の入力を受け付けたと判断すると、入力された使用ワークフローパラメータ群設定を示すデータをメモリ32に記憶させる。
次に、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、スキャナ12にスキャン動作を実行させる(S302)。スキャナ12は、不図示のコンタクトガラス或いはADFにセットされた原稿に記録された画像を読み取って、当該画像を示すスキャンデータを生成する。装置プログラム35は、スキャナ12が生成したスキャンデータをメモリ32に一時記憶させる。S302の処理は、生成処理の一例である。S302の処理で生成されるスキャンデータは、第2スキャンデータの一例である。
なおS302のスキャン動作は、所定の設定に従って行われる。例えばS302のスキャン動作は、スキャナ12において最も高精細な解像度や色の設定、及び最も大きな用紙サイズの設定にて実行される。
次に、装置プログラム35は、S302で一時記憶させたスキャンデータを解析して特徴量データを取得する(S303)。装置プログラム35は、取得した特徴量データをメモリ32に一時記憶させる。S303の処理は、第1取得処理の一例である。S303の処理で取得される特徴量データは、第2特徴量データの一例である。
次に、装置プログラム35は、優先特徴量入力画面(図13(B))をディスプレイ23に表示させる(S304)。優先特徴量入力画面は、特徴量プルダウンメニュー73と、「決定」アイコン74と、「入力しない」アイコン75とを有する。
装置プログラム35は、優先特徴量入力画面において、特徴量プルダウンメニューにおける入力と、「決定」アイコン74の選択とを受け付ける。図示例(図13(B))では、特徴量プルダウンメニューにおいて「地色」が選択されている。
装置プログラム35は、優先特徴量入力画面において、ユーザによるアイコンの選択を監視する。装置プログラム35は、ユーザによって「入力しない」アイコン75が選択されたと判断すると(S304:No)、S307のワークフローパラメータ選択処理を実行する。
装置プログラム35は、ユーザによって「決定」アイコン74が選択されたと判断すると(S304:Yes)、特徴量プルダウンメニューにおいて選択されている特徴量の種類を取得し、メモリ32に一時保存する(S305)。S304及びS305の処理は、第6取得処理の一例である。優先特徴量入力画面において入力される「地色」は、第6取得処理で取得される特徴量の種類の一例である。
次に、装置プログラム35は、S305において取得された特徴量の種類が、選択基準に基づく選択手順において優先されるよう選択基準データを更新する(S306)。S306の処理は、ワークフロー登録処理(図3)のS210の処理と同内容のため、詳細な説明を省略する。S306の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
そして装置プログラム35は、S307のワークフローパラメータ選択処理を実行する。S307のワークフローパラメータ選択処理は、第3取得処理の一例である。
図6を参照してワークフローパラメータ選択処理について説明する。まず、装置プログラム35は、S301の処理で入力された使用ワークフローパラメータ群設定に基づいて、ワークフローパラメータで用いられる選択基準データを特定する(S501)。
次に、装置プログラム35は、S501の処理で特定された選択基準データが示す選択基準を用いて、S303の処理で取得された特徴量データを入力データとして、選択手順を実行する。以下、図15に示される決定木構造110に、図16(B)に示される特徴量データを入力する例について詳細に説明する。
まず装置プログラム35は、開始ノード111に対するリンク選択作業を行う。ノード111の示す条件は「用紙サイズがA4なら左、B5なら右」である。種類“用紙サイズ”の特徴量は“高さ:297mm、幅:210mm、A4”であるから、装置プログラム35は左のリンク121を選択する。
次に装置プログラム35は、リンク121についてノード移行作業を行う。リンク121の接続先はノード112であるから、装置プログラム35はノード112についてリンク選択作業を行う。
ノード112の選択作業において、ノード112の示す条件は「地色が白なら左、青なら右」であり、種類“地色”の特徴量は“R:76、G:172、B:255、青”であるから、装置プログラム35は右のリンク124を選択する。
次に装置プログラム35は、リンク124についてノード移行作業を行う。右のリンク124の接続先はノード113であるから、装置プログラム35はノード113についてリンク選択作業を行う。
ノード113の選択作業において、ノード113の示す条件は「文字数が200未満なら左、200以上なら右」であり、種類“文字数 ”の特徴量は“98”であるから、装置プログラム35は左のリンク125を選択する。
リンク125の接続先は、対象ワークフローパラメータ133である。そこで装置プログラム35は終了作業を行い、リンク125の接続先である対象ワークフローパラメータ133を、選択基準に合致するワークフローパラメータであるものとして選択する(S503)。そして装置プログラム35は、ワークフローパラメータ選択処理を終了し、ワークフロー実行処理へ戻る。S503の処理で選択された対象ワークフローパラメータ133は、第2ワークフローパラメータの一例である。
次に、装置プログラム35は、S307の処理で選択されたワークフローパラメータの数を判断する(S308)。
装置プログラム35は、S307の処理で選択されたワークフローパラメータの数が1つであると判断すると(S308:1つ)、設定決定画面(図13(C))をディスプレイ23に表示させる(S309)。設定決定画面は、「この設定で処理を実行しますか?」の文字と、S307の処理で選択された対象ワークフローパラメータの内容を示すテキストボックス76と、「はい」アイコン77と、「他の設定」アイコン78とを有する。
装置プログラム35は、ユーザによるアイコンの選択を監視する。S309の処理は、第2受付処理の一例である。
装置プログラム35は、ユーザがアイコンを選択したと判断すると、ユーザが選択したアイコンを判断する(S309)。ユーザが「はい」アイコンを選択したと判断すると(S309:Yes)、装置プログラム35は、S302の処理で生成されたスキャンデータを対象にして、S307の処理で取得されたワークフローパラメータに従って処理をする(S310)。例えば装置プログラム35は、ワークフローパラメータが示す解像度にスキャンデータの解像度を変更し、ワークフローパラメータが示すファイル形式にてデータを作成し、ワークフローパラメータが示す保存場所であるPC50のメモリ62に該データを記憶させる。S310の処理は、ワークフロー実行処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、S307の処理で取得されS310の処理に用いられたワークフローパラメータが、選択手順において優先されるように、S307の処理に用いられた選択基準データを更新する(S311)。例えば、装置プログラム35は、該ワークフローパラメータの優先度が「優先されない」から「優先する」に変更されるように、該選択基準データに含まれる優先度データを更新する。例えば、装置プログラム35は、該ワークフローパラメータの優先順位が高くなるように、該選択基準データに含まれる優先度データを更新する。そして装置プログラム35は、ワークフロー実行処理を終了してメイン処理に戻る。S311の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
一方、装置プログラム35は、S307の処理で選択されたワークフローパラメータの数が2つ以上であると判断すると(S308:複数)、設定選択画面(図14(A))をディスプレイ23に表示させる(S312)。設定選択画面は、「設定を選択してください」の文字と、S307の処理で選択された一の対象ワークフローパラメータの内容が示されたアイコン79と、S307の処理で選択された他の対象ワークフローパラメータの内容が示されたアイコン80と、「他の設定」アイコン81とを有する。
設定選択画面は、S307の処理で選択されたワークフローパラメータの数と同数の、S307の処理で選択された対象ワークフローパラメータの内容が示されたアイコンを有する。図14(A)に例示される設定選択画面は、S503の処理で選択された対象ワークフローパラメータが2つの場合の画面である。S503の処理で選択された対象ワークフローパラメータが3つ以上の場合には、設定選択画面が、S503の処理で選択された対象ワークフローパラメータの内容が示された3つ以上のアイコンを有してもよい。
装置プログラム35は、ユーザによるアイコンの選択を監視する(S312)。S312の処理は、第2受付処理の一例である。
装置プログラム35は、ユーザがアイコンを選択したと判断すると、ユーザが選択したアイコンを判断する(S312)。ユーザが、対象ワークフローパラメータの内容が示されたアイコンを選択したと判断すると(S312:選択あり)、装置プログラム35は、S302の処理で生成されたスキャンデータを対象にして、S307の処理で取得されたワークフローパラメータのうち選択されたアイコンに対応するワークフローパラメータに従って処理をする(S313)。例えば装置プログラム35は、ワークフローパラメータが示す解像度にスキャンデータの解像度を変更し、ワークフローパラメータが示すファイル形式にてデータを作成し、ワークフローパラメータが示す保存場所であるPC50のメモリ62に該データを記憶させる。S313の処理は、ワークフロー実行処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、S307の処理で取得されS313の処理に用いられたワークフローパラメータが、選択手順において優先されるように、S307の処理に用いられた選択基準データを更新する(S314)。例えば、装置プログラム35は、該ワークフローパラメータの優先度が「優先されない」から「優先する」に変更されるように、該選択基準データに含まれる優先度データを更新する。例えば、装置プログラム35は、該ワークフローパラメータの優先順位が高くなるように、該選択基準データに含まれる優先度データを更新する。そして装置プログラム35は、ワークフロー実行処理を終了してメイン処理に戻る。S314の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
一方、装置プログラム35は、S309の処理においてユーザが「他の設定」アイコンを選択したと判断した場合(S309:No)、又はS312の処理においてユーザが「他の設定」アイコンを選択したと判断した場合(S312:選択なし)に、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、ワークフローパラメータを取得する(S315)。S315の処理は、第4取得処理の一例である。S315の処理で取得されるワークフローパラメータは、第3ワークフローパラメータの一例である。
例えば装置プログラム35は、ワークフロー設定入力画面(不図示)をディスプレイ23に表示させて、プルダウンメニュー等によるワークフローパラメータの入力を受け付ける。装置プログラム35は、ワークフローパラメータの入力を受け付けたと判断すると、入力されたワークフローパラメータをメモリ32に一時記憶させる。
次に、装置プログラム35は、S302の処理で生成されたスキャンデータを対象にして、S315の処理で取得されたワークフローパラメータに従って処理をする(S316)。例えば装置プログラム35は、ワークフローパラメータが示す解像度にスキャンデータの解像度を変更し、ワークフローパラメータが示すファイル形式にてデータを作成し、ワークフローパラメータが示す保存場所であるPC50のメモリ62に該データを記憶させる。
次に、装置プログラム35は、ワークフロー登録受付画面(図14(B))をディスプレイ23に表示させる(S317)。設定決定画面は、「このワークフローを登録しますか?」の文字と、「はい」アイコン82と、「いいえ」アイコン83とを有する。装置プログラム35は、ユーザによるアイコンの選択を監視する。
装置プログラム35は、ユーザがアイコンを選択したと判断すると、ユーザが選択したアイコンを判断する(S317)。ユーザが「いいえ」アイコン83を選択したと判断すると(S317:No)、装置プログラム35は、ワークフロー実行処理を終了してメイン処理に戻る。
ユーザが「はい」アイコン82を選択したと判断すると(S317:Yes)、装置プログラム35は、S315で取得されたワークフローパラメータと、S303で生成された特徴量データとが、互いに関連づけられた状態で選択基準データに含められるよう、メモリ32に記憶されている選択基準データを更新する(S318)。ワークフローパラメータは、対象ワークフローパラメータのうちに追加される。特徴量データは、対象特徴量データのうちに追加される。S318の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、S318の処理で対象ワークフローパラメータのうちに追加されたワークフローパラメータが選択手順において選択の対象となるよう、決定木の生成・更新の処理を行い、選択基準データを更新する(S319)。そして装置プログラム35は、ワークフロー実行処理を終了してメイン処理に戻る。S319の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
装置プログラム35は、メイン処理(図2)のS102において、ユーザが「マニュアルスキャン」アイコン72を選択したと判断すると(S104:ワークフロー実行登録)、ワークフロー実行登録処理を実行する(S105)。 ワークフロー実行登録処理は、ワークフロー登録処理の一例である。
図5を参照してワークフロー実行処理について説明する。まず、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、ワークフローパラメータ(第1ワークフローパラメータの一例)を取得する(S401)。S401の処理は、ワークフロー登録処理(図3)のS201の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。S401の処理は、第2取得処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、ワークフロー登録受付画面(図14(B))をディスプレイ23に表示させる(S402)。設定決定画面は、「このワークフローを登録しますか?」の文字と、「はい」アイコン82と、「いいえ」アイコン83とを有する。装置プログラム35は、ユーザによるアイコンの選択を監視する。装置プログラム35は、ユーザがアイコンを選択したと判断すると、ユーザが選択したアイコンを判断し、判断結果を示すデータをメモリ32に一時記憶させる(S402)。
次に、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、スキャナ12にスキャン動作を実行させる(S403)。S403の処理は、ワークフロー登録処理(図3)のS202の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。S403の処理は、生成処理の一例である。S403の処理で生成されるスキャンデータは、第1スキャンデータの一例である。
次に、装置プログラム35は、S403の処理で生成されたスキャンデータを対象にして、S401の処理で取得されたワークフローパラメータに従って処理をする(S404)。S404の処理は、ワークフロー実行処理(図4)のS310の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。S404の処理は、第2ワークフロー実行処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、S402の処理における判断結果を確認する(S405)。ユーザが「いいえ」アイコン83を選択したと判断していた場合(S402:No)、装置プログラム35は、ワークフロー実行登録処理を終了してメイン処理に戻る。
ユーザが「はい」アイコン82を選択したと判断していた場合(S402:Yes)、装置プログラム35は、S403で一時記憶させたスキャンデータを解析して特徴量データを取得する(S406)。装置プログラム35は、取得した特徴量データ(第1特徴量データの例)をメモリ32に一時記憶させる。S406の処理は、第1取得処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、S401で取得されたワークフローパラメータと、S406で生成された特徴量データとが、互いに関連づけられた状態で選択基準データに含められるよう、メモリ32に記憶されている選択基準データを更新する(S407)。ワークフローパラメータは、対象ワークフローパラメータのうちに追加される。特徴量データは、対象特徴量データのうちに追加される。S407の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、ワークフローパラメータ群設定を取得する(S408)。S408の処理は、ワークフロー登録処理(図3)のS205の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
次に、装置プログラム35は、S407の処理で対象ワークフローパラメータのうちに追加されたワークフローパラメータが選択手順において選択の対象となるよう、決定木の生成・更新の処理を行い、選択基準データを更新する(S409)。S409の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
S410からS412までの処理は、ワークフロー登録処理(図3)のS208からS210までの処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、S307にてスキャンデータに適合するワークフローパラメータが自動的に選択され、S310又はS313にて該スキャンデータを対象として該ワークフローパラメータに従って処理が行われる。従って、ユーザはワークフローパラメータを都度入力することなく、システム100に処理を行わせることができる。その結果、ユーザによる設定の手間と、誤った処理実行のおそれとを低減することができる。
また本実施形態では、ユーザの指定に応じてワークフロー登録処理と、ワークフロー実行処理と、ワークフロー実行登録処理とが選択的に実行される。従って、ユーザは必要な処理を任意にシステム100に行わせることができる。その結果、システム100の利便性を向上することができる。
また本実施形態では、S309又はS312にてディスプレイ23に設定決定画面又は設定選択画面を表示させて、自動的に選択されたワークフローパラメータを用いて処理を行うか否かの指定をユーザインタフェースを通じて受け付ける。従って、ユーザは、自動選択されたワークフローパラメータを用いるか否かを操作することができる。その結果、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
また本実施形態では、S309又はS312にて処理を行う指定をユーザから受け付けたワークフローパラメータについて、該ワークフローパラメータが選択手順において優先されるようにS311又はS314にて選択基準データが更新される。従って、ユーザが使用を容認したワークフローパラメータが、以後優先して選択されるようになる。その結果、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
また本実施形態では、自動選択されたワークフローパラメータを用いない指定をS309又はS312にて受け付けると、S315にて入力インタフェースを通じてワークフローパラメータが取得され、S316にて該ワークフローパラメータに従って処理が行われる。従ってユーザは、自動選択されたワークフローパラメータが意図と異なる場合、異なるワークフローパラメータにて処理を実行することができる。その結果、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
また本実施形態では、S315にて入力インタフェースを通じて取得されたワークフローパラメータが、対象ワークフローパラメータに追加され、選択基準データが更新される。従って、自動選択されたワークフローパラメータに代えてユーザが指定したワークフローパラメータが、以後、自動選択の対象となる。その結果、ユーザによる設定の手間を更に低減することができる。
また本実施形態では、スキャンデータをワークフローパラメータとを取得(S401及びS403)してシステム100に登録(S407及びS409)するときに、該ワークフローパラメータを用いて該スキャンデータに対して処理が実行される(S404)。従って、ユーザはワークフローの登録と実行とを一度に行うことができる。その結果、ユーザによる設定の手間を更に低減することができる。
また本実施形態では、ワークフローの登録の際、S209にてユーザインタフェースを通じて取得された特徴量の種類が、選択手順において優先されるようS210にて選択基準データが更新される。詳しくは、該特徴量の種類が、決定木の階層構造において上位の階層へ移動するように選択基準データが更新される。従って、ユーザが指定した特徴量の種類が選択手順において優先されるようになる。その結果、ワークフローパラメータの自動選択の精度が向上し、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
また本実施形態では、ワークフローの実行の際、S305にてユーザインタフェースを通じて取得された特徴量の種類が、選択手順において優先されるようS306にて選択基準データが更新される。詳しくは、該特徴量の種類が、決定木の階層構造において上位の階層へ移動するように選択基準データが更新される。従って、ユーザが指定した特徴量の種類が選択手順において優先されるようになる。その結果、ワークフローパラメータの自動選択の精度が向上し、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
[第2実施形態]
上述の第1実施形態では、選択基準データが示す選択基準が決定木構造である例を説明した。本実施形態では、選択基準データが示す選択基準が総合類似度の大小関係である例を説明する。なお、以下に示される構成や処理以外の第2実施形態の構成や処理は、第1実施形態で説明した構成や処理と同じである。
本実施形態では、選択基準データが示す選択基準は、入力特徴量と対象特徴量との間で総合類似度を求め、総合類似度が最も高い対象特徴量に対応づけられた対象ワークフローパラメータを選択する、というものである。入力特徴量は、S307のワークフローパラメータ選択処理において入力データとされる特徴量データが示す特徴量であって、S303の処理で取得された特徴量データが示す特徴量である。対象特徴量は、選択基準データに含まれる対象特徴量データが示す特徴量である。
総合類似度とは、入力特徴量と対象特徴量との間の個別類似度を、複数の種類の特徴量について合算して得られる数値である。「合算」とは複数の個別類似度を用いて計算されることを意味し、加算、減算、乗算、除算等の演算と、これらを組み合わせた演算を含む概念である。選択基準データは、総合類似度の算出方法を示すデータを含む。
本実施形態では、入力特徴量と対象特徴量との間の総合類似度が高いほど、総合類似度及び個別類似度の数値が大きくなるように、総合類似度の算出方法及び個別類似度の算出方法が決定される。なお、入力特徴量と対象特徴量との間の総合類似度が高いほど、総合類似度及び個別類似度の数値が小さくなるように、総合類似度の算出方法及び個別類似度の算出方法が決定されてもよい。
本実施形態では、個別類似度の種類に応じた重み係数を個別類似度に乗算して、総合類似度を算出する。重み係数は、総合類似度の算出における複数の種類の特徴量の間の重みを表す係数である。選択基準データは、重み係数を示す重み係数データを含む。なお重み係数を用いずに総合類似度を算出する形態も可能である。
個別類似度は、入力特徴量に含まれる一つの種類の特徴量と、それと同じ種類の対象特徴量に含まれる特徴量とが類似する度合いを示す数値である。それぞれの種類の特徴量についての個別類似度の算出方法は、選択基準データに示される選択基準に含まれている。すなわち選択基準データは、個別類似度の算出方法を示すデータを含む。
総合類似度の算出方法について具体的に説明する。以下の例では、入力特徴量及び対象特徴量が、種類1、種類2及び種類3の3つの種類の特徴量を有しているものとする。例えば種類1は“用紙サイズ”であり、種類2は“地色”であり、種類3は“文字数”である。入力特徴量Qにおいて、種類1の特徴量はQ1(例えばA4)、種類2の特徴量はQ2(例えば青)、種類3の特徴量はQ3(例えば98文字)であるとする。選択基準データに含まれる対象特徴量が、対象特徴量X、対象特徴量Y、及び対象特徴量Zの3つであるとする。対象特徴量Xにおいて、種類1の特徴量をX1、種類2の特徴量をX2、種類3の特徴量をX3と表す。対象特徴量Y及びZについても同様に表す。
入力特徴量Qと対象特徴量Xとの間の総合類似度S(X)は、次のようにして計算される。まず、入力特徴量Qと対象特徴量Xとの間の、種類1、2及び3についての個別類似度D(X,1)、D(X,2)、及びD(X,3)をそれぞれ求める。
例えば、種類“用紙サイズ”についての個別類似度は、高さ、幅、面積などを用いて計算するよう定められる。例えば、面積の差の逆数を、種類“用紙サイズ”についての個別類似度とすることができる。
例えば、種類“地色”についての個別類似度は、L*a*b表色系やCIEDE2000における距離の逆数とすることができる。
例えば、種類“文字数”についての個別類似度は、文字数の差の逆数とすることができる。
なお、個別類似度は、それぞれの種類毎に規格化されてもよいし、異なる種類の間で同一のスケールとなるよう規格化されてもよい。
総合類似度は、算出された個別類似度に、それぞれの種類の重み係数を掛け合わせ、それらを加算して得られる。種類1の特徴量の重みをa、種類2の特徴量の重みをb、種類3の特徴量の重みをcとする。総合類似度は下記式1乃至3にて計算される。
S(X)=a×D(X,1)+b×D(X,2)+c×D(X,3) (式1)
S(Y)=a×D(Y,1)+b×D(Y,2)+c×D(Y,3) (式2)
S(Z)=a×D(Z,1)+b×D(Z,2)+c×D(Z,3) (式3)
計算された総合類似度の大小が比較され、総合類似度の数値が最も大きい対象特徴量に係る対象特徴量データと対応づけられた対象ワークフローパラメータが、選択手順の結果として選択される。
総合類似度の数値が最も大きい対象特徴量が複数存在する場合、それらの対象特徴量に対応する複数の対象ワークフローパラメータが、選択手順の結果として選択されてもよい。
総合類似度の数値が最も大きい対象特徴量が複数存在する場合、それら対象特徴量に対応する対象ワークフローパラメータのうちから、優先度データの示す優先度に従って1つまたは複数の対象ワークフローパラメータが選択されるように選択基準を定めてもよい。
最も大きい総合類似度の数値が所定の閾値よりも小さい場合に対象ワークフローパラメータを選択せず、選択手順の結果が「選択なし」となるように選択基準を定めてもよい。これにより、不適切なワークフローパラメータが選択されることを抑制できる。
以上述べた選択基準を示す選択基準データを用いることにより、装置プログラム35はスキャンデータの特徴量データを選択手順の入力データとして選択手順を実行し、複数の対象ワークフローパラメータのうちからワークフローパラメータを選択し、取得することができる。
装置プログラム35は、図3に示されたワークフロー登録処理に代えて、図7に示されたワークフロー登録処理を実行する。なお図7に示されたワークフロー登録処理において、図3に示されたワークフロー登録処理と同一の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。
装置プログラム35は、登録終了を示す指示が入力されたと判断すると(S206:Yes)、重み係数生成更新処理を行う(S601)。S601の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
図10を参照して重み係数生成更新処理について説明する。まず装置プログラム35は、更新を行うべき選択基準データを特定する(S901)。「更新を行うべき選択基準データ」とは、S204の処理で対象ワークフローパラメータが追加された選択基準データや、S205の処理でワークフローパラメータ群が作成又は変更されたことにより作成又は更新された選択基準データである。
次に、装置プログラム35は、S901の処理で特定された選択基準データに含まれる複数の対象ワークフローパラメータの内容を相互に比較して、同一の内容の対象ワークフローパラメータを特定する。そして装置プログラム35は、それらの対象ワークフローパラメータに対応づけられた対象特徴量データの集合を作成し、メモリ32に一時記憶させる(S902)。
次に、装置プログラム35は、S902の処理で作成された対象特徴量データの集合における特徴量のばらつき度を、特徴量の種類毎に算出し、メモリ32に一時記憶させる(S903)。特徴量のばらつき度は、集合におけるある種類の特徴量についてのバラツキの度合いである。特徴量のばらつき度は、例えば、特徴量の最大値と最小値の差、特徴量の分散、特徴量の標準偏差である。特徴量のばらつき度は、例えば、集合において特徴量が同一である対象特徴量データの数が多いほど小さくなるよう、算出されてもよい。選択基準データは、特徴量のばらつき度の算出方法を示すデータを含む。
上述の例で具体的に説明する。集合に含まれる対象特徴量が、対象特徴量X、対象特徴量Y、及び対象特徴量Zの3つであるとする。対象特徴量Xにおいて、種類1の特徴量をX1、種類2の特徴量をX2、種類3の特徴量をX3と表す。対象特徴量Y及びZについても同様に表す。装置プログラム35は、種類1の特徴量について、対象特徴量Xの特徴量X1と、対象特徴量Yの特徴量Y1と、対象特徴量Zの特徴量Z1の間のばらつき度を算出する。装置プログラム35は、種類2及び種類3の特徴量についても同様に、特徴量のばらつき度を算出する。特徴量のばらつき度の算出は、例えば次のように行われる。
例えば、種類“用紙サイズ”についてのばらつき度は、特徴量X1、Y1、Z1のうちの用紙の最大面積と最小面積との差として算出される。種類“用紙サイズ”についてのばらつき度を、特徴量X1、Y1、Z1が同一の用紙(例えばA4)の場合は「1」、特徴量X1、Y1、Z1に含まれる用紙が2種類の場合は「2」、3種類の場合は「3」として算出してもよい。
例えば、種類“地色”についてのばらつき度は、特徴量X1、Y1、Z1の各色の間の距離(L*a*b表色系やCIEDE2000における距離)の最大値と最小値の差として算出される。種類“地色”についてのばらつき度を、特徴量X1、Y1、Z1が同一の色(例えば青)の場合は「1」、特徴量X1、Y1、Z1に含まれる色が2種類の場合は「2」、3種類の場合は「3」として算出してもよい。
例えば、種類“文字数”についてのばらつき度は、特徴量X1、Y1、Z1のうちの最大値と最小値との差として算出される。
装置プログラム35は、S902の処理で作成された全ての集合について特徴量のばらつき度の算出が終了するまで(S904:Yes)、S903の処理を繰り返し実行する(S904:No)。
次に、装置プログラム35は、S903の処理で算出されたばらつき度が最も小さい種類の特徴量が選択手順において優先されるように、S901の処理で特定された選択基準データを更新する(S905)。詳しくは装置プログラム35は、特徴量のばらつき度が小さいほど該特徴量の重み係数が大きくなるように、該選択基準データに含まれる重み係数データを更新する。S905の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
上述の例で説明すると、装置プログラム35は、種類1の特徴量のばらつき度と、種類2の特徴量のばらつき度と、種類3の特徴量のばらつき度とを比較して、ばらつき度が最も小さい種類の特徴量の重み係数を増加(例えば10%増加)させて、重み係数データを更新する。そして装置プログラム35が、2番目にばらつき度が小さい種類の特徴量の重み係数を増加(例えば5%増加)させて、重み係数データを更新する。なお3番目以降のばらつき度が小さい種類の特徴量についても、同様に増加させてもよい。
装置プログラム35は、S902の処理で作成された全ての集合について重み係数の更新が終了するまで(S906:Yes)、S905の処理を繰り返し実行する(S906:No)。
装置プログラム35は、更新を行うべき全ての選択基準データについて更新が終了するまで(S907:Yes)、S901からS906までの処理を繰り返し実行する(S907:No)。
装置プログラム35は、図4に示されたワークフロー実行処理に代えて、図8に示されたワークフロー実行処理を実行する。なお図8に示されたワークフロー実行処理において、図4に示されたワークフロー実行処理と同一の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。
装置プログラム35は、S309の処理においてユーザが「他の設定」アイコンを選択したと判断した場合(S309:No)、S312の処理においてユーザが「他の設定」アイコンを選択したと判断した場合(S312:選択なし)、又はS307の処理で選択されたワークフローパラメータの数がゼロであると判断した場合(S308:なし)に、入力I/F24を通じて受け付けたユーザ操作に従って、ワークフローパラメータを取得する(S315)。S315の処理は、第4取得処理の一例である。S315の処理で取得されるワークフローパラメータは、第3ワークフローパラメータの一例である。
装置プログラム35は、S318の処理が終了すると、重み係数生成更新処理を行う(S701)。S701の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。S701の処理は、上述したS601の処理と同様であるので、説明を省略する。
装置プログラム35は、図5に示されたワークフロー実行登録処理に代えて、図9に示されたワークフロー実行登録処理を実行する。なお図9に示されたワークフロー実行登録処理において、図5に示されたワークフロー実行登録処理と同一の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。
装置プログラム35は、S408の処理が終了すると、重み係数生成更新処理を行う(S801)。S801の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。S801の処理は、上述したS601の処理と同様であるので、説明を省略する。
装置プログラム35は、図6に示されたワークフローパラメータ選択処理に代えて、図11に示されたワークフローパラメータ選択処理を実行する。なお図11に示されたワークフローパラメータ選択処理において、図6に示されたワークフローパラメータ選択処理と同一の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。 図11に示されたワークフローパラメータ選択処理は、第3取得処理の一例である。
装置プログラム35は、S501の処理で特定された選択基準データが示す選択基準を用いて、S303の処理で取得された特徴量データを入力データとして、選択手順を実行する(S1001、S1002、S1003)。
装置プログラム35は、S501の処理で特定された選択基準データに含まれるデータに示される個別類似度の算出方法に従って、入力データが示す入力特徴量と該選択基準データに含まれる対象特徴量データが示す特徴量との間の個別類似度を、複数の特徴量の種類毎に算出し、メモリ32に一時記憶させる(S1001)。
次に、装置プログラム35は、S501の処理で特定された選択基準データに含まれるデータに示される総合類似度の算出方法に従って、該選択基準データに含まれる重み係数データが示す重み係数と、S1001の処理で算出された個別類似度とを用いて、入力データ(入力特徴量データの一例)が示す入力特徴量と対象特徴量データが示す特徴量との間の複数の総合類似度を算出し、メモリ32に一時記憶させる(S1002)。
次に、装置プログラム35は、S1002の処理で算出された総合類似度の大小を比較し、総合類似度の数値が最も大きい対象特徴量に係る対象特徴量データと対応づけられた対象ワークフローパラメータを、選択手順の結果として選択する。対象ワークフローパラメータは、複数選択されてもよいし、選択されなくてもよい。
そして装置プログラム35は、ワークフローパラメータ選択処理を終了し、ワークフロー実行処理へ戻る。S1001からS1003までの処理は、第3取得処理の一例である。S1003の処理で選択された対象ワークフローパラメータは、第2ワークフローパラメータの一例である。
集合においてばらつき度が小さい特徴量は、その集合の特徴をよく表すものであるといえる。本実施形態では、S905の処理において、ばらつき度が小さいほど重み係数が大きくなるよう選択基準データが更新される。従って、ばらつき度が小さい特徴量の種類が選択手順において優先されるようになる。その結果、ワークフローパラメータの自動選択の精度が向上し、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
[第2実施形態の変形例]
上述の第2実施形態では、重み係数の更新が特徴量のばらつき度に基づいて行われる例を説明した。本変形例では、重み係数の更新が特徴量の分布範囲に基づいて行われる例を説明する。以下に示される構成や処理以外の変形例の構成や処理は、第2実施形態で説明した構成や処理と同じである。
装置プログラム35は、図10に示された重み係数生成更新処理に代えて、図12に示された重み係数生成更新を実行する。なお図12に示された重み係数生成更新処理において、図10に示された重み係数生成更新処理と同一の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。
装置プログラム35は、S902の処理で作成された対象特徴量データの集合における特徴量の分布範囲を、集合毎に算出し、メモリ32に一時記憶させる(S1101)。特徴量の分布範囲は、集合におけるある種類の特徴量についての、特徴量の分布の範囲である。特徴量の分布範囲は、例えば、数値で表された特徴量の最大値から最小値までの領域である。選択基準データは、特徴量の分布範囲の算出方法を示すデータを含む。
装置プログラム35は、S1101の処理で算出された特徴量の分布範囲に基づいて、選択基準データに含まれる重み係数データを更新する(S1102)。S1102の処理は、選択基準データ更新処理の一例である。
まず装置プログラム35は、S1101の処理で算出された特徴量の分布範囲が、複数の集合の間で重なっているか否かを判断する。
装置プログラム35は、特徴量の分布範囲が複数の集合の間で重なっていないと判断すると、該特徴量の種類に対応する重み係数が大きくなるよう、選択基準データに含まれる重み係数データを更新する。これにより、当該種類の特徴量が選択手順において優先されるようになる。
装置プログラム35は、特徴量の分布範囲が複数の集合の間で重なっていると判断すると、該特徴量の種類に対応する重み係数が小さくなるよう、選択基準データに含まれる重み係数データを更新する。これにより、当該種類の特徴量が選択手順において優先されないようになる。
具体例で説明する。S902の処理で作成された集合が2つ(集合a、集合b)存在するとする。種類“文字数”の特徴量の分布範囲が、集合aは85文字から103文字までであり、集合bは350文字から440文字であるとする。この場合、種類“文字数”の特徴量の分布範囲は、集合aと集合bとの間で重なっていない。装置プログラム35は、種類“文字数”の特徴量の重み係数を増加(例えば10%増加)させて、重み係数データを更新する。
複数の集合の間で、ある種類の特徴量の分布範囲が重なっていない場合には、その特徴量は、それら集合を明確に区別できる特徴量となりうる。本変形例では、S1102の処理において、分布範囲が重なっていない特徴量の重み係数を増加させる。従って、総合類似度の合算において該特徴量の影響が増加する。すなわち、該特徴量が選択手順において優先されるようになる。その結果、ワークフローパラメータの自動選択の精度が向上し、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
種類“文字数”の特徴量の分布範囲が、集合aは94文字から148文字までであり、集合bは124文字から280文字であるとする。この場合、種類“文字数”の特徴量の分布範囲は、集合aと集合bとの間で重なっている。装置プログラム35は、種類“文字数”の特徴量の重み係数を減少(例えば10%減少)させて、重み係数データを更新する。
複数の集合の間で、ある種類の特徴量の分布範囲が重なっている場合には、その特徴量によってそれら集合を明確に区別することができない。本変形例では、S1102の処理において、分布範囲が重なっていない特徴量の重み係数を減少させる。従って、総合類似度の合算において該特徴量の影響が減少する。すなわち、該特徴量が選択手順において優先されないようになる。その結果、ワークフローパラメータの自動選択の精度が向上し、誤った処理が実行されるおそれを更に低減することができる。
[その他の変形例]
前述の実施形態では、ワークフロー登録処理と、ワークフロー実行処理と、ワークフロー実行登録処理とが実行される例が説明された。しかしながら、ワークフロー登録処理及びワークフロー実行登録処理のいずれか一方は、実行されなくてもよい。
また、ワークフロー実行登録処理(図5)のS402の処理は、S403の処理の後に実行されてもよい。
前述の実施形態では、ワークフローパラメータの選択基準が決定木構造である例と総合類似度である例を説明した。ワークフローパラメータの選択基準として、SVM(Support Vector Machine)等のパターン認識の手法を用いることも可能である。
10・・・MFP
12・・・スキャナ
23・・・ディスプレイ
24・・・入力I/F
31・・・CPU
32・・・メモリ
35・・・装置プログラム

Claims (19)

  1. コンピュータによって読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータは、スキャナと、メモリと、入力インタフェースと接続しており、
    前記プログラムは、前記コンピュータに、
    前記スキャナにスキャンデータを生成させる生成処理と、
    前記生成処理によって生成されるスキャンデータの複数種類の特徴をそれぞれ示す複数種類の特徴量データを取得する第1取得処理と、
    ワークフロー登録処理と、
    前記スキャナが生成するスキャンデータを対象にした、ワークフローパラメータに従った処理であるワークフロー実行処理と、
    前記メモリに記憶されている選択基準データを更新する選択基準データ更新処理とを実行させ、前記選択基準データは、選択手順において選択基準として用いられるデータであり、前記選択手順は、スキャンデータの特徴量データを入力データとされた場合に、複数の対象ワークフローパラメータのうちから、前記選択基準データを用いていずれかのワークフローパラメータを選択する手順であり、
    前記ワークフロー登録処理は、
    前記生成処理によって第1スキャンデータが生成されるときに、前記入力インタフェースを通じて、前記第1スキャンデータを対象としたワークフローパラメータである第1ワークフローパラメータを取得する第2取得処理と、
    前記選択基準データ更新処理と、を含み、
    前記選択基準データ更新処理は、前記第2取得処理によって前記第1ワークフローパラメータが取得された場合に、取得された前記第1ワークフローパラメータが前記複数の対象ワークフローパラメータのうちに追加され、前記第1スキャンデータを対象として前記第1取得処理が取得した特徴量データである第1特徴量データが前記選択基準に反映されるよう、前記選択基準データを更新し、
    前記ワークフロー実行処理は、
    前記生成処理によって第2スキャンデータが生成されるときに、
    前記第2スキャンデータを対象として前記第1取得処理が取得した特徴量データである第2特徴量データを前記選択手順の入力データとすることで、第2ワークフローパラメータを取得する第3取得処理を含み、
    前記ワークフロー実行処理は、
    前記第2スキャンデータを対象にして、前記第3取得処理で取得された前記第2ワークフローパラメータに従って処理をする、プログラム。
  2. 前記プログラムは、前記ワークフロー登録処理と前記ワークフロー実行処理のどちらを行うかを指定する操作入力を、前記入力インタフェースに含まれるユーザインタフェースを通じて受け付ける第1受付処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記プログラムは、
    前記入力インタフェースを通じて前記ワークフロー登録処理の指定を受け付けたと判断したことに応じて、前記ワークフロー登録処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記入力インタフェースを通じて前記ワークフロー実行処理の指定を受け付けたと判断したことに応じて、前記ワークフロー実行処理を前記コンピュータに実行させる、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記プログラムは、前記ワークフロー実行処理において、前記第2スキャンデータを対象にして前記第2ワークフローパラメータに従って処理を施すか否かを指定する操作入力を示唆する画像を、前記コンピュータが接続するディスプレイに表示し、操作入力を前記入力インタフェースに含まれるユーザインタフェースを通じて受け付ける第2受付処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記プログラムは、
    前記入力インタフェースを通じて、処理を施す指定を受け付けたと判断したことに応じて、前記第2スキャンデータを対象にして前記第2ワークフローパラメータに従って処理をする、
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記プログラムは、前記第2受付処理において処理を施す指定を受け付けたと判断したことに応じて、前記選択基準データ更新処理を実行させ、
    前記選択基準データ更新処理は、前記第2ワークフローパラメータが前記選択手順において優先されるように前記選択基準データを更新する
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記プログラムは、前記第2受付処理において処理を施さない指定を受け付けたと判断したことに応じて、前記入力インタフェースを通じて、第3ワークフローパラメータを取得する第4取得処理を実行させ、
    前記プログラムは、
    前記第2スキャンデータを対象にして、前記第4取得処理で取得された前記第3ワークフローパラメータに従って処理をする、
    請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記プログラムは、前記第3ワークフローパラメータが前記第4取得処理において取得された場合に、前記選択基準データ更新処理を実行させ、
    前記選択基準データ更新処理は、前記第4取得処理が取得した前記第3ワークフローパラメータが前記複数の対象ワークフローパラメータのうちに追加され、前記第2スキャンデータを対象として前記第3取得処理が取得した特徴量である前記第2特徴量データが前記選択基準に反映されるよう、前記選択基準データを更新する、
    請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記ワークフロー登録処理は、
    前記生成処理によって前記第1スキャンデータが生成され、前記第2取得処理によって前記第1ワークフローパラメータが取得されるときに、
    前記第1スキャンデータを対象にして、前記第2取得処理で取得された前記第1ワークフローパラメータに従って処理をする第2ワークフロー実行処理を含む、
    請求項1から6のいずれかに記載のプログラム。
  8. 前記ワークフロー登録処理は、
    前記生成処理において生成された前記第1スキャンデータが、前記選択基準データ更新処理において前記複数の対象ワークフローパラメータのうちに追加された場合に、前記選択手順において優先される特徴量の種類を指定する操作入力を、前記入力インタフェースに含まれるユーザインタフェースを通じて受け付ける第5取得処理と、
    前記選択基準データ更新処理とを含み、
    前記選択基準データ更新処理は、前記第5取得処理で取得された特徴量の種類が前記選択手順において優先されるように前記選択基準データを更新する、
    請求項1から7のいずれかに記載のプログラム。
  9. 前記ワークフロー実行処理は、
    前記第2スキャンデータを対象として前記第1取得処理において前記第2特徴量データが取得された場合に、前記選択手順において優先される特徴量の種類を指定する操作入力を、前記入力インタフェースに含まれるユーザインタフェースを通じて受け付ける第6取得処理と、
    前記選択基準データ更新処理とを含み、
    前記選択基準データ更新処理は、前記第6取得処理で取得された特徴量の種類が前記選択手順において優先されるように前記選択基準データを更新する、
    請求項1から8のいずれかに記載のプログラム。
  10. 前記選択基準データは、前記複数の対象ワークフローパラメータのそれぞれと対応づけられた前記特徴量データである複数の対象特徴量データを含み、
    前記ワークフロー登録処理は、前記選択基準データ更新処理を含み、
    前記選択基準データ更新処理は、
    同一の内容の前記対象ワークフローパラメータと対応づけられた前記対象特徴量データの集合を作成し、
    前記集合における前記対象特徴量データの間の特徴量のばらつき度を特徴量の種類毎に算出し、
    算出されたばらつき度が最も小さい種類の特徴量が前記選択手順において優先されるように前記選択基準データを更新する、
    請求項1から9のいずれかに記載のプログラム。
  11. 前記選択基準データは、前記複数の対象ワークフローパラメータのそれぞれと対応づけられた前記特徴量データである複数の対象特徴量データを含み、
    前記ワークフロー登録処理は、前記選択基準データ更新処理を含み、
    前記選択基準データ更新処理は、
    同一の内容の前記対象ワークフローパラメータと対応づけられた前記対象特徴量データの集合を作成し、
    複数の前記集合の間で前記特徴量の分布範囲が重なっていない場合に、その種類の特徴量が前記選択手順において優先されるように前記選択基準データを更新する、請求項1から10のいずれかに記載のプログラム。
  12. 前記選択基準データは、前記複数の対象ワークフローパラメータのそれぞれと対応づけられた前記特徴量データである複数の対象特徴量データを含み、
    前記ワークフロー登録処理は、前記選択基準データ更新処理を含み、
    前記選択基準データ更新処理は、
    同一の内容の前記対象ワークフローパラメータと対応づけられた前記対象特徴量データの集合を作成し、
    複数の前記集合の間で前記特徴量の分布範囲が重なっている場合に、その種類の特徴量が前記選択手順において優先されないように前記選択基準データを更新する、
    請求項1から10のいずれかに記載のプログラム。
  13. 前記選択基準データが示す前記選択基準は、決定木構造を含み、
    前記決定木構造は、
    複数のノードと、
    前記ノードと前記ノード、又は前記ノードと前記対象ワークフローパラメータとを接続する複数のリンクと、を有し、
    前記ノードは、1つの種類の前記特徴量に基づいて、接続されたリンクのうちいずれを選ぶかを決定する条件を示しており、
    前記複数のノードが、開始ノードを頂点とする階層構造を形成しており、
    前記選択基準は、
    前記入力データが含む前記特徴量を前記ノードが示す条件と照らして、前記ノードに接続された前記リンクのうちいずれかを選択するリンク選択作業と、
    選択された前記リンクの接続先が前記ノードである場合に、当該ノードについて前記ノード選択作業を行うノード移行作業と、
    選択された前記ノードの接続先が前記対象ワークフローパラメータである場合に、当該対象ワークフローパラメータを選択する終了作業とを、
    前記開始ノードに対する前記リンク選択作業から開始して前記終了作業を行うまで前記ノード移行作業と前記リンク選択作業とを繰り返し行い、前記終了作業で選択された前記対象ワークフローパラメータを、前記選択基準に合致するワークフローパラメータであるものとする、
    請求項1から12のいずれかに記載のプログラム。
  14. 前記ワークフロー登録処理は、
    前記選択手順において優先される特徴量の種類を指定する操作入力を、前記入力インタフェースに含まれるユーザインタフェースを通じて受け付ける前記第5取得処理と、
    前記選択基準データ更新処理とを含み、
    前記選択基準データ更新処理は、前記第5取得処理で取得された特徴量の種類を前記リンクを選ぶ条件とする前記ノードが、前記階層構造において上位の階層へ移動するように前記選択基準データを更新する、
    請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記ワークフロー実行処理は、
    前記選択手順において優先される特徴量の種類を指定する操作入力を、前記入力インタフェースに含まれるユーザインタフェースを通じて受け付ける第6取得処理と、
    前記選択基準データ更新処理とを含み、
    前記選択基準データ更新処理は、前記第6取得処理で取得された特徴量の種類を前記リンクを選ぶ条件とする前記ノードが、前記階層構造において上位の階層へ移動するように前記選択基準データを更新する、
    請求項13又は14に記載のプログラム。
  16. 前記選択基準データは、前記複数の対象ワークフローパラメータのそれぞれと対応づけられた前記特徴量データである複数の対象特徴量データを含み、
    前記選択基準データが示す前記選択基準は、
    前記入力データに係る入力特徴量データが示す入力特徴量と、前記対象特徴量データが示す対象特徴量との間で、総合類似度を求め、前記総合類似度が最も高い前記対象特徴量に係る対象特徴量データと対応づけられた前記対象ワークフローパラメータを選択するものであり、
    前記総合類似度は、前記入力特徴量と前記対象特徴量との間の個別類似度を、複数の種類の特徴量について合算して得られる数値であり、
    前記個別類似度は、前記入力特徴量に含まれる一つの種類の特徴量と、それと同じ種類の前記対象特徴量に含まれる特徴量とが類似する度合いを示す数値であり、
    前記選択基準は、前記個別類似度の算出方法と、前記総合類似度の算出方法とを含む
    請求項1から12のいずれかに記載のプログラム。
  17. 前記ワークフロー登録処理に含まれる前記選択基準データ更新処理は、
    前記第1スキャンデータを対象として前記第1取得処理が取得した特徴量データである前記第1特徴量データを、前記第1ワークフローパラメータと対応づけられた状態で前記複数の対象特徴量データのうちに追加する、
    請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記選択基準データは、複数の種類の特徴量の間の重み係数を示す重み係数データを含み、
    前記選択基準データが示す前記選択基準において、
    前記総合類似度は、前記入力特徴量と前記対象特徴量との間の個別類似度に前記重み係数を掛け合わせた値を、複数の種類の特徴量について合算して得られる数値である
    請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記選択基準データは、前記複数の対象ワークフローパラメータのそれぞれと対応づけられた前記特徴量データである複数の対象特徴量データを含み、
    前記ワークフロー登録処理は、前記選択基準データ更新処理を含み、
    前記選択基準データ更新処理は、
    同一の内容の前記対象ワークフローパラメータと対応づけられた前記対象特徴量データの集合を作成し、
    前記集合における前記対象特徴量データの間の特徴量のばらつき度を特徴量の種類毎に算出し、
    前記ばらつき度が小さいほど前記重み係数が大きくなるように、前記重み係数データを更新する、
    請求項18に記載のプログラム。
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