JP2019064455A - 車体側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体の外観意匠性を向上させると共に、一体的に接合されたセンタピラの継ぎ目部分のバラツキを抑制すること。【解決手段】ルーフサイドレールアウタ22と、センタピラ16の外側に設けられたセンタピラアウタ32とを備え、ルーフサイドレールアウタ22は、下方に延びる下方延長部70を有し、下方延長部70は、車両前方側及び車両後方側にそれぞれ位置する一対のフランジ部72a、72bと、車幅方向外側にそれぞれ延びる一対の側壁部74a、74bと、一対の側壁部74a、74bを繋ぐ延長壁部76とを有し、一対の側壁部74a、74bの下端部、及び、延長壁部76の下端部は、それぞれ、各フランジ部72a、72bの下端部よりも車両上下方向の下方に延出している。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、自動車等の車両の車体側部構造に関する。
例えば、特許文献1には、アウタパネルのセンタピラを上下で2つに分割し、その継ぎ目部分を光硬化樹脂によって被覆する車体側部構造が開示されている。
また、特許文献1に開示された車体側部構造では、ルーフサイドレールアウタとセンタピラアウタとの継ぎ目を5面でスポット溶接して固定している。
特開2016−2925号公報
ところで、センタピラの継ぎ目部分を光硬化樹脂によって被覆した場合、ドアを閉めたときに被覆部分がドアによって隠れるが、ドアを開けたときに光硬化樹脂で被覆された部分が視認可能な状態となる。このため、ドアを開けた場合であっても、継ぎ目部分の見栄えをさらに向上させたい。
そこで、光硬化樹脂で被覆した場合と比較して、その継ぎ目部分の外観意匠性をさらに向上させるためには、例えば、その継ぎ目部分をろう付けすることが考えられる。しかしながら、ルーフサイドレールアウタとセンタピラアウタとを、例えば、5面等の多数の拘束面でろう付けした場合、ろう付けした接合面がずれてしまい、各接合面間でバラツキが発生するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、車体の外観意匠性を向上させると共に、一体的に接合されたセンタピラの継ぎ目部分のバラツキを抑制することが可能な車体側部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車体の外側に設けられたサイドアウタパネルを有する車体側部構造であって、前記サイドアウタパネルは、ルーフの外側に設けられたルーフサイドレールアウタと、センタピラの外側に設けられたセンタピラアウタとを備え、
前記ルーフサイドレールアウタは、下方に延びる下方延長部を有し、前記下方延長部は、該下方延長部の車両前方及び車両後方に位置する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部から車幅方向外側にそれぞれ延びる一対の側壁部と、前記一対の側壁部の間に位置し前記一対の側壁部を繋ぐ延長壁部とを有し、前記一対の側壁部の下端部、及び、前記延長壁部の下端部は、それぞれ、前記各フランジ部の下端部よりも車両上下方向の下方に延出していることを特徴とする。
本発明では、車体の外観意匠性を向上させると共に、一体的に接合されたセンタピラの継ぎ目部分のバラツキを抑制することが可能な車体側部構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車両の車体側部の斜視図である。 図1に示す車体側部をサイドインナパネルとサイドアウタパネルに分解した分解斜視図である。 図1に示すA部の一部破断拡大斜視図である。 図3に示すルーフサイドレールアウタとルーフサイドレールスティフナとの分解斜視図である。 図3のV−V線に沿った横断面図である。 図3のVI−VI線に沿った縦断面図である。 ビードの変形例を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図中に矢印で示される、「前後」は、車両の前後方向、「上下」は、車両の上下方向、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用された車両の車体側部10は、サイドシル12と、フロントピラ14と、センタピラ16と、リヤピラ18とを備えている。サイドシル12は、車体側部10の下方に配置され、図示しないフロアパネルの側部を支持している。フロントピラ14は、サイドシル12の車両前方端部に立設されている。センタピラ16は、サイドシル12の中央に立設されている。リヤピラ18は、サイドシル12の車両後方端部に立設されている。
フロントピラ14、センタピラ16、及び、リヤピラ18の各上端部には、車両前後方向に沿って延在するルーフサイドレール20が連結されている。ルーフサイドレール20は、図3に示されるように、ルーフサイドレールアウタ22と、ルーフサイドレールインナ24と、ルーフサイドレールスティフナ26とから構成されている。
ルーフサイドレールアウタ22は、ルーフの外側に設けられ、例えば、良好なプレス成形性を有する普通鋼板で形成されている。ルーフサイドレールインナ24は、ルーフの内側に設けられている。ルーフサイドレールスティフナ26は、ルーフサイドレールアウタ22とルーフサイドレールインナ24との間に設けられている。図示しないフランジを介して、ルーフサイドレールアウタ22とルーフサイドレールインナ24とが接合されることで、閉断面が形成されている。
図2に示されるように、車体側部10は、車体側部10の内側に設けられたサイドインナパネル28と、車体側部10の外側に設けられたサイドアウタパネル30とを備えている。サイドアウタパネル30は、サイドインナパネル28に対して車外側から一体的に接合されている。
サイドインナパネル28は、車体側部構造の内側壁を構成するパネルである。このサイドインナパネル28は、サイドシルインナ34と、フロントピラインナ36と、センタピラインナ38と、リヤピラインナ40と、ルーフサイドレールインナ24とを有する。
サイドアウタパネル30は、車体側部構造の外側壁を構成するパネルである。このサイドアウタパネル30は、サイドシルアウタ42と、フロントピラアウタ44と、センタピラアウタ32と、リヤピラアウタ46と、ルーフサイドレールアウタ22とを有する。
以下、サイドアウタパネル30に関し、センタピラアウタ32、ルーフサイドレールアウタ22、及び、ルーフサイドレールスティフナ26に基づいて詳細に説明する。また、サイドアウタパネル30は、予め2つに分割構成された、センタピラ上部と、センタピラ主要構成部とがセンタピラ16の上部側で一体的に接合されて構成されている。
図3及び図4に示されるように、センタピラ上部は、ルーフサイドレールアウタ22の後記する下方延長部70と、ルーフサイドレールスティフナ26のスティフナ延出部56とが一体的に接合されて構成されている。センタピラ主要構成部は、図3に示されるように、断面略ハット状のセンタピラアウタ32と、断面略ハット状のセンタピラインナ33とを有する。センタピラ主要構成部は、センタピラアウタ32とセンタピラインナ33のフランジ部同士が一体的に接合された中空体によって構成されている。
センタピラアウタ32の上端部は、ルーフサイドレールスティフナ26のスティフナ延出部56に連結され(図4参照)、その下端部は、サイドシルアウタ42の中央部に連結されている(図2参照)。センタピラアウタ32は、例えば、普通鋼よりも引張強度が優れた高強度鋼板(高張力鋼板)で形成されている。
図5に示されるように、このセンタピラアウタ32は、前側フランジ部48a及び後側フランジ部48bと、前側側壁部50a及び後側側壁部50bと、中央側壁部52とを有する(併せて、図3及び図4参照)。前側フランジ部48aは、車両前方に向かって突出し、車両上下方向に沿って延在している。後側フランジ部48bは、車両後方に向かって突出し、車両上下方向に沿って延在している。中央側壁部52は、車両上下方向に沿って帯状に延在し、車両前方及び車両後方にそれぞれ配置された前側フランジ部48aと後側フランジ部48bとを繋いでいる。
図4に示されるように、ルーフサイドレールスティフナ26は、スティフナ本体部54と、スティフナ本体部54から下方に延出するスティフナ延出部56とを有する。スティフナ本体部54は、ルーフサイドレールアウタ22及びルーフサイドレールインナ24(図3参照)に沿って車両前後方向に延在している。
図5に示されるように、スティフナ延出部56は、一対のスティフナフランジ部58a、58bと、一対のスティフナ側壁部60a、60bと、スティフナ延長壁部62とを有する(併せて、図4参照)。一対のスティフナフランジ部は、スティフナ延長壁部62の車両前側に位置する前側スティフナフランジ部58aと、スティフナ延長壁部62の車両後側に位置する後側スティフナフランジ部58bとを有する。一対のスティフナ側壁部は、前側スティフナフランジ部58aとスティフナ延長壁部62とを繋ぐ前側スティフナ側壁部60aと、後側スティフナフランジ部58bとスティフナ延長壁部62とを繋ぐ後側スティフナ側壁部60bとを有する。
スティフナ延出部56の下端部は、センタピラアウタ32の上端部に内側から重ねられて、例えば、溶接手段等を介して一体的に接合されている。
ルーフサイドレールアウタ22は、レールアウタ本体部68と、レールアウタ本体部68から車両上下方向の下方に向かって延出する下方延長部70とを有する。この下方延長部70は、一対のフランジ部(後記する前側フランジ部72a及び後側フランジ部72b)と、一対の側壁部(後記する前側側壁部74a及び後側側壁部74b)と、延長壁部76とを有する。
図3及び図4に示されるように、一対のフランジ部は、延長壁部76の車両前側に位置する前側フランジ部72aと、延長壁部76の車両後側に位置する後側フランジ部72bとを有する。一対の側壁部は、前側フランジ部72aと延長壁部76とを繋ぐ前側側壁部74aと、後側フランジ部72bと延長壁部76とを繋ぐ後側側壁部74bとを有する。
図4に示されるように、前側側壁部74aの一部下端部78a、後側側壁部74bの一部下端部78b、及び、延長壁部76の下端部78cは、それぞれ、前側フランジ部72aの下端部80a、前側側壁部74aの他部下端部80b、後側フランジ部72bの下端部80c、後側側壁部74bの他部下端部80dよりも車両上下方向の下方にそれぞれ延出している。なお、前側側壁部74aの一部下端部78a、後側側壁部74bの一部下端部78bは、請求項の「一対の側壁部の下端部」として機能するものである。
ルーフサイドレールアウタ22の下方延長部70において、前側フランジ部72aの下端側の一部、及び、前側側壁部74aの下端側の一部は、それぞれ矩形状に切り欠かれた前側切欠部82を有している。また、後側フランジ部72bの下端側の一部、及び、後側側壁部74bの下端側の一部は、それぞれ矩形状に切り欠かれた後側切欠部84を有している。
この前側切欠部82及び後側切欠部84を設けることで、前側側壁部74aの一部下端部78a、後側側壁部74bの一部下端部78b、及び、延長壁部76の下端部78cは、他の部分(前側フランジ部72aの下端部80a、前側側壁部74aの他部下端部80b、後側フランジ部72bの下端部80c、後側側壁部74bの他部下端部80d)と比較して、車両上下方向の下方側に配置されている。また、前側切欠部82には、センタピラアウタ32の前側フランジ部48及び前側側壁部50aが配置される。後側切欠部84には、センタピラアウタ32の後側フランジ部48b及び後側側壁部50bが配置される。
なお、前側側壁部74aの一部下端部78a、後側側壁部74bの一部下端部78b、及び、延長壁部76の下端部78cは、それぞれ、車両上下方向において同じ長さになっている。また、前側フランジ部72aの下端部80aと後側フランジ部72bの下端部80cとは、それぞれ車両上下方向において同じ長さになっている。
ルーフサイドレールアウタ22の下方延長部70と、ルーフサイドレールスティフナ26のスティフナ延出部56とが一体的に接合されてセンタピラ上部が構成されている。下方延長部70とスティフナ延出部56とは、互いに対応する一対のフランジ部同士(前側フランジ部同士、及び、後側フランジ部同士)が、例えば、スポット溶接等によって一体的に接合されている。
延長壁部76の下端部の中央には、下端縁から車両上方に向かって立ち上がるスリット86が形成されている。このスリット86内には、ろう付けされたろうBが充填されている。なお、このスリット86を設けなくてもよい。
スリット86の上方で延長壁部76の中央部には、外側から見て略矩形状を呈するビード88が設けられている。このビード88は、外側に向かって突出する凸部によって形成されている。なお、本実施形態では、ルーフサイドレールアウタ22の下方延長部70にビード88を設けているが、例えば、ルーフサイドレールスティフナ26にビードを設けるようにしてもよい。すなわち、ルーフサイドレールアウタ22又はルーフサイドレールスティフナ26のいずれか一方に、ビード88が設けられていればよい。
図3及び図6に示されるように、ルーフサイドレールアウタ22の下方端縁とセンタピラアウタ32の上方端縁とは、クリアランス90を有して互いに上下方向で対向して配置されている。換言すると、ルーフサイドレールアウタ22の下方端縁とセンタピラアウタ32の上方端縁とは、外部に露出しクリアランス90を介して互いに突き合わされた突き合わせ構造となっている。なお、このクリアランス90には、ろう付けされたろうBが充填されている。
図3及び図5に示されるように、前側フランジ部72aの下端部80a及び後側フランジ部72bの下端部80cとセンタピラアウタ32の上端部との間には、車両前後方向に沿ってクリアランスが形成されている。また、前側側壁部74aの他部下端部80b及び後側側壁部74bの他部下端部80dとセンタピラアウタ32の上端部との間には、車両前後方向に沿ってクリアランスが形成されている。これらのクリアランスには、それぞれ、ダストシーラDが充填されている。
前側側壁部74aの車両前方側縁部と、センタピラアウタ32の車両後方側縁部との間には、車両上下方向に沿ってクリアランスが形成されている。後側側壁部74bの車両後方側縁部と、センタピラアウタ32の車両前方側縁部との間には、車両上下方向に沿ってクリアランスが形成されている。これらのクリアランスは、車両前方及び車両後方にそれぞれ位置し、略平行にそれぞれ対向配置されている。これらのクリアランスには、それぞれ、ダストシーラDが充填されている。
本実施形態に係る車体側部構造が適用された車両の車体側部10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、前側フランジ部72aの下端部80a、後側フランジ部72bの下端部80cよりも、前側側壁部74aの一部下端部78a、後側側壁部74bの一部下端部78b、及び、延長壁部76の下端部78cがそれぞれ車両上下方向で下方に延出している。これにより、本実施形態では、ルーフサイドレールアウタ22の下端とセンタピラアウタ32の上端との間に形成されるクリアランスである3面(図3のF1、F2、F3参照)に対して容易にろう付け加工することができる。
この結果、本実施形態では、外部から目につきやすい必要最小限の部分を容易にろう付けすることができ、各接合面間のバラツキを抑制することができる。換言すると、本実施形態では、ドア側シール部材のドアシール線が通る3面(図3のF1、F2、F3参照)に対してろう付けすることで、必要最小限の部分に対して容易にろう付けすることができる。
このように、本実施形態では、車体の外観意匠性を向上させると共に、分割構成されたセンタピラ16の継ぎ目部分における各接合面間のバラツキを抑制することができる。
本実施形態では、延長壁部76の下端部78cのみならず、前側側壁部74aの一部下端部78a及び後側側壁部74bの一部下端部78bにもろう付けしている。これにより、本実施形態では、車体の外観意匠性を向上させることができると共に、ドア側シール部材が弾接する分割部分の接合面の段差をろう付けされたろうBによって抑制することができる。この結果、本実施形態では、例えば、ルーフサイドレールアウタ22を普通鋼板で形成しセンタピラアウタ32を高強度鋼板で形成した場合であっても、分割部分の接合面における段差を小さくしてドア側シール部材の局部的なシール力の低下を抑制することができる。
本実施形態では、延長壁部76の下端部78cに、車両上下方向に沿って延在するスリット86が設けられている。これにより、本実施形態では、車両前後方向でろう付けされた前側側壁部74aの一部下端部78aと後側側壁部74bの一部下端部78bとの接合面のバラツキを、前側側壁部74aと後側側壁部74bとの間に位置するスリット86によって吸収することができる。
本実施形態では、ルーフサイドレールアウタ22の下方端縁とセンタピラアウタ32の上方端縁とが、クリアランスを有して互いに上下方向で対向して配置された突き合わせ構造となっている。例えば、センタピラアウタ32の強度を向上させるために、センタピラアウタ32を融点が高いホットスタンプ材で形成した場合やセンタピラアウタ32の外面にメッキ処理を施した場合が考えられる。このような場合であっても、本実施形態では、母材であるルーフサイドレールアウタ22の下方端縁及びセンタピラアウタ32の上方端縁が外部に露出している(めっき等が施されていない)ため、ろう付けされたろうBが溶け易くなり、容易にろう付けすることができる。
本実施形態では、ルーフサイドレールアウタ22の下方延長部70(延長壁部76)に外側に向かって突出する矩形状凸部からなるビード88を設けている。これにより、本実施形態では、ルーフサイドレールアウタ22の面剛性を向上させることができる。
また、図7に示されるように、ルーフサイドレールスティフナ26側に外側に向かって膨出する薄肉状の座面92(ビード)を設けることで、ろう付けの際の熱歪の影響を抑制することができる。なお、ルーフサイドレールスティフナ26の座面92の板厚を変える工法としては、例えば、異種鋼板を繋ぎ合せて形成するテーラードブランク(Tailored Blanks)工法等が用いられるとよい。
10 車体側部
16 センタピラ
22 ルーフサイドレールアウタ
26 ルーフサイドレールスティフナ
30 サイドアウタパネル
32 センタピラアウタ
70 下方延長部
72a 前側フランジ部(一対のフランジ部)
72b 後側フランジ部(一対のフランジ部)
74a 前側側壁部(一対の側壁部)
74b 後側側壁部(一対の側壁部)
76 延長壁部
86 スリット
88 ビード
90 クリアランス
B ろう
D ダストシーラ

Claims (5)

  1. 車体の外側に設けられたサイドアウタパネルを有する車体側部構造であって、
    前記サイドアウタパネルは、ルーフの外側に設けられたルーフサイドレールアウタと、センタピラの外側に設けられたセンタピラアウタとを備え、
    前記ルーフサイドレールアウタは、下方に延びる下方延長部を有し、
    前記下方延長部は、該下方延長部の車両前方側及び車両後方側にそれぞれ位置する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部から車幅方向外側にそれぞれ延びる一対の側壁部と、前記一対の側壁部の間に位置し前記一対の側壁部を繋ぐ延長壁部とを有し、
    前記一対の側壁部の下端部、及び、前記延長壁部の下端部は、それぞれ、前記各フランジ部の下端部よりも車両上下方向の下方に延出していることを特徴とする車体側部構造。
  2. 請求項1記載の車体側部構造において、
    前記各フランジ部と、前記各側壁部と、前記延長壁部とは、ろう及びダストシーラにより連続して前記センタピラアウタに接合されていることを特徴とする車体側部構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車体側部構造において、
    前記延長壁部の下端部には、車両上下方向に沿って延在するスリットが設けられていることを特徴とする車体側部構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の車体側部構造において、
    前記ルーフサイドレールアウタの下方端縁と前記センタピラアウタの上方端縁とは、クリアランスを有して互いに上下方向で対向して配置され、
    前記クリアランスには、ろうが充填されていることを特徴とする車体側部構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の車体側部構造において、
    前記ルーフサイドレールアウタの内側には、ルーフサイドレールスティフナが配置され、
    前記ルーフサイドレールアウタ又は前記ルーフサイドレールスティフナのいずれか一方には、ビードが設けられていることを特徴とする車体側部構造。
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