JP2019091843A - 収容箱及び電子部品ユニット - Google Patents

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理之 猶原
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智宏 杉浦
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Abstract

【課題】収容室に開口する金型の抜き孔を形成させずに突出体を形成すること。【解決手段】収容部材20は、筒体21と、筒体の両端の内の一方を閉塞させる閉塞壁体22と、その内の他方で口を開けた挿入口23と、を有し、筒体は、収容室20aを成す内壁面27aを有する内壁体27と、内壁体の外壁面27bに対して隙間Dを空けて対向配置した外壁体28と、を有する二重壁構造部26を少なくとも1箇所に備え、外壁体は、内壁体よりも挿入口側に突出させた突出壁部28bと、隙間の大きさの範囲内で突出壁部の内壁面から突出させた少なくとも1つの突出体25と、を有し、二重壁構造部は、内壁体と外壁体との間に、隙間を空けた状態で筒軸方向に延在させ且つ筒軸方向における両端のみを開口させた空間部29を備え、空間部は、突出体に対向配置された挿入口側の第1の開口部29aと閉塞壁体側の第2の開口部29bと、を有すること。【選択図】図7

Description

本発明は、収容箱及び電子部品ユニットに関する。
従来、収容箱としては、例えば、電子部品等を収容対象物とするものなどが知られている。収容箱は、収容対象物が収容される箱状の収容部材を備える。例えば、収容部材は、内方の空間を収容対象物の収容室とする筒体と、この筒体の筒軸方向における両端の内の一方を閉塞させる閉塞壁体と、その内の他方で口を開けた収容対象物の挿入口と、を有している。この種の収容箱は、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。
特開2017−22184号公報 特開2017−22809号公報
ここで、収容部材には、収容室に突出体が形成されているものがある。その突出体は、例えば、収容室に収容された収容対象物を室内で係止するためのものであったり、挿入口を塞ぐカバー部材を保持するためのものであったりする。この突出体は、閉塞壁体から挿入口側に間隔を空けた位置で、筒体の内壁面から突出させている。ところで、この収容部材は、合成樹脂等の絶縁性材料を用いて金型で成形する。その金型としては、例えば、収容部材の主たる形状を形成するためのもの、突出体の閉塞壁体側の端部を形成するためのもの(突出体用金型)などが用意されている。この収容部材においては、筒軸方向がこれらの金型の型抜き方向となる。よって、この収容部材は、突出体用金型の抜き孔が閉塞壁体に必要になり、その抜き孔が成形後に貫通孔として残ってしまう。その貫通孔は、例えば、収容室への液体(水等)や塵埃などの浸入口となったり、収容室に注入した液状の充填剤の漏れを引き起こしたりする要因となる。
そこで、本発明は、収容室に開口する金型の抜き孔を形成させずに突出体を形成することが可能な収容箱及び電子部品ユニットを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る収容箱は、収容対象物が収容される収容部材を備え、前記収容部材は、内方の空間を前記収容対象物の収容室とする筒体と、前記筒体の筒軸方向における対向配置された両端の内の一方を閉塞させる閉塞壁体と、その内の他方で口を開けた前記収容対象物の挿入口と、を有し、前記筒体は、前記収容室を成す内壁面を有する内壁体と、前記内壁体の外壁面に対して隙間を空けて対向配置した外壁体と、を有する二重壁構造部を少なくとも1箇所に備え、前記外壁体は、前記内壁体よりも前記挿入口側に突出させた突出壁部と、前記隙間の大きさの範囲内で前記突出壁部の内壁面から前記収容室側に向けて突出させた少なくとも1つの突出体と、を有し、前記二重壁構造部は、前記内壁体と前記外壁体との間に、前記隙間を空けた状態で前記筒軸方向に延在させ且つ前記筒軸方向における両端のみを開口させた空間部を備え、前記空間部は、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記挿入口側の第1の開口部と、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記閉塞壁体側の第2の開口部と、を有することを特徴としている。
ここで、前記内壁体の前記挿入口側の端部と前記突出体の前記閉塞壁体側の端部は、各々、前記収容対象物を前記筒軸方向で係止する係止部として用いることが望ましい。
また、前記内壁体の前記挿入口側の端部と前記突出体の前記閉塞壁体側の端部は、各々、前記収容対象物としての電子回路基板を前記筒軸方向で係止する係止部として用いることが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電子部品ユニットは、収容対象物としての電子部品又は前記電子部品が実装された電子回路基板と、前記収容対象物が収容される収容部材と、を備え、前記収容部材は、内方の空間を前記収容対象物の収容室とする筒体と、前記筒体の筒軸方向における対向配置された両端の内の一方を閉塞させる閉塞壁体と、その内の他方で口を開けた前記収容対象物の挿入口と、を有し、前記筒体は、前記収容室を成す内壁面を有する内壁体と、前記内壁体の外壁面に対して隙間を空けて対向配置した外壁体と、を有する二重壁構造部を少なくとも1箇所に備え、前記外壁体は、前記内壁体よりも前記挿入口側に突出させた突出壁部と、前記隙間の大きさの範囲内で前記突出壁部の内壁面から前記収容室側に向けて突出させた少なくとも1つの突出体と、を有し、前記二重壁構造部は、前記内壁体と前記外壁体との間に、前記隙間を空けた状態で前記筒軸方向に延在させ且つ前記筒軸方向における両端のみを開口させた空間部を備え、前記空間部は、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記挿入口側の第1の開口部と、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記閉塞壁体側の第2の開口部と、を有することを特徴としている。
本発明に係る収容箱及び電子部品ユニットの収容部材においては、突出体の閉塞壁体側の端部を突出体用金型で形成した後に、その突出体用金型の引き抜きに伴い空間部が形成される。しかしながら、その空間部は、収容室に直接開口する貫通孔ではない。つまり、収容部材においては、収容室に直接開口する貫通孔(突出体用金型の抜き孔)を形成せずに、突出体を形成することができる。従って、本発明に係る収容箱及び電子部品ユニットは、空間部からの収容室への液体(水等)や塵埃などの浸入を抑制することができる。
図1は、実施形態の収容箱及び電子部品ユニットを示す分解斜視図である。 図2は、実施形態の収容箱及び電子部品ユニットを示す斜視図である。 図3は、収容部材を示す斜視図である。 図4は、収容部材を別角度から見た斜視図である。 図5は、収容部材を閉塞壁体側から見た斜視図である。 図6は、収容部材を挿入口側から見た平面図である。 図7は、図6のX1−X1線断面の部分拡大図である。 図8は、図6のX2−X2線断面の部分拡大図である。 図9は、図6のX3−X3線断面の部分拡大図である。 図10は、図6のY−Y線断面図である。 図11は、屈曲前の電子回路基板を示す斜視図である。 図12は、屈曲前の電子回路基板を別角度から見た斜視図である。 図13は、屈曲前の電子回路基板を示す正面図である。 図14は、電子回路基板の収容室への収容状態を示す斜視図であって、充填剤の注入前の状態を表している。 図15は、電子回路基板の収容室への収容状態を示す斜視図であって、充填剤の注入後の状態を表している。 図16は、電子回路基板が収容された収容部材を挿入口側から見た平面図である。 図17は、図16のX1−X1線断面の部分拡大図である。 図18は、図16のX2−X2線断面の部分拡大図である。 図19は、図16のX3−X3線断面の部分拡大図である。 図20は、図16のY−Y線断面図である。
以下に、本発明に係る収容箱及び電子部品ユニットの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る収容箱及び電子部品ユニットの実施形態の1つを図1から図20に基づいて説明する。
図1及び図2の符号1は、本実施形態の電子部品ユニットを示す。また、同図の符号10は、本実施形態の収容箱を示す。
本実施形態の電子部品ユニット1は、筐体としての収容箱10を備える。その収容箱10は、複数の筐体部材が組み付けられた構造体として構成されている。この例示の収容箱10は、収容部材20とカバー部材30とで構成している(図1及び図2)。また、本実施形態の電子部品ユニット1は、その収容箱10に収容される収容対象物40を備える(図1及び図2)。その収容対象物40としては、電子部品又は電子部品が実装された電子回路基板などが考えられる。
収容箱10は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。本実施形態の収容箱10においては、収容部材20に収容対象物40が収容される。その収容部材20は、内方の空間を収容対象物40の収容室20aとする筒体21(図1、図3、図4及び図6から図10)と、この筒体21の筒軸方向における対向配置された両端の内の一方を閉塞させる閉塞壁体22(図5から図10)と、その内の他方で口を開けた収容対象物40の挿入口23(図1、図3、図4及び図6から図10)と、を有する。
この収容部材20は、合成樹脂等の絶縁性材料を用いて金型で成形する。この収容部材20においては、筒体の21の筒軸方向が金型の型抜き方向となる。
筒体21は、閉塞壁体22の周縁から挿入口23に向けて立設した筒状の主壁体24を備える(図1から図10)。この例示では、閉塞壁体22が矩形に形成され、かつ、主壁体24が角筒状に形成されている。よって、この例示の収容部材20は、一端が閉塞壁体22で閉塞された角筒状の箱体として成形されており、その内方に方体状の収容室20aが形成され、かつ、他端に挿入口23が形成される。カバー部材30は、その挿入口23を塞ぐ部材であり、合成樹脂等の絶縁性材料で矩形に成形されている。
本実施形態の収容部材20は、収容室20aで突出させた突出体25を少なくとも1つ有する(図1、図3、図4及び図6から図10)。例えば、その突出体25は、収容室20aに収容された収容対象物40を室内で係止するために設けてもよく、カバー部材30を保持するために設けてもよい。この例示の収容箱10において、カバー部材30は、収容室20aの外で収容部材20に保持させる。つまり、この例示の収容箱10においては、収容部材20の外壁面側に設けた爪状の第1の係合部51と、カバー部材30に設けた爪状の第2の係合部52と、を互いに係合させる保持構造50(図1及び図2)によって、カバー部材30を収容部材20に保持させている。一方、この例示の収容箱10においては、収容室20aに収容された収容対象物40を室内で係止する。よって、突出体25は、後で詳述するが、収容対象物40を収容室20aに係止させるべく設ける。
この例示の収容室20aには、少なくとも電子回路基板40Aが収容対象物40として収容される(図1及び図2)。ここで示す電子回路基板40Aとは、所謂プリント配線板(PWB:Printed Wiring Board)に電子部品45が実装された所謂プリント回路板(PCB:Printed Circuit Board)のことである。
電子回路基板40Aは、一体化された硬質の複数のリジッド基板部41と軟質の少なくとも1つのフレキシブル基板部42とを備える(図1及び図11から図16)。この電子回路基板40Aには、実装対象の電子部品45が実装される(図1、図2及び図11から図16)。
リジッド基板部41は、層状に配置された絶縁性の絶縁体41aと導電性の回路パターン41bとを有する(図13)。
絶縁体41aは、絶縁性材料で形成する。この例示の絶縁体41aは、更に複数層に分かれている。例えば、絶縁体41aは、図示しないが、硬質の1つのコア層とコア層よりも軟質の複数のプリプレグ層とを備える。コア層は、例えば、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ樹脂、紙エポキシ樹脂、セラミックス等の絶縁性材料で形成する。一方、プリプレグ層は、例えば、繊維状補強材(ガラスクロス、炭素繊維等)に熱硬化性樹脂(硬化剤等の添加物を混合したエポキシなど)を均等に含浸させた後、加熱又は乾燥して半硬化状態にされている。故に、プリプレグ層は、コア層よりも軟質であり、柔軟性を持っている。
回路パターン41bは、導電性材料を用いて、例えば、エッチング加工等で形成する。この例示の回路パターン41bは、銅箔(特に、電解銅箔よりも柔軟性に優れる圧延銅箔)で形成している。回路パターン41bは、複数の導電部41bが張り巡らされたものであり(図13)、その導電部41b毎に各々対応させた電子部品45が電気的に接続される。尚、本図の回路パターン41bは、図示の便宜上、一部の導電部41bのみを示している。
このリジッド基板部41は、例えば、コア層のそれぞれの平面に回路パターン41bが各々配置され、その双方に対して回路パターン41bと回路パターン41bが配置されていないコア層の平面とを覆うように内層側のプリプレグ層が積層されている。更に、このリジッド基板部41は、そのそれぞれの内層側のプリプレグ層におけるコア層側とは逆側の平面に別の回路パターン41bが各々配置され、その双方に対して回路パターン41bと回路パターン41bが配置されていないプリプレグ層の平面とを覆うように外層側の別のプリプレグ層が積層されている。また更に、このリジッド基板部41は、そのそれぞれの外層側のプリプレグ層におけるコア層側とは逆側の平面に更に別の回路パターン41bが各々配置されている。このように、リジッド基板部41は、複数層(コア層、プリプレグ層)の絶縁体41aと層毎に分けられた複数の回路パターン41bとによる多層構造となっている。このリジッド基板部41においては、複数の電子部品45が双方の平面に実装されることによって、それぞれの回路パターン41bに対して、対応する電子部品45が電気的に接続される。
ここで、この例示の電子部品45は、リジッド基板部41のそれぞれの平面に実装する。ここで云う電子部品45とは、例えば、リレー、ヒューズ等の回路保護部品、コンデンサ、抵抗、トランジスタ、IPS(Intelligent Power Switch)、コネクタ、端子金具、電子制御ユニット(所謂ECU:Electronic Control Unit)、各種センサ素子、LED(Light Emitting Diode)素子、スピーカなどのことを指している。
フレキシブル基板部42は、層状に配置された絶縁性の絶縁体42aと導電性の回路パターン42bとを有する(図13)。
絶縁体42aは、リジッド基板部41の絶縁体41aよりも軟質であり、柔軟性を持っている。よって、この絶縁体42aは、リジッド基板部41の絶縁体41aよりも軟質の絶縁性材料で形成する。
回路パターン42bは、導電性材料を用いて、例えば、エッチング加工等で形成する。この例示の回路パターン42bは、銅箔(特に、電解銅箔よりも柔軟性に優れる圧延銅箔)で形成している。回路パターン42bは、複数の導電部42bが張り巡らされたものである(図13)。この例示の回路パターン42bは、複数のリジッド基板部41の内の少なくとも2つにおけるそれぞれの回路パターン41bに対して電気的に接続するためのものである。この回路パターン42bにおいては、それぞれの導電部42bが2つのリジッド基板部41のそれぞれの回路パターン41bの導電部41bに対して電気的に接続されている。つまり、この例示の回路パターン42bは、一方のリジッド基板部41の回路パターン41bと他方のリジッド基板部41の回路パターン41bとを電気的に繋ぐ接続導体の役目を担っている。
このフレキシブル基板部42は、柔軟性に優れる圧延銅箔で回路パターン42bが形成されているので、積層方向に見た全体の面積に対する回路パターン42bの占める割合が大きいほど(言うなれば銅箔率が高いほど)、柔軟性が高くなる。換言するならば、このフレキシブル基板部42は、積層方向に見た全体の面積に対する絶縁体42aの占める割合が小さいほど、柔軟性が高くなる。
この電子回路基板40Aは、フレキシブル基板部42を境にしてL字状に屈曲させ、その折り曲げた状態で収容部材20の収容室20aに収容する(図1及び図14から図16)。
その収容部材20においては、先に示したように、収容室20aの突出体25を用いて、電子回路基板40Aを収容室20aに係止する。そこで、以下においては、その突出体25についての具体的な説明を行う。
この収容部材20を成す筒体21は、二重壁構造部26を少なくとも1箇所に備える(図1、図3から図10及び図14から図20)。この例示では、二重壁構造部26を少なくとも挿入口23側に設ける。
二重壁構造部26は、収容室20aを成す内壁面27aを有する内壁体27と、この内壁体27の外壁面27bに対して隙間Dを空けて対向配置した外壁体28と、を有する(図7から図10及び図17から図20)。
この例示の内壁体27とは、主壁体24の一部分を指している。
外壁体28は、内壁体27の外壁面27bに対して隙間Dを空けて対向配置された内壁面28aを有する(図7から図10及び図17から図20)。更に、この外壁体28は、内壁体27よりも挿入口23側に突出させた突出壁部28bを有する(図3から図10及び図14から図20)。この外壁体28においては、内壁面28aを少なくとも突出壁部28bまで延在させる。また更に、この外壁体28は、隙間Dの大きさの範囲内で突出壁部28bの内壁面28aから収容室20a側に向けて突出させた少なくとも1つの突出体25を有する(図1、図3、図4、図6から図10及び図14から図20)。つまり、突出体25は、その閉塞壁体22側の端部25aが内壁体27の挿入口23側の端部27cに対して筒体21の筒軸方向で対向配置されないように設ける(図7から図10及び図17から図20)。
その突出体25は、内壁体27の端部27cよりも挿入口23側に間隔Sを空けて配置する(図7から図10及び図17から図20)。突出体25の端部25aと内壁体27の端部27cは、各々、収容対象物40を筒体21の筒軸方向で係止する係止部として用いる。この例示では、突出体25の端部25aと内壁体27の端部27cとの間に一方のリジッド基板部41の絶縁体41aを挿入して、その絶縁体41aをそれぞれの端部25a,27cで係止する。つまり、この例示の突出体25の端部25aと内壁体27の端部27cは、各々、電子回路基板40A(一方のリジッド基板部41の絶縁体41a)を筒体21の筒軸方向で係止する係止部として用いる。そこで、間隔Sは、少なくとも絶縁体41aの板厚t以上の大きさに設定する。
この例示では、電子回路基板40Aの収容室20aへの収容と共に、その絶縁体41aを突出体25の端部25aと内壁体27の端部27cとの間に挿入させる。ここでは、その絶縁体41aの挿入作業性と収容部材20の耐久性とを高めるべく、少なくとも外壁体28の突出壁部28bに可撓性を持たせる。
更に、二重壁構造部26は、内壁体27と外壁体28との間に、隙間Dを空けた状態で筒体21の筒軸方向に延在させ且つその筒軸方向における両端のみを開口させた空間部29を備える(図1、図3から図10及び図16から図20)。その空間部29は、突出体25の端部25aを形作るための金型(突出体用金型)によって形成され、その突出体用金型が引き抜かれることによって現れる。つまり、収容部材20においては、従来のような収容室20aに開口させた突出体用金型の抜き孔を形成することなく、突出体25を形成することができる。この空間部29は、突出体25に対して筒軸方向で対向配置された挿入口23側の第1の開口部29a(図3、図4、図6から図10及び図16から図20)と、突出体25に対して筒軸方向で対向配置された閉塞壁体22側の第2の開口部29b(図5、図7から図10及び図17から図20)と、を有する。
ここで、その空間部29は、第1の開口部29aを収容室20aに連通させることになるが、その他の部分を収容室20aに連通させない。従って、この収容部材20は、収容室20aに突出体25を設けたとしても、収容室20aへの液体(水等)や塵埃などの浸入を抑制することができる。
この例示では、図6に示すように、その二重壁構造部26を5箇所に設けている(第1から第5の二重壁構造部26A−26E)。第1から第5の二重壁構造部26A−26Eは、それぞれが空間部29を有している。
この例示の内壁体27は、第1から第5の二重壁構造部26A−26E毎に設けられている。
これに対して、外壁体28は、第1から第5の二重壁構造部26A−26E毎に設けてもよく、第1から第5の二重壁構造部26A−26Eの内の複数で共有させるものであってもよい。この例示の筒体21は、第1から第3の外壁体28A−28Cを備えている(図3から図6及び図14から図16)。第1から第3の外壁体28A−28Cは、それぞれに内壁面28aと突出壁部28bとを有している。第1の外壁体28Aは、第1の二重壁構造部26Aと第4の二重壁構造部26Dとで共有しており、この第1の二重壁構造部26Aと第4の二重壁構造部26Dとに各々対応させた突出体25を突出壁部28bの内壁面28aに有する(図3、図6及び図14から図16)。第2の外壁体28Bは、第2の二重壁構造部26Bが単独で有するものであり、この第2の二重壁構造部26Bに対応させた突出体25を突出壁部28bの内壁面28aに有する(図3、図4、図6及び図14から図16)。第3の外壁体28Cは、第3の二重壁構造部26Cと第5の二重壁構造部26Eとで共有しており、この第3の二重壁構造部26Cと第5の二重壁構造部26Eとに各々対応させた突出体25を突出壁部28bの内壁面28aに有する(図4、図6及び図16)。この例示の収容部材20は、その突出体25毎に空間部29が設けられているので、従来のような突出体用金型の抜き孔を形成することなく、全ての突出体25を形成することができる。
以上示したように、本実施形態の収容部材20においては、突出体25の閉塞壁体22側の端部25aを突出体用金型で形成した後に、その突出体用金型の引き抜きに伴い空間部29が形成される。しかしながら、その空間部29は、収容室20aに直接開口する貫通孔ではない。つまり、本実施形態の収容部材20においては、収容室20aに直接開口する貫通孔(突出体用金型の抜き孔)を形成せずに、突出体25を形成することができる。従って、本実施形態の収容箱10及び電子部品ユニット1は、空間部29からの収容室20aへの液体(水等)や塵埃などの浸入を抑制することができる。
更に、本実施形態の収容部材20においては、二重壁構造部26の内壁体27の端部27cを収容対象物40の係止部として利用しているので、その係止部を収容対象物40の係止のための専用のものとして用意する必要がない。よって、この収容部材20は、体格の大型化を抑えることができ、かつ、原価の高騰を抑えることができる。更に、本実施形態の収容部材20においては、突出体25の端部25aと内壁体27の端部27cとを各々収容対象物40の係止部として利用しているので、二重壁構造部26の外壁体28の内壁面28aに沿って収容対象物40を収容することができる。よって、収容部材20は、この点からも、体格の大型化を抑えることができる。このように、本実施形態の収容箱10及び電子部品ユニット1は、体格の大型化と原価の高騰を抑えることもできる。
ところで、本実施形態の電子部品ユニット1においては、電子回路基板40Aが収容された収容室20aに充填剤60Xを充填することによって、収容室20aに封止体60を形成している(図15から図20)。電子部品ユニット1は、その封止体60で電子回路基板40Aを覆うことによって、電子回路基板40Aの絶縁性や防湿性、強度等を向上させることができる。充填剤60Xには、例えば、熱硬化性樹脂等のような充填後に硬化させることができる液状の材料を用いる。ここで、充填剤60Xを収容室20aに注入する際には、充填剤60Xが第1の開口部29aから空間部29に入り込まないようにすることが望ましい。そこで、第1の開口部29aは、収容室20aに注入した液状の充填剤60Xの挿入口23側の液面61よりも挿入口23側又はその液面61と同等の位置に配置することが望ましい(図17から図20)。この例示では、筒体21の筒軸方向において、内壁体27の挿入口23側の端部27cが空間部29の第1の開口部29aと同等の位置に存在している。よって、ここでは、充填剤60Xの液面61よりも挿入口23側又はその液面61と同等の位置に内壁体27の端部27cを配置している。これにより、本実施形態の収容箱10及び電子部品ユニット1は、空間部29を介した液状の充填剤60Xの漏れを防ぐことができる。
1 電子部品ユニット
10 収容箱
20 収容部材
20a 収容室
21 筒体
22 閉塞壁体
23 挿入口
25 突出体
25a 端部
26 二重壁構造部
26A 第1の二重壁構造部
26B 第2の二重壁構造部
26C 第3の二重壁構造部
26D 第4の二重壁構造部
26E 第5の二重壁構造部
27 内壁体
27a 内壁面
27b 外壁面
27c 端部
28 外壁体
28A 第1の外壁体
28B 第2の外壁体
28C 第3の外壁体
28a 内壁面
28b 突出壁部
29 空間部
29a 第1の開口部
29b 第2の開口部
40 収容対象物
40A 電子回路基板
45 電子部品
D 隙間

Claims (4)

  1. 収容対象物が収容される収容部材を備え、
    前記収容部材は、内方の空間を前記収容対象物の収容室とする筒体と、前記筒体の筒軸方向における対向配置された両端の内の一方を閉塞させる閉塞壁体と、その内の他方で口を開けた前記収容対象物の挿入口と、を有し、
    前記筒体は、前記収容室を成す内壁面を有する内壁体と、前記内壁体の外壁面に対して隙間を空けて対向配置した外壁体と、を有する二重壁構造部を少なくとも1箇所に備え、
    前記外壁体は、前記内壁体よりも前記挿入口側に突出させた突出壁部と、前記隙間の大きさの範囲内で前記突出壁部の内壁面から前記収容室側に向けて突出させた少なくとも1つの突出体と、を有し、
    前記二重壁構造部は、前記内壁体と前記外壁体との間に、前記隙間を空けた状態で前記筒軸方向に延在させ且つ前記筒軸方向における両端のみを開口させた空間部を備え、
    前記空間部は、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記挿入口側の第1の開口部と、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記閉塞壁体側の第2の開口部と、を有することを特徴とした収容箱。
  2. 前記内壁体の前記挿入口側の端部と前記突出体の前記閉塞壁体側の端部は、各々、前記収容対象物を前記筒軸方向で係止する係止部として用いることを特徴とした請求項1に記載の収容箱。
  3. 前記内壁体の前記挿入口側の端部と前記突出体の前記閉塞壁体側の端部は、各々、前記収容対象物としての電子回路基板を前記筒軸方向で係止する係止部として用いることを特徴とした請求項1に記載の収容箱。
  4. 収容対象物としての電子部品又は前記電子部品が実装された電子回路基板と、
    前記収容対象物が収容される収容部材と、
    を備え、
    前記収容部材は、内方の空間を前記収容対象物の収容室とする筒体と、前記筒体の筒軸方向における対向配置された両端の内の一方を閉塞させる閉塞壁体と、その内の他方で口を開けた前記収容対象物の挿入口と、を有し、
    前記筒体は、前記収容室を成す内壁面を有する内壁体と、前記内壁体の外壁面に対して隙間を空けて対向配置した外壁体と、を有する二重壁構造部を少なくとも1箇所に備え、
    前記外壁体は、前記内壁体よりも前記挿入口側に突出させた突出壁部と、前記隙間の大きさの範囲内で前記突出壁部の内壁面から前記収容室側に向けて突出させた少なくとも1つの突出体と、を有し、
    前記二重壁構造部は、前記内壁体と前記外壁体との間に、前記隙間を空けた状態で前記筒軸方向に延在させ且つ前記筒軸方向における両端のみを開口させた空間部を備え、
    前記空間部は、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記挿入口側の第1の開口部と、前記突出体に対して前記筒軸方向で対向配置された前記閉塞壁体側の第2の開口部と、を有することを特徴とした電子部品ユニット。
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