JP6731327B2 - ドアフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、ドアフレームに関する。
特許文献1に記載の車両用のドアフレームが知られている。このドアフレームはアウタ部材と、アウタ部材に溶接されたインナ部材とを有している。溶接個所において、アウタ部材は、開口を有する折り返し部を有している。インナ部材の延出部の縁部が、折り返し部の開口部に挿入されている。延出部の縁部の先端面に設けられた突起部が折り返し部の対向部に溶接されている。
特開2013−121754号公報
特許文献1のドアフレームにおいて、インナ部材は延出部の縁部の先端面のみでアウタ部材に溶接されている。このため、インナ部材のアウタ部材に対する溶接強度を高めることが難しかった。
そこで本発明は、インナ部材のアウタ部材に対する溶接強度の高い車両用のドアフレームを提供することを目的とする。
本発明にかかるドアフレームは、
ガラスランが収容されるガラスラン収容部を有する車両用のドアフレームであって、
アウタ部材と、前記アウタ部材に溶接されたインナ部材を有し、
前記ガラスラン収容部の延びる長手方向に沿って、前記アウタ部材のアウタ接合部と前記インナ部材のインナ接合部とが複数の溶接個所で溶接されており、
前記長手方向に直交する断面において、
前記インナ接合部は、インナ内面と、前記インナ内面よりも前記ドアフレームの外方に位置するインナ外面と、前記インナ内面と前記インナ外面とを接続するインナ側面とを有し、
前記アウタ接合部は少なくとも、前記インナ内面に隙間を介して向かい合うアウタ内面と、前記インナ側面に向かい合うアウタ側面と、を有し、
少なくとも一つの前記溶接個所において、前記インナ接合部の外縁にインナ切欠きが設けられ、前記インナ切欠きによって前記インナ側面と前記アウタ側面との間に前記ドアフレームの外方から内方へ連通する溶接通路が形成されており、
少なくとも前記溶接通路を埋めるように形成された溶接ビードが、前記インナ外面、前記インナ側面、前記インナ内面、前記アウタ側面および前記アウタ内面に付着している。
本発明に係るドアフレームによれば、インナ部材のインナ接合部は、インナ外面、インナ側面、インナ内面の3つの面でアウタ部材のアウタ接合部に溶接されているため、インナ部材のアウタ部材に対する溶接強度を高めることができる。
上記本発明に係るドアフレームにおいて、
前記アウタ接合部は、前記アウタ側面から連続し前記インナ外面と向かい合うように延びるアウタ折り返し部を有し、
前記少なくとも一つの溶接個所において前記溶接通路を埋めるように形成された前記溶接ビードが、前記アウタ折り返し部にも付着していてもよい。
本発明に係るドアフレームによれば、溶接ビードが折り返し部にも付着するため、さらにインナ部材とアウタ部材との溶接強度を高めることができる。
上記本発明に係るドアフレームにおいて、
前記アウタ折り返し部の外縁であって前記インナ切欠きと少なくとも重なる位置にアウタ切欠きが設けられていてもよい。
本発明に係るドアフレームによれば、溶接通路の開口がドアフレームの外部に露出するため、溶接作業が容易になる。
上記本発明に係るドアフレームにおいて、
前記アウタ切欠きをなす一対の側部が前記インナ外面に向かって屈曲されていてもよい。
本発明に係るドアフレームによれば、一対の側部が外方に突き出ないのでアウタ部材の取り扱いが容易になる。
上記本発明に係るドアフレームにおいて、
前記アウタ切欠きの前記長手方向の寸法が、前記インナ切欠きの前記長手方向の寸法より大きくてもよい。
本発明に係るドアフレームによれば、アウタ部材とインナ部材のそれぞれに寸法のバラツキが生じていても、溶接通路の開口をドアフレームの外方に露出させやすい。
上記本発明に係るドアフレームにおいて、
前記溶接ビードが、前記インナ外面に向かって屈曲された前記一対の側部と前記インナ外面との間にも存在していてもよい。
本発明に係るドアフレームによれば、屈曲された一対の側部によって、アウタ折り返し部とインナ外面との離間距離が縮まっており、少量の溶接ビードでアウタ折り返し部とインナ外面とを溶接でき、溶接強度が高まる。
上記本発明に係るドアフレームにおいて、
前記溶接ビードの前記長手方向の寸法が前記アウタ切欠きの前記長手方向の寸法より大きくてもよい。
本発明に係るドアフレームによれば、アウタ切欠きを形作る縁部の全体がインナ部材に溶接されるため、溶接強度が高まる。
本発明によれば、インナ部材のアウタ部材に対する溶接強度の高い車両用のドアフレームを提供することができる。
ドアフレームを有する前部座席用の側面ドアの車内側から見た側面図である。 ドアフレームを構成する立柱サッシュの斜視図である。 図2におけるIII−III断面図である。 図3における溶接接合部の拡大図である。 互いに接合されるアウタ接合部及びインナ接合部の斜視図である。 図3におけるVI矢視図である。 溶接接合部の変形例を示す図であって、(a)はアウタ折り返し部のないアウタ接合部及びインナ接合部の断面図、(b)はアウタ切欠きのないアウタ接合部及びインナ接合部の断面図である。
以下、本発明に係るドアフレームの実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、ドアフレーム10を有する前部座席用の側面ドア11の車内側から見た側面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るドアフレーム10は、自動車の前部座席用の側面ドア11を構成する。ドアフレーム10は、ドアパネル12(図1中二点鎖線で示す)の上部に枠状に形成されている。ドアガラス17は、ドアパネル12の上縁部とドアフレーム10の内縁部とで囲まれる窓開口16内で昇降する。
ドアフレーム10の内周側には、弾性材からなるガラスラン28が配設されている。ドアガラス17の縁部がガラスラン28により保持される。ガラスラン28は、車内へ水や埃等が侵入するのを防止する。
ドアフレーム10は、ドア上縁部を形成するアッパサッシュ18と、ドアパネル12の後部から上方へ延設された立柱サッシュ20とを備えている。アッパサッシュ18の後端部と立柱サッシュ20の上端部がドアコーナー部21で接合されている。
アッパサッシュ18の前方下部はミラーブラケット25を介してドアパネル12に固定されている。立柱サッシュ20の下部はロックブラケット26を介してドアパネル12に固定されている。なお、ミラーブラケット25とロックブラケット26に対して、車両前後方向に延びるベルトラインリンフォース(図示略)が固定される。
側面ドア11を閉じたとき、アッパサッシュ18は、図示しない車両ボディのルーフパネルのドア開口部に沿って位置され、立柱サッシュ20は、車両ボディのセンターピラーに沿って位置される。アッパサッシュ18と立柱サッシュ20の外周側には弾性材からなるウェザストリップ(図示略)が配設されている。側面ドア11を閉じるとウェザストリップが弾性変形して、側面ドア11と車両ボディの間を液密に塞ぐ。
図2は、ドアフレーム10を構成する立柱サッシュ20の斜視図である。図2に示すように、ドアフレーム10の立柱サッシュ20は、アウタ部材30と、インナ部材50とを組み合わせて構成されている。
アウタ部材30は、例えば、板状の金属材料(例えば鉄、アルミ、SUS)をロール成形して長尺材として形成される。インナ部材50は、アウタ部材30と同様の板状の金属材料(例えば鉄、アルミ、SUS)をプレス成形して長尺材として形成される。インナ部材50は、長手方向に間隔をあけた複数の溶接個所Wでアウタ部材30に溶接されて一体化されている。
図3は、図2におけるIII−III断面図である。図3に示すように、アウタ部材30は、溝状のガラスラン収容部31を形成する溝形成部32を有している。溝形成部32のガラスラン収容部31には、ガラスラン28が嵌め込まれて収容されている。
インナ部材50は、断面形状が略U字形の本体部51と、本体部51より延出する延出部52と、延出部52から折曲して外部に露出する意匠部53とを有している。
アウタ部材30において、溝形成部32の車室側の縁部がアウタ接合部35とされている。インナ部材50において、本体部51の延出部52と反対側の壁部がインナ接合部55とされている。インナ部材50は、インナ接合部55が、アウタ部材30のアウタ接合部35に対して、互いに長手方向に間隔をあけて設けられた複数の溶接個所Wで溶接されている。つまり、ドアフレーム10は、長手方向の複数の溶接個所Wで溶接ビードWBによってアウタ部材30にインナ部材50が接合される溶接接合部70を有している。
次に、アウタ部材30のアウタ接合部35とインナ部材50のインナ接合部55とが溶接されて接合される溶接接合部70の構造について説明する。
図4は、図3における溶接接合部70の拡大図である。図4に示すように、溶接接合部70では、長手方向に直交する断面において、インナ接合部55は、インナ内面56と、インナ内面56よりもドアフレーム10の外方に位置するインナ外面57と、インナ内面56とインナ外面57とを接続するインナ側面58とを有している。なお、ここでいうドアフレーム10の外方とは、アウタ部材30とインナ部材50が構成する閉空間Cの外側に向かう方向を言う。図4のようにフロント側面ドアの場合には、図4における左方が、ドアフレーム10の外方に該当する。なお、リア側面ドアの場合には、図4と左右対称の断面形状となり、車体フレーム10の外方はフロント側面ドアの図4と逆になる。
また、アウタ接合部35は、インナ内面56に隙間を介して向かい合うアウタ内面36と、インナ側面58に向かい合うアウタ側面37と、を有している。アウタ内面36は、アウタ接合部35の縁部近傍をドアフレーム10の内方で折り返すことで形成されている。インナ接合部55の少なくとも一部は、アウタ接合部35に対して、インナ側面58とアウタ側面37との間に隙間をあけて配置されている。なお、インナ側面58のうち、インナ接合部55以外の部位はアウタ側面37に隙間なく突き当てられている。これにより、水の侵入などが効果的に抑制されている。もっとも、インナ側面58のうちインナ接合部55以外の部位はアウタ側面37に隙間なく突き当てられていなくてもよい。
図5は、互いに接合されるアウタ接合部35及びインナ接合部55の斜視図である。図6は、図3におけるVI矢視図である。図5及び図6に示すように、溶接接合部70では、溶接個所Wにおいて、インナ接合部55の外縁にインナ切欠き59が設けられている。インナ切欠き59によって、インナ側面58とアウタ側面37との間にドアフレーム10の外方から内方へ連通する溶接通路WPが形成されている。また、アウタ接合部35には、その縁部をドアフレーム10の内方へ折り曲げることによりアウタ折り返し部38が形成されている。このアウタ折り返し部38は、アウタ側面37から連続してインナ外面57と向かい合うように延びている。
この溶接接合部70では、インナ側面58とアウタ側面37との間に形成された溶接通路WPが溶接ビードWBによって埋められている。この溶接通路WPを埋めるように形成された溶接ビードWBは、インナ外面57、インナ側面58、インナ内面56、アウタ折り返し部38、アウタ側面37およびアウタ内面36に付着している。
アウタ接合部35には、アウタ折り返し部38の外縁に、アウタ切欠き39が形成されている。アウタ切欠き39は、インナ切欠き59と重なる位置に設けられている。これにより、溶接接合部70では、溶接前において、溶接通路WPの開口が、ドアフレーム10の外部に露出される。
また、アウタ切欠き39をなす一対の側部40が、インナ外面57に向かって屈曲されている。これにより、この屈曲された一対の側部40によって、アウタ折り返し部38とインナ外面57との離間距離が縮められている。また、一対の側部40が外側に向かって突出しないので、アウタ部材30の取り扱いが容易になる。なお、溶接個所Wにおいて、溶接ビードWBは、インナ外面57に向かって屈曲された一対の側部40とインナ外面57との間にも存在している。
また、インナ切欠き59の長手方向の寸法L1に対して、アウタ切欠き39の長手方向の寸法L2が大きくされている。長手方向において、インナ切欠き59は、アウタ切欠き39内に配置されている。
また、溶接ビードWBは、その長手方向の寸法Lwが、アウタ切欠き39の長手方向の寸法L2より大きくされている。これにより、アウタ切欠き39を形作る縁部の全体がインナ部材50に溶接されることとなる。
ドアフレーム10を作製すべく、アウタ部材30のアウタ接合部35にインナ部材50のインナ接合部55を接合するには、まず、アウタ接合部35の所定位置にインナ接合部55を配置させ、アウタ接合部35のアウタ切欠き39内にインナ接合部55のインナ切欠き59を配置させる。
この状態で、アウタ部材30の外側からインナ切欠き59によって形成されて開口が外部に露出された溶接通路WPを溶接ビードWBで埋めるように溶接を行う。この溶接作業をそれぞれの溶接個所Wで行う。このようにすると、各溶接個所Wでアウタ部材30に対してインナ部材50が接合され、アウタ部材30とインナ部材50とが一体化されたドアフレーム10が得られる。
なお、インナ接合部55とアウタ接合部35とは、十分な量の溶接ビードWBを形成するために、MAG(Metal Active Gas)溶接、MIG(Metal Inert Gas)溶接またはTIG(Tungsten Inert Gas)溶接で接合することが好ましい。
以上、説明したように、本実施形態に係るドアフレーム10によれば、溶接個所Wにおいて、インナ接合部55の外縁にインナ切欠き59を設けることで形成された溶接通路WPが溶接ビードWBで埋められている。したがって、インナ部材50のインナ接合部55は、インナ外面57、インナ側面58、インナ内面56の3つの面でアウタ部材30のアウタ接合部35に溶接されているため、インナ部材50のアウタ部材30に対する溶接強度を高くできる。
特に、本実施形態に係るドアフレーム10によれば、溶接ビードWBがアウタ接合部35のアウタ折り返し部38にも付着するため、インナ部材50とアウタ部材30との溶接強度をさらに高めることができる。
なお、溶接ビードWBが、アウタ折り返し部38の側面や外面にまで付着していれば、インナ部材50とアウタ部材30との溶接強度をさらに高めることができる。
また、本実施形態に係るドアフレーム10によれば、アウタ折り返し部38の外縁においてインナ切欠き59と重なる位置にアウタ切欠き39を設けたので、溶接通路WPの開口がドアフレーム10の外部に露出し、溶接作業が容易になる。
また、本実施形態に係るドアフレーム10によれば、アウタ切欠き39の一対の側部40をインナ外面57に向かって屈曲させている。したがって、この一対の側部40が外方に突き出ないので、アウタ部材30の取り扱いが容易になる。
さらに、本実施形態に係るドアフレーム10によれば、アウタ切欠き39の長手方向の寸法L2が、インナ切欠き59の長手方向の寸法L1より大きい。このため、アウタ部材30とインナ部材50のそれぞれに寸法のバラツキが生じていても、溶接通路WPの開口をドアフレーム10の外方に露出させやすい。
また、本実施形態に係るドアフレーム10によれば、屈曲された一対の側部40によって、アウタ折り返し部38とインナ外面57との離間距離が縮まっている。このため、少量の溶接ビードWBでアウタ折り返し部38とインナ外面57とを溶接でき、溶接強度が高まる。
また、本実施形態に係るドアフレーム10によれば、溶接ビードWBの長手方向の寸法Lwがアウタ切欠き39の長手方向の寸法L2より大きくされている。これにより、アウタ切欠き39を形作る縁部の全体がインナ部材50に溶接されるため、溶接強度が高まる。
なお、上記実施形態では、アウタ部材30のアウタ接合部35にアウタ切欠き39を有するアウタ折り返し部38を設けたが、ドアフレーム10は、アウタ接合部35にアウタ折り返し部38及びアウタ切欠き39が設けられたものに限定されない。
例えば、図7(a)に示すように、アウタ接合部35は、アウタ折り返し部38がないものでもよい。このドアフレーム10においても、溶接通路WPが溶接ビードWBで埋められているので、インナ部材50のインナ接合部55は、インナ外面57、インナ側面58、インナ内面56の3つの面でアウタ部材30のアウタ接合部35に溶接され、インナ部材50のアウタ部材30に対する溶接強度を高くできる。
また、図7(b)に示すように、アウタ接合部35は、アウタ切欠き39のないアウタ折り返し部38を設けたものでもよい。このドアフレーム10においても、溶接通路WPが溶接ビードWBで埋められ、この溶接ビードWBがアウタ折り返し部38にも付着するため、インナ部材50のアウタ部材30に対する溶接強度をより高くできる。
なお、上記実施形態では、ドアフレーム10の立柱サッシュ20における溶接個所Wの構造を例示して説明したが、ドアフレーム10のアッパサッシュ18においても同様の構造でアウタ部材30とインナ部材50とを溶接しても良い。
また、上記実施形態のドアフレーム10の溶接構造は、アウタ部材30のアウタ接合部35とインナ部材50のインナ接合部55との接合箇所の全てに適用しても良く、また、接合箇所の少なくとも一か所に適用してもよい。
さらに、アウタ部材30とインナ部材50とが接合される溶接接合部70は、ガラスラン収容部31の一部を形成するものでもよく、また、ガラスラン収容部31から離れた箇所であってもよい。
10:ドアフレーム
20:立柱サッシュ
21:ドアコーナー部
25:ミラーブラケット
26:ロックブラケット
28:ガラスラン
30:アウタ部材
31:ガラスラン収容部
32:溝形成部
35:アウタ接合部
36:アウタ内面
37:アウタ側面
38:アウタ折り返し部
39:アウタ切欠き
40:両側部
50:インナ部材
51:本体部
52:延出部
53:意匠部
55:インナ接合部
56:インナ内面
57:インナ外面
58:インナ側面
59:インナ切欠き
70:溶接接合部
W:溶接個所
WB:溶接ビード
WP:溶接通路

Claims (7)

  1. ガラスランが収容されるガラスラン収容部を有する車両用のドアフレームであって、
    アウタ部材と、前記アウタ部材に溶接されたインナ部材を有し、
    前記ガラスラン収容部の延びる長手方向に沿って、前記アウタ部材のアウタ接合部と前記インナ部材のインナ接合部とが複数の溶接個所で溶接されており、
    前記長手方向に直交する断面において、
    前記インナ接合部は、インナ内面と、前記インナ内面よりも前記ドアフレームの外方に位置するインナ外面と、前記インナ内面と前記インナ外面とを接続するインナ側面とを有し、
    前記アウタ接合部は少なくとも、前記インナ内面に隙間を介して向かい合うアウタ内面と、前記インナ側面に向かい合うアウタ側面と、を有し、
    少なくとも一つの前記溶接個所において、前記インナ接合部の外縁にインナ切欠きが設けられ、前記インナ切欠きによって前記インナ側面と前記アウタ側面との間に前記ドアフレームの外方から内方へ連通する溶接通路が形成されており、
    少なくとも前記溶接通路を埋めるように形成された溶接ビードが、前記インナ外面、前記インナ側面、前記インナ内面、前記アウタ側面および前記アウタ内面に付着している、ドアフレーム。
  2. 前記アウタ接合部は、前記アウタ側面から連続し前記インナ外面と向かい合うように延びるアウタ折り返し部を有し、
    前記少なくとも一つの溶接個所において前記溶接通路を埋めるように形成された前記溶接ビードが、前記アウタ折り返し部にも付着している、請求項1に記載のドアフレーム。
  3. 前記アウタ折り返し部の外縁であって前記インナ切欠きと少なくとも重なる位置にアウタ切欠きが設けられている、請求項2に記載のドアフレーム。
  4. 前記アウタ切欠きをなす一対の側部が前記インナ外面に向かって屈曲されている、請求項3に記載のドアフレーム。
  5. 前記アウタ切欠きの前記長手方向の寸法が、前記インナ切欠きの前記長手方向の寸法より大きい、請求項3または4に記載のドアフレーム。
  6. 前記溶接ビードが、前記インナ外面に向かって屈曲された前記一対の側部と前記インナ外面との間にも存在している、請求項4または5に記載のドアフレーム。
  7. 前記溶接ビードの前記長手方向の寸法が前記アウタ切欠きの前記長手方向の寸法より大きい、請求項3から6のいずれか一項に記載のドアフレーム。
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