JP2019045807A - 駆動伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】退避動作する駆動側カップリングが外歯の構成に比べて、正規の位置で噛み合い動作が行われない場合の歯面の破損を抑制することができる駆動伝達装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】駆動源から駆動力を受けて回転軸の廻りに回転する出力ギアと、出力ギアと噛合するとともに、被駆動体と噛合する第1内歯を有し被駆動体に噛合する噛合位置および噛合位置から回転軸方向に退避する退避位置に移動可能に噛合して回転駆動力を伝達する伝達部材と、を備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、駆動伝達装置及び画像形成装置に関する。
一の機械要素と、一の機械要素の軸部に対して連結、解除可能に取り付ける他の機械要素との間に介在し、両機械要素を連結、解除可能に連結するカップリング体を用いるカップリング構造であって、カップリング体は、一の機械要素の軸部への連結部分と、他の機械要素への連結部分それぞれにインボリュートスプラインを設けてなり、一の機械要素と他の機械要素は、カップリング体との連結部分にインボリュートスプラインを設けてなる
カップリング構造が知られている(特許文献1)。
駆動源によって駆動される出力ギアと、出力ギアに進退可能に噛合し被駆動体に回転駆動力を伝達する伝達部材と、出力ギアに同軸上に設けられ伝達部材を進退方向に案内する案内部と、出力ギアと伝達部材との間で伝達部材の出力ギアから被駆動体側への移動を制限する係止部材と、を備えた画像形成装置も知られている(特許文献2)。
特開2013−140206号公報 特開2017−26706号公報
本発明は、退避動作する駆動側カップリングが外歯の構成に比べて、正規の位置で噛み合い動作が行われない場合の歯面の破損を抑制することができる駆動伝達装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の駆動伝達装置は、
駆動源から駆動力を受けて回転軸の廻りに回転する出力ギアと、
前記出力ギアと噛合するとともに、被駆動体と噛合する第1内歯を有し前記被駆動体に噛合する噛合位置および前記噛合位置から前記回転軸方向に退避する退避位置に移動可能に噛合して回転駆動力を伝達する伝達部材と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の駆動伝達装置において、
前記伝達部材は、前記出力ギアと噛合する第2内歯を有する、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の駆動伝達装置において、
前記伝達部材は、前記被駆動体との噛合いが解除される位置まで移動するように押圧される被押圧部が移動方向における前記出力ギア側に設けられている、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の駆動伝達装置において、
前記被押圧部は、前記伝達部材が前記被駆動体との噛合いが解除される位置まで移動した際に前記伝達部材の移動方向において前記出力ギアが前記伝達部材と噛合する範囲に位置するように設けられている、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の駆動伝達装置において、
前記伝達部材は、前記出力ギアと噛合する前記第2内歯が形成された領域と前記被駆動体と噛合する前記第1内歯が形成された領域を分割する仕切り部を有しない、
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の駆動伝達装置において、
前記出力ギアは、画像形成装置本体に設けられた駆動源から駆動力を受けて回転駆動する駆動出力軸とピン結合されて回転駆動力を伝達されるとともにスナップフィットで係合して前記伝達部材の移動方向において固定されている、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の駆動伝達装置において、
前記伝達部材は、前記画像形成装置本体に係合して前記被駆動体側への移動を規制する鍔部を有する、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の駆動伝達装置において、
前記出力ギア及び前記被駆動体は外歯スプライン歯を有し、前記伝達部材の前記第1内歯及び第2内歯が前記外歯スプラインと噛合する内歯スプラインである、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項9記載の画像形成装置は、
画像形成装置本体に対して駆動出力軸の軸方向と交差する方向に着脱可能な回転体と、
前記回転体に駆動源からの回転駆動力を伝達する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の駆動伝達装置と、備えた、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、退避動作する駆動側カップリングが外歯の構成に比べて、正規の位置で噛み合い動作が行われない場合の歯面の破損を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、伝達部材の移動方向の長さを短くすることができる。
請求項3、4に記載の発明によれば、被押圧部が移動方向における被駆動体側に設けられている構成に比べて、伝達部材の移動を安定化することができる。
請求項5に記載の発明によれば、伝達部材の移動方向の長さを短くすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、出力ギアの脱落を防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、伝達部材の脱落を防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、インボリュートスプライン歯でない構成に比べて、被駆動体に大きな回転駆動力を円滑に伝達することができる。
請求項9に記載の発明によれば、正規の位置で噛み合い動作が行われない場合の歯面の破損を抑制することができる。
画像形成装置の内部構成を示す断面模式図である。 定着装置の装置本体への取り付けを示す平面模式図である。 駆動伝達装置と定着装置との連結を示す平面模式図である。 (a)は第1実施形態に係る駆動伝達装置の入力ギア側に視点をおいた分解斜視図、(b)は出力ギア側に視点をおいた分解斜視図、(c)は駆動伝達装置の構成を示す断面模式図である。 (a)は第2実施形態に係る駆動伝達装置の出力ギア側に視点をおいた分解斜視図、(b)は被駆動体側に視点をおいた分解斜視図、(c)第2実施形態に係る駆動伝達装置の構成を示す断面模式図である。 (a)は第2実施形態に係るカップリングの断面模式図。(b)は比較例に係るカップリングの断面模式図である。 第2実施形態に係る駆動伝達装置におけるカップリングのスライド移動を示す図である。 (a)は変形例1に係るカップリングを示す断面模式図、(b)は変形例1に係るカップリングが噛合位置に移動した状態を示す断面模式図、(c)は変形例1に係るカップリングが退避位置に移動した状態を示す断面模式図である。 (a)は変形例2に係るカップリングを示す斜視図、(b)は断面模式図である。 (a)は変形例2に係るカップリングの保持構造を示す断面模式図、(b)は保持部材の一例を示す斜視図である。 変形例2に係るカップリングの他の保持構造を示す斜視図である。 (a)は変形例3に係る出力ギアを示す斜視図、(b)は変形例3に係るカップリングを示す断面模式図である。 変形例3に係るカップリングの保持構造を示す断面模式図である。 比較例の駆動伝達装置と定着装置との連結を示す平面模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
「第1実施形態」
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
(1.1)画像形成装置の全体構成
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の底部に装着された給紙装置20と、操作表示部30と、画像処理部40と、を備えて構成されている。
画像形成部10は、システム制御装置11、露光装置LH、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16、定着装置17、を備えて構成され、画像処理部40から受け取った画像情報を給紙装置20から送り込まれた用紙P上にトナー像として形成する。
画像形成部10の底部には、用紙トレイ21、22を有する給紙装置20が設けられ、更に給紙装置20の下方には、上下方向に多段(本実施形態においては2段)に配置され、用紙Pを収容する用紙トレイT1、T2からなるトレイモジュールTMが接続されて画像形成部10に対する用紙供給を行う。
すなわち、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙を収容する複数のトレイを備えており、これら複数のトレイのいずれか一つから繰り出した用紙を画像形成部10に対して供給するように構成されている。
操作表示部30は、いわゆるユーザインタフェースに相当するもので、具体的には液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成され各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられる。
画像処理部40は、外部機器から送信された印刷情報から画像データを生成する。
(1.2)画像形成部10の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて給紙装置20又はトレイモジュールTMのうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙Pが画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、給紙装置20の上方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する感光体ドラム31を備えている。露光装置LHにより静電潜像が形成されたそれぞれの感光体ドラム31上には、それぞれの現像装置14によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像が形成される。
転写装置15は、各感光体ユニット13の感光体ドラム31上に形成された各色トナー像が多重転写される像保持体としての中間転写ベルト51、各感光体ユニット13にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ52を備えている。
用紙搬送装置16は、給紙装置20から繰り出された用紙Pの姿勢を補正して二次転写のタイミングに合わせて用紙Pを二次転写部TRへ送り込むレジストローラ対24の従動ローラ24bと、中間転写ベルト51上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ローラ62とを備えている。また、転写されたトナー像が保持された用紙Pは搬送ガイドを介して定着装置17の定着ニップ部NFへ案内される。
各感光体ユニット13の感光体ドラム31上に形成された各色トナー像は、システム制御装置11により制御される電源装置から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ52により中間転写ベルト51上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、中間転写ベルト51の移動に伴って二次転写部TRに搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせてレジストローラ対24から用紙Pが二次転写部TRに供給される。
そして、二次転写ローラ62には、システム制御装置11により制御される電源装置から所定の転写電圧が印加され、レジストローラ対24から送り出された用紙Pに中間転写ベルト151上の多重トナー像が一括転写される。
定着装置17は、加熱モジュール71と加圧モジュール72を有し、加熱モジュール71と加圧モジュール72の圧接領域によって定着ニップ部NF(定着領域)が形成される。二次転写部TRにおいてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイド65を経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の加熱モジュール71と加圧モジュール72により、加熱と圧着の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、切替ゲートG1にガイドされ、第1排出ローラ対73から画像形成装置1上面の排紙トレイ部TR1に排出・収容される。また、両面印刷のために反転したり、画像記録面を上側にして排出する場合は、切替ゲートG1で搬送方向が切り替えられる。
(2)駆動伝達装置
図2は定着装置17の装置本体への取り付けを示す平面模式図、図3は駆動伝達装置100と定着装置17との連結を示す平面模式図、図4(a)は駆動伝達装置100の出力ギア側に視点をおいた分解斜視図、(b)は駆動伝達装置100の構成を示す断面模式図、図14は比較例の駆動伝達装置300と定着装置17との連結を示す平面模式図である。以下、図面を参照しながら駆動伝達装置100の構成と動作について説明する。
(2.1)駆動伝達装置と定着装置との連結
回転体の一例としての定着装置17は、図2に示すように、装置本体に対して加圧モジュール17bの回転軸(c−c線 参照)方向と交差(直交)する方向(図1におけるX方向:図2中 矢印R参照)から取り付けられて、取り付け位置で駆動伝達装置100と連結されることで回転駆動力を受ける構成になっている。
定着装置17は、図3に示すように、一端に駆動伝達装置100と噛合して回転駆動される被駆動体の一例としての入力ギア171を備えている。駆動伝達装置100は、伝達部材の一例としてのカップリング130が入力ギア171に噛合する噛合位置および噛合位置から回転軸方向(図1にけるY方向:図3中 矢印R参照)に退避する退避位置との間で進退することで、入力ギア171と噛合して回転駆動を伝達し、また、入力ギア171との噛合を解除する。
図14に示すように、比較例の駆動伝達装置300は外歯構成のカップリング310を有して、定着装置17は内歯構成の入力ギア172を備えている。このような比較例の駆動伝達装置300においては、定着装置17を装置本体に取り付ける際に、カップリング310が退避位置に確実に移動していない場合には、定着装置17の端部がカップリング310の外歯と干渉してカップリング310の歯面を破損させる虞があった。
(2.2)駆動伝達装置の構成
駆動伝達装置100は、図4に示すように、出力シャフト110と、出力ギア120と、出力シャフト110の回転駆動を出力ギア120に伝達する平行ピン111と、出力ギア120及び入力ギア171に回転軸方向に進退することで噛合するカップリング130と、出力ギア120とカップリング130との間でカップリング130を入力ギア171に向けて付勢する弾性部材140と、から構成されている。
出力シャフト110は、駆動モータMの回転駆動力を歯車列G(図3参照)を介して回転駆動される金属製の軸部材である。
出力シャフト110には、基端部と先端部にピン穴112が設けられ、基端部のピン穴112には平行ピン111が挿通されて駆動モータMの回転駆動力を伝達される。先端部のピン穴112には平行ピン111が挿通されて出力ギア120の底面に形成されたピン溝121に嵌まり込むことで出力ギア120に回転駆動力を伝達する。
出力シャフト110の先端側には、小径となった周方向の溝部113が形成され、出力ギア120の内面に形成されたアンダーカット部125にスナップフィット結合することで、出力ギア120の回転軸方向の抜け止めを構成している(図4(c)参照)。
出力ギア120は、一端側が開口した中空の円筒部材で、中空内面にはカップリング130と噛合してカップリング130に回転駆動力を伝達する内歯122を有している。開口と反対側の底面外側にはピン溝121が形成され、出力シャフト110に挿通された平行ピン111が嵌まり込んで出力シャフト110から回転駆動力を受ける。
カップリング130は、出力ギア120の内歯122と噛合する第1伝達部131と、被駆動体としての入力ギア171と噛合する第2伝達部132と、を有している。
第1伝達部131の外周部には、出力ギア120の内周部に形成された内歯122と噛合する外歯131aが形成され、第2伝達部132の内周部には、入力ギア171と噛合する内歯132aが形成されている。カップリング130の外周部で第1伝達部131と第2伝達部132の境界部には円環状の鍔部133が形成されている。鍔部133はカム部材150(図2、図3参照)と接触して押圧されることで、退避位置にスライド移動する。
出力ギア120の内歯122、カップリング130の外歯131a及び内歯132aはインボリュートスプライン歯として形成されている。内歯122と外歯131a、内歯132aと入力ギア171の外歯171aは、それぞれ同一モジュールで形成されることで互いに噛合するようになっている。尚、外歯131aと内歯132aは、同一モジュールであっても、異なるモジュールであってもよい。
このようなインボリュートスプライン歯を有するカップリング130は、大きな回転トルクを伝達できるとともに、構造的に調心性に優れ、定着装置17を装置本体に取り付けた際に、入力ギア171とカップリング130の軸のずれが発生した場合にも、ずれを吸収して回転駆動力を伝達することができる。
このように構成される駆動伝達装置100は、定着装置17の入力ギア171に対して進退するカップリング130の入力ギア171側が内歯で構成されているために、定着装置17を装置本体に取り付ける際に、定着装置17の端部がカップリング130と干渉した場合でもカップリング130の内歯132aと接触することはなく、カップリング130の破損を抑制することができる。
「第2実施形態」
図5(a)は駆動伝達装置100Aの出力ギア側に視点をおいた分解斜視図、(b)は被駆動体側に視点をおいた分解斜視図、(c)は駆動伝達装置100Aの構成を示す断面模式図、図6(a)はカップリング130Aの断面模式図。(b)は比較例に係るカップリング330Aの断面模式図、図7は駆動伝達装置100Aにおけるカップリング130Aのスライド移動を示す図である。
本実施形態に係る駆動伝達装置100Aは、カップリング130Aが出力ギア120Aと噛合する第1伝達部131Aが内歯131Aaを有している点で、第1実施形態に係る駆動伝達装置100と異なっている。
以下、図面を参照しながら駆動伝達装置100Aについて説明するが、第1実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
駆動伝達装置100Aは、図5に示すように、出力シャフト110と、出力ギア120Aと、出力シャフト110の回転駆動を出力ギア120Aに伝達する平行ピン111と、出力ギア120A及び入力ギア171に回転軸方向に進退することで噛合するカップリング130Aと、出力ギア120Aとカップリング130Aとの間でカップリング130を入力ギア171に向けて付勢する弾性部材140Aと、から構成されている。
出力ギア120Aは、外周部にカップリング130Aと噛合してカップリング130Aに回転駆動力を伝達する外歯122Aを有している。外歯122Aと反対側の底面にはピン溝121Aが形成され、出力シャフト110に挿通された平行ピン111が嵌まり込んで出力シャフト110から回転駆動力を受ける。
ピン溝121Aが形成された底面には外周方向に突出する鍔部123が形成され、出力ギア120Aとカップリング130Aとの間に配置されてカップリング130Aを入力ギア171に向かって付勢する弾性部材140の一端を支持する。
カップリング130Aは、出力ギア120の外歯122Aと噛合する第1伝達部131Aと、被駆動体としての入力ギア171と噛合する第2伝達部132と、を有している。
第1伝達部131Aの内面には、出力ギア120の外周部に形成された外歯122Aと噛合する内歯131Aaが形成され、第2伝達部132の内周部には、入力ギア171と噛合する内歯132aが形成されている。
カップリング130Aの外周部には円環状の鍔部133が形成されている。鍔部133はカム部材150(図2、図3参照)と接触して押圧されることで、退避位置にスライド移動する。
出力ギア120Aの外歯122A、カップリング130Aの内歯131Aa及び内歯132aはインボリュートスプライン歯として形成されている。外歯122Aと内歯131Aa、内歯132aと入力ギア171の外歯171aは、それぞれ同一モジュールで形成されることで互いに噛合するようになっている。尚、内歯131Aaと内歯132aは、同一モジュールであっても、異なるモジュールであってもよい。
このように構成される駆動伝達装置100Aにおいては、カップリング130Aの第1伝達部131A及び第2伝達部132は、ともに内歯としてカップリング130Aの内面に形成されている。
そのために、退避位置へのスライド移動の際に、カム部材150と接触して押圧される鍔部133は、第2伝達部132が入力ギア171との噛合を解除できる退避距離D(図5(c)参照)を確保できる位置であれば、カップリング130Aの外周部のいずれかの位置に配置することができる。
本実施形態においては、図6(a)に示すように、鍔部133は、カップリング130Aのスライド移動方向であって、出力ギア110Aと噛合する第1伝達部131Aが形成された領域で出力ギア110Aに近接するように設けられている。図6(b)には鍔部333Aが第1伝達部331と第2伝達部332の境界部に設けられている比較例のカップリング330Aを示している。
これにより、本実施形態に係るカップリング130Aは、図7に示すように、カム部材150によりスライド移動方向の先端側を押圧される(図中 矢印R参照)ことになり、比較例のカップリング330Aに比べて、カップリング130Aのスライド移動を安定化することができる。
「変形例1」
図8(a)は変形例1に係るカップリング130Bを示す断面模式図、(b)はカップリング130Bが噛合位置に移動した状態を示す断面模式図、(c)はカップリング130Bが退避位置に移動した状態を示す断面模式図である。
変形例1に係るカップリング130Bは、図8(a)に示すように、出力ギア120Aと噛合する第1伝達部131Aが形成された領域と入力ギア171と噛合する第2伝達部132が形成された領域を分割する仕切り壁を有せず、連続して内歯133aが形成されている。
そのために、カップリング130Bは、スライド移動方向の全体長さLを短くすることができ、図8(b)、(c)に示すように、駆動伝達装置100Bを組み込む装置本体の省スペース化を図ることができる。
「変形例2」
図9(a)は変形例2に係るカップリング130Cを示す斜視図、(b)は断面模式図、図11(a)はカップリング130Cの保持構造を示す断面模式図、(b)は保持部材の一例を示す斜視図、図11はカップリング130Cの他の保持構造を示す斜視図である。
変形例2に係るカップリング130Cは、図9に示すように、出力ギア120と噛合する第1伝達部131が形成された領域の外周部を囲うように形成された筒体134を有し、筒体134の一端側には筒体134の外周方向に突出する鍔部134aが形成されている。
カップリング130Cは、図10(a)に示すように、出力ギア120と噛合して弾性部材140で付勢された状態で、筒体134を挿通する保持部材135が鍔部134aと接触するように保持され、スライド移動方向における脱落防止が図られている。
保持部材135は、一例として図11(b)に示すように、筒体134が挿通される貫通孔135aを有し、係合爪135cを有する係合部135bで装置本体に固定される。
カップリング130Cは、図11に示すように、装置本体に係合爪136aを有する係合片136を立設して、係合片136が鍔部134aと係合することでスライド移動方向における脱落を防止してもよい。これにより、より簡単な構成でカップリング130Cの脱落を防止することができる。
「変形例3」
図12(a)は変形例3に係る出力ギア120Bを示す斜視図、(b)は変形例3に係るカップリング130Dを示す断面模式図、図13は変形例3に係るカップリング130Dの保持構造を示す断面模式図である。
出力ギア120Bは、図12(a)に示すように、外歯122Bの先端部に係合爪124aを有する係合片124を有している。カップリング130Dは、第1伝達部131Aと第2伝達部132との仕切り壁137を有し、仕切り壁137には貫通孔137aが形成されている。
このように構成される出力ギア120Bの外歯122Bにカップリング130Dの内歯131Aaが噛合する場合、図14に示すように、出力ギア120Bの係合片124がカップリング130Dの仕切り壁137の貫通孔137aと係合することで、カップリング130Dのスライド移動方向における脱落を防止することができる。
第1実施形態及び第2実施形態においては、回転体の一例として定着装置17を駆動伝達装置100、100Aの回転軸方向と交差する方向から取り付ける場合について説明したが、本発明に係る駆動伝達装置100、100Aは、回転体として回転軸方向と交差する方向に着脱される感光体ユニット、プロセスユニット及び転写装置であっても適用することができる。
1・・・画像形成装置
17・・・定着装置
171、172・・・入力ギア
100、100A・・・駆動伝達装置
110・・・出力シャフト
120、120A・・・出力ギア
121・・・ピン溝
122・・・内歯
122A・・・外歯
130、130A、130B、130C、130D・・・カップリング
131、131A・・・第1伝達部
131a・・・外歯
131Aa・・・内歯
132・・・第2伝達部
132a・・・内歯
140・・・平行ピン
150・・・カム部材

Claims (9)

  1. 駆動源から駆動力を受けて回転軸の廻りに回転する出力ギアと、
    前記出力ギアと噛合するとともに、被駆動体と噛合する第1内歯を有し前記被駆動体に噛合する噛合位置および前記噛合位置から前記回転軸方向に退避する退避位置に移動可能に噛合して回転駆動力を伝達する伝達部材と、を備えた、
    ことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 前記伝達部材は、前記出力ギアと噛合する第2内歯を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達装置。
  3. 前記伝達部材は、前記被駆動体との噛合いが解除される位置まで移動するように押圧される被押圧部が移動方向における前記出力ギア側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動伝達装置。
  4. 前記被押圧部は、前記伝達部材が前記被駆動体との噛合いが解除される位置まで移動した際に前記伝達部材の移動方向において前記出力ギアが前記伝達部材と噛合する範囲に位置するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の駆動伝達装置。
  5. 前記伝達部材は、前記出力ギアと噛合する前記第2内歯が形成された領域と前記被駆動体と噛合する前記第1内歯が形成された領域を分割する仕切り部を有しない、
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  6. 前記出力ギアは、画像形成装置本体に設けられた駆動源から駆動力を受けて回転駆動する駆動出力軸とピン結合されて回転駆動力を伝達されるとともにスナップフィットで係合して前記伝達部材の移動方向において固定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  7. 前記伝達部材は、前記画像形成装置本体に係合して前記被駆動体側への移動を規制する鍔部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  8. 前記出力ギア及び前記被駆動体は外歯スプライン歯を有し、前記伝達部材の前記第1内歯及び第2内歯が前記外歯スプラインと噛合する内歯スプラインである、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の駆動伝達装置。
  9. 画像形成装置本体に対して駆動出力軸の軸方向と交差する方向に着脱可能な回転体と、
    前記回転体に駆動源からの回転駆動力を伝達する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の駆動伝達装置と、備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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