JP2019068591A - 振動モータ - Google Patents

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宮崎 雅彦
Masahiko Miyazaki
雅彦 宮崎
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Abstract

【課題】磁束漏れを抑制しつつ、駆動力及び吸引力の低下を抑制できる振動モータを提供する。【解決手段】磁気シールド58Aは、第3磁石55Aの少なくとも一部を縦方向一方側から覆い、前記磁気シールドの横方向一方側端は、磁石部M1の縦方向一方側に位置するとともに、第1磁石53Aの横方向途中位置または前記第3磁石に位置し、前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記磁石部の縦方向一方側に位置するとともに、第2磁石54Aの横方向途中位置または前記第3磁石に位置する構成としている。【選択図】図3

Description

本発明は、振動モータに関する。
従来、スマートフォン等の各種機器には、振動モータが備えられる。この振動モータには、横方向に振動体が振動する所謂、横リニア型の振動モータが存在する。ここで、特許文献1には、次のようなハプティックアクチュエータが開示される。
特許文献1のハプティックアクチュエータは、ケース、ボトムプレート、振動体、および弾性部材を有する。ボトムプレートには、コイル部材が固定される。ケース内には、コイル部材、振動体、および弾性部材が収容される。
振動体は、横方向(左右方向)両側を弾性部材により支持されることで、ケースに対してコイル部材を中心に横方向に振動する。振動体は、複数の磁石と、磁性体、および重量体から構成される。
上記磁石は、第1〜第3磁石と、第4〜第6磁石とに区分される。横方向に配列される第1〜第3磁石と、横方向に配列される第4〜第6磁石とは、縦方向(横方向に直交する方向)にコイル部材を挟んで対向する。縦方向に磁束の向きを有する第3磁石は、横方向に磁束の向きを有する第1および第2磁石によって挟まれる。縦方向に磁束の向きを有する第6磁石は、横方向に磁束の向きを有する第4および第5磁石によって挟まれる。
第1の磁性体は、第1の磁石と第4の磁石の横方向一方側に隣接して配置される。第2の磁性体は、第2の磁石と第5の磁石の横方向他方側に隣接して配置される。
米国特許出願第2017/0120297号公報
しかしながら、上記特許文献1のハプティックアクチュエータでは、第3および第6磁石において磁束漏れが生じる虞がある。そこで、単純には、第1〜第3磁石の全範囲を第1磁気シールドによって縦方向一方側から覆い、第4〜第6磁石の全範囲を第2磁気シールドによって縦方向他方側から覆うことが考えられる。
この場合、第3および第6磁石における磁束漏れは抑制されるが、第1および第2磁石と第1磁気シールドの間で磁気ループが形成され、第4および第5磁石と第2磁気シールドとの間で磁気ループが形成される。これにより、コイル部材を通る磁束が少なくなり、振動モータの駆動力および吸引力が低下する問題がある。
上記状況に鑑み、本発明は、磁束漏れを抑制しつつ、駆動力および吸引力の低下を抑制できる振動モータを提供することを目的とする。
本発明の例示的な振動モータは、コイル部を有する静止部と、
振動体と、
前記振動体と前記静止部との間に配置され、前記振動体を横方向に振動可能に支持する弾性部材と、
を備え、
前記振動体は、磁石部と、第1磁性片と、第2磁性片と、磁気シールドと、を有し、
前記磁石部は、前記コイル部に対して横方向に直交する縦方向一方側に配置され、
前記磁石部は、
横方向における第1の磁束の方向を有する第1磁石と、
前記第1の磁束の方向と逆方向の第2の磁束の方向を有し、前記第1磁石の横方向他方側に配置される第2磁石と、
前記第1磁石と前記第2磁石とに横方向両側から挟まれ、縦方向における第3の磁束の方向を有する第3磁石と、
を有し、
前記第1磁性片は、前記第1磁石の横方向一方側に配置され、
前記第2磁性片は、前記第2磁石の横方向他方側に配置され、
前記磁気シールドは、前記第3磁石の少なくとも一部を縦方向一方側から覆い、
前記磁気シールドの横方向一方側端は、前記磁石部の縦方向一方側に位置するとともに、前記第1磁石の横方向途中位置または前記第3磁石に位置し、
前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記磁石部の縦方向一方側に位置するとともに、前記第2磁石の横方向途中位置または前記第3磁石に位置する、構成としている。
例示的な本発明の振動モータによれば、磁束漏れを抑制しつつ、駆動力および吸引力の低下を抑制できる。
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る振動モータの上方から視た全体斜視図である。 図2は、振動モータのカバー内部の構成を示す斜視図である。 図3は、図2の構成を上方から視た平面図である。 図4Aは、磁石部における磁極の配置の一例を示す図である。 図4Bは、磁石部における磁極の配置の一例を示す図である。 図5Aは、第1比較例に係る構成における磁束線解析結果を示す。 図5Bは、本発明の実施形態に係る構成における磁束線解析結果を示す。 図5Cは、第2比較例に係る構成における磁束線解析結果を示す。 図6は、振動体の変位と吸引力との関係の一例を示すグラフである。 図7は、第1変形例に係る第1磁気シールドの構成を示す平面図である。 図8は、第2変形例に係る第1磁気シールドの構成を示す平面図である。 図9は、第3変形例に係る第1磁気シールドの構成を示す平面図である。 図10は、第4変形例に係る第1磁気シールドの構成を示す平面図である。 図11は、第5変形例に係る第1磁気シールドの構成を示す平面図である。 図12は、本発明の一実施形態に係る触覚デバイスを示す概略図である。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の図面において、振動体が振動する方向である横方向をX方向で表す。具体的に、横方向一方側をX1方向、横方向他方側をX2方向で表す。また、横方向に対して、直交する方向である縦方向をY方向として表す。具体的に、縦方向一方側をY1方向、縦方向他方側をY2方向として表す。また、横方向および縦方向に直交する方向である上下方向(高さ方向)をZ方向として表す。具体的に、上側をZ1方向、下側をZ2方向として表す。但し、この方向の定義は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係および方向を示すものではない。
<1.振動モータの全体構成>
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る振動モータ100の上方から視た全体斜視図である。図2は、振動モータ100のカバー12内部の構成を示す斜視図である。
振動モータ100は、大きく分けると、静止部Sと、振動体5と、一対の弾性部材6、7と、を備える。静止部Sは、筐体1と、基板2と、コイル部Lと、を有する。
筐体1は、ベースプレート11と、カバー12と、を含む。ベースプレート11は、横方向に延びる板状部材であり、横方向他方側端部には突出基台部11Aを有する。カバー12は、上方に位置する天面部121と、天面部121の四辺からそれぞれ下方へ延びる側面部を有する。当該側面部には、互いに横方向に対向する側面部12A、12Bが含まれる。カバー12は、ベースプレート11に上方から取り付けられる。筐体1は、基板2、コイル部L、振動体5、および弾性部材6、7を内部に収容する。
基板2は、ベースプレート11の上面に固定され、FPC(フレキシブルプリント基板)により構成される。なお、基板2は、リジッド基板でもよい。基板2は、横方向に延び、横方向他方側端部が突出基台部11A上に配置される。基板2の当該端部には、端子21A、21Bが設けられる。
コイル部Lは、コイル3と、コア4と、を含む。コア4は、横方向に対向して配置された一対の板部と、当該板部を横方向に連結する連結部と、を有する。コイル3は、上記連結部の周囲に導線が巻き回されて構成される。コイル部Lは、ベースプレート11の上面に固定される。
コイル3の一方の引出線は端子21Aと導通し、他方の引出線は端子21Bに導通する。これにより、振動モータ100の外部から端子21A、21Bに電圧を印加することで、コイル3に電流を流して、コイル3を駆動させることができる。コイル3に流す電流を制御することで、コイル部Lは、横方向一方側にN極、横方向他方側にS極を発生する状態と、横方向一方側にS極、横方向他方側にN極を発生する状態と、を切替える。すなわち、コイル部Lは、横方向の磁束を発生する。
ここで、図3は、図2の構成を上方から視た平面図であり、図3も併せて参照する。振動体5は、第1プレート51と、第2プレート52と、第1磁石部M1と、第2磁石部M2と、第1磁性片56Aと、第2磁性片56Bと、第1磁気シールド58Aと、第2磁気シールド58Bと、第1おもり59Aと、第2おもり59Bと、を有する。
第1プレート51は、横方向に延びる側板部51Aと、側板部51Aの横方向他方側端部と連接され縦方向に延びる側板部51Bを有する。第2プレート52は、横方向に延びる側板部52Aと、側板部52Aの横方向一方側端部と連接され縦方向に延びる側板部52Bを有する。側板部51Aと側板部52Aは、縦方向に対向する。側板部51Bと側板部52Bは、横方向に対向する。
横方向に延びる第1磁石部M1は、第2プレート52の側板部52Aの内側面に固定される。横方向に延びる第2磁石部M2は、第1プレート51の側板部51Aの内側面に固定される。第1磁石部M1と第2磁石部M2は、コイル部Lを縦方向両側から挟むよう配置される。第1磁石部M1は、コイル部Lに対して縦方向一方側に配置される。第2磁石部M2は、コイル部Lに対して縦方向他方側に配置される。
第1おもり59Aと第2おもり59Bは、第1磁石部M1および第2磁石部M2を横方向両側から挟むように配置される。
第1磁石部M1は、第1磁石53Aと、第2磁石54Aと、第3磁石55Aと、を含んで構成され、横方向に延びる。第2磁石54Aは、第1磁石53Aの横方向他方側に配置される。第3磁石55Aは、第1磁石53Aと第2磁石54Aにより横方向両側から挟まれて配置される。
第1磁性片56Aは、第1おもり59Aと第1磁石53Aにより横方向両側から挟まれて配置される。第2磁性片56Bは、第2おもり59Bと第2磁石54Aにより横方向両側から挟まれて配置される。第1磁性片56Aおよび第2磁性片56Bは、ともに縦方向に延びる平板状である。
第2磁石部M2は、第1磁石53Bと、第2磁石54Bと、第3磁石55Bと、を含んで構成され、横方向に延びる。第2磁石54Bは、第1磁石53Bの横方向他方側に配置される。第3磁石55Bは、第1磁石53Bと第2磁石54Bにより横方向両側から挟まれて配置される。
第1磁性片56Aは、第1おもり59Aと第1磁石53Bにより横方向両側から挟まれて配置される。第2磁性片56Bは、第2おもり59Bと第2磁石54Bにより横方向両側から挟まれて配置される。
ここで、図4Aには、第1磁石部M1および第2磁石部M2における磁極の配置の一例を示す。ここでは、第1磁石53Aは、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有する。第2磁石54Aは、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有する。すなわち、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aは、互いに逆の横方向における磁束の方向を有する。
第3磁石55Aは、縦方向一方側にN極を有し、縦方向他方側にS極を有する。すなわち、第3磁石55Aは、縦方向に磁束の方向を有する。
第1磁石部M1とコイル部Lは、縦方向に対向して配置される。上記のような第1磁石部M1における磁極の配置により、所謂ハルバッハ配列構造が構成される。これにより、第1磁石部M1、第1磁性片56A、および第2磁性片56Bを介して磁束をコイル部L側に集中させる磁路を形成できる。
また、第1磁石53Bは、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有する。第2磁石54Bは、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有する。すなわち、第1磁石53Bおよび第2磁石54Bは、互いに逆の横方向における磁束の方向を有する。
第3磁石55Bは、縦方向一方側にS極を有し、縦方向他方側にN極を有する。すなわち、第3磁石55Bは、縦方向に磁束の方向を有する。
第2磁石部M2とコイル部Lは、縦方向に対向して配置される。上記のような第2磁石部M2における磁極の配置により、ハルバッハ配列構造が構成される。これにより、第2磁石部M2、第1磁性片56A、および第2磁性片56Bを介して磁束をコイル部L側に集中させる磁路を形成できる。
また、図4Bには、第1磁石部M1および第2磁石部M2における磁極の配置の別例を示す。ここでは、第1磁石53Aは、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有する。第2磁石54Aは、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有する。第3磁石55Aは、縦方向一方側にS極を有し、縦方向他方側にN極を有する。このような構成によっても、ハルバッハ配列構造により、コイル部L側に磁束を集中させる磁路を形成できる。
また、第1磁石53Bは、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有する。第2磁石54Bは、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有する。第3磁石55Bは、縦方向一方側にN極を有し、縦方向他方側にS極を有する。このような構成によっても、ハルバッハ配列構造により、コイル部L側に磁束を集中させる磁路を形成できる。
第1磁気シールド58Aおよび第2磁気シールド58Bの構成については、後に詳述する。
弾性部材6は、板バネ部材であり、複数の平板部61と、平板部61を順次連結する屈曲部62を有する。屈曲部62は、縦方向に屈曲する。各平板部61は、振動体5の静止状態で縦方向に延びる形状であり、湾曲する部分を有さない。なお、振動体5の静止状態とは、コイル3に通電されておらず、振動体5が振動していない非稼働状態を示す。横方向一方側端に位置する平板部61は、ケース12の側面部12Aの内壁面に固定される。横方向他方側端に位置する平板部61は、側板部52Bに固定される。
弾性部材7は、板バネ部材であり、複数の平板部71と、平板部71を順次連結する屈曲部72を有する。屈曲部72は、縦方向に屈曲する。各平板部71は、振動体5の静止状態で縦方向に延びる形状であり、湾曲する部分を有さない。横方向他方側端に位置する平板部71は、ケース12の側面部12Bの内壁面に固定される。横方向一方側端に位置する平板部71は、側板部51Bに固定される。
これにより、振動体5は、弾性部材6、7によって筐体1に対して横方向に振動可能に支持される。
上記で説明したような構成の振動モータ100の動作について説明すると、図3の状態は、コイル部Lに通電されておらず振動体5が静止した状態である。この状態から、コイル部Lに発生する磁極を切替える制御を通電制御によって行うことにより、振動体5を横方向に振動させることができる。
<2.磁気シールドの構成>
次に、第1磁気シールド58Aおよび第2磁気シールド58Bの構成について述べる。第1磁気シールド58Aおよび第2磁気シールド58Bは、ともに磁性体から構成される。上記磁性体は、例えば、鉄または磁性を有するステンレス等である。
第1磁石53Aの縦方向厚みと第2磁石54Aの縦方向厚みは同じであり、第1磁石53Aの縦方向他方側端の縦方向位置と、第2磁石54Aの縦方向他方側端の縦方向位置は一致する。第3磁石55Aの縦方向厚みは、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aの縦方向厚みよりも短い。第3磁石55Aの縦方向他方側端の縦方向位置は、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aの縦方向他方側端の縦方向位置と一致する。従って、第3磁石55Aの縦方向一方側端の縦方向位置は、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aの縦方向一方側端の縦方向位置よりも縦方向他方側に位置する。すなわち、第1磁石53A、第2磁石54A、および第3磁石55Aによって囲まれた空間が形成される。
第1磁気シールド58Aは、横方向に延びる平板状部材である。上記空間内に、第1磁気シールド58Aは配置される。すなわち、第1磁気シールド58Aは、第3磁石55Aの縦方向一方側に配置される。
第1磁気シールド58Aの横方向一方側端は、第1磁石53Aに接触する。第1磁気シールド58Aの横方向他方側端は、第2磁石54Aに接触する。第1磁気シールド58Aの縦方向他方側端は、第3磁石55Aの縦方向一方端に接触する。すなわち、第1磁気シールド58Aの横方向一方側端は、第3磁石55Aの横方向一方側端の位置に位置する。第1磁気シールド58Aの横方向他方側端は、第3磁石55Aの横方向他方側端の位置に位置する。
すなわち、第1磁気シールド58Aの横方向一方側端および横方向他方側端は、ともに第3磁石55Aの縦方向一方側に位置するとともに、第3磁石55Aに位置する。
第3磁石55Aの縦方向厚みと第1磁気シールド58Aの縦方向厚みとの和は、第1磁石53Aの縦方向厚みおよび第2磁石54Aの縦方向厚みと等しい。従って、第1磁石53A、第1磁気シールド58A、および第2磁石54Aのそれぞれの縦方向一方側端の縦方向位置は一致する。これにより、第1磁石53A、第1磁気シールド58A、および第2磁石54Aの縦方向一方側端がそれぞれ接触する側板部52Aは簡易な平板状とすることができる。また、第3磁石55Aは、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aよりもコイル部L側に突出することは回避される。
第2磁気シールド58Bについては、第2磁石部M2との関係が上述した第1磁気シールド58Aと同様である。
次に、このような第1磁気シールド58Aおよび第2磁気シールド58Bを設けたことによる効果について図5A〜図5Cを用いて説明する。図5Aは、本実施形態と比較する第1比較例としての磁石部、および磁性片からなる構成における磁束線解析結果を示す。図5Bは、本実施形態の磁石部、磁性片、および磁気シールドからなる構成における磁束線解析結果を示す。図5Cは、本実施形態と比較する第2比較例としての磁石部、磁性片、および磁気シールドからなる構成における磁束線解析結果を示す。
第1比較例に係る図5Aの構成では、第1磁石53A、第3磁石550A、および第2磁石54Aの縦方向一方側に磁気シールドを設けず、第1磁石53B、第3磁石550B、および第2磁石54Bの縦方向他方側に磁気シールドを設けない。この場合、第3磁石550Aおよび第3磁石550Bからの磁束漏れが大きくなる。
第2比較例に係る図5Cの構成では、第1磁石53A、第3磁石55A、および第2磁石54Aの横方向全体を縦方向一方側から覆う磁気シールド580Aを設けるとともに、第1磁石53B、第3磁石55B、および第2磁石54Bの横方向全体を縦方向他方側から覆う磁気シールド580Bを設ける。この場合、第3磁石55Aおよび第3磁石55Bからの磁束漏れは抑制される。しかしながら、第1磁石53Aと磁気シールド580Aの間、および第2磁石54Aと磁気シールド580Aの間で磁気ループが発生し、コイル部L側を通る磁束が少なくなる。また、第1磁石53Bと磁気シールド580Bの間、および第2磁石54Bと磁気シールド580Bの間で磁気ループが発生し、コイル部L側を通る磁束が少なくなる。
これに対して、本実施形態に係る図5Bの構成であれば、第1磁気シールド58Aにより第3磁石55Aの横方向全体を覆い、第2磁気シールド58Bにより第3磁石55Bの横方向全体を覆うので、第3磁石55A,55Bからの磁束漏れを第1比較例よりも抑えることができる。さらに、本実施形態では、第1磁石53A,53Bおよび第2磁石54A,54Bは、磁気シールドによって覆われないので、第1磁石53A,53Bおよび第2磁石54A,54Bにおいて磁気ループは発生しない。従って、コイル部L側を通る磁束の減少を抑えることができる。これにより、振動モータ100の駆動力および吸引力の低下を抑制できる。なお、駆動力は、電流と磁界の相互作用によるローレンツ力であり、吸引力は、磁気抵抗の分布に応じて生じる力(リラクタンス力)である。
図6は、振動体の変位と吸引力との関係を本実施形態(実線)、第1比較例(点線)、および第2比較例(一点鎖線)について示したグラフである。振動体の変位は、コイル部Lに通電されない振動体の静止状態のときにゼロとなる。図6に示すように、本実施形態では、第1比較例とは吸引力はほぼ一致し、第2比較例より同じ変位量での吸引力が高くなる。なお、図6においては、実線と点線とはほぼ重なっているため、点線が見えない。
<3.磁気シールドの変形例>
次に、本実施形態での磁気シールドの各種変形例について述べる。なお、ここでは第1磁気シールドの変形例について代表的に説明するが、第2磁気シールドについても同様に変形できる。図7は、第1変形例に係る第1磁気シールド581Aの構成を示す平面図である。第1磁気シールド581Aは、横方向に延びる平板状部材である。
図7に示すように、第3磁石551Aの縦方向厚みは、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aの縦方向厚みと等しい。第3磁石551Aの縦方向一方側端の縦方向位置は、第1磁石51Aおよび第2磁石54Aのぞれぞれの縦方向一方側端の縦方向位置と一致する。第1磁気シールド581Aは、第3磁石551Aの縦方向一方側に位置する。第1磁気シールド581Aの横方向一方側端は、第3磁石551Aの横方向一方側端の位置に位置する。第1磁気シールド581Aの横方向他方側端は、第3磁石551Aの横方向他方側端の位置に位置する。第1磁気シールド581Aは、側板部52A側に配置される。
このような第1変形例によれば、第1磁気シールド581Aによって第3磁石551Aからの磁束漏れを抑制する。さらに、磁気シールドによって第1磁石53Aおよび第2磁石54Aは覆わないので、磁気ループの発生が回避され、駆動力および吸引力の低下が抑えられる。
特に、第3磁石551Aの縦方向厚みの減少を抑制し、駆動力および吸引力を向上できる。また、第3磁石551Aが第1磁石53Aおよび第2磁石54Aよりもコイル部L側に突出することが回避される。
図8は、第2変形例に係る第1磁気シールド582Aの構成を示す平面図である。第1磁気シールド582Aは、横方向に延びる平板状部材である。第3磁石552Aの縦方向厚みは、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aの縦方向厚みと等しい。第1磁気シールド582Aは、第3磁石552Aの縦方向一方側に位置する。第1磁気シールド582Aの縦方向一方側端の縦方向位置は、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aのそれぞれの縦方向一方側端の縦方向位置と一致する。従って、第3磁石552Aは、第1磁石53Aおよび第2磁石54Aよりもコイル部L側に突出する。第1磁気シールド582Aの横方向一方側端は、第1磁石53Aに接触し、第3磁石552Aの横方向一方側端の位置に位置する。第1磁気シールド582Aの横方向他方側端は、第2磁石54Aに接触し、第3磁石552Aの横方向他方側端の位置に位置する。
このような第2変形例によれば、第1磁気シールド582Aによって第3磁石552Aからの磁束漏れを抑制する。さらに、磁気シールドによって第1磁石53Aおよび第2磁石54Aは覆わないので、磁気ループの発生が回避され、駆動力および吸引力の低下が抑えられる。
特に、第3磁石552Aの縦方向厚みの減少を抑制し、駆動力および吸引力を向上できる。また、第1磁石53A、第1磁気シールド582A、および第2磁石54Aが接触される側板部52Aを簡易な平板状とすることができる。
図9は、第3変形例に係る第1磁気シールド583Aの構成を示す平面図である。第1磁気シールド583Aは、横方向に延びる平板状部材である。第3磁石553Aの縦方向厚みと第1磁気シールド583Aの縦方向厚みとの和は、第1磁石533Aの縦方向厚みおよび第2磁石543Aの縦方向厚みと等しい。第1磁気シールド583Aは、第3磁石553Aの縦方向一方側に位置する。第1磁気シールド583Aの縦方向一方側端の縦方向位置は、第1磁石533Aおよび第2磁石543Aのそれぞれの縦方向一方側端の縦方向位置と一致する。
第1磁気シールド583Aの横方向一方側端は、第1磁石533Aの横方向他方側端に形成された切欠きに配置される。すなわち、第1磁気シールド583Aの横方向一方側端は、第1磁石533Aの縦方向一方側に位置するとともに、第1磁石533Aの横方向途中位置に位置する。第1磁気シールド583Aの横方向他方側端は、第2磁石543Aの横方向一方側端に形成された切欠きに配置される。すなわち、第1磁気シールド583Aの横方向他方側端は、第2磁石543Aの縦方向一方側に位置するとともに、第2磁石543Aの横方向途中位置に位置する。
このような第3変形例によれば、第1磁気シールド583Aは、第3磁石553Aを覆うので、第3磁石553Aからの磁束漏れを抑制する。また、第1磁気シールド583Aは、第1磁石533Aの横方向一部、および第2磁石543Aの横方向一部を覆うので、磁束漏れをより抑制しつつも、磁気ループの発生はなるべく抑えることができる。
特に、第1磁石533A、第1磁気シールド583A、および第2磁石543Aが接触される側板部52Aを簡易な平板状とすることができる。また、第3磁石553Aが第1磁石533Aおよび第2磁石543Aからコイル部L側に突出することが回避される。
図10は、第4変形例に係る第1磁気シールド584Aの構成を示す平面図である。第1磁気シールド584Aは、横方向に延びる平板状部材である。第3磁石554Aの縦方向厚みは、第1磁石53Aの縦方向厚みおよび第2磁石54Aの縦方向厚みと等しい。第1磁石53A、第3磁石554A、および第2磁石54Aのそれぞれの縦方向一方側端の縦方向位置は一致する。第1磁気シールド584Aは、第3磁石554Aの縦方向一方側に位置する。第1磁気シールド584Aは、側板部52A側に配置される。第1磁気シールド584Aの横方向一方側端は、第1磁石53Aの横方向途中位置に位置する。第1磁気シールド584Aの横方向他方側端は、第2磁石54Aの横方向途中位置に位置する。
このような第4変形例によれば、第1磁気シールド584Aは、第3磁石554Aを覆うので、第3磁石554Aからの磁束漏れを抑制する。また、第1磁気シールド584Aは、第1磁石53Aの横方向一部、および第2磁石54Aの横方向一部を覆うので、磁束漏れをより抑制しつつも、磁気ループの発生はなるべく抑えることができる。
特に、第3磁石554Aの縦方向厚みの減少を抑制し、駆動力および吸引力を向上できる。また、第3磁石554Aが第1磁石53Aおよび第2磁石54Aからコイル部L側に突出することが回避される。
図11は、第5変形例に係る第1磁気シールド585Aの構成を示す平面図である。第1磁気シールド585Aは、基部5851と、凸部5852と、を有する。基部5851は、横方向に延びる。凸部5852は、基部5851から縦方向他方側へ突出する。すなわち、第1磁気シールド585Aは、平面視で略T字状である。
基部5851と凸部5852とで形成される横方向一方側の切欠き部には、第1磁石53Aの角部が接触する。基部5851と凸部5852とで形成される横方向他方側の切欠き部には、第2磁石54Aの角部が接触する。凸部5852の縦方向他方側端には、第3磁石555Aが接触する。すなわち、第1磁気シールド585Aの横方向一方側端は、第1磁石53Aの横方向途中位置に位置し、第1磁気シールド585Aの横方向他方側端は、第2磁石54Aの横方向途中位置に位置する。
このような第5変形例によれば、第1磁気シールド585Aは、第3磁石555Aを覆うので、第3磁石555Aからの磁束漏れを抑制する。また、第1磁気シールド585Aは、第1磁石53Aの横方向一部、および第2磁石54Aの横方向一部を覆うので、磁束漏れをより抑制しつつも、磁気ループの発生はなるべく抑えることができる。
特に、第1磁気シールド585Aにより、第1磁石53A、第2磁石54A、および第3磁石555Aの位置決めが容易となる。
なお、第3〜第5変形例において、第1磁気シールドの横方向端の位置については、横方向一方側端は第1磁石の横方向幅の1/5の領域内に位置し、横方向他方側端は第2磁石の横方向幅の1/5の領域内に位置することが好ましい。これにより、磁気ループの発生をなるべく抑えることができる。
また、以上説明した変形例の他にも、磁気シールドは次のような構成でもよい。例えば、磁気シールドの横方向両側端ともに第3磁石の横方向途中位置に位置してもよい。または、磁気シールドの横方向のいずれかの端が第1磁石の横方向途中位置または第2磁石の横方向途中位置に位置し、片方の端が第3磁石の横方向途中位置に位置してもよい。この場合、磁気シールドは第3磁石の横方向一部を覆うことになるが、磁束漏れの抑制および駆動力等の向上を図ることができる。
<4.触覚デバイス>
図12に示す通り、振動モータ100は、例えば、触覚デバイス200に搭載可能である。触覚デバイス200は、振動モータ100の振動によって、触覚デバイス200を操作する人に触覚的な刺激を与えるものである。触覚デバイス200としては、例えば、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット、ゲーム機器、および、ウェアラブル端末を採用できる。
本実施形態の触覚デバイス200は、振動モータ100と、振動モータ100が実装される基板110と、制御部120と、を有している。振動モータ100は、基板110に対して電気的および機械的に接続されている。制御部120は、基板110を介して振動モータ100に駆動電流を出力する。振動モータ100は、制御部120からの駆動信号に応じて振動する。触覚デバイス200は、振動モータ100の振動によって、触覚デバイス200を操作する人に対して触覚的な刺激を与えるように振動する。
<5.本実施形態による作用効果>
以上のように本実施形態に係る振動モータ(100)は、コイル部(L)を有する静止部(S)と、振動体(5)と、前記振動体と前記静止部との間に配置され、前記振動体を横方向に振動可能に支持する弾性部材(6,7)と、を備える。前記振動体は、磁石部(M1)と、第1磁性片(56A)と、第2磁性片(56B)と、磁気シールド(58A等)と、を有する。前記磁石部は、前記コイル部に対して横方向に直交する縦方向一方側に配置される。前記磁石部は、横方向における第1の磁束の方向を有する第1磁石(53A等)と、前記第1の磁束の方向と逆方向の第2の磁束の方向を有し、前記第1磁石の横方向他方側に配置される第2磁石(54A等)と、前記第1磁石と前記第2磁石とに横方向両側から挟まれ、縦方向における第3の磁束の方向を有する第3磁石(55A等)と、を有する。前記第1磁性片は、前記第1磁石の横方向一方側に配置され、前記第2磁性片は、前記第2磁石の横方向他方側に配置される。前記磁気シールドは、前記第3磁石の少なくとも一部を縦方向一方側から覆う。前記磁気シールドの横方向一方側端は、前記磁石部の縦方向一方側に位置するとともに、前記第1磁石の横方向途中位置または前記第3磁石に位置し、前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記磁石部の縦方向一方側に位置するとともに、前記第2磁石の横方向途中位置または前記第3磁石に位置する。
このような構成によれば、磁気シールドにより第3磁石の少なくとも一部を覆うので、第3磁石からの磁束漏れを抑制できる。また、磁気シールドにより第1磁石、第2磁石を覆わないか、または第1磁石の一部、第2磁石の一部を覆う形態となるので、磁気ループの発生を抑制できる。従って、コイル部側を通る磁束の減少を抑え、振動モータの駆動力および吸引力の低下を抑制できる。
また、前記磁気シールド(58A等)の横方向一方側端と前記磁気シールドの横方向他方側端とは、ともに前記第3磁石(55A等)に位置する。これにより、磁気シールドにより第1磁石、第2磁石は覆わないので、磁気ループの発生をより抑えることができる。
また、前記第3磁石(55A)の縦方向厚みと前記磁気シールド(58A)の縦方向厚みとの和は、前記第1磁石(53A)の縦方向厚みおよび前記第2磁石(54A)の縦方向厚みと等しく、前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と、前記磁気シールドの縦方向一方側端の縦方向位置と、前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、一致する。
これにより、第1磁石、磁気シールド、および第2磁石が接触する部材を平板状に簡易化できる。また、第3磁石が第1、第2磁石よりもコイル部側に突出することを回避できる。
また、前記第3磁石(551A)の縦方向厚みは、前記第1磁石(53A)の縦方向厚みおよび前記第2磁石(54A)の縦方向厚みと等しく、前記第3磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置および前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と一致する。
これにより、第3磁石の縦方向厚みの減少を抑制し、駆動力の低下を抑制できる。 また、第3磁石が第1、第2磁石よりもコイル部側に突出することを回避できる。
また、前記第3磁石(552A)の縦方向厚みは、前記第1磁石(53A)の縦方向厚みおよび前記第2磁石(54A)の縦方向厚みと等しく、前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と、前記磁気シールド(582A)の縦方向一方側端の縦方向位置と、前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、一致する。
これにより、第3磁石の縦方向厚みの減少を抑制し、駆動力の低下を抑制できる。また、第1磁石、磁気シールド、および第3磁石が接触する部材を平板状に簡易化できる。
また、前記磁気シールド(583A等)の横方向一方側端は、前記第1磁石(533A等)の横方向途中位置に位置し、前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記第2磁石(543A等)の横方向途中位置に位置する。
これにより、磁気シールドにより第1磁石の横方向一部と第2磁石の横方向一部を覆うので、磁束漏れをより抑えつつ、磁気ループの発生はなるべく抑えることができる。
前記第3磁石(553A)の縦方向厚みと前記磁気シールド(583A)の縦方向厚みとの和は、前記第1磁石(533A)の縦方向厚みおよび前記第2磁石(543A)の縦方向厚みと等しく、前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と、前記磁気シールドの縦方向一方側端の縦方向位置と、前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、一致する。
これにより、第1磁石、磁気フレーム、および第2磁石が接触するフレームの箇所を平板状に簡易化できる。また、第3磁石が第1、第2磁石よりもコイル部側に突出することを回避できる。
また、前記第3磁石(554A)の縦方向厚みは、前記第1磁石(53A)の縦方向厚みおよび前記第2磁石(54A)の縦方向厚みと等しく、前記第3磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置および前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と一致する。
これにより、第3磁石の縦方向厚みの減少を抑制し、駆動力の低下を抑制できる。 また、第3磁石が第1、第2磁石よりもコイル部側に突出することを回避できる。
また、前記磁気シールド(585A)は、横方向に延びる基部(5851)と、前記基部から縦方向他方側へ突出する凸部(5852)と、を有する。前記基部と前記凸部とで形成される横方向一方側の切欠き部には、前記第1磁石(53A)の角部が接触し、前記基部と前記凸部とで形成される横方向他方側の切欠き部には、前記第2磁石(54A)の角部が接触し、前記凸部の縦方向他方側端には、前記第3磁石(555A)が接触する。
これにより、磁気シールドにより、第1〜第3磁石の位置決めが容易となる。
また、前記磁気シールド(583A等)の横方向一方側端は、前記第1磁石(533A等)の横方向幅の1/5の領域内に位置し、前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記第2磁石(543A等)の横方向幅の1/5の領域内に位置する。
これにより、磁気シールドと磁石との間で生じる磁気ループをなるべく抑制できる。
また、前記第1磁石(53A等)は、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有し、前記第3磁石(55A等)は、縦方向一方側にN極を有し、縦方向他方側にS極を有する。
また、前記第1磁石(53A等)は、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有し、前記第3磁石(55A等)は、縦方向一方側にS極を有し、縦方向他方側にN極を有する。
また、本実施形態に係る触覚デバイス(200)は、上記いずれかの構成の振動モータ(100)を有する。
<6.その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
例えば、弾性部材6、7の形態は、上述した板バネ部材に限らず、巻きバネ等で構成してもよい。
本発明は、例えばスマートフォンまたはゲームパッドなどに備えられる振動モータに利用することができる。
100・・・振動モータ、S・・・静止部、1・・・筐体、11・・・ベースプレート、12・・・カバー、2・・・基板、L・・・コイル部、3・・・コイル、4・・・コア、5・・・振動体、51・・・第1プレート、52・・・第2プレート、M1・・・第1磁石部、M2・・・第2磁石部、53A、53B・・・第1磁石、54A、54B・・・第2磁石、55A、55B・・・第3磁石、56A・・・第1磁性片、56B・・・第2磁性片、58A・・・第1磁気シールド、58B・・・第2磁気シールド、59A・・・第1おもり、59B・・・第2おもり、6、7・・・弾性部材

Claims (13)

  1. コイル部を有する静止部と、
    振動体と、
    前記振動体と前記静止部との間に配置され、前記振動体を横方向に振動可能に支持する弾性部材と、
    を備え、
    前記振動体は、磁石部と、第1磁性片と、第2磁性片と、磁気シールドと、を有し、
    前記磁石部は、前記コイル部に対して横方向に直交する縦方向一方側に配置され、
    前記磁石部は、
    横方向における第1の磁束の方向を有する第1磁石と、
    前記第1の磁束の方向と逆方向の第2の磁束の方向を有し、前記第1磁石の横方向他方側に配置される第2磁石と、
    前記第1磁石と前記第2磁石とに横方向両側から挟まれ、縦方向における第3の磁束の方向を有する第3磁石と、
    を有し、
    前記第1磁性片は、前記第1磁石の横方向一方側に配置され、
    前記第2磁性片は、前記第2磁石の横方向他方側に配置され、
    前記磁気シールドは、前記第3磁石の少なくとも一部を縦方向一方側から覆い、
    前記磁気シールドの横方向一方側端は、前記磁石部の縦方向一方側に位置するとともに、前記第1磁石の横方向途中位置または前記第3磁石に位置し、
    前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記磁石部の縦方向一方側に位置するとともに、前記第2磁石の横方向途中位置または前記第3磁石に位置する、 振動モータ。
  2. 前記磁気シールドの横方向一方側端と前記磁気シールドの横方向他方側端とは、ともに前記第3磁石に位置する、請求項1に記載の振動モータ。
  3. 前記第3磁石の縦方向厚みと前記磁気シールドの縦方向厚みとの和は、前記第1磁石の縦方向厚みおよび前記第2磁石の縦方向厚みと等しく、
    前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と、前記磁気シールドの縦方向一方側端の縦方向位置と、前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、一致する、
    請求項2に記載の振動モータ。
  4. 前記第3磁石の縦方向厚みは、前記第1磁石の縦方向厚みおよび前記第2磁石の縦方向厚みと等しく、
    前記第3磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置および前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と一致する、
    請求項2に記載の振動モータ。
  5. 前記第3磁石の縦方向厚みは、前記第1磁石の縦方向厚みおよび前記第2磁石の縦方向厚みと等しく、
    前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と、前記磁気シールドの縦方向一方側端の縦方向位置と、前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、一致する、
    請求項2に記載の振動モータ。
  6. 前記磁気シールドの横方向一方側端は、前記第1磁石の横方向途中位置に位置し、
    前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記第2磁石の横方向途中位置に位置する、請求項1に記載の振動モータ。
  7. 前記第3磁石の縦方向厚みと前記磁気シールドの縦方向厚みとの和は、前記第1磁石の縦方向厚みおよび前記第2磁石の縦方向厚みと等しく、
    前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と、前記磁気シールドの縦方向一方側端の縦方向位置と、前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、一致する、
    請求項6に記載の振動モータ。
  8. 前記第3磁石の縦方向厚みは、前記第1磁石の縦方向厚みおよび前記第2磁石の縦方向厚みと等しく、
    前記第3磁石の縦方向一方側端の縦方向位置は、前記第1磁石の縦方向一方側端の縦方向位置および前記第2磁石の縦方向一方側端の縦方向位置と一致する、
    請求項6に記載の振動モータ。
  9. 前記磁気シールドは、横方向に延びる基部と、前記基部から縦方向他方側へ突出する凸部と、を有し、
    前記基部と前記凸部とで形成される横方向一方側の切欠き部には、前記第1磁石の角部が接触し、
    前記基部と前記凸部とで形成される横方向他方側の切欠き部には、前記第2磁石の角部が接触し、
    前記凸部の縦方向他方側端には、前記第3磁石が接触する、
    請求項6に記載の振動モータ。
  10. 前記磁気シールドの横方向一方側端は、前記第1磁石の横方向幅の1/5の領域内に位置し、
    前記磁気シールドの横方向他方側端は、前記第2磁石の横方向幅の1/5の領域内に位置する、
    請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の振動モータ。
  11. 前記第1磁石は、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有し、
    前記第3磁石は、縦方向一方側にN極を有し、縦方向他方側にS極を有する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の振動モータ。
  12. 前記第1磁石は、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有し、
    前記第3磁石は、縦方向一方側にS極を有し、縦方向他方側にN極を有する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の振動モータ。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の振動モータを有する触覚デバイス。
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